IBM Tivoli Storage Manager サーバー (IA64 上の Linux用) README

IBM Tivoli Storage Manager Server for Linux IA64 が使用可能になりました。以下のセクションには、インストールおよびその他のリソースに関する情報が記載されています。

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目次

説明

Tivoli Storage Manager フィックスパック 5.4.1.0 は、RHEL 4、RHEL 5、SLES9、および SLES10 における Linux IA64 アーキテクチャーに対応します。Tivoli Storage Manager サーバーおよびパススルー装置ドライバーの機能は、その他のサポートされる Linux アーキテクチャーに対する機能と同じままです。 以下の情報が、新規アーキテクチャー・サポートに適用されます。
  • Centera ストレージ装置は、サポートされません。
  • 一般テープおよび未加工論理ボリュームは、サポートされません。
  • ACSLS ライブラリーは、サポートされません。
  • RHEL 4、RHEL 5、SLES 9、および SLES10 用の Adaptec 3960D Ultra160 SCSI HBA ドライバー、バージョン 6.2.36 は、無効になりました。この装置ドライバーを Quantum SDLT600 ドライブおよび ULTRIUM 3 ドライブで使用している場合、各種の 16 バイト SCSI コマンドが失敗するので、Tivoli Storage Manager は、装置を使用できません。Linux IA64 プラットフォームでは、これらのタイプの磁気テープ装置には、ファイバー・チャネル・アダプターを使用してください。詳しくは、Technote 1259749 を参照してください。
後方互換性

一般の後方互換性情報については、IBM Tivoli Storage Manager Server/Client Compatibility and Upgrade Considerations を参照してください。

RHEL5 用のインストール・メモ

Tivoli Storage Manager サーバーまたはストレージ・エージェントを RHEL5 にインストールする場合、Tivoli Storage Manager をインストールする前に、必ず C++ 互換性ライブラリーをインストールしてください。これらのライブラリーがインストールされていないと、依存関係が欠けているために Tivoli Storage Manager のインストールは失敗します。インストールする必要のあるパッケージは、compat-libstdc++-296-2.96-138 またはそれ以降のバージョン、および compat-libstdc++-33-3.2.3-61 またはそれ以降のバージョンです。これらのパッケージは、RHEL5 インストール CD か、Red Hat Network Web サイトから取得できます。

IA64 用 RPM パッケージ
IA64 アーキテクチャーに使用できる RPM パッケージは、ia64/ ディレクトリーにあります。パッケージは、64 ビットの RHEL4、RHEL5、SLES9、および SLES10 にインストールできます。パッケージ名は、以下のとおりです。
インストールするソフトウェア・パッケージ
  • TIVsm-server-5.4.1-0.ia64.rpm - Tivoli Storage Manager サーバー
  • TIVsm-tsmscsi-5.4.1-0.ia64.rpm - Tivoli Storage Manager の IBM 以外の装置サポート
  • TIVsm-stagent-5.4.1-0.ia64.rpm - Tivoli Storage Manager ストレージ・エージェント
  • TIVsm-license-5.4.1-0.ia64.rpm - Tivoli Storage Manager ライセンス・イネーブラー
言語パッケージ
IA64 アーキテクチャーに使用できる言語パッケージは、noarch/ ディレクトリーにあります。パッケージは、RHEL4、RHEL5、SLES9、および SLES10 にインストールできます。
使用可能な言語パッケージ
  • TIVsm-cmdlinehelp.de_DE-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.de_DE.utf8-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.en_US.utf8-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.es_ES-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.es_ES.utf8-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.fr_FR-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.fr_FR.utf8-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.it_IT-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.it_IT.utf8-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.ja_JP-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.ja_JP.utf8-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.ko_KR-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.ko_KR.utf8-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.pt_BR-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.pt_BR.utf8-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.zh_CN-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.zh_CN.gb18030-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.zh_CN.utf8-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.zh_TW-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.zh_TW.euctw-5.4.1-0.noarch.rpm
  • TIVsm-cmdlinehelp.zh_TW.utf8-5.4.1-0.noarch.rpm

Tivoli Storage Manager コンポーネントのインストール

サーバー・フィックスパックをインストールするには、Tivoli Storage Manager ライセンス・パッケージをインストールしておく必要があります。ライセンス・パッケージは、5.4.1 フィックスパック・リリースの購入によって供給されます。ストレージ・エージェントのインストールには、ライセンス・パッケージは必要ありません。

サーバーと装置のサポート・インストール
Tivoli Storage Manager パッケージのデフォルトのインストール場所は、/opt です。 別の場所にインストールするには、--prefix オプションを使用します。使用に関する詳細は、RPM に付属している Red Hat Package Manager の資料を参照してください。
  1. 一時ディレクトリーを作成して、その中にファイルをダウンロードします。次に、RPM パッケージを解凍します。例えば、以下のコマンドを発行します。
    mkdir tsm
    cd tsm
    bunzip2 5.4.1.0-TIV-TSMSRV-LinuxIA64.tar.bz2
    tar xvf 5.4.1.0-TIV-TSMSRV-LinuxIA64.tar
  2. インストール・スクリプト・コマンドを実行して、ご使用条件を表示し、サーバーと装置のサポート・パッケージをインストールします。次のコマンドを発行します。

    ./install_server

  3. 一度ご使用条件を受け入れると、対応するプラットフォームに使用可能な RPM パッケージのすべてがリストされたメニューが表示されます。この時点で、「q」を入力し、続けて Enter キーを押すことにより、install_server スクリプトを終了することもできるし、メニューからインストールするパッケージを選択することもできます。メニューを終了しても、プラットフォームに対応する任意の RPM パッケージを手動でインストールできます。
ストレージ・エージェントのインストール
  1. 一時ディレクトリーを作成して、その中にストレージ・エージェント・ファイルをダウンロードします。次に、RPM パッケージを解凍します。例えば、以下のコマンドを発行します。
    mkdir tsm
    cd tsm
    bunzip2 5.4.1.0-TIV-TSMSTA-LinuxIA64.tar.bz2
    tar xvf 5.4.1.0-TIV-TSMSTA-LinuxIA64.tar
  2. ストレージ・エージェントをインストールします。
    • 初めてのインストールの場合は、以下のコマンドを発行します。

      rpm -ivh TIVsm-stagent-5.4.1-0.ia64.rpm

    • 既存のストレージ・エージェントをアップグレードするには、以下のコマンドを発行します。

      rpm -Uvh TIVsm-stagent-5.4.1-0.ia64.rpm --prefix /usr

手動インストール
使用マシンに、始めて製品をインストールする場合:
  • rpm -ivh コマンドを使用します。pkgname は、インストールする RPM ファイルです。例えば、次のコマンドを発行します。x.x はリリース・レベル、y-y は暫定修正レベル、zzz はアーキテクチャーです。

    rpm -ivh TIVsm-server-x.x.y-y.zzz.rpm

製品を現在のバージョンより後のバージョンにアップグレードする場合:
  • rpm -Uvh コマンドを使用します。pkgname は、RPM ファイル名です。 デフォルト以外のファイル・システムに製品の旧バージョンがインストールされている場合、新規バージョンが正しいファイル・システムにインストールされるように、 --prefix rpm オプションを使用する必要があります。例えば、次のコマンドを発行します。x.x はリリース・レベル、y-y は暫定修正レベル、zzz はアップグレード後のアーキテクチャーのレベルです。

    rpm -Uvh TIVsm-server-x.x.y-y.zzz.rpm --prefix /usr

Tivoli Storage Manager コンポーネントのアンインストール

Tivoli Storage Manager サーバーやストレージ・エージェントを除去する前に、サーバーまたはストレージ・エージェントのすべての活動プロセスを停止する必要があります。コンポーネントのすべてのプロセスが停止されないうちに Tivoli Storage Manager コンポーネントをアンインストールした場合、エラー・メッセージが表示され、アンインストールが停止します。Tivoli Storage Manager サーバーをアンインストールする前にフル・データベース・バックアップを実行することをお勧めします。データベース・バックアップに関して詳しくは、「Tivoli Storage Manager for Linux 管理者のための解説書」の BACKUP DB コマンドを参照してください。

Tivoli Storage Manager コンポーネントをアンインストールするには:
  1. 次のコマンドを発行して、インストール済みの Tivoli Storage Manager パッケージを判別します。

    rpm -qa | grep TIVsm

  2. 次のコマンドを発行して、パッケージをアンインストールします。

    rpm -e <packagenames>

    packagenames には、1 つ以上のインストール済みパッケージ名をスペースで区切って指定します。

    例: rpm -e TIVsm-tsmscsi TIVsm-server

その他のサポートされる Linux 環境

その他のサポートされる Linux アーキテクチャーでのシステム要件については、Server Requirements ページを参照してください。

その他のサポートされる Linux アーキテクチャーでのインストールについては、Tivoli Storage Manager Server and Storage Agent Fix Pack Installation Instructions for 5.4.x.x を参照してください。

資料

Tivoli Storage Manager for Linux に関する完全な資料については、Tivoli Storage Manager インフォメーション・センターにアクセスしてください。左側のフレームで、Storage Manager for Linux Server トピックを拡張して、サーバーに有効な資料を表示します。

更新、制約事項、および既知の問題

Tivoli Storage Manager サーバーに関する更新、制約事項、および既知の問題は、個々の技術情報のフォームで、サポート知識ベースに文書化されており、Tivoli Storage Manager Product Support Web サイトで入手できます。知識ベースは、問題が見つかったり、解決されるたびに、IBM サポート・チームによって更新されます。知識ベースを検索することで、問題の回避方法または解決策を簡単に見つけることができます。 Tivoli Storage Manager バージョン 5.4 のリリース以降に文書化された更新、制約事項、および既知の問題を表示するには、以下のセクションを参照してください。

制約事項および既知の問題

修正履歴

バージョン 5.4 以降に修正されたサーバー APAR の表示

IBM サポートへのお問い合わせ

IBM サポートは、製品の問題に関する支援を提供いたします。IBM サポートへのお問い合わせについて詳しくは、Tivoli Storage Manager Product Support Web サイトをご覧ください。