setfilter
しきい値フィルターまたは例外を設定または変更するには、
setfilter コマンドを使用します。
- 既存のフィルター設定を変更するには、setfilter コマンドを再び使用します。新しく指定した値だけが変更され、指定しない設定は現行の値が保持されます。
- 現在のパフォーマンス・データ収集タスクがすでにアクティブで実行中であっても、フィルター設定に対するすべての変更は直ちに適用されます。
- フィルターのチェックは、装置に対してパフォーマンス・データ収集タスクが作成されており、そのタスクがパフォーマンス・データ収集ジョブの一部として開始されていない限り、行われません。パフォーマンス・データ収集ジョブは、実行されると、装置をチェックして、しきい値が設定されたパフォーマンス統計がしきい値を超えていないかを調べるために、どのしきい値が使用可能になっているかを判別します。
構文

>>-perfcli-- --setfilter-- ---devtype--ess-- ------------------->
>---threshtype--diskutil-- ---filter--seqio---limit--number----->
>-- ---dev--+-ID [...]-+-- -- --+------------------+-- --------->
'-all------' '--status--+-on--+-'
'-off-'
>--+----------+-- ---------------------------------------------><
'--restore-'
パラメーター
- -devtype ess
- フィルターを適用する装置タイプを指定します。指定できるのは ess のみです。
- -threshtype diskutil
- フィルターに関連付けるしきい値タイプを指定します。diskutil キーワードは、各 ESS アレイのディスク使用状況値 (使用中時間の割合) を指定します。
- -filter seqio
- 関連したしきい値タイプのフィルター・タイプと値を指定します。seqio パラメーターは、順次 I/O パーセンテージ・フィルターとその値に例外を設けるよう指定します。有効範囲は 0 から 100 です。デフォルト値は 80 です。
seqio フィルターに対するデフォルトは enabled です。
- -limit number
- フィルターに対する制限 値を指定します。ESS 装置が、指定された順次 I/O パーセンテージ・フィルター値に合致するか、その値を超えた場合、ディスク使用状況しきい値を超えても、警報メッセージとログ・メッセージは送信されません。有効範囲は 0 から 100 です。デフォルト値は 80 です。
seqio フィルターに対するデフォルトは enabled です。
- -dev id [...] | all
- フィルターを適用する装置のニックネーム、または製造メーカーとモデルとシリアル番号を指定します。複数の装置名を指定する場合は、コンマで区切ります。すべての装置が同じ装置タイプでなければなりません。値 all を指定すると、-devtype フラグで指定したすべての装置にしきい値が適用されます。
- -status on | off
- 指定したフィルターをチェックで有効にするかどうかを指定するオプショナル・パラメーターです。diskutil のデフォルト
は on で、チェック用に使用できます。
- -restore
- 指定されたフィルター・タイプのすべてのデフォルト値をリストアするオプショナル・パラメーターです。デフォルト値を持つフィルターに対してのみ有効です。
説明
setfilter コマンドを使用することにより、しきい値フィルターまたは例外を設定したり変更することができます。
起こりうる障害
- 装置タイプとしきい値タイプが一致しない。
- 装置 device が存在しない。
例
呼び出し例:
perfcli> setfilter -devtype ess -threshtype diskutil -filter seqio -limit 80 -dev 2105.28019
結果出力:
Filter successfully set.