mkprofile
ワークロード・プロファイルを作成するには、mkprofile コマンドを使用します。作成したワークロード・プロファイルを mkrecom コマンドで使用すると、ESS ボリュームの割り振りに対するパフォーマンス推奨を作成できます。
構文

>>-perfcli-- --mkprofile--+----------------------+-- ----------->
'--desc--"description"-'
>--+-----------+-- --+---------------+-- ----------------------->
'--io--rate-' '--trans-- size-'
>--+---------------------+-- --+------------------------+-- ---->
'--readcache--percent-' '--writedestage--percent-'
>--+----------------+-- --+-----------------+-- ---------------->
'--read--percent-' '--write--percent-'
>--+-------------------+-- --+--------------------+-- ---------->
'--seqread--percent-' '--seqwrite--percent-'
>--+-----------------------+--+-------------------+-- ---------->
'--starttime--starttime-' '--endtime--endtime-'
>--+-----------------------+--+-------------------+-- ---------->
'--startdate--startdate-' '--enddate--enddate-'
>--+-----------------------------+--profile_name---------------><
'--timemode--+-クライアント-+-'
+-サーバー-----+
+-device-------+
'-gmt----------'
パラメーター
- -desc "description"
- パフォーマンス・データ収集タスクについてのユーザー定義の説明を指定するオプショナル・パラメーターです。文字の長さ制限は、最大 25 文字です。
- -trans size
- 平均転送サイズを KB 単位で指定するオプショナル・パラメーターです。
- -io rate
- すべての論理装置番号 (LUN) に対する 1 秒当たりの平均 I/O 回数を GB ごとに指定するオプショナル・パラメーターです。
- -readcache percent
- ランダム読み取り操作の総数に対するランダム読み取りキャッシュ・ヒット数の比率を指定するオプショナル・パラメーターです。
有効な範囲は 0 ~ 100 です。デフォルト値は 50% です。
- -writedestage percent
- ランダム書き込み操作の総数に対するランダム書き込みデステージ操作数の比率を指定するオプショナル・パラメーターです。
有効な範囲は 0 ~ 100 です。デフォルト値は 50% です。
- -read percent
- I/O 操作の総数に対するランダム読み取り数の比率を指定するオプショナル・パラメーターです。有効な範囲は 0 ~ 100 です。デフォルト値は 70% です。-read、-write、-seqread、および -seqwrite で指定する値は
合計で 100 を超えてはなりません。
- -write percent
- I/O 操作の総数に対するランダム書き込み数の比率を指定するオプショナル・パラメーターです。有効な範囲は 0 ~ 100 です。デフォルト値は 30% です。-read、-write、-seqread、および -seqwrite で指定する値は
合計で 100 を超えてはなりません。
- -seqread percent
- I/O 操作の総数に対する順次読み取り数の比率を指定するオプショナル・パラメーターです。有効な範囲は 0 ~ 100 です。デフォルト値は 0% です。-read、-write、-seqread、および -seqwrite で指定する値は
合計で 100 を超えてはなりません。
- -seqwrite percent
- I/O 操作の総数に対する順次書き込み数の比率を指定するオプショナル・パラメーターです。有効な範囲は 0 ~ 100 です。デフォルト値は 0% です。-read、-write、-seqread、および -seqwrite で指定する値は
合計で 100 を超えてはなりません。
- -starttime starttime
- ピーク期間の開始時刻を HH:MM の形式で指定するオプショナル・パラメーターです。.
- -endtime endtime
- ピーク期間の終了時刻を HH:MM の形式で指定するオプショナル・パラメーターです。
- -startdate startdate
- プロファイルの開始日を yyyymmdd の形式で指定するオプショナル・パラメーターです。
- -enddate enddate
- プロファイルの終了日を yyyymmdd の形式で指定するオプショナル・パラメーターです。
- -timemode client | server | device | gmt
- starttime、endtime、startdate、enddate の各パラメーターの時間帯に関する解釈方法を示すオプショナル・パラメーターです。
- client
- 日付と時刻を、クライアントの時間帯で指定します。
- server
- 日付と時刻を、サーバーの時間帯で指定します。
- device
- 日付と時刻を、装置の時間帯で指定します。
- gmt
- 日付と時刻を、グリニッジ標準時 (GMT) で表したサーバーの時間帯で指定します。
- profile_name
- 作成するプロファイルに対してユーザーが割り当てる名前。
説明
mkprofile コマンドを使用すると、ワークロード・プロファイルを作成し直すことができます。後で、このワークロード・プロファイルを mkrecom コマンドで使用して、ESS ボリュームを割り振るためのパフォーマンス推奨を作成できます。
戻り値
プロファイル profile_name が正常に作成されました。
起こりうる障害
- プロファイル profile_name がすでに存在している。
- 既に存在するプロファイルと同じ名前のプロファイルは保管できない。
例
呼び出し例:
perfcli> mkprofile -desc "my description" -read 20 -write 25 -seqread 25 -seqwrite 30 -startdate 20040214
-starttime 08:30 -enddate 20040403 -endtime 13:00 -timemode device myprofile
結果出力:
Profile myprofile successfully created.
この例では、クライアントは EST 時間帯、
サーバーは PST 時間帯、装置 A は PST、装置 B は CST であり、
開始時刻は 13:00、終了時刻は 14:00 と指定されています。timemode の値は、次のように解釈されます。
- client
- サーバーは、装置 A と装置 B のデータで 10:00 から 11:00 の間のサーバー・タイム・スタンプを持つものを、
サーバー・データベースに照会します。これは、指定より 3 時間早いタイム・スタンプです。
- device
- サーバーは、装置 A と装置 B のデータで 13:00 から 14:00 の間の装置タイム・スタンプを持つものを、
データベースに照会します。
- server
- サーバーは、装置 A と装置 B のデータで 13:00 から 14:00 の間のサーバー・タイム・スタンプを持つものを、
データベースに照会します。
- gmt
- PST は (GMT - 8) なので、サーバーは、装置 A と装置 B のデータで 05:00 から 06:00 の間の
サーバー・タイム・スタンプを持つものを照会します。