Linux への Multiple Device Manager のインストール Linux オペレーティング・システムへのインストール Linux での SSL 鍵ファイルと証明書の作成

以下の手順を使用すれば、Multiple Device Manager (MDM) の Device Manager コンポーネント および IBM Director サーバー や IBM Director コンソール に対する拡張機能を、Linux オペレーティング・システムに インストールできます。 また、次のような追加製品がシステムにまだインストールされていない場合は、以下の手順を使用してこれらもインストールできます。

前提条件
注:注: インストール処理の間に、変則的な方法で プログラムを中断しないでください (Ctrl+C キー・シーケンスの使用、アプリケーション・ウィンドウのクローズ、 電源のシャットダウンなど)。 アプリケーション・ウィンドウの「キャンセル」ボタンをクリックする以外の方法で中断すると、 システムに対して予測不能な影響が発生する可能性があります。
ステップ

MDM をインストールするには、以下のステップを実行します。

  1. MDM の CD をまだマウントしていない場合は、CD を CD-ROM ドライブに挿入し、 前記の「マウント手順」を使用してマウントします。
  2. 次のコマンドを入力し、CD-ROM の LINUX ディレクトリーからインストール・プログラム・ ランチャー (launchpad_linux) を実行します。
    ./launchpad_linux
    このコマンドを実行すると開始する Multiple Device Manager LaunchPad は、インストール・セットアップ・プログラムを起動する小さなグラフィック・プログラムです。

    インストール・プログラムは、15 秒から 30 秒以内に開始します。

  3. 「LaunchPad」ウィンドウが開き、次のオプションが表示されます 。
    IBM Multiple Device Manager の概要
    MDM についての情報を提供します。
    Readme ファイル
    この手順への反映が間に合わなかった最新の製品情報を提供します。
    インストール・ガイド
    MDM のインストールに関するこの説明のコピーを提供します。
    使用許諾契約書
    MDM のライセンスについての情報を提供します。
    IBM Multiple Device Manager Web サイト
    製品 Web サイトからの情報を提供します。
    インストール・ウィザード
    MDM インストール・プログラムを開始します。
    インストール後の作業
    MDM の構成についての情報を提供します。
    終了
    MDM LaunchPad プログラムを終了します。
  4. 「LaunchPad」ウィンドウで「Readme ファイル」をクリックするか、 あるいは MDM の CD の doc ディレクトリーまたは LINUX ディレクトリーにある README.txt ファイルを開いて、 この手順に代わる情報があるかどうかをチェックします。
  5. 「LaunchPad」ウィンドウで「インストール」ウィザードをクリックして、MDM の Device Manager コンポーネントのインストールを開始します。
    注:注: 「LaunchPad」ウィンドウは、インストール・ウィザードの背後で開かれたままであるため、 インストール作業中に製品情報にアクセスすることができます。 「LaunchPad」を閉じる場合は、「終了」をクリックします。
  6. ソフトウェアがシステムにロードされるまで、わずかに時間の遅れがあります。 ソフトウェアがロードされると、コマンド・プロンプト・ウィンドウが開き、以下のメッセージが表示されます。
    Initializing InstallShield Wizard...
    Preparing Java (tm) Virtual Machine ............................. .
    ......................................................
  7. 「ようこそ」ウィンドウが開き、インストールの前に読んでおく必要のある資料が 提示されます 。「次へ」を クリックして続行するか、 「キャンセル」をクリックしてインストールを終了します。
  8. 「使用許諾契約書」ウィンドウが開きます 。使用許諾契約書の情報を読みます。

    条件に合意する場合は、「使用条件の条項に同意します」を選択し、「次へ」をクリックして使用条件を受け入れます。

    受け入れない場合は、「使用条件の条項に同意しません」が選択された状態のまま (デフォルト)、「キャンセル」をクリックしてインストールを終了します。

  9. 「宛先ディレクトリー」ウィンドウが開きます 。以下のいずれかのオプションを 1 つ選択します。
    • 次へ」をクリックしてデフォルトのディレクトリーを受け入れます。
    • 参照」をクリックして別のインストール用ディレクトリーを選択した後、 「次へ」をクリックしてインストール処理を続行します。
    • キャンセル」をクリックしてインストール・プロセスを終了します。
    注:注: Multiple Device Manager Director 拡張ファイルは、指定した宛先ディレクトリーの下にはインストールされません。 これらのファイルは、IBM Director のインストール場所の下に自動的にインストールされます。
  10. 「製品タイプの選択」ウィンドウが開きます 。次の 2 つのインストール・タイプのいずれかを選択できます。
    • IBM Multiple Device Manager サーバー

      このオプションを選択すると、IBM Director サーバー 4.12 以降がインストールされているシステムに、 以下のすべての製品機能を含むサーバーとコンソールの両方の拡張機能がインストールされます。

      Multiple Device Manager Application
      プログラムは、MDM WebSphere Application サーバー アプリケーションをインストールします。インストール・ プログラムは、WebSphere Application サーバー 5.1 がシステムにすでにインストールされているかどうかを調べます。インストール されていない場合は、プログラムがインストールを行います。
      Director Server Extensions
      プログラムは、IBM Director サーバー 4.12 以降用の MDM サーバー拡張機能をインストールします。
      Director Console Extensions
      プログラムは、IBM Director コンソール 4.12 以降用の MDM コンソール拡張機能、 および Eclipse を使用してインプリメントされる Console Help System をインストールします。
    • IBM Multiple Device Manager コンソール

      このオプションを 選択すると、IBM Director コンソール 4.12 以降がインストールされているシステムに、MDM コンソール拡張機能、および Eclipse を 使用してインプリメントされる Console Help System のみがインストールされます。

    オプションを選択し、「次へ」をクリックしてインストールを続行します。インストール・プログラムを終了する場合は、「キャンセル」をクリックします。
    注:注: 特定のタイプの製品 (Multiple Device Manager コンソール など) を再インストールする場合は、 このウィンドウはスキップされ、以前と同じタイプの製品が再インストールされます (この例では Multiple Device Manager コンソール )。
  11. インストール・プログラムは、 以下に示す前提条件の製品および製品バージョンがシステムにインストールされているかどうか検査します。
    1. IBM Multiple Device Manager サーバー」を選択した場合:
      • IBM DB2 V8.1 および DB2 V8.1.2 アップデート (FixPak 2)
      • IBM Director サーバー 4.12 (またはそれ以降)
    2. IBM Multiple Device Manager コンソール 」を選択した場合:
      • IBM Director コンソール 4.12 (またはそれ以降)
    3. Multiple Device Manager をインストールする前にシステムに IBM WebSphere Application サーバー 5.1 が インストールされている場合、インストール・プログラムは、WebSphere Application サーバー の必要なコンポーネントが すべてインストールされているかどうかを検査します。以下の WebSphere Application サーバー 5.1 コンポーネントが必要です。
      • Admin Scripting
      • IBM HTTP Server
      • WebSphere Message Queuing
      • WebSphere Message Queuing CSD 05
    必要な製品がインストールされている場合は、 インストール・プログラムはステップ 12 をスキップして、処理を続けます。

    必要な製品でインストールされていないものがある場合は、 不足している製品が「前提条件の製品のチェック」ウィンドウに 表示されます (ステップ 12 を参照)。

  12. 「前提条件の製品のチェック」ウィンドウが開き、 前提条件製品のチェック中に発見された問題が表示されます。前提条件の製品がインストールされていない場合、または誤ったバージョンがインストールされている場合は、インストール・プログラムを続行できません。プログラムを終了し、問題を解決する必要があります。

    インストール・プログラムを終了するには「キャンセル」をクリックしてください。

  13. 「インストール・タイプ」ウィンドウでは、標準インストールと拡張インストールのどちらかを選択して実行できます 。標準インストールでは、インストール・ウィザードがポートとデータベースの割り当てを行います。拡張インストールでは、ユーザー自身がこれらの設定を割り当てることができます。

    次へ」をクリックしてインストールを続行 するか、「戻る」をクリックして以前に選択した内 容を見直すか、あるいは「キャンセル」をクリックしてインストール・プログラムを終了します。

  14. 「ユーザー名入力 (1/2) (User Name Input 1 of 2)」ウィンドウが開きます 。MDM スーパーユーザーの名前とパスワードを入力する必要があります。 このユーザー名は、オペレーティング・システムにすでに存在している必要があります。IBM Director にログオンした後で変更することができます。

    ユーザー名が存在していない場合は、エラー・メッセージが表示されます。存在している場合は、インストーラーはそのユーザー名を diradmin グループ (IBM Director の管理グループ) に追加します。

    すべてのフィールドに入力したら、「次へ」をクリックしてインストールを続行します。 あるいは、「戻る」をクリックすると以前に選択した内容を見直すことができ、「キャンセル」をクリックするとインストール・プログラムを終了することができます。

  15. また、「ユーザー名入力 (2/2) (User Name Input 2 of 2)」ウィンドウでは、IBM DB2 Universal Database Server のユーザー名とパスワードを入力する必要があります 。.
    注:注: このユーザー名とパスワードは、DB2 サーバーに対して割り当てたものとまったく同じです。

    次へ」をクリックしてインストールを続行 するか、「戻る」をクリックして以前に選択した内 容を見直すか、あるいは「キャンセル」をクリックしてインストール・プログラムを終了します。

  16. Multiple Device Manager インストール・プログラムが WebSphere Application サーバー のインストールを必要とする場合は、「ノードとホスト」ウィンドウが開き 、WebSphere Application サーバー 5.1 のインストールのノード名が求められます。

    ノード名はセル内で固有でなければなりません。 ノード名は論理名です。したがって、デフォルトはシステムのホスト名ですが、実際にはホスト名である必要はありません。

    ホスト名は、システムの Domain Name System (DNS) 名または IP アドレスです。

    次へ」をクリックしてインストールを続行するか、「戻る」をクリックして以前に選択した内容を見直すか、あるいは「キャンセル」をクリックしてインストール・プログラムを終了します。

  17. 「インストール・タイプ」ウィンドウで「標準」インストールを選択し、WebSphere Application サーバー のデフォルト・ポートがいずれも使用中ではないことをインストーラーが検出した場合、このステップはスキップされます。 この場合は、ステップ 18 に直ちに進みます。

    それ以外の場合は、「IBM WAS ポート」ウィンドウが開きます 。このウィンドウでは、WebSphere Application サーバー 5.1 が使用するポートが表示されます。表示されたデフォルト・ポートを受け入れることも、すでにシステムで使用しているポートと競合しないようにこれらを変更することもできます。

    システムで使用中のポートを確認するには、次のコマンドを入力します。

    netstat -a

    /etc/services ファイルを確認してください。

    次へ」をクリックしてインストールを続行するか、「戻る」をクリックして以前に選択した内容を見直すか、あるいは「キャンセル」をクリックしてインストール・プログラムを終了します。

  18. IBM Multiple Device Manager サーバー」を選択した場合は、「SSL 構成」ウィンドウが開きます 。

    以前に生成されている、あるいは MDM のインストールの中または後で生成する必要のある、2 つのサーバー・キー・ファイルの完全修飾パスと名前を入力する必要があります。インストール後の処理で使用するので、パスと名前を記録しておきます。

    「SSL 構成」ウィンドウでは、次のいずれかのオプションを選択します。

    自己署名証明書の生成
    証明書ファイルをインストーラーで自動的に生成する場合は、このオプションを選択します。
    証明書の生成を延期し、インストール後の作業として手動で生成する
    インストールの後で、WebSphere Application サーバー の ikeyman ユーティリティーを使用して証明書ファイルを手動で生成する場合は、このオプションを選択します。この場合、次のステップ (自己署名証明書の生成) はスキップされます。
  19. 「自己署名証明書の生成」ウィンドウが開きます 。

    すべてのフィールドを指定したら、「次へ」をクリックしてインストールを続行するか、「戻る」をクリックして以前に選択した内容を見直すか、または「キャンセル」をクリックしてインストール・プログラムを終了します。

  20. 「インストール・タイプ」ウィンドウで「標準」インストールを選択した場合、このステップはスキップされます。この場合は、ステップ 21 に直ちに進みます。

    IBM Multiple Device Manager サーバー」を選択した場合は、「データベースの選択」ウィンドウが開きます 。

    • 新規 Device Manager ローカル・データベースを作成 (Create a new Device Manager local database)」を選択すると、ステップ 21 に進みます。
    • 既存 Device Manager データベースを使用 (Use existing Device Manager database)」を選択すると、ステップ 22 に進みます。

    次へ」をクリックしてインストールを続行するか、「戻る」をクリックして以前に選択した内容を見直すか、あるいは「キャンセル」をクリックしてインストール・プログラムを終了します。

  21. IBM Multiple Device Manager サーバー」を選択した場合は、「ローカル・データベースの作成」ウィンドウが開きます 。新しいデータベースに対するパラメーターを次のフィールドに入力する必要があります。
    • データベース名
      注:注: データベース名は、Device Manager に対して固有でなければなりません。Device Manager データベースを他のアプリケーションと共用することはできません。
    • データベース・パス
    • データベース所有者名
    • パスワード
    • パスワードの確認
    プログラムでデータベース・テーブルを作成する場合は、「データベース・テーブルの作成」チェック・ボックスを選択します。

    すべてのフィールドに入力したら、 「次へ」をクリックしてインストールを続行します。 あるいは、「戻る」をクリックすると以前に選択した内容を見直すことができ、「キャンセル」をクリックするとインストール・プログラムを終了することができます。

  22. 「インストール・タイプ」ウィンドウで「標準」インストールを選択した場合、または「データベースの選択」ウィンドウで「新規 Device Manager ローカル・データベースを作成 (Create a new Device Manager local database)」を選択した場合には、このステップはスキップされます。この場合は、ステップ 23 に直ちに進みます。

    IBM Multiple Device Manager サーバー」を選択した場合は、「既存データベースの選択」ウィンドウが開きます 。使用可能なデータベースのリストからデータベースを選択する必要があります。

    すべてのフィールドに入力したら、 「次へ」をクリックしてインストールを続行します。 あるいは、「戻る」をクリックすると以前に選択した内容を見直すことができ、「キャンセル」をクリックするとインストール・プログラムを終了することができます。

  23. 「プレビュー」ウィンドウが開き 、インストールのカスタマイズ・フェーズで行ったすべての選択の要約が表示されます。

    インストール」をクリックすると、インストールが開始されます。 あるいは、「戻る」をクリックすると以前に選択した内容を見直すことができ、「キャンセル」をクリックするとインストール・プログラムを終了することができます。

  24. インストール・プログラムは、次のように、ユーザーによってすでに選択されているコンポーネントの インストールを開始します。
    • 新しいデータベースの作成を選択した場合は、「データベースの作成の進行中」ウィンドウが開きます。

      進行状況表示バーにより、データベースの作成状況が示されます。「キャンセル」をクリックするとインストール・ウィザードを終了できます。

      注:注:キャンセル」をクリックすると、ウィンドウが開き、インストール・ウィザードのキャンセルを確認するメッセージ (「現在の操作をキャンセルしますか? はい いいえ」など) が表示されます。 「はい」をクリックしてキャンセルを確定した場合、これまでのウィンドウで入力または選択した情報は保存されません。 最初のステップからインストールを再び開始する必要があります。
    • 新しいデータベースの作成を選択し、作成が失敗した場合 (例えば、既存のデータベースと同じ名前のデータベースを作成しようとした場合) は、「データベース作成のエラー」ウィンドウが開きます。 エラー・メッセージが表示され、エラーの詳細を記述したログ・ファイルの場所が示されます。 ログ・ファイルを確認してください。 最も多い失敗の原因は、既存のデータベースの名前を指定してしまうことです。 このような場合は、「戻る」をクリックしてパネルに戻り、別のデータベース名を選択して作成するか、既存のデータベースを選択します。あるいは、「キャンセル」をクリックするとインストール・ウィザードを終了できます。
    • 新しいデータベースの作成を選択した場合、または既存のデータベース を選択し、さらに「テーブル (存在する場合) を削除して新しいテーブルを作成する」チェック・ボックスにチェ ックマークを付けた場合は、「データベース・オブジェクト作成の進行中」ウィンドウが開きます。

      進行状況表示バーにより、データベース・オブジェクトの作成状況が示されます。 「キャンセル」をクリックするとインストール・ウィザードを終了できます。

      注:注:キャンセル」をクリックすると、ウィンドウが開き、インストール・ウィザードのキャンセルを確認するメッセージ (「現在の操作をキャンセルしますか? はい いいえ」など) が表示されます。 「はい」をクリックしてキャンセルを確定した場合、これまでのウィンドウで入力または選択した情報は保存されません。 最初のステップからインストールを再び開始する必要があります。
    • Multiple Device Manager サーバー インストール・プログラムが WebSphere Application サーバー のインストールを必要とする場合は、「IBM WAS インストール中」ウィンドウが開き、WebSphere Application サーバー のインストールがどの程度完了しているかが示されます。

      マシンの構成によりますが、通常、インストールに要する時間は 20 ~ 25 分です。 「キャンセル」をクリックするとインストール・ウィザードを終了できます。

      注:注:キャンセル」をクリックすると、ウィンドウが開き、インストール・ウィザードのキャンセルを確認するメッセージ (「現在の操作をキャンセルしますか? はい いいえ」など) が表示されます。 「はい」をクリックしてキャンセルを確定した場合、これまでのウィンドウで入力または選択した情報は保存されません。 最初のステップからインストールを再び開始する必要があります。
    • 「インストール中」ウィンドウが開き、Multiple Device Manager のインストールの進行が示されます。

      マシンの構成によりますが、通常、インストールに要する時間は 5 分以下です。 「キャンセル」をクリックするとインストール・ウィザードを終了できます。

      注:注:キャンセル」をクリックすると、ウィンドウが開き、インストール・ウィザードのキャンセルを確認するメッセージ (「現在の操作をキャンセルしますか? はい いいえ」など) が表示されます。 「はい」をクリックしてキャンセルを確定した場合、これまでのウィンドウで入力または選択した情報は保存されません。 最初のステップからインストールを再び開始する必要があります。
  25. 「終了」ウィンドウが開きます 。先に進む前に、ログ・ファイルを調べてエラー・メッセージの有無を確認できます。 ログ・ファイルは次の場所にあります。
    xxx/logs/dmlog.txt

    それぞれ次のようになります。

    xxx は、Multiple Device Manager の Device Manager コンポーネントがインストールされている宛先ディレクトリーです。dmlog.txt ファイルには、インストール・アクションのトレースが記録されています。

    終了」をクリックしてインストール・ウィザードを終了します。

  26. postinstall.txt ファイルが自動的に開き、前提条件製品、Device Manager コンポーネント、IBM Director の拡張機能、および MDM が必要とする追加製品のインストールが正常に終了した後で実行する必要のある作業に関する情報が表示されます。
  27. LaunchPad プログラムがまだ開いている場合は、「LaunchPad」ウィンドウの「終了」をクリックして終了できます。
  28. /etc/group を編集し、mqm ユーザーと root ユーザーを mqm グループと mqbrkrs グループのメンバーにし、MDM スーパーユーザーを diradmin グループと dirsuper グループのメンバーにします。/etc/group には、次のような行が含まれていなければなりません。
    mqm:x:503:mqm,root
    mqbrkrs:x:504:mqm,root
    diradmin:x:506:root,<username>
    dirsuper:x:507:<username>
    <username> は、先に作成した MDM スーパーユーザーです。
  29. この時点で、Multiple Device Manager の Performance Manager コンポーネントまたは Replication Manager コンポーネントをインストールできます。
  30. MDM を直ちに使用する場合は、以下のステップを実行してサーバーを手動で開始する必要があります。
    1. IBM Director を開始するには、次のコマンドを入力します。
      twgstart
    2. WebSphere Application サーバー を開始するには、次のコマンドを入力します。
      <WAS_dest-path>/bin/startServer.sh server1

      それぞれ次のようになります。

      <WAS_dest-path> は、WebSphere Application サーバー がインストールされている宛先パスです。 WebSphere Application サーバー が MDM によってインストールされた場合、デフォルトの宛先パスは次のようになります。

      /opt/IBM/mdm/Websphere/AppServer
    3. IBM HTTP Server を開始するには、次のコマンドを入力します。
      <httpServer_dest-path>/bin/apachectl start

      それぞれ次のようになります。

      <httpServer_dest-path> は、IBM HTTP Server がインストールされている宛先パスです。IBM HTTP Server が MDM によってインストールされた場合、デフォルトの宛先パスは次のようになります。

      /opt/IBM/mdm/IBMHTTPServer
    4. IBM HTTP Admin を開始するには、次のコマンドを入力します。
      <httpServer_dest-path>/bin/adminctl start

      それぞれ次のようになります。

      <httpServer_dest-path> は、IBM HTTP Server がインストールされている宛先パスです。IBM HTTP Server が MDM によってインストールされた場合、デフォルトの宛先パスは次のようになります。

      /opt/IBM/mdm/IBMHTTPServer
  31. IBM Director コンソール を開始してログオンし、インストールが正常に完了したことを確認します。
    1. IBM Director コンソール を開始するには、次のコマンドを入力します。
      twgcon
    2. IBM Director サーバー にログオンします。IBM Director コンソール を介して IBM Director サーバー にログオンすると、IBM Director コンソール が稼動しているワークステーションではなく、IBM Director サーバー のコンポーネントがインストールされているオペレーティング・システムのセキュリティー・サブシステムに対して、ユーザー ID とパスワードが検証されます。 ユーザー ID とパスワードは、IBM Director サーバー が実行されているオペレーティング・システムで有効でなければならず、またユーザーは IBM Director 管理者として認可されていなければなりません。
      サーバー名
      ログオン先の IBM Director サーバー を示します。
      ユーザー ID
      コンソールを開いた人物のユーザー ID を示します。
      パスワード
      入力したユーザー ID のパスワードを指定します。
    3. Director Console にログオンした後、右側の「タスク 」パネルで Multiple Device Manager タスクを確認します。Multiple Device Manager タスクを開くと、MDM の構成などのサブタスクが表示されます。
結果

正常にログオンでき、Multiple Device Manager のタスクが表示される場合は、MDM は正しくインストールされています。

『構成』のセクションにある手順を実行して、MDM のインストール後の作業を続行することができます。

「LaunchPad」ウィンドウの「インストール後の作業」をクリックしても、インストール後の作業を確認できます。

前提条件のインストールが完了したので、Performance Manager コンポーネントまたは Replication Manager コンポーネントをインストールできます。

重要: 重要: Performance Manager と Replication Manager は個別に注文するので、ご使用のメディア・キットにどちらも含まれていない場合があります。ただし、少なくともどちらか一方を、Multiple Device Manager Base Code と共にインストールする必要があります。
後処理要件 関連トピック Linux オペレーティング・システムへのインストール Linux での SSL 鍵ファイルと証明書の作成

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