Windows への Multiple Device Manager のインストール Microsoft Windows オペレーティング・システムでのインストール Windows での SSL 鍵ファイルと証明書の作成

以下の手順を実行すると、Windows オペレーティング・システムに Multiple Device Manager をインストールできます。また、まだインストールされていない場合は、IBM WebSphere Application サーバー (WAS) もインストールできます。

前提条件

Device Manager の拡張機能をインストールする前に、あらかじめ IBM DB2 Universal Database Workgroup Edition と IBM Director をインストールしておく必要があります。

注:
注:
  1. 組み込みのメッセージング機能を備える WebSphere Application サーバー では、端末サービスはサポートされません。
  2. IBM WebSphere Studio Application Developer Integration Edition および IBM WebSphere Application サーバー には、 ともに、組み込みメッセージングをインストールするオプションが備わっています。 これらの 2 つの製品の組み込みメッセージング・オプションには互換性がないので、両方の製品の組み込みメッセージングを同じマシンにインストールしないでください。
ステップ

Multiple Device Manager および WebSphere Application サーバー (まだインストールされていない場合) をインストールするには、以下のステップを実行します。

  1. ローカル管理者としてシステムにログオンします。

    Multiple Device Manager のインストールは、インストール先のシステムにローカル管理者としてログオンしたユーザー (例えば、Administrator ユーザー) が行う必要があります。 サーバーとして Multiple Device Manager をインストールする場合、ユーザーには、ユーザー権限 と呼ばれる次の必須システム特権が必要です。

    • オペレーティング・システムの一部として機能
    • トークン・オブジェクトの作成
    • 割り当て量の増加
    • プロセス・レベル・トークンの置き換え
    • プログラムのデバッグ
    注:注: インストール・プログラムは、ユーザーの特権を検査し、ステップ 17 でそれらの特権を設定するようユーザーに要求します。

    これらのユーザー権限は、ローカル・セキュリティー・ポリシーによって管理されており、最初から管理者にデフォルトとして設定されているわけではありません。 これらは、ローカル管理者としてログオンしたときに有効になっていない場合もあります。 Multiple Device Manager のインストール・プログラムは、ログオンしたユーザー名について必要なユーザー権限を検出できなかった場合に、必要に応じてこれらのユーザー権限を設定することができます。 プログラムは、ローカル・セキュリティー・ポリシー設定を設定して、これらのユーザー権限を割り当てることができます。 別の方法として、インストールを実行する前にこれらを手動で設定することもできます。 これらの特権を手動で設定するには、以下を順にクリックして適切なユーザー権限を選択します。

    1. スタート」->「設定」->「コントロール パネル」をクリックします。
    2. 管理ツール」をダブルクリックします。
    3. ローカル セキュリティ ポリシー」をダブルクリックすると、「ローカル セキュリティ設定」ウィンドウが開きます。
    4. ローカル ポリシー」を展開します。
    5. ユーザー権利の割り当て」をダブルクリックして、システムで有効なポリシーを確認します。 ユーザーに追加するポリシーごとに、以下のステップを実行します。
      1. チェックするポリシーを強調表示します。
      2. ポリシーをダブルクリックし、「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」ウィンドウの「適用先」列からユーザーの名前を探して、ポリシー設定を確認します。 「ローカル ポリシーの設定」オプションと「有効なポリシーの設定」オプションにチェックマークが付いていることを確認します。
      3. ポリシーのリストにユーザーが存在しない場合、このポリシーをユーザーに追加する必要があります。 以下のステップを実行してリストにユーザーを追加します。
        1. 「ローカル セキュリティ ポリシーの設定」ウィンドウで「追加」をクリックします。
        2. 「ユーザーまたはグループの選択」ウィンドウで、「名前」列のグループのユーザーを強調表示します。
        3. 追加」をクリックすると、下側ウィンドウにその名前が置かれます。
        4. OK」をクリックすると、ユーザーまたはグループにポリシーが追加されます。

    これらのユーザー権限を (インストール・プログラムまたは手動により) 設定した後、システムをログオフし、再びログオンして、ユーザー権限を有効にします。 次に、インストール・プログラムを再始動すると、Multiple Device Manager のインストールを続行できます。

  2. IBM WebSphere Application サーバー がシステムに存在している場合は、先にそれを停止する必要があります。グローバル・セキュリティーが使用不可になっている場合は、「スタート」->「プログラム」->「IBM WebSphere」->「Application Server V5.1」->「サーバーの停止」をクリックします。それ以外の場合は、別のコマンド・プロンプト・ウィンドウから次のコマンドを入力して、WebSphere Application サーバー を停止します。
    <WAS_dest-path>\bin\stopServer.bat server1 -username <username>
     -password <password>
    それぞれ次のようになります。

    <WAS_dest-path> は、IBM WebSphere Application サーバー V5.1 がインストールされている宛先パスです。

    <username> は、グローバル・セキュリティーが使用可能になっている場合の、Operator 役割または Administrator 役割を持つコンソール・ユーザーの名前です。

    <password> は、入力したユーザーのパスワードです。

    注:注: WebSphere Application サーバー が、Multiple Device Manager のインストールの一部としてインストールされている場合:
    • Multiple Device Manager のスーパーユーザー ID あるいは Operator 役割または Administrator 役割を持つコンソール・ユーザーを使用して、WebSphere Application サーバー を停止できます。
    • <WAS_dest-path> は、<dest-path>\WebSphere\AppServer です。

      <dest-path> は、Multiple Device Manager のインストール場所です。

  3. 次に、IBM Director のサービスを停止する必要があります。 以下のように、「管理ツール」の「サービス」パネルでそれぞれを選択して、 「操作」メニューで「停止」を選択してください。
    1. スタート」->「設定」をクリックし、「コントロール パネル」アイコンをクリックします。
    2. 「コントロール パネル」ウィンドウで、「 管理ツール」アイコンをダブルクリックします。
    3. 管理ツール」ウィンドウで、「サービス」アイコンをダブルクリックします。
    4. 「サービス」ウィンドウで、「IBM Director Support Program」アイコンをシングルクリックします。
    5. 操作」メニューで「停止」オプションを選択します。
      注:注: Director Support Program を停止すると、 通常は両方の Director サービスが停止します。
    6. 「サービス」ウィンドウで、「IBM Director サーバー」アイコンを見つけてシングルクリックします。
    7. 操作」メニューで「停止」オプションを選択します。
    8. 「サービス・リスト」ウィンドウを閉じます。
    9. 「管理ツール」ウィンドウを閉じます。

    以上のステップを完了すると、スタート・トレイ (画面の右下コーナー) にある「IBM Director」アイコンが赤色のダイヤモンドに変わり、 サーバーが停止されたことを示します。

  4. IBM TotalStorage Multiple Device Manager の CD がまだマウントされていない場合は、これを CD-ROM ドライブに挿入します。

    システムで自動実行モードが設定されている場合は、Multiple Device Manager インストール・プログラムが 15 - 30 秒以内に開始されます。

  5. LaunchPad ウィンドウ が開いていない場合は、コマンド・プロンプトまたは Windows エクスプローラーを使用して CD の W2K ディレクトリーに移動し、次のように入力します。
    LaunchPad
    
  6. 「LaunchPad」ウィンドウが開き、次のオプションが表示されます。
    Multiple Device Manager 概要
    Multiple Device Manager についての情報を提供します。
    Readme ファイル
    このインストール・ガイドに間に合わなかった最新の製品情報を提供します。
    インストール・ガイド
    Multiple Device Manager のインストール方法についての説明が記載されています (本文書のソフトコピー)。
    使用許諾契約書
    Multiple Device Manager のライセンスについての情報を提供します。
    Multiple Device Manager Web サイト
    製品 Web サイトからの情報を提供します。
    インストール・ウィザード
    Multiple Device Manager インストール・プログラムを開始します。
    インストール後の作業
    Multiple Device Manager の構成についての情報を提供します。
    終了
    Multiple Device Manager LaunchPad プログラムを終了します。

  7. 「LaunchPad」ウィンドウで「Readme ファイル」をクリックするか、IBM TotalStorage Multiple Device Manager CD の doc ディレクトリーまたは W2K ディレクトリーにある README.txt ファイルをクリックして、このガイドの情報に代わる情報があるかどうかをチェックします。
  8. 「LaunchPad」ウィンドウで「インストール」ウィザードをクリックして、Multiple Device Manager のインストールを開始します。
    注:注: 「LaunchPad」ウィンドウは、インストール・ウィザードの背後で開かれたままであるため、 インストール作業中に製品情報にアクセスすることができます。 「LaunchPad」を閉じる場合は、「終了」をクリックします。
  9. ソフトウェアがシステムにロードされるまで、わずかに時間の遅れがあります。 ソフトウェアがロードされると、DOS プロンプトのウィンドウが開き、以下のメッセージが表示されます。
    +-----------------------------------------------------------------------+
    |InstallShield ウィザードの初期化中...                                           |
    |Java (tm) 仮想マシンを準備しています。.................................... .    |
    |......................................................                 |
    +-----------------------------------------------------------------------+
  10. 「ようこそ」ウィンドウで、インストールの前に読んでおく必要のある資料が提示されます 。「次へ」をクリックして続行するか、「キャンセル」をクリックしてインストールを終了します。
  11. 「使用許諾契約書」ウィンドウ が開いたら、使用許諾契約書の情報を読みます。

    条件に合意する場合は、「使用条件の条項に同意します」を選択し、「次へ」をクリックして使用条件を受け入れます。

    受け入れない場合は、「使用条件の条項に同意しません」を選択したままにして (デフォルト設定のまま)、「キャンセル」をクリックしてインストールを終了します。

  12. 「宛先ディレクトリー」ウィンドウ で、以下のいずれかのオプションを選択します。
    1. 次へ」をクリックしてデフォルトのディレクトリーを受け入れます。
    2. 参照」をクリックし、別のインストール用ディレクトリーを選択してから「次へ」 をクリックしてインストール・プロセスを続行します。
    3. キャンセル」をクリックしてインストール・プロセスを終了します。
    注:注: Multiple Device Manager Director 拡張ファイルは、指定した宛先ディレクトリーの下にはインストールされません。 これらのファイルは、IBM Director のインストール場所の下に自動的にインストールされます。

  13. 「製品タイプの選択」ウィンドウ で、インストールのタイプを選択します。
    • Multiple Device Manager Server

      このオプションを選択すると、IBM Director サーバー 4.12 以降がインストールされているシステムに、すべての製品機能を含むサーバーとコンソールの両方の拡張機能がインストールされます。

      Multiple Device Manager アプリケーション
      プログラムは、Multiple Device Manager WebSphere Application サーバー アプリケーションをインストールします。Multiple Device Manager のインストール・プログラムは、IBM WebSphere Application サーバー 5.1 がシステムにインストールされているかどうかを調べ、インストールされていない場合にはこれをインストールします。
      注:注: Multiple Device Manager WebSphere Application サーバー アプリケーションをインストールする場合は、Multiple Device Manager のスーパーユーザー ID とパスワードが、WebSphere Application サーバー のスーパーユーザー ID とパスワードにもなります。
      Director Server Extensions
      プログラムは、IBM Director サーバー 4.12 以降用の Multiple Device Manager サーバー拡張機能をインストールします。
      Director Console Extensions
      プログラムは、IBM Director コンソール 4.12 以降用の Multiple Device Manager コンソール拡張機能、および Eclipse を使用してインプリメントされる Console Help System をインストールします。
    • Multiple Device Manager Console

      このオプションを選択すると、IBM Director コンソール 4.12 以降のみがインストールされているシステムに、Multiple Device Manager コンソール拡張機能、および Eclipse を使用してインプリメントされる Console Help System をインストールすることができます。

    インストール・タイプを選択したら、「次へ」をクリックしてインストールを続行します。 インストール・プログラムを終了する場合は、「キャンセル」をクリックします。

  14. インストール・プログラムは、 以下に示す前提条件の製品および製品バージョンがシステムにインストールされているかどうか検査します。
    1. IBM TotalStorage Multiple Device Manager Server の場合:
      • IBM DB2 8.1 および FixPak 2 (またはそれ以降)
      • IBM Director サーバー 4.12 (またはそれ以降)
    2. IBM TotalStorage Multiple Device Manager Console の場合:
      • IBM Director コンソール 4.12 (またはそれ以降)

    これらの前提条件がすべて確認された場合、インストール・プログラムはステップ 17 までスキップして、インストールを継続します。

    それ以外の場合は、「前提条件の製品のチェック」ウィンドウに結果が表示されます (ステップ 16)。

  15. Multiple Device Manager をインストールする前にシステムに IBM WebSphere Application サーバー 5.1 がインストールされている場合、インストール・プログラムは、WebSphere Application サーバー の必要なサブコンポーネントがすべてインストールされているかどうかを検査します。以下のようなサブコンポーネントがあります。
    • Admin Scripting
    • IBM HTTP Server
    • WebSphere Message Queuing
    • WebSphere Message Queuing CSD 05
  16. 「前提条件の製品のチェック」ウィンドウが開き、前提条件の製品のチェック中に見付かった問題が表示されます。 前提条件の製品がインストールされていない場合、 あるいは誤ったバージョンがインストールされている場合、 インストール・プログラムを続行することはできず、問題を訂正する必要があります。

    Multiple Device Manager インストール・プログラムを終了するには、「キャンセル」をクリックします。

  17. Windows にログオンしたユーザーがインストールの実行に必要なすべての特権 (ユーザー権限) を所有していないことをインストール・プログラムが検出した場合は、それらの特権を設定するように求めるメッセージ・ウィンドウが開きます。

    特権を手動で設定する場合は、「いいえ」をクリックしてインストール・プログラムを終了します。 特権を手動で設定する方法については、ステップ 1 を参照してください。 設定した特権を有効にするには、いったんログオフしてから再度ログオンします。

    インストール・プログラムによってユーザー権限を更新するのであれば、 「はい」をクリックします。 このアクションが完了すると、特権を有効にするためにログオフしてから再びログオンするように通知する、 新しいポップアップ・ウィンドウが開きます。 ログオンし直した場合は、インストールを最初 (ステップ 1 を参照) から再開する必要があります。

  18. 標準インストールと拡張インストールのどちらかを選択して実行できます。標準インストールでは、インストール・ウィザードがポートとデータベースの割り当てを行います。拡張インストールでは、ユーザー自身がこれらの設定を割り当てることができます。

    次へ」をクリックしてインストールを続行 するか、「戻る」をクリックして以前に選択した内 容を見直すか、あるいは「キャンセル」をクリックしてインストール・プログラムを終了します。

  19. Multiple Device Manager の「ユーザー名入力 (1/3) (User Name Input (1 of 3))」ウィンドウで、MDM スーパーユーザーの名前とパスワードを入力する必要があります。このユーザー名は、オペレーティング・システムに対して定義する必要があります。 IBM Director にログオンした後で変更することができます。

    ユーザー名が存在しない場合は、新しいユーザー・アカウントを作成するかどうかが尋ねられます。作成を指定すると、インストーラーは、新しいユーザー・アカウントを作成し、DirAdmin グループ (IBM Director 管理グループ) に追加します。

    すべてのフィールドに入力したら、「次へ」をクリックしてインストールを続行します。 「戻る」をクリックすると、 以前に選択した内容を見直すことができ、また、「キャンセル」をクリックすると、 インストール・プログラムを終了することができます。

  20. また、「ユーザー入力 (2/3) (User Input (2 of 3))」ウィンドウでは、IBM DB2 Universal Database Server のユーザー名とパスワードを入力する必要があります。.
    注:注: このユーザー名とパスワードは、DB2 サーバーに対して割り当てたものとまったく同じです。

    次へ」をクリックしてインストールを続行 するか、「戻る」をクリックして以前に選択した内 容を見直すか、あるいは「キャンセル」をクリックしてインストール・プログラムを終了します。

  21. インストール・プログラムが WebSphere Application サーバー を検出しない場合は、インストールする必要があります。IBM WebSphere Application サーバー をインストールするには、以下の手順を実行します。
    1. 「ユーザー入力 (3/3) (User Input (3 of 3))」ウィンドウでは、WebSphere Application サーバー サービスに対するユーザー名とパスワードが尋ねられます 。IBM WebSphere Application サーバー V5.1 サービスを実行するユーザーの名前とパスワードを入力します。

      ユーザーには、以下の権限がなければなりません。

      • オペレーティング・システムの一部として機能
      • サービスとしてログオン

      ユーザーに適正な権限がない場合、インストール・プログラムは、正常に動作するようにユーザー権限を割り当てます。

      WebSphere MQ の制限を満たすため、ユーザー名は 12 文字未満にする必要があります。

      ユーザー・アカウントが存在しない場合は、「新規ユーザー・アカウント xxx を作成しますか?」ウィンドウで、「はい」をクリックします。

      次へ」をクリックしてインストールを続行 するか、「戻る」をクリックして以前に選択した内 容を見直すか、あるいは「キャンセル」をクリックしてインストール・プログラムを終了します。

    2. 「ノードとホスト」ウィンドウに、IBM WebSphere Application サーバー 5.1 インストールのノード名を入力します 。

      ノード名はセル内で固有でなければなりません。 ノード名は論理名です。したがって、デフォルトはシステムのホスト名ですが、実際にはホスト名である必要はありません。

      ホスト名は、システムの DNS 名または IP アドレスです。

      次へ」をクリックしてインストールを続行 するか、「戻る」をクリックして以前に選択した内 容を見直すか、あるいは「キャンセル」をクリックしてインストール・プログラムを終了します。

  22. 注:注: 次の画面は、拡張インストール・オプションを選択した場合、またはデフォルト・ポートのいずれかがすでに使用されていることをインストール・ウィザードが検出した場合 (この場合はエラー・メッセージが表示されます) にのみ表示されます。
    「IBM WAS ポート」ウィンドウ では、IBM WebSphere Application サーバー 5.1 が使用するポートが表示されます。表示されたデフォルト・ポートを受け入れることも、既にシステムで使用しているポートと競合しないようにこれらを変更することもできます。

    システムで使用中のポートを確認するには、

    netstat -a

    コマンドを実行し、<system_drive>\WINNT\system32\drivers\etc\services ファイルを調べます。

    次へ」をクリックしてインストールを続行 するか、「戻る」をクリックして以前に選択した内 容を見直すか、あるいは「キャンセル」をクリックしてインストール・プログラムを終了します。

  23. IBM TotalStorage Multiple Device Manager Server を選択した場合は、以前に生成されている、あるいは MDM のインストールの中または後で生成する必要のある、2 つのサーバー・キー・ファイルの完全修飾名を、「SSL 構成」ウィンドウ で入力する必要があります。入力した情報は、後で使用されます。

    「SSL 構成」ウィンドウでは、次のいずれかのオプションを選択します。

    自己署名証明書の生成
    証明書ファイルをインストーラーで自動的に生成する場合は、このオプションを選択します。
    証明書の生成を延期し、インストール後の作業として手動で生成する
    インストールの後で、WebSphere Application サーバー の ikeyman ユーティリティーを使用して証明書ファイルを手動で生成する場合は、このオプションを選択します。この場合、次のステップ (自己署名証明書の生成) はスキップされます。

    すべてのフィールドに入力したら、「次へ」をクリックしてインストールを続行します。以前に選択した内容を見直すには「戻る」をクリックし、インストール・プログラムを終了するには「キャンセル」をクリックします。

  24. インストール・プログラムによる証明書の生成を選択した場合は、「自己署名証明書の生成」ウィンドウが開きます 。
  25. すべてのフィールドを指定したら、「次へ」をクリックしてインストールを続行するか、「戻る」をクリックして以前に選択した内容を見直すか、または「キャンセル」をクリックしてインストール・プログラムを終了します。
  26. 拡張インストールを選択した場合は、次に、「データベースの選択」ウィンドウ で、Multiple Device Manager 専用にするデータベースに対し、以下のいずれかのオプションを選択するよう求められます。
    「新規 Device Manager ローカル・データベースを作成 (Create a new Device Manager local database)」
    このオプションを選択すると、ステップ 27 から処理が継続されます。
    「既存 Device Manager データベースを使用 (Use existing Device Manager database)」
    このオプションを選択すると、処理はステップ 28 までスキップされます。

    次へ」をクリックしてインストールを続行 するか、「戻る」をクリックして以前に選択した内 容を見直すか、あるいは「キャンセル」をクリックしてインストール・プログラムを終了します。

  27. 標準インストール・パスを選択した場合、または拡張パスで新規ローカル・データベースの作成を選択した場合は、「ローカル・データベースの作成」ウィンドウが表示されます 。新しいデータベースに関するパラメーターを次のフィールドに入力してください。
    • データベース名
      注:注: データベース名は、Device Manager に対して固有でなければなりません。Device Manager データベースを他のアプリケーションと共用することはできません。
    • データベースのドライブ

    プログラムでデータベース・テーブルを作成する場合は、「データベース・テーブルの作成」チェック・ボックスを選択します。

    すべてのフィールドに入力したら、「次へ」をクリックしてインストールを続行します。「戻る」をクリックすると、 以前に選択した内容を見直すことができ、また、「キャンセル」をクリックすると、 インストール・プログラムを終了することができます。

  28. 拡張インストール・パスで既存データベースの使用を選択した場合は、「既存データベースの選択」ウィンドウが表示されます 。既存のデータベースのリストからデータベースを選択します。

    選択したデータベース内に別のテーブルを作成する場合は、「テーブル (存在する場合) を削除して新しいテーブルを作成する」チェック・ボックスにチェックマークを付けます。

    すべてのフィールドに入力したら、「次へ」をクリックしてインストールを続行します。「戻る」をクリックして以前に選択した内容を見直したり、 「キャンセル」をクリックしてインストール・プログラムを終了したりできます。

  29. 「プレビュー」ウィンドウ に、インストールのカスタマイズ・フェーズで行ったすべての選択の要約が表示されます。

    インストール」をクリックすると、インストールが開始されます。 「キャンセル」をクリックしてインストール・ウィザードを終了することも、「戻る」をクリックして前のウィンドウに戻ることもできます。

  30. インストール・プログラムは、次のように、ユーザーによってすでに選択されているコンポーネントの インストールを開始します。
    • 新しいデータベースの作成を選択している場合は、「データベースの作成状況」ウィンドウが開き、データベース作成の状況を示す進行状況表示バーが表示されます。 「キャンセル」をクリックするとインストール・ウィザードを終了できます。
      注:注:キャンセル」をクリックすると 、ポップアップ・ウィンドウが開き、インストール・ウィザードのキャンセ ルを確認するメッセージ「現在の操作をキャンセルしますか? はい いいえ」が表示されます。 「はい」をクリックしてキャンセルを確定した場合 、以前のウィンドウで入力または選択した情報は保存されないことに注意してください。 最初のステップからインストールを再び開始する必要があります。
    • 新しいデータベースの作成を選択し、この作成が失敗した場合 (例えば、既存のデータベースと同じ名前のデータベースを作成しようとした場合) は、「データベース作成のエラー」ウィンドウで、エラーの詳細が記録されているログ・ファイルの場所を示すエラー・メッセージが表示されます。エラーの詳細についてはログ・ファイルを参照してください。最も多い障害原因は、既存のデータベースの名前を使用していることです。このような場合は、「戻る」をクリックしてパネルに戻り、別のデータベース名を選択して作成するか、既存のデータベースを選択します。インストール・ウィザードを終了するには、「キャンセル」をクリックします。
    • 新しいデータベースの作成を選択した場合、または既存のデータベースを選択し、 さらに「テーブル (存在する場合) を削除して新しいテーブルを作成する」チェック・ボックスにチェックマークを付けた場合は、 「データベース・オブジェクトの作成が進行中」ウィンドウが開き、データベース・オブジェクト作成の状況を示す進行状況表示バーが表示されます。「キャンセル」をクリックするとインストール・ウィザードを終了できます。
      注:注:キャンセル」をクリックすると、ポップアップ・ウィンドウが開き、インストール・ウィザードのキャンセルを確認するメッセージ「現在の操作をキャンセルしますか? はい いいえ」が表示されます。 「はい」をクリックしてキャンセルを確定した場合 、以前のウィンドウで入力または選択した情報は保存されないことに注意してください。 最初のステップからインストールを再び開始する必要があります。
    • Multiple Device Manager インストール・プログラムが IBM WebSphere Application サーバー のインストールを必要とする場合、「IBM WAS インストール中」ウィンドウが開き、IBM WebSphere Application サーバー のインストールの進行が示されます。

      インストールは通常、マシンの構成に応じて、20 - 25 分かかります。 「キャンセル」をクリックするとインストール・ウィザードを終了できます。

      注:注:キャンセル」をクリックすると、ポップアップ・ウィンドウが開き、インストール・ウィザードのキャンセルを確認するメッセージ「現在の操作をキャンセルしますか? はい いいえ」が表示されます。 「はい」をクリックしてキャンセルを確定した場合 、以前のウィンドウで入力または選択した情報は保存されないことに注意してください。 最初のステップからインストールを再び開始する必要があります。
    • Multiple Device Manager インストール・プログラムが IBM WebSphere MQ パッチのインストールを必要とする場合は、「WebSphere MQ パッチ・インストールが進行中」ウィンドウが開き、IBM WebSphere MQ パッチのインストールの進行が示されます。

      マシンの構成によりますが、通常、インストールに要する時間は 5 分です。 「キャンセル」をクリックするとインストール・ウィザードを終了できます。

      注:注:キャンセル」をクリックすると、ポップアップ・ウィンドウが開き、インストール・ウィザードのキャンセルを確認するメッセージ「現在の操作をキャンセルしますか? はい いいえ」が表示されます。 「はい」をクリックしてキャンセルを確認した場合、インストールは IBM WebSphere MQ パッチの適用後にキャンセルされることに注意してください。それまでのウィンドウで入力または選択した情報は保存されません。最初のステップからインストールを再び開始する必要があります。
    • Multiple Device Manager インストール・プログラムが鍵ストア/トラストストア・ファイルを生成する必要がある場合は、「証明書ファイルの生成」ウィンドウで鍵ストア/トラストストア・ファイルの生成の進行が示されます。

      マシンの構成によりますが、通常、証明書ファイルの生成に要する時間は 1 分です。 「キャンセル」をクリックするとインストール・ウィザードを終了できます。

      注:注:キャンセル」をクリックすると、ポップアップ・ウィンドウが開き、インストール・ウィザードのキャンセルを確認するメッセージ「現在の操作をキャンセルしますか? はい いいえ」が表示されます。 「はい」をクリックしてキャンセルを確認した場合、インストールは鍵ストア/トラストストア・ファイルが生成された後でキャンセルされることに注意してください。それまでのウィンドウで入力または選択した情報は保存されません。最初のステップからインストールを再び開始する必要があります。
    • 「インストール中」ウィンドウで、Multiple Device Manager のインストールの進行が示されます。

      インストールは通常、マシンの構成に応じて最大 5 分かかります。 「キャンセル」をクリックするとインストール・ウィザードを終了できます。

      注:注:キャンセル」をクリックすると、ポップアップ・ウィンドウが開き、インストール・ウィザードのキャンセルを確認するメッセージ「現在の操作をキャンセルしますか? はい いいえ」が表示されます。 「はい」をクリックしてキャンセルを確定した場合 、以前のウィンドウで入力または選択した情報は保存されないことに注意してください。 最初のステップからインストールを再び開始する必要があります。
  31. 「終了」ウィンドウが開きます 。先に進む前に、ログ・ファイルを調べてエラー・メッセージの有無を確認できます。 ログ・ファイルは、xxx\logs\dmlog.txt にあります。xxx は、Multiple Device Manager がインストールされている宛先ディレクトリーです。 dmlog.txt ファイルには、インストール・アクションのトレースが記録されています。

    終了」をクリックしてインストール・ウィザードを終了します。

    注:注: 通常、 Multiple Device Manager のインストール中またはインストール後に、システムを再始動する必要はありません。 ただし、インストール・ウィザードが再始動を必要とする場合があります。 必要に応じてシステムを再始動してください。
  32. この時点で、「LaunchPad」ウィンドウの「インストール後の作業」項目をクリックすれば、インストール後の作業を確認できます。
  33. あるいは、「LaunchPad」ウィンドウの「終了」をクリックすることで、LaunchPad プログラムを終了できます。
  34. Multiple Device Manager では、IBM TotalStorage Productivity Center という名前の小さなプログラムがインストールされます。このプログラムは、「スタート」メニューから実行できます。

    ストレージ管理者は、Productivity Center のユーザー・インターフェー スを使用することで、IBM TotalStorage Open Software Family 製品を起動できます (IBM TotalStorage Productivity Centerを参照)。

  35. この時点で、Performance Manager をインストールできます。インストール方法については、『Performance Manager のインストール 』を参照してください。Multiple Device Manager を直ちに使用する場合は、サービスを手動で開始する必要があります。
    1. スタート」->「設定」を選択し、「コントロール パネル」アイコンをクリックします 。
    2. 「コントロール パネル」で、「 管理ツール」アイコンをダブルクリックします。
    3. 「管理ツール」で、「サービス」アイコンをダブルクリックします。
    4. 「サービス」ウィンドウで、「IBM Director サーバー Program」アイコンを見つけてシングルクリックします。
    5. 操作」メニューで「開始」オプションを選択します。
    6. 「サービス」ウィンドウで、「IBM Director Support Program」アイコンを見つけてシングルクリックします。
    7. 操作」メニューで「開始」オプションを選択します。

    Director Server が開始されると、スタート・トレイ (Windows 画面の右下コーナー) にある Director アイコンが緑色の円に変わります。

  36. IBM WebSphere Application サーバー を開始します。
    1. スタート」->「プログラム」->「IBM WebSphere」->「Application Server V5.1」->「サーバーの開始」を選択します。

      コマンド・プロンプト・ウィンドウが表示され、WebSphere Application サーバー の開始を示します。 WebSphere Application サーバー の開始が完了すると、ウィンドウは閉じます。 WebSphere Application サーバー Administrator の Console を開いて、 WebSphere Application サーバー の開始を確認することができます。

    2. スタート」->「プログラム」->「IBM WebSphere」->「Application Server V5.1」->「管理コンソール」を選択します。

      ブラウザー・ウィンドウが表示され、WebSphere Administrator の Console のログオン画面が表示されます。

      「ページを表示できません (The page cannot be displayed)」というメッセージが表示される場合 は、WebSphere Application サーバー が完全に開始していないか、または停止しています

  37. IBM Director コンソール を開始してログインし、Multiple Device Manager のインストールが正常に完了したかどうかを確認します。
    1. スタート」->「プログラム」->「IBM Director」->「IBM Director コンソール」を選択します。
    2. IBM Director サーバー にログオンします。IBM Director コンソール を介して IBM Director サーバー にログオンすると、Director Console が稼動しているワークステーションではなく、IBM Director サーバー のコンポーネントがインストールされているオペレーティング・システムのセキュリティー・サブシステムに対して、ユーザー ID とパスワードが検証されます。 ユーザー ID とパスワードは、IBM Director サーバー が稼動しているオペレーティング・システムに対して有効でなければならず、 またユーザーは IBM Director 管理者として認可されていなければなりません。
      IBM Director サーバー
      ログオン先の IBM Director サーバー を示します。
      ユーザー ID
      コンソールを開いた人物のユーザー ID を示します。
      パスワード
      入力したユーザー ID のパスワードを指定します。
    3. IBM Director コンソール にログオンしたら、「タスク」パネルで Multiple Device Manager タスクを確認します。Multiple Device Manager を開くと、MDM の構成などのサブタスクが表示されます。
結果

正常にログオンでき、Multiple Device Manager のタスクが表示される場合は、MDM は正しくインストールされています。

構成 』のセクションにある手順を実行して、Multiple Device Manager のインストール後の作業を続行することができます。

インストール後の作業は、「LaunchPad」ウィンドウで「インストール後の作業」項目を クリックしてもご覧になれます。

前提条件である Multiple Device Manager のインストールが完了したので、Performance Manager および Replication Manager をインストールできます。

重要: 重要: Performance Manager と Replication Manager は個別に注文するので、ご使用のメディア・キットにどちらも含まれていない場合があります。ただし、少なくともどちらか一方を、Multiple Device Manager Base Code と共にインストールする必要があります。
関連トピック Microsoft Windows オペレーティング・システムでのインストール Windows での SSL 鍵ファイルと証明書の作成

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