lsfilter
指定したすべての装置のしきい値フィルター設定を表示するには、lsfilter コマンドを使用します。
構文

>>-perfcli-- --lsfilter-- --+-------------------+-- ------------>
'--devtype----ess---'
>--+--------------------+-- --+-----------------------+-- ------>
'--dev--+-ID [...]-+-' '--threshtype--diskutil-'
'-all------'
>--+----------------+--+------------------+--------------------><
'--filter--seqio-' '--status--+-on--+-'
'-off-'
パラメーター
- -devtype ess | svc
- 装置タイプを指定するオプショナル・パラメーターです。
- Enterprise Storage Server (ess)
- SAN ボリューム・コントローラー (svc)
.
- -dev ID [...] | all
- 指定した装置 ID のしきい値フィルター設定のみを表示するオプショナル・パラメーターです。
装置 ID は、装置のニックネーム、または model-serial-manufacturer です。複数の装置を指定するときは、各装置をコンマで区切り、コンマの前後には空白文字を入れないでください。
すべての装置が同じ装置タイプでなければなりません。
値 all を指定すると、-devtype フラグで指定した装置タイプのすべての装置にしきい値が適用されます。
装置を指定しないと、-devtype フラグで指定した装置タイプのすべての装置のしきい値フィルター設定が表示されます。
- -threshtype diskutil
- リストをフィルタリングして、指定したしきい値タイプのフィルターのみを表示するオプショナル・パラメーターです。
diskutil キーワードは、各 ESS アレイのディスク使用状況値 (使用中時間のパーセント) を指定します。
- -filter seqio
- 指定したフィルター・タイプのみを表示するオプショナル・パラメーターです。
seqio パラメーターは、順次 I/O パーセンテージ・フィルターとその値に例外を設けるよう指定します。
- -status on | off
- 指定したフィルターをチェックで有効にするかどうかを指定するオプショナル・パラメーターです。順次 I/O フィルターのデフォルトはオン (on) で、フィルターをチェックで有効にします。
説明
lsfilter コマンドを使用して、すべての装置、もしくは特定の装置または装置タイプの、すべてのパフォーマンス・フィルターおよびそれらの情報をリストすることができます。装置 ID (装置の
固有 ID またはシリアル番号) および装置タイプを指定した場合、戻される情報は、その特定の装置 ID に該当するすべてのフィルターのリストになります。装置 ID がヌルで、装置タイプが ESS や SVC などの値である場合は、その装置タイプのすべての装置に対するフィルターのリストが情報として戻されます。装置 ID と装置タイプが両方ともヌルの場合は、すべての装置および装置タイプに対するすべてのフィルターのリストが情報として戻されます。
戻り値
- 装置 ID
- 装置 ID は、装置のニックネーム、または製造メーカーとモデルとシリアル番号です。
- 装置タイプ
- 装置のタイプです (ESS または SAN ボリューム・コントローラー)。ヌルの場合 (装置 ID もヌルになります)、すべての装置タイプのすべての装置に適用する、すべてのフィルターが戻されます。
- フィルター名
- フィルターの名前を表示します (順次 I/O のパーセント など)。
- しきい値名
- しきい値名を表示します (ディスク使用状況 など)。
- 値
- フィルターの値を表示します。
- 状況
- フィルターの状況に応じて、enabled または disabled が表示されます。
順次 I/O のパーセント ・フィルターは、デフォルトで使用可能になっています。
起こりうる障害
- 装置 device が存在しない。
- 装置タイプとしきい値タイプが一致しない。
例
呼び出し例:
perfcli lsfilter -devtype ess -threshtype diskutil -filter seqio
結果出力:
Device ID Device Type Filter Name Threshtype value status
======================================================================
ESS2105-123124-IBM ESS Seqio diskutil 80 Enabled