lsthresh mkprofile

lsthresh コマンドを使用すると、指定したすべての装置に対するしきい値の設定の要約を表示できます。要約には、パフォーマンスしきい値のリストと共に、しきい値に関連した以下の情報が含まれます。

指定する装置 ID はすべて同じ装置タイプでなければならず、しきい値タイプは指定する装置タイプで使用可能なものでなければなりません。

構文

構文図を読む構文図をスキップする>>-perfcli-- --lsthresh-- --+-------------------+-- ------------>
                            '--devtype--+-ess-+-'
                                        '-svc-'

>--+----------------+-- ---threshtype--+-diskutil----+---------><
   '--dev--id [...]-'                  +-nvsfull-----+
                                       +-cachehold---+
                                       +-iorate------+
                                       +-vdiskbps----+
                                       +-vdiskiorate-+
                                       +-mdiskbps----+
                                       '-mdiskiorate-'

パラメーター

-devtype ess | svc
装置タイプを指定するオプショナル・パラメーターです。
-dev id [...]
指定した装置 ID のしきい値設定のみを表示するオプショナル・パラメーターです。 装置 ID は、装置のニックネーム、または製造メーカーとモデルとシリアル番号です。複数の装置名を指定するときはコンマで区切り、コンマの前後には空白文字を入れないでください。
-threshtype diskutil | nvsfull | cachehold | iorate | vdiskbps | vdiskiorate | mdiskbps | mdiskiorate
設定する ESS しきい値を指定します。オプションとして、diskutil しきい値 (ESS) は、setfilter コマンドを使用すると、順次 I/O フィルターのパーセンテージを組み込みます。次のいずれかの ESS しきい値を指定することができます。
diskutil
それぞれの ESS アレイごとの、ディスク使用状況の値 (ビジー状態の時間の割合 (%)) です。
nvsfull
それぞれの ESS クラスターごとの、不揮発性ストレージのフル状態の値 (フル状態の時間の割合 (%)) です。
cachehold
それぞれの ESS クラスターごとの、平均キャッシュ保持時間 (秒) です。
iorate
それぞれの ESS クラスターごとの、入出力率 (I/O 要求の総数) です。
vdiskbps
各 I/O グループごとの仮想ディスク I/O の総数
vdiskiorate
各 I/O グループの仮想ディスク・メガバイト/秒。
mdiskbps
それぞれの管理対象ディスク・グループごとの管理対象ディスク I/O の総数
mdiskiorate
各管理対象ディスク・グループに対する、I/O グループごとの 1 秒当たりのメガバイト数。

説明

lsthresh コマンドを使用して、指定したすべての装置に対するしきい値設定の要約を表示することができます。要約には、パフォーマンスしきい値のリストと共に、しきい値に関連した情報が含まれます。

戻り値

指定された基準に一致するしきい値がありません。

しきい値ごとに、以下の情報がリストされます。

列ラベル 詳細
Device ID 装置のニックネーム、または製造メーカーとモデルとシリアル番号です。
Device Type 装置タイプ: ESS
Threshold name しきい値の値です。Diskutil を指定します。
Status On または Off; フィルターの状況です。
Warning しきい値の警告値 (警告値が存在している場合) を表示します。このセルの値は入力または変更できます。この値は整数です。
Error しきい値のエラー値 (存在している場合) を表示します。このセルの値は入力または変更できます。この値は整数です。
Alert この値は次のいずれかです: NoneWarningError デフォルトは None です。

出力には、指定した各装置 ID としきい値タイプごとの行が示されます。

起こりうる障害

呼び出し例:

perfcli lsthresh -devtype ess -threshtype diskutil

結果出力:

Device ID     Device Type  Threshold Name  Status  Warning  Error  Alert
==========================================================================================

ESS2105-123124-IBM   ESS  Disk Utilization Enabled  60.0    30.0   None
ESS2105-123125-IBM   ESS  Disk Utilization Enabled  60.0    30.0   None
ESS2105-123126-IBM   ESS  Disk Utilization Enabled  50.0    80.0   None

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