Multiple Device Manager (MDM) パフォーマンス・データ収集タスクは、データ・ストレージ環境全体のパフォーマンスを評価するための援助機能として使用できます。 定義済みタスクによって、MDM がサポートするストレージ・デバイスからパフォーマンス・データが収集されます。 MDM Performance Manager のインターフェース・パネルを使用して、パフォーマンス・データ収集タスクを定義します。
「IBM Director タスク」ペインには、定義して保管したパフォーマンス・データ収集タスクが表示されます。 許可された MDM ユーザーは、パフォーマンス・データ収集タスクを表示、変更、および削除できます。
パフォーマンス・データ収集タスクを保管すると、IBM Director スケジューラーでジョブを作成できるようになります。 ゲージ、しきい値、および Performance Manager のアドバイザー機能を使用するには、その前にパフォーマンス収集タスクをスケジュール済みジョブで定義し、保存しておく必要があります。 スケジューラー機能を使用して、日付、時刻、および任意のジョブ繰り返しパラメーターを定義できます。 スケジューラーを使用して、パフォーマンス・データ収集タスクを含むジョブを表示、変更、および削除することもできます。
SAN ボリューム・コントローラーのデータ収集Performance Manager は、IBM TotalSTorage SAN ボリューム・コントローラーの統合構成支援ツール (ICAT) インターフェースを使用して、SAN ボリューム・コントローラー装置に対するパフォーマンス統計の収集を開始および停止します。装置が使用可能であり、接続が正常に確立されている場合は、セキュア・シェル (SSH) を使用してパフォーマンス・データが含まれているファイルを取得します。これらのファイルは、Performance Manager のディレクトリーにコピーされます。データは、このファイルから読み取られ、Performance Manager のデータベース・テーブルに保管されます。
Enterprise Storage Server のデータ収集Performance Manager は、IBM TotalStorage Enterprise Storage Server (ESS) に対するパフォーマンス・データを収集するために、ESS Specialist サーバーを呼び出し、特定のパフォーマンス・データ収集頻度と収集の期間を設定します。ESS Specialist は、ESS からパフォーマンス統計を収集し、接続を確立して、収集したパフォーマンス・データを Performance Manager に送信します。Performance Manager は、パフォーマンス・データを処理し、Performance Manager データベース・テーブルに保管します。
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