IBM Multiple Device Manager 汎用ユーザー ID とパスワードの設定 構成 mdm 構成タスクの実行

IBM Multiple Device Manager (MDM) 汎用ユーザー ID およびパスワードを設定するには、以下の手順を使用します。MDM のスーパーユーザー ID とパスワードを作成し、MDM でディスカバリーするすべての CIMOM で スーパーユーザー ID とパスワードを同一にする必要があります。

MDM ディスカバリーを開始する前に、最初に Common Information Model Object Manager (CIMOM) を構成する必要があります。次の例では、IBM TotalStorage Enterprise Storage Server のコマンド行インターフェースを使用して CIMOM を構成する方法を示します。

注:注: CIMOM が構成されている場合は、ステップ 3 に進みます。
ステップ

次のリストは、MDM をインストールするためのステップの要約です。これらのステップを記載した順番に実施する必要があります。

  1. 次のようにして CIMOM が Service Location Protocol に登録されていることを確認します。
    1. スタート」->「プログラム」->「IBM TotalStorage ESS 用 CIM Agent」->「CIMOM 登録のチェック」とクリックします。

    DOS プロンプトに、次のように登録済みの CIMOM のリストが表示されます。

    service:wbem:https://N8A6755C:5989,65535
    service:wbem:https://n054196c:5989,65535
    service:wbem:https://9.37.241.108:5989,65535
    
    

    各行は、サービス登録を示し、次の構文をとります。
    $service:service-type:url

  2. 必要な CIMOM の Web アドレスがサービス登録に含まれていない場合は、CIMOM が開始されていることを確認してください。CIMOM が開始されているにも関わらず、必要なサービスの Web アドレスが表示されない場合は、slptool コマンドで register オプションを使用して手動で追加することができます。例えば、次のコマンドを入力します。
    $ slptool register service:wbem:https://myhost.com:port

    それぞれ次のようになります。
    myhost.com は、CIMOM のホストとなるサーバーの名前。
    port は、サービスのポート番号 (5989 など)。
  3. IBM Director の MDM 拡張では、IBM Director が ディスカバーする各 CIMOM で、これらの CIMOM 間で使用するスーパーユーザー ID とパスワードが必要になります。これら の CIMOM について、adduser コマンドを使用してスーパーユーザー ID (デフォルトは superuser) およびパスワード (デフォルトは mdmsupw) を 作成し、設定した値を控えておいてください。例えば、次を入力します。
    adduser defaultsuperuser and defaultmdmsupw
    注:注: SAN ボリューム・コントローラーにユーザーを追加するときは、 コマンド行インターフェースではなく Web UI を使用して行うことをお勧めします。
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