複製セッションの問題の訂正
このトピックでは、Replication Manager の
セッションに関するさまざまな問題を解決するために役立つ情報を提供します。「ソースに十分なターゲットがない」や「パスが設定されていない」といった、セッションの作成時に発生するエラーは、「セッション・プロパティー」パネルで提供される状況、未承認コピー・セット、無効コピー・セット、および例外情報に反映されます。
問題
複製セッションが失敗する、またはエラー・メッセージが生成される。
調査ステップ
- セッション状況のチェック
- 「セッション」テーブルのセッションの状況をチェックします。
- 「IBM Director タスク」ペインで、「Multiple Device Manager」をクリックします。
- 「複製の管理」をクリックします。
- 「セッション」をクリックします。「セッション」パネルが開きます。
- 「セッション」テーブルで、検査するセッションを選択します。
- 「プロパティー」をクリックします。「Session Properties Notebook」が開きます。
 | 注: ノートブックは、「その他」、「コピー・セット」、および「シーケンス」
の 3 つのセクションに分かれています。これらのいずれかのセクション内で状態に問題があると、そのセクションのタブが、「プロパティー」を選択した場合に表示される最初のタブになります。 |
- 「状況」をクリックします。選択したセッションの状況に関する次の情報が表示されます。
- 正常
- すべてのソース・ボリュームは二重化されており、コピーはアクティブになっています。すべてのボリュームが正しく設定されています。
- エラー
- 少なくとも 1 つのボリュームが、同期-再同期のプロセス中に
二重化されていません。
- 重大
- エラーのため、シャドーイングの障害、またはファイバー・チャネル接続の場合にはボリュームの障害が発生しました。
調査ステップ
問題を解決するには、次のアクションを試してください。
- ターゲット・ボリュームの問題について
未承認および無効なコピー・セットをチェック
- セッション状況がエラーまたは重大である場合は、
「コピー・セット」パネルで問題の原因となっているターゲット・ボリュームを見つけます。
- Session Properties Notebook の「コピー・セット」タブをクリックします。「コピー・セット」パネルが開きます。次のテーブルの問題をチェックします。
- 「コピー・セット」テーブルの「最新結果」列には、コピー・セットに対して発行された最新のメッセージが表示され、コピー・セットが無効であるかどうか、および無効であればその理由が示されます。
- 「コピー・セットの関係」テーブルの「最新結果」列には、コピー・セットのペアに対して発行された最新のメッセージが表示されます。メッセージが E または W で終わる場合、ペアは例外ペアと見なされます。
- 無効なコピー・セットをチェックします。
- 「グループ・レベル・コントロール」リストをクリックします。
- 「無効なコピー・セットの表示」を選択します。
- 「コピー・セット詳細」をクリックします。すべての無効なコピー・セットの詳細が表示されます。
- ターゲットを追加または変更する無効なコピー・セットを選択します。
- 「コピー・セット・ターゲットの変更」をクリックします。「ターゲットの選択」ウィザードが開きます。
- 「使用可能なターゲット・ボリューム」テーブルからターゲット・ボリュームを選択します。(このテーブルには、ステップ 3 で選択したコピー・セットで使用可能なすべてのボリュームが表示されます。)
- 「終了」をクリックして、ノートブックで行った変更を保管します。ノートブックが閉じます。
調査ステップ
問題を解決するには、次のアクションを試してください。
- 例外情報のチェック
- セッション状況がエラーまたは重大である場合は、
「シーケンス」パネルで例外情報をチェックします。
- Session Properties Notebook の「シーケンス」タブをクリックします。「シーケンス」パネルが開いて、「シーケンス」テーブルが表示されます。
- 「コピー・セット」テーブルの「最新結果」列には、コピー・セットに対して発行された最新のメッセージが表示され、コピー・セットが無効であるかどうか、および無効であればその理由が示されます。
- 「コピー・セットの関係」テーブルの「最新結果」列には、コピー・セットのペアに対して発行された最新のメッセージが表示されます。メッセージが E または W で終わる場合、ペアは例外ペアと見なされます。
- 例外ペアをチェックします。
- ドロップダウン・リストをクリックします。
- 「例外ペアの表示」を選択します。
- 「ペア」をクリックします。「ペア」テーブルが表示されます。すべての例外ペアについてフィルタリングされています。
- 「ペア」テーブルで、ボリュームに関する追加情報を確認します。
- ソース・ボリュームを選択し、「ソース・ボリュームの関係」をクリックして、ソース・ボリュームの関係を表示します。
- ターゲット・ボリュームを選択し、「ターゲット・ボリュームの関係」をクリックして、ターゲット・ボリュームの関係を表示します。
- 例外の原因となるボリューム・ペアが見つかったら、
「ターゲットの変更」をクリックします。「ターゲットの選択」ページが表示されます。
- 「使用可能なターゲット・ボリューム」テーブルからターゲット・ボリュームを選択します。
- 「OK」をクリックして変更を保管します。
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