TCP/IP ポートに関する考慮事項 参照 MDM の装置属性

このトピックでは、WebSphere Application サーバー 用システムでの TCP/IP ポートの 構成に関して説明します。システム上の他のソフトウェアとポートが競合する可能性に関する考慮事項も示します。

MDM WebSphere Application サーバー のデフォルトのポート

MDM インストール・プログラムは、WebSphere Application サーバー 5.1 が使用する TCP/IP ポート を、表 9 で示すようにあらかじめ構成します。

表 9. Multiple Device Manager のデフォルトの WebSphere Application サーバー ポート
WebSphere Application サーバー ポート ポート値
ブートストラップ・ポート 2809
IBM HTTP Server ポート 80
IBM HTTP 管理 ポート 8008
HTTP トランスポート・ポート 9080
HTTPS トランスポート・ポート 9443
管理コンソール・ポート 9090
管理コンソール・セキュア・ポート 9043
JMS サーバー直接アドレス・ポート 5559
JMS サーバー・セキュリティー・ポート 5557
JMS サーバー・キュー・アドレス・ポート 5558
SOAP コネクター・アドレス・ポート 8980
DRS クライアント・アドレス・ポート 7873

『拡張』 インストール・パスを選択した場合は、デフォルトの「WebSphere Application サーバー TCP/IP ポート (WebSphere Application サーバー TCP/IP ports)」パネルが表示されます。『標準』 インストール・ パスでは、アクティブなポートがデフォルトの割り当てと競合しない限り、WebSphere Application サーバー のデフォルト・ポートの 使用が想定されます。競合が検出された場合は、「WebSphere Application サーバー TCP/IP ポート (WebSphere Application サーバー TCP/IP ports)」パネルが表示されるので、デフォルト値を変更できます。

インストール・プログラムは、インストール時にポートの競合を検査します。しかし、MDM のインストール後にポートが アクティブになった場合は、ポートの競合が発生する可能性があります。

使用するポート番号が、他のアプリケーションによって使われていないことを確認してください。特定のマシンにおいて 現在使用されているポート番号を判別するには、コマンド・プロンプトで netstat -a コマンド または netstat -an コマンドを入力します。そのシステムで使用中のポート番号が、出力の 「Local Address」列に「host:port」の形式でリストされます。次はその例です。

Active Connections

Proto Local Address Foreign Address State

TCP hostai:1025 hostai:0 LISTENING

TCP hostai:1038 hostai:0 LISTENING

注:注: netstat コマンドには、現在使用中のポートが反映されます。ただし、それ以降に ソフトウェアが稼動または開始したり、新しいソフトウェアをインストールしたりすると、ポートの使用状況が変化する可能性が あります。

システムでの TCP/IP ポートの使用に関して詳しくは、システム管理者に問い合わせてください。また、ポートの割り当てに 関する情報は、 http://www.iana.org/assignments/port-numbers.

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