このセクションでは、実行可能なさまざまな Performance Manager のコマンドをリストします。これらのコマンドを使用することにより、データの収集、詳細情報のリスト、パフォーマンス・タスクの開始と停止、およびパフォーマンスのモニターを行うことができます。このセクションでは、Performance Manager のコマンドを出すことにより実行できる 、さまざまなタイプのタスクの概要について説明します。
パフォーマンス収集データ: パフォーマンス収集データは、Performance Manager がパフォーマンス・データを収集するのに必要とする情報をカプセル化します。各パフォーマンス・タスクには固有の名前が付いています。固有の名前は、類似のタイプの装置セットに関連付けられており、サンプリング頻度 (パフォーマンス・データをサンプリングできる頻度)、およびタスクに関連づけされている各装置でサンプリングできる期間を備えています。
収集タスクは一般に、装置ごとに以下の情報が含まれています。
しきい値の超過状態のテスト: Performance Manager を使用すると、パフォーマンス・メトリックのサブセットに対して、限界しきい値と警告しきい値を指定することができます。この情報は、Performance Manager データベースに保管されます。Performance Manager には、それらのメトリックの一部に対する デフォルトのしきい値が用意されています。装置とメトリックを組み合わせて使用する場合は 、Performance Manager のパネルを使用して、しきい値のチェックを使用可能にする (デフォルト)、 または使用不可にすることができます。しきい値の超過状態が発生したきに Performance Manager に 警告を発信させるかどうかを、装置に属するメトリックごとに指定することもできます。
パフォーマンス・タイプのゲージ: パフォーマンス・タイプのゲージは、サンプル・レベルのパフォーマンス・データを提供します。パフォーマンス・データが装置上でサンプリングされる頻度は、パフォーマンス収集タスクの定義中に指定するサンプリング頻度によって異なります。サンプリング頻度には、通常は装置タイプに応じた最大値と最小値があります。 パフォーマンス・ゲージには、次の 2 つのバリエーションがあります。
ゲージの表示: GUI で定義する各ゲージは、 lsgauge コマンドを使用して表示できる固有のゲージ名で識別されます。rmgauge を使用してゲージを削除したり、showgauge を使用してその属性を確認することができます。