mkrecom quit

ESS ボリュームに対するパフォーマンス LUN アドバイザーの割り振り推奨を生成し、必要に応じて推奨を適用するには、プロファイルと mkrecom コマンドを使用します。
注:注: ワークロード・プロファイルは mkprofile コマンドで作成します。

構文

構文図を読む構文図をスキップする>>-perfcli-- --mkrecom-- ---profile--profile_name-- ------------>

>---space--total_space--+----------------+---------------------->
                        +--size--min:max-+
                        '--num--min:max--'

>--+---------------------------+-- --+---------------------+---->
   '--dev----deviceIDs [...]---'     '--hosts--host:device-'

>-- --+---------------------------+-- -------------------------->
      '--exclude-- LUNs--[. . . ]-'

>--+---------------------------+-- --+--------------+-- -------->
   '--include--LUNs-- [. . . ]-'     '--seed--value-'

>--+--------+--------------------------------------------------><
   '--quiet-'

パラメーター

-profile profile _name
割り振り推奨処理時に使用するボリューム・アドバイザー・ワークロード・プロファイルを指定します。このプロファイルには、特定のパフォーマンス要件が含まれています。
space total_space
ボリューム・アドバイザーが割り振り推奨を作成する際に必要な総 LUN スペースを GB 単位で指定します。最小値は 0.1 GB で、最大値は装置によって異なります。
-size min:max
LUN の割り振りの際に使用するターゲット LUN の最小サイズと最大サイズを GB 単位で指定するオプショナル・パラメーターです。最小値と最大値はコロンで区切る必要があります。数値間にスペースを入れてはなりません。mkrecom コマンドを使用するときは、-size または -num を指定する必要があります。ただし、-size パラメーターと -num パラメーターを一緒に使用することはできません。最小値は 0.01 GB、最大値は 450 GB です。
-dev deviceIDs [...]
指定した装置に割り振り推奨を制限するオプショナル・パラメーターです。 指定しない場合は、すべての装置が含まれます。
-num min:max
LUN の割り振りの際に使用するターゲット LUN の数の最小値と最大値を GB 単位で指定するオプショナル・パラメーターです。最小値と最大値はコロンで区切る必要があります。数値間にスペースを入れてはなりません。mkrecom コマンドを使用するときは、-size パラメーターまたは -num パラメーターを指定する必要があります。ただし、-size パラメーターと -num パラメーターを一緒に使用することはできません。最小のボリューム・サイズとして 0.1 GB を指定する必要があります。
-hosts host:device
ボリューム・アドバイザーの割り振り推奨を、指定したホストに制限するオプショナル・パラメーターです。完全修飾ホスト ID を指定し、装置 ID を含める必要があります。複数の完全修飾値を指定する場合は、コンマで区切ります。コンマと値の間にはスペースを入れないでください。完全修飾 ID がわからない場合は、ホスト名と装置 ID をコロンで区切って指定できます。
-exclude LUNs [ . . . ]
指定した 1 つまたは複数の LUN を割り振りに使用しないようボリューム・アドバイザー推奨を制限するオプショナル・パラメーターです。ボリューム・アドバイザーは、-exclude パラメーターで指定されているものを除くすべての使用可能な LUN を考慮します。LUN はすべて同じ装置タイプでなければなりません。クラスター、アダプター、アレイ、ノード、MDisk グループなど、さまざまな装置レベルで LUN を指定できます。-exclude パラメーターと -include パラメーターを一緒に使用することはできません。
-include LUNs [ . . . ]
ボリューム・アドバイザー推奨で使用する 1 つまたは複数の LUN を指定するオプショナル・パラメーターです。ボリューム・アドバイザーは、-include パラメーターで指定されている LUN のみを考慮します。LUN はすべて同じ装置タイプでなければなりません。クラスター、アダプター、アレイ、ノード、MDisk グループなど、さまざまな装置レベルで LUN を指定できます。-include パラメーターと -exclude パラメーターを一緒に使用することはできません。
-seed value
乱数発生ルーチンに対するシード値を指定するオプショナル・パラメーターです。連続 する 2 つの mkrecom コマンドに対して同じ mkrecom 入力を渡したときに同じ推奨が戻るように するには (構成および I/O 動作が 2 つの mkrecom 呼び出しの間で変化しないものと見なす)、 同じシード値を指定する必要があります。
-quiet
このコマンドに対する確認プロンプトの表示をオフにするオプショナル・パラメーターです。

説明

ESS ボリュームに対するパフォーマンス LUN アドバイザーの割り振り推奨を生成し、必要に応じて推奨を適用するには、プロファイルと mkrecom コマンドを使用します。 mkrecom コマンドは、特定のストレージ要求に対して使用できる最適な論理装置番号 (LUN) のリストを生成します。

注:
注:
  1. ワークロード・プロファイルは mkprofile コマンドで作成します。
  2. 推奨は、事前に割り振られているストレージまたは割り振られていないストレージのいずれにも適用できます。推奨にまだ割り振られていないスペースが含まれる場合は、推奨を適用すると、推奨をインプリメントするために必要な LUN が自動的に作成されます。
  3. 乱数発生ルーチンを初期化するためのシードを指定するには、-seed パラメーターを使用します。これにより、複数のコンポーネントに同じコスト要因が関連付けられていても、すべての新しいボリュームが同じコンポーネントに追加されることはなくなります。つまり、同じ入力を使用してアドバイザーを続けて 2 回実行した場合でも、おそらく、異なる、しかし同じように適切なアドバイスを取得できます。mkrecom コマンドを連続して呼び出したときに同じアドバイスが戻るようにするには、同じシード値を指定して、両方の呼び出しで同じ乱数が選択されるようにします。

戻り値

次のメッセージとテーブルが戻されます。

起こりうる障害

呼び出し例:

perfcli mkrecom -profile profile4 -space 300 GB

結果出力:

Name      Util  Device Location Vol Size (GB) RAID  Host
============================================================
profile4   low  ESS6    array4   15     20  RAID-5   HewlttPackard3

Would you like to apply this recommendation now? y/n
y

15 volumes  created.

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