setoutput setsvcthresh

setoutput コマンドを使用すると、perfcli コマンドと repcli コマンドの両方に対する現在の出力設定を表示できます。このコマンドで設定した出力形式は、コマンド・セッションの期間中、またはオプションがリセットされるまで、有効状態を維持します。

構文

構文図を読む構文図をスキップする>>---perfcli-- --setoutput----+---------+----------------------->
                              +- -? ----+
                              +- -h ----+
                              '- -help -'

>--+------------------------------+--+---------------+---------->
   |         .-default----------. |  |       .-off-. |
   '- -fmt --+-delim--character-+-'  '- -p --+-on--+-'
             +-xml--------------+
             '-stanza-----------'

>--+-----------------+--+--------------+--+---------------+----><
   |         .-on--. |  '- -r --number-'  |       .-off-. |
   '- -hdr --+-off-+-'                    '- -v --+-on--+-'

パラメーター

-? | -h | -help
構文、パラメーター記述、例など、このコマンドの詳細な説明を表示します。help オプションを指定すると、他のすべてのコマンド・オプションは無視されます。
-fmt
出力の形式を指定します。次のいずれかの値を指定することができます。
default
スペースを列の区切り文字として使用して、出力をテーブル形式で表示するよう指定します。これはデフォルト値です。次に例を示します。
装置 ID           装置タイプ  しきい値名         状況      警告      エラー 警報
===================================================================================
ESS2105.123123.IBM  ESS        Disk Utilization    Enabled   50        80     None
delim character
指定した文字で列を区切って、出力をテーブル形式で表示するよう指定します。シェルのメタキャラクター (* や \t など) を区切り文字として使用する場合は、その文字を単一引用符 (') または二重引用符 (") で囲む必要があります。ブランク・スペースは有効な文字ではありません。 次に例を示します。
装置 ID、装置タイプ、しきい値名、状況、警告、エラー、警報
====================================================================
ESS2105.123123.IBM,ESS,Disk Utilization,Enabled,50,80,None
xml
出力を XML 形式で表示するよう指定します。次に例を示します。
<IRETURNVALUE>
<INSTANCE CLASSNAME="lsthresh">
<PROPERTY NAME="装置 ID" TYPE="string"><VALUE>ESS2105.123123.IBM </VALUE>
</PROPERTY>
<PROPERTY NAME="装置タイプ" TYPE="uint32"><VALUE>ESS</VALUE>
</PROPERTY>
<PROPERTY NAME="しきい値名" TYPE="uint64"><VALUE>Disk Utilization</VALUE>
</PROPERTY>
<PROPERTY NAME="状況" TYPE="uint16"><VALUE>Enabled</VALUE>
</PROPERTY>
<PROPERTY NAME="警告" TYPE="uint64"><VALUE>d50</VALUE>
</PROPERTY>
<PROPERTY NAME="エラー" TYPE="uint64"><VALUE>80</VALUE>
</PROPERTY>
<PROPERTY NAME="警報" TYPE="uint16"><VALUE>None</VALUE>
</PROPERTY>
</INSTANCE>
</IRETURNVALUE>
stanza
出力を XML 形式で表示するよう指定します。次に例を示します。
装置 ID         ESS2105.123123.IBM
装置タイプ       ESS
しきい値名    Disk Utilization
状況            Enabled
警告           50
エラー             80
警報             None
-p
一度に 1 ページのテキストを表示するか、一度に全テキストを表示するかを指定します。
off
一度に全テキストを表示します。perftool コマンドをシングル・ショット・モードで実行する場合、これがデフォルトになります。
on
一度に 1 ページのテキストを表示します。なんらかのキーを押すと、次のページが表示されます。perftool コマンドを対話モードで実行する場合、これがデフォルトになります。
-hdr
テーブル見出しを表示するかどうかを指定します。
on
テーブル見出しを表示します。これはデフォルト値です。
off
テーブル見出しを表示しません。
-r number
-p パラメーターがオンになっている場合に、表示する 1 ページ当りの行数を指定します。デフォルトは 24 行です。1 - 100 の範囲の値を指定できます。
-v
冗長モードを使用可能にするかどうかを指定します。
off
冗長モードを使用不可にします。これはデフォルト値です。
on
冗長モードを使用可能にします。

説明

setoutput コマンドを使用すると、perfcli コマンドと repcli コマンドの両方に対する現在の出力設定を表示できます。このコマンドで設定した出力形式は、コマンド・セッションの期間中、あるいはこのコマンドを使用して、またはコマンドの一部として output-format パラメーターを指定して、オプションをリセットするまで、有効状態を維持します。

注:注: 出力形式は、ヘルプ・ページには適用されません。

戻り値

パラメーターを指定しないでこのコマンドを実行すると、 例えば次のように、現行の出力設定がデフォルトの出力フォーマットで表示されます。

perfcli setoutput

ページング   行   形式    ヘッダー   冗長
==========================================
off      -      default   on       off

次に示す perfcli コマンドの例では、コンマを区切り文字として使用して、ヘッダー情報のないテーブル形式で出力を表示するよう、出力形式を設定しています。

perfcli>setoutput -fmt delim , -hdr off
perfcli>lsthresh -l -type default
ESS2105.123123.IBM ,ESS,Disk Utilization,Enabled,50,80,None

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