Windows からの IBM WebSphere Application サーバー の除去
以下の手順を実行すると、Windows システムから IBM WebSphere Application サーバー を除去することができます。
 | 重要: Multiple Device Manager (MDM) のインストール・プログラムで IBM WebSphere Application サーバー をインストールした場合は、MDM を除去した後 で、WebSphere Application サーバー を除去する必要があります。 |
 | 重要: WebSphere Application サーバー を除去する前に、WebSphere Application サーバー Message Queuing CSD を除去する必要があります。 |
ステップ
Multiple Device Manager のインストーラーは、WebSphere Application サーバー をインストールするときに、WebSphere Application サーバー Message Queuing Patch もインストールします。WebSphere Application サーバー をアンインストールする前に、WebSphere Application サーバー Messaging Queuing Patch を除去する必要があります。WebSphere Application サーバー Message Queuing CSD を除去するには、以下のステップを実行します。
- Windows の「スタート」メニューを使用して、Message Queuing Patch のアンインストーラーを開始します。
- 「スタート」 --> 「プログラム」 --> 「IBM WebSphere MQ」 --> 「最新の CSD の除去 (Remove Latest CSD)」をクリックします。
- IBM WebSphere MQ アンインストール・ウィザードは、以下のように進行します。
- 「ファイルをチェックしています。お待ちください。 (Checking files; please wait.)」
- 「CSD 05 をアンインストールする間お待ちください。 (Please wait while CSD 05 is uninstalled.)」
- 「アンインストールが完了しました。 (Uninstallation is Complete.)」
- 「終了」ボタンをクリックしてウィザードを閉じます。
ステップ
WebSphere Application サーバー を除去するには、以下のステップを実行します。
- WebSphere Application サーバー がインストールされているシステムにログオンします。ローカルのシステム管理者であるユーザー名でログオンします。
- WebSphere Application サーバー のサービスが開始している場合は、以下の手順を実行して停止します。
 | 注: Multiple Device Manager のインストールの一部として WebSphere Application サーバー をインストールした場合は、MDM スーパーユーザーの ID とパスワードを使用して、WebSphere Application サーバー を停止する必要があります。 |
- 「スタート 」をクリックし、「設定」を選択して、「コントロール パネル」アイコンをダブルクリックします。
- 「コントロール パネル」ウィンドウで、「管理ツール」アイコンをダブルクリックします。
- 「管理ツール」パネルで、「サービス」アイコンをダブルクリックします。
- 「サービス」ウィンドウで、以下の各サービスの状況が「停止」と示されているかどうかを確認します。サービスが「停止」になっていない場合は、次のようにしてそのサービスを選択し、停止します。
- 「WebSphere 埋め込みメッセージングのパブリッシュとサブスクライブ」サービスをクリックし、次のいずれかを行います。
- 「操作」メニューで「停止」オプションを選択します。あるいは、
- サービス名を右マウス・ボタンでクリックし、ポップアップ・メニューから「停止」をクリックします。
- 「IBM HTTP Administration 1.3.28」サービスをクリックし、次のいずれかを行います。
- 「操作」メニューで「停止」オプションを選択します。あるいは、
- サービス名を右マウス・ボタンでクリックし、ポップアップ・メニューから「停止」をクリックします。
- 「IBM HTTP Server 1.3.28」をクリックし、次のいずれかを行います。
- 「操作」メニューで「停止」オプションを選択します。あるいは、
- サービス名を右マウス・ボタンでクリックし、ポップアップ・メニューから「停止」をクリックします。
- 「サービス」ウィンドウを閉じます。
- 「管理ツール」ウィンドウを閉じます。
- IBM WebSphere Application サーバー がシステムに存在している場合は、停止する必要があります。WebSphere Application サーバー のグローバル・セキュリティーが使用不可になっている場合は、「スタート」->「プログラム」->「IBM WebSphere」->「Application Server V5.1」->「サーバーの停止」をクリックします。それ以外の場合は、別のコマンド・プロンプト・ウィンドウから次のコマンドを入力して、WebSphere Application サーバー を停止します。
<WAS_dest-path>/bin/stopServer.bat server1 -username <username>
-password <password>
それぞれ次のようになります。
<WAS_dest-path> は、IBM WebSphere Application サーバー V5.1 がインストールされている宛先パスです。
<username> は、グローバル・セキュリティーが使用可能になっている場合の、Operator 役割または Administrator 役割を持つコンソール・ユーザーの名前です。
<password> は、入力したユーザーのパスワードです。
 | 注: WebSphere Application サーバー が、Multiple Device Manager のインストールの一部としてインストールされている場合:
|
- 次のステップを実行して、WebSphere Application サーバー のアンインストール・プログラムを開始します。
 | 重要: WebSphere Application サーバー を除去する場合は、Windows の「プログラムの追加と削除」機能は使用しないでください。WebSphere Application サーバー のマニュアルでは、WebSphere Messaging がインストールされているため、次のようにして、ディスク・ロケーションから直接アンインストール・プログラムを使用するよう指示されています。 |
- 「コマンド プロンプト」ウィンドウを開きます。
- (CD と入力して) WebSphere Application サーバー がインストールされているディレクトリーに移動します。例えば、次のディレクトリーに移動します。
c:\Program Files\IBM\mdm\WebSphere\AppServer\
- WebSphere Application サーバー のアンインストール・プログラムが保管されている _uninst というサブディレクトリー (例えば、
c:\Program Files\IBM\mdm\WebSphere\AppServer\_uinst
) に移動します。
- 次のコマンドを入力して、WebSphere Application サーバー のアンインストール・プログラムを始動します。
Uninstall.exe
- 「WebSphere Application サーバー アンインストール・ウィザード」ウィンドウが開きます。
- 「次へ」をクリックします。「OK」をクリックします。
- 組み込みメッセージング機能をシステムから除去する場合は、「組み込みメッセージング・サーバーとクライアントをアンインストールする」をデフォルトのままにします。IBM WebSphere Application サーバー の除去を続けるには「次へ」をクリックし、終了するには「キャンセル」をクリックします。
- 「プレビュー」ウィンドウが開き、除去される機能と、WebSphere が除去されるディレクトリー・ロケーションが表示されます。「次へ」をクリックして先に進みます。終了するには「キャンセル」をクリックし、前のウィンドウに戻るには「戻る」をクリックします。
- 「進行」ウィンドウが開きます。アンインストール・プログラムが WebSphere Application サーバー を除去するまで待機します。
- アンインストール・ウィザードの「終了」ウィンドウが開きます。このウィンドウは、除去プロセスの結果 (成功または失敗) を示します。
このウィンドウでは、WebSphere Application サーバー の除去を完了するために再始動が必要かどうかが示されます。「終了」をクリックして、除去プロセスを完了し、ウィザードを終了します。
- ウィザードでシステムのリブートが指示されない場合であっても、WebSphere Application サーバー をアンインストールした後はシステムをリブートする必要があります。リブートが済むと、WebSphere Application サーバー の除去処理は完了です。
結果
アンインストーラーの「終了」ウィンドウが開き、除去プロセスが正常に実行されていた場合は、IBM WebSphere Application サーバー は Windows システムから除去されています。
後処理要件
WebSphere Application サーバー をアンインストールしても、「スタート メニュー」の
「Windows ディレクトリー」に項目が残ってしまうことがよくあります。この項目は手動で除去してください。Multiple Device Manager を再インストールして、WebSphere Application サーバー のインストールを組み込む予定がある場合は、このことは非常に重要です。
- 「スタート」->「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
- 「名前」入力フィールドに regedit と入力して、「OK」をクリックします。
- メニューから「編集」をクリックします。
- ドロップダウン・メニューで「検索」をクリックします。
- 「検索する値」入力フィールドに WebSphere と入力します。
- 「検索対象」セクションで「キー」をクリックします。
「検索対象」セクションの「値」および「データ」を選択解除します。
「次を検索」をクリックします。
- Windows Registry Editor が、「スタート」メニューにリストされている「IBM WebSphere」を検出します。検出された場合は、「IBM WebSphere」を強調表示し、右クリックして、メニューから「削除」を選択します。
- 「このキーを削除しますか?」というプロンプトが表示されたら、「はい」をクリックします。
- 「次を検索/削除」オプションを続け、レジストリー内のその他の WebSphere Application サーバー のキーのインスタンスを見つけ、それを削除します。これまでのところは、WebSphere Application サーバー のキーは「スタート メニュー」にしか残っていません。
- このアンインストール・プログラムでは、Multiple Device Manager の初期インストール後に Multiple Device Manager ディレクトリーに追加された変更済みファイルは除去されません。
WebSphere Application サーバー のアンインストール後、別の場所に保存し
ておきたい内容が、以前の Multiple Device Manager ディレクトリーにないかチェックした後に、Multiple Device Manager ディレクトリーを手動で除去してください。
 | 重要: WebSphere Application サーバー のインストール・プログラムは、WebSphere Application サーバー が以前インストールされていたディレクトリーには再インストールしないでください。WebSphere Application サーバー のルートがインストールされていたディレクトリー構造を削除または名前変更することは、非常に重要なことです。 |
関連トピック
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