Service Location Protocol Directory Agent の設定
以下の手順に従い、Service Location Protocol (SLP) Directory Agent (DA) を設定し、MDM が、自ら常駐するサブネット以外のサブネットにある装置をディスカバーできるよう
にします。
ステップ
次のステップを行い、SLP DA を設定します。
- MDM にディスカバーさせる装置を含むサブネットを識別します。
- 各装置は、CIM Agent に関連付けられています。識別された各サブネットには、複数の CIM
Agent が存在する場合があります。識別したサブネットごとに、いずれかの CIM Agent を選択してください。(サブネットごとに複数の
CIM Agent を選択することもできますが、ディスカバリー目的ではそのようにする必要はありません。)
- 識別された各 CIM Agent には、デーモン・プロセスとして実行する SLP Service Agent (SA) が含まれています。これらの各 SA は、構成ファイル
slp.conf を使用して構成されます。CIM Agent のインストール・ディレクトリーにある slp.conf ファイルを見つけて、以下のステップに従ってファイルを編集してください。
- このファイルのバックアップ・コピーを作成して slp.conf.bak と名前を付けます。
- slp.conf ファイルを開き、スクロールして
(あるいは検索して) ;net.slp.isDA = true という行を見つけます。行の先頭のセミコロン
(;) を削除します。このプロパティーは、false でなく
true に設定されていることを確認してください。ファイルを保管します。
- このファイルを、Windows マシンのメイン Windows サブディレクトリー (c:\winnt など)
または UNIX マシンの /etc ディレクトリーにコピーします (既存のファイルがある場合は、これを置き換えてください)。
- CIM Agent のデーモン・プロセスおよび CIMOM プロセスを再始動します
(詳しくは、ご使用のオペレーティング・システムの CIM Agent の文書を参照してください)。
 | 注: CIMOM プロセスは、SLP デーモンを再始動すると自動的に開始する場合があります。 |
- これで、CIM Agent の SLP SA を変換して、代わりに SLP DA として実行するようにしました。CIMOM は影響を受けずに、SA の代わりに DA に登録されます。ただし DA は、そのサブネット内の他の
SLP SA に登録された他のすべてのサービスを自動的にディスカバーします。
- MDM の「ディスカバリー設定」パネルに移動して、前のステップで設定した
SLP DA を実行する各マシンのホスト名または IP アドレスを入力します。
 | 注: 単純なホスト名または
IP アドレスのみ入力し、プロトコルとポート番号は入力しないでください。 |
結果
ディスカバリー・タスクが (手動またはスケジュールによって) 開始されると、MDM は、
自ら常駐するサブネットのすべての装置をディスカバーし、構成された SLP DA と類似関係を持つすべての装置をディスカバーします。
関連トピック
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