setessthresh setoutput

setessthresh コマンドを使用して、ESS のパフォーマンスしきい値を設定または変更できます。特定の装置に対する既存のしきい値設定を変更するには、setessthresh コマンドを再度使用します。新しく指定した値のみが変更され、指定しなかった設定はそのまま保持されます。

構文

構文図を読む構文図をスキップする>>-perfcli-- --setessthresh-- ---threshtype--+-diskutil--+-- --->
                                             +-nvsfull---+
                                             +-cachehold-+
                                             +-iorate----+
                                             '-all-------'

>---dev--+-ID [...]-+-- --+------------------+-- --------------->
         '-all------'     '--status--+-on--+-'
                                     '-off-'

>--+------------------+-- --+-----------------+-- -------------->
   '--warn--threshold-'     '--err--threshold-'

>--+------------------+-- --+----------+-- --+--------+--------><
   '--alert--+-warn-+-'     '--restore-'     '--quiet-'
             +-err--+
             '-none-'

パラメーター

-threshtype diskutil | nvsfull | cachehold | iorate | all
設定する ESS しきい値を指定します。オプションとして、diskutil しきい値 (ESS) は、setfilter コマンドを使用すると、順次 I/O フィルターのパーセンテージを組み込みます。次のいずれかの ESS しきい値を指定することができます。
diskutil
それぞれの ESS アレイごとの、ディスク使用状況の値 (ビジー状態の時間の割合 (%)) です。
nvsfull
それぞれの ESS クラスターごとの、不揮発性ストレージのフル状態の値 (フル状態の時間の割合 (%)) です。
cachehold
それぞれの ESS クラスターごとの、平均キャッシュ保持時間 (秒) です。
iorate
それぞれの ESS クラスターごとの、入出力率 (I/O 要求の総数) です。
all
すべてのしきい値を設定します。
-dev id [...] | all
設定するしきい値を適用する ESS 装置を指定します。装置 ID は、装置のニックネーム、または model-serial-manufacturer です。複数の装置を指定する場合、コンマで区切る必要があります。 すべての装置が同じ装置タイプでなければなりません。all を指定すると、しきい値はすべての ESS 装置に適用されます。
-status on | off
しきい値タイプをチェックで有効にするかどうかを指定するオプショナル・パラメーターです。I/O 速度以外のすべてのしきい値タイプでは、デフォルト値が on で、チェックが有効になっています。
-warn threshold
警告しきい値を指定するオプショナル・パラメーターです。有効な範囲は、すべての装置について 0 から 100 です。各警告しきい値タイプのデフォルトの % 値は次のとおりです。
  • diskutil = 50
  • nvsfull = 3
  • cachehold = 60
  • io = デフォルトなし
-err threshold
エラーしきい値の値を指定するオプショナル・パラメーターです。有効範囲は 0 から 100 です。各エラーしきい値タイプのデフォルトの % 値は次のとおりです。
  • diskutil = 80
  • nvsfull = 10
  • cachehold = 30
  • io = デフォルトなし
-alert warn | err | none
しきい値を超えた場合に、警報を送るしきい値を指定するオプショナル・パラメーターです。次のいずれかの警報値を設定することができます。
  1. warn。 警告しきい値を超えると、警報を送信します。
  2. err。警告しきい値およびエラーしきい値を超えると、警報を送信します。
  3. none。警報を送信しません。これはデフォルトです。
    注:注: しきい値状況でチェックが有効な場合に、警報を送るよう設定されていないと、ログ・メッセージが Multiple-Device Resource Manager イベント・ログに記録され、データベースに例外情報が記録されます。
-restore
指定されたしきい値タイプのすべてのデフォルト値をリストアするオプショナル・パラメーターです。この引き数は、デフォルト値を持つしきい値にのみ機能します。
-quiet
このコマンドに対する確認プロンプトの表示をオフにするオプショナル・パラメーターです。

説明

setessthresh コマンドを使用して、ESS のパフォーマンスしきい値を設定または変更できます。

戻り値

しきい値は正常に設定されました。

起こりうる障害

呼び出し例:

perfcli setessthresh  -threshtype iorate -dev 2105.111222 -warn 60 -alert err

結果出力:

Threshold successfully set.

関連トピック

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