ICAT (統合構成支援ツール) は、IBM のストレージ・デバイスとサブシステムに付属する一群のコンポーネントです。 ICAT の各インプリメンテーションにはサーバーが 1 つ含まれています。各ストレージ・デバイスは、1 つの ICAT コンポーネントと通信します。ICAT コンポーネントは、XML-CIM (Extensible Markup Language-common information model) 形式の要求を装置固有の要求に変換し、装置の応答を XML-CIM の形式で戻します。
ICAT の起動ICAT は、IBM Director から起動します。ディスカバーされた装置に対して ICAT を起動するには、「IBM Director タスク」ペインから「Device Manager の起動」アイコンをドラッグし、「IBM Director グループ・コンテンツ」ペインの装置にドロップします。装置に対して ICAT を起動すると、Multiple Device Manager (MDM) Performance Manager はそのストレージ・デバイスと通信できるようになります。
SAN ボリューム・コントローラーのデータ収集Performance Manager は、SAN ボリューム・コントローラーの ICAT インターフェースを使用して、装置に対するパフォーマンス統計の収集を開始および停止します。装置が使用可能であり、接続が正常に確立されている場合は、セキュア・シェル (SSH) を使用してパフォーマンス・データが含まれているファイルを取得します。これらのファイルは、Performance Manager のディレクトリーにコピーされます。データは、このファイルから読み取られ、Performance Manager のデータベース・テーブルに保管されます。
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