仮想ディスクの作成 仮想ディスク (VDisk) ゾーン情報の指定

このタスクを実行して、SAN ボリューム・コントローラー用の仮想ディスク (VDisk) を作成します。

ステップ

仮想ディスクを作成するには、以下のステップを実行します。

  1. 「IBM Director タスク」ペインで、「Multiple Device Manager (MDM)」をクリックします。 MDM のメニューが開きます。
  2. ストレージ・ユニットの管理」をクリックします。 「ストレージ・ユニットの管理」メニューが開きます。
  3. 「タスク」ペインから「グループ・コンテンツ」ペインに、「仮想ディスク」アイコンをドラッグします。VDisk を 作成する SAN ボリューム・コントローラーに、アイコンをドロップします。「仮想ディスクの作成」パネルが開きます。
  4. VDisk 名」フィールドに、新しい VDisk の名前を入力します。

    この名前は 15 文字を超えてはならず、最初の文字は数字でなければなりません。 また、名前を命名対象オブジェクトのタイプで始めてはなりません。 例えば、VDisk0001 などの名前は使用しないでください。 名前をブランクのままにすると、システムが仮想ディスク名を自動的に割り当てます。

  5. 新しい VDisk を追加する MDisk グループを、「MDisk グループ」リストから選択します。
  6. 作成する VDisk の数 (1 - 1024) を「VDisk の数量」フィールドで選択します。

    ユーザーが最初に割り当てた名前に接頭部が付加されて、新しく追加される VDisk の名前が自動的に生成されます。 例えば、PRW0001、PRW0002、PRW0003 が生成されます。

  7. 作成する VDisk のサイズ (1 - 1024) を「VDisk のサイズ」フィールドで選択します。右側のリストから、MB または GB を選択します。

    仮想ディスクの作成に使用できる最大 VDisk サイズが、「VDisk の最大サイズ」フィールドに表示されます。

    注:注: このフィールドは、順次 VDisk およびストライプ VDisk の場合にのみ使用可能です。
  8. ストライプ・モードを使用可能にするには、「VDisk を事前にフォーマット」をクリックします。
  9. 新しい VDisk を割り当てるホストを、「ホスト・ポート」リストから選択します。
    注:注: 選択するホスト・ポートとストレージ・デバイス・ポートが同じゾーンにない場合は、ステップ 9 で、「新規ゾーンの作成 (Create new zone)」パネルを使用して、選択したポートが含まれる新しいゾーンを作成できます。
  10. VDisk を作成して「VDisk の作成」パネルを閉じるには、「OK」をクリックします。作成が正常に 行われると、「次の VDisk が正常に作成されました: VDisk 名 (The following VDisks were successfully created VDisk names)」のようなメッセージが表示されます。
  11. 新しい VDisk の作成をキャンセルする場合は、「キャンセル」をクリックします。
結果

新規 VDisk が「MDisk」テーブルに追加されます。

注:注: MDM リポジトリーが実際のストレージ構成と同期されない場合があります。次に示すのは、このような状態における症状です。
  • 作成されている SVC 管理対象ディスクまたは仮想ディスクが、MDM で認識されない。
  • ストレージ・システムのファイバー・チャネル・ポートが、ディスク作成やボリューム作成のパネルに表示されない。
この問題を解決するには、関係するストレージ・システムで、「インベントリー収集の実行 (perform inventory collection)」コマンドを実行します。
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