keylogout コマンド

目的

格納されている秘密鍵を削除します。

構文

keylogout [ -f ]

説明

keylogout コマンドは、鍵サーバー・プロセス keyserv によって格納された鍵を削除します。削除された鍵にさらにアクセスしようとすると取り消されますが、現在のセッションの鍵は、有効期限が切れるか更新されるまで有効です。

keyserv によって格納された鍵を削除すると、セキュア RPC サービスを必要とするバックグラウンド・ジョブまたはスケジュール・ジョブはどれも失敗します。マシンには鍵のコピーが 1 つしか保持されていないので、このコマンドへの呼び出しを logout ファイルに入れると、同じマシン上の他のセッションに影響しますから、それは行わないでください。

フラグ

-f スーパーユーザーの秘密鍵を削除するよう keylogout に強制します。デフォルトでは、スーパーユーザーによる keylogout コマンドの使用は不許可となっています。これは、スーパーユーザーがこのコマンドを指定すると、そのスーパーユーザーによって始動された NFS などの RPC サービスがすべて中断されるからです。

関連情報

chkey コマンド、keylogin コマンド、 newkey コマンド