ファイル・アクセス・ユーザーをリストし、ユーザー・アカウント属性を表示します。
lsnasuser コマンドは、ファイル・アクセス・ユーザー・アカウントの属性を表示します。このコマンドを使用すると、すべてのファイル・アクセス・ユーザーのすべての属性、または特定のファイル・アクセス・ユーザーのすべての属性をリストできます。デフォルトのパラメーターがないので、すべてのユーザーの属性を表示するには、ALL キーワードを入力する必要があります。デフォルトでは、lsnasuser コマンドはすべてのユーザー属性を表示します。選択した属性を表示するには、-a List フラグを使用してください。 1 つまたは複数の属性を読み取れない場合、lsnasuser コマンドはできるだけ多くの情報をリストします。
注: Network Information Service (NIS) データベースをシステムにインストールしている場合は、lsnasuser コマンドを使用しても一部のユーザー情報が表示されない場合があります。
デフォルトでは、lsnasuser コマンドは各ユーザーの属性を 1 行にリストします。属性情報は、Attribute=Value 定義として、ブランク・スペースで区切って表示されます。ユーザー属性をスタンザ・フォーマットで表示するには、-f フラグを使用します。情報をコロンで区切られたレコードとしてリストするには、-c フラグを使用します。
ALL | すべてのユーザーをリストします。 |
attr | 表示する属性を指定します。 attr 変数には、chuser コマンドで定義されたすべての属性を含めることができますが、各属性をスペースで区切る必要があります。空のリストを指定すると、ユーザー名だけが表示されます。 |
Name | リストするユーザーの名前を指定します。 |
lsnasuser -f -a id pgrp groups smith
次のような情報が表示されます。
smith: ID=2457 pgrp=system groups=system,finance,staff,accounting
lsnasuser -c -a id home groups smith
次のような情報が表示されます。
# name: ID:home:groups smith: 2457:/home/smith:system,finance,staff,accounting
lsnasuser smith
すべての属性情報が、各属性がブランク・スペースで区切られた状態で表示されます。
lsnasuser ALL
すべての属性情報が、各属性がブランク・スペースで区切られた状態で表示されます。