セルは、ランタイム・コンポーネントのホストとして機能する 1 つ以上のプロセスから構成されます。各セルには 1 つ以上の名前付きコア・グループがある。
コア・グループは、直接の相互アクセスが可能で、ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) を使用して接続されるプロセスのグループです。同一セル内のコア・グループがワークロード管理
(WLM) 情報を共有する必要がある場合、これらのコア・グループを構成して通信する
必要があります。
始める前に
セルのコア・グループを作成します。サーバーおよびクラスターなど、コア・グループ内のすべてのプロセスを構成します。コア・グループ内に定義されたアプリケーション・サーバー、ノード・エージェント、オンデマンド・ルーターなど、WebSphere Application Server Network Deployment 関連プロセスの推奨される最大数は 40 です。
このタスクについて
次のシナリオで、セルの複数のコア・グループを構成できます。
- 1 つ以上のファイアウォールがセル内に存在します。コア・グループに、
複数のファイアウォール保護ドメインからのメンバーを含めることはできません。
- View Synchrony Protocol などのセルおよびコア・グループ・プロトコル内の多数のプロセスは、
それに応じてプロセッサー・リソースなどの大量のリソースを消費します。
- Failure Detection Protocol などのコア・グループ・プロトコルは、
より少ないコア・グループ・メンバーとの連携が最適な値を使用するための
調整または構成が必要です。
WebSphere
® Application Server Network Deployment を使用している場合、ブリッジ・インターフェースおよびコア・グループ・アクセス・ポイントを構成する必要があります。
WebSphere Virtual Enterprise では、これらの必須エレメントが自動的に構成されるため、この構成は単純化されています。
プロシージャー
-
ノード・エージェントおよびサーバーを各コア・グループに追加します。
高可用性を確実にするために、各ノード・グループに対して
少なくとも 2 つのノード・エージェントを構成しています。
プロセスの開始時に、コア・グループ・ブリッジが構成されていない場合、製品のすべてのプロセスが、構成済みの各コア・グループにコア・グループ・アクセス・ポイントを自動的に構成します。
この製品は、各コア・グループの各ノード・エージェントが
コア・グループ・ブリッジであることを前提としています。各ノード・エージェントを
コア・グループ・ブリッジとするように、構成が変更されます。この構成を完了するために、
プロセスの再始動が必要である可能性があります。
-
ノード・エージェントを開始します。
コア・グループごとに複数のノード・エージェントが実行している場合、
コア・グループは通信可能です。
結果
同一セル内のコア・グループは通信可能で、WLM 情報を共有できます。