WebSphere Extended Deployment Compute Grid, Version 6.1.1
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows,


コマンド行インターフェース

コマンド行インターフェースではジョブ・スケジューラーと対話し、Compute Grid ジョブの実行依頼および操作を行います。 コマンド行インターフェースは was_root/bin ディレクトリーに lrcmd.sh または lrcmd.bat スクリプトとして配置され、WebSphere セル内の任意のロケーションから起動できます。

lrcmd スクリプトは、以下のコマンドを実行する場合に使用します。

表 1. lrcmd コマンド
コマンド 引数 説明 追加情報
lrcmd の使用情報の表示 なし このコマンドは、lrcmd コマンドの使用情報を表示します。 例: lrcmd
ジョブ・スケジューラー へのジョブの実行依頼
-cmd=submit 
-xJCL=<xjcl_filename> 
[-job= <job_name>
(-add | -replace)]
[-startDate=<startDate> 
-startTime=<startTime>] 
[-host=<host>] 
[-port=<port>], 
または-cmd=submit -job=<job_name> 
[-startDate=<startDate> 
- startTime=<startTime>] 
[-host=<host>] 
[-port=<port>]
XML ジョブ制御言語 (xJCL) ファイルが指定される場合、-xJCL=<xjcl_filename> は、 ファイル・システムから実行依頼され、オプションで保存される xJCL のパスを指定します。 オプションの引数:
  • -job=<job_name> は、xJCL リポジトリーに保存される XJCL の名前を示します。 xJCL をジョブ xJCL のリポジトリーに保存する際に使用する名前を指定します。追加情報については、-cmd=save を参照してください。
  • -add は、指定されたジョブ名を使用してジョブ xJCL のリポジトリーに xJCL を追加する場合に使用します。
  • -replace は、指定されたジョブ名を使用してジョブ xJCL のリポジトリーに xJCL を置換または追加する場合に使用します。
  • -startDate=<startDate> (startDate の形式は yyyy-MM-dd) は、実行するジョブが実行依頼される日付として使用します。 また、-startTime パラメーターも定義する必要があります。
  • startTime=<startTime> (startTime の形式は HH:mm:ss) は、実行するジョブが実行依頼される時刻として使用します。 このパラメーターを使用するには、-startDate パラメーターも定義する必要があります。
  • -host=<host> は、オンデマンド・ルーター (ODR) のホスト名、または ジョブ・スケジューラー サーバーのホスト名として使用します。 これを指定しない場合、デフォルトは localhost です。
  • -port=<port> は、ODR HTTP プロキシーのアドレス、または ジョブ・スケジューラー サーバーの HTTP ポートとして使用します。 指定しない場合のデフォルトは 80 です。

このコマンドの両方のスタイルとも、実行依頼されたジョブのジョブ ID を返します。

例:
  • lrcmd -cmd=submit -xJCL=myxjcl.xml -host=myhost -port=81
  • lrcmd -cmd=submit -xJCL=myxjcl.xml -add -job=myjob
  • lrcmd -cmd=submit -job=myjob
  • lrcmd -cmd=submit -xJCL=C:¥¥myXJCL -add -job=MyJob -port=80 -startDate=2005-11-25-startTime=23:59:00
  • lrcmd -cmd=submit -job=MyJob -startDate=2005-11-25 -startTime=23:59:00
以前に実行依頼したジョブの取り消し
-cmd=cancel 
-jobid=<jobid>
[-<host>] [-port=<port>]
このコマンドは、以前に実行依頼されたジョブの開始を取り消すか、 または実行中のジョブの実行を取り消します。

-jobid=<jobid> は、ジョブ・スケジューラー によってジョブに割り当てられたジョブ ID として使用します。 ジョブ ID は、最初にジョブを実行依頼した lrcmd -cmd=submit コマンドによって戻されます。 -cmd=status コマンドは、特定ジョブのジョブ ID を識別するために使用することもできます。

オプションの引数:
  • -host=<host> は、ODR ホスト名、または ジョブ・スケジューラー サーバーのホスト名として使用します。 これを指定しない場合、デフォルトは localhost です。
  • -port=<port> は、ODR HTTP プロキシーのアドレス、または ジョブ・スケジューラー サーバーの HTTP ポートとして使用します。 指定しない場合のデフォルトは 80 です。
例:

lrcmd -cmd=cancel -jobid=myjob:2 -host=myLRShost -port=9083

ジョブの再開
-cmd=restart 
-jobid=<jobid>
[-host=<host>] [-port=<port>]
このコマンドは、ジョブを再開します。 再開できるのは、再開可能な状態にあるジョブのみです。

-jobid=<jobid> は、ジョブ・スケジューラー によってジョブに割り当てられたジョブ ID として使用します。 ジョブ ID は、最初にジョブを実行依頼した lrcmd -cmd=submit コマンドによって戻されます。 -cmd=status コマンドは、特定ジョブのジョブ ID を識別するために使用することもできます。

オプションの引数:
  • -host=<host> は、ODR ホスト名、または ジョブ・スケジューラー サーバーのホスト名として使用します。 指定しない場合のデフォルトは、localhost です。
  • -port=<port> は、ODR HTTP プロキシーのアドレス、または ジョブ・スケジューラー サーバーの HTTP ポートとして使用します。 指定しない場合のデフォルトは 80 です。
バッチ・アプリケーションに関連したCompute Grid ジョブのみが 再開可能です。-cmd=cancel コマンドを使用して、バッチ・ジョブがキャンセルされる場合、 状態は再開可能に変更されます。

ジョブを再始動すると、正常にコミットされた最後のチェックポイントから処理が再開します。

例:

lrcmd -cmd=restart -jobid=myjob:2 -host=myLRShost -port=9081

ジョブ情報のパージ
-cmd=purge 
-job=<jobid> 
[-host=<host>] [-port=<port>]
このコマンドは、ジョブ・スケジューラーおよびグリッド・エンドポイントからジョブ情報をパージします。

ジョブ・スケジューラーは、ジョブが完了した後もジョブに関する情報を維持します。 パージ・コマンドは、ジョブ・スケジューラーおよびグリッド・エンドポイント・データベースからジョブ情報を永久に削除します。このコマンドは、ジョブのジョブ・ログも消去します。

-jobid=<jobid> は、ジョブ・スケジューラー によってジョブに割り当てられたジョブ ID として使用します。 ジョブ ID は、最初にジョブを実行依頼した lrcmd -cmd=submit コマンドによって戻されます。 -cmd=status コマンドは、特定ジョブのジョブ ID を識別するために使用することもできます。

オプションの引数:
  • -host=<host> は、ODR ホスト名、または ジョブ・スケジューラー サーバーのホスト名として使用します。 指定しない場合のデフォルトは、localhost です。
  • -port=<port> は、ODR HTTP プロキシーのアドレス、または ジョブ・スケジューラー サーバーの HTTP ポートとして使用します。 指定しない場合のデフォルトは 80 です。
ジョブ・スケジューラー は、ジョブの完了後、ジョブに関する情報を保守します。 purge コマンドは、ジョブ・スケジューラー および グリッド・エンドポイント データベースからジョブ情報を永続的に削除します。 このコマンドは、ジョブのジョブ・ログも消去します。

例:

lrcmd -cmd=purge -jobid=myjob:2

ジョブ・リポジトリーへの xJCL の保存
-cmd=save 
-xJCL=<xjcl_filename> 
-job=<job_name>
[-host=<host>] [-port=<port>]
このコマンドは、将来の -cmd=submit コマンドで使用するために、ジョブ・リポジトリーに xJCL 文書を保存します。
  • -xJCL=<xjcl_filename> を使用して、保存する xJCL ファイルのファイル名を指定します。
  • -job=<job_name> を使用して、xJCL をジョブ xJCL のリポジトリーに保存する場合に使用する名前を指定します。
  • ジョブ名は、将来の -cmd=submit コマンドで使用して、保存済みの xJCL を参照することができます。
オプションの引数:
  • -host=<host> は、ODR ホスト名、または ジョブ・スケジューラー サーバーのホスト名として使用します。 これを指定しない場合、デフォルトは localhost です。
  • -port=<port> は、ODR HTTP プロキシーのアドレス、または ジョブ・スケジューラー サーバーの HTTP ポートとして使用します。 指定しない場合のデフォルトは 80 です。

例:

  • lrcmd -cmd=save -xJCL=myxjcl.xml -job=myjob -host=myODRHost -port=82
  • lrcmd -cmd=submit -job=myjob
ジョブ・リポジトリーからのジョブの除去
-cmd=remove 
-job=<job_name>
[-host=<host>] [-port=<port>]
このコマンドは、以前に保存した xJCL 文書を ジョブ・リポジトリーから除去します。

-job=<job_name> を使用して、 以前にジョブ・リポジトリーにファイルを保存したときにジョブに割り当てられた名前を指定します。

  • -host=<host> は、ODR ホスト名、または ジョブ・スケジューラー サーバーのホスト名として使用します。 これを指定しない場合、デフォルトは localhost です。
  • -port=<port> は、ODR HTTP プロキシーのアドレス、または ジョブ・スケジューラー サーバーの HTTP ポートとして使用します。 指定しない場合のデフォルトは 80 です。
例:

lrcmd -cmd=remove -jobid=myjob:2 -host=myhost -port=9083

ジョブ・リポジトリーに保管された xJCL の表示
-cmd=show 
-job=<job_name>
このコマンドは、ジョブ・リポジトリーに保管された xJCL を表示します。

-job=<job_name> を使用して、 ジョブ・リポジトリーに保存されたときにジョブに割り当てられた名前を指定します。

例:
  • lrcmd -cmd=save -xJCL=myxjcl.xml -job=myjob
  • lrcmd -cmd=show -job=myjob
Compute Grid ジョブの状況表示
-cmd=status
または
-cmd=status-jobid=<jobid>
[-host=<host>] [-port=<port>]
このコマンドは、ジョブ・スケジューラー・データベース内の 1 つ以上のジョブに関する状況情報を表示します。

オプションの引数: -job=<jobid>。これを指定した場合、 指定されたジョブの情報のみが表示されます。

例:
  • lrcmd -cmd=status host=myODRHost -port=83
  • lrcmd -cmd=submit -xJCL=myxjcl.xml (ジョブ ID LongRunningScheduler:17 が戻されます)
  • lrcmd -cmd=status -jobid=LongRunningScheduler:17
ジョブの中断
-cmd=suspend 
-jobid=<jobid>
-seconds=<seconds>
[-host=<host>] [-port=<port>]
このコマンドは、指定された秒数の間、 グリッド・バッチ・ジョブの開始を中断します。手動で (例えば、lrcmd -cmd=resume を使用して) 再開しない限り、ジョブは、指定された秒数後に 自動的に実行を再開します。

-jobid=<jobid> は、ジョブ・スケジューラー によってジョブに割り当てられたジョブ ID として使用します。 ジョブ ID は、最初にジョブを実行依頼した lrcmd -cmd=submit コマンドによって戻されます。-cmd=status コマンドは、特定ジョブのジョブ ID を識別するために使用することもできます。

オプションの引数:

-seconds=<seconds> を使用して、 ジョブの開始を中断する秒数を指定します。これを指定しない場合、デフォルト値の 15 秒が使用されます。 -seconds=0 と指定した場合、 ジョブは手動で再開されるまで開始されません。

  • -host=<host> は、ODR ホスト名、または ジョブ・スケジューラー サーバーのホスト名として使用します。 これを指定しない場合、デフォルトは localhost です。
  • -port=<port> は、ODR HTTP プロキシーのアドレス、または ジョブ・スケジューラー サーバーの HTTP ポートとして使用します。 指定しない場合のデフォルトは 80 です。

例:

lrcmd -cmd=submit -xJCL=myxjcl.xml (ジョブ ID myjob:23 を戻します)。 ジョブ myjob:23 の実行がいったん開始されると、以下のようにして (例えば) 5 分間中断することが可能です。lrcmd -cmd=suspend -jobid=myjob:23 -seconds=300 -port=81 -host=myODRHost

5 分間が経過する前にジョブの実行を再開するには、以下のように指定します。lrcmd -cmd=resume -jobid=myjob:23

以前に中断したジョブの実行の再開
-cmd=resume 
-jobid=<jobid>
[-host=<host>] [-port=<port>]
このコマンドは、以前に中断したバッチ・ジョブの実行を 再開します。

-jobid=<jobid> は、ジョブ・スケジューラー によってジョブに割り当てられたジョブ ID として使用します。 ジョブ ID は、最初にジョブを実行依頼した lrcmd -cmd=submit コマンドによって戻されます。 -cmd=status コマンドは、特定ジョブのジョブ ID を識別するために使用することもできます。

-cmd=suspend の説明を参照してください。
ジョブの出力の表示
-cmd=output 
-jobid=<jobid>
[-host=<host>] [-port=<port>]
指定したジョブの実行中に、ジョブ・スケジューラーおよび グリッド・エンドポイントによって生成される出力を表示します。

-jobid=<jobid> は、ジョブ・スケジューラーによってジョブに割り当てられた ID として使用します。ジョブ ID は、最初にジョブを実行依頼した lrcmd -cmd=submit コマンドによって戻されます。 -cmd=status コマンドは、特定ジョブのジョブ ID を識別するために使用することもできます。

(なし)
バッチ・ジョブの戻りコードの表示
-cmd=getBatchJobRC 
-jobid=<jobid>
[-host=<host>] [-port=<port>]
グリッド・バッチ・ジョブによって生成される全体の 戻りコードを表示します。
-jobid=<jobid> は、ジョブ・スケジューラーによってジョブに割り当てられた ID として使用します。ジョブ ID は、最初にジョブを実行依頼した lrcmd -cmd=submit コマンドによって戻されます。 -cmd=status コマンドは、特定ジョブのジョブ ID を識別するために使用することもできます。
  • -host=<host> は、ODR ホスト名、または ジョブ・スケジューラー サーバーのホスト名として使用します。 これを指定しない場合、デフォルトは localhost です。
  • -port=<port> は、ODR HTTP プロキシーのアドレス、または ジョブ・スケジューラー サーバーの HTTP ポートとして使用します。 指定しない場合のデフォルトは 80 です。
(なし)
ジョブ・スケジューラーへの繰り返しジョブ要求の実行依頼
-cmd=submitRecurringRequest 
-xJCL=<XML file name> 
-request=<name of request> 
-startDate=<date where first job gets submitted>
-startTime=<time where job gets submission>
-interval=<time period between job submissions>
[-host=<host>] [-port=<port>]
または
-cmd=submitRecurringRequestjo b=<job_name> 
-request=<name of request> 
-startDate=<date where first job gets submitted>
-startTime=<time where job gets submission>
-interval=<time period between job submissions>
[-host=<host>] [-port=<port>]
ジョブ・スケジューラーに繰り返しジョブ要求を実行依頼します。 ジョブ・スケジューラーは、指定された xJCL に対して、引数で指定された時間間隔でCompute Grid ジョブを実行依頼します。
  • xJCL=<xjcl_filename> は、 ファイル・システムから実行依頼され、オプションで保存される xJCL のパスを指定します。
  • -request=<name of request> は、 この繰り返しジョブ実行依頼要求の識別に使用される要求の固有の名前として使用します。-startDate=<date where first job gets submitted> は、最初のジョブを開始するために実行依頼する日付です。 startDate の形式は yyyy-MM-dd にする必要があります。 また、-startTime パラメーターも定義する必要があります。
  • -startTime=<time where job gets submission> は、 最初のジョブおよび後続のすべての繰り返しジョブを開始するために実行依頼する時刻です。 startTime の形式は HH:mm:ss にする必要があります。 このパラメーターを使用する場合は、-startDate パラメーターも定義する必要があることに注意してください。
  • -interval=<time period between job submissions> は、 この繰り返しジョブ要求における 2 つのジョブ実行依頼の間の時間間隔であり、 サポートされている時間間隔は daily、weekly、および monthly です。
オプションの引数:
  • xJCL リポジトリー内の保存済み XJCL の名前。 追加情報については、-cmd=save を参照してください。
  • -host=<host> は、ODR ホスト名、またはジョブ・スケジューラー・サーバーのホスト名です。 指定しない場合のデフォルトは、localhost です。
  • -port=<port> は、ODR HTTP プロキシーのアドレス、またはジョブ・スケジューラー・サーバーの HTTP ポートです。 指定しない場合のデフォルトは、80 です。

例:

  • lrcmd :-cmd=submitRecurringRequest-xJCL=C:¥¥myxJCL -port=81 -request=MyMonthlyReport -interval=monthly -startDate=2006-01-02 -startTime=23:59:00
  • lrcmd -cmd=submitRecurringRequest -job=WeeklyJob -request=MyWeeklyReport -interval=weekly -startDate=2006-01-02 -startTime=23:59:00
既存の繰り返しジョブ要求の変更
lrcmd -cmd=modifyRecurringRequest 
-request=<name of request> 
-xJCL=<XML file name> 
-interval=<time period between job submissions>
-startDate=<date where first job gets submitted>
-startTime=<time where job gets submission>
引数:
  • <name of request> は、 この繰り返しジョブ実行依頼要求の変更の識別に使用される要求の固有の名前として使用します。
  • <XML file name> は、 実行がスケジュールされるCompute Grid ジョブを記述した XML ファイルの名前として使用します。
  • <time period between job submissions> は、 この繰り返しジョブ要求における 2 つのジョブ実行依頼の間の時間間隔であり、 サポートされている時間間隔は daily、weekly、および monthly です。
  • <date where first job gets submitted> は、 最初のジョブを開始するために実行依頼する日付です。startDate の形式は yyyy-MM-dd にする必要があります。また、-startTime パラメーターも定義する必要があります。
  • <time where job gets submission> は、 最初のジョブおよび後続のすべての繰り返しジョブを開始するために実行依頼する時刻です。 startTime の形式は HH:mm:ss にする必要があります。 また、-startDate パラメーターも定義する必要があります。
このコマンドでは、次のパラメーターのいずれか 1 つを定義する必要があります: -xJCL、-interval (-startDate および -startTime)。

オプションの引数:

  • -port: は、ODR プロキシーの HTTP アドレスまたは ジョブ・スケジューラー・サーバーの HTTP ポートとして使用します。デフォルトは 80 です。
  • -host: は、ODR ホストまたはジョブ・スケジューラー・ホストとして使用します。 デフォルトは localhost です。
例:

lrcmd -cmd=modifyRecurringRequest -request=MyWeeklyReport -xJCL=C:¥¥myNewXJCL -port=80

lrcmd -cmd=modifyRecurringRequest -request=MyWeeklyReport -startDate=2006-02-02 -startTime=22:30:00 -xJCL=C:¥¥myFebXJCL -port=80

既存の繰り返しジョブ要求の取り消し
-cmd=cancelRecurringRequest -request=<jobid> [-<host>] [-port=<port>]

(なし)

引数:
  • <name of request> は、 この繰り返しジョブ実行依頼要求の識別に使用される要求の固有の名前として使用します。
例: lrcmd-cmd=cancelRecurringRequest -request=MyWeeklyReport -port=80
既存の繰り返しジョブ要求の詳細表示
lrcmd 
-cmd=getRecurringRequestDetails
-request=<name of request>

<name of request> は、 この繰り返しジョブ実行依頼要求の識別に使用される要求の固有の名前として使用します。

オプションの引数:
  • -port: は、ODR プロキシーの HTTP アドレスまたは ジョブ・スケジューラー・サーバーの HTTP ポートとして使用します。 デフォルトは 80 です。
  • -host: は、ODR ホストまたはジョブ・スケジューラー・ホストとして使用します。 デフォルトは localhost です。
例: lrcmd -cmd=getRecurringRequestDetails -request=MyWeeklyReport-port=80
既存のすべての繰り返しジョブ要求のリスト
lrcmd -cmd=showAllRecurringRequests
なし 例: lrcmd -cmd=showAllRecurringRequests -port=80
要求のすべての繰り返しジョブの表示
lrcmd -cmd=showRecurringJobs
-request=<name of request>
<name of request> は、 この繰り返しジョブ実行依頼要求の識別に使用される要求の固有の名前として使用します。
オプションの引数:
  • -port: は、ODR プロキシーの HTTP アドレスまたはジョブ・スケジューラー・サーバーの HTTP ポートとして使用します。デフォルトは 80 です。
  • -host: は、ODR ホストまたはジョブ・スケジューラー・ホストとして使用します。 デフォルトは localhost です。
例: lrcmd -cmd=showRecurringJobs -request=MyWeeklyReport -port=81lrcmd -cmd=status -jobid=<job identifier>-port=80 -host=myodrhost.comlrcmd -cmd=status -port=80-host=myodrhost.com
表 2. lrcmd コマンド
コマンド 引数 説明 追加情報
lrcmd の使用情報の表示 なし このコマンドは、lrcmd コマンドの使用情報を表示します。 例: lrcmd
以前に実行依頼したジョブの実行停止
-cmd=stop 
[-jobid=<job_id>
[-host=<host>] 
[-port=<port>]
このコマンドは、チェックポイントに達した時点で、以前に実行依頼されたジョブを停止します。

-jobid=<jobid> は、 ジョブ・スケジューラーによってジョブに割り当てられたジョブ ID として使用します。

オプションの引数:
  • -host=<host> は、ODR ホスト名、または ジョブ・スケジューラー サーバーのホスト名として使用します。 これを指定しない場合、デフォルトは localhost です。
  • -port=<port> は、ODR HTTP プロキシーのアドレス、または ジョブ・スケジューラー サーバーの HTTP ポートとして使用します。 指定しない場合のデフォルトは 80 です。
例:
  • lrcmd -cmd=stop -jobid=MyApp:1 -port=80 -host=myodrhost.com
  • lrcmd -cmd=stop -jobid=MyApp:1 -port=9080 -host=mygshost.com -userid=myname -password=mypassword
ジョブ定義 xJCL で参照されるシンボリック変数の表示
-cmd=getSymbolicVariables 
-xJCL=<xjcl_file>
[-<host>] [-port=<port>]
このコマンドは、ジョブ定義 xJCL で参照されるシンボリック変数を表示します。

-jobid=<jobid> は、 ジョブ・スケジューラーによってジョブに割り当てられたジョブ ID として使用します。

オプションの引数:
  • -XJCL=<xjcl_file> には、グリッド・ジョブを記述する ジョブ定義 xJCL ファイルのパスを指定します。
  • -job=<job_name> には、 ジョブ・スケジューラーのジョブ・リポジトリー内のキーであるジョブ名を指定します。
  • -host=<host> は、ODR ホスト名、または ジョブ・スケジューラー サーバーのホスト名として使用します。 指定しない場合のデフォルトは、localhost です。
  • -port=<port> は、ODR HTTP プロキシーのアドレス、または ジョブ・スケジューラー サーバーの HTTP ポートとして使用します。 指定しない場合のデフォルトは 80 です。
例:
  • lrcmd -cmd=getSymbolicVariables -xJCL=C:¥myXJCL -port=9080 -host=mygshost.com
  • lrcmd -cmd=getSymbolicVariables -job=MyJob -port=80 -host=myodrhost.com -userid=myname -password=mypassword
ジョブ・ログの保存
-cmd=saveJobLog 
-jobid=<job_id>
[-host=<host>] [-fileName=<fileName>]
このコマンドは、要求されたジョブ ID に関連するジョブ・ログをローカル・ファイル・システムに保存します。

-jobid=<job_id> は、 ジョブ・スケジューラーによってジョブに割り当てられたジョブ ID として使用します。 ジョブ ID は、最初にジョブを実行依頼した lrcmd -cmd=submit コマンドによって戻されます。 The

-fileName=<fileName> は、ZIP 圧縮されたジョブ・ログ・データの保存先にする ローカル・ファイル・システム上のファイル名です。ファイルが既存の場合は、置き換えられます。 ファイル名 <fileName> には、ブランクを埋め込まないでください。

オプションの引数:
  • -host=<host> は、ODR ホスト名、または ジョブ・スケジューラー サーバーのホスト名として使用します。 これを指定しない場合、デフォルトは localhost です。
  • -port=<port> は、ODR HTTP プロキシーのアドレス、または ジョブ・スケジューラー サーバーの HTTP ポートとして使用します。 指定しない場合のデフォルトは 80 です。
例:
  • lrcmd -cmd=saveJobLog -jobid=MyApp:1 -fileName=/tmp/myZippedJobLog -port=80 -host=myodrhost.com
  • lrcmd -cmd=saveJobLog -jobid=MyApp:1 -fileName=/tmp/mySavedJobLog -port=9080 -host=mygshost.com -userid=myname -password=mypassword
ジョブ・ログの取得
-cmd=getJobLog -jobid=<job_id>
要求されたジョブ ID に関連するジョブ・ログを表示します。

-jobid=<job_id> は、 ジョブ・スケジューラーによってジョブに割り当てられたジョブ ID として使用します。 ジョブ ID は、最初にジョブを実行依頼した lrcmd -cmd=submit コマンドによって戻されます。

オプションの引数:
  • -host=<host> は、ODR ホスト名、または ジョブ・スケジューラー サーバーのホスト名として使用します。 これを指定しない場合、デフォルトは localhost です。
  • -port=<port> は、ODR HTTP プロキシーのアドレス、または ジョブ・スケジューラー サーバーの HTTP ポートとして使用します。 指定しない場合のデフォルトは 80 です。
例:
  • lrcmd -cmd=getJobLog -jobid=MyApp:1 -port=80 -host=myodrhost.com
  • lrcmd -cmd=getJobLog -jobid=MyApp:1 -port=9080 -host=mygshost.com -userid=myname -password=mypassword

ジョブ・ログの消去

-cmd=getJobLog -jobid=<job_id> -logTimeStamp=<logTimeStamp> 
要求されたジョブ ID およびログのタイム・スタンプに関連するジョブ・ログを除去します。ジョブ・ログ・エントリーは、例えば、 /opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/scheduler/joblogs/PostingsSampleEar_99/14022007_164535/part.0.log などに残っています。 エントリーでは、ジョブ・ログが除去された理由を記録します。
  • -jobid=<job_id> は、ジョブ・スケジューラーによってジョブに割り当てられた ジョブ ID として使用します。ジョブ ID は、最初にジョブを実行依頼した lrcmd -cmd=submit コマンドによって戻されます。
  • -logTimeStamp=<logTimeStamp を使用して、タイム・スタンプ、 つまり除去するジョブ・ログを識別するサブディレクトリー名を指定します。タイム・スタンプは、-cmd=getLogMetaData によって戻されます。
  • -userid=<user_id> を使用して、 ジョブ・スケジューラー・サーバーがセキュア・モードで実行されている場合に必要なユーザー ID を指定します。
  • -password=<password> を使用して、 ジョブ・スケジューラー・サーバーがセキュア・モードで実行されている場合に必要なパスワードを指定します。

例:

  • lrcmd -cmd=getLogMetaData -jobid=PostingsSampleEar:99 -port=80 -host=myodrhost.com -userid=myname -password=mypassword
  • lrcmd -cmd=purgeJobLog -jobid=PostingsSampleEar:99 -port=80 -logTimeStamp=14022007_164535 -host=myodrhost.com -userid=myname -password=mypassword
要求されたジョブ ID のジョブ・ログ・メタデータの表示
-cmd=getLogMetaData -jobid=<job_id>
ジョブ・ログ・メタデータは、要求されたジョブ ID に関連するログのタイム・スタンプを表します。 このメタデータ、つまりタイム・スタンプによって、 ジョブの固有のインスタンスが識別されます。これにより、ジョブ番号が同一である、複数の異なるジョブからのログが共存できるようになります。

-jobid=<job_id> は、 ジョブ・スケジューラーによってジョブに割り当てられたジョブ ID として使用します。ジョブ ID は、最初にジョブを実行依頼した lrcmd -cmd=submit コマンドによって戻されます。

例:

  • lrcmd -cmd=getLogMetaData -jobid=MyApp:1 -port=80 -host=myodrhost.com
  • lrcmd -cmd=getLogMetaData -jobid=MyApp:1 -port=9080 -host=mygshost.com
ジョブ・ログ・パートのリストの表示
-cmd=getLogPartList -jobid=<job_id> -logTimeStamp=<logTimeStamp> 
要求されたジョブ ID およびログのタイム・スタンプに関連するジョブ・ログ・パートのリストを表示します。 コマンド getLogMetaData は、 -logTimeStamp=<timestamp> で使用するタイム・スタンプを返す場合に使用します。

-jobid=<job_id> は、ジョブ・スケジューラーによってジョブに割り当てられた ジョブ ID として使用します。ジョブ ID は、最初にジョブを実行依頼した lrcmd -cmd=submit コマンドによって戻されます。

例:

  • lrcmd -cmd=getLogPartList -jobid=MyApp:1 -logTimeStamp=20102006_155529 -port=80 -host=myodrhost.com
  • lrcmd -cmd=getLogPartList -jobid=MyApp:1 -logTimeStamp=20102006_155529 -port=9080 -host=myodrhost.com -userid=myname -password=mypassword
ジョブ・ログ・パートの表示
-cmd=getLogPart -jobid=<job_id> -logTimeStamp=<logTimeStamp> -logPart=<logPart>    
要求されたジョブ ID、ログのタイム・スタンプ、およびログ・パートに関連するジョブ・ログ・パートを表示します。

-jobid=<job_id> は、 ジョブ・スケジューラーによってジョブに割り当てられたジョブ ID として使用します。ジョブ ID は、最初にジョブを実行依頼した lrcmd -cmd=submit コマンドによって戻されます。

-logTimeStamp=<logTimeStamp> は、 戻されるパート・リスト情報が含まれているジョブ・ログを識別するタイム・スタンプ (サブディレクトリー名) を指定する場合に使用します。タイム・スタンプは、-cmd=getLogMetaData によって戻されます。

-logPart=<logPart> は、 要求されて戻されるジョブ ID およびタイム・スタンプに関連するジョブ・ログの部分を指定する場合に使用します。このログ・パートの情報は、-cmd=getLogPartList によって戻されます。

例:
  • lrcmd -cmd=submit -xJCL=myxjcl.xml -host=myhost -port=80 (PostingsSampleEar:99 のジョブ ID が戻されます)
  • lrcmd -cmd=getLogMetaData -jobid=PostingsSampleEar:99 (タイム・スタンプ 14022007_164535 が戻されます)
  • lrcmd -cmd=getLogPart -jobid=PostingsSampleEar:99 -logTimeStamp=14022007_164535 -logPart=part.1.log
要求されたジョブ・クラスに関連するジョブの情報の表示
-cmd=getJobsByClass -class=<class>
戻される情報には、ジョブのディレクトリー構造が含まれています。 例えば、job_directory/time_stamp_directory 、および MyApp_1/20102006_155529 などです。

-class=<class> を使用して、ジョブ ID が戻されるジョブ・クラスの名前を指定します。

例:
  • lrcmd -cmd=getJobsByClass -class=default -port=80 -host=myodrhost.com
  • lrcmd -cmd=getJobsByClass -jobid=MyApp:1 -class=default -port=9080 -host=mygshost.com -userid=myname -password=mypassword
要求されたジョブ ID に関連するジョブ・ログのサイズの表示
-cmd=getLogSize -jobid=<job_id>   -logTimeStamp=<logTimeStamp>
このコマンドは、ジョブ・ログのサイズをバイト単位で戻します。

-jobid=<job_id> は、ジョブ・スケジューラーによってジョブに割り当てられたジョブ ID として使用します。 ジョブ ID は、最初にジョブを実行依頼した lrcmd -cmd=submit コマンドによって戻されます。

-logTimeStamp=<logTimeStamp> は、 戻されるパート・リスト情報が含まれているジョブ・ログを識別するタイム・スタンプ、 つまりサブディレクトリー名を指定する場合に使用します。タイム・スタンプは、-cmd=getLogMetaData によって戻されます。

例:
  • lrcmd -cmd=getLogSize -jobid=MyApp:1 -logTimeStamp=20102006_155529 -port=80 -host=myodrhost.com
  • lrcmd -cmd=getLogSize -jobid=MyApp:1 -logTimeStamp=20102006_155529 -port=9080 -host=myodrhost.com -userid=myname -password=mypassword
ジョブ・ログの最終変更日時からの経過時間を、秒単位で戻すコマンド
-cmd=getLogAge -jobid=<job_id>    	 -logTimeStamp=<logTimeStamp> 
要求されたジョブ ID に関連するジョブ・ログの経過時間を表示します。
  • lrcmd -cmd=getLogAge -jobid=MyApp:1 -logTimeStamp=20102006_155529 -port=80 -host=myodrhost.com
  • lrcmd -cmd=getLogAge -jobid=MyApp:1 -logTimeStamp=20102006_155529 -port=9080 -host=myodrhost.com -userid=myname -password=mypassword

-jobid=<jobid> は、ジョブ・スケジューラーによってジョブに割り当てられた ID として使用します。ジョブ ID は、最初にジョブを実行依頼した lrcmd -cmd=submit コマンドによって戻されます。 -cmd=status コマンドは、特定ジョブのジョブ ID を識別するために使用することもできます。

-logTimeStamp=<logTimeStamp> は、 戻されるパート・リスト情報が含まれているジョブ・ログを識別するタイム・スタンプ、 つまりサブディレクトリー名を指定する場合に使用します。タイム・スタンプは、-cmd=getLogMetaData によって戻されます。

例:
  • lrcmd -cmd=getLogAge -jobid=MyApp:1 -logTimeStamp=20102006_155529 -port=80 -host=myodrhost.com
  • lrcmd -cmd=getLogAge -jobid=MyApp:1 -logTimeStamp=20102006_155529 -port=9080 -host=myodrhost.com -userid=myname -password=mypassword

バッチ・ジョブの出力を取得する例:

lrcmd -cmd=output -jobid=mybatchjob:63 -host=myLRSHost -port=9081

CWLRB4940I: com.ibm.websphere.batch.wsbatch : -cmd=output -jobid=mybatchjob:63

CWLRB5000I: Wed Jun 15 17:55:36 EDT 2005 : com.ibm.websphere.batch.wsbatch : response to output

CWLRB1740I: [Wed Jun 15 17:55:36 EDT 2005] Job [mybatchjob:63] is in job setup.
CWLRB1760I: [Wed Jun 15 17:55:37 EDT 2005] Job [mybatchjob:63] is submitted for execution.
CWLRB2420I: [Wed Jun 15 17:55:37 EDT 2005] Job [mybatchjob:63] Step [Step1] is in step setup.
CWLRB2440I: [Wed Jun 15 17:55:38 EDT 2005] Job [mybatchjob:63] Step [Step1] is dispatched.
CWLRB2460I: [Wed Jun 15 17:55:38 EDT 2005] Job [mybatchjob:63] Step [Step1] is in step breakdown.
CWLRB2600I: [Wed Jun 15 17:55:38 EDT 2005] Job [mybatchjob:63] Step [Step1] completed normally rc=0.
CWLRB2420I: [Wed Jun 15 17:55:39 EDT 2005] Job [mybatchjob:63] Step [Step2] is in step setup.
CWLRB2440I: [Wed Jun 15 17:55:39 EDT 2005] Job [mybatchjob:63] Step [Step2] is dispatched.
CWLRB2460I: [Wed Jun 15 17:55:40 EDT 2005] Job [mybatchjob:63] Step [Step2] is in step breakdown.
CWLRB2600I: [Wed Jun 15 17:55:40 EDT 2005] Job [mybatchjob:63] Step [Step2] completed normally rc=4.
End



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最終更新: 2009/09/17 16時38分56秒EDT
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