オンデマンド・ルーター (ODR) カスタム・プロパティーを使用して、ODR の動作を変更できます。 例えば、プロセッサーまたはメモリーの過負荷のためにメッセージがリジェクトされたときに ODR が戻すエラー・コードを変更できます。
ODR に関してカスタム・プロパティーを設定するには、以下の手順を実行します。
http.overload.error カスタム・プロパティーを使用すると、プロセッサーまたはメモリーの過負荷のために TCP または SSL 経由の HTTP メッセージがリジェクトされたときに、オートノミック要求フロー・マネージャーが戻すカスタム・エラー・コードを構成できます。このカスタム・プロパティーを構成しない場合、 デフォルトの 503 エラー・コードが戻されます。
sip.overload.error カスタム・プロパティーを使用すると、プロセッサーまたはメモリーの過負荷のために伝送制御プロトコル (TCP) または Secure Sockets Layer (SSL) 経由の Session Initiation Protocol (SIP) メッセージがリジェクトされたときにオートノミック要求フロー・マネージャーが戻すカスタム・エラー・コードを構成できます。このカスタム・プロパティーを構成しない場合、 デフォルトの 503 エラー・コードが戻されます。
sipu.overload.error カスタム・プロパティーを使用すると、プロセッサーまたはメモリーの過負荷のためにユーザー・データグラム・プロトコル (UDP) 経由の Session Initiation Protocol (SIP) メッセージがリジェクトされたときに、オートノミック要求フロー・マネージャーが戻すカスタム・エラー・コードを構成できます。このカスタム・プロパティーを構成しない場合、 デフォルトの 503 エラー・コードが戻されます。
http.partialResponseBodyBufferSize カスタム・プロパティーを使用して、アプリケーション・エディションにロールアウトを実行した時の応答ペイロードのサイズを ODR がバッファーに入れないように使用不可に設定します。http.partialResponseBodyBufferSize カスタム・プロパティーを値 0 に設定します。
指示に従って、ODR 用の特定のシステム・プロパティーを設定します。
ODCLeftGroupDelay =0 システム・プロパティー設定を使用して、 サーバーが使用不可になったときに、フェイルオーバー中のダウン・サーバーのオンデマンド構成検出が遅延しないようにします。
管理コンソールから、「サーバー」>「オンデマンド・ルーター」 >on_demand_router >「Java およびプロセス管理」 >「プロセス定義」>「Java 仮想マシン」と選択します。
ODRtraceRouteHeader =0 システム・プロパティーを ODR に対して使用すると、要求が使用するルーティングが指定された応答ヘッダーが追加されます。
例えば、-DODR.traceRouteHeader=TraceRoute とすると、各要求に対して TraceRoute という名前の応答ヘッダーが追加されます。この応答ヘッダーの値は、要求が使用するパスになります。