WebSphere Virtual Enterprise, Version 6.1.1
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows,


遅延スタート・コントローラー

遅延スタート・コントローラーは、非アクティブ化のために明示的にマークを付ける 動的クラスターのワークロードをモニターします。 このコントローラーは、配置コントローラーを起動して、ワークロードが検出されたときにサイクルを抜けて非アクティブ状態の動的クラスターをアクティブにします。 遅延スタート・コントローラーは、 これらのクラスターを非アクティブ状態にする時期になると、 配置コントローラーに通知します。

遅延スタート・コントローラーは、非アクティブ状態にできる各動的クラスターについて以下の情報を維持します。
非アクティブ化タイムアウト
非アクティブ化にできる動的クラスターを非アクティブ化するまでの最小アイドル時間を指定します。 非アクティブ化によって、動的クラスターのすべてのインスタンスが停止します。 遅延スタート・コントローラーは、アイドル状態のアプリケーション・サーバーが実行されているノードでメモリー競合を検出した場合にのみ、クラスターを非アクティブ化します。
最後のアクティビティーの時刻
クラスターが最後にアクティブであった時刻を指定します。遅延スタート・コントローラーは、最後のアクティビティーの時刻と現在の時刻を比較して、クラスターが非アクティブであった時間を決定します。 次にこの値が非アクティブ化タイムアウト値と比較され、別の動的クラスターがリソースを必要としている場合は、 動的クラスターを非アクティブ化するかどうかが決定されます。
状態
動的クラスターが、「アクティブ」、「非アクティブ」、「不明」のどの状態にあるのかを指定します。 動的クラスターの状態の初期値は「不明」です。 キュー・アクティビティーまたはアクティブ・インスタンスが検出されると、 状態は、「アクティブ」に変わります。 クラスターが十分に長い時間アイドル状態にある場合は、非アクティブ化タイムアウト・プロパティーに従って、状態は「非アクティブ」に切り替えられます。



関連概念
アプリケーションの遅延スタート
動的クラスター
関連タスク
動的クラスターの作成
アプリケーション遅延スタートの構成
関連資料
動的クラスター管理用タスク
概念のトピック    

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最終更新: 2009/09/17 16時30分32秒EDT
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