管理コンソールで Apache Tomcat サーバーのミドルウェア・サーバー表現を作成した後、
いくつかの構成設定を Apache Tomcat インストール用に特別に定義するために、
これらの構成設定を更新する必要があります。
始める前に
Apache Tomcat サーバーで稼働しているノードを統合し、
管理コンソールでサーバーの表現を作成します。
このタスクについて
デフォルトのディレクトリー以外のロケーションに Apache Tomcat をインストールした場合は、インストール・ディレクトリーが正しくなるように WebSphere® 変数を更新します。管理コンソールから、ご使用のサーバー上でサーバー操作を実行するには、
Apache Tomcat ミドルウェア・サーバー表現のサーバー操作を構成する必要があります。
プロシージャー
-
WebSphere 変数を更新して、
Apache Tomcat サーバーが稼働しているノード上の設定と一致するようにします。
管理コンソールで、「環境」> 「WebSphere 変数」をクリックします。
次の変数を編集します。
- CATALINA_HOME
- Apache Tomcat インストールのホーム・ディレクトリーを指定します。
- デフォルト値は、セル有効範囲レベルで設定されます。
C:¥Program Files¥Apache Software Foundation¥Tomcat
/usr/local/apache-tomcat
構成内の他のノード上でホーム・ディレクトリーが異なる場合、
ノード有効範囲を選択して、特定のノードの CATALINA_HOME 変数を作成します。
- JAVA_HOME
- Java™ Development
Kit (JDK) のインストール場所のディレクトリーを指定します。
- 変数 JAVA_HOME がノードの環境に設定されていない場合は、管理コンソールを使用して、そのセルの有効範囲またはノードの有効範囲で変数 JAVA_HOME を定義します。
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ユーザー名とパスワードが含まれるように、Tomcat サーバーのサーバー操作を
更新します。
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管理コンソールで、「サーバー」>「その他のミドルウェア・サーバー」
>「Apache Tomcat サーバー」>「tomcat_server」>「サーバー操作」をクリックします。
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サーバーの開始操作と停止操作を編集して、
これらのコマンドを実行するために必要なユーザー名およびパスワードを含めます。
- オプション:
サーバーの HTTP および HTTPS ポートを更新します。
デフォルトのポートは 8080 です。デフォルト以外の値を使用する場合、管理コンソールでポートを変更する必要があります。
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管理コンソールで、をクリックします。
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「HTTP コネクター」または「HTTPS コネクター」を編集します。「OK」をクリックし、変更を保存し、同期化してください。
次に実行する作業
- その他の Apache Tomcat サーバーの構成時にこの構成を使用するには、現在の Apache Tomcat サーバーのサーバー・テンプレートを作成します。
- 管理コンソールで Apache Tomcat サーバーのログ・ファイルを表示するには、
外部ログ表示サービスを使用します。このサービスはデフォルトで使用可能になっています。
次のディレクトリーはデフォルトで構成されています。
- {$CATALINA_HOME}/logs
- {$WASCE_HOME}/catalina/logs
- {$AGENT.HOME}/logs/{$WAS_SERVER_NAME}
- Apache Tomcat サーバーの構成ファイルを編集するには、外部構成サービスを使用します。
次のファイルはデフォルトで組み込まれています。
- {$CATALINA_HOME}/conf/server.xml
- {$CATALINA_HOME}/conf/catalina.policy
- {$CATALINA_HOME}/conf/web.xml
- すべての Apache Tomcat サーバーの表現を作成した後、
その表現を動的クラスターに追加できます。