これらの手順は、WebSphere® Virtual Enterprise でオートノミック・
マネージャーの動作を構成する場合に使用します。
このタスクについて
オートノミック管理をサポートするよう環境を準備した後で、
定義済みのビジネス目標を使用して使用効率を最大化したい場合は、オートノミック・
マネージャーを構成します。これらのオートノミック・マネージャーはパフォーマンス・メトリックをモニターし、モニターしたデータを分析します。また、アクションを実行する計画を提供し、処理のフローに対応してこれらのアクションを開始させることができます。
以下のオートノミック・マネージャーはすべて、WebSphere Virtual Enterprise
環境で、またはこの環境を用いて動作します。
プロシージャー
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オートノミック要求フロー・マネージャーの構成
オートノミック要求フロー・マネージャー (ARFM) は、種別および定義されたサービス・ポリシーの目標を使用して、アプリケーション・サーバー層への要求のディスパッチの順序、タイミング、およびレートを制御します。
またオプションで、ARFM は CPU 過負荷保護用にアドミッション制御を行使できます。
オートノミック要求フロー・マネージャーは、HTTP、Session Initiation Protocol (SIP)、 Internet
Inter-ORB Protocol (IIOP)、および Java™ Message Service (JMS) プロトコルに対して適用されます。JMS プロトコルの場合、ARFM はメッセージ駆動型 Bean のトラフィックのみに適用されます。
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動的アプリケーション配置の構成
動的アプリケーション配置コントローラーを構成できます。
動的アプリケーション配置は、WebSphere Virtual Enterprise
の動的操作コンポーネントが連携して、変化するサービス・ポリシー定義の流動的な作業要求を満たすアプリケーション・インスタンスを開始および停止する場合に発生します。
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パフォーマンス・モニター用データベース層の最適化
データベース層を最適化します。データベース層最適化コンポーネントは、WebSphere Virtual Enterprise のモニターを拡張し、多層エンタープライズ・アプリケーション内のデータベース層でのボトルネックを検出します。
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ヘルス・コントローラーの構成
ヘルス・コントローラーを構成できます。
ヘルス・コントローラーは、サーバーの状態をモニターし、そのデータを定義したヘルス・ポリシーと比較することにより、定義したヘルス・ポリシーを実施するよう動作します。
ヘルス・ポリシーの 1
つで定義されている条件をデータが満たしている場合、またはそれを超えている場合は、ヘルス管理サブシステムが措置を講じます。