エディションのロールアウトを実行すると、アクティブ・エディションが新規エディションに置き換えられます。新規エディションは、アプリケーションに対する単純な変更である場合も、より実質的な変更を含む場合もあります。 新規エディションに後方互換性がある限り、既存のクライアントに影響を与えることなく、ロールアウトを実行して、アクティブ・エディションを置き換えることができます。新規エディションのロールアウトを実行するには、まず新規のエディション情報を持つアプリケーション・エディションをインストールする必要があります。
管理コンソール内でロールアウトを実行する場合には、 管理コンソールのセッション有効期限に、ロールアウト・プロセス全体の終了に必要な時間より大きい値を設定します。 要求タイムアウトの値に、ロールアウトで処理されるグループの数を掛けてください。 詳しくは、 『コンソール・セッション有効期限の変更』を参照してください。
Compute Grid コンポーネントを使用していて、Compute Grid アプリケーション のロールアウトを実行する場合にも、アプリケーション・エディション・マネージャーを使用できます。これらのアプリケーションは、グリッド・プログラミング・モデルの 1 つに準拠する Java™ Enterprise Edition 5 (Java EE 5) アプリケーションです。
妥当性検査モードではないエディションについては、ロールアウトの完了後、新規エディションが現行エディションと置き換わります。 妥当性検査モードのエディションは、オリジナルのデプロイメント・ターゲットでロールアウトし、複製された環境は削除されます。 ルーティング・ルールが更新されて、新規エディションへのルーティングが開始されます。
Compute Grid アプリケーションの場合は、処理待機時間が経過した後で、ジョブ・スケジューラーが、静止されたエンドポイント上でまだ実行している (ロールアウト・アプリケーションの) ジョブを取り消します。
結果を検証するには、
をクリックします。新規エディションは、デプロイメント・ターゲット上のアクティブ・エディションです。新規のエディションは、実行中のエディションを置き換えるため、自動的に開始されます。妥当性検査モードのエディションのロールアウトを実行すると、バインディング名が元の値に戻されます。例えば、/clusters/cluster1-validation/jdbc/CustomerData は、/clusters/cluster1/jdbc/CustomerData に戻します。