WebSphere Virtual Enterprise, Version 6.1.1
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows,


dumpXdState.py スクリプト

dumpXdState.py スクリプトを使用すると、さまざまな WebSphere® Virtual Enterprise プロセスの現行状態をダンプすることができます。このスクリプトは、IBM® サポートから依頼された場合に、問題診断およびデバッグ目的に使用することができます。このスクリプトを使用すると、オンデマンド・ルーター (ODR)、デプロイメント・マネージャー、およびアプリケーション・サーバーのプロセスに関する詳細状態が表示されます。

目的

このスクリプトでは、アクティブな WebSphere Virtual Enterprise プロセスの状態をダンプできます。

ロケーション

dumpXdState.py スクリプトは、install_root¥bin ディレクトリーにあります。

使用法

dumpXdState.py スクリプトは、wsadmin.sh を使用して、 install_root¥bin ディレクトリーから実行する必要があります。アクティブな WebSphere Virtual Enterprise プロセスを自動的に検出し、ファイルにその状態情報を書き込むには、次のコマンドを使用します。
wsadmin.sh -lang jython -f dumpXdState.py --auto > output_file_name
ここで、output_file_name は、出力を保存するファイルの名前です。

[For Windows operating system] Windows® オペレーティング・システムの場合は、wsadmin.bat を使用してください。

オプション

-–auto
すべての WebSphere Virtual Enterprise プロセスに関する情報を指定されたテキスト・ファイルにエクスポートします。 このオプションでは、大量のデータをエクスポートします。例えば、小規模なトポロジーでも 2500 キロバイトを超えるテキスト・ファイルになることがあります。
-–dom
ドメインを指定します。デフォルトは、「*」で、これはすべてのドメインを表しています。
-–dmgr=deployment_manager_name
オプションに指定するデプロイメント・マネージャーに関する情報をエクスポートします。
-–help
このスクリプトのヘルプを表示します。
-–odr=odr_name
オプションに指定する ODR に関する情報をエクスポートします。このオプションの出力は、dumpOdrState.jacl スクリプトで得られる出力と似ていますが、内部プロセスからの追加情報が含まれます。
-–svr=server_name
オプションに指定するサーバーに関する情報をエクスポートします。

次の例では、WebSphere Virtual Enterprise プロセスを自動的に検出して、その状態情報を file1 に書き込みます。

wsadmin.sh -lang jython -f dumpXdState.py --auto > file1

結果

dumpXdState.py スクリプトは、さまざまな WebSphere Virtual Enterprise プロセスについて、その Managed Bean (MBean) を呼び出すことにより、その状態をダンプします。ダンプされた情報は、コマンド行に指定された出力ファイル名に書き込まれます。このファイルを IBM サポートに提出して、問題の診断およびデバッグを依頼してください。




関連タスク
ODR の作成
オートノミック要求フロー・マネージャーの構成
関連資料
管理のロールと特権
dumpOdrState.jacl スクリプト
参照トピック    

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最終更新: 2009/09/17 16時33分25秒EDT
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wxdinfo/v6r1m1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.ops.doc/info/reference/rxddumpscript.html