「Runtime Tasks」パネルでタスクをアクティブにモニターするだけでなく、ランタイム・タスクの発生時に、
指定のユーザーに E メール通知を送信させることもできます。
始める前に
セキュリティーが有効に設定されている場合、適切な許可がないと一部のフィールドは使用できません。E メール通知を定義するには、コンフィギュレーター 管理特権を持っている必要があります。
このタスクについて
E メール通知を定義することによって、ランタイム・タスクが生成されたときに、一連の E メール・アドレスの通知を受け取ることができます。
送信者のユーザー ID は wasxd に事前設定されています。セルが正常に E メール通知を送信するには、あらかじめ、送信者のユーザー ID を Simple Mail Transfer Protocol (SMTP) レジストリーに登録する必要がある場合があります。
プロシージャー
- オプション:
E メールの送信元ユーザー ID を設定します。
要件: ユーザー ID を変更するには、
WebSphere® Extended Deployment または、WebSphere Virtual Enterprise リリースおよび
WebSphere Application Server Network Deployment リリースの適切なフィックスパックをインストールする必要があります。
表 1. E メール通知用カスタム・ユーザー ID の使用に必要な暫定修正
WebSphere Extended Deployment または WebSphere Virtual Enterprise のバージョン |
WebSphere Application Server Network Deployment のバージョン |
必要な暫定修正 |
6.0.2.1 |
6.0.2.x |
PK55085 |
6.0.2.1 |
6.1.0.11 または 6.1.0.13 |
PK54881 および PK55085 |
6.0.2.1 |
6.1.0.15 以降 |
PK55085 |
6.1.0.0 |
6.1.0.11 または 6.1.0.13 |
PK54881 および PK55085 |
6.1.0.0 |
6.1.0.15 以降 |
PK55085 |
6.1.0.1 |
6.1.0.11 または 6.1.0.13 |
PK54881 |
6.1.0.1 |
6.1.0.15 以降 |
暫定修正は不要 |
デフォルトでは、この値は wasxd に事前設定されています。このデフォルト設定を変更するには、以下のステップを実行します。
-
管理コンソールで、「システム管理」>「セル」>
「カスタム・プロパティー」>「新規」をクリックします。
-
カスタム・プロパティーの名前を task.email.global.sender.id と入力し、値には使用したい特定の E メール・ユーザー ID を設定します。
-
「適用」をクリックします。構成を保存すると、変更内容が有効になります。
-
管理コンソールで E メール通知を構成します。
管理コンソールで、「システム管理」>「タスク管理」>「通知」とクリックします。「通知を使用可能にする」を選択して、通知を使用可能にします。ランタイム・タスクが生成されると、指定した各 E メール・アドレスに E メール通知が送信されます。
-
所定のタスクについて、E メールが送信されることを確認します。
すべての変更を行ったら、「テスト E メール」をクリックして、
指定されたタスクのために E メールが送信されることを確認します。E メール・サーバーでスパム対策ソフトウェアを使用している場合は、このテストが失敗して
テスト受信箱に E メールが表示されない場合があります。変更内容を保存するには、「適用」または「OK」をクリックします。
結果
通知が使用可能に設定されている場合、タスクの生成時に、指定された各アドレスに E メールが送信されます。
通知が使用可能でも、E メールが指定されていない場合は、
E メールは送信されません。
次に実行する作業
- カスタム・プロパティーを構成することによって、より詳細なタスク情報を E メールで取得したり、E メールの件名をカスタマイズしたりできます。
- 管理コンソールでランタイム・タスクを管理します。