WebSphere Virtual Enterprise, Version 6.1.1
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows


WebSphere Application Server Community Edition のダウンロードおよびインストール

WebSphere® Application Server Community Edition のバイナリー・ファイルをダウンロードし、集中インストール・マネージャーを使用してターゲット・ワークステーション上にインストール・パッケージをインストールします。

始める前に

WebSphere Virtual Enterprise の最新バージョンがインストールされており、デプロイメント・マネージャー・ワークステーション上で集中インストール・マネージャーのリポジトリーがセットアップされていることを確認してください。詳しくは、製品のインストール を参照してください。

リモート・インストール・ターゲットには、この製品用に拡張されたミドルウェア・ノードが組み込まれている必要があります。ミドルウェア・ノードは、WebSphere Application Server Network Deployment ノードかまたはミドルウェア・エージェントがインストールされているノードのいずれかである必要があります。この要件を満たすことを確認してから、WebSphere Application Server Community Edition のダウンロードおよびインストールを開始してください。WebSphere Application Server が組み込まれていないノード上にミドルウェア・エージェントをインストールする場合は、パッケージのインストール を参照してください。

このタスクについて

集中インストール・マネージャーを使用して、WebSphere Application Server Community Edition をリモート・インストールします。 この特別なインストール・パッケージには、 インストール・プロセス中に選択した 2 つのフィーチャーのうちのいずれかが含まれています。 このフィーチャーとは、「サーバーのみ」または「サーバーと IBM software development kit (SDK), Java 2 Technology Edition」です。

この製品にはこの特別なインストール・パッケージに必要なバイナリー・ファイルが含まれていないため、 最初にファイルをダウンロードして集中インストール・マネージャーのリポジトリーにコピーする必要があります。以下のステップを実行して バイナリー・ファイルをダウンロードしてから、集中インストール・マネージャーを使用して インストール・ターゲットにパッケージをインストールします。

プロシージャー

  1. developerWorks® から、WebSphere Application Server Community Edition のバイナリー・ファイルをダウンロードします。マルチプラットフォーム」をクリックして、ダウンロード・プロセスを開始します。
    1. IBM® ID およびパスワードを使用して、登録済みユーザーとしてログインします。連絡先情報を入力し、適切なプライバシー設定を選択して、ご使用条件を表示することで、必須フィールドを完成させます。「確認」をクリックして先へ進みます。
    2. 1 つ以上の使用可能なインストール・バンドルを選択し、「今すぐダウンロード」をクリックします。
      既にターゲット・ワークステーション上に Software Developer Kit の最新バージョンがインストールされている場合は、 「サーバーのみ」バンドルを選択します。これらのバンドルは、以下のオペレーティング・システムで 使用可能です。
      • UNIX® 32 ビット
      • Windows® Intel® 32 ビット
      サーバーと IBM SDK オプションのいずれかを選択して、WebSphere Application Server Community Edition with the IBM SDK, Java™ 2 Technology Edition およびアプリケーション・サーバーをダウンロードします。このオプションは、以下のオペレーティング・システムで 使用可能です。
      • AIX® PowerPC® 32 ビット
      • Linux® Intel 32 ビット
      • Linux Power PC® 32 ビット
      • Linux Intel または AMD 64 ビット
      • Solaris Operating Environment SPARC 32 ビット
      • Windows Intel 32 ビット
      重要: 集中インストール・マネージャーは、「サーバーと SDK for Windows」バンドルを使用してインストールされた Windows オペレーティング・システム用の IBM SDK をアンインストールすることができません。 また集中インストール・マネージャーは、Windows Installer CleanUp ユーティリティーを使用しての SDK の手動削除では、Windows オペレーティング・システムの IBM SDK をアンインストールすることはできません。代わりに、Windows の「プログラムの追加と削除」コントロール パネル機能 を使用して、ターゲット・ホストから SDK を手動でアンインストールする必要があります。
  2. ダウンロードされたファイルを以下のディレクトリーにコピーします。
    • WebSphere Application Server Community Edition バージョン 2.0 の場合、ファイルを CIM_repository_root/WASCE20 ディレクトリーにコピーします。
    • WebSphere Application Server Community Edition バージョン 2.1 の場合、ファイルを CIM_repository_root/WASCE21 ディレクトリーにコピーします。
  3. WebSphere Application Server Community Edition をターゲット・ホストにインストールします。
    1. 管理コンソールの「使用可能なインストール」パネルから、以下に示すパッケージ・タイプ、インストール・パッケージ、 およびインストール・パッケージで使用可能な 2 つの添付フィーチャーのうちのいずれかを選択します。
      • パッケージ・タイプ: 「製品インストール
      • インストール・パッケージ: 「WebSphere Application Server Community Edition
      • フィーチャー: 「サーバーのみ」または「サーバーと IBM Software Developer Kit (SDK),Java 2 Technology Edition

      サーバーのみ」フィーチャーは同じターゲット・ホスト上に複数回インストールすることができ、 このフィーチャーと「サーバーと IBM software developer kit (SDK), Java 2 Technology Edition」フィーチャーとの間で 同じ SDK を配布することができます。

      選択を終えてから「インストール・ターゲットの表示」をクリックすると、 インストール・パッケージをインストールする適用可能なターゲット・ワークステーションのリストが含まれたテーブルが表示されます。

    2. リストから 1 つ以上のインストール・ターゲットを選択し、「インストール」をクリックして、 インストール・ウィザードを開始します。
    3. ウィザードの最初のステップで、ご使用条件を受け入れます。ご使用条件の表示」をクリックして条件を読み、 条件を受け入れます。「次へ」をクリックして先へ進みます。
    4. インストール・ターゲットにアクセスするための認証メソッドを選択して、 「次へ」をクリックします。 セキュア・シェル (SSH) 公開/秘密鍵メソッド、またはユーザー名とパスワードのメソッドのいずれかの使用を選択して、 認証を行うことができます。
    5. 認証設定を入力して、「次へ」をクリックします。 ステップ 3 で選択する認証メソッドに応じて、デプロイメント・マネージャーで、 1 つ以上のインストール・ターゲットの適切なユーザー名およびパスワードを入力するか、 SSH 秘密鍵ファイルの場所とパスワードを入力します。

      ユーザー名とパスワード・メソッドを使用して認証を行うことを選択する場合、 共通のユーザー名とパスワードを入力してすべてのインストール・ターゲットに アクセスするか、各ターゲットに固有のユーザー名とパスワードを構成する ことができます。

    6. インストール・ロケーションおよび各インストール・ターゲットの作業ロケーションを 指定して、「次へ」をクリックします。

      インストール・ロケーションは、WebSphere Application Server Community Edition サーバーがインストールされるインストール・ターゲットのリモート・ロケーションです。

      作業ロケーションでは、インストール・ファイルが含まれるリモート・ターゲット上のディレクトリーが指定されます。

    7. ステップ a で「サーバーのみ」を選択する場合は、ターゲット・ホスト上で サポートされる Java 2 環境のインストール・ロケーションを指定します。ロケーションのパスを指定しない場合は、 インストール・プログラムによりサポートされる Java 2 環境の位置が指定されます。ただし、プログラムが既存の環境の位置を指定できない場合、 インストールは失敗します。

      ステップ a で「サーバーと IBM software developer kit (SDK), Java 2 Technology Edition」を選択した場合、 バンドルの SDK のインストール・ロケーションを確認し、「次へ」をクリックします。

      以下のリストに、各オペレーティング・システム用のデフォルトのインストール・ロケーションを示します。
      • AIX PowerPC 32 ビット: /usr/java5
      • Linux Intel 32 ビット: /opt/ibm/java2-i386-50
      • Linux PowerPC 32 ビット: /opt/ibm/java2-ppc-50
      • Linux Intel または AMD 64 ビット: /opt/ibm/java2-x86_64-50
      • Solaris Operating Environment SPARC 32 ビット: ${INSTALL_LOCATION}/_jvm
      • Windows Intel 32 ビット: C:/Program Files/IBM/Java50

      Solaris オペレーティング・システム以外では、 リモート・ホストに上記の各オペレーティング・システム用の SDK のコピーを 1 つだけ組み込むことができます。Solaris オペレーティング・システム用の SDK は、 WebSphere Application Server Community Edition のインストール・ディレクトリーに専用 Java 仮想マシン (JVM) としてインストールされます。したがって、「サーバーと IBM SDK for Solaris/SPARC」バンドルは、 同じホストの別のディレクトリーに複数回インストールすることができます。

    8. インストール・パッケージを正常にインストールするために必要な追加のパラメーターを指定します。 各ターゲット・ホスト上でノードを選択して、 WebSphere Application Server Community Edition サーバーのマネージャーとして指定します。次にチェック・ボックスを選択して、 各オペレーティング・システム上で前提条件をチェックできないようにします。前提条件のチェックは、デフォルトでは使用可能です。
    9. インストール要約を読んでから、「終了」をクリックして、 インストール要求を処理するように集中インストール・マネージャーに実行依頼します。

    または、wsadmin ツールで installSoftware コマンドを実行して、 WebSphere Application Server Community Edition をインストールします。インストール・パッケージを使用してインストールする際に選択するフィーチャーに応じて、特定のパラメーターを指定します。詳しくは、集中インストール・マネージャー管理用タスク を参照してください。

    重要: WebSphere Application Server Community Edition を Solaris オペレーティング・システムか AIX オペレーティング・システムのいずれかにインストールすると、「インストール・ヒストリーの詳細」パネルに以下のエラー・メッセージが表示される場合があります。
    XCIM0199W: インストールは完了しましたが、エラーが検出されました。エラー・メッセージのログを確認してください。
    ....... log1 .......
    ....... log2 .......
    ログ・ファイルのいずれかを確認して、 それが以下の例のいずれかと類似している場合はエラーを無視します。[For Solaris operating system]
    XCIM01661: 以下のコマンドでの標準エラー。
    wasce_setup-2.*-unix.bin -is:silent....
    「am I」オプションでターミナルに接続する必要があります
    「am I」オプションでターミナルに接続する必要があります
    
    [For AIX operating system]
    XCIM01661: 以下のコマンドでの標準エラー。
    wasce_setup-2.*-unix.bin -is:silent....
    who: 0551-012 プロセスがターミナルに接続されていません。
    「who am I」をバックグラウンド・プロセスとして実行しないでください。

結果

これで、集中インストール・マネージャーには、WebSphere Application Server Community Edition のインストールに必要なバイナリー・ファイルのコピーが格納されます。集中インストール・マネージャーはインストール要求を受け取り、ユーザーが提供した情報を処理して、パッケージをターゲット・ワークステーションにインストールします。

次に実行する作業

管理コンソールで、 「進行中のインストール」パネル上の保留中の要求の状況を確認し、 「インストール・ヒストリー」パネルから実行依頼済みのインストール要求のログ・ファイルを調べます。

インストールが完了すると、 管理 WebSphere Application Server Community Edition サーバーを作成することができます。完全ライフサイクル WebSphere Application Server Community Edition サーバーおよび動的クラスターの作成 を参照してください。




関連タスク
パッケージ記述子と関連バイナリー・ファイルのダウンロード
インストール・ターゲットの管理
プロファイルの作成および拡張
タスク・トピック    

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最終更新: 2009/09/17 16時31分49秒EDT
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