リモート AIX® オペレーティング・システムでオープン・ソース製品である sudo をインストールして構成し、非ルート・ユーザーがパスワードなしで sudo を使用し、slibclean コマンドを実行できるようにします。これで非ルート・ユーザーは、リモート AIX オペレーティング・システムに保守を適用できるようになります。
このタスクについて
非ルート・ユーザーが集中インストール・マネージャーを使用して、AIX オペレーティング・システムで保守をインストールまたはアンインストールするには、ターゲット AIX オペレーティング・システムにルート・ユーザーとして、オープン・ソース製品である sudo をインストールして構成します。AIX オペレーティング・システムのルート・ユーザーとして、集中インストール・マネージャーを使用せずに、ローカル側でインストールおよび構成操作を実行します。このタスクは、1 回実行するだけですみます。
プロシージャー
-
sudo は、IBM AIX Toolbox ダウンロード Web サイトからダウンロードします。
詳しくは、IBM AIX ツールボックスのダウンロード Web サイトを参照してください。
-
以下のコマンドを発行して、sudo をインストールします。
rpm
-i sudo-1.6.7p5-3.aix5.1.ppc.rpm
-
指定する非ルート・ユーザー ID にパスワードを入力しなくても、ルート・ユーザーとして slibclean コマンドを実行することを許可します。
visudo コマンドを発行して、以下のエントリーを /etc/sudoers configuration 構成ファイルに追加します。
user_id ALL = NOPASSWD: /usr/sbin/slibclean
-
指定されたユーザー ID を使用してログインし、sudo -l コマンドを発行します。
実行が成功すると、以下の例のようなメッセージが表示されます。
User user_id may
run the following commands on this host:
(root) NOPASSWD:
/usr/sbin/slibclean
sudo がインストールされていない場合、または sudo がインストールされているが、指定されたユーザー ID に対して正しく構成されていない場合、エラー・メッセージが表示されます。
次に実行する作業
最新バージョンの Update Installer for WebSphere Software およびフィックスパックのバイナリー・ファイルを集中インストール・マネージャー・リポジトリーにダウンロードします。