1.0 概要
2.0 既知の問題
2.1 エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトにモジュール・ファイルを追加する
2.2 エンタープライズ・アプリケーションにおける代替デプロイメント記述子 (alt-dd) エレメント
2.3 EJB/Web/アプリケーション・クライアント・プロジェクトの Java ビルド・パスの設定
2.4 EAR 内の JAR URI にあるスペースはサポートされない
2.5 エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクト名には DBCS 文字を使用しない
2.6 バイナリー・プロジェクトは読み取り専用である
2.7 削除操作での WebSphere バインディングの自動除去
2.8 JSP の検証が原因でリソースがロックされる
2.9 新規 J2EE プロジェクトの非デフォルト・ロケーションを使用しているときに、「無効なプロジェクト記述」エラーが出る
J2EE パースペクティブには、ユーザーがエンタープライズ・アプリケーション、EJB、Web、およびアプリケーション・クライアント・プロジェクトなどのリソースの開発のため一般的に使用するビューを含んでいます。この README ファイルには、WebSphere Studio の J2EE 開発ツールに関連する既知の問題、制限、および対応策が記載されています。 J2EE ビューおよび J2EE Web プロジェクトに関するその他の項目については、Web ツールの README ファイルに記載されています。
モジュール・ファイル・タイプの 1 つ (EJB JAR、WAR、RAR、およびアプリケーション・クライアント JAR ファイル) をエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトにインポートするときは、正しいインポート・ウィザードを使用して、モジュール・ファイルを該当するプロジェクト・タイプにインポートする必要があります。 エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトにインポートしないでください。 モジュール・ファイルがエンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトにインポートされると、 アプリケーション・デプロイメント記述子エディターを使用してモジュールをアプリケーションに 追加することはできません。
WebSphere Studio では、現在のところ alt-dd の使用はサポートされていません。 対応策は、含まれているモジュール内のデプロイメント記述子を編集することです。
J2EE プロジェクト・タイプに対しては、可能な限り Java ビルド・パスのデフォルト設定を受け入れることをお勧めします。エンタープライズ・アプリケーションに含まれるプロジェクト同士の間の従属関係を設定するには、 JAR 従属関係エディターまたは代わりに Java JAR 従属関係プロパティー・ページを使用してください。 これにより、MANIFEST.MF ファイルの CLASS-PATH 属性 (サーバーのランタイムに使用されます) と プロジェクトの Java ビルド・パス (Java のコンパイルに使用されます) の間の同期が保持されます。
通常、モジュールが要求するライブラリーは、エンタープライズ・アプリケーションに含まれているか、サーバーに対して可視である必要があります。したがって、プロジェクトがサーバー上で実行されない可能性があるため、 外部ライブラリーをプロジェクト・ビルド・パスに追加する場合には注意が必要です。 たとえば、ユーザーが off_the_shelf.jar というライブラリーを持っていて、これを WEB モジュールで参照したいとします。 ユーザーは以下のどちらかを実行できます。
- off_the_shelf.jar をエンタープライズ・アプリケーションにファイル・システム・インポート・ウィザードを使用して追加し、その後に JAR 従属関係エディターを使用して、 WEB モジュールが JAR に依存するようにする。
- WEB プロジェクトの Java ビルド・パス・プロパティーを使用して、JAR をビルド・パスに追加します。その結果、サーバーに JAR に対する可視性が生じます。
単体テストに対してこれを完了するには、サーバー構成を編集し、この JAR をクラスパスに追加します。
エンタープライズ・アプリケーション内のモジュールまたはユーティリティー JAR の URI にあるスペースはサポートされません。 JAR またはモジュール内の MANIFEST.MF ファイルの「Class-Path:」属性は、EAR 内の相対パスの、スペースで区切られたリストです。 参照した JAR の URI にスペースがあると、JAR は EAR の別の JAR を参照できなくなります。
エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクトを作成する場合、その名前に DBCS 文字を使用しないようにすることを推奨します。
EAR インポート (インポート・ウィザードでオプションとして使用可能) で作成されたバイナリー・プロジェクトは読み取り専用として意図されたものです。 バイナリー・プロジェクトの内容を変更しないでください。 ただし、バイナリー・プロジェクトの削除、およびリポジトリーのソース・バージョンとの置換は可能です。 ほとんどのアクションをバイナリー・プロジェクトに対して使用不可にする必要があります。 バイナリー・プロジェクトを使用する場合は、プロジェクト/JAR の内容を変更するアクションは一切行わないでください。
WebSphere バインディングを含むオブジェクトを削除すると、バインディング・オブジェクトも自動的に削除されます。 たとえば、アプリケーション・デプロイメント記述子エディターのセキュリティー・ページにある、バインディングを持つセキュリティー役割を削除すると、セキュリティー役割バインディングも削除されます。 同じ名前でセキュリティー役割を再度追加するときには、必要に応じて再バインドするようにしてください。
Web プロジェクトが JSP バリデーターによって検証されてから時間があまり経過していない場合は、 そのプロジェクトにより参照されているライブラリー JAR ファイルまたはクラス・ファイルは、引き続き使用中である可能性があります。その結果、個々の JAR ファイルまたはクラス・ファイルを削除または移動することができない場合があります (たとえば、/WEB-INF/lib ディレクトリーの削除する場合)。EAR プロジェクトの JAR ファイルが Web プロジェクトにより Java JAR 依存関係として参照されている場合、EAR プロジェクトまたはその中の JAR を削除することはできない場合があります。ファイル管理アクティビティーのために、これらのリソースを「解放」するには、Web プロジェクトをクローズしてから、それを再びオープンしてください。
新規 J2EE プロジェクト (Java、エンタープライズ・アプリケーション、Web、EJB、アプリケーション・クライアント、およびコネクター・プロジェクトを含む) を作成する場合、ワークベンチの他のプロジェクトによって使用されているプロジェクト・ロケーションは使用できません。 別のプロジェクトによって使用されているプロジェクト・ロケーションを選択すると、ウィザードが「無効なプロジェクト記述」エラー・ダイアログまたはメッセージを表示します。 このメッセージが出た後に「参照 (Browse)」ボタンをクリックして有効なプロジェクト・ロケーションを選択すると、プロジェクト作成は完了しません。 対応策は、「取り消し (Cancel)」をクリックし、プロジェクト作成ウィザードを再オープンすることです。
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