1.0 概要
2.0 前のリリースからの変更点
3.0 制限
3.1 カスタム JRE コンテナー
3.2 VAJ Visual Composition Editor コード生成スタイルのサポート
4.0 既知の問題
4.1 AWT メニューの限定サポート
4.2 「再実行」の限定サポート
4.3 SINE/Aventail の競合
4.4 Unicode 表記入力の限定サポート
4.5 このパーツへのプロパティーの追加
4.6 JLayeredPane の単層サポート
4.7
JavaBean ランチャーを使用した非パブリック・クラスの起動のサポート
4.8 アクションの限定サポート
4.9 Hummingbird Exceed 7.1 を使用した限定サポート
4.10 マウスを使用しないドラッグ・アンド・ドロップ
4.11 非ビジュアルまたは JMenu の子のポップアップに「名前変更」フィールドがない
4.12 JFrame および contentPane
4.13 Singleton のサポート
Visual Editor for Java は、GUI アプリケーションのデザインを支援するソース指向のエディターです。 これは JavaBeans コンポーネント・モデルをベースにしており、Abstract Window Toolkit (AWT) または Swing を使用したビジュアルな構築をサポートします。
ユーザーが VisualAge for Java の Visual Composition Editor からファイルを移行するとき、このエディターの最上位のウィンドウが同じサイズでない場合があります。Visual Editor for Java は Java コードの境界またはサイズ・セットを基にしてウィンドウを表示します。 これは、実行時に使われるものと同じですが、VisualAge for Java Visual Composition Editor は少し大きい別のサイズを使っています。
VisualAge for Java Visual Composition Editor において、マイグレーション・ユーティリティーを使用してフリー・フォーム Java Beans の位置をクラス・コメントとしてキャプチャーする場合、Visual Editor for Java と Visual Composition Editor で使われる絶対位置にわずかの違いがあります。 これは、Visual Composition Editor の位置が、非ビジュアル Java Bean のラベルを考慮に入れていないのに対して、 Visual Editor for Java は考慮に入れているからです。
Visual Editor を正しく機能させるためには、JRE_LIB 変数またはデフォルトの Java JRE コンテナーのいずれかをプロジェクト・クラスパスに設定する必要があります。
これらは、Eclipse が Java プロジェクトに対して提供するデフォルトの項目です。
Visual Composition Editor には、以下の 3 つのイベント生成スタイルがあります。
スタイル 1: 内部クラスを使用しない
スタイル 2: すべてのイベントで 1 つの内部クラスを使用する
スタイル 3: 各イベントごとに内部クラスを使用する
Visual Editor for Java はスタイル 2 とスタイル 3 を認識します。 スタイル 1 を使用するクラスがある場合は、それをスタイル 2 で再生成してから、WebSphere Studio にエクスポートします。 コード生成スタイルを変更するには、ポップアップ・メニューから「クラスのプロパティー (Properties for the class)」をオープンし、「コード生成 (Code Generation)」タブを選択します。
Visual Editor for Java は、AWT メニューに関して限定的なビジュアル・サポートを提供します。 Visual Editor は、JMenus 用の可視化サポートを提供します。
「再実行」アクションは「取り消し」アクションを完全にリストアしない場合があります。
SINE を使用している場合は、Visual Editor for Java を正しく機能させるために、Aventail ソフトウェアが java.exe を無視するよう設定する必要があります。
プロパティー・シートからテキストを入力する場合、\uXXXX 表記はサポートされていません。Unicode 表記 (または、\t \n など) が必要なときは、ソース・コード・ペインを使用してください。
this パーツは、プロパティー (継承の有無にかかわらず) を含むクラスのキャンバスに作成されます。 プロパティーを追加した場合、新規属性を反映するには、クラスを保管し、クローズして、再オープンする必要があります。
Visual Editor for Java は JLayeredPane 索引を単層にします。 多層/索引の場合、Visual Editor for Java はコンポーネントを正しい順序で表示しない場合があります。
JavaBean ランチャーは非パブリック・クラスの起動をサポートしません。
java.awt.Action インターフェースをインプリメントするクラスは、グラフ・ビューアーと Bean ビューアーの両方で JMenu、JPopupMenu、および JToolBar に追加することができますが、Bean ビューアーでは選択、移動、および除去のみを行うことができます。
Hummingbird Exceed 7.1 を Windows の X Server として使用している場合、javax.swing.JFrame および他のフレームのコンテンツ・ペインは、表示されないか、正しいサイズで表示されません。
Visual Editor for Java を使用するには、Linux X Server の使用を推奨します。
キーボードのみを使用してパレットからコンポーネントをドロップするには、以下のようにします。
オプション 1: ソース・コード・ペインを使用する。
オプション 2: MS アクセス支援ツールを使用してマウスをキーボードにマップし、以下のように使用する。A. IDE キーボード・ショートカットを使用してツールバーに移動し (F10、およびタブ)、次に下矢印キーを使って ChooseBean アクションを選択する。メニュー項目から、Enter キーを使用してドロップしたいコンポーネントを選択します。
B. 数字キーパッドを使用して、ロードされたカーソルをキャンバスのドロップしたい領域に移動する (あとでソース・コードから場所を変更できます)。
C. + 数字キーを使用して Bean をドロップする。プロパティー・シート/ソース・コードを使用して、コンポーネントのサイズやバウンドを変更することができます。
これは現行の制限です。名前変更サポートはビジュアル (つまり、java.awt.Component から継承) 上にのみ表示されます。 ただし唯一の追加制限は、JMenu と JPopupMenu の子と孫には表示されないということです。非ビジュアルには、名前変更のサポートは全くありません。
この理由は、非ビジュアルはそのフィールド名に ivj の接頭辞が必要で、 これがないとパーサーが見つけることができないためです。 誤って非ビジュアルの変更や、ivj の除去をしないようにするために、手順が複雑になっています。 これを行うには、Java メンバー・ビューを表示し、「リファクタリング (Refactor)」>「名前変更 (Rename)」をクリックし、ivj 接頭部を保持するよう注意する必要があります。
Visual Editor では暗黙のコンテンツ・ペインは使用しません。 作成されていない場合には、コンテンツ・ペインとして JPanel を明示的に設定するためのコードをエディターが作成します。
通常、コンテンツ・ペインは Bean がドロップされる、またはセットされる別のコンテンツ・ペインとして生成することをお勧めします。
Visual Editor の「Bean の選択」では、ヌルのコンストラクターを持つ JavaBeans をドロップすることができます (JavaBean 仕様の要件)。 静的 getInstance() パターンを使用する Bean のドロップは許可されていません。
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