Connector Configurator の概要

Connector Configurator では、次の統合ブローカーで使用するアダプターの コネクター・コンポーネントを構成できます。

ご使用のアダプターが DB2 Information Integrator をサポートする場合、WMQI オプションおよび DB2 II 標準プロパティーを使用します (付録『標準構成プロパティー』の注の欄を参照してください)。

Connector Configurator を使用して次の作業を行います。

Connector Configurator の実行モードと使用する構成ファイルのタイプは、実行する 統合ブローカーによって異なる場合があります。例えば、使用している統合ブローカーが WMQI の場合、Connector Configurator を System Manager から実行するのではなく、直接実行します (スタンドアロン・モードでの Configurator の実行を参照)。

コネクター構成プロパティーには、標準の構成プロパティー (すべてのコネクターがもつプロパティー) と、コネクター固有のプロパティー (特定のアプリケーションまたはテクノロジーのためにコネクターで必要なプロパティー) とが含まれます。

標準プロパティーはすべてのコネクターにより使用されるので、標準プロパティーを新規に定義する必要はありません。ファイルを作成すると、Connector Configurator により標準プロパティーがこの構成ファイルに挿入されます。ただし、Connector Configurator で各標準プロパティーの値を設定する必要があります。

標準プロパティーの範囲は、ブローカーと構成によって異なる可能性があります。特定のプロパティーに特定の値が設定されている場合にのみ使用できるプロパティーがあります。Connector Configurator の「標準のプロパティー」ウィンドウには、特定の構成で設定可能なプロパティーが表示されます。

ただしコネクター固有プロパティーの場合は、最初にプロパティーを定義し、その値を設定する必要があります。このため、特定のアダプターのコネクター固有プロパティーのテンプレートを作成します。システム内で既にテンプレートが作成されている場合には、作成されているテンプレートを使用します。システム内でまだテンプレートが作成されていない場合には、新規テンプレートの作成のステップに従い、テンプレートを新規に作成します。

UNIX でのコネクターの実行

Connector Configurator は、Windows 環境内でのみ実行されます。UNIX 環境でコネクターを実行する場合には、Windows で Connector Configurator を使用して構成ファイルを変更し、このファイルを UNIX 環境へコピーします。

Connector Configurator のプロパティーには、ディレクトリー・パスを使用するものがあります。それらは、デフォルトでは Windows のディレクトリー・パスの規則を使用します。UNIX 環境で構成ファイルを使用する場合、UNIX のこれらのパスの規則に一致するようにディレクトリー・パスを修正してください。拡張検証に正しいオペレーティング・システム規則が使用されるように、ツールバー・ドロップ・リストでターゲット・オペレーティング・システムを選択します。

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