環境のセットアップ

このセクションでは、チュートリアルを使用して作業できる環境の準備の仕方について説明します。後出の sample_folder は、サンプルがあるフォルダーを指します。ビジネス・オブジェクト・リポジトリーは sample_folder 内に .xsd ファイルとして提供されています。

  1. キューの定義 このチュートリアルでは、キュー・マネージャーに 6 つのキューが定義されていることが必要です。必要なキューを作成するには、コマンド行から RUNMQSC crossworlds.queue.manager と入力して、以下のコマンドを発行します。 次に、WMQI ブローカーを構成するために WebSphere MQ アダプターおよびポート・コネクターが必要とするキューを以下のように定義します。
  2. アダプターの構成 Connector Configurator を使用して、sample_folder¥WebSphereMQConnector.cfg を開きます。Connector Configurator の使用法に関する詳細情報は、付録B. Connector Configuratorを参照してください。コネクター固有プロパティーの詳細については、コネクター固有のプロパティーを参照してください。

    アダプターをまだ構成していない場合は、ご使用のシステムに応じた「インストール・ガイド」の説明に従って構成してください。さらに、以下に示す値と一致するようにアダプターの構成プロパティーを確認または変更します。 以下のコネクター固有プロパティーを設定します。
  3. ポート・コネクターの構成 Connector Configurator を使用して、以下の標準プロパティーを設定します。
  4. ビジネス・オブジェクトのサポート ビジネス・オブジェクトを使用するには、まずアダプターがビジネス・オブジェクトをサポートする必要があります。Connector Configurator を使用して、WebSphere MQ アダプターの「サポートされているビジネス・オブジェクト」タブをクリックして、表 20 に記載されているビジネス・オブジェクトを追加します。「メッセージ・セット ID」をサポートされているそれぞれのビジネス・オブジェクトごとに固有な値に設定します。
    表 20. JMS アダプターについてサポートされるサンプル・ビジネス・オブジェクト
    ビジネス・オブジェクト名 メッセージ・セット ID
    Sample_WebSphereMQ_MO_Config 1
    Sample_WebSphereMQ_MO_DataHandler 2
    Sample_WebSphereMQ_LegacyContact 3
    Connector Configurator を使用して、sample_folder 内にあるポート・コネクター定義 PortConnector.cfg を開きます。次に、表 21 に記載されたサポートされるビジネス・オブジェクトとメッセージ・セット ID を追加します。
    表 21. ポート・コネクターについてサポートされるサンプル・ビジネス・オブジェクト
    ビジネス・オブジェクト名 メッセージ・セット ID
    Sample_WebSphereMQ_LegacyContact 1
  5. メタオブジェクトの構成 WebSphere MQ キュー・マネージャーの名前が crossworlds.queue.manager でない場合は、Sample_WebSphereMQ_MO_Config ビジネス・オブジェクトのデフォルト属性の「AppSpecificInfo」フィールドの URI を更新する必要があります。
  6. コネクター開始スクリプトの作成または更新

    Windows の場合
    1. Adapter for WebSphere MQ のショートカットのプロパティーを開きます。
    2. ターゲットの最後の引数として、-c の後ろに <WebSphereMQConnector.cfg ファイルの絶対パスおよびファイル名> を続けたものを追加します。例えば、以下のようになります。
      -cProduct_Dir¥connectors¥WebSphereMQ¥samples¥
       LegacyContact¥WebSphereMQConnector.cfg
    UNIX の場合
    1. ファイル Product_Dir/bin/connector_manager_WebSphereMQ を開きます。
    2. AGENTCONFIG_FILE プロパティーを <WebSphereMQConnector.cfg ファイルの絶対パスおよびファイル名> を続けた値に設定します。例えば、以下のようになります。
      AGENTCONFIG_FILE=Product_Dir/connectors/WebSphereMQ/samples/
       LegacyContact/WebSphereMQConnector.cfg

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