Adapter for iSeries のビジネス・オブジェクトは、フラット・ビジネス・オブジェクトです。各属性は、入力、出力、または入出力パラメーターになります。属性の 1 つは、Business Object Designer 用のキーになっている必要があります。
また、タイプが Connection の子属性もあります。これには、AS/400 マシンへの接続に関する情報である HostName、UserName、および Password が含まれています。これらの属性はすべて必須であるため、すべての属性について is Required が true に設定されます。この接続ビジネス・オブジェクトは、すべての iSeries ビジネス・オブジェクトの子属性です。
図 5の大括弧内の情報は、 ビジネス・オブジェクトのアプリケーション固有の情報を表しています。
RPG ビジネス・オブジェクトは動詞 CALLRPG または CALLPGM のいずれかで構成され、 プログラム名 (IFSFile の絶対パス) は動詞の ASI として設定されます。 CALLRPG は RPG プログラムを呼び出すために使用され、 CALLPGM は PGM (RPG、COBOL、および Java プログラムを含む) を呼び出すために使用されます。 接続関連の子属性とは別に、RPG ビジネス・オブジェクトには RPG プログラム・パラメーターに対応する属性があります。属性の名前は、ソース・プログラムに指定された対応するパラメーターの名前と同じです。属性の MaxLength プロパティー (RPG パラメーターを表す) は、ソース・プログラムの PARM 仕様に指定された対応するパラメーター長から導出されます。パラメーターが数値である場合は、対応する小数部の長さも、ASI で DecimalPositions=n および packedDec=true のように使用されます。
アダプターを使用すると、複数インスタンスを持つ単一要求ビジネス・オブジェクトによって、PGM を複数回呼び出すことができます。図 6 に例を示します。
図 7 に接続情報を持つ親ビジネス・オブジェクトおよび PGM のパラメーター情報を持つ 子ビジネス・オブジェクトを示します。接続情報は、接続ビジネス・オブジェクトに含まれ、Verb ASI は呼び出されるプログラムのパスと同じです。
図 8 に、子ビジネス・オブジェクトとそのプログラムのパラメーター情報に対応する属性を示します。
図 9 の例のビジネス・オブジェクトは、子が複数のビジネス・オブジェクトの 2 つのインスタンスを持つことから、プログラムは 2 回実行されます。複数レコードの検索には、該当する XSD ファイルを使用してください。
コネクターは、統合ブローカーと AS/400 システムの間で、ビジネス・オブジェクトを受け渡します。
コネクターは、統合ブローカーからビジネス・オブジェクトを渡されると、以下の処理を実行します。
ビジネス・オブジェクトを作成するには、Business Object Designer ODA を使用します。ビジネス・オブジェクト定義を作成してから、必須の属性を追加します。その後で、ビジネス・オブジェクトがサポートされるようにコネクターを構成します。 Business Object Designer ODA の詳細については ビジネス・オブジェクトの作成および変更 を参照してください。