iSeries アダプターは、データベースまたはデータ・ファイルへの変更に関する完全なデータ・キュー・メッセージを受け取るすべてのデータ・キューに、メタオブジェクトを使用します。完全なデータ・キュー・メッセージを受け取るすべてのデータ・キューについて、メタオブジェクトを構成する必要があります。
メタオブジェクト名は必ず MO_iSeries から始まります。各メタオブジェクトには、データ・キューに関する情報が保持されます。すべてのメタオブジェクトにダミー動詞を追加する必要があります。
メタオブジェクト内の属性 (ホスト名、ユーザー名、およびパスワード) の値は、静的なデフォルト値です。これらのデフォルト属性は、コネクターを始動するとコネクター・エージェントに値がキャッシュされるので、動的に変更することはできません。別のマシンで同じデータ・キューにアクセスするには、デフォルト値を変更して iSeries アダプターのインスタンスを再始動するか、または新しいマシン情報に合わせて別のメタオブジェクトを構成する必要があります。
ビジネス・オブジェクトの動詞は該当するストリングに設定され、DataQueueName 属性はデータ・キューの IFS File パスに設定されます。BusObjName 属性には、対応するビジネス・オブジェクト (メタオブジェクトに記述されている動詞を含む) の名前が含まれています。キューから読み込まれる詳細がこのビジネス・オブジェクトに書き込まれます。メタオブジェクトの属性を、下の例に示します (図 11)。対応する SamplePollBO を図 12 に示します。
キー付きデータ・キューの場合は、図 13 に示すようにメタオブジェクトに「key」というキー属性が追加されます。ポーリング呼び出しでは、キー情報を使用して、キー付きデータ・キューから対応するメッセージを取得します。
図 14 に、対応するキー付きデータ・キュー用のポーリング・ビジネス・オブジェクトの例を示します。