トレースは、コネクターの動作を細かく追跡するためにオンにすることができるオプションのデバッグ・フィーチャーです。トレース・メッセージは構成可能で、動的に変更できます。必要な詳細に応じて、さまざまなレベルを設定できます。トレース・メッセージはデフォルトでは、STDOUT に書き込まれます。
また、ファイルへ書き込むようにトレースを構成することもできます。次の表では、iSeries コネクターが各トレース・レベルで出力するトレース・メッセージのタイプについて説明します。すべてのトレース・メッセージが、コネクター・プロパティー TraceFileName で指定されたファイルに書き込まれます。これらのメッセージは、IBM WebSphere Business Integration Adapter アーキテクチャーによって出力されたトレース・メッセージに追加されます。トレース・メッセージの構成の詳細については、『コネクターの構成』にあるコネクター構成プロパティーを参照してください。トレースの詳細 (使用可能にして設定する方法を含む) については、「コネクター開発ガイド」を参照してください。
表 6 に、コネクターのトレース・メッセージ・レベルの推奨される内容をリストします。
トレース・レベル | トレース・メッセージ |
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レベル 0 | コネクターのバージョンを識別するトレース・メッセージが必要な場合は、このトレース・レベルを使用します。このレベルでは、その他のトレースは実行されません。 |
レベル 1 | なし |
レベル 2 | 次のことを行うトレース・メッセージが必要な場合は、このトレース・レベルを使用します。
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レベル 3 | なし |
レベル 4 | 次のことを行うトレース・メッセージが必要な場合は、このトレース・レベルを使用します。
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レベル 5 | 次のことを行うトレース・メッセージが必要な場合は、このトレース・レベルを使用します。
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