WebSphere Business Integration Adapter Framework
v2.6 の新機能
本リリースでの変更点は、次のとおりです。
- 以前のリリースのアダプター・フレームワークとは異なり、Adapter Framework 2.6 ソフトウェアは ICS とは別に提供され、インストールされます。これにより、アダプター・フレームワークと ICS の両方で、機能拡張の柔軟性を高めることが可能になります。また、アダプター・フレームワークを、ブローカー機能拡張のみによって指示されるリリースから分離し、その逆にも分離します。従って、新規インストール、アップグレード、およびマイグレーションには、いくつものシナリオがあります。
インストールおよびアップグレードのシナリオについては、インストールの概要で説明されています。以前のリリースから新規アダプター・フレームワークへのアダプターのマイグレーションについては、「Migrating Adapters to Adapter Framework, Version 2.6」を参照してください。
- Adapter Framework 2.6 は、Java TM Runtime
Environment (JRE) 1.4.2 を使用します。すべてのサポートされるプラットフォーム用の IBM JDK 1.4.2 が、このリリースの別の CD で提供されています。
- アダプター・フレームワーク・インストーラーは、統合ブローカー選択ウィンドウを特色とするようになりました。
- アダプター・フレームワークは以下をサポートするようになりました。
- SuSE Linux Enterprise Server 8.1、Service Pack 3
- SuSE Linux Standard Server 8.1、Service Pack 3
- Read Hat Enterprise Linux 3.0 アップデート 1:
- RHEL 3.0 ES
- RHEL 3.0 AS
- RHEL 3.0 WS
- Windows 2003
- アダプター・フレームワークは WASDIE 5.1 および 5.1.1 をサポートします。
- Windows プラットフォームのみで、アダプター・フレームワーク・インストーラーでは、WebSphere Business Integration Toolset またはアダプター・フレームワーク、あるいはその両方のインストールを選択できます。ブローカーとして ICS を選択した場合、インストーラーが ICS がインストールされていることを検出した場合、またはオペレーティング・システムが Windows 2003 である場合、ツール・セット・コンポーネントをインストールできません。
- アダプター・フレームワーク・インストーラーは、以下の新しい環境変数 (Windows) およびシェル・スクリプト変数 (UNIX) を設定します。
- ARMJAR。IBM Tivoli(R) Monitoring for Transaction Performance をサポートするものです。
- WAS_CLIENT_HOME。WebSphere Application Server 統合ブローカーをサポートするものです。
- 文書には、すべてのインストール・エラー・メッセージについて説明するトラブルシューティングの章が新規に追加されています。
