IBM WebSphere Business Integration Adapter for WebSphere MQ バージョン 2.7.0 リリース情報

これらのリリース情報には、IBM(R) WebSphere(R) Business Integration Adapter for WebSphere MQ バージョン 2.7.0 のリリース情報が含まれています。 このリリース情報は以下のセクションから構成されています。
本リリースの新機能 WebSphere Business Integration Adapters の API とランタイム
製品修正履歴 既知の問題と予備手段
ハードウェア要件およびソフトウェア要件 資料の更新
インストール、マイグレーション、アップグレード、および構成

注: これらのリリース情報の発行後に、この製品に関する重要な情報が Technical Support Flashes に掲載される場合があります。WebSphere Business Integration サポート Web サイト http://www.ibm.com/websphere/integration/wbiserver/support をご覧ください。該当する製品をクリックしてください。フラッシュが提供されている場合は、「セルフ・ヘルプ (Self help)」> 「問題の解決 (Solve a problem)」>「フラッシュ (警告) (Flashes (Alerts))」をクリックすると、表示することができます。

本リリースの新機能

このリリースには、さまざまなメタデータ属性に対する両方向 (bi-di) サポートが組み込まれています。

アダプターおよび新機能の詳細については、「Adapter for WebSphere MQ ユーザーズ・ガイド」を参照してください。

製品修正履歴

リリース 2.6.0 から 2.7.0 までの間に、ユーザーから報告された事例に基づいて、以下の問題が修正されています。
トラッキング
番号
説明
36128 InputQueue コネクター・プロパティーが構成されていないと、アダプターが初期化されません。この問題はフィックスパック 2.5.2 で修正されました。
36438 アダプターのリリース 2.5.x 以降、静的および動的メタオブジェクトの変換プロパティー名で大/小文字が区別されるようになりました。
33728  構成メタオブジェクトに固有の変換プロパティーが構成されていないと、アダプターはイベントをビジネス・オブジェクトに正しくマップしません。
37094 アダプターに複数の入力キューが構成されていると、進行中メッセージの処理中にの変換プロパティー検索機構が失敗します。
34969 同期イベントの処理中、アダプターがレポート・メッセージにデータ・ハンドラー・エラーを送信しません。

ハードウェア要件およびソフトウェア要件

ハードウェア要件およびソフトウェア要件は、製品資料に記載されています。これらの資料へのリンクについては、『インストール、マイグレーション、アップグレード、および構成』を参照してください。

インストール、マイグレーション、アップグレード、および構成

ソフトウェアを CD からインストールするか、または Passport Advantage からダウンロードしてローカル・ディレクトリーからインストールするかにかかわらず、使用する統合ブローカーに応じた以下の該当するガイドを参照してください。

これらの資料には、汎用マイグレーション、アップグレード、および構成情報も記載されています。

このアダプターに固有のハードウェア要件とソフトウェア要件および構成情報については、「Adapter for WebSphere MQ ユーザーズ・ガイド」を参照してください。

アップグレード情報

WebSphere Business Integration Adapters の API とランタイム

WebSphere Business Integration Adapters ランタイムのバージョン 1.8.0 以降でアダプターを稼働させていることを確認してください。

WebSphere Business Integration Adapters API の .jar ファイルおよび関連スクリプト (Windows(R) プラットフォームでは CWConnEnv.bat および CWODAEnv.bat、UNIX プラットフォームでは CWConnEnv.sh および CWODAEnv.sh) は、WebSphere Business Integration Adapters API によってインストールされます。アダプターをインストールする前に、WebSphere Business Integration Adapters ランタイムがインストールされていることを確認してください。バージョンが 1.8.0 以降でない場合、最新の API をダウンロードする必要があります。このセクションでは、API バージョンを確認し、最新バージョンをダウンロードし、 アダプターが InterChange Server および Adapter Development Kit (ADK) のさまざまなバージョンで稼働できるようにするための説明をします。

ランタイムのバージョンの確認

ランタイムのバージョンを確認するには、マニフェスト・ファイル (ProductDir\lib\WBIA.jar) を見つけて適切な Java JAR エディターで開きます。以下の行を探してください。

Implementation-Title: "CWConnectorAPI"
Implementation-Version: 1.8.0

Implementation-Version の行は、API のインストール済みバージョンを示します。バージョンが 1.8.0 以降でない場合、最新のランタイムをダウンロードする必要があります。

ランタイムのダウンロード

ランタイムの最新バージョンをダウンロードするには、次のようにします。

  1. http://www.ibm.com にアクセスします。
  2. 「Support & downloads」タブをクリックします。
  3. 「Downloads」の見出しの下の「Downloads & drivers」をクリックします。
  4. 「Enter search terms」フィールドで「wbia api」と入力し、「Submit」をクリックします。

ランタイムをダウンロードしてインストールすると、以下のファイルが格納されています。

lib\WBIA.jar
bin\CWConnEnv.bat (Windows)
bin/CWConnEnv.sh (UNIX)
bin\CWODAEnv.bat (Windows)
bin/CWODAEnv.sh (UNIX)
connectors\messages\CwConnectorAgentMessages.txt

Adapter Development Kit および InterChange Server の従来のバージョン用にアダプターを使用可能にする

このアダプターは現行の Adapter Framework バージョン 2.6.0 でのみ稼働します。

既知の問題と予備手段

このリリースでは、以下の問題が検出されています。

トラッキング
番号
説明
58988 Linux(TM) マルチプロセッサー・システムにアダプターをデプロイするとハングします。この問題は、ガーベッジ・コレクション中にハングを引き起こす既知の Linux JDK 1.4.2 問題が原因で発生します。(この JDK の問題に対して公開された PMR 番号は 27182.001.866 です。)

この問題を回避するには、アダプターの始動スクリプトを変更して、JVMArgs 変数に "-Xgcthreads1" オプションを指定します。以下に例を示します。
JVMArgs="-Xgcthreads1 %JVMArgs%"
34668 CSD06 以下を適用した WebSphere MQ バージョン 5.3 では、JMSCorrelationID で bi-di データがサポートされません。したがって、アダプターの bi-di 機能を最大限に活用するには、WebSphere MQ バージョン 5.3 に CSD07 を適用する必要があります。

資料の更新

CD の場合も電子的配布による場合も、製品資料は製品パッケージの一部として組み込まれていません。この製品の資料は以下の Information Center にあります。

製品資料を入手するには、Web サイトにアクセスし、ご使用のリリースの最新の資料一式をダウンロードしてください。Information Center ページに記載されている説明に従って、インストールを完了してください。

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