これらのリリース情報には、IBM(R) WebSphere(R) Business Integration Adapter for Web Services バージョン 3.4.0 のリリース情報が含まれています。 このリリース情報は以下のセクションから構成されています。
本リリースの新機能 | WebSphere Business Integration Adapters の API とランタイム |
製品修正履歴 | 既知の問題と予備手段 |
ハードウェア要件およびソフトウェア要件 | 資料の更新 |
インストール、マイグレーション、アップグレード、および構成 |
注: これらのリリース情報の発行後に、この製品に関する重要な情報が Technical Support Flashes に掲載される場合があります。WebSphere Business Integration サポート Web サイト http://www.ibm.com/websphere/integration/wbiserver/support をご覧ください。該当する製品をクリックしてください。フラッシュが提供されている場合は、「セルフ・ヘルプ (Self help)」> 「問題の解決 (Solve a problem)」>「フラッシュ (警告) (Flashes (Alerts))」をクリックすると、表示することができます。
このリリースは JDK 1.4.2 をサポートします。また、以下の新機能および改善された機能が含まれています。
このバージョンのアダプターは、両方向 (bi-di) 言語をサポートします。
アダプターおよび新機能の詳細については、「Adapter for Web Services ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
リリース 3.3.0 から 3.4.0 までの間に、ユーザーから報告された事例に基づいて、以下の問題が修正されています。
トラッキング 番号 |
説明 |
28828 | 必要な属性が含まれているプロトコル構成メタオブジェクトをインスタンス化するときにコネクターが失敗します。 |
37217 | SOAP データ・ハンドラーが、属性を持ち、子を持たないエレメントをビジネス・オブジェクトに取り込みません。 |
ハードウェア要件およびソフトウェア要件は、製品資料に記載されています。これらの資料へのリンクについては、『インストール、マイグレーション、アップグレード、および構成』を参照してください。
ソフトウェアを CD からインストールする場合でも、Passport Advantage からダウンロードしてローカル・ディレクトリーからインストールする場合でも、 詳細については「システム・インストール・ガイド (UNIX 版)」または「システム・インストール・ガイド (Windows 版)」を参照してください。このガイドには、汎用マイグレーション、アップグレード、および構成に関する情報も含まれています。
このアダプターに固有のハードウェア要件とソフトウェア要件および構成情報については、「Adapter for Web Services ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
WebSphere Business Integration Adapters ランタイムのバージョン 1.8.0 以降でアダプターを稼働させていることを確認してください。
WebSphere Business Integration Adapters API の .jar ファイルおよび関連スクリプト (Windows(R) プラットフォームでは CWConnEnv.bat および CWODAEnv.bat、UNIX プラットフォームでは CWConnEnv.sh および CWODAEnv.sh) は、WebSphere Business Integration Adapters API によってインストールされます。アダプターをインストールする前に、WebSphere Business Integration Adapters ランタイムがインストールされていることを確認してください。バージョンが 1.8.0 以降でない場合、最新の API をダウンロードする必要があります。このセクションでは、API バージョンを確認し、最新バージョンをダウンロードし、 アダプターが InterChange Server および Adapter Development Kit (ADK) のさまざまなバージョンで稼働できるようにするための説明をします。
ランタイムのバージョンを確認するには、マニフェスト・ファイル (ProductDir\lib\WBIA.jar) を見つけて適切な Java JAR エディターで開きます。以下の行を探してください。
Implementation-Title: "CWConnectorAPI"
Implementation-Version: 1.8.0
Implementation-Version の行は、API のインストール済みバージョンを示します。バージョンが 1.8.0 以降でない場合、最新のランタイムをダウンロードする必要があります。
ランタイムの最新バージョンをダウンロードするには、次のようにします。
ランタイムをダウンロードしてインストールすると、以下のファイルが格納されています。
lib\WBIA.jar
bin\CWConnEnv.bat (Windows)
bin/CWConnEnv.sh (UNIX)
bin\CWODAEnv.bat (Windows)
bin/CWODAEnv.sh (UNIX)
connectors\messages\CwConnectorAgentMessages.txt
このアダプターは現行の Adapter Framework バージョン 2.6.0 でのみ稼働します。バージョン 2.6.0 は InterChange Server バージョン 4.2.2 および 4.3.0 に対応します。
このリリースでは、以下の問題が検出されています。
トラッキング 番号 |
説明 |
59634 | Web サービス・アダプターが、非 TLO (トップレベル・ビジネス・オブジェクト) を使用する同期リスナー要求に対する応答を生成できません。 |
59584 | 宛先 URL が非エンコード形式で指定されている場合に、Web サービス・アダプターが、英語以外の文字を含む URL への HTTP(S) 要求を送信できません。これを回避するには、エンコードした URL を使用します。 |
59428 | 宛先 URL が非エンコード形式で指定されている場合に、Web Services Description Language (WSDL) ODA が、英語以外の文字を含む URL を介して WSDL ファイルにアクセスできません。ただし、WSDL ODA は国際文字を含むローカル・パスを持つファイルを正常に処理できます。この問題を回避するには、エンコードした URL を使用するか、または WSDL ファイルをローカル・ストレージに保管して、HTTP URL の代わりにローカル・パスを使用します。 |
23993 |
WSDL ODA は、スキーマ・ロケーションを提供せずにお互いをインポートする複数の インライン・スキーマを検出すると、警告またはエラーをログに記録します。ただし、ビジネス・オブジェクトは適切に生成されます。 これを回避するには、各スキーマを個別ファイルに分割し、該当するファイル場所を含めるように imports/includes を更新します。該当するファイル場所を持った import ステートメントを使用して、これらの個別スキーマ・ファイルを WSDL 文書にインポートします。 |
24662 |
WebSphere MQ 5.3 CSD03 を JMS プロバイダーとして使用すると、アダプターの JMS リスナーは、メッセージを入力キューから進行中キューに移動すると、メッセージ本文を読み込めなくなります。これは、WebSphere MQ アプリケーションでの問題です。 |
N/A | XML ODA では、bi-di 文字はビジネス・オブジェクトおよびビジネス・オブジェクトの属性名の一部としてサポートされません。したがって、 bi-di 文字を含む属性/エレメント名を持つ XML/XSD ファイルを基にしてビジネス・オブジェクト・テンプレートを生成した後は、ラテン文字以外の文字を含むすべてのビジネス・オブジェクト名および属性名を名前変更して、ラテン文字のみが含まれるようにする必要があります。 |
CD の場合も電子的配布による場合も、製品資料は製品パッケージの一部として組み込まれていません。この製品の資料は以下の Information Center にあります。
http://www.ibm.com/websphere/integration/wicserver/infocenter
http://www.ibm.com/websphere/integration/wbicollaborations/infocenter (コラボレーションの場合)
http://www.ibm.com/websphere/integration/wbiadapters/infocenter
製品資料を入手するには、Web サイトにアクセスし、ご使用のリリースの最新の資料一式をダウンロードしてください。InfoCenter ページに記載されている説明に従って、インストールを完了してください。