これらのリリース情報には、IBM WebSphere Business Integration Adapter for mySAP (BASIS 4.0 - 4.6、SAP Web AS 6.20) バージョン 6.0.0 のリリース情報が含まれています。 このリリース情報は以下のセクションから構成されています。
本リリースの新機能 | インストール、マイグレーション、アップグレード、および構成 |
製品修正履歴 | WebSphere Business Integration Adapters の API とランタイム |
後方互換性 | 資料の更新 |
ハードウェア要件およびソフトウェア要件 |
注: これらのリリース情報の発行後に、この製品に関する重要な情報が Technical Support Flashes に掲載される場合があります。WebSphere Business Integration サポート Web サイト http://www.ibm.com/websphere/integration/wbiserver/support をご覧ください。該当する製品をクリックしてください。フラッシュが提供されている場合は、「セルフ・ヘルプ (Self help)」> 「問題の解決 (Solve a problem)」>「フラッシュ (警告) (Flashes (Alerts))」をクリックすると、表示することができます。
このリリースで追加された新機能および改善された機能は、以下のとおりです。
アダプターは、Windows 上で稼働し、SAP Web Application Server バージョン 6.20 以降の Unicode システムと排他的に接続するアダプターに対して、両方向 (bi-di) データのサポートを提供します。
アダプターおよび新機能の詳細については、「 Adapter for mySAP.com (SAP R/3 V.4.x) ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
リリース 5.5.0 から 6.0.0 までの間に、ユーザーから報告された事例に基づいて、以下の問題が修正されています。
トラッキング 番号 |
説明 |
42920 | ODA において、RFC ノードの下にある「説明で検索」ノードがそれに対応するビジネス・オブジェクトを正しく生成しません。 |
36006 | Request フォルダー (TID 管理による ALE 要求処理についての状況メッセージ・ファイルを格納する) を作成するときに、アダプターが AleEventDir の構成済みのコネクター・プロパティー値を使用しません。 |
35673 | SAP R/3 4.7 システムから IDoc ファイルを使用するときに、ビジネス・オブジェクト内に生成されるアプリケーション固有の情報が正しくありません。 |
35387 | セグメントが SAP に送信されるときに、セグメントのフィールドに埋め込まれるスペース文字の設定が修正されました。 |
35192 | Request ディレクトリーが ALE 要求処理用の多数の状況ファイルでいっぱいになると、パフォーマンスが低下します。 |
34614 | 始動時に SAP JCo ファイルがインストールされていない場合、SAP アダプターは、JCO ファイルがないという誤解を招くエラーをログに記録します。コネクターが、正しいメッセージを記録するようになりました。 |
34205 | SAP サーバーが不意にシャットダウンした場合、要求の処理中に要求イベントが失われます。 |
33144 | 要求の処理中に、応答オブジェクト内の ObjectEventId が削除されます。この状態が訂正されました。拡張モジュールでは、要求の処理用に ObjectEventId の値が保持されます。 |
32731 | InterChange Server バージョン 4.2.0 および WebSphere Business Integration Adapters バージョン 2.3.0 からは、コネクター構成プロパティーで大/小文字の区別がなくなりました。 |
バージョン 5.2.3 のアダプターから、RFC サーバー・モジュールおよび BAPI モジュールのオブジェクトの DATE および TIME フィールド値から、書式設定の区切り文字が除去されました。 値がビジネス・オブジェクトに指定された最大文字長 (DATE では 8 文字、TIME では 6 文字) と正確に一致するように、この処置が行われました。区切り文字により、両方の値が不正に 2 文字拡張されていました。
この形式を予想する既存のマップやコラボレーション・コンテンツを使用する場合など、区切り文字を維持したい場合は、新しい構成プロパティー DateTimeFormat を Legacy に設定して、DATE および TIME フィールド値がそれぞれの書式設定用区切り文字を保持するようにしてください。
ハードウェア要件およびソフトウェア要件は、製品資料に記載されています。これらの資料へのリンクについては、『インストール、マイグレーション、アップグレード、および構成』を参照してください。
ソフトウェアを CD からインストールするか、Passport Advantage の Web サイトからダウンロードしてローカル・ディレクトリーからインストールするかにかかわらず、使用する統合ブローカーの該当するガイドを参照してください。
これらの資料には、汎用マイグレーション、アップグレード、および構成情報も記載されています。
このアダプターに固有のハードウェア要件とソフトウェア要件、および構成情報については、「Adapter for mySAP.com (SAP R/3 V.4.x) ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
注: ALE モジュールの場合のみ: 以下のいずれかのバージョンからこのバージョンのアダプターにアップグレードするためには、使用しているバージョンに関係するセクションの下に記載する手順を事前に実行してください。
WebSphere Business Integration Adapters ランタイムのバージョン 1.8.0 以降でアダプターを稼働させていることを確認してください。
WebSphere Business Integration Adapters API の .jar ファイルおよび関連スクリプト (Windows(R) プラットフォームでは CWConnEnv.bat および CWODAEnv.bat、UNIX プラットフォームでは CWConnEnv.sh および CWODAEnv.sh) は、WebSphere Business Integration Adapters API によってインストールされます。アダプターをインストールする前に、WebSphere Business Integration Adapters ランタイムがインストールされていることを確認してください。バージョンが 1.8.0 以降でない場合、最新の WebSphere Business Integration Adapters API をダウンロードする必要があります。このセクションでは、API バージョンを確認し、最新バージョンをダウンロードし、 アダプターが WebSphere InterChange Server および Adapter Development Kit (ADK) のさまざまなバージョン で稼働できるようにするための説明をします。
ランタイムのバージョンの確認
ランタイムのバージョンを確認するには、マニフェスト・ファイル (ProductDir\lib\WBIA.jar) を見つけて適切な Java JAR エディターで開きます。以下の行を探してください。
Implementation-Title: "CWConnectorAPI"
Implementation-Version: 1.8.0Implementation-Version の行は、API のインストール済みバージョンを示します。バージョンが 1.8.0 以降でない場合、最新のランタイムをダウンロードする必要があります。
ランタイムのダウンロード
ランタイムの最新バージョンをダウンロードするには、次のようにします。
- http://www.ibm.com にアクセスします。
- 「Support & downloads」タブをクリックします。
- 「Downloads」の見出しの下の「Downloads & drivers」をクリックします。
- 「Enter search terms」フィールドで「wbia api」と入力し、「Submit」をクリックします。
ランタイムをダウンロードしてインストールすると、以下のファイルが格納されています。
lib\WBIA.jar
bin\CWConnEnv.bat (Windows)
bin/CWConnEnv.sh (UNIX)
bin\CWODAEnv.bat (Windows)
bin/CWODAEnv.sh (UNIX)
connectors\messages\CwConnectorAgentMessages.txt
CD の場合も電子的配布による場合も、製品資料は製品パッケージの一部として組み込まれていません。この製品の資料は以下の Information Center にあります。
http://www.ibm.com/websphere/integration/wicserver/infocenter
http://www.ibm.com/websphere/integration/wbicollaborations/infocenter (コラボレーションの場合)
http://www.ibm.com/websphere/integration/wbiadapters/infocenter
製品資料を入手するには、Web サイトにアクセスし、ご使用のリリースの最新の資料一式をダウンロードしてください。Information Center ページに記載されている説明に従って、インストールを完了してください。