これらのリリース情報には、IBM(R) WebSphere(R) Business Integration Adapter for JDBC バージョン 2.6.0 のリリース情報が含まれています。 このリリース情報は以下のセクションから構成されています。
本リリースの新機能 | WebSphere Business Integration Adapters の API とランタイム |
製品修正履歴 | 既知の問題と予備手段 |
ハードウェア要件およびソフトウェア要件 | 資料の更新 |
インストール、マイグレーション、アップグレード、および構成 |
注: これらのリリース情報の発行後に、この製品に関する重要な情報が Technical Support Flashes に掲載される場合があります。WebSphere Business Integration サポート Web サイト http://www.ibm.com/websphere/integration/wbiserver/support をご覧ください。該当する製品をクリックしてください。フラッシュが提供されている場合は、「セルフ・ヘルプ (Self help)」> 「問題の解決 (Solve a problem)」>「フラッシュ (警告) (Flashes (Alerts))」をクリックすると、表示することができます。
このリリースで追加された新機能および改善された機能は、以下のとおりです。
両方向 (bi-di) 言語のサポートがアダプターおよび ODA に追加されました。
Adapter for JDBC および新機能の詳細については、「Adapter for JDBC ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
リリース 2.5.0 から 2.6.0 までの間に、ユーザーから報告された事例に基づいて以下の問題が修正されています。
トラッキング 番号 |
説明 |
35258 | JDBC Adapter での主要イベント発生時にキャッチされた例外のスタック・トレースの印刷が追加されました。 |
31759 | LogAtInterchangeEnd E メール通知に関する問題 は、フィックスパック 2.4.4 で修正されました。 |
35455 | ラッパー・ビジネス・オブジェクトのコンテナーが削除されません。この問題はフィックスパック 2.4.4 で修正されました。 |
35954 | コピー属性が子コンテナー・ビジネス・オブジェクトに伝搬されません。この問題はフィックスパック 2.4.4 で修正されました。 |
35078 | SPBeforePoll 呼び出しを使用可能に設定しているときに、ポーリングが失敗するとアダプターがシャットダウンしません。 |
43390 | ストアード・プロシージャーのパラメーターとしての CLOB ラージ・オブジェクトの検索に対するサポートが必要です。 |
36188 | コネクター・プロパティー RetryCountAndInterval が子ビジネス・オブジェクト・データに対して機能しません。 |
58660 | ストアード・プロシージャーの出力パラメーターが RS (ResultSet) の場合、アダプターがエラー・メッセージを戻します。 |
59112 | ping 照会の失敗後にアダプターが新規データベース接続を開くことができません。 |
ハードウェア要件およびソフトウェア要件は、製品資料に記載されています。これらの資料へのリンクについては、『インストール、マイグレーション、アップグレード、および構成』を参照してください。
ソフトウェアを CD からインストールするか、または Passport Advantage からダウンロードしてローカル・ディレクトリーからインストールするかにかかわらず、以下の該当するガイドを参照してください。
これらの資料には、汎用マイグレーション、アップグレード、および構成情報も記載されています。
この製品に固有のハードウェアとソフトウェアの要件、インストール、マイグレーション、アップグレード、および構成に関する情報については、「 Adapter for JDBC ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
WebSphere Business Integration Adapters ランタイムのバージョン 1.8.0 以降でアダプターを稼働させていることを確認してください。
WebSphere Business Integration Adapters API の .jar ファイルおよび 関連スクリプト (Windows (R) プラットフォームでは CWConnEnv.bat および CWODAEnv.bat、UNIX プラットフォームでは CWConnEnv.sh および CWODAEnv.sh) は、WebSphere Business Integration Adapters API によってインストールされます。アダプターをインストールする前に、WebSphere Business Integration Adapters ランタイムがインストールされていることを確認してください。バージョンが 1.8.0 以降でない場合、最新の API をダウンロードする必要があります。このセクションでは、API バージョンを確認し、最新バージョンをダウンロードし、 アダプターが InterChange Server および Adapter Development Kit (ADK) のさまざまなバージョンで稼働できるようにするための説明をします。
ランタイムのバージョンを確認するには、マニフェスト・ファイル (ProductDir\lib\WBIA.jar) を見つけて適切な Java JAR エディターで開きます。以下の行を探してください。
Implementation-Title: "CWConnectorAPI"
Implementation-Version: 1.8.0
Implementation-Version の行は、API のインストール済みバージョンを示します。バージョンが 1.8.0 以降でない場合、最新のランタイムをダウンロードする必要があります。
ランタイムの最新バージョンをダウンロードするには、次のようにします。
ランタイムをダウンロードしてインストールすると、以下のファイルが格納されています。
lib\WBIA.jar
bin\CWConnEnv.bat (Windows)
bin/CWConnEnv.sh (UNIX)
bin\CWODAEnv.bat (Windows)
bin/CWODAEnv.sh (UNIX)
connectors\messages\CwConnectorAgentMessages.txt
このアダプターは現行の Adapter Framework バージョン 2.6.0 でのみ稼働します。バージョン 2.6.0 は InterChange Server バージョン 4.2.2 および 4.3.0 に対応します。
このリリースでは、以下の問題が検出されています。
トラッキング 番号 |
説明 |
41966 | Oracle Thin Driver の使用時に、JDBC ODA はストアード・プロシージャーのニックネームからビジネス・オブジェクトを生成できません。これは、このドライバーが StoredProcedures の同義語の分析をサポートしないためです。この問題を回避するには、実際のストアード・プロシージャー名を使用して ODA によってビジネス・オブジェクトを生成するか、またはビジネス・オブジェクトを手動で構成します。 |
43888 | SQL サーバー・データベースの分析時に、JDBC ODA が「;1」というサフィックスの付いたストアード・プロシージャー・ノード名を表示します。これは SQL サーバー・データベースの問題であり、フィックスはありません。この問題を回避するには、生成されたビジネス・オブジェクトのストアード・プロシージャー属性に対して生成された ASI で「;1」を手動で除去します。 |
41967 | ODA 構成プロパティーを表示する際、またはユーザーにビジネス・オブジェクト定義固有プロパティーを尋ねる際に、Framework が 20,000 を超えるプロパティー値を処理できません。ドロップダウン・リストに戻される値が 10,000 以下にしてください。そうしないと、ODA がハングします。 |
N/A | WebSphere Business Integration Adapters および InterChange Server は、ビジネス・オブジェクトおよびビジネス・オブジェクト属性名の一部として bi-di 文字を使用することをサポートしていません。したがって、bi-di 文字を含む列名を持つデータベース・テーブルにを基にしてビジネス・オブジェクト・テンプレートを生成した後は、 ラテン文字以外の文字を含むすべてのビジネス・オブジェクト名および属性名を名前変更して、ラテン文字のみが含まれるようにする必要があります。 |
N/A | JDBC ODA では、DB2 OS/390 IBM Universal
JDBC ドライバーにヘブライ語のテーブル名および列名を使用すると、ラテン文字以外の文字を SQL 照会の一部として指定する方法が制限されます。特に、テーブル名および列名が括弧で囲まれていないと、テーブル名および列名の一部として bi-di 文字が含まれた SQL 照会が正しく処理されません。その結果、JDBC ODA によって生成されたビジネス・オブジェクト・テンプレートではアプリケーション固有情報 (ASI) でテーブル名および列名が括弧で囲まれていないため、これらのテンプレートを IBM Universal JDBC ドライバーを使用して OS/390 DB2 との通信に使用する場合は、ビジネス・オブジェクト・テンプレートのテーブル名および列名を以下のように変更する必要があります。 ビジネス・オブジェクト・レベル ASI にある All TN=<table name> は、TN="<table name>" に置換する必要があります。 ビジネス・オブジェクト属性レベル ASI にある All CN=<column name> は、CN="<column name>" に置換する必要があります。 |
N/A | DB2 OS/400 IBM Universal JDBC ドライバーの制限により、bi-di 文字を含むテーブル列名は生成されたビジネス・オブジェクト・テンプレートから除外されます。したがって、ラテン語の名前を含む列のみがビジネス・オブジェクト・テンプレートの生成時に考慮されます。テーブルにラテン語の列がない場合、ビジネス・オブジェクト・テンプレートは生成されません。 |
DataDirect JDBC ドライバーを使用する場合は、以下の問題が発生します。 | |
41973 | DataDirect SQL ドライバーは TimeStamp タイプ列の分析をサポートしていません。データベースで TimeStamp タイプ列にリンクされた属性の場合は、ビジネス・オブジェクト定義で属性タイプを手動で訂正してください。 |
41977 | DataDirect SQL ドライバーを使用するときは、OracleApps ODA は結果セットを戻すストアード・プロシージャーの適切なアプリケーション固有情報を生成しません。ストアード・プロシージャーが結果セットを戻すとき、ドライバーは戻りの型の分析をサポートしません。例えば、ストアード・プロシージャーは、ODA が属性の生成に使用できない @RETURNVALUE を戻します。この問題を回避するには、ビジネス・オブジェクト定義に手動で属性を追加します。 |
ビジネス・オブジェクトがテーブルのニックネームから生成されるとき、DataDirect Oracle ドライバーはキーに関する情報を提供せず、ニックネームの分析をサポートしません。この問題を回避するには、ビジネス・オブジェクトを生成後に変更してください。 |
CD の場合も電子的配布による場合も、製品資料は製品パッケージの一部として組み込まれていません。この製品の資料は以下の Information Center にあります。
http://www.ibm.com/websphere/integration/wicserver/infocenter
http://www.ibm.com/websphere/integration/wbicollaborations/infocenter (コラボレーションの場合)
http://www.ibm.com/websphere/integration/wbiadapters/infocenter
製品資料を入手するには、Web サイトにアクセスし、ご使用のリリースの最新の資料一式をダウンロードしてください。Information Center ページに記載されている説明に従って、インストールを完了してください。