メンバーシップ・ポリシー・ビルダー

メンバーシップ・ポリシー副次式ビルダーは、動的クラスターのメンバーを定義した式を作成するのに使用します。ビルド副次式ユーティリティーは、AND、OR、NOT、および括弧によるグループ化を使用して、副次式から複雑なルール条件を作成する場合に使用します。ルール・ビルダーは、変更内容を適用するときにルールを妥当性検査して、括弧数の不一致およびサポートされない論理演算子について警告します。

メンバーシップ・ポリシー・ビルダーを使用するには、 「副次式ビルダー」をクリックします。 必要なメンバーシップ・ポリシーをプロパティーを選択して、 「副次式の生成」をクリックしてください。副次式値が表示されます。副次式をメンバーシップ・ポリシーに付加するには、「付加」をクリックしてください。

論理演算子

この副次式をメンバーシップ・ポリシー内の前の副次式に追加するのに使用される演算子を指定してください。

および
ノードを選択するためには、and 演算子の前後にある両方の副次式がそのノードに対して真である必要があります。
or
ノードを選択するためには、or 演算子の前後にある 2 つの副次式の 1 つがそのノードに対して真である必要があります。
オペランド

使用する動的クラスターのホストであるノードを選択するためのノード情報を指定します。

ノード・グループ
ノード・グループの名前を指定します。ノード・グループを定義するには、「システム管理」 > 「ノード・グループ」をクリックします。動的クラスター・メンバーシップを定義するために以前のリリース内でノード・グループが使用されています。以前のリリースでノード・グループを定義した場合は、ノード・グループ・オペランドを使用してください。
ノード名
ノードの名前を指定します。
ノード・ホスト名
ノード・ホスト名を指定します。
ノード・プロパティー
ノード上に定義されるプロパティーを指定します。ノードに定義されたプロパティーを表示するには、「システム管理」 > 「ミドルウェア・ノード」 > 「node_name」 > 「ノード・インストール・プロパティー」をクリックします。メンバーシップ・ポリシーにリストされるプロパティーはどれでも使用できます。PHP 動的クラスターの場合は、PHP および Apache HTTP Server をノード上にインストールすることを必要とするメンバーシップ・ポリシーを指定します。
追加指定値

オペランドとして「ノード・プロパティー」が選択された場合にカスタム・プロパティー値を指定します。

ノード・カスタム・プロパティーを定義するには、「システム管理」 > 「ノード」 > 「node_name」 > 「カスタム・プロパティー」をクリックするか、 「システム管理」 > 「ミドルウェア・ノード」 > 「middleware_node_name」 > 「カスタム・プロパティー」をクリックします。

演算子
  • = 等価演算子は、大/小文字を区別した一致を表します。
  • <> not equal 演算子は、オペランド値が入力された値に等しくないことを表します。
  • > より大演算子は、数値に使用されます。
  • >= 以上演算子は、数値に使用されます。
  • < より小演算子は、数値に使用されます。
  • <= 以下演算子は、数値に使用されます。
  • AND: xx AND yy では、 xx および yy の両方を含む一致を表します。
  • BETWEEN: この演算子は AND とともに使用されて、最初 (低い) の値と最後 (高い) の値の間の範囲の値を選択します (両端を含む)。数値および日付にも使用できます。
  • EXISTS: このブール演算子は、 例えば、特定の HTTP ヘッダー・エレメントの属性を検査しながら、 複合副次式のオペランドまたは結果を検査します。
  • IN: 複数の値を持つオペランドを単一の式で表します。例えば、port というオペランドで、ポート値が 908090909091 などの任意またはすべての値を表す場合、式フラグメントは port IN (9080,9090, 9091) となります。 大括弧内の値の表現方法は、ポートのデータ・タイプにより異なります。ポートが整数の場合、正しい構文は引用符なしの値です。ポートがストリングの場合、正しい構文は port IN (‘9080’, ‘9090’, ‘9091’) です。
  • IS NULL: この演算子は、照会の妥当性検査で、要求されたパラメーターが存在しないことを示します。
  • IS NOT NULL: この演算子は、照会の妥当性検査で、要求されたパラメーターが存在することを示します。
  • LIKE: この演算子は、ストリング・オペランド値のパターン・マッチングを示します。値には、パターン・マッチングを開始する位置にワイルドカード文字の % 記号 (%) が含まれている必要があります。例えば、式 host LIKE %blanca は、ワード blanca または blanca で終わる他のすべてのワードと一致し、式 host LIKE blanca% は、ワード blanca または blanca で始まる他のすべてのワードと一致し、式 host LIKE %blanca% はワード blanca またはスペルに blanca があるすべてのワードと一致します。
  • NOT: NOT xx の場合、 この演算子は、xx を含まない一致を表します。
  • OR: xx OR yy の場合、 この演算子は、xx または yy のいずれかを含む一致を表します。

選択する演算子に応じて、作成する副次式の値を入力します。

副次式

副次式の生成」をクリックすると、このフィールドには、選択したオプションに基づいて生成済み副次式フラグメントが表示されます。 この副次式をメンバーシップ・ポリシーに追加するには「付加」をクリックしてください。

独自のメンバーシップ・ポリシーを作成する場合は、次の例を使用できます。

  • メンバーシップを特定のノード・グループ内のすべてのノードとして定義する場合は、次のように指定します。
    node_nodegroup = 'my_node_group'
  • メンバーシップを Apache を実行するすべてのノードとして定義する場合は、次のように指定します。
    node_property$APACHE_2_0 IS NOT NULL
  • メンバーシップを Apache と PHP を実行するすべてのノードとして定義する場合は、次のように指定します。
    node_property$APACHE IS NOT NULL and node_property$PHP IS NOT NULL
  • メンバーシップを WebSphere Application Server Community Edition バージョン 2.0 以降を実行するすべてのノードとして定義する場合は、次のように指定します。
    node_property$WASCE_2.0* IS NOT NULL
  • メンバーシップを WebSphere Application Server Community Edition バージョン 2.0 のみを実行するすべてのノードとして定義する場合は、次のように指定します。
    node_property$WASCE_2.0 IS NOT NULL
  • my_node_1my_node_2、などを含め、my_node のような名前を持つすべてのノードとしてメンバーシップを定義する場合は、次のように指定します。
    node_name like 'my_node%'
  • メンバーシップを特定のホスト名のリストとして定義する場合は、次のように指定します。
    node_hostname in ('node1.mydomain.com','node2.mydomain.com')
andor、または not 論理演算子と括弧を使用して、副次式をグループ化できます。以下の例では、my_node_group ノード・グループに入っておらず、my_node_1my_node_2、などを含め、my_node のような名前を持つノードとしてノード・メンバーシップを定義します。
not (node_nodegroup='my_node_group') and node_name like 'my_node%'



WebSphere Extended Deployment インフォメーション・センター (オンライン)

関連情報
ステップ 1: 動的クラスター・サーバー・タイプの選択
ステップ 2: メンバーシップ・メソッドの選択
ステップ 3: 動的クラスター・メンバーの定義
ステップ 4: サーバー・テンプレートの選択
ステップ 5: 動的クラスターのプロパティーの構成
ステップ 6: 要約
動的クラスターのコレクション
動的クラスターの設定
動的クラスター・メンバーのコレクション
動的クラスター・メンバーの設定

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