動的ワークロード・マネージャー (DWLM) が適用する原則は、ワークロード・マネージャー (WLM) と同じです。DWLM と WLM は両方とも、重みシステムに基づくルーティングを実行します。それにより優先順位を付けたルーティング・システムを設定します。WLM のように 静的重みを手動で設定するのではなく、DWLM には、 システムが常に現行のビジネス目標に対応できるよう重みを変更する機能があります。
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をクリックするか、 をクリックします。このチェック・ボックスを選択すると、システムが必要に応じて WLM 重みを 変更することのできる機能を認めます。このチェック・ボックスを選択しないと、DWLM 機能が使用不可になります。
クラスターに対して 動的オペレーションを使用する場合は、ビジネス目標を設定し、ポリシーを使用することによって、しきい値を定義します。 このようなケースでは、静的重みを設定しても役立ちません。静的環境で作業している場合は、 静的重みを設定してください。
動的オペレーションに対して 自動モードを使用する予定の場合、動的クラスターのいずれかに静的 WLM 重みを設定すると、 動的オペレーションが正しく機能することを妨げてしまうことになる場合があります。
現行ワークロードの専用にしたくないクラスターがある場合、 それを静的クラスターとして作成し、そのクラスターに対して静的 WLM 重みを定義 できます。静的重みを設定することによって、そのクラスターの何割かを他の作業用に確保できます。
HTTP セッション再バランシングを使用すると、 WebSphere Virtual Enterprise は、アプリケーション・サーバー間での HTTP セッションの 配分に関して、動的かつアクティブにバランスを取ることができます。