カスタム・ヘルス条件副次式ビルダー

カスタム・ヘルス条件副次式ビルダーは、ヘルス・ポリシーのカスタム・ヘルス条件を定義するのに使用します。ビルド副次式ユーティリティーは、AND、OR、NOT、および括弧によるグループ化を使用して、副次式から複雑なルール条件を作成する場合に使用します。副次式ビルダーは、変更内容を適用するときにルールを妥当性検査して、括弧数の不一致およびサポートされない論理演算子について警告します。

この管理コンソール・ページを表示するには、 「動作ポリシー」 > 「ヘルス・ポリシー」 > 「新規作成」をクリックします。カスタム・ヘルス条件を選択すると、「リアクション・プラン実行の条件」フィールドが表示されます。カスタム・ヘルス条件をビルドするには、 「副次式ビルダー」をクリックしてください。

カスタム・ヘルス条件に組み込みたいプロパティーを選択し、「副次式の生成」をクリックします。副次式値が表示されます。副次式をカスタム・ヘルス条件に付加するには、「付加」をクリックします。

論理演算子

この副次式をカスタム・ヘルス条件内の前の副次式に付加するのに使用される演算子を指定します。

および
and 演算子の前後にある 2 つの副次式が両方とも真である場合、ヘルス・ポリシーのアクションが実行されます。
or
or 演算子の前後にある 2 つの副次式の 1 つが真である場合、ヘルス・ポリシーのアクションが実行されます。
オペランド

  • PMI メトリック: サーバー始動から」と「PMI メトリック: 最後に報告された間隔

    PMI メトリック: サーバー始動から」オペランドでは、サーバーが開始された時刻から報告された値の平均値を使用します。

    PMI メトリック: 最後に報告された間隔」オペランドでは、最後の間隔での報告された値の平均を使用します。間隔は、ヘルス・コントローラー・サイクルの 長さです。

    両 PMI オペランドでは、次の PMI モジュールを使用します。

    • 接続プール・モジュール (JDBC): このメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバーでのみ使用できます。 接続プール・モジュールでは次のメトリックを使用します。
      • 障害数: プールでの接続タイムアウトの回数を示します。
      • 作成数: 作成される接続の総数を示します。
      • 使用パーセント: プールの使用中の平均パーセントを示します。値は、現行の接続数ではなく接続プールに構成された接続の総数に基づきます。
      • 準備済みステートメント・キャッシュ廃棄数: キャッシュがいっぱいであるために廃棄されたステートメント数を示します。
      • 破棄数: クローズされた接続の総数を示します
      • プール・サイズ: 接続プールのサイズを示します。
      • 接続ハンドル数: キャッシュがいっぱいであるために廃棄された接続オブジェクトの数を示します。
      • 並行待機数: 接続を同時に待機しているスレッドの平均数を示します。
      • 管理対象接続数: 特定の接続プールに使用中の ManagedConnection オブジェクトの数を示します。このメトリックは、バージョン 5.0 のデータ・ソースにのみ適用されます。
      • 最大パーセント: 接続がすべて使用中の時間の平均パーセントを示します。
      • JDBC 時間 (ミリ秒): Java Database Connectivity (JDBC) 呼び出しの実行に使用された平均時間 (ミリ秒) を示します。この時間には、JDBC ドライバー、ネットワーク、およびデータベースに使用された時間を含みます。このメトリックは、バージョン 5.0 のデータ・ソースにのみ適用されます。
      • 平均使用時間 (ミリ秒): 接続が使用された平均時間 (ミリ秒) を示します。値は、接続が割り振りされた時刻と戻された時刻との差です。値には、JDBC 運用時間が含まれます。
      • 戻り数: プールに戻された接続の総数を示します。
      • 空きプール・サイズ: プール内の空き接続数を示します。
      • 割り振り数: 割り振られた接続数を示します。
      • 平均待機時間 (ミリ秒): 平均待機時間 (ミリ秒) を示します。
    • システム・モジュール: これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。システム・モジュールでは次のメトリックを使用します。
      • CPU 使用率: サーバー始動以降: サーバー始動以降の平均 CPU 使用率を示します。
      • CPU 使用率: 最後の間隔: 最後の照会以降の平均 CPU 使用率を示します。
      • 空きメモリー (KB): 空きメモリーのスナップショット (キロバイト) を示します。
    • プロセス・モジュール (他のサーバーの場合): これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。プロセス・モジュールでは次のメトリックを使用します。
      • プロセス常駐メモリー (KB): プロセス常駐メモリー (キロバイト) を示します。
      • プロセス CPU 使用率: サーバー始動以降: サーバー始動以降のプロセス CPU 使用率を示します。
      • プロセス CPU 使用率: 最後の間隔: 最後の間隔での プロセス CPU 使用率を示します。
      • プロセス合計メモリー (KB): プロセス合計メモリー (キロバイト) を示します。
    • EJB モジュール: このメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバーでのみ使用できます。 EJB モジュールでは次のメトリックを使用します。
      • 平均並行アクティブ・メソッド数: 同時にアクティブであるメソッドの平均数を示します。
      • 合計メソッド呼び出し数: Bean のリモート・メソッドの呼び出し数を示します。
      • メソッド・サブモジュール: メソッド・ロード: メソッド・サブモジュールでのメソッド・ロードを示します。
      • ストア: Bean データが永続ストレージに保存された時間を示します。
      • メッセージ・カウント: Bean の onMessage メソッドに送信されたメッセージ数を示します。このメッセージ・カウントは、メッセージ駆動型 Bean に適用されます。
      • 平均並行有効 Bean 数: 同時に有効な平均 Bean 数を示します。
      • 除去: Bean が除去された回数を示します。
      • プールに戻す: オブジェクトをプールに戻す呼び出し数を示します。
      • 非活性化: Bean が非活性化状態に移行された回数を示します。
      • プールから取得: プールからオブジェクトを取り出す呼び出しの回数を示します。
      • プールからドレーン: デーモンがプールがアイドル状態であることを検出して、プールを消去しようとした回数を示します。
      • 作動可能カウント: 作動可能状態の Bean のインスタンス数を示します。
      • 平均作成時間 (ミリ秒): Bean 作成呼び出しを実行する平均時間 (ミリ秒) を示します。この時間には、Bean のロード時間が含まれています。
      • 廃棄を戻す: プールがいっぱいであるために、戻すオブジェクトが廃棄された回数を示します。
      • アクティブ化: Bean がアクティブであった回数を示します。
      • サーバー・セッション使用量 (パーセント): 使用されている ServerSession プールのパーセントを示します。このメトリックは、メッセージ駆動型 Bean に適用されます。
      • ロード: Bean データが永続ストレージからロードされた回数を示します。
      • メッセージ・バックアウト・カウント: Bean の onMessage メソッドに送信できなかったバックアウト・メッセージの数を示します。このメトリックは、メッセージ駆動型 Bean に適用されます。
      • メソッド・サブモジュール: メソッド応答時間 (ミリ秒): メソッドの応答時間 (ミリ秒) を示します。
      • 非活性化カウント: 非活性化状態の Bean の数を示します。
      • プール・サイズ: プール内に存在するオブジェクトの平均数を示します。
      • ロード時間 (ミリ秒): 永続ストレージから Bean データをロードする平均時間 (ミリ秒) を示します。
      • 平均除去時間 (ミリ秒): beanRemove 呼び出しを実行する平均時間 (ミリ秒) を示します。この時間には、データベースでの時間が含まれています。
      • 検出取得: 取得呼び出しでプールに使用可能なオブジェクトが見つかった回数を示します。
      • アクティブ化時間: Bean オブジェクトをアクティブ化する平均時間 (ミリ秒) を示します。
      • 平均ドレーン・サイズ: 各ドレーンで廃棄されるオブジェクトの平均数を示します。
      • メソッド・サブモジュール: メソッド呼び出し: メソッドの呼び出し回数を示します。
      • 破棄: Bean が破棄された回数を示します。
      • 平均サーバー・セッション待機時間 (ミリ秒): プールからサーバー・セッションを取得するのに必要な平均時間 (ミリ秒) を示します。このメトリックは、メッセージ駆動型 Bean に適用されます。
      • 作成: Bean が作成された回数を示します。
      • 平均メソッド応答時間 (ミリ秒): Bean についてのリモート・メソッド呼び出しに経過した平均応答時間 (ミリ秒) を示します。
      • インスタンス化: Bean がインスタンス化された回数を示します。
      • ストア時間 (ミリ秒): 永続ストレージに Bean データを格納する平均時間 (ミリ秒) を示します。
      • 非活性化時間 (ミリ秒): Bean オブジェクトの非活性化が発生する平均時間 (ミリ秒) を示します。
    • Web アプリケーション・モジュール: このメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバーでのみ使用できます。 Web アプリケーション・モジュールでは次のメトリックを使用します。
      • エラー数: サーブレットまたは JavaServer Pages (JSP) ファイルからエラーを受け取った合計回数を示します。
      • 要求合計: サーブレットが処理した要求の総数を示します。
      • 応答時間 (ミリ秒): サーブレット要求が完了する平均応答時間 (ミリ秒) を示します。
      • 同時要求数: 同時に処理する要求数を示します。
      • 再ロード数: 再ロードされるサーブレットの数を示します。
      • ロード済みサーブレット数: ロードされるサーブレットの数を示します。
    • JVM ランタイム・モジュール: これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。Java 仮想マシン (JVM) ランタイム・モジュールでは次のメトリックを使用します。
      • 空きメモリー (KB): JVM ランタイムでの空きメモリー (キロバイト) を示します。
      • 動作可能時間 (秒): JVM が稼働していた時間 (秒) を示します。
      • 合計メモリー (KB): JVM ランタイムでの合計メモリー (キロバイト) を示します。
      • 使用メモリー (KB): JVM ランタイムでの使用済みメモリー量 (キロバイト) を示します。
    • スレッド・プール・モジュール: このメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバーでのみ使用できます。 スレッド・プール・モジュールでは次のメトリックを使用します。
      • Nスレッド停止数: 停止済みと宣言されるスレッド数を示します。
      • 最大パーセント: スレッドがすべて使用中の時間の平均パーセントを示します。
      • 平均アクティブ時間 (ミリ秒): スレッドがアクティブ状態である平均時間 (ミリ秒) を示します。
      • スレッド破棄数: 破棄されるスレッドの総数を示します。
      • プール・サイズ: プール内の平均スレッド数を示します。
      • スレッド作成数: 作成されるスレッドの総数を示します。
      • 並行ハング・スレッド数: 並行して停止されるスレッド数を示します。
      • クリア・スレッド停止数: クリアされる停止スレッド数を示します。
      • アクティブ・スレッド数: 並行してアクティブ状態であるスレッド数を示します。
    PMI メトリックの副次式フォーマット: サーバー始動から:
    PMIMetric_FromServerStart$moduleName$metricName operator LongValueL ("L" 接尾部が付きます)
    例:
    PMIMetric_FromServerStart$systemModule$cpuUtilization  >  90L
    PMI メトリックの副次式フォーマット: 最後に報告された間隔
    PMIMetric_FromLastInterval$moduleName$metricName operator LongValueL ("L" 接尾部が付きます)
    例:
    PMIMetric_FromLastInterval$webAppModule$responseTime  > 200L
  • ODR サーバー・レベル・メトリック: サーバー始動から
    オンデマンド・ルーター (ODR) が公開する サーバー・レベルのメトリックのサブセットを使用できます。これらのメトリックは、サーバー始動以降、累積され、 報告されます。
    メトリック名

    以下のサーバー・レベル・メトリックを使用できます。

    • 出発数: 報告される間隔の間に、キューからサーバーにディスパッチされる要求の数を示します。要求は、最初のサーバーで失敗し、もう 1 回別の時点で再試行された場合でも、1 回だけ ディスパッチされたと見なされます。ディスパッチ後の次のイベントは、戻ることです。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 応答時間 (ミリ秒): 要求の平均応答時間を示します。この平均を計算するには、報告される間隔の間にサーバーから クライアントへ戻った要求の応答時間を合計します。合計時間の単位はミリ秒です。serviced メトリック値で 除算して、平均応答時間を算出します。1 つの要求の応答時間は、 その要求の待機時間とサービス時間の和です。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 現在実行中の要求数: 報告される間隔の最後に実行中の 要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • サービス時間 (ミリ秒): 要求の平均サービス時間を示します。この平均を計算するには、 報告される間隔の間にサーバーから戻った要求のそれぞれのサービス時間を 合計します。合計時間の単位はミリ秒です。同じ間隔における serviced メトリック値で除算して、 平均を算出します。要求のサービス時間は、ディスパッチから戻りまでの時間です。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 平均待機時間 (ミリ秒): 要求の平均待機時間を示します。この平均を計算するには、報告される間隔の間に各要求がキュー内で待機するのに費やした時間を 合計します。合計時間の単位はミリ秒です。departs の数で除算して、平均待機時間を算出します。ドロップされた要求は、 この合計には算入されません。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • エラー: 報告される間隔の間にエラー標識を伴ってサーバーから戻される要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • サービス済み: 報告される間隔の間にサーバーから クライアントに戻される要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • タイムアウト: 報告される間隔の間にサービスのタイムアウトが原因で戻される要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    副次式のフォーマット:
    ODRServerMetric_FromServerStart$metricName operator LongValueL ("L" 接尾部が付きます)
    例:
    ODRServerMetric_FromServerStart$errors  > 100L
  • ODR サーバー・レベル・メトリック: 最後に報告された間隔
    「ODR サーバー・レベル・メトリック: サーバー始動から」オペランドの場合と同じメトリックのセットを使用できます。 このオペランドは、最後の間隔で報告された値の 平均を使用します。間隔は、ヘルス・コントローラー・サイクルの 長さです。
    • 出発数: 報告される間隔の間に、キューからサーバーにディスパッチされる要求の数を示します。要求は、最初のサーバーで失敗し、もう 1 回別の時点で再試行された場合でも、1 回だけ ディスパッチされたと見なされます。ディスパッチ後の次のイベントは、戻ることです。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 応答時間 (ミリ秒): 要求の平均応答時間を示します。この平均を計算するには、報告される間隔の間にサーバーから クライアントへ戻った要求の応答時間を合計します。合計時間の単位はミリ秒です。serviced メトリック値で 除算して、平均応答時間を算出します。1 つの要求の応答時間は、 その要求の待機時間とサービス時間の和です。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 現在実行中の要求数: 報告される間隔の最後に実行中の 要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • サービス時間 (ミリ秒): 要求の平均サービス時間を示します。この平均を計算するには、 報告される間隔の間にサーバーから戻った要求のそれぞれのサービス時間を 合計します。合計時間の単位はミリ秒です。同じ間隔における serviced メトリック値で除算して、 平均を算出します。要求のサービス時間は、ディスパッチから戻りまでの時間です。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 平均待機時間 (ミリ秒): 要求の平均待機時間を示します。この平均を計算するには、報告される間隔の間に各要求がキュー内で待機するのに費やした時間を 合計します。合計時間の単位はミリ秒です。departs の数で除算して、平均待機時間を算出します。ドロップされた要求は、 この合計には算入されません。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • エラー: 報告される間隔の間にエラー標識を伴ってサーバーから戻される要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • サービス済み: 報告される間隔の間にサーバーから クライアントに戻される要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • タイムアウト: 報告される間隔の間にサービスのタイムアウトが原因で戻される要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    副次式のフォーマット:
    ODRServerMetric_FromLastInterval$metricName operator LongValue ("L" 接尾部が付きます)
    例:
    ODRServerMetric_FromLastInterval$serviced  > 10000L
  • ODR セル・レベル・メトリック: ODR 開始から

    ODR が公開する セル・レベルのメトリックのサブセットを使用できます。これらのメトリックは、サーバー始動以降、累積され、 報告されます。以下のメトリックのセットを使用できます。

    • 出発数: 報告される間隔の間に、キューからサーバーにディスパッチされる要求の数を示します。要求は、最初のサーバーで失敗し、もう 1 回別の時点で再試行された場合でも、1 回だけ ディスパッチされたと見なされます。ディスパッチ後の次のイベントは、戻ることです。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 応答時間 (ミリ秒): 要求の平均応答時間を示します。この平均を計算するには、報告される間隔の間にサーバーから クライアントへ戻った要求の応答時間を合計します。合計時間の単位はミリ秒です。serviced メトリック値で 除算して、平均応答時間を算出します。1 つの要求の応答時間は、 その要求の待機時間とサービス時間の和です。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 現在のキューの長さ: 報告される間隔の最後でのキュー長を示します。
    • サービス時間 (ミリ秒)
    • エラー: 報告される間隔の間にエラー標識を伴ってサーバーから戻される要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 平均キュー長: 平均キュー長を示します。平均を計算するには、 各要求が到着したときに報告される挿入前のキュー長を合計し、 その合計を到着数で除算します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • サービス済み: 報告される間隔の間にサーバーから クライアントに戻される要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • タイムアウト: 報告される間隔の間にサービスのタイムアウトが原因で戻される要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 現在実行中の要求数: 報告される間隔の最後に実行中の要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 到着数: 報告される間隔の間に到着する要求の数を示します。到着後の次のイベント (ある場合) は、ディスパッチ またはドロップです。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • キュー・オーバーフロー除去数: 報告される間隔の間、いずれかの時点でいったんキューに受け入れられ、後のいずれかの時点でキューから取り出された要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • キュー除去数: 報告される間隔の間の、いずれかの時点でいったんキューに受け入れられ、後のいずれかの時点でキューから取り出された要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 遅延: 報告される間隔の間に到着し、すぐにディスパッチまたはドロップされなかった要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 平均待機時間 (ミリ秒): 要求の平均待機時間を示します。この平均を計算するには、報告される間隔の間に各要求がキュー内で待機するのに費やした時間を 合計します。合計時間の単位はミリ秒です。departs の数で除算して、平均待機時間を算出します。ドロップされた要求は、 この合計には算入されません。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    副次式のフォーマット:
    ODRCellMetric_FromServerStart$metricName operator LongValue ("L" 接尾部が付きます)
    例:
    ODRCellMetric_FromServerStart$arrivals  > 10000L
  • ODR セル・レベル・メトリック: 最後に報告された間隔
    「ODR セル・レベル・メトリック: サーバー始動から」オペランドの場合と同じメトリックのセットを使用できます。 このオペランドは、最後の間隔で報告された値の 平均を使用します。間隔は、ヘルス・コントローラー・サイクルの 長さです。
    • 出発数: 報告される間隔の間に、キューからサーバーにディスパッチされる要求の数を示します。要求は、最初のサーバーで失敗し、もう 1 回別の時点で再試行された場合でも、1 回だけ ディスパッチされたと見なされます。ディスパッチ後の次のイベントは、戻ることです。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 応答時間 (ミリ秒): 要求の平均応答時間を示します。この平均を計算するには、報告される間隔の間にサーバーから クライアントへ戻った要求の応答時間を合計します。合計時間の単位はミリ秒です。serviced メトリック値で 除算して、平均応答時間を算出します。1 つの要求の応答時間は、 その要求の待機時間とサービス時間の和です。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 現在のキューの長さ: 報告される間隔の最後での キュー長を示します。
    • サービス時間 (ミリ秒): 要求の平均サービス時間を示します。この平均を計算するには、 報告される間隔の間にサーバーから戻った要求のそれぞれのサービス時間を 合計します。合計時間の単位はミリ秒です。同じ間隔における serviced メトリック値で除算して、 平均を算出します。要求のサービス時間は、ディスパッチから戻りまでの時間です。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • エラー: 報告される間隔の間にエラー標識を伴ってサーバーから戻される要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 平均キュー長: 平均キュー長を示します。平均を計算するには、 各要求が到着したときに報告される挿入前のキュー長を合計し、 その合計を到着数で除算します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • サービス済み: 報告される間隔の間にサーバーから クライアントに戻される要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • タイムアウト: 報告される間隔の間にサービスのタイムアウトが原因で戻される要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 現在実行中の要求数: 報告される間隔の最後に実行中の 要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 到着数: 報告される間隔の間に到着する要求の数を示します。到着後の次のイベント (ある場合) は、ディスパッチ またはドロップです。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • キュー・オーバーフロー除去数: 報告される間隔の間、いずれかの時点でいったんキューに受け入れられ、後のいずれかの時点でキューから取り出された要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • キュー除去数: 報告される間隔の間の、いずれかの時点でいったんキューに受け入れられ、後のいずれかの時点でキューから取り出された要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 遅延: 報告される間隔の間に到着し、すぐにディスパッチまたはドロップされなかった要求の数を示します。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    • 平均待機時間 (ミリ秒): 要求の平均待機時間を示します。この平均を計算するには、報告される間隔の間に各要求がキュー内で待機するのに費やした時間を 合計します。合計時間の単位はミリ秒です。departs の数で除算して、平均待機時間を算出します。ドロップされた要求は、 この合計には算入されません。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・サーバーを実行しているサーバーで使用できます。
    副次式のフォーマット:
    ODRCellMetric_FromLastInterval$metricName operator LongValue ("L" 接尾部が付きます)
    例:
    ODRCellMetric_FromLastInterval$timeouts  > 100L
  • MBean オペレーション・メトリック: Long 戻りの型」および「MBean オペレーション・メトリック: String 戻りの型

    Managed Bean (Mbean) オペレーション・メトリックのオペランドには、オブジェクト名照会ストリングと MBean メソッド名を指定する必要があります。このメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバーでのみ使用できます。

    オブジェクト名照会ストリング
    オブジェクト名照会ストリングを作成するときには、特殊文字はすべて円記号 (¥) でエスケープする必要があります。 下流工程では、すべての特殊文字が適切にエスケープされた形式のオブジェクト名照会ストリングを想定しています。

    オブジェクト名照会ストリングに入力する値には、process=<process_name>node=<node_name> の両ストリングが指定されているか、または何も指定しないのいずれかでなければなりません。process=<process_name>node=<node_name> の 両方を指定すると、下流工程は、サーバーおよびノード上の特定の MBean を感知する 1 個の MBeanSensor センサーを作成します。何も指定しないと、下流工程は、現行サーバーの名前をプロセス名として、現行ノードの名前をノード名として付加し、それによって、ヘルス・ポリシーが適用されるサーバーごとに 1 つの MBeanSensor センサーを作成します。process=<process_name>node=<node_name> の 2 つのうち 1 つだけを指定した場合は、エラー結果になります。

    MBean メソッド名
    起動する MBean メソッドの名前を示します。
    long メトリックの副次式フォーマット :
    MBeanOperationMetric_TypeLong$objectNameQueryString$methodName operator LongValueL ("L" 接尾部が付きます)
    long メトリックの例:
    MBeanOperationMetric_TypeLong$WebSphere\:\*\,type\=HealthConditionLanguageInitializer\,node\=hipods3\,process\=nodeagent$getNumberOfOperands  > 10L
    ストリング・メトリックの副次式フォーマット:
    MBeanOperationMetric_TypeString$objectNameQueryString$methodName operator StringValue
    ストリング・メトリックの例:
    MBeanOperationMetric_TypeString$WebSphere\:\*\,type\=HealthConditionLanguageInitializer\,node\=hipods3\,process\=nodeagent$getOperands  = 't'
  • MBean 属性メトリック: Long 戻りの型」および「MBean 属性メトリック: String 戻りの型
    MBean 属性メトリックは、MBean でメソッドを起動するのではなく、MBean の 属性を照会する場合に使用します。オペランドではオブジェクト名照会ストリングと属性名が入力として使用されます。これらのメトリックは、WebSphere Application Server を実行しているサーバーでのみ使用できます。
    オブジェクト名照会ストリング
    オブジェクト名照会ストリングを作成するときには、特殊文字はすべて円記号 (¥) でエスケープする必要があります。 下流工程では、すべての特殊文字が適切にエスケープされた形式のオブジェクト名照会ストリングを想定しています。

    オブジェクト名照会ストリングに入力する値には、process=<process_name>node=<node_name> の両ストリングが指定されているか、または何も指定しないのいずれかでなければなりません。process=<process_name>node=<node_name> の 両方を指定すると、下流工程は、サーバーおよびノード上の特定の MBean を感知する 1 個の MBeanSensor センサーを作成 します。何も指定しないと、下流工程は、現行サーバーの名前をプロセス名として、現行ノードの名前をノード名として付加し、それによって、ヘルス・ポリシーが適用されるサーバーごとに 1 つの MBeanSensor センサーを作成します。process=<process_name>node=<node_name> の 2 つの うち 1 つだけを指定した場合は、エラー結果になります。

    属性名
    MBean で照会される属性を指定します。
    long メトリックの副次式フォーマット:
    MBeanAttributeMetric_TypeLong$objectNameQueryString$attributeName operator LongValue
    long メトリックの例:
    MBeanAttributeMetric_TypeLong$WebSphere\:\*\,type\=HealthConditionLanguageInitializer\,node\=hipods3\,process\=nodeagent$NumberOfOperands > 10L
    ストリング・メトリックの副次式フォーマット:
    MBeanAttributeMetric_TypeString$objectNameQueryString$attributeName operator StringValue
    ストリング・メトリックの例:
    MBeanAttributeMetric_TypeString$WebSphere\:\*\,type\=HealthConditionLanguageInitializer\,node\=hipods3\,process\=nodeagent$OperatorList  =  'test'
  • URL 戻りコード・メトリック

    このオペランドを使用すると、 このポリシーのターゲットであるサーバーで、どのような相対パス (URI) も ping することができます。戻り値はカスタム・ヘルス・ポリシーの条件式で使用されます。

    URL ポート番号
    ping の対象のポート番号を指定します。
    URL 相対パス
    ping の対象の URL を指定します。ストリング内の特殊文字は、円記号 (¥) でエスケープする必要があります。
    ping の予期された戻りコードの整数を指定します。

    このオペランドを使用して、 ヘルス・ポリシーのターゲットとしてオンデマンド・ルーター (ODR) を選択し、 ODR に適切なルーティング・ルールを設定することにより、どのような 汎用 URL も ping できます。

    このオペランドを使用すると、WebSphere Application Server を実行しているサーバー、またはミドルウェア・エージェントによって他のミドルウェア・ソフトウェアを実行しているメンバーを選択できます。

    副次式のフォーマット:
    URLReturnCodeMetric$portNumber$relativePath operator IntValue
    例:
    URLReturnCodeMetric$9060$ibm\/console\/login\.do = 200
    URL センサーは、Web サイトに到達できない場合は 0 を戻します:
    URLReturnCodeMetric$9060$ibm\/console\/login\.do = 0  
演算子
  • 等しい (=): 等価演算子は、大/小文字を区別した一致を表します。
  • 等しくない (<>): 非等価演算子は、オペランド値が入力された値に等しくないことを表します。
  • より大 (>): より大演算子は、数値に使用されます。
  • 以上 (>=): 以上演算子は、数値に使用されます。
  • より小 (<) : より小演算子は、数値に使用されます。
  • 以下 (<=): 以下演算子は、数値に使用されます。
  • 間 (BETWEEN): 値は、指定した下限上限の間でなければなりません。
  • 内 (IN): 値は、値リストに存在しなければなりません。値を入力して、リストに追加することができます。

選択する演算子に応じて、作成する副次式の値を入力します。

副次式

副次式の生成」をクリックすると、このフィールドには、選択したオプションに基づいて生成済み副次式フラグメントが表示されます。 この副次式をカスタム・ヘルス条件に付加するには、「付加」をクリックします。




WebSphere Extended Deployment インフォメーション・センター (オンライン)

関連情報
ヘルス・ポリシーのコレクション
ヘルス・ポリシーの設定
ヘルス・ポリシーの作成: ヘルス・ポリシー一般プロパティーの定義
ヘルス・ポリシーの作成: ヘルス条件プロパティーの定義
ヘルス・ポリシーの作成: モニター対象メンバーの指定
カスタム・アクション・コレクション
カスタム・アクション設定

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