このトピックは、オンデマンド・ルーター (ODR) で拡張構成を実行する場合に使用します。ODR 設定により、ODR の動作の微調整を行うことができます。特に、アプリケーション・サーバーへの接続および要求を構成して、キャッシングを使用可能にし、拒否される必要がある要求を構成して、エラー応答の処理方法を定義し、ODR ログのロケーションを定義できます。
ODR サーバーは、作成時に、環境を感知し、WebSphere Application Server および WebSphere Virtual Enterprise に要求をルーティングすることができます。特定の環境の必要に応じて、ODR に追加の構成を適用することができます。DMZ での ODR の構成はサポートされません。
この管理コンソール・ページを表示するには、「サーバー」>「オンデマンド・ルーター」 > odr_name >「オンデマンド・ルーター・プロパティー」> 「オンデマンド・ルーター設定」をクリックします。
ODR 設定を変更するには、管理者またはコンフィギュレーターの管理特権が必要です。
「構成」タブで、ODR の構成可能なフィールド設定を編集することができます。
プロキシー・サーバーとコンテンツ・サーバー間の基本 HTTP 接続パラメーターを構成します。
ODR は、サーバーのコンテンツをキャッシュするよう構成することができます。
ODR はすべての着信要求を調べます。除外のための 特定メソッドを定義することができます。 また、要求された HTTP メソッドが、除外するように構成されたメソッドのいずれかと一致した場合、 ODR は METHOD DISALLOWED エラーを出して要求をリジェクトします。
HTTP 要求は、プロキシー、キャッシュ、およびローカルの 3 つのログのいずれかに記録されます。 ローカル・ログ構成は、管理コンソールでは使用可能でありませんが、${SERVER_LOG_ROOT}local.log では使用可能です。 http.log.localFileName カスタム・プロパティーをファイル場所に設定して、 このログのロケーションを指定してください。 各ログの内容は、 National Center for Supercomputing Applications 共通ログ・フォーマットを使用してフォーマット設定されます。
このセクションは、セキュリティー・オプションをセットアップするために使用します。
プラグインを生成するためのレベルを定義することができます。 セル・スコープでは、ODR は、 セル内のすべての ODR によって管理されるすべての URI を含むプラグイン構成を生成します。ノード・スコープでは、プラグイン構成ファイルには、 プラグインを生成している ODR と同じノードで定義された ODR によって管理されているすべての URI が含まれます。 また、プラグイン構成ファイルでルーティングされたすべてのトラフィックは、当該 ODR と同じノードにある ODR のみを介してルーティングされます。 サーバー・スコープでは、プラグイン構成ファイルには、プラグインを生成している ODR によって管理されているすべての URI のみが含まれます。 また、プラグイン構成ファイルでルーティングされたすべてのトラフィックは、この ODR のみを介してルーティングされます。
要求の処理中にエラーが発生した場合に、このフィールドを使用して、 カスタマイズされたエラー・ページの使用をサポートします。
GET /house/rooms/kitchen.jpg HTTP/1.1 Host: homeserver.companyx.com この要求の結果は、HTTP 404 応答 (ローカルまたはリモート) になり、エラー・ページ・アプリケーションに対する要求 URI は以下のようになります。 /ErrorPageApp/ErrorPage?responseCode=404&uri=/house/rooms/kitchen.jpg&Host= homeserver.companyx.com