エディション・ロールアウト設定

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Java 2 Platform, Enterpise Edition (J2EE) ロールアウト設定

J2EE アプリケーションには、以下の設定が適用されます。

ロールアウト計画

アプリケーション・エディションのロールアウトに使用する計画を指定します。デフォルトは grouped です。

アプリケーションの一貫性のあるエディションですべてのユーザー要求を処理するには、アトミック・ロールアウト・オプションを使用します。このオプションにより、クラスターが半分の能力で実行できるようになります。クラスターが非常に大規模な場合、グループ・ロールアウトの方がニーズに適切な場合があります。
  • アトミック: 一度にクラスターの半分をロールアウトします。以前のエディションは、クラスターのうちの始めの半分が次のエディションに使用可能になるまで使用されます。その時点で、旧のエディションがオフラインになり、クラスターの残り半分がロールアウトされます。クラスターは、一方のエディションか他方のエディションのいずれかからのユーザー要求を処理します。
  • グループ化: サーバーのグループ内のクラスター全体のロールアウトの実行を指定します (一度に n サーバー。ここで 1 <= n <= クラスターのサイズ)。次のエディションで以前のエディションが置換されます (一度に n サーバー)。値 n が、「n >= クラスターのサイズ」のように指定されている場合、グループ・サイズは内部で「(クラスターのサイズ) -1」に変更されます。この期間、アプリケーションの次および前のエディションは、ロールアウトが完了するまで、ユーザー要求の処理に有効化することができます。デフォルト・グループ・サイズは 1 です。スクリプトを使用して、複数のグループをロールアウトできます。
計画のリセット

アプリケーションの再始動方法を指定します。デフォルトのリセット計画は「ソフト」です。

  • ソフト・リセット: 次のエディションによりそのサーバー内の旧エディションが置換されるときに、クラスターの各サーバー内のアプリケーションを停止または再始動して、アプリケーションをリセットします。
  • ハード・リセット: 次のエディションによりそのサーバー内の旧エディションが置換されるときに、クラスターの各サーバーを停止または再始動して、アプリケーションをリセットします。
ドレーン間隔

リセット計画を開始するまでに、HTTP (Hypertext Transfer Protocol) 要求が完了するのを待機する秒数を指定します。 デフォルトは 30 秒です。

Session Initiation Protocol (SIP) ロールアウト設定

SIP アプリケーションには、以下の設定が適用されます。

静止オプション

現在のエディションをホストするサーバーまたはクラスター・メンバーが除去される際の経過時間を指定します。ロールアウトされる新規エディションにはこの設定は影響ありません。

  • すべてのアクティブ・セッションまたはダイアログが完了した後、サーバーまたはクラスター・メンバーを静止します。: サーバーまたはクラスター・メンバーのアクティブ・セッションまたはダイアログがすべて完了すると、そのサーバーまたはクラスター・メンバーが除去されます。
  • 指定時間を経過してから、サーバーまたはクラスター・メンバーを静止します。: 指定時間を経過してから、サーバーまたはクラスター・メンバーを除去します。時間を秒、分、または時間単位で指定してください。



WebSphere Extended Deployment インフォメーション・センター (オンライン)

関連情報
エディションの管理
エディション・コントロール・センター

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