Application Service at the Edge について

Application Service at the Edge により、Edge Servers およびバックエンド・アプリケーション・サーバー間でアプリケーション処理の実行を計画的に分割することで、リソースの使用と高トラフィック・シナリオの計画を最適化できます。 Application Service at the Edge において、 J2EE (Java 2 Enterprise Edition) アプリケーションの Web コンポーネントを構成するサーブレットおよび JSP の一部が、 Caching Proxy と連結されている WebSphere Application Server 上で実行されます。他のアプリケーション・コンポーネントは、バックエンドに置かれた WebSphere Application Server に送信されます。

Application Service at the Edge を使用するには、ネットワーク・エッジで潜在的に実行できる Web アプリケーションのコンポーネントと、発信元アプリケーション・サーバーで実行しなければならないコンポーネントを判別する必要があります。 (これには使用可能なリソースとその使用方法を理解している必要があるので、この判断を行なうには通常はアプリケーション開発者およびシステム設計者に相談しなければなりません。) 次にアプリケーションは、 2 つの異なるアプリケーション・アーカイブ (.ear ファイルまたは EAR ファイル) として再構成されます。 1 つは Edge Server 上で使用され、もう 1 つはバックエンド・アプリケーション・サーバー上で使用されます。この分割の実行に役立つツールが提供されています。詳細については、 Caching Proxy Administration Guide を参照してください。アプリケーション中の Web コンポーネントを変更する場合には、この再構成を繰り返す必要があることに注意してください。

Application Service at the Edge のシステム要件および構成ステップの詳細については、Caching Proxy Administration Guide を参照してください。必要な構成ステップには、以下が含まれています。

Caching Proxy で組み込まれた構成フォームには Application Router の設 定値が含まれていますが、これは Caching Proxy に対するプラグインです。 Application Router は、Application Service at the Edge が使用可能な時にアプリケーション実行要求のプロキシーとしての働きをします。これは、一部の処理要求をバックエンドのサーバーに経路指定し、一部は Edge Components に経路指定して、その後で、要求元クライアントに戻すための結果を統合する機能を持っています。

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