透過プロキシーとは、クライアント・ソフトウェアは、介在するプロキシー ・サーバーを認識する必要がないことを意味します。通常は、クライアント・ブラウザーがプロキシー・サーバーを使用 (下方プロキシー構成で) する場合は、ブラウザーはそのプロキシー・サーバーのアドレスおよびポート番号で構成しなければなりません。透過的プロキシーでは、クライアント・ブラウザーはプロキシー・サーバーをターゲットとして構成する必要はありません。
透過プロキシーは、現在 AIX プラットフォームでだけ使用可能です。
透過プロキシー・シナリオでは、ネットワーク中のルーターまたはスイッチ は、ポート 80 トラフィックを、その次のネットワーク・ホップではなく、 Caching Proxy サーバーにリダイレクトするようにセットアップされます。Caching Proxy サーバーは、実際の宛先とは無関係にこのトラフィックをすべて受け入れて、各要求を処理します。
Proxy Configuration、Proxy Performance フォームを使用して、Caching Proxy を透過プロキシーとして構成します。フォームで「透過プロキシーとして実行」チェック・ボックスをクリックし、 「実行依頼」をクリックして ibmproxy.conf ファイルを更新します。 設定の変更を有効にするためには、その後で、Caching Proxy サ ーバーを完全に停止してから、再び始動しなければなりません (再始動 ア イコンを使用するだけでは不十分です)。