Caching Proxy Help

プロキシー・チェーニング

プロキシー・チェーニングは、プロキシー・サーバーの階層チェーンを作成できる機構です。 プロキシー・チェーン中の各 Caching Proxy は、階層の中の一定のレベルに属しています。階層の最低レベルの中のプロキシー・サーバーが、そのキャッシュから要求された URL を処理できない場合には、その要求を直接コンテンツ Web サーバーに転送するのではなく、階層の中の次のレベルのプロキシー・サーバーにその要求を転送します。このメソッドにより、要求されたファイルがキャッシュ中で検出される可能性が増大します。チェーン中のレベルが高いほど、そのプロキシーにアクセスするユーザーの数が増えます。

チェーンの最高レベルのプロキシー・サーバーは、要求された文書がそのキャ ッシュの中にない場合には、その文書を検索するために、Web コンテンツ・サーバ ーに連絡します。文書を検索するプロキシー・サーバーは、文書をクライアントに供給し、また、その文書を階層に戻して、階層中のそれより下位のすべてのプロキシーがその文書をキャッシュできるようになります。文書を検索したプロキシー・ サーバーもそれをキャッシュします。

中間のプロキシーが要求されたリソースのキャッシュされたコピーを持っていると、 要求を起点 Web サーバーに転送せずに、直接そのコピーをキャッシュから要求を出した クライアントに返します。

チェーニング・プロキシーも一緒に、要求処理において、より長い待ち時間を 導入することに注意する必要があります。推奨される限界は 2 つのチェーン・プロキシーです。大きい組織に属していない場合はプロキシーをチェーニングしたくない場 合がありますが、その場合は、ユーザーの近くに「小さい」プロキシーを配置して (たとえば、事業所で)、その後で、インターネットに直接接続している「大きい」 プロキシーにチェーニングします。

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