トレースは問題判別に使用されます。 トレースは、ストア開発者が開発段階でコードをデバッグするのに役立ち、また技術サポート・チームが顧客の問題を解決するのに役立ちます。
トレースは、今後の参照のためにトレース・ファイル内に保持されるデータ構造です。 データ構造は、クラス名、メソッド名、およびテキスト・メッセージなどのコンテキスト情報で構成されます。 複数のデータ構造は、ソフトウェア・アプリケーション内のデータ・フローを記述します。 データ構造シーケンスを分析することにより、ストア開発者は実行されたパスを理解します。 これは誤動作の原因を判別するのに役立ちます。
トレース・データはコンポーネントに応じてフィルターに掛けられます。 これは使用可能になっていなければなりません。 トレース構成の構成ファイルは、 ..CommerceServer\instances\instance_name\xml\instance_name.xml を基本として、それぞれ以下のようにします。
<LogSystem>
<trace traceFile="drive:\WebSphere\CommerceServer\instances\instance_name\logs\ecmsg.log"
<trace "drive:\WebSphere\CommerceServer\instances\instance_name\logs\ecmsg.log"
<trace traceFile="/usr/WebSphere/CommerceServer/instances/instance_name/logs/ecmsg.log"
traceFile="/opt/WebSphere/CommerceServer/instances/instance_name/logs/ecmsg.log"
<trace traceFile="/QIBM/UserData/WebCommerce/instances/instance_name/logs/ecmsg.log"
<LogSystem name="Log System">
<trace display="false"
fileSize="40"
traceFile="D:\WebSphere\CommerceServer\instances\demo\logs\ecmsg.log">
<component name="CATALOG" />
<component name="ORDER" />
<component name="COMMAND" />
<component name="STOREOPERATIONS" />
<component name="INVENTORY" />
</trace>
....
</LogSystem>
注: ロード時のトレースを使用不能化にするには、 enable 属性を false に設定します。
fileSize 属性には、ログ・ファイルの最大ファイル・サイズを MB で指定します。 実際のファイル・サイズが指定された数値を超えた場合は新しいファイルがオープンし、 traceFile にそのファイルのベース名が示されます。
ファイル名は、命名規則 file name_clone ID_time stamp.ext を基に作成されます。 たとえば ecmsg.log ファイルは、ecmsg_ploiesti_2000.08.08_18.17.47.768.log のような名前のシステム・ファイルを作成します (この場合、ploiesti は複製 ID、組み込まれているタイム・スタンプは可変係数)。
WebSphere Commerce システムにトレースを構成するには、構成マネージャーの「ログ・システム」パネルを使用するか、または管理コンソール内の「構成」 メニューにある「トレース」ページを使用します。
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