アドレス検証サービス (AVS) は、クレジット・カード詐欺の予防システムであり、 アメリカのショッパーの住所を検査することによって、マーチャントを支援するように開発されました。 与信要求でクレジット・カードの請求先住所とそれに対応する郵便番号を送信することにより、 AVS を使用する支払い処理システムで、既存のレコードとオーダーを比較できます。 カード発行者の記録の請求先住所と郵便番号が、送信された請求先住所と郵便番号に一致すれば、 そのオーダーでカードを使用している人物が本人であるという確かさの度合いが、マーチャントに示されます。 これにより理論上は、マーチャントの顧客との争いやチャージバックの数が減ることになります。 特に、配送済みの商品取引を再入手することの困難さが立証されているためです。
AVS 結果コードを与信応答コードと混同しないでください。 与信応答コードは、決済機関から発行され、その口座に使用可能な資金があるかどうかを示すものです。 AVS は、与信要求で送信された請求先住所と郵便番号を、そのカード発行者の住所レコードと比較します。 AVS の結果コードは、送信されたデータが、 保管されているデータと一致しているかどうかを示すために戻されます。 カセットは、サービス固有の AVS 結果コードを、Payment Manager 定義の共通 AVS コードにマップします。 ストアで構成した設定 (STORE テーブルの AVSACCEPTCODES 列にある) によっては、 結果コードが不適合を示している場合に、トランザクションを引き続き処理することができます。 AVS 結果コードが不適合であった住所へオーダーを配送する場合、マーチャントはチャージバックから保護されません。
ゼロ以外の共通 AVS コードが Payment Manager によって戻され、 そのコードが STORE.AVSACCEPTCODES でリストされているコードのどれでもなかった場合、 オーダー状況は "A" (支払いの与信は確認が必要) に変更されます。 サイト管理者は WebSphere Commerce アクセラレーターを使用してオーダーを承認できます。
すべての金融機関が AVS を使用しているわけではありません。
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