メッセージ・システム構成サービスの使用例

以下はメッセージ・システム構成サービスの使用法の例です。 DemoStore という名前のストアがあり、 2 つのトランスポート (E メールおよびファイル) を OrderAuthorized メッセージ・タイプに割り当てたい場合には、以下のようにします。

  1. JSP ファイルの VIEWREG テーブルにエントリーを追加して、 このアウトバウンド・メッセージの作成に使用する。 VIEWREG テーブルのキーは、 ビュー名、ストア ID、およびデバイス形式 ID です。 VIEWREG テーブルの使用法についての詳細は、 WebSphere Commerce プログラマーズ・ガイド を参照してください。

    重要: メッセージ・システムの構成サービスで使用するために作成した各表示は、 インターフェースおよびクラス名のフィールドにメッセージ表示コマンドを使用しなければなりません。 また、これには JSP ファイルの名前が docname フィールドに含める必要があります。 要約すると、次のとおりです。

    INTERFACENAME
    com.ibm.commerce.messaging.viewcommands.MessagingViewCommand
    CLASSNAME
    com.ibm.commerce.messaging.viewcommands.MessagingViewCommandImpl
    PROPERTIES
    以下の形式を使用して、JSP ファイル 'docname=jsp file' を指示します。
    DEVICEFMT_ID
    デバイス形式を示し、ユーザー・アプリケーションにカスタム・デバイス形式を使用していないかぎり、値 -3 (標準デバイス形式) を使用する必要があります。 VIEWREG エントリーに指定された DEVICEFMT_ID は、メッセージ・タイプをトランスポートに割り当てた時に選択したデバイス形式と一致していなければなりません。

    たとえば、DemoStore のストア ID が 5 であり、viewname が OrderAuthorized の場合には、 次の SQL ステートメントを使用してレコードを挿入できます:

    insert into viewreg (VIEWNAME,STOREENT_ID,DEVICEFMT_ID,INTERFACENAME,CLASSNAME, PROPERTIES)values
    ('OrderAuthorizedView',5,-3,
    'ibm.commerce.messaging.viewcommands.MessagingViewCommand'
    'ibm.commerce.messaging.viewcommands.MessagingViewCommandImpl',
    'docname=OrderAuthorized.jsp');

  2. 管理コンソールを使用して E メールおよびファイル・トランスポートを OrderAuthorized メッセージに割り当て、設定値を構成します。 これは、サイトまたはストアのいずれかのレベルの管理者権限を使用して実行できます。 サイト・レベルで設定を行うと、すべてのストアに対してそれをアクセスできるようになります。
  3. コマンドのインプリメンテーションでは、 OrderAuthorized メッセージ・タイプのメッセージ ID および DemoStore のストア ID を使用して、 SendMsgCmd コマンドのインスタンスを生成し、 メッセージング・サービスを使用して、setMsgType() および setStoreID() メソッドを呼び出します。 サイト・レベル構成を使用する必要がある場合には、ストア ID として 0 を指定し、 JSP 名の最後に "&storeDir=no" を付加してください。 そうでない場合には、ユーザーのストア ID を使用してください。 (ユーザーのストアの構成が存在しない場合には、デフォルトとして、メッセージ・システムはサイト・レベル構成を自動的に使用します。)
  4. アウトバウンド・メッセージ・システム・インターフェースの compose メソッドを呼び出して、 追加のパラメーターを TypedProperty オブジェクトの形式で渡します。 viewname を指定することによって、メッセージの構成時に使用されたメッセージ・タイプのデフォルトの viewname を指定変更します。
  5. メッセージを即時送信したい場合、あるいはトランザクションが正常にコミットされた後で送信したい場合には、 SendMsgCmd で sendImediate または sendTransacted を呼び出してください。 各メソッドの使用の詳細については、そのメッセージ・システムの資料を参照してください。
  6. SendMsgCmd の execute メソッドを呼び出して、送信を行います。

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