コラボレーション
バイヤーとセラーが購入契約の詳細を話し合う場合であれ、
顧客サービス担当者がオーダーの発行について顧客を支援する場合であれ、
当事者間のコミュニケーションの流れを維持するには e-commerce コラボレーションが必要です。 従来、情報交換は電話やファクシミリなどを介して行われてきました。 WebSphere Commerce は、WebSphere Commerce アクセラレーター内の Web ベースの以下の 2 つの機能を提供することによって e-commerce コラボレーション機能をサポートします。
コラボレイティブ・ワークスペース は、
Lotus QuickPlace を使用するコラボレーション・インターフェースを備えており、
たとえばバイヤーとセラー (またはセラーのアカウント担当者) 間やセラーの組織内のビジネス・ユーザー間での契約条件の交渉などのビジネス・ディスカッションをサポートします。 コラボレイティブ・ワークスペースは、非同期通信をサポートしています。 コラボレイティブ・ワークスペースを作成できるのは、バイヤー以外のすべての役割です。
これは、WebSphere Commerce アクセラレーターと、WebSphere Commerce のデフォルトの QuickPlace テンプレートを使用して作成されます。 ワークスペースにバイヤーを追加できるのは、コラボレイティブ・ワークスペースに QuickPlace マネージャーを使用してアクセスできるアカウント担当者またはアカウンティング・マネージャーだけです。 コラボレイティブ・ワークスペースを使用するには、メンバー・データが、リレーショナル・データベースではなく WebSphere Commerce がインストールされた LDAP サーバーになければなりません。 また、WebSphere Commerce と LDAP がインストールされているマシンとは別のサーバーに QuickPlace をインストールして構成する必要もあります。 インストールの方法については、「WebSphere Commerce 追加ソフトウェアのガイド」を参照してください。 コラボレイティブ・ワークスペースとワークスペース・メンバー情報の詳細は、WebSphere Commerce システムで管理します。 コラボレーションで使用されるディスカッション・スレッド、通知、または添付ファイルはすべて QuickPlace サーバーに保管されます。
- カスタマー・ケア・フィーチャーは、
ロータス Sametime サーバーを使用する同期テキスト・インターフェースによるリアルタイムの顧客サービス・サポートを
提供します。
顧客は、サイトに入りストア・ページでリンクをクリックして、顧客サービス担当者 (CSR) に接続し、
2 つのパーティー間の通信や、インターネットを介したチャットを可能にします。 CSR は、WebSphere Commerce Accelerator を介してカスタマー・ケア・インターフェースにアクセスします。 加えて、CSR は顧客がアシスタンスを必要とするストア・ページを表示させ、
ショッピング・カートおよびプロファイル情報を検索することができます。 このインターフェースを使用すると、CSR が他の CSR とチャットすることもできます。 Sametime を使用するには、
最初にこれを WebSphere Commerce にインストールおよび構成していなければなりません。 詳細については、「WebSphere Commerce 追加ソフトウェアのガイド」を参照してください。
また、WebSphere Commerce は、2 つのサンプル・ストアを提供して、このコラボレーション機能を示します。 ToolTech サンプル・ストアは、コラボレイティブ・ワークスペースおよびカスタマー・ケアを示し、
NewFashion サンプル・ストアは、カスタマー・ケア・フィーチャーを示します。
重要: コラボレーション機能を使用するためには、
ストアがそのためにセットアップされていなければなりません。
サンプルに基にしたストアでのコラボレーションを使用可能にする場合は、
ストアの構成を参照してください。
サンプルを基にしていないストアでのカスタマー・ケアを使用可能にする場合は、
IBM WebSphere ストア開発者ガイド を参照してください。


