調達システムの購入フロー

調達は、調達システムのネットワークを伴う WebSphere Commerce へのインターフェースを顧客に提供します。 以下は、パンチアウトおよびローカル・カタログ・モードを使用した購入フローの例です。  各統合モードについての詳細は、以下の関連リンクを参照してください。

パンチアウト・カタログ・モードを使用した購入フロー

パンチアウト・カタログ・モードでは、サプライヤーは WebSphere Commerce 内に単一のカタログを保守し、 それを使用して調達システムのネットワークに Web が存在するようにします。 以下のステップは、購入フローを示します。

  1. バイヤーは、調達システムでサプライヤーを選択し、 PunchOutSetupRequest メッセージが WebSphere Commerce に送信されます。
  2. PunchOutSetupRequest メッセージが PunchOut セットアップ・コマンドにマッピングされます。
  3. PunchOutSetup コマンドは AuthenticationHelper コマンドを呼び出して、 バイヤーおよびサプライヤーのユーザーとログオン ID を認証します。 タスク・コマンドは、認証モードに従って呼び出されます。
  4. 認証が正常に実行された後、 PunchOutSetup コマンドは RegisterRequisitioner タスク・コマンドを呼び出して、 リクィジショナーがシステムに登録されているかどうかを検査します。 これが存在しない場合には、これらは新規ユーザーとして登録され、調達バイヤーの役割を与えられます。
  5. PunchOutSetupResponse メッセージを使用して、WebSphere Commerce は、 セッションをバインドするために必要な、CatalogDisplay URL と情報を調達システムに送り返します。
  6. 調達システムは、PunchOutCatalogDisplay コマンドを使用して新規ブラウザー・ウィンドウを立ち上げ、 ブラウズおよび購入を開始するバイヤーにカタログが表示されます。
  7. バイヤーがオーダーをチェックアウトすると、 PurchaseOrder メッセージに内容が入れられ、承認を求めて調達システムに送信されます。
  8. 調達システムは OrderRequest メッセージを WebSphere Commerce に送信して、 調達システムの承認者により承認された後にオーダーを作成します。 

ローカル・カタログ・モードを使用した購入フロー

ローカル・カタログ・モードでは、サプライヤーが調達システムでカタログを複製します。 以下のステップは、購入フローを示します。

  1. バイヤーは、調達システムでカタログをブラウズし、オーダーを作成します。
  2. 調達システムは、バイヤーとサプライヤーのログオンおよびユーザー ID、オーダー、 請求および配送情報と共に、OrderRequest メッセージを WebSphere Commerce に送信します。
  3. OrderRequest メッセージが、 バッチ処理で新規オーダーを作成する BatchOrderRequest コマンドにマップされます。
  4. OrderRequest メッセージが認証および処理された後は、 調達システムに OrderResponse メッセージが送信されて、オーダーが正常に実行されたか失敗したかを示します。

関連概念

関連参照

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