データをロードする前に、以下の事柄を実行する必要があります。
注: ストア・アーカイブ用のデータをロードしていて、 そのストア・アーカイブによって提供された DTD を使用して XML ファイル作成した場合には、 このステップは必要ありません。
データは、関連付けられた DTD を使用した XML 形式である必要があります。 データをロードするには、ロード・コマンドを起動します。
ローダー・パッケージを使用して大規模文書をロードする場合の考慮事項
ローダー・パッケージ・コマンド・ユーティリティーを使用して大規模文書をデータベース内にロードする場合は、以下の項目を考慮してください。
デフォルトでは、JVM ヒープに割り振られるメモリーの最大量は 64 MB です。 このサイズを増やさないと、JVM はロード処理中にメモリー不足になってしまうことあります。 Java ヒープに割り振るメモリーの最大量は、 Java コマンドで JVM -mx オプションを使用することによって変更できます。
トレース・ロガーは、大規模 XML 文書のロード中に JVM ヒープを使い切ってしまうことがあります。 トレース情報は、実行が失敗した場合に実行をデバッグするために主に使用されます。 ロード処理のトレースが必要ない場合は、トレースをオフにしてください。 トレースをオフにすると、パフォーマンスが大幅に向上します。 ロギング構成 XML 文書を変更することによって、トレースをオフにできます。
デフォルトのロギング構成ファイルは WCALoggerConfig.xml です。 トレース・ログをオフにするには、以下のローダーのトレース・ロガー構成を、
<logger type="trace"> <handler type="file"> <filePath>MassLoadTrace.log</filePath> <filter type="Any"> <messageType name="PUBLIC" /> </filter> </handler> </logger>以下のように変更します。
<logger type="trace"> <handler type="file"> <filePath>MassLoadTrace.log</filePath> <filter type="Any"> </filter> </handler> </logger>WCALoggerConfig.xml ファイルを変更する方法についての詳細は、 ローダー・パッケージのロギングのカスタマイズを参照してください。
SQL インポート・モードで操作している場合のローダーのデフォルト・コミット・カウントは 1 です。 したがって、デフォルトではデータベースに対して更新または挿入が行われるたびに、トランザクションがコミットされます。 大規模文書についてのローダーのパフォーマンスを改善するには、コミット・カウントを増やす必要があります。 推奨値は 100 ですが、サーバー上の物理メモリー量、 DBMS のトランザクション・ログ・サイズなどによっては、これより高くすることもできます。
ローダーのコミット・カウントは、ロード・コマンドで -commitcount <count> オプションを使用して変更します (<count> は、 トランザクションがコミットされる前に実行されるステートメントの数)。
トラブルシューティングのヒント
データ・ロード時の進行が異常に遅い場合は、ローダー用のロガーのファイル・ハンドラーが正しく構成されていない可能性があります。 これは、以下のいずれかの状態に起因している可能性があります。
これらのいずれかの問題を訂正するには、ロガー構成文書 (デフォルトでは WCALoggerConfig.xml) を変更して、 ファイルの指定場所を変更しなければならない場合があります。 ファイル・ハンドラーおよび WCALoggerConfig.xml ファイルの詳細については、 ローダー・パッケージのロギングのカスタマイズを参照してください。
![]() |