サポートされる XML および WebSphere Commerce メッセージに加えて、 新しくインバウンド・メッセージのサポートを追加することができます。 インバウンド・メッセージの新規追加には、2 つの基本メソッドがあります。
お勧めする方法は、user_template.xml インバウンド・メッセージ・テンプレート定義ファイルを使用することによって新規インバウンド XML メッセージを追加することです。 このファイル中で、新規インバウンド・メッセージが呼び出すコントローラー・コマンドを指示して、各エレメントと対応しているコマンド・パラメーターを指示できます。 メッセージを受信すると、XML メッセージ・マッパーは、実行するコマンドと使用するパラメーターを識別します。 その後で、コマンドがサイト管理者権限を使用して呼び出されます。 セキュリティー上の理由から、 user_template.xml メッセージ・テンプレート定義ファイルにアクセスして変更できるのは必ず権限保持者のみにしなければなりません。 そうでない場合には、権限のないユーザーが新規インバウンド・メッセージを書き込み、 WebSphere Commerce コマンドをサイト管理者として呼び出せることになります。
XML メッセージ・マッパーでインバウンド XML メッセージ・テンプレート定義ファイルを使用したくない場合には、 NewInboundMessage コマンドをインプリメントして新規メッセージを追加することもできます。 このコマンドは、メッセージ・マッパーがメッセージを既存のレガシー・メッセージ、 またはインバウンド XML メッセージ・テンプレート定義ファイルで定義されている XML メッセージとして認識しないときに 呼び出されます。 NewInboundMessage コマンドは既成プログラムではありませんので、 それが呼び出されて処理をさせることは、すべて作成者のコントロールに任されます。 しかし、このメソッドのプログラミングでは、特に新規メッセージの数が多い場合に、かなりのプログラミング上の労力が必要です。
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