推奨リファンド金額

返品にアイテムを追加する場合、あるいは既存のアイテムを更新する場合、推奨リファンドが計算されます。 顧客サービス担当者は、推奨金額をケース・バイ・ケースで変更できます。 調整、課金、および適用される税を含む推奨クレジットは、 税が計算された後 ReturnPrepare コマンドで合計されます。

CalculateReturnItemCreditCmd コマンドと CalculateReturnItemCreditForCatEntryCmd コマンドの 2 つのタスク・コマンドが、 推奨リファンド合計の商品の部分を制御します。 どちらのコマンドにも、商品コンポーネントが個別に指定されたときにリファンドを計算するロジックが組み込まれています。 

オーダー・アイテムによって指定された返品商品では、 CalculateReturnItemCreditCmd タスク・コマンドが呼び出されます。 このコマンドのデフォルトのインプリメンテーションでは、 処理される額は ORDERITEMS テーブルの PRICE 列の値に、 返品される数量および roundCustomized を掛けたものに基づきます。 調整クレジットは、OrderItem に対して行われるそれぞれの OrderItem 調整から計算されます。 詳細については、ORDIADJUST テーブルを参照してください。 それぞれの OrderItem 調整は、返品される数量に基づいて配分され (最大で OrderItem 調整の量まで)、 レコードが RMAIADJCRD テーブルに作成されます。 各調整クレジットの合計が計算され、RMAITEM テーブルの ADJUSTMENTCREDIT 列に入れられます。 CREDITAMOUNT および ADJUSTMENTCREDIT は、返品されたアイテムに関して顧客がもともと支払ったものを示しています。 これらの計算は、タスク・コマンドのセットにインプリメントされています。 詳細については、CalculateReturnItemProductCreditCmdImpl および、 CalculateReturnItemAdjustmentCreditCmdImpl タスク・コマンドを参照してください。

オーダー・アイテムがなく、代わりにカタログ・エントリーを使用して指定された返品商品の場合、 CalculateReturnItemCreditForCatEntryCmd が使用されます。 このコマンドのデフォルトのインプリメンテーションでは、 カタログ・エントリーのクレジット金額および調整クレジットが 0 に設定されます。

クレジット金額および調整クレジットが計算された後、追加の調整および課金が計算されます。 これを計算するコードは、返品の契約に付加されているポリシー・コマンドです。 デフォルト・ポリシーでは、CREDITAMOUNT および ADJUSTMENTCREDIT に対して課金が計算されますが、これは変更できます。 ポリシーの拡張をサポートするために、 返品アイテムに対して加算される課金 (補てん料金など) について詳しくは、 ポリシー・コマンド CalculateReturnItemAdjustmentFlatPolicyCmdImpl または CalculateReturnItemAdjustmentPercentagePolicyCmdImpl を参照してください。

クレジットされる税はすべて、返品全体を含めて計算されます。 詳しくは、 CalculateReturnTaxCmd タスク・コマンド (ReturnPrepare コマンドから呼び出される) を参照してください。

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