独自のストア作成の基礎として、サンプル・ストアを使うことができます。 サンプル・ストアはすべて、多文化サイトを作成して保守する方法の例を示したものです。
サンプル・ストアで、顧客は、リストから希望する表示形式を選択することで、 サイトを表示する際の言語を選択できます。 リストは、サイトの左のフレームにあるドロップダウン・リストに表示されます。 顧客は選択した言語で表示されるサイト全体をナビゲートできます。
サンプル・ストアは、すべてのストアと言語に 1 つのテンプレートのプログラミング・モデルを使用します。 サポートされる各言語について、infashiontext.properties という名前の、独自のプロパティー・ファイルがあります。 これに、その言語の、翻訳されたテキストとメッセージが含まれます。 プロパティー・ファイル内では、ページにおける多くのエレメントが翻訳されています。
文字セットの判別
テキストがブラウザーで表示される際の文字セットは、ENCODESTATEMENT プロパティーを使ったプロパティー・ファイルで定義されています。 たとえば、en_US/infashiontext.properties ファイルには、次のステートメントが含まれます。
ENCODESTATEMENT = text/html; charset=ISO_8859-1
エンコード方式は、JSP テンプレートに指定されているのではなくプロパティー・ファイル内で指定されているため、文字セットは、言語ごとに別にすることができます。
生成された JSP ページの文字エンコードは、JSP テンプレートの以下のステートメントを使用して設定されます。
<%response.setContentType(infashiontext.getString("ENCODESTATEMENT"));
%>
実行時に、要求された各 JavaServer Page は、ファイル getResource.jsp を含みます。 このファイル内で、コマンド・コンテキストが検索され、それにより、そのロケールで infashiontext プロパティー Java オブジェクトを検索します。 このオブジェクトは、該当するロケール固有ディレクトリーの infashiontext.properties ファイルから、値を取得します。 これでテンプレートは、ResourceBundle オブジェクトの getString() メソッドを使用して、必要に応じて各プロパティーにアクセスします。
翻訳イメージの表示
ロケールと言語は実行時に検索され、イメージ・ファイルを検索する場合の正しいフォルダーを判別します。 テンプレートは、ファイル Infashion/language_Locale/images/go_button.gif を検索します。 ここで、language_Locale は、コマンド・コンテキストの表示形式で置き換えられます。 たとえば、結果のページは、イメージ Infashion/en_US/images/go_button.gif、またはInfashion/jp_JA/images/go_button.gif を表示します。
カタログ・コンテンツの表示
カタログには、サポートされる各ロケールごとに 1 つずつ、複数の翻訳が含まれます。 実行時、コマンド・コンテキストは data bean を通して送信され、データベースからどの翻訳が検索されてページに表示されるかが決定されます。
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