e-マーケティング・スポットは、個人向けに設定した販売促進コンテンツを表示するスペースをストア・ページ上に確保します。 e-マーケティング・スポットはページ作成中に使用され、顧客側に表示される動的コンテンツ用のスペースを用意します。 顧客がページを要求すると、ページ上にある e-マーケティング・スポットがルール・サーバーと通信して、そのスポットに関連するルール・ベース・コードを処理します。 各 e-マーケティング・スポットには、関連する 1 つまたは複数のキャンペーン・イニシアチブがあります。 e-マーケティング・スポットは、JSP 技術と連携して使用される特別な data bean によってサポートされますが、 それによって WebSphere Commerce のルール処理システムを使った Web ページ・コンテンツを生成します。
e-マーケティング・スポットは、 WebSphere Commerce アクセラレーターの「e-マーケティング・スポット」ウィザードを使用して作成されます。 e-マーケティング・スポットの配置および作成については、 コンテンツに対して責任を負うマーチャント、 JavaServer Page の作成に責任を負うページ・デザイナー、 およびそのスポットに表示されるグラフィックスやテキストの作成にあたるメディア・デザイナーが、 互いに協力して決定する必要があります。 これにより、スポットが十分なスペースと美観のとれたサイト設計を備えて実装されます。 e-マーケティング・スポットには HomePageAd または CheckOutPageRecommendation のように、 場所を組み込んだ解釈可能な名前を付けることをお勧めします。 これにより、表示される場所や記載されている内容について混乱することが少なくなります。 また、必要であれば、同じページに表示される 2 つの e-マーケティング・スポットを区別するために、名前に番号を付けることができます。 e-マーケティング・スポット名は、有効な Java ID でなければなりません。
ページ・デザイナーは、必要なページおよび指定された場所に、該当する e-マーケティング・スポットを提供する責任を負います。 e-マーケティング・スポットを定義するには、WebSphere Commerce の汎用 bean である EMarketingSpot bean を使います。 この bean の名前プロパティーは、必要な e-マーケティング・スポットごとに指定する必要があります。 これにより、各 e-マーケティング・スポットが固有になります。 この bean は Commerce Studio にあります。
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