ストア・サービスを使用したストア・アーカイブの作成
ストア・サービスを使用してストア・アーカイブを作成するには、以下のようにします。
- ストア・サービスをオープンする。
ストア・アーカイブ・リストが表示されます。
注: 初めてストア・サービスをオープンする場合には、ストア・アーカイブの作成ページが表示されます。 ステップ 3 に進む。
- 「新規」をクリックする。
ストア・アーカイブの作成ページが表示されます。
- 「ストア・アーカイブ」フィールドに、ストア・アーカイブ名を入力する。 この名前は、ストア名 (たとえば Mystore) と同じにすることができます。 入力した名前に拡張子 sar が追加されます。たとえば Mystore.sar。 この名前は、ストア・アーカイブのファイル名となります。 ストア・アーカイブの作成が終了すると、それは以下のロケーションに保管されます。
drive:\WebSphere\CommerceServer\instances\instancename\sar
drive:\Program
Files\WebSphere\CommerceServer\instances\instancename
\sar
/usr/WebSphere/CommerceServer/instances/instancename/sar

/opt/WebSphere/CommerceServer/instances/instancename/sar
/QIBM/UserData/WebCommerce/instances/instancename/sar
- 「ストア・ディレクトリー」フィールドに、自分のストアの名前を入力する。
このディレクトリー名は、サーバー上に発行される Web 資産のディレクトリーを定義します。 絶対パスを指定する必要はないことに注意してください。 デフォルトでは、ストア・ディレクトリーは以下のように作成されます。
drive:\WebSphere\AppServer\installedApps\
WC_Enterprise_App_instancename.ear\wcstores.war\storedir
drive:\Program
Files\WebSphere\AppServer\
installedApps\WC_Enterprise_App_demo.ear\wcstores.war\storedir
/usr/WebSphere/AppServer/installedApps/WC_Enterprise_App_demo.ear
/wcstores.war/storedir
/opt/WebSphere/AppServer/installedApps/
WC_Enterprise_App_demo.ear/wcstores.war/storedir
/QIBM/UserData/WebASAdv4/WASinstancename/installedApps/
WC_Enterprise_App_instancename.ear/wcstores.war/storedir
ここで、storedir がそのディレクトリーです。
「ストア所有者」ドロップダウン・リストから、ストアを所有する組織を選択する。
重要: 購買組織を持っていない顧客は、デフォルト組織を使用できます。
デフォルト組織をストア所有者として選択しないでください。
- 「表示」ドロップダウン・リストから、
表示するサンプル・ストアを選択する。
- 「サンプル」リスト・ボックスから、ストアでベースとして使用するストア・アーカイブを選択する。
サンプル・ストアが企業間取り引きサイトであるのか、企業対顧客の取引サイトであるのかを判別するには、「サンプル」説明ボックスの説明を参照してください。 あらかじめサンプル・ストアを表示したい場合は、「プリビュー」をクリックしてください。
- OK をクリックします。
「ストア・アーカイブ」リストが表示されます。 作成したストア・アーカイブがリストに表示され、「ストア名」フィールドの名前がサンプル・ストアの名前と同じになります。 この名前は、「ストア・プロファイル」ノートブックを使用して変更することができます。
注: ストア・サービスを使用して、これらのサンプルのいずれかを基にして新規ストア・アーカイブを作成する場合は、ストア・サービスは以下を行います。
- サンプル・ストア・アーカイブのコピーを作成する
- 契約資産にストア ID とメンバー ID を設定する
- DBLoad マクロを作成する。 詳しくは、ストア・アーカイブ・ローダーの規則を参照してください。
- DBLoad マクロにメンバー ID を設定する。
- STOREENT テーブルにストア ID を設定する。
- STORE テーブルにストア・ディレクトリーを設定する。
- STADDRESS テーブルに住所のニックネームを設定する。
これで新規のストア・アーカイブが、サンプル・ストアを基に作成されました。 したがって、新規のストア・アーカイブには、サンプル・ストアと同じ情報がすべて含まれることになります。 この情報を変更する場合は、以下の 1 つまたは複数の操作を行います。
準備が完了したら、ストア・アーカイブを発行して、ストアを実働環境にしてください。
重要:
- カタログおよび配送センターなどの特定のストア・データ資産が、
複数のストア間で共用される場合があります。
その結果、同じサンプル・ストアに基づいて複数のストアを発行する場合、
カタログおよび配送センターは各ストアとも同じになります。
同じサンプルで他のストアを発行した場合には、あるカタログで変更を行うとそれらの変更が上書きされます。
詳細情報および、変更の上書きを避ける方法については、
共用データ資産を参照してください。
- ストア・サービスおよびその他の WCS 管理サービスは、ステージング環境でのみ使用することを強くお勧めします。
クラスター化された実動環境で複数の WCS アプリケーションのクローンを実行している場合には、複数の WCS クローンがアクティブである限りストア・サービスは使用しないでください。 ある特定のクローンがストア・アーカイブを作成するようにという要求を処理し、
ローカルでストア・アーカイブ・ファイルを生成すると、
後続の発行要求は 2 番目のクローンに出されることになり、
これには使用できるストア・アーカイブ・ファイルがないために、障害が起きることになります。 複製された環境でストア・サービスを実行するには、WCS のクローンが 1 つだけアクティブであり、他のクローンはすべてシャットダウンされていることを確認してください。 アプリケーションのクローン作成についての詳細は、Distributed Configurations Guide を参照してください。
