OrderProcess コマンド

このコマンドは、オーダーを送信します。 オーダーは OrderPrepare によってロックされていなければなりません。 いったん OrderProcess コマンドが実行されると、OrderCancel でオーダーをキャンセルすることはできません。  

proproce.gif (7483 バイト)

パラメーター値

http://host_name/path/
(必須) WebSphere Commerce サーバーおよび構成パスの完全修飾名
forUser
このコマンドの実行対象のユーザーのログオン ID。 このパラメーターを指定できるのはオーダーを処理する権限がある人だけです。
forUserId
forUser と同様ですが、ユーザーは USERS テーブル中にある内部ユーザー ID によって識別されます。
langId
セッション期間中の優先言語を設定またはリセットします。 ストアでサポートされている言語は、STORELANG テーブルにあります。
storeId
オーダーが発行されるストアの参照番号。 オーダーが解決されるまでにエラーが発生しない場合、この値は無視されます。 この番号は、正しいストアの例外ハンドラーを呼び出す場合のみ使用されます。
orderId
(必須) オーダーの参照番号。
billtoAddressId
請求先住所の参照番号
field1、field2、および field3
カスタマイズ可能なフィールド
notifyMerchant
オーダーの処理が完了した時に、ストアにその旨を通知するかどうかを示します。
1= はい
0= いいえ
notifyShopper
オーダーの処理が完了した時に、顧客にその旨を通知するかどうかを示します。
1= はい
0= いいえ
quoteExpiredURL
オーダー合計価格が quoteExpiryPolicy パラメーターによって指定されている満了ポリシーと一致して有効期限が切れている場合のリダイレクト先の URL を指定します。
quoteExpiryPolicy
オーダー合計価格の有効期限が切れている場合のコマンドの動作、 または在庫割り振り中のオーダー・アイテムの配送センターの変更を定義します。 オーダー合計価格は、現在時刻がオーダー最終更新タイム・スタンプに STOREテーブルの QUOTEGOODFOR 列に指定されている秒数を加算した値以上である場合は有効期限が切れます。  このパラメーターは 3 つの値をもつ場合もあります:
notifyOrderSubmitted
オーダーが処理のために正常に送信された場合、顧客にその旨を通知するかどうかを指定します。
1
= はい
0= いいえ (デフォルト)
availabilityChangeURL
maxAvailabilityChange パラメーターが指定するよりも大きい時間間隔によって、 見積もった使用可能時間に任意のオーダー・アイテムの配送オフセットを加えると将来になってしまう (在庫の割り振りまたはバック・オーダーの結果として) 場合の、URL のリダイレクト先を指定します。 このパラメーターは、ATP 在庫割り振りが使用可能でない場合は無視されます。
maxAvailabilityChange
availabilityChangeURL パラメーターの説明で言及されている、時間間隔を秒単位で指定します。 デフォルト値は 3600 (1 時間) です。 このパラメーターは、availabilityChangeURL パラメーターが指定されない場合、 または ATP 在庫割り振りが使用可能でない場合は無視されます。
noInventoryURL
オーダー内のオーダー・アイテムがいずれも割り振られないか、 またはバック・オーダーされない場合の URL のリダイレクト先を指定します。 このパラメーターは、ATP 在庫割り振りが使用可能でない場合は無視されます。
tcId
条件オブジェクトの ID (TERMCOND テーブルを参照)。 これが指定され、さらに PaymentTC が memberId およびアドレス nickName (PaymentTC マッピングを参照) を指定すると、 memberId およびアドレス nickName は、 billToAddressId パラメーターが無視された場合に請求先住所を決定するのに使用されます。

支払いに関する注
OrderProcess コマンドそれ自体が支払いを処理するわけではありません。 支払いを処理するために、DoPayment タスク・コマンドがインプリメントする DoPaymentCmd インターフェース・クラスを使用してください。 OrderProcess からこのコマンドに渡されるパラメーターは、一般にはクレジット・カード情報をインプリメントする何らかとすることができます。

WebSphere Commerce には OH   タスク・コマンドの 2 つのインプリメンテーション・クラス、 DoPaymentCmdImpl クラス および DoPaymentMPFCmdImpl クラスが含まれます。 DoPaymentCmdImpl クラスは、OrderProcess コマンドを処理する DoPayment タスク・コマンド・インプリメンテーションを作成する方法を示すために使用されるサンプル・インプリメンテーションです。 DoPaymentMPFCmdImpl クラスは、標準 DoPaymentCmd インプリメンテーション・クラスで、 IBM WebSphere Payment Manager バージョン 3.1 で使用するために設計されており、 WebSphere Commerce Business Edition の今回のリリースに取り入れられている企業間取り引き機能へのサポートが組み込まれています。

オーダー通知に関する注

オーダー通知を構成する必要がある場合、以下のことが必要です。

  1. アウトバウンド・メッセージを使用可能にする。
  2. オーダー通知メッセージを構成するメッセージ構成テンプレートを作成する。 

例 1
以下のコマンドは、参照番号が 3 のオーダーの発行を処理します:
    http://myhostname/webapp/wcs/stores/servlet/OrderProcess?orderId=3

例 2
Payment Manager がすでにセットアップされているものとすると、このコマンドは顧客の支払い情報を Payment Manager に渡します。 パラメーター policyId=200 は、ストア・モデルが Payment Manager のデフォルトによって使用する OfflineCard メソッドを参照します。
    http://myhostname/webapp/wcs/stores/servlet/OrderProcess?storeId=34
    &orderId=556677&policy=200&cardBrand=Visa
    &cardNumber=41111111111111111&cardExpiryMonth=12&cardExpiryYear=2001

注: payMethodId パラメーターは後方互換性だけのためにサポートされています。 新しい Payment Manager カセットおよび新しい企業間取り引き機能には、policyId パラメーターを代わりに使用します (例 2 のように)。 定義済み支払いポリシーのリストについては、下記の関連リンクを参照してください。

DoPaymentMPFCmdImpl クラスは、tcId と呼ばれる追加のパラメーターをサポートします。 それは、オーダーに使用される支払条件の ID を指定するのに用います。 その条件は、オーダー・アイテムに関連した契約で指定されている共通の支払条件の 1 つでなければなりません。 JSP ファイルの共通の支払条件を選択するのを援助するには、UsablePaymentTCListDataBean を使用してください。 OrderItems に使用されるいずれかの契約に、関連する支払い条件がある場合、tcId パラメーターは必須です。

動作

例外条件

関連概念

関連参照

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