購入オーダー (Business Edition)

WebSphere Commerce は、ユーザーが顧客購入オーダー番号を追跡記録し、認可できるようにします。 ビジネス・アカウントに任意の購入オーダー条件が含まれ、契約でアカウントの使用が指定されている場合、 契約の下にあるすべての購入で、アカウントとともに定義された購入オーダー番号が指定されなければなりません。 1 つの購入オーダー番号を支払い与信で使用できます。

顧客がオーダーを発行すると、購入オーダー番号が指定されます。 購入オーダー番号は、3 つの異なる購入オーダー・タイプに対して指定できます。

ブランケットおよび限定購入オーダーは、事前定義購入オーダー としても知られています。 なぜなら、これらのタイプの購入オーダーの購入オーダー番号は、 バイヤーが購入を行う際にそれを使用する前に、ビジネス・アカウントで定義されていなければならないからです。

購入オーダー番号は、オーダーの支払い処理のときに妥当性検査されます。 WebSphere Commerce は、顧客がオーダー支払い情報と一緒に入力する購入オーダー番号をとり、それを以下のように処理します。

  1. ValidatePONumber タスク・コマンドが呼び出されます。 ValidatePONumber タスク・コマンドは、 入力された購入オーダー番号がビジネス・アカウントに存在するかどうか検査します。 入力された購入オーダー番号が、別のオーダーで使用されたブランケット購入オーダー番号か、 限定購入オーダー番号か、または個別購入オーダー番号のいずれかの場合、 WebSphere Commerce にすでに存在しています。 入力された購入番号がすでに WebSphere Commerce に存在する場合、 ValidatePONumber タスク・コマンドが既存の購入オーダー番号の複製が許容されるかどうか検査します。 購入オーダー番号の複製が許容されない場合、DoPyamentErrorView を指定するエラーが発生します。 入力された購入番号が WebSphere Commerce に存在しないか、 または既存の購入オーダー番号の複製が許容される場合、 ValidatePONumber タスク・コマンドは正常に完了します。
  2. ValidatePONumber タスク・コマンドが正常に完了すると、 CheckPOSpendingLimit タスク・コマンドが呼び出されます。 CheckPOSpendingLimit コマンドは、 正常に妥当性検査された購入オーダー番号にそれと関連した消費限度があるかどうか検査します。 購入オーダー番号にそれと関連した消費限度がある場合、 CheckPOSpendingLimit コマンドは、 オーダー合計価格が購入オーダー番号の残りの消費限度を超過していないかどうか検査します。 オーダー合計価格が残りの消費限度を超過していない場合、 CheckPOSpendingLimit コマンドは正常に完了します。

限定購入オーダー番号の消費限度は、この時点では更新されません。 消費限度は、UpdatePOSpending タスク・コマンドによって更新されます。 このタスク・コマンドは、CheckPaymentAccept タスク・コマンドによって配送が配送センターにリリースされるときに呼び出されます。

購入オーダー番号は、WebSphere Commerce によってサポートされるどの支払いメソッドでも (貸付限度額も含む)、 追跡記録でき、また与信できます。

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