共通のサーバー・ランタイム

WebSphere Commerce において、 共通のサーバー・ランタイムはシステムとユーザーの要求を処理するためのフレームワークを定義し、 対応するアクションを実行してこれらの要求を満たします。 このフレームワークは、プログラミング・モデル、プロセス・モデル、例外処理、トランザクション制御、データ・アクセス、および永続モデルで構成されます。

サーバー・ランタイムは Java プログラミング・モデルを使用します。 表示論理のスクリプト記述言語としては、JSP ファイルが使用されます。 WebSphere Application Server で作業する場合、共通のサーバー・ランタイムは WebSphere Commerce サーバー・アプリケーションをサポートします。

共通のサーバー・ランタイム内では、アクセス制御を実行できます。 アクセス制御により、アクセス・グループごとのコマンドのグループ化、各所有者への顧客コマンドの割り当て、全所有者へのアクセス権の割り当て、サイト管理者としてのグローバルなアクセス権の割り当て、およびセキュリティー (EJB bean の保護) のための WebSphere Application Server での作業が可能になります。

WebSphere Commerce コマンドは、 サーバー・ランタイムに対するアーキテクチャー・コンポーネントです。 共通のサーバー・ランタイムは、コマンドによってインプリメントされた Java インターフェースを定義します。 また、一連のベース・クラスも提供されており、これによってコマンドを拡張してインプリメンテーションを単純化できます。

Electronic Commerce Modeling Language (ECML) サポートは、 主として WebSphere Commerce によって生成されるフォームのフィールドに対して標準の命名規則を作成する機能を提供します。

サーバー・ランタイムのコンポーネントについて、 詳しくは WebSphere Commerce プログラマーズ・ガイド を参照してください。

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