WebSphere Commerce では、各メッセージによって実行される WebSphere Commerce コントローラー・コマンドを変更して、 すべてのインバウンド・メッセージの機能を変更または拡張することができます。 使用される任意のインバウンド・メッセージ・コマンドに、 追加の前処理ステートメントまたは後処理ステートメントを指定することができます。 あるいは既存の処理全体をオーバーライドすることができます。 これらを行うには Java プログラミングの知識が必要です。
インバウンド・メッセージをバックエンド・システムから受信すると、その情報がコマンド・パラメーター用に処理されて、 指定したすべてのパラメーターとともに WebSphere Commerce コントローラー・コマンドが呼び出されます。 コマンドが実行されると、次の 3 つのメソッドを以下の順序通りに順に呼び出す performExecute() メソッドが呼び出されます。
WebSphere Commerce を初めてインストールしたときは、 プログラミング・ステートメントが入っているのは doProcess() メソッドだけです。 このコマンドを拡張して、 doPreProcess() メソッドをインプリメントすることによって前処理ステートメントを追加できるか、あるいは doPostProcess() メソッドをインプリメントすることによって後処理ステートメントを追加できます。 あるいは、doProcess() または performExecute() のいずれかのメソッドをインプリメントして処理全体を上書きできます。 コマンドの拡張方法の詳細については、WebSphere Commerce プログラマーズ・ガイド を参照してください。
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