UserRegistrationUpdate コマンド
このコマンドは、ユーザーの登録レコードを更新します。
このコマンドは、SSL (Secure Sockets Layer) を併せて使用し、顧客のログオン・パスワードと個人情報を確実に暗号化するようにしてださい。
これを行うには、コマンドを HTTPS セキュア・プロトコルで入力します。
パラメーター値
- http://host_name/path/
- (必須) WebSphere Commerce サーバーおよび構成パスの完全修飾名
- langId
- セッション期間中の優先言語を設定またはリセットします。
ストアでサポートされている言語は、STORELANG テーブルにあります。
- URL
- (必須) コマンドが正常に完了した時に呼び出される URL
- storeId
- このコマンドに関連付けられたストアの参照番号
- logonId
- 登録者のログオン ID。
- logonPassword
- 登録者のパスワード。 このパスワードはデータベースに保管する前に、このコマンドによって暗号化されます。
- logonPasswordVerify
- (logonPassword が使用される場合には必須) 2 度目に入力される、登録者のパスワード。
- userStatus
- 登録者のアカウントが使用可能かどうか:
1=使用可能 (これがデフォルト)
0= 使用不可
- passwordExpired
- 登録者のパスワードが有効納期切れかどうか:
1 = 有効納期切れでない (これがデフォルト)
0 = 有効納期切れ
- challengeQuestion
- ショッパーが本人であることを、言葉で確認するためのユーザー確認のための質問
- challengeAnswer
- ユーザー確認のための質問への応答
- profileType
- 登録のタイプを示す:
<Null>= プロファイル・データなし、認証データのみ;
USERREG テーブルのみのデータ。
C=企業顧客間登録プロファイル・データ; 認証データ、なおかつ
USERPROF テーブルのデータ。(デフォルト)
B=ビジネス間登録プロファイル・データ; 認証データ、なおかつ
BUSPROF テーブルのデータ。
- preferredCurrency
- トランザクション用として、登録者が希望する通貨。
SETCCURR テーブルの SETCURR 列を参照する外部キー。
- preferredLanguage
- 登録者の希望する言語で、LANGUAGE テーブルの LANGUAGE_ID 列を参照する外部キーとなります。
- userField1 〜 userField3
- カスタマイズ可能なフィールド。
- displayName
- 要約リストに登録者の名前を表示する際に使用される名前。
- photo
- 登録者の写真の場所を示す URL またはパス。
- preferredCommunication
- 登録者の優先電話 (ADDRESS テーブルに保管)で、たとえば、以下の通りです。
P1=電話 1
P2=電話 2
- preferredDelivery
- 登録者の希望する配達モードです。
- description
- 登録者の説明
- userProfileField1 および userProfileField2
- カスタマイズ可能なフィールド。
- organizationId
- 登録者企業の ID ;ORGENTITY テーブルに対する外部キー。
- organizationUnitId
- 登録者の組織単位の ID; ORGENTITY テーブルに対する外部キー。
- employeeId
- 勤務先での登録者の ID。
- alternateId
- 登録者の企業組織または組織単位がこの特定の顧客に割り当てた特別の ID。
- employeeType
- 登録者の状況。(たとえば、正社員、終身雇員、契約社員、パート・タイマーなど)
- departmentNumber
- 登録者の部門 ID。
- manager
- 登録者の管理者の名前。
- secretary
- 登録者の秘書の名前。
- gender
- 登録者の性別。
- age
- 登録者の年齢。
- income
- 登録者の収入。
- incomeCurrency
- 登録者の収入を支払う際の通貨。
- maritalStatus
- 登録者の婚姻状況 (既婚/独身)。
- children
- 登録者の子どもの人数。
- household
- 登録者の世帯の人数。デフォルトは 1 です。
- companyName
- 登録者が所属する組織の会社名で、個人情報の埋め込み時に入手。
- hobbies
- 登録者の趣味。
- orderBefore
- 登録者が以前オーダーを発行したことがあるかどうかを示します。
この値は登録者により提供されます。
- timeZone
- 登録者がビジネスを行う時間帯 (GMT +/- 時間で指定します)。
- demographicField1 〜 demographicField4
- 個人情報についてのカスタマイズ可能フィールド; 単一文字フィールド。
- demographicField5
- 個人情報についてのカスタマイズ可能フィールド; 254 文字のフィールド。
- demographicField6
- 個人情報についてのカスタマイズ可能フィールド; 整数フィールド。
- demographicField7
- 個人情報についてのカスタマイズ可能フィールド; フィールド varchar、長さ 64。
- 登録者の敬称。(たとえば、Dr.、Rev.、Mr. または Ms. など).
- lastName
- 登録者の姓。
- firstName
- 登録者の名。
- 登録者のミドル・ネーム、またはイニシアル。
- address1
- 登録者の番地 (1 行目)。
- address2
- 登録者の番地 (2 行目)。
- address3
- 登録者の番地 (3 行目)。
- City
- 登録者が居住している市区町村。
- state (状態)
- 登録者が居住している都道府県名。
- zipCode
- 登録者の住所の郵便番号。
- Country
- 登録者が居住している国または地域の名前。
- bestCallingTime
- D= 連絡可能な時間帯が昼間であることを示す標識。
E= 連絡可能な時間帯が夜間であることを示す標識。
- phone1
- 登録者の電話番号 (昼間)
- phone2
- 登録者の電話番号 (夜間)
-
登録者の電話番号 (昼間) を使用する電話のタイプ。たとえば、不平衡電話の場合は TTY、パルス符号変調の場合は PCM、またはモバイルの場合は CEL。 これは 3 文字のフィールドです。
-
登録者の電話番号 (夜間) を使用する電話のタイプ。たとえば、不平衡電話の場合は TTY、パルス符号変調の場合は PCM、またはモバイルの場合は CEL。 これは 3 文字のフィールドです。
- publishPhone1
- 1= 登録者の電話番号 (昼間) が電話帳に掲載されていることを示す標識。
- 0= 登録者の電話番号 (昼間) が電話帳に掲載されていないことを示す標識。
これらの publishPhone フィールドのデフォルトはありません。
このフィールドが未使用の場合には、データベースではヌルのままとなります。
- publishPhone2
- 1= 登録者の電話番号 (夜間) が電話帳に掲載されていることを示す標識。
- 0= 登録者の電話番号 (夜間) が電話帳に掲載されていないことを示す標識。
- fax1
- 登録者のファクシミリ電話番号 (昼間)
- fax2
- 登録者のファクシミリ電話番号 (夜間)
- email1
- 登録者の E メール・アドレス 1 または Web アドレス 1。
- email2
- ユーザーの E メール・アドレス 2 または Web アドレス 2。
- businessTitle
- 会社での登録者の地位。
- organizationName
- 登録者が所属する組織の名前。
- organizationUnitName
- 登録者が所属する組織内の単位の名前。
- officeAddress
- 内部住所。(たとえば、郵便物の受領部署など。)
- billingCode
- 配送先住所または請求先住所およびコスト・センターを識別する登録者の組織のコード。
- billingCodeType
- 請求コードに使用されるコード構造のメソッドを指定するコード。
デフォルト値は D でバイヤーによって割り当てられます。 02 の値は、それが Ariba によって割り当てられることを示します。
- packageSuppression
- 1= オーダーの配送時に、パッケージへの挿入物 (チラシなど) を組み込むことを示す標識。
0= オーダーの配送時に、パッケージへの挿入物 (チラシなど) を組み込まないことを示す標識。
これらのフィールドのデフォルトはありません。 このフィールドが未使用の場合には、データベースではヌルのままとなります。
- addressfield1 から addressfield3
- カスタマイズ可能なフィールド。
- taxPayerId
- 課税に関してユーザーを識別するために使用されるストリングで、税ソフトウェアでは特に有用。
- shippingGeoCode
- 地域を基にした配送コード。特に、税金計算ソフトウェアで役立ちます。
- taxGeoCode
- 地域を基にした税率コード。特に、税金計算ソフトウェアで役立ちます。
例
以下の例は、デフォルトのタスク・コマンドで必要となるすべてのパラメーターを含めて、ショッパーの登録レコードを作成し、その後 InterestItemDisplay コマンドを呼び出します。
https://myhostname/webapp/wcs/stores/servlet/UserRegistrationUpdate?
&URL=/webapp/wcs/stores/servlet/InterestItemDisplay
&logonId=jennyk&logonPassword=butter&logonPasswordVerify=butter
&lastName=Kohl&Address1=255+Consumers+Road&City=Toronto
&State=Ontario&Country=Canada
動作
- 現行ユーザーの userId をコマンド・コンテキストから入手する。
- 次の各テーブルのユーザーのレコードを更新する。すなわち、 USERREG、USERPROF、 USERDEMO および ADDRESS です。 加えて:
-
このユーザーがビジネス・ユーザーである (profileType = 'B') 場合には、BUSPROF テーブルも更新されます。
-
このユーザーが住所録を持っていない場合には、ADDRBOOKテーブルにもレコードが作成されます。
- logonId が変更された場合には、登録住所のニックネームが新規 logonId に更新される。
- profileType パラメーターは更新できない。
- 必須の登録情報パラメーターを検査する。
- AuditUserRegistrationCmd タスクを呼び出して、追加のパラメーターを検査する。
この検査をカスタマイズしたい場合には、顧客は新規コードを AuditAddressCmd タスク・コマンドに追加する必要があります。
- パラメーター preferredCurrency がヌルでない場合には、 SetCurrencyPrefCmd タスクを呼び出す。
- 認証モードが LDAP の場合は、LDAP サーバーのこのユーザーの情報を更新する。
- ユーザーのセッションを識別するために、ブラウザーに送り返される cookie を更新する。
cookie には、次の情報が含まれています。
- SESSION_ID
- ショッパーが登録されているかどうかを示すフラグ
- ショッパーが登録された日時 (タイム・スタンプ)
- ディジタル署名
- ログオンが失敗した場合は、UserRegistrationErrorView を呼び出す。
- 正常終了時には、指定されたリダイレクト URL を呼び出す。
例外条件
- パラメーター URL はヌルにすることはできず、0 を超える長さにする必要があります。
- パラメーター logonId はヌルであるか、0 以上の長さであるか、旧 logonId のいずれかであるか、あるいはこれが WebSphere Commerce に事前に存在してはいけません。 認証モードが LDAP の場合には、パラメーター logonId はLDAP にも存在してはいけません。
- パラメーター logonPassword はヌル゛あるか、あるいは logonPasswordVerify と同じである必要があります。
この逆は logonPasswordVerify では true です。 これらのパラメーターの長さは 0 より大きく、70 より小か等しくなければなりません。
- パラメーターの userStatus および passwordExpired はヌルにするか、あるいは 0 または 1 と等しくする必要があります。
- パラメーター preferredCurrency はヌルであるか、あるいは SETCCURR テーブルに設定された外部キーでなければなりません。
- パラメーター preferredLanguage はヌルであるか、あるいは LANGUAGE テーブルに設定された外部キーでなければなりません。
- age、income、children、household、demographicField6、publishPhone1、publishPhone2、および packageSupression パラメーターはヌル、あるいは整数にする必要があります。
パラメーター profileType が 'B' の場合には、以下の条件が true でなければなりません。
-
パラメーター organizationId がヌルでない場合には、そのタイプが ORGENTITY テーブルで O となる行に対する外部キー参照でなければなりません。
- パラメーター organizationUnitId がヌルでない場合には、organizationUnitId は、そのタイプが ORGENTITY テーブルで OU となる行に対する外部キー参照でなければなりません。