WebSphere ローダー・パッケージは、 WebSphere Commerce データを準備してロードするコマンド・ユーティリティーで構成されます。 ローダー・パッケージを使用して、WebSphere Commerce データベースに大量のデータをロードしたり、データを更新したりすることができます。
このパッケージ内のローダー・コマンド・ユーティリティーは、有効かつ形式化された XML を使用します。 XML 文書のエレメントはデータベースのテーブル名にマップされ、エレメント属性は列にマップされます。
ローダー・パッケージを使用すると、以下のことを実行できます。
コマンド・ユーティリティー
ローダー・パッケージは、次のコマンド・ユーティリティーから成ります。
テキスト変換プログラムは、文字区切り可変長フォーマットと XML データ形式の間でデータを変換します。
XML 変換プログラムは、XML 文書内のデータを XML フォーマットに変更、集合、および再マップし、 必要時に他のユーザーまたはシステムで使えるようにします。
DTD 生成プログラムは、ご使用のデータに合ったターゲット・データベースに基づく DTD を生成します。 この DTD はロード処理中使用されます。 DTD 生成プログラムは、1 回しか実行する必要はありません。
ID リゾルバーは、それに関連した ID を持つ XML エレメントのセットを更新します。 ローダー・パッケージ XML ファイルはターゲット・データベース・スキーマに直接マップするため、このステップは重要です。 そのため、これらのエレメントには ID が必要になります。
ID リゾルバーには、エラーがある場合に例外文書を生成するエラー・レポーターが組み込まれています。
ローダーは、WebSphere Commerce データベースへのデータの移植と更新を担当します。 ローダーは、データをシステムにロードする最も一般的な手段です。
ローダーは、テーブルに対して列レベルの更新を加えるのに使用することができます。 また、データベースからデータを削除するのに使用することもできます。
ローダー・コマンド・ユーティリティーには、次のフィーチャーが含まれます。
ローダーには、エラーがある場合に例外文書を生成するエラー・レポーターが組み込まれています。
ローダー・パッケージの商品アドバイザー検索スペース同期機能を使用可能にする場合、 商品アドバイザーの検索スペースと、ローダーによって更新される WebSphere Commerce カタログ・テーブルの同期を、 リアルタイムに近いものに保持することができます。
エクストラクターは、XML ファイル形式のデータの選択済みサブセットをデータベースから抽出します。
ロガー
ローダー・パッケージ・コマンド・ユーティリティーは、成功、失敗、エラーの表示や、 プログラムのトレース情報の提示のためのメッセージのログ記録をとります。 ロガーをカスタマイズして、作成されるログのタイプと記録されるメッセージのタイプを指定することができます。
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