リソース・バンドルおよびプロパティー・ファイルによって、JavaServer Pages (JSP) でロケール固有の java オブジェクトのコレクションを保守することができます。 フォーム・フィールド・ラベル、グラフィカル・ユーザー・インターフェース・メッセージ、またはドロップダウン・メニューの値など、ロケール固有のリソースがページで必要な場合、このページは選択したロケールに該当するリソース・バンドルまたはプロパティー・ファイルから、それらのリソースをロードすることができます。 これにより、顧客は独自の言語でページを表示することが可能になります。 このように、リソース・バンドルまたはプロパティー・ファイルのロケール固有情報をすべて別個のものにし、顧客のロケールから大部分独立した JSP テンプレートを作成することができます。
リソース・バンドルとプロパティー・ファイルは類似した機能を実行しますが、処理方法にいくつかの違いがあります。 次の表は、リソース・バンドルとプロパティー・ファイルの重要な違いを示したものです。
プロパティー・ファイル | リソース・バンドル |
---|---|
テキスト・ファイル | コンパイル形式 |
少し性能低下 | 少し性能向上 |
プロパティー・ファイルを変更した場合、サーバー・キャッシュをクリアするか、プロパティー・ファイルにアクセスするファイルを最新表示すると、その変更が反映されます。 | リソース・バンドルを変更した場合、変更を反映するには、それを再コンパイルし、WebSphere Application Server を再始動する必要があります。 |
言語に依存しないようにするには、変換が必要です。 プロパティー・ファイルの非 ASCII テキストは、IBM Developer Kit, Java Technology 版で提供されている native2ascii プログラムを使用して ASCII 形式に変換する必要があります。 |
言語に依存しません。 コンパイル後、リソース・バンドルは独立したプラットフォームになります。 |
多文化サイトでのプロパティー・ファイルの使用方法については、サンプル・ストアまたはマルチカルチャー登録サンプルを参照してください。 これらのトピックについて詳しくは、Sun Microsystems Java Web サイトにアクセスしてください。
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