LDAP 設計フィーチャー
以下の情報は、
WebSphere Commerce の LDAP インプリメンテーションの一部の設計フィーチャーに焦点を当てています。
- 指定された区切り文字を用いて、
複数の WebSphere Commerce 属性を 1 つの LDAP 属性に複製することは可能です。
- 複数の LDAP 属性を 1 つの WebSphere Commerce 属性に複製できます。 これを行なうには、ldapentry.xml ファイルの複数の <map> セクションを使用しますが、
上書きを行なうことができる、ことに注意してください。
- 1 つの WebSphere Commerce 属性を複数の LDAP 属性にコピーできます。
- 1 つの LDAP 属性を複数の WebSphere Commerce 属性に複製することも可能です。
- ユーザーのデフォルト住所だけが LDAP にユーザー登録されます。
デフォルト登録住所は selfaddress=1 および logonid=nickname でユーザーの住所録の住所として定義されます。 ここの logonID は USEREG テーブルのログオン ID であり、nickname は ADDRESS テーブルの NICKNAME です。 その他のアドレスは LDAP に保管されないユーザーの住所録です。
- LDAP へのアクセス権を得られるのは、
WebSphere Commerce の登録ユーザーだけであり、ゲスト・ユーザーは含まれません。
- WebSphere Commerce では、LDAP でのユーザー・エントリーの検索時に複数の検索ベースを指定できます。 ただし、検索基準を満たす複数のユーザー・エントリーが検出された場合は、エラーを生成します。
以下の表では、WebSphere Commerce における LDAP サポートのいくつかの制限について説明しています。
制限 |
説明 |
LDAP の複数値の属性 |
WebSphere Commerce では、複数の値を持つ LDAP 属性の保管や検索は行われません。
LDAP 内で複数値の属性を使用することは可能ですが、その場合は最初の値だけが検索されます。
更新の際には、LDAP に新しい値がすでに存在していると更新は実行されません。
新しい値が存在しないときは、その LDAP 属性の複数の値のうち最初の値が更新されます。 |
LDAP 照会および参照 |
WebSphere Commerce では、LDAP 照会および参照はサポートされていません。 |
複数コンポーネント RDN |
RDN 属性として指定できる LDAP 属性は1つだけであり、LDAP 属性の組み合わせは不可です。 |
