スケジューラー

WebSphere Commerce スケジューラーは、サイト・レベルおよびストア・レベルの両方で、ジョブをスケジュールおよび立ち上げるためのバックグラウンド・サーバーです。 サイトおよびストア管理者は、管理コンソールの「構成」メニューからスケジューラーを使用して、ジョブのスケジュールおよび構成を行うことができます。 ストア管理者は、ストア・レベルのジョブにだけアクセスできますが、サイト管理者はすべてのジョブにアクセスできます。

スケジューラーは SCHACTIVE テーブルをポーリングして、実行するようにスケジュールされているジョブを見つけます。 以下のリストは、STATE 列に入っている可能性のある項目を示しています。

状態が W であり、設定された開始時刻が現在時刻と同じかそれ以前である各エントリーについては、 スケジューラーはジョブの構成情報を SCHCONFIG テーブルから取得します。 INTERFACENAME フィールドが定義されている場合、 スケジューラーはビジネス論理タスク・コマンドのインプリメンテーションを取得しますが、 そのインプリメンテーションがビジネス論理インターフェースを使用している場合、 スケジューラーはそのビジネス論理タスク・コマンドを実行します。 例外が出されなければ、状態は I に変更されます。

スケジューラーが、状態が I または IF である SCHACTIVE テーブルでエントリーを見つけた場合に、 設定された開始時刻が現在時刻と同じかそれ以前であると、ジョブが実行されます。

スケジューラーは、1 つ以上のマシン上で実行されている 1 つ以上のスレッドをまたがってスケーラブルです。 複数の Commerce サーバーまたは複製を、同じデータベースに接続することができます。 ジョブを SCHCONFIG テーブルに追加すると、 そのジョブが WebSphere Commerce サーバーまたは複製のどちらでも実行されるようにスケジュールすることができます。

注: 複数の複製または同じデータベースを使用するときは、 ブロードキャスト・ジョブのサポートのために、 instance.xml ファイルに特定のインスタンス名を作成する必要があります。

関連概念

関連タスク

関連参照 (1062 バイト)

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