オーダー・アイテム とは、オーダーに含まれる商品のことです。 たとえば、オーダー番号 123 に CD と 2 つの書籍の 3 つのオーダーが含まれているとします。 返品されるアイテムではオーダー・アイテムに基づいてクレジット金額および調整クレジットが自動的に計算されるため、 返品アイテムはオーダー・アイテムに基づくのが望ましいです。 たとえば、オーダー番号 123 の顧客が以前にオーダーした CD を返品する場合、 顧客サービス担当者はただオーダー番号 123 を検索して、顧客が CD に対して支払った価格を判断します。
カタログ・エントリーとは、購入のためストアのオンライン・カタログに表示される商品のことです。 カテゴリー・エントリー (オーダー・アイテムと対比) 番号に基づく返品は少し複雑かもしれません。 たとえば、商品の価格は、購入のときと返品のときでは異なる場合がありますし、 古いオーダーが、返品が始まる前にデータベースから除去されている場合もあります (つまり、 上記シナリオの CD を 9 月 15 日に購入し、顧客はそれを 1 ヵ月後に返品する場合、 元のオーダーがデータベースから除去されていたら返品アイテムをカタログ・エントリーで指定する必要があります)。
返品を分析するためには、商品が発生したオーダー・アイテムに関して特定するとよいでしょう。 この情報も、商品の正確なリファンドや適用される税を計算するのに役立ちます。 常に元のオーダー・アイテムが分かるとは限りませんし、またそれを判別するのが実際的であるとも限りません。 このような場合、オーダー・アイテム ID を使用せずに、カタログ・エントリーによって商品を識別します。
オーダー (またはオーダーの中のオーダー・アイテムあるいは商品) を戻すには、 これが以下のいずれかの状態になければなりません。
返品管理システムによって処理されるオーダー・アイテムの一般的な状況は、 WebSphere Commerce 配送機能が使用されるかどうかに依存します。 ビジネス・プロセスと正確に一致するように既存のユーザー・インターフェースをカスタマイズしたり、 あるいは新規のユーザー・インターフェース (e-commerce Web サイトなど) を作成することができます。
顧客が返品に、オーダー・アイテムに関連付けられていない商品を (カタログ・エントリーのみの指定で) 追加できるようにするかどうかは、 ビジネス・ポリシーに依存します。 この選択は、isCatEntryWithoutOrderItemReturnAllowedForShopper メソッドで明示されます。 デフォルトのインプリメンテーションでは、顧客に対してこのオプションが許可されています。
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