メンバー・サブシステムは、PropertyResourceBundle ファイルを使用して、ロケール特有の情報を保管します。
これらのプロパティー・ファイルにアクセスすることで、ある単一の JavaServer Pages (JSP) ファイルが、異なる言語要件を表示することができます。 たとえば、韓国語には敬称がありません。 したがって、AddressAdd および AddressUpdate コマンドに関連付けられたプロパティー・ファイルの韓国語バージョンは、このバリエーションを示します。
さらに一般的に、これらのプロパティー・ファイルは、各パラメーターに使用するラベルを指定するために使用することができます。 これには、ラベルが必須であるか、ある言語で使用されるのかということも含まれます。 さらに、プロパティー・ファイルはドロップダウン・リストを作成し、繰り返し使用されるトークンを定義するために使用され、 HTML 形式のパラメーターをいくつか設定することができます。
プロパティー・ファイルに行う設定により、実際にシステムの振る舞いに影響は与えません。 たとえば、パラメーターを必須として設定すると、それはページに太字フォントで表示されますが、 実際に、ユーザー入力がチェックされることはありません。 ユーザーの入力をチェックするには、該当するタスク・コマンドを変更する必要があります。
以下は、メンバー・サブシステムのコマンドに関連付けられたプロパティー・ファイルです。
コマンド | プロパティー・ファイル |
---|---|
AddressAdd および AddressUpdate | Address.properties と AddressBook.properties、および言語バリエーション (例: address_en_US.properties) |
UserRegistrationAdd および UserRegistrationUpdate | UserRegistration.properties と言語バリエーション |
OrgEntityAdd および OrgEntityUpdate | OrgEntity.properties と OrgEntityManage.properties、および言語バリエーション |
拡張された例については、Java Server Page の UserRegistrationForm.jsp を参照してください。 以下の例では、JSP ファイルの他に、フランス語および英語のプロパティー・ファイルの一部を示します。 英語の場合、state パラメーターのラベルは「State」で、表示されますが必須ではありません。 フランス語の場合、ラベルは「Departement」(最初の "e" にアクサン・テギュが付く) ですが、表示されません。
Address_en_US.properties:
state.Label=State
state.Displayed=yes
state.Required=no
Address_fr_FR.properties:
state.Label=Departement (最初の "e" にアクサン・テギュが付く)
state.Displayed=no
state.Required=no
AddressForm.jsp:
<% if (((Boolean)hshState.get(ECUserConstants.EC_RB_DISPLAYED)).booleanValue())
{ %>
<TD ALIGN=right><FONT SIZE=2>
<% if (((Boolean)hshState.get(ECUserConstants.EC_RB_REQUIRED)).booleanValue())
{ %> <B> <% } %>
<%= hshState.get(ECUserConstants.EC_RB_LABEL) %></B></FONT>
</TD>
<TD>
<INPUT TYPE="text" NAME="<%= StateURL %>"
VALUE="<%= strState %>" SIZE="20" MAXLENGTH="20">
</TD>
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