ストア・サービス・パラメーター
以下のパラメーターを使用して、ストア・サービスの動作を変更します。 これらのパラメーターは、以下のディレクトリー内の、WebSphere Commerce 構成ファイル instance_name.xml にあります。
drive:\WebSphere\CommerceServer\instances\instancename\
xml\instance_name.xml
drive:\Program
Files\WebSphere\CommerceServer\instances
\instancename\xml\instance_name.xml
/usr/WebSphere/CommerceServer/instances/instancename/xml/instance_name.xml

/opt/WebSphere/CommerceServer/instances/instancename/xml/instance_name.xml
/QIBM/UserData/WebCommerce/instances/instancename/xml/instance_name.xml
構成マネージャーの「ストア・サービスの構成」タブを使用して、次のパラメーターを構成します: TempPath、MaxErrors、および CommitCount。
<DevTools name="ストア・サービスの構成"
TempPath="drive:\WebSphere\CommerceServer\temp\instancename\tools\devtools"
CommitCount="17000"
ConnectionPoolSize="50"
IDResolverMode="mixed"
IDResolverCustomizerFile=="myIDResolverCustomizerFile"
LoaderMode="sqlimport"
LoaderCustomizerFile="myLoaderCustomizerFile"
MaxErrors="1"
SampleSarPath
= "drive:\WebSphere\CommerceServer\samplestores"
SarPath="drive:\WebSphere\CommerceServer\instances\instancename\sar"
StoresDocRoot="drive:\WebSphere\AppServer\installedApps\
WC_Enterprise_App_instancename.ear"
StoresWebPath="wcstores.war"
StoresPropertiesPath="wcstores.war\WEB-INF\classes"
WebAppPath="\webapp\wcs\stores"
DeleteMasterXML
="true"
DeleteResolvedMasterXML
="true"
MaxErrorsInSarXML
="1"
</DevTools>
- DevTools Name
- 構成マネージャーの「ストア・サービスの構成」タブの名前。
この名前は変更しないでください。
- TempPath
- これは発行中に、ストア・サービスが一時ファイルをコピーするために使用するディレクトリーです。
発行が完了してしまうと、このディレクトリーでこれらのファイルは自動的に除去されます。デフォルト・ディレクトリーは次のとおりです:
drive:\WebSphere\CommerceServer\temp\instancename\tools\devtools
drive:\Program
Files\WebSphere\CommerceServer\temp\
instancename\tools\devtools
/usr/WebSphere/CommerceServer/temp/instancename/tools/devtools

/opt/WebSphere/CommerceServer/temp/instancename/tools/devtools
/QIBM/UserData/WebCommerce/instances/instancename/temp/tools/devtools
- Commit Count
- この数値は発行中に使用されます。 レコードの各コミット・カウント数がロードされた後に、データベースがコミットされます。
データにエラーがあった場合には、データベースは最終コミット点までロールバックされます。 この数値は、ロード中のデータの量に応じて変更してください - コミット・カウントはアーカイブ中の行数より大きい数に設定する必要があります。 コミット・カウントを増やしたら、DB2 ログ・サイズを増やす必要もあります。
- ConnectionPoolSize
- JDBC 接続プール・サイズ。
- IDResolverMode
- ID Resolver モードは、ID Resolver 入力を処理する場合に使用されるメソッドです。
特に、元のデータに ID が存在するか (更新モード) 存在しないか (ロード・モード)、いずれかのようにデータを扱います。
ID によって存在していたり、そうでなかったりする場合は、混合モードを使用します。 ストア・サービスには混合モードをお勧めします。
- IDResolverCustomizerFile
- ID リゾルバーに使用するカスタマイザー・ファイルはこれで指定することができます。
カスタマイザー・ファイルが指定されない場合、発行コードは、デフォルトのカスタマイザー・ファイルである、
DBConnectionCustomizer または OracleConnectionCustomizer、
あるいはローダーの MassLoadCustomizer のいずれかを使用します。
IDResolverCustomizerFile パラメーターは必須です。
デフォルト値は ISeries_RESWCSID_Customizer です。
- LoaderMode
- ローダーには 6 つのモードがあります: SQL インポート、固有インポート、ロード、無視 (発行のみ)、cadelete、および削除。
SQL インポート、固有インポート、およびロードに関してはここで説明します。
これらのメソッドと cadelete および削除の詳細については、ロード・コマンドを参照してください。
- SQL インポート: このモードは Java データベース・コネクティビティー (JDBC) を使用して、データを挿入し更新します。
操作には柔軟なモードが提供されますが、少数のテーブルに大量のデータをインポートする場合は遅くなります。 これによって、
セル・レベルの更新が可能となります。 SQL インポートを使用することをお勧めします。



固有インポート: このモードは DB2
固有インポート機能を使用して、中程度のスピードと柔軟性でセル・レベルの更新を可能にします。
固有インポート: このモードは CPYFRMIMPF コマンドを使用します。



ロード: このモードは RDBMS の固有機能 (DB2 ロードまたは SQLLoad) を使用し、
少量のテーブルに大量のデータをロードする際に最も高速なモードです。
ステージング・サーバーに発行している場合は、ロード・メソッドを使用することはできません。
ロード・モード: このモードは CPYFRMIMPF コマンドを使用し、少量のテーブルに大量のデータをロードする際に最も高速なモードです。
詳しくは、ローダー・パッケージを参照してください。
無視: 無視が選択されると、発行機能はデータをロードせず、
商品セット発行、契約およびアカウント・インポート、または支払い構成も呼び出しません。
- LoaderCustomizerFile
- ローダー・パッケージに使用するカスタマイザー・ファイルはこれで指定することができます。
カスタマイザー・ファイルが指定されない場合、発行コードは、
デフォルトのカスタマイザー・ファイルである MassLoadCustomizer を使用します。
LoaderCustomizerFile パラメーターは必須です。
デフォルト値は ISeries_LODWCSDTA_Customizer です。
- MaxErrors
- これはストア・データのロード中、発行処理に許可されているエラーの最大数です。
この数を超えると、発行は停止しロールバックします。
デフォルト値は 1 です。
- SampleSarPath
- ストア・サービスで「ストア・サービスの作成」ページのサンプル・ドロップダウン・リストに表示されるサンプル・ストア・アーカイブの場所。 これは絶対パスです。
- SarPath
- ストア・サービスによって作成されたストア・アーカイブの場所
デフォルト・パスは次のとおりです。
drive:\WebSphere\CommerceServer\instances\instancename\sar
drive:\Program
Files\WebSphere\CommerceServer\instances\instancename\sar
/usr/WebSphere/CommerceServer/instances/instancename/sar

/opt/WebSphere/CommerceServer/instances/instancename/sar
/QIBM/UserData/WebCommerce/instances/instancename/sar
- StoresDocRoot
- ストアの資産が保管される WebSphere Commerce サーバーの場所。 これは絶対パスです。
- StoresWebPath
- ストアの Web 資産の場所。 StoreWebPath は StoresDocRoot に相対します。 たとえば、StoresDocRoot が drive:/WebSphere/AppServer/installedApps/
WC_Enterprise_App_instancename.ear の場合、the StoresWebPath は、
drive:/WebSphere/AppServer/installedApps/WC_Enterprise_App_instancename.ear/wcstores.war になります。
- StoresPropertiesPath
- ストアのテキスト資産の場所 (プロパティー・リソース・バンドルに含まれます)。
StorePropertiesPath は StoresDocRoot に相対します。 たとえば、StoresDocRoot が drive:/WebSphere/AppServer/installedApps/WC_Enterprise_App_instancename.ear
、ストアのプロパティー・パスは、
drive:/WebSphere/AppServer/installedApps/WC_Enterprise_App_instancename.ear/
wcstores.war/WEB-INF/classes になります。
- WebAppPath
- ストアの URL の WebAppPath 形式部分。 たとえば、ストアの URL が
http://hostname/webapp/wcs/stores/Mystore/index.jsp
- の場合、
/webapp/wcs/stores が WebAppPath になります。
- DeleteMasterXML
- ストア・サービスの発行処理には 2 つの段階があります。
第 1 段階はローダー・パッケージによってロードできるすべてのファイルの発行時、
第 2 段階は他のすべてのファイルがコマンドによって発行されるときです。 DeleteMasterXML パラメーターは、第 1 段階にのみ適用されます。
一時ファイル storenamemaster.xml は、
ID リゾルバーが実行さえる前のストア発行のローダー・フェーズ間に作成されます。 DeleteMasterXML = True を選択すると、発行のその段階が正常に実行された場合のみ、この一時ファイルが削除されます。
True を選択し、発行が第 1 段階で失敗すると、ファイルはデバッグのために保持されます。
False を選択すると、発行が正常に実行されたかどうかに関係なくファイルが保持されます。
注: True を選択して、初回の発行段階が正常に実行されたのに、
第 2 段階が失敗した場合、ファイルは削除されます。
- DeleteResolvedMasterXML
- ストア・サービスの発行処理には 2 つの段階があります。
第 1 段階はローダー・パッケージによってロードできるすべてのファイルの発行時、
第 2 段階は他のすべてのファイルがコマンドによって発行されるときです。 DeleteResolvedMasterXML パラメーターは、第 1 段階にのみ適用されます。
一時ファイル storenametime_stampmaster.xml が、
ID リソルバーの実行後にストア発行の第 1 段階中に作成されます。
DeleteResolvedMasterXML = True を選択すると、発行のその段階が正常に実行された場合のみ、この一時ファイルが削除されます。
True を選択し、発行が第 1 段階で失敗すると、このファイルはデバッグのために保持されます。
注: True を選択して、初回の発行段階が正常に実行されたのに、
第 2 段階が失敗した場合、ファイルは削除されます。
- MaxErrorsInSarXML
- 発行済みのストア・アーカイブに無効な XML が含まれている場合、
「ストア・サービス」の「発行の要約」ページに、対応するエラー・メッセージが表示されます。 MaxErrorsInSarXML は、「発行の要約」ページに表示するエラーの数を決定します。