Web エディターの XML フォーム記述は、 XML フォーム記述ファイルそのものか別個のプロパティー・ファイルで属性と値を設定することによって、 カスタマイズや拡張が可能です。
注: formList タグの resourcePackage 属性の値に、 このプロパティー・ファイルの名前を指定してください。 ファイル名がクラス・パスのディレクトリーのサブディレクトリーにある場合は、 パッケージ (ドット) 指定を使用してください。
次の表は、管理者が変更できる Web エディターの形式フィールド属性をリストしたものです。
フィールド属性 | 説明 |
---|---|
Currency | 地域特有の数字分離記号 (たとえば、 米国なら 3 桁ごとの区切りにコンマが使用される) で値が表示されるようにする |
DbColumn | フィールド名をプロパティー・ファイルのキーにマップするために使用される。
地域固有のプロパティー・ファイルを使用する場合は、 このエントリーの値とプロパティー・ファイルに入力される値が一致していなければなりません。 DTD 生成プログラムは、このエントリーにスキーマを付加します。 |
DefaultValue | ユーザーが新しいデータ入力フォームへの入力を行うときにフォームに表示される値を指定する。
この属性は、DTD 生成プログラムにより、データベースのデフォルト値に設定できます。 この属性は静的なストリングにすることもできますが、 単一行のテーブルに対して SQL スカラー・クエリーを組み込むことも可能です。 外部データを検索するときは、クエリーにユーザー定義関数を使用できます。 例: DefaultValue="SELECT CURRENT TIMETAMP FROM EXEC" ここで EXEC は、次のように定義および移植されます。 CREATE TABLE EXEC (A CHAR(1)); INSERT INTO A VALUES('A'); |
dynamicSqlSelectionList | それぞれのフォームでドロップダウン・メニューを再ビルドさせる。 |
FieldDescription | フォームでエントリー・フィールドの隣に表示される説明を定義する。
この属性を作成するときにこの列にコメントを入れておくと、DTD 生成プログラムでそのコメントが使用されます。 この列に何もコメントが入っていないときは、デフォルトで列の名前が使用されます。 この属性は、地域固有のプロパティー・ファイルか XML フォーム記述ファイルで設定できます。 値がプロパティー・ファイルで指定されている場合は、 フォーム記述ファイルよりもプロパティー・ファイルの設定が優先されます。 |
FieldHelp |
フォームでフィールドがフォーカスされたときにブラウザー下部のメッセージ・バーに表示する、
このフィールドの簡単な説明を定義する。
デフォルトでは、ここには、 フォーカスされているフィールドにデータを入力するための簡単なメッセージとデータの列タイプが含まれています。 この属性は、地域固有のプロパティー・ファイルか XML フォーム記述ファイルで設定できます。 値がプロパティー・ファイルで指定されている場合は、 フォーム記述ファイルよりもプロパティー・ファイルの設定が優先されます。 |
formatNumber | どのような方法でも数値を処理しないよう Web エディターに指示する。
この formatNumber 属性を "false" に設定しておくと、 クエリーの抽出中 (値がストリングのように引用符で囲まれることはない) を除き、 入力された値がストリングとして扱われます。 この属性のデフォルトは "true" です。 |
Hidden | 値をフォーム上には表示せず、HTML 隠しフィールドとして使用できるようにする |
HideOnCreate | 新規フォームの構成時にフィールドを使用可能にする。
showInCreateMode を "false" に設定した場合と動作は似ていますが、 この属性では、フィールド名を隠しタイプとして追加します。 |
Maxlength | データベース列の長さを指定する。 この属性は、データベースに保管できる以上の長さの値をユーザーが入力するのを防ぎます。 |
MinOccurs | フィールドが必須かどうかを指示する。
値 "1" はフィールドが必須であることを、 値 "0" はこのフィールドがオプションであることを意味します。 |
名前 | データベース列の名前を指定する |
readOnly readOnlyForCreate readOnlyForEdit |
ユーザーによるフィールドの編集を可能にするときと、
ユーザーに読み取りだけを許可するときとを制御する。
readOnly を "true" に設定すると、このフィールドは常に読み取り専用モードになります。 readOnlyForCreate を "true" に設定した場合は、 新規フォームが構成されているときに、このフィールドが読み取り専用モードになります。 readOnlyForEdit を "true" に設定した場合は、 既存のフォームが編集されているときに、このフィールドが読み取り専用モードになります。 |
ShowColumnInList | フィールドを、
データのマルチ・レコード表示を構成する列の 1 つにする ("true" に設定した場合)。
DTD 生成プログラムは、最初の 6 つの列を "true" に設定します。 |
showInCreateMode | 作成されるフォームからフィールドを隠す。
showInCreateMode 属性を "false" にすると、フォームを作成するときにこのフィールドが表示されなくなります。 この属性のデフォルトは "true" です。 |
ShowInSearchMode | 特定の列を検索基準のページに表示させないようにする。
この属性を "false" に設定すると、このフィールドは検索のフォームに表示されなくなります。 |
SqlSelectionList |
新規フォームの構成時にユーザーが選択肢から値を選択するよう、ドロップダウン・メニューを作成する。
クエリーは、必ず 1 列か 2 列の結果セットを戻します。 1 列目には、ユーザーが選択できるラベルがリストされ、 2 列目にはデータベース・テーブルに保管されている実際の値がリストされます。 結果が 1 列しか戻されない場合は、テーブルに保管されている値が表示されます。 この機能は、外部キーの関連付けを適用するのに役立ちます。 |
タイプ | データベース列のタイプと、その列のデータに対して実行される妥当性検査の種類を示す。
たとえば、タイプが "integer" の場合、アプリケーションは、 このフィールドに有効な整数だけが入力されるようにします。 |
UniqueKey | このフィールドがテーブルの 1 次キーであることを示す。
この属性が "true" に設定されていると、 アプリケーションは、この列に入力されるデータに対して固有制約を課します。 ただし、データベース内のレコードまで拡張されない場合、 この検査は、アプリケーションでロードされるレコードに対してのみ実行されます。 |
ValidateInput | 妥当性検査をオフにする。
この属性を指定すると、 ID リゾルバーや XML 変換プログラムによって処理される数値フィールドにテキストを入力できるようになります。 |
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