オーダーおよびオーダー・アイテム
顧客にとっては、オーダーは選択した商品のリストです (たとえば、
オーダーに 2 冊の本と CD を含めることができます)。
そのリスト上にある各商品が、オーダー・アイテムです (たとえば、
本や CD はそれぞれ、同じオーダーのオーダー・アイテムです)。
ストアの側から見ると、オーダーはオーダー・アイテムのリストです。 これはストアのデータの一部です。
各オーダー・アイテムは、顧客が購入に選択したものを表します。
さらに、各オーダー・アイテムは、オファー、契約、配送モード、および配送センターを参照します。 割引、配送料および税は、
各オーダー・アイテムとともに保管されなければなりません。 Order オブジェクト内の OrderItem オブジェクトは、SubOrder に分けられます。 SubOrder オブジェクト内の OrderItem の配送先住所は同であり、
それらの OrderItem の額の小計を表示するのに使用できます。 各オーダーごとに 1 つの通貨 ID が関連付けられます。
OrderItem オブジェクトの数量属性は、単位のない数値であり、
CatalogEntry オブジェクトの関連付けられる CatalogEntryShippingInformation オブジェクトの名目数量属性を掛けて、
その OrderItem によって表されるの実際の量にすることができます。 CatalogEntryShippingInformation オブジェクトは、数量の単位を指定します。
オーダー・アイテムに対して価格の調整を行い、
それを集めて、オーダーの一部として保管することができます。 調整は税額計算に影響します (計算コードで特定の課税カテゴリーの免除が示されていない場合)。 配送料は、使用される CalculationScaleLookupMethod によって、
割引なしの価格 (調整前の価格)、または正価 (調整済み価格) のどちらかを基にします。
加えて、税、割引、または配送料を計算する前に、
オーダーに対してクーポンを適用することができます。
オーダーは通常、単一のストアに関連付けられますが、ストア、またはストア・グループのいずれかも関連付けることができる特別なオーダー・タイプが、オーダー・プロファイルです。
オーダー・プロファイルは、オブジェクト・モデル内で、状況 Q のオーダーとして表されます。
オーダー・プロファイルは、顧客に関するデフォルトの情報 (支払い情報、配送先住所、配送モード、請求先住所など) を保持します。
注: 以下は、WebSphere Commerce オーダー状況のリストであり、
ORDERS テーブルの STATUS 列に保管されます。
- P = 保留 - 顧客はこのオーダーを変更できます。
- I = 送信済み - 顧客がオーダーを送信しましたが、まだ支払いを開始していません。
- W = 承認待ち - OrderItems すべてが承認されてはいません。
- N = 承認拒否 - 承認を拒否された OrderItems があります。
- M = 支払い開始 - 顧客は支払いを開始しました。 与信は処理中です。
- A = 支払与信の確認が必要 - 支払与信において、住所確認警告などの異常事態が発生しました。 「オーダー管理」ユーザー・インターフェースを使用して、
支払い与信を確認して受諾するか、オーダーをキャンセルする必要があります。 与信が受諾されると、ユーザー・インターフェースがオーダー状況を B または C に適宜変更します。
- B = バック・オーダー済み - バック・オーダー在庫割り振りの結果、オーダー金額が変更された可能性があるため、支払い与信を再実行する必要がある可能性があります。
- L = 在庫少 - 顧客は支払いを開始しました。 以前に割り振られた (またはバック・オーダー済みの) OrderItem は購入不可になりました。
- E = CSR 編集 - 顧客サービス担当者がオーダーを処理しています。
- B = バック・オーダー済み - 初期の与信が実行されました。 すべてのバック・オーダー済みのアイテムが割り振られる際に、全額の再与信が完了します。
- C = 完了 - 全額の支払いが与信されました。
- R = リリース済み - すべての OrderItems がオーダー処理のためにリリースされました。
- S = 配送済み - すべての OrderItems が記載されました。
- D = 入金済み - 支払いが資金化されました。
- X = キャンセル - オーダーがキャンセルされました。
- T = 一時 - 「オーダー管理」インターフェースが、オーダーを一時的にバックアップするために使用します。
- F = リモート配送の準備完了 - オーダーをリモート・システムに送信してオーダー処理することが可能です。 この状況は、MQAdapter フィーチャーによって使用されます。
- G = リモート配送待ち - オーダーがオーダー処理のためにリモート・システムに送信されました。 この状況は、MQAdapter フィーチャーによって使用されます。
- Y = 個人用要求リスト - オーダーは個人用の要求リストです。
- Z = 共有可能要求リスト - オーダーは共有可能な要求リストです。
- Q = クイック・オーダー・プロファイル - このオーダーには、新規保留オーダーの作成時にコピーできる配送先住所や支払い情報などの、顧客のデフォルトの情報が入っています。