注: 本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、『特記事項』に記載されている情報をお読みください。
本書の内容は、新版で特に指定のない限り、IBM 64-bit SDK for Windows on Intel Itanium architecture, Java 2 Technology Edition, Version 1.4.2 および IBM 64-bit Runtime Environment for Windows on Intel Itanium architecture, Java 2 Technology Edition, Version 1.4.2 と、 それ以降のすべてのリリースならびにモディフィケーションに適用されます。
本マニュアルに関するご意見やご感想は、次の URL からお送りください。今後の参考にさせていただきます。
http://www.ibm.com/jp/manuals/main/mail.html
なお、日本 IBM 発行のマニュアルはインターネット経由でもご購入いただけます。詳しくは
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第1刷 2004.5
©Copyright Sun Microsystems, Inc. 1997, 2003, 901 San Antonio Rd., Palo Alto, CA 94303 USA. All rights reserved.
©Copyright International Business Machines Corporation, 1999, 2004. All rights reserved.
©Copyright IBM Japan 2004
この「ユーザー・ガイド」には、IBM(R) 64-bit SDK for Windows(R) on Intel(R) Itanium(R) architecture, Java(TM) 2 Technology Edition, Version 1.4.2 および IBM 64-bit Runtime Environment for Windows on Intel Itanium architecture, Java 2 Technology Edition, Version 1.4.2 のインストールと構成に関する情報が記載されています。
この SDK 内のパッケージは、 すべて Microsoft(R) Windows XP 64-Bit Edition および Windows Server 2003 64-bit Edition で サポートされます。
本 1.4.2 ユーザー・ガイドでの技術的な変更は、「1.4.1」から「1.4.2」への更新などの 小さい変更や明らかな変更の場合を除き、 HTML やカラー印刷コピーでは赤で示され、変更個所の左側に縦線が表示されています。
以下の点に注意してください。
setup.exe ファイルには以下のものが入っています。
install.exe はインストール・ファイルの英語バージョンです。install.exe に言及している箇所は、他のインストール・ファイルにも同様に適用されます。
インストール・ファイルの 1 つを実行します。必要な、ロケール固有のインストール・ファイルを選択して、次のいずれかを行います。
install.exe の各ロケール固有バージョンには以下のものが入っています。
Windows Installer ファイル ibmsdk142_64.msi には、次に示す、インストール可能な 5 つの独立したフィーチャーが入っています。
フィーチャーのインストールや除去は、GUI インターフェースを使っても使わなくても行うことができます。GUI を使わないでフィーチャーをインストールまたは除去しようとしている場合には、次のようにフィーチャー名を指定する必要があります。
sdk フィーチャーには jre (Java Runtime Environment) フィーチャーが含まれています。sdk と jre の両方のフィーチャーを選択した場合は、Runtime Environment のコピーを 1 つだけインストールします。
デフォルトでは、すべてのフィーチャーが C:¥Program Files¥IBM¥Java142¥ ディレクトリーにインストールされます。GUI インターフェースを使ってインストールするときには、ダイアログでインストールの場所を指定することができます。GUI を使わずにインストールするときには、JAVABASEDIR プロパティーを必要なディレクトリーに設定することによってインストール場所を指定することができます。JAVABASEDIR は msiexec コマンドの中で設定されます。これについては、『非対話式インストール』にある msiexec の例を参照してください。
ibmsdk142_64.msi を抽出した後、次のいずれかを行います。
または
セットアップ・ウィザードの指示に従って、必要なフィーチャーをインストールします。
Runtime Environment を (SDK フィーチャーの一部として、または単独で) インストールする際、Runtime Environment をシステム Java 仮想マシン (JVM) としてインストールするかどうかを尋ねられます。システム JVM としてインストールすると、インストーラーは java.exe および javaw.exe を Windows システム・ディレクトリー (Windows¥system32) にコピーします。java.exe または javaw.exe がすでに Windows システム・ディレクトリーに存在している場合には、それらが上書きされます。これらのファイルを Windows システム・ディレクトリーにインストールすると、この Runtime Environment がシステムのデフォルト JVM になります。
注: Runtime Environment をシステム JVM としてインストールした場合は、java.exe および javaw.exe のみ が Windows システム・ディレクトリーにコピーされ、その他の実行可能ファイル (javac.exe や appletviewer.exe など) はコピーされません。
ibmsdk142_64.msi をインストールした後、次のいずれかを行うことによって、 インストールされているものを変更することができます。
セットアップ・ウィザードにより、インストールされているフィーチャーを変更することができます。すなわち、新しいフィーチャーをインストールしたり、インストール済みのフィーチャーを除去したりすることができます。また、セットアップ・ウィザードにより、インストールされているものを修復したり、すべてのフィーチャーを完全に除去したりすることもできます。
アンインストールを行うには、次のいずれかを行います。
ibmsdk142_64.msi フィーチャーの全部または一部を、非対話式で (つまり、GUI インターフェースを使用せずに)、インストールすることができます。これは、msiexec.exe とオプション /q /i を使用して行うことができます。たとえば、コマンド・プロンプトから次のように入力することができます。
msiexec /q /i c:¥installer¥ibmsdk142_64.msi msiexec /q JAVABASEDIR=c:¥testdir ADDLOCAL=sdk,jaas /i ibmsdk142_64.msi) msiexec /q MAKESYS=YES /i c:¥installer¥ibmsdk142_64.msi
この最初の例は、すべてのフィーチャーを C:¥Program Files¥IBM¥Java142¥ にインストールするものです。 ここでは、C:¥Installer ディレクトリーにある ibmsdk142_64.msi を使用します。2 番目の例は、sdk および jaas フィーチャーを C:¥testdir ディレクトリーにインストールするものです。 ここでは、現行ディレクトリーにある ibmsdk142_64.msi を使用します。これらの例は両方とも、Runtime Environment をシステム JVM としてインストールするものではありません。3 番目の例は、すべてのフィーチャーを「Program Files」フォルダーにインストールして、Runtime Environment をシステム JVM にするものです。
注: msiexec コマンドが戻ってから新しいディレクトリーまたはファイル (あるいはその両方) が表示されるまでの間、少しの遅れがある場合があります。
自動インストールは、オプション /q /i を含む msiexec.exe を呼び出すコマンド・ファイルから行うことができます。
sdk または jre のいずれかを非対話式でインストールする際、Runtime Environment をシステム JVM としてインストールするように指定することができます。そうすると、インストーラーは java.exe および javaw.exe を Windows システム・ディレクトリー (WINDOWS¥system32) にコピーします。java.exe または javaw.exe がすでに Windows システム・ディレクトリーに存在している場合には、それらが上書きされます。これらのファイルを Windows システム・ディレクトリーにインストールすると、この Runtime Environment がシステムのデフォルト JVM になります。たとえば、次のように入力します。
msiexec /q MAKESYS=YES ADDLOCAL=jre,systemjvm /i c:¥installer¥ibmsdk142_64.msi
この例は、jre を C:¥Program Files¥IBM¥Java142¥ ディレクトリーにインストールして、Runtime Environment をシステム JVM にします。すなわち、java.exe および javaw.exe を WINDOWS¥system32 ディレクトリーにコピーします。
注: システム jvm フィーチャーを sdk や jre フィーチャーと別個にインストールすることはできません。
非対話式アンインストールは、オプション /q /x を含む msiexec.exe を使用して行うことができます。たとえば、次のように入力します。
msiexec /q /x c:¥installer¥ibmsdk142_64.msi
この例は ibmsdk142_64.msi をアンインストールするものです。システム jvm も含め、すべてのフィーチャーをアンインストールします。すなわち、Windows システム・ディレクトリー (WINDOWS¥system32) から java.exe および javaw.exe も除去します。
特定のフィーチャーのみをアンインストールするには、REMOVE プロパティーで /i オプション (/x オプションではない ) を使用して、除去するフィーチャーを設定します。たとえば、次のように入力します。
msiexec /q REMOVE=demo,jni /i c:¥installer¥ibmsdk142_64.msi
この例は、demo と jni フィーチャーのみをアンインストールするものです。
自動アンインストールは、オプション /q /x を含む msiexec.exe を呼び出すコマンド・ファイルから行うことができます。
以下の項には、SDK の使用法に関する基本的な情報が記載されています。
SDK のユーザー・ガイドの表示方法:
IBM ビルド番号およびバージョン番号を確認するには、コマンド・プロンプトで以下を入力してください。
java -version
just-in-time (JIT) コンパイラー (jitc.dll) は、Java アプリケーションやアプレットの実行中に、頻繁に使用される バイトコード・シーケンスのマシン・コードを動的に生成します。
SDK for Windows には JIT (jitc.dll) が 組み込まれていて、デフォルトで使用できます。Java アプリケーション、アプレット、またはコンパイラー自体のいずれに問題があるかを判別するために、JIT を使用しないようにすることができます。
JIT を使用不可にするには、アプリケーションを実行するウィンドウの コマンド・プロンプトで、次のように入力します。
set JAVA_COMPILER=NONE
JIT を使用可能にするには、コマンド・プロンプトで次のように入力します。
set JAVA_COMPILER=jitc
JIT が使用可能かどうかを確認するには、 コマンド・プロンプトで次のように入力します。
java -version
JIT が使用できる場合には、以下の入ったメッセージが表示されます。
(JIT enabled: jitc)
JIT が使用できない場合には、以下の入ったメッセージが表示されます。
(JIT disabled)
Java アプリケーションを実行するには、コマンド・プロンプトに次のコマンドを入力します。
java classname
classname は、実行する Java クラス・ファイル (Java アプリケーション) の名前です。
注: この sdk または jre をシステム JVM としてインストールしていない場合、まず、適切なディレクトリーを含むようにパスを設定する必要があります。パスを更新するには、コマンド・プロンプトに次のコマンドを入力します。
set path=javadir¥bin;javadir¥jre¥bin;%path%
javadir は、sdk または jre をインストールしたディレクトリーです。
Java アプリケーションを開発しようとしている場合には、PATH および CLASSPATH の設定の詳細について、「SDK User Guide (SDK ユーザー・ガイド)」を参照してください。このファイルは、SDK パッケージをインストールしたディレクトリーの docs サブディレクトリーにあります。ファイル名は sdkguide.win64.htm です。
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JIMMAIL@uk.ibm.com
[Hursley Java Technology Center
(JTC) contact]
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