単純グリッドを作成する際、1 つのデフォルト (静的) マップと一連の動的マップが作成されます。デフォルトでは、デフォルト・マップ用に構成された存続時間 Evictor はありません。動的マップがある場合は、作成時間 (.*CT)、最終更新時間 (*.LUT)、または最終アクセス時間 (*.LAT) の TTL 値を設定できます。TTL Evictor がデフォルト・マップでも使用可能になるようにこのデフォルトの動作を変更することも可能です。
デフォルトのシナリオ:
このシナリオでは、「次の名前のマップ用 Evictor」リスト・ボックスで選択された Evictor タイプは「なし」で、「次の時間が経過したら存続時間マップからデータを除去」フィールドに指定された TTL 値は「3600」です。この結果、*.CT、*.LUT、および *.LAT で終わる動的マップについてのみ、1 時間後にエントリーが除去されます。デフォルトの Evictor タイプを NONE 以外にカスタマイズするシナリオ:
このシナリオでは、「次の名前のマップ用 Evictor」リスト・ボックスで選択された Evictor タイプは「作成時刻」で、「次の時間が経過したら存続時間マップからデータを除去」フィールドに指定された TTL 値は「3600」です。この結果、*.CT、*.LUT、および *.LAT で終わる動的マップについて、1 時間後にエントリーが除去されます。デフォルト・マップは、作成時間から 1 時間後にエントリーを除去します。デフォルトの Evictor タイプと TTL値をカスタマイズするシナリオ:
このシナリオでは、「次の名前のマップ用 Evictor」リスト・ボックスで選択された Evictor タイプは「最終更新時刻 (Last updated time)」で、「次の時間が経過したら存続時間マップからデータを除去」フィールドに指定された TTL 値は「4800」です。この結果、*.CT、*.LUT、および *.LAT で終わる動的マップについて、80 分後にエントリーが除去されます。デフォルト・マップは、エントリーが最後に更新された時間から 80 分後にエントリーを除去します。TTL 値のみをカスタマイズするシナリオ:
このシナリオでは、「次の名前のマップ用 Evictor」リスト・ボックスで選択された Evictor タイプは「なし」で、「次の時間が経過したら存続時間マップからデータを除去」フィールドに指定された TTL 値は「0」です。この結果、このグリッドのすべての (デフォルトおよび動的) マップについて、TTL の除去はオフになります。デフォルトの Evictor タイプと TTL値をカスタマイズするシナリオ:
このシナリオでは、「次の名前のマップ用 Evictor」リスト・ボックスで選択された Evictor タイプは「最終アクセス時刻」で、「次の時間が経過したら存続時間マップからデータを除去」フィールドに指定された TTL 値は「0」です。この結果、このグリッドのすべての (デフォルトおよび動的) マップについて、TTL の除去はオフになります。