正面図では、Type 7199 アプライアンスのコントロール、LED、およびコネクターを
表示します。イーサネット・モジュールおよびハード・ディスク・モジュールは、Type 7199-92x アプライアンスのフロント・パネルから取り付けることができます。
正面図
上図のラベルは、Type 7199-92x アプライアンスのフロント・パネルにある以下の構成装置に対応しています。
- A
- コンソール・コネクター
- B
- USB ポート
- C
- LCM モジュール
- D
- ハード・ディスク・モジュール 2
- E
- ハード・ディスク・モジュール 0
- F
- ハード・ディスク・モジュール 3
- G
- ハード・ディスク・モジュール 1
- H
- 障害 LED
- I
- 場所の特定 LED
- J
- 電源 LED
- K
- 電源ボタン
- L
- MGT0 イーサネット・コネクター
- M
- MGT1 イーサネット・コネクター
- N
- 左方イーサネット・モジュール:
- eth0
- eth1
- eth2
- eth3
- eth4
- eth5
- eth6
- eth7
- O
- 右方イーサネット・モジュール:
- P
- 琥珀色。キャッシュのエラーを示す LED 表示ライト。
- Q
- 黄色。キャッシュの書き込みを示す LED 表示ライト。
- R
- 緑色。キャッシュの読み取りを示す LED 表示ライト。
LCD モジュール
アプライアンスのフロント・パネルには、液晶ディスプレイ (LCD) と 5 つのメニュー・ボタンからなる LCD モジュールがあります。LCD はアプライアンスのモデル・タイプとビルド番号に関する情報を示しますが、メニュー・ボタンは機能しません。
コンソール・コネクター
すべての Type 7199 アプライアンスの
フロント・パネルにコンソール・コネクターがあります。初期構成では、
アプライアンスに付属の RJ45 (IS0 8877) - DB-9 (DE-9 または EIA/TIA-562 とも
呼ばれます) シリアル・ヌル・モデム・ケーブルを使用して、ASCII 端末
1から、または
端末エミュレーション・ソフトウェアを実行している PC からアプライアンスに接続します。
ケーブルの一方の端には RJ45 接続があり、ケーブルのもう一方の端には DB-9 シリアル・ヌル・モデム接続が
あります。RJ45 側の終端はアプライアンスに接続し、DB-9 シリアル・ヌル・モデム・ケーブル側の
終端は ASCII 端末またはパーソナル・コンピューターに接続します。ケーブルをパーソナル・コンピューターに接続する場合は、USB シリアル・コンバーター・ケーブルを使用してください。
注: 初期構成の場合、アプライアンスに付属の
RJ45 シリアル接続ケーブルを使用するか、下の表にリストするケーブル・ピン配列仕様に基づいて
ケーブルを作成することができます。シリアル・コンソール・ポートをイーサネット・ネットワークに
接続するとき、イーサネット・ケーブルは使用しないでください。
表 1. シリアル・ポートのピン配列. コンソール・コネクターのシリアル・ポートのピン配列を記載します。RJ45 |
DB9 |
ピン番号 |
シグナル |
ピン番号 |
シグナル |
1 |
RTS |
8 |
CTS |
2 |
DTR |
6 |
DSR |
3 |
TXD |
2 |
RXD |
4 |
GND |
5 |
GND |
5 |
GND |
5 |
GND |
6 |
RXD |
3 |
TXD |
7 |
DSR |
4 |
DTR |
8 |
CTS |
7 |
RTS |
USB ポート
アプライアンスのフロント・パネルには、USB 2.0 デバイスに
規格適合した USB インターフェースがあります。この USB コネクターは使用可能に
設定されていないため、どのような接続も提供しません。
LED
すべての Type 7199 アプライアンスの
フロント・パネルに、3 つのスタンドアロン LED があります。
- 障害 LED
- クリティカル・イベントが検出されると、オレンジ色の障害 LED が点灯します。
- 場所の特定 LED
- 場所の特定 LED は青色で、ファームウェアによってアクティブにされると点灯します。この LED を点灯するかどうかは、コマンド行から制御できます。この LED は非アクティブにされるまで
点灯し続けます。コマンド行インターフェースで次の locate-led コマンドを使用します。
- アクティブにする場合は、次のコマンドを入力します。
locate-led on
- 非アクティブにする場合は、次のコマンドを入力します。
locate-led off
- 電源 LED
- 緑色の電源 LED は、アプライアンスを給電部に接続し、アプライアンスの
電源を入れると点灯します。
- 緑色の電源 LED は、アプライアンスの電源が入っていて、完全に
機能しているときに点灯します。
- この LED が点灯していない場合、アプライアンスは電源が切られています。
電源ボタン
電源ボタンは、アプライアンスの
フロント・パネルにあります。次の場合、電源ボタンを押します。
- アプライアンスの電源をオンにします。
- 安全なシャットダウンを開始する (既にアプライアンスの電源が
入っている場合)。
電源ボタンを 5 秒間押し続けるとハードウェアの即時シャットダウンが実行されます。
注: 電源ボタンを押してアプライアンスの電源を切っても、デバイスには引き続き電流が供給されます。アプライアンスへの全電力を完全に停止するには、すべての電源コードを
抜いてください。
ネットワーク・コネクター
各アプライアンスの
フロント・パネルには、2 つの LAN 管理イーサネット・ポートと 2 つの
イーサネット・モジュールがあります。イーサネットの命名規則に関する説明については、
イーサネット・ネットワーク構成を参照してください。
- LAN 管理イーサネット・ポート
- 2 つのシステム管理イーサネット・ポートが LAN への
接続を提供します。これらのポートは、デバイスへのリモート管理アクセスを可能にするものであり、データ・ポートとしては使用できません。残りのイーサネット・インターフェースは、
各種 DataPower® サービスとの間の
データ・トラフィックやロギング機能を処理できます。
ベスト・プラクティス: 着信 SNMP、SSH のネットワーク・トラフィックを処理するシステム全体の管理機能、およびイントラネット上でのユーザー・インターフェース機能には、MGT0 または MGT1 イーサネット・インターフェースを使用してください。
- MGT0 イーサネット・コネクター
- このイーサネット・インターフェースで、アプライアンス上のすべてのトランザクション・データを
管理できます。
MGT0 イーサネット・コネクターは、IPMI over LAN (Serial over LAN を含む) も
サポートします。MGT0 には関連の速度 LED と
アクティビティー LED があります。
- 速度 LED ( A )
-
- 緑色の LED は 1 Gbps 接続を示します。
- オレンジ色の LED は 10 Mbps または 100 Mbps 接続を示します。
- アクティビティー LED ( B )
-
- 緑色の LED は、ポートがリンクされていることを示します。
- 明滅する緑色の LED は、ポートがアクティブなことを示します。
- MGT1 イーサネット・コネクター
- このイーサネット・インターフェースで、アプライアンス上のすべてのトランザクション・データを
管理できます。
MGT1 には関連のアクティビティー LED ライトと
速度 LED ライトがあります。
- 速度 LED ( A )
-
- 緑色の LED は 1 Gbps 接続を示します。
- オレンジ色の LED は 10 Mbps または 100 Mbps 接続を示します。
- アクティビティー LED ( B )
-
- 緑色の LED は、ポートがリンクされていることを示します。
- 明滅する緑色の LED は、ポートがアクティブなことを示します。
- イーサネット・モジュール
- DataPower アプライアンスには、イーサネット接続用の
2 つのイーサネット・モジュールがあります。左方イーサネット・モジュールには 8 つの
RJ45 ポートがあり、右方イーサネット・モジュールには 2 つの 10 ギガバイト Small Form Factor Pluggable (SFP+) ポートが
あります。イーサネット・インターフェースの名前は、モジュール構成に依存します。
1 ギガビット・モジュールは、シールドなしの対より線を使用するイーサネットをサポートし、インターフェース規格には以下が含まれます。
- 10BASE-T
- 100BASE-TX
- 1000BASE-T
10 ギガビット・モジュールは、インターフェース・モジュールとパッチ・ケーブルを使用する Small Form Factor Pluggable (SFP+) ポートをサポートします。オートネゴシエーションは常に使用可能です。
- 左方イーサネット・モジュール
- シールドなしの対より線 (RJ45) イーサネット・ポートが 8 つあります。イーサネット番号は ETH0 から ETH7 までで、それぞれ使用可能なポートの番号に関連付けられます。
- 右方イーサネット・モジュール
- 10 ギガビットの SFP ポートが 2 つあります。イーサネット番号は ETH8 から ETH9 までで、それぞれ使用可能なポートの番号に関連付けられます。
イーサネットの番号付けの
説明については、イーサネット・ネットワーク構成を参照してください。
注: イーサネット・モジュールは
ホット・スワップ可能ではありません。このモジュールをホット・スワップすると、システムが破壊され、アプライアンスにも損傷を与える恐れがあります。
ハード・ディスク・モジュール
アプライアンスの
フロント・パネルには、2.5 インチ・ハード・ディスク・モジュールが 4 つあります。アプライアンスは SAS ハード・ディスクをサポートし、各ハード・ディスク・モジュールに 2 つの
LED があります。左側の LED はハード・ディスク・アクティビティーをモニターし、右側の LED は
潜在的な問題を示します。
- 明滅する緑色の LED は、ハード・ディスクがアクセス中であることを示します。
- 明滅するオレンジ色の LED は、ハード・ディスクに障害があったことを示します。
- LED が点灯していない場合は、ハード・ディスクがアクティブでないことを示します。
注: ハード・ディスク・モジュールはホット・スワップ可能ではありません。このモジュールをホット・スワップすると、システムが破壊される恐れがあります。