データ・グリッド
の管理
3 つのタイプの
データ・グリッド
が作成できます。単純
データ・グリッド
、セッション
データ・グリッド
、およびダイナミック・キャッシュ
データ・グリッド
です。
単純データ・グリッドの作成
単純
データ・グリッド (data grid)
を使用して、オペレーションの作成、取得、更新、および削除を行うことができます。特に、単純
データ・グリッド (data grid)
を使用すると、データベース内に保管されたデータに より速くアクセスできるようになります。
データ・グリッド (data grid)へのセッション・パーシスタンスの作成
アプライアンスをセッション管理の目的で使用できるように
WebSphere Application Server
アプリケーションを構成するには、 新規アプリケーションのインストール時にアプライアンスを選択するか、アプライアンスが使用できるように既存のアプリケーションまたはサーバーの設定を更新する方法があります。
動的キャッシュの作成データ・グリッド
IBM® WebSphere DataPower XC10 アプライアンス
を使用して、 ご使用の
WebSphere Application Server
動的キャッシュからのデータを保管できます。 この機能をセットアップすることにより、動的キャッシュ API を使用して作成されたアプリケーションや、サーブレットのようなコンテナー・レベル・キャッシングを使用するアプリケーションを使用可能にして、アプライアンスのフィーチャーおよびパフォーマンス機能を使用できます。
データ・グリッドの最大容量の構成
集合内の各データ・グリッドの最大容量を定義できます。最大容量を構成すると、特定のデータ・グリッドで使用可能なデータ・ストレージの容量が制限されます。この容量限度により、確実に、集合の使用可能なストレージ容量が予測可能な形で使用されるようになります。
データ・グリッドの保護
データ・グリッド
の作成後、
データ・グリッド (data grid)
のセキュリティーはデフォルトで使用不可になります。
データ・グリッド (data grid)
のセキュリティー設定を変更して、特定のユーザーまたはユーザー・グループにアクセスを制限することができます。
データ・グリッドのクリア
データ・グリッド内のすべての項目を恒久的に削除することができます。失効した情報またはテスト項目を除去するために、 データ・グリッドをクリアできます。
データの照会と無効化
モニター・コンソールおよび
xscmd
ユーティリティーで QUERY インターフェースを使用して、マップから小規模なキー・セットを取得し、一連のデータを無効化することができます。
データ・グリッドの除去
データ・グリッド (data grid)
のデータを初期化する場合は、
データ・グリッド (data grid)
を除去してから
データ・グリッド (data grid)
を再作成します。
Spring キャッシュ・プロバイダーの構成
Spring Framework バージョン 3.1 では、新しいキャッシュの抽象化が導入されています。この新しい抽象化を使用すると、既存の Spring アプリケーションに対してキャッシュをトランスペアレントに追加できます。キャッシュ抽象化のためのキャッシュ・プロバイダーとして
WebSphere DataPower XC10 アプライアンス
を使用できます。
xscmd ユーティリティーによる管理
xscmd
を使用して、などの管理タスクを環境内で実行することができます。
前のトピック:
集合とゾーンの管理
次のトピック:
HTTP コマンド・インターフェースでの管理
関連概念
:
アプライアンスのトポロジー: 集合、ゾーン、およびデータ・グリッド
関連タスク
:
集合の作成
動的キャッシュの作成データ・グリッド
単純データ・グリッドの作成
データ・グリッド (data grid)へのセッション・パーシスタンスの作成
ゾーンの作成および変更
HTTP コマンド・インターフェースでの管理