シリアル接続を使用したイーサネット・インターフェースの状況詳細のモニター

IBM® WebSphere® DataPower® XC10 アプライアンス でネットワーク問題が発生した場合、イーサネット・インターフェースのアクティビティーおよび状況の追加詳細情報を表示できます。このトピックでは、アプライアンスにシリアル接続を使用したこれらの詳細の表示方法を説明しますが、ユーザー・インターフェースでこれらの詳細を表示することもできます。

始める前に

アプライアンスに対する物理的なアクセス権限を保持しており、xcadmin としてログインできる必要があります。

手順

  1. xcadmin ユーザーとして、アプライアンスとのシリアル接続を確立します。
    ASCII 端末、または端末エミュレーション・ソフトウェアを実行している PC を、アプライアンスのシリアル・ポートにシリアル接続する必要があります。シリアル・コンソールとして PC を使用している場合は、Windows 用または Linux 用の PC ベースのシリアル通信プログラムを使用します。提供されたシリアル・ケーブルまたは PL-2303 USB シリアル・ケーブルを使用して、アプライアンスに接続します。
    重要: PL-2303 USB シリアル・ケーブルを使用する場合は、先に進む前に、ケーブル用のドライバーをダウンロードしてインストールする必要があります。
    シリアル・コンソール設定は 9600.8.n.1 です。
  2. イーサネット・インターフェースの状況を表示します。 以下のコマンドを使用して、イーサネット・インターフェースの状況を表示します。
    netif status <interface>
    ここで、<interface> は、照会するイーサネット・インターフェースの名前です。 出力例を以下に示します。
    Console> netif status mgt0
    mgt0    generic MTU:1500 flags:UP BROADCAST RUNNING MULTICAST
            inet addr:127.0.0.1 mask:255.255.255.128
            inet6 addr: 2001:DB8:0:0:0:0:0:0/32 mask: ffff:ffff:ffff:ffff::
            ethernet MAC: 00:1a:64:88:a0:6c autoneg:on duplex:Full port:TP
                speed:100Mbps
            statistics collisions:0 multicast:13 rx_bytes:101069093
                rx_compressed:0 rx_crc_errors:0 rx_dropped:0 rx_errors:0
                rx_fifo_errors:0 rx_frame_errors:0 rx_length_errors:0
                rx_missed_errors:0 rx_over_errors:0 rx_packets:1515625
                tx_aborted_errors:0 tx_bytes:10045272 tx_carrier_errors:0
                tx_compressed:0 tx_dropped:0 tx_errors:0 tx_fifo_errors:0
                tx_heartbeat_errors:0 tx_packets:20104 tx_window_errors:0

タスクの結果

これらのステップを完了すると、アプライアンス上のイーサネット・インターフェースに関する可用性状況の詳細の検討は完了です。