xsadmin ユーティリティーによるモニター

xsadmin ユーティリティーを使用して、WebSphere® DataPower® XC10 アプライアンス上で 実行しているデータ・グリッドに関するテキスト情報をフォーマット設定し、表示できます。このサンプル・ユーティリティーは現在のデプロイメント・データの解析とディスカバリーの方法を提供するもので、カスタム・ユーティリティーの作成基盤として使用することができます。

始める前に

このタスクについて

xsadmin ユーティリティーは、Managed Bean (MBeans) の 実装を使用します。com.ibm.websphere.objectgrid.management パッケージ内の インターフェースを使用して、このユーティリティーの機能を拡張できます。 xsadmin アプリケーションのソース・コードは、スタンドアロン・インストールの場合は wxs_client_home/samples/xsadmin.jar ファイルで 確認でき、WebSphere Application Server インストールの場合は wxs_client_home/optionalLibraries/ObjectGrid/xsadmin.jar ファイルで 確認できます。

手順

  1. アプライアンスのアクティブなトラストストアをクライアントにダウンロードします。 WebSphere DataPower XC10 アプライアンスユーザー・インターフェースで、「アプライアンス」 > 「設定」 > 「Transport Layer Security」 > 「アクティブなトラストストアのダウンロード」を クリックします。デフォルトのトラストストア・ファイルは、xsatruststore.jks ファイルです。このファイルの デフォルトのパスワードは、xc10pass です。
  2. コマンド行で、JAVA_HOME 環境変数を設定します。
    • [Unix] export JAVA_HOME=javaHome
    • [Windows] set JAVA_HOME=javaHome
  3. bin ディレクトリーに移動します。
    cd wxs_client_home/bin
  4. xsadmin ユーティリティーを実行します。 アプライアンスに接続するには、 ダウンロードしたトラストストアのセキュリティー引数、アプライアンスへのログインに 使用するユーザー名とパスワード、およびアプライアンスのホスト名を コマンドを実行するたびに組み込む必要があります。
    xsadmin.sh -trustPath xsatruststore.jks -trustType jks -ssl -trustPass xc10pass 
    -username xcadmin -password xcadmin -ch myxc10.mycompany.com 
    [additional_xsadmin_parameters]
    構成ファイルを作成して、これらの パラメーターを保存することもできます。必要なパラメーターが組み込まれたプロパティー・ファイルの例を次に示します。
    XSADMIN_TRUST_PATH=xsatruststore.jks
    XSADMIN_TRUST_TYPE=JKS
    XSADMIN_TRUST_PASS=xc10pass
    XSADMIN_USERNAME=xcadmin
    XSADMIN_PASSWORD=xcadmin
    プロパティー・ファイルを指定して xsadmin ユーティリティーを 実行するには、-profile 引数を使用して プロパティー・ファイルの場所を示します。
    xsadmin.sh -profile myxc10.properties -ssl -ch myxc10.mycompany.com 
    [additional_xsadmin_parameters]