動的マップの構成オプション

[Firmware refresh Version 2.0.0.2 and later] ご使用のクライアント・アプリケーションを特定の名前の付いたマップに接続させることで、データ・グリッド内に追加のマップを作成できます。この接続が発生すると、マップが自動的に作成されます。

動的マップの命名

データ・グリッドを作成すると、デフォルトで単一のマップが作成されます。このマップには、ご使用のデータ・グリッドと同じ名前が付けられます。例えば、myGrid というデータ・グリッドを作成すると、自動的に myGrid というマップが作成されます。しかし、データ・グリッドにマップを追加することも可能です。クライアント・アプリケーションが次の命名規則を使用したマップに接続する際、1 つのマップが自動作成されます。
<map_name>.<template>.<locking_option>
各部の意味は、次のとおりです。
map_name (必須)
マップの名前を指定します。
template (必須)
存続時間 (TTL) の動作を定義することで、エントリーの有効期限がマップから切れる時期を定義するテンプレートを指定します。使用できるオプションのリストについては、マップ・テンプレート を参照してください。
locking_option
マップに使用されるロック・メカニズムを指定します。使用できるオプションのリストについては、ロック・オプション を参照してください。
マップのテンプレート名を含める必要があります。ロック・オプションを指定しなければ、マップ上でロックは発生しません。

マップ・テンプレート

表 1. 動的マップ・テンプレート
マップ・テンプレート 説明
*.NONE 存続時間 (TTL) に有効期限がないマップを指定します。
*.LUT 項目の最終更新時間に基づいて項目の有効期限が切れる マップを指定します。デフォルトの TTL は 1 時間です。
*.LAT 項目の最終アクセス時間に基づいて項目の有効期限が切れるマップです。デフォルトの TTL は 1 時間です。
*.CT エントリーの作成時間と TTL 値に基づいてエントリーの有効期限が切れるマップです。デフォルトの TTL は 1 時間です。

ロック・オプション

表 2. 動的マップのロック・オプション
ロック・オプション 説明
(ブランク) ロック・オプションを指示しなければ、ロック・メカニズムは使用されません。
.P マップにペシミスティック・ロックがあるよう指定します
.O マップにオプティミスティック・ロックがあることを指定します