xscmd ユーティリティーによる管理

xscmd を使用して、などの管理タスクを環境内で実行することができます。

始める前に

手順

  1. アプライアンスのアクティブなトラストストアをクライアントにダウンロードします。 アプライアンス・ユーザー・インターフェースで、「アプライアンス」 > 「設定」 > 「Transport Layer Security」 > 「アクティブなトラストストアのダウンロード」を クリックします。デフォルトのトラストストア・ファイルは、xsatruststore.jks ファイルです。このファイルの デフォルトのパスワードは、xc10pass です。
  2. オプション: クライアント認証が使用可能な場合: コマンド行ウィンドウをクライアントのインストール済み環境で開きます。コマンド行で、適切な環境変数を設定します。
    1. CLIENT_AUTH_LIB 環境変数を設定します。
      • [Windows] set CLIENT_AUTH_LIB=<path_to_security_JAR_or_classes>
      • [Unix] set CLIENT_AUTH_LIB=<path_to_security_JAR_or_classes> export CLIENT_AUTH_LIB
  3. xscmd ユーティリティーをアプライアンスに接続します。 クライアントのインストール済み環境の bin ディレクトリーから、以下のコマンドを実行します。
    xscmd.bat -ts xsatruststore.jks -tst jks -tsp xc10pass -user xcadmin -pwd xcadmin 
    -cep myxc10.mycompany.com  -prot TLS -cxpv IBMJSSE2 -tt TCP/IP [additional parameters]
  4. さまざまな xscmd オプションのヘルプを表示します。
    • 一般ヘルプを表示するには、次のコマンドを実行します。
      • [Unix] ./xscmd.sh -h
      • [Windows] xscmd.bat -h
    • すべてのコマンドのリストを表示するには、次のコマンドを実行します。
      • [Unix] ./xscmd.sh -lc
      • [Windows] xscmd.bat -lc
    • 特定のコマンドのヘルプを表示するには、次のコマンドを実行します。
      • [Unix] ./xscmd.sh -h command_name
      • [Windows] xscmd.bat -h command_name
    • コマンド・グループのリストを表示するには、次のコマンドを実行します。
      • [Unix] ./xscmd.sh -lcg
      • [Windows] xscmd.bat -lcg
    • コマンド・グループ内のコマンドのリストを表示するには、次のコマンドを実行します。
      • [Unix] ./xscmd.sh -lc command_group_name
      • [Windows] xscmd.bat -lc command_group_name
  5. 特定のカタログ・サーバーに接続するコマンドを実行します。 アプライアンス上で実行されるデータ・グリッドに関する情報を取得するには、カタログ・サーバーの IP アドレスとポートの組み合わせを 1 つ以上指定する必要があります。
    • 接続するのカタログ・サーバーのリストを指定します。
      • [Unix] ./xscmd.sh -c <command_name> -cep hostname:port(,hostname:port)
      • [Windows] xscmd.bat -c <command_name> -cep hostname:port(,hostname:port)
      上記のコマンドで、command_name は実行しようとしているコマンドの名前です。hostname:port 値は、カタログ・サーバーのホスト名とリスナー・ポートです。
    注意:
    WebSphere® DataPower® XC10 アプライアンス 環境では、次のコマンドは使用しないでください。
    • -c releaseShard
    • -c reserveShard
    • -c swapShardWithPrimary
    • -c suspendBalancing
    • -c resumeBalancing
    • -c teardown
    • -c triggerPlacement
    • -c showinfo