WebSphere eXtreme Scale クライアント のスタンドアロン環境でのインストール

WebSphere® eXtreme Scale クライアント を、WebSphere Application ServerWebSphere Application Server Network Deploymentも含まれていない環境にインストールできます。このタイプのインストールを、スタンドアロン・インストールといいます。

始める前に

このタスクについて

スタンドアロン・モードの WebSphere eXtreme Scale クライアントのインストールでは、 データ・グリッド内のデータにアクセスするクライアントをインストールします。 また、スクリプトと Java アーカイブ (JAR) ファイルを使用して、 を既存の Java Platform, Standard Edition (J2SE) アプリケーションに組み込むこともできます。

重要: スタンドアロン環境で、 の非 root (非管理者) プロファイルを使用することもできます。 非 root プロファイルを使用するには、ObjectGrid ディレクトリーの所有者を非 root プロファイルに変更する必要があります。 その後、その非 root プロファイルでログインして、通常の root (管理者) プロファイルの場合と同様に eXtreme Scale を操作できます。

手順

  1. ウィザードを使用して、DVD から、サーバーとクライアントの両方をインストールします。
    • 以下のスクリプトを実行して、WebSphere eXtreme Scale クライアントのインストール用のウィザードを開始します。インストール・ファイルは 、サポート・サイトからダウンロードする zip ファイルに入っています。
      • [Linux][Unix] root/WXS_Client/install
      • [Windows] root¥WXS_Client¥install.bat
    重要: uniform naming conventions (UNC) を使用してインストール・コマンドのファイル・パスを識別する場合、 コマンドを実行した後、インストールする予定だった項目のいくつかがインストールされていないことがあります。問題を避けるために、 ファイル・パスをネットワーク・ドライブにマップします。install コマンドをマップされたドライブに対して 実行します。マップされたネットワーク・ドライブを使用すると、 確実にすべての項目がインストールされます。
  2. ウィザードのプロンプトに従って、「終了」をクリックします。
    制約事項: オプション・フィーチャー・パネルに、インストールを選択できるフィーチャーがリストされます。 ただし、製品のインストール後に、その製品環境にフィーチャーを順次追加することはできません。 初期の製品インストール時にフィーチャーのインストールを選択しなかった場合、そのフィーチャーを追加するには、製品をアンインストールしてから再インストールする必要があります。

タスクの結果

[Windows] WebSphere eXtreme Scale クライアントを Windows にインストールした場合には、 インストールの結果で以下のテキストが表示されることがあります。
Success: The installation of the following product was successful: 
WebSphere eXtreme Scale Client.  Some configuration steps have errors. 
For more information, refer to the following log file:  
<WebSphere Application Server install root>¥logs¥wxs_client¥install¥log.txt"
Review the installation log (log.txt) and review the deployment manager 
augmentation log. 
iscdeploy.sh ファイルで障害が発生しても、エラーを無視して構いません。 このエラーでは、問題は生じません。