アプライアンスでの SNMP モニターの使用可能化

IBM® WebSphere® DataPower® XC10 アプライアンス では、Simple Network Monitoring Protocol (SNMP) モニターを使用可能にすることができます。 SNMP クライアントが使用できる SNMP データを指定するには、アプライアンスで提供される管理情報ベース (MIB) をダウンロードします。

始める前に

以下の手順を実行する前に、SNMP クライアントを構成します。 SNMP クライアントを構成せずに以下の手順を実行できますが、SNMP モニターを使用できるのは、クライアントを構成した場合のみです。

このタスクについて

デフォルトでは、IBM WebSphere DataPower XC10 アプライアンス では、SNMP モニターが使用可能になっていません。 SNMP 設定はアプライアンスに固有であり、集合内の他の アプライアンスには伝搬されません。

手順

  1. モニター」パネルにナビゲートします。 IBM WebSphere DataPower XC10 アプライアンス ユーザー・インターフェースで、「アプライアンス」 > 「SNMP 設定」をクリックします。
  2. SNMP モニターを有効にするには、チェック・ボックスにチェック・マークを付けます。 SNMP モニターを無効にする場合は、チェック・ボックスのチェックを外します。
  3. アプライアンスで使用可能な管理情報ベース (MIB) ファイルをダウンロードします。

    エンタープライズ MIB ファイルは、組み込み SNMP エージェントで 使用可能な機能とデータを記述して、クライアントが適切にこれらの機能とデータにアクセスできるようにします。クライアントは、SNMP GETGET-NEXT、 および GET-BULK コマンドを発行できます。 MIB ファイルをダウンロードし、クライアントにインポートすると、基本 MIB-II データ定義以外の データにアクセスできます。アプライアンスから MIB をダウンロードするには、エンタープライズ MIB を展開し、各 MIB の名前をクリックします。

    統計 MIB
    統計 MIB には、ユーザー・インターフェースのモニター機能を使用して 確認できる統計と類似した情報が含まれます。この MIB には Java 仮想マシン (JVM) の統計も含まれます。
    HW 状況 MIB
    HW 状況 MIB には、温度や日時などのハードウェアの状態に関する情報が含まれます。

タスクの結果

上記手順を終えると、アプライアンスで SNMP モニターが使用可能になり、SNMP クライアント用の MIB データがダウンロードされます。

次のタスク

SNMP クライアントを使用して MIB データを表示します。
要確認: 1 つのアプライアンスに関する SNMP 統計が示されるため、報告される値は、ユーザー・インターフェースのモニター・パネルで報告される値と異なります。ユーザー・インターフェースでは、集合に関するデータが報告されます。例えば、SNMP 統計の gridStats 表、mapStats 表、または jvmStats 表の値は、ユーザー・インターフェースで報告される合計値の一部です。