IBM® WebSphere® DataPower® XC10 アプライアンス でネットワーク問題が発生した場合、イーサネット・インターフェースのアクティビティーおよび状況の追加詳細情報を表示できます。このトピックでは、アプライアンスにシリアル接続を使用したこれらの詳細の表示方法を説明しますが、ユーザー・インターフェースを使用してこれらの詳細を表示することもできます。
始める前に
このタスクを実行するには、アプライアンスに対する物理的なアクセス権限を保持しており、
xcadmin としてログインできる必要があります。
手順
- xcadmin ユーザーを使用して、アプライアンスとのシリアル接続を確立します。
ASCII 端末、または端末エミュレーション・ソフトウェアを実行している PC を、アプライアンスのシリアル・ポートにシリアル接続する必要があります。シリアル・コンソールとして PC を使用している場合は、Windows 用または Linux 用の PC ベースのシリアル通信プログラムを使用する必要があります。
シリアル接続には、付属の DB-9 シリアル・ケーブルを使用してください。シリアル・コンソール設定は
9600.8.n.1 です。
注: ターミナルまたは PC にシリアル・ポートが装備されていない場合は、
USB シリアル変換ケーブルを使用してください。
- イーサネット・インターフェースの状況を表示します。 以下のコマンドを使用して、イーサネット・インターフェースの状況を表示します。
netif status <interface>
ここで、<interface> は、照会するイーサネット・インターフェースの名前です。 出力例を以下に示します。
Console> netif status mgt0
mgt0 generic MTU:1500 flags:UP BROADCAST RUNNING MULTICAST
inet addr:127.0.0.1 mask:255.255.255.128
inet6 addr: 2001:DB8:0:0:0:0:0:0/32 mask: ffff:ffff:ffff:ffff::
ethernet MAC: 00:1a:64:88:a0:6c autoneg:on duplex:Full port:TP
speed:100Mbps
statistics collisions:0 multicast:13 rx_bytes:101069093
rx_compressed:0 rx_crc_errors:0 rx_dropped:0 rx_errors:0
rx_fifo_errors:0 rx_frame_errors:0 rx_length_errors:0
rx_missed_errors:0 rx_over_errors:0 rx_packets:1515625
tx_aborted_errors:0 tx_bytes:10045272 tx_carrier_errors:0
tx_compressed:0 tx_dropped:0 tx_errors:0 tx_fifo_errors:0
tx_heartbeat_errors:0 tx_packets:20104 tx_window_errors:0
タスクの結果
これらのステップを完了すると、参照可能なアプライアンスのイーサネット・インターフェースの状況詳細が表示されます。