単純データ・グリッドの作成

単純データ・グリッドを使用して、オペレーションの作成、取得、更新、および削除を行うことができます。特に、単純データ・グリッドを使用すると、データベース内に保管されたデータに より速くアクセスできるようになります。

始める前に

単純データ・グリッドは、WebSphere® Application Server または スタンドアロンの Java アプリケーションで使用できます。 どちらかのシナリオに WebSphere eXtreme Scale クライアント がインストールされている必要があります。

このタスクについて

単純データ・グリッドを使用すると、 データベースの負荷を軽減することで、動的 Web アプリケーションを高速化できます。メモリー内の任意のデータのキー値のペアを保管して、高価な データベース照会を削減できます。鍵は、java.lang.String または Integer といった 既存の Java 型にできます。値は、任意の直列化可能オブジェクト・タイプにできます。データが必要なたびに、アプライアンス上の単純 データ・グリッドが最初にチェックされます。アプライアンスにそのデータがない場合、データベースからデータが取り出され、単純データ・グリッドに挿入されます。 単純データ・グリッドは、ObjectMap API を使用するアプリケーションを書くことで作成できます。

手順

  1. 単純データ・グリッドを作成します。 ユーザー・インターフェースで、「データ・グリッド」 > 「単純データ・グリッド」をクリックします。追加アイコン (追加アイコン ) をクリックし、作成する単純データ・グリッドの名前を指定します。 データ・グリッドの名前では、文字 ^ . ¥¥ / , # $ @ : ; ¥ * ? < > | = + & % [ ] " " は使用できません。
  2. 単純データ・グリッド用の objectgrid.xml ファイルをダウンロードします。 作成した単純データ・グリッドの構成で、ダウンロード・アイコン ダウンロード・アイコン) をクリックして、ファイルをご使用のローカル・ファイル・システムに保存します。
  3. ObjectMap API を使用して、データ・グリッドにアクセスする Java アプリケーションを作成します。

次のタスク

データ・グリッドへのデータの送信を開始する前に、セキュリティーを構成します。 詳しくは、データ・グリッドの保護を参照してください。