IBM WebSphere DataPower XC10 アプライアンス のイーサネット・インターフェースの管理

初回のシリアル接続時に、アプライアンスをネットワークに接続するために mgmt イーサネット・インターフェースを構成しました。

始める前に

以下の手順を実行するには、アプライアンス管理権限が割り当てられている必要があります。

このタスクについて

アプライアンスには WebSphere® DataPower® XC10 アプライアンス で管理できるイーサネット・インターフェースが 4 つありますが、接続する必要があるのは 1 つのイーサネット・インターフェースのみです。
図 1. アプライアンスの正面図。アプライアンスの正面図。各コンポーネントには文字のラベルが付いています。
  • mgmt (L)
  • eth0 (M)
  • eth1 (O)
  • eth2 (N)
注: eth1 または eth2 を使用している場合、スイッチはオートネゴシエーションが使用可能になっていなければなりません。

イーサネット・インターフェースは同じネットワーク上で構成され、到達可能でなければなりません。 追加のネットワーク・インターフェース・カード (NIC) を構成する場合には、構成する各 NIC は、追加で 1 ギガビットの帯域幅を提供します。 合計帯域幅はネットワーク容量によって制限されます。イーサネット・インターフェースの状況をモニターするには、『シリアル接続を使用したイーサネット・インターフェースの状況詳細のモニター』を参照してください。

手順

  1. 設定」パネルにナビゲートします。
    • WebSphere DataPower XC10 アプライアンス ユーザー・インターフェース上部の メニュー・バーで、「アプライアンス」 > 「設定」に ナビゲートします。
    • 「ホーム」パネルで、「ステップ 1: アプライアンスのセットアップ」セクションにある「設定のカスタマイズ」リンクをクリックします。
  2. 「イーサネット・インターフェース」を展開します。
  3. 使用可能」チェック・ボックスを選択またはクリアして、イーサネット・インターフェースを使用可能または使用不可にします。 mgmt インターフェースは使用不可にできません。
  4. IP アドレス/マスク」を変更します。 <ip_address>/<subnet_mask> という形式で IP アドレスと サブネット・マスクを入力します。 サブネット・マスクは、クラスレス・ドメイン間ルーティング (CIDR) 表記を使用して入力する必要が あります。 例: 長い表記での 255.255.255.0 は CIDR 表記では 24 です。
  5. デフォルト・ゲートウェイ」を変更します。 アプライアンスは、宛先ベースのルーティングではなく、送信元ベースのルーティングを使用します。 パケットは、パケットが受信されたものと同じインターフェース上の宛先へ送信されます。各インターフェースには、他のインターフェースから分離された、専用のルーティング・テーブルが あります。 ローカル・サブネット経由で宛先に到達する必要があるインターフェースごとに、その インターフェースから直接到達可能なデフォルトの経路を指定してください。
  6. 最大伝送単位 (MTU)」を変更します。 このフィールドには、イーサネット・インターフェースを使用した通信時に、プロトコル・データ単位で可能な最大サイズ (バイト単位) を指定します。 デフォルト値は 1500 バイトで、これは、このフィールドの最大許容値でもあります。
  7. モード」を変更します。 イーサネット・インターフェースでは以下のイーサネット・モードを使用できます。
    • 自動
    • 10baseT-HD
    • 10baseT-FD
    • 100baseTx-HD
    • 100baseTx-FD
    • 1000baseTx-FD
  8. アプライアンスを再始動します。 WebSphere DataPower XC10 アプライアンス プロセスがイーサネット・インターフェースにバインドするためには、 再始動が必要です。ユーザー・インターフェースまたはコマンド行からアプライアンスを再始動できます。