提供されている MBean のリスト
Liberty プロファイルは、MBean と、サーバーを操作およびモニターするために使用可能な対応する管理インターフェースのリストを提供します。
- 名前は、MBean または MXBean を一意的に識別する javax.management.ObjectName 値です。MBean または MXBean の複数のインスタンスがある場合は、ObjectName の値にワイルドカード (*) が含まれていることがあり、それについては、このトピックの「コメント」の項目で説明されています。
- 「管理インターフェース」の項目は、MBean または MXBean のプロキシー・オブジェクトを構成するために使用できる Java™ インターフェースの名前を示しています (『MBean 属性および操作にアクセスする例』を参照)。管理インターフェースについて詳しくは、Liberty プロファイルの Java API 資料を参照してください。各 Liberty プロファイル API の Java API 文書は、インフォメーション・センターの プログラミング・インターフェース (API) のセクションに詳述されていて、${wlp.install.dir}/dev ディレクトリーのいずれかの javadoc サブディレクトリー内の個別 .zip ファイル内にもあります。
WebSphere:feature=channelfw,type=endpoint,name=*
- 管理インターフェース: com.ibm.websphere.endpoint.EndPointInfoMBean
- コメント: システム内のエンドポイントごとに 1 つのインスタンスが使用可能です。* は、固有のエンドポイント名です。
WebSphere:feature=restConnector,type=FileService,name=FileService
- 管理インターフェース: com.ibm.websphere.filetransfer.FileServiceMXBean
- コメント: この MXBean を使用すると、Liberty のあるホスト上で、さまざまなファイル関連の操作を行えます。そのクラスと API 資料は、以下の場所にあります。
liberty_home/dev/api/ibm/com.ibm.websphere.appserver.api.restConnector_version.jar liberty_home/dev/api/ibm/javadoc/com.ibm.websphere.appserver.api.restConnector_version-javadoc.zip
公開された操作には、指定のファイルまたはディレクトリーに関する特定のメタデータ (最終変更日時、サイズなど) を照会する機能や、指定のディレクトリーのすべての子ファイル (および対応するメタデータ) を照会する機能などがあります。また、アーカイブの作成と展開に対するサポートも提供されています。これは Liberty ログ・ファイルの圧縮やデプロイ前のアプリケーションの解凍に役立ちます。
この MXBean には、読み取りリストと書き込みリストの 2 つの属性があります。これらは、Liberty が提供する FileService 機能または FileTransfer 機能を使用する際、ユーザーが読み取りおよび書き込みを行えるロケーションのリストを示しています。この MXBean を使用すると、これらの属性は読み取りのみが可能ですが、server.xml ファイル内の以下のエレメントを使用して構成またはカスタマイズすることもできます。
readDir エレメントが指定されていない場合、デフォルトは ${wlp.install.dir}、${wlp.user.dir}、および ${server.output.dir} の組み合わせです。writeDir エレメントが指定されていなければ、デフォルトは空集合です。<remoteFileAccess> <readDir>${server.output.dir}/logs</readDir> <readDir>${server.output.dir}/apps</readDir> <writeDir>${server.output.dir}/dropins</writeDir> </remoteFileAccess>
この MXBean をロードし、その構成エレメントを受け入れるには、restConnector-1.0 フィーチャーを server.xml ファイルに含める必要があります。
Liberty 定義の変数の使用は、ファイル・パスを表すストリングを取るすべてのサーバー・サイド・パラメーターで許可されます。そのような変数は liberty_home/README.TXT ファイルに定義されます。
WebSphere:feature=restConnector,type=FileTransfer,name=FileTransfer
- 管理インターフェース: com.ibm.websphere.filetransfer.FileTransferMBean
- コメント: この MBean を使用すると、Liberty のあるホスト上で、さまざまなファイル転送の操作を行えます。そのクラスと API 資料は、以下の場所にあります。
liberty_home/dev/api/ibm/com.ibm.websphere.appserver.api.restConnector_version.jar liberty_home/dev/api/ibm/javadoc/com.ibm.websphere.appserver.api.restConnector_version-javadoc.zip
この MBean は、対応する Liberty プロセスが実行されている、同じ JVM の PlatformMBeanServer に登録されています。ただし、この MBean には IBM® JMX REST コネクターを使用しないとアクセスできません。接続はローカルでもリモートでも可能ですが、REST コネクターの使用は必須です。
公開された操作には、ファイルのダウンロード、アップロード、および削除の機能もあります。サーバー上のそれぞれの読み取りおよび書き込み要求は、FileServiceMXBean によってアクセスされる、構成可能な読み取りおよび書き込みリストにバインドされます。 FileTransferMBean も、組み込みの Java JConsole から完全にアクセスおよび操作できます。ただし、JConsole が IBM JMX REST コネクターを使用して接続されている必要があります。
Liberty 定義の変数の使用は、ファイル・パスを表すストリングを取るすべてのサーバー・サイド・パラメーターで許可されます。そのような変数は liberty_home/README.TXT ファイルに定義されます。
![[8.5.5.5 以降]](../ng_v8555.gif)
WebSphere:name=com.ibm.websphere.config.mbeans.ServerXMLConfigurationMBean
- 管理インターフェース: com.ibm.websphere.config.mbeans.ServerXMLConfigurationMBean
- コメント: ServerXMLConfigurationMBean は、サーバーに認識されているすべてのサーバー構成ファイルのファイル・パスを取得するためのインターフェースを提供します。MBean はカーネルから使用可能であるため、特別なフィーチャーを有効にする必要はありません。MBean クラスと API 資料は、以下の場所にあります。
- ${wlp.install.dir}/dev/api/ibm/com.ibm.websphere.appserver.api.config_version.jar
- ${wlp.install.dir}/dev/api/ibm/javadoc/com.ibm.websphere.appserver.api.config_version-javadoc.zip
![[8.5.5.4 以降]](../ng_v8554.gif)
WebSphere:name=com.ibm.websphere.runtime.update.RuntimeUpdateNotificationMBean
- 管理インターフェース: com.ibm.websphere.runtime.update.RuntimeUpdateNotificationMBean
- コメント: RuntimeUpdateNotificationMBean は、サーバー・ランタイム更新の通知を提供します。通知に付加されるユーザー・データ・オブジェクトは java.util.Map です。この MBean から発行されるランタイム更新通知の通知タイプは、com.ibm.websphere.runtime.update.notification です。
![[8.5.5.5 以降]](../ng_v8555.gif)
WebSphere:name=com.ibm.ws.config.mbeans.FeatureListMBean
- 管理インターフェース: com.ibm.websphere.config.mbeans.FeatureListMBean
- コメント: FeatureListMBean は、実行時にインストールされているすべてのフィーチャーに関する XML レポートを生成するための単一のメソッドを公開します。
MBean はカーネルから使用可能であるため、特別なフィーチャーを有効にする必要はありません。MBean クラスと API 資料は、以下の場所にあります。
- ${wlp.install.dir}/dev/api/ibm/com.ibm.websphere.appserver.api.config_version.jar
- ${wlp.install.dir}/dev/api/ibm/javadoc/com.ibm.websphere.appserver.api.config_version-javadoc.zip
![[8.5.5.5 以降]](../ng_v8555.gif)
WebSphere:name=com.ibm.ws.config.serverSchemaGenerator
- 管理インターフェース: com.ibm.websphere.config.mbeans.ServerSchemaGenerator
- コメント: ServerSchemaGenerator MBean は、インストールされているイメージからのスキーマ、最も使用されている方法、現在のランタイムからのスキーマを生成するためのメソッドを公開します。MBean はカーネルから使用可能であるため、特別なフィーチャーを有効にする必要はありません。MBean クラスと API 資料は、以下の場所にあります。
- ${wlp.install.dir}/dev/api/ibm/com.ibm.websphere.appserver.api.config_version.jar
- ${wlp.install.dir}/dev/api/ibm/javadoc/com.ibm.websphere.appserver.api.config_version-javadoc.zip
WebSphere:name=com.ibm.ws.jmx.mbeans.generatePluginConfig
- 管理インターフェース: com.ibm.websphere.webcontainer.GeneratePluginConfigMBean
- コメント: 『Liberty プロファイルの Web サーバー・プラグインの構成』を参照してください。
WebSphere:service=com.ibm.ws.kernel.filemonitor.FileNotificationMBean
- 管理インターフェース: com.ibm.websphere.filemonitor.FileNotificationMBean
WebSphere:service=com.ibm.websphere.application.ApplicationMBean,name=*
- 管理インターフェース: com.ibm.websphere.application.ApplicationMBean
- コメント: システム内のアプリケーションごとに 1 つのインスタンスが使用可能です。* は、固有のアプリケーション名です。
![[8.5.5.6 以降]](../ng_v8556.gif)
WebSphere:service=com.ibm.ws.jca.cm.mbean.ConnectionManagerMBean,jndiName=*
- 管理インターフェース: com.ibm.ws.jca.cm.mbean.ConnectionManagerMBean
- コメント: システム内の接続マネージャーごとに 1 つのインスタンスが使用可能です。ここで、* は接続マネージャーの JNDI 名です。接続マネージャーが JNDI 名を持たず、server.xml で DataSource エレメントの下にネストされている場合、DataSource の JNDI 名が使用されることがあります。
WebSphere:type=JvmStats
- 管理インターフェース: com.ibm.websphere.monitor.jmx.JvmMXBean
- コメント: monitor-1.0 フィーチャーが有効になっている場合に使用可能です。『JVM のモニター』を参照してください。
WebSphere:type=ServletStats,name=*
- 管理インターフェース: com.ibm.websphere.webcontainer.ServletStatsMXBean
- コメント: monitor-1.0 フィーチャーが有効になっている場合、提供されているサーブレットごとに 1 つのインスタンスが使用可能です。* の形式は <AppName>.<ServletName> です。 『Web アプリケーションのモニター』を参照してください。
WebSphere:type=ThreadPoolStats,name=Default Executor
- 管理インターフェース: com.ibm.websphere.monitor.jmx.ThreadPoolMXBean
- コメント: monitor-1.0 フィーチャーが有効になっている場合に使用可能です。『ThreadPool のモニター』を参照してください。