Liberty リポジトリー[8.5.5.6 以降]

WebSphere MQ メッセージング・プロバイダーの使用のための、Liberty プロファイルへの JMS アプリケーションのデプロイ

Liberty プロファイル内の WebSphere® MQ メッセージング・プロバイダーにより、 Java Message Service (JMS) メッセージング・アプリケーションは、 ご使用の WebSphere MQ システムを Java™ メッセージング・リソースの外部プロバイダーとして使用することができます。

始める前に

JMS を使用するメッセージング・アプリケーションをデプロイする先の Liberty プロファイル・サーバーを必ず作成しておいてください。 詳細については、『手動による Liberty プロファイル・サーバーの作成』を参照してください。

このタスクについて

wmqJmsClient-2.0 フィーチャーにより、JMS 2.0 仕様を使用するアプリケーションがサポートされます。

注: wmqJmsClient-2.0 フィーチャーは、JMS 1.1 仕様と JMS 2.0 仕様の両方のフィーチャーをサポートします。ただし、 JMS 1.1 仕様に準拠したフィーチャーのみを使用する場合は、wmqJmsClient-1.1 フィーチャーを使用することを選択できます。

手順

  1. wmqJmsClient-2.0 フィーチャーを server.xml ファイルに追加します。JNDI 検索を実行する場合は、jndi-1.0 フィーチャーも追加する必要があります。
    <featureManager>
         <feature>wmqJmsClient-2.0</feature>
         <feature>jndi-1.0</feature>
    </featureManager>

    wmqJmsClient-2.0 フィーチャーを追加することで、Liberty サーバーは必要な WebSphere MQ バンドルをロードできるようになり、 これによって、ユーザーが WebSphere MQ JMS リソースを定義することが可能になります。例えば、接続ファクトリーとアクティベーション・スペックのプロパティーにより、WebSphere MQ ネットワークに接続するためのクライアント・ライブラリーが提供されます。

  2. server.xml ファイルに以下の項目を追加することによって、WebSphere MQ リソース・アダプターのロケーションを指定します。
    <variable name="wmqJmsClient.rar.location" value="/path/to/wmq/rar/wmq.jmsra.rar"/>
    ここで、 value 属性は、WebSphere MQ リソース・アダプター・ファイル wmq.jmsra.rar への 絶対パスを指定します。

    サポートされるバージョンの詳細と wmq.jmsra.rar ファイルの入手については、WebSphere MQ 技術情報 1633761 を参照してください。wmq.jmsra.rar ファイルを入手し、Fix Central からインストールします。

  3. 接続ファクトリーの定義を server.xml ファイルに追加します。
    <jmsConnectionFactory jndiName="jms/wmqCF" connectionManagerRef="ConMgr6">
         <properties.wmqJms 
            transportType="CLIENT"
            hostName="localhost" 
            port="1414"
            channel="SYSTEM.DEF.SVRCONN"
            queueManager="QM1"/>
    </jmsConnectionFactory>
    <connectionManager id="ConMgr6" maxPoolSize="2"/>
    
    <jmsQueue id="jms/queue1" jndiName="jms/wmqQ1">
         <properties.wmqJms 
            baseQueueName="MDBQ" 
            baseQueueManagerName="QM1"/>
        </jmsQueue>
  4. BINDING モードで接続するように JMS アプリケーションを構成します。
    共有メモリーを使用することによって、または BINDING モードで、JMS アプリケーションが WebSphere MQ に接続できるようにするには、Liberty プロファイルと WebSphere MQ の両方を同じサーバーにデプロイする必要があります。JMS アプリケーションが BINDING モードで接続できるようにするには、server.xml ファイル内の nativeLibraryPath エレメントを使用して、WebSphere MQ ネイティブ・ライブラリーのロケーションを指定してください。
     <wmqJmsClient nativeLibraryPath="/opt/mqm/java/lib64"/>

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2015 年 6 月 17日
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