Installation Manager のインストールおよび Liberty のインストールの準備

WebSphere® Application Server Liberty Core をインストールする前に、Installation Manager をインストールして、必要な製品リポジトリーを取得します。

このタスクについて

Liberty プロファイルをインストールするには、Installation Manager バージョン 1.5.2 以降が必要です。
[8.5.5.4 以降]注: バージョン 8.5.5.4 以降の Liberty プロファイルをインストールするには、IBM Installation Manager バージョン 1.6.2 以降が必要です。

手順

  1. Installation Manager をインストールします。
    1. 必要なインストール・ファイルを取得します。
      Installation Manager バージョン 1.5.2 以降を入手するには、以下の 3 つの基本的なオプション があります。
    2. Installation Manager のインストール・ファイルが含まれているロケーションに移動して、以下のコマンドのいずれかを実行します。
      管理インストール:
      • Windows プラットフォームの場合install.exe
      • AIX プラットフォームの場合HP UNIX プラットフォームの場合LINUX プラットフォームの場合Solaris プラットフォームの場合./install
      非管理インストール:
      • Windows プラットフォームの場合userinst.exe
      • AIX プラットフォームの場合HP UNIX プラットフォームの場合LINUX プラットフォームの場合Solaris プラットフォームの場合./userinst
      グループ・モードでのインストール:
      AIX プラットフォームの場合HP UNIX プラットフォームの場合LINUX プラットフォームの場合Solaris プラットフォームの場合./groupinst
      グループ・モードに関する注記:
      • グループ・モードを使用すると、複数のユーザーが IBM Installation Manager の 1 つのインスタンスを使用してソフトウェア・パッケージを管理できるようになります。

        これは、IBM Installation Manager の単一インスタンスを 2 人のユーザーが同時に使用できるという意味ではありません。

      • Windows プラットフォームの場合グループ・モードは、Windows オペレーティング・システムでは使用できません。
      • グループ・モードを使用せずに Installation Manager をインストールする場合、この Installation Manager を使用して今後インストールする製品はグループ・モードを使用して管理できません。
      • インストール・ロケーションは、必ず現在のユーザーのホーム・ディレクトリー内のデフォルトのロケーションから、グループ内のすべてのユーザーがアクセス可能なロケーションに変更してください。
      • グループ・モードでインストールする前に、IBM Installation Manager の資料のグループ・モードのロードマップの説明のとおり、グループ、権限、および環境変数を設定してください。
      • グループ・モードの使用方法について詳しくは、IBM Installation Manager の資料のグループ・モードのロードマップを参照してください。

      インストーラーによって「パッケージのインストール」ウィンドウが開かれます。

    3. Installation Manager のパッケージが選択されていることを確認して、「次へ」をクリックします。
    4. 使用条件の条項に同意し、「次へ」をクリックします。

      プログラムによって、 インストール用のディレクトリーが作成されます。

    5. 「次へ」をクリックします。
    6. 要約情報を検討して、「インストール」をクリックします。
      • 正常にインストールされた場合は、プログラムにより、インストールが正常に行われたことを示すメッセージが 表示されます。
      • インストールが正常に行われなかった場合は、「ログ・ファイルの表示」を クリックして、問題のトラブルシューティングを行います。
  2. 既にシステム上にある Installation Manager のインストール済み環境を更新します。

    Installation Manager のバージョン 1.5.2 以降への更新について詳しくは、IBM Installation Manager の資料を参照してください。

  3. 製品リポジトリーを取得します。
    製品リポジトリーにアクセスしてオファリングをインストールするには、以下の 3 つの基本的なオプションがあります。
    • 物理メディアにアクセスして、ローカル・インストールを行う。

      メディア上の製品リポジトリーにアクセスできます。

    • パスポート・アドバンテージのサイトからファイルをダウンロードして、ローカル・インストールを行う。
      パスポート・アドバンテージの ID とパスワードを持つライセンス交付を受けたお客様は、パスポート・アドバンテージのサイトから必要な製品リポジトリーをダウンロードできます。
      ヒント: IBM パスポート・アドバンテージ・オンライン Web サイトからダウンロード可能な IBM WebSphere Application Server Liberty Core インストール・イメージのリスト、およびその他の情報については、『WebSphere Application Server V8.5.5 を パスポート・アドバンテージ・オンラインからダウンロードする方法』を参照してください。
    • ライブ・リポジトリーにアクセスして、Web ベースのインストールを行う。
      パスポート・アドバンテージの ID とパスワードをお持ちの場合、製品リポジトリーにアクセスし、Web ベースのリポジトリーからオファリングをインストールできます。Installation Manager を使用して、以下の場所にある Web ベースのリポジトリーからオファリングをインストールします。
      http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.liberty.v85 
      注: このロケーションには、 Web ブラウザーを使用してアクセス可能な Web ページはありません。 これは、Web ベースのリモート・リポジトリーのロケーションで、Installation Manager 設定に追加する必要があります。これにより、Installation Manager GUI が、オファリングのインストールのために、このリポジトリー内のファイルにアクセスできるようになります。
      ヒント: この稼働中のリポジトリーには、Passport Advantage 認証を使用してアクセスできます。 Installation Manager をインストールした後は、稼働中のリポジトリーに接続するように Passport Advantage の設定を行うことができます。 Passport Advantage の設定は、以下の手順に従ってください。
      1. Installation Manager を開きます。
      2. Passport Advantage 設定ページを開くには、「ファイル」 > 「設定」 > 「パスポート・アドバンテージ」と選択します。
      3. パスポート・アドバンテージ・リポジトリーに接続するため、「パスポート・アドバンテージに接続」を選択します。

        「パスワードが必要です」ダイアログ・ボックスが開きます。

      4. Passport Advantage のユーザー名とパスワードを入力します。
      5. オプション:パスワードの保存」を選択して、ユーザー名とパスワードのクレデンシャルを保存します。

        ユーザー名とパスワードの資格情報を保存しない場合、 Passport Advantage にアクセスするたびにこれらの資格情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。

      6. OK」をクリックして、「パスワードが必要です」のダイアログ・ボックスを閉じます。
      7. OK」をクリックして「設定」ウィンドウを閉じます。
      Installation Manager 設定の設定方法について詳しくは、IBM Installation Manager の資料を参照してください。

      最新のインストール・ファイルにアクセスするために、可能な限り Web ベースのリモート・リポジトリーを使用してください。

    注:
    • パスポート・アドバンテージの ID とパスワードをお持ちでない場合、メディア上の製品リポジトリー、またはローカル・リポジトリーからオファリングをインストールする必要があります。
    • Packaging Utility では、インストール・リポジトリーのパッケージの作成および管理を行うことができます。複数のパッケージを単一のリポジトリーにコピーしたり、ある製品の複数のディスクを単一のリポジトリーにコピーしたりすることができます。 例えば、パスポート・アドバンテージ または Web ベースのリポジトリーからローカル・リポジトリーへパッケージをコピーすることができます。Packaging Utility について詳しくは、IBM Installation Manager の資料を参照してください。
  4. Liberty リポジトリー[8.5.5.6 以降]オプション: Liberty Asset Repository Service のインスタンスまたはディレクトリー・ベースのローカル・リポジトリーを構成します。
    Liberty プロファイルのインストールの一部として、以下のリポジトリーからアセットをインストールすることを選択できます。
    • IBM WebSphere Liberty Repository。これは、インターネットを介してアクセス可能な、IBM がホストする公開リポジトリーです。詳細については、『Liberty Repository』を参照してください。
    • Liberty Asset Repository Service。これは、エンタープライズのファイアウォールの背後でリモート・アクセス可能なオンプレミス・リポジトリーを作成するために使用できる、オープン・ソースのサービスです。GitHub の WASdev/tool.lars リポジトリーを参照してください。
    • installUtility download アクションを使用して作成される、ディレクトリー・ベースのローカル・リポジトリー。詳細については、『installUtility コマンドを使用したアセットのダウンロード』を参照してください。

    IBM WebSphere Liberty Repository へのアクセスはデフォルトで有効になり、インターネットにアクセスできる必要があります。ご使用のシステムがインターネットにアクセスできないか、または、カスタマイズされた Liberty アセットをインストールしたい場合は、 Liberty Asset Repository Service のインスタンスをセットアップするか、またはディレクトリー・ベースのローカル・リポジトリーをセットアップし、 その後、Installation Manager でリポジトリー URL またはディレクトリー・パスを追加します。Liberty リポジトリーについて詳しくは、 『Installation Manager を使用したアセットのインストール』を参照してください。

  5. オプション: Installation Manager の GUI を使用する場合は、リポジトリーを Installation Manager 設定に追加します。
    1. Installation Manager を起動します。
    2. 「ファイル」 > 「設定」とクリックします。
    3. 「リポジトリー」を選択します。
    4. 次のアクションを実行します。
      1. 「リポジトリーの追加」をクリックします。
      2. リポジトリー・ファイルが含まれているロケーションにある repository.config ファイルのパスを入力します。
        以下に例を示します。
        • Windows プラットフォームの場合C:¥repositories¥offering_name¥local-repositories
        • AIX プラットフォームの場合HP UNIX プラットフォームの場合LINUX プラットフォームの場合Solaris プラットフォームの場合/var/repositories/offering_name/local-repositories
        または
        http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.liberty.v85 
      3. 「OK」をクリックします。
    5. 「リポジトリー」ウィンドウにリストされているロケーションのうち使用しないものを選択解除します。
    6. 「適用」をクリックします。
    7. 「OK」をクリックします。
    8. 「ファイル」 > 「終了」をクリックして、Installation Manager を閉じます。
    Installation Manager 設定の設定方法について詳しくは、IBM Installation Manager の資料を参照してください。
  6. オプション: Installation Manager の GUI を使用する場合は、Installation Manager のロールバック設定を指定します。
    デフォルトで、Installation Manager では、以前のバージョンのパッケージを保存して、後で問題が発生したときにロールバックできるようにします。 Installation Manager が以前のバージョンにパッケージをロールバックする際は、現行バージョンのファイルはアンインストールされて、以前のバージョンが再インストールされます。 ロールバック用にファイルを保存しないことを 選択する場合、ファイルが保存されないようにするか、または、保存後にファイルを削除 することができます。ロールバックの設定を指定するには、パッケージをインストールする前に以下のアクションを実行します。
    1. Installation Manager を起動します。
    2. 「ファイル」 > 「設定」 > 「ロールバック用ファイル」と選択して「ロールバックの設定」ウィンドウを開きます。
    3. ロールバック用ファイルの保存」オプションを選択またはクリアして、パッケージのロールバックに必要なファイルのコピーをコンピューター上に保存するか、あるいは、保存を停止することができます。

      既に保存されているファイルを削除するには、 「保存済みファイルの削除」をクリックします。ファイルを削除して、後でパッケージをロールバックする必要が生じた場合、 リポジトリーに接続するか、あるいはメディアを挿入して、以前のバージョンのパッケージの必須ファイルを取得する必要があります。

    4. OK」をクリックして、ロールバックの設定を保存します。
    Installation Manager 設定の設定方法について詳しくは、IBM Installation Manager の資料を参照してください。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック

インフォメーション・センターに関するご使用条件 | フィードバック


タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2015 年 6 月 17日
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=phil&product=was-libcore-mp&topic=twlp_ins_installation_dist_im
ファイル名: twlp_ins_installation_dist_im.html