Collective Member

このフィーチャーは、サーバーが管理集合のメンバーになることを可能にします。

このフィーチャーの使用可能化

Collective Member フィーチャーを有効にするには、 server.xml ファイルの featureManager エレメント内に次のエレメント宣言を追加します。
<feature>collectiveMember-1.0</feature>

Supported Java™ バージョン

  • JavaSE-1.6
  • JavaSE-1.7
  • JavaSE-1.8

このフィーチャーに依存するフィーチャーの開発

Collective Member フィーチャーに依存するフィーチャーを作成している場合は、新しいフィーチャーのためにフィーチャー・マニフェスト・ファイルの Subsystem-Content ヘッダーに次の項目を含めます。
com.ibm.websphere.appserver.collectiveMember-1.0; type="osgi.subsystem.feature"

このフィーチャーが使用可能にするフィーチャー

このフィーチャーを使用可能にするフィーチャー

    このフィーチャーが提供する SPI パッケージ

    フィーチャーの構成エレメント

    server.xml ファイルの次のエレメントを使用して、Collective Member フィーチャーを構成することができます。

    collectiveMember
    集合メンバー構成には、少なくとも 1 つの Collective Controller アドレス (controllerHost とcontrollerPort で識別されるもの) が必要です。Collective Controller には、複数の使用可能なアドレスを設定することができます。追加のコントローラーを識別するために、1 つ以上の failoverController エレメントを追加します。複数のコントローラーが使用可能な場合、メンバーはそのコントローラーの 1 つに接続します。コントローラーへの接続が意図せずに終了する場合は、メンバーは残っているコントローラー・セット内の別のコントローラーに接続します。
    属性名 データ型 デフォルト値 説明
    controllerHost string   Collective Controller インスタンスのホスト名。
    controllerPort int   JMX/REST コネクターのポート。通常は HTTPS ポートです。
    controllerReadTimeout 期間 (精度: ミリ秒) 300s メンバーを Collective Controller に接続するための読み取りタイムアウト。大規模なトポロジーあるいは地理的に分散したトポロジーには、より長い読み取りタイムアウトが必要な場合があります。最小値は 2 分です。. 正整数の後に時間単位 (時間 (h)、分 (m)、秒 (s)、またはミリ秒 (ms)) を付けて指定してください。 例えば、500 ミリ秒は 500ms と指定します。 単一エントリーに複数の値を含めることができます。 例えば、1.5 秒の場合、1s500ms とすることができます。
    heartBeatInterval 期間 (精度: ミリ秒) 60s 集合メンバーが活性を示すため定期的に Collective Controller に通知するときの時間間隔。最小値は 1 秒です。. 正整数の後に時間単位 (時間 (h)、分 (m)、秒 (s)、またはミリ秒 (ms)) を付けて指定してください。 例えば、500 ミリ秒は 500ms と指定します。 単一エントリーに複数の値を含めることができます。 例えば、1.5 秒の場合、1s500ms とすることができます。
    collectiveMember > failoverController
    説明:集合メンバーが使用できる追加の Collective Controller アドレス。
    必須: false
    データ型:
    属性名 データ型 デフォルト値 説明
    host string   Collective Controller インスタンスのホスト名。
    id string   固有の構成 ID。
    port int   JMX/REST コネクターのポート。通常は HTTPS ポートです。
    hostAuthInfo
    サーバーのホストの Collective Controller による認証を可能にするための接続詳細。
    属性名 データ型 デフォルト値 説明
    rpcHost string localhost 完全修飾ホスト名または IP アドレス。 「*」ワイルドカードを使用すると、ホスト名が検出されます。これは、マルチホーム・システムでは推奨されません。予期しない動作になる可能性があります。 ホスト名は、ネットワーク内で固有である必要があり、リモート接続プロトコルが listen しているホスト名 (SSH、または OS 固有の RPC) である必要があります。 この値は、設定されていなければ、defaultHostName 変数から継承されます。 ここで設定するホスト名は、Collective Controller リポジトリー内のサーバー情報の保管場所を直接制御します。
    rpcPort int 22 リモート接続プロトコルが listen しているポート (SSH、または OS 固有の RPC)。 サポートされる RPC メカニズムについては、製品資料を参照してください。
    rpcUser string   ホストへの接続に使用するオペレーティング・システム・ユーザー ID。
    rpcUserHome string   ユーザー・ログイン ID のホーム・ディレクトリー。 sudo が使用され、SSH 生成が自動的に行われる場合に限り設定する必要があります。
    rpcUserPassword リバース・エンコードされたパスワード (ストリング)   オペレーティング・システム・ユーザーのパスワード。 このプロパティーが設定されていない場合には、鍵ベースの認証が使用されます。 SSH をサポートするホストには、鍵ベースの認証の使用をお勧めします。 このプロパティーが設定されていて、sshPrivateKeyPath も設定されてい場合、鍵が優先されます。
    sshPrivateKeyPassword リバース・エンコードされたパスワード (ストリング)   SSH 秘密鍵のパスワード。
    sshPrivateKeyPath string   SSH 秘密鍵ファイルへのパス。 鍵ペアが存在しなければ、鍵ペアは自動的に生成されます。 鍵ベースの認証には秘密鍵が必要です。
    sshPublicKeyPath string   SSH 公開鍵ファイルへのパス。 鍵ペアが存在しなければ、鍵ペアは自動的に生成されます。 公開鍵がない場合、公開鍵は、構成された userId の authorized_keys ファイルに置かれます。 公開鍵へのパスの設定は必要ありません。
    sudoUser string   sudo ユーザー ID。 useSudo=false の場合、このプロパティーは設定してはなりません。
    sudoUserPassword リバース・エンコードされたパスワード (ストリング)   sudo ユーザーのパスワード。 useSudo=false の場合、このプロパティーは設定してはなりません。
    useHostCredentials boolean   このプロパティーが true に設定されている場合、本製品はホストの RPC クレデンシャルを使用してコマンドを呼び出し、「ホスト認証情報」エレメントの他のパラメーターを無視します。
    useSudo boolean   このプロパティーが true に設定されると、sudo はコマンドの呼び出しに使用されます。 sudo を使用できるユーザーは、sudoUser 属性を設定することによって制御できます。 sudoUser が設定されていなければ、sudo を使用できるユーザーは、ホストに対して構成されたデフォルトの sudo ユーザーになります。 このプロパティーが設定されていない場合でも、sudoUser または sudoUserPassword のどちらかが設定されている場合には、useSudo は true であると想定されます。 このプロパティーが false に設定され、sudoUser または sudoUserPassword のどちらかが設定されている場合、警告が表示され、sudo オプションは無視されます。
    hostSingleton
    ホスト singleton 選択構成
    属性名 データ型 デフォルト値 説明
    name string * singleton の名前。「*」ワイルドカードは、デフォルト値であり、この構成がこのサーバー内のすべての singleton に適用されることを示します。
    port int 0 ホスト singleton リーダー選択に使用するポート。値 0 はデフォルトであり、選択が発生しないことを意味します。この場合、各メンバー内の singleton がそれ自体のリーダーになります。

    トピックのタイプを示すアイコン 参照トピック

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    タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2015 年 6 月 17日
    http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=phil&product=was-libcore-mp&topic=rwlp_feature_collectiveMember-1.0
    ファイル名: rwlp_feature_collectiveMember-1.0.html