HTTP アクセス・ロギング
HTTP エンドポイントのアクセス・ログ設定を構成することができます。
HTTP アクセス・ログ設定
HTTP アクセス・ログには、HTTP エンドポイントによって処理されたすべてのインバウンド・クライアント要求の記録が含まれます。 アクセス・ロギングは、HTTP サーバーで使用可能にするか、Liberty プロファイル・サーバーで 2 つのモード (複数のエンドポイントに共通の 1 つのログか、エンドポイントごとに 1 つのログ) で使用可能にすることができます。
注: 属性を指定しないと、デフォルトが使用されます。
デフォルト属性のリストについては、『server.xml ファイルの構成エレメント』にある
Liberty 構成エレメントのリストで httpAccessLogging を参照してください。
- 共通のログの使用
共通の設定を使用して複数のエンドポイントのロギングを使用可能にするには、server.xml ファイル内に最上位エレメントとして httpAccessLogging を組み込み、それを複数の httpEndpoint エレメントから参照します。
<httpAccessLogging id="accessLogging"/> <httpEndpoint id="defaulHttpEndpoint" accessLoggingRef="accessLogging"/> <httpEndpoint id="otherHttpEndpoint" accessLoggingRef="accessLogging" httpPort="9081" httpsPort="9444"/>
- 各エンドポイントについて異なるログの使用
個々のエンドポイントにログを使用可能にするには、 子エレメント accessLogging を使用して、他のログと競合しないファイル・パスを指定します。
<httpEndpoint id="defaultHttpEndpoint"> <accessLogging filepath="${server.output.dir}/logs/http_defaultEndpoint_access.log"/> </httpEndpoint>
- HTTP サーバーのログの使用
HTTP サーバー・サイドの使用可能なプロパティーのリストとその説明については、 『Apache Module mod_log_config』を参照してください。
HTTP アクセス・ログのフォーマット
ログのフォーマットで使用可能なプロパティーとその説明については、 『HTTP トランスポート・チャネルのカスタム・プロパティー』にある完全プロファイルの accessLogFormat 構成を参照してください。 このログ・フォーマット・ストリングは、server.xml の httpAcccessLogging エレメントまたは accessLogging エレメントの logFormat 属性を使用して指定されます。
<httpAccessLogging logFormat='%h %u %{t}W "%r" %s %b'/>
または
<httpEndpoint id="defaultHttpEndpoint">
<accessLogging filepath="${server.output.dir}/logs/http_defaultEndpoint_access.log"
logFormat='%h %i %u %t "%r" %s %b' />
</httpEndpoint>