分散プラットフォームの場合IBM i プラットフォームの場合[8.5.5.6 以降]

ZIP アーカイブ・ファイルの解凍による Liberty プロファイルのインストール

ZIP アーカイブ・ファイルを解凍することによって、Liberty プロファイルおよびオプション・フィーチャーをインストールできます。これらの ZIP ファイルは、 Liberty プロファイルの使用を素早く開始できるように設計されています。

始める前に

ご使用のシステムが、Liberty プロファイルを使用するためのオペレーティング・システム要件および Java™ 要件を満たしている必要があります。 『System Requirements for WebSphere® Application Server v8.5 - Liberty』を参照してください。

IBM i プラットフォームの場合IBM® i プラットフォームの場合、 このトピックでは、以下のいずれかのロケーションに Java の最小サポート・レベルがインストールされていることを前提としています。
  • /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk626/32bit
  • /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk626/64bit

このタスクについて

ZIP ファイルから Liberty プロファイルをインストールすると、 開発環境では Liberty プロファイルを無料、サポートなし、無制限で使用することができ、 規模の小さいテスト環境および実稼働環境ではサポートなしの限定的な使用が可能です。詳しくは、 wlp¥lafiles ディレクトリーにあるライセンス情報およびご使用条件についてのファイル、または WASdev.net を参照してください。
必要に応じて、いくつかの ZIP ファイルから選択することができます。
  • Java Platform, Enterprise Edition (Java EE) 7 テクノロジー: Liberty プロファイル・ランタイム環境に加えて、Java EE 7 フル・プラットフォーム、Web Profile、またはアプリケーション・クライアントをサポートするフィーチャーをインストールします。
  • IBM Java 8: Liberty プロファイル・ランタイム環境、 Java EE 7 Web Profile をサポートするフィーチャー、および IBM SDK Java Technology Edition バージョン 8 をインストールします。
  • Liberty カーネルのみ: Liberty プロファイル・ランタイム環境のみをインストールします。
使用可能な ZIP アーカイブ・ファイルのリストについては、インストール ZIP アーカイブ・ファイルのリスト を参照してください。

手順

  1. WASdev.net の製品アセット・ページから、配布イメージの ZIP ファイルをダウンロードします。 wlp-<name>-<version>.zip ファイルに、フィーチャーが論理的にグループ分けされて含まれています。
  2. 配布イメージを、希望するディレクトリーに解凍します。 アプリケーション・サーバー・ファイルはすべて、wlp ディレクトリーのサブディレクトリーに格納されています。
  3. オプション: ご使用の環境に JAVA_HOME プロパティーを設定します。

    Liberty プロファイルは、 Java ランタイム環境 (JRE) で実行されます。WebSphere Application Server の完全プロファイルが使用する JDK または JRE を共有しません。server.env ファイルの JAVA_HOME プロパティーを使用して、JDK または JRE のロケーションを指定できます (『Liberty プロファイル環境のカスタマイズ』を参照)。server.env ファイル内に JAVA_HOME プロパティーを設定すると、 Liberty プロファイルは、Liberty プロファイル・サーバーの実行に使用されるユーザー・プロファイルに関係なく、同じ Java ランタイム・ロケーションを使用します。

    IBM i プラットフォームの場合IBM i プラットフォームでは、 JAVA_HOME プロパティーをシステム・レベルの環境変数として設定することは推奨されていません。 IBM i プラットフォームは共有環境であるため、 システム・レベルの環境変数が変更されると他のアプリケーションに影響する可能性があります。

    分散プラットフォームの場合Linux システムまたは UNIX システムでは、代わりに、ユーザーの .bashrc ファイル内の JAVA_HOME を設定するか、PATH 環境変数に JDK または JRE のパスを追加することができます。Windows システムでは、代わりに、JAVA_HOME をシステム環境変数として設定するか、PATH システム変数に JDK または JRE のパスを追加することができます。例えば、Windows システムでは、以下のコマンドを使用して、JAVA_HOME プロパティーを設定し、パスに Java /bin ディレクトリーを追加することができます。
    set JAVA_HOME=C:¥Progra~1¥Java¥JDK16
    set PATH=%JAVA_HOME%¥bin;%PATH%
    注: Liberty プロファイルのランタイム環境は、 JAVA_HOME プロパティー、JRE_HOME プロパティー、 システム PATH プロパティーの順に java コマンドを検索します。

    サポートされる Java 環境とその入手先について詳しくは、『Java の最小サポート・レベル』を参照してください。

次のタスク

ZIP ファイルから Liberty プロファイルをインストールした後、追加のアセットをインストールすることによって、環境をさらにカスタマイズできます。 『Liberty Repository アセットのインストール』を参照してください。

Liberty プロファイルのインストール済み環境を、制限のない実動版にアップグレードできます。 ライセンスをアップグレードすると、無制限のテスト環境または実稼働環境で IBM サポートへのフルアクセスが可能になります。詳細については、『インストール済み Liberty プロファイルのアップグレード』を参照してください。

IBM i プラットフォームの場合IBM i プラットフォームでは、配布イメージを解凍した後、 すべてのサーバーを、製品で提供される QEJBSVR ユーザー・プロファイルの下でバッチ・サブシステムのジョブとして稼働するように構成できます。サーバーを構成するには、以下のコマンドを実行します。
$WLP_INSTALL_DIR/lib/native/os400/bin/iAdmin POSTINSTALL
iAdmin コマンドを実行するには、*ALLOBJ と *SECADM の特殊権限を持つユーザー・プロファイルが必要です。 Liberty プロファイル・サーバーが IBM i の QWAS85 サブシステムのジョブとして始動するように構成を参照してください。

IBM i プラットフォームの場合iAdmin POSTINSTALL コマンドを呼び出した後に、WebSphere Application Server のグループ PTF をインストールして、WebSphere Application Server が依存する他の製品に必要な PTF を適用します。『IBM i プラットフォームの場合IBM i での WebSphere Application Server のグループ PTF のインストール』を参照してください。


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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2015 年 6 月 17日
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ファイル名: twlp_inst_kernel_zip.html