IBM i オペレーティング・システムでのコマンド行を使用した Liberty インテリム・フィックスのインストール
フィックスパックには、WebSphere® Application Server Liberty for IBM® i を新しいレベルに上げるためのバンドル済みサービスが含まれています。インテリム・フィックスでは、特定の既知の問題に対する修正サービスを提供します。 IBM Installation Manager のコマンド行機能を使用して、WebSphere Application Server Liberty for IBM i のご使用のサービス・レベルで利用できるフィックスで、オファリングを更新することができます。
始める前に
WebSphere Application Server Liberty for IBM i の更新については、IBM ソフトウェア・サポート・センターにお問い合わせください。 最新の情報は、IBM ソフトウェア・サポート・センターおよび Fix Central から入手できます。
IBM Installation Manager を使用して、WebSphere Application Server Liberty for IBM i に対する保守を適用します。
このタスクについて
ヒント: インテリム・フィックスは、Installation Manager でサイレント応答ファイルを使用してインストールすることもできます。
応答ファイルの作成と使用については、IBM Installation Manager インフォメーション・センターを参照してください。
制約事項: iRemoteInstall コマンドを使用して、インテリム・フィックスをインストールすることはできません。
手順
- WebSphere Application Server
Liberty for IBM i で利用できるインテリム・フィックスのリスト、および各インテリム・フィックス固有の情報を入手するには、以下の操作を実行します。
- Fix Central にアクセスします。
- 製品グループで、WebSphere を選択します。
- 製品で、WebSphere Application Server Liberty for IBM i を選択します。
- 更新するオファリングのバージョンを選択します。
- プラットフォームで、使用するオペレーティング・システムを選択し、「次へ進む」をクリックします。
- 「フィックスの参照」を選択して、「次へ進む」をクリックします。
- 各フィックスの下の「詳細情報」をクリックすると、フィックスに関する情報が表示されます。
- 推奨: インストールするインテリム・フィックスの名前のリストを作成します。
- 以下のいずれかの手順を使用して、WebSphere Application
Server Liberty for IBM i をインテリム・フィックスで更新します。
- フィックスが含まれたライブ・サービス・リポジトリーにアクセスして、Web ベースの更新を使用します。ローカル・システムで Installation Manager を使用して、ライブ Web ベース・サービス・リポジトリーからのインテリム・フィックスで WebSphere Application Server Liberty for IBM i を更新します。
- ライブ・サービス・リポジトリーの場合、インストール時に一般出荷可能な製品オファリング・リポジトリー用に使用される URL と同じものを使用します。 これらの URL は、 WebSphere Application Server オファリングのオンライン製品リポジトリーにリストされています。
- これらのロケーションには、Web ブラウザーを使用してアクセスできる Web ページはありません。 これらは、Installation Manager でオファリングを保守するために Installation Manager で指定する、Web ベースのリモート・リポジトリーのロケーションです。
サービス・リポジトリーからインテリム・フィックスをインストールするには、以下の操作を実行します。- IBM ソフトウェアのユーザー ID とパスワードが含まれる Installation Manager のクレデンシャル・ストレージ・ファイルとマスター・パスワード・ファイルがまだない場合は、これらのファイルを作成します。これらのファイルを作成すると、リポジトリーにアクセスできるようになります。注: これらは、保護された IBM ソフトウェア Web サイトにアクセスするために使用するクレデンシャルです。ヒント: クレデンシャル・ストレージ・ファイルを作成するときに、指定されたリポジトリーの URL を imutilsc コマンドで検出できない場合には、リポジトリーの URL のロケーションの末尾に /repository.config を追加します。注: Installation Manager バージョン 1.6.2 以降では、-secureStorageFile および -masterPasswordFile オプションを使用して、クレデンシャル・ストレージ・ファイルにクレデンシャルを保管する必要があります。Installation Manager バージョン 1.6.2 より前のバージョンでは、-keyring および -password オプションを使用して、鍵リング・ファイルのクレデンシャルにアクセスしていました。これらのオプションは、バージョン 1.6.2 で非推奨となりました。ファイル構造が異なるため、鍵リング・ファイルからストレージ・ファイルへのマイグレーション・パスはありません。 -secureStorageFile および -masterPasswordFile オプションを使用してクレデンシャル・ストレージ・ファイルにクレデンシャルを保管する方法については、Installation Manager バージョン 1.6 インフォメーション・センターを参照してください。 -keyring および -password オプションを使用して鍵リング・ファイルにクレデンシャルを保管する方法について詳しくは、Installation Manager バージョン 1.5 インフォメーション・センターを参照してください。
- *ALLOBJ および *SECADM 特殊権限のあるユーザー・プロファイルを使用して、IBM i システムにサインオンします。
- 更新される WebSphere Application Server Liberty for IBM i インストール済み環境で、すべてのサーバーおよびアプリケーションを停止します。
- CL コマンド行で STRQSH コマンドを実行して、Qshell コマンド・シェルを開始します。
- umask が 022 に設定されていることを確認します。umask 設定を確認するには、以下のコマンドを実行します。
umask 設定を 022 に設定するには、以下のコマンドを実行します。umask
umask 022
- Installation_Manager_binaries/eclipse/tools ディレクトリーに移動します。
Installation_Manager_binaries は、Installation Manager のインストール・ルート・ディレクトリーです。
IBM i システムでは、Installation Manager のルート・ディレクトリーは /QIBM/ProdData/InstallationManager です。
- インテリム・フィックスをインストールします。
./imcl install interim_fix_name -installationDirectory offering_installation_location -repositories repository_URL -secureStorageFile storage_file -masterPasswordFile master_password_file
- オプション: 以下により、すべてのインストール済みパッケージをリストしてインストールを確認します。
./imcl listInstalledPackages -long
- Fix Central からフィックスが含まれたファイルをダウンロードして、ローカル更新を使用します。Fix Central からは、フィックスが含まれた圧縮ファイルをダウンロードすることができます。 圧縮された個々のフィックス・ファイルには、フィックス用の Installation Manager リポジトリーが含まれており、通常 .zip の拡張子が付いています。 フィックス・ファイルをダウンロードすると、Installation Manager を使用して WebSphere Application Server Liberty for IBM i をこのインテリム・フィックスで更新することができます。
- インテリム・フィックスをダウンロードするには、以下の操作を実行します。
- Fix Central にアクセスします。
- 製品グループで、WebSphere を選択します。
- 製品で、WebSphere Application Server Liberty for IBM i を選択します。
- 更新するオファリングのバージョンを選択します。
- プラットフォームで、使用するオペレーティング・システムを選択し、「次へ進む」をクリックします。
- 「フィックスの参照」を選択して、「次へ進む」をクリックします。
- ダウンロードするインテリム・フィックスを選択して、「次へ進む」をクリックします。
- ダウンロード・オプションを選択して、「次へ進む」をクリックします。
- ご使用条件に同意する場合は、「同意します」をクリックします。
- 「今すぐダウンロード」をクリックして、インテリム・フィックスをダウンロードします。
- 圧縮されたフィックス・ファイルを、それらをインストールする IBM i システムにバイナリー形式で転送します。
- ダウンロードしたファイルからインテリム・フィックスをインストールするには、以下の操作を実行します。
- *ALLOBJ および *SECADM 特殊権限のあるユーザー・プロファイルを使用して、IBM i システムにサインオンします。
- 更新される WebSphere Application Server Liberty for IBM i インストール済み環境で、すべてのサーバーおよびアプリケーションを停止します。
- CL コマンド行で STRQSH コマンドを実行して、Qshell コマンド・シェルを開始します。
- umask が 022 に設定されていることを確認します。umask 設定を確認するには、以下のコマンドを実行します。
umask 設定を 022 に設定するには、以下のコマンドを実行します。umask
umask 022
- Installation_Manager_binaries/eclipse/tools ディレクトリーに移動します。
Installation_Manager_binaries は、Installation Manager のインストール・ルート・ディレクトリーです。
IBM i システムでは、Installation Manager のルート・ディレクトリーは /QIBM/ProdData/InstallationManager です。
- インテリム・フィックスをインストールします。
./imcl install interim_fix_name -installationDirectory offering_installation_location -repositories compressed_file
- オプション: 以下により、すべてのインストール済みパッケージをリストしてインストールを確認します。
./imcl listInstalledPackages -long
- インテリム・フィックスをダウンロードするには、以下の操作を実行します。
- フィックスが含まれたライブ・サービス・リポジトリーにアクセスして、Web ベースの更新を使用します。
関連タスク:

インフォメーション・センターに関するご使用条件 | フィードバック

http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=phil&product=was-libcore-mp&topic=twlp_ins_install_fixes_i
ファイル名: twlp_ins_install_fixes_i.html