JMX REST コネクター設定
JMX REST コネクターを使用して Liberty プロファイルに接続する際、関連付けられたキー値を持つ定数の形式で設定値を指定することができます。
以下のキーは、com.ibm.ws.jmx.connector.client.rest.ConnectorSettings インターフェースの定数です。各定数には、ミリ秒単位の時間を指定する整数値が必要です。ブール値のみを受け入れる DISABLE_HOSTNAME_VERIFICATION 定数は除きます。
com.ibm.ws.jmx.connector.client.rest.ConnectorSettings インターフェースは、管理インターフェースです。管理インターフェースについて詳しくは、Liberty プロファイルの Java™ API 資料を参照してください。各 Liberty プロファイル API の Java API 文書は、インフォメーション・センターの プログラミング・インターフェース (API) のセクションに詳述されていて、${wlp.install.dir}/dev ディレクトリーのいずれかの javadoc サブディレクトリー内の個別 .zip ファイル内にもあります。
- DISABLE_HOSTNAME_VERIFICATION
- クライアント接続でのホスト名検証が有効になっている場合に無効にするブール値設定。これは、使用されているホスト名がサーバー証明書で指定されているホスト名に一致しない環境で有用な場合があります。 定数 DISABLE_HOSTNAME_VERIFICATION のキーは、String com.ibm.ws.jmx.connector.client.disableURLHostnameVerification です。
- MAX_SERVER_WAIT_TIME
- サーバーが使用可能になるのをクライアントが待機する時間。この時間が経過すると、JMX 接続は失敗し、新規接続を作成する必要が生じます。定数 MAX_SERVER_WAIT_TIME のキーは、String com.ibm.ws.jmx.connector.client.rest.maxServerWaitTime です。 接続が復元された場合、以前のすべての通知リスナーが再度登録されます。この動作を無効にするには、値を zero に設定します。
- NOTIFICATION_DELIVERY_INTERVAL
- サーバーが新規通知を待機する最大時間。この時間が経過すると、クライアントからの通知の要求に応答します。 定数 NOTIFICATION_DELIVERY_INTERVAL のキーは、String com.ibm.ws.jmx.connector.client.rest.notificationDeliveryInterval です。 値を大きくすると、新規接続に費やされる時間が削減されるため、通知送達時間が改善されます。通常、この値を調整する必要はありません。
- NOTIFICATION_INBOX_EXPIRY
- クライアントが新規通知を検査していない場合に、通知登録を破棄する前にサーバーが待機する時間。 定数 NOTIFICATION_INBOX_EXPIRY のキーは、String com.ibm.ws.jmx.connector.client.rest.notificationInboxExpiry です。 通常、この値を調整する必要はありません。
- NOTIFICATION_READ_TIMEOUT
- 通知フェッチのタイムアウトの値。サーバーは応答するまでに最大で NOTIFICATION_DELIVERY_INTERVAL 定数の値の時間待機する場合があるため、この値は若干大きな値にする必要があります。ただし、通常、この値を調整する必要はありません。定数 NOTIFICATION_READ_TIMEOUT のキーは、String com.ibm.ws.jmx.connector.client.rest.notificationReadTimeout です。
- READ_TIMEOUT
- 通知フェッチを除く、サーバーとのすべてのクライアント通信におけるタイムアウトの値。遅い接続やクライアントまたはサーバーのプロセスが原因でクライアントから読み取りタイムアウト例外がスローされる場合は、この値を調整します。定数 READ_TIMEOUT のキーは、String com.ibm.ws.jmx.connector.client.rest.readTimeout です。
- SERVER_STATUS_POLLING_INTERVAL
- MAX_SERVER_WAIT_TIME 値が非ゼロの場合に、サーバーが再度使用可能になっているかを検査するためにクライアントが待機する時間。通常、この値を調整する必要はありません。定数 SERVER_STATUS_POLLING_INTERVAL のキーは、String com.ibm.ws.jmx.connector.client.rest.serverStatusPollingInterval です。
- CUSTOM_SSLSOCKETFACTORY
- ソケットを取得するために使用できるカスタム SSL ソケット・ファクトリー。ユーザーは自身の KeyStore から独自の SSLContext を作成し、そのコンテキストからの SocketFactory を REST コネクターに使用できます。
システム・プロパティーを使用して、JMX REST コネクター・オプションを有効にできます。例えば、MAX_SERVER_WAIT_TIME 定数の場合、以下のいずれかのオプションを使用できます。
- -Dcom.ibm.ws.jmx.connector.client.rest.maxServerWaitTime=0
- JMX クライアント・プログラムで、設定 environment.put("com.ibm.ws.jmx.connector.client.rest.maxServerWaitTime", 0); を追加する