WebSphere Application Server Liberty Core: 概要
WebSphere® Application Server Liberty Core は、軽量の Liberty プロファイル・ベースのエディションです。WebSphere Application Server Liberty Core を使用すると、完全な Java™ EE スタックを必要としない Web アプリケーションを迅速に構築および配信できます。
WebSphere Application Server Liberty Core は、開発者にとって使い勝手がいい WebSphere Application Server Liberty プロファイルをベースとしています。 WebSphere Application Server Liberty Core を使用することによって、Java EE6 Web Profile 仕様に対応しているアプリケーションを作成できます。エンタープライズのニーズや市場のニーズに業務上、素早く対応できるよう、Web プロファイル中心のアプリケーションを迅速に開発およびデプロイできます。WebSphere Application Server Liberty Core が提供する機能は、WebSphere Application Server および WebSphere Application Server Network Deployment エディションで提供される機能のサブセットです。
- Java EE Web Profile 仕様に対応している Liberty プロファイルのサブセットで構成された、非常に軽量のエディション
- Web アプリケーション向けの優れた開発用および実動用ランタイム環境
- より少ない占有スペースでダウンロードおよび始動にかかる時間を短縮でき、その分を開発時間に当てて、デプロイメントまでの時間を短縮できる
- 構成を含め、デプロイメントに向けたアプリケーションのパッケージ化の容易さ
- WebSphere Application Server Liberty Core 用に作成されたアプリケーションを WebSphere Application Server 完全プロファイルおよび Liberty プロファイルで実行可能
- 製品拡張のシステム・プログラミング・インターフェース (SPI) を使用するカスタム・フィーチャーを追加して、Liberty プロファイル機能の拡張が可能
WebSphere Application Server Liberty Core エディションは、サーブレット、JSP、JSF、および EJB-Lite などの Web プロファイル機能に重点を置いています。WebSphere Application Server Liberty Core のプログラミング・モデルは、他の WebSphere Application Server エディションのものとは異なります。例えば、WebSphere Application Server Liberty Core には Java Message Service (JMS) や Web サービスが組み込まれていません。結果として、Liberty Core エディションは軽量になり、Web プロファイル・アプリケーションを提供するために必要な機能に重点が置かれています。