IBM i オペレーティング・システムでのコマンド行を使用した Liberty のインストール
Installation Manager のコマンド行を使用して、WebSphere® Application Server Liberty Core を IBM® i オペレーティング・システム上にインストールできます。
始める前に
この手順を使用する前に、インストールの準備をします。詳しくは、『IBM i でのインストールのためのオペレーティング・システムの準備』を参照してください。
ローカル・ディレクトリー・ベースのリポジトリー、または
Liberty Asset Repository Service のインスタンスから Liberty アセットをインストールする場合は、リポジトリーを構成します。
Liberty アセット・リポジトリーについて詳しくは、
『Installation Manager を使用したアセットのインストール』を参照してください。
- この製品に付属している Installation Manager を使用する場合は、以下のアクションを実行します。
- 必要なファイルを取得します。Installation Manager と製品の取得およびインストールには、以下の 3 つの基本的なオプションがあります。
- 物理メディアにアクセスして、ローカル・インストールを行う メディア上の製品リポジトリーにアクセスできます。
- Installation Manager をシステムにインストールします。
Installation Manager は、メディアを使用するか、パスポート・アドバンテージのサイトから入手したファイルを使用するか、あるいはIBM Installation Manager のダウンロード Web サイトの最新バージョンの Installation Manager を含むファイルを使用してインストールできます。
- Installation Manager を使用して、メディアの製品リポジトリーから製品をインストールします。
- Installation Manager をシステムにインストールします。
- パスポート・アドバンテージのサイトからファイルをダウンロードして、ローカル・インストールを行う パスポート・アドバンテージの ID とパスワードを持つライセンス交付を受けたお客様は、パスポート・アドバンテージのサイトから必要な製品リポジトリーをダウンロードできます。
- Passport Advantage®のサイトからファイルをダウンロードします。
- Installation Manager をシステムにインストールします。
Installation Manager は、メディアを使用するか、パスポート・アドバンテージのサイトから入手したファイルを使用するか、あるいはIBM Installation Manager のダウンロード Web サイトの最新バージョンの Installation Manager を含むファイルを使用してインストールできます。
- Installation Manager を使用して、ダウンロードしたリポジトリーから製品をインストールします。
- ライブ・リポジトリーにアクセスして、Web ベースのインストールを行う パスポート・アドバンテージの ID とパスワードをお持ちの場合、Web ベースのリポジトリーから製品をインストールできます。
- Installation Manager をシステムにインストールします。
Installation Manager は、メディアを使用するか、パスポート・アドバンテージのサイトから入手したファイルを使用するか、あるいはIBM Installation Manager のダウンロード Web サイトの最新バージョンの Installation Manager を含むファイルを使用してインストールできます。
- Installation Manager を使用して、以下の場所にある Web ベースのリポジトリーから製品をインストールします。
http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.liberty.v85
注: このロケーションには、 Web ブラウザーを使用してアクセス可能な Web ページはありません。 これは Web ベースのリモート・リポジトリー・ロケーションで、製品をインストールするには -repositories パラメーターの値を指定して imcl コマンドがこのリポジトリーのファイルにアクセスできるようにする必要があります。
最新のインストール・ファイルにアクセスするために、可能な限り Web ベースのリモート・リポジトリーを使用してください。
- Installation Manager をシステムにインストールします。
注: パスポート・アドバンテージの ID とパスワードを保有していない場合は、メディアまたはローカル・リポジトリー上の製品リポジトリーから製品をインストールする必要があります。 - 物理メディアにアクセスして、ローカル・インストールを行う
- Installation Manager のバイナリー、ランタイム・データ (エージェント・データ)、および共有データのロケーションとして 3 つの異なるロケーションを選択します。
- Installation Manager コマンド行を使用して Installation Manager をインストールします。
- *ALLOBJ および *SECADM 特殊権限のあるユーザー・プロファイルを使用して、IBM i システムにサインオンします。
- CL コマンド行で STRQSH コマンドを 実行して、Qshell コマンド・シェルを開始します。
- umask が 022 に設定されていることを確認します。umask 設定を確認するには、以下のコマンドを実行します。
umask 設定を 022 に設定するには、以下のコマンドを実行します。umask
umask 022
- Installation Manager のインストール・ファイルが含まれているロケーションに移動して、以下のコマンドを実行します。
installc -acceptLicense -log log_file_path_and_name
注:- Installation Manager のインストールの方法について詳しくは、IBM Installation Manager インフォメーション・センターを参照してください。
- Installation Manager のインストールには、installc コマンドのみを使用します。
- 必要なファイルを取得します。
- あるバージョンの Installation Manager が既にシステムにインストールされており、それを使用して製品のインストールおよび保守を行う場合は、必要な製品ファイルを取得してください。製品のインストールには、以下の 3 つの基本的なオプションがあります。
- 物理メディアにアクセスして、ローカル・インストールを行う
メディア上の製品リポジトリーにアクセスできます。Installation Manager を使用して、メディアの製品リポジトリーから製品をインストールします。
- パスポート・アドバンテージのサイトからファイルをダウンロードして、ローカル・インストールを行う パスポート・アドバンテージの ID とパスワードを持つライセンス交付を受けたお客様は、パスポート・アドバンテージのサイトから必要な製品リポジトリーをダウンロードできます。
- パスポート・アドバンテージのサイトから製品リポジトリーをダウンロードします。
- Installation Manager を使用して、ダウンロードしたリポジトリーから製品をインストールします。
- ライブ・リポジトリーにアクセスして、Web ベースのインストールを行う パスポート・アドバンテージの ID とパスワードをお持ちの場合、Installation Manager を使用して Web ベースのリポジトリーから製品をインストールできます。Installation Manager を使用して、以下の場所にある Web ベースのリポジトリーから製品をインストールします。
http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.liberty.v85
注: このロケーションには、 Web ブラウザーを使用してアクセス可能な Web ページはありません。 これは Web ベースのリモート・リポジトリー・ロケーションで、製品をインストールするには -repositories パラメーターの値を指定して imcl コマンドがこのリポジトリーのファイルにアクセスできるようにする必要があります。最新のインストール・ファイルにアクセスするために、可能な限り Web ベースのリモート・リポジトリーを使用してください。
注: パスポート・アドバンテージの ID とパスワードを保有していない場合は、メディアまたはローカル・リポジトリー上の製品リポジトリーから製品をインストールする必要があります。 - 物理メディアにアクセスして、ローカル・インストールを行う
このタスクについて
バージョン 8.5.5.4 以降の Liberty プロファイルをインストールするには、IBM Installation
Manager バージョン 1.6.2 以降が必要です。
手順
- オプション: リポジトリーにユーザー名とパスワードが必要な場合は、このリポジトリーにアクセスするためのクレデンシャル・ストレージ・ファイルを作成します。 ヒント: クレデンシャル・ストレージ・ファイルを作成するときに、指定されたリポジトリーの URL を imutilsc コマンドで検出できない場合には、リポジトリーの URL のロケーションの末尾に /repository.config を追加します。注: Installation Manager バージョン 1.6.2 以降では、-secureStorageFile および -masterPasswordFile オプションを使用して、クレデンシャル・ストレージ・ファイルにクレデンシャルを保管する必要があります。Installation Manager バージョン 1.6.2 より前のバージョンでは、-keyring および -password オプションを使用して、鍵リング・ファイルのクレデンシャルにアクセスしていました。これらのオプションは、バージョン 1.6.2 で非推奨となりました。ファイル構造が異なるため、鍵リング・ファイルからストレージ・ファイルへのマイグレーション・パスはありません。 -secureStorageFile および -masterPasswordFile オプションを使用してクレデンシャル・ストレージ・ファイルにクレデンシャルを保管する方法については、Installation Manager バージョン 1.6 インフォメーション・センターを参照してください。 -keyring および -password オプションを使用して鍵リング・ファイルにクレデンシャルを保管する方法について詳しくは、Installation Manager バージョン 1.5 インフォメーション・センターを参照してください。
- この製品のバイナリー、ランタイム・データ (エージェント・データ)、および共有データのロケーションとして 3 つの異なるロケーションを選択します。
- *ALLOBJ および *SECADM 特殊権限のあるユーザー・プロファイルを使用して、IBM i システムにサインオンします。
- CL コマンド行で STRQSH コマンドを 実行して、Qshell コマンド・シェルを開始します。
- umask が 022 に設定されていることを確認します。 umask 設定を確認するには、以下のコマンドを実行します。
umask 設定を 022 に設定するには、以下のコマンドを実行します。umask
umask 022
- Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse/tools サブディレクトリーに移動します。
- imcl コマンドを使用して、この製品をインストールします。
./imcl install com.ibm.websphere.liberty.v85_offering_version,optional_feature_ID -repositories source_repository -installationDirectory installation_directory -sharedResourcesDirectory shared_directory -preferences preference_key=value -properties property_key=value -secureStorageFile storage_file -masterPasswordFile master_password_file -acceptLicense
ヒント:- 関連する使用許諾条件、注意事項、およびお知らせは、このオファリングのインストール・イメージまたはリポジトリーの lafiles または product_name/lafiles サブディレクトリーにある使用許諾契約書のファイルで提供されています。
- フィーチャーのコンマ区切りリストをインストールすることができます。
- 組み込み可能 EJB コンテナーと JPA クライアント (embeddablecontainer)
このオプションは、組み込み可能 EJB コンテナーと JPA クライアントをインストールします。
組み込み可能 EJB コンテナーは、スタンドアロンの Java™ Platform Standard Edition (SE) 環境でエンタープライズ Bean を実行するのに使用できる Java Archive (JAR) ファイルです。この組み込み可能コンテナーを使用して、アプリケーション・サーバーの外部でエンタープライズ Bean を実行できます。組み込み可能 EJB コンテナーは、EJB 3.1 仕様の一部であり、主に単体テストのエンタープライズ Bean のビジネス・ロジックに使用されます。
組み込み可能 EJB コンテナーと共に JPA クライアントを使用すると、Java SE 環境で Java Persistence API 機能を使用できるようになります。
注:- フィーチャーを指定しない場合は、デフォルトのフィーチャー (embeddablecontainer) がインストールされます。
- 組み込み可能 EJB コンテナーと JPA クライアント (embeddablecontainer)
Liberty Repository からインストールする追加のアセットを指定することができます。 Liberty Repository アセットのリストについては、WASdev.net のダウンロード・ページを参照してください。
IBM WebSphere Liberty Repository からアセットをインストールするには、インターネットへのアクセスと IBM Installation Manager バージョン 1.6.2 以降が必要です。
Liberty Repository フィーチャーをインストールする場合は、 -properties パラメーターの user.feature オプションでショート・ネームまたはシンボル名を指定します。 複数のフィーチャー名が二重コンマで区切られています。以下の例は、ポートレット・コンテナー・フィーチャーとポートレット・サービス・フィーチャーをインストールします。-properties user.feature=portlet-2.0,,portletserving-2.0,user.accept.license=true
バージョン 8.5.5.5 以降の場合、user.accept.license=true は不要です。
バージョン 8.5.5.4 以降、extprogmodels フィーチャーは使用可能でなくなりました。 代わりに、 extendedPackage-1.0 アドオンをインストールするか、Liberty Repository から必要なフィーチャーを個別にインストールしてください。 詳しくは、以下のトピックを参照してください。
user.addon オプションを指定することで、拡張プログラミング・モデル・フィーチャーの完全なセットをインストールすることができます。-properties user.addon=extendedPackage-1.0,user.accept.license=true
extprogmodels フィーチャーを含む、バージョン 8.5.5.3 以前のバージョンの WebSphere Application Server Liberty プロファイルをアップグレードする場合、 Installation Manager は自動的に extendedPackage-1.0 アドオンをインストールします。 user.accept.license オプションを指定する必要があります。-properties user.accept.license=true
Liberty Repository と含まれるアセットについて詳しくは、『Liberty Repository』を参照してください。アセットのインストールは、 Liberty Asset Repository Service のインスタンスから、またはローカル・ディレクトリー・ベースのリポジトリーから行うことも可能です。 これらのアセット・リポジトリーについて詳しくは、Installation Manager を使用したアセットのインストールを参照してください。 -repositories パラメーターにリポジトリーの URL またはディレクトリーを追加します。 リポジトリーは、指定された順序でアクセスされます。デフォルトでは、Liberty Repository は、 インストール中にアクセスされるリポジトリーのうち最後のリポジトリーです。Liberty Repository へのアクセスを使用不可にするには、 -properties パラメーターで user.useLibertyRepository オプションを false に設定します。 次の例では、まず、Liberty Asset Repository Service の https://your_onprem_asset_repo_url のインスタンスからアセットをインストールします。 これらのアセットが使用可能でない場合は、 /QIBM/LocalAssetRepo のローカル・ディレクトリー・ベース・リポジトリーからインストールします。 IBM WebSphere Liberty Repository へのアクセスは使用不可です。
./imcl install com.ibm.websphere.liberty.v85 -properties user.useLibertyRepository=false,user.addon=extendedPackage-1.0,user.feature=portlet-2.0 -installationDirectory /QIBM/ProdData/Liberty -acceptLicense -repositories /QIBM/LibertyProductRepo,https://your_onprem_asset_repo_url,/QIBM/LocalAssetRepo -sharedResourcesDirectory /QIBM/UserData/InstallationManager/IMShared -showProgress
- offering_version (オプションで、オファリング ID にアンダースコア付きで追加できる) は、インストールするオファリングの具体的なバージョン (例えば、8.5.5.20110503_0200 など) です。
- offering_version が指定されていない場合、最新バージョンのオファリングとそのバージョンのすべてのインテリム・フィックスがインストールされます。
- offering_version が指定されている場合、指定されたバージョンのオファリングがインストールされ、そのバージョンのインテリム・フィックスはインストールされません。
オファリング・バージョンは、リポジトリーに対して以下のコマンドを実行した場合に、オファリング ID の最後にアンダースコアー付きで追加されています。./imcl listAvailablePackages -repositories source_repository
- どのインテリム・フィックスをオファリングと共にインストールするかを示す -installFixes 引数に、none、recommended、または all を指定することもできます。
- オファリング・バージョンが指定されていない場合、-installFixes オプションは、デフォルトの all に設定されます。
- オファリング・バージョンが指定されている場合、-installFixes オプションは、デフォルトの none に設定されます。
- 初期インストールの場合、user_data_root を指定することをお勧めします。 指定しない場合は、user_data_root のデフォルト値 /QIBM/UserData/WebSphere/AppServer/V85/LibertyCore が使用されます。user_data_root を指定するには、was.install.os400.profile.location プロパティーを使用します。例えば、user_data_root を /QIBM/UserData/WebSphere/AppServer/V85/Liberty にする場合、imcl インストール・コマンドに -properties was.install.os400.profile.location=/QIBM/UserData/WebSphere/AppServer/V85/Liberty を指定します。
- プログラムが重要なポストインストール指示を標準出力に書き込むことがあります。
imcl コマンドを使用して製品をインストールする方法について詳しくは、IBM Installation Manager インフォメーション・センターを参照してください。
例
./imcl install com.ibm.websphere.liberty.v85
-repositories https://downloads.mycorp.com:8080/WAS_85_repository
-installationDirectory /QIBM/ProdData/WebSphere/AppServer/V85/LibertyCore
-properties was.install.os400.profile.location=/QIBM/UserData/WebSphere/AppServer/V85/LibertyCore
-sharedResourcesDirectory /QIBM/UserData/InstallationManager/IMShared
-secureStorageFile $HOME/WASFiles/temp/credential.store -masterPasswordFile $HOME/WASFiles/IM/master_password_file.txt
-acceptLicense

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http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=phil&product=was-libcore-mp&topic=twlp_ins_installation_is_cl
ファイル名: twlp_ins_installation_is_cl.html