Liberty フィーチャー
フィーチャーとは、特定のサーバーにロードされる、ランタイム環境の一部分を制御する機能単位です。
以下の表に、各 WebSphere® Application Server エディションの Liberty プロファイルでサポートされる Liberty フィーチャーをリストします。
フィーチャーの説明
- 以下のリストに、サーバー構成に追加可能なフィーチャーについての情報を示します。 構成にフィーチャーを組み込むと、さらに追加で 1 つ以上のフィーチャーが自動的にロードされることがあります。 例えば、wab-1.0 フィーチャーを組み込むと、 servlet-3.0 フィーチャーと blueprint-1.0 フィーチャーが自動的にロードされます。 各フィーチャーには、そのフィーチャーの要旨や、そのフィーチャーが server.xml ファイル内の <featureManager> エレメントの中でどのように宣言されるかを例に示したものが含まれます。以下に例を示します。
<server> <featureManager> <feature>servlet-3.0</feature> <feature>localConnector-1.0</feature> </featureManager> </server>
- Java EE 7 Web Profile
Bean 検証
- <feature>beanValidation-1.1</feature>
beanvalidation-1.1 フィーチャーにより、アプリケーションの各層における JavaBeans の検証が提供されます。検証は、アノテーションまたは validation.xml デプロイメント記述子を使用して、 アプリケーション内の JavaBeans のすべての層に適用することができます。
『Bean 検証フィーチャーの制約事項』を参照してください。
beanValidation-1.1 フィーチャー構成については、『Bean Validation 1.1』を参照してください。
CDI
- <feature>cdi-1.2</feature>
cdi-1.2 フィーチャーにより、Liberty プロファイルで Contexts and Dependency Injection 1.2 仕様のサポートが有効になります。
『Liberty プロファイルでの Contexts and Dependency Injection アプリケーションの管理』を参照してください。
cdi-1.2 フィーチャー構成については、『Contexts and Dependency Injection 1.2』を参照してください。
- Enterprise Java Beans (EJB) Lite
<feature>ejbLite-3.2</feature>
- ejbLite-3.2 フィーチャーは、EJB 3.2 仕様の EJB Lite サブセットに従って作成された EJB アプリケーションのサポートを提供します。
- なお、EJB 3.2 Lite API Group には組み込み可能 EJB コンテナーが含まれておらず、本製品には EJB 3.2 組み込み可能コンテナーが用意されていません。
- また、以下のフィーチャーには、ejbLite-3.2 フィーチャーとの互換性がありません。
- cdi-1.0
- jmsMdb-3.1
- mdb-3.1
ejbLite-3.2 フィーチャー構成については、『Enterprise JavaBeans Lite 3.2』を参照してください。
- Expression Language 3.0
- <feature>el-3.0</feature>
このフィーチャーにより、Expression Language (EL) 3.0 のサポートが有効になります。
『Liberty プロファイルでの Expression Language 3.0 の構成』を参照してください。
el-3.0 フィーチャー構成については、『Expression Language 3.0』を参照してください。
Java API for RESTful Web Services (JAX-RS)
- <feature>jaxrs-2.0</feature>
jaxrs-2.0 フィーチャーにより、Liberty プロファイルに対する Java API for RESTful Web Services がサポートされます。
『JAX-RS 2.0 クライアントの構成』および『EJB および CDI との JAX-RS 2.0 の統合』を参照してください。
jaxrs-2.0 フィーチャー構成については、『Java RESTful Services 2.0』を参照してください。
Java EE Client API for JAX-RS 2.0
- <feature>jaxrsClient-2.0</feature>
jaxrsClient-2.0 フィーチャーは、Java Client API for JAX-RS 2.0 のサポートを提供します。
『JAX-RS 2.0 クライアントの構成』および『EJB および CDI との JAX-RS 2.0 の統合』を参照してください。
jaxrsClient-2.0 フィーチャー構成については、『Java RESTful Services Client 2.0』を参照してください。
- Java Database Connectivity (JDBC)
- <feature>jdbc-4.1</feature>
Java Database Connectivity (JDBC) およびデータ・ソースを使用した既存のアプリケーションを取得し、そのアプリケーションをサーバーにデプロイすることができます。jdbc-4.1 フィーチャーにより、データベースにアクセスするアプリケーションがサポートされます。
『Liberty プロファイルでのデータベース接続の構成』を参照してください。
jdbc-4.1 フィーチャー構成については、『Java Database Connectivity 4.1』を参照してください。
- Java Naming and Directory Interface (JNDI)
- <feature>jndi-1.0</feature>
jndi-1.0 フィーチャーにより、Liberty プロファイルのサーバー構成で単一 JNDI エントリー定義がサポートされます。
『Liberty フィーチャー内の JDNI デフォルト名前空間を使用した開発』を参照してください。
jndi-1.0 フィーチャー構成については、『Java Naming and Directory Interface』を参照してください。
Java Persistence API 2.1
- <feature>jpa-2.1</feature>
jpa-2.1 フィーチャーにより、JPA 2.1 仕様に従って作成されたアプリケーション管理 JPA およびコンテナー管理 JPA を使用するアプリケーションがサポートされます。このフィーチャーは、EclipseLink によって支えられています。
『Java Persistence API (JPA) フィーチャーの概要』を参照してください。
jpa-2.1 フィーチャー構成については、『Java Persistence API 2.1』を参照してください。
JavaServer Faces (JSF)
- <feature>jsf-2.2</feature>
このフィーチャーにより、Java Server Faces (JSF) 2.2 フレームワークを使用している Web アプリケーションのサポートが有効になります。このフレームワークでは、ユーザー・インターフェースの構築が単純化されます。
『Liberty プロファイルでの JavaServer Faces 2.2 の構成』を参照してください。
jsf-2.2 フィーチャー構成については、『JavaServer Faces 2.2』を参照してください。
- JavaScript Object Notation Processing
- <feature>jsonp-1.0</feature>
Java API for JSON Processing (JSON-P) フィーチャーは、JavaScript Object Notation (JSON) でレンダリングされるデータの構築および操作のための標準化された方式を提供します。
jsonp-1.0 フィーチャー構成については、『JavaScript Object Notation Processing』を参照してください。
- JavaServer Pages (JSP)
- <feature>jsp-2.3</feature>
このフィーチャーによって、JSP 2.3 仕様に書き込まれる Java Server Pages (JSP) のサポートが有効になります。このフレームワークでは、ユーザー・インターフェースの構築が単純化されます。また、このフィーチャーにより、Expression Language (EL) バージョン 3.0 フィーチャー (el-3.0) も有効になります。
『Liberty プロファイルでの JavaServer Pages 2.3 の構成』を参照してください。
jsp-2.3 フィーチャー構成については、『JavaServer Pages 2.3』を参照してください。
- 管理 Bean
- <feature>managedBeans-1.0</feature>
managedBeans-1.0 フィーチャーは、 Managed Beans 1.0 仕様 (JSR-316) のサポートを提供します。このフィーチャーによって、javax.annotation.ManagedBean アノテーションを使用できるようになります。
managedBeans-1.0 フィーチャー構成については、『Java EE Managed Bean 1.0』を参照してください。
- Servlet 3.1
- <feature>servlet-3.1</feature>
servlet-3.1 フィーチャーにより、Java Servlet 3.1 仕様に書き込まれる HTTP サーブレットのサポートが有効になります。
『Liberty プロファイルでのサーブレット 3.1 の構成』および『Servlet 3.1 での動作の変更』を参照してください。
servlet-3.1 フィーチャー構成については、『Java Servlets 3.1』を参照してください。
Web Profile 7.0
- <feature>webProfile-7.0</feature>
このフィーチャーは、Java EE 7 Web プロファイルをサポートするのに必要な Liberty フィーチャーの便利な組み合わせを提供します。『Liberty プロファイルでの Java EE 7』を参照してください。
webProfile-7.0 フィーチャー構成については、『Java EE Web Profile 7.0』を参照してください。
- WebSocket
-
<feature>websocket-1.0</feature>
<feature>websocket-1.1</feature>
WebSocket は、Web ブラウザーまたはクライアント・アプリケーションと Web サーバー・アプリケーションが単一の全二重接続を使用して通信できるようにする標準プロトコルです。
『Liberty プロファイル: WebSocket』およびLiberty プロファイルでの WebSocket アプリケーションの開発を参照してください。
websocket-1.0 フィーチャー構成については、『Java WebSocket 1.0』を参照してください。
websocket-1.1 フィーチャー構成については、『Java WebSocket 1.1』を参照してください。
- Java EE 7 Full Platform
アプリケーション・クライアント・サポート
- <feature>appClientSupport-1.0</feature>
appClientSupport-1.0 フィーチャーは、サーバーがアプリケーションのクライアント・モジュール内の Java EE メタデータを処理できるようにします。例えば、デプロイメント記述子 XML ファイル/アノテーションを読み取り、必要に応じて、アプリケーション内の他のモジュールでそれらを使用できるようにします。また、リモート・アプリケーション・クライアント・プロセスがサーバーと通信して JNDI 検索を実行できるようになります。
appClientSupport-1.0 フィーチャーは、server.xml ファイルでのみ有効にすることができます。
アプリケーション・クライアント・コンテナー・セキュリティー
- <feature>appSecurityClient-1.0</feature>
クライアント・コンテナーでセキュリティーを有効にするには、appSecurityClient-1.0 フィーチャーを client.xml ファイルに追加します。
appSecurityClient-1.0 フィーチャーにより、クライアントで SSL、CSIv2、および JAAS が有効になります。クライアントとサーバー間の通信が保護されて暗号化されるようにするには、SSL を構成する必要があります。
バッチ
- <feature>batch-1.0</feature>
batch-1.0 フィーチャーは、JSR-352 プログラミング・モデルを使用可能にします。
- 管理対象 executor および管理対象スレッド・ファクトリー
- <feature>concurrent-1.0</feature>
concurrent-1.0 フィーチャーを使用すると、アプリケーション・サーバーで管理されるスレッド・コンテキストを使用して、同時に実行されるタスクをアプリケーションがサブミットできるようにする管理 executor サービスの作成が可能になります。また、このフィーチャーにより、管理対象スレッド・ファクトリーの作成も有効になり、該当の管理対象スレッド・ファクトリーを検索するコンポーネントのスレッド・コンテキストで実行されるスレッドを作成することが可能になります。
『管理対象スケジュール executor の構成』を参照してください。
concurrent-1.0 フィーチャー構成については、『Concurrency Utilities for Java EE 1.0』を参照してください。
- Enterprise Java Beans (EJB)
<feature>ejb-3.2</feature>
ejb-3.2 フィーチャーは、EJB 3.2 仕様に従って作成された EJB アプリケーションのサポートを提供します。
- このフィーチャーには、以下のフィーチャーが含まれています。
<feature>ejbLite-3.2</feature>
このフィーチャーは、EJB 3.2 仕様の EJB Lite サブセットに従って作成された EJB アプリケーションのサポートを提供します。ejbLite-3.2 フィーチャー構成については、『Enterprise JavaBeans Lite 3.2』を参照してください。
<feature>ejbHome-3.2</feature>
このフィーチャーは、EJB 2.x API のサポートを提供します。
<feature>ejbPersistentTimer-3.2</feature>
このフィーチャーは、パーシスタント EJB タイマーのサポートを提供します。
<feature>ejbRemote-3.2</feature>
このフィーチャーは、リモート EJB インターフェースのサポートを提供します。
<feature>mdb-3.2</feature>
このフィーチャーは、メッセージ駆動型 Bean のサポートを提供します。
mdb-3.2 フィーチャーは、jmsMdb-3.2 フィーチャーを置き換えます。
完全な EJB 3.2 サポートが不要な場合は、必要なサポートが得られるように、これらのフィーチャーを自由に組み合わせて使用できます。
J2EE Management 1.1
- <feature>j2eeManagement-1.1</feature>
j2eeManagement-1.1 フィーチャーは、Java EE 7 の管理可能な側面への標準インターフェースを提供し、アプリケーションが JSR 77 仕様で定義されているインターフェースを使用できるようにします。
管理 EJB API を呼び出すには、サーバー構成のフィーチャー・マネージャーに j2eeManagement-1.1 フィーチャーと ejbRemote-3.2 フィーチャーの両方が含まれている必要があります。両方のフィーチャーがサーバー構成に含まれていれば、JNDI 名検索を介して管理 EJB API を呼び出すことができます。管理 EJB バインディング名 (JNDI 検索名) は ejb/mejb/MEJB です。
Java Authorization Contract for Containers 1.5
- <feature>jacc-1.5</feature>
- jacc-1.5 フィーチャーにより、Java Authorization Contract for Containers (JACC) バージョン 1.5 のサポートが有効になります。jacc-1.5 フィーチャーをサーバーに追加するには、サード・パーティーの JACC プロバイダーを追加する必要がありますが、このプロバイダーは WebSphere Application Server Liberty プロファイルには付属していません。
Java Authentication SPI for Containers 1.1
- <feature>jaspic-1.1</feature>
- jaspic-1.1 フィーチャーにより、JSR-196 に定義されている Java Authentication SPI for Containers (JASPIC) プロバイダーを使用してサーバー・ランタイム環境およびアプリケーションを保護するためのサポートが有効になります。
Java EE
- <feature>javaee-7.0</feature>
このフィーチャーは、Java EE 7.0 Full Platform をサポートするために必要な Liberty フィーチャーの便利な組み合わせを提供します。
Java EE Application Client 7.0
- <feature>javaeeClient-7.0</feature>
このフィーチャーにより、Java EE Application Client 7.0 のサポートが有効になります。
JavaMail API
-
<feature>javaMail-1.5</feature>
JavaMail API では、外部メール・サーバーと Liberty プロファイル・アプリケーション間の通信がサポートされます。『Liberty プロファイルでの JavaMail の管理』を参照してください。
javaMail-1.5 フィーチャー構成については、『JavaMail 1.5』を参照してください。
- Java Architecture for XML Binding (JAXB)
- <feature>jaxb-2.2</feature>
jaxb-2.2 フィーチャーにより、Liberty プロファイルに対する Java Architecture for XML Binding (JAXB) がサポートされます。
『JAXB』を参照してください。
- Java API for XML-Based Web Services (JAX-WS)
- <feature>jaxws-2.2</feature>jaxws-2.2 フィーチャーにより、Liberty プロファイルに対する Java API for XML-Based Web Services がサポートされます。
- JAX-WS プログラミング・モデルをサポートする Web アプリケーションに対しては、 server.xml ファイル内の servlet-3.0 および jaxws-2.2 サーバー・フィーチャーを有効にする必要があります。
- JAX-WS プログラミング・モデルをサポートする EJB アプリケーションに対しては、server.xml ファイル内の ejbLite-3.1、servlet-3.0、および jaxws-2.2 サーバー・フィーチャーを有効にする必要があります。
- グローバル・ハンドラー・サービスを使用するアプリケーションに対しては、server.xml ファイル内の jaxrs-1.1 フィーチャーまたは jaxws-2.2 フィーチャーを有効にする必要があります。
Java EE Connector Architecture 1.7
- <feature>jca-1.7</feature>
jca-1.7 フィーチャーは、接続ファクトリー、管理対象オブジェクト、およびアクティベーション・スペックのインスタンスを定義する構成エレメント、およびこれらのインスタンスを、インストールされているリソース・アダプターに関連付けるための構成エレメントを提供します。
- Java EE Connector Architecture インバウンド・セキュリティー
- <feature>jcaInboundSecurity-1.0</feature>
jcaInboundSecurity-1.0 フィーチャーは、リソース・アダプターのセキュリティー・インフローを使用可能にします。
Java Message Service 2.0
- <feature>jms-2.0</feature>
jms-2.0 フィーチャーは、Java Message Service API を使用してメッセージング・システムにアクセスするためのリソース・アダプターの構成を使用可能にします。これには、JMS 接続ファクトリー、キュー、トピック、およびアクティベーション・スペックの構成も含まれます。JCA 1.6 仕様に準拠しているどの JMS リソース・アダプターも使用できます。
- 組み込み Liberty メッセージング・フィーチャー
<feature>wasJmsClient-2.0</feature>
wasJmsClient-2.0 フィーチャーは、wasJmsClient-1.1 フィーチャーを置き換えます。wasJmsClient-2.0 フィーチャーは、JMS 2.0 仕様に準拠し、IBM JDK 7 以降でのみサポートされます。
- <feature>wasJmsSecurity-1.0</feature>
- wasJmsSecurity-1.0 フィーチャーは、メッセージング・エンジンへのセキュア接続をサポートします。wasJmsSecurity-1.0 フィーチャーは、有効にされると、メッセージング・エンジンに接続しようとするユーザーの認証および許可を開始します。ユーザーは、server.xml ファイル内に定義されたレジストリーに照らして認証されます。トピックまたはキューなどの宛先にユーザーがアクセスしたい場合、ユーザーは必要な許可を付与されている必要があります。宛先へのアクセス権限は、server.xml ファイル内の <messagingSecurity> エレメント (messagingEngine エレメントの子エレメント) に定義されます。server.xml ファイル内で wasJmsSecurity-1.0 フィーチャーが追加され、<messagingSecurity> エレメントが定義されていない場合、ユーザーはメッセージング・エンジンに接続できず、メッセージングに関するアクション (例えば、宛先へのメッセージ送信や宛先からのメッセージ受信) を実行することもできません。注:
- ユーザー・レジストリーの構成は、wasJmsSecurity-1.0 フィーチャーの前提条件です。wasJmsSecurity-1.0 フィーチャーを有効にする前に、必ず、ユーザー・レジストリーを構成してください。
- wasJmsSecurity-1.0 フィーチャーを有効にする場合は、 server.xml ファイルで <messagingSecurity> エレメント (<messagingEngine> エレメントの子エレメント) も構成してください。 この構成によって、許可ユーザーがメッセージング宛先にアクセスできるようになります。
- <feature>wasJmsServer-1.0</feature>
wasJmsServer-1.0 フィーチャーは、JMS メッセージング・エンジン・ランタイムの初期化を有効にします。メッセージング・ランタイムの役割は、アプリケーション接続性の提供、トピックやキューなどの宛先の状態の管理、およびサービス品質、セキュリティー、トランザクションの処理です。このフィーチャーは、リモート・メッセージング・アプリケーションからのインバウンド接続のサポートも提供します。リモート・メッセージング・アプリケーションは、SSL または非 SSL 経由で TCP/IP を通して JMS メッセージング・エンジンに接続できます。
- SSL を使用して接続するには、SSL フィーチャーを有効にしてください。
- 拡張プログラミング・モデル
-
- CouchDB
- <feature>couchdb-1.0</feature>
couchdb-1.0 フィーチャーにより、CouchDB インスタンスおよび関連するデータベース接続がサポートされます。CouchDB 接続へのアクセスは、JNDI 検索またはリソース・インジェクションのいずれかによって使用可能です。
- キャッシュ・サービス
- <feature>distributedMap-1.0</feature>
このフィーチャーは、DistributedMap API を使用してアクセスできるローカル・キャッシュ・サービスを提供します。デフォルトのキャッシュは、services/cache/distributedmap で JNDI にバインドされます。WebSphere eXtreme Scale などのネットワーク・キャッシュ・プロバイダーを追加して、キャッシュを分散させることができます。
distributedMap-1.0 フィーチャー構成については、『Distributed Map interface for Dynamic Caching』を参照してください。
- JavaScript Object Notation (JSON4J) ライブラリー
- <feature>json-1.0</feature>
json-1.0 フィーチャーにより、Java 環境用の一連の JSON ハンドリング・クラスを提供する JSON4J ライブラリーにアクセスできるようになります。JSON4J ライブラリーは、JSON データとしてレンダリングするデータを構成し、操作するための単純な Java モデルを提供します。
『JAX-RS アプリケーションの要求および応答での JSON コンテンツの使用』および『JSON4J ライブラリー API』を参照してください。
json-1.0 フィーチャー構成については、『JavaScript Object Notation for Java』を参照してください。
- MongoDB
- <feature>mongodb-2.0</feature>
mongodb-2.0 フィーチャーにより、MongoDB インスタンスおよび関連するデータベース接続がサポートされます。MongoDB 接続へのアクセスは、JNDI 検索またはリソース・インジェクションのいずれかによって使用可能です。ネイティブ com.mongodb API がデータベース操作を実行します。
- エンタープライズ OSGi
-
- Blueprint
- <feature>blueprint-1.0</feature>
blueprint-1.0 フィーチャーにより、OSGi Blueprint コンテナー仕様を使用する OSGi アプリケーションのデプロイがサポートされます。WebSphere Application Server の OSGi アプリケーション・サポートを使用して、Java EE と OSGi のテクノロジーを使用するモジュラー・アプリケーションを開発およびデプロイできます。
OSGi アプリケーションの探索および『OSGi アプリケーション』を参照してください。
blueprint-1.0 フィーチャー構成については、『OSGi Blueprint』を参照してください。
- OSGi アプリケーション統合
- <feature>osgiAppIntegration-1.0</feature>
osgiAppIntegration-1.0 フィーチャーを使用して、同じ Java 仮想マシンで使用可能な OSGi アプリケーション間でサービスを相互に共有できるようにします。
Application-ImportService ヘッダーおよび Application-ExportService ヘッダーについて詳しくは、『アプリケーション・マニフェスト・ファイル』を参照してください。
osgiAppIntegration-1.0 フィーチャー構成情報については、OSGi Application Integrationを参照してください。
- OSGi JPA
- <feature>osgi.jpa-1.0</feature>
osgi.jpa-1.0 フィーチャーにより、Liberty プロファイルで OSGi アプリケーションの JPA サポートが提供されます。
『Liberty プロファイルへの OSGi アプリケーションのデプロイ』を参照してください。
osgi.jpa-1.0 フィーチャー構成については、『OSGi Java Persistence API』を参照してください。
- Web アプリケーション・バンドル (WAB)
- <feature>wab-1.0</feature>
このフィーチャーにより、アプリケーション・サーバーで特定操作の実行が予想より遅いときに警告を記録するサポートを有効にすることができます。 wab-1.0 フィーチャーにより、エンタープライズ・バンドル内の WAB がサポートされます。
wab-1.0 フィーチャーにより、エンタープライズ・バンドル内の WAB がサポートされます。 - このフィーチャーは、WAB 内にパッケージされた 以下のリソースをサポートします。
- 静的 Web コンテンツおよび JSP。
- Servlet 3.0 仕様に従って作成された HTTP サーブレット。
- Blueprint アプリケーション。
wab-1.0 フィーチャーを組み込む場合は、servlet-3.0 フィーチャーと blueprint-1.0 フィーチャーも組み込むことになります。
『Liberty プロファイルへの OSGi アプリケーションのデプロイ』を参照してください。
wab-1.0 フィーチャー構成については、『OSGi Web Application Bundles』を参照してください。
- 操作
-
- セキュリティー
- <feature>appSecurity-2.0</feature>
- このバージョンの appSecurity フィーチャーは、明示的に他のフィーチャーの存在に基づいて、セキュリティーの一定の局面のみを提供します。さらに、自動的に servlet-3.0 や ldapRegistry-3.0 フィーチャーを組み込むことはなく、その結果サーバーのフットプリントが削減されます。Web アプリケーションを保護するには、servlet-3.0 フィーチャーを組み込む必要があります。EJB セキュリティーを有効にするには、ejbLite-3.1 フィーチャーを組み込む必要があります。LDAP ユーザー・レジストリーをサポートするには、ldapRegistry-3.0 フィーチャーを組み込む必要があります。注:
- appSecurity-2.0 フィーチャーは、appSecurity-1.0 を置き換えます。appSecurity-2.0 が
自動的に servlet-3.0 または ldapRegistry-3.0 を組み込まないことを除いて、これらのフィーチャーは同じです。
代わりに appSecurity-2.0 バージョンを
使用するようサーバー構成内で選択できます。『置き換えられたフィーチャー』を参照してください。
- Web セキュリティーを有効にするには、 server.xml ファイル内に servlet-3.0 フィーチャーを指定する必要があります。
- LDAP のサポートを有効にするには、 server.xml ファイル内に ldapRegistry-3.0 フィーチャーを指定する必要があります。
- appSecurity-2.0 フィーチャーは、appSecurity-1.0 を置き換えます。appSecurity-2.0 が
自動的に servlet-3.0 または ldapRegistry-3.0 を組み込まないことを除いて、これらのフィーチャーは同じです。
代わりに appSecurity-2.0 バージョンを
使用するようサーバー構成内で選択できます。『置き換えられたフィーチャー』を参照してください。
- appSecurity-1.0 および appSecurity-2.0 フィーチャー により、サーバー・ランタイム環境およびアプリケーションの保護がサポートされます。 以下の特性がサポートされます。
- 基本ユーザー・レジストリー
- Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) ユーザー・レジストリー
- 基本許可
- Web アプリケーション・セキュリティー
- 基本認証ログイン
- フォーム・ログイン、フォーム・ログアウト
- プログラマチック API: getRemoteUser、getUserPrincipal、isUserInRole、authenticate、logout、および login。
- EJB アプリケーション・セキュリティー
- ejb-jar.xml ファイル内に指定可能な、すべてのセキュリティー・アノテーションおよびすべてのセキュリティー・エレメント
- プログラマチック API: getCallerPrincipal、isCallerInRole、 および getCallerIdentitygetCallerIdentity API は、singleton セッション Bean にはサポートされていません。
- CALLER_IDENTITY および SPECIFIED_IDENTITY (SYSTEM_IDENTITY は サポートされていません) の run-as-mode 用の ibm-ejb-jar-ext.xml ファイル内 の EJB 拡張設定。
- 『Liberty プロファイルおよびそのアプリケーションの保護』および『appSecurity-2.0 フィーチャーの制約事項』を参照してください。。
appSecurity-1.0 フィーチャー構成については、『Application Security 1.0』を参照してください。
appSecurity-2.0 フィーチャー構成については、『Application Security 2.0』を参照してください。
管理バッチ
- <feature>batchManagement-1.0</feature>
batchManagement-1.0 フィーチャーは、リモート・ジョブ実行依頼および batchManager コマンド行ユーティリティーのための REST インターフェースを提供します。
イベント・ロギング
- <feature>eventLogging-1.0</feature>
eventLogging-1.0 フィーチャーは、JDBC 要求やサーブレット要求などのイベントのレコードおよびその所要時間をログに記録します。
『イベント・ロギング』を参照してください。
eventLogging-1.0 フィーチャー構成情報については、『イベント・ロギング』を参照してください。
- ldapRegistry-3.0
- <feature>ldapRegistry-3.0</feature>
ldapRegistry-3.0 フィーチャーは、LDAP ユーザー・レジストリーのサポートを提供します。バージョン 3.0 の ldapRegistry-3.0 フィーチャーは、LDAP バージョン 3 仕様に準拠しています。ldapRegistry-3.0 フィーチャーは、appSecurity-2.0 フィーチャーで自動的に有効にされることはありません。 このフィーチャーを使用して、複数の LDAP リポジトリーを統合できます。複数の LDAP 構成を server.xml ファイル内で構成でき、すべての LDAP 操作に対して、複数のリポジトリーからの統合された結果を得ることができます。
ldapRegistry-3.0 フィーチャー構成については、『LDAP User Registry』を参照してください。
- ローカル JMX コネクター
- <feature>localConnector-1.0</feature>
localConnector-1.0 フィーチャーは、JVM に組み込まれるローカル JMX コネクターを提供します。この JMX コネクターは、同じユーザー ID および同じ JDK で実行しているユーザーのみが、同じホスト・マシン上でのみ使用することができます。jConsole などの JMX クライアントや、Attach API を使用するその他の JMX クライアントによるローカル・アクセスが可能になります。
『JMX を使用した Liberty プロファイルへの接続』を参照してください。
localConnector-1.0 フィーチャー構成については、『JMX Local Connector』を参照してください。
- モニター
- <feature>monitor-1.0</feature>
monitor-1.0 フィーチャーにより、Liberty プロファイルで Performance Monitoring Infrastructure (PMI) のサポートが提供されます。
『Liberty プロファイルのモニター』を参照してください。
monitor-1.0 フィーチャー構成については、『Performance Monitoring』を参照してください。
- OAuth
- <feature>oauth-2.0</feature>
oauth-2.0 フィーチャーは、OAuth 2.0 プロトコルの使用によるリソースへのアクセスの保護をサポートします。
oauth-2.0 フィーチャー構成については、『OAuth』を参照してください。
- OpenID
- <feature>openid-2.0</feature>
このフィーチャーにより、ユーザーは複数のアカウントやクレデンシャル・セットを管理することなく、複数のエンティティーに対して自身を認証できるようになります。Liberty プロファイルは OpenID 2.0 をサポートし、Web シングル・サインオンにおいてリライング・パーティーの役割を果たします。Web サイトなど、さまざまなエンティティーにアクセスするには、それぞれのエンティティーに関連付けられた固有のアカウントが必要になることがよくあります。OpenID により、OpenID プロバイダーによって処理される単一の資格情報セットで、OpenID をサポートする任意の数のエンティティーへのアクセスを許可できます。『OpenID』を参照してください。
openid-2.0 フィーチャー構成については、『OpenID』を参照してください。
- OpenID Connect クライアント
- <feature>openidConnectClient-1.0</feature>
このフィーチャーにより、Web アプリケーションは、構成されているユーザー・レジストリーの代わりに、またはそれに追加して、ユーザーを認証するために OpenID Connect クライアント 1.0 を組み込むことができるようになります。『OpenID Connect』を参照してください。
openidConnectClient-1.0 フィーチャー構成については、『OpenID Connect Client』を参照してください。
- OpenID Connect プロバイダー
- <feature>openidConnectServer-1.0</feature>
このフィーチャーにより、Web アプリケーションは、構成されているユーザー・レジストリーの代わりに、またはそれに追加して、ユーザーを認証するために OpenID Connect サーバー 1.0 を組み込むことができるようになります。『OpenID Connect』を参照してください。
openidConnectServer-1.0 フィーチャー構成については、『OpenID Connect Provider』を参照してください。
- OSGi コンソール
- <feature>osgiConsole-1.0</feature>
このフィーチャーにより、ランタイム環境のデバッグを支援する OSGi コンソールが使用可能になります。 これを使用して、バンドル、パッケージ、およびサービスに関する情報を表示することができます。 この情報は、製品拡張の独自のフィーチャーを開発する際に役立ちます。
『OSGi コンソールの使用』を参照してください。
osgiConsole-1.0 フィーチャー構成については、『OSGi Debug Console』を参照してください。
Request Timing
- <feature>requestTiming-1.0</feature>
requestTiming-1.0 は、遅い要求またはハングした要求に関する警告および診断情報を提供します。
『遅い要求およびハング要求の検出』を参照してください。
requestTiming-1.0 フィーチャー構成情報については、『Request Timing』を参照してください。
- REST コネクター
- <feature>restConnector-1.0</feature>
restConnector-1.0 フィーチャーでは、セキュアな JMX コネクターが提供されます。このコネクターは、任意の JDK を使用してローカルまたはリモートで使用することができます。このフィーチャーは、REST ベースのコネクター経由での JMX クライアントによるリモート・アクセスを可能にし、SSL および基本ユーザー・セキュリティー構成を必要とします。
JMX を使用した Liberty プロファイルへの接続を参照してください。REST コネクターについて詳しくは、Liberty プロファイルへのセキュア JMX 接続の構成を参照してください。
REST API を使用してファイルを転送する方法については、ファイル転送を参照してください。REST API を使用して集合コントローラー、集合メンバー、および集合の登録済みホストとの間でファイルを転送する方法については、Liberty 集合でのファイルの転送を参照してください。REST API を使用するには、サーバー構成に restConnector-1.0 フィーチャーを追加します。
restConnector-1.0 フィーチャー構成については、『JMX REST Connector』を参照してください。
- サーバー状況
- <feature>serverStatus-1.0</feature>
serverStatus-1.0 フィーチャーを使用すると、Liberty プロファイル・サーバーが、その状況を、ジョブ構成でリソースとしてそのサーバーを認識している WebSphere Application Server デプロイメント・マネージャーおよびジョブ・マネージャーに自動的にパブリッシュできるようになります。認識される状態は Started と Stopped です。
- 『Liberty プロファイル・サーバーを管理するジョブのサブミット』および『ジョブ・マネージャーを使用した Liberty プロファイル・サーバー・リソースのインストール』を参照してください。
serverStatus-1.0 フィーチャー構成については、『Job Manager Integration』を参照してください。
- セッション・パーシスタンス
- <feature>sessionDatabase-1.0</feature>
sessionDatabase-1.0 フィーチャーにより、Liberty プロファイルでセッション・アフィニティーとフェイルオーバーのサポートが提供されます。
『Liberty プロファイルのセッション・パーシスタンスの構成』を参照してください。
sessionDatabase-1.0 フィーチャー構成については、『Database Session Persistence』を参照してください。
- SPNEGO
- <feature>spnego-1.0</feature>
このフィーチャーにより、ユーザーが Microsoft ドメイン・コントローラーに 1 回ログインすれば、再度プロンプトが出されることなく、Liberty サーバー上の保護アプリケーションにアクセスできるようにします。
Liberty プロファイル・サーバーでの SPNEGO の構成について詳しくは、Liberty プロファイルでの SPNEGO 認証の構成を参照してください。
spnego-1.0 フィーチャー構成については、『Simple and Protected GSSAPI Negotiation Mechanism』を参照してください。
- Secure Sockets Layer (SSL)
- <feature>ssl-1.0</feature>
ssl-1.0 フィーチャーにより、Secure Sockets Layer (SSL) 接続がサポートされます。セキュア HTTPS リスナーを使用する場合、このフィーチャーを必ず有効にしてください。Liberty プロファイルにはダミーの鍵ストアとダミーのトラストストアがあり、これらは、旧バージョンの WebSphere Application Server で提供されていたものと同じです。セキュア HTTPS リスナーは、ssl-1.0 フィーチャーが有効にならない限り始動されません。 このフィーチャーが使用不可の場合、HTTPS リスナーは停止されます。SSL 証明書を指定するには、server.xml ファイル内にポインターを追加します。 『Liberty プロファイルとの通信の保護』を参照してください。 HTTPS ポートを変更するには、server.xml ファイルで <httpEndpoint> エレメントの <httpsPort> 属性を設定します。 『Liberty プロファイルのブートストラップ・プロパティーの指定』を参照してください。
ssl-1.0 フィーチャー構成については、『Secure Socket Layer』を参照してください。
- タイムド・オペレーション
- <feature>timedOperations-1.0</feature>
このフィーチャーにより、アプリケーション・サーバーで特定操作の実行が予想より遅いときに警告を記録するサポートを有効にすることができます。
『タイムド・オペレーションと JDBC 呼び出し』を参照してください。
timedOperations-1.0 フィーチャー構成については、『Timed Operations』を参照してください。
- 動的キャッシング・サービス
- <feature>webCache-1.0</feature>
このフィーチャーにより、Web 応答のローカル・キャッシングが有効になります。 これには、キャッシュ・サービス (distributedMap) フィーチャーが含まれ、Web アプリケーション応答の自動キャッシングを実行して応答時間とスループットを改善します。応答キャッシングをカスタマイズするには、アプリケーションに cache-spec.xml ファイルを組み込むことができます。WebSphere eXtreme Scale などのネットワーク・キャッシュ・プロバイダーを追加して、キャッシュを分散させることができます。
webCache-1.0 フィーチャー構成については、『Web Response Cache』を参照してください。
WebSphere MQ Messaging フィーチャー
- <feature>wmqJmsClient-2.0</feature>
wmqJmsClient-2.0 フィーチャーにより、アプリケーションは、JMS 2.0 API を介して IBM MQ でホストされているメッセージ・キューにアクセスできるようになります。
- Web サービス・セキュリティー
- <feature>wsSecurity-1.1</feature>
wsSecurity-1.1 フィーチャーにより、メッセージ・レベルでの Web サービスの保護がサポートされます。Web サービス・メッセージを保護するには、このフィーチャーと、appSecurity-2.0 および jaxws-2.2 フィーチャーを有効にする必要があります。wsSecurity-1.1 フィーチャーが有効になっている場合を除き、WSDL ファイルで定義された Web サービスのセキュリティー・ポリシーは、無視され、適用されません。
- システム管理
-
- Administrative Center
- <feature>adminCenter-1.0</feature>
adminCenter-1.0 フィーチャーは、携帯電話、タブレット、またはコンピューター上の Web ブラウザーから Liberty プロファイルのサーバーとアプリケーションおよびその他のリソースを管理するための Web ベースのグラフィカル・インターフェースです。
『Admin Center を使用した Liberty プロファイルの管理』および『Admin Center フィーチャーの制約事項』を参照してください。
adminCenter-1.0 フィーチャー構成については、『Admin Center』を参照してください。
- クラスター・メンバー
- <feature>clusterMember-1.0</feature>
メンバーを集合に追加するには、clusterMember-1.0 フィーチャーおよび <clusterMember name="cluster_name"/> (オプション) をそのサーバー構成に追加します。クラスター名はコントローラーに公開され、このサーバーは指定クラスターに属するようになります。
- 集合コントローラー
- <feature>collectiveController-1.0</feature>
collectiveController-1.0 フィーチャーにより、管理集合用のコントローラー機能が有効になります。このフィーチャーには、restConnector-1.0 フィーチャーで提供される JMX/REST コネクターを使用してアクセス可能な管理リポジトリー MBean が含まれています。集合コントローラーは、集合メンバーが接続できるストレージおよびコラボレーション・メカニズムとして機能します。collectiveController-1.0 フィーチャーには、集合コントローラーによって管理されるサーバーをリモートで開始および停止するのに使用できる ServerCommandMbean が含まれています。collectiveController-1.0 フィーチャーとその機能は、IBMWebSphere Application Server Liberty Network Deployment でのみ提供されています。このフィーチャーは、IBM WebSphere Application Server Liberty、IBM WebSphere Application Server Liberty - Express、または IBM WebSphere Application Server Liberty Core では提供されていません。
- 集合メンバー
- <feature>collectiveMember-1.0</feature>
collectiveMember-1.0 フィーチャーにより、サーバーは管理集合のメンバーになることができ、集合コントローラーで管理できるようになります。
『集合を使用した、Liberty プロファイル用のサーバー管理環境のセットアップ』を参照してください。
collectiveMember-1.0 フィーチャー構成については、『Collective Member』を参照してください。
- 動的ルーティング
- <feature>dynamicRouting-1.0</feature>
WebSphere plugin for Apache and IHS の Intelligent Management フィーチャーは、そのプラグインの On Demand Router (ODR) 機能を提供します。このフィーチャーにより、サーバーは、動的ルーティング・サービスを実行できるようになります。その場合、プラグインは、Liberty 集合内のすべてのサーバーに動的にルーティングするために、ODR に接続できるようになります。
- スケーリング・コントローラー
- <feature>scalingController-1.0</feature>
scalingController-1.0 フィーチャーは、Liberty のスケーリング決定を行います。高可用性のために、複数のサーバーでスケーリング・コントローラー・フィーチャーを実行できます。任意の時点でスケーリング決定をアクティブに行うサーバーは 1 つのみです。そのサーバーが停止した場合、スケーリング・コントローラー・フィーチャーを実行している別のサーバーがスケーリング決定の実行を引き継ぐことができます。
- スケーリング・メンバー
- <feature>scalingMember-1.0</feature>
scalingMember-1.0 フィーチャーは、集合メンバーであるサーバーの server.xml の featureManagement エレメントに追加できます。これにより、集合メンバーの自動クラスター化が有効になり、サーバーが、スケーリング・ポリシーで指定されている基準に基づいて動的に開始/停止できるようになります。このフィーチャーは、スケーリング・コントローラー・フィーチャーと連携して動作します。スケーリング・コントローラー・フィーチャーは、集合に属している集合コントローラーで有効にする必要があります。
- z/OS
-
- z/OS Connect
- <feature>zosConnect-1.0</feature>
zosConnect-1.0 フィーチャーは、REST 呼び出しを使用した z/OS ターゲット・アプリケーションの呼び出しをカプセル化するサービスです。
- z/OS Optimized Local Adapters
- <feature>zosLocalAdapters-1.0</feature>
zosLocalAdapters-1.0 フィーチャーは、z/OS 上のネイティブ言語アプリケーションと Liberty プロファイル・サーバー環境内のビジネス・ロジックの間のハイパフォーマンス呼び出しを使用可能にします。
- z/OS セキュリティー
- <feature>zosSecurity-1.0</feature>
zosSecurity-1.0 フィーチャーにより、z/OS プラットフォームで SAF レジストリーとの基本的な対話 (ユーザーの認証や、ユーザー、グループ、またはユーザーに関連付けられたグループの SAF レジストリーからの取得など) がサポートされます。
- z/OS トランザクション管理
- <feature>zosTransaction-1.0</feature>
このフィーチャーを指定すると、アプリケーション・サーバーは、リソース・リカバリー・サービス (RRS)、アプリケーション・サーバーのトランザクション・マネージャー、およびリソース・マネージャーの間で、トランザクションのアクティビティーを同期化し、適切に管理できるようになります。
- z/OS ワークロード管理
- <feature>zosWlm-1.0</feature>
zosWlm-1.0 フィーチャーでは、z/OS ネイティブ・ワークロード管理 (WLM) サービスへのアクセスが提供されます。
- Java EE 6 Web Profile
-
- Bean 検証
- <feature>beanValidation-1.0</feature>
beanvalidation-1.0 フィーチャーにより、アプリケーションの各層における JavaBeans の検証が提供されます。検証は、アノテーションまたは validation.xml デプロイメント記述子を使用して、 アプリケーション内の JavaBeans のすべての層に適用することができます。
『Bean 検証フィーチャーの制約事項』を参照してください。
beanValidation-1.0 フィーチャー構成については、『Bean Validation 1.0』を参照してください。
- CDI
- <feature>cdi-1.0</feature>
cdi-1.0 フィーチャーにより、Liberty プロファイルで Contexts and Dependency Injection 1.0 仕様のサポートが有効になります。
『Liberty プロファイルでの Contexts and Dependency Injection アプリケーションの管理』を参照してください。
cdi-1.0 フィーチャー構成については、『Contexts and Dependency Injection 1.0』を参照してください。
- Enterprise JavaBeans (EJB) Lite サブセット
- <feature>ejbLite-3.1</feature>
ejbLite-3.1 フィーチャーは、EJB 3.1 仕様の EJB Lite サブセットに従って作成された EJB アプリケーションのサポートを提供します。
以下の機能がサポートされます。- EAR ファイルにパッケージ化された EJB モジュール。
- WAR ファイルにパッケージ化された EJB。
- @Stateful、@Stateless、@Singleton、および @EJB の各アノテーション。
- javax.annotation.security アノテーション。
- すべてのタイプのセッション Bean タイプへの JPA EntityManager、EntityManagerFactory、データ・ソースの注入。
- ejb-jar.xml。
- EJB インターセプター。
- No-Interface ビュー。
- Bean 管理トランザクション (UserTransaction)。
『ejbLite-3.1 フィーチャーの制約事項』を参照してください。
ejbLite-3.1 フィーチャー構成については、『Enterprise JavaBeans Lite 3.1』を参照してください。
- Java Database Connectivity (JDBC)
- <feature>jdbc-4.0</feature>
Java Database Connectivity (JDBC) およびデータ・ソースを使用した既存のアプリケーションを取得し、そのアプリケーションをサーバーにデプロイすることができます。 jdbc-4.0 フィーチャーにより、データベースにアクセスするアプリケーションがサポートされます。
『Liberty プロファイルへの既存の JDBC アプリケーションのデプロイ』を参照してください。
jdbc-4.0 フィーチャー構成については、『Java Database Connectivity 4.0』を参照してください。
- Java Naming and Directory Interface (JNDI)
- <feature>jndi-1.0</feature>
jndi-1.0 フィーチャーにより、Liberty プロファイルのサーバー構成で単一 JNDI エントリー定義がサポートされます。
jndi-1.0 フィーチャー構成については、『Java Naming and Directory Interface』を参照してください。
- Java Persistence API (JPA)
- <feature>jpa-2.0</feature>
jpa-2.0 フィーチャーにより、JPA 2.0 仕様に従って作成されたアプリケーション管理 JPA およびコンテナー管理 JPA を使用するアプリケーションがサポートされます。サポートは、コンテナー管理プログラミング・モデルをサポートする拡張機能と共に Apache OpenJPA の上に構築されています。
拡張パーシスタンス・コンテキストをステートフル・セッション Bean で使用できるようになりました。
『Liberty プロファイルへの JPA アプリケーションのデプロイ』を参照してください。
jpa-2.0 フィーチャー構成については、『Java Persistence API 2.0』を参照してください。
- JavaServer Faces (JSF)
- <feature>jsf-2.0</feature>
jsf-2.0 フィーチャーにより、JSF フレームワークを使用する Web アプリケーションがサポートされます。このフレームワークでは、ユーザー・インターフェースの構築が単純化されます。jsf-2.0 フィーチャーを組み込む場合は、jsp-2.2 フィーチャーも組み込むことになります。これは、JSF フレームワークが JSP フレームワークの拡張であるためです。
jsf-2.0 フィーチャー構成については、『JavaServer Faces 2.0』を参照してください。
- JavaServer Pages (JSP)
- <feature>jsp-2.2</feature>
jsf-2.0 フィーチャーを組み込む場合は、jsp-2.2 フィーチャーも組み込むことになります。これは、JSF フレームワークが JSP フレームワークの拡張であるためです。 jsp-2.2 フィーチャーを組み込む場合は、servlet-3.0 フィーチャーも組み込むことになります。
『jsp-2.2 フィーチャーの制約事項』を参照してください。
jsp-2.2 フィーチャー構成については、『JavaServer Pages 2.2』を参照してください。
- Servlet 3.0
- <feature>servlet-3.0</feature>
servlet-3.0 フィーチャーにより、Java Servlet 3.0 仕様に従って作成された HTTP サーブレットがサポートされます。
Liberty プロファイルおよびそのアプリケーションの保護を参照してください。
servlet-3.0 フィーチャー構成については、『Java Servlets 3.0』を参照してください。
- Web Profile
- <feature>webProfile-6.0</feature>
このフィーチャーは、Java EE 6.0 Web プロファイルをサポートするのに必要な Liberty フィーチャーの便利な組み合わせを提供します。
webProfile-6.0 フィーチャー構成については、『Java EE Web Profile 6.0』を参照してください。
- Java EE 6 Technologies
-
- Java Architecture for XML Binding (JAXB)
- <feature>jaxb-2.2</feature>
jaxb-2.2 フィーチャーにより、Liberty プロファイルに対する Java Architecture for XML Binding (JAXB) がサポートされます。
『JAXB』を参照してください。
- Java API for RESTful Web Services (JAX-RS)
- <feature>jaxrs-1.1</feature>jaxrs-1.1 フィーチャーにより、Liberty プロファイルに対する Java API for RESTful Web Services がサポートされます。
- jaxrs-1.1 サーバー・フィーチャーを使用する EJB アプリケーションに対しては、server.xml ファイル内の ejbLite-3.1 フィーチャーを有効にする必要があります。
- CDI を使用する JAX-RS アプリケーションに対しては、server.xml ファイル内の cdi-1.0 フィーチャーを有効にする必要があります。
- グローバル・ハンドラー・サービスを使用するアプリケーションに対しては、server.xml ファイル内の jaxrs-1.1 フィーチャーまたは jaxws-2.2 フィーチャーを有効にする必要があります。
jaxrs-1.1 フィーチャー構成については、『Java RESTful Services 1.1』を参照してください。
- Java API for XML-Based Web Services (JAX-WS)
- <feature>jaxws-2.2</feature>jaxws-2.2 フィーチャーにより、Liberty プロファイルに対する Java API for XML-Based Web Services がサポートされます。
- JAX-WS プログラミング・モデルをサポートする Web アプリケーションに対しては、 server.xml ファイル内の servlet-3.0 および jaxws-2.2 サーバー・フィーチャーを有効にする必要があります。
- JAX-WS プログラミング・モデルをサポートする EJB アプリケーションに対しては、server.xml ファイル内の ejbLite-3.1、servlet-3.0、および jaxws-2.2 サーバー・フィーチャーを有効にする必要があります。
- グローバル・ハンドラー・サービスを使用するアプリケーションに対しては、server.xml ファイル内の jaxrs-1.1 フィーチャーまたは jaxws-2.2 フィーチャーを有効にする必要があります。
- Java EE Connector Architecture
- <feature>jca-1.6</feature>
jca-1.6 フィーチャーは、接続ファクトリー、管理対象オブジェクト、およびアクティベーション・スペックのインスタンスを定義する構成エレメント、およびこれらのインスタンスを、インストールされているリソース・アダプターに関連付けるための構成エレメントを提供します。
- Java EE Connector Architecture インバウンド・セキュリティー
- <feature>jcaInboundSecurity-1.0</feature>
jcaInboundSecurity-1.0 フィーチャーは、リソース・アダプターのセキュリティー・インフローを使用可能にします。
- Java Message Service 1.1
- <feature>jms-1.1</feature>
jms-1.1 フィーチャーは、Java Message Service API を使用してメッセージング・システムにアクセスするためのリソース・アダプターの構成を使用可能にします。これには、JMS 接続ファクトリー、キュー、トピック、およびアクティベーション・スペックの構成も含まれます。JCA 1.6 仕様に準拠しているどの JMS リソース・アダプターも使用できます。
- メッセージ駆動型 Bean
- <feature>jmsMdb-3.1</feature>
jmsMdb-3.1 フィーチャーは、メッセージ駆動型 Bean (MDB) が Liberty プロファイル内で実行するのに必要な JMS リソースのデプロイおよび構成をサポートします。このフィーチャーは、MDB が組み込み Liberty メッセージングまたは WebSphere MQ のいずれかと対話するのを可能にします。
- メッセージ駆動型 Bean 3.1
- <feature>mdb-3.1</feature>
mdb-3.1 フィーチャーは、メッセージ駆動型 Enterprise JavaBeans を使用可能にします。MDB は、1 つの Java EE コンポーネント内でのメッセージの非同期処理を可能にします。
- 組み込み Liberty メッセージング・フィーチャー
- <feature>wasJmsClient-1.1</feature>
wasJmsClient-1.1 フィーチャーは、JMS リソース構成 (接続ファクトリー、アクティベーション・スペック、キューおよびトピックのリソースなど) のサポートを有効にし、Liberty プロファイル上の JMS サーバーに接続するためにメッセージング・アプリケーションが必要とするクライアント・ライブラリーも提供します。
- <feature>wasJmsSecurity-1.0</feature>
- wasJmsSecurity-1.0 フィーチャーは、メッセージング・エンジンへのセキュア接続をサポートします。wasJmsSecurity-1.0 フィーチャーは、有効にされると、メッセージング・エンジンに接続しようとするユーザーの認証および許可を開始します。ユーザーは、server.xml ファイル内に定義されたレジストリーに照らして認証されます。トピックまたはキューなどの宛先にユーザーがアクセスしたい場合、ユーザーは必要な許可を付与されている必要があります。宛先へのアクセス権限は、server.xml ファイル内の <messagingSecurity> エレメント (messagingEngine エレメントの子エレメント) に定義されます。server.xml ファイル内で wasJmsSecurity-1.0 フィーチャーが追加され、<messagingSecurity> エレメントが定義されていない場合、ユーザーはメッセージング・エンジンに接続できず、メッセージングに関するアクション (例えば、宛先へのメッセージ送信や宛先からのメッセージ受信) を実行することもできません。注:
- ユーザー・レジストリーの構成は、wasJmsSecurity-1.0 フィーチャーの前提条件です。wasJmsSecurity-1.0 フィーチャーを有効にする前に、必ず、ユーザー・レジストリーを構成してください。
- wasJmsSecurity-1.0 フィーチャーを有効にする場合は、 server.xml ファイルで <messagingSecurity> エレメント (<messagingEngine> エレメントの子エレメント) も構成してください。 この構成によって、許可ユーザーがメッセージング宛先にアクセスできるようになります。
- <feature>wasJmsServer-1.0</feature>
wasJmsServer-1.0 フィーチャーは、JMS メッセージング・エンジン・ランタイムの初期化を有効にします。メッセージング・ランタイムの役割は、アプリケーション接続性の提供、トピックやキューなどの宛先の状態の管理、およびサービス品質、セキュリティー、トランザクションの処理です。このフィーチャーは、リモート・メッセージング・アプリケーションからのインバウンド接続のサポートも提供します。リモート・メッセージング・アプリケーションは、SSL または非 SSL 経由で TCP/IP を通して JMS メッセージング・エンジンに接続できます。
- SSL を使用して接続するには、SSL フィーチャーを有効にしてください。
- WebSphere MQ Messaging フィーチャー
- <feature>wmqJmsClient-1.1</feature>
wmqJmsClient-1.1 フィーチャーにより、アプリケーションは、WebSphere MQ サーバーに接続する JMS メッセージングを使用できます。