データ・ソース構成の更新が適用される方法
サーバーの稼働中に dataSource エレメントの属性を変更した場合、 属性によって、更新が適用されるタイミングや方法が異なります。
データ・ソースを構成するには、server.xml 構成ファイルで dataSource エレメントの属性を指定します。 稼働中のサーバーについてこれらの属性を変更した場合、変更した属性に応じて、更新が適用されるタイミングや方法が異なります。 以下の表では、dataSource エレメントの属性ごとに、構成変更が実行時にどのように適用されるかを説明します。
属性名 | 構成の更新が適用される方法 |
---|---|
beginTranForResultSetScrollingAPIs | 更新は即時に有効になります。 |
beginTranForVendorAPIs | 更新は即時に有効になります。 |
commitOrRollbackOnCleanup | 更新は即時に有効になります。 |
connectionManagerRef | すべての接続と接続プールが破棄されます。 その後、データ・ソースは新しい接続マネージャーによって管理されます。 |
connectionSharing | 更新は、トランザクション内の最初の各接続ハンドルで適用されます。 |
isolationLevel | 更新は、新しい接続要求で適用されます。 現行接続は、その分離レベルを保持します。 |
jdbcDriverRef | すべての接続と接続プールが破棄されます。 その後、新しい JDBC ドライバーが使用されます。 |
jndiName | すべての接続と接続プールが破棄されます。 その後、新しい JNDI 名が使用されます。 |
propertiesRef | データ・ソースが Derby Embedded の場合、すべての接続と接続プールは、新しいプロパティーが有効になる前に破棄されます。 他の JDBC ドライバーでは、新しいプロパティーが新しい接続要求で有効になります。 |
queryTimeout | 更新は即時に有効になります。 |
recoveryAuthDataRef | トランザクション・リカバリーの認証データ。すべての接続と接続プールが破棄されます。 その後、新しいリカバリー認証データが使用されます。 |
statementCacheSize | ステートメント・キャッシュのサイズは、次回の使用時に変更されます。 |
supplementalJDBCTrace | すべての接続と接続プールが破棄されます。 その後、新しい設定が使用されます。 |
syncQueryTimeoutWithTransactionTimeout | 更新は即時に有効になります。 |
transactional | 更新は、新しい接続と、接続プールの使用中でない既存接続に適用されます。 |
type | すべての接続と接続プールが破棄されます。 その後、新しい設定が使用されます。 |