複数コンポーネントのモニター
Liberty プロファイルで monitor-1.0 フィーチャーを使用して、モニターするコンポーネントをフィルタリングすることができます。 フィルタリングの対象となるコンポーネントは server.xml ファイルで構成する必要があります。
- フィルタリングの対象コンポーネントを指定するには、server.xml ファイルに次のコードを追加します。
<server description="new server"> <featureManager> <feature>jsp-2.2</feature> <feature>jdbc-4.0</feature> <feature>monitor-1.0</feature> <monitor filter="JVM,ThreadPool,WebContainer,Session,ConnectionPool"/> </server>
デフォルトでは、<monitor> タグでフィルターが指定されていない場合、monitor-1.0 フィーチャーの一部として現在モニターされているコンポーネントはすべてモニターされます。<monitor> タグは存在するけれどフィルターは指定されていない場合、コンポーネントはモニターされません。 フィルターの一部としてグループ名を指定することで、モニターするコンポーネントを指定することもできます。
例: JVM および WebContainer のコンポーネントのみをモニターする場合、server.xml ファイルで以下のようにコンポーネントを指定します。<monitor filter="JVM,WebContainer"/>
- コンポーネントをモニターから削除する。
コンポーネントのモニターを停止するには、 実行時にそのコンポーネントをフィルター・グループから削除する必要があります。
例: 以下のフィルター構成では、JVM、ThreadPool、WebContainer、Session、および ConnectionPool のコンポーネントをモニターします。
コンポーネント WebContainer および Session のモニターを停止するには、 フィルター構成からそれらのコンポーネントを削除します。<monitor filter="JVM,ThreadPool,WebContainer,Session,ConnectionPool"/>
<monitor filter="JVM,ThreadPool,ConnectionPool" />
- 実行時にコンポーネントのモニターを使用可能にする。
実行時に特定コンポーネントのモニターを使用可能にしたい場合は、実行時にそのコンポーネントを monitor タグに指定することができます。
コンポーネントのフィルタリングによって収集されたデータは、MXBean として使用可能です。各種 MXBean について詳しくは、『Liberty プロファイルのモニター』を参照してください。注: 現在のところ、高精度なモニターはコンポーネント・レベル (WebContainer、ThreadPool、JVM など) でのみサポートされており、カウンター・レベルではサポートされていません。