分散プラットフォームの場合

開発者ツールを使用した Liberty プロファイル・サーバーの作成

開発者ツールを使用して Liberty プロファイル・サーバーを作成したり開始したりすることができます。 Liberty プロファイルがまだインストールされていない場合、サーバーの初回作成時に開発者ツールから Liberty プロファイルをインストールできます。

始める前に

Liberty プロファイル開発者ツールおよび Liberty プロファイル (オプション) のインストール』の説明に従って開発者ツールがインストールされていることを確認します。

サーバーの作成は、このトピックまたは『手動による Liberty プロファイル・サーバーの作成』のどちらの説明に従って行っても構いません。

ツールを使用して新規サーバーを作成する場合、使用する Liberty プロファイルのインストール済み環境を指定します。次の 3 つの選択肢が提供されます。
  • 「既存のインストールを選択する」
  • 「前にダウンロードしたアーカイブ・ファイルからインストールする」
  • 無償の開発者版の場合、「ダウンロードしてインストールする」
ツールを使用してアーカイブ・ファイルから (無料の開発者エディション以外の) Liberty エディションをインストールする場合は、アーカイブ・ファイルを必ずダウンロードしておいてください。

Liberty リポジトリー[8.5.5.5 以降]プロキシー・サーバーを使用して Liberty リポジトリーに接続する必要がある場合は、まず、 Eclipse のメインメニューから「ウィンドウ」 > 「設定」 > 「一般」 > 「ネットワーク接続」と選択して、プロキシー設定を構成します。 ここで情報を入力します。

このタスクについて

以下のステップを実行して、Liberty プロファイル・サーバーを作成し、開始します。

これらのステップを実行していくと、WASdev コミュニティーのダウンロード・サイトから Liberty Repository のアドオンをダウンロードすることができます。

手順

  1. ワークベンチで、「サーバー」タブをクリックして「サーバー」ビューを開きます。
    ヒント: 「サーバー」ビューが表示されない場合は、「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 > 「その他...」とナビゲートし、 フィルター・テキストに Server と入力します。その後、「サーバー」を選択します。
  2. 「サーバー」ビューを右クリックしてから「新規」 > 「サーバー」を選択します。
  3. サーバー・タイプのリストで、「IBM」を展開してからLiberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「WebSphere Application Server Liberty Profile」サーバー・タイプを選択します。 Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降] 古い WebSphere­ Application V8.5 Liberty プロファイル・サーバー・タイプは、この WebSphere­ Application Server Liberty プロファイル・サーバー・タイプに置き換えられます。これは、WebSphere­ Application Server Liberty プロファイル・サーバーのすべてのバージョンをサポートします。 古いサーバー・タイプで作成された、ワークスペース内の既存サーバーは、引き続き動作します。
  4. 「次へ」をクリックします。Liberty プロファイル・ランタイム環境」ページが表示されます。
  5. ヒント: インストールされた Liberty プロファイル・ランタイムが既にある場合は、 「新規リモート Liberty サーバー (New Remote Liberty Server)」ページに直接移動し、ステップ 7 にスキップします。
    インストール済み環境を選択するか、Liberty プロファイルをアーカイブ・ファイルからインストールするか、(無料の開発者エディションの場合) Liberty プロファイルをダウンロードしてインストールします。

    Liberty プロファイルが既にインストール済みの場合は、以下のステップを実行します。

    1. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「既存インストールの選択 (Choose an existing installation)」を選択します。
    2. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「パス」フィールドで、Liberty プロファイル・ランタイム環境をインストールしたディレクトリーを入力するか、参照して選択します。
    3. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「Liberty プロファイル・ランタイム環境」ページで「次へ」をクリックします。

      アプリケーション・サービス環境が選択されているため、ステップ 7 にスキップできます。

    以前にダウンロードしたアーカイブ・ファイルから Liberty プロファイルをインストールする場合、以下のステップを実行してください。

    1. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「アーカイブまたはリポジトリーからインストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
    2. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「宛先」フィールドで、Liberty プロファイル・ランタイム環境をインストールするディレクトリーを入力するか、参照して選択します。

      存在しないパスを入力すると、ステップ 10 の終了時に、そのパスのフォルダーが自動的に作成されます。

    3. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「アーカイブからの新規ランタイム環境のインストール」を選択します。
    4. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「パス」フィールドで、ローカル・ファイル・システム上にあるアーカイブ・ファイルを入力するか、参照して選択し、「次へ」をクリックします。
    5. 「アドオンのインストール」ページで、「インストール」または「インストール保留」をクリックして、Liberty プロファイル・ランタイム環境にインストールするアドオン・アーカイブ・ファイルを選択します。

      アドオン・アーカイブ・ファイルは、ダウンロードすることも、ローカル・ファイル・システムからインストールすることも、また、複数のアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合はそれらを組み合わせて使用することもできます。ワークベンチがインターネットに接続されている場合、「アドオンのインストール」ページに、WASdev コミュニティーのダウンロード・サイトからダウンロード可能なアドオン・アーカイブ・ファイルが取り込まれます。

      このダウンロード・サイトには、ランタイム・フィーチャー、サンプル、またはオープン・ソース統合などの、Liberty Repository から選択できるアドオンが含まれています。

      ローカル・ファイル・システムからアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合は、「アーカイブの追加」をクリックします。「アドオン・アーカイブ」フィールドで、ローカル・ファイル・システム上にあるアドオン・アーカイブ・ファイルを入力するか参照して、「OK」をクリックします。 ローカル・ファイル・システムからインストールする追加のアドオン・アーカイブ・ファイルがある場合、完了するまでこのステップを繰り返します。

      Liberty リポジトリー[8.5.5.6 以降]アドオン・ファイルをカスタム・リポジトリーからインストールしたい場合、 まず最初に、「リポジトリーの構成」をクリックしてそのリポジトリーを追加してください。 リポジトリーを追加するため、「新規...」をクリックします。そうすると、ファイルがアドオン・ファイルのリストに追加されます。

      「アドオンのインストール」ページの選択が完了したら、「次へ」をクリックします。

    6. 「ライセンス同意」ページで、ライセンス条項に同意する場合は、「使用条件のすべての条項に同意する (I accept the terms of all the license agreements)」を選択してから「次へ」をクリックします。

      これで、ステップ 7 にスキップできます。

    Liberty プロファイルの無料の開発者エディションをダウンロードしてインストールする場合は、以下のステップを実行してください。

    1. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「アーカイブまたはリポジトリーからインストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
    2. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「宛先」フィールドで、Liberty プロファイル・ランタイム環境をインストールするディレクトリーを入力するか、参照して選択します。

      存在しないパスを入力すると、ステップ 10 の終了時に、そのパスのフォルダーが自動的に作成されます。

    3. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「ibm.com から新規ランタイム環境をダウンロードしてインストール (Download and install a new runtime environment from ibm.com)」を選択し、ランタイム環境のバージョンを選択してから、「次へ」をクリックします。
    4. 「アドオンのインストール」ページで、「インストール」または「インストール保留」をクリックして、Liberty プロファイル・ランタイム環境にインストールするアドオン・アーカイブ・ファイルを選択します。

      アドオン・アーカイブ・ファイルは、ダウンロードすることも、ローカル・ファイル・システムからインストールすることも、また、複数のアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合はそれらを組み合わせて使用することもできます。ワークベンチがインターネットに接続されている場合、「アドオンのインストール」ページに、WASdev コミュニティーのダウンロード・サイトからダウンロード可能なアドオン・アーカイブ・ファイルが取り込まれます。

      このダウンロード・サイトには、ランタイム・フィーチャー、サンプル、またはオープン・ソース統合などの、Liberty Repository から選択できるアドオンが含まれています。

      ローカル・ファイル・システムからアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合は、「アーカイブの追加」をクリックします。「アドオン・アーカイブ」フィールドで、ローカル・ファイル・システム上にあるアドオン・アーカイブ・ファイルを入力するか参照して、「OK」をクリックします。 ローカル・ファイル・システムからインストールする追加のアドオン・アーカイブ・ファイルがある場合、完了するまでこのステップを繰り返します。

      Liberty リポジトリー[8.5.5.6 以降]アドオン・ファイルをカスタム・リポジトリーからインストールしたい場合、 まず最初に、「リポジトリーの構成」をクリックしてそのリポジトリーを追加してください。 リポジトリーを追加するため、「新規...」をクリックします。そうすると、ファイルがアドオン・ファイルのリストに追加されます。

      「アドオンのインストール」ページの選択が完了したら、「次へ」をクリックします。

    5. 「ライセンス同意」ページで、ライセンス条項に同意する場合は、「使用条件のすべての条項に同意する (I accept the terms of all the license agreements)」を選択してから「次へ」をクリックします。

      これで、ステップ 7 にスキップできます。

  6. 「Liberty Profile サーバー」ページが表示されたら、「Liberty Profile サーバー」フィールドで、ドロップダウン・リストを使用して既存のサーバーを選択します。または、新規サーバーを作成する場合は「新規」をクリックします。
    注: 選択対象となる定義済みの Liberty プロファイル・サーバーがない場合、このステップはスキップされ、「新規 Liberty プロファイル・サーバー」ダイアログが直接表示されます。
  7. 新規サーバーを作成する場合は、「新規 Liberty Profile サーバー」ページの「サーバー名」フィールドに任意の名前を入力するか、デフォルトのサーバー名 defaultServer を使用します。 次に、「次へ」が使用可能な場合はこのボタンをクリックし、そうでなければ「終了」をクリックします。
  8. Liberty プロファイル・サーバー」で、「次へ」をクリックします。
  9. オプション: アプリケーションのプロジェクトをサーバーに追加します。「追加および削除」ページの「使用可能」リストで、サーバーに追加するプロジェクトを選択し、「追加」をクリックします。プロジェクトが「構成済み」リストに表示されます。
  10. 「終了」をクリックします。

タスクの結果

WebSphere Application Server Liberty プロファイル・サーバーが作成されました。

  • 「サーバー」ビューをクリックし、作成したサーバーとそのサーバー構成を確認します。
  • 「エンタープライズ・エクスプローラー」ビューをクリックして、 プロジェクト、サーバー・フォルダー、サーバー構成ファイルを確認します。

次のタスク

  • サーバー構成を編集してください。詳しくは、『開発者ツールを使用した Liberty プロファイル構成の編集』のトピックを参照してください。
  • サーバーを始動または停止したり、サーバーでアプリケーションを追加または削除したりするなど、多くの他のタスクを行います。 これらのタスクを実行するには、サーバー・コンテキスト・メニューを使用する (サーバーを右クリックしてポップアップ・メニューを開く) か、または「サーバー」ビューでトレイのボタンを選択します。
    ヒント: 「サーバー」ビューでは、サーバー・エントリーを選択してこれらのタスクを実行する必要があります。 これらのタスクを実行するために、サーバー構成 (Server Configuration [server.xml] エントリーなど) は選択しないでください。
  • オプションで、Tivoli® Directory Server を使用してユーザーを認証するように Liberty プロファイルを構成するなどの特定のタスクを実行するようにサーバーを構成します。「サーバー」を右クリックします。「ユーティリティー」>「構成スニペットの追加」を選択します。スニペットを選択し、すべての使用許諾契約書に同意すると、選択された構成スニペットがダウンロードされ、server.xml ファイルに含まれます。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2015 年 6 月 17日
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=phil&product=was-libcore-mp&topic=t_creating_server
ファイル名: t_creating_server.html