分散プラットフォームの場合Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]

開発者ツールを使用したリモート Liberty プロファイル・サーバーの作成

開発者ツールを使用してリモート Liberty プロファイル・サーバーを作成したり開始したりすることができます。

始める前に

ローカル・システムおよびリモート・システムの前提条件を満たす必要があります。
  • ローカル・システムとは、開発ツールをインストールしたシステムを指します。
  • リモート・システムとは、インストールされた Liberty プロファイル・ランタイム環境があって、Liberty プロファイル・サーバーが作成されたシステムを指します。
ローカル・システムの場合、以下の前提条件を満たすことを確認してください。
  1. 開発者ツールがインストールされている。

    詳細については、『Liberty プロファイル開発者ツールおよび Liberty プロファイル (オプション) のインストール』を参照してください。

    .
  2. Liberty プロファイル・ランタイム環境がインストールされている。詳細については、『ダウンロードしたファイルおよびアーカイブを使用した Liberty のインストールとアンインストール』を参照してください。

リモート・システムの場合、必ず、configUtility を呼び出して、リポジトリーから remoteAdministration スニペットをダウンロードしてセットアップしてください。 configUtility で取得した config テキストを server.xml ファイルにコピーします。 詳細については、『configUtility コマンド』を参照してください。

手順

  1. ワークベンチで、「サーバー」タブをクリックして「サーバー」ビューを開きます。
    ヒント: 「サーバー」ビューが表示されない場合は、「ウィンドウ」 > 「ビューの表示」 > 「その他...」とナビゲートし、 フィルター・テキストに Server と入力します。その後、「サーバー」を選択します。
  2. 「サーバー」ビュー内で右クリックして、「新規」 > 「サーバー」と選択します。
  3. サーバー・タイプのリストで、「IBM」を展開してから「WebSphere Application Server Liberty Profile」サーバー・タイプを選択します。
  4. リモート・サーバーのホスト名を入力します。
  5. 「次へ」をクリックします。Liberty プロファイル・ランタイム環境」ページが表示されます。
  6. ヒント: インストールされた Liberty プロファイル・ランタイムが既にある場合は、 「新規リモート Liberty サーバー (New Remote Liberty Server)」ページに直接移動し、ステップ 7 にスキップします。
    インストール済み環境を選択するか、Liberty プロファイルをアーカイブ・ファイルからインストールするか、(無料の開発者エディションの場合) Liberty プロファイルをダウンロードしてインストールします。

    Liberty プロファイルが既にインストール済みの場合は、以下のステップを実行します。

    1. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「既存インストールの選択 (Choose an existing installation)」を選択します。
    2. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「パス」フィールドで、Liberty プロファイル・ランタイム環境をインストールしたディレクトリーを入力するか、参照して選択します。
    3. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「Liberty プロファイル・ランタイム環境」ページで「次へ」をクリックします。

      アプリケーション・サービス環境が選択されているため、ステップ 7 にスキップできます。

    以前にダウンロードしたアーカイブ・ファイルから Liberty プロファイルをインストールする場合、以下のステップを実行してください。

    1. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「アーカイブまたはリポジトリーからインストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
    2. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「宛先」フィールドで、Liberty プロファイル・ランタイム環境をインストールするディレクトリーを入力するか、参照して選択します。

      存在しないパスを入力すると、ステップ 12 の終了時に、そのパスのフォルダーが自動的に作成されます。

    3. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「アーカイブからの新規ランタイム環境のインストール」を選択します。
    4. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「パス」フィールドで、ローカル・ファイル・システム上にあるアーカイブ・ファイルを入力するか、参照して選択し、「次へ」をクリックします。
    5. 「アドオンのインストール」ページで、「インストール」または「インストール保留」をクリックして、Liberty プロファイル・ランタイム環境にインストールするアドオン・アーカイブ・ファイルを選択します。

      アドオン・アーカイブ・ファイルは、ダウンロードすることも、ローカル・ファイル・システムからインストールすることも、また、複数のアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合はそれらを組み合わせて使用することもできます。ワークベンチがインターネットに接続されている場合、「アドオンのインストール」ページに、WASdev コミュニティーのダウンロード・サイトからダウンロード可能なアドオン・アーカイブ・ファイルが取り込まれます。

      このダウンロード・サイトには、ランタイム・フィーチャー、サンプル、またはオープン・ソース統合などの、Liberty Repository から選択できるアドオンが含まれています。

      ローカル・ファイル・システムからアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合は、「アーカイブの追加」をクリックします。「アドオン・アーカイブ」フィールドで、ローカル・ファイル・システム上にあるアドオン・アーカイブ・ファイルを入力するか参照して、「OK」をクリックします。 ローカル・ファイル・システムからインストールする追加のアドオン・アーカイブ・ファイルがある場合、完了するまでこのステップを繰り返します。

      Liberty リポジトリー[8.5.5.6 以降]アドオン・ファイルをカスタム・リポジトリーからインストールしたい場合、 まず最初に、「リポジトリーの構成」をクリックしてそのリポジトリーを追加してください。 リポジトリーを追加するため、「新規...」をクリックします。そうすると、ファイルがアドオン・ファイルのリストに追加されます。

      「アドオンのインストール」ページの選択が完了したら、「次へ」をクリックします。

    6. 「ライセンス同意」ページで、ライセンス条項に同意する場合は、「使用条件のすべての条項に同意する (I accept the terms of all the license agreements)」を選択してから「次へ」をクリックします。

      これで、ステップ 7 にスキップできます。

    Liberty プロファイルの無料の開発者エディションをダウンロードしてインストールする場合は、以下のステップを実行してください。

    1. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「アーカイブまたはリポジトリーからインストール」を選択して、「次へ」をクリックします。
    2. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「宛先」フィールドで、Liberty プロファイル・ランタイム環境をインストールするディレクトリーを入力するか、参照して選択します。

      存在しないパスを入力すると、ステップ 12 の終了時に、そのパスのフォルダーが自動的に作成されます。

    3. Liberty リポジトリー[8.5.5.4 以降]「ibm.com から新規ランタイム環境をダウンロードしてインストール (Download and install a new runtime environment from ibm.com)」を選択し、ランタイム環境のバージョンを選択してから、「次へ」をクリックします。
    4. 「アドオンのインストール」ページで、「インストール」または「インストール保留」をクリックして、Liberty プロファイル・ランタイム環境にインストールするアドオン・アーカイブ・ファイルを選択します。

      アドオン・アーカイブ・ファイルは、ダウンロードすることも、ローカル・ファイル・システムからインストールすることも、また、複数のアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合はそれらを組み合わせて使用することもできます。ワークベンチがインターネットに接続されている場合、「アドオンのインストール」ページに、WASdev コミュニティーのダウンロード・サイトからダウンロード可能なアドオン・アーカイブ・ファイルが取り込まれます。

      このダウンロード・サイトには、ランタイム・フィーチャー、サンプル、またはオープン・ソース統合などの、Liberty Repository から選択できるアドオンが含まれています。

      ローカル・ファイル・システムからアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合は、「アーカイブの追加」をクリックします。「アドオン・アーカイブ」フィールドで、ローカル・ファイル・システム上にあるアドオン・アーカイブ・ファイルを入力するか参照して、「OK」をクリックします。 ローカル・ファイル・システムからインストールする追加のアドオン・アーカイブ・ファイルがある場合、完了するまでこのステップを繰り返します。

      Liberty リポジトリー[8.5.5.6 以降]アドオン・ファイルをカスタム・リポジトリーからインストールしたい場合、 まず最初に、「リポジトリーの構成」をクリックしてそのリポジトリーを追加してください。 リポジトリーを追加するため、「新規...」をクリックします。そうすると、ファイルがアドオン・ファイルのリストに追加されます。

      「アドオンのインストール」ページの選択が完了したら、「次へ」をクリックします。

    5. 「ライセンス同意」ページで、ライセンス条項に同意する場合は、「使用条件のすべての条項に同意する (I accept the terms of all the license agreements)」を選択してから「次へ」をクリックします。

      これで、ステップ 7 にスキップできます。

  7. リモート・サーバーのユーザー ID、パスワード、およびポートの情報を入力し、「検査」をクリックします。
    重要:
    • ユーザー ID とパスワードには、quickStartSecurity 構成項目、またはリモート Liberty プロファイル・サーバーのユーザー・レジストリーで定義された適切なセキュリティー・クレデンシャルが必要です。
    • ポートは、server.xml ファイルで構成された HTTPS ポートです。
    「検査」をクリックして、次のメッセージが表示された場合は、 同じ名前でローカル・サーバーまたはリモート・サーバーが既に作成されています。
    The Liberty profile server already exists
    この状況を検証するには、 「エンタープライズ・エクスプローラー」ビューで以下のフォルダーを展開し、以下のプロジェクトにリストされるサーバーを確認します。
    • WebSphere Application Server Liberty プロファイル
    • WebSphere Application Server Liberty プロファイル (リモート)
    接続が成功した場合、同じページにリモート・ディレクトリーが表示されます。 同じ名前の 2 つのサーバーによるこの問題を解決するには、リモート・システムのリモート・ディレクトリー・フォルダーを名前変更できます。
  8. 「新規リモート Liberty Profile サーバー」ページで「次へ」をクリックします。

    「リモート WebSphere Application Server の設定」ページが表示されます。

  9. リモートの始動、停止、および再始動を有効にしない場合は、「サーバーをリモートで始動可能にする」が選択解除されていることを確認し、 「次へ」をクリックして、次のステップをスキップします。
  10. リモートの始動、停止、および再始動を有効にします。
    1. 「サーバーをリモートで始動可能にする」を選択します。
    2. リモート・サーバーが Windows オペレーティング・システムにインストールされているか、他のオペレーティング・システムにインストールされているかを選択します。
    3. ランタイム・インストールとサーバー構成の場所を入力します。

      詳細については、『ディレクトリーのロケーションおよびプロパティー』のトピックを参照してください。

    4. リモート・サーバーの認証情報を入力します。
      認証には、以下のオプションのいずれかを行います。
      • ログオン資格情報を使用してリモート・サーバーへアクセスする場合は、ユーザー名およびパスワードを入力します。
      • Secure Sockets Layer (SSL) を使用してリモート・サーバーへアクセスする場合は、 ワークベンチがインストールされたコンピューターに秘密鍵ファイルをコピーし、 鍵ファイルの場所とユーザー ID を指定します。

    リモート・サーバーの始動について詳しくは、 『リモート WebSphere Application Server の始動』のトピックを参照してください。

  11. オプション: アプリケーションのプロジェクトをサーバーに追加します。「追加および削除」ページの「使用可能」リストで、サーバーに追加するプロジェクトを選択し、「追加」をクリックします。プロジェクトが「構成済み」リストに表示されます。
  12. 「終了」をクリックします。

次のタスク

  • サーバー構成を編集してください。編集が行われると、リモート・サーバーでは、構成変更が同期され、リモート・バージョンのファイルに反映されます。 構成ファイルがリモート・サーバーと同期していない場合は、 リモート・ファイルの上書きの前に開発者ツールからプロンプトが出されます。 詳しくは、 開発者ツールを使用した Liberty プロファイルの管理のトピックを参照してください。 ここで、リモート・サーバー固有の情報を確認できます。 また、開発者ツールを使用した Liberty プロファイル構成の編集のトピックも参照してください。
  • サーバーを始動または停止したり、サーバーでアプリケーションを追加または削除したりするなど、多くの他のタスクを行います。 これらのタスクを実行するには、サーバー・メニューを使用する (サーバーを右クリックしてポップアップ・メニューを開く) か、または「サーバー」ビューでトレイのボタンを選択します。
    ヒント: 「サーバー」ビューでは、サーバー・エントリーを選択してこれらのタスクを実行する必要があります。 これらのタスクを実行するために、サーバー構成 (Server Configuration [server.xml] エントリーなど) は選択しないでください。

トピックのタイプを示すアイコン タスク・トピック

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2015 年 6 月 17日
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=phil&product=was-libcore-mp&topic=t_creating_remote_server
ファイル名: t_creating_remote_server.html