開発者ツールを使用してリモート Liberty プロファイル・サーバーを作成したり開始したりすることができます。
始める前に
ローカル・システムおよびリモート・システムの前提条件を満たす必要があります。
- ローカル・システムとは、開発ツールをインストールしたシステムを指します。
- リモート・システムとは、インストールされた Liberty プロファイル・ランタイム環境があって、Liberty プロファイル・サーバーが作成されたシステムを指します。
リモート・システムの場合、必ず、configUtility を呼び出して、リポジトリーから
remoteAdministration スニペットをダウンロードしてセットアップしてください。
configUtility で取得した config テキストを server.xml ファイルにコピーします。
詳細については、『configUtility コマンド』を参照してください。
手順
- ワークベンチで、「サーバー」タブをクリックして「サーバー」ビューを開きます。
ヒント: 「サーバー」ビューが表示されない場合は、とナビゲートし、
フィルター・テキストに Server と入力します。その後、「サーバー」を選択します。
- 「サーバー」ビュー内で右クリックして、と選択します。
- サーバー・タイプのリストで、「IBM」を展開してから「WebSphere Application Server Liberty Profile」サーバー・タイプを選択します。
- リモート・サーバーのホスト名を入力します。
- 「次へ」をクリックします。 「Liberty プロファイル・ランタイム環境」ページが表示されます。
ヒント: インストールされた Liberty プロファイル・ランタイムが既にある場合は、
「新規リモート Liberty サーバー (New Remote Liberty Server)」ページに直接移動し、ステップ 7 にスキップします。
インストール済み環境を選択するか、Liberty プロファイルをアーカイブ・ファイルからインストールするか、(無料の開発者エディションの場合) Liberty プロファイルをダウンロードしてインストールします。 Liberty プロファイルが既にインストール済みの場合は、以下のステップを実行します。

「既存インストールの選択 (Choose an existing installation)」を選択します。

「パス」フィールドで、Liberty プロファイル・ランタイム環境をインストールしたディレクトリーを入力するか、参照して選択します。

「Liberty プロファイル・ランタイム環境」ページで「次へ」をクリックします。 アプリケーション・サービス環境が選択されているため、ステップ 7 にスキップできます。
以前にダウンロードしたアーカイブ・ファイルから Liberty プロファイルをインストールする場合、以下のステップを実行してください。

「アーカイブまたはリポジトリーからインストール」を選択して、「次へ」をクリックします。

「宛先」フィールドで、Liberty プロファイル・ランタイム環境をインストールするディレクトリーを入力するか、参照して選択します。 存在しないパスを入力すると、ステップ 12 の終了時に、そのパスのフォルダーが自動的に作成されます。

「アーカイブからの新規ランタイム環境のインストール」を選択します。

「パス」フィールドで、ローカル・ファイル・システム上にあるアーカイブ・ファイルを入力するか、参照して選択し、「次へ」をクリックします。
- 「アドオンのインストール」ページで、「インストール」または「インストール保留」をクリックして、Liberty プロファイル・ランタイム環境にインストールするアドオン・アーカイブ・ファイルを選択します。
アドオン・アーカイブ・ファイルは、ダウンロードすることも、ローカル・ファイル・システムからインストールすることも、また、複数のアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合はそれらを組み合わせて使用することもできます。ワークベンチがインターネットに接続されている場合、「アドオンのインストール」ページに、WASdev コミュニティーのダウンロード・サイトからダウンロード可能なアドオン・アーカイブ・ファイルが取り込まれます。
このダウンロード・サイトには、ランタイム・フィーチャー、サンプル、またはオープン・ソース統合などの、Liberty Repository から選択できるアドオンが含まれています。
ローカル・ファイル・システムからアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合は、「アーカイブの追加」をクリックします。「アドオン・アーカイブ」フィールドで、ローカル・ファイル・システム上にあるアドオン・アーカイブ・ファイルを入力するか参照して、「OK」をクリックします。
ローカル・ファイル・システムからインストールする追加のアドオン・アーカイブ・ファイルがある場合、完了するまでこのステップを繰り返します。

アドオン・ファイルをカスタム・リポジトリーからインストールしたい場合、
まず最初に、「リポジトリーの構成」をクリックしてそのリポジトリーを追加してください。
リポジトリーを追加するため、「新規...」をクリックします。そうすると、ファイルがアドオン・ファイルのリストに追加されます。
「アドオンのインストール」ページの選択が完了したら、「次へ」をクリックします。
- 「ライセンス同意」ページで、ライセンス条項に同意する場合は、「使用条件のすべての条項に同意する (I accept the terms of all the license agreements)」を選択してから「次へ」をクリックします。
これで、ステップ 7 にスキップできます。
Liberty プロファイルの無料の開発者エディションをダウンロードしてインストールする場合は、以下のステップを実行してください。

「アーカイブまたはリポジトリーからインストール」を選択して、「次へ」をクリックします。

「宛先」フィールドで、Liberty プロファイル・ランタイム環境をインストールするディレクトリーを入力するか、参照して選択します。 存在しないパスを入力すると、ステップ 12 の終了時に、そのパスのフォルダーが自動的に作成されます。

「ibm.com から新規ランタイム環境をダウンロードしてインストール (Download and install a new runtime environment from ibm.com)」を選択し、ランタイム環境のバージョンを選択してから、「次へ」をクリックします。
- 「アドオンのインストール」ページで、「インストール」または「インストール保留」をクリックして、Liberty プロファイル・ランタイム環境にインストールするアドオン・アーカイブ・ファイルを選択します。
アドオン・アーカイブ・ファイルは、ダウンロードすることも、ローカル・ファイル・システムからインストールすることも、また、複数のアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合はそれらを組み合わせて使用することもできます。ワークベンチがインターネットに接続されている場合、「アドオンのインストール」ページに、WASdev コミュニティーのダウンロード・サイトからダウンロード可能なアドオン・アーカイブ・ファイルが取り込まれます。
このダウンロード・サイトには、ランタイム・フィーチャー、サンプル、またはオープン・ソース統合などの、Liberty Repository から選択できるアドオンが含まれています。
ローカル・ファイル・システムからアドオン・アーカイブ・ファイルをインストールする場合は、「アーカイブの追加」をクリックします。「アドオン・アーカイブ」フィールドで、ローカル・ファイル・システム上にあるアドオン・アーカイブ・ファイルを入力するか参照して、「OK」をクリックします。
ローカル・ファイル・システムからインストールする追加のアドオン・アーカイブ・ファイルがある場合、完了するまでこのステップを繰り返します。

アドオン・ファイルをカスタム・リポジトリーからインストールしたい場合、
まず最初に、「リポジトリーの構成」をクリックしてそのリポジトリーを追加してください。
リポジトリーを追加するため、「新規...」をクリックします。そうすると、ファイルがアドオン・ファイルのリストに追加されます。
「アドオンのインストール」ページの選択が完了したら、「次へ」をクリックします。
- 「ライセンス同意」ページで、ライセンス条項に同意する場合は、「使用条件のすべての条項に同意する (I accept the terms of all the license agreements)」を選択してから「次へ」をクリックします。
これで、ステップ 7 にスキップできます。
- リモート・サーバーのユーザー ID、パスワード、およびポートの情報を入力し、「検査」をクリックします。
重要: - ユーザー ID とパスワードには、quickStartSecurity 構成項目、またはリモート Liberty プロファイル・サーバーのユーザー・レジストリーで定義された適切なセキュリティー・クレデンシャルが必要です。
- ポートは、server.xml ファイルで構成された HTTPS ポートです。
「検査」をクリックして、次のメッセージが表示された場合は、
同じ名前でローカル・サーバーまたはリモート・サーバーが既に作成されています。
The Liberty profile server already exists
この状況を検証するには、
「エンタープライズ・エクスプローラー」ビューで以下のフォルダーを展開し、以下のプロジェクトにリストされるサーバーを確認します。
- WebSphere Application Server Liberty プロファイル
- WebSphere Application Server Liberty プロファイル (リモート)
接続が成功した場合、同じページにリモート・ディレクトリーが表示されます。
同じ名前の 2 つのサーバーによるこの問題を解決するには、リモート・システムのリモート・ディレクトリー・フォルダーを名前変更できます。
- 「新規リモート Liberty Profile サーバー」ページで「次へ」をクリックします。
「リモート WebSphere Application Server の設定」ページが表示されます。
- リモートの始動、停止、および再始動を有効にしない場合は、「サーバーをリモートで始動可能にする」が選択解除されていることを確認し、
「次へ」をクリックして、次のステップをスキップします。
- リモートの始動、停止、および再始動を有効にします。
- 「サーバーをリモートで始動可能にする」を選択します。
- リモート・サーバーが Windows オペレーティング・システムにインストールされているか、他のオペレーティング・システムにインストールされているかを選択します。
- ランタイム・インストールとサーバー構成の場所を入力します。
詳細については、『ディレクトリーのロケーションおよびプロパティー』のトピックを参照してください。
- リモート・サーバーの認証情報を入力します。
認証には、以下のオプションのいずれかを行います。
- ログオン資格情報を使用してリモート・サーバーへアクセスする場合は、ユーザー名およびパスワードを入力します。
- Secure Sockets Layer (SSL) を使用してリモート・サーバーへアクセスする場合は、
ワークベンチがインストールされたコンピューターに秘密鍵ファイルをコピーし、
鍵ファイルの場所とユーザー ID を指定します。
リモート・サーバーの始動について詳しくは、
『リモート WebSphere Application Server の始動』のトピックを参照してください。
- オプション: アプリケーションのプロジェクトをサーバーに追加します。「追加および削除」ページの「使用可能」リストで、サーバーに追加するプロジェクトを選択し、「追加」をクリックします。プロジェクトが「構成済み」リストに表示されます。
- 「終了」をクリックします。