レイアウト・アルゴリズムは、ノードのリンク (コネクター・ピン) の終点を自動的に位置付けます。
コネクター・スタイル・パラメーターは、親ノードの出発リンクに対してこうした終点を計算する方法を指定します。
デフォルトでは、コネクター・スタイルは、各側の中央で対称になるように、リンクの接続ポイントをノードのバウンディング・ボックスのボーダーに分散する方法を決定します。

コネクター・スタイル
コネクター・スタイルを指定するには、以下のようにします。
メソッド setConnectorStyle を使用します。
treeLayout.setConnectorStyle(ibm_ilog.graphlayout.tree.TreeLayout.CENTERED_PINS);
connectorStyle の有効な値は、次のとおりです。
ibm_ilog.graphlayout.tree.TreeLayout.CENTERED_PINS
リンクの終点は、リンクが接続されるボーダーの中央に配置されます。ibm_ilog.graphlayout.tree.TreeLayout.EVENLY_SPACED_PINS
コネクター・ピンは、ノードのボーダーに沿って等間隔に分散されます。 このスタイルは、直線リンクおよび直交リンクで機能します。ibm_ilog.graphlayout.tree.TreeLayout.AUTOMATIC_PINS
コネクター・スタイルは、リンク・スタイルおよびレイアウト・モードに応じて自動的に選択されます。 非放射モードでは、アルゴリズムは常に中央揃えのピンを選択します。 放射レイアウト・モードでは、ノードのバウンディング・ボックスでピンがクリップされます。
コネクター・スタイルおよびリンク接続ボックス・インターフェースは、以下のように連携します。
コネクター・スタイルを適用して、提案された接続ポイントが、
リンク接続ボックス・インターフェースから取得された長方形 (または、リンク接続ボックス・インターフェースが指定されていない場合は、
ノードのバウンディング・ボックス) で計算されます。
以下の図は、結合した効果の例を示しています。
図 (左) のピンクのノードにリンクが接続された場合、
ノードの関連部分 (ここでは、上側の菱形) がノードのバウンディング・ボックスの中央にないため、
ノード形状について非対称に見えますが、提案された接続ポイントは、バウンディング・ボックスに対して計算されます。

クリッピングとリンク接続ボックスの結合効果
提案される接続ポイントがノードの上部の菱形で対称的に配置されるように、リンク接続ボックス・インターフェースを使用して、ノードの関連部分 (前掲の図では右) により小さな接続ボックスを明示的に指定することで、これを修正できます。