RPC アダプター・ライブラリーのインストール

IBM® WebSphere® Application Server 用の RPC アダプターは、スタンドアロン・パッケージとして提供されます。<install_root> が、WebSphere Application Server がインストールされているディレクトリーであると想定します。

スタンドアロン・ライブラリー:
IBM RPC アダプターは、<install_root>/optionalLibraries/web2mobile/RPCAdapter ディレクトリー内にスタンドアロン・ライブラリーとして提供されます。さらに、RpcAdapterConfig.xml ファイルを作成して WEB-INF ディレクトリーに追加する必要もあります。

スタンドアロン・ライブラリーは、JavaScriptTM から JavaTM オブジェクトのメソッドを呼び出す必要がある Web アプリケーションまたはエンタープライズ・アプリケーションで使用することができます。 このライブラリーのインストールは、ライブラリーを使用するアプリケーションのパッケージ方法および実装方法によって異なります。   いくつかの一般的なシナリオが提供されます。

Java Platform, Enterprise Edition (Java EE) Web アプリケーション:

  1. アクセス可能にしたい Java オブジェクトを含む Web アプリケーションの WEB-INF/lib ディレクトリーに RPCAdapter.jar ファイルを配置します。
  2. サーブレット com.ibm.websphere.rpcadapter.RPCAdapter が Web アドレス http://<host>:<port>/<contextRoot>/RPCAdapter/* の配下に公開されるように、web.xml ファイルを構成します。次のサーブレット構成を web.xml ファイルに追加します。 <servlet> <display-name>RPCAdapter</display-name> <servlet-name>RPCAdapter</servlet-name> <servlet-class>com.ibm.websphere.rpcadapter.RPCAdapter</servlet-class> </servlet> <servlet-mapping> <servlet-name>RPCAdapter</servlet-name> <url-pattern>/RPCAdapter</url-pattern> </servlet-mapping> <servlet-mapping> <servlet-name>RPCAdapter</servlet-name> <url-pattern>/RPCAdapter/*</url-pattern> </servlet-mapping> これは、この URL 内の RPC アダプターを使用した、アプリケーションへのすべての呼び出しを、com.ibm.websphere.rpcadapter.RPCAdapter サーブレットにルーティングするためのものです。
  3. RpcAdapterConfig.xml を作成して、WEB-INF フォルダーに配置します。
    RPC アダプターを介して公開する POJO を構成ファイルに指定します。 TestService を公開する基本構成の例は、次のとおりです。 <rpcAdapter xmlns="http://www.ibm.com/xmlns/prod/websphere/featurepack/v6.1/RpcAdapterConfig" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"> <default-format>xml</default-format> <pojo> <name>TestService</name> <implementation>com.ibm.test.TestService</implementation> <description>bean provides ...</description> <!-- optional --> </pojo> </rpcAdapter>
  4. アプリケーション・サーバーを始動します。
  5. Web アプリケーションをパッケージし、デプロイします。 Web アーカイブ (WAR) またはエンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルをパッケージおよびデプロイする 手順については、アプリケーション・サーバー固有のドキュメンテーションを参照してください。
  6. URL の以下のディレクトリーを使用して、通知と RPC のために RPC アダプターと通信します。
  7. RPC アダプターを介して公開されたサービスを Dojo を使用して呼び出すには、dojo.rpc.JsonService スクリプトを使用します。 詳細な使用方法については、Dojo ドキュメンテーションを参照してください。



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