API の変更

Dojo Diagrammer API に以下の変更をすると、モジュールを非同期にロードできるようになります。
  • ibm_ilog.diagram.Graph.setSelect メソッドおよび ibm_ilog.diagram.Graph.setMove メソッドには、追加の callback 引数があります。 この callback 関数は、選択インタラクターまたは移動インタラクターが実際にロードされてアクティブ化されたときに呼び出されます。これらのインタラクターが非同期にロードおよびアクティブ化できるようになったためです。 これらのインタラクターの非同期のロードおよびアクティブ化は、コード内でフラグの設定後に即座にインタラクターにアクセスする必要があるような例外的な場合にのみ便利です。 ほとんどのアプリケーションでは、変更する必要はありません。
  • モバイル・プラットフォームにおいて、Diagram ウィジェットの「アノテーション」フィーチャーを使用する場合、まず アプリケーション内の "ibm_ilog/diagram/adorners/AnnotationAdorner" モジュールに依存関係を追加する必要があります。 この制約は、デスクトップ・プラットフォームには該当しません。
  • AMD ローダーの動作のために、Dojo Diagrammer からモバイル・モードに切り替えるためのモバイル・デバイスの自動検出は、機能しなくなりました。 アプリケーションのダウンロード・サイズを削減したい場合は、dojoConfig オブジェクトの diagramForMobile フラグを明示的に true に設定する必要があります。
  • Dojo Diagrammer が使用するテンプレート・エンジン (dojox.dtl) が非同期モードで稼働するように更新されています。ただし、テンプレート依存関係が明示的に必要とされている場合に限ります。 これらの依存関係には、事前に動的に自動ロードされた DTL デフォルト・タグおよびフィルターが含まれています。 例えば、テンプレートに "{% for" などのいくつかのロジック・タグが含まれている場合に、"dojox/dtl/tag/logics" に対する依存関係が必要になります。 この変更は、非同期モードの AMD ローダーでのみ必須です。