新規アプリケーションまたは既存のアプリケーションに対して、Web メッセージング・サービスを使用できるようにすることができます。Web メッセージング・アプリケーションを使用可能にするには、Web モジュールを作成または変更して必要な Web メッセージング機能を追加する必要があります。
Web メッセージングのサーバー・サイド機能を使用可能にするタスクは、構成を重視します。Web メッセージング・サービスは、
Web メッセージング・クライアントへの通信の詳細をすべて処理します。
アプリケーション開発者およびデプロイヤーは、Web メッセージング・サービスを構成するための最良の方法を理解する必要があります。Web メッセージング機能付きアプリケーションを作成する際には、アプリケーション開発者または Web 開発者は、サーバーにより配信されるメッセージを受信するために Web メッセージング・サービスに接続するクライアント・ロジックを作成する必要があります。
Web メッセージング・サービスのターゲット・クライアント・タイプは Asynchronous JavaScriptTM and XML (Ajax) クライアントで、アプリケーション開発者または Web 開発者がクライアント・サイドのロジックを作成するためには、
Ajax ツールキットのスキルが必要です。いったん Web メッセージング機能付きアプリケーションが作成されると、その Web メッセージング機能付きアプリケーションは標準的な Web アプリケーション技術を使用してデプロイされ、管理されます。アプリケーションで Web メッセージングを使用可能にする方法の段階的な説明については、クイック・スタートのセクションを参照してください。参考の Web メッセージング機能付きアプリケーションについては、QuoteStreamer の使用例を参照してください。
JavaTM Platform, Enterprise Edition (Java EE) ユーティリティー・ライブラリーは、Web モジュールに挿入するために提供されています。このライブラリーには webmsg_applib.jar という名前がついており、すべての Web メッセージング機能付きアプリケーションに含まれている必要があります。この JAR ファイルは通常、アプリケーションを使用するための、Web モジュールの WEB-INF/lib ディレクトリーに置かれています。このユーティリティー・ライブラリーには、 サーブレット・マッピング作成のために定義し、使用する必要がある Web メッセージング・サーブレットと、 サービス統合バスを使用して Web メッセージング・クライアントに対して簡単に公開するための、アプリケーション・レベルの公開ライブラリーが含まれています。
少なくとも 1 つのサーブレット・マッピングを、Web メッセージング機能付きアプリケーションにおいて定義する必要があります。Web メッセージング・クライアントは、これらのマッピングに接続して Web メッセージングの各種操作を行います。 Web メッセージング・ユーティリティー・ライブラリーには、com.ibm.websphere.webmsg.WebMsgServlet というクラス名を持つ既存のサーブレットがあります。この既存のサーブレットに対して 1 つ以上の定義を定義し、これらの定義へのマッピングを作成し、サーブレット名のついた対応するエントリーを Web メッセージング構成に作成する必要があります。 段階的な使用可能化についての概要は、 クイック・スタートのセクションを参照してください。 提供されている Web メッセージング・サーブレットは、基本である Web メッセージング・チャネル・フレームワークの一部と連動して、Web メッセージング通信を提供します。 新規の Web メッセージング・サーブレットおよびサーブレット・マッピングを定義する際には、以下の点を考慮してください。