プロキシーは、HTTP 応答で返されたデータの本体に、URL 要求を 再書き込みしようとはしません。例えば、プロキシー・マッピング・ルール <proxy:mapping contextpath="/http/*" /> (proxy-config.xml ファイルにあります) は、コンテキスト・パスが /http/www.myothersite.com であるプロキシーに対する要求を許可します。この要求は http://www.myothersite.com にリダイレクトされ、 その結果がブラウザーに返されます。www.myothersite.com によって返される HTML ページに、 イメージ・タグ <IMG href="/images/mypicture.jpg" /> ファイルがあるとします。ブラウザーは、 /images/mypicture.jpg に対する要求をプロキシー・サーブレットに発行し、それに対してプロキシー・サーブレットは 404 エラーで 応答します。プロキシーは、イメージ要求が www.myothersite.com/images/mypicture.jpg に対するものであることを 判別できません。
プロキシーは着信 IP アドレスのフィルタリングは行いません。例えば、 ご使用のアプリケーションでプロキシーを使用するように構成すれば、他のアプリケーションも そのプロキシーにアクセスできます。プロキシーを保護する必要がある場合は、JavaTM EE セキュリティーのコンテキスト内で このアクションを実行してください。WebSphere® Application Server のインフォメーション・センターでは、 Java EE アプリケーションを保護する方法についての追加情報を提供しています。