既知の問題の 1 つとして、WebSphere® Application Server を
使用しているときに Linux で X GUI を使用すると、次のエラーが表示され、「実行」ダイアログ・ボックス
が表示されないことがあります。
問題の原因: java.lang.InternalError: ':0.0' を DISPLAY 変数の値として使用して X11 ウィンドウ・サーバーに
接続できません。
この問題に対処するには、システム環境変数 JAVA_MMAP_MAXSIZE を 20 より小さい
値に設定します。デフォルトは JAVA_MMAP_MAXSIZE=20 です。サイズが 20 メガバイトより小さい JAR ファイルはメモリーにマップされます。JAR ファイルは JVM によって小さいと判断された場合、メモリーにマップ
され、それぞれの JAR ファイルごとにファイル記述子が
割り振られます。WebSphere Application Server は
多くの JAR ファイルを使用するため、メモリーにマップされる JAR ファイルの最大サイズを減らすと、
割り振られるファイル記述子の数が少なくなり、
X GUI は JAR ファイルに正常にアクセスできるようになります。