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演習 1.1: ワークスペースのセットアップと必須プロジェクトの作成

WebSphere Application Server の作成

WebSphere® Application Server を作成するには、次のようにします。
  1. 「ファイル」メニューから、「新規」 > 「その他」 > 「サーバー」 > 「サーバー」 > 「次へ」と選択します。
  2. サーバー・タイプとして、適切なバージョンの WebSphere Application Server を選択します。「次へ」をクリックします。
  3. このランタイムがワークスペースに作成されていない場合は、サーバーのインストール・ディレクトリーを選択するよう、プロンプトが表示されます。 「次へ」をクリックします。
  4. デフォルト・サーバー・ポートと名前を受け入れます。 このチュートリアルにおいて、使用されるデフォルト・サーバーの名前は server1 になります。 「終了」をクリックします。
  5. サーバーの開始を待ちます。開始すると、コンソール・ビューに「e-business のためにサーバー server1 がオープンされました」と表示されます。 サーバーが自動的に開始しない場合は、「サーバー」ビューでサーバーを選択し、開始アイコン サーバー開始アイコン をクリックします。

WS-I 準拠レベルの設定

WS-I は、Web サービスのインターオペラビリティーを参照します。このインターオペラビリティーには、 プラットフォーム間、オペレーティング・システム間、およびプログラム言語間のインターオペラビリティーが含まれます。

WS-I 組織は、Web サービスのインターオペラビリティーを確保するための要件を定義している「プロファイル」と呼ばれる文書に収集された標準を設定しています。Rational® Developer 製品は、 WS-I Simple SOAP Binding Profile 1.0 (WS-I SSBP) および WS-I Attachments Profile 1.0 (WS-I AP) に対する Web サービスの検証を行います。WS-I の詳細については、次の Web サイトを参照してください。http://www.ws-i.org/

デフォルトでは、WS-I SSBP 準拠レベルは「無視」に設定されています。 この設定になっていると、非準拠の選択が行われても警告が出されません。 この準拠レベルは、Web サービス・ウィザードと WSDL 検証ツールで使用されます。このサンプルでは WS-I 準拠の Web サービスを生成するので、WS-I 準拠レベルを「必要」に設定します。

次の手順を実行して、 WS-I 準拠レベルを変更することができます。

  1. メインメニュー・バーで、「ウィン ドウ」 > 「設定」をクリックします。 「設定」ダイアログ・ボックスが開きます。
  2. 「一般」 > 「サービス・ポリシー」ブランチを展開して、「プロファイル準拠」 > 「WS-I BP 1.1 + SSBP 1.0」を展開し、ドロップダウン・リストから「必須」オプションを選択します。
  3. OK」をクリックします。

Web サービス EJB プロジェクトの作成

このチュートリアルの残りのステップは、Java™ EE パースペクティブで行います。タスクの実行後に別のパースペクティブに切り替えるか尋ねられたら、 「いいえ」を選択します。

EJB プロジェクトには、Web サービスのビジネス・ロジックおよび WSDL ファイルが含まれます。

  1. メインメニュー・バーで、「ファイル」 > 「新規」 > 「プロジェクト」 > 「EJB」 > 「EJB プロジェクト」をクリックします。「次へ」をクリックします。
  2. プロジェクト名のテキスト・フィールドに TempEJB と入力します。「ターゲット・ランタイム」の下で、 ターゲット・サーバーが、適切なバージョンの WebSphere Application Server であることを確認します。「EAR プロジェクト名」フィールドで、 EAR 名として TempEJBEAR と入力します。「次へ」をクリックします。
  3. クライアント JAR モジュールを作成することを表すチェック・ボックスのチェックを外します。Web サービス・ウィザードでこのモジュールを作成します。「終了」をクリックします。
Web サービス・ロジックおよび関連する EAR を含める EJB プロジェクトが作成されました。EJB プロジェクトには関連するエラーが出ますが、これは EJB プロジェクトにエンタープライズ Bean が含まれていないためです。 Bean は、「Web サービス」ウィザードで生成されます。

Web サービス・ルーター・プロジェクトの作成

EJB Web サービスにはルーター・プロジェクトが必要です。このプロジェクトには サービスのエンドポイントとして振る舞うルーター・サーブレットが含まれており、EJB にコールアウトします。トランスポート・メソッドとして JMS 上の SOAP を使用している場合、ルーター・プロジェクトは EJB プロジェクトである必要があります。このチュートリアルと同じ HTTP 上の SOAP を使用している場合、ルーター・プロジェクトは Web プロジェクトである必要があります。作成するプロジェクトは、 エンタープライズ Bean が含まれる EJB プロジェクトと同じ EAR に追加する必要があります。このプロジェクトには、Web サービスのビジネス・ロジックを含めないでください。

Web プロジェクトを作成するには、次のステップを実行します。

  1. メインメニュー・バーで、「ファイル」 > 「新規」 > 「プロジェクト」 > 「Web」 > 「Web プロジェクト」をクリックします。「次へ」をクリックします。
  2. 名前のテキスト・フィールドに RouterWebProject と入力します。「ターゲット・ランタイム」の下で、 ターゲット・サーバーが、適切な WebSphere Application Server であることを確認します。「EAR プロジェクト名」フィールドの下で、TempEJBEAR が選択されていることを確認します。これにより、後で作成するエンタープライズ Bean とルーター・プロジェクトの両方が同じ EAR で参照されます。 「終了」をクリックします。
  3. ルーター・プロジェクトの作成が完了しました。ワークスペースは次のようになっています。
    EJB プロジェクト、EAR、およびルーター Web プロジェクトがあるエンタープライズ・エクスプローラー

サーバーへのプロジェクトの追加

プロジェクトを Web サービスを実行するサーバーと関連付けるには、次のステップを実行します。
  1. 「サーバー」ビューでサーバーを右クリックして、「追加および削除」を選択します。ワークスペースで「サーバー」ビューが開いていない場合、 「ウィンドウ」メニューで「ビューの表示」 > 「サーバー」を選択して開きます。
  2. 開いたウィンドウで、ご使用のルーターおよび EJB プロジェクトが含まれる TempEJBEAR を選択して、「追加」をクリックします。
  3. 「終了」をクリックします。

演習のチェックポイント

これで、『演習 1.2: WSDL ファイルのインポートと検証』 を開始する準備ができました。

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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: May 29, 2014 10:20

ファイル名: tdejb_exercise11.html