ローカルの WebSphere® Application Server V8.5、V8.0、または V7.0 でのランタイム環境を作成する方法。各ランタイム環境は、プロファイル内に作成されます。プロファイルは、ランタイム環境を定義するファイルのセットです。
始める前に
プロファイル管理ツールは、プロファイルを作成するための、WebSphere Application Server のコマンド行ツールである manageprofiles に対するグラフィカル・ユーザー・インターフェースです。この製品の開発ワークベンチを使用すると、WebSphere Application Server 製品が提供するプロファイル管理ツールを開始できます。
プロファイル管理ツールを使用して、同一のサーバーに複数のプロファイルを作成できます。
一般に、同一のサーバー上に複数のランタイム環境を作成するために、複数プロファイルを定義する必要があります。ユースケースの例として、別々のチームでそれぞれ独自のプロファイルを使用することにより、同一のサーバー上でお互いに独立したテストを実行できることがあげられます。ユースケースの別の例としては、開発用とテスト用に、開発者がアプリケーション・サーバーの別のプロファイルを作成できることがあげられます。
このタスクについて
ローカルの WebSphere Application Server でプロファイルを作成するには、次の操作を行います。
手順
- ワークベンチのメニュー・バーから、を選択します。
- 「設定」ウィンドウで、「サーバー」>「WebSphere Application Server」と展開します。
- 「WebSphere Application Server ローカル・プロファイル管理」リストで、プロファイルを作成する対象のサーバー・ランタイム環境を選択します。
- 「プロファイル管理ツールの実行」をクリックします。
- プロファイル管理ツールの手順に従って、プロファイルを構成する。 プロファイル管理ツールを使用したプロファイルの構成について詳しくは、『プロファイルを使用する、アプリケーション・サーバーの作成』を参照してください。
ヒント: 
拡張プロファイル作成オプションを選択した場合、
プロファイル管理ツールの「Windows サービス定義」ページで、
「アプリケーション・サーバー・プロセスを Windows サービスとして実行」チェック・ボックスを選択解除します。
Windows サービスは、オペレーティング・システムのグローバル設定です。
このチェック・ボックスを選択解除すると、異なるプロファイル間でのサービス要求の競合が回避されます。例えば、
アプリケーション・サーバーを Windows サービスとして構成し、
startServer コマンドを発行すると、
wasservice コマンドが定義済みのサービスを開始しようとします。
その結果、どのプロファイルでもグローバルに定義したこの Windows サービスを開始できるため、startServer コマンドを発行したプロファイルのトラックが失われる可能性があります。
ワークベンチがサーバーと通信するためには、
新しく作成したプロファイルに非 root ユーザー・アクセス権を付与しなければなりません。
詳しくは、『非 root ユーザーのプロファイルの作成』トピックを参照してください。
- オプション: 以下の方法でプロファイルを削除することができます。
- 「WebSphere Application Server ローカル・プロファイル管理」リストで、
削除するプロファイルを含むサーバー・ランタイム環境を選択します。
- 「上で選択したランタイムに定義された WebSphere Application Server プロファイル」リストで、削除するプロファイルを選択し、「削除」をクリックします。
- ダイアログ・ボックスが次のテキストとともに表示されます。
WebSphere サーバー警告
プロファイルを削除すると、このプロファイルに関連したファイルが削除されます。この操作を続行しますか?
ファイル・システムからプロファイルに関連するレジストリーおよび構成ファイルを削除するには、「はい」をクリックして確認します。そうでない場合は、「いいえ」をクリックしてプロファイルの削除のプロセスをキャンセルします。
- プロファイルのレジストリーおよび構成ファイルを削除した後で「はい」をクリックした場合、次のテキストともに別のダイアログ・ボックスが表示されます。
WebSphere サーバー警告
プロファイル・ディレクトリーには、ユーザーが作成または変更したファイルが含まれています。これらのファイルを削除しますか?
削除されたプロファイルに関連する残りのログ・ファイルをファイル・システムから削除するには、「はい」をクリックして確認します。そうでない場合には、「いいえ」をクリックして残りのログ・ファイルをファイル・システムに保持します。