ワークベンチを使用して公開されるアプリケーションは、サーバー上で、WebSphere® Application Server の管理コンソールを
使用してインストールした同じアプリケーションとは異なるアプリケーション名を表示する可能性があります。
このシナリオは、Enterprise Application (EAR) プロジェクトの名前
と、アプリケーション・デプロイメント記述子 (
application.xml)
ファイル内の
表示名タグで指定されている名前とがアプリケーションで異なる場合に発生します。開発ワークベンチはサーバーに公開される際に
EAR プロジェクト名をアプリケーション名として使用しますが、
管理コンソールは
application.xml ファイル内の
表示名を使用します。この
アプリケーションを管理コンソールを使用してインストールし、次に、
この同じアプリケーションを同じサーバーにワークベンチを使用して公開する場合、
このアプリケーションはサーバー上に 2 つの異なる名前で 2 回存在することになります。
1 つのアプリケーション名は管理コンソールを使用してアプリケーションをインストールするときに生成され、
application.xml ファイルの
display-name に対応します。
もう 1 つのアプリケーション名はワークベンチを使用してアプリケーションを公開する際に生成され、
EAR プロジェクト名に対応します。ワークベンチを使用してこのアプリケーション
で追加の更新や公開を行うと失敗し、次のランタイム・エラー・メッセージが表示され、
その後にさまざまな公開の例外が続きます。
公開で問題が発生しました。アプリケーションがインストールされていないか、
または正常にインストールされていても開始できなかった可能性があります。
(The publish encountered some problems and the application may not have been installed
or it may have been successfully installed but was unable to start.)
ワークベンチの「コンソール」ビューでの
さまざまな公開の例外は以下のとおりです。
- javax.naming.NameAlreadyBoundException
- com.ibm.ws.webcontainer.exception.WebAppNotLoadedException
ワークベンチと管理コンソールの両方を使用して同じアプリケーションの更新と公開を柔軟に行うには、
EAR プロジェクト名と、
application.xml ファイルにあるアプリケーションの
表示名とを一致させる必要があります。
ワークベンチを使用して EAR プロジェクトを作成すると、
デフォルトで、ワークベンチは EAR プロジェクトに付けた名前を使用して、
application.xml ファイルにあるアプリケーションに
対応する
表示名を自動的に生成します。