EJB 3.1 仕様で暗黙値が使用されるようになったことにより、開発過程が簡素化されました。従来は、デプロイメント記述子で追加コード、またはメタデータを使用することで、EJB の振る舞いを指定する必要がありましたが、 この指定が不要になりました。
値や振る舞いのコーディングから生じるクラッターを削減するため、 EJB 3.1 では、適正と予想されるものに基づき自動的に値が割り当てられます。暗黙値は、最も一般的な使用と合致する傾向にあります。 name パラメーターに値を指定せずに、@Stateless 注釈タグを POJO に追加した場合、割り当て値または暗黙値が、クラスの名前から派生されます。
オーバーライド値
EJB 3.1 のフィーチャーの 1 つは、デプロイメント記述子を使用してエンティティーに設定されている値をオーバーライドできることです。暗黙値の場合は、フィールド値をオーバーライドするように XML をコーディングすることができます。 これで、フィールド値はデフォルト値や暗黙値を取らなくなります。 デプロイメント記述子ファイルで値がオーバーライドされると、「注釈」ビューには以下のように表示されます。
デフォルト値は自動的に設定されるため、EJB ファイルのデフォルト値とデフォルトの振る舞いが何であるかを理解することが必要です。
デプロイメント記述子を使用してこれをすべて記述する必要はなくなりましたが、
Bean がコードそのものをソースとしてどのように振る舞うかを理解することが必要です。
新しい「注釈」ビューでは、
の上にカーソルを移動すると、これらの値が明示的に表示されます。属性の暗黙値を
確認できます。以下の図に、吹き出しヘルプが表示された状態を示します。