POJO は以前から存在していましたが、 Java™ EE 6 のプログラミング方法では従来よりも重要な役割を果たしています。 POJO から作成されたエンタープライズ Bean とエンティティーを使用して、 パーシスタンス機能を持つ EJB アプリケーションを作成できるようになりました。
Java 2 Enterprise Edition のフレームワークは、 以前はその複雑さが採用の大きな障害となっていました。 Java EE 5 および 6 仕様は、POJO を設計パラダイムの基準にすることで、開発作業の単純化を実現しました。 POJO プログラミング・モデルを使用することで、アプリケーション・サーバーの外側での単体テストが実施可能となり、プログラミング作業全体を円滑化することができます。
以下に、シンプルな POJO のコード例を示します。 インターフェースへの参照はありません。 この POJO を EJB 2.1 アプリケーションの基準として使用するには、 これをサポートする追加フレームワーク・クラスが必要です。このクラスそのものが追加インターフェースを実装する必要があります。
public class Test {
String name;
/**
* これはテスト・オブジェクトのコンストラクターです。
**/
public Test(){
name = "Jane";
}
}
EJB 3.1 Bean を作成するには、コンポーネント定義の注釈をクラス・レベルで注入します。 以下の例では、@Stateless 注釈を追加することで POJO がステートレス・セッション Bean に変換されています。
@Stateless
String class Test {
String name;
/**
* これはテスト・オブジェクトのコンストラクターです。
**/
public Test () {
name = "Jane";
}
}