テストおよび公開のツールが提供するランタイム環境
では、JSP ファイル、サーブレット、HTML ファイル、Web サービス、
エンタープライズ Bean、Java™ Persistence API、Java(tm) クラス、およびその他の多くの成果物
をテストすることができます。
ワークベンチを使用して、さまざまなタイプのプロジェクトのリソースをテストし、公開することができます。以下に例を示します。
- 一般に JSP ファイル、HTML ファイル、サーブレット、および JavaBeans を含む動的 Web プロジェクト
- 一般に、HTML ファイルおよびグラフィック・ファイルを含む静的 Web プロジェクト
- Java Archive (JAR) ファイルか Web Archive (WAR) ファイル、またはその両方のファイル、および他の Web プロジェクトまたは EJB プロジェクトに対するポインターを含む、エンタープライズ・アプリケーション・プロジェクト
- エンタープライズ Bean を含む EJB プロジェクト
- アプリケーション・クライアント・プロジェクト
アプリケーションをテストした後、ツールを使用してアプリケーションを公開することができます。
サーバー定義
ワークベンチはサーバーを定義してプロジェクトをテストおよび公開します。
サーバーは、ユーザーがプロジェクトをテストする場所として識別する定義です。サーバーは、開発環境を使用して自動的に作成することも、「新規サーバー」ウィザード (「サーバー」ビュー内で右クリックしてからを選択) を使用して作成することもできます。
互換性のあるアプリケーション・サーバー
製品のバージョン 8.5 リリースでは、WebSphere® Application Server Liberty Profile のサポートが導入されます。Liberty Profile サーバーは、Web、Web 2.0、モバイル、および OSGi の各アプリケーション用のアプリケーション・サーバーの軽量プロファイルです。
Liberty プロファイル
は、柔軟に組み立て可能で、素早く開始でき、超軽量な、
アプリケーション・サーバーのプロファイルであり、
開発者の生産性を高め、小規模で簡易な実動サーバー・デプロイメントを実現できるよう最適化されています。従来のエンタープライズ・アプリケーション・サーバー・プロファイルの Java™ EE 環境をフルに必要とするわけではないアプリケーションを
構築する場合は、このサーバーを使用してください。Liberty Profile サーバーについて詳しくは、Liberty Profile サーバーのヘルプ・トピックを参照してください。
一般的に 製品とともに使用するアプリケーション・サーバーは WebSphere Application Server であり、ワークベンチと緊密に統合されています。サーバーに対してアプリケーションのテスト、実行、およびデバッグを行うために、ワークベンチには
「サーバーで実行」オプションの使用などのツールが備わっています。
ワークベンチ内から以下の機能を使用できます。
- 管理コンソールやプロファイル管理ツールなどのツールを、WebSphere Application Server から開始する機能
- アプリケーション・サーバーに対する管理スクリプトの開発、実行、およびデバッグ
特定のサーバーのサーバー・アダプターが、Eclipse テクノロジーに基づく Web Tools Platform から製品に組み込まれています。
追加のサーバー・アダプターを
ワークベンチにダウンロードすることもできます。そのためには、「サーバー」ビューを開いて右クリックし、「新規」をクリックします。
「新規サーバー」ウィザードで、「追加サーバー・アダプターをダウンロード」をクリックします。
WebSphere Application Server との統合
以下の
バージョンの IBM®
WebSphere Application
Server は、この製品と互換性があります。
- V7.0 (オプションで Feature Packs for Communications Enabled Applications、Modern Batch、OSGi Applications、Service Component Architecture、Web 2.0、XML、またはこれらのすべてをインストールする)
- V8.0
- V8.5
- V8.5 Liberty Profile
WebSphere Application Server で、
以下のタイプのサーバーを作成することができます。
- 独立型 (非管理型) サーバー
- 自身のプロセスの管理を目的としてノード・エージェントを実行しない WebSphere Application Server トポロジーのセルの内部で定義されるノードです。
- フェデレーテッド (管理型) サーバー
- 自身のプロセスの管理を目的としてノード・エージェントを実行するサーバー。
製品は、フェデレーテッド (管理型) の WebSphere Application Server
Network Deployment 環境用のツールをサポートしません。製品ワークベンチはデプロイメント・マネージャーへの接続をサポートしていません。また、クラスターまたはフェデレーテッド・ノードへの公開もサポートしていません。
しかし、独立型 (非管理型) の WebSphere Application Server Network Deployment はサポートされています。
ワークベンチから独立型 (非管理型) のアプリケーション・サーバーに対してアプリケーションのテスト、実行、デバッグを行うことができます。
管理型、非管理型の両方の WebSphere Application
Server Network Deployment に対して、プロファイル管理ツールを引き続きワークベンチ内から実行してプロファイルを作成および増強できます。
仕様レベル
ワークベンチは、
プロジェクトに対して定義した仕様レベルに基づいて、サーバーの選択のオプションを
提供します。次の表に、さまざまなバージョン・レベルの WebSphere Application Server の
仕様レベルのサポートに関する要約を示します。サポートされる WebSphere Application
Server 仕様レベルについて詳しくは、
仕様および API 資料 を参照してください。
WebSphere Application Server バージョン 7.0
Java EE 5 (またはそれ以前) の
サポートは、WebSphere Application Server V7.0 に対して実行されているアプリケーションで
利用できます。
WebSphere Application Server バージョン 8.0
Java EE 6 (またはそれ以前) の
サポートは、WebSphere Application Server V8.0 に対して
実行されているアプリケーションで利用できます。
WebSphere Application Server バージョン 8.5
Java EE 6 (またはそれ以前) の
サポートは、WebSphere Application Server バージョン 8.5 に対して
実行されているアプリケーションで利用できます。
WebSphere Application Server バージョン 8.5 (Liberty Profile)
Java EE 6 (またはそれ以前) の
サポートは、WebSphere Application Server バージョン 8.5 (Liberty Profile) に対して
実行されているアプリケーションで利用できます。