この演習では、EJB セッション Bean を入れるために使用する EJB 3.1 プロジェクトを作成する手順を詳細に説明します。
EJB 3.1 プロジェクトを作成するには、サーバー・プロファイルを備えた WebSphere® Application Server Version 8.0 以降
がインストールされている必要があります。
EJB 3.1 カウンター・プロジェクトを作成する手順は、以下のとおりです。
- WebSphere Application Server のサーバー構成を、以下のようにして作成します。
- を選択して「サーバー」ビューを開きます。
- 「サーバー」ビューを右クリックして、を選択して、新しい WebSphere Application Server を定義します。
「新規サーバー」ウィザードの指示に従います。
その際、必ず WebSphere Application Server を選択するようにしてください。
- EJB 3.1 プロジェクトを作成します。
- ワークスペースに Java™ EE アイコン
が表示されない場合は、Java EE パースペクティブに切り替える必要があります。メニュー・バーで、を選択します。「パースペクティブの選択」ウィンドウが開きます。
- 「Java EE」を選択してください。「OK」をクリックします。Java EE パースペクティブが開きます。
- Java EE パースペクティブで、を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「新規 EJB プロジェクト」ページで、プロジェクトのプロパティーを指定します。
- 「プロジェクト名」フィールドに EJBCounterSampleEE6 と入力します。
- 「プロジェクト・ロケーション」フィールドで、「デフォルト・ロケーションの使用」を選択するか、「参照」をクリックして別のロケーションを選択します。
- 「ターゲット・ランタイム」フィールドで、
適切なバージョンの WebSphere Application Server を選択します。
- 「EJB モジュール・バージョン」フィールドで、「3.1」を選択します。
- 「構成」フィールドで、適切なバージョンの WebSphere Application Server のデフォルト構成を選択します。
- 「プロジェクトを EAR に追加」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 「ワーキング・セット」セクションで、「ワーキング・セットにプロジェクトを追加」フィールドを空にしたまま「次へ」をクリックします。
- 「Java」ページで、デフォルトを受け入れてから「次へ」をクリックします。
- 「EJB Module」ページで、「クライアント・インターフェースおよびクラスを保持するための EJB クライアント JAR モジュールを作成する」のチェックをはずし、「ejb-jar.xml デプロイメント記述子の生成 (Generate an ejb-jar.xml deployment descriptor)」を選択します。
他のデフォルト値を受け入れ、「終了」をクリックします。
- 以下のようにして、Java クラスの @Singleton 注釈を追加します。
- 「エンタープライズ・エクスプローラー」ビューで、「EJBCounterSampleEE6」 プロジェクトを右クリックして、を選択します。
- デフォルトの「ソース・フォルダー」(EJBCounterSampleEE6/ejbModule) を受け入れます。「パッケージ」フィールドに「com.ibm.example.websphere.ejb3sample.counter」と入力し、
「名前」フィールドに「SingletonCounterBean」と入力します。
- 「終了」をクリックします。
- SingletonCounterBean クラスが Java エディター内に開きます。@Singleton を追加することによって、Singleton Bean を生成するための EJB 3.1 注釈を追加します。
- 注釈を追加すると、@Singleton 行の横にクイック・フィックス・アイコン
が表示されます。
- クイック・フィックス・アイコンを右クリックして、「クイック・フィックス」を選択します。
- 「'Singleton' (javax.ejb) のインポート」を選択し、CTRL+S を押して保存します。必要な依存関係がソース・コードに自動的に追加されます。
ヒント: 「クイック・フィックス」を使用する際のショートカットは、「
@Si」と入力し、
CTRL+スペース・バーを押し、
「@Singleton - javax.ejb」を選択することです。
必要な依存関係がソース・コードに自動的に追加されます。
これで、『演習 1.2: SingletonCounterBean.java クラスに必要なクラスとインターフェースの作成』に移る準備ができました。