Web アプリケーションへの注釈の追加

Java EE 5 および 6 は、ソース・コードへの注釈の注入を サポートしています。これにより、リソース、依存関係、サービス、 およびライフサイクル通知をソース・コードに埋め込むことができるようになり、これらの成果物を別の場所で 保持する必要もありません。注釈は、エンタープライズ・アプリケーションの開発と構成を 簡略化します。

このタスクについて

「注釈」ビューを使用するか、Java™ エディターで注釈を直接追加することによって、 ソース・コードに注釈を追加することができます。

手順

  1. Web アプリケーションに追加する注釈を決定します。
    表 1. Java EE 5 Web アプリケーションによってサポートされている注釈. この表は、Web アプリケーションで使用する、共通注釈、EJB 注釈、および Web サービス注釈 について記述しています。
    注釈のタイプ 注釈 説明
    共通の注釈 @Resource Resource 注釈は、アプリケーションで必要とするリソースの参照を宣言します。
    @Resources Resources 注釈は、複数のリソース宣言を宣言します。
    @DeclaresRoles DeclaresRoles 注釈は、アプリケーションのセキュリティー役割を指定します。
    @RunAs RunAs 注釈は、実行時のアプリケーションの役割を指定します。
    @PostConstruct PostConstruct 注釈は、初期化を実行するためにリソース注入が完了した後に開始されるコンテナーを 指定します。
    @PreDestroy PreDestroy 注釈は、コンテナーによってインスタンスが削除されている最中であることを シグナル通知するために使用されます。
    EJB @PersistenceContext PersistenceContext 注釈は、コンテナー管理エンティティー・コンテキストを指定します。
    @PersistenceContexts PersistenceContexts 注釈は、複数の @PersistenceContext 注釈を宣言します。
    @PersistenceUnit PersistenceUnit 注釈は、EJB で使用するエンティティー・マネージャー・ファクトリーの参照を 指定します。
    @PersistenceUnits PersistenceUnits 注釈は、複数の @PersistenceUnit 注釈を宣言します。
    Web サービス @WebServiceRef WebServiceRef 注釈は、Web アプリケーション内の Web サービスの参照を指定します。
    @WebServicesRefs WebServicesRefs 注釈は、複数の @WebServiceRef 注釈を宣言します。
  2. 「注釈」ビューを使用するか、Java エディターで注釈を直接追加することによって、ソース・コードに 注釈を追加します。

次のタスク

Web 層のリソース注入について詳しくは、次のサイトを参照してください。
トピックのタイプを示すアイコン タスクのトピック
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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: May 29, 2014 10:20

ファイル名: twebannotations.html