Web プレビュー・サーバーの構成

Web プレビュー・サーバーと proxy-config.xml ファイルの構成を行うことができます。

手順

  1. 「サーバー」ビューで、Web プレビュー・サーバーをダブルクリックしてサーバー・エディターを開く。 「概要」ページと「セキュリティー」ページを使用して、Web プレビュー・サーバーを構成できます。
  2. 概要」ページの「一般情報」セクションで、サーバー名、ホスト名、およびランタイム環境を編集する。
  3. 「通信の設定」セクションで、Web プレビュー・サーバーに使用するデフォルトのポート番号を指定する。
    注: デフォルトのポート番号が既に使用されている場合、Web プレビュー・サーバーは別の利用可能なポート番号を自動的に割り当てます。
  4. 「公開」セクションで、次のいずれかの設定を選択する。
    オプション 説明
    自動公開しない ワークベンチはファイルをサーバーに公開しません。
    リソース変更時に自動公開 ワークベンチは、サーバーに関連付けられたファイルの変更が保存されて、設定された公開間隔の時間がすべて経過した後に、公開します。 これはデフォルトの設定です。
    ビルド・イベント後に自動公開 サーバーに関連付けられている、ビルドが必要なファイルに対して加えられた変更が保存され、かつ設定された公開間隔の時間がすべて経過した後に、ワークベンチが公開を行います。
    公開間隔 (秒) ワークベンチがサーバー上のファイルの公開を行うまでの秒数です。 ただし、この時間間隔の完了前にファイルに対して続きの変更を行った場合には、タイマーがリセットされるので公開は遅れます。 時間間隔が完全に経過した後にのみ、ワークベンチがサーバーに対して公開します。 公開間隔を 0 秒に設定した場合は、ファイルへの変更が保存された後すぐにファイルが公開されます。
  5. 「タイムアウト」セクションで、要求が完了するまでの時間の長さを設定する。
  6. 「Ajax プロキシー」セクションに、アクセス URL と、それに対応する解決されたターゲット URL を表示するテーブルが入る。 「Ajax プロキシー」セクションには、「アクセス URL」列にリストされている、任意の URL をプロキシーとして使用可能な、ワイルドカード (proxy/http/*) のためのデフォルトの Proxy 規則があります。 例えば、Web ブラウザーで URL http://localhost:8080/proxy/http/google.com を使用して Google Web ページをロードできます。 この要求がプロキシーを通してマップされると、http://www.google.com に対して直接要求を発行した場合と同じ結果になります。
    ヒント: Ajax プロキシー URL 表の 1 行を右クリックし、 アクセス URL (例えば proxy/us/en) を コピーして JavaScript コードに貼り付けることができます。
  7. 「プロキシー URL の構成」リンクをクリックして proxy-config.xml を編集する。
  8. AJAX Proxy 構成エディターで、リモート・ドメインにマップするためのプロキシー規則を追加する。 「プロキシー規則」ノードを選択して、「追加」をクリックします。
  9. 項目の追加」ウィンドウで以下のいずれかの項目を選択して、その属性をエディターで編集する。
    オプション 説明
    マッピング 着信要求をコンテキスト・パスに基づいてターゲット URL にマップします。

    「コンテキスト・パス」属性、およびオプションの「URL」属性を指定します。 例えば、/ibmproducts のコンテキスト・パスを URL http://www.ibm.com/products に設定したとします。

    着信プロキシー URL が http://mywebsite.com/ibmproducts/us/en の場合、プロキシーは要求を http://www.ibm.com/products/us/en に転送します。 プロキシーは、一致するアクセス・ポリシーを適用する前に、コンテキスト・パスのマッピングを解決します。 迅速なプロトタイピングをサポートするために、2 つのデフォルトのプロキシー・マッピング http/* および us/en が提供されています。

    メタデータ HTTP 関連のパラメーターなど、プロキシーの汎用構成プロパティーを指定します。 プロキシー・エディターには、次のとおりデフォルト名と値のペアからなる、複数の共通メタデータのオプションが用意されています。
    forward-http-errors
    デフォルトでは、Ajax プロキシーは 200 以上 400 未満の HTTP ステータス・コードのみ転送します。 この範囲外のステータス・コードは自動的に「404 File Not Found (ファイルが見つかりません)」エラーに変わります。 この forward-http-errors パラメーターを true に設定することにより、ステータス・コードが 400 以上の HTTP コードをメッセージとともに転送できます。
    unsigned_ssl_certificate_support
    署名されていない証明書が保護 REST サービスで使用されることが多くあります。unsigned_ssl_certificate_support が有効であるとき、Ajax プロキシーは任意の SSL 証明書を受け付けます。 このオプションは、テストおよびデバッグ時に役立ちます。 実稼働環境ではこのオプションを使用しないでください。
    basic-auth-support
    ターゲット・サービスが基本認証を使用する場合は、このオプションを true に設定します。 basic-auth-support 属性が特定の要求で有効ではない場合、HTTP ステータス・コード 401 Unauthorized (不許可) は、結果として 403 : Forbidden (禁止) HTTP コードになります。
    maxconnectionsperhost
    maxconnectionperhost はグローバル値で、任意のホストまたはポートの組み合わせで維持しておく最大接続数を指定します。 デフォルトで、値は 2 に設定されています。ユーザーのアプリケーションが、コンテンツの 2 つ以上のリモート・サイトにアクセスする場合は、この値を増やします。
    maxtotalconnections
    maxtotalconnections は、プロキシーでサポートされる接続の最大数です。デフォルト値は 5 です。受信する可能性がある同時接続数をサポートするのに十分な大きさの値を選択する必要があります。 実際、Web コンテナーの構成方式や、コンテナーでサポートする同時接続数を考慮します。
    socket-timeout
    socket-timeout は、接続が確立されてからデータを待機する、デフォルトのソケット・タイムアウトをミリ秒で定義します。 デフォルトのタイムアウト値は 0 で、無限のタイムアウトと解釈されます。
    retries
    retries パラメーターは、Ajax プロキシーが接続の確立を中断するまで実行するソケット再試行の回数を定義します。 デフォルト値は 2 です。
    connection-timeout
    connection-timeout は、接続が確立されるまでの時間をミリ秒で定義します。 値が指定されていない場合、デフォルト値 60000 が使用されます。 0 の場合、タイムアウトが使用されないことを意味すると解釈されます。
    ポリシー 指定の URL パターンのアクセス・ポリシーを定義します。
    1. ACF」フィールドで、アクティブ・コンテンツ・フィルターをオンまたはオフに切り替えます。 アクティブ・コンテンツ・フィルターは、潜在的に悪意のあるアクティブ・コンテンツを、ブラウザーに表示されるアプリケーション・コンテンツから削除します。
    2. パターンを「URL」属性フィールドに指定します。 着信要求ごとに、プロキシーは URL が最も一致するポリシーを適用します。 一致するポリシーが見つからない場合、プロキシーは要求を拒否します。 ポリシーが見つかると、要求を受け入れるかどうかを検査するためにポリシー・エレメントのサブエレメントが適用されます。
    3. 基本認証チャレンジのサポートをオンまたはオフに切り替えます。
    以下のポリシー・サブエレメントを編集できます。
    アクション・メソッド
    少なくとも 1 つのサポートされる HTTP メソッドを指定します。 Ajax プロキシーは、GET、POST、PUT、HEAD、または DELETE 要求をサポートします。
    Cookie
    プロキシーがターゲット・ドメインに転送する cookie を識別するための cookie 名のリストを定義します。 cookie を転送するために、プロキシーは定義された cookie 名に応じて cookie ヘッダーの値をフィルター処理します。
    HTTP ヘッダー
    プロキシーがターゲット・ドメインに転送するヘッダー名のリストを定義します。 ヘッダー名には、ワイルドカード文字を含めることができます。
    MIME 型
    受け入れる MIME 型のリストを指定します。 MIME 型は、プロキシーがターゲット・サーバーから受け取る応答を参照します。 少なくとも 1 つの MIME 型が指定されている場合、プロキシーは、指定されたいずれかの MIME 型と一致する Content-Type 応答ヘッダーがある応答だけを受け入れます。 MIME 型が指定されていない場合、プロキシーはすべての応答を受け入れます。
    ユーザー
    ユーザーまたはユーザー・グループのリストを指定します。 例えば、「AllAuthenticatedUsers」を指定した場合、プロキシーは要求が認証ユーザーによって送信されたことを検証します。
  10. 「Ajax プロキシーの鍵ストア」セクションには、鍵ストアのパスやタイプといった、Ajax プロキシーが使用する鍵ストアの情報が表示されます。Ajax プロキシーを使用して、信頼されていない SSL 証明書を使用しているターゲット・サーバーの URL から情報を取得するために、鍵ストアに SSL 証明書を追加したり削除したりすることができます。信頼されていない証明書を持つサーバーを指す URL の SSL 証明書をインポートすると、エラー・メッセージが表示されることなく Ajax プロキシーを使用してこの URL にアクセスできるようになります。
    1. オプション: 別のベンダーのソフトウェアを使用して鍵ストアのパスワードが変更された場合、 「鍵ストアのパスワード」フィールドでパスワードを更新します。
    2. 「鍵ストアのパス」フィールドに指定されている鍵ストアに SSL サーバー証明書を追加したり、削除したりします。
      1. 「鍵ストア・エントリーの管理」をクリックします。 「鍵ストアの管理」ウィンドウが開き、それぞれ別名で識別されている現在の鍵ストア・エントリーのリストが表示されます。
      2. 鍵ストア・エントリーを削除するには、鍵ストア・エントリーのリストから削除するエントリーを選択して、「エントリーの削除」をクリックします。
      3. 鍵ストア・エントリーを追加するには、「エントリーの追加」をクリックします。 「証明書のインポート」ウィンドウが開きます。
      4. 「エントリーの別名」フィールドで、新しい鍵ストア・エントリーの別名を指定します。
      5. SSL 証明書を、サーバーまたはローカル・システムのどちらからインポートするかを指定します。
        サーバーから鍵ストアに証明書をインポートする
        SSL 証明書のインポート元のサーバーの URL を入力します。
        鍵ストアにローカル証明書をインポートする
        「証明書の参照」をクリックして、ローカル・システムにある インポート対象の SSL 証明書を見つけます。
      6. 「OK」をクリックして変更を保存し、「証明書のインポート」ウィンドウを閉じます。 「鍵ストアの管理」ウィンドウで「OK」をクリックすると、 鍵ストアに加えたすべての変更が保存されます。
  11. セキュリティー」ページで、以下の設定を構成します。
    セクション 説明
    一般 Web アプリケーションのセキュリティーを使用可能または使用不可にします。Web プレビュー・サーバーでデプロイされた現在のプロジェクトを確認します。
    注: Web プレビュー・サーバーにデプロイされる Web アプリケーションのセキュリティーを使用可能にする必要があります。サーバーにデプロイする必要がある Web プロジェクトに含まれている WebContent/WEB-INF/web.xml ファイルでセキュリティーを構成できます。
    ユーザーおよびグループ Web プレビュー・サーバーに登録されたユーザーとグループを管理します。
    • サーバーに新しいユーザーを登録します。
    • サーバーからユーザーを削除します。
    • サーバーに新しいグループを登録します。
    • 登録されたグループからユーザーを追加または削除します。
    • サーバーからグループを削除します。
    セキュリティー・ロール Web プレビュー・サーバーに登録されたセキュリティー・ロールを管理します。
    • サーバーにセキュリティー・ロールを登録します。
    • サーバーからセキュリティー・ロールを削除します。
    • ユーザーにセキュリティー・ロールをマップします。
    • ユーザーからセキュリティー・ロールを削除します。
    • グループにセキュリティー・ロールをマップします。
    • グループからセキュリティー・ロールを削除します。
  12. 変更を保存します。
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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: May 29, 2014 10:20

ファイル名: tconfigajaxtestserver.html