以下のテーブルに、EJB 3.1 の注釈とデプロイメント記述子の XML データとの間の変換を示します。
注釈 | 属性 | 説明 | 対応するデプロイメント記述子要素 |
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EJB の注釈 (JSR-220) | |||
@Stateless |
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ステートレス・セッション Bean に対するコンポーネント定義の注釈。 isIdentical メソッドは、同一のステートレス・セッション Bean の 2 つのセッション・オブジェクト (つまり、機能的に相互交換可能なセッション・オブジェクト) のオブジェクト参照を比較するために使用された場合は、 常に true を返します。 |
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@Stateful |
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ステートフル・セッション Bean に対するコンポーネント定義の注釈。 |
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@Local |
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Bean クラスで使用されている場合は、セッション Bean に対するローカル・ビジネス・インターフェースを宣言します。 インターフェースで使用される場合は、そのインターフェースをローカル・ビジネス・インターフェースとして指定します。 この場合、value() は提供されません。 |
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@LocalHome |
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セッション Bean に対するローカル・ホームまたは適合するローカル・ホーム・インターフェースを宣言します。 |
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@Remote |
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セッション Bean に対するリモート・ビジネス・インターフェースを宣言します。 インターフェースで使用される場合は、そのインターフェースをリモート・ビジネス・インターフェースとして指定します。 この場合、value() は提供されません。 |
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@RemoteHome |
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セッション Bean に対するリモート・ホームまたは適合するリモート・ホーム・インターフェースを宣言します。 |
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@Remove |
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ステートフル・セッション Bean クラスのビジネス・メソッドに適用されます。 ステートフル・セッション Bean がメソッドの完了後にコンテナーによって削除されることを示します。 |
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@Init |
(適合するホーム/ローカル・ホーム・インターフェースの対応する create メソッドの名前) |
適合するホーム・インターフェースまたは適合するローカル・ホーム・インターフェースの create メソッドに対応するセッション Bean のメソッドを指定します。 |
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@Timeout | NONE | Bean に対する EJB タイマーの有効期限を受け取る必要がある、 ステートレス・セッション Bean クラスまたはメッセージ駆動型 Bean クラスのメソッドを指定します。 |
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@MessageDriven |
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メッセージ駆動型 Bean に対するコンポーネント定義の注釈。 |
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@TransactionAttribute |
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「型」レベルで適用される場合は、セッション Bean またはメッセージ駆動型 Bean のすべてのビジネス・メソッドに対するデフォルトのトランザクション属性を指定します。 メソッド・レベルで適用される場合は、そのメソッドのみに対するトランザクション属性を指定します。 |
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@TransactionManagement |
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セッション Bean またはメッセージ駆動型 Bean にコンテナー管理トランザクションまたは Bean 管理トランザクションがあるかどうかを宣言します。 |
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@PostActivate | NONE | ステートフル・セッション Bean の活動化後にコールバックを受け取るメソッドを指定します。 |
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@PrePassive | NONE | ステートフル・セッション Bean が受動状態になる前にコールバックを受け取るメソッドを指定します。 |
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@EJB |
(ターゲット EJB の次のインターフェース・タイプのいずれかを保持します: [ローカル・ビジネス・インターフェース、
リモート・ビジネス・インターフェース、ローカル・ホーム・インターフェース、リモート・ホーム・インターフェース])
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Enterprise Java™ Bean のローカル・ビューまたはリモート・ビューに対する依存関係を示します。 |
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@EJBs | 複数の「型」レベルの @EJB 注釈を宣言します。 | ||
@ApplicationException |
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例外に適用されます。例外がアプリケーション例外であるので、クライアントに直接 (つまり、ラップせずに) 報告することを示します。 |
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@ActivationConfigProperty |
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config プロパティーの活動化を表します。 |
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@AroundInvoke | NONE | EJB 呼び出しの around invoke 部分の間に呼び出すクラスのメソッドを指定します。 |
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@ExcludeClassInterceptors | NONE | ビジネス・メソッドのクラス・レベルのインターセプターを除外する場合に使用します。 |
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@ExcludeDefaultInterceptors | NONE | Bean またはビジネス・メソッドのデフォルトのインターセプターを除外する場合に使用します。 |
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@Interceptors |
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クラスまたはメソッドに対するインターセプターの順序付きリストを宣言します。 |
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共通の注釈 (JSR 250) | |||
@Generated |
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@Generated 注釈は、生成されたソース・コードにマークを付ける場合に使用します。 また、単一ファイル内でユーザー作成のコードと生成されたコードを区別するために使用することもできます。 使用する場合、値要素にはコード生成プログラムの名前を指定する必要があります。 値フィールドには、com.company.package.classname など、コード生成プログラムの完全修飾名を使用することをお勧めします。 日付要素では、ソースが生成された日付を指定します。 日付要素は ISO 8601 標準に準拠する必要があります。 例えば、日付要素の値が 2011-07-04T12:08:56.235-0700 の場合は、 米国太平洋標準時間帯における 2011 年 7 月 4 日 12 時 8 分 56 秒 (現地時間) を表します。 コメント要素は、コード生成プログラムが生成コードに挿入する可能性があるコメントのプレースホルダーです。 「ソース」が保存されている注釈のみです。その他の注釈はすべて「ランタイム」です。 | NONE |
@PostConstruct | NONE | @PostConstruct 注釈は、依存関係の注入を実施して初期化を実行した後で実行する必要があるメソッドで使用します。 |
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@PreDestroy | NONE | @PreDestroy 注釈は、 インスタンスがコンテナーによって削除中であることを示すコールバック通知としてメソッドで使用します。 |
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@Resource |
このリソースに使用する認証タイプ。
リソースの JNDI 名。
このリソースをこのコンポーネントと他のコンポーネント間で共有できるかどうかを示します。
リソースの
Java の型。 |
@Resource 注釈では、アプリケーションに必要なリソースにマークを付けます。 この注釈は、アプリケーションのコンポーネント・クラス、またはコンポーネント・クラスのフィールドまたはメソッドに適用できます。 この注釈をフィールドまたはメソッドに適用する場合は、 コンテナーが、コンポーネントの初期化時に、要求されたリソースのインスタンスをアプリケーション・コンポーネントに注入します。 この注釈をコンポーネント・クラスに適用する場合は、 注釈によって、アプリケーションが実行時に検索するリソースが宣言されます。 |
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@Resources | |||
@DeclareRoles |
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アプリケーションがロールを宣言する場合に使用します。 |
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@DenyAll | NONE | 指定されたメソッドの呼び出しが許可されるセキュリティー・ロールがないこと、 つまり、メソッドが、J2EE コンテナーでの実行から除外されることを指定します。 |
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@PermitAll | NONE | すべてのセキュリティー・ロールが、指定されたメソッドの呼び出しを許可されていること、 つまり、指定されたメソッドがクリアされることを指定します。 これは、クラスまたはメソッドで指定できます。 クラスで指定する場合は、クラスのすべてのメソッドに適用されます。 メソッド・レベルで指定する場合は、そのメソッドにのみ適用されます。 RolesAllowed がクラス・レベルで指定されている場合に、この注釈がメソッド・レベルで適用されると、 PermitAll 注釈は、指定されたメソッドに対する RolesAllowed をオーバーライドします。 |
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@RolesAllowed |
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アプリケーション内のメソッドへのアクセスが許可されるロールのリストを指定します。 RolesAllowed 注釈の値は、セキュリティー・ロール名のリストです。 この注釈は、クラスまたはメソッドで指定できます。 |
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@RunAs |
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J2EE コンテナーで実行するときのアプリケーションの ID を定義します。 これにより、開発者は特定のロール下で実行が許可されます。 ロールは、コンテナー・セキュリティー・レルム内のユーザー/グループ情報にマップする必要があります。 この注釈の値は、セキュリティー・ロールの名前です。 |
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