Java™ プロジェクトまたは EJB プロジェクトを作成したら、セッション Bean、メッセージ駆動型 Bean、および JPA エンティティーを作成し、プロジェクトに追加することができます。
始める前に
Java プロジェクト、EJB プロジェクト、または Web プロジェクトをワークスペースに作成しておく必要があります。
このタスクについて
以前のバージョンの Enterprise Java Bean 仕様には、エンタープライズ Bean にアクセスするための 2 つのインターフェース (ホームとリモート) が定義されています。 リモートかローカルかは、クライアントが Bean にアクセスする方法によって異なります。
EJB 3.1 仕様では、ホームまたはリモートのインターフェースは必要ありません。ビジネス・インターフェースという 1 つのインターフェースだけが定義されています。
ビジネス・インターフェースは単純な POJI (Plain Old Java Interface) であり、ビジネス・インターフェースのタイプ (リモートまたはローカル) は注釈を使用して指定されます。 EJB の作成に必要な注釈はすべて javax.ejb パッケージで定義されています。
これらの注釈を使用して、セッション Bean、メッセージ駆動型 Bean、またはエンティティー Bean を作成することができます。
手順
- エンタープライズ Bean を作成する最初のステップは、単純な Java クラスを
作成することです。 プロジェクトを右クリックして、を選択します。
- この Java クラスを EJB として扱うようにツールに指示する、コンポーネント定義の注釈を追加します。EJB のコンポーネント定義の注釈には、以下のようなものがあります。
- @Stateless: ステートレス・セッション Bean に対するコンポーネント定義の注釈。
- @Stateful: ステートフル・セッション Bean に対するコンポーネント定義の注釈。
- @MessageDriven: メッセージ駆動型 Bean に対するコンポーネント定義の注釈。
クイック・フィックス・アイコンを右クリックし、プロジェクトに適切なアクションを選択します。 - このクラスが Java プロジェクトに含まれる場合、このプロジェクトを EJB プロジェクトに変換するクイック・フィックス・アクションがツールによって提供されます。
「WebSphere Application Server v7.0 EJB 3.0 サポート
の追加」を選択すると、Java プロジェクトが EJB 3.0 プロジェクトに
変換され、Java エディターの使用中、すべての EJB 3.0 注釈で
クイック・フィックスおよびコンテンツ・アシストを使用できます。
- このクラスが EJB プロジェクトに含まれる場合、必要な import ステートメントを追加するためのクイック・フィックス・アクションがツールによって提供されます。
「Import 'Stateless' (javax.ejb)」を選択すると、import ステートメント import javax.ejb.Stateless; がクラスに追加されます。