Mobile Browser Simulator は、モバイル Web アプリケーションをテストするための Web アプリケーションであり、この Mobile Browser Simulator を使用すれば、デバイス・ベンダーのネイティブ SDK をインストールする必要はありません。
モバイル・ブラウザー・シミュレーターを使用すると、アプリケーションを Android、iPhone、iPad、BlackBerry 6 および 7、Windows Phone 8、およびモバイル Web アプリケーション環境でプレビューできます。
また、Ripple エミュレーターを使用して、BlackBerry アプリケーションにおける WebWorks API をシミュレートすることも可能です。 Web ブラウザーとして Chrome を使用し、シミュレーターで「シンプル・プレビューを開く」をクリックします。 アプリケーションがロードされた状態で Chrome 内で新規タブが開きます。このタブから Ripple エミュレーターを開くことができます。
すべての環境はアプリケーション・フォルダーからプレビューできます。 各環境に固有のプレビューでは、使用可能な環境からデバイスを追加することが可能です。
モバイル・ブラウザー・シミュレーター内で、デバイスごとにスキンをテストできます。 そのプラットフォームで使用可能なスキンのみが表示されます。 Worklight リッチ・ページ・エディターでファイルを保存して、「実行/更新」をクリックすると、すぐにそのファイルをプレビューすることができます。
デバイス・ツールバーのリンク・アイコンを選択することで、別のシンプルなプレビューでアプリケーションのデバッグを行うことが可能です。
アプリケーションに新しい環境またはスキンが追加された場合には、 Eclipse から「実行」>「モバイル・ブラウザー・シミュレーターで実行」を選択して、モバイル・ブラウザー・シミュレーターを再始動する必要があります。
デバイス・ツールバーのクイック・レスポンス (QR) コード・アイコンを選択して、その環境の URL に固有の QR コードを表示できます。 そのため、この QR コード生成プログラムにより、物理デバイス上でのクイック・テストが可能になります。
Mobile Browser Simulator には、ターゲット・デバイスをエミュレートするフレームが組み込まれています。つまり、モバイル・デバイスのブラウザーでページを表示した場合の表示内容を確認するためのフレームです。フレームを切り替えることで、BlackBerry 6 および 7、Android、iPad、iPhone、および Windows Phone 8 のモバイル・デバイスを含め、さまざまな画面解像度とフォーム・ファクターをエミュレートすることが可能です。さらに、向きの変更 (縦長または横長) に合わせてフレームを回転させることも可能です。 各種の画面表示を同時に確認するためにフレームに複数のデバイスを追加することもできます。 Web プロジェクトでデバイス検出サーブレットが構成されている場合は、このシミュレーターによって、さまざまなデバイス固有エージェントからの要求をエミュレートできます。