WebSphere テスト環境のコンパイル・サポート

サーバーをローカルにはインストールしていないものの、サーバー用のアプリケーションを開発したり、サーバーにリモート接続したりする場合に、サーバーのスタブを使用できます。

スタブ とは、コンパイル時サポート用の WebSphere® Application Server JAR ファイル、リモート・デプロイメント用の WebSphere Application Server 構成、および対応する Java™ Developer Kit (JDK) が含まれているディレクトリーのことです。これらのスタブ・ディレクトリーにより、対応するランタイム環境またはテスト環境がローカルにインストールされていない場合に、サーバー用のアプリケーションをビルドできます。

IBM® Installation Manager を使用して製品パッケージをインストールすると、サポートされているすべてのバージョンの WebSphere Application Server で利用可能なスタブ・ディレクトリーをオプションでインストールできます (スタブ・ディレクトリーは WebSphere Portal Server にも利用可能です)。Installation Manager のフィーチャー・リストで、スタブ・ディレクトリーをインストールするオプションには「アプリケーション開発用ツール (ローカル・サーバーがインストールされていない場合)」という名前が付けられています。

WebSphere Application Server のスタブ・ディレクトリーのインストール先のデフォルト設定は、x:¥runtimes¥base_v¥_stub です。ここで、 x はこの製品がインストールされているインストール・ディレクトリー、# はサーバーのバージョン・レベルです。例えば Windows オペレーティング・システムでは、WebSphere Application Server V8.0 のスタブ・ディレクトリーのインストール先のデフォルト設定は C:¥Program Files¥IBM¥SDP¥runtimes¥base_v8_stub となります。

注: プロジェクトが (完全なランタイム環境ではなく) WebSphere Application Server スタブをターゲットとする時に、アプリケーションが内部 WebSphere Application Server クラスを使用する場合、コンパイル・エラーまたは Java コンパイラー・スタブの生成段階でデプロイ中にエラー (クラスが見つからない例外など) が発生します。
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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: May 29, 2014 10:20

ファイル名: rcompile.html