デバッグ中に Java™ クラスの変更を行いたい場合、
WebSphere® Application Server 上でデバッグ・モードでアプリケーション
を実行していれば、ホット・メソッド置換が自動的に使用可能になっています。ホット・メソッド置換を使用すると、
アプリケーションやサーバーを再起動しなくても、ほとんどのアプリケーション変更の自動反映が可能になります。
ホット・メソッド置換についてのヒント
- ホット・メソッド置換は、アプリケーションのプロファイル作成時には
使用できません。アプリケーションのプロファイルを作成すると、プログラムの実行時の動作に関連したデータが収集され、
グラフィック・ビューおよび表ビューの両方に表示されます。プロファイル作成によって、
どの操作に最も時間がかかっているのかを確認でき、メモリー・リークの発見および解決に役立ちます。詳しくは、
プロファイル作成の資料を参照してください。
- ホット・メソッド置換を使用してサーブレットのデバッグを行う場合、
サーバーは変更されたメソッドを再ロードします。クラスの再ロード、およびサーブレットの再ロードと
再初期化は行いません。
- JSP デバッグはホット・メソッド置換をサポートしません。
- ホット・メソッド置換が自動的に実行されていると、JIT (Just-In-Time) コンパイラーも同時に使用可能になっています。ホット・メソッド置換の実行中に使用される JIT コンパイラーは、通常のデバッグを使用しているときよりも処理速度がかなり速くなります。アプリケーションのデバッグ中にホット・メソッド置換が実行されている場合、JIT コンパイラーを使用不可にする JAVA_COMPILER=NONE 環境変数およびシステム・プロパティー -Djava.compiler=NONE は無視されます。ホット・メソッド置換が実行されていると、-Xint オプションは、JIT コンパイラーを使用不可にします。
- サーバー・エディターで「Java 仮想マシン設定で -Xquickstart を実行する」チェック・ボックスが選択されても、サーバーがデバッグ・モードで開始されると、ワークベンチはこのオプションを無視します。サーバーがデバッグ・モードで開始されると、始動時の -Xquickstart JVM 設定は実行されません。
詳しくは、『開発のために WebSphere Application Server の始動を最適化』を参照してください。