WebSphere Application Server Hypervisor Edition の System z へのインストール

Novell SLES および RedHat Enterprise Linux on System Z 用の IBM® WebSphere® Application Server Hypervisor Edition が使用可能です。 IBM Workload Deployer を使用して、この製品の構成、プロビジョン、およびアクティブ化を行います。

始める前に

IBM WebSphere Application Server Hypervisor Edition をよく理解するため、IBM WebSphere Application Server Hypervisor Edition 概説をお読みください。

System z イメージを使用するには、25 GB の空きディスク・スペースが必要です。

IBM WebSphere Application Server Hypervisor Edition 仮想イメージを始動します。プリインストールされたすべての IBM WebSphere ソフトウェアの所有者は、virtuser と名付けられた非 root のオペレーティング・システム・ユーザーです。オペレーティング・システム環境にアクセスするには、SSH 経由でコマンド行インターフェースを使用する必要があります。x サーバー・パッケージは、オペレーティング・システムにインストールされていません。イメージは、単一のオープン仮想化装置 (OVA) でパッケージ化されています。IBM Workload Deployer のみが、イメージをプロビジョンできます。イメージのプロビジョニングについて詳しくは、 IBM Workload Deployer の資料を参照してください。

このタスクについて

Novell SLES および RedHat Enterprise Linux on System Z 用の IBM WebSphere Application Server Hypervisor Edition が使用可能です。 バージョン 8.5 には、IBM WebSphere SDK Java Technology Edition バージョン 7.0.1.0 が含まれます。 以下の表は、バージョン 8.5 に含まれる製品を示したものです。
表 1. バージョン 8.5 の製品とその説明
製品 説明
Novell Suse Linux Enterprise Server または RedHat Enterprise Linux on System Z root ユーザーおよび virtuser オペレーティング・システム ID が含まれる
WebSphere Application Server バージョン 8.5 64 ビット (オプションの XC10 クライアントあり) /opt/IBM/WebSphere/AppServer
IBM HTTP Server for WebSphere Application Server バージョン 8.5 /opt/IBM/HTTPServer
IBM HTTP Server Plug-in for WebSphere Application Server バージョン 8.5 /opt/IBM/Plugins
IBM Installation Manager /opt/IBM/InstallationManager
WebSphere Application Server バージョン 8.5 の事前作成プロファイル /opt/IBM/WebSphere/Profiles
IBM WebSphere Application Server Web 2.0 and Mobile Toolkit /opt/IBM/WebSphere/Web20Mobile にインストールされます
表 2. プロファイルのタイプとその説明
プロファイル・タイプ 説明 バージョン 8.5 に適用可能
アプリケーション・サーバー スタンドアロン・アプリケーション・サーバー・プロファイルを作成します。 はい
カスタム・プロファイル デプロイメント・マネージャー・セルに属するカスタム・プロファイルを作成 します。このプロファイルは、インターネットまたはイントラネットにおいて、デプロイメント・マネージャーの管理下 でアプリケーションを利用できるようにします。このノードを統合する必要があります。 はい
デプロイメント・マネージャー 複数の統合ノードに対する管理機能を提供するデプロイメント・マネージャーを作成します。 ノードおよびデプロイメント・マネージャーは、セル を構成します。 はい
ジョブ・マネージャー 複数の基本サーバー、複数のデプロイメント・マネージャーを管理し、 ジョブの実行依頼を非同期的に行うための単一のコンソールを提供するジョブ・マネージャーを作成します。 はい
管理エージェント + n アプリケーション・サーバー・プロファイル 統合されていない複数のアプリケーション・サーバーを管理するための単一のインターフェースを提供する管理エージェントを作成します。 はい
Liberty プロファイル パネル上でデプロイメント・マネージャーとジョブ・マネージャーの間に置かれる Liberty プロファイル・サーバーを 作成します。 8.5 のみ
IBM HTTP Server IBM HTTP Server プロファイルを作成します。ブルー・スクリーンで IBM HTTP Server プロファイルが選択されると、デフォルトで、 IBM HTTP Server および 管理サーバー用に SLES init.d サービスが作成されて開始されます。 はい

仮想イメージは、2 GB の使用可能な RAM 用に設定されていますが、 大きくすることができます。仮想イメージでは NAT ネットワーキングが使用可能になっています。 これは、ブリッジに変更したり、あるいはホストのみに変更したりすることができます。

手順

WebSphere Application Server Hypervisor Edition on System z® イメージは、IBM Workload Deployer を使用してプロビジョンされる必要があります。 詳しくは、 IBM Workload Deployer のインフォメーション・センターを参照してください。

タスクの結果

WebSphere Application Server Hypervisor Edition on System z を正常にプロビジョンできました。

次のタスク

イメージのアクティベーション中に構成したユーザー ID とパスワードを使用してログインします。

タスク・トピック    

インフォメーション・センターの使用条件 | フィードバック

最終更新: June 09, 2013 01:45 PM EDT
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=v850hyperv&product=was-nd-mp&topic=tins_virt_install_zvm
ファイル名: tins_virt_install_zvm.html