IBM Workload Deployer による Liberty プロファイルの管理

IBM® Workload Deployer を使用して、Liberty プロファイルの作成と管理を行うことができます。

始める前に

IBM WebSphere® Application Server Hypervisor Edition をよく理解するため、WebSphere Application Server Hypervisor Edition バージョン 8.5 概説をお読みください。

イメージのプロビジョニングについて詳しくは、 IBM Workload Deployer の資料を参照してください。

このタスクについて

このタスクの対象は WebSphere Application Server Hypervisor Edition バージョン 8.5 です。

IBM Workload Deployer を使用して、Liberty プロファイル・アプリケーション・サーバー を含んでいる仮想システム・パターンをビルドおよびデプロイすることができます。

以下の手順を使用して、新規パターン の構成および仮想システム・イメージの作成を行います。

手順

  1. 新規パターンを構成します。
    1. IBM Workload Deployer のホーム・ページで、「パターン」タブに移動します。
    2. 「仮想システム」をクリックします。
    3. 「仮想システム・パターン」ページで、新規パターンを構成するため、+ をクリックします。
    4. 新規パターンを構成し、パターン名を入力し、説明を追加します。
    5. OK」をクリックします。
  2. 新規パターンを編集します。
    1. パターンのリストから新規パターンを選択します。
    2. 「編集」をクリックします。
    3. エディター画面で、Liberty プロファイル・サーバーを選択し、 それを新規パターンまでドラッグします。
    4. 「編集の終了」をクリックします。
  3. この新規パターンを使用して、仮想システム・イメージを作成します。
    1. 「仮想システム・パターン」ページで、「デプロイ」をクリックします。
    2. 新規仮想システムの名前を入力します。
    3. アプリケーション・サーバーの属性 (サーバー名、プロセッサー数、メモリー、パスワードなど) を指定するため、 「仮想パーツの構成」 > 「Liberty プロファイル・サーバー」をクリックします。入力した 値に基づいて、新しい仮想システム・イメージが作成されます。 例えば、サーバー名として myserver と入力 すると、仮想システム・イメージ用に、 以下のディレクトリーおよびファイルが作成される結果になります。
      表 1. 生成 されるディレクトリーおよびファイル
      ファイルまたはディレクトリー ロケーション
      Java ランタイム・コード・ディレクトリー /opt/IBM/WebSphere/AppServer/java
      Liberty プロファイル・ランタイム・コード・ディレクトリー /opt/IBM/WebSphere/Liberty
      Liberty プロファイル・ユーザー域ディレクトリー /opt/IBM/WebSphere/Profiles/Liberty
      Liberty プロファイル・サーバー環境ファイル /opt/IBM/WebSphere/Liberty/etc/server.env
      Liberty プロファイル・サーバー構成ファイル /opt/IBM/WebSphere/Profiles/Liberty/servers/myserver1/server.xml
      Liberty プロファイル・サーバー出力コンソール・ファイル /opt/IBM/WebSphere/Profiles/Liberty/servers/myserver1/logs/console.log
      Liberty プロファイル・サーバー出力メッセージ・ファイル /opt/IBM/WebSphere/Profiles/Liberty/servers/myserver1/logs/messages.log

タスクの結果

限定された一部のフィーチャーが有効にされていて、インストールされたアプリケーションはない、myserver1 という名前の 新規 Liberty プロファイル・アプリケーション・サーバーが、自動的に開始されます。このアプリケーション・サーバー・インスタンス は、スクリプト・コマンドまたはバージョン 8.5 ジョブ・マネージャーのいずれかを使用して管理できます。 デフォルトでは、サーバー・インスタンスは、デプロイメント中に用意される IBM Java 1.6 JDK 上で稼働します。

Liberty プロファイル・アプリケーション・サーバーは、デプロイメント中に作成される server.env ファイル で指定される JDK を使用し、以下のようにユーザー構成データの基本ディレクトリーを設定します。
  • JAVA_HOME=/opt/IBM/WebSphere/AppServer/java/jre
  • WLP_USER_DIR=/opt/IBM/WebSphere/Profiles/Liberty

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最終更新: June 09, 2013 01:45 PM EDT
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=v850hyperv&product=was-nd-mp&topic=tins_virt_liberty_iwd
ファイル名: tins_virt_liberty_iwd.html