パフォーマンスを最適化するために、オペレーティング・システムおよび WebSphere Application Server パラメーターが IBM® WebSphere® Application Server Hypervisor Edition 仮想イメージに自動的にチューニングされます。
WebSphere Hypervisor Edition は、仮想イメージに割り振られた仮想リソースに基づいて、アプリケーション・サーバーおよびデプロイメント・マネージャーをチューニングします。自動チューニングでは、仮想システムのパフォーマンスの最適化が試みられますが、アプリケーションの特定ニーズに対応できるよう変更することもできます。Java ヒープ・サイズは割り振られた仮想メモリーのサイズに基づいて設定され、WebSphere Application Server の Web コンテナー・スレッドのサイズは仮想 CPU の数に基づいて設定されます。
Minimum/Maximum JVM Heap = max(min((Virtual Memory - 1280MB) / # Application Server Instances, 4096MB), 256MB)
仮想イメージに割り振られた仮想メモリーの量を基にして、各アプリケーション・サーバーおよびデプロイメント・マネージャー・インスタンスに可能な限りのメモリーを配布するのが目的です。オペレーティング・システムおよびその他のネイティブ・プロセス用に 1280 MB を
予約した後、残りのメモリーが Java 仮想マシン (JVM) の間で均等に配分されます。
自動チューニングのアルゴリズムは、256 MB 以上 4 GB 以下を該当 JVM に割り振ります。Minimum/Maximum Threads = # Virtual CPUs * 10
仮想イメージの仮想プロセッサー数に合わせて、Web コンテナー・スレッドの数が 10 の倍数で変化します。その目的は、追加のワーカー・スレッドを提供して、より多くの仮想 CPU リソースでシステムを効果的に使用できるようにすることです。