IBM WebSphere Application Server Hypervisor Edition のサイレント・インストール

WebSphere® Application Server Hypervisor Edition は、Distributed Management Task Force (DMTF) の Open Virtualization Format (OVF) 1.0 仕様をサポートします。この仕様を IBM® WebSphere Application Server Hypervisor Edition のサイレント構成メソッドとして使用します。

始める前に

以下の手順を実行する前に、OVF 1.0 仕様を参照してください。

このタスクについて

サイレント・アクティベーションは、 IBM WebSphere Application Server Hypervisor Edition 仮想イメージを構成するための代替メソッドを提供します。以下の手順では、 サイレント・アクティベーションを使用して、ESX ハイパーバイザー上に単一の仮想マシンを構成します。

手順

  1. OVF イメージをハイパーバイザーにアップロードします。
    1. 圧縮パッケージの内容をローカル・システムに解凍します。 各パッケージ に対して tar -xzf コマンドを実行してください。
      was.8550.nd.linux.vmware.ovf.binary.sles.x86.tgz 
      was.8550.nd.linux.vmware.ovf.metadata.sles.x86.tgz 
      was.8550.nd.linux.vmware.ovf.os.sles.x86.tgz
      ファイルを解凍すると、 以下のファイルが作成されます。
      • Red Hat:
        was85-32-RHEL.ovf
        RHEL61-32.vmdk
        WebSphere.vmdk
      • Novell SLES:
        was85-32-SLES.ovf
        SLES11-32.vmdk
        WebSphere.vmdk 
    2. ファイルを ESX ハイパーバイザーにアップロードします。 解凍したファイル を VMware Infrastructure Client を使用して VMware ESX ハイパーバイザーに転送します。 「ファイル」>「OVF テンプレートのデプロイ...」をクリックします。最初のパネルで、「参照」をクリックして、前のステップで抽出した WebSphere_V85_ESX_RHEL8632.ovf ファイルを見つけます。ウィザードに 従ってイメージに名前を付け、適切なデータ・ストアを選択し、 使用するネットワークを選択します。ウィザードが完了すると、ディスクがハイパーバイザーに転送され、 VM が登録された状態になります。
  2. サイレント・アクティベーション・ファイルを作成します。 OVF 仕様では、仮想マシンの複数の構成パラメーターを指定する ovf-env.xml ファイル を ISO イメージに含めることを勧めています。 ovf-env.xml ファイルの詳細については、ovf-env.xml ファイルを参照してください。
  3. ISO イメージを作成します。 ISO イメージは標準 ISO 作成ソフトウェア を使用して作成できます。以下の例は、 mkisofs ユーティリティーを使用して ISO を作成する方法を示しています。
    mkdir /tmp/ovfenv
    cp ovf-env.xml /tmp/ovfenv
    mkisofs –J –r –o activation.iso /tmp/ovfenv
  4. activation.iso ファイルを IBM WebSphere Application Server Hypervisor Edition 仮想イメージ・ディスクがあるデータ・ストアに転送します。 activation.iso ファイルをデータ・ストアに転送します。 「データ・ストアの管理 (manage datastores)」をクリックします。「ファイルのアップロード (upload files)」アイコンをクリックします。
  5. activation.iso ファイルが仮想イメージに接続されていることを 確認します。 VMware Infrastructure Client を使用して、.iso を接続する仮想マシン・イメージをクリックします。 設定をクリックして CD ROM セクションに進み、 activation.iso ファイルが仮想マシンの基本 iCD イメージであることを確認します。
  6. 仮想マシン名を右クリックし、「パワー オン (POWER ON)」を選択して、 仮想マシンを始動します。

タスクの結果

上記の手順を正常に完了したら、稼働しており使用可能な 単一の仮想マシンのサイレント構成を行ったことになります。

次のタスク

Websphere 管理コンソールのアイコンをクリックして、管理コンソールを開きます。ovf-env.xml ファイルを使用して構成した virtuser ユーザー ID とパスワードを使用してログインします。

タスク・トピック    

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最終更新: June 09, 2013 01:45 PM EDT
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=v850hyperv&product=was-nd-mp&topic=tins_virt_silent
ファイル名: tins_virt_silent.html