[AIX Solaris HP-UX Linux Windows]

GUI を使用したIBM HTTP Server のインストール

Installation Manager GUI を使用して、IBM® HTTP Server のインストールを行うことができます。

始める前に

Installation Manager のインストール:
  1. 以下のいずれかの手順を実行します。
    • この製品に付属している Installation Manager を使用する場合は、以下のアクションを実行します。
      1. 必要なファイルを取得します。
        Installation Manager および製品の入手とインストールには、3 つの基本的なオプションがあります。
        • 物理メディアにアクセスして、ローカル・インストールを行う

          製品メディアにある Installation Manager および製品リポジトリーにアクセスできます。 ご使用のシステムに Installation Manager をインストールし、それを使用してメディア上の製品リポジトリーから製品をインストールできます。

        • ファイルをPassport Advantage®のサイトからダウンロードして、 ローカル・インストールを行う

          ライセンス交付を受けたお客様は、Installation Manager および必要な製品リポジトリーをパスポート・アドバンテージのサイトからダウンロードできます。 その後、システムに Installation Manager をインストールし、その Installation Manager を使用してリポジトリーから製品をインストールすることができます。

        • ファイルを Installation Manager の Web サイトからダウンロードして、Web ベースのインストールを行う
          Installation Manager が含まれている圧縮ファイルを、IBM Installation Manager の Web サイトからダウンロードして解凍できます。 その後、ローカル・システムに Installation Manager をインストールし、その Installation Manager を使用して、次の場所にある Web ベースのリポジトリーから製品をインストールすることができます。
          http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.IHS.v85 
          注: この場所には、Web ブラウザーを使用してアクセスできる Web ページは含まれていません。これは、Installation Manager GUI がこのリポジトリー内のファイルにアクセスして製品をインストールする前に、Installation Manager の設定に追加する必要がある Web ベースのリモート・リポジトリー・ロケーションです。
      2. Installation Manager インストール・ファイルを含むロケーションを変更し、以下のコマンドの 1 つを実行します。
        管理インストール:
        • [Windows] install.exe
        • [AIX][HP-UX][Linux][Solaris] ./install
        非管理インストール:
        • [Windows] userinst.exe
        • [AIX][HP-UX][Linux][Solaris] ./userinst
        グループ・モードでのインストール:
        [AIX][HP-UX][Linux][Solaris] ./groupinst
        グループ・モードに関する注意事項:
        • グループ・モードにより、複数のユーザーが IBM Installation Manager の単一インスタンスを使用してソフトウェア・パッケージを管理できます。

          これは、IBM Installation Manager の単一インスタンスを 2 人のユーザーが同時に使用できるという意味ではありません。

        • [Windows] グループ・モードは、Windows オペレーティング・システムでは使用できません。
        • グループ・モードを使用せずに Installation Manager をインストールする場合、後からこの Installation Manager を使用してインストールする製品を管理するためにグループ・モードを使用することはできません。
        • 現在のユーザーのホーム・ディレクトリーにあるデフォルト・ロケーションから、グループ内のすべてのユーザーがアクセスできるロケーションへインストール・ロケーションが変更されたことを確認します。
        • グループ・モードでのインストールを行う前に、IBM Installation Manager インフォメーション・センターの「グループ・モードのロードマップ」に説明されているように、グループ、アクセス権、および環境変数をセットアップします。
        • グループ・モードの使用について詳しくは、IBM Installation Manager インフォメーション・センターの 「グループ・モードのロードマップ」を参照してください。

        インストーラーによって「パッケージのインストール」ウィンドウが開かれます。

      3. Installation Manager のパッケージが選択されていることを確認して、 「次へ」をクリックします。
      4. 使用条件の条項に同意し、「次へ」をクリックします。

        プログラムによって、 インストール用のディレクトリーが作成されます。

      5. 「次へ」をクリックします。
      6. 要約情報を検討して、「インストール」をクリックします。
        • 正常にインストールされた場合は、プログラムにより、インストールが正常に行われたことを示すメッセージが 表示されます。
        • インストールが正常に行われなかった場合は、「ログ・ファイルの表示」を クリックして、問題のトラブルシューティングを行います。
    • ご使用のシステムに Installation Manager バージョン 1.5.2 以降 が既にインストールされていて、それを使用して製品をインストールおよび保守する場合は、物理メディアまたは Web から必要なファイルを取得します。
      製品をインストールするために、3 つの基本的なオプションがあります。
      • 物理メディアにアクセスして、ローカル・インストールを行う

        製品メディアにある製品リポジトリーにアクセスできます。 既存の Installation Manager を使用して、メディア上の製品リポジトリーから製品をインストールします。

      • ファイルをパスポート・アドバンテージのサイトからダウンロードして、 ローカル・インストールを行う

        ライセンス交付を受けたお客様は、必要な製品リポジトリーをパスポート・アドバンテージのサイトからダウンロードできます。 その後、既存の Installation Manager を使用してリポジトリーから製品をインストールすることができます。

      • 稼働中のリポジトリーにアクセスし、Web ベースのインストールを行う
        ローカル・システムに Installation Manager をインストールし、その Installation Manager を使用して、次の場所にある Web ベースのリポジトリーから製品をインストールすることができます。
        http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.IHS.v85 
        注: この場所には、Web ブラウザーを使用してアクセスできる Web ページは含まれていません。これは、Installation Manager GUI がこのリポジトリー内のファイルにアクセスして製品をインストールする前に、Installation Manager の設定に追加する必要がある Web ベースのリモート・リポジトリー・ロケーションです。

        最新のインストール・ファイルにアクセスするために、可能な限り Web ベースのリモート・リポジトリーを使用してください。

  2. Installation Manager 設定に製品リポジトリーを追加します。
    1. Installation Manager を開始します。
    2. 「ファイル」>「設定」に移動します。
    3. 「リポジトリー」を選択します。
    4. 次のアクションを実行します。
      1. リポジトリーの追加」をクリックします。
      2. リポジトリー・ファイルが含まれているロケーションにある repository.config ファイルのパスを入力します。
        以下に例を示します。
        • [Windows] C:¥repositories¥product_name¥local-repositories
        • [AIX][HP-UX][Linux][Solaris] /var/repositories/product_name/local-repositories
        または
        http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.IHS.v85 
      3. 「OK」をクリックします。
    5. 「リポジトリー」ウィンドウにリストされているロケーションのうち使用しないものを選択解除します。
    6. 「適用」をクリックします。
    7. 「OK」をクリックします。
    8. 「ファイル」>「終了」をクリックして、Installation Manager を閉じます。

このタスクについて

Installation Manager GUI を使用して IBM HTTP Server をインストールするには、この手順を完了させます。

手順

  1. Installation Manager を開始します。
  2. 「インストール」をクリックします。
    注: 認証のプロンプトが出されたら、プログラム の Web サイトで登録した IBM ID とパスワードを使用してください。

    Installation Manager は、定義済みリポジトリー内にある使用可能なパッケージを検索します。

  3. パッケージのインストール」ウィンドウで、適切なアクションを実行します。
    1. IBM HTTP Server」と該当するバージョンを選択します。
      注: この製品の試用版をインストールする場合、「IBM HTTP Server Trial (IBM HTTP Server Trial)」を選択します。

      システムに 既に IBM HTTP Server がインストールされている場合、 既に IBM HTTP Server がインストールされていることを 示すメッセージが表示されます。別のロケーションに IBM HTTP Server のインストール済み環境を別途作成するには、「続行」をクリックします。

    2. 「次へ」をクリックします。
    注: 前のバージョンの Installation Manager で新しいレベルの IBM HTTP Server をインストールしようとすると、Installation Manager は、リポジトリーに接続したときに、最新レベルの Installation Manager への更新を要求するプロンプトを出します。プロンプトが出されたら、新しいバージョンに更新してから続行します。 自動更新については、Installation Manager インフォメーション・センターの更新のインストールをお読みください。
  4. 使用条件の条項に同意し、「次へ」をクリックします。
  5. 「ロケーション (Location)」パネルで、製品バイナリー (コア・プロダクト・ファイルまたはシステム・ファイルと呼ばれることもあります) のインストール・ルート・ディレクトリーを指定します。

    パネルには、共有リソース・ディレクトリーとディスク・スペースの情報も表示されます。

    保守をインストールしない限り、コア・プロダクト・ファイルは変更されません。
    制約事項:
    • デフォルト・ターゲット・ロケーションを削除し、インストール・ディレクトリー・フィールドを空のままにすると、続行できなくなります。
    • シンボリック・リンクを宛先ディレクトリーとして使用しないでください。

      シンボリック・リンクはサポートされていません。

    • [Updated in April 2014]インストール・ディレクトリーの名前の中にスペースを使用する際には注意が必要です。オペレーティング・システムの中にはインストール・ディレクトリーの仕様でスペースを許容するものがあります。それに対して、スペースを許容しないオペレーティング・システムもあります。以下の例を参照してください。
      C:¥Program Files (x86)    Windows supported
      /opt/IBM/HTTP Server      Unix NOT supported
      /opt/IBM/HTTPServer       Unix supported
      [Updated in April 2014]
    • ディレクトリー名にセミコロンを使用しないでください。

      ターゲット・ディレクトリーにセミコロンが含まれる場合、IBM HTTP Server は正常にインストールできません。

      [Windows] セミコロンは、 Windows システムでは、クラスパスを構成するために使用する文字です。

    • [Windows] Windows XP、Windows Vista、 および Windows オペレーティング・システムの 最大のパスの長さは、60 文字です。
  6. 「次へ」をクリックします。
  7. [AIX][Linux][Solaris] 64 ビット・システムにインストールする場合は、32 ビットまたは 64 ビットの HTTP Server 環境を選択し、「次へ」をクリックします。
    注:
    • このオプションは、64 ビット・システムでインストールしている場合のみ表示されます。
    • これは、Solaris x86 64 ビット・システムには適用されません。
    • 2 つのオプションのいずれかを選択する必要があります。
    • このインストールを後から変更することも、この選択を変更することもできません。
  8. 次へ」をクリックして、「IBM HTTP Server の構成 (Configuration for IBM HTTP Server)」パネルを表示します。
  9. [Windows] 「IBM HTTP Server の構成 (Configuration for IBM HTTP Server)」パネルで、ご使用の Web サーバーの構成を指定します。
    • IBM HTTP Server が通信を行うポート番号を指定します。デフォルト・ポートは 80 です。
    • Windows サービスを使用して IBM HTTP Server を実行するかどうかを選択します。
      注: 必要であれば、このパネルで、IBM HTTP Server 対応の Windows サービスを作成することができます。そのサービスを構成して、アカウント、または指定ユーザー ID として実行することができます。 このユーザー ID には、以下の拡張ユーザー権限が必要です。
      • オペレーティング・システムの一部として機能
      • サービスとしてログオンする
      重要:IBM HTTP Server を Windows サービスとして実行する」を選択しなかった場合は、WebSphere Application Server 管理コンソールから IBM HTTP Server のこのインスタンスを開始したり終了したりできません。 次のコマンドを実行することにより、インストール後のいずれの時点でも新規サービスを作成できます。
      ihs_root/bin/httpd.exe -n new_service_name -k install 
      次に、管理コンソールで Web サーバーの定義を更新して、新規サービス名を反映します。
    • 始動タイプを自動にするか、手動にするかを決定します。
  10. [AIX HP-UX Solaris] 「IBM HTTP Server の構成 (Configuration for IBM HTTP Server)」パネルで、ご使用の Web サーバーの構成を指定します。

    IBM HTTP Server が通信を行うポート番号を指定します。 デフォルト・ポートは 80 です。

  11. 「次へ」をクリックします。
  12. 要約情報を検討して、「インストール」をクリックします。
    • 正常にインストールされた場合は、プログラムにより、インストールが正常に行われたことを示すメッセージが 表示されます。
      注: さらに、プログラムによって、重要なポストインストール指示も表示されることがあります。
    • インストールが正常に行われなかった場合は、「ログ・ファイルの表示」を クリックして、問題のトラブルシューティングを行います。
  13. 「終了」をクリックします。
  14. 「ファイル」 > 「終了」をクリックして、Installation Manager を閉じます。

タスクの結果

インストールが正常に行われると、IBM HTTP Server 製品がインストールされ、/logs/install/ ディレクトリーにログ・ファイルが作られます。 ただし、製品のインストールが失敗した場合には、/logs/install/ ディレクトリーまたは $USER/ihslogs/ ディレクトリーの log.txt ファイルを参照してください。

次のタスク

htpasswd ユーティリティー を使用して、IBM HTTP Server 管理認証をセットアップします。

「SSL による通信保護」で説明されているとおり、構成を少し変更するだけで、Secure Sockets Layer (SSL) を使用した接続を簡単に開始できます。

[AIX][Windows] Fast Response Cache Accelerator を構成して、パフォーマンスを向上させることができます。

また、Apache ディレクティブを使用して、その他の構成変更を行うこともできます。

タスク・トピック    

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最終更新: October 08, 2014 06:19 PM EDT
http://www14.software.ibm.com/webapp/wsbroker/redirect?version=phil&product=ihs-dist&topic=tihs_installihs
ファイル名: tihs_installihs.html