このトピックでは、Windows オペレーティング・システム上の IBM® HTTP Server を開始する際に必要な情報を提供します。
始める前に
Microsoft は、Windows 2003 より新しい Windows オペレーティング・システムに対して、ユーザー・アカウント制御 (UAC) 機能を介して追加セキュリティーを導入しました。
この追加セキュリティーは、IBM HTTP Server をスタート・メニュー項目から開始したり停止したりする場合に影響があります。
明示的に管理者アカウントでないアカウントからこれらのメニュー項目を使用するためには、使用しているユーザー ID が管理者である場合でも次のいずれかのアクションを実行してください。
- メニュー項目を起動するには、そのメニュー項目を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。この操作は、当該メニュー項目を使用するたびに行う必要があります。
- メニュー項目を、管理者として実行するように構成します。
- 「HTTP Server の開始 (Start HTTP Server)」を右クリックし、「プロパティー」を選択します。
- 「互換性」を選択します。
- 「管理者としてこのプログラムを実行」チェック・ボックスを選択します。
- 「OK」をクリックします。
上記のアクションにより、「HTTP Server の停止 (Stop
HTTP Server)」メニュー項目に対しても同じフラグが自動的に設定されます。
これらのオプションのいずれかを使用して、IBM HTTP Server をメニュー項目から開始したり停止したりするようにできます。
ただし、ユーザー・アクセス制御は、ユーザーに対して、起動のたびに、当該項目を実行する許可を求めるプロンプトを出します。
使用のたびに許可を求めるプロンプトが出されないようにしたい場合は、プログラムがプロンプトを出さずに実行されるようにプロンプト・セキュリティー・ポリシーを変更することができます。
この変更はシステム・レベルで行われ、このプロンプトが出される他のすべてのアプリケーションに影響を及ぼすことを認識しておいてください。
この変更を行う前に、この変更がセキュリティーに与える影響を慎重に検討してください。
この変更を行う必要がある場合には、以下のアクションを実行します。
- とクリックします。
- 「ローカル ポリシー」を展開します。
- 「セキュリティ オプション」を選択します。
- 「ユーザー アカウント制御: 管理者承認モードでの管理者に対する昇格時のプロンプトの動作」ポリシーをダブルクリックします。
- 設定を「プロンプトを表示せずに昇格する」に変更します。
- 「OK」をクリックします。
このタスクについて
このタスクを使用して、IBM HTTP Server を Windows サービスとして開始します。
手順
- IBM HTTP Server を始動します。
- このトピックの『始める前に』セクションで説明されているようにメニュー項目プロパティーを変更した場合、または管理者アカウントを使用している場合は、をクリックします。
- メニュー項目プロパティーを変更しなかった場合は、をクリックします。
- ユーザー・アクセス制御によってアプリケーションの実行に関するプロンプトが出された場合は、アプリケーションの実行を許可します。
- IBM HTTP Server が正常に始動したことを確認するため、
ブラウザー・ウィンドウを開き、URL ボックスにサーバー名を入力します。 非管理者向け
インストール・オプションを
使用する場合、IBM HTTP
Server はサービスとしてインストールされません。
コマンド行から httpd.exe ファイルを実行する必要があります。
IBM HTTP Server が始動しない場合:
- コントロール・パネルで「サービス」をクリックします。
- 「IBM HTTP Server」をダブルクリックしてサーバーを始動します。
- IBM HTTP Server が正常に始動したことを確認するため、
ブラウザーを開き、URL ボックスにサーバー名を入力します。
アプリケーション応答測定 (ARM) エージェントを実行する場合は、
IBM HTTP Server を始動するときに ARM エージェントを実行する権限を持っていることを確認します。
タスクの結果
IBM HTTP Server が正常に始動します。