Dispatcher の構成
Dispatcher があれば、コマンド行、構成ウィザード、または
グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を使用して構成を作成できます。
注:
パラメーター値は、英字で入力する必要があります。
例外は、ホスト名およびファイル名のパラメーター値だけです。
コマンド行を使用した構成
コマンド行を使用する場合は、以下のステップに従ってください。
- Dispatcher で dsserver を開始します。
-
以下のコマンドを root ユーザーとして実行します。dsserver
-
dsserver はサービスとして実行され、自動的に開始されます。
- Dispatcher の executor 機能を開始します。
dscontrol executor start
- クラスター・アドレスを Dispatcher 構成に追加します。
dscontrol cluster add www.company.com
- http プロトコル・ポートを Dispatcher 構成に追加します。
dscontrol port add www.company.com:80
- 各 Web サーバーを Dispatcher 構成に追加します。
dscontrol server add www.company.com:80:server2.company.com
dscontrol server add www.company.com:80:server3.company.com
- クラスター・アドレスに対するトラフィックを受け入れるようにワークステーションを構成します。
dscontrol executor configure www.company.com
- Dispatcher の manager 機能を開始します。
dscontrol manager start
これで、Dispatcher がサーバー・パフォーマンスに基づいたロード・バランシングを行うようになります。
- Dispatcher の advisor 機能を開始します。
dscontrol advisor start http 80
これで Dispatcher はクライアント要求が失敗 Web サーバーに送信されないようにします。
ローカル接続サーバーの基本構成はこれで完了です。
構成ウィザードを使用した構成
構成ウィザードを使用する場合は、以下のステップに従ってください。
- Dispatcher で dsserver を開始します。
-
以下のコマンドを root ユーザーとして実行します。
dsserver
-
dsserver はサービスとして実行され、自動的に開始されます。
- Dispatcher のウィザード機能 dswizard を開始します。
このウィザードは、Dispatcher コンポーネントの基本構成を作成するプロセスを段階的に案内します。
このウィザードはネットワークについての確認を行い、Dispatcher のクラスターのセットアップをガイドします。
このクラスターによって、サーバー・グループのトラフィックのロード・バランシングが行われます。
構成ウィザードには、以下のパネルがあります。
- ウィザードの紹介
- これから行われること
- セットアップの準備
- 構成するホストの選択 (必要な場合)
- クラスターの定義
- ポートの追加
- サーバーの追加
- advisor の開始
- サーバー・マシンのセットアップ
グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を使用した構成
GUI を開始するには、以下のステップに従ってください。
- dsserver プロセスが実行されていることを確認します。
-
以下のコマンドを root として実行します。
dsserver
-
dsserver はサービスとして実行され、自動的に開始されます。
- 次に、以下のいずれかを行います。
-
lbadmin と入力します。
-
「スタート」>「プログラム」>「IBM® WebSphere®」>「Edge Components」> 「IBM Load Balancer for IPv4」>「 Load Balancer for IPv4」をクリックします。