dscontrol port

dscontrol port コマンドを使用して、ポートおよびポート設定を構成します。

構文

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>>-dscontrol--port--+-add--+-crossport--other_port---------------+-------+-><
                    |      +-stickytime--value-------------------+       |   
                    |      +-cluster@port@server--reset--+-yes-+-+       |   
                    |      |                             '-no--' |       |   
                    |      +-staletimeout--value-----------------+       |   
                    |      +-weightbound--value------------------+       |   
                    |      '-selectionalgorithm--+-connection-+--'       |   
                    |                            +-affinity---+          |   
                    |                            '-conn+affin-'          |   
                    +-set--+-cluster@port--repstrategy--+-both-------+-+-+   
                    |      |                            +-connection-+ | |   
                    |      |                            +-affinity---+ | |   
                    |      |                            '-none-------' | |   
                    |      +-port--reset--+-yes-+----------------------+ |   
                    |      |              '-no--'                      | |   
                    |      +-stickytime--value-------------------------+ |   
                    |      +-staletimeout--value-----------------------+ |   
                    |      '-weightbound--value------------------------' |   
                    +-remove--cluster@port-------------------------------+   
                    +-report--cluster@port-------------------------------+   
                    '-status--cluster@port-------------------------------'   

パラメーター

追加
クラスターにポートを追加します。ポートをクラスターに追加しないと、そのポートにサーバーを追加することはできません。クラスターに追加するポートがない場合、クライアント要求はローカルに処理されます。このコマンドを使用すると、一度に複数のポートを追加することができます。
  • crossport

    crossport アフィニティーは、アフィニティー機能を複数のポートに渡って拡張することができます。これにより、異なるポートで受信したクライアント要求を、後続の要求として同じサーバーに送信することができます。crossport 値に、ポート間アフィニティー機能を共有する other_port 番号を指定します。

    この機能を使用するには、ポートを以下のようにしなければなりません。
    • 同じクラスター・アドレスを共有する
    • 同じサーバーを共有する
    • affinity または conn+aff 選択アルゴリズムを使用する
    • stickytime 値をゼロ以外の同じ値にする
    crossport 機能を除去するには、crossport 値をその固有のポート番号に設定し直します。
    • other_port: crossport の値を指定します。デフォルト値は、その固有の port 番号と同じです。
  • stickytime value
    ある接続がオープンしてから新しい接続がオープンするまでの時間間隔。 この間、クライアントは、最初の接続で使用したサーバーと同じサーバーに送り返されます。stickytime 値の経過後、クライアントは最初の接続で使用されたサーバーとは異なるサーバーに送られる場合があります。affinity を選択アルゴリズムとして使用する場合、stickytime 値は同じクライアントの 2 つの連続したパケットの時間間隔です。
    Avoid trouble Avoid trouble: stickytime は、conn+aff および affinity 選択アルゴリズムを使用する場合のみ有効です。gotcha
    • value は、stickytime の値 (秒) です。
  • staletimeout
    接続が除去されるまでに、その接続がアクティビティーのない状態でいられる秒数。デフォルト値はポート 21 (FTP) の場合は 900 で、ポート 23 (Telnet) の場合は 259,200 です。
    Avoid trouble Avoid trouble: staletimeout は、connection および conn+affin 選択アルゴリズムを使用する場合のみ有効です。gotcha
    • value

      staletimeout の値 (秒)。

weightbound
このポート上にあるサーバーに最大の重みを設定します。この値は、executor が各サーバーに与える要求の数についてどの程度の差がでるかに影響します。デフォルト値は 20 です。
  • weight

    最大の重みの限度を表す 1 から 100 までの数です。

selectionalgorithm
次のサーバーを選択するためのメソッドを定義します。
  • affinity

    サーバーの選択は、クライアントのアフィニティーに基づいて指定します。

  • connection

    サーバーの選択は、簡単なラウンドロビン選択 (デフォルト) に基づいて指定します。

  • conn+affin
    New feature New feature:
    サーバーの選択は、 既存の接続に基づいて指定します。 新規接続では、サーバーの選択は、アフィニティー に基づいて行われます。newfeat
set
ポートのフィールドを設定します。
  • cluster@port repstrategy value:

    接続レコードおよびアフィニティー・レコードが、HA パートナー間で複製されることを指定します。レコードが複製されると、接続およびアフィニティー状態が保持され、引き継ぎが発生した後でも接続が継続できるようになります。

    value には、以下のものが入ります。
    • both

      接続レコードおよびアフィニティー・レコードの両方を複製します。

    • affinity

      アフィニティー・レコードのみを複製します。

    • connection

      接続レコードのみを複製します。

    • none

      複製は行われません。

reset
TCP リセット機能をアクティブまたは非アクティブにします。Load Balancer は、重みが 0 であるサーバーにクライアントが接続されている場合に、そのクライアントに TCP reset を送信します。 サーバーの重みは、それが 0 に構成されている場合か、または advisor がサーバーをダウンさせた場合に 0 になる可能性があります。 TCP リセットにより、接続は即時にクローズします。
Avoid trouble Avoid trouble: 以下に留意してください。
  • Load Balancer は、すべてのバックエンド・サーバーがダウンしている場合、TCP reset コマンドを送信しません。
  • TCP リセットを使用するには、IPv4 アドレス用の clientgateway または IPv6 アドレス用の clientgateway6 をルーター・アドレスに設定する必要があります。dscontrol executor コマンドを使用します。clientgateway は IPv4 クラスター上のポートに対して、clientgateway6 は IPv6 クラスター上のポートに対して設定する必要があります。
gotcha
remove
このポートを削除します。
report
このポートについて報告します。
status
このポート上にあるサーバーの状況を表示します。すべてのポートについての状況を参照したい場合は、 このコマンドでポートを指定しないでください。ただし、@ シンボルは指定してください。

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Last updated: May 28, 2013 08:30 AM EDT
File name: rcmd_dscontrolport.html