Caching Proxy は、キャッシュされるファイル、文書、およびその他のオブジェクトを制御するために、いくつかのフィルター操作メソッドを提供します。メソッドには次の機能が含まれます。
ファイルをキャッシュに入れるかどうかを判別するために、URL テンプレートに対する要求を 比較するようにプロキシー・サーバーを構成することができます。この機能は、ファイルが 常にキャッシュに入れられる要求のテンプレートと、 ファイルを決して キャッシュに入れてはならない要求の 個別のテンプレートを設定することによって、構成されます。複数のテンプレートを使用できます。
これと類似したシステムが、照会応答キャッシュを使用可能にする時にも使用されます。詳しくは、照会応答のキャッシュを 参照してください。
ibmproxy.conf ファイルを編集して URL キャッシュ・フィルターを設定するには、 CacheOnly - テンプレートと一致する URL を持つファイルだけをキャッシュに入れるおよび NoCaching - URL がテンプレートと一致したファイルはキャッシュに入れないことを指定するを参照してください。
構成および管理フォームで URL キャッシュ・フィルターを設定するには、「キャッシュ構成」–>「キャッシュの動作」の「URL により キャッシュをフィルターに掛ける」フィールドを使用します。常に キャッシュに入れるファイルのある URL を指定するとき、または決してキャッシュに 入れないファイルのある URL を指定するときに、このセクションを使用します。 2 つのリスト、すなわち、常にキャッシュに入れるファイルのリストと決してキャッシュに入れないファイル のリストを指定するために、どちらか一方のリストを作成してから「サブミット」をクリックし、そのあとでもう一方のリストを作成してください。
照会 (疑問符を含む URL 要求) から戻された応答を、キャッシュ・フィルターを 使用してキャッシュに入れることができます。多くのクライアントが同じ照会要求を行う場合、 この機能はリバース・プロキシー (代理) シナリオに役立ちます。
照会キャッシュを構成するには、ibmproxy.conf 構成ファイルで CacheQueries ディレクティブを編集します。 CacheQueries ディレクティブには、次のオプションがあります。
これらのオプションについての追加情報は、CacheQueries - 疑問符 (?) を含む URL へのキャッシュ応答を指定するに示されています。
構成および管理フォームで照会応答キャッシュを構成するには、「キャッシュ構成」–>「キャッシュの動作」の「URL により キャッシュ照会応答をフィルターに掛ける」フィールドを使用します。2 つのリストを指定するには、 どちらか一方のリストを作成してから「サブミット」をクリックし、そのあとでもう 一方のリストを作成してください。
照会応答をキャッシュ可能にするには、照会キャッシュの構成の他に、以下の設定を 適切に構成するようにしてください。「構成および管理」フォームを使用してこれらのオプションを 設定する方法については、キャッシュの新しさの構成を参照してください。
一般的に、プロキシー・サーバーから提供されるファイルをキャッシュに入れるのは非効率的なので、 サーバーのローカル・ドメイン起源のファイルは、デフォルトではキャッシュに入れられません。 サーバーのローカル・ドメイン起源のオブジェクトをキャッシュに入れるには、 「キャッシュ構成」–>「キャッシュの動作」構成および管理フォームの「ローカル・ドメイン・ファイルをキャッシュに入れる」 ボックスにチェックマークを付けます。または、プロキシー構成ファイルで CacheLocalDomain ディレクティブを on に設定します。
項目は、完全な URL でなく、着信 URL の指定部分 (重要な部分) に基づいてキャッシュできるようになりました。これは、着信要求の URL の重要な部分が同一であるときにさまざまな着信要求に対してしばしば同一の応答が返されるので、トランザクション・モデルの Web サービスや動的キャッシングの場合に便利です。
部分 URL に基づいてキャッシュを指定するために、「構成および管理」フォームを使用することは できません。 代わりに、プロキシー構成ファイル内の SignificantUrlTerminator ディレクティブを使用して URL 要求の 終了コードを指定してください。この指定により、Caching Proxy では、要求の処理時に終了コードの前の文字だけを評価して、 要求されたファイルがキャッシュされているかどうかが判別されます。 複数の終了コードが定義されている場合には、Caching Proxy は着信 URL を ibmproxy.conf ファイルに定義されている順序での終了コードと比較します。 詳しくは、SignificantURLTerminator - URL 要求の終了コードを指定するを参照してください。
プロキシー構成ファイルを直接編集してキャッシュ・フィルターを設定するには、次のディレクティブの該当するセクションを参照してください。
キャッシュに格納できない文書の詳細については、プロキシー・サーバー・キャッシングの概説を参照してください。