この章のステップを実行する前に、Cisco CSS Controller の計画を 参照してください。この章では、Load Balancer の Cisco CSS Controller コンポーネントのための基本構成を 作成する方法について説明します。
本章の構成方式のいずれかを開始する前に、以下を行ってください。
タスク | 説明 | 関連情報 |
---|---|---|
Cisco CSS Controller マシンをセットアップする。 | 要件を探します。 | Controller for Cisco CSS Switches マシンのセットアップ |
構成のテスト | 構成が作動中であることを確認します。 | 構成のテスト |
Load Balancer の Cisco CSS Controller コンポーネントのための基本構成を作成するには、以下の 3 つの方式があります。
これは、Cisco CSS Controller を構成するための最も直接的な方法です。 本書の手順では、コマンド行の使用を想定しています。コマンド・パラメーター値は、英字で入力する必要があります。 唯一の例外は、ホスト名 (例えば、consultant add コマンドで使用される) およびファイル名です。
コマンド行から Cisco CSS Controller を開始するには、次のようにしてください。
ccocontrol コマンド・パラメーターの省略バージョンを入力できます。 入力する必要があるのは、パラメーターの固有文字だけです。例えば、file save コマンドに関するヘルプを表示するには、ccocontrol help file の代わりに ccocontrol he f を入力することができます。
コマンド行インターフェースを始動するには、ccocontrol を実行して、ccocontrol コマンド・プロンプトを表示します。
コマンド行インターフェースを終了するには、exit または quit を実行します。
現行定義の構成は XML ファイルに保存することができます。 この操作によって、後で構成を素早く再作成する必要があるときに、構成をロードすることができます。
XML ファイル (例えば、myscript.xml) の コンテンツを実行するには、以下のコマンドのいずれかを使用します。
ccocontrol file save XMLFilename
ccocontrol file load XMLFileName
ファイル保存を前に行った場合にだけ、ロード・コマンドを使用します。
XML ファイルは次のディレクトリーに保存されます。
グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) の一般的な説明と例については、図 38 を参照してください。
GUI を開始するには、以下のステップに従ってください。
ccoserver
.Cisco CSS Controller コンポーネントを GUI から構成するには、以下を行います。
GUI を使用して、ccocontrol コマンドで行うあらゆる処理を実行できます。以下に例を示します。
GUI からコマンドを実行するには、以下のステップに従います。
現在のセッションで実行したコマンドの結果とヒストリーは「結果」ボックスに表示されます。
「ヘルプ」にアクセスするには、Load Balancer ウィンドウの右上隅の疑問符 (?) アイコンをクリックします。
GUI の使用に関する詳細については、付録A. GUI: 一般的な説明を参照してください。
Cisco CSS Controller マシンをセットアップする前に、root ユーザー(AIX、HP-UX、Linux、または Solaris システムの場合) か、管理者 (Windows システムの場合) にならなければなりません。
Consultant は Cisco CSS Switch 管理者として Cisco CSS Switch に接続できなければなりません。
コンサルタントを構成するときは、アドレスと SNMP コミュニティー名が Cisco CSS Switch 上の対応する属性と一致するように構成する必要があります。
この手順で使用するコマンドのヘルプについては、Cisco CSS Controller のコマンド解説を参照してください。
ccoserver がまだ実行されていない場合は、ccoserver と入力して、これをルートとして開始します。
ccocontrol と入力してコマンド行インターフェースを開始します。
スイッチ・アドレスおよび SNMP コミュニティー名を構成しなければなりません。これらの値は、Cisco CSS Switch で対応している属性と一致していなければなりません。
コンサルタントを追加するには、次のように入力します。
consultant add switchConsultantID address switchIPAddress
community communityName
ownercontent は所有者のコンテンツ・ルールを表現したもので、Cisco CSS Switch で定義されています。所有者名とコンテンツ・ルールはスイッチでの定義方法が一致している必要があります。
ownercontent を追加するには、次のように入力します。
ownercontent add switchConsultantID:ownercontentID ownername ownerName
contentrule contentRuleName
ownercontent を定義するとき、コンサルタントはスイッチに構成されているサービスを検索することで構成を完了します。 スイッチ上の構成をコンサルタントの構成と比較し、サービスが一致していることを確認します。
メトリックとは、サービスの重みとそれに関連付けられた割合 (別のメトリックと比較した、それぞれの メトリックの重要性) を判別するために使用される測定値のことで、接続データ・メトリック、アプリケーション advisor メトリック、および メトリック server メトリックの任意の組み合わせが可能です。割合の合計は常に 100 でなければなりません。
ownercontent が構成されるとき、デフォルトのメトリックは activeconn および connrate と定義されます。追加のメトリックが必要な場合、またはデフォルトと完全に異なるメトリックが必要な場合、次のように入力します。
ownercontent metrics switchConsultantID:ownercontentID metric1 proportion1
metric2 proportion2...metricN proportionN
コンサルタントを開始するには、次のように入力します。
consultant start switchConsultantID
これにより、メトリック・コレクターが開始し、重みの計算が始まります。
ステップ 5 でシステム・メトリックが定義される場合、Metric Server はサービス・マシンで始動される必要があります。 Metric Server の使用の詳細については、Metric Serverを参照してください。
高可用性を構成するには、次のように入力します。
highavailability add address IPaddress partneraddress IPaddress port 80
role primary
高可用性環境では、複数スイッチを構成できます。 あるスイッチが別のスイッチを引き継ぐときに重み情報が常に使用できるように、Cisco CSS Controller を、すべてのスイッチとそのバックアップの重みを提供する構成にする必要があります。
コントローラー高可用性の使用法と構成についての詳細は、Cisco CSS Controller と Nortel Alteon Controller の拡張機能を参照してください。
構成が機能するかどうかを調べるためにテストを行います。