このセクションでは、実稼働環境および現実的なテスト環境の管理に焦点を当てます。
以下の項目が含まれます。
- Load Balancer の基本操作
- ICMP サポート
- advisor の使用
調整のセクションも参照してください。
- advisor のロード・バランシングの管理の使用可能化
- チューニングは、Web サイトの最良のパフォーマンスを実現するための重要なパートです。
チューニングには、パフォーマンス・データの分析、および最適なサーバー構成の決定が含まれます。
最適なサーバー構成を決定するためには、アプリケーション・サーバーのさまざまなコンポーネント
およびそのパフォーマンス特性に関する豊富な知識が必要です。
performance advisor は、この知識を要約し、パフォーマンス・データを分析し、
アプリケーション・サーバーのパフォーマンスを向上させるための推奨構成を提供します。
したがって、performance advisor は、アプリケーション・サーバーのチューニング・プロセスの出発点を提供し、ユーザーに豊富な知識がなくても最適なチューニングが行えるようにします。
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- ハイ・ アベイラビリティーの構成
- ハイ・ アベイラビリティー機能では、2 番目の Dispatcher マシンが使用されます。最初の Dispatcher マシンは、単一 Dispatcher 構成の場合と同様に、すべてのクライアント・トラフィックに対してロード・バランシングを実行します。2 番目の Dispatcher マシンは、最初のマシンの「状態」をモニターし、最初の Dispatcher マシンの失敗を検出した場合に、ロード・バランシングのタスクを引き継ぎます。
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- カプセル化転送を使用したネットワーク・セグメント間のトラフィックの転送
- ハイ・ アベイラビリティー機能では、2 番目の Dispatcher マシンが使用されます。最初の Dispatcher マシンは、単一 Dispatcher 構成の場合と同様に、すべてのクライアント・トラフィックに対してロード・バランシングを実行します。2 番目の Dispatcher マシンは、最初のマシンの「状態」をモニターし、最初の Dispatcher マシンの失敗を検出した場合に、ロード・バランシングのタスクを引き継ぎます。
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- サーバー保守時間帯のサーバーの静止
- Load Balancer は、サーバー・ログ、manager ログ、メトリック・モニター・ログ (Metric Server エージェントとの通信の記録)、および使用する各 advisor のログに項目を記入します。
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- クライアントからサーバーに対する類縁性による接続の最適化
- Load Balancer 類縁性機能は、クライアント IP アドレスをバックエンド・サーバーにマップします。パケットの宛先の IP アドレスがクラスターと一致し、宛先ポートが Load
Balancer ポートに一致し、さらにソース IP アドレスが一致すると、類縁性が確立されます。
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ipchains および iptables を使用した着信トラフィックの制限
- Linux カーネルには、ipchains と呼ばれるファイアウォール機能が組み込まれています。Load Balancer と ipchains を並行して実行すると、Load Balancer が最初にパケットを読み取り、次に ipchains が実行されます。これにより、ipchains を使用すると、Linux Load Balancer マシンを強化できます。例えば、ファイアウォールのロード・バランシングを行うために使用する Load Balancer マシンなどが該当します。
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- Load Balancer によるロギング
- Load Balancer は、サーバー・ログ、manager ログ、メトリック・モニター・ログ (Metric Server エージェントとの通信の記録)、および使用する各 advisor のログに項目を記入します。
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- ICMP 転送およびメッセージングのサポート
- Load Balancer は、ICMP メッセージの転送および処理をサポートする
ようになりました。これにより、接続プロトコルがより堅固になり、Load Balancer が ICMP フラグメント・
メッセージを受け取ることができます。
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- 使用中または使用不可のサーバーに対するトラフィックを管理するルールの構成
- ルール・ベースのロード・バランシングを使用して、パケットが送信されるサーバー、時刻、および理由を微調整します。Load Balancer は最初の優先度から最後の優先度に追加したルールをすべてレビューし、真である最初のルールで停止し、ルールに関連するサーバー間のトラフィックのロード・バランシングを行います。 ルールを使用しなくても宛先およびポートに基づいてロード・バランシングが行われますが、ルールを使用すると接続を分散する機能を拡張することができます。
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- アラートの生成およびサーバー障害の記録を行うサンプル・スクリプト
- Load Balancer は、カスタマイズできるスクリプトをトリガーするユーザー出口を提供します。自動化された (サーバーがダウンとマークされると管理者にアラートを通知するか、単に障害のイベントを記録するなどの) アクションを実行するスクリプトを作成できます。
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