WebSphere Load Balancer for IPv4 and IPv6
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AIX システムでの Load Balancer のインストール

このトピックでは、システム・パッケージ化ツールを使用した Load Balancer のインストール、および AIX オペレーティング・システムでの要件について説明します。

始める前に

ハードウェアおよびソフトウェアの要件 (サポートされるブラウザーを含む) については、Web ページ http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=180&uid=swg27006921 を参照してください。

Dispatcher コンポーネントを同じシステムに 2 個インストールすることはできません。Edge コンポーネントの以前のバージョンがインストールされている場合、 Load Balancer for IPv4 and IPv6 のインストール・プロセスを開始する前に、Dispatcher コンポーネントを アンインストールします。詳しくは、Load Balancer のアンインストールを参照してください。

このタスクについて

Java 2 SDK は、すべてのプラットフォームで Load Balancer と一緒に自動的にインストールされます。 前のバージョンの Load Balancer からマイグレーションする場合、 またはオペレーティング・システムを再インストールする場合は、 インストール前に、これまでの Load Balancer の構成ファイルやスクリプト・ファイルを すべて保存することができます。
  • インストール後に、構成ファイルを install_root/configurations/dispatcher ディレクトリーに置きます。
  • インストール後に、スクリプト・ファイルを実行できるように、これらのファイルを install_root/servers/bin ディレクトリーに置きます。

プロシージャー

  1. root としてログインするか、 ソフトウェアをインストールするための root 権限を持っていることを確認してください。
  2. 製品メディアを挿入します。 Web からインストールしている場合は、インストール・イメージをディレクトリーにコピーします。
  3. インストール・イメージをインストールします。
    以下に示すのは、パッケージのリストです。
    表 1. AIX インストール・イメージ
    パッケージ名 インストール・イメージ
    ベース ibmulb-base-7.0.0-0.noarch-rte
    Dispatcher ibmulb-disp-7.0.0-0.noarch.rte
    ライセンス ibmulb-lic-7.0.0-0.noarch-rte
    Metric Server ibmulb-ms-7.0.0-0.noarch.rte
    ネイティブ ibmulb-7.0.0-0.ppc64.rte

    ご使用のシステムに ppc が適切な場合は、 ppc64 を ppc に置き換えてください。

    メッセージ ibmulb-lang_language.7.0.0-0.noarch.rte
    language には、以下のものが入ります。
    • cs_CZ
    • en_US
    • de_DE
    • es_ES
    • fr_FR
    • hu_HU
    • it_IT
    • ja_JP
    • ko_KR
    • pl_PL
    • pt_BR
    • ru_RU
    • zh_CN
    • zh_TW
    製品全体をインストールしたくない場合は、一部のパッケージをインストールするようにすることができます。 Dispatcher をインストールする場合は、 以下のパッケージをインストールしてください。
    • ベース
    • Dispatcher
    • ライセンス
    • ネイティブ
    Metric Server をインストールする場合は、 以下のパッケージをインストールしてください。
    • ベース
    • Metric Server
    • ネイティブ
    最良事例: Load Balancer for AIX のインストールには SMIT を使用します。SMIT によってすべてのメッセージが自動的に確実にインストールされるためです。bprac
    1. SMIT の使用:
      1. 「ソフトウェアのインストール/更新」を選択します。
      2. 「最新の使用可能なソフトウェアからインストール/アップデート」を選択します。
      3. インストール・イメージを含むデバイスまたはディレクトリーを入力します。
      4. 「ソフトウェア・インストールおよび保守」を選択します。
      5. 「*インストールするソフトウェア」行に、オプションを指定するための該当情報を入力します (または「リスト」を選択します)。
      6. 「OK」を押します。
      コマンドが完了したら、「完了 (Done)」を押して、 「終了 (Exit)」メニューから「Smit 終了 (Exit Smit)」を選択するか、F12 を押します。SMITTY を使用している場合は、F10 を押して プログラムを終了します。
    2. コマンド行の使用:
      1. CD からインストールする場合は、以下のコマンドを入力して CD をマウントしなければなりません。
        mkdir /cdrom
        mount -v cdrfs -p -r /dev/cd0 /cdrom
      2. 以下のコマンドを入力して、必要な AIX システム用の Load Balancer パッケージをインストールします。
        installp -acXgd device install_image
        ここで、install_image は、上記の表にあるインストール・イメージ名に相当します。 device は、次のようになります。
        • /cdrom (CD からインストールする場合)。
        • /dir (ファイル・システムからインストールする場合の、インストール・イメージを含むディレクトリー)。

        インストールする Load Balancer の各パーツについて、要約に示される結果の列に SUCCESS が含まれていることを確認してください。インストールしたいパーツがすべて正常に適用されていないかぎり、続行しないでください。

        注: 使用可能なすべてのメッセージ・カタログを含め、任意のインストール・イメージのファイル・セットのリストを生成するには、以下のコマンドを入力してください。
        installp -ld device
        ここで、device は以下のとおりです。
        • /cdrom (CD からインストールする場合)。
        • /dir (ファイル・システムからインストールする場合の、インストール・イメージを含むディレクトリー)。
    3. CD-ROM をアンマウントします。以下のコマンドを入力します。
      unmount /cdrom
      
  4. [AIX] 製品がインストールされたことを確認します。以下のコマンドを入力します。
    lslpp -h | grep ibmulb
    フル・プロダクトが正常にインストールされた場合、このコマンドはすべてのパッケージのリストを戻します。

次の処理

インストール・プロセスでは、Load Balancer のコマンド・ディレクトリー は PATH 環境変数に追加されません。Load Balancer コマンドをシステム・ルートから実行するには、PATH 環境変数にコマンド・ディレクトリーを追加します。
問題回避: 以前のバージョンの Dispatcher コンポーネントがインストールされていた場合、 Load Balancer for IPv4 バージョンの Dispatcher コンポーネントは /usr/bin ディレクトリーにある コマンドを使用していたことに留意してください。これが、PATH 変数内に残っている可能性があります。Load Balancer for IPv4 and IPv6 では、コマンドは install_root/bin ディレクトリーにあります。ディレクトリー項目が dsserver および dscontrol コマンドに適切な ディレクトリーを指しているかどうかに注意してください。gotcha



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最終更新: 2008 年 7 月 31 日 3:18:06 PM EDT
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.edge.doc/lb/info/ae/tins_installaix.html