AIX、HP-UX、Linux、または Solaris オペレーティング・システムで Load Balancer for IPv4 and IPv6 のインストールに対する更新を取得してインストールする際に、ここでの説明を使用します。
始める前に
更新パックまたはフィックスパックをインストールする前に、
バージョン 7.0 より前のバージョンの既存の Load Balancer を停止し、アンインストールしてください。詳しくは、
Load Balancer のアンインストールを参照してください。
プロシージャー
- CD からライセンス・パッケージをインストール済みであることを確認します。
製品全体をインストールする必要はありません。ライセンスのみをインストールする必要があります。
ライセンス・パッケージは CD でのみ配布されるので、ライセンス・パッケージをインストールする
には CD が必要です。
- root 権限を持って、コマンド・プロンプトに移動します。
- Load Balancer の更新パックまたはフィックスパックを取得し、
一時ディレクトリーに置きます。
- ビルド・パッケージを解凍し、tar ファイルを展開します。これによって、
いくつかのファイル・セットができます。
- 次の表に示すシステム固有のコマンドを使用して、
ソフトウェアをインストールします。
当該オペレーティング・システムに使用するコマンドについては、次の表を使用してください。
オペレーティング・システム |
更新コマンド |
AIX
|
- .toc ファイルがまだない場合は、次のコマンドを発行して .toc ファイルを生成します。
inutoc
- Load Balancer のパッケージをインストールします。例えば、
現行ディレクトリーから基本パッケージをインストールするには、以下のコマンドを発行します。
installp -acXd . package_name
|
HP-UX
|
swinstall -s /source package_name
ここで、source はパッケージの入っているディレクトリー、
package_name はパッケージの名前です。
例えば、
現行ディレクトリーから基本パッケージをインストールするには、以下のコマンドを発行します。 swinstall -s /lb package_name
|
Linux |
rpm -iv package_name
ここで、package_name はパッケージの名前です。
例えば、次のコマンドは、パッケージが現行ディレクトリーにある場合に、
Load Balancer 用のすべてのパッケージをインストールします。 rpm -iv ibmulb*.rpm
サポートされる構成: nodeps オプションを使用すると、
すべてのパッケージを任意の順序で正常にインストールできます。 sptcfg
|
Solaris |
pkgadd -d source package_name
ここで、source はパッケージの入っているディレクトリー、
package_name はパッケージの名前です。
例えば、現行ディレクトリーから管理パッケージをインストールするには、
以下のコマンドを発行します。 pkgadd -d . ibmulbadm
|
- 前のアンインストール時に保存または変更した構成ファイルおよび開始スクリプトを復元します。
次の処理
Edge Components の更新をインストールした後も、前の Edge Components の構成は維持されます。新規の機能または機能拡張が
更新やフィックスパックで配布されるときには、それらの機能を使用可能にするために、
構成ファイルにディレクティブを追加しなければならない場合があります。
問題の回避: Load Balancer コンポーネントを更新するときには、Load Balancer の前の構成を維持するために、手動で構成ファイルを保存および復元する必要があります。
詳しくは、
Load Balancer のインストールを参照してください。
gotcha
更新の拒否
- HP-UX、Linux、または Solaris オペレーティング・システムにおいて、
更新パックまたはフィックスパックを除去し、パッチ適用前の状態に戻すには、
製品をアンインストールして前のバージョンを再インストールします。
- AIX オペレーティング・システムで提供されるメカニズムでパッチを拒否するためには、
パッチは更新パック・フォーマットまたはフィックスパック・フォーマットで作成されている必要があります。Edge コンポーネントの更新パックまたはフィックスパックは、製品フォーマットのパッケージでのみ提供され、
更新パック・フォーマットまたはフィックスパック・フォーマットのパッケージでは提供されません。そのため、パッチの
インストールおよび除去には、AIX SMIT メカニズムを使用できません。AIX システムでパッチを
拒否するには、ファイル・セットをアンインストールして、前のバージョンを
再インストールする必要があります。