WebSphere Load Balancer for IPv4 and IPv6
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advisor のリスト

advisor は、Load Balancer 内のエージェントです。これは、サーバー・マシンの状態および負荷の状態を評価することを目的としています。この advisor のリストは、Load Balancer と共にすでに提供されていますが、特定の必要性を満たすためにカスタム advisor を作成することもできます。

テーブル 1 advisor のリスト
advisor 名 説明
connect connect advisor では、プロトコル固有のデータをサーバーと交換することは しません。これは、サーバーとの TCP 接続をオープンおよびクローズするために かかる時間を単に測定するものです。この advisor は、IBM 提供の advisor またはカスタム advisor を使用できない高水準プロトコルとともに TCP を使用するサーバー・アプリケーションに有用です。
カスタム advisor Dispatcher は、カスタム (カスタマイズ可能な) advisor を作成する機能をユーザーに 提供します。これによって、IBM によって特定の advisor が開発されていない (TCP 最上部の) 専有プロトコルが サポートされるようになります。詳しくは、カスタム advisor の作成を参照してください。
DB2 DB2 advisor は、DB2 サーバーと連動します。 Dispatcher には、ユーザーが独自のカスタム advisor を作成しなくても、DB2 サーバーの正常性を検査することができる組み込み機能が 備わっています。DB2 advisor は、Java 接続ポートではなく、DB2 接続ポートのみと通信します。
dns DNS advisor では、接続をオープンし、DNS に関するポインター照会を送信し、応答を待機して接続をクローズし、経過時間を負荷として 戻します。
ftp FTP advisor では、接続をオープンし、SYST 要求を送信し、応答を待機してから接続をクローズし、経過時間を負荷として 戻します。
http HTTP advisor では、接続をオープンし、デフォルトによって HEAD 要求を送信し、応答接続を待機して、経過時間を負荷として 戻します。HTTP advisor によって送信される要求タイプを変更する方法についての詳細は、advisor 要求または応答オプションによるサービス固有のアドバイスの取得を参照してください。
https HTTPS advisor は、SSL 接続用の「重量」の advisor です。これは、サーバーとの完全 SSL ソケット接続を実行します。 HTTPS advisor は、SSL 接続をオープンして HTTPS 要求を送信し、応答を待機して接続をクローズし、負荷として経過時間を戻します。 (SSL 接続用の「軽量」の SSL advisor も参照してください。
注: HTTPS advisor は、 サーバーの鍵や証明書のコンテンツには依存しませんが、期限切れにならないように注意する必要があります。
imap IMAP advisor では、接続をオープンし、 サーバーからの初期メッセージを待機し、終了コマンドを送信して 接続をクローズし、経過時間を負荷として戻します。
ldap LDAP advisor では、接続をオープンし、匿名の BIND 要求を送信し、応答を待機してから接続をクローズし、経過時間を負荷として戻します。
ldapuri
新機能: LDAP URI advisor により、 LDAP サーバーに対する完全な要求を処理することによって、LDAP の可用性をより正確に測定できます。
advisor は、以下を行います。
  1. 接続をオープンする。
  2. サーバー・オブジェクトで定義された advisorrequest フィールドに基づいて、BIND 要求を送信する。
  3. 応答を待機する。
  4. 接続をクローズする。
  5. 経過時間を負荷として戻す。
この advisor の構成について詳しくは、LDAP URI advisor の構成を参照してください。
newfeat
nntp NNTP advisor では、接続をオープンし、 サーバーからの初期メッセージを待機し、終了コマンドを送信して 接続をクローズし、経過時間を負荷として戻します。
ping ping advisor では、サーバーとの TCP 接続をオープンしませんが、代わりにサーバーが ping に応答するかどうかを報告します。ping advisor はどのポートでも使用することができますが、マルチプロトコルのトラフィックが流れている可能性のある ワイルドカード・ポートを使用する構成のために設計されています。これは、サーバーとの間で非 TCP プロトコルを使用する構成にも有用です。
pop3 POP3 advisor では、接続をオープンし、 サーバーからの初期メッセージを待機し、終了コマンドを送信して 接続をクローズし、経過時間を負荷として戻します。
reach reach advisor では、そのターゲット・マシンを ping します。また、この advisor は、Dispatcher の HA コンポーネントでリーチ・ターゲットの到達可能性を判別するように設計されて います。この結果は、HA コンポーネントに流して送られますが、manager 報告書には 記載されません。他の advisor とは異なり、各 advisor は Dispatcher コンポーネントの manager 機能によって自動的に開始されます。
sip SIP advisor では、 接続をオープンし、OPTIONS 要求を送信し、応答を待機して接続をクローズし、 経過時間を負荷として戻します。サポートされる SIP advisor は、TCP 上だけでしか実行されません。また、この advisor の要件として、OPTIONS 要求に 応答するサーバー上にアプリケーションをインストールする必要があります。
smtp SMTP advisor では、接続をオープンし、 サーバーからの初期メッセージを待機し、終了を送信して 接続をクローズし、経過時間を負荷として戻します。
ssl SSL advisor は、SSL 接続用の「軽量」の advisor です。 これは、サーバーとの完全 SSL ソケット接続を確立しません。 SSL advisor は、接続をオープンして SSL CLIENT_HELLO 要求を送信し、応答を待機して接続をクローズし、負荷として経過時間を戻します。 (SSL 接続用の「重量」の HTTPS advisor も参照してください。)
注: SSL advisor は、 鍵管理や証明書には依存しません。
ssl2http ssl2http advisor ではポート 443 にリストされたサーバーで開始およびアドバイスを行いますが、HTTP 要求に 対して「mapport」のソケットは、この advisor によってオープンされます。
self self advisor では、バックエンド・サーバーに関する負荷状況情報を収集します。self advisor は、2 層構成で Dispatcher を使用している際に、その Dispatcher が self advisor から最上層の Load Balancer に情報を供給する場合に使用できます。self advisor では、特に Dispatcher のバックエンド・サーバーに関する 1 秒当たりの接続数を executor レベルで計測します。詳しくは、2 層 WAN 構成内の self advisor を参照してください。
telnet Telnet advisor では、接続をオープンし、サーバーからの初期メッセージを待機し、接続をクローズして、経過時間を負荷として戻します。
was WAS (WebSphere Application Server) advisor は、WebSphere Application Server と 連動します。この advisor のカスタマイズ可能なサンプル・ファイルは、インストール・ディレクトリーで提供されます。詳しくは、例: WAS advisor の実装を参照してください。
wlm WLM (ワークロード管理) advisor は、MVS™ ワークロード管理 (WLM) コンポーネントを実行している OS/390 メインフレーム上のサーバーと連動するように設計されています。詳しくは、ワークロード管理 advisor を参照してください。



関連タスク
advisor のロード・バランシングの管理の使用可能化
LDAP URI advisor の構成
参照トピック    

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最終更新: 2008 年 7 月 31 日 3:18:06 PM EDT
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