jobrecovery スクリプトは、1 次サイトが失敗した場合に、2 次サイトが引き継げるようにすることができます。
このスクリプトは、1 次サイトが失敗した場合に 2 次サイトがその責務を引き継げるようにする場合に使用します。このシナリオでは、 各サイトには個別の WebSphere セルがあり、そこでアクティブなジョブが 1 次サイトで実行されており、停止したジョブまたはジョブ・スケジューラーが 2 次サイトにあります。1 次および 2 次サイトの Compute Grid セルは、互いの複製である、すなわち、同じトポグラフィー、同じ名前になっている必要があります。これらは、データベースのレプリカではなく、同じデータベースを共有しています。
jobrecoveryscript は、install_root/bin ディレクトリーか、指定された LRS バックアップ・サーバーの install_root/profiles/{LRS_profiles}/bin ディレクトリーにあります。スクリプトが、install_root ディレクトリーから実行される場合、profileName オプションの指定が必須になります。そうでない場合は、このオプションは指定しないでください。username と password オプションは、LRS が稼働するサーバーでセキュリティーが有効になっている場合は必須です。このスクリプトは、1 次セルがシャットダウンされた場合は、バックアップ・セルで実行される必要があります。スクリプトの実行後、バックアップ・セルを始動することができます。
1 次サイトが失敗した場合、以下のステップを含む引き継ぎ手順に従うように指示されます。
./jobRecovery.sh <server> [options]
./jobRecovery.sh server1 -profileName AppSrv01 -username wsadmin -password wspassword