WebSphere® Virtual Enterpriseは、WebSphere Application Server Network Deployment を拡張し、サービス・レベル管理を使用して、動的操作と管理容易性での拡張されたサービスの品質を提供します。
WebSphere Extended Deployment バージョン 6.1 製品は、機能的に独立した 3 つの製品に分けられます。ビジネスの課題に対処するための選択肢が増えました。
すべての機能を備えた完全製品版の他に、個別に注文できる製品として、
動的操作およびアプリケーション・サーバー仮想化のための
WebSphere Virtual Enterprise、ハイパフォーマンスを実現する
WebSphere eXtreme Scale、およびバッチ形式のジョブを実行して制御するための
WebSphere Extended Deployment Compute Grid があります。
- WebSphere Virtual Enterprise - アプリケーション・サーバーの仮想化、リソース管理、および拡張操作機能 (パフォーマンスの可視化、ヘルス管理、アプリケーション・エディションなど) のホストを提供します。このような機能の組み合わせを、動的操作 と総称する場合もあります。
動的操作は、アプリケーション仮想化、アプリケーション・サーバー仮想化、およびアプリケーション・インフラストラクチャー仮想化を提供するコア機能です。PHP Hypertext Preprocessor (PHP) サーバーに対しては、集中ワークロード管理およびヘルス・ポリシー・サポートが追加されており、ワークロード管理、アプリケーション・プロビジョニング、ヘルス管理、およびその他の管理機能を含む、他のアプリケーション・サーバーに対するサポートが拡張されています。このサポートにより、異種のアプリケーション・サーバー・セットに対するサービス・レベルおよびヘルス・ポリシーを実現する、一貫性に優れたアプローチが可能になります。WebSphere Extended Deployment Compute Grid を WebSphere Virtual Enterprise と共に使用する場合にも、これらの機能を使用できます。
複雑なシステムの全体的な操作性を向上させるために、新規の集中インストール・マネージャーが追加され、インストールおよび保守作業が容易になりました。ヘルス・モニター・ポリシーを使用すると、特定の状態が発生したときにモニターする状態と実行する処置を決定できます。
WebSphere Virtual Enterprise は、拡張環境でのオンデマンド機能を表します。この製品を使用して、動的オペレーションのデプロイによって操作効率を高め、
線形スケーラビリティーおよびほぼ 100% の可用性を持つ高容量のトランザクションのワークロードを保守し、大規模の、連続的に使用可能な WebSphere Application Server 環境を管理します。
この製品はアプリケーション・サーバーの仮想化と自動化を導入します。仮想化インフラストラクチャーは、Java™ 2
Platform, Enterprise Edition (J2EE) リソースおよびアプリケーションの従来の概念、および互いの関係を再定義します。この新しいインフラストラクチャーにより 本製品の自動操作機能が促進され、複雑な構成を容易に行えます。
WebSphere Virtual Enterprise は、WebSphere Application Server Network Deployment のインストールなしでは機能しません。インストール中に、製品では、WebSphere Application Server Network Deployment のインストールを自動的に判断し、製品の機能性を拡張して、製品のテーマと追加機能を採用しています。