ご使用の WebSphere® Virtual Enterprise
構成の主要パフォーマンス調整パラメーターの要約は、ここからスタートします。
このタスクについて
これらのステップのすべてを完了すると、ご使用の WebSphere Virtual Enterprise 構成のパフォーマンスを改善することができます。
プロシージャー
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アプリケーションからトランザクション・クラスにすべての URL パターンを割り当てます。
トランザクション・クラスにマップしない URL はすべて、
「ベストエフォート」と分類され、また任意とも呼ばれ、デフォルト・ポリシーです。
トランザクション・クラスはサービス・ポリシーの一部です。
管理コンソールからトランザクション・クラスを変更するには、「動作ポリシー」>「サービス・ポリシー」>「service_policy_name」>「トランザクション・クラス」と選択します。
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サービス・クラスの実際のパフォーマンスに対してサービス・ポリシーの目標を確認し、
必要に応じて目標を調整します。
例えば、ご使用のサービス・ポリシーに 200 ミリ秒の平均応答目標があり、
測定した平均サービス時間は 300 ミリ秒であるとします。
その場合、目標を 500 ミリ秒に調整することを検討する可能性があります。
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アプリケーション配置コントローラーが変更をロードするためにどれくらいの速度で反応するかを変更するには、
以下のプロパティーを調整します。
- 管理コンソールで配置変更の間の最小時間を構成します。
「動作ポリシー」>「Autonomic controllers」>「アプリケーション配置コントローラー」と
選択します。
配置変更の間の最小時間を適切な値に設定します。
- 管理コンソールからアプリケーション配置コントローラーのサイクルを構成します。
「動作ポリシー」>「Autonomic controllers」>「アプリケーション配置コントローラー」>「カスタム・プロパティー」と
選択します。
名前 minControlCycleLength を持ち、分単位で適切な値を指定する、カスタム・プロパティーを追加します。
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制御サイクルの長さを調整します。
最小制御サイクル長のプロパティーは、
オートノミック要求フロー・マネージャー (ARFM) が変更をロードするためにどれだけ高速に反応するかを決定します。
ARFM 制御サイクルの長さを変更できます。
管理コンソールで、「動作ポリシー」>「Autonomic controllers」>「オートノミック要求フロー・マネージャー」と
選択します。
最小制御サイクル長のプロパティーを適切な値に設定します。
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ノードの最大使用回数を制限するため ARFM を調整します。
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管理コンソールで、「動作ポリシー」>「オートノミック・コントローラー」>「オートノミック要求フロー・マネージャー」と選択します。
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最大 CPU 使用率のプロパティーを設定します。値が大きいとリソースの使用効率が改善されますが、
値が低いとオペレーションが堅固になります。