選択した暫定修正を特定のインストール・ターゲットにインストールして、
製品環境を更新します。IBM Update Installer for WebSphere Software は、WebSphere® Extended Deployment および WebSphere Application Server Network Deployment 環境に保守を適用するために使用するツールです。
始める前に
- インストール・ターゲット を定義します。これは、選択されたソフトウェア・
パッケージがインストールされる可能性があるリモート・ワークステーションです。デフォルトでは、セル内で定義されるノードが
含まれるすべてのワークステーションがインストール・ターゲットとして表示されます。インストール・プロセス中に、
ウィザードは、認証メソッド (ユーザー名とパスワード、
またはセキュア・シェル (SSH) 公開/秘密鍵) を選択するようにプロンプトを出します。SSH 公開/秘密鍵メソッドを使用することを
選択する場合、このタスクを正常に完了するには、最初に鍵のペアを作成して、すべてのインストール・ターゲットに
公開鍵をインストールする必要があります。
- 最新バージョンの Update Installer を 集中インストール・マネージャー リポジトリーにダウンロードします。Update Installer をダウンロードする前に、暫定修正をインストールしようとすると、次のメッセージが表示されます。
install_package_name または workstation_platform 用の従属パッケージ Update Installer for WebSphere Application Server に必要なインストール・バイナリー・ファイルは存在しません。
Update Installer は、ダウンロード後にインストールする必要はありません。インストール・ターゲットに Update Installer がインストールされていない場合、集中インストール・マネージャーは、暫定修正、フィックスパック、またはリフレッシュ・パックのインストール前に、Update Installer を自動的にインストールします。詳しくは、Update Installer for WebSphere Software のダウンロード
を参照してください。
- 暫定修正パッケージ・タイプ用バイナリー・ファイルをダウンロードします。ただし暫定修正パッケージ・タイプの記述子は、WebSphere Virtual Enterprise バージョン 6.1 のインストール時にインストールされます。これらの固有の記述子は、
次の更新タイプを適用するために組み込まれています。
- WebSphere Application Server Network Deployment の保守
- WebSphere Virtual Enterprise の保守
記述子および関連ファイルの見つけ方についての詳細は、パッケージ記述子と関連バイナリー・ファイルのダウンロード
を参照してください。
このタスクについて
次のステップを完了し、
WebSphere Virtual Enterprise と WebSphere Application Server Network Deployment の両方の暫定修正をインストールします。
プロシージャー
-
管理コンソールからウィザードを開始します。
-
「システム管理」>「集中インストール・マネージャー」
>「使用可能なインストール」をクリックします。
-
パッケージ・タイプとして「暫定修正」を選択します。
次に、
保守インストール・パッケージを選択します。
以前に、「パッケージの追加または除去」機能を使用して暫定修正を
ダウンロードした場合、
「1 つ以上の保守パックの選択」フィールドの下に表示されるリスト内に
各暫定修正が表示されます。このリストから 1 つ以上の暫定修正を選択します。
-
「インストール・ターゲットの表示」をクリックして、
選択した暫定修正をインストールする適切なターゲット・ワークステーションのリストを
テーブルに取り込みます。
1 つ以上のインストール・ターゲットを選択した後、
「インストール」をクリックして、インストール・ウィザードを開始します。
-
ご使用条件を読んで受諾します。
「ご使用条件の表示」をクリックして条件を読み、
条件を受け入れて、「次へ」をクリックして先へ進みます。
-
インストール・ターゲットにアクセスするための認証メソッドを選択して、
「次へ」をクリックします。
セキュア・シェル (SSH) 公開/秘密鍵メソッドか
ユーザー名とパスワード・メソッドのいずれかの使用を選択して、
認証を行うことができます。
-
認証情報を入力して、「次へ」をクリックします。
ステップ 3 で選択する認証メソッドに応じて、デプロイメント・マネージャーで、
1 つ以上のインストール・ターゲットの適切なユーザー名およびパスワードを入力するか、
SSH 秘密鍵ファイルの場所とパスワードを入力します。
ユーザー名とパスワード・メソッドを使用して認証を行うことを選択する場合、
共通のユーザー名とパスワードを入力してすべてのインストール・ターゲットに
アクセスするか、各ターゲットに固有のユーザー名とパスワードを構成する
ことができます。
-
インストールおよび各インストール・ターゲットの作業ロケーションを確認して、
「次へ」をクリックします。
インストール・ロケーションは、パッケージがインストールされる
各インストール・ターゲットのリモート・ロケーションです。
作業ロケーションは、パッケージが指定されたロケーションにインストールされる前に
ファイルが送信されるリモート・ターゲット上のディレクトリーを指定します。
-
インストール要約を読んでから、「終了」をクリックして、
インストール要求を処理するように集中インストール・マネージャーに実行依頼します。
結果
インストール要求は、処理のために集中インストール・マネージャーに送信されます。
管理コンソールの「進行中のインストール」パネルで要求の状況をチェックします。「インストール・ヒストリー」パネルで、サブミットした各インストール要求のログ・ファイルを調べることができます。