WebSphere Virtual Enterprise, Version 6.1.1
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保守モードにあるサーバーへのルーティング

副次式によって複雑なルール条件を作成してルーティング・ポリシー Session Initiation Protocol (SIP) ルールを変更し、同じ動的クラスターからの特定のメッセージを保守モードのサーバーにルーティングして、その他のトラフィックを保守モードではないサーバーにルーティングできます。

始める前に

ルール・ビルダーを使用してルールを 変更するには、管理者特権が必要です。

このタスクについて

通常は、保守モードではないサーバーのみがアプリケーション要求を受信してサービス提供します。 保守モードのサーバーにルーティングすることもできるので、あるサーバーのサブセットにルーティングして、アベイラビリティーを阻害することなく、構成変更を検査したり、問題をトラブルシューティングしたりできます。ルーティング・ルールにより、SIP トラフィックを特定のクラスターに送ることができます。SIP ルーティング・ルールの式が拡張され、ターゲット・クラスターの定義に追加の機能および柔軟性を提供する式がサポートされます。 例えば、式 cluster='TestCell/TestClusterA' および serverMaintanceMode='affinity' では、オンデマンド・ルーター (ODR) に対して、保守モードにある TestClusterA のメンバーに呼び出しをルーティングするよう指示します。 また、この機能は、優先順位付けされたルーティング・ルールと組み合わせて使用することもできます。

プロシージャー

  1. 管理コンソールで、「サーバー」>「オンデマンド・ルーター」>「odr_name」>「SIP オンデマンド・ルーターの設定」>「ルーティング・ポリシー SIP ルール」>「指定者」>「式」>「副次式ビルダー」をクリックします。
  2. 論理演算子として and を選択します。
  3. オペランドとして Server Maintenance Mode を選択します。
  4. 演算子として Equals (=) を選択します。
  5. 値には Affinity を選択します。副次式の生成」をクリックします。
  6. 付加」をクリックして、ルールにその副次式を付加します。



関連概念
ルール・ベースの要求分類
関連タスク
保守モードの設定
関連資料
ルーティング・ポリシーおよびサービス・ポリシー
関連情報
ODR ルーティング・ポリシー・ルールの管理用タスク
ODR サービス・ポリシー・ルールの管理用タスク
タスク・トピック    

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最終更新: 2009/09/17 16時31分49秒EDT
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