動的操作環境は、WebSphere® Virtual Enterprise のオートノミックまたはオンデマンド機能から構成され、3
つの操作モード (手動、監視、および自動) をサポートします。この環境は、アプリケーション配置、ワークロード管理、ヘルス管理、要求フロー管理などのタスクを実行するオートノミック・マネージャーによってサポートされます。
操作環境のモードを定義するには、WebSphere Virtual Enterprise コンポーネントの構成を行います。一部のコンポーネントが自動的またはオートノミックに稼働している混合環境を使用することができます。
物事を有りか無しに分けるのではなく、論理システムをサポートするために製品に柔軟性を与えます。
さらに、この製品は、監視操作モードをサポートし、システム管理者はオートノミック・マネージャーの推奨を受け入れたり、拒否したりします。
以下は、動的操作の機能と、それらがサポートする操作モードです。
オートノミック・マネージャー |
説明 |
アプリケーション配置コントローラー |
特性:
- 2 つのモード (使用可能または使用不可) をサポートします。
使用可能な場合、アプリケーション配置コントローラーは、関連している各動的クラスターの自動、監視、手動モードをサポートします。
モードは、動的クラスターで設定されます。
- 動的クラスターに適用可能です。
- これは、動的クラスター設定に依存しているため、オートノマス機能ではありません。
- HA マネージャーによって管理される分散リソースです。
アプリケーション配置コントローラーは、すべてのノード・エージェント・プロセスおよびデプロイメント・マネージャー・プロセスに存在しています。
このコントローラーは、これらのいずれかのプロセスでアクティブになっています。
アクティブなプロセスに障害が発生すると、別のノード・エージェント・プロセスまたはデプロイメント・マネージャー・プロセスでコントローラーがアクティブになります。
|
オートノミック要求フロー・マネージャー (ARFM) |
特性:
- 2 つのモード (手動または自動) をサポートします。
- 個々に使用可能にできるため、オートノマス機能といえます。
- ARFM 手動モードではない場合は、カスタム・プロパティー arfmManualAllocation を設定して ARFM 調節ノブのオートノミック設定を使用不可にできます。
|
動的 WLM (DWLM) |
特性:
- 2 つのモード (使用可能または使用不可) をサポートします。
- 静的クラスターおよび動的クラスターに適用可能です。
DWLM は、動的クラスターではデフォルトで使用可能になっており、静的クラスターでは
デフォルトで使用不可になっています。
静的クラスターで DWLM を使用可能にするには、「サーバー」>「クラスター」>「cluster_name」>
「動的ワークロード管理 (DWLM)」と
クリックします。動的クラスターで DWLM を使用不可にするには、
「サーバー」>「動的クラスター」>「dynamic_cluster_name」>「動的ワークロード管理 (DWLM)」とクリックします。
- 個々に使用可能にできるため、オートノマス機能といえます。
|
ヘルス・コントローラー |
特性:
|