セル・アフィニティー機能により、ブリッジされていないオンデマンド・ルーター (ODR) トポロジーを構成すると、オンデマンド・ルーター (ODR) の障害が起こった場合でも、セッションが保存されます。
始める前に
バージョン 6.0.2.6、または、バージョン 6.1.0.5 以降がインストールされている場合にこのフィーチャーを使用できます。
このタスクについて
セル・アフィニティー機能を使用すると、複数のブリッジされていないセルに複数の ODR がある場合に、ロード・バランシングかフェイルオーバーのいずれかにより、セッション・トラフィックを複数の ODR に転送するよう IBM HTTP Server が構成されている場合は、セッションの消失を防止できます。
プロシージャー
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管理コンソールで、「システム管理」>「セル」>「カスタム・プロパティー」を選択します。
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カスタム・セル・プロパティー odrSessionAffinityEnabled を true に設定します。
詳しくは、カスタム・プロパティー
を参照してください。
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その他の ODR セル用に汎用サーバー・クラスターを構成します。
詳しくは、リモート ODR セル用の汎用サーバー・クラスターの定義
を参照してください。
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複数の層からなる構成を設定しようとする場合、1 つの層の ODR の構成と動作は、他の層の ODR とは独立したものとする必要があります。詳しくは、複数の層からなる環境でのセル・アフィニティーの構成
を参照してください。
ODRSESSIONID 以外の Cookie 名を使用するだけの場合、オプションでこのステップを単一層環境で実行することもできます。
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plugin-cfg.xml を生成します。詳しくは、plugin-cfg.xml の生成
を参照してください。
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各 plugin-cfg.xml ファイルをマージして、1 つの plugin-cfg.xml ファイルにします。詳しくは、pluginmerge.bat|.sh スクリプト
を参照してください。
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この新規の plugin-cfg.xml ファイルを IBM HTTP Server にインストールします。新規 plugin-cfg.xml ファイルのインストール方法について詳しくは、Web サーバー・プラグイン構成を動的に更新するためのオンデマンド・ルーターの構成
を参照してください。