このセクションでは、WebSphere のセキュリティーが有効である場合に、ユーザーの資格情報でジョブを実行可能にする方法について説明します。
WebSphere Extended Deployment バージョン 6.0.2 では、デフォルトで、WebSphere のセキュリティーが有効である場合に、 ユーザーの資格情報でジョブを実行可能にするフィーチャーが導入されています。ジョブがエンドポイントにディスパッチされると、LREE は、ジョブ・ステップのスレッドにあるサーバーの資格情報をユーザーの資格情報に切り替えます。 このデフォルトの動作を変更する場合は、IFIX PK35827 を適用して、RunUnderUserCredential という動的クラスターのカスタム・プロパティーを作成し、 その値を true に設定します。 IFIX PK35827 を適用すると、カスタム・プロパティーを作成して true に設定する場合を除き、ユーザーの資格情報で実行されないようにデフォルトの動作が変更されます。
RUN_JOBS_UNDER_USER_CREDENTIAL は、任意のスコープ・レベルで作成可能であり、true または false の値を使用できます。 デフォルトは false であり、ジョブはサーバーの資格情報で実行されます。
以下のステップでは、カスタム・プロパティーを作成し、管理コンソールにログインした後、ユーザーの資格情報でのジョブの実行を可能または不可に設定する方法を説明します。