すべてのアプリケーションのランタイム状態は実行中または停止で、構成状態は「存在しない」または「存在する」です。WebSphere® Virtual Enterprise のアプリケーション・エディションには、WebSphere Application Server アプリケーションのこれらの状態以外にも、追加の構成済みの状態があります。 これらの追加の構成状態は、既存の状態のサブ状態として考慮してください。
アプリケーション・エディション・マネージャーのエディションは、複数の状態に遷移します。アプリケーションの実行中と停止間のランタイム状態遷移は、開始操作および停止操作によって発生します。アプリケーションの「存在しない」と「存在する」間の構成状態遷移は、アプリケーションをインストールまたはアンインストールすると発生します。アプリケーション・エディションの状態が遷移すると、インストール、妥当性検査、アクティブ化、ロールアウトの実行、非アクティブ化、アンインストールなどのさまざまなアクションが発生します。以下の表には、遷移とその結果のアクションをリストしてあります。
元の状態 | 後の状態 | 遷移のアクション | 注意 |
---|---|---|---|
存在しない | 活動停止 | アプリケーション・エディションのインストール | (なし) |
活動停止 | 妥当性検査 | 妥当性検査1 | 妥当性検査のデプロイメント・ターゲットの作成 |
活動停止 | アクティブ状態 | ロールアウトのアクティブ化または実行1 | ロールアウトを実行すると、以前のエディションが非アクティブ化されます。 |
妥当性検査 | アクティブ状態 | ロールアウトの実行1 | 妥当性検査のデプロイメント・ターゲットの削除 |
アクティブ状態 | 活動停止 | 非アクティブ化1 | (なし) |
アクティブ状態 | 存在しない | アプリケーション・エディションのアンインストール | (なし) |
妥当性検査 |
活動停止 |
妥当性検査の取り消し |
妥当性検査のデプロイメント・ターゲットの削除 |
活動停止 | 存在しない | アプリケーション・エディションのアンインストール | (なし) |
1妥当性検査、アクティブ化、ロールアウトの実行、および非アクティブ化は、アプリケーション・エディション・マネージャーで導入された新規のアプリケーション・エディションの操作です。