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オンデマンド・ルーターの JVM ヒープ・サイズの変更

Java 仮想マシン (JVM) のヒープ・サイズ設定は、オンデマンド・ルーター (ODR) の効果的なパフォーマンスを得るための最も重要な要因の 1 つです。 JVM ヒープ・サイズの設定は、ご使用の環境構成に基づいて変更する必要があります。

このタスクについて

100 パーセントの負荷の下での ODR の基本設定は、約 90MB です。ただし、ODR は、一時ワークスペース用のメモリーも必要とします。ODR はすべての要求に対して同じアクションを取るため、必要なワークスペースの量を決定する主な要因は、スループットです。 ODR は、要求ごとに約 4KB から 5KB の一時オブジェクトを生成します。ガーベッジ・コレクション・サイクル間に必要な時間は、ヒープ競合を最小現にするため最低 10 秒とする必要があり、一般的にはガーベッジ・コレクション・サイクルの完了での余分な遅れを回避するために 60 秒より小さく設定します。キューに入れられた要求が多数である、メモリー内キャッシュが大きい、などの要因によって、必要とされるメモリーが増える場合もあるので、この値をテストしてください。 存在する可能性のあるすべてのアプリケーションについて値を独断で判断することはできないので、テストは重要です。したがって推奨される初期ヒープ設定は、以下のように計算されます。
90MB + 0.05 MB/要求 x ピーク要求数/秒 X ガーベッジ・コレクション間に必要な時間 (秒)

プロシージャー

  1. 管理コンソールで、「サーバー」>「オンデマンド・ルーター」>「on demand router name」>「サーバー・インフラストラクチャー」>「Java およびプロセス管理」>「プロセス定義」>「Java 仮想マシン」をクリックします。
  2. 初期ヒープ・サイズおよび最大ヒープ・サイズを指定します。



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最終更新: 2009/09/17 16時30分32秒EDT
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