集中インストール・マネージャーを使用して IBM Update Installer for WebSphere Software および保守ファイルをリポジトリーにダウンロードし、デプロイメント・マネージャー・ワークステーションに追加の記述子をダウンロードするには、デプロイメント・マネージャーが公開 IBM® Web サイトにアクセスできる必要があります。
デプロイメント・マネージャー・ワークステーションがインターネットにアクセスできない場合、まずインターネットにアクセスできる別のワークステーションに記述子およびファイルをダウンロードしてから、それらの記述子およびファイルを集中インストール・マネージャー・リポジトリーに手動で転送する必要があります。
始める前に
まず、ホスト・ワークステーションで、集中インストール・マネージャー・リポジトリーをインストールして、1 つ以上の製品コンポーネントをそのリポジトリーに追加します。
このタスクは、WebSphere® Virtual Enterprise インストール・プロセス中に完了してください。詳しくは、製品のインストール
を参照してください。
あるいは、リポジトリー・ツールを使用して、1 つ以上の製品コンポーネントをリポジトリーに追加できます。このツールは、WebSphere Virtual Enterprise 製品のみをインストールすると、自動的にインストールされます。詳しくは、集中インストール・マネージャー・リポジトリー・ツールを使用した製品の追加
を参照してください。
このタスクについて
Update Installer for WebSphere Software、および保守をリモート・インストールするために集中インストール・マネージャーが必要とする保守ファイルは、デプロイメント・マネージャー・ワークステーションに保守を適用するために使用されるものと同じツールおよびファイルです。
Update Installer および保守ファイルをダウンロードするための手順を通常通りに実行しますが、集中インストール・マネージャーは使用しません。
リポジトリーは、
Update Installer および保守ファイルのインストール・イメージが入っている、さまざまなディレクトリーから構成されます。以下には、それらのディレクトリーをリストし、さらに追加の記述子をダウンロードするために使用される URL をリストしてあります。
- UPDI70
- Update Installer のインストール・イメージが含まれる 7.0.0.*-WS-UPDI-*.zip ファイルが格納されます。以下の URL から最新バージョンの Update Installer をダウンロードします: ftp://ftp.software.ibm.com/software/websphere/appserv/support/tools/UpdateInstaller/7.0.x/
- インターネット・アクセスができるワークステーションからこの URL にナビゲートします。
- 必要とするオペレーティング・システムおよびアーキテクチャーのフォルダーを選択し、最新の 7.0.0.*-WS-UPDI-*.zip ファイルをワークステーションにダウンロードします。
- 影響するすべてのオペレーティング・システムおよびアーキテクチャーについて、このステップを繰り返します。
- これらの圧縮ファイルをデプロイメント・マネージャー・ワークステーションの UPDI70 ディレクトリーに移動します。
- ND61Updates
- WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.1 のすべての暫定修正が格納されます。すべての WebSphere Application Server Network Deployment 暫定修正の .pak ファイルをこのディレクトリーにコピーします。また不要な .pak ファイルは、すべてこのディレクトリーから削除することもできます。
- ND61FPn
- WebSphere Application Server Network Deployment 用の特定のフィックスパックを構成するさまざまな .pak ファイルが格納されます。例えば、WebSphere Application Server Network Deployment バージョン 6.1 フィックスパック 11 の場合、6.1.0-WS-WAS-WinX32-FP0000011.pak ファイル、6.1.0-WS-WASSDK-WinX32-FP0000011.pak ファイル、および 6.1.0-WS-WASWebSvc-WinX32-FP0000011.pak ファイルを ND61FP11 ディレクトリーにコピーします。
- XD61Updates
- WebSphere Virtual Enterprise のすべての暫定修正が格納されます。すべての WebSphere Virtual Enterprise 暫定修正の .pak ファイルをこのディレクトリーにコピーします。また不要な .pak ファイルは、すべてこのディレクトリーから削除することもできます。
- XD61FPn
- 特定のフィックスパックの内容が含まれる .zip ファイルが格納されます。例えば、WebSphere Virtual Enterprise バージョン 6.1 フィックスパック 1 の場合、6.1.0-WS-WXD-FP0000001.zip ファイルをダウンロードして XD61FP1 ディレクトリーにコピーします。フィックスパック 1 の .zip ファイルをダウンロードするために使用する URL は ftp://ftp.software.ibm.com/software/websphere/extended/support/fixpacks/6.1.0.1/MULTIPLATFORMです。
- XD61RPn
- 特定のリフレッシュ・パックの内容が含まれる .zip ファイルが格納されます。例えば、WebSphere Virtual Enterprise バージョン 6.1 リフレッシュ・パック 1 の場合、6.1.0-WS-WXD-RP0000001.zip ファイルをダウンロードして XD61RP1 ディレクトリーにコピーします。
リフレッシュ・パック 1 の .zip ファイルをダウンロードするために使用する URL は ftp://ftp.software.ibm.com/software/websphere/extended/support/fixpacks/6.1.1.0/MULTIPLATFORM です。
必要なファイルを集中インストール・マネージャー・リポジトリーに追加すると、後で推奨されるフィックスパックまたはリフレッシュ・パックを特定のインストール・ターゲットにインストールできます。インターネットにアクセスできる別のワークステーションに記述子およびファイルをダウンロードしてから、それらのファイルを集中インストール・マネージャー・リポジトリーに手動で転送します。
プロシージャー
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管理コンソールで、「システム管理」>「集中インストール・マネージャー」>「パッケージの追加または除去」をクリックします。「パッケージの追加」をクリックすると、「ダウンロード記述子」パネルが表示されます。
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ダウンロードする記述子が含まれる FTP サイトのロケーションを決定します。
「ダウンロード・オプション」を展開して、集中インストール・マネージャーによって使用される URL を表示します。この URL の形式は ftp://ftp.software.ibm.com/software/websphere/extended/support/cim/xd61_yyyymmdd です。
デプロイメント・マネージャー・ワークステーションがインターネットにアクセスできない場合、ホスト名 ftp.software.ibm.com が見つからないことを示すエラー・メッセージが表示されます。
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ステップ 2 の URL を使用して、インターネットにアクセスできる別のワークステーションから使用可能な記述子をダウンロードします。
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ダウンロードされた記述子をデプロイメント・マネージャー・ワークステーションの install_root/properties/xdcimgr ディレクトリーに転送します。
結果
これで、後でリモート・ワークステーションにインストールする保守ファイルが集中インストール・マネージャー・リポジトリーに格納されます。