集中インストール・マネージャーを使用して、1 つ以上のパッケージを
特定のインストール・ターゲットにインストールします。
始める前に
パッケージを正常にインストールするには、最初に
インストール・ターゲット を定義する必要があります。これは、選択されたソフトウェア・
パッケージがインストールされる可能性があるリモート・ワークステーションです。デフォルトでは、セル内で定義されるノードが
含まれるすべてのワークステーションがインストール・ターゲットとして表示されます。
インストール・プロセス中に、
ウィザードは、認証メソッド (ユーザー名とパスワード、
またはセキュア・シェル (SSH) 公開/秘密鍵) を選択するようにプロンプトを出します。SSH 公開/秘密鍵メソッドを使用することを
選択する場合、このタスクを正常に完了するには、最初に鍵のペアを作成して、すべてのインストール・ターゲットに
公開鍵をインストールする必要があります。
詳しくは、セキュア・シェル公開鍵をインストールしてインストール・ターゲットにアクセス
を参照してください。
WebSphere® Virtual Enterprise の最新バージョンがデプロイメント・マネージャー・ワークステーションにインストールされ、
操作可能であること、および集中インストール・マネージャー・リポジトリーに、
リモート・ワークステーションにインストールする製品パッケージのインストール・イメージが
取り込まれていることを確認します。製品および集中インストール・マネージャー・リポジトリーをインストールするステップについて詳しくは、
製品のインストール
を参照してください。
集中インストール・マネージャーのフィーチャーを使用するには、最初にリポジトリーをインストールする必要があります。例えば、集中インストール・マネージャーを使用して、WebSphere Extended Deployment Compute Grid または WebSphere eXtreme Scale をリモート・ワークステーションにインストールする計画の場合、各製品コンポーネントをデプロイメント・マネージャー・ワークステーションにインストールする必要もあります。製品のインストール中にリポジトリーをインストールしなかった場合でも、リポジトリーを構成して、バイナリーのインストール・イメージをインストールすることができます。
詳しくは、集中インストール・マネージャー・リポジトリー・ツールを使用した製品の追加
を参照してください。
このタスクについて
このタスクを完了するためのステップの数は、
インストールを選択するインストール・パッケージのタイプによって異なります。
プロシージャー
-
管理コンソールからウィザードにアクセスします。
-
をクリックします。
-
パッケージ・タイプを選択します。これは、実行するインストールの
タイプです。
例えば、製品インストール、またはさまざまなタイプの保守ファイルを
適用するインストールを完了することを選択できます。
次に、インストール・パッケージを選択します。使用可能なフィーチャーが含まれる
パッケージを選択する場合、「1 つ以上のフィーチャーの選択
」リストから各フィーチャーを選択します。使用可能なフィーチャーが含まれない
インストール・パッケージを選択する場合、このリストは表示されません。
-
「インストール・ターゲットの表示」をクリックして、
選択したソフトウェア・パッケージをインストールする適切なターゲット・ワークステーションのリストを
テーブルに取り込みます。
-
リストから 1 つ以上のインストール・ターゲットを選択し、「インストール」をクリックして、
インストール・ウィザードを開始します。
-
ご使用条件に同意します。
「ご使用条件の表示」をクリックして条件を読み、
条件を受け入れて、「次へ」をクリックして先へ進みます。
-
インストール・ターゲットにアクセスするための認証メソッドを選択して、
「次へ」をクリックします。
セキュア・シェル (SSH) 公開/秘密鍵メソッドか、またはユーザー名とパスワード・メソッドのいずれかのメソッドを使用して認証を行うことを選択できます。
-
認証設定を入力して、「次へ」をクリックします。
ステップ 3 で選択する認証メソッドに応じて、デプロイメント・マネージャーで、
1 つ以上のインストール・ターゲットの適切なユーザー名およびパスワードを入力するか、
SSH 秘密鍵ファイルの場所とパスワードを入力します。
ユーザー名とパスワード・メソッドを使用して認証を行うことを選択する場合、
共通のユーザー名とパスワードを入力してすべてのインストール・ターゲットに
アクセスするか、各ターゲットに固有のユーザー名とパスワードを構成する
ことができます。
-
インストール・ロケーションおよび各インストール・ターゲットの作業ロケーションを
指定して、「次へ」をクリックします。
インストール・ロケーションは、パッケージがインストールされる
インストール・ターゲットのリモート・ロケーションです。複数のインストール・ロケーションを必要とするパッケージ (例えば、WebSphere Application Server Community Edition) をインストールすることを選択した場合は、追加のインストール・ロケーションも指定します。空のロケーションを必要とするパッケージをインストールする場合は、以下の注意が列に表示されます。
作業ロケーションでは、インストール・ファイルが含まれるリモート・ターゲット上のディレクトリーが指定されます。
- オプション:
リストからノードを選択し、選択したノードの
プロファイルを拡張して、「次へ」をクリックします。
デフォルトでは、
ターゲット・インストール・ロケーション上のすべてのノードが選択されます。
このステップがあるのは、プロファイル拡張を必要とするパッケージがウィザードで
検出される場合のみです。
プロファイルを拡張しないことを選択した場合は、ターゲット・ホストで
manageprofiles コマンドを発行して、プロファイル拡張を手動で実行する必要があります。
-
指定したパッケージを正常にインストールするのに必要な追加パラメーターを指定します。
このステップには、特定のインストール・パッケージ・タイプ
のみが表示されます。
また一部のインストール・パッケージには、指定する追加パラメーターが複数ある場合があります。
重要: デフォルトでは、集中インストール・マネージャーは、オペレーティング・システムのバージョンに基づいて、インストールする適切なバージョンのインストール・パッケージを選択します。例えば、32 ビットおよび 64 ビット・バイナリーの両方が、あるオペレーティング・システムおよびプロセッサー・アーキテクチャー用に含まれる場合、集中インストール・マネージャーは、64 ビット・オペレーティング・システムに対しては 64 ビット・インストール・バイナリーをインストールします。デフォルトの動作をオーバーライドして、64 ビット・オペレーティング・システムで代わりに 32 ビットのインストール・バイナリーを使用するには、適切なチェック・ボックスを選択します。
-
インストール要約を読んでから、「終了」をクリックして、
インストール要求を処理するように集中インストール・マネージャーに実行依頼します。
結果
このステップを完了して、1 つ以上のパッケージを指定のターゲット・ワークステーションに
インストールします。集中インストール・マネージャーは、インストール要求を受け取り、
ユーザーが提供した情報を処理し、パッケージをワークステーションに
インストールします。
次に実行する作業
管理コンソールで、
「進行中のインストール」パネル上の保留中の要求の状況を確認し、
「インストール・ヒストリー」パネルから実行依頼済みのインストール要求のログ・ファイルを調べます。各要求の進行をさらにモニターするために使用できるオプションについての詳細をお読みください。