WebSphere Virtual Enterprise, Version 6.1.1
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操作可能アラート・カスタム・プロパティー

操作可能アラート・カスタム・プロパティーを使用し、 ランタイム報告書作成および操作可能要約ページにおける、操作可能アラートのパフォーマンスを改善できます。

セル上の以下のいずれかのカスタム・プロパティーを設定することによって、 操作可能アラートのパフォーマンスを調整できます。必要なプロパティーをデフォルト値とは異なる値に設定します。

セル上の操作可能アラート・カスタム・プロパティーを設定するには、以下の手順を実行します。
  1. 管理コンソールで、「システム管理」 > 「セル」 > 「カスタム・プロパティー」 > 「新規」をクリックします。
  2. カスタム・プロパティーの名前を opalert.property_name という形式で入力します。 例えば、opalert.disableCache とします。
  3. カスタム・プロパティーの値を指示します。カスタム・プロパティーの以下のリスト内から使用可能な値を選択して、使用する値を決定します。
  4. カスタム・プロパティーを保存します。カスタム・プロパティーは、動的に取得されます。デプロイメント・マネージャーを 再始動する必要はありません。カスタム・プロパティーは、セル内のすべてのリソースに対して設定されます。
特定のリソースに対してカスタム・プロパティーを設定するには、以下の手順を実行します。
  1. 管理コンソールで、「システム管理」 > 「セル」 > 「カスタム・プロパティー」 > 「新規」をクリックします。
  2. カスタム・プロパティーの名前を opalert.resource_typeproperty_name という形式で入力します。resource_type 値は、 プロパティーを設定するコア・グループまたはコア・コンポーネントの名前です。 管理コンソール内にリストされたコア・コンポーネントまたはコア・グループの名前を使用します。例えば、 オートノミック要求フロー・マネージャー (ARFM) に対して プロパティーを設定する場合、opalert.ARFMController.disableCache という名前を使用します。
  3. カスタム・プロパティーの値を指示します。カスタム・プロパティーの以下のリスト内から使用可能な値を選択して、使用する値を決定します。
  4. カスタム・プロパティーを保存します。カスタム・プロパティーは、動的に取得されます。デプロイメント・マネージャーを 再始動する必要はありません。カスタム・プロパティーは、指示したリソースに対してのみ使用されます。
opalert.disableCache

true に設定した場合、このカスタム・プロパティーはキャッシングを無効にします。また、これにより、 すべてのパフォーマンス向上が無効になります。このカスタム・プロパティーは、デバッグ中に使用できます。

表 1. opalert.disableCache カスタム・プロパティー
true または false
デフォルト false
opalert.disableAlerts

true に設定した場合、 このカスタム・プロパティーは、キャッシュ可能プロバイダーによる操作可能アラートの追加を無効にします。 コア・グループおよびコア・コンポーネントなどの項目に関する詳細な情報を表示するには、 そのコア・グループおよびコア・コンポーネントに固有のオペレーション・ビューを表示します。

表 2. opalert.disableAlerts カスタム・プロパティー
true または false
デフォルト false
opalert.disableXDStability

true に設定した場合、 このカスタム・プロパティーは、キャッシュ可能プロバイダーによる全体状況への寄与を無効にします。 コア・グループおよびコア・コンポーネントなどの項目に関する詳細な情報を表示するには、 そのコア・グループおよびコア・コンポーネントに固有のオペレーション・ビューを表示します。

表 3. opalert.disableXDStability カスタム・プロパティー
true または false
デフォルト false
opalert.initPolicy

このカスタム・プロパティーは、 要求がキャッシュの初期化の完了を待ってから状況メッセージを返すかどうかを決定します。情報に対する最初の要求によって、 キャッシングが行われます。初期化ポリシーを blocking に設定した場合、 キャッシュの初期化が完了してから状況メッセージが返されるようになります。初期化ポリシーを nonblocking に設定した場合、 不明 (UNKNOWN) 状況メッセージが返されます。キャッシュの初期化が終了した後、 操作可能アラート・ページまたはオペレーション・ビューを最新表示にすることができます。このプロパティーは、キャッシュの初期化時にのみ使用されます。

表 4. opalert.initPolicy カスタム・プロパティー
blocking または nonblocking
デフォルト nonblocking
opalert.disableAutoRefresh

デフォルトでは、キャッシュは一定の時間間隔で自動的にリフレッシュされます。このプロパティーを true に設定した場合、 キャッシュは自動的にはリフレッシュされず、キャッシュが破棄された後に新しい要求が来るまでリフレッシュされません。

表 5. opalert.disableAutoRefresh カスタム・プロパティー
true または false
デフォルト false
opalert.initPeriod

opalert.disableAutoRefresh プロパティーを有効にした場合、 このカスタム・プロパティーは、初期化が完了した後に再び初期化を開始するまで待機する時間を定義します。

表 6. opalert.initPeriod カスタム・プロパティー
整数 (秒単位)
デフォルト 10 秒
opalert.destPolicy

消滅ポリシーは、プロバイダーのキャッシュを破棄するタイミングを指定します。

  • opalert.destPeriod カスタム・プロパティーで指定された時間内にキャッシュに対するアクセスがなかった場合に、 そのキャッシュを破棄するには、inactivity を指定します。
  • 最初の初期化期間の後で opalert.destPeriod カスタム・プロパティーで指定された時間が経過した後にキャッシュを 破棄するには、fixedTimeout を指定します。この値では、最後にいつキャッシュがアクセスされたのかは考慮されません。opalert.disableAutoRefresh が 有効になっている場合、このカスタム・プロパティーを fixedTimeout に設定することを検討してください。
表 7. opalert.destPolicy カスタム・プロパティー
inactivity または fixedTimeout
デフォルト inactivty
opalert.destPeriod

このカスタム・プロパティーは、消滅期間 (秒) を指定します。この消滅期間は、opalert.destPolicy カスタム・プロパティーの指定と連動して、 最初の初期化または最後のアクセスの後に、キャッシュを破棄するまで待機する時間を決定します。

表 8. opalert.destPeriod カスタム・プロパティー
デフォルト 600 秒 (10 分)



関連概念
ランタイム・オペレーションの概要
関連タスク
操作のモニター
報告書の作成と管理
関連資料
カスタム・プロパティー
参照トピック    

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最終更新: 2009/09/17 16時33分25秒EDT
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