WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, i5/OS, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista, z/OS

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WebSphere 変数の構成

WebSphere 変数は名前と値の対からなる変数で、製品リポジトリーにある XML 形式の構成ファイルのいずれかに含まれる 文字列データ型属性のすべてに値を設定するために使用されます。 ある変数が定義されると、構成処理中にその変数名に遭遇するたびにその変数名は指定された値に置き換えられます。

このタスクについて

WebSphere 変数は通常、ファイル・パスを指定するために使用されます。 ただし、WebSphere 変数の使用をサポートするシステム・コンポーネントも存在します。 「変数の設定」のトピックでは、これらの変数の指定についてさらに詳しく説明しています。 また、これらの変数を使用する WebSphere Application Server コンポーネントの詳細を重点的に説明しています。

WebSphere 変数は、次のような目的で使用することもあります。
  • JAVA_HOME、APP_INSTALL_ROOT など製品のパス名を構成します。
  • 特定のセル全体またはクラスター全体のカスタマイズ値を構成します。
  • [z/OS] z/OS プラットフォームでロケーション・サービスを構成します。

変数の有効範囲は、セル全体、クラスター全体、ノード全体、 あるいは 1 つのサーバー・プロセスのみに適用することもできます。

環境」>「WebSphere 変数」コンソール・ページで変数を定義します。

有効範囲を定義し、変数をセル全体、クラスター全体、ノード全体または 1 つのサーバー・プロセスのみに適用します。 変数使用をサポートするコンポーネントで使用される際の変数の新規値は、変数によって決まります。

プロシージャー

  1. 管理コンソールで、「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、新規変数を定義します。
  2. 変数の有効範囲を指定します。

    セルクラスターノード、またはサーバーに適用する新規変数を宣言して、「適用」をクリックします。

    変数は、指定するレベルで存在します。 複数の値を使用するには、変数を複数のレベルで定義します。細かく定義すれば、 高位レベルの設定もオーバーライドされます。

    例えば、ノードとサーバーで同じ変数を指定すると、サーバー設定によってノード設定がオーバーライドされます。 同様に、クラスター・レベル設定によって、ノードまたはセル設定がオーバーライドされます。

    有効範囲の変数は特に、データ・ソース・オブジェクトのテストの際に重要です。 変数の有効範囲は、データ・ソースがテスト接続に失敗しても実 行時には成功したり、テストで成功しても実行時に失敗したりする原因になることがあります。

  3. 「WebSphere 変数」ページで、「新規」をクリックします。
  4. 「変数」ページで、名前、値、および説明を指定します。 「OK」をクリックします。

    [z/OS] アプリケーション・サーバーは WebSphere Application Server 内部変数を独自の目的に使用します。 変数が内部であることを示す接頭部は、 WAS_DAEMON_<server custom property>WAS_DAEMON_ONLY_<server custom property>、および WAS_SERVER_ONLY_<server custom property> です。 これらのタグの付いたすべての変数は、ユーザーが使用することを意図していません。これらはサーバー・ランタイムが使用するために排他的に予約されています。 これらの変数を変更すると予期しないエラーが発生することがあります。

    [z/OS] z/OS プラットフォームに事前定義されている「start the WebSphere variables」を使用できます。

    [z/OS] WebSphere Application Server 変数を使用して、デーモン構成を変更できます。 サーバー・カスタム・プロパティーをデーモン・タグに付加することにより、 デーモン固有の変数を指定できます。「名前」フィールドに DAEMON_<server custom property> を入力します。例えば、「名前」フィールドに DAEMON_ras_trace_outputlocation および「値」フィールドに SYSOUT を入力する場合、特定のデーモンのトレース出力を SYSPRINT に送信することができます。

    [z/OS] 置換をサポートする WebSphere Application Server 変数を使用できます。 変数の名前は別の変数の値を置換することにより形成できます。 「名前」フィールドに ${<variable name>} を入力する場合、<variable name> は、新規の WebSphere 変数の名前になります。例えば、${JAVA_HOME} は、 Java ホーム・ディレクトリーと同じ名前を指定して WebSphere 変数を作成します。

  5. 指定した変数が、変数のリストに表示されていることを確認します。管理コンソールは、タイプ ・エラーを検出しません。変数は、誤って参照された場合には、 無視されます。
  6. 構成を保管します。
  7. サーバーを停止し、再度サーバーを始動して変数の構成変更を有効にします。



サブトピック
変数
変数
IBM Toolbox for Java の構成
[z/OS] 定義済み z/OS カスタム・プロパティー
[z/OS] z/OS でのリポジトリー・サービスのカスタム・プロパティー
[z/OS] アプリケーション・サーバー z/OS カスタム・プロパティー
関連概念
テスト接続サービス
関連タスク
アプリケーション・サーバーの管理
関連資料
セッション管理のカスタム・プロパティー
関連情報
HTTP トランスポートのカスタム・プロパティー
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wsfep.multiplatform.doc/info/ae/ae/tcws_variable.html