これらの推奨事項は CICS にアクセスする WebSphere アプリケーションにのみ該当します。
LGDFINT システム初期化パラメーターは、MVS システム・ロガーを呼び出す前に、 強制ジャーナル書き込み要求の遅延時間を決定する場合、CICS ログ・マネージャーを使用してログ据え置きインターバルを指定します。 値はミリ秒単位で指定します。 通常の CICS トランザクション・ワークロードのパフォーマンス評価は、デフォルトの設定値である 5 ミリ秒で、 応答時間と中央処理装置コストとのバランスが最適になることを示しています。 ログ据え置きインターバル値を変更すると、CICS パフォーマンスに悪影響が及ぶ可能性があるという点 に注意してください。 値が高すぎると、MVS システム・ロガーを呼び出す前にさらに待機するため 、CICS トランザクション・スループットが遅延します。 ログ据え置きインターバルを短縮することが CICS トランザクション・スループットに対して 効果を発揮し得るというシナリオ例では、多くの強制ログ書き込みが発行されている場合でも、 タスク・アクティビティーの同時発生はほとんど起こりません。 このようなタスクは、ログ据え置き期間の期限が切れるまで、非常に長い時間待機します。 このような状態では、他のログ・レコードは遅延期間中にバッファーにほとんど追加されないため、 ログ・バッファーを書き出す MVS システム・ロガーへの呼び出しが遅延することの利点は限られています。
CICS について詳しくは、『CICS Performance Guide』を参照してください。