attributes パラメーターを setPolicyType および setBinding コマンドで使用すると、ポリシー・セット内のそれぞれのサービス品質 (QoS) に対して、さまざまなプロパティーを指定することができます。
このトピックのプロパティーは、アプリケーションおよびシステム・ポリシー・セット内の各 QoS で使用することができます。
AdminTask オブジェクトの PolicySetManagement グループにある以下のコマンドとパラメーターを使用して、ポリシー・セットの構成をカスタマイズします。
- ポリシーおよびバインディング構成のプロパティーを表示するには、getPolicyType コマンドおよび getBinding コマンドの attributes パラメーターを使用します。
属性を取得するには、プロパティー名を getPolicyType コマンドまたは getBinding コマンドに渡します。
- ポリシーおよびバインディング構成にプロパティーを追加したり、更新したり、プロパティーを除去するには、setPolicyType コマンドおよび setBinding コマンドの attributes パラメーターを使用します。
属性を追加したり、更新したりするには、プロパティーの名前と値を指定します。
setPolicyType コマンドおよび setBinding コマンドは、その属性が存在する場合は値を更新します。また、その属性が存在しない場合は属性と値を追加します。
属性を除去するには、空ストリング ("") で値を指定します。attributes パラメーターがプロパティー・オブジェクトを受け入れます。
注: attributes パラメーターに提供されたプロパティーの名前または値が無効な場合は、例外が発行されて setPolicyType コマンドと setBinding コマンドは失敗します。
無効なプロパティーは、エラーまたは警告として SystemOut.log ファイルに記録されます。ただし、コマンドの例外に、その例外の原因となったプロパティーの詳細情報が含まれない場合があります。
setPolicyType コマンドと setBinding コマンドが失敗した場合は、SystemOut.log ファイルを調べて、attributes パラメーターの入力に 1 つまたは複数の無効なプロパティーがあることを示す、エラー・メッセージまたは警告メッセージを探します。
このトピックのコマンドを使用する前に、お使いの wsadmin ツールが最新のものであることを確認してください。プロパティー・オブジェクトを attributes または bindingLocation パラメーターの値として受け入れるポリシー・セット管理コマンドは、以前のバージョンの wsadmin ツールではサポートされていません。例えば、このコマンドはバージョン 6.1.0.x ノードでは実行できません。
すべての QoS ポリシーおよびバインディング用に構成する属性
以下の属性のリストを使用して、Jython スクリプト言語と wsadmin ツールにより、すべての QoS ポリシーに渡って属性を構成します。
- enabled
ポリシー・タイプを使用可能にするかどうかを指定します。
以下は、attributes パラメーターを入力する際のフォーマットの例です。
-attributes "[[enabled true]]"
- provides
構成に説明を提供します。
以下は、attributes パラメーターを入力する際のフォーマットの例です。
-attributes "[[provides [Messaging Security]]]"
以下の例では、setPolicyType コマンドを使用して、ReliableMessaging ポリシーを含む myCustomSecurityPS カスタム・ポリシー・セットに、
enabled および
provides プロパティーを設定しています。
AdminTask.setPolicyType('[-policySet myCustomSecurityPS -policyType
WSReliableMessaging -attributes "[[enabled true][provides
[Messaging security]]]"]')