WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
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メモリー間トポロジー: クライアント/サーバー機能

クライアント/サーバー構成は、 セッション・アフィニティーを達成するために使用されるもので、 クライアント専用およびサーバー専用として構成された サーバーのクラスターから成り立っています。クライアント/サーバー構成を使用すると、 バックアップ・データ処理とローカル・データを分離できる、 アプリケーションを実行しているサーバーに影響を与えずに バックアップ・サーバーをリサイクルできる、 セッション・アフィニティーを実現するために サーバー間の 1 対 1 の対応を行う必要がなくなる、 などの利点があります。

以下の図に、クライアント/サーバー・モードを示します。 HTTP セッションを使用して Web アプリケーションをホストするアプリケーション・サーバーの層では、セッションは作成および更新されると複製されます。 2 番目の Web アプリケーションがインストールされていないサーバーの層では、 セッション・マネージャーは複製クライアントから更新を受け取ります。

クライアント/サーバー構成には以下の利点があります。
障害からのリカバリーのための分離
このケースでは、ローカル・データから バックアップ・データの処理を分離します。 移動する箇所の一部分に壊滅的な障害が発生した場合、 その箇所を分離するだけでなく、 Web アプリケーションを処理するサーバーのメモリーおよび処理を、 再度解放します。
開始と停止の分離機能
アプリケーションを実行しているサーバーに影響を与えることなくバックアップ・サーバーをリサイクルすることができ (複数のバックアップがあり、障害リカバリーが可能な場合)、逆に、いずれのバックアップ・データも失う可能性なくアプリケーション JVM をリサイクルすることができます。
統合
バックアップを処理するサーバーとアプリケーションを処理しているサーバーが 1 対 1 で対応している必要はほとんどありません。このため、データを転送する場所の数がまた減ることになります。
異なるハードウェア
安価なハードウェアで Web アプリケーションを実行する一方で、その企業のバックエンドには、複製サーバー・モードでいくつかのセッション・マネージャーを実行する能力を持つ強力なコンピューターをいくつか所有している可能性があります。安価な Web アプリケーション・ハードウェアは、Web アプリケーションの処理のために確保することができます。

タイミングに関する考慮事項: まずバックアップのアプリケーション・サーバーを開始し、予期しないタイミングの隙間を回避します。 クライアントは、起動するとすぐ、情報および HTTP セッションの複製をバックアップ・サーバーに作成します。 結果として、サーバーが起動する時刻以前に作成された HTTP セッションは、正常に複製されない可能性があります。




関連概念
メモリー間の複製
メモリー間トポロジー: ピアツーピア機能
メモリー間セッションの区分化
関連タスク
ピアツーピア・モードのメモリー間複製の構成 (デフォルトのメモリー間複製)
クライアント/サーバー・モードのメモリー間複製の構成
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
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