Integrated Solutions Console は、このトピックで説明しているように、管理機能を実装するためのいくつかの利点を提案します。
Integrated Solutions Console は、システム管理のための単一の共通インターフェースを提供します。 これは、IBM および IBM 以外の製品が、共通のコンソール・フレームワークに対する個々のプラグインとして管理ユーザー・インターフェースを構築できるメイン・プラットフォームを提供します。 Integrated Solutions Console プラットフォーム上で実行するために製品 管理機能を標準化すると、ルック・アンド・フィールと振る舞いがより一貫 したものになるので、新規の管理コンポーネントを導入する際の学習曲線と 採用曲線が緩和されます。 管理者は、単一のブラウザー・ベースのコンソールから、複数の IBM および IBM 以外の製品と対話することができます。
Integrated Solutions Console は共通の外観 (例えば、テーマ、レイアウト、およびバナー) と振る舞い (例えば、ナビゲーションおよび認証) を提供して、ソフトウェア製品を管理するための一貫性のあるユーザー対話を可能にします。
Integrated Solutions Console は Web 管理のための標準ベースのアーキテクチャーを提供します。 それぞれの Integrated Solutions Console モジュールは、WebSphere Application Server によって提供される Java 2 Enterprise Edition (J2EE) 環境内のサービスへのアクセスを持つ 1 つ以上の Web アプリケーションから成り立っています。 ヘルプ・インターフェースは、Eclipse オープン・スタンダードを使用して実装されています。 コンソール・モジュールは、Java ポートレット仕様を使用して開発されます。
Integrated Solutions Console フレームワークは、コンソール・モジュールをコンソール・インストールへデプロイするための XML ベースのインターフェースを提供します。 XML 記述子はポートレットとリソースをデプロイし、コンソール内にページ・レイアウトおよびナビゲーションをセットアップするために必要な情報を提供します。 コンソール・モジュールは、残っているコンソール・モジュールへの影響なしに、簡単に除去することができます。
Integrated Solutions Console を使用することで、各製品は、管理機能を必要とするソ リューションを開発するために必要な時間を削減することができます。 標準ベースのアーキテクチャー、共通フレームワーク、および既存の投資 のためのサポートは、ソリューションを実装するために必要な時間を削減す るのに役立ちます。
カスタマーは管理担当者の教育に大きなリソースを投資します。 IBM 製品全体に共通のインターフェースを提供することで、カスタマーが教育の時間と支出を削減することを可能にします。