始める前に
Enterprise Identity Mapping (EIM) ID トークン接続ファクトリーを使用する場合は、WebSphere Application Server 管理セキュリティーを使用可能にする必要があります。
ただし、管理セキュリティーの構成の選択には制約または制限はありません。
サンプル・アプリケーションをデプロイする前に、
WebSphere Application Server 管理セキュリティーを使用可能にする必要があります。このステップは、
WebSphere Application Server プロファイルに対して管理セキュリティーを使用可能にしている場合は必要ありません。セキュリティーの構成方法について詳しくは、セキュリティーの使用可能化
を参照してください。
このタスクについて
サンプル・アプリケーションのインプリメントに使用されるソース・コード・ファイルは、
testIdentityToken.ear ファイルに含まれており、独自のアプリケーションを作成するためのモデルとして使用することができます。
com.ibm.identitytoken.IdentityTokenTest クラスは、サンプル・アプリケーションのサーブレットです。アプリケーションをデプロイすると、
IdentityTokenTest サーブレットのソース・コード・ファイルは、以下のディレクトリーに配置されます。
profile_root/installedApps/testIdentityToken.ear/testIdentityTokenWeb.war
/WEB-INF/source/com/ibm/identityToken/IdentityTokenTest.java
IdentityTokenTest サーブレットは、
独自のアプリケーションをインプリメントする場合に機能を設計します。
- ストリング型および名前 sourceApplicationID が指定されたプロファイル変数は、IdentityTokenTest サーブレットの init メソッドで設定されます。この変数は、後で ConnectionSpecImpl オブジェクトの setSourceApplicationID メソッドで使用され、
Enterprise Identity Mapping (EIM) に対してアプリケーションを一意に識別します。独自のアプリケーションをインプリメントする場合、同様の規則を使用して固有の SourceApplicationID ID を割り当てます。
- 識別トークンの生成後、このトークンは com.ibm.as400.access.AS400 オブジェクトの作成に使用されます。このオブジェクトは、選択されたホスト・サーバーで OS/400 サーバー・コマンドを実行するために AS400 オブジェクトが使用された直後に HTTPSession オブジェクト内に保管されます。AS400 オブジェクトのみがサーバーへの要求間で存続します (IdentityToken オブジェクトは存続しません)。これにより、後続の要求により良いパフォーマンスが提供され、ID トークンは有効期限切れになりません。
以下のステップは、サンプル・アプリケーションを WebSphere Application Server 環境にデプロイするのに役立ちます。