DB2 for z/OS を UDDI レジストリー・データのデータベース・ストアとして使用したい場合に、このタスクを実行します。
始める前に
分散オペレーティング・システムを稼働するマシンから、z/OS オペレーティング・システムのリモート DB2 データベースへ接続するには、DB2 バージョン 8.2 またはそれ以降のバージョンを使用する必要があります。また、DB2 接続ライセンスも必要になります (詳しくは、DB2 の資料を参照してください)。
このタスクについて
このタスクを実行する必要があるのは、UDDI レジストリーのセットアップおよびデプロイの一環として UDDI レジストリーごとに 1 回のみです。
リモート・データベースを作成中である場合、データベース製品の文書を使用して、このタスクの実行の前に、製品の中の関連する機能に習熟してください。
注: 以下に既存の制限事項を挙げます。
1DB2 for zSeries バージョン 7 の使用
プロシージャー
- app_server_root/UDDIReg/rexx で提供された createddl.sh スクリプトを、選択の一時的ディレクトリーにコピーします。
- UNIX システム・サービス (USS) のコマンド・プロンプトを使用して、createddl.sh スクリプトのコピーを以下のように編集します。
- テキスト「Define some constants」を検索します。
- WebSphere Application Server をデフォルト以外の場所にインストールした場合は、これを反映させるために root_dir 定数を更新します (UDDIReg ディレクトリーが、パスの最後に残っている必要があるので気をつけてください)。
- デフォルトのディレクトリー以外を希望する場合は、temp_dir 定数を、好きな一時ディレクトリーに更新します。
- USS コマンド・プロンプトを使用し、次のコマンドを入力して createddl.sh スクリプトのコピーを実行します。
createddl.sh database_name tablespace_name hlq
ここで、パラメーターは以下のとおりです。
- database_name
- これは、必要な DB2 テーブルおよび他のコンポーネントを定義する際に使
用する名前です。
デフォルトは UDDI30 です。
- tablespace_name
- データベースのテーブルを定義する、テーブル・スペースです。
デフォルトは UDDI30TS です。
- hlq
- この高位修飾子 の下に SQL 区分データ・セット (PDS) および JCL
区分データ・セットが作成されます。
デフォルトは IBMUSER です。
このスクリプトは、後続のステップで必要なメンバーを含む、区分データ・セット hlq.UDDI.SQL および hlq.UDDI.JCL を生成します。
上記にリストしたデフォルトのパラメーターを使用すると、スクリプトが正常に実行された場合に次のような出力が得られます。
database.tablespace = UDDI30.UDDI30TS
HLQ = IBMUSER
( 14) /WebSphere/V6R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_10_prereq_db2.sql
( 436) /WebSphere/V6R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_20_tables_generic.sql
( 136) /WebSphere/V6R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_25_tables_db2udb.sql
( 452) /WebSphere/V6R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_30_constraints_generic.sql
( 14) /WebSphere/V6R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_35_constraints_db2udb.sql
( 559) /WebSphere/V6R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_40_views_generic.sql
( 94) /WebSphere/V6R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_45_views_db2udb.sql
( 329) /WebSphere/V6R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_50_triggers_db2udb.sql
( 16) /WebSphere/V6R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_60_insert_initial_static_data.sql
( 39) /WebSphere/V6R0M0/AppServer/UDDIReg/databaseScripts/uddi30crt_70_insert_default_database_indicator.sql
Conversion complete
/tmp/udditmp/makedb71.jcl ===> IBMUSER.UDDI.JCL(MAKEDB71)
/tmp/udditmp/makedb81.jcl ===> IBMUSER.UDDI.JCL(MAKEDB81)
/tmp/udditmp/table.sql ===> IBMUSER.UDDI.SQL(TABLE)
/tmp/udditmp/table7.sql ===> IBMUSER.UDDI.SQL(TABLE7)
/tmp/udditmp/index.sql ===> IBMUSER.UDDI.SQL(INDEX)
/tmp/udditmp/view.sql ===> IBMUSER.UDDI.SQL(VIEW)
/tmp/udditmp/trigger.sql ===> IBMUSER.UDDI.SQL(TRIGGER)
/tmp/udditmp/alter.sql ===> IBMUSER.UDDI.SQL(ALTER)
/tmp/udditmp/initial.sql ===> IBMUSER.UDDI.SQL(INITIAL)
/tmp/udditmp/insert.sql ===> IBMUSER.UDDI.SQL(INSERT)
- DB2 データベースを作成す
るために、JCL ライブラリーには 2 つのサンプル・ジョブがあります。1 つは DB2 バージョン 7 用で、もう 1 つは DB2 バージョン 8 用です。これらのジョブの JCL は、hlq.UDDI.JCL PDS のメンバー MAKEDB71 および MAKEDB81 にそれぞれあります。これらの JCL スクリプトはテンプレートです。ご使用の DB2 セットアップに従って、およびデフォルトあるいはカスタマイズの UDDI ノードを使用するかどうかによって、適切な MAKEDB メンバー内でテンプレートを変更します。
- 必要な場合は、ジョブ・アカウンティング情報を追加または変更します。
- ステップ 1 でスクリプトを実行したときにデフォルトではない、別の高位修飾子を使用した場合は、IBMUSER のすべての検索結果が指定した修飾子に変更されていることを確認します。
- データベースをデフォルトの UDDI ノードとして使用したくない場合
は、SQL PDS の INSERT メンバーを指定しているジョブの行をコメント化し
ます。これは、ジョブの最後の行にする必要があります。
- LIB パラメーターのすべての検索結果が、DB2 をインストールしたディレクトリーを正確に反映していることを確認します。
- TSO を使用して、前のステップで変更したジョブを実行依頼します。
このジョブは DB2 データベースを作成します。
次の作業
UDDI レジストリー・ノードのセットアップとデプロイを継続します。