デフォルトの WebSphere Application Server プロファイルは、それに含まれているアプリケーション・サーバーを始動および管理するのに必要な構成ファイルを提供します。 また、このプロファイルは、エンタープライズ・アプリケーションをデプロイおよび実行するのに必要なサービスとリソースも提供します。
デフォルト・プロファイルは、フィーチャー・パックのインストール時ではなく、
WebSphere Application Server バージョン 6.1 製品のインストール時に作成されます。
デフォルトの WebSphere Application Server プロファイルの名前は default です。 デフォルト・プロファイルは、次のディレクトリー構造の下に含まれています。
user_data_root/profiles/default
このトピックでは、デフォルト・プロファイルのセル、ノード、サーバー、アプリケーション、およびポートについて説明します。
各プロファイルには、次の一般プロパティーが含まれています。
server1 アプリケーション・サーバーには次のアプリケーションが含まれています。
デフォルト・プロファイルは、WebSphere Application Server の各バージョンのポート番号の設定にリストされているポートを使用するように構成されています。 これらのポートを変更する場合は、Qshell から chgwassvr スクリプトを実行します。
app_server_root/bin/chgwassvr -server server1 options
ここで、options は変更するポートのパラメーターを指定します。 例えば、管理コンソール・ポートを 9091 に変更するには、次のコマンドを実行します。
app_server_root/bin/chgwassvr -server server1 -admin 9091
このスクリプトについて詳しくは、 chgwassvr コマンド を 参照してください。 他のバージョンまたはエディションの WebSphere Application Server とのポートの競合については、必要に応じて説明があります。
デフォルト・プロファイルのノード名、使用されているポート、サーバー、およびインストール済みのアプリケーションなどの情報を表示するには、Qshell から dspwasinst スクリプトを実行します。 詳しくは、 dspwasinst コマンド を 参照してください。