WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: z/OS

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このトピックは、z/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

WebSphere Application Server for z/OS の練習セルの構築

このタスクを使用して、WebSphere Application Server for z/OS の構成を練習します。旧バージョンからマイグレーションしないで製品を初めてインストールする場合は、 練習アプリケーション・サービス環境をインストールすると、 カスタマイズのプロセスを学習するのに役立ちます。

始める前に

練習ランタイムをインストールする場合は、以下に注意してください。

このタスクについて

WebSphere Application Server on z/OS を初めてインストールする場合、インストールおよびカスタマイズのステップを学習するには、 練習ランタイムをインストールする必要があります。

ISPF Customization ダイアログまたはプロファイル管理ツールのいずれかを 使用してインストールします。

プロシージャー

  1. カスタマイズ・ダイアログのワークシート: 共通 MVS グループおよびユーザー を一部印刷し、カスタマイズ・ダイアログの変数: 共通 MVS グループおよびユーザー をガイドとして使用して記入します。 ワークシートに記入する際、可能な場合はデフォルト値を使用します。
    注: 指定するユーザー ID 名、 グループ名、および UID/GID の値が、ご使用の z/OS システム上ですでに使用されていないことを確認します。
  2. カスタマイズ・ダイアログのワークシート: スタンドアロン・アプリケーション・サーバー・セル を一部印刷し、カスタマイズ・ダイアログの変数: スタンドアロン・アプリケーション・サーバー・セル をガイドとして使用して記入します。
    注: 指定するユーザー ID 名、グループ名、UID/GID の値、および TCP/IP ポート番号が、 ご使用の z/OS システム上ですでに使用されていないことを確認します。
  3. カスタマイズ・ダイアログの使用 のトピックを読んでください。
  4. プロファイル管理ツールの使用 のトピックを読んでください。
  5. 共通 MVS グループおよびユーザーの作成 のステップに従います。
  6. スタンドアロン・アプリケーション・サーバー・セルの作成 のステップに従います。 以下の実行方法について説明する、生成された指示を参照して 従います。
    • 生成されたスタンドアロン Application Server の指示に従い、手動で構成更新を実行します。 これらのステップは、システムで通常は制御されている部分に影響します。 このような変更は、ご使用の z/OS システムを担当するシステム・プログラマーが検討する必要があります。
    • ログ・ストリームおよびデータ・セットを作成します。最初の 4 つの ジョブ (BBOMSGC - BBOWCTR) は、直接的なシステム・プログラミング・タスクです。
    • サーバー固有のセキュリティー定義を更新します。次の 2 つの ジョブ (BBOCBRAJ および BBOCBRAK) は、WebSphere Application Server for z/OS ランタイム・サーバーの ユーザー、グループ、プロファイル、および許可の定義に必要な RACF コマンドを生成してから 実行します。
    • BBOCBRAK ジョブを サブミットするか、またはこのジョブと BBOCBRAJ ジョブをセキュリティー管理者に提示して 承認を求めます。セキュリティー管理者に、 これらのコマンドを実行してもらうか、提供されるジョブ・ストリームを サブミットします。インストールのプロファイル構造が異なる場合は、 これらの実行プログラムによって生成された RACF コマンドを、ユーザー特有の要件に合わせて 変更する必要があります。
      注: サーバーは WebSphere Application Server for z/OS 管理者グループに 接続されている必要があるため、これらのコマンドが機能するには、ご使用のインストール・システムの「グループのリスト」が オンになっている必要があります。
    • ご使用のサーバー用に、構成ファイル・システムおよび WebSphere Application Server for z/OS ホーム・ディレクトリーを作成します。ジョブ BBOWCHFS と BBOWHFSA (この時点で実行) および ジョブ BBOWWPFA (以下を参照) は BPXBATCH シェル・スクリプトを実行して、構成 HFS の定義とカスタマイズ、 および構成 HFS へのデータの読み込みを行い、所有権属性と許可属性を操作します。 このため、これらのジョブは、UID=0 を持つユーザー ID で実行する必要があります。
    • このサーバー用のカタログ式プロシージャーを作成し、オプションで、RRS およびコンポーネント・トレース用にも 作成します。
    • 新規アプリケーション・サーバーのランタイム (構成) ファイル・ システムをセットアップします。 BBOWWPFA ジョブは、しばらくの間、実行する場合があります。BBOWHFSB ジョブは構成ファイル・システムをクリーンアップし、すべてのファイル所有権 が正しいことを確認します。
    • 新規スタンドアロン Application Server を開始し、インストール検証テスト (IVT) を実行します。
    注:
    • BBOWWPFA (プロファイル作成) ジョブが、以下のエラーで失敗した場合。
      Cannot use the directory: The /WebSphere/V6R1M0/AppServer/profiles/default directory exists and is not empty.
      INSTCONFFAILED: Cannot create profile: The profile does not exist.
      BBOWWPFA を実行する前に、WAS_HOME/profiles/default ディレクトリーとそのすべてのコンテンツを削除します。
    • アプリケーション・サーバーを起動して IVT を正常に実行させた後に、 WebSphere Application Server for z/OS に定義された組み込み管理者を変更したり、 または少なくともそのパスワードを変更することがあります。開始済みタスクに割り当てられたユーザー ID がサインオンまたは ジョブのサブミットで使用されないようにする場合、各ユーザーの RACF プロファイルにキーワード「NOPASSWORD」および「NOOIDCARD」を追加して、ユーザー ID を保護します。
    • RACF の代わりに、Top Secret や ACF2 などの他の何らかの セキュリティー製品をお持ちの場合は、WebSphere Application Server for z/OS を構成するために必要な適切なセキュリティー・システム・コマンドについて、 セキュリティー・システム・ベンダーにお問い合わせください。 WebSphere Application Server for z/OS カスタマイズに関する最新の保守およびガイダンスについては、 ベンダーに問い合わせる必要がある場合があります。
  7. アプリケーション・サーバーのカスタマイズ中に発生する問題はすべてトラブルシューティングします。

    アプリケーション・サーバーのカスタマイズ中に問題が発生した場合、 特にジョブが実行されている特定のユーザー ID などに関して、実行したステップを検討します。 見逃した可能性のあるエラー・メッセージについて、ジョブ出力をすべて確認します。 追加のアドバイスについては、インストールおよび構成のトラブルシューティング を参照してください。

    以下のよくある間違いに気を付けてください。
    • UID が「0」の状態で構成ファイル・システムを ナビゲートすると、ファイルまたはその所有権および許可属性が変更され、 ファイルが WebSphere Application Server for z/OS ランタイム・サーバー および管理者にアクセスできなくなる場合があります。 この問題を回避するには、WebSphere Application Server for z/OS 管理者のユーザー ID を 使用します。
    • これらのジョブをサブミットした後で、カスタマイズされた変数のいずれかを変更する場合、 生成されたジョブ・ストリームやデータを手動で変更しないようにしてください。 インストールをキャンセルしてから、すべてのジョブ・ストリームを再生成でやり直し、BBOWHFSA ジョブからやり直してください。

結果

この指示に従った後、 WebSphere Application Server for z/OS スタンドアロン Application Server をセットアップします。 詳しくは、新規サーバーの使用 を参照してください。

次の作業

製品構成の計画 の下の概念項目を読み、ご使用のシステム環境およびビジネス・ニーズ に合った、1 つ以上のアプリケーション・サービス環境を計画します。

セットアップしたばかりの実行アプリケーション・サーバーを、システムのスペースを節約するため、データ・セットをクリーンアップするため、あるいはその他の理由で削除する場合があります。 次のステップに従って、システムから削除してください。
  1. サーバーを停止します。
  2. 構成ファイル・システムをアンマウントし、削除します。
  3. カタログ式プロシージャーを削除します。
  4. 練習アプリケーション・サーバーの TCP/IP ポート予約を除去します。
  5. 異なる WebSphere Application Server for z/OS セルに対して同じセキュリティー・ドメインを使用しない限り、 ユーザーが作成した RACF ユーザー ID、グループ、およびプロファイルを削除します。



関連資料
カスタマイズ・ダイアログのワークシート: スタンドアロン・アプリケーション・サーバー・セル
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
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