Web サービスは、異種プラットフォーム間のインターオペラビリティーを可能にします。 この要求は、企業が、別のプラットフォーム上のアプリケーションと連携する必要がある、任意のプラットフォーム (例えば WebSphere Application Server) 上のアプリケーションを扱う場合にいつも発生します。そうした状況は、企業合併や企業買収の結果であったり、計画的なマルチ・ベンダー戦略の結果であったり、企業のさまざまな部門で行われた個別のソフトウェアの購買決定の結果であったりします。
WebSphere Application Server と他の環境間で、アプリケーション間の統合を行うために、さまざまな技術ソリューションが存在しています。 これらのほとんどには、統合を促進するための別のサード・パーティー製または IBM 製ソフトウェアの使用がかかわっています。
つい最近には、Web サービス・サポートの導入により、別のコンポーネントを使用しないインターオペラビリティーが可能になりました。
Web サービスの非同期の高信頼性サポートがないため、ユーザーはたいてい追加コンポーネントを含む他の方法の 1 つを使用することになります。 この追加コンポーネントは通常、専用の通信チャネルまたは API を使用します。
WS-ReliableMessaging のサポートを WebSphere Application Server および他の環境に追加することで、ユーザーは両方のプラットフォームで非同期の高信頼性 Web サービスを開発できるようになります。 これらのサービスは、追加の IBM 製またはサード・パーティー製のコンポーネントまたは専用バインディングなしに相互対話を行うことになります。