WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, i5/OS, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista, z/OS

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相互運用

WebSphere Application Server バージョン 6.1 は、 特定の条件の下で他の WebSphere Application Server バージョンと相互運用できます。

始める前に

マイグレーション、共存、およびインターオペラビリティーの概要 および事前マイグレーションの考慮事項 を参照してください。

[AIX HP-UX Linux Solaris Windows] WebSphere Application Server バージョン 6.1 は 通常、WebSphere Application Server バージョン 5.x および 6.0.x との相互運用が可能ですが、 各バージョンに対応する固有の要件があります。一般に、インターオペラビリティーをサポートするために 最新の修正レベルを適用する必要があります。これが可能でない場合は、 以下の暫定修正を使用して、環境をサポートすることができます。

[i5/OS] WebSphere Application Server バージョン 6.1 は 通常、WebSphere Application Server バージョン 5.x および 6.0.x との相互運用が可能ですが、 各バージョンに対応する固有の要件があります。一般に、インターオペラビリティーをサポートするために 最新のグループ PTF レベルである必要があります。

[z/OS] WebSphere Application Server バージョン 6.1 は通常、 WebSphere Application Server バージョン 5.x および 6.0.x との相互運用が可能ですが、 相互運用をサポートするために最新の修正レベルを適用する必要があります。z/OS 以外のマシン上で、WebSphere Application Server for z/OS と WebSphere Application Server 製品の間で相互運用するには、次のステップを実行する必要があります。

プロシージャー

  1. [AIX HP-UX Linux Solaris Windows] 必要な暫定修正を適用します。
    表 1. バージョン 5.0.x に適用する暫定修正
    暫定修正 バージョン 5.0 バージョン 5.0.1 バージョン 5.0.2
    PQ89426 (PQ88653 が必要)     適用 (または 5.0.2.8 に移動)
    表 2. バージョン 5.1.x に適用する暫定修正
    暫定修正 バージョン 5.1.0 バージョン 5.1.1
    PQ84384 適用 (または 5.1.0.4 以上に移動)  

    すべての修正は、WebSphere Application Server のサポート・サイトから入手できます。

    暫定修正 PQ89426 (バージョン 5.0.2) および PQ84384 (バージョン 5.1.0):
    トランザクションが従属サーバーで rollbackOnly に対してマークされると 上位サーバーに通知されるように、トランザクション・サービスが変更されています。

    これにより、上位サーバーで稼働しているアプリケーションは、この状況の変更を検出できます。

  2. [AIX HP-UX Linux Solaris Windows] [i5/OS] WebSphere Application Server バージョン 5.x に必要なガイドラインに従います。
    ガイドライン 1 (バージョン 5.0.2 以前):
    WebSphere Application Server バージョン 5.0.2 以前のアプリケーション・サーバーからバージョン 6.0 以降の アプリケーション・サーバーへ要求を送信するには、以下の JVM プロパティーを設定する必要があります。
    com.ibm.ejs.jts.jts.ControlSet.nativeOnly=false
    
    com.ibm.ejs.jts.jts.ControlSet.interoperabilityOnly=true
    [AIX HP-UX Linux Solaris Windows] 重要: 暫定修正を適用するか、またはバージョン 5.0.2.8 に移動するだけでなく、 このガイドラインを適用してください。
    [i5/OS] 重要: バージョン 5.0.2.8 に移動するだけでなく、 このガイドラインを適用してください。

    WebSphere Application Server バージョン 5.0.2 以前のアプリケーション・サーバーで、 バージョン 6 以降のアプリケーション・サーバーからの要求を受け取るように、 これらのプロパティーを設定する必要はありません。

    ガイドライン 2:
    使用する各機能がサポートされる WebSphere Application Server レベルに注意してください。 相互運用を可能にする予定のアプリケーションは、WebSphere Application Server の全レベルでサポートされる機能のみをクラスターで使用する必要があります。 例えば、バージョン 6.0 の新規機能である commonj.timer.TimerManager リソースを 使用するアプリケーションは、バージョン 5.1 およびバージョン 6.1 の両方のサーバーを含むクラスターにデプロイしないでください。
    ガイドライン 3:
    関連するクロスドメイン相互運用アプリケーションを実行する場合 (例えば、1 つのサーバーが rtp.raleigh.ibm.com にあり、もう 1 つのサーバーが cn.ibm.com にある場合) は、WebSphere Application Server バージョン 6.1 をインストールするときに完全修飾ホスト名を使用する必要があります (例えば、単に host9 を 使用する代わりに host9.rtp.raleigh.ibm.com を使用します)。
    ガイドライン 4:
    WebSphere Application Server バージョン 6.1 とバージョン 5.0 を相互運用する場合は、 バージョン 5.0.2.7 レベル以上である必要があります。 バージョン 6.1 とバージョン 5.1 を相互運用する場合は、 バージョン 5.1.1.1 レベル以上である必要があります。 バージョン 5.0 およびバージョン 5.1 の古いレベルでは、バージョン 6.1 との相互運用 はサポートされていません。
  3. [z/OS] z/OS 以外のマシンで、プロパティー -Dcom.ibm.CORBA.ORBCharEncoding=ASCII は、管理コンソールの server_name >「Java およびプロセス管理」>「プロセス定義」>「Java 仮想マシン」> 「汎用 JVM 引数」で設定 する必要があります。
  4. [z/OS] z/OS 以外のマシンで、プロパティー com.ibm.CORBA.ORBWCharDefault = UCS2 は、管理コンソールの server_name >「コンテナー・サービス」>「ORB サービス」>「カスタム・プロパティー」で定義する必要があります。
  5. [z/OS] セキュリティーが使用可能な WebSphere Application Server for z/OS か稼働している場合、z/OS 以外のマシン上の sas.client.props のプロパティー com.ibm.CORBA.validateBasicAuth=false を設定する必要があります。デフォルトでは true に設定されています。
  6. バージョン 6.1.x のサポートにより使用される Software Development Kit (SDK) をアップグレードします。

    Recommended fixes for WebSphere Application Server を参照してください。

次の作業

この情報は適宜更新され、 IBM DeveloperWorks WebSphere サイトで参照できる技術資料の情報が追加される場合があります。 最新情報については、このサイトをチェックしてください。




関連タスク
ネーム・スペース・バインディングの構成
バージョン 6.0.1.2 プロセスとの相互運用
バージョン 6.0.2 またはそれ以降のバージョンのプロセスとの相互運用
関連資料
EJB バインディング設定
JNDI インターオペラビリティーの考慮事項
タスク・トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wsfep.multiplatform.doc/info/ae/ae/tmig_interop.html