WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, i5/OS, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista, z/OS

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構成文書

WebSphere Application Server は、 ディレクトリーのカスケード階層内の複数の文書に、 構成データを保管します。 ほとんどの構成文書には XML コンテンツが入っています。

構成文書には、使用可能なアプリケーション・サーバーと、その構成および内容が記述されています。

文書のディレクトリー階層

ディレクトリーのカスケード階層および文書の構造は、セル内のすべてのサーバーのアクティビティーを同期化するために、マルチノードの複製をサポートします。Network Deployment 環境では、セル・リポジトリー内の構成文書を変更すると、 セル全体のノードに保管されるものと同じ構成文書が、自動的に複製されます。

階層の最上位は cells ディレクトリーです。 ここには、それぞれのセルごとのサブディレクトリーが保持されます。 セルごとのサブディレクトリー名は、セルの名前と一致します。 例えば、cell1 というセルの構成文書は、サブディレクトリー cell1 にあります。セルの名前は、 クラスター名のペアと異なっていなければなりません。

Network Deployment ノードでは、セルの下のサブディレクトリーに、 セル全体のノードおよびサーバーごとに完全な文書セットが含まれます。 他のノードでは、文書セットは、特定ノードに適用されるものだけに限定されます。 構成文書が node1 のみに適用される場合には、その文書は node1 と Network Deployment 構成に存在しますが、そのセル内の他のノード上には存在しません。

個々のセルのサブディレクトリーに、以下のファイルとサブディレクトリーがあります。

以下に、ファイル構造の例を挙げます。

cells
  cell1
     cell.xml resources.xml virtualhosts.xml variables.xml security.xml
     nodes
        nodeX
           node.xml variables.xml resources.xml serverindex.xml
           serverA
              server.xml variables.xml
           nodeAgent
              server.xml variables.xml
        nodeY
           node.xml variables.xml resources.xml serverindex.xml
     applications
        sampleApp1
           deployment.xml
           META-INF
              application.xml ibm-application-ext.xml ibm-application-bnd.xml
        sampleApp2
           deployment.xml
           META-INF
              application.xml ibm-application-ext.xml ibm-application-bnd.xml
cells
  cell1
     cell.xml resources.xml virtualhosts.xml variables.xml security.xml
     nodes
        nodeX
           node.xml variables.xml resources.xml serverindex.xml
           serverA
              server.xml variables.xml
     applications
        sampleApp1
           deployment.xml
           META-INF
              application.xml ibm-application-ext.xml ibm-application-bnd.xml
        sampleApp2
           deployment.xml
           META-INF
              application.xml ibm-application-ext.xml ibm-application-bnd.xml

構成文書の変更

いずれかの管理ツール (コンソール、wsadmin、Java API) を使用して、構成文書を変更したり、 直接編集したりできます。 管理コンソールは構成に対して行われる変更のすべてを検証するため、 管理コンソールを使用する方をお勧めします。 構成文書の説明 で、 管理ツールを使用して文書を編集できるか、あるいは直接編集しなければならないかを説明しています。

構成ファイルの変換

WebSphere Application Server のマスター構成リポジトリーには、セル内のすべてのノードの構成ファイルが保管されます。デプロイメント・マネージャーをアップグレードして、WebSphere Application Server のリリースを新しくすると、マスター・リポジトリーに保管された前リリースのノードの構成ファイルは、新しいリリースのフォーマットに変換されます。

この変換により、デプロイメント・マネージャーは、構成ファイルを一律に処理することができます。ただし、前のリリースのノードは、新しいリリースのフォーマットの構成ファイルをそのまま使用することはできません。WebSphere Application Server では、マスター・リポジトリーの構成ファイルを前のリリースのノードに同期する際に問題が発生します。構成ファイルは、最初に前のリリースのフォーマットに変換されてから、ノードに適用されます。WebSphere Application Server は、構成文書を次のように変換します。
  • XML ネーム・スペースを新しいリリースのフォーマットから前リリースのフォーマットに変更します。
  • 新しいリリースのみに適用可能なセル・レベルの文書の属性を除去します。
  • 前のリリースのノードでは認識されない新しいリソース定義を除去します。



関連タスク
サーバー構成ファイルの使用
関連資料
構成文書の説明
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wsfep.multiplatform.doc/info/ae/ae/ccfg_confdoc.html