WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: z/OS

             目次と検索結果のパーソナライズ化
このトピックは、z/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

アプリケーション・サーバー z/OS カスタム・プロパティー

このページは、z/OS プラットフォームで WebSphere Application Server カスタム・プロパティーを構成するために使用します。

以下のサーバー・カスタム・プロパティーのサポートは、WebSphere Application Server for z/OS 製品に付属しています。

注: サーバー・プロパティーをサーバー・レベルの WebSphere Application Server for z/OS 変数として設定することは推奨されません。ただし、 node または cell の有効範囲で WebSphere Application Server for z/OS 変数を設定すると、 これらのサーバー・プロパティーにカスタム・デフォルトを設定することができます。



関連タスク
WebSphere Application Server 管理コンソールを使用した、特定の SMF 記録タイプに対するプロパティーの使用可能化
関連資料
定義済み z/OS カスタム・プロパティー
z/OS でのリポジトリー・サービスのカスタム・プロパティー
HTTP トランスポートのカスタム・プロパティー

control_region_dreg_on_no_srs

プロセス要求に対して使用可能なサーバントが存在しないことが検出された場合、 コントローラーにサーバント内のディスパッチに対する要求を拒否させるかどうかを指定します。

このプロパティーが 1 に設定されている場合、 コントローラーによりプロセス要求に対して使用可能なサーバントが存在しないことが検出されると、 サーバント内でのディスパッチに対する要求は拒否され、WLM のアプリケーション・サーバーは登録解除されて、HTTP および MDB のリスナーは 停止されます。このプロパティーが 0 (ゼロ) に設定されている場合、この機能は使用することができません。

最小数のサーバントが再度使用可能になった場合、 コントローラーにより WLM のアプリケーション・サーバーが再登録され、HTTP および MDB のリスナーは開始されて、 サーバントに対する要求のディスパッチが許可されます。

データ型 整数
許容値 0 または 1
デフォルト 0

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

control_region_confirm_recovery_on_no_srs

サーバントが存在しない状態の検出に従って、サーバントに対して、 いつ要求をディスパッチする必要があるかが示されます。control_region_dreg_on_no_srs カスタム・プロパティーが 0 に設定されている場合、 このプロパティーは無視されます。

このプロパティーが 1 に設定されている場合、WebSphere Application Server の管理者が WTOR メッセージ BBOO0297A に対して応答するまで、サーバントに対して要求はディスパッチされません。このメッセージは、 必要な最小数のサーバントがプロセス要求に対して使用可能であることがサーバーによって検出された場合、 サーバントが存在しない状態に従って出されます。

このプロパティーが 0 (ゼロ) に設定されている場合、 サーバントが存在しない状態が検出された後で、コントローラーによって、サーバントに対する要求のディスパッチをいつ許可するかが決定されます。

データ型 整数
許容値 0 または 1
デフォルト 0

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

control_region_timeout_delay

コントローラーがタイムアウトを検出した後で、 サーバントを強制終了するまでに待機する秒数を指定します。この時間の遅延により、サーバントが強制終了される前に、 サーバント内で現在実行中の作業を完了することができます。サーバント・スレッドによって作業が完了し、 サーバントが強制終了される間、サーバント・スレッドは新規の作業を選択せずに待機します。

このフィールドが 0 (ゼロ) に設定されている場合、 タイムアウトが検出されるとすぐに、コントローラーによってサーバントは強制終了されます。

データ型 整数
単位
デフォルト 0

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

control_region_mdb_request_timeout

メッセージ・ドリブン Bean (MDB) 要求が応答を受け取るのをサーバーが待機する時間を、 秒単位で指定します。指定時間内に応答が受信されない場合、 サーバーは MDB 要求を除去します。

この値を 0 (ゼロ) に設定すると、この機能が使用不可になります。

データ型 整数
単位
デフォルト 120

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

iiop_max_msg_megsize

IIOP 要求の最大サイズをメガバイト単位で指定します。 例えば、このプロパティーを 35 に設定した場合、35 MB を超える要求はすべてリジェクトされます。 このプロパティーの最小値は 10 で、最大値は 2048 です。 IIOP 要求のサイズを制限しない場合は、このプロパティーを省略します。

重要: このカスタム・プロパティーは、64 ビット・モードで稼働しているシステムにのみ適用されます。 31 ビット・モードで稼働中のシステムにおける IIOP 要求の最大サイズは 10 MB です。
データ型 整数
デフォルト 0
デーモンによる使用 いいえ

これらのカスタム・プロパティーの値をアプリケーション・サーバーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

local_comm_max_msg_megsize

ローカルで接続された通信要求の最大サイズをメガバイト単位で指定します。 例えば、このプロパティーを 35 に設定した場合、35 MB を超える要求はすべてリジェクトされます。 このプロパティーの最小値は 10 で、最大値は 2048 です。 ローカルで接続された通信要求のサイズを制限しない場合は、このプロパティーを省略します。

重要: このカスタム・プロパティーは、64 ビット・モードで稼働しているシステムにのみ適用されます。 31 ビット・モードで稼働中のシステムにおける IIOP 要求の最大サイズは 10 MB です。
データ型 整数
デフォルト 0
デーモンによる使用 いいえ

これらのカスタム・プロパティーの値をアプリケーション・サーバーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

protocol_accept_http_work_after_min_srs

アプリケーション・サーバーが HTTP トランスポートを開始する前に、 サーバントの最小数が作業を受け入れる準備が整うまでアプリケーション・サーバーが待機するかどうかを指定します。 このプロパティーが true に設定されている場合、 サーバントの最小数が作業に取りかかれる数であれば、HTTP トランスポートは作業の受け入れを開始します。 このプロパティーを false に設定すると、 HTTP トランスポートは、コントローラーが始動するときに開始されます。

このプロパティーが true に設定されていると、 「最小インスタンス数」プロパティーに指定された値によって、 HTTP トランスポートの開始前に作動可能になっていなければならないサーバントの数が決まります。 アプリケーション・サーバーの「最小インスタンス数」プロパティーの設定を変更するには、管理コンソールで、 「アプリケーション・サーバー」>「サーバー 」> 「Java およびプロセス管理」>「サーバー・インスタンス」 とクリックします。 デプロイメント・マネージャーのこのプロパティーの設定を変更するには、 管理コンソールで、「システム管理」>「デプロイメント・マネージャー」>「Java およびプロセス管理」>「サーバー・インスタンス」とクリックします。

ジョブ出力は、次のとおりです。 protocol_accept_http_work_after_min_srs: 1 (このプロパティーが true に設定されている場合)、 または protocol_accept_http_work_after_min_srs: 0 (このプロパティーが false に設定されている場合)。

データ型 ブール
デフォルト true
デーモンによる使用 no

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

protocol_bboc_log_response_failure

メッセージ BBOO0168W が発行される場合に、 クライアントに応答を送信するときに検出された失敗を記録するように指定します。 このメッセージは、エラー・ログに送信されます。メッセージ・テキストには、要求メソッド名、応答状況、およびクライアントを識別するルーティング情報が含まれています。

データ型 ブール
デフォルト false
デーモンによる使用 yes

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

protocol_bboc_log_return_exception

メッセージ BBOO0169W が発行される場合に、 SystemException を含む応答を記録することを示すために使用されます。このメッセージは、エラー・ログに送信されます。 メッセージ・テキストには、例外 ID とマイナー・コード、要求メソッド名、およびクライアントを識別するルーティング情報が含まれます。

データ型 ブール
デフォルト false
デーモンによる使用 yes

これらのカスタム・プロパティーの値をアプリケーション・サーバーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

protocol_giop_level_highest

アプリケーション・サーバーのオブジェクト・リクエスト・ブローカー (ORB) で使用される、 CORBA General Inter-ORB Protocol (GIOP) プロトコルのバージョン・レベルを指定します。 有効な値は、1.1 および 1.2 です。このサーバーからエクスポートされる相互運用オブジェクト参照 (IOR) は、 ここで指定する GIOP レベルを使用します。

以前のバージョンの CORBA 標準をサポートする非 WebSphere Application Server クライアント ORB を使用している場合は、 このプロパティーをデフォルトから変更する必要があります。例えば、 以前の非 WebSphere Application Server クライアント ORB をサポートするためには、 デフォルトのプロトコル・バージョン・レベル 1.2 を 1.1 に変更する必要があります。

データ型 ストリング
デフォルト 1.2
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

protocol_http_backlog

HTTP を使用した保留接続のキューの最大長を指定します。使用される値は、 TCP/IP プロファイル内の SOMAXCONN ステートメントの仕様によって制限される場合があります。

データ型 整数
デフォルト 10
デーモンによる使用 いいえ

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

protocol_http_large_data_inbound_buffer

インバウンド HTTP チャンク化が使用不可である場合、 着信 HTTP 要求のサイズの制限をバイト単位で指定します。 例えば、このプロパティーを 15728640 に設定した場合、15 MB を超える要求は すべてリジェクトされます。 10 MB を越える要求をすべてリジェクトする場合は、0 (ゼロ) を指定します。

重要: このカスタム・プロパティーは、 システムが 31 ビット・モードで稼働している場合にのみ使用されます。 システムが 64 ビット・モードで稼働している場合は、 protocol_http_large_data_inbound_buffer_64bit カスタム・プロパティーを使用して、 このインバウンド・バッファーの限度を設定します。
データ型 整数
デフォルト 0
デーモンによる使用 いいえ

これらのカスタム・プロパティーの値をアプリケーション・サーバーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

protocol_http_large_data_inbound_buffer_64bit

インバウンド HTTP チャンク化が使用不可である場合、 着信 HTTP 要求のサイズ制限をメガバイト単位で指定します。 例えば、このプロパティーを 35 MB に設定した場合、35 MB を超える要求はすべてリジェクトされます。 チャンク化されていない要求のサイズを制限しない場合は、 このプロパティーに 0 (ゼロ) を指定します。

重要: このカスタム・プロパティーは、 システムが 64 ビット・モードで稼働している場合にのみ使用されます。 システムが 31 ビット・モードで稼働している場合は、 protocol_http_large_data_inbound_buffer カスタム・プロパティーを使用して、 このインバウンド・バッファーの限度を設定します。
データ型 整数
デフォルト 0
デーモンによる使用 いいえ

これらのカスタム・プロパティーの値をアプリケーション・サーバーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

protocol_http_large_data_response_buffer

HTTP 要求に使用される応答バッファーの最大長を、バイト単位で指定します。この値を超える応答は拒否されます。値 0 は、大きな応答バッファーを割り当てないことを示します。すべての HTTP 応答が 10 MB より小さい場合には、 大容量の HTTP 応答バッファーは必要ありません。

データ型 整数
デフォルト 104857600
デーモンによる使用 いいえ

これらのカスタム・プロパティーの値をアプリケーション・サーバーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

protocol_http_timeout_output_recovery

タイマーの有効期限が切れた場合のアクションを指定します。値を SESSION に設定して、サーバーのタイムアウトを通知する メッセージをクライアントに送信し、サーバーの実行を継続させます。

データ型 ストリング
デフォルト SERVANT
デーモンによる使用 いいえ

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

protocol_https_backlog

HTTPS を使用した保留接続のキューの最大長を指定します。使用される値は、 TCP/IP プロファイル内の SOMAXCONN ステートメントの仕様によって制限される場合があります。

データ型 整数
デフォルト 10
デーモンによる使用 いいえ

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

protocol_iiop_backlog

CORBA Internet Inter-ORB Protocol (IIOP) を使用した保留接続のキューの最大長を指定します。使用される値は、 TCP/IP プロファイル内の SOMAXCONN ステートメントの仕様によって制限される場合があります。

データ型 整数
デフォルト 10
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

protocol_iiop_backlog_ssl

IIOP Secure Sockets Layer (SSL) を使用した保留接続のキュ ーの最大長を指定するために使用します。使用される値は、 TCP/IP プロファイル内の SOMAXCONN ステートメントの仕様によって制限される場合があります。

データ型 整数
デフォルト 10
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

protocol_iiop_resolve_foreign_hostname

設定された IIOP セッションごとの DNS 登録済みホスト名に対し、 外部クライアントの IP アドレスの DNS レゾリューションを実行するかどうかを指定します。このプロパティーが 1 に設定されている場合、DNS ホスト名レゾリューションが実行されます。 このプロパティーが 0 に設定されている場合、DNS ホスト名レゾリューションは実行されず、 外部クライアントの IP アドレスのテキスト表記が、DNS ホスト名の代わりに使用されます。

データ型 ブール
デフォルト 1
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_debugEnabled

クライアントおよびサーバー・アプリケーション・コンポーネント (JavaServer Pages ファイル、サーブレット、 Enterprise Bean など) のトレースおよびデバッグに際して、 アプリケーション・サーバーと外部デバッガー・ツールを併用するように指定します。

データ型 ブール
デフォルト false
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_default_msg_dd

デフォルトでハードコピーにルーティングされるオペレーター宛 (WTO) メッセージを リダイレクトするかどうかを指定します。 これらのメッセージは、 サーバーのジョブ制御言語 (JCL) 開始プロシージャーで DD カードを使用して識別されたロケーションにリダイレクトされます。 これらのオペレーター宛 (WTO) メッセージは、主に、 初期設定時に WebSphere Application Server for z/OS が発行するメッセージです。

データ型 ストリング
デフォルト 空ストリング
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_dumpoptions_dumptype

シグナル・ハンドラーによって使用されるデフォルト・ダンプを指定します。 IBM サービス技術員の指示がない限り、このプロパティーは変更しないでください。

0 ダンプは生成されません。
1 ctrace ダンプが取られます。
2 cdump ダンプが取られます。
3 csnap ダンプが取られます。
4 CEE3DMP ダンプが取られます。
データ型 整数
デフォルト 3
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_dumpoptions_ledumpoptions

CEE3DMP ダンプで使用するダンプ・オプションを指定します。複数のオプションが必要な場合には、 各オプションをブランクで分離してください。 IBM サービス技術員の指示がない限り、このプロパティーは変更しないでください。

データ型 ストリング
デフォルト THREAD(ALL) BLOCKS
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_hardcopy_msg_dd

WebSphere Application Server for z/OS がハードコピーにルーティングする、 オペレーター宛 (WTO) メッセージをリダイレクトするように指定します。 これらのメッセージは、 サーバーの JCL 開始プロシージャーで DD カードを使用して識別されるロケーションにリダイレクトされます。 これらの WTO メッセージは、主に初期設定時に Java コードから発行される監査メッセージです。

データ型 ストリング
デフォルト 空ストリング
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_log_logstreamName

WebSphere Application Server for z/OS が、 エラー情報を探すために使用するログ・ストリームを指定します。 指定したログ・ストリームが見つからない、または指定したログ・ストリームにアクセスできない場合には、 メッセージが発行され、サーバーのジョブ・ログにエラーが書き込まれます。 この変数を指定しない場合、WebSphere Application Server for z/OS は STDERR ストリームを使用します。

データ型 ストリング
デフォルト 空ストリング
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_minorcode_action

システム例外マイナー・コードについての資料を収集する際の、 デフォルトの振る舞いを指定します。

データ型 ストリング
デフォルト NODIAGNOSTICDATA
デーモンによる使用 はい
以下も指定できます。
  • CEEDUMP - コールバックおよびオフセットを収集します。システム が CEEDUMP を取るには時間を要します。 トランザクション・タイムアウトが起こることがあります。
  • TRACEBACK - 言語環境および z/OS UNIX トレースバック・データを収集します。
  • SVCDUMP - MVS ダンプの収集 (ただし、クライアント内にはダンプを生成しません)。

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_stderr_ff_interval

書式送り文字の書き込みから 標準エラーまたは SYSOUT が発生するまでの 時間間隔 (分) を指定します。

注: 出力をセグメント化する ためには、この環境設定を SYSPRINT DD ステートメントで SEGMENT= パラメーターと組み合わせる必要があります。 SEGMENT= パラメーターの値は、 最初のセグメントが終了して、 新規セグメントが割り振られる前に必要となる、 書式送りの数です。 SYSOUT DD ステートメントは 特殊な環境にあるため、SYSOUT の SEGMENT オプションを利用するには、 追加の JCL 更新が必要になります。
SYSOUT DD ステートメントのセグメント化を 実現するには、SYSERR という新規 DD ステートメントを 定義するという方法をお勧めします。 SYSERR DD ステートメントは、SYSOUT DD ステートメントと同様に、正確に定義する必要があります。 SEGMENT= オプションを、 新規 SYSERR DD ステートメントに適用してください。 最後に、これを PARM= 設定に追加します。
PARM='2>DD:SYSERR'
SYSOUT DD ステートメントのセグメント化を 実現するには、もう 1 つ方法があります。 それは、CEEMSG という新規 DD ステートメントを定義する、 という方法です。 CEEMSG DD ステートメントは、SYSOUT DD ステートメントと同様に、正確に定義する必要があります。 SEGMENT= オプションを、SYSOUT DD ステートメントに 適用してください。 最後に、これを PARM= 設定に追加します。
PARM='MSGFILE(CEEMSG)/2>DD:SYSOUT'
データ型 整数
デフォルト 0
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_stdout_ff_interval

書式送り文字の書き込みから、 標準出力または SYSPRINT が発生するまでの 時間間隔 (分) を指定します。

注: 出力をセグメント化する ためには、この環境設定を SYSPRINT DD ステートメントで SEGMENT= パラメーターと組み合わせる必要があります。 SEGMENT= パラメーターの値は、 最初のセグメントが終了して、 新規セグメントが割り振られる前に必要となる、 書式送りの数です。
データ型 整数
デフォルト 0
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_time_local

エラー・ログのタイム・スタンプ表示が、 ローカル時間かグリニッジ標準時 (GMT) かを指定します。このプロパティーが false に設定されていると、 タイム・スタンプは GMT で表示されます。

データ型 ブール
デフォルト false
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_trace_basic

特定の WebSphere Application Server for z/OS サブコンポーネント について、トレースのオーバーライドを行うことを指定します。番号で指定された サブコンポーネントは基本および例外トレースを受け取ります。 複数のサブコンポーネントを指定するよう指示された場合には、括弧を使用し、コンマで数値を区切ってください。 サブコンポーネント番号とその意味については、IBM サービスにお問い合わせください。 IBM サービス技術員の指示がない限り、このプロパティーは変更しないでください。

データ型 ストリング
デフォルト null (空ストリング)
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_trace_BufferCount

割り振るトレース・バッファーの数を指定します。

データ型 整数
有効な値 4 から 8
デフォルト 4
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_trace_BufferSize

単一のトレース・バッファーのサイズをバイト単位で指定します。 使用できる文字は、 K (キロバイト) または M (メガバイト) です。

データ型 ストリング
有効な値 128K から 4M
デフォルト 1M
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_trace_ctraceParms

CTRACE PARMLIB メンバーの ID を指定します。この値は、 PARMLIB メンバーの名前を形成するために CTIBBO ストリングに追加される 2 文字のサフィックスか、または、 PARMLIB メンバーの完全指定名であってもかまいません。例えば、 システムが CTIBBO01 に解決するサフィックス 01 を使用することができます。完全指定名は、 CTRACE PARMLIB メンバーのネーミング要件に準拠している必要があります。詳しくは、 「z/OS MVS 診断: ツールと保守援助プログラム (GA88-8561)」を参照してください。

このプロパティーが指定されており、PARMLIB メンバーが検出されない場合、デフォルトの PARMLIB メンバー CTIBBO00 が使用されます。指定された PARMLIB メンバーもデフォルトの PARMLIB メンバーも見つからない場合、 トレースは CTRACE に定義されますが、CTRACE 外部書き出しプログラムに使用できる接続がありません。

データ型 ストリング
デフォルト null (空ストリング)
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_trace_defaultTracingLevel

WebSphere Application Server for z/OS のデフォルト・トレース・レベルを指定します。 この変数は、Application Server for z/OS サブコンポーネントのトレース・レベルを設定するために、ras_trace_basic および ras_trace_detail 変数と使用します。IBM サポート担当員の指示がない限り、このプロパティーは変更しないでください。

0 トレースなし
1 例外トレース
2 基本および例外トレース
3 基本および例外トレースを含む、詳細トレース
データ型 整数
デフォルト 1
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_trace_detail

特定の WebSphere Application Server for z/OS サブコンポーネント について、トレースのオーバーライドを行うことを指定します。番号で指定されたサブコンポーネントは、 詳細トレースを受け取ります。 複数のサブコンポーネントを指定するよう指示された場合には、括弧を使用し、コンマで数値を区切ってください。 サブコンポーネント番号とその意味については、IBM サービスにお問い合わせください。 IBM サポート担当員の指示がない限り、このプロパティーは変更しないでください。

データ型 ストリング
デフォルト null (空ストリング)
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_trace_exclude_specific

WebSphere Application Server for z/OS トレース・ポイントを指定して、トレース・アクティビティーから除外します。

トレース・ポイントは、8 桁の 16 進数で指定します。 IBM サービス技術員の指示がない限り、このプロパティーは使用しないでください。IBM サービス技術員によって複数のトレース・ポイントを指定するよう指示された場合には、 括弧を使用し、コンマで数値を区切ってください。 名前を単一引用符で囲んで、WebSphere Application Server for z/OS 変数名を指定することもできます。

データ型 ストリング
デフォルト 空ストリング
デーモンによる使用 はい
注: ras_trace_minorCodeDefault 環境変数によっては、結果が異なる場合があります。ras_trace_minorCodeTraceBacks=ALL および ras_minorcode_action=NODIAGNOSTICDATA をコード化すると、 トレースバックを入手することができます。ただし、ras_trace_minorCodeTraceBacks=(null value) および ras_minorcode_action=TRACEBACK をコード化した場合にも、 トレースバックを入手することができます。したがって、 ras_trace_minorCodeTraceBacks=(null value) を指定した場合、トレースバックが取り消されることはなく、 単に TRACEBACK データを収集することができなくなるだけです。

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_trace_outputLocation

トレース・レコードの送信先を指定します。

  • SYSPRINT
  • 後に内容が CTRACE データ・セットに書き込まれる、メモリー・バッファー (BUFFER)
  • サーバーの開始プロシージャーの TRCFILE DD ステートメントで指定される、トレース・データ・セット (TRCFILE)

サーバーの場合は、1 つ以上の値をスペースで区切って指定できます。

データ型 ストリング
デフォルト SYSPRINT BUFFER
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

ras_trace_specific

特定の WebSphere Application Server for z/OS トレース・ポイントについて、トレースのオーバーライドを行うことを指定します。 トレース・ポイントは、8 桁の 16 進数で指定します。 複数のトレース・ポイントを指定するには、括弧を使用し、コンマで数値を区切ります。 名前を単一引用符で囲んで使用することによって、特定の環境変数でトレースを指定することもできます。IBM サポート担当員の指示がない限り、このプロパティーは使用しないでください。

データ型 ストリング
デフォルト null (空ストリング)
デーモンによる使用 はい

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

security_SMF_record_first_auth_user

SMF サーバー・アクティビティー・レコードの SM120CRE フィールド内での要求ディスパッチの下で、 最初の認証ユーザーを記録するかどうかを指定します。

このプロパティーが 1 に設定されている場合、 要求ディスパッチの下の最初の認証ユーザーが SM120CRE フィールドに書き込まれます。このプロパティーが 0 (デフォルト) に設定されている場合、 サーバー・アクティビティーが開始されたユーザー ID が SM120CRE フィールドに書き込まれます。

データ型 ブール
デフォルト 0
デーモンによる使用 いいえ

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

server_region_jvm_localrefs

IBM サポート担当員の指示がない限り、このプロパティーは使用しないでください。

データ型 整数
デフォルト 128
デーモンによる使用 いいえ

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

server_region_jvm_logfile

Java 仮想マシン (JVM) からの Java Native Interface (JNI) およびクラス・デバッグ・メッセージが記録されている、 階層ファイル・システム (HFS) ファイルを指定します。 この変数は、シングル・サーバー環境でのみ使用します。 このプロパティーを複数サーバー環境で使用すると、すべてのサーバーが同じファイルに書き込むため、 診断目的でファイルを使用することが困難な場合があります。

データ型 ストリング (ファイル名)
デフォルト 空ストリング (ファイル名なし)
デーモンによる使用 いいえ

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

server_region_recycle_count

サーバント・プロセスがリサイクルされるまでに、 そのサーバント・プロセスによって処理されるトランザクション数を指定します。すべての類縁性要件が満たされると、 z/OS ワークロード管理 (WLM) はサーバントを終了します。 リサイクルを使用可能にするには、ゼロ以外の値を指定します。

延長時間に実行した後、アプリケーションにメモリー不足例外が起こる場合、リサイクルを使用可能にすることができます。 (メモリー不足例外は、アプリケーションによるメモリー漏れが原因で生じる場合があります。)

データ型 整数
デフォルト 0
デーモンによる使用 いいえ

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

server_start_wait_for_initialization_Timeout

startServer.sh コマンド処理が WebSphere Application Server の初期化の完了を待機する時間を指定します。デフォルトでは、初期化が完了するまで無期限に待機します。

このプロパティーは、以下のような場合に使用します。
  • 他の従属サーバーが始動するまでの、アプリケーション・サーバーの待ち時間を制御する場合。
  • アプリケーションの初期化における問題をデバッグするときの 待ち時間を制限する場合 (自動始動の Web アプリケーションが予期せず長時間の待機状態に入り、 待機を中断したい場合などに使用できます。)
データ型 整数
デフォルト 0
デーモンによる使用 いいえ

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

server_use_wlm_to_queue_work

ワークロード・キューイングに z/OS 用 WLM を使用するかどうかを指定します。

ステートレス・アプリケーション・モデルを使用している場合、 このプロパティーを 1 に設定する必要があります。 このようなモデルでは、Enterprise JavaBeans (EJB) および HTTPSessions といったアプリケーション・オブジェクトは、個々の要求が有効な間のみ、メモリーに常駐します。 このため、WebSphere Application Server は z/OS 用 WLM を使用可能にできるように構成し、個々の要求のバランスを動的に取れるようにする必要があります。 この構成によって、 WebSphere Application Server はリニア・スケーラビリティーと整合した反復 可能な応答時間を提供することができます。

会話型アプリケーション・モデルを使用している場合、 このプロパティーを 0 (ゼロ) に設定する必要があります。これらのモデルの場合、クライアントは、 個々の要求の継続時間よりも長期間 WebSphere Application Server JVM の 1 つのメモリーに留まるステートフル・オブジェクトへの参照を保持し、 定期的に対話することが可能です。 例えばクライアントは要求と要求との間に、ステートレス・アプリケーシ ョン・モデルでそうであるようにデータベースまたはファイル・システムに ストアされるのではなく、メモリーに維持されている HTTP セッション、 Stateful Session Bean、または Entity Bean を使用できます。

これらのアプリケーション・モデルで、WebSphere Application Server は、 特定の Java 仮想マシン (JVM) に対するクライアントの類縁性のため、 クラスター環境で個々の要求の動的ワークロード・ルーティングについて z/OS 用 WLM を使用可能にすることができません。 この状態では、ラウンドロビン・アルゴリズムを使用して、 クライアントの初期要求を処理する必要があります。 このアルゴリズムは、長期的な類縁性を均等に作成するものであると共に 、これらの状態でバランスのとれたシステム・リソースの使用効率を実現 するための最良の技術です。

会話型アプリケーション・モデルに対してこのプロパティーを 0 に設定する場合、server_work_distribution_algorithm プロパティーを 1 に設定する必要もあります。

前述の WebSphere Application Server 機能の代わりに z/OS 用 WLM のラウンドロビン機能を利用したい場合は、z/OS 用のワークロード管理 (WLM) を参照してください。z/OS 用 WLM ラウンドロビン機能と WebSphere Application Server ラウンドロビン機能との違いは、以下のシナリオで説明します。

シナリオ: あるカスタマーが 2 台のクライアントを開始し、サーバーとの交信を行います。 このサーバーには 2 台のサーバントがあり、各サーバントには複数のスレッドがあります。 カスタマーは第一のクライアントを 1 台のサーバントに、2 番目のクライアントをもう一方のサーバントと交信すればよいと考えます。 WebSphere Application Server はラウンドロビンを提供していましたが、これは、server_use_wlm_to_queue_work を 0 に、server_work_distribution_algorithm を 1 に設定することによって開始され、上記のように稼働します。 しかし、z/OS 用 WLM のラウンドロビンは次のサーバントのスレッドに移 動する前に最初のサーバントのすべてのスレッドをたどります。

server_use_wlm_to_queue_work プロパティーを 0 (ゼロ) に設定すると、 wlm_minimumSRCount と wlm_maximumSRCount プロパティーは同じ値に設定しなければなりません。 作業は z/OS 用 WLM をたどっていないため、 z/OS 用 WLM は wlm_minimumSRCount プロパティーに指定した数のサーバントしか開始することができません。

0 (ゼロ) z/OS 用 WLM は使用しません。
1 z/OS 用 WLM を使用します。
デフォルト 1
デーモンによる使用 いいえ

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

server_work_distribution_algorithm

アプリケーション・サーバーがワークロード・バランシングに使用する作業分散アルゴリズムのタイプを指定します。 このプロパティーは server_use_wlm_to_queue_work プロパティーが 0 に設定された場合にのみ使用されます。 server_use_wlm_to_queue_work プロパティーが 1 に設定される場合、このプロパティーに指定される値は無視されます。

0 (ゼロ) ホット・スレッド・アルゴリズムが使用されます。このオプションは推奨されません。
1 ラウンドロビン・アルゴリズムが使用されます。この値は、server_use_wlm_to_queue_work カスタム・プロパティーが 会話型アプリケーション・モデルに対して 0 に設定されている場合に、 指定する必要があります。
デフォルト 0
デーモンによる使用 いいえ

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

transaction_recoveryTimeout

このコントローラー (領域) が要応答オペレーター宛 (WTOR) メッセージをコンソールに発行して、 以下を要求する前に、すべての再始動されたトランザクションの完了に使用する時間を分単位で指定します。

オペレーターがリカバリーを続行するように応答すると、コントローラー (領域) は、指定された時間にわたってリカバリーを試行した後に、オペレーター宛メッセージを再発行します。 すべてのトランザクションが解決されると、コントローラーは終了します。 この変数は、ピアの再始動およびリカバリー・モードのコントローラーにのみ適用されます。

データ型 整数
デフォルト 15
デーモンによる使用 いいえ

これらのカスタム・プロパティーの値を、アプリケーション・サーバーまたはデプロイメント・マネージャーで指定するには、 管理コンソールで「環境」>「WebSphere 変数」とクリックし、 適切な有効範囲を選択してから「新規」をクリックします。

参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
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