URL 呼び出しキャッシュには、要求の URL を
サーブレット・リソースにマッピングするための情報が保持されます。作業スレッドごとに要求されたサイズのキャッシュが作成され、要求の処理に使用できるようになります。
呼び出しキャッシュのデフォルト・サイズは 50 です。
50 を超える固有の URL が活動状態で使用されている場合は (各 JavaServer Pages は固有の
URL です)、呼び出しキャッシュのサイズを増やす必要があります。
始める前に
キャッシュのサイズを大きくすると、使用される Java ヒープが増すため、最大の
Java ヒープ・サイズも増やす必要があります。例えば、各キャッシュ・エントリーのために 2KB が必要な場合、
最大スレッド・サイズは 25 に設定され、URL の呼び出しキャッシュ・サイズは 100 に設定されます。
このため、5MB の Java ヒープが必要になります。
ここでは呼び出しキャッシュは、スレッド・ベースではなく Web コンテナー・ベースであり、すべての Web コンテナー・スレッドのために共用されています。
このタスクについて
呼び出しキャッシュのサイズを変更するには、以下のようにします。
プロシージャー
- 管理コンソールで、「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」とクリックして、調整するアプリケーション・サーバーを選択します。
「追加プロパティー」の下にある「プロセス定義」をクリックします。
「追加プロパティー」の下にある「プロセス定義」をクリックして、「コントロール」または「サーバント」のどちらの中でこのプロパティーを定義したいかによって、「コントロール」または「サーバント」のいずれかを選択します。
- 「追加プロパティー」の下の「Java 仮想マシン」をクリックします。
- 「追加プロパティー」の下にある「カスタム・プロパティー」をクリックします。
- 「名前」フィールドに invocationCacheSize を指定し、「値」フィールドにキャッシュのサイズを指定します。
呼び出しキャッシュのデフォルト・サイズは 500 エントリーです。
もう、呼び出しキャッシュがスレッド・ベースではないので、以前のリリースから同じ機能を提供するために、ユーザーによって指定された呼び出しキャッシュ・サイズは 10 倍になっています。
例えば、呼び出しキャッシュ・サイズ 50 を指定している場合は、Web コンテナーはキャッシュ・サイズ 500 を作成します。
- 「適用」をクリックしてから「保管」をクリックして、変更を保管します。
- アプリケーション・サーバーを停止して再始動します。
結果
この新規キャッシュ・サイズが、URL 呼び出しキャッシュに使用されます。