ポリシー・セットを使用して、WS-Addressing、WS-Security、WS-ReliableMessaging、
HTTP トランスポート、および SSL トランスポートのポリシーを定義できます。
WS-Security 用を除くすべてのポリシーは、比較的簡単に定義できます。
変更できるのは、ユーザー作成のポリシー・セットのみです。
始める前に
ユーザー作成のポリシー・セットが存在している必要があります。
提供されたデフォルト・ポリシー・セットは、編集できません。
ポリシーを指定する対象として、デフォルト・ポリシー・セットのコピーを作成することも、
全く新規のポリシー・セットを作成することもできます。
このタスクについて
ポリシーは、ポリシー・セットに関連付けられているので、
特定のポリシー・セットのポリシーのインスタンスを変更できます。
プロシージャー
- 変更するポリシーを含むポリシー・セットを選択します。
ポリシー・セットに関連したポリシーをカスタマイズするには、管理コンソールから、以下をクリックします。
- 「サービス」>「ポリシー・セット」>「アプリケーション・ポリシー・セット (Application policy sets)」>「policy set name」 (この場合、
選択したポリシー・セットはカスタム・ポリシー・セットで、編集可能です)。
「ポリシー」テーブルでポリシー名をクリックします。
- または、「サービス」>「ポリシー・セット」>「システム・ポリシー・セット (System policy sets)」>「policy set name」。
「ポリシー」テーブルでポリシー名をクリックします。
- 設定を変更します。
どのポリシーを選択するかによって、異なる設定を変更できます。
WS-Addressing ポリシーと WS-Transaction ポリシーには、構成可能なプロパティーがありません。
これらは、ポリシー・セットに組み込まれ、かつ使用可能になっているか、
あるいは、ポリシー・セットには組み込まれず、使用可能でもないかの、いずれかです。
- [オプション] 変更するポリシーがまだ「ポリシー」テーブルにない場合は、
「追加」をクリックして、リストからポリシーを選択して変更します。
- 行った変更を保管します。
ポリシーの設定を変更した場合は、変更を保管してポリシー・セットに戻る必要があります。
結果
ポリシー・セット構成が、選択した変更とともに保管されます。
例
WSReliableMessaging パーシスタント・ポリシー・セットのコピーを作成し、
それに
WSRM_p1 という名前を付けました。
デフォルトでこのポリシー・セットのコピーに含まれている WSReliableMessaging ポリシーの設定を変更する必要があります。
したがって、「アプリケーション・ポリシー・セット (Application policy sets)」ウィンドウから「
WSRM_p1」ポリシー・セットをクリックし、
「ポリシー」テーブルから「WSReliableMessaging」ポリシーをクリックします。
その後で、以下の設定を変更できます。
- 標準
- デフォルト設定は WSReliableMessaging 1.1 です。
- メッセージを送信順に配信する
- デフォルト設定は false です。有効な値は true または false です。
- サービスの品質
- デフォルトは管理対象外の非パーシスタントです。
- 同期双方向メッセージ交換で 'MakeConnection' を使用可能にする
- この設定はデフォルトで選択されます。
変更を保管して、WSRM_p1 ポリシー・セットの「アプリケーション・ポリシー・セット (Application policy sets)」ウィンドウに戻ります。
次の作業
ポリシー・セットはそのまま使用することも、バインディングを変更することもできます。
また、アプリケーションに添付したり、アプリケーションから切り離したりすることもできます。