WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: z/OS

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このトピックは、z/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

WebSphere Application Server for z/OS に対する Java 管理拡張 MBean マルチプロセス・モデル要求フロー

Java Management Extensions (JMX) 動的プロキシー機能を使用すると、 JMX 操作に依存するアプリケーションは、 サーバー・アーキテクチャーが単一プロセス・モデルを使用するにしても、 マルチプロセス・モデルを使用するにしても、一貫性のある動作を示すことができます。

WebSphere Application Server ランタイムが提供する MBean はすべて、 分散プラットフォーム上の WebSphere Application Server によって採用されている 単一プロセス・モデルでも、 WebSphere Application Server for z/OS によって採用されている マルチプロセス・モデルでも実行できます。 ユーザー MBean プロバイダーは、MBean が WebSphere Application Server 分散プラットフォーム、 および WebSphere Application Server for z/OS の両方で機能するように MBean を変更することが必要になる場合もあります。 詳しくは、Application Server application programing interface (API) documentation を参照してください。

ここで紹介する単純化された動的プロキシー・モデルでは、 マルチプロセス・モデルに存在する 2 つの一般的な要求フローについて説明します。 MBean 上での操作要求は、次の 2 つの場所のいずれかで開始できます。

アプリケーション・コンポーネントから来る要求は、通常、 次のフローをたどります。 アプリケーション・コンポーネントが要求をサーバント・コンポーネントに送信します。 サーバント・コンポーネントは、その要求を、 MBean 用の動的プロキシーが実行している制御プロセスにリダイレクトします。 WebSphere Application Server は、ランタイム中に MBean 動的プロキシーを自動的に生成します。 MBean プロバイダーがユニコール・オプションで定義したメソッドを、要求が呼び出すと、 制御プロセス内の動的プロキシーは、 MVS ワークロード管理 (WLM) を使用して、 その作業を無作為に 1 つのサーバント・プロセスにディスパッチします。 MBean プロバイダーがマルチコール・オプションで定義したメソッドを要求が呼び出すと、 制御プロセス内の動的プロキシーは、WLM とともに、 その作業をすべてのサーバント・プロセスに分散します。アプリケーション・コンポーネント要求 1

作業をオプションで完了する個々のサーバント・プロセスは、 応答を制御プロセスに戻します。 MBean がユニコール・オプションで定義されており、かつ戻りの型がボイド以外である場合は、 制御プロセスは応答を、要求を行ったサーバントに戻します。その後、サーバント・サーバー・コンポーネントは、 応答をアプリケーション・コンポーネントに戻します。 MBean がマルチコール・オプションで定義された場合、個々のサーバント・プロセス内の MBean は、 個別に実行され、要求の処理をそれぞれ異なる時点で終了します。 要求がすべて処理された後に、 アプリケーション・コンポーネントに結果を正しく戻すために、結果集約 およびイベント集約が 必要になる場合があります。 アプリケーション・コンポーネント要求 2

サーバー外部のリモート・ロケーションから来る要求は、 一般に次のフローをたどります。 リモート・ロケーションは、 MBean 用の動的プロキシーを実行している制御プロセスに要求を送信します。WebSphere Application Server は、ランタイム中に MBean 動的プロキシーを自動的に生成します。 要求プロセスの次の部分は、 アプリケーション・コンポーネントから発信された要求と同様に動作します。 MBean プロバイダーがユニコール・オプションで定義したメソッドを要求が呼び出すと、 制御プロセス内の動的プロキシーは、MVS ワークロード管理 (WLM) を使用して、 その作業を無作為に 1 つのサーバント・プロセスにディスパッチします。MBean プロバイダーがマルチコール・オプションで定義したメソッドを、 要求が呼び出すと、制御プロセス内の動的プロキシーは、WLM を使用して、 その作業をすべてのサーバント・プロセスに分散します。リモート要求 1

リモート・ロケーションへの応答のフローは、 アプリケーション・コンポーネントへの応答に類似しています。 作業をオプションで完了する個々のサーバント・プロセスは、 応答を制御プロセスに戻します。 MBean がユニコール・オプションで定義されており、 かつ戻りの型がボイド以外である場合は、制御プロセスは応答をリモート・ロケーションに戻します。MBean が マルチコール・オプションで定義された場合、個々のサーバント・プロセス内で実行する MBean は、 個別に実行され、要求の処理をそれぞれ異なる時点で終了します。 結果がすべて処理された後に、 リモート・ロケーションに結果を正しく戻す ために、結果集約 およびイベント集約が 必要になる場合があります。 リモート要求 2




サブトピック
Java Management Extensions 動的プロキシー概念
例: SampleStateMBean MBean
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wsfep.multiplatform.doc/info/ae/ae/cjmx_proxymodel.html