WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, i5/OS, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista, z/OS

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単一アプリケーション・サーバーでの時間帯の設定

アプリケーション・コンポーネントが正しい時間帯を使用して いることを確認することができます。確認方法は、WebSphere Application Server がインストールされているオペレーティング・システム、および 場合によっては必要とされる目的によって異なります。

始める前に

[i5/OS] 拡張各国語サポート (NLS) が i5/OS サーバーにインストールされて いることを確認します。拡張 NLS サポートがまだインストールされていない 場合は、基本オペレーティング・システム (5769-SS1) のインストール時に オプション 21 を選択してインストールします。

アプリケーション・サーバーを北アメリカの時間帯に 設定する場合は、技術情報 Changes to Daylight Saving Time will affect IBM WebSphere Application Server and its associated Operating Systems を参照して、 米国およびカナダが夏時間の開始日と停止日に行う変更をサポートするのに必要な サービス更新が適用されていることを確認してください。

[z/OS] 時間帯の値を設定する有効範囲を以下のように決定します。
  • 時間帯に対するシステム全体の値を設定するには、 TZ 非定形式システム・サービス (USS) 変数を WebSphere 変数として指定します。例えば、 管理コンソールで、「環境」>「WebSphere 変数」 >「セル」>「新規」とクリックし、次に「名前」フィールドに TZ を、 「変数」フィールドに EDT を指定すれば、東部夏時間調整がセル全体の時間帯設定として 使用されます。

    この変数の設定は、一部のアプリケーションの時間帯設定には影響しません。

  • 特定のアプリケーション・サーバー下で実行されているプロセスのすべてに時間帯の値を設定するには、 以下のいずれかに適切な時間帯の値を指定します。
    • user.timezone JVM カスタム・プロパティー
    • -Duser.timezone 汎用 JVM 引数
    • JVM によって提供される tzmappings ファイルの -Duser.timezone エントリー
  • SYSPRINT のトレース・ステートメントに時間帯の値を設定するには、 ras_time_local WebSphere 変数をセル・レベルで定義し、それに 1 を設定します。

時間帯 ID には、一貫性のある結果を得るために、時間差と、ほとんどの場合、 夏時間調整の時間帯名とを含める必要があることを忘れないでください。 例えば、東部標準時、夏時間調整時間に EST5EDT を指定します。

[HP-UX] 時間帯の設定に東部アフリカ時間帯 (EAT) を指定する場合、 HP-UX オペレーティング・システムの Java 仮想マシン (JVM) はグリニッジ標準時 (GMT) を 使用します。 したがって、ログ・ファイルのタイム・スタンプは、EAT ではなく GMT をベースにしています。 この状態により、JVM が EAT を正しく処理するオペレーティング・システムで稼働しているサーバーと同期させようとした場合、サーバーの統合で問題が発生することもあります。

[HP-UX] ある特定の機能の時間帯設定として東部アフリカ時間帯を使用する必要がある場合は、以下のプロシージャーの代わりに、-Duser.timezone=EAT パラメーターを該当の Java コマンドに追加します。例えば、アプリケーション・サーバーに、その時間帯設定として EAT を使用させる場合は、 -Duser.timezone=EAT パラメーターを startServer コマンドに追加します。

このタスクについて

一部のアプリケーション環境では、アプリケーション・サーバー・ コンポーネントが同じ時間帯を使用することが重要となります。
[i5/OS] 単一のアプリケーション・サーバー、1 つのユーザー・プロファイルの下で 稼働するすべてのアプリケーション・サーバー、または i5/OS サーバーで実行 中のすべての JVM プロセスに対して、時間帯の設定を変更することができます。
  • 単一のアプリケーション・サーバーの時間帯設定を変更するには 、「user.timezone」Java 仮想マシン (JVM) カスタム・プロパティーを アプリケーション・サーバー・インスタンスの構成設定に追加します。
  • 1 つのユーザー・プロファイルの下で稼働するすべてのアプリケーション ・サーバーの時間帯設定を変更するには 、ユーザー・プロファイルのプロパティー・ ファイルの user.timezone プロパティーを該当の時間帯設定で更新 します。
  • そのサーバーで実行中のすべての JVM プロセスの時間帯設定を変更する には、i5/OS サーバーのプロパティー・ファイルの user.timezone プロパティーを該当の時間帯設定で更新するか、またはそのサーバー のシステム・ロケールを設定します。

[i5/OS] 「user.timezone」Java 仮想マシン (JVM) カスタム・プロパティーを特定のアプリケーション・サーバーの構成設定に追加 するには、以下のようにします。

[AIX HP-UX Linux Solaris Windows] [z/OS] 単一アプリケーション・サーバーの時間帯の設定を変更するには、 以下の手順を実行します。

プロシージャー

  1. 管理コンソールで、「アプリケーション・ サーバー」>「server_name」とクリックします。
  2. [z/OS] 「サーバー・インフラストラクチャー」の下で、「Java および プロセス管理」>「プロセス定義」>「Servant」>「環境エントリー」をクリックします。
  3. [AIX HP-UX Linux Solaris Windows] [i5/OS] 「サーバー・インフラストラクチャー」の下で、 「Java およびプロセス管理」>「プロセス定義」>「Java 仮想マシン」をクリックします。
  4. カスタム・プロパティー」をクリックするか、 または「汎用 JVM 引数」フィールドに -Duser.timezone=time_zone_ID を 入力します。
  5. 1 つ前のステップで「カスタム・プロパティー」をクリックした場合は、 「名前」フィールドに user.timezone を指定し、「値」フィールドに 該当の時間帯 ID を指定します。

    また、このカスタム・プロパティーの説明と、指定した設定を入力することもできます。

  6. 適用」をクリックします。
  7. 変更を保管します。

    「ノードと変更を同期化」が選択されていることを確認して、「保管」をクリックします。

結果

このアプリケーション・サーバーのすべてのコンポーネントが、 カスタム・プロパティーで指定された時間帯を使用します。

次の作業

このアプリケーション・サーバーを停止してから再始動します。変更を有効にするには、サーバーを再始動する必要があります。



サブトピック
[i5/OS] ユーザー・プロファイルの下で稼働中のすべてのアプリケーション・サーバーの時間帯の設定
[i5/OS] すべての JVM プロセスに対する同じ時間帯の設定
[AIX HP-UX Linux Solaris Windows] [i5/OS] user.timezone プロパティーに指定できる時間帯 ID
関連タスク
WebSphere 変数の構成
アプリケーション・サーバーの管理
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wsfep.multiplatform.doc/info/ae/ae/trun_svr_timezones.html