分散オペレーティング・システム・プラットフォームでインストール・ウィザードを使用して、
フィーチャー・パックのカスタマイズ・インストール・パッケージ (CIP) をインストールします。
Installation Factory を使用して作成された CIP イメージからインストールします。
始める前に
フィーチャー・パック、1 つ以上の保守パッケージ、およびその他のカスタマイズを含むカスタマイズ・インストール・パッケージ
(CIP) をインストールできます。
CIP をインストールする前に、Installation Factory で CIP を作成する必要があります。
CIP の作成について詳しくは、
カスタマイズ・インストール・パッケージの開発とインストール
を参照してください。
このタスクについて
以下のインストール手順に従い、インストール・ウィザード GUI を使用して、フィーチャー・パック CIP をインストールします。
CIP はサイレント・インストールすることもできます。
サイレントに CIP をインストール
を参照してください。
フィーチャー・パックの使用可能なフィーチャー・パックおよび特性と、作成可能なプロファイルを選択します。
プロシージャー
- オペレーティング・システムにログオンします。
![[Windows]](../../windows.gif)
Windows システムでインストールを行う際に、
インストーラーのユーザー・アカウントが、
以下の拡張ユーザー権限を持っている場合、Windows サービスが
自動的に作成され、アプリケーション・サーバーを自動始動します。
- オペレーティング・システムの一部としてアクションを行う
- サービスとしてログオンする
例えば、一部の Windows システムでは、
「管理ツール」 >
「ローカル・セキュリティー・ ポリシー」 >
「User Rights Assignments」をクリックして、拡張オプションを表示します。
詳しくは、Windows の資料を参照してください。
アプリケーション・サーバーを Windows サービスとして
実行する予定の場合は、スペースを含むユーザー ID からインストールしないでください。ユーザー ID にスペースが含まれていると、妥当性検査ができません。
このようなユーザー ID を使用すると、インストールを続行できません。
この問題を回避するには、
スペースを含まないユーザー ID を使用して、インストールを行います。
-
CIP 付き CD または DVD をディスク・ドライブにインストールするか、
または CIP があるディレクトリーにアクセスします。
必要に応じて、
AIX または Linux などのオペレーティング・システムにおけるディスク・ドライブのマウント
の説明に従いドライブをマウントしてください。
- install コマンドを直接使用してインストールを開始します。
CIP_home/wsif/WEBSV/install
CIP_home¥wsif¥WEBSV¥install
Java ランタイム環境 (JRE) で問題が発生した場合は、インストール・
イメージの /java/jre/bin ディレクトリーにある
WebSphere Application Server JRE を使用してインストールを開始します。
コマンド行からインストール・ウィザードを起動すると、
インストーラー・ウィザードが初期化されて、「ようこそ」パネルが表示されます。
「次へ」をクリックします。
- 使用許諾契約書を読み、その条件に同意します。
プログラムの使用条件に同意する場合は、「I accept both the IBM and the non-IBM terms」 メッセージの横のラジオ・ボタンをクリックします。
「次へ」をクリックして先へ進みます。
ライセンス交付条件の受諾後に、
インストール・ウィザードは、サポートされるオペレーティング・システムと前提条件パッチを確認します。 システム上に適切な前提条件の更新がないなどの問題が発生した場合は、
インストールをキャンセルし、必要な変更を行ってからインストールを再開します。
フィーチャー・パックのインストール中なので、インストール済みのアプリケーション・サーバーがあり、
システム要件も満たされているはずです。
- 「システム前提条件の検査」パネルが表示されます。
インストーラー・プログラムは、インストール・ウィザードを呼び出す前に必要なスペースをチェックします。十分なスペースがない場合は、インストール・プログラムを停止し、
未使用のファイルを削除したり、ごみ箱を空にしたりしてスペースを解放してから、インストールを再開します。フィーチャー・パックの
インストール要件について詳しくは、分散オペレーティング・システムでの Feature Pack for Web Services のインストール
またはi5/OS での Feature Pack for Web Services のインストール
を参照してください。
「次へ」をクリックして先へ進みます。
- インストール・ウィザードは既存のバージョン 6.1 アプリケーション・サーバー・インストールを探し、「インストール・ディレクトリー」パネルを表示します。
このウィザードは、既存のインストールを検出すると、検出した WebSphere アプリケーション・サーバー製品すべてのルート・ディレクトリーを「製品インストール・ロケーション」フィールドに取り込みます。
何らかの理由でこのフィールドにデータが取り込まれない場合、手動でインストール・ルート・ディレクトリーを指定するか、
「参照」をクリックしてファイル・システム内でインストール・ルート・ディレクトリーを参照します。
「次へ」をクリックします。
注: 既存のインストールが CIP よりも下位レベルか、または CIP と同レベルの場合は、コア・プロダクトは CIP レベルまで自動的に更新されます。
既存のインストールが CIP よりも高いレベルの場合は、
コア・プロダクトのレベルは下がりません。
制約事項: デフォルト・ターゲット・ロケーションを削除し、インストール・ロケーション・フィールドを空のままにすると、続行できなくなります。
- 指定したターゲット・アプリケーション・サーバーにフィーチャー・パックが既にインストールされており、保守のみを適用したい場合は、「カスタマイズ」パネルが表示されます。
これを、フィーチャー・パック CIP のスリップ・インストールと呼びます。
CIP の内容に応じて、保守のみをインストールするオプションか、保守とプロファイル・カスタマイズをインストールするオプションを取得できます。
- 要約情報を確認し、
製品コードをインストールする場合は「次へ」をクリックし、
仕様を変更する場合は「戻る」をクリックします。
インストール・ウィザードは、アンインストーラー・プログラムを作成し、
インストールされているコンポーネントを示す進行パネルを表示します。
インストール終了時に、
ウィザードは「Installation completion」パネルを表示します。
- インストール直後にフィーチャー・パック・プロファイルを作成する場合は、「プロファイル管理ツール (PMT) の起動 (Launch the Profile management tool (PMT))」チェック・ボックスを選択して
「終了」をクリックすることで、インストール・ウィザードを終了し、PMT を起動できます。
- インストール・ウィザードは、インストール・イベントを app_server_root/logs/install/webservices
ディレクトリーのインストール・ログ・ファイルに記録します。
結果
インストール・ウィザードは、指定したアプリケーション・サーバーにフィーチャー・パック製品ファイルをインストールします。
次の作業
フィーチャー・パック機能を使用するには、
最初に、フィーチャー・パックに対応する新規プロファイルを作成するか、プロファイル管理ツールを使用して、既存の
Deployment Manager プロファイルを拡張する必要があります。
制約事項: Feature Pack for Web Services の場合、
既存の Deployment Manager プロファイルの拡張のみ行えます。
フィーチャー・パック機能に対応済みの新規 Deployment Manager プロファイルまたは
新規アプリケーション・サーバー・プロファイルを作成することをお勧めします。
これらのプロファイルは、プロファイル作成タスクを使用して作成します。
デプロイメント・マネージャーおよびアプリケーション・サーバーは、
フィーチャー・パック機能を使用して作成できる唯一のプロファイル・タイプです。
Feature Pack for Web Services は、フィーチャー・パック機能で作成されたアプリケーション・サーバー・プロファイル上にインストール可能なサンプル・アプリケーションをいくつか提供します。コンソールを使用した Web サービス・サンプルのインストール
を参照してください。
プロファイルがフィーチャー・パックで適切に使用可能になっている場合、管理コンソールのナビゲーション・ツリーに「サービス」オプションが表示されます。
これで、Feature Pack for Web Services から提供されている機能がアプリケーションで使えるようになりました。