このトピックでは、製品 CD-ROM 上のインストール・イメージを使用して、
WebSphere Application Server のアプリケーション・クライアントをインストールする方法について説明します。
始める前に
WebSphere
Application Server と通信するクライアント・アプリケーションを実行するには、
クライアント・アプリケーションが稼働するシステム上に Application Server のエレメントがインストールされている必要があります。
ただし、システムに Application Server がインストールされていなくても、
ご使用のアプリケーション・クライアントにスタンドアロン・クライアント・ランタイム環境を提供する、
アプリケーション・クライアントをインストールすることはできます。
サポートされている製品プラットフォームの詳細については、Supported Prerequisites ページを
参照してください。
![[i5/OS]](../../iseries.gif)
i5/OS Application Client は以下のタイプのクライアントをサポートします。
- Java シン・クライアント
- J2EE アプリケーション・クライアント
- Web サービス・シン・クライアント
以下のステップでは、提供されている各種のオプションとフィーチャーの準備、選択、
およびインストールを完了するための詳細なガイドを提供します。
インストールのための準備を行い、インストール・オプションを十分に理解するためには、このトピックのステップを完了し、その関連トピックを読んでから、インストール・ツールの使用を開始してください。
特に、製品をインストールする場合は、これらのトピックを読んでください。
例えば、インストール開始時に、一時スペースが足りないとか、
Linux または UNIX システム上に適切なパッケージがないなどの問題が生じた場合は、原則としてインストールを中断し、
必要な変更を行ってください。
変更を開始するには、インストール・システムを再始動します。
インストールを開始する際には、使用可能な一時ディスク・スペースが 350 MB あることが推奨されます。
バージョン 6.x では、WebSphere Application Server のアプリケーション・クライアントを、
旧バージョンのアプリケーション・クライアントが入っているマシンにインストールすることが可能です。
ただし、
旧バージョンのアプリケーション・クライアントの上にバージョン 6.0.x アプリケーション・クライアントをインストールすることはできません。
![[Windows]](../../windows.gif)
例えば、バージョン 5 アプリケーション・クライアントが
C:¥WebSphere¥AppClient ディレクトリーの下にインストールされている場合、V6.x アプリケーション・クライアントのインストール先として同じインストール・ロケーションを選択することはできません。
注: アプリケーション・クライアントを共存させる場合、
Windows 上のアプレット・クライアントと ActiveX クライアントには制限があり、
V5.0.x および V4.x のクライアントとの共存はできません。
例えば、バージョン 6.x のアプレット・クライアント・フィーチャーと、
旧リリースのアプレット・クライアント・フィーチャーとは共存できません。
共存できない理由は、バージョン 6.x のアプレット・クライアント・フィーチャーをインストールすると、
バージョン 6.x のインストール・システムにある Java ランタイム環境 (JRE) を使用して、
ブラウザーのデフォルト Java 仮想マシン (JVM) が設定されるためです。
このときの Java ランタイム環境のバージョンは 1.4.2 です。
同様に、バージョン 6.0.x の ActiveX to EJB Bridge フィーチャーでは、
Windows システム・パスが、バージョン 6.0.x のインストール・システムから JRE を使用するように設定されます。