WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
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書き込み内容の構成

セッション管理では、 データベース・パーシスタント・セッションまたはメモリー間複製のどちらを使用しているかに応じて、 データベースまたは別の WebSphere インスタンスに書き込まれるセッション・データを構成できます。 setAttribute メソッドおよび removeAttribute メソッドの呼び出しによって更新された セッション・データ・プロパティーのみを書き込むことも、すべてのセッション・データ・ プロパティーを書き込むこともできます。

このタスクについて

この柔軟性により、アプリケーションがクラスター化された環境で動作するときに、 JavaServer Pages (JSP) の作成者がコードに加える変更量を少なくできます。 セッション管理では、書き戻す内容を調整するために、 以下のオプションが使用できます。

Write all 設定は、HttpSession の属性として存在し、 HttpSession.setAttribute メソッドを呼び出さない Java オブジェクトの状態を変更する、 サーブレットや JSP 作成者にとって便利なものとなります。

しかし、Write all を使用した結果、 必要以上にデータの書き戻しが行われる可能性があります。 この状況が発生した場合は、 Write all時間基準の書き込み と組み合わせて使用して、 パフォーマンス全体を向上させることを検討してください。 通常どおり、必ずインストールの利点と欠点を評価してください。

どちらの「書き込み内容」が設定されている場合でも、 セッションが最初に作成される際には、 セッションにバインドされているすべてのオブジェクトを含めた、 完全なセッション情報が書き込まれます。 データベース・セッション・パーシスタンスを使用している場合、 以降のセッション要求でのデータベースへの書き込み内容は、 以下のように、セッション・データベースに単一行スキーマまたは複数行スキーマのどちらが設定されているかによって決まります。

書き込み内容の設定 単一行スキーマの場合の振る舞い 複数行スキーマの場合の振る舞い
Write changed セッション属性が更新されると、 そのセッションにバインドされているすべてのオブジェクトが書き込まれます。 setAttribute メソッドまたは removeAttribute メソッド呼び出しによって変更された セッション・データのみが書き込まれます。
Write all バインドされたすべてのセッション属性が書き込まれます。 現在キャッシュ内にあるすべてのセッション属性が書き込まれます。 セッションがキャッシュから除去されない場合は、すべてのセッション属性が書き込まれます。

プロシージャー

  1. セッション管理の該当レベルに進みます。
  2. 「分散環境設定」をクリックします。
  3. 「カスタム・チューニング・パラメーター」をクリックします。
  4. 「カスタム設定」をクリックします。
  5. 該当の「書き込み内容」設定を選択します。
  6. OK」をクリックします。



関連資料
セッション管理の調整
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
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