WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
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コンソール・モジュール・スキーマ

コンソール・モジュールの記述子

コンソール・モジュールは、ポータル・アプリケーション・アーカイブ (PAA) としてパッケージされます。 ポータル・アプリケーション・アーカイブは、標準 JSR 168 ポートレット War ファイルと類似しており、1 つ以上のポートレットと、サーブレット記 述子およびポートレット記述子 (web.xml および portlet.xml) を含んでいます。ただし、ポータル・アプリケーション・アーカイブは、2 つの追加記述子を含んでいます。

ibm-portal-topology.xml
コンソール・モジュールとそのコンポーネント、ページ・レイアウト、およびナビゲーション内のロケーションを定義します。 ibm-portal-topology.xsd 内のスキーマ定義に基づいています。
ibm-portal-security.xml
アプリケーション・ロールおよびアクセス・コントロールなどのポータル・アプリケーション・セキュリティーを説明します。 ibm-portal-security.xsd 内のスキーマ定義に基づいています。

コンソール・モジュールがデプロイされるとき、Integrated Solutions Console はこれらの記述子を読み取り、その情報を使用してコンソール・モジュールをインストールに追加します。 XML 記述子ファイルは正しい形式でなければならず、また関連したスキーマ で妥当性検査をする必要があります。 ファイルが有効でない場合は、デプロイメントは終了し、エラー・メッセージが生成されます。

(組み込まれた記述コメントを持つ) スキーマ・ファイルのコピーは、app_server_root/properties/schemas ディレクトリー内にあります。 ただし、スキーマ内のすべてのエレメントと属性がサポートされているわけではありません。 以下のセクション内で文書化されたエレメントと属性のみがサポートされます。

基本スキーマ

トポロジーおよびセキュリティーのスキーマは、ポータル・アプリケーション・アーカイブの基本スキーマ ibm-portal-base.xsd を参照します。 基本スキーマからの以下の複合タイプ・エレメント定義は、トポロジーおよびセキュリティー記述子内でよく使用されます。 これらのエレメントは、例えば、タイトルまたは記述エレメント内で ローカライズされたストリングを表示する必要がある記述子内のどのエレメント内でも使用できます。
NlsString
表示するローカライズされたストリングを指定します。 このタグは、アプリケーションがリソース・バンドルを介して複数の言語をサポートするために更新される前に、開発中に使用されることを意図しています。 xml:lang 属性によって、プログラマーは、開始時にリソース・ バンドルを定義する必要なしにコード作成を開始することが可能になります。 xml:lang 属性の値は、RFC 1766 (http://www.ietf.org/rfc/rfc1766.txt) に従う必要があります。 xml:lang 属性のデフォルト値は英語 (en) です。
<base:nls-string lang="locale">string</base:nls-string>
NlsRef
Java リソース・バンドル内で保守されているローカライズされたストリングを指定します。 リソース・バンドルのロケーションとルックアップ用のキーの名前を含む必要があります。
<base:nls-ref key="key_name" locationName="path_to_resource_bundle"/>

ここで、path_to_resource_bundle は、モジュールの War ファイルの /WEB-INF ディレクトリーに対する相対的なパスを指定します。 例えば、リソース・バンドルが /WEB-INF/classes/nls/myresources.properties に位置する場合、/classes/nls/myresources を指定します。

リソース・バンドルが探し出せない場合は、キー名が戻されます。 つまり、検出できなかったプロパティー・ストリングが、コンソール内で表示される対象であった場合は、代わりにキー名が表示されます。

設定
アプリケーションによって使用される名前/値のペアを説明するために使用されます。 設定名は属性として指定され、設定値はサブエレメントとして指定されます。
<preference name="preference_name">
   <base:value>
      <base:string>preference_value</base:string>
   </base:value>
</preference>

設定値は、ストリング、NlsString、または NlsRef として指定できます。

「ようこそ」ポートレット内でのバージョン情報の表示

製品のマイナー・バージョンを「ようこそ」ポートレット内で再展開せずに表示するには、Preference 属性 (Preference attribute) をお客様の製品の ibm-portal-topology.xml ファイルに追加してください。 次に、お客様の JSP を指定してバージョン・ストリングが出力されるようにします。 JSP は、すべての WAS-embedded JAR ファイル内のすべてのクラスにアクセスできるようになり、バージョン・ストリングを返します。

この方式により、ibm-portal-topology.xml ファイル内の ApplicationDefinition エレメント下で指定された versionString は置き換えられます。 バージョン番号を指定する方式もサポートされています。

ibm-portal-topology.xml ファイルを使用して製品のマイナー・バージョンを表示するには、Preference 属性を name="versionInfoJSP" として追加します。 続けてアプリケーションをデプロイする場合は、以下に書かれているとおり、この情報が含まれるよう component.xml ファイルが更新されます。 バージョン番号を含めるには、任意の名前を使用して JSP を作成する必要もあります。

例えば、お客様の JSP が abc.war/jsp/xyz.jsp の下にある場合、ibm-portal-topology.xml ファイルは以下のとおりです。
<preference name="versionInfoJSP">
        <base:value>
                <base:string>jsp/xyz.jsp</base:string>
        </base:value>
 </preference>
component.xml ファイルは以下のとおりです。
<registry:preference name="versionInfoJSP">
      <base:value>
        <base:string>jsp/xyz.jsp</base:string>
      </base:value>

contents of xyz.jsp は以下のとおりです。
<%@ page contentType="text/html; charset=UTF-8" %>
<%@ page session="false" buffer="none"%>
1.0.0



サブトピック
ポータル・トポロジー・スキーマ
例: ポータル・セキュリティー・スキーマ
関連情報
コンソール・モジュール用記述子の作成
XML 1.0 仕様
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wsfep.multiplatform.doc/info/ae/isc/isc_schema.html