WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: z/OS

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このトピックは、z/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

テストおよび実動フェーズ

WebSphere Application Server for z/OS のテストおよび実動構成について説明する前に、 z/OS プラットフォームで実行すべきテスト・フェーズおよび他のプラットフ ォームで実行すべきテスト・フェーズを把握する必要があります。

注: 実動ワークロードとテスト・ワークロード間でリソースを共用すると、 実動ワークロードおよびテスト・ワークロードが異なるセルで実行する場合には考えられない一連のエラー条件に、 実動ワークロードがさらされる可能性があります。 可能であれば、実動およびテスト・ワークロードは、システム上の別個のセルで実行する必要があります。
WebSphere Application Server のテストおよび実動構成をセットアップする前に、 z/OS プラットフォームで実行すべきテスト・フェーズおよび他のプラットフォームで実行すべきテスト・フェーズについて把握する必要があります。 以後のセクションでは、 次のようなさまざまなフェーズについて説明します。
テスト・フェーズおよび実動フェーズ

単体テスト・フェーズ

WebSphere Application Server for z/OS の開発プラットフォームは、 WebSphere Application Server 分散オペレーティング・システムです (Windows または Linux Intel など)。 この開発環境には、 Web コンテンツ・デリバリー用の WSAD などのツールが含まれます。 IBM ツール・ソリューションでは、WSAD でエンタープライズ Bean を開発し、 分散環境でビジネス・ロジックの基本テストを実行することを前提とします。

コンポーネント・テスト・フェーズ

コンポーネント・テストでは、 いくつかのエンタープライズ Bean を論理コンポーネントに結合し、データへのアクセスを提供し、 一緒にテストします。 これは、z/OS プラットフォームで実行できますが、 このレベルのテストは、分散プラットフォームで行うことをお勧めします。 このタイプのテストを分散プラットフォームで行うと、 小規模な開発者チームでも、コードの断片を結合し、対話をテストすることができます。 このタイプのテストでは、z/OS プラットフォームの機能やフィーチャーよりも、 個々の Bean とそれらの相互関係に焦点が当てられます。

機能テスト・フェーズ

機能テストでは、 さまざまなコンポーネントを結合し、それらのコンポーネントをターゲット・データベースのテスト・データに接続し、 アプリケーションが提供する機能を検証します。このテストが実行される場所は、 機能とそのデータ要件によって異なります。 対象のデプロイメント・プラットフォームが z/OS である場合には、 z/OS プラットフォームでこのレベルのテストを行います。 この状態では、テスト専用の 1 つ以上のサーバーに、テストするアプリケーションをインストールする必要があります。

テスト・サーバーにアプリケーションをインストールする場合は、 JNDI ディレクトリーのいずれの場所にアプリケーションへの参照を保管するかを定義し、 その後でテスト・アプリケーションの場所を認識するようにテスト・クライアントを構成します。 テスト・クライアントは、テスト・サーバーに対して要求を駆動して、機能テストを実行することができます。 リモート・デバッグ・ツールを使用して、途中で発生する問題を診断することができます。

システム・テスト・フェーズ

z/OS プラットフォーム上でアプリケーションを実動させる前に、 WebSphere Application Server for z/OS システムにアプリケーションをインストールして、 そのアプリケーションでの実際のワークロードをシミュレートする必要があります。 システムのテスト環境をセットアップする場合は、 テスト・システム専用のセルで、追加のテスト・サーバーを定義し、 そのサーバーにアプリケーションをインストールする必要があります。 インストールすると、 アプリケーションの一部であるエンタープライズ Bean が、 JNDI ディレクトリーの異なるサブツリーで登録されます。 これは通常、デフォルトで行われますが、この登録が行われたことを確認するのが適切です。 テスト・クライアントは、 テストを実行する前に、テストを実行するアプリケーションのバージョンに構成される必要があります。

実動フェーズ

機能およびシステム・テストが成功したら、 実動に使用する WebSphere Application Server for z/OS セルにアプリケーションをインストールします。 実動セルとテスト・セル間の差は、 リモート・デバッガーの接続が許可されているかどうかです。 通常、リモート・デバッグ要求がセルに送信されているため、実動ワークロードを停止することは許可されません。




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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
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