このパネルを使用して、統合インストール・パッケージ (IIP) で現在選択しているコントリビューション呼び出しのプロパティーを指定します。
このパネルには、新規インストール・パッケージ呼び出しのプロパティー、または 「統合インストール・パッケージの構成 (Construct the integrated installation packages)」パネルで現在選択しているインストール・パッケージ呼び出しのプロパティーのすべてが含まれています。 パッケージ情報を表示する方法、パッケージのインストール方法、および IIP インストーラーがプロパティーをオーバーライドできるかどうかを制御できます。
この呼び出しの表示名 (Display name for this invocation)
IIP のインストール時に表示されるインストール呼び出しの名前を指定します。 デフォルト値はコントリビューションの総称名です。
この呼び出しの説明 (Description of this invocation)
IIP のインストール時に表示されるインストール呼び出しの説明を指定します。 デフォルト値はコントリビューションの総称名です。
呼び出し ID
コントリビューションのあらゆる呼び出しに対して変更できない固有 ID を指定します。 コントリビューション ID は、生成番号の SubID と結合して、この IIP 内で固有の呼び出し ID を形成します。 例えば、Network Deployment 製品の最初の呼び出しの呼び出し ID は、6.1.0-WS-WASND_1-1 となります。 同じインストーラー・パッケージを使用して別のディレクトリーにインストールする場合は、 呼び出し ID は 6.1.0-WS-WASND_2-1 となります。
コントリビューション ID を使用すると、製品、エディション、およびバージョンによりコントリビューション・パッケージを分けるのに役立ちます。 さらに、SubId は、CIP などのコントリビューションのさまざまな「バリエーション」を分けるのに役立ちます。
このインストール呼び出しを基本インストール呼び出しにする (Make this installation invocation the primary installation invocation)
IIP を作成する場合、コントリビューション呼び出しの 1 つを、 基本 コントリビューション呼び出しとして指定できます。これにより、コマンド行インストール時に、 その特定コントリビューションの –iipOptionSet オプションを省略することができます。 そのために、IIP 全体の呼び出しはオプション名と構文に関しては、そのコントリビューションの呼び出しと事実上同じになることがあります。 インストール時にコマンド行に指定したオプション (–iipOptionSet オプションが先行していない) は、 基本コントリビューションに属していると仮定されます。 つまり、基本コントリビューション用のオプションは、その他すべてのコントリビューション用のオプションより前に、初めに指定する必要があります。 一部のケースでは、その他すべてのオプションのデフォルト値が十分であるか、またはコントリビューション間のオプションの流れを制御するためにマクロ置き換えを利用した場合、IIP ユーザーはそれらのオプションを他のコントリビューションに受け渡す必要がありません。 『IIP のインストール (Installing an IIP)』と『IIP のサイレント・インストール (Installing an IIP silently)』を参照してください。
ユーザーがこのパッケージのインストールをスキップするかどうかと、パッケージをデフォルトでインストールするかどうかを指定します。
ユーザーはこのパッケージのインストールを抑止できる (Users can suppress the installation of this package)
このチェック・ボックスを選択して、IIP インストーラーがこのパッケージのインストールをスキップできるようにします。 IIP インストーラーにこのパッケージのインストールをスキップさせたくない場合は、このチェック・ボックスをクリアします。
このパッケージをデフォルトでのインストール用に選択する (Select this package for installation by default)
このパッケージをデフォルトでのインストール用に組み込むには、このチェック・ボックスを選択します。 このチェック・ボックスをクリアすると、パッケージ呼び出しは表示されるが、インストール用に選択されません。
パッケージをインタラクティブ・ウィザードを使用してインストールするか、それともサイレント・インストールするかを指定し、さらにユーザーがインストールの選択モードをオーバーライドできるかどうかを指定します。
「インタラクティブ・ウィザード (Interactive wizard)」ラジオ・ボタンを選択して IIP インストール時にこのパッケージ呼び出しのインストール・ウィザードを表示します。 「サイレント・インストール (Silent installation)」ラジオ・ボタンを選択して、 このパッケージをサイレント・インストールします。 この選択は、「統合インストール・ウィザード設定 (Integrated installation wizard settings)」パネルで IIP 全体のインストール・モード用に選択したものと一緒に考慮してください。 例えば、IIP のサイレント・インストールを選択したが、 「インタラクティブ・ウィザード (Interactive wizard)」ラジオ・ボタンを選択した場合は、このパッケージ呼び出しのインストール・ウィザードは依然として表示されます。 デフォルトのインストール・モードはインタラクティブです。
IIP インストーラーに、このインストール・モードをオーバーライドさせる場合は、 「ユーザーはデフォルトのインストール・モードをオーバーライドできる (Users can override the default installation mode)」チェック・ボックスを選択します。
このインストール・パッケージ呼び出しには、デフォルトのインストール・ディレクトリー・パスを指定します。
リストされたサポート済みプラットフォームとそのパッケージで使用可能なユーザー・タイプに基づくインストール・ディレクトリー・パスを指定できます。 例えば、管理者権限のあるユーザーのインストール・パスと、管理者以外のユーザー向けの別のパスを指定できます。 「変更」をクリックして、選択したアーキテクチャーおよびユーザー・タイプの インストール・ディレクトリー・パスの値を変更します。 ここで入力するディレクトリー・パスは、インストール・ウィザードによってデフォルトで使用されます。
IIP インストーラーがインストール時にターゲット・インストール・ディレクトリーの値を変更できるようにしたい場合は、「ユーザーはインストール時にインストール・ディレクトリー・パスを変更できる (Users can modify the installation directory path during installation)」チェック・ボックスを選択します。 このチェック・ボックスは、デフォルトで選択されます。
サイレント・インストールの応答ファイルのロケーションを指定します。このファイルは、サイレント・インストール時に使用されます。
リストされたサポート済みプラットフォームと、そのパッケージで使用可能なユーザー・タイプに基づく応答ファイルを指定できます。 例えば、管理者権限のあるユーザーの応答ファイルと、管理者以外のユーザー向けの別の応答ファイルを指定できます。 「変更」をクリックして、選択したアーキテクチャーおよびユーザー・タイプ向け サイレント・インストールの応答ファイルを入力します。 サイレント・インストールを選択した場合、応答ファイルは必須です。
IIP インストーラーがインストール時に別の応答ファイルを指定できるようにしたい場合は、「ユーザーはインストール時に別の応答ファイルを指定できる (Users can specify a different response file during installation)」チェック・ボックスを選択します。
パッケージのインストール時にコントリビューションによって生成された終了コードに従って取るアクションを指定します。
IIP インストーラーによって認識される主なインストールの終了コードは 3 つあります。 このコードによって、残りの IIP コントリビューション・インストールを制御できます。
ユーザーがウィザードで、またはパッケージのコマンド行から、選択済みパッケージ呼び出しのインストールを取り消します。
選択済みパッケージ呼び出しのインストールは成功したが、特定のポストインストール・アクションが失敗しました。 これはリカバリー可能状態にあるか、またはパッケージを再インストールしなければならない場合があります。
選択済みパッケージ呼び出しのインストールが失敗しました。
制御は IIP インストーラー・ウィザードに戻り、あるアクションを実行するようにプロンプトが出されます。 例えば、残りのコントリビューションの選択を変更して、現行パッケージのインストールを変更することなく、 インストール、インストールの停止、またはインストールの続行を行うことができます。
終了コードは無視され、 IIP インストール・プロセスは次のインストール・パッケージ呼び出しまで続行します。
IIP インストール・プロセスが停止します..
IIP インストーラーがインストール時に終了コード・アクションを変更できるようにしたい場合は、「ユーザーはインストール時に終了コード・アクションを変更できる (Users can modify the exit code actions during installation)」チェック・ボックスを選択します。