「推奨される更新 (Recommended update)」オプションを選択すると、Update Installer for WebSphere Software が以下のロジックを使用して更新をインストールします。
グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) のあるアップデート・インストーラーを使用している場合、ウィザードの保守パネルの「推奨される更新 (Recommended update)」オプションを選択すると、特定のパッケージが特定の理由により、ぼかし表示されることがあります。以下に、これが起きる原因のいくつかを説明します。
以下の場合、パッケージは表示されないか、ぼかし表示されます。
- 保守パッケージがすでにインストールされています。
- 保守パッケージは壊れているか、または読み取り不能です。
- 保守パッケージが、選択されたインストール・ロケーションのディレクトリーにインストールされた製品に適用されません。
- 保守パッケージが、ターゲット・オペレーティング・システムおよびアーキテクチャーに適用されません。
- 保守パッケージは暫定修正を使用可能化します。
保守パッケージがさらに選択されるにつれ、インストーラーは前提条件および依存性を評価して、以下のルールを基にインストールのソート順を判別します。
- 保守パッケージはすべて、選択されたインストール・ロケーションのディレクトリーにすでにインストールされている製品に属します。
- 選択された保守パッケージの最新バージョンのみインストールが許可されます。
- リフレッシュ・パック、修正パッケージ、および暫定修正の間の包含関係の競合について識別し、警告します。以下に例を示します。
- すでに修正パッケージにある APAR が、暫定修正としても選択されていないことを確認します。
- 保守パッケージが重複して選択されていないことを確認します。
- APAR、保守前提条件、および排他条件の要件が一致することを確認します。
- 「依存」の依存関係の要件が一致することを確認します。
- 現在選択中の保守パッケージが、前に選択された保守パッケージと一緒にインストールできることを確認します。
- 現在のアップデート・インストーラーが保守パッケージをサポートしていることを確認します。updi_root/framework/supportedpakversion.xml は、更新インストーラーがどちらのバージョンの保守パッケージをサポートするかを指定します。