これらのヒントを使用して、WebSphere Application Server のパフォーマンスを最適化するために、z/OS オペレーティング・システムをチューニングします。
DASD ロガーは、I/O を区別するため、スループットが制限される可能性があります。CF ロガーの スループットは、このロガーよりもはるかに高いです (ある測定では、CF ロガーの速度は DASD ロガーの 6 倍でした)。 スループットが高いと、ロガーの RRS ログをカップリング・ファシリティー (CF) ログ・ストリームに高速に移動させることができます。 そうすることで、トランザクションを素早く終了させ、DASD I/O を行う必要がありません。 CF ログを使用することが不可能な場合は、正常に稼働している DASD を使用し、ログに大きな CI サイズを 割り振っているか確認します。
DASD ロガーは、I/O を区別するため、スループットが制限される可能性があります。CF ロガーの スループットは、このロガーよりもはるかに高いです (ある測定では、CF ロガーの速度は DASD ロガーの 6 倍でした)。 スループットが高いと、ロガーの RRS ログをカップリング・ファシリティー (CF) ログ・ストリームに高速に移動させることができます。 そうすることで、トランザクションを素早く終了させ、DASD I/O を行う必要がありません。 CF ログを使用することが不可能な場合は、正常に稼働している DASD を使用し、ログに大きな CI サイズを 割り振っているか確認します。
詳しくは、 「z/OS MVS シスプレックスのセットアップ」のチューニング・セクションまたは「z/OS MVS システム管理機能 (SMF)」のシステム・ロガー・アカウンティングに関する章を参照してください。 いかなる場合でも、ロガーをモニターして、CF に十分なサイズがあり、オフロードがスループット全体に 影響を与えていないことを確認してください。 トランザクション・ログは、メインラインの共用入出力集中リソースで、不適切な調整を行うと、 動的にスループットに影響する可能性があります。
XA リソース・マネージャーを使用し、 ロガーにログを置くことを選択している場合、ログ・サイズを検討する必要があります。 この書き込みに関して、特定の推奨事項はありません。
XA ログをインストール・ダイアログ内に構成して、 HFS 内か、ログ・ストリーム内かのいずれかに存続させることができます。 XA リソースを必要とするグローバル・トランザクションを使用しない場合は、 ログをログ・ストリーム内に入れることに意味はありません。 XA ログをログ・ストリーム内に入れる場合は、 DASD ではなく、カップリング・ファシリティー内に入れることを推奨します。 デフォルト名は、'HLQ.server.M' および 'HLQ.server.D' です。 ここで、HLQ は、インストール・ダイアログ内に指定された、1 から 8 文字のユーザー定義値であり、 'server' はサーバーのショート・ネームです。 インストール担当者は、 HLQ と server を組み合わせた名前が構成全体で固有となるようにする責任があります。 これが固有でないと、 既存ログ・ストリーム内のユーザー・データが新規サーバーのユーザー・データと一致しないため、 サーバーは始動に失敗します。 ログ (そして該当する場合、構造体) は、 インストール・ダイアログにあるジョブ 'BBOLOGSA' 内に作成されます。 構造体を割り振る必要がある場合は、 CFRM ポリシーに追加する必要のある構造体名を指定するステップもあります。 これら両方のログ・ストリームに、初期サイズとして 5MB、 最大サイズとして 20MB を推奨します。
アーカイブ・ログが必要でない場合、 アーカイブ・ログは余分な DASD I/O を発生させるため、除去することをお勧めします。 アーカイブ・ログには完了したトランザクションの結果が含まれています。通常、アーカイブ・ログは必要ありません。 以下は、アーカイブ・ロギングを使用不可にする例です。
//STEP1 EXEC PGM=IXCMIAPU //SYSPRINT DD SYSOUT=* //SYSIN DD * DATA TYPE(LOGR) DELETE LOGSTREAM NAME(ATR.WITPLEX.ARCHIVE) DELETE LOGSTREAM NAME(ATR.WITPLEX.MAIN.UR) DELETE LOGSTREAM NAME(ATR.WITPLEX.RESTART) DELETE LOGSTREAM NAME(ATR.WITPLEX.RM.DATA) DELETE LOGSTREAM NAME(ATR.WITPLEX.DELAYED.UR) DELETE STRUCTURE NAME(RRSSTRUCT1) /* //STEP2 EXEC PGM=IXCMIAPU //SYSPRINT DD SYSOUT=* //SYSIN DD * DATA TYPE(LOGR) DEFINE STRUCTURE NAME(RRSSTRUCT1) LOGSNUM(9) DEFINE LOGSTREAM NAME(ATR.WITPLEX.MAIN.UR) STRUCTNAME(RRSSTRUCT1) STG_DUPLEX(YES) DUPLEXMODE(UNCOND) LS_DATACLAS(SYSPLEX) LS_STORCLAS(LOGGER) HLQ(IXGLOGR) AUTODELETE(YES) RETPD(3) DEFINE LOGSTREAM NAME(ATR.WITPLEX.RESTART) STRUCTNAME(RRSSTRUCT1) STG_DUPLEX(YES) DUPLEXMODE(UNCOND) LS_DATACLAS(SYSPLEX) LS_STORCLAS(LOGGER) HLQ(IXGLOGR) AUTODELETE(YES) RETPD(3) DEFINE LOGSTREAM NAME(ATR.WITPLEX.RM.DATA) STRUCTNAME(RRSSTRUCT1) STG_DUPLEX(YES) DUPLEXMODE(UNCOND) LS_DATACLAS(SYSPLEX) LS_STORCLAS(LOGGER) HLQ(IXGLOGR) AUTODELETE(YES) RETPD(3) DEFINE LOGSTREAM NAME(ATR.WITPLEX.DELAYED.UR) STRUCTNAME(RRSSTRUCT1) STG_DUPLEX(YES) DUPLEXMODE(UNCOND) LS_DATACLAS(SYSPLEX) LS_STORCLAS(LOGGER) HLQ(IXGLOGR) AUTODELETE(YES) RETPD(3) /* //* DEFINE LOGSTREAM NAME(ATR.WITPLEX.ARCHIVE) //* STRUCTNAME(RRSSTRUCT1) //* STG_DUPLEX(YES) //* DUPLEXMODE(UNCOND) //* LS_DATACLAS(SYSPLEX) //* LS_STORCLAS(LOGGER) //* HLQ(IXGLOGR) //* AUTODELETE(YES) //* RETPD(3)