パフォーマンスを最適化するには、
キュー宛先プロパティーが、メッセージ駆動型 Bean、またはキュー宛先を使用する他のアプリケーションに対して最適になるように構成します。
以下に例を示します。
- MDB アプリケーションが z/OS 上の WebSphere MQ キューに対して構成されている場合、
MSGID による INDEX は非常に重要です。
- Expiry プロパティーを SPECIFIED に設定し、Specified Expiry プロパティー
を 30000 ミリ秒 (有効期限が切れるタイムアウト値) に設定すると、キューに入れられる
メッセージの数が少なくなります。
キューに使用できる WebSphere MQ の基本リソースが十分にあることを確認するには、
キュー宛先プロパティーを、メッセージ駆動型 Bean またはそのキューを使用する他のアプリケーションの
使用に適したものに構成する必要があります。
また、キュー名に関連付けられている内部 JMS サーバーのキュー属性を考慮する必要もあります。
キュー属性が不適切だと、WebSphere 操作のパフォーマンスが低下する場合があります。
また、WebSphere MQ を使用して作成したキュー名に関連付けられているキュー属性についても考慮する必要があります。キュー属性が不適切だと、WebSphere 操作のパフォーマンスが低下する場合があります。WebSphere MQ コマンドを使用すると、キュー名に対するキュー属性を変更することができます。
- BOQNAME
- 過剰なバックアウトの再キューイング名。これは、WebSphere アプリケーションが
ロールバックしたメッセージを保持できるローカル・キュー名に設定できます。
このキュー名は、システム送達不能キューであってもかまいません。
- BOTHRESH
- バックアウトしきい値。いったんしきい値に達すると、その数値に設定できます。
メッセージは、BOQNAME で指定した名前のキューに移動されます。
- INDXTYPE
- これを MSGID に設定します。これにより、メッセージ ID の索引が保守され
、WebSphere MQ のメッセージ検索が改善されます。
- DEFSOPT
- これを SHARED に設定します (キューからの共用入力の場合)。
- SHARE
- これは必ず指定する必要があります (複数のアプリケーションが
このキューからメッセージを取得できるようにするため)。
これらのプロパティーの詳細については、以下を参照してください。
- BOQNAME および BOTHRESH については、
資料「WebSphere MQ Using Java」の『Handling poison messages』を参照してください。
- 資料「WebSphere MQ Script (MQSC) Command Reference」