WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, i5/OS, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista, z/OS

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アプリケーション・クライアントの WebSphere MQ プロバイダーのキュー接続ファクトリー設定

このパネルを使用して、MQSeries 製品 Java Message Service (JMS) プロバイダーで使用するために選択されたキュー接続ファクトリーの構成プロパティーを表示または変更します。 これらの構成プロパティーは、JMS プロバイダーと WebSphere MQ 間に接続を作成する方法を制御します。

この「アプリケーション・クライアント・リソース構成ツール (ACRCT)」ページを 表示するには、「ファイル」>「オープン」とクリックします。 EAR ファイルのブラウズ後、「オープン」をクリックします。 選択済み JAR ファイル >「Messaging Providers」>「WebSphere MQ Provider」と展開します。「Queue Connection Factories」を右マウス・ボタン・クリックして、「新規」をクリックします。 「一般」タブ上に以下のフィールドが表示さ れます。

注:

JMS プロバイダーのキュー接続ファクトリーには、以下のプロパティーがあります。




関連タスク
アプリケーション・サービス提供環境のチューニング

名前

IBM WebSphere Application Server 内で、このキュー接続ファクトリーを管理目的で使用する際の名前。 この名前は、WebSphere 管理ドメイン全体の JMS 接続ファクトリー内で固有でなければなりません。

データ型 ストリング

説明

IBM WebSphere Application Server 内で管理目的で使用する、この接続ファクトリーの説明。

データ型 ストリング
デフォルト Null

JNDI 名

アプリケーション・クライアント・ランタイムは、 このフィールドを使用して構成情報を検索します。

ユーザー ID

呼び出し側のアプリケーションがユーザー ID とパスワードを明示的に指定していない場合に、 認証のために「パスワード」プロパティーとともに使用されるユーザー ID です。

ユーザー ID」プロパティーに値を指定する場合は、「パスワード」プロパティーにも値を指定する必要があります。

接続ファクトリーの「ユーザー ID」プロパティーおよび「パスワード」プロパティーは、呼び出し側のアプリケーションに ユーザー IDパスワードが明示的に指定されていない場合に使用されます。これは、呼び出し側のアプリケーションがメソッド createQueueConnection() を使用する場合などが該当します。JMS クライアントは、ユーザー IDパスワードを JMS サーバーに渡します。

データ型 ストリング

パスワード

呼び出し側のアプリケーションがユーザー IDパスワードを明示的に提供していない場合、 認証のために「ユーザー ID」プロパティーとともにこのパスワードを使用します。

ユーザー ID」プロパティーに値を指定する場合は、「パスワード」プロパティーにも値を指定する必要があります。

データ型 ストリング
デフォルト Null

再入力パスワード

パスワードを確認します。

キュー・マネージャー

この接続ファクトリー用の MQSeries キュー・マネージャーの名前。

このファクトリーによって作成された接続は、そのキュー・マネージャーに接続します。

データ型 ストリング

ホスト

クライアント接続専用で WebSphere MQ キュー・マネージャーが実行されているホストの名前。

データ型 ストリング
デフォルト Null
範囲 有効な TCP/IP ホスト名

ポート

WebSphere MQ キュー・マネージャーへの接続に使用される TCP/IP ポート番号 (クライアント接続の場合のみ)。

このポートは、WebSphere MQ キュー・マネージャー上で構成される必要があります。

データ型 整数
デフォルト Null
範囲 WebSphere MQ キュー・マネージャー上で構成された有効な TCP/IP ポート番号

チャネル

WebSphere MQ キュー・マネージャーへの接続に使用されるチャネルの名前 (クライアント接続の場合のみ)。

データ型 ストリング
デフォルト Null
範囲 1 から 20 文字の ASCII 文字

トランスポート・タイプ

WebSphere MQ キュー・マネージャーとの接続に、WebSphere MQ クライアント接続を使用するか、JNDI バインディングを使用するかを指定します。外部の JMS プロバイダーは、JMS クライアントと JMS サーバーとの間の通信プロトコルを制御します。非 ASF の、非永続的で耐久性のない非トランザクション・メッセージングを使用しているか、またはセキュリティー問題に対処したい場合で、クライアントがキュー・マネージャー・ノードに対してローカルのときは、トランスポート・タイプを調整してください。

データ型 列挙型
単位 該当なし
デフォルト BINDINGS
範囲
BINDINGS
JNDI バインディングは、キュー・マネージャーに 接続するために使用されます。BINDINGS は共用メモリー・プロトコルです。 BINDINGS は、キュー・マネージャーが JMS クライアントと同じノードにあり、EJB 役割を使用して処理する必要のあるセキュリティー・リスクを見つけた場合にのみ使用できます。
CLIENT
WebSphere MQ クライアント接続を使用してキュー・マネージャーに接続します。CLIENT は典型的な TCP ベースのプロトコルです。
DIRECT
DIRECT モードを使用する WebSphere MQ Event Broker 用です。DIRECT は軽量のソケット・プロトコルであり、非トランザクション的で、 耐久性がなく、非永続的なパブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングで使用されます。 DIRECT は、非 ASF プロトコルを使用するクライアントおよびメッセージ駆動型 Bean に対してのみ機能します。
QUEUED
QUEUED は、標準的な TCP プロトコルです。
推奨
キュー接続ファクトリー・トランスポート・タイプ
BINDINGS の方が 30% 以上も高速ですが、セキュリティー面で劣ります。セキュリティーに不安がある場合、BINDINGS は CLIENT よりも望ましいでしょう。
トピック接続ファクトリー・トランスポート・タイプ
DIRECT は最も高速なトランスポート・タイプです。可能であれば DIRECT を使用してください。 追加のセキュリティー・タスクを満たしたい場合、およびキュー・マネージャーが JMS クライアントに対してローカルの場合は、BINDINGS を使用してください。 QUEUED は、それ以外のすべての場合を想定したフォールバックです。DIRECT を設定した、CSD2 以前の WebSphere MQ 5.3 は、メッセージ駆動型 Bean と併用され、負荷がかかった場合には、メッセージを失ってしまうことがあるので注意が必要です。このようなロスはブローカーの maxClientQueueSize が 0 に設定されていない場合に、 クライアント・サイドのアプリケーションでも発生します。 次のコマンドを使用すると、この値を 0 に設定できます。
#wempschangeproperties WAS_nodeName_server1 -e default -o DynamicSubscriptionEngine -n maxClientQueueSize -v 0 -x executionGroupUUID
ここで、executionGroupUUID は、ブローカーを開始し、 イベント・ログ/アプリケーションのイベント 2201 を調べることにより見つけることができます。 この値は、通常、ffffffff-0000-0000-000000000000 です。
注: WebSphere MQ 5.3 JMS は、WAS 6.1 が Java 5 ランタイムであるので、WAS 6.1 内で使用できません。 したがって、WebSphere MQ 5.3 キュー・マネージャーでは、クロスメモリー接続を確立できません。 以前、ユーザー接続に WebSphere MQ 5.3 と BINDINGS を使用し、 WAS 6.1 への移行で CLIENT ネットワーク接続に移動した場合、性能低下を引き起こす可能性があります。 また、WebSphere MQ 5.3 for z/OS を使用している場合、追加機能パックを購入する必要がある場合があります。

[z/OS] 64 ビット z/OS で実行しているとき、 64 ビットの WebSphere MQ z/OS は現在使用できないため、トランスポート・タイプを CLIENT に設定する必要があり、BINDINGS モードは 31 ビット WebSphere MQ z/OS への接続に使用できません。 このサポートに、WebSphere MQ 追加機能パックの購入も必要な場合があります。

クライアント ID

MQSeries キュー・マネージャーへの接続に使用される JMS クライアント ID。

データ型 ストリング

CCSID

WebSphere MQ キュー・マネージャーで使用するコード化文字セット ID (CCSID)。

このコード化文字セット ID (CCSID) は、WebSphere MQ でサポートされている CCSID のいずれかである必要があります。

データ型 ストリング

サポートされている CCSID、および、あるコード化文字セットから別のコード化文字セットへのメッセージ・データの変換について詳しくは、「MQSeries システム管理の手引き」および「WebSphere MQ アプリケーション・プログラミング解説書」を参照してください。 これらの資料は、WebSphere MQ メッセージング・マルチプラットフォームおよびプラットフォーム固有の資料の Web ページ (例えば、 WebSphere MQ library)、 IBM Publications Center、または「WebSphere MQ collection kit」(SK2T-0730) から入手可能です。

メッセージ保存

このチェック・ボックスを選択すると、不要なメッセージがキューに残されます。 このチェック・ボックスが選択されないと、不要なメッセージは後処 理オプションに従 って処理されます。

データ型 列挙型
単位 該当なし
デフォルト クリア
範囲
選択
不要なメッセージはキューに残されます。
クリア
不要なメッセージは後処理オプションに従って処理されます。

一時モデル

接続ファクトリーがまだ存在していない場合に、一時接続ファクトリーの作成に使用できるモデル定義の名前。

データ型 ストリング
範囲 1 から 48 文字の ASCII 文字

一時キュー接頭部

動的キュー・ネーミングに使用される接頭部。

データ型 ストリング

静止の場合に失敗

キュー・マネージャーが制御された失敗状態になった場合に、アプリケーションがメソッド呼び出しから戻されるかどうかを指定します。

データ型 チェック・ボックス
デフォルト 選択

ローカル・サーバー・アドレス

ローカル・サーバー・アドレスを指定します。

データ型 ストリング

ポーリング間隔

非同期メッセージの配信中に、すべての受信側の間でのスキャン間隔をミリ秒で指定します。

データ型 整数
単位 ミリ秒
デフォルト 5000

再スキャン間隔

トピックに順不同で追加されたメッセージを探すために、トピックをスキャンする間隔 (ミリ秒) を指定します。

この間隔は、トピックに順不同で追加されたメッセージの WebSphere MQ ブラウズ・カーソルを考慮したスキャンを制御します。

データ型 整数
単位 ミリ秒
デフォルト 5000

SSL 暗号スイート

WebSphere MQ への SSL 接続に使用する暗号スイートを指定します。

このプロパティーは、ご使用の JSSE プロバイダーで提供されている有効な暗号スイートに設定してください。 この値は SVRCONN チャネル (「チャネル」 プロパティー) で指定された CipherSpec と一致していなければなりません。

「SSL ピア名」プロパティーを設定する場合は、 このプロパティーを設定する必要があります。

SSL 証明書ストア

SSL 証明書の失効を検査するために使用される、ゼロ個以上の証明書取り消しリスト (CRL) サーバーのリストを指定します。 このプロパティーに値を指定する場合は、Java 2 バージョン 1.4 の WebSphere MQ JVM を使用する必要があります。

この値は、スペースで区切られた項目のリストで、次のような形式になります。
ldap://hostname:[port]

シングル・スラッシュ (/) がこの値に続きます。port を省略した場合は、デフォルトの LDAP ポートである 389 が想定されます。接続時に、サーバーから提示された SSL 証明書が、指定された CRL サーバーと照合されます。 CRL セキュリティーについての詳細は、「WebSphere MQ Security」の セクション『"Working with Certificate Revocation Lists"』を参照してください (http://publibfp.boulder.ibm.com/epubs/html/csqzas01/csqzas012w.htm#IDX2254 などにあります)。

SSL ピア名

SSL の場合は、識別名 のスケルトンです。これは、WebSphere MQ キュー・マネージャーによって提供された名前に一致していなければなりません。 この識別名は、接続時にサーバーによって提示された識別証明書を検査するために使用されます。

このプロパティーが設定されていない場合、このような証明書の検査が行われます。

「SSL 暗号スイート」プロパティーが指定されていない場合は、SSL ピア名プロパティーは無視されます。

このプロパティーは、コンマまたはセミコロンで区切られた、属性名と値の対のリストです。以下に例を示します。
CN=QMGR.*, OU=IBM, OU=WEBSPHERE

この例の場合、接続時にサーバーによって提示された識別証明書が検査されます。正常に接続するためには、証明書は QMGR で始まり、少なくとも 2 つの組織単位名 (最初が IBM、 2 つ目が WEBSPHERE) で構成される共通名を持っていなければなりません。検査では、大/小文字が区別されません。

識別名と、WebSphere MQ におけるその使用方法の詳細については、「WebSphere MQ Security」のセクション『"Distinguished Names"』を参照してください。

接続プール

接続プールの設定のオプショナル・セットを指定します。

接続プール・プロパティーは、すべての J2C コネクターに共通です。

アプリケーション・サーバーは、JMS プロバイダーとの接続とセッションをプールすることで、 パフォーマンスを向上させます。 これは、WebSphere MQ 接続プールとは無関係です。 アプリケーションの接続とセッションのプール・プロパティーを適切に構成する必要があります。 構成が適切でないと、接続とセッションが正しく動作しない場合があります。

JMS リソースへのサーバー・サイド・アクセスが並行して行われ、それがデフォルト値を超える場合は、接続プールのサイズを変更してください。接続プールのサイズは、キューごと、あるいはトピックごとに設定されます。

データ型 チェック・ボックス
デフォルト 選択





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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wsfep.multiplatform.doc/info/ae/ae/ucli_pqcfm.html