このタスクを使用して、トランザクション・ログのプロパティーの変更、トランザクション・ログの新規ロケーションへの移動、 またはサーバーのトランザクション・ログのパラメーターの更新を行います。
ログを別のストレージ・デバイスに移動する必要が発生することがあります。 トランザクション・ログを移動する準備ができたら、またはパラメーターに変更を加える必要がある場合は、 このタスクを実行します。構成の変更を有効にするには、アプリケーション・サーバーを再始動する必要があります。
このフィールドを未設定のままにする と、アプリケーション・サーバーは、適切なプロファイル・ディレクトリー内のデフォルトの場所を想定します。
WebSphere Application Server を高可用性サポートなしで使用する場合、 永続的サービス (トランザクション・サービスなど) のリカバリー・ログ構成を 未設定のままにすることができます。アプリケーション・サーバーは、 適切なプロファイル・ディレクトリー内のデフォルトの場所を想定します。 高可用性サポートが使用可能の場合、このデフォルトは、クラスター内のすべてのサーバーから可視ではない 可能性があります (例えば、異なるプロファイルまたは物理ノード内にある場合)。 この振る舞いのために、高可用性を使用可能にする前に、クラスター内の各サーバーに対してリカバリー・ログ・ロケーションを構成します。 また、クラスター内の各サーバーが固有のログ・ディレクトリーを持ち、 複数のサーバーが同じログ・ファイルにアクセスしようとするのを回避することを確認する必要があります。
また、トランザクション・ログのサイズを、以下で説明する手順で指定することもできます。
directory_name;file_size
例えば (Windows システムの場合)、c:¥tranlogs;2M は、ファイルが 2 MB バイトのサイズで作成され、 ディレクトリー c:¥tranlogs に保管されることを示しています。
非実稼働環境では、トランザクション・ログ・ディレクトリーの値 ;0 を使用すると、トランザクション・ロギングを使用不可にすることができます。 (サイズ・エレメント 0 の前にディレクトリー名エレメントを置くことはできません。) 実稼働環境では、トランザクション・ロギングを使用不可にしないでください。 使用不可にすると、システム障害後のリカバリーが行えなくなり、 データの整合性が保証できなくなります。
この値は合計トランザクション存続時間タイムアウトと同じか、それ以上にする必要があります。 値 0 (ゼロ) は、このタイムアウトを適用しないことを示します。 このケースでは、このタイムアウトに影響されたトランザクションは、絶対にタイムアウトしません。
トランザクション・ログ・ディレクトリー構成プロパティーを誤ったディレクトリー名に変更した場合、 アプリケーション・サーバーを再始動してもトランザクション・ログを開けません。 構成プロパティーを正しいディレクトリー名に変更してから、 アプリケーション・サーバーを再始動する必要があります。
root 以外のユーザーとしてアプリケーション・サーバーを実行している場合、 新規トランザクション・ログ・ロケーションで許可を変更します。 root 以外のユーザーが共用装置上のトランザクションのピア・リカバリーを使用する場合は、 root 以外のユーザーおよびグループがマシン間で一致する識別番号を持つことを確認してください。