WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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このトピックは、i5/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

i5/OS での Feature Pack for Web Services のインストール

WebSphere Application Server バージョン 6.1 インストールが稼働している iSeries サーバーから、直接フィーチャー・パックをインストールします。

始める前に

WebSphere Application Server バージョン 6.1 Feature Pack for Web Services は、他のベンダーとのインターオペラビリティーに焦点を合わせて、 非同期で確実かつ安全に Web サービス・メッセージを送信したり、 Java API for XML Web Services (JAX-WS) 2.0 のプログラミング・モデルをサポートしたりするため、 WebSphere Application Server バージョン 6.1 の機能を拡張します。

このインストールを開始する前に、以下の手順を実行してください。

  1. Feature Pack for Web Services のインストール計画 を参照してください。
  2. ユーザー・プロファイルに *ALLOBJ および *SECADM 特殊権限があることを確認します。
  3. サーバーに既存の WebSphere Application Server インストールがあるかどうかを判別します。 フィーチャー・パックは既存の WebSphere Application Server バージョン 6.1 インストールにインストールする必要があります。
    1. CL コマンド行で Display Software Resources (DSPSFWRSC) コマンドを入力します。
    2. 製品リソース ID 5733W61 のエントリーを探します。
      • 製品のリソース ID が見つからない場合、この製品は iSeries サーバーにインストールされていません。
      • 製品のリソース ID を確認したら、以下の項目のうち少なくとも 1 つが表示されていることを確認してください。
        • 5733W61 1 5101 WebSphere Application Server V6.1 Express
        • 5733W61 2 5102 WebSphere Application Server V6.1 ("Base")
        • 5733W61 3 5103 WebSphere Application Server V6.1 Network Deployment
  4. WebSphere Application Server バージョン 6.1 製品をまだインストールしていない場合は、インストールします。
  5. Feature Pack for Web Services をダウンロードして、インストール先の iSeries システムの統合ファイル・システム (IFS) ディレクトリーに解凍します。

    例えば、wssrv_download および wsssrv_installation_image という 2 つのディレクトリーを作成します。 次に、フィーチャー・パックを wssrv_download ディレクトリーにダウンロードして、 ダウンロードしたファイルを wsssrv_installation_image ディレクトリーに解凍します。 イメージ・ディレクトリー内のファイルは、このディレクトリー外に移動しないでください。

  6. フィーチャー・パックの オペレーティング・システム要件は、バージョン 6.1 アプリケーション・サーバーのインストール時の 要件と同じです。ただし、フィーチャー・パックおよび付属の保守をインストールするのに十分な空きディスク・スペースが アプリケーション・サーバーのインストールにあることを確認する必要があります。
    • フィーチャー・パックおよび付属の保守用として、ターゲット・インストール・ディレクトリーに 1450 MB の使用可能な空きスペース。 これは、バージョン 6.1 アプリケーション・サーバー製品用の空きスペースとは別個に必要です。
    • 一時ディレクトリーに、600 MB の使用可能な空きスペース。

このタスクについて

このトピックでは、インストール・プログラムを使用して Feature Pack for Web Services をサイレント・インストールする方法について説明します。 Qshell から INSTALL コマンドを使用してフィーチャー・パックをインストールできます。 また、RUNJVA コマンドを使用して 、インストール・ウィザードを起動することができます。

インストール・プログラムは、以下のプログラム・ファイルがまだインストールされていない場合はインストールします。

プロシージャー

  1. *ALLOBJ および *SECADM 特殊権限のあるユーザー・プロファイル を使用して、iSeries システムにサインオンします。
  2. 解凍されたインストール・イメージの WEBSV サブディレクトリーにある responsefile.WEBSV.txt ファイルをコピーします。
  3. responsefile.WEBSV.txt ファイルのコピーを編集します。 編集は、マップ済みドライブとテキスト・エディターを使用するか、i5/OS コマンド行から EDTF CL コマンドを使用することで行えます。

    以下のオプションに値を設定します。ここで、app_server_root には WebSphere Application Server バージョン 6.1 インストールを参照するディレクトリー・パスを指定します。

    -OPT silentInstallLicenseAcceptance="true"
    -OPT installLocation=app_server_root

    応答ファイル内の任意のオプションをコマンド行オプションでオーバーライドするには、応答ファイルに以下のオプションを組み込みます。

    -OPT overrideResponsefileOptions=true
  4. オプション:

    値を設定して、フィーチャー・パックで既に拡張されている 新規アプリケーション・サーバーおよび Deployment Manager プロファイルを作成することも、 既存の Deployment Manager プロファイルを拡張することもできます。 また、インストール後にプロファイルを作成および拡張することを選択することもできます。 詳しくは、このページの『次の作業』を参照してください。 インストール中にプロファイルで作業するには、応答ファイル内の以下の値を変更します。

    制約事項: Feature Pack for Web Services の場合、 既存の Deployment Manager プロファイルの拡張のみ行えます。 フィーチャー・パック機能に対応済みの新規 Deployment Manager プロファイルまたは 新規アプリケーション・サーバー・プロファイルを作成することをお勧めします。 これらのプロファイルは、プロファイル作成タスクを使用して作成します。 デプロイメント・マネージャーおよびアプリケーション・サーバーは、 フィーチャー・パック機能を使用して作成できる唯一のプロファイル・タイプです。
    • すでにフィーチャー・パックで拡張済みの、新規スタンドアロン・アプリケーション・サーバー または Deployment Manager プロファイルを作成する手順は、次のとおりです。
      1. -OPT createProfile="true" のコメントを外します。
      2. -OPT profileType="standAlone" のコメントを外し、編集します。 standAlone または deploymentManager を選択できます。
      3. ファイルの下部付近にある、スタンドアロン・アプリケーション・サーバー・セクションまたは デプロイメント・マネージャー・セクションのいずれかに進み、必要に応じて値のコメントを外し、 編集します。
    • 既存の Deployment Manager プロファイルを拡張するには、次の行のコメントを外し、 <profile_name> および <WAS_HOME> の値を編集します。
      -OPT PROF_augment="-profileName <profile_name> -templatePath <WAS_HOME>/profileTemplates/WEBSERVICES/dmgr.wsfep"
      
  5. フィーチャー・パックをインストールしているバージョン 6.1 製品のすべてのプロセスを停止します。

    アプリケーション・サーバーおよびその他すべての製品プロセスを停止します。 例えば、Network Deployment 製品の場合、 デプロイメント・マネージャー、ノード・エージェント、およびすべてのアプリケーション・サーバー・プロセスを停止します。

  6. ホスト・サーバーのジョブが iSeries サーバーで開始されている ことを検証します。

    ホスト・サーバーのジョブによって、インストール・ コードが iSeries 上で実行されます。CL コマンド行の場合は、次の コマンドを入力します。

    STRHOSTSVR SERVER(*ALL)
  7. lafiles ディレクトリーにある、IBM プログラムの使用条件をまだお読みになっていなければ、お読みください。

    使用条件に同意した 場合は、インストール・プロセスを継続します。

  8. フィーチャー・パックのインストール・プログラムを呼び出します。

    Qshell から INSTALL コマンドを実行するか、CL コマンド行から RUNJVA コマンドを使用します。

    以下のコマンド例で、path/responsefile は編集した responsefile.WEBSV.txt ファイルの完全修飾パスを表します。

    • Qshell から INSTALL コマンドを実行します。
      1. CL コマンド行で、STRQSH コマンドを発行して Qshell コマンド・シェルを開始します。
      2. 解凍したインストール・イメージを含むディレクトリーの WEBSV サブディレクトリーからインストール・コマンドを発行して、インストール・プログラムを開始します。
        install -options path/responsefile 
        重要: インストールが完了するまで、Qshell セッション (PF3) を終了しないでください。終了すると、インストールが未完のままで 停止する場合があります。
    • CL コマンド行から、RUNJVA コマンドを発行します。

      CL コマンド行で、解凍したインストール・イメージを含むディレクトリーの WEBSV サブディレクトリーに移動して、次のコマンドを発行します。

      chdir ‘/pathToExtractedImage/WEBSV’

      RUNJVA コマンドを 1 行で入力します。コマンドは、分かりやすくするために複数の行に分けて表示しています。

      RUNJVA 
        CLASS(run) PARM('-options' 'path/responsefile') 
        CLASSPATH('setup.jar') 
        PROP(
          ('Xbootclasspath/p' 'java/endorsed/xml.jar') 
          (java.version 1.5) 
          (is.debug 1)
         )
  9. セキュリティー目的のために、ホスト・サーバーがインストール 前に稼働していなかった場合、End Host Server (ENDHOSTSVR) コマンドをインストールが完了した後で 実行することをお勧めします。

結果

インストール・プログラムはイベントをログ・ファイルに記録し、フィーチャー・パックをインストールします。

トラブルシューティング

フィーチャー・パック・ファイルの インストール中になんらかの理由でインストール・プログラムが中断した場合、インストール・プログラムに 表示されるメッセージおよびインストール・ログの情報を調べてください。確認した問題を訂正して、製品のインストールを 再試行します。フィーチャー・パック・インストールには、フィーチャー・パックおよび さまざまな修正パッケージが含まれるため、インストールの失敗はプロセスの不特定の工程で発生する可能性があります。

次の作業

フィーチャー・パック機能を使用するには、 最初に、フィーチャー・パックに対応する新規プロファイルを作成するか、既存の Deployment Manager プロファイルを拡張する必要があります。

制約事項: Feature Pack for Web Services の場合、 Deployment Manager プロファイル・タイプの拡張のみ行えます。 フィーチャー・パックに対応済みの新規 Deployment Manager プロファイルまたは 新規アプリケーション・サーバー・プロファイルを作成することをお勧めします。 これらのプロファイルは、プロファイル作成タスクを使用して作成します。

Feature Pack for Web Services をインストールすると、サンプル・ファイルが製品インストールの profile_root/samples/lib/WebServicesSamples ディレクトリーに追加されます。 フィーチャー・パックの拡張機能で作成されたアプリケーション・サーバー・プロファイル上に、それらのサンプル・ファイルをインストールできます。

コンソールを使用した Web サービス・サンプルのインストール を参照してください。




サブトピック
i5/OS でのフィーチャー・パックのアンインストール
関連タスク
タスクの概説: インストール
コンソールを使用した Web サービス・サンプルのインストール
関連資料
responsefile.WEBSV.txt
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
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