WebSphere Application Server Version 6.1 Feature Pack for Web Services   
             オペレーティング・システム: z/OS

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このトピックは、z/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

WebSphere Application Server での SOAP V2.3

SOAP V2.3 が WebSphere Application Server に提供する拡張機能について学習します。

SOAP 2.3 には SOAP 2.2 より多くの機能拡張があります。これらはすべて、 http://ws.apache.org/soap/releases.html#v2.2 に記載されています。いくつかの重要な機能拡張は以下のとおりです。

Web サービスは、HTTP またはソケット通信よりコストが高いプロトコルです。 その利点が活かされる方法で使用されるのが最善です。例えば、非集中分散環境の統合です。 同じ JVM で稼働するプログラムが通信または呼び出しの手段として Web サービスを使用することはお勧めしません。 その理由は明白で、一般に SOAP を使用してメソッドを呼び出すと他の型式の呼び出しより応答時間が長くなります。 XML 構文解析のシリアライゼーション/デシリアライゼーションおよびネットワークの待ち時間は Web サービスのパフォーマンスを妨げます。 クライアントおよびサーバーが連結されている場合にはネットワーク・プ ロトコルが避けられるように、ローカルで呼び出しを最適化することはサポートされていません。

SOAP メッセージの処理で最も高コストの操作の 1 つは、SOAP、AXIS または技術プレビュー版においても、インバウンド SOAP メッセージの デシリアライゼーションであることがわかっています。このステップでは、メッセージを ワイヤー・フォーマットのインバウンド・ストリングから XML 文書に変換します。このため、クライアントまたはサーバーが大きな SOAP メッセージを受信すると、そのエンティティーの CPU コストは通常最も高くなります。 SOAP サーバーまたは SOAP クライアントとして機能する z/OS においては、 インバウンドおよびアウトバウンド・メッセージ・サイズがほぼ同じである 限り、CPU 時間は似たものになることがわかっています。

多くの形式の 同等の XML メッセージがあります。例えば、追加の空白があるメッセージはブランクまたはスペースが少ないメッセージと同等です。 このため、 追加のスペースを追加するフォーマット済みのネストなし (きれいなプリント) の SOAP メッセージを作成することをお勧めします。 XML パーサーはブランクを含むすべての文字を検査する必要があります。このため、追加のブランク文字のない XML 文書は 構文解析に時間がかかります。

文書指向のメッセージングは、RPC メッセージングと違い、同期する必 要はありません。 UDDI レジストリーは特別な用途を持つデータベースで、その設定に より Web サービスの WSDL Service Interface Definition および Service Implementation Definition を登録することができます。WSDL は Web サービスにインターフェースを記述します。 これにより、他の設定およびビジネス・パートナーが、Web サービスを使 用できるようになります。 WebSphere V 5.0 for z/OS は、Web サービスへのプライベート・アクセス用プライベート UDDI レジストリーもサポートします。

概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 4:10:06 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.wsfep.multiplatform.doc/info/ae/ae/cprf_tunezsoap.html