client.encoding.override=UTF-8 JVM 引数を使用して、UCS
transformation format 用にアプリケーション・サーバーを構成することができ
ます。この形式によって、特殊な数学記号や専門的な記号を含むほとんどの
文字のエンコードをアプリケーション・サーバーが処理することが
できます。
このタスクについて
client.encoding.override=UTF-8 引数は、後方互換性のために
提供されています。管理コンソールで複数の言語のエンコードのサポートが
必要で、ストリングの送信および照会の解析に必要な要求文字エンコードを設定
する方法がほかにない場合のみに、この引数を指定する必要があります。
UCS transformation format のためにアプリケーション・サーバーを構成する
前に、以下のいずれかを試行する必要があります。
- POST または照会ストリング・データを受け取っている JSP または
サーブレットの内部で ServletRequest エンコードを明示的に設定します。
この方法は、J2EE ソリューションで推奨されます。または、
- autoRequestEncoding オプションを有効にします。この方法では、
クライアントのブラウザー設定を使用して、適切な文字エンコード方式を
決定します。古いブラウザーはこのオプションをサポートしていない場合があります。
重要: client.encoding.override=UTF-8 JVM
引数が指定された場合、autoRequestEncoding オプションを有効にしても動作
しません。このため、アプリケーション・サーバーがクライアント要求を
受け取った場合、文字セット・オプションが要求のコンテンツ・タイプ・
ヘッダーで設定されていないかどうかが検査されます。
- 設定されている場合、アプリケーション・サーバーは文字のエンコードに
コンテンツ・タイプ・ヘッダーを使用します。
- 設定されていない場合、アプリケーション・サーバーは、「default.client.encoding」システム・プロパティーで指定されている文字の
エンコードを使用します。
- 文字セットも「default.client.encoding」システム・プロパティーも
設定されていない場合、アプリケーション・サーバーは ISO-8859-1 文字セット
を使用します。
アプリケーション・サーバーは、承認済み言語ヘッダーを検査
しません。
ただし、autoRequestEncoding オプションが有効の場合、アプリケーション・
サーバーは承認済み言語ヘッダーを検査してから、文字のエンコードが
「default.client.encoding」システム・プロパティーで指定されているか
どうかを検査します。
UCS transformation format のためにアプリケーション・サーバー
を構成するには、以下のようにします。