スクリプトと wsadmin ツールを使用して、ファイル転送サービスでの認証を使用可能にすることができます。
WebSphere Application Server Network Deployment V5.0.1 以降では、 ファイル転送サービスが拡張され、役割ベースの認証が提供されています。 2 つのバージョンのファイル転送 Web アプリケーションが提供されています。 デフォルトでは、その呼び出し元を認証しないバージョンがインストールされています。 このデフォルトを使用すると、 WebSphere Application Server Network Deployment V5.0 と V5.0.1 以降との間の互換性がサポートされます。
ファイル転送アプリケーションの無許可の使用を防止するため、 ファイル転送の認証をオンにしておくことを推奨します。 ただし、ご使用の Network Deployment 環境内に V5.0 クライアントが存在している場合、 グローバル・セキュリティーがオンになっていると、 V5.0 クライアントは、保護されたファイル転送アプリケーションと通信することができません。
WebSphere Application Server V6.x では、 混合セルがサポートされ、ファイル転送はシステム・アプリケーションとなりました。 セル内のすべてのノードが V5.0.1 以降である場合、 デプロイメント・マネージャーにファイル転送アプリケーションを再デプロイすることによって、 ファイル転送サービスにおける認証をアクティブにすることができます。 互換性のあるバージョンは、app_server_root/systemApps/filetransfer.ear ディレクトリーに同梱されています。 保護されたバージョンは、app_server_root/systemApps/filetransferSecured.ear ディレクトリーに提供されています。