WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.1   
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UDDI レジストリー・ユーザー・インターフェースの使用

UDDI レジストリー・ユーザー・インターフェース (UDDI レジストリー・ユーザー・コンソールとも呼ばれます) は、 UDDI レジストリーを探索するために使用できるグラフィカル・インターフェースです。

始める前に

UTF-8 エンコード用のアプリケーション・サーバーの構成に説明されているように、 UTF-8 エンコード・サポートのために UDDI レジストリーをホストするアプリケーション・サーバーを構成します。 UDDI ユーザー・コンソールは UTF-16 エンコードをサポートしません。

このタスクについて

ユーザー・コンソールは、大多数の UDDI バージョン 3 API への グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を提供します。ユーザー・コンソールは、API のフル・セットをサポートすることを目的としたものではありません。 UDDI ユーザー・コンソールの主な目的は、ユーザーが照会要求を出し、一般的な UDDI の概念をよく理解できるようにすることであるため、照会操作に焦点を当てています。 以下のリストは、ユーザー・コンソールを介したサポートが提供されていない分野と、ユーザー・コンソールのその他の既知の制限を説明しています。
  • 画面上で説明テキストの形式のヘルプが提供されている。
  • 検索照会で最大行を指定することはできません。管理コンソールの「照会結果セットの最大サイズ」汎用プロパティーを使用して、レジストリーに最大行数の値を 1 つ設定することができます。
  • ID フィーチャーは、業務検索領域や技術モデル検索 (tModel) 領域ではサポートされていません。
  • 業務追加領域では、ディスカバリー URL、ID、またはデジタル・シグニチャーの追加はサポートされていません。
  • 技術モデル (tModel) 追加領域では、ID やデジタル・シグニチャーの追加はサポートされていません。
ユーザー・コンソールの正確な動作は、以下の構成可能な要因によって異なります。
  • WebSphere Application Server セキュリティーが使用可能になっているかどうか
  • UDDI レジストリー GUI 役割マッピングがどのように設定されているか。UDDI レジストリーは、 ユーザー・コンソールの場合の 2 つのセキュリティー役割 (GUI_Publish_User および GUI_Inquiry_User) を含む、多くのセキュリティー役割をサポートしています。
  • UDDI レジストリー GUI SSL トランスポート保証制約がどのように設定されているか。 UDDI レジストリーでは SSL 設定を構成できますが、これにはユーザー・コンソールの 2 つの設定が含まれます。
以下のテーブルに、UDDI レジストリー・ユーザー・コンソールの振る舞いを要約しています。
表 1. UDDI ユーザー・コンソールの振る舞い
WebSphere Application Server セキュリティー状況 UDDI ユーザー・コンソールにアクセスするために使用された URL UDDI ユーザー・コンソールの振る舞い
使用可能 http://host_name:http_port/uddigui 照会要求では認証は不要ですが、HTTP URL を使用するので機密保護機能はありません。 パブリッシュ要求には WebSphere Application Server 認証が必要です。 パブリッシュ・ペインにアクセスする場合は、HTTPS を使用するように動的にリダイレクトされ、ユーザー ID とパスワードが求められます。 要求が正常であるために、認証済みユーザーは UDDI パブリッシャーとして登録されている必要があります。

GUI_Inquiry_User 役割がすべての認証済みユーザーにマップされており、その役割のユーザー・データ制約セクションのトランスポート保証が CONFIDENTIAL に設定されている場合、すべての 要求 (照会を含む) には、HTTPS の認証と使用が必要です。

https://host_name:ssl_port/uddigui 要求はセキュアです。ユーザー ID とパスワードで認証するようにプロンプトが出されます。 要求が正常であるために、認証済みユーザーは UDDI パブリッシャーとして登録されている必要があります。
使用不可 http://host_name:http_port/uddigui 要求 (パブリッシュまたは照会のいずれか) は認証されず、データ・フローはセキュアではありません ( 非 SSL)。 SSL transport-guarantee 設定が定義されていても、セキュリティーが使用不可であれば、その設定は施行されません。すべてのパブリッシュ・オペレーションは、UNAUTHENTICATED のユーザー ID、あるいは管理コンソールまたは JMX 管理インターフェースを使用して構成可能な値を使用して実行されます (これは新規要求にのみ適用されます)。
https://host_name:ssl_port/uddigui 要求 (パブリッシュまたは照会のいずれか) は認証されませんが、SSL URL およびポートが明示的に使用されるため、データ・フローはセキュアです。 すべてのパブリッシュ・オペレーションは、UNAUTHENTICATED のユーザー ID、あるいは管理コンソールまたは JMX 管理インターフェースを使用して構成可能な値を使用して実行されます (これは新規要求にのみ適用されます)。
テーブル内の変数は以下の値を持ちます。
  • host_name は関連するプロファイルを実行するマシンの名前です。
  • http_port はプロファイルのための内部 HTTP ポートで、例えば 9080 です。
  • ssl_port はプロファイルのための内部 SSL ポートで、例えば 9443 です。

プロシージャー

  1. UDDI アプリケーションを、まだ実行していない場合は、それを開始します。
  2. ブラウザー・ウィンドウを開いて、Cookie が有効であることを確かめます。
  3. 以下のデフォルトの URL の 1 つを使用して、UDDI レジストリー・ユーザー・コンソールにアクセスします。
    • http://host_name:http_port/uddigui
    • https://host_name:ssl_port/uddigui
  4. オプション: 該当する .css スタイルシート・ファイルを変更して、ユーザー・コンソールのルック・アンド・フィールを変えることができます。

    これらのファイルのスタイル・クラス定義を編集して、UDDI レジストリー・ユーザー・コンソール全体のテーマ (フォント属性、レイアウト、および色を含む) を変更できます。

    .css ファイルは、以下のディレクトリーにあります。profile_root/installedApps/cell_name/UDDIRegistry.node_name.server_name.ear/v3gui.war/theme。

    スタイルシート・ファイルを変更したら、ブラウザー・ウィンドウを最新表示して、変更を有効にします。

結果

ユーザー・コンソールに、以下の項目を含むデフォルトのフレーム・セットが表示されます。

次の作業

これで、UDDI ユーザー・コンソールを使用して、UDDI 情報を検索し、編集し、パブリッシュすることが可能になりました。



サブトピック
UDDI レジストリー・ユーザー・インターフェースを使用したエンティティーの検索
UDDI レジストリー・ユーザー・インターフェースを使用したエンティティーの公開
UDDI レジストリー・ユーザー・インターフェースを使用したエンティティーの編集または削除
UDDI レジストリー・ユーザー・インターフェースを使用したビジネス相互関係の作成
例: UDDI レジストリー・ユーザー・インターフェースを使用した、ビジネス・モデル、 サービスおよびテクニカル・モデルの公開
関連概念
UDDI レジストリー・インターフェースのアクセス制御
関連タスク
WebSphere Application Server セキュリティーを使用するための UDDI レジストリーの構成
UDDI レジストリーの使用
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 7:44:53 PM EST
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