WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista

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診断アラート

WebSphere Application Server バージョン 6.1 では、共通問題のトラブルシューティングに対してより多くの診断アラートを提供するように、パフォーマンスおよび診断アドバイザーが拡張されています。

接続ファクトリーおよびデータ・ソースの振る舞いをモニターするために、複数のアラートが使用可能になっています。 これらのアラートの中には、直接的で簡単に理解できるものもあります。 それ以外のアラートは、かなり複雑であり、IBM サポートでのみ使用します。

ConnectionErrorOccured 診断アラート

リソース・アダプターまたはデータ・ソースで、接続が使用できないなどの接続の問題が検出された場合、接続エラーが発生したことが接続マネージャーに通知されます。 これにより、プール・パージ・ポリシー構成設定に応じて、個々の接続またはプール・パージが破壊されます。この場合、プール内のすべての接続が破壊されることになります。 使用できない接続が異常に多く検出された場合は、バックエンドに問題がある可能性を示すアラートが送信されます。

接続効率低下診断アラート

個々の接続の使用と保留の時間の割合がしきい値を下回った場合、アラートが呼び出しスタックとともに送信されます。

プール効率低下診断アラート

プール内のすべての接続の保留と使用の平均時間がしきい値を下回った場合、アラートが送信されます。

サージ・モード開始または終了診断アラート

サージ・モードが構成された場合は、サージ・モードが開始または終了するたびにアラートが送信されます。 接続プール拡張設定 のサージ・モード文書を参照してください。

滞留接続ブロック・モードの開始または終了診断アラート

滞留接続検出が構成されている場合は、滞留接続ブロッキングが開始または停止されるたびにアラートが送信されます。 接続プール拡張設定 の滞留接続文書を参照してください。

ローカル・トランザクション内包 (LTC) ネスティングしきい値超過診断アラート

LTC の定義については、ローカル・トランザクション内包の考慮事項 およびトランザクション・タイプおよび接続の振る舞い のトピックを参照してください。 また、共用不可能接続および共用可能接続 のトピックの「共用を決定する要因」セクション、および「Default behavior of managed connections in WebSphere Application Server」トピックを参照してください。

完了する前にスレッド上で多数の LTC が開始された場合は、アラートが送信されます。 このアラートは、複数の共用可能接続を保持している複数のネストされた LTC により、接続プールで予期しない接続の不足が発生した場合などの状態をデバッグするのに便利です。

スレッド最大接続数超過診断アラート

スレッド上で 1 つ以上の LTC が結合する管理対象接続数が多すぎる場合、またはデータ・ソースのプール可能な接続が多すぎる場合は、アラートが送信されます。

シリアル再使用違反診断アラート

シリアル再利用については、トランザクション・タイプおよび接続の振る舞い のトピックを参照してください。 シリアル再使用違反が適切なシナリオも存在しますが、ほとんどの場合、この違反は意図されたものではなく、データ保全性の問題が発生する可能性があります。

このアラートが有効な場合、LTC 内でシリアル再使用違反が発生するたびに、アラートが送信されます。




関連概念
パフォーマンスおよび診断アドバイザー
関連タスク
パフォーマンスおよび診断アドバイザーの使用
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 7:44:53 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.nd.doc/info/ae/ae/rprf_diagnosticalerts.html