WebSphere Application Server Network Deployment, Version 6.1   
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メモリー間トポロジー: ピアツーピア機能

基本的なピアツーピア (クライアントとサーバー機能の両方、または両方のモード) トポロジーはデフォルトの構成であり、レプリカが 1 つあります。 ただし、複製ドメインを構成することにより、レプリカを追加することもできます。

この基本的なピアツーピア・トポロジーでは、各サーバー Java 仮想マシン (JVM) により以下のことが可能です。

この構成は最も統合されたトポロジーを表します。このトポロジーで は、さまざまなシステム・パーツが連結され、必要なプロセスが最少となります。 この構成を使用すると、各ノードが等しい機能 (CPU、メモリーなど) を持ち、それぞれが同じ量の作業を処理する場合、最も安定したインプリメンテーションを達成します。

ピアツーピア・トポロジーを使用する際には、 無効化できるように、1 つのセッション複製バックアップを 常に実行する必要がある、ということにも注意してください。 例えば、2 つのアプリケーション・サーバー server1 と server2 のクラスターがあり、 ともにピアツーピア・モードで構成されている状態で、server2 が停止したとします。 server1 のすべてのバックアップ情報は失われ、 これらのセッションを正常に無効化することはできなくなります。

セッション・ホット・フェイルオーバー

新フィーチャー: このリリースには、セッション・ホット・フェイルオーバーと呼ばれる新しい機能が追加されました。 この機能は、ピアツーピア・モードにのみ適用できます。 クラスター環境では、WebSphere Application Server プラグインでのセッション類縁性により、 所定のセッションの要求は同一サーバーに送られます。 セッションの現行所有者のサーバー・インスタンスが異常終了すると、 WebSphere Application Server プラグインは、その要求をクラスター内の別の適切なサーバーに送ります。 ピアツーピア・モードで実行するよう構成されたクラスターでは、この機能のプラグインにより、セッションのバックアップ・コピーをすでに持つサーバーにフェイルオーバーされます。 これにより、バックアップを持つ別のサーバーからセッションを取得する場合のオーバーヘッドを回避します。 しかし、ホット・フェイルオーバーは特に、サーバント領域の障害のためのものです。 サーバー全体、つまりコントローラーとサーバーの両方が失敗した場合、セッションはネットワーク上でリトリーブされなければならない場合があります。newfeat

Application Server クラスターの前面に立つすべての WebSphere Application Server プラグイン・インスタンスをバージョン 6.0 にアップグレードし、ピアツーピア・モードを使用する場合のセッション類縁性を確保する必要があります。




関連概念
メモリー間の複製
メモリー間トポロジー: クライアント/サーバー機能
メモリー間セッションの区分化
関連タスク
ピアツーピア・モードのメモリー間複製の構成 (デフォルトのメモリー間複製)
クライアント/サーバー・モードのメモリー間複製の構成
関連資料
複製ドメイン・コレクション
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 7:44:53 PM EST
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