クライアント・アプリケーションに関連する主要な概念を説明します。アプリケーション・クライアントはアプリケーション・コードが実行されるフレームワークとなるもので、
これによりクライアント・アプリケーションはアプリケーション・サーバー上の情報にアクセスできます。
- Application Client for WebSphere Application Server
- 従来のクライアント/サーバーの環境では、クライアントはサービスを要求し、サーバーはその要求を満たします。複数のクライアントが単一のサーバーを使用します。
クライアントは、いくつかの別々のサーバーにアクセスすることもできます。
このモデルは Java クライアントでも使用されていますが、
違うところは、現在ではクライアントの要求がクライアントのランタイム環境を使用するという点です。
- J2EE アプリケーション・クライアントのクラス・ロード
- J2EE アプリケーション・クライアントを稼働する際に、
アプリケーションが使用するクラスをロードするためのクラス・ローダーの階層が作成されます。
- クライアント用リソース・アダプター
- リソース・アダプターは、Java アプリケーションがエンタープライズ情報システム (EIS) への接続に使用する、
システム・レベルのソフトウェア・ドライバーです。リソース・アダプターは、
アプリケーション・クライアントに接続し、EIS とエンタープライズ・アプリケーションとの間の接続を提供します。
- Application Client のデータ・ソース
- WebSphere Application Server および Application Client for WebSphere Application Server
は、J2EE アプリケーション・クライアントから直接使用されるクライアント・データベース・ドライバーを提供していません。
アプリケーション・クライアントがデータベースに直接アクセスしている場合は、
クライアント・マシンにデータベース・ドライバーを提供しなければなりません。
- アプリケーション・クライアントの URL
- Uniform Resource Locator (URL) は、ネットワーク内のマシン上にあるディレクトリー・ファイルや、データベースに保管されている資料などの、電子的にアクセス可能なリソースを指す ID です。
- アプリケーション・クライアント・リソース構成ツールの URL プロバイダー
- URL プロバイダーは、特定の URL プロトコル (HTTP など) 用の機能をインプリメントします。
このプロバイダーは 1 対のクラスで構成され、java.net.URLStreamHandler クラスおよび java.net.URLConnection クラス
を拡張します。
- JMS を使用する WebSphere Application Server の非同期メッセージング
- WebSphere Application Server は、Java Message Service (JMS) プログラミング・インターフェースに
基づく通信方式として、非同期メッセージングをサポートします。JMS インターフェースは、Java プログラム
(クライアントおよび J2EE アプリケーション) が非同期要求を JMS メッセージとして作成、
送信、受信および読み取りするための共通の方法を提供します。
- クライアントの Java Message Service プロバイダー
- このトピックでは、クライアント・アプリケーションが WebSphere Application Server で
JMS プロバイダーを使用するさまざまな方法について説明します。JMS プロバイダーにより、WebSphere Application
Server で Java Message Service (JMS) および他のメッセージ・リソースを使用することができます。
- アプリケーション・クライアントをデプロイするための Java Web Start アーキテクチャー
- Java Web Start は、アプレットの移植性、サーブレットや JavaServer Pages (JSP)
ファイル・テクノロジーの保守容易性、および XML/HTML などのマークアップ言語の簡単さを含むアプリケーション・デプロイメント・テクノロジーです。これは、Java
アプリケーションであり、すべてのフィーチャーを備えた Java 2 クライアント・アプリケーションを起動し、デプロイして、標準の
Web サーバーから更新することができます。Java Web Start
クライアントは、Web ブラウザーをサポートするプラットフォーム
で使用します。
- リソース環境プロバイダーおよびリソース環境エントリー
- リソース環境参照は、クライアント・アプリケーションによって使用される論理名を
オブジェクトの物理名にマップします。