WebSphere Application Server - Express for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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SIP アプリケーション開発者のためのランタイム考慮事項

Session Initiation Protocol (SIP) アプリケーションを開発する際は、製品の特定のランタイム動作を考慮する必要があります。

コンテナーが SIP 以外の URI スキームを受け入れる可能性がある

SIP コンテナーは、要求 URI のスキームを認識しない場合には、メッセージをリジェクトしません。これは、コンテナーがアプリケーションでサポートされている URI スキームを知ることができないためです。 SIP エレメントは、sip または sips 以外のスキームを持つ要求 URI をサポートする場合があります。例えば、pres: スキームは、存在サーバーに対して特定の意味を持ちますが、コンテナーはこれを認識しません。 特定のスキームを受け入れるかリジェクトするかの判断は、アプリケーションによって異なります。 SIP エレメントは、使用可能なメカニズムを使用して、SIP 以外の URI を SIP URI、SIPS URI、または RFC 2806 [9] の tel URI スキームなどのその他のスキームに変換することがあります。

セッション・リスナー・イベントを起動する

SipSessionListener イベントおよび SipApplicationSessionListener イベントは、アプリケーションが対応するセッション・オブジェクトを要求した場合のみ起動されます。 これは、アプリケーションでセッション・リスナー・イベントを起動するメソッドに示されたメソッドを使用して行います。
表 1. セッション・リスナー・イベントを起動するメソッド
イベント (Event) メソッド
SipSessionListener getSession()
SipApplicationSessionListener getApplicationSession()

セッションの活動化と非活性化

この製品では、通常のオペレーションでセッションをあるサーバーから別のサーバーにマイグレーションすることはありません。 セッションのマイグレーションは、サーバーの障害の結果としてのみ発生します。 したがって、SipSessionActivationListener メソッドの非活性化コールバックが呼び出されることはありません。 ただし、この活動化コールバックは、障害によって強制的に別のサーバーにセッションがフェイルオーバーされる場合に呼び出されます。



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最終更新: Jan 21, 2008 7:05:28 PM EST
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