WebSphere Application Server - Express for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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保守パッケージのインストール

このトピックでは、IBM Update Installer for WebSphere Software を使用して、 暫定修正、修正パッケージ、およびリフレッシュ・パックを インストールする方法を説明します。 Update Installer for WebSphere Software はまた、アップデート・インストーラー・プログラム、UpdateInstaller プログラム、およびアップデート・インストール・ウィザードとも呼ばれています。

始める前に

適切な許可を使用して、製品の更新を正常にインストールします。

アップデート・インストーラー・プログラムは、更新しようとしている製品をインストールしたときと同じインストーラー ID からのものを使用してください。 そうでない場合、ファイルの所有権の不一致により、root ユーザー による修正の必要が生じる場合があります。 詳しくは、rins_nonroot.htmlを参照してください。

アップデート・インストーラー・プログラムは、特殊権限 *ALLOBJ を持つユーザー・プロファイルから使用してください。

重要:
  • すべてのユーザーからのあらゆるプロセスによっても、 保守パッケージがインストールされるターゲット・ロケーション内の ファイルがロックされないことを確認します。

アップデート・インストーラー・ウィザードは、応答ファイルを使用してサイレント・モードで実行する InstallShield for Multiplatforms ウィザードです。

以下の説明には、WebSphere Application Server 製品およびコンポーネントに、暫定修正、修正パッケージ、およびリフレッシュ・パックをインストールする場合の参照情報が含まれています。
インストール手順の概説
  1. Update Installer for WebSphere Software がシステムにインストールされていることを確認します。 アップデート・インストーラーは、 インストール・メディアに付属している、WebSphere for i5/OS 補足ディスクからインストールすることができます。 さらに、最新の WebSphere Application Server for i5/OS のグループ PTF を適用する場合、 現行レベルのアップデート・インストーラーが まだシステムにインストールされていないようであれば、 インストールしてください。 アップデート・インストーラーのデフォルトのインストール・ロケーションは QIBM/ProdData/WebSphere/UpdateInstaller/V61/UPDI です。
  2. 暫定修正、修正パッケージ、またはリフレッシュ・パック・ファイルの最新バージョンを、 サポート・サイトから updi_root /maintenance ディレクトリーにダウンロードします。
    注: WebSphere Application Server for i5/OS のグループ PTF には、 製品の最新の修正パッケージまたはリフレッシュ・パックが、必ず含まれています。 グループ PTF を適用した場合は、 現行の修正パッケージ・レベル またはリフレッシュ・パック・レベルを ダウンロードする必要はありません。
  3. アップデート・インストーラーを使用して、暫定修正、修正パッケージ、またはリフレッシュ・パックをインストールします。
    アップデート・インストーラーは、app_server_root/properties/version/nif/backup ディレクトリーにバックアップ・ファイルを作成します。
    注: WebSphere Application Server のグループ PTF には、 その製品の最新の修正パッケージまたはリフレッシュ・パック、 および Websphere が依存する製品に必要な PTF が含まれています。 詳しくは、WebSphere Application Server のグループ PTF のインストール を参照してください。
    注: グループ PTF には、 フィーチャー・パックに関連する項目は含まれていません。これらの項目は、サポート・サイトから ダウンロードできます。
WebSphere Application Server 製品の既存プロファイルの更新
アップデート・インストーラーは、WebSphere Application Server 製品のコア・プロダクト・ファイルを更新します。保守パッケージ内のサービスが、インストール・ルート・ディレクトリーの以下のファイルを更新する場合があります。
  • lib ディレクトリー内の JAR ファイル
  • bin ディレクトリー内のスクリプト
  • プロファイル・テンプレート
製品の修正レベルの表示
インストール・ルート・ディレクトリー内の bin ディレクトリーの versionInfo コマンド および historyInfo コマンド を使用して、製品の正確な修正レベルとバージョン・レベルを表示します。 ただし、保守パッケージのインストール中またはアンインストール中には、どちらのコマンドも使用しないでください。
重要: アップデート・インストーラーに関する最新情報については、 ご使用の製品のリリース情報を参照してください。

このタスクについて

次の手順は、保守パッケージのインストール方法を説明します。

プロシージャー

  1. 特殊権限 *ALLOBJ を持つユーザー・プロファイルとしてログオンします。
  2. 更新しようとしている製品をインストールします。

    現在更新を行っているソフトウェアは、 既にインストール済みであると考えられます。 まだそのソフトウェアがインストールされていない場合は、ここでインストールします。

  3. オプション: 新規バージョンのアップデート・インストーラーをインストールします。

    WebSphere Application Server のグループ PTF の現行レベルをインストールしている場合、 アップデート・インストーラーは最新レベルに更新済みであるため、このステップを実行する必要はありません。

    現行のアップデート・インストーラーをダウンロードしてインストールする前に、旧バージョンのアップデート・インストーラーをバックアップして、アンインストールします。新規バージョンのアップデート・インストーラーを使用するには、最初に旧バージョンを除去する必要があります。

    1. 必要であれば、updi_root/maintenance ディレクトリー内のすべてのファイルおよびサブディレクトリーをバックアップします。
    2. updi_root/uninstall にあるプログラムを使用して、旧バージョンのアップデート・インストーラーをアンインストールします。
    3. Update Installer for WebSphere Software をダウンロードしてアンパックし、そしてインストールするか、または WebSphere Application Server の補足ディスクにあるアップデート・インストーラーをインストールします。
  4. 保守パッケージ *.pak ファイルを、 サポート Web サイトから updi_root/maintenance ディレクトリーへダウンロードします。
    注: 最新の修正パッケージと、現行レベルの WebSphere Application Server グループ PTF をインストール済みであれば、修正パッケージを含む保守パッケージが updi_root/maintenance ディレクトリーに配置済みであるため、このステップを実行する必要はありません。
    ヒント: *.pak ファイルは unzip またはアンパックしないでください。
  5. WebSphere Application Server 製品を使用しているすべてのプロセスを停止します。

    マシン上の暫定修正、修正パッケージ、およびリフレッシュ・パックをインストールまたはアンインストールする前に、そのマシン上の、WebSphere Application Server 製品を使用しているすべての Java プロセスを停止してください。

    WebSphere Application Server プロセスには、 server1 の実行中に作成されるプロセスなど、アプリケーション・サーバー・プロセスが含まれます。

  6. 保守パッケージのインストールの指示に従います。 Websphere Application Server グループ PTF をインストールすることで入手した 修正パッケージやリフレッシュ・パックのインストール手順については、 updi_root/ReadmeV61.html ファイルか updi_root/ReadmeV61.txt ファイルで参照します。

    保守パッケージをサポート・サイトからダウンロードした場合、詳細は ダウンロード・ページ上の README ファイル・リンクで参照できます。

  7. i5/OS の場合、サイレント・モードのみがサポートされています。
    update -options responsefile

結果

この手順を行うと、WebSphere ソフトウェアを更新する保守パッケージがインストールされます。

次の作業

すべての保守パッケージをインストールした後、WebSphere ソフトウェアの使用を続行してください。




サブトピック
install.txt
Update Installer for WebSphere Software のインストール
Update Installer for WebSphere Software の更新
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 7:05:28 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.express.iseries.doc/info/iseriesexp/ae/tins_ptfLevels.html