WebSphere Application Server - Express for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

             目次と検索結果のパーソナライズ化

PerfServlet 出力

PerfServlet の入出力は、IBM またはサード・パーティー・ベンダーが提供するどのツールでも処理できる、 パフォーマンス・データの単純なエンドツーエンド検索に使用されます。

パフォーマンス・サーブレット .ear ファイル PerfServletApp.ear は、WAS_HOME/installableApps ディレクトリーにあります。

PerfServlet 6.0 は、J2EE 1.4 Performance Data Framework を使用して出力を提供します。 デフォルトで、PerfServlet は 6.0 フォーマットで出力します。 PerfServlet は以下の version パラメーターを使用することにより 5.0 フォーマットで出力できます。
http://hostname/wasPerfTool/servlet/perfservlet?version=5
Performance Data Framework の詳細については、PMI データ種別 を参照してください。

PerfServlet 5.0 出力の詳細: 以下のセクションでは、PerfServlet 5.0 出力について説明します。 XML 構造内のリーフの型、すなわち出力フォーマットの型は、PerfNumericInfo、PerfStatInfo、および PerfLoadInfo の 3 つがあります。

PerfNumericInfo

パフォーマンス・サーブレットのそれぞれの呼び出しによって Performance Monitoring Infrastructure (PMI) からパフォーマンス値が取得されると、 値の一部は、サーバーの存続期間中に特定のイベントが起こる回数を記録する未加工カウンターになります。 パフォーマンスの観測値が PerfNumericInfo 型である場合、 その値は、このイベントがサーバーが始動されて以来起こった回数の未加工カウントを示します。 パフォーマンス・サーブレットによって提供されたデータの単一文書の分析がシステムの現在の負荷を判別するのに役立たない場合もあるので、この情報は重要です。 特定の時間間隔における負荷を判別するために、 この期間に提供される複数の文書内のデータに単純な統計公式を適用する必要が生じる場合があります。

PerfNumericInfo 型には、次のような属性があります。

time
観測値が収集された時刻を示す (Java System.currentTimeMillis)
uid
観測の PMI ID を指定する
val
未加工カウンター値を指定する
以下の文書のフラグメントは、ロードされたサーブレットの数を示します。 観測値のコンテキストを提供するパスは示されていません。
<numLoadedServlets> 
	    <PerfNumericData time="988162913175" uid="pmi1" val="132"/>
</numLoadedServlets>
PerfStatInfo

パフォーマンス・サーブレットの呼び出しによって PMI からパフォーマンス値が取得されると、値の一部は統計データとして保管されます。 統計データは、PerfNumericInfo 型と同じように、特定のイベント発生回数を記録します。さらにこの型は、観測値ごとに二乗の和、平均、および合計を記録します。この値は、サーバーが始動された時刻に関連しています。

PerfStatInfo 型には、次のような属性があります。

time
観測値が収集された時刻を示す (Java System.currentTimeMillis)
uid
観測の PMI ID を指定する
num
観測値の数を指定する
sum_of_squares
観測値の二乗の合計を指定する
total
観測値の合計を指定する
mean
このカウンターの平均 (総数) を指定する
以下のフラグメントは、オブジェクトの応答時間を示します。 観測値のコンテキストを提供するパスは示されていません。
<responseTime> 
	    <PerfStatInfo mean="1211.5" num="5" sum_of_squares="3256265.0" 
                   time="9917644193057" total="2423.0" uid="pmi13"/>
</responseTime>
PerfLoadInfo

パフォーマンス・サーブレットの呼び出しによって PMI からパフォーマンス値が取得されると、値の一部は負荷として保管されます。 ロードは、値を時間の関数 (平均値) として記録します。 この値は、サーバーが始動された時刻に関連しています。

PerfLoadInfo 型には、次のような属性があります。

time
観測値が収集された時刻を示す (Java System.currentTimeMillis)
uid
観測の PMI ID を指定する
currentValue
このカウンターの現行値を指定する
integral
時間加重合計を指定する
timeSinceCreate
このデータがサーバーで作成されてからの経過時間をミリ秒単位で指定する
mean
このカウンターの時間加重平均 (integral/timeSinceCreate) を指定する
以下のフラグメントは、同時要求の数を示します。 観測値のコンテキストを提供するパスは示されていません。
<poolSize> 
	    <PerfLoadInfo currentValue="1.0" integral="534899.0" mean="0.9985028962051592" 
                   time="991764193057" timeSinceCreate="535701.0" uid="pmi5"/>
</poolSize> 
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 7:05:28 PM EST
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