WebSphere Application Server - Express for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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このトピックは、i5/OS オペレーティング・システムにのみ適用されます。

ポート・バリデーター・ツール

ポート・バリデーター・ツールは、WebSphere Application Server のプロファイルと製品の間にポートの競合がないことを確認するために WebSphere Application Server 構成を検査します。

ポート・バリデーター・ツールは servicetools スクリプトで使用可能なツールの 1 つです。 servicetools スクリプトに適用される構文およびパラメーターの説明については、servicetools スクリプトを参照してください。

構文

ポート・バリデーター・ツールを実行する構文は以下のとおりです。
servicetools [ parameters ] -portconflict [ -products product_list ]
  [ -profiles profile_list ] [ -ports port_list ]
  [ -comparetoproduct compare_prod ] [ -comparetoprofile compare_inst ]
  [ -xmloutput output_file ]

パラメーター

ポート・バリデーター・ツールのパラメーターは次のとおりです。

parameters
このオプション・パラメーターのリストでは、servicetools スクリプトのパラメーターを指定します。 詳しくは、servicetools スクリプトを参照してください。 -portconflict パラメーターの前に servicetools パラメーターを指定しなければなりません。
-portconflict
ポート・バリデーター・ツールを起動するには、このパラメーターを指定します。
-products
これはオプション・パラメーターです。値 product_list には、ポート競合の有無を調べたい 1 つまたは複数の製品を指定します。 複数の製品を指定する場合、コロン (:) でそれらを区切ります。 有効な製品は、WAS61Base、WAS61ND、WAS61Express、WAS60Base、WAS60ND、WAS60Express、WAS51Base、WAS51ND、WAS51Express、WAS51PME、WAS51PMEND、WAS50Base、WAS50ND、WAS50Express、WAS40Adv、WAS40AEs、および ALL です。

ポート・バリデーター・ツールは、競合の有無を調べるポートのセットを決定するために、-products パラメーターおよび -profiles パラメーターを使用します。 このツールは、指定された製品およびプロファイルによって使用されるポートを含む、デフォルトのポートのセットを生成します。 このパラメーターを指定しない場合、ポート・バリデーター・ツールは servicetools の -products パラメーターで指定された 製品でポート競合の有無を調べます。

このパラメーターと servicetools の -products パラメーターを指定すると、ポート・バリデーター・ツールは -portconflict -products パラメーターに指定する製品のみを確認します。 servicetools スクリプトまたはポート・バリデーター・ツールのどちらか、あるいはその両方に -product パラメーターを指定する必要があります。

-profiles
これはオプション・パラメーターです。値 profile_list には、ポート競合の有無を調べる対象となる、1 つまたは複数のプロファイルを指定します。 複数のプロファイルを指定する場合、それらをコロン (:) で区切ります。

ポート・バリデーター・ツールは、-products パラメーターおよび -profiles パラメーターを使用して、競合の有無を調べるポートのデフォルト・セットを決定します。 このツールは、指定された製品およびプロファイルによって使用されるポートを含む、デフォルトのポートのセットを生成します。 このパラメーターを指定しない場合、ポート・バリデーター・ツールは servicetools の -profiles パラメーターで指定されたプロファイル、-products パラメーターで指定された製品内のプロファイルで指定されたプロファイルのポート競合の有無を調べます。

このパラメーターと servicetools の -profiles パラメーターを指定すると、ポート・バリデーター・ツールは -portconflict -profiles パラメーターで指定したプロファイルのみを検査します。 サービス・ツール・スクリプトにもポート・バリデーター・ツールにも -profiles パラメーターを指定しない場合、ツールは指定された製品のすべてのプロファイルでポートの競合を検査します。

-ports
これはオプション・パラメーターです。値 port_list は、競合の有無を検査したいポートのリストです。 このパラメーターを指定すると、ツールは値 port_list に基づいてポートのセットを生成します。 このツールは、ポートのこのセットと -products パラメーターおよび -profiles パラメーターに基づいて生成されたデフォルト・セットとの競合を検査します。

個々のポートを指定することも、ポート・ブロックを指定することもできます。 ポートまたはポート・ブロックはコロン (:) で区切ります。例えば、ポート 6680、7600-7610、および 13320 で競合がないかを検査するには、-ports 6680:7600-7610:13320 パラメーターを指定します。このパラメーターを指定しない場合、ポート・バリデーター・ツールは -products、-profiles、-comparetoproduct、および -comparetoprofile パラメーターによって指定された値を使用して、競合の有無を検査します。 -ports パラメーターは、-comparetoproduct パラメーターまたは -comparetoprofile パラメーターとともに指定することはできません。

-comparetoproduct
これはオプション・パラメーターです。ポート・バリデーター・ツールは、compare_prod によって指定された製品と、-products および -profiles によって指定された製品およびプロファイルとの間でポートの使用法を比較します。 このパラメーターを指定すると、ポート・バリデーター・ツールは、指定された製品に基づいてポートのセットを生成します。 このツールは、ポートのこのセットと -products パラメーターおよび -profiles パラメーターに基づいて生成されたデフォルト・セットとの競合を検査します。

-ports パラメーターは、-comparetoproduct パラメーターとともに指定することはできません。

-comparetoprofile
これはオプション・パラメーターです。ポート・バリデーター・ツールは、compare_inst によって指定されたプロファイルと、-products および -profiles によって指定された製品およびプロファイルとの間でポートの使用法を比較します。 このパラメーターを指定すると、ポート・バリデーター・ツールは、指定されたプロファイルに基づいてポートのセットを生成します。 このツールは、ポートのこのセットと -products パラメーターおよび -profiles パラメーターに基づいて生成されたデフォルト・セットとの競合を検査します。

-comparetoprofile パラメーターは、-ports パラメーターとともに指定することはできません。

-xmloutput
これはオプション・パラメーターです。値 output_file は、XML ファイルの完全修飾パスです。 このパラメーターを指定すると、ポート・バリデーター・ツールは、モニターに出力を書き込み、さらに指定されたファイルに XML 形式で出力を書き込みます。



関連タスク
コマンド行ツールの使用
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 7:05:28 PM EST
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