WebSphere Application Server - Express for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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URL 呼び出しキャッシュの調整

URL 呼び出しキャッシュには、要求の URL を サーブレット・リソースにマッピングするための情報が保持されます。作業スレッドごとに要求されたサイズのキャッシュが作成され、要求の処理に使用できるようになります。 呼び出しキャッシュのデフォルト・サイズは 50 です。 50 を超える固有の URL が活動状態で使用されている場合は (各 JavaServer Pages は固有の URL です)、呼び出しキャッシュのサイズを増やす必要があります。

始める前に

キャッシュのサイズを大きくすると、使用される Java ヒープが増すため、最大の Java ヒープ・サイズも増やす必要があります。例えば、各キャッシュ・エントリーのために 2KB が必要な場合、 最大スレッド・サイズは 25 に設定され、URL の呼び出しキャッシュ・サイズは 100 に設定されます。 このため、5MB の Java ヒープが必要になります。

ここでは呼び出しキャッシュは、スレッド・ベースではなく Web コンテナー・ベースであり、すべての Web コンテナー・スレッドのために共用されています。

このタスクについて

呼び出しキャッシュのサイズを変更するには、以下のようにします。

プロシージャー

  1. 管理コンソールで、「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」とクリックして、調整するアプリケーション・サーバーを選択します。
  2. 「追加プロパティー」の下にある「プロセス定義」をクリックします。
  3. 「追加プロパティー」の下の「Java 仮想マシン」をクリックします。
  4. 「追加プロパティー」の下にある「カスタム・プロパティー」をクリックします。
  5. 「名前」フィールドに invocationCacheSize を指定し、「値」フィールドにキャッシュのサイズを指定します。 呼び出しキャッシュのデフォルト・サイズは 500 エントリーです。 もう、呼び出しキャッシュがスレッド・ベースではないので、以前のリリースから同じ機能を提供するために、ユーザーによって指定された呼び出しキャッシュ・サイズは 10 倍になっています。 例えば、呼び出しキャッシュ・サイズ 50 を指定している場合は、Web コンテナーはキャッシュ・サイズ 500 を作成します。
  6. 適用」をクリックしてから「保管」をクリックして、変更を保管します。
  7. アプリケーション・サーバーを停止して再始動します。

結果

この新規キャッシュ・サイズが、URL 呼び出しキャッシュに使用されます。



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最終更新: Jan 21, 2008 7:05:28 PM EST
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