convertlog コマンドにより、ソース・ファイル内のメッセージ ID の代わりに置き換えられた新旧どちらかのメッセージ ID で、
新規ログ・ファイルが作成されます。
始める前に
バージョン 6.x より前のバージョンでは、コンポーネントにはメッセージ ID が割り当てられていますが、これは、
必ずしも IBM ソフトウェア製品内で固有のものである必要はありません。バージョン 6.0 では、出力ログのメッセージ ID を、
他の IBM ソフトウェア製品と競合しない一連の IBM 固有のメッセージ ID (現在、WebSphere Application Server の
メッセージ ID はすべて CW で開始される) にマップするように、システム・プロパティーが提供されています。デフォルトのランタイム動作では、
まだ古いメッセージ ID が使用されています。
このタスクについて
古いメッセージ ID に依存するロギング・ツールのマイグレーションを容易にするため、convertlog コマンドにより、
ログ・エントリーのメッセージ ID が古い標準から新規標準に変換されたり、逆に新規標準が古い標準に戻されたりします。
デフォルトでは、ロギング時、ソフトウェアは古いメッセージ ID を使用するよう構成されていますが、
com.ibm.websphere.logging.messageId.version システム・プロパティーでデフォルト出力を変更することができます。詳しくは、
ログ・ファイルで使用されるメッセージ ID の変更
を参照してください。
プロシージャー
convertlog コマンドを使用して、ログ出力を変換します。
convertlog <source file name> <destination file name> [options]
options: -newMessageFormat convert message IDs to CCCCCnnnnS format
(-m5 との使用不可)
-oldMessageFormat convert message IDs to CCCCnnnnS format
(-m6 との使用不可)
結果
convertlog コマンドを使用すると、選択したフォーマットのメッセージ ID 付きの新規ファイルが作成されます。