Enterprise JavaBeans (EJB) バージョン 1.1 ホーム・インターフェースで定義されているカスタム・ファインダーを使用して、アプリケーションのデータ保全性を確実にするには、WebSphere Application Server バージョン 6.x でカスタム・ファインダー構造化照会言語 (SQL) 動的機能拡張を使用して、正しい SQL ロック・セマンティクスが保持されるようにします。
WebSphere Application Server は、 Update 属性と特定のメソッド・レベルの分離レベル設定で定義されたこれらのカスタム・ファインダー用の カスタム・ファインダー SQL ステートメントに適用された SQL 文節を使用します。 これらの動的機能拡張が適用されるのは、 バックエンド・データ・ストアでこれらの文節をサポートしている場合のみです。
このサポートは、実行時にランタイムが、カスタム・ファインダーに関連付けられたコンテナー管理パーシスタンス (CMP) のパーシスタンス操作を実行しようとするときに有効となります。 EJB バージョン 1.1 ホーム・インターフェースで定義されているカスタム・ファインダーに対して、 SQL 動的機能強化が正しく行われ、 特定の SQL ロック文節を必要とするバックエンド・データ・ストアへのアクセスを確実にするために、 WebSphere Application Server は Java Virtual Machine (JVM) および Bean (モジュール) の新しいプロパティーを提供します。 これらのプロパティーを使用することで、 バックエンド・ストアで SQL 文節をサポートする場合に、 どのカスタム・ファインダーを拡張すべきかを指示することができます。 これらのプロパティーについて詳しくは、 カスタム・ファインダー SQL 動的機能拡張プロパティーを参照してください。