このトピックでは、要求メトリック・フィルターを使用可能にする方法について説明します。
このタスクについて
要求メトリックは、着信したそれぞれの要求を既知のフィルターのセットと比較しますが、
これらのフィルターは使用可能にする必要があります。
プロシージャー
- 管理コンソールを開きます。
- 管理コンソールのナビゲーション・ツリーで、「モニターおよびチューニング」>「要求メトリック」とクリックします。
- 「フィルター」をクリックします。
- 「filter type」をクリックします。
- 「構成」タブの下にある「使用可能」フィールドのチェック・ボックスを選択します。
- 「適用」または「OK」をクリックします。
- 「保管」をクリックします。 フィルター・グループを使用可能または使用不可にすることができます。
グループを使用可能にすると、
無効化されたフィルターを使用可能または使用不可にすることができます。
結果
要求メトリック・フィルターが、構成に従って使用可能になります。
例えば、送信元の IP を使用可能にした場合は、
送信元の IP がフィルターで指定された IP に一致する要求のみが計測されます。
注: フィルターは、エッジ・トランザクションに対してのみ検査されます。
エッジ・トランザクションとは、計測されるシステムに入る最初のトランザクションのことです。
例えば、サーブレットが Enterprise JavaBean を呼び出す場合、
サーブレットが Web サーバー・プラグインに装備されていないときは、このサーブレットがエッジ・トランザクションであり、
URI フィルターと SOURCE_IP フィルターがサーブレット要求について検査されます。ただし、この要求が EJB コンテナーまで来た場合は、この要求はエッジ・トランザクションでなくなるため、
EJB フィルターは検査されません。