WebSphere Application Server - Express for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

             目次と検索結果のパーソナライズ化

デフォルト・アプリケーション

WebSphere Application Server は、デフォルトの構成を提供します。管理者がこの構成を使用すると、 Application Server が稼働していることを容易に確認することができます。 製品をインストールすると、この製品には server1 と呼ばれるアプリケーション・サーバーと Default Application と呼ばれるエンタープライズ・アプリケーションが組み込まれます。

Default Application には、DefaultWebApplication という Web モジュールと、 Increment というエンタープライズ Bean Java アーカイブ (JAR) ファイルが含まれています。 Default Application は、下記のようないくつかのサーブレットを提供します。 これらのサーブレットは、製品で使用することができます。

追加のコード例については、サンプル・ギャラリーにアクセスしてください。 サンプル・ギャラリー の参照ページを表示して、 サンプル・ギャラリーを検索し、インストールする方法を習得してください。

Snoop サーブレット

Snoop サーブレットは、サーブレット要求に関する情報を検索するために使用します。 このサーブレットが戻す情報は、以下のとおりです。
  • サーブレット初期化パラメーター
  • サーブレット・コンテキスト初期化パラメーター
  • URL 呼び出し要求パラメーター
  • 設定されたクライアント・ロケール
  • コンテキスト・パス
  • ユーザー・プリンシパル
  • 要求ヘッダーとその値
  • 要求パラメーター名とその値
  • HTTPS プロトコル情報
  • サーブレット要求属性とその値
  • HTTP セッション情報
  • セッション属性とその値

Snoop サーブレットには、セキュリティー構成が組み込まれています。そのため、 WebSphere セキュリティーが使用可能になっている場合、クライアントがサーブレットを開始するためには ユーザー ID とパスワードを指定する必要があります。

Snoop サーブレットの URL は、 http://your.server.name:9080/HitCount.jsp です。

HelloHTML サーブレット

HelloHTML パーベイシブ・サーブレットは、 WebSphere Web コンテナーによって提供される PageList サポートを実行するために使用します。 このサーブレットは、API を提供する PageListServlet を拡張します。 これらの API を使用すると、サーブレットは、その他の Web リソースを名前で呼び出したり、 クライアント・タイプ検出サポートを使用してタイプで呼び出せるようになります。

Hello サーブレットは、 URL: http://your.server.name:9080/HitCount.jsp を使用して、HTML ブラウザー、スピーチ・クライアント、 またはほとんどの Wireless Application Protocol (WAP) 対応ブラウザーから呼び出すことができます。

遷移: PageList Servlet カスタム拡張は、 WebSphere Application Server バージョン 6.1 では推奨されていません。 また将来のリリースでは除去される予定です。 com.ibm.servlet クラスを使用するのではなく、 レガシー・アプリケーションを再構築して javax.servlet.filter クラスを使用してください。 Servlet 2.3 仕様以降では、javax.servlet.filter クラスで要求のインターセプトと応答の検査が可能です。 また、javax.servlet.filter クラスを使用することにより、 機能のチェーニングと応答の修飾または切り捨てを実行することもできます。

HitCount アプリケーション

以下のようなさまざまな方式によるカウンターの増分方法を例示するために、HitCount デモンストレーション・アプリケーションを使用します。
  • サーブレット・インスタンス変数
  • HTTP セッション
  • Enterprise Bean

サーブレットに対して、コミットまたはロールバックが可能なトランザクション内で、 これらの方式のいずれかを実行するよう指示できます。 トランザクションがコミットされると、カウンターは増分されます。 トランザクションがロールバックされると、 カウンターは増分されません。

Enterprise Bean 方式は、Cloudscape データベースへのカウンター値を持続させるコンテナー管理パーシスタンス Enterprise Bean を使用します。 この Enterprise Bean は、デフォルトのデータ・ソースを使用するように構成されています。 このデータ・ソースは DefaultDB データベースに設定されています。

Enterprise Bean 方式を使用する場合、 WebSphere グローバル・ネーム・スペースまたはアプリケーションに対してローカルなネーム・スペースのいずれかで Enterprise Bean を検索するよう、サーブレットに指示することができます。

HitCount アプリケーションの URL は、http://your.server.name:9080/HitCount.jsp です。




関連概念
Web アプリケーション
Web モジュール
クラス・ローダー
関連タスク
タスクの概説: Web アプリケーションの開発およびデプロイ
関連資料
Web アプリケーション: 学習用リソース
関連情報
サーブレット
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 7:05:28 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r1/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.express.iseries.doc/info/iseriesexp/ae/rweb_defapp.html