Web サービス・アプリケーションが WebSphere Application Server にデプロイされると、 各アプリケーションまたはモジュールにインスタンスが作成されます。インスタンスは、インプリメンテーションの有効範囲、クライアント・バインディングおよびデプロイメント記述子情報など、Web モジュールまたはエンタープライズ Bean モジュールのデプロイメント情報を含みます。 有効範囲には、アプリケーション、セッション、および要求の 3 つのレベルを設定できます。
Java 2 Platform Enterprise Edition (J2EE) 用の Web サービスは、 Web サービスのインプリメンテーションを必ずステートレスにするように指定します。 したがって、この指定との整合性を維持するため、 有効範囲はアプリケーション・レベルのまま残される可能性があります。 これは、個々のセッション・レベルまたは要求レベルに関連する状態をインプリメンテーションによって維持することが想定されていないためです。 別の JavaBean インプリメンテーションにある情報を探しているため、この指定を使用しないで、 異なる JavaBean インスタンスにアクセスする場合は、 有効範囲の設定を変更する必要があります。
有効範囲に構成する設定によって、 サービス・インプリメンテーション・クラスの新規インスタンスがモジュール内の Web サービス・ポートに作成される頻度が決定されます。 このタスクを使用して、Web サービス・ポートの有効範囲を構成します。管理コンソールで有効範囲の設定を変更するには、次のようにします。