WebSphere Application Server を iSeries サーバーから直接
インストールします。
始める前に
この手順を使用する前に、インストールの準備をします。詳しくは、インストールのためのオペレーティング・システムの準備
を参照してください。
WebSphere
Application Server をインストールする前に、ユーザー・プロファイルが
*ALLOBJ および *SECADM 特殊権限を持っていることを確認します。
このタスクについて
Qshell から INSTALL コマンドを使用
して WebSphere Application Server をインストールすることができます。
また、RUNJVA コマンドを使用して
、インストール・ウィザードを起動することができます。
プロシージャー
- *ALLOBJ および *SECADM 特殊権限のあるユーザー・プロファイル
を使用して、iSeries システムにサインオンします。
- ホスト・サーバーのジョブが iSeries サーバーで開始されている
ことを検証します。
ホスト・サーバーのジョブによって、インストール・
コードが iSeries 上で実行されます。CL コマンド行の場合は、次の
コマンドを入力します。
STRHOSTSVR SERVER(*ALL)
- iSeries サーバーのディスク・
ドライブに、WebSphere Application Server
- Express
for i5/OS のディスクを挿入します。
WebSphere Application Server
- Express
バージョン 6.1 の Windows 用ディスクなど、i5/OS 以外の
オペレーティング・システム用のディスクを使用しないでください。
- コピー (CPY) コマンドを使用して、
ディスクから responsefile.express.txt ファイルの
コピーを作成します。
以下に例を示します。
CPY OBJ('/QOPT/WEBSPHERE/WAS/responsefile.express.txt') TODIR('/MYDIR')
QOPT はディスクのマウント・ポイントです。
WEBSPHERE は、ディスクのボリューム・ラベルです。
/WAS は、ディスクの製品ディレクトリーになります。
これは、以降のステップで参照されます。
注:
DVD メディアの場合、製品ディレクトリーの前に、
オペレーティング・システムと
インストールのアーキテクチャーが反映された、
追加のディレクトリー接頭部が必要になります。
前の例では、CD-ROM メディアを使用する場合に、
以下のインストール・パスが適用されます。
CPY OBJ('/QOPT/WEBSPHERE/WAS/responsefile.express.txt')
TODIR('/MYDIR')
しかし、DVD メディアを使用して、
本製品の Linux for iSeries バージョンを
32 ビット・アーキテクチャーにインストールする場合には、
次のインストール・パスが適用されます。
CPY OBJ('/QOPT/WEBSPHERE/os400_ppc64/WAS/responsefile.express.txt')
TODIR('/MYDIR')
詳しくは、i5/OS のパッケージの説明を参照してください。
- /WAS/lafiles ディレクトリーに
ある、IBM プログラムのご使用条件をお読みください (まだお読みになっていない場合)。
使用条件に同意した場合は、インストール・プロセスを継続します。
- /MYDIR/responsefile.express.txt
ファイルを編集します。
- -OPT silentInstallLicenseAcceptance の値を false から
true に変更します。
値を true にすると、使用条件を読んで
同意したことになります。この変更は、インストールの実行に必要です。
- デフォルトでは、PROF_enableAdminSecurity オプションは true に設定されています。
インストール時に作成された、
デフォルト・プロファイルの管理セキュリティーを
使用可能にしたい場合は、PROF_adminUserName オプション
および PROF_adminPassword オプションの値を指定する必要があります。
ユーザー ID およびパスワードは、システム・
ユーザー ID および パスワード、または LDAP ユーザー ID およびパスワード
である必要はありません。
指定された ID およびパスワードの対は、ユーザー・レジストリーに保管され、
デフォルト・プロファイルの管理セキュリティーに使用されます。ユーザー ID およびパスワードをメモします。
デフォルト・プロファイルの管理セキュリティーを
使用しない場合は、PROF_enableAdminSecurity オプションの
値を true から false に変更します。
- オプション: インストール・オプションを、
インストール要件に合うように変更します。
インストール・オプションおよび値について詳しくは
、responsefile.express.txt
を
参照してください。
注: Samples フィーチャーは、本製品のデフォルトではインストールされません。
サンプルを使用する場合は、以下のアクションを実行してください。
- -OPT addFeature オプションの sampleSelected を指定します。
- セキュリティーを使用可能にする場合は、-OPT samplesPassword オプションの値を指定します。
- WebSphere Application Server - Express for i5/OS のインストール・プログラムを起動します。
WebSphere Application Server -
Express for i5/OS
のインストール・プログラムを起動するには、Qshell から
INSTALL コマンドを実行するか、または CL
コマンド行から RUNJVA コマンドを使用します。
以下の例のコマンドで
、path/responsefile
は編集
したresponsefile.express.txt
ファイルの完全修飾パスを表します。
結果
インストールを起動した後で、インストール・プロセスの進行を
表すメッセージが表示されます。セットアップ・プログラムが完了したら
、F3 を押して終了します。