WebSphere Application Server - Express for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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Web サーバーの構成

プラグイン構成には、 WebSphere Application Server が提供するバイナリー・プラグイン・モジュールを使用するための Web サーバーの構成が含まれます。 プラグイン構成には、現在のアプリケーション・サーバー構成を反映するためのプラグイン XML 構成ファイルの更新も含まれます。 バイナリー・モジュールは、XML ファイルを使用して、Web クライアント要求の経路指定に役立てます。

プラグイン構成プロセスは、 以下のファイルを使用して、選択された Web サーバーのプラグインを構成します。

各ファイルの以下の説明を参照してください。

Web サーバー構成ファイル

Web サーバー構成ファイルは、Web サーバーの一部としてインストールされます。

構成では、 2 つのファイルのファイル場所を識別するディレクティブを追加します。
  • バイナリー・プラグイン・ファイル
  • plugin-cfg.xml 構成ファイル

バイナリー Web サーバー・プラグイン・ファイル

バイナリー・プラグイン・モジュールの説明については、Web サーバー・プラグイン を参照してください。

そのようなバイナリー・プラグイン・モジュールの例としては、 Windows プラットフォーム上で稼働する IBM HTTP Server の mod_ibm_app_server_http.dll ファイルがあります。

バイナリー・プラグイン・モジュールのもう 1 つの例としては、 iSeries プラットフォーム上で実行する QSVTAP20 サービス・プログラムがあります。

バイナリー・プラグイン・ファイルは変更されません。ただし、バイナリー・プラグインの構成ファイルは、XML ファイルです。アプリケーション・サーバーは、 WebSphere Application Server 構成に特定の変更が行われたときに、構成ファイルを変更します。 ファイルの再生成が行われる場合と行われない場合の例については、 Web サーバー・プラグイン構成サービスのプロパティー を参照してください。

バイナリー・モジュールは、XML ファイルを読み取り、設定を調整し、 アプリケーション・サーバーに要求を経路指定します。

プラグイン構成ファイル plugin-cfg.xml

プラグイン構成ファイルは、管理コンソールで調整可能な設定が含まれている XML ファイルです。ファイルには、Web サーバー定義にインストールされたすべてのアプリケーションがリストされます。バイナリー・モジュールは、XML ファイルを読み取り、設定を調整し、 アプリケーション・サーバーに要求を経路指定します。

デプロイされたアプリケーションに影響するアプリケーション・サーバー構成を変更する場合は、 プラグイン構成 XML ファイルを再生成します。

再生成後、ファイルを Web サーバー・マシンに伝搬 (コピー) します。 これにより、バイナリー・プラグインは、この構成ファイルの最新のコピーにアクセスできるようになります。

i5/OS および OS/400 システムでは、 プラグインは自動的に生成されません。 ファイルを手動で再生成し伝搬する必要があります。

詳しくは、Web サーバー・プラグイン構成サービスのプロパティー を参照してください。

Web サーバー定義の構成スクリプト

configureOs400WebserverDefinition スクリプトまたは iSeries 管理 GUI を使用して Web サーバーを構成すると、 Web サーバー・マシンの plugins_root/bin ディレクトリー に configureweb_server_name スクリプトが作成されます。 このスクリプトは、リモート・インストール・シナリオのためのみに作成します。

Web サーバー・マシンから i5/OS 区画の app_server_root/bin ディレクトリーにスクリプトをコピーします。 スクリプトを実行して、アプリケーション・サーバーの構成内で Web サーバー定義を作成します。

iSeries 管理 GUI は、 管理コンソールで IBM HTTP Server を管理できるプラグインを備えています。 リモート Web サーバー管理オプションを使用して Web サーバー定義を更新するには、管理コンソールを使用します。 「サーバー」>「Web サーバー」>「Web_server」をクリックして、 構成オプションを表示します。 例えば、「リモート Web サーバー管理」をクリックして、以下のようなプロパティーを変更します。
  • ホスト名
  • 管理ポート
  • ユーザー ID
  • パスワード

スタンドアロン・アプリケーション・サーバーのために Web サーバー定義がすでに存在する場合は、スクリプトを実行しても、新規 Web サーバー定義は追加されません。各スタンドアロン・アプリケーション・サーバーは 1 つの Web サーバー定義のみを持つことができます。

スタンドアロン・アプリケーション・サーバーの管理コンソールを使用して、Web サーバー定義を追加または削除することはできません。ただし、管理スクリプト・インターフェースを使用して両方のタスクを実行することはできます。
  • configureweb_server_name スクリプトを使用して、 wsadmin 機能で Web サーバー定義を追加します。 スクリプトは、configureWebserverDefintion.jacl という名前の Java コマンド言語 (Jacl) スクリプトを使用して Web サーバー定義を作成し、構成します。
  • wsadmin コマンドを使用して Web サーバー定義を削除します。以下の例では、Web サーバーは webserver1 という名前が付けられています。
    set webserverName webserver1
    set webserverNodeSuffix _node
    set webserverNodeName   $webserverName$webserverNodeSuffix
    $AdminConfig remove  [$AdminConfig getid 
        /Node:$webserverNodeName/Server:$webserverName]
    $AdminConfig remove  [$AdminConfig getid /Node:$webserverNodeName]
    $AdminConfig save

また、configureOs400WebServerDefinition および removeOs400WebServerDefinition スクリプトを使用して、これらのタスクを実行することもできます。

デフォルトのプラグイン構成ファイルを Web サーバー定義からのファイルと置き換えます (伝搬)。

デフォルトのファイルは、 アプリケーション・サーバーの実際のファイルのパラメーター値と一致しないことがある固定パラメーター値を使用します。 デフォルトのファイルは、プレースホルダーのみです。

このファイルはアプリケーション・サーバー構成で行われた変更を反映することはできません。また、このファイルはアプリケーション・サーバーで有効なことがあるデフォルト以外の値を反映することもできません。




関連タスク
Web サーバー構成ファイルの編集
モジュールのサーバーへのマップ
関連資料
Web サーバー・プラグイン構成サービスのプロパティー
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 7:05:28 PM EST
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