WebSphere Application Server - Express for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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製品アーキテクチャー

このトピックでは、WebSphere Application Server 製品のパーツについて紹介します。次の図に製品のインストールを示します。

アプリケーション・サービス提供環境

サーバー

アプリケーション・サーバー。 アプリケーション・サーバーは、ユーザー・アプリケーションを実行する Java 仮想マシン (JVM) です。 アプリケーション・サーバーは、Java テクノロジーを使用して Web サーバー機能を拡張して Web アプリケーション要求を処理します。アプリケーション・サーバーでは、サーバーがクライアントの要求に対して動的でカスタマイズされた応答を生成できます。 WebSphere Application Server 製品は、アプリケーション・サーバーを提供します。

その他の概要については、 概要: アプリケーション・サーバー を参照してください。

詳しくは、サーバー・コレクション を参照してください。

JMS サーバー。本製品は、 JMS 仕様 1.1 に準拠している Java Message Service プロバイダーの提供によるメッセージングをサポートしています。 単一サーバー製品では、アプリケーション・サーバー用の (JMS プロバイダーの) JMS 機能は、 アプリケーション・サーバー内の JMS サーバーによって処理されます。

詳しくは、WebSphere Application Server によるメッセージングの学習 を参照してください。

Web サーバー。WebSphere Application Server 製品では、アプリケーション・サーバーは Web サーバーと連動して Web アプリケーションに対する要求を処理します。アプリケーション・サーバーと Web サーバーは、Web サーバー用の HTTP プラグインを使用して通信します。

詳しくは、 Web サーバーとの通信 を参照してください。

環境設定

環境設定により、Web アプリケーション、Web コンテナー、およびアプリケーション・サーバー間の要求が処理されます。

仮想ホスト。仮想ホストとは、単一のホスト・マシンを、 複数のホスト・マシンに見せかけて使用できるようにする構成です。 ある仮想ホストに関連付けられたリソースと、他の仮想ホストに関連付けられたリソースとは、 それらの仮想ホストが物理的に同じマシンを共用している場合でも、データを共用することはできません。個々の仮想ホストには論理名があり、1 つ以上の DNS 別名のリストがあります。 仮想ホストはこの別名によって認識されます。DNS エイリアスは、TCP/IP のホスト名およびポート番号で、 サーブレットを要求する際に使用されます (例: hostname:80)。

詳しくは、仮想ホスト を参照してください。

WebSphere 変数。変数は、サーバー環境についての設定およびプロパティーを制御する場合に使用します。 WebSphere 変数は、JAVA_HOME などの製品パス名と環境カスタマイズ値を構成するために使用します。

詳しくは、変数 を参照してください。

共用ライブラリー。 共用ライブラリーとは、複数のアプリケーションによって使用されるファイルです。 共用ライブラリーは、ノードまたはサーバーの各レベルで定義できます。共用ライブラリーによって表わされるクラスが、サーバー全体またはアプリケーション固 有のどちらかのクラス・ローダーにロードされるように、ライブラリーをアプリケーシ ョンまたはサーバーに関連付けることができます。

詳しくは、共用ライブラリーの管理 を参照してください。

システム管理

管理コンソール。管理コンソールは、デプロイメントおよびシステム管理タスクの操作を説明する数多くの機能を提供するグラフィカル・インターフェースです。 これを使用すると、使用できる管理オプションを調べることができます。

概要について詳しくは、 概要: 管理コンソール を参照してください。

スクリプト・クライアント (wsadmin)。WebSphere 管理 (wsadmin) スクリプト・プログラムは、 強力な非グラフィカル・コマンド・インタープリター環境で、スクリプト言語で管理操作を実行できます。 また、スクリプト言語プログラムを実行依頼することもできます。 wsadmin ツールは、実稼働環境および不在操作向けです。

概要について詳しくは、概要: 管理スクリプト (wsadmin) を参照してください。

管理プログラム (Java Management Extensions)。この製品は、管理プログラムを開発するための Java プログラミング・インターフェースをサポートしています。 この製品で提供されているすべての管理ツールは、API に従って作成されています。 この API は、業界標準の Java Management Extensions (JMX) 仕様に基づいています。

概要について詳しくは、概要: 管理プログラム を参照してください。

コマンド行ツール。コマンド行ツールは、 オペレーティング・システムのコマンド行プロンプトから実行する簡単なプログラムであり、 汎用の管理ではなく、特定のタスクを実行するものです。 このツールを使用して、アプリケーション・サーバーの開始と停止や、 サーバー状況の確認、ノードの追加と除去、および同様のタスクの完了を行うことができます。

概要について詳しくは、概要: 管理コマンド を参照してください。

構成ファイル。製品構成データは、前に言及した管理クライアントが取り扱う XML ファイルにあります。

概要について詳しくは、概要: 管理構成データ を参照してください。

パフォーマンス

モニター・ツール。パフォーマンスのモニターは、アプリケーションとその環境のパフォーマンスについてのデータを収集し、分析するアクティビティーです。パフォーマンス・モニター・ツールには、以下のものがあります。

チューニング・ツール。 製品をチューニングすると、Web サイトから最高のパフォーマンスを得やすくなります。製品のチューニングには、パフォーマンス・データの分析と最適なサーバー構成の決定が含まれています。この判別を行うには、 アプリケーション・サーバーのさまざまなコンポーネント、およびそのパフォーマンス特性についての相当な知識が必要です。 パフォーマンス・アドバイザーは、この知識を要約し、 パフォーマンス・データを分析し、構成推奨を提供して、アプリケーション・サーバーのパフォーマンスを向上させます。 したがって、パフォーマンス・アドバイザーは、アプリケーション・サーバーのチューニング・プロセスの開始点を提供するものであり、 エキスパート以外のユーザーを支援します。

詳しくは、 アドバイザーからのアドバイスの取得 を参照してください。

トラブルシューティング

診断ツール。診断ツールにより問題の原因を特定することができます。この製品に対して多くの診断ツールが使用可能です。

詳しくは、トラブルシューティング・ツールによる処理 を参照してください。

サポートおよび自己支援 IBM サポートは診断ツールの出力の復号を支援します。既知の問題およびその解決に関する現在の情報については、WebSphere Application Server のテクニカル・サポート Web サイトを参照してください。このサイトの文書により、問題を解決するために必要な情報を収集する時間を節約することができます。

詳しくは、 WebSphere Application Server サポート・ページを参照してください。




サブトピック
3 層のアーキテクチャー
関連概念
WebSphere アプリケーションについての学習: 概説および新規機能
概念トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 7:05:28 PM EST
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