以下の Java 仮想マシン (JVM) セキュリティー・キャッシュ・カスタム・プロパティーは、認証
キャッシュが使用可能であるか使用不可であるかを判別します。
認証キャッシュが、推奨されたとおりに使用可能な場合は、これらのカスタム・プロパティーが 1 次および 2 次ハッシュ・テーブル・キャッシュの初期サイズを指定します。これは、再ハッシュの頻度と、ハッシュ・アルゴリズムの配布に影響します。
重要: com.ibm.websphere.security.util.tokenCacheSize
および com.ibm.websphere.security.util.LTPAValidationCacheSize プロパティーは、
com.ibm.websphere.security.util.authCacheSize プロパティーと置き換え
られています。
以下のステップを実行することで、これらのシステム・プロパティーを指定できます。
- 「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」>「server_name」とクリックします。
- 「サーバー・インフラストラクチャー」の下で「Java およびプロセス管理」を展開します。
- 「プロセス定義」 > 「Java 仮想マシン」とクリックします。
- 「追加プロパティー」の下で、「カスタム・プロパティー」>「新規」とクリックします。
- 「一般プロパティー」において、プロパティー名とその値を指定します。
スペースで区切ることで、複数のプロパティー名と値のペアを指定できます。
- 「OK」をクリックします。
WebSphere Application Server には、以下のセキュリティー・キャッシュ・カスタム・プロパティーが含まれています。
- com.ibm.websphere.security.util.authCacheEnabled
- 認証キャッシュを使用不可にするかどうかを指定します。
パフォーマンス上の理由から、認証キャッシュを使用可能のままにしておくことが推奨されます。
ただし、デバッグまたは計測の目的で認証キャッシュを使用不可にすることもできます。
- com.ibm.websphere.security.util.authCacheSize
- 1 次および 2 次ハッシュ・テーブル・キャッシュの初期サイズを指定します。
使用可能なハッシュ値の数が高いほど、ハッシュ衝突の発生は減少します。
ハッシュ衝突はハッシュ・バケットのリニア検索という結果を生じ、これは検索時間を減少させる場合があります。
いくつかの項目でハッシュ・テーブル・キャッシュを構成する場合は、
自動再ハッシュによってテーブルの拡大を判別するのではなく、より効率的に
ハッシュ項目をサポートする、より大容量のテーブルを作成します。
再ハッシュを行うと、そのたびにすべての項目が移動します。