WebSphere Application Server - Express for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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データ・アクセス・アプリケーションのデプロイ

通常、データ・アクセス・アプリケーションのデプロイ時に は、WAR または EAR ファイルをサーバーへのインストール以外にも、作業も必要になります。デプロイメントでは、 サーバーのデータ・アクセス・リソースを使用するためにアプリケーションを構成したり、全般的なランタイム環境を構成する各種タスクを行う必要がある場合があります。

始める前に

適切なモジュールにアセンブルするアプリケーション・コードしかデプロイすることはできません。 トピック、データ・アクセス・アプリケーションのアセンブル では、このプロセスのガイドラインを提供しています。

このタスクについて

ご使用のアプリケーションでリレーショナル・データベース (RDB) へのアクセスが必要な場合は、以下のステップを実行します。 ご使用のアプリケーションで、オブジェクト指向データベースや顧客情報管理システム (CICS) といった別タイプのエンタープライズ情報システム (EIS) が必要な場合は、トピック、リソース・アダプター およびJ2EE コネクター・アーキテクチャー・コネクターによるデータへのアクセス を参照してください。

プロシージャー

  1. RDB 構成がまだ存在しない場合は、以下のようにします。
    1. データを保持するデータベースを作成します。
    2. アプリケーションで必要な表を作成します。
      アプリケーションが CMP エンティティー Bean を使用してデータにアクセスする場合
      エンタープライズ Bean 構成から生成されたデータ定義言語 (DDL) を使用して、表を作成できます。 詳しくは、 エクスポートした表データ定義言語からのデータベースの表の再作成を参照してください。
      アプリケーションが BMP エンティティー Bean を使用している場合、またはエンティティー Bean を使用していない場合
      データベース・サーバー・インターフェースを使用して、 表を作成する必要があります。

      アセンブリー・ツールの「EJB から RDB へのマッピング」ウィザードを使用して、エンティティー Bean のいずれかのタイプのデータベース表を作成することもできます。 ウィザードで「top-down (トップダウン)」マッピング・オプションを選択します。 ただし、このオプションは RDB エレメントのネーミングやカラム・タイプの選択を直接制御するものではないことに注意してください。 さらに、「Top Down」プロセスは自動のため、ユーザーが意図する正確な関係を反映するマッピングを提供できない場合もあります。

      Application Server Toolkit (AST) を使用する場合のマッピング・ウィザードについては、その製品のインフォメーション・センターを参照してください。 アセンブリー・ツールのすべてのオプションについて確認するには、 このインフォメーション・センターのアセンブリー・ツール の項目を参照してください。

    3. ベンダーによる、データ・ソースの最小必要設定 で、アプリケーション・サーバーに接続するためのデータベース・ベンダー必要条件を確認します。
  2. 必要な場合は、アセンブリー・ツールの「meet-in-the-middle」マッピング・オプションを使用してエンティティー Bean をデータベース表にマップします。 このステップは、ユーザーが「top-down」マッピング・オプ ションを使用してデータベース・スキーマを作成していない場合、「bottom-up」マッピングを介してマッピング・リレーションシップを生成して いない場合、またはアプリケーションのアセンブリー・プロセスでマッピングを生成しなかった場合にのみ必要です。 「top-down」マッピング・オプションについては、 Application Server Toolkit のインフォメーション・センターを参照してください。
  3. アプリケーション・サーバーにご使用のアプリケーションをインストールします。 J2EE アプリケーション・ファイルのインストール を参照してください。 アプリケーションをインストールする場合は、アプリケーション・アセン ブリー中に作成されたデータ・アクセス設定を変更することができます。ま た、アセンブリー・プロセス時にデータ・アクセス設定が省略されていた場合には、初めて設定することができます。 これらの設定には、次のサブステップで扱うリソース・バインディングおよびリソース認証別名が含まれています。
    1. アプリケーション・リソース参照をデータ・ソースまたはデータベース接続を提供する他のリソース・オブジェクトにバインドします。 バインディングの概念に関して詳しくは、トピック、エンタープライズ Bean および Web モジュールのデータ・ソース・ルックアップ を参照してください。
      ヒント: デプロイメントの後で、WebSphere Application Server 管理コンソールを使用して、リソース・バインディングを変更することができます。 「アプリケーション」> 「Enterprise Applications」 > 「application_name」とクリックして、適切なマッピング・ページへのリンクを選択します。 例えば、EJB モジュール・リソースのバインディングを変更したい場合は、「1.x CMP bean data sources」または「2.x CMP bean data sources」をクリックします。 Web モジュール・リソースの場合は、「リソース参照」をクリックします。
    2. コンテナー管理 許可を使用してバックエンドで認証する必要のあるリソースの認証別名データを定義します。 このセキュリティー構成では、WebSphere Application Server がデータ・ソースまたは接続ファクトリー接続の EIS サインオンを実行します。リソース認証に関する詳しい解説は、トピック、J2EE コネクター・セキュリティー を参照してください。
  4. 管理コンソール、wsadmin startApplication コマンド、または独自の Java プログラムを使用して、デプロイしたアプリケーション・ファイルを開始します。
  5. 管理構成の変更を保管します。
  6. アプリケーションをテストします。 例えば、デプロイ済みのアプリケーションの URL を Web ブラウザーで参照し、 アプリケーションのパフォーマンスを調べます。

結果

DB2 UDB for i5/OS バックエンド・データベースを使用するアプリケーションをデプロイする場合、SystemOut.log ファイル内に以下の例外を検出する場合があります。
PMGR6022E: Error using adapter to create or execute an Interaction
このタイプのエラーは、元は Windows、Linux、またはサポートされた UNIX システム上の DB2 データベースとアクセスするために構成されたコンテナー管理パーシスタンス (CMP) エンタープライズ Bean でアプリケーションをデプロイしたことを示しています。 管理コンソールを使用して、影響を受ける CMP アプリケーションをアンインストールして、新規のデータベース設定でアプリケーションを再インストールします。 忘れずに EJB デプロイ・パネル上で「エンタープライズ Bean のデプロイ」を選択し、DB2 UDB for i5/OS データベースの適切なバージョンを選択します。

次の作業

アプリケーションが要求どおりに実行されない場合は、 アプリケーションを更新 して保管し、再度アプリケーションをテストします。




サブトピック
使用可能なリソース
1.x CMP Bean データ・ソース
1.x エンティティー Bean データ・ソース
2.x CMP Bean データ・ソース
2.x entity Bean データ・ソース
関連概念
データ・ソース
エンタープライズ Bean および Web モジュールのデータ・ソース・ルックアップ
リソース・アダプター
リソース参照使用の利点
関連タスク
リソース参照の作成または変更
J2EE アプリケーション・ファイルのインストール
アプリケーションのアセンブル
データ・アクセス・アプリケーションの管理
関連資料
ベンダーによる、データ・ソースの最小必要設定
リソース参照
関連情報
Application Server Toolkit の概要
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 7:05:28 PM EST
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