AdminConfig オブジェクトを使用して、 リポジトリーに保管されている構成情報を管理します。
このオブジェクトは、WebSphere Application Server の構成サービス・コンポーネントと通信して、 構成の照会や変更を行います。 これを使用すると、既存の構成オブジェクトの照会、構成オブジェクトの作成、 既存のオブジェクトの変更、構成オブジェクトの除去、およびヘルプの入手を行うことができます。
スクリプト・クライアントを介した構成への更新は、 ワークスペースと呼ばれる専用の一時的領域に保持され、 save コマンドを実行するまで、マスター構成リポジトリーにコピーされません。 ワークスペースは、 管理コンソールなどの管理クライアントが使用する構成情報の一時的なリポジトリーです。 ワークスペースは、 WebSphere Application Server インストールの wstemp サ ブディレクトリーに保持されます。 ワークスペースの使用により、 複数のクライアントがマスター構成にアクセスできます。 複数のクライアントによって同じ更新が行われた場合、 スクリプト・クライアントによって行われた更新は、 競合があるために保管されない場合があります。 このような状態になった場合は、 setSaveMode コマンドを使用してデフォルトの保管ポリシーを変更しない限り、 更新は構成に保管されません。
AdminConfig コマンドは、接続モードおよびローカル・モードの両方で使用可能です。 サーバーが現在実行中である場合は、 スクリプト・クライアントをローカル・モードで実行することは推奨されません。 これは、ローカル・モードで行われた構成変更は、 実行中のサーバー構成に反映されず、その逆の場合も同じためです。 接続モードの場合、AdminConfig コマンドを使用できるかどうかは、 Network Deployment のインストールでスクリプト・クライアントが接続されたサーバーのタイプに依存します。