WebSphere Application Server for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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WebSphere Application Server のアプリケーション・クライアントのサイレント・インストール

このトピックでは、インストール・ウィザードを使用して、サイレント・インストールを実行するために必要なステップを示します。

このタスクについて

以下のステップを使用してサイレント・インストールを実行します。 サイレント・インストールでは、インストール・ウィザードを使用して製品をインストールします。サイレント・インストールでは、 ユーザー・インターフェースを表示する代わりに、 ファイルからすべてのユーザーの応答を読み取ることにより、ユーザーとウィザードの間に対話を提供します。 このファイルは、ユーザーがカスタマイズする必要があります。

プロシージャー

  1. ホスト・サーバーのジョブが iSeries サーバーで開始されている ことを検証します。ホスト・サーバーのジョブによって、インストール・ コードが iSeries 上で実行されます。CL コマンド行に STRHOSTSVR SERVER(*ALL) コマンドを入力します。
  2. ユーザー・プロファイルが *ALLOBJ および *SECADM 特殊権限 を持っていることを検証します。
  3. iSeries サーバーのディスク・ドライブに、WebSphere Application Server 補足ディスクを挿入します。
  4. オプション応答ファイルをカスタマイズします。
    1. サンプルのオプション応答ファイルを見つけます。 このファイル名は、setup.response であり、 製品 CD-ROM のオペレーティング・システム・プラットフォーム・ディレクトリーに入っています。
    2. コピー (CPY) コマンドを使用して、ディスクから setup.response ファイルのコピーを作成します。 以下に例を示します。
      CPY OBJ('/QOPT/WEBSPHERE/AppClient/setup/response') TODIR('/MYDIR')

      各部の意味は、次のとおりです。

      QOPT は、ディスクのマウント・ポイントになります。

      WEBSPHERE は、ディスクのボリューム・ラベルになります。

      /AppClient はディスク上の製品ディレクトリーです。 これは、以降のステップで参照されます。

      注: DVD メディアの場合、製品ディレクトリーの前に、 オペレーティング・システムと インストールのアーキテクチャーが反映された、 追加のディレクトリー接頭部が必要になります。 前の例では、CD-ROM メディアを使用する場合に、 以下のインストール・パスが適用されます。
      CPY OBJ('/QOPT/WEBSPHERE/AppClient/setup.response') TODIR('/MYDIR')
      ただし、DVD メディアを使用するときは、次のインストール・パスが適用されます。
      CPY OBJ('/QOPT/WEBSPHERE/os400_ppc64/AppClient/setup.response') TODIR('/MYDIR')
    3. i5/OS コマンド行から EDTF を使用するか、マップ済みドライブから Wordpad を使用して、ファイルのコピーを編集します。 応答ファイルに -OPT silentInstallLicenseAcceptance="true' という変更を加えて、使用条件を受諾します。応答ファイルに対する必須の変更はこれだけです。 応答ファイル内の情報を読んで、他のオプションを変更するかどうかを決定します。
    4. ファイルを保管します。
  5. WebSphere Application Client for i5/OS 向けのインストール・プログラムを呼び出します。 このプログラムを呼び出すには、Qshell から INSTALL コマンドを実行します。
    1. i5/OS コマンド行から Qshell セッションを開始します: STRQSH
    2. ディレクトリーを CD-ROM ドライブか DVD-ROM ドライブの AppClient サブディレクトリーに変更します: cd /QOPT/WEBSPHERE/AppClient または cd /QIBM/WebSphere/os400_ppc64/AppClient
    3. INSTALL コマンドを発行して、インストール・プログラムを開始します: install –options /MYDIR/setup.response

      重要: インストールが完了するまで Qshell セッション (PF3) を終了しないでください。 終了すると、インストールが未完のままで 停止する場合があります。

結果

応答ファイルを使用して、アプリケーション・クライアントのサイレント・インストールを行いました。

次の作業

インストール検査ユーティリティーを使用して、インストールが成功したことを確認します。 インストールが正常に行われなかった場合、インストール・エラー・メッセージに示される エラーを修正します。例えば、十分なディスク・スペースがない場合、 スペースを追加して、アプリケーション・クライアントを再インストールします。




関連タスク
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関連資料
Application Client for WebSphere Application Server インストールのベスト・プラクティス
関連情報
WebSphere Application Server detailed system requirements
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 5:46:14 PM EST
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