管理コンソールを使用して、サーバー始動時にトレースを使用可能にします。
トレースはシステム・パフォーマンスや診断上の問題をモニターするのに有効です。
このタスクについて
サーバー・プロセスの診断トレース構成の設定値により、
サーバー・プロセスの初期のトレース状態が決定されます。
これらの構成設定値は、サーバー始動時に読み取られ、トレース・サービスの構成に使用されます。
トレース・サービスのプロパティーまたは設定値の多くは、
サーバー・プロセスの実行中も変更することができます。
プロシージャー
- 管理コンソールを開始します。
- コンソールのナビゲーション・ツリーで「トラブルシューティング」>「ロギングおよびトレース」とクリックして、
「サーバー」>「診断トレース」とクリックします。
- 「構成」をクリックします。
- トレースを使用可能にするには「ログを使用可能にする」チェック・ボックスを選択し、
使用不可にするにはチェック・ボックスをクリアします。
- トレース出力をファイルまたはメモリー内の循環バッファーのどちらに送信するか選択します。
注: 異なるコンポーネントが、エントリーごとに異なる量のトレース出力を作成することがあります。例えば、ネーミングおよびセキュリティー・トレースは、Web コンテナー・トレースよりもはるかに多くのトレース出力を作成します。
メモリー割り振りおよび出力設定を構成する場合、収集されるデータのタイプを考慮してください。
- メモリー内の循環バッファーをトレース出力用に選択した場合は、
バッファーのサイズを設定します (千単位のエントリー数)。 これは指定された時刻に、バッファーで保存されているエントリーの最大数です。
- ファイルをトレース出力用に選択した場合は、
そのファイルに最大サイズをメガバイト単位で設定します。 ファイルがこのサイズに達すると、既存のファイルはクローズされて名前変更され、
新規ファイル (元のファイル名) が再オープンされます。このファイルの新規名は元のファイル名に基づいており、
タイム・スタンプ修飾子が名前に追加されます。
さらに、保持するヒストリー・ファイルの数を指定します。
- 生成されるトレースに適用するフォーマットを選択します。
- 変更された構成を保管します。
- トレース・ストリングを入力して、トレースの指定を望ましい状態に設定します。
- コンソールのナビゲーション・ツリーで「トラブルシューティング」>「ロギングおよびトレース」とクリックします。
- サーバー名を選択します。
- 「Change Log Level Details」をクリックします。
- All Components が使用可能になっている場合は、
off にすることができます。次に特定のコンポーネントを使用可能にします。
- コンポーネントまたはグループ名をクリックします。詳しくは、ログ・レベル設定
を参照してください。 選択した
サーバーが稼働していない場合は、グラフィック・モードで個々のコンポーネントを見ることはできません。
- トレース・ストリング・ボックスにトレース・ストリングを入力します。
- 「適用」を選択してから、「OK」を選択します。
- ノードを同期化する十分な時間をとり、次にサーバーを始動します。