このトピックは、動的キャッシュ・サービスをトラブルシューティングするステップで構成されています。
このタスクについて
動的キャッシュ・サービスに関連すると思われる問題を解決するには、以下のステップを完了します。
プロシージャー
- ログを検討します。 DYNA が前に付いたメッセージが、動的キャッシュ・サービス操作から発生します。
- 表示するログ内で、先頭に DYNA の付いたすべてのメッセージを検索し、
メッセージ ID をメモします。メッセージ ID DYNA0030E を持つサンプルのメッセージは以下の通りです。
DYNA0030E: 属性 "name" に必要な、"property" エレメントが欠落しています。
- WebSphere Application Server のインフォメーション・センターで各メッセージ ID に対するメッセージを検索します。
インフォメーション・センターのナビゲーション・ツリーで、
「product_name」>「Reference」>「トラブルシューター」>「メッセージ」>「DYNA」をクリックして動的キャッシュ・サービス・メッセージを表示します。
- メッセージ「Explanation」および「User Action」文を読みます。
メッセージ ID DYNA0030E を検索すると、
以下のメッセージが記されているページが表示されます。
DYNA0030E: 属性 "name" に必要な、"property" エレメントが欠落しています。
説明: 必要な属性がキャッシュ構成に欠落しています。
ユーザー処置: キャッシュ構成ファイルに必要な属性を追加してください。
この説明とユーザー処置は、
必要な属性をキャッシュ構成ファイルで追加または修正することにより問題
を解決できることを示しています。
- 「DYNA」メッセージ内の「User Action」の下に示された解決方法を試行してください。
- 「cache
monitor」を使用して、動的キャッシュ・サービスが予想通りに機能しているかどうかを
判別します。「cache monitor」は、
単純なキャッシュ統計、キャッシュ・エントリー、およびキャッシュ・ポリシー情報を表示する、
インストール可能な Web アプリケーションです。
- 上記のステップを完了しても問題が解決されない場合は、IBM ソフトウェア・サポート担当者に連絡してください。
IBM 担当者が
診断トレースを完了するように求めることがあります。管理コンソールで
トレースを使用可能にするには、「トラブルシューティング」>「ログおよびトレース」>「 server_name」>
「診断トレース」をクリックして「以下の仕様
でトレースを使用可能にする」を指定します。
IBM 担当者は入力するトレース仕様をお伝えします。動的キャッシュ・トレース・ファイルは短期間で大容量になることがあります。
トレースを開始し、即時に問題を再現し、即時にトレースを停止することにより
トレース・ファイルの容量を制限することができます。
IBM サポートから入手可能な既知の問題およびその解決法に関する最新の情報については、IBM サポート・ページを参照してください。
動的キャッシュ・サービスのテクニカル・サポートについては
、IBM サポート・ページを参照してください。