wsadmin コマンドを使用して、エントリー・マッピング・リポジトリー、プロパティー拡張機能リポジトリー、またはカスタム・レジストリー・データベース・リポジトリーをセットアップすることができます。
次の作業
これらのコマンドを使用して、以下の操作を行うことができます。
- コマンド行上の引数を指定します。
- ファイル内の引数を指定します。
-file オプションによって、パラメーターの
一部またはすべてが指定されるファイルを指定することが可能になります。
-file 引数をコマンド行上で使用するには、ファイルへの絶対パスを入力します。
ファイル内のパラメーターは、key=value ペア内で指定される必要があり、またそれぞれが自身の行の上になければなりません。
パラメーターがコマンド行とファイルの両方で指定されている場合、コマンド行上の値が優先順位を持ちます。
引数エラー診断のヒント
- 引数がコマンド行上またはファイル内で適切に指定されていない場合は、その引数が適切に指定されていないことを告げるメッセージが戻されます。
これは、引数がまったく指定されなかったか、または与えられた構成には必要なのに指定されなかったことを意味します。
- 引数がまったく指定されなかった場合は、パラメーターがコマンド行上またはファイル内で指定されていること、およびスペルが正しく大/小文字の区別が合っていることを確認します。
- 引数が、与えられた構成には必要なのに指定されなかった場合、値はコマンドによって単独では必要ないが、設定するデータベースと構成のタイプのために必要である、という可能性があります。
例えば、dn、wasAdminId、または wasAdminPassword パラメーターを指定する場合、dbDriver パラメーターも指定する必要があります。
さらに、dn、wasAdminId または wasAdminPassword パラメーターが指定されて、databaseType が Cloudscape v10.1.x データベースではないとき、dbAdminId および dbAdminPassword パラメーターも指定する必要があります。
setupIdMgrDBTables コマンド:
setupIdMgrDBTables コマンドはデータベースをセットアップしますが、これにはデータベース内の表の作成と取り込みが含まれています。
必要な引数には、double start (**) でプレフィックスが付けられています。
引数は、コマンド行とファイルを介したものの両方で、大/小文字を区別します。
パラメーター:
- **schemaLocation (String)
- <WAS>/etc/wim/setup ディレクトリーのロケーション。
- dbPropXML (String)
- データベース・リポジトリー・プロパティー定義 XML ファイルのロケーション。
- **databaseType (String)
- データベースのタイプ。
サポートされるデータベースは、db2、Oracle、Informix、Cloudscape、sqlserver、db2zos、および db2iseries です。
- **dbURL (String)
- 直接アクセス・モード用のデータベース URL。
例えば、jdbc:db2:wim です。
- dbDriver (String)
- データベース・ドライバーの名前。
例えば、com.ibm.db2.jcc.DB2Driver。
- dbAdminId (String)
- 直接アクセス・モードのデータベース管理者 ID。
例えば、db2admin です。
注: Cloudscape 10 バージョン 1 組み込みデータベースの場合は、dbAdminId は必要ではありません。
- dbAdminPassword (String)
- dbAdminId に関連したパスワード。
注: Cloudscape 10
バージョン 1 組み込みデータベースの場合は、dbAdminPassword は必要ではありません。
- dn (ストリング)
- 置き換えるための、デフォルトの組織の uniqueName。
例えば、o=yourco です。
設定されていない場合は、 o=Default Organization が使用されます。
- wasAdminId (ストリング)
- WebSphere Application Server 管理ユーザー ID。
この ID は、uniqueName ではなく、ショート・ネームでなければなりません。
例えば、wasadmin です。
作成後、uniqueName は uid=wasadmin, <defaultOrg> です。
- wasAdminPassword (ストリング)
- WebSphere Application Server 管理ユーザー・パスワード。
wasAdminId が設定されている場合は、パラメーターは必須です。
- saltLength (整数)
- パスワード・ハッシュのためにランダムに生成されたソルトのソルト長さ。
- encryptionKey (ストリング)
- パスワード暗号鍵。
パスワード暗号鍵を、リポジトリーの wimconfig.xml ファイル内の暗号鍵と一致するように設定します。
暗号鍵が設定されない場合は、デフォルトが使用されます。
- derbySystemHome (ストリング)
- Cloudscape 10 バージョン 1 データベースを設定した場合は、Cloudscape 10 バージョン 1 システムのホーム位置。
- reportSqlError (ストリング)
- データベースのセットアップ中に、SQL エラーを報告するかどうかを指定します。
- file (ストリング)
- 入力パラメーターを含むファイルへの絶対パス。
それぞれの入力パラメーターは、コマンド行上に入力するとき、対応するパラメーターと一致する必要があります。また、key=value ペア内に置かれる必要があります。
ペアのそれぞれは、別々の行になければなりません。
deleteIdMgrDBTables コマンド:
deleteIdMgrDBTables コマンドは、データベース内の表を削除します。
パラメーター:
- **schemaLocation (String)
- <WAS>/etc/wim/setup ディレクトリーのロケーション。
- **databaseType (String)
- データベースのタイプ。
サポートされるデータベースは、db2、Oracle、Informix、Cloudscape、sqlserver、db2zos、および db2iseries です。
- **dbURL (String)
- 直接アクセス・モード用のデータベース URL。
例えば、jdbc:db2:wim です。
- dbDriver (ストリング)
- データベース・ドライバーの名前。
例えば、com.ibm.db2.jcc.DB2Driver。
- dbAdminId (ストリング)
- 直接アクセス・モードのデータベース管理者 ID。
例えば、db2admin です。
注: Cloudscape 10 バージョン 1 組み込みデータベースの場合は、dbAdminId は必要ではありません。
- dbAdminPassword (ストリング)
- dbAdminId に関連したパスワード。
注: Cloudscape 10
バージョン 1 組み込みデータベースの場合は、dbAdminPassword は必要ではありません。
- derbySystemHome (ストリング)
- Cloudscape 10 バージョン 1 データベースを設定した場合は、Cloudscape 10 バージョン 1 システムのホーム位置。
- reportSqlError (ストリング)
- データベースのセットアップ中に、SQL エラーを報告するかどうかを指定します。
- file (ストリング)
- 入力パラメーターを含むファイルへの絶対パス。
それぞれの入力パラメーターは、コマンド行上に入力するとき、対応するパラメーターと一致する必要があります。また、key=value ペア内に置かれる必要があります。
ペアのそれぞれは、別々の行になければなりません。
setupIdMgrPropertyExtensionRepositoryTables コマンド:
setupIdMgrPropertyExtensionRepositoryTables コマンドは、プロパティー拡張機能をセットアップしますが、
これにはデータベース内の表の作成とデータ取り込みが含まれています。
パラメーター:
- **schemaLocation (String)
- <WAS>/etc/wim/setup ディレクトリーのロケーション。
- laPropXML (ストリング)
- プロパティー拡張機能リポジトリー定義 XML ファイルのロケーション。
- **databaseType (String)
- データベースのタイプ。
サポートされるデータベースは、db2、Oracle、Informix、Cloudscape、sqlserver、db2zos、および db2iseries です。
- **dbURL (ストリング)
- 直接アクセス・モード用のデータベース URL。
例えば、jdbc:db2:wim です。
- dbAdminId (ストリング)
- 直接アクセス・モードのデータベース管理者 ID。
例えば、db2admin です。
注: Cloudscape 10 バージョン 1 組み込みデータベースの場合は、dbAdminId は必要ではありません。
- dbAdminPassword (String)
- dbAdminId に関連したパスワード。
注: Cloudscape 10
バージョン 1 組み込みデータベースの場合は、dbAdminPassword は必要ではありません。
- derbySystemHome (ストリング)
- Cloudscape 10 バージョン 1 データベースを設定した場合は、Cloudscape 10 バージョン 1 システムのホーム位置。
- reportSqlError (ストリング)
- データベースのセットアップ中に、SQL エラーを報告するかどうかを指定します。
- file (ストリング)
- 入力パラメーターを含むファイルへの絶対パス。
それぞれの入力パラメーターは、コマンド行上に入力するとき、対応するパラメーターと一致する必要があります。また、key=value ペア内に置かれる必要があります。
ペアのそれぞれは、別々の行になければなりません。
The deleteIdMgrPropertyExtensionRepositoryTables コマンド:
deleteIdMgrPropertyExtensionRepositoryTables コマンドは、プロパティー拡張機能データベース内の表を削除します。
パラメーター:
- **schemaLocation (String)
- <WAS>/etc/wim/setup ディレクトリーのロケーション。
- **databaseType (String)
- データベースのタイプ。
サポートされるデータベースは、db2、Oracle、Informix、Cloudscape、sqlserver、db2zos、および db2iseries です。
- **dbURL (ストリング)
- 直接アクセス・モード用のデータベース URL。
例えば、jdbc:db2:wim です。
- dbDriver (ストリング)
- データベース・ドライバーの名前。
例えば、com.ibm.db2.jcc.DB2Driver。
- dbAdminId (ストリング)
- 直接アクセス・モードのデータベース管理者 ID。
例えば、db2admin です。
注: Cloudscape 10 バージョン 1 組み込みデータベースの場合は、dbAdminId は必要ではありません。
- dbAdminPassword (String)
- dbAdminId に関連したパスワード。
注: Cloudscape 10
バージョン 1 組み込みデータベースの場合は、dbAdminPassword は必要ではありません。
- derbySystemHome (ストリング)
- Cloudscape 10 バージョン 1 データベースを設定した場合は、Cloudscape 10 バージョン 1 システムのホーム位置。
- reportSqlError (ストリング)
- データベースのセットアップ中に、SQL エラーを報告するかどうかを指定します。
- file (ストリング)
- 入力パラメーターを含むファイルへの絶対パス。
それぞれの入力パラメーターは、コマンド行上に入力するとき、対応するパラメーターと一致する必要があります。また、key=value ペア内に置かれる必要があります。
ペアのそれぞれは、別々の行になければなりません。
The setupIdMgrEntryMappingRepositoryTables コマンド:
setupIdMgrEntryMappingRepositoryTables
コマンドはエントリー・マッピング・リポジトリーをセットアップしますが、これにはリポジトリー内の表の作成とデータ取り込みが含まれています。
パラメーター:
- **schemaLocation (String)
- <WAS>/etc/wim/setup ディレクトリーのロケーション。
- **databaseType (String)
- データベースのタイプ。
サポートされるデータベースは、db2、Oracle、Informix、Cloudscape、sqlserver、db2zos、および db2iseries です。
- **dbURL (ストリング)
- 直接アクセス・モード用のデータベース URL。
例えば、jdbc:db2:wim です。
- dbDriver (ストリング)
- データベース・ドライバーの名前。
例えば、com.ibm.db2.jcc.DB2Driver。
- dbAdminId (ストリング)
- 直接アクセス・モードのデータベース管理者 ID。
例えば、db2admin です。
注: Cloudscape 10 バージョン 1 組み込みデータベースの場合は、dbAdminId は必要ではありません。
- dbAdminPassword (String)
- dbAdminId に関連したパスワード。
注: Cloudscape 10
バージョン 1 組み込みデータベースの場合は、dbAdminPassword は必要ではありません。
- derbySystemHome (ストリング)
- Cloudscape 10 バージョン 1 データベースを設定した場合は、Cloudscape 10 バージョン 1 システムのホーム位置。
- reportSqlError (ストリング)
- データベースのセットアップ中に、SQL エラーを報告するかどうかを指定します。
- file (ストリング)
- 入力パラメーターを含むファイルへの絶対パス。
それぞれの入力パラメーターは、コマンド行上に入力するとき、対応するパラメーターと一致する必要があります。また、key=value ペア内に置かれる必要があります。
ペアのそれぞれは、別々の行になければなりません。
The deleteIdMgrEntryMappingRepositoryTables command:
deleteIdMgrEntryMappingRepositoryTables コマンドは、エントリー・マッピング・リポジトリー内の表を削除します。
パラメーター:
- **schemaLocation (String)
- <WAS>/etc/wim/setup ディレクトリーのロケーション。
- **databaseType (String)
- データベースのタイプ。
サポートされるデータベースは、db2、Oracle、Informix、Cloudscape、sqlserver、db2zos、および db2iseries です。
- **dbURL (ストリング)
- 直接アクセス・モード用のデータベース URL。
例えば、jdbc:db2:wim です。
- dbDriver (ストリング)
- データベース・ドライバーの名前。
例えば、com.ibm.db2.jcc.DB2Driver。
- dbAdminId (ストリング)
- 直接アクセス・モードのデータベース管理者 ID。
例えば、db2admin です。
注: Cloudscape 10 バージョン 1 組み込みデータベースの場合は、dbAdminId は必要ではありません。
- dbAdminPassword (String)
- dbAdminId に関連したパスワード。
注: Cloudscape 10
バージョン 1 組み込みデータベースの場合は、dbAdminPassword は必要ではありません。
- derbySystemHome (ストリング)
- Cloudscape 10 バージョン 1 データベースを設定した場合は、Cloudscape 10 バージョン 1 システムのホーム位置。
- reportSqlError (ストリング)
- データベースのセットアップ中に、SQL エラーを報告するかどうかを指定します。
- file (ストリング)
- 入力パラメーターを含むファイルへの絶対パス。
それぞれの入力パラメーターは、コマンド行上に入力するとき、対応するパラメーターと一致する必要があります。また、key=value ペア内に置かれる必要があります。
ペアのそれぞれは、別々の行になければなりません。
サンプル・コマンド行の使用法:
コマンド行を使用してデータベースをセットアップするには、以下を入力します。
$AdminTask setupIdMgrDBTables {-schemaLocation "C:¥WAS7¥etc¥wim¥setup" -dbPropXML
"C:¥WAS7¥etc¥wim¥setup¥wimdbproperties.xml" -databaseType db2
-dbURL jdbc:db2:wim -dbAdminId db2admin
-dbDriver com.ibm.db2.jcc.DB2Driver -dbAdminPassword db2adminPwd
-reportSqlError true}
コマンド行を使用してデータベース表を削除するには、以下を入力します。
$AdminTask deleteIdMgrDBTables {-schemaLocation "C:¥WAS7¥etc¥wim¥setup"
-databaseType db2 -dbURL jdbc:db2:wim -dbAdminId db2admin
-dbDriver com.ibm.db2.jcc.DB2Driver -dbAdminPassword db2adminPwd
-reportSqlError true}
コマンド行を使用してプロパティー拡張機能リポジトリーをセットアップするには、以下を入力します。
$AdminTask setupIdMgrPropertyExtensionRepositoryTables {-schemaLocation
"C:¥WAS7¥etc¥wim¥setup"
-laPropXML "C:¥WAS7¥etc¥wim¥setup¥wimlaproperties.xml" -databaseType db2
-dbURL jdbc:db2:wim -dbAdminId db2admin -dbDriver com.ibm.db2.jcc.DB2Driver
-dbAdminPassword db2adminPwd -reportSqlError true}
コマンド行を使用してプロパティー拡張機能リポジトリーを削除するには、以下を入力します。
$AdminTask deleteIdMgrPropertyExtensionRepositoryTables {-schemaLocation "C:¥WAS7¥etc¥wim¥setup "
-databaseType db2 -dbURL jdbc:db2:wim -dbAdminId db2admin -dbDriver
com.ibm.db2.jcc.DB2Driver -dbAdminPassword db2adminPwd -reportSqlError true}
コマンド行を使用してエントリー・マッピング・リポジトリーをセットアップするには、以下を入力します。
$AdminTask setupIdMgrEntryMappingRepositoryTables {-schemaLocation "C:¥WAS7¥etc¥wim¥setup"
-databaseType db2 -dbURL jdbc:db2:wim -dbAdminId db2admin -dbDriver
com.ibm.db2.jcc.DB2Driver -dbAdminPassword db2adminPwd -reportSqlError true}
コマンド行を使用してエントリー・マッピング・リポジトリーを削除するには、以下を入力します。
$AdminTask deleteIdMgrEntryMappingRepositoryTables {-schemaLocation "C:¥WAS7¥etc¥wim¥setup"
-databaseType db2 -dbURL jdbc:db2:wim -dbAdminId db2admin -dbDriver
com.ibm.db2.jcc.DB2Driver -dbAdminPassword db2adminPwd -reportSqlError true}
-file オプションを使用するサンプル CLI の使用法:
下のサンプル
params.txt
ファイルを使用して、
-file オプションでデータベースをセットアップするには、以下を入力します。
$AdminTask setupIdMgrDBTables {–file C:¥params.txt -dbPropXML
"C:¥OverrideDBPropParam¥wimdbproperties.xml"}
Params.txtschemaLocation=C:¥WAS7¥etc¥wim¥setup
dbPropXML=C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥default
¥config¥cells¥mycell¥wim¥config¥wimdbproperties.xml
laPropXML=C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥default
¥config¥cells¥mycell¥wim¥config¥wimlaproperties.xml
databaseType=db2
dbURL=jdbc:db2:wim
dbDriver=com.ibm.db2.jcc.DB2Driver
reportSqlError=true
dn=o=db.com
dbAdminId=db2admin
dbAdminPassword=dbPassword
wasAdminId=wasadmin
wasAdminPassword=wasadmin1
ファイルだけを使用して、
-file オプションでデータベースをセットアップするには、以下を入力します。
$AdminTask setupIdMgrDBTables {-file C:¥params.txt}
注: -file がコマンド行上で指定される唯一のパラメーターである場合の、ファイルのみの作業の使用。
ほかのパラメーターが指定されている場合は、このファイルは完全に無視され、コマンド行上のパラメーターは、コマンドを実行するためにのみ使用されます。