WebSphere Application Server for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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エンタープライズ Bean からの Web サービス・アプリケーションの開発

エンタープライズ Bean から Web サービスを開発できます。

このタスクについて

このタスクは、Web サービスを開発するための 4 つの方法のうちの 1 つです。 Web サービスは、Java Bean から開発したり、Java Bean を使用して既存の Web サービス記述言語 (WSDL) ファイルから開発したり、Enterprise Bean を使用して 既存の WSDL ファイルから開発することができます。 このタスクでは、新規の WSDL ファイルを作成する必要があります。

Web サービス用に エンタープライズ Bean を使用できるようにするには、サービス・エンドポイント・インターフェースを 開発し、Web サービスのエンジンとなる WSDL ファイルを検索または作成して、デプロイメント記述子を生成および 構成し、エンタープライズ Bean 実装を完了し、Web サービスに必要なすべての成果物をアセンブルし、モジュールを使用可能にしてアプリケーションを WebSphere Application Server 環境にデプロイします。

Enterprise Bean を Web サービス・インプリメンテーションのベ ースとして使用するには、以下の要件を満たす必要があります。

これらの要件は、Web サービス: 学習用リソースから入手できる JAX-RPC 仕様に文書化されています。

エンタープライズ Bean を Web サービスにすることを可能にする成果物を作成し、これらの成果物をエンタープライズ・アプリケーションにアセンブルします。

プロシージャー

  1. Web サービス用の開発環境をセットアップします。Rational Application Developer を使用する場合は、開発環境をセットアップする必要はありません。
  2. Web サービスとして使用する既存の Java アーカイブ (JAR) ファイルにアクセスします。 Enterprise Bean が要件を満たしていることを確認してください。
  3. Enterprise JavaBeans サービス・エンドポイント・インターフェースを開発します サービス・エンドポイント・インターフェースで、どの Enterprise Bean メソッドを Web サービスとして使用可能にするかを定義します。
  4. Web サービス記述言語 (WSDL) ファイルを作成します WSDL ファイルは、Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) Web サービスのエンジンであり、 これがないと Web サービスは作成されません。
  5. Enterprise JavaBeans 実装から Web サービス・デプロイメント記述子テンプレートを開発します このステップを完了して、サービス実装を エンタープライズ Bean 実装にマップするために構成されたデプロイメント記述子テンプレートを作成する必要があります。
  6. エンタープライズ Bean 実装を完了します。
  7. webservices.xml デプロイメント記述子を構成します webservices.xml デプロイメント記述子を構成し、WebSphere Application Server で 着信 Web サービス要求を処理できるようにします。
  8. ibm-webservices-bnd.xmi デプロイメント記述子を構成します ibm-webservices-bnd.xml デプロイメント記述子を構成し、WebSphere Application Server で 着信 Web サービス要求を処理できるようにします。
  9. Enterprise Bean から、Web サービスに 対応する JAR ファイルをアセンブルします エンタープライズ Bean モジュールを Web サービス対応にするのに必要な成果物をアセンブルして JAR ファイルに入れることができます。
  10. Web サービス対応エンタープライズ Bean JAR ファイルをエンタープライズ・アーカイブ (EAR) ファイルにアセンブルします Web サービス対応 JAR ファイルを使用可能にするのに必要な成果物をアセンブルして EAR ファイルに入れることができます。
  11. EAR ファイルを使用可能にします EAR ファイルに エンタープライズ Bean モジュールが含まれる場合、 EAR ファイルをデプロイする前に、endptEnabler ツールを使用して Web サービス・エンドポイント Web アーカイブ (WAR) ファイルを EAR ファイルに追加する必要があります。
  12. EAR ファイルを WebSphere Application Server にデプロイします

    このトピックには、Web サービスに対して構成してアセンブルし、対応している EAR ファイルを デプロイする場合に必要となるステップが示されています。

結果

Stateless Session Enterprise Bean から開発された Web サービスが作成されます。

次の作業

WSDL ファイルを公開します。



サブトピック
EJB からのサービス・エンドポイント・インターフェースの開発
EJB インプリメンテーション用の Web サービス・デプロイメント記述子テンプレートの開発
EJB インプリメンテーションの完了
Java Message Service API を使用した JAX-RPC Web サービス要求のトランスポート
Web サービス・クライアントから EJB を起動するための WSDL EJB バインディングの使用
関連タスク
JAX-RPC アプリケーション用の WSDL ファイルの開発
エンタープライズ Bean からの Web サービス対応 JAR ファイルのアセンブル
エンタープライズ Bean JAR ファイルの EAR ファイルへのアセンブル
Web サービスに対する EAR ファイルの使用可能化
アプリケーション・サーバーへの Web サービス・アプリケーションのデプロイ
エンタープライズ Bean を持つ既存の WSDL ファイルからの Web サービス・アプリケーションの開発
関連資料
Web サービスの開発に使用する成果物
Web サービス仕様と API
Web サービス: 学習用リソース
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 5:46:14 PM EST
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