Enterprise JavaBeans (EJB) クライアント・アプリケーション、サーブレット、および Enterprise Bean は、
国際化対応コンテキスト API を使用して、
国際化対応コンテキストをプログラマチックに取得および管理できます。Web サービス・クライアント・アプリケーションの場合は、API を使用して、EJB クライアントの場合と同じ方法で、国際化対応コンテキストを取得および管理します。
始める前に
java.util および com.ibm.websphere.i18n.context パッケージには、EJB アプリケーション内で国際化対応サービスを使用するために必要なクラスがすべて含まれています。
プロシージャー
- 国際化対応コンテキスト API へのアクセスを取得します。
国際化対応コンテキスト API 参照の解決は、
アプリケーション・コンポーネントの初期化メソッド内 (例えば、サーブレットの
init メソッド、または Enterprise Bean の SetXxxContext メソッド内) で、
アプリケーション・コンポーネントのライフ・サイクルの間に一度行ってください。
Web サービス・クライアント・プログラムの場合は、初期化時に国際化対応コンテキスト API への参照を解決します。Web サービス対応の Stateless Session Bean の場合は、setSessionContext メソッドで参照を解決します。
- 呼び出し元のロケールおよび時間帯にアクセスします。
アプリケーション・コンポーネントのリモート起動ごとに、関連する呼び出し元の国際化対応コンテキストが、その起動を実行しているスレッドに関連付けられています。
呼び出し元コンテキストは、国際化対応サービスおよびミドルウェアによって、Enterprise JavaBeans (EJB) ビジネス・メソッドやサーブレット・サービス・メソッドなどの、要求の宛先に伝搬されます。
このタスクは、Web サービス・クライアント・プログラムにも適用されます。
- 起動ロケールおよび時間帯にアクセスします。
サーブレット・サービスまたは Enterprise JavaBeans (EJB) ビジネス・メソッドのすべてのリモート起動には、その起動を実行するスレッドに関連付けられた起動国際化対応コンテキストがあります。
起動コンテキストは、国際化対応コンテキストであり、この下でサーブレットおよびビジネス・メソッドのインプリメンテーションが実行されます。起動コンテキストは、国際化対応サービスおよびミドルウェアによって以降の起動時に伝搬されます。このタスクは、Web サービス・クライアント・プログラムにも適用されます。
例
国際化対応コンテキスト API の使い方は、サポートされている各アプリケーション・コンポーネントによってそれぞれ異なっています。各コンポーネント・タイプ内で API がどのように使用されるかを示したコード例が
3 つ提供されています。API 使用法の相違、およびその他のコーディング・ヒントが、
関連するステートメント・ブロックの前にコメント形式で記載されています。