以下のタスクを使用して、JCA 1.5 リソース・アダプターを持たない JMS プロバイダーと
共に使用する目的でメッセージ駆動型 Bean をサポートするために、メッセージ・リスナー・サービスで
必要なリソースを構成します。
このタスクについて
JMS メッセージングの場合、
メッセージ駆動型 Bean は、WebSphere
Application Server バージョン 6 の一部であるデフォルトのメッセージング・プロバイダーなどの、
JCA 1.5 リソース・アダプターを持つ JMS プロバイダーを使用することができます。
JCA 1.5 リソース・アダプターを使用して、
EJB 2.1 メッセージ駆動型 Bean を JCA リソースとしてデプロイし、J2C アクティベーション・スペックを使用します。
JMS プロバイダーが V5 デフォルト・メッセージングおよび WebSphere MQ などの JCA 1.5 リソース・アダプターを持たない場合、
(WebSphere Application Server バージョン 5 と同様に) リスナー・ポートに対して JMS メッセージ駆動型 Bean を構成する必要があります。
リスナー・ポートまたはアクティベーション・スペックを使用するシナリオのガイドラインがいくつかあります。
- WebSphere Application Server v4 で J2EE 1.2 および EJB 1.1 を使用している場合は、MDB は使用されないので、リスナー・ポートまたはアクティベーション・スペックを使用しません。WebSphere Application Server v4 はメッセージ Bean を使用しますが、MDb または EJB ではないからです。
- WebSphere Application Server v5 で J2EE 1.3 および EJB 2.0 を使用している場合は、リスナー・ポートを使用します。
MDB は、MessageListener を実装する JMS MDB で、JCA サポートはありません。
WebSphere Application Server v5 は、リスナー・ポートを使用して MDB クラスを JMS の宛先と関連付けます。
- WebSphere Application Server v6 で J2EE 1.4 および EJB 2.1 を使用している場合は、アクティベーション・スペックを使用します。
コネクター MDB は JCA を使用してそのリソースにアクセスします。したがって、コネクターはアクティベーション・スペックで構成されている必要があります。
これは新規の Bean 開発のためのもので、EJB 2.0 から EJB 2.1 への MDB の変換には影響しません。
- WebSphere Application Server v6 で J2EE 1.4 および EJB 2.1 を使用している場合は、この決定は JMS プロバイダー API が JCA でインプリメントされているかどうかに依存します。
J2EE 1.4 では、JMS 1.1 API が JCA 1.5 API でインプリメントできるようになりました。
その場合、MDB はコネクター MDB としてインプリメントされた JMS MDB で、したがってアクティベーション・スペックで構成される必要があります。
そうでない場合は J2EE 1.3 と同じ JMS 状態で、EJB 2.0 MDB (WebSphere Application Server ではリスナー・ポートを使用するためのもの) を構成するのと同じ方法でこの EJB 2.1 MDB を構成する必要があります。
エンタープライズ・アプリケーションをデプロイして、
JCA 1.5 リソース・アダプターを持たない JMS プロバイダーで JMS メッセージ駆動型 Bean を使用する場合は、以下のサブトピックを参照します。