WebSphere Application Server for i5/OS, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: i5/OS

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Web サーバー・プラグインのチューニング・ヒント

Web サーバー・プラグインの調整のための 重要なヒントとして、 ストレスの高い環境において、ワークロードのバランスを取り、 パフォーマンスを向上させる方法があります。 Web サーバー・プラグインがフロントとなる ネットワークのアプリケーション・サーバー間で、 ワークロードのバランスを取ることによって、 要求応答時間が改善されます。

ワークロードのバランシング

この最大接続数に達すると、接続を確立する際に、プラグインは自動的にそのアプリケーション・サーバーをスキップし、 次の使用可能なアプリケーション・サーバーへの接続を試行します。 使用可能なアプリケーション・サーバーがない場合、HTTP 503 応答コードがクライアントに戻されます。 このコードは、サーバーが一時的に過負荷になっていたり、メンテナンスが行われているために、現在要求を処理できないことを示しています。

アプリケーション・サーバーで確立することができる接続数の制限は、プロセス・モデルの代わりにスレッド化モデルに従う Web サーバーで最適に作動し、開始されるプロセスは 1 つのみです。

IBM HTTP Server V6.1 はスレッド化モデルに従います。 IBM HTTP Server が複数のプロセスを開始しないようにするには、Web サーバー構成ファイル (httpd.conf) の以下のプロパティーを、以下に表示した値に変更します。

ServerLimit           1
ThreadLimit           4000
StartServers          1
MaxClients            1024
MinSpareThreads       1
MaxSpareThreads       1024
ThreadsPerChild       1024
MaxRequestsPerChild   0

高ストレス環境でのパフォーマンスの向上

TcpTimedWaitDelay 設定を調整するには tcp_time_wait_interval パラメーターの値を、デフォルトの 240 秒から 30 秒に変更します。
  1. Windows レジストリーの以下の場所を探します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE¥System¥CurrentControlSet¥Services¥tcpip¥Parameters¥TcpTimedWaitDelay
    この入力項目が Windows レジストリーに存在していない場合、 この入力項目を新規の DWORD 項目として編集することにより、これを作成します。
  2. この入力項目について、秒単位で 30 以上 300 以下の値を指定します。 (30 を指定することをお勧めします。)
MaxUserPort 設定を調整するには、以下を実行します。
  1. Windows レジストリーの以下の場所を探します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE¥System¥CurrentControlSet¥Services¥tcpip¥Parameters¥MaxUserPort
    この入力項目が Windows レジストリーに存在していない場合、 この入力項目を新規の DWORD 項目として編集することにより、これを作成します。
  2. ポートの最大数を 5000 以上 65534 以下の値に設定します。 (65534 を指定することをお勧めします。)

これらの設定について詳しくは Microsoft Web site を参照してください。




関連タスク
Web サーバーとの通信
参照トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 5:46:14 PM EST
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