このトピックを使用して、IBM WebSphere Application Server セキュリティーを使用可能にします。
セキュリティー設定を有効にするには、管理セキュリティーを使用可能にする必要があります。
このタスクについて
WebSphere Application Server は、暗号化を使用して機密データを保護し、WebSphere Application Server とネットワーク内の他のコンポーネントの間の通信の機密性と保全性を確保します。
暗号化は、Web サービス・アプリケーション用に特定のセキュリティーの制約が構成されている場合には、Web サービスによっても使用されます。
プロシージャー
- WebSphere Application Server でセキュリティーを使用可能にします。
セル内のすべてのノード・エージェントが前もってアクティブであることを確認してください。
詳しくは、セキュリティーの使用可能化
を参照してください。
「セキュリティー」>「セキュア管理、アプリケーション、およびインフラストラクチャー」をクリックすることが重要です。
リストから使用可能なレルムの定義を選択し、次に、「Set as current」をクリックして、サーバーが再始動したときにセキュリティーが使用可能になるようにします。
注: WebSphere Application Server の以前のリリースでは、「Set as current」オプションは「グローバル・セキュリティーの使用可能化」オプションです。
- サーバーを再始動する前に、管理コンソールをログオフします。 上部のメニュー・バーの「ログアウト」をクリックすると、ログオフできます。
- WebSphere Application Server の app_server_root/bin ディレクトリーで、
コマンド行から stopServer server_name コマンドを実行し、
サーバーを停止します。
- コマンド startServer server_name を実行して、
サーバーをセキュア・モードで再始動します。 サーバーがセキュアになると、管理ユーザー名とパスワードを指定しない限り、サーバーを再度停止することはできなくなります。
セキュリティーが使用可能になっているサーバーを停止するには、stopServer server_name -username user_id -password password コマンドを実行します。
これ以外に、profile_root/properties ディレクトリー内の soap.client.props
ファイルを編集し、これらの管理 ID を含めるように com.ibm.SOAP.loginUserid
または com.ibm.SOAP.loginPassword プロパティーを編集する方法もあります。
サーバーの再始動に問題がある場合は、profile_root/logs/server_name ディレクトリーにある出力ログを調べてください。
共通の問題については、セキュリティー構成のトラブルシューティング
の項目を調べてください。
app_server_root 変数は、
app_server_root/bin/ デフォルト・ディレクトリーを参照します。