サーブレットを使用する際、サーブレット・ソースとクラス・ファイル、
ユーザー・プロファイル・データ、Hypertext Transfer Protocol (HTTP) 構成、および管理構成のバックアップを考慮する必要があります。
HTTP 構成を保管することを考慮する必要があります。
というのも、HTTP 構成への変更はしばしば、WebSphere Application Server
がサーブレットと JSP 要求を処理することを可能にしたり、WebSphere Application Server
セキュリティーを使用可能にしたりするために行われるからです。
WebSphere Application Server のユーザー・プロファイル機能を使用している場合は、ユーザー・プロファイル・データのバックアップを考慮する必要があります。
プロシージャー
- サーブレット・ソースとクラス・ファイルをバックアップします。
バインディングなどのようなアプリケーション・コードと構成は、デフォルトでは、profile_root/installedApps
ディレクトリーにあります。
このディレクトリーを保管することによって、HTML、サーブレット、JavaServer Pages (JSP) ファイル、およびエンタープライズ Bean を含む、インストールされたアプリケーションを保管します。
通常、それぞれのアプリケーションは、別々のサブディレクトリーに置かれているので、すべてのアプリケーションかまたはサブセットを保管することを選択できます。
- インストールされたすべてのアプリケーションを保管します。
表示の都合上、以下のコマンドはラップされています。
それぞれを単一コマンドとして入力します。
SAV DEV('/QSYS.lib/wsalib.lib/wsasavf.file')
OBJ(('/profile_root/installedApps'))
- sampleApp アプリケーションのみを保管します。
表示の都合上、以下のコマンドはラップされています。
それぞれを単一コマンドとして入力します。
SAV DEV('/QSYS.lib/wsalib.lib/wsasavf.file')
OBJ(('/profile_root/installedApps/cellName/sampleApp.ear'))
ユーティリティーまたは汎用クラスを、profile_root/lib/app または profile_root/lib/ext のようなその他のディレクトリー内に配置した場合は、バックアップ計画にもそのロケーションを含めることを確認します。
- HTTP 構成を保管します。
- IBM HTTP Server for iSeries (Apache で稼働) の HTTP サーバー・インスタンスを保管します。
IBM HTTP Server for iSeries (Apache で稼働)
の HTTP サーバー・インスタンスは、ライブラリー QUSRSYS 内の QATMHINSTC ファイルのメンバーです。
このファイルの保管コマンドの例は、以下のとおりです。
SAVOBJ OBJ(QATMHINSTC) LIB(QUSRSYS) DEV(*SAVF) OBJTYPE(*FILE) SAVF(WSALIB/WSASAVF)
- IBM HTTP Server for iSeries
(Apache で稼働) の HTTP 構成を保管します。
IBM HTTP Server
for iSeries (Apache で稼働) の HTTP 構成は、その構成が作成されたときに選択されたサブディレクトリー内の統合ファイル・システムに保管されます。
推奨されるロケーションは、WebSphere インスタンス・ディレクトリー内です。
このファイル・ロケーションは、ライブラリー QUSRSYS 内の QATMHINSTC ファイルの HTTP サーバー・インスタンス・メンバーを調べることによって、判別できます。
このファイルの保管コマンドの例は、以下のとおりです。
SAV DEV('/QSYS.lib/wsalib.lib/wsasavf.file') OBJ(('profile_root/profile/apache/conf')
('profile_root/profile/htdocs'))
ここで、profile はご使用のインスタンスの名前です。
デフォルトのインスタンス名は default です。