クライアントまたはサーバーのいずれかがインストールされたマシンで、
シン・アプリケーション・クライアント環境を実行できます。
クライアントのインストールは、セットアップ・コマンド・シェルを提供します。
このコマンド・シェルは、シン・クライアント・アプリケーションまたは J2EE クライアント・アプリケーションのいずれかに対応する環境をセットアップします。
サーバーのインストールは、J2EE アプリケーション・クライアント専用の環境をセットアップするコマンド・シェルを提供します。
始める前に
J2EE アプリケーション・クライアントおよびシン・アプリケーション・クライアントは共に、
デフォルト・メッセージング・プロバイダーの提供する JMS リソースにアクセスできます。
このタスクについて
WebSphere Application Server は、プラグ可能クライアントをサポートします。
注: シン・アプリケーション・クライアントは JDBC プロバイダー・クラスにはパッケージされません。
例えば、WebSphere Application Server バージョン 6.1 シン・クライアントは、Cloudscape バージョン 10.1 クラスにはパッケージされません。
同様に、バージョン 6.0.2 シン・クライアントは Cloudscape バージョン 5.1 または Cloudscape バージョン 10.0 クラスにはパッケージされません。
従って、シン・クライアントで JDBC プロバイダークラス (Cloudscape、Oracle、DB2、Informix、または Sybase など) を利用するには、次のようにする必要があります。
- これらのクラスをシン・アプリケーション・クライアント環境に追加します。
- シン・アプリケーション・クライアントからこれらのクラスを可視にします。そのためには、
クライアント・プログラムを起動したスクリプト内のクライアント・クラスパスに、これらのクラスへのパスを追加します。
このようにしないと、データベース・クラス (データ・ソースの JNDI 検
索を介してなど) をロードしようとしたときに ClassNotFoundException が発生します。
シン・アプリケーション・クライアントを実行するための Java 呼び出しは、
クライアントとサーバーとでは異なります。
シン・アプリケーション・クライアントをクライアント・システムとサーバー・システムの両方で実行する必要がある場合は、
サーバー・マシンでのシン・アプリケーション・クライアントを開発するのステップに従ってください。
プロシージャー
- WebSphere Application Server のインストールのためにアプリケーション・クライアントからオプション「J2EE およびシン・アプリケーション・クライアント (J2EE and Thin application client)」を選択して、シン・アプリケーション・クライアントをインストールします。
- 以下のいずれかを実行します。
例
アプリケーション・クライアントについて詳しくは
、サンプル・ギャラリーを参照してください。
注: WebSphere Application Server バージョン 6.1 および Application Client for WebSphere Application
Server バージョン 6.1 は、特殊なタイプのシン・アプリケーション・クライアントも提供します。
Web Services Thin Client は、管理対象外の独立型 Java クライアント環境であり、JAX-RPC Web サービス・クライアント・アプリケーションを実行し、アプリケーション・サーバーによりホストされる Web サービスを呼び出すことができます。Administration Thin Client は、クライアント・アプリケーションが、アプリケーション・サーバー環境外で管理タスクを実行できるようにします。