管理コンソールからアクセス可能な設定値以外に、コマンド行スクリプトによって以下のシステム・プロパティーを設定することができます。
beantype= [H]min,[H]max [:beantype= [H]min, [H]max...]
beantype は、Bean の J2EE 名であり、 アプリケーション名、# 文字、モジュール名、# 文字、 および Bean の名前 (つまり、Bean のデプロイメント記述子の <ejb-name> フィールドに割り当てられるストリング) を連結することにより形成されます。 min および max は、 それぞれ、この Bean タイプの最小プール・サイズと最大プール・サイズです。 直前のプロトタイプに示されている大括弧は指定しないでください。これらの括弧は、最初の Bean タイプの後に指定できるオプションの追加 Bean タイプを示します。 Bean タイプの指定はそれぞれ、コロン (:) で区切ります。
*=30,100
SMApp#PerfModule#TunerBean=54, :SMApp#SMModule#TypeBean=100,200
ストリング内では、Bean タイプを任意の順序で指定できます。
max 値の前に文字 H を直接挿入して、構成済み EJB の最大プール・サイズをハード制限 として指定することができます。H がない場合、最大値はプール可能な EJB インスタンスの数を示し、作成または使用できる EJB インスタンス数は制限されません。 max 値の前に H を挿入した場合はハード制限を示し、制限値に達 したときに EJB コンテナーはインスタンスがさらに作成されないようにします。そのため、インスタンスが有効になるまで、あるいは、トランザクションがタイムアウトになるまで、次のスレッドは待機する必要があります。
min 値の前に文字 H を直接挿入して、構成済み EJB の最小プール・サイズをハード制限 として指定することができます。 H がない場合、最小値は、EJB タイプが実際に使用されていないときにプール内で維持される EJB インスタンスの数を示しますが、アプリケーションの起動時にプールをプリロードすることはありません。 通常、アプリケーションが同時に最小数の EJB インスタンスにアクセスしない限り、最小プール・サイズには達しません。 min 値の前に H を挿入した場合はハード制限を示し、アプリケーションの起動時に、EJB コンテナーが最小数の EJB インスタンスでプールをプリロードします。
SMApp#SMModule#TypeBean=100,H200アプリケーションの起動時に、EJB コンテナーが最小数 100 の EJB インスタンスでプールをプリロードするように設定する場合は、以下のように入力してください。
SMApp#SMModule#TypeBean=H100,200
デフォルトでは、EJB コンテナーは、メソッド ejbPostCreate(...) が呼び出された後のみ、データベース内でエンティティー Bean 表記を作成します。 しかし、いくつかのアプリケーションは、メソッド ejbCreate(...) に頼っ て、データベース内でエンティティー Bean を作成した可能性があります。 このような要件に対して、JVM プロパティー com.ibm.websphere.ejbcontainer.allowEarlyInsert の true への設定が、デフォルトの動作をオーバーライドします。