WebSphere Application Server, Version 6.1   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows, Windows Vista

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タスクの概説: 動的キャッシュ・サービスの使用によるパフォーマンスの向上

サーブレット、コマンドおよび JavaServer Pages (JSP) の出力のキャッシングであり、 アプリケーションのパフォーマンスを改善します。 WebSphere Application Server は、サーブレット、Web サービス、 WebSphere コマンドなどの複数のキャッシング・アクティビティーを、 動的キャッシュ という 1 つのサービスにまとめています。 これらのキャッシング・アクティビティーをまとめることでアプリケーションのパフォーマンスは向上し、アプリケーション・サーバーの動的キャッシュ・サービスで設定する、多くの構成パラメーターを共用することができます。 動的キャッシュを使用すれば、 要求があるときにメモリー内のキャッシュから取り出して処理できることにより、 サーブレットおよび JSP ファイルのパフォーマンスを向上させることができます。 キャッシュ・エントリーには、サーブレットの出力、サーブレットの実行結果、 およびメタデータが含まれます。

このタスクについて

動的キャッシュ・サービスは、 アプリケーション・サーバーの Java 仮想マシン (JVM) 内で動作し、 キャッシュ可能なオブジェクトへの呼び出しをインターセプトします。 例えば、サーブレットの service メソッドやコマンドの execute メソッドを通じて呼び出しをインターセプトし、 キャッシュへオブジェクトの出力を格納したり、動的キャッシュからオブジェクトのコンテンツを提供したりします。

プロシージャー

  1. グローバルに動的キャッシュ・サービスを使用可能にします。 動的キャッシングに関連する フィーチャーを使用するために、管理コンソールでサービスを使用可能にする必要があります。 詳しくは、動的キャッシュ・サービスの使用可能化 を参照してください。
  2. 使用しているキャッシングのタイプを構成します。
  3. 動的キャッシュ・モニターを使用して、構成結果をモニターします。 詳しくは、キャッシュ情報の表示 を参照してください。

次の作業

動的キャッシュに DistributedMap および DistributedObjectCache インターフェースを使用するには、 動的キャッシュ用の DistributedMap および DistributedObjectCache インターフェースの使用 を参照してください。



サブトピック
ディスク・キャッシュ・インフラストラクチャーの機能拡張
動的キャッシュ・サービスの使用可能化
cachespec.xml ファイルによるキャッシュ可能オブジェクトの構成
コマンド・キャッシングの構成
ディスク・キャッシュ・ガーベッジ・コレクターを使用する除去ポリシー
例: Web サービスのキャッシュ
Web サービス・クライアント・キャッシュの構成
キャッシュ情報の表示
動的キャッシュ用の DistributedMap および DistributedObjectCache インターフェースの使用
サーブレット・キャッシュ・インスタンスの使用
JSP 再ロード時のテンプレート・ベース無効化を使用不可にする
動的キャッシュの MBean 統計
例: 動的キャッシュ・サービスの構成
動的キャッシュ PMI カウンターの定義
動的キャッシュ・サービスのトラブルシューティング
関連タスク
アプリケーション・サービス提供環境のチューニング
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 5:05:53 PM EST
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