IBM WebSphere Application Server は、製品の以前のバージョンと相互運用します。 このトピックを使用して、この振る舞いを構成します。
Application Server の 現行リリースでは、管理者として Application Server 環境を 管理するユーザーの ID と、サーバー間での認証に使用される ユーザーの ID とは区別されます。 以前のリリースでは、エンド・ユーザーが、サーバー・ユーザー ID とパスワードを サーバー間で認証を行う際のユーザー ID として指定する必要がありました。Application Server の 現行リリースでは、サーバー・ユーザー ID は内部で自動的に生成されます。 ただしエンド・ユーザーは、サーバー・ユーザー ID とパスワードが自動生成されないように 指定することもできます。このオプションは、複数のリリースが使用されているセルでは特に重要です。 そういうセルでは、サーバー・ユーザー ID とパスワードは、Application Server の下位レベル・バージョンで指定されます。 その場合、エンド・ユーザーは、下位レベルとの互換性を確保するために、 サーバー・ユーザー ID の自動生成を行う代わりに、 Application Server の下位レベル・バージョンで指定されるサーバー・ユーザー ID とパスワードを使用する必要があります。