このページを使用して、アプリケーションまたはモジュールをインストールします。
この管理コンソール・ページを表示するには、「アプリケーション」>「新規アプリケーションのインストール」とクリックします。
このページのステップに従って、アプリケーションまたはモジュールをインストールします。 少なくとも、最初のステップは完了する必要があります。それ以降のステップのいくつか、またはすべてを完了する必要があるかどうかは、エンタープライズ・アプリケーション (EAR ファイル)、エンタープライズ Bean (EJB) モジュール (JAR ファイル)、Session Initiation Protocol (SIP) モジュール (SAR ファイル)、または Web モジュール (WAR ファイル) のいずれをインストールするかによります。
エンタープライズ・アプリケーション・ファイルの完全修飾パスを指定します。
ファイルは、.ear、.jar、.sar、または .war ファイルであることが可能です。
Windows マシンでは、ファイル・パスに、256 文字の制限があります。
構成セッションまたは構成リポジトリーのアプリケーション・ファイルのパスが 256 文字の制限を越える場合に、
アプリケーションのインストールが失敗する可能性があります。
このような問題を解決するには、アプリケーション名の長さを短くして、ファイル・パスの長さを短くします。
ブラウザーとアプリケーション・ファイルが同一マシン上にある場合 (サーバーもそのマシン上にあるかないかにかかわらず) は、 「ローカル・ファイル・システム」を使用します。
アプリケーション・ファイルが現行セルのコンテキストのいずれかのノードにある場合は、 「リモート・ファイル・システム」を使用します。ブラウズ中に表示されるのは、.ear、.jar、.sar、または .war ファイルのみです。
アプリケーションのインストール中、アプリケーション・ファイルは通 常、ブラウザーを稼働しているクライアント・マシンから、そのファイルをデプロイする管理コンソールを稼働しているサーバー・マシンにアップロードされます。 この場合、サーバー・マシンにアップロードする EAR、WAR、SAR、または JAR モジュールの選択には、 管理コンソールを稼働する Web ブラウザーを使用します。
ただし場合によっては、アプリケーション・ファイルが、 セル内の任意のノードのファイル・システム上に常駐していることがあります。 このようなファイルをアプリケーション・サーバーでインストールする場合は、 「リモート・ファイル・システム」オプションを使用してください。
また、アプリケーション・サーバーを稼働しているマシンにすでに存在するアプリケーション・ファイルを指定する場合にも、 「リモート・ファイル・システム」オプションを使用します。 例えば、このフィールドの値は、profile_root/installableApps/test.ear のようになります。スタンドアロンの WAR モジュールをインストールする場合は、コンテキスト・ルートも指定してください。
アプリケーション・ファイルの転送後は、「リモート・ファイル・システム」の値に、サーバー・マシン上の一時ロケーションのパスが表示されます。
モジュールのコンテキスト・ルートを指定します。
このフィールドは、スタンドアロン Web アプリケーション (WAR ファイル) または Session Initiation Protocol (SIP) モジュール (SAR ファイル) をインストールする場合にのみ使用します。
コンテキスト・ルートは、(モジュール・ファイルからの) 定義済みのサーブレット・マッピングと組み合わされて、ユーザーがサーブレットへのアクセス時に入力する完全 URL を構成します。例えば、WAR コンテキスト・ルートが /gettingstarted でサーブレット・マッピングが MySession の場合、URL は http://host:port/gettingstarted/MySession となります。
情報の指定を要求するインストール・オプションのみを表示するか、 すべてのインストール・オプションを表示するかを指定します。
「Prompt me only when additional information is required」オプションを使用すると、選択可能なすべてのインストール・オプションを調べる必要がないため、 アプリケーションのインストールをより簡単に行うことができます。
ただし、アプリケーションのインストールの際に最も速くて簡単な「デフォルト・バインディングの生成」 オプションを使用するには、「Show me all installation options and parameters」を選択し、次のパネルで「デフォルト・バインディングの生成」を選択する必要があります。
デフォルト・バインディングを生成するかどうかを指定します。 チェック・ボックスにチェック・マークを付けた場合、アプリケーション内の不完全なバインディングはすべてデフォルト値で埋められます。 既存のバインディングは、変更されません。
このオプションを選択すると、「サマリー」ステップに直接ジャンプし、 どのステップの横にも赤いアスタリスク (*) が付いていなければ、 アプリケーションをインストールすることができます。 赤のアスタリスクは、そのステップのデータが不完全であり、有効な値が必要であることを示しています。 「サマリー」パネルでは、 アプリケーションのインストールされるセル、ノード、およびサーバーを確認してください。
このオプションを表示するには、「Show me all installation options and parameters」を選択する必要があります。
バインディングは、次のように生成されます。
ほとんどのアプリケーション、または少なくともほとんどのアプリケーションのほとんどのバインディングは、 デフォルトのストラテジーで十分です。 ただし、以下の場合は機能しません。
そのような場合は、XML 文書を使用して動作を変更することができます (カスタム・ストラテジー)。 「特定バインディング・ファイル」フィールドを使用して、 カスタム・ストラテジーを指定したり、フィールドのヘルプで例を参照します。
生成される JNDI 名に使用する接頭部を指定します。
接頭部のオプションを表示するには、「Show me all installation options and parameters」を選択する必要があります。
生成したバインディングで既存のバインディングをオーバーライドするかどうかを指定します。
「既存バインディングをオーバーライドする」を選択すると、 既存のバインディングは、生成されたバインディングでオーバーライドされます。
オーバーライドのオプションを表示するには、「Show me all installation options and parameters」を選択する必要があります。
デフォルト・データ・ソースの JNDI 名を指定します。
「EJB 1.1 CMP のデフォルト・バインディング」ラジオ・ボタンを選択した場合は、コンテナー管理パーシスタンス (CMP) 1.1 Bean で使用するデフォルト・データ・ソースの JNDI 名を指定してください。 また、このデフォルト・データ・ソースのユーザー ID およびパスワードも指定します。
EJB CMP バインディングのオプションを表示するには、「Show me all installation options and parameters」を選択する必要があります。
2.0 CMP Bean のデフォルト・データ・ソースの JNDI 名を指定します。
データ・ソース・バインディングのオプションを表示するには、「Show me all installation options and parameters」を選択する必要があります。
Web モジュールの仮想ホストを指定します。
仮想ホストのオプションを表示するには、「Show me all installation options and parameters」を選択する必要があります。
デフォルト・バインディングをオーバーライドするバインディング・ファイルを指定します。
このオプションを表示するには、「Show me all installation options and parameters」を選択する必要があります。
XML 文書でデフォルト・バインディングの動作を変更します (カスタム・ストラテジー)。 カスタム・ストラテジーは、デフォルト・ストラテジーを拡張するので、 デフォルト・ストラテジーが不十分な領域のみをカスタマイズする必要があります。 すなわち、必要なのは、デフォルト・ストラテジーによって生成されたバインディングを変更する方法の記述のみで、 アプリケーション全体のバインディングを定義する必要はありません。
デフォルト・バインディング・ジェネレーターのさまざまな局面をオーバーライドする方法の簡単な例は次のとおりです。
EJB JNDI 名の制御
<?xml version="1.0"?> <!DOCTYPE dfltbndngs SYSTEM "dfltbndngs.dtd"> <dfltbndngs> <module-bindings> <ejb-jar-binding> <jar-name>helloEjb.jar</jar-name> <ejb-bindings> <ejb-binding> <ejb-name>HelloEjb</ejb-name> <jndi-name>com/acme/ejb/HelloHome</jndi-name> </ejb-binding> </ejb-bindings> </ejb-jar-binding> </module-bindings> </dfltbndngs>
EJB JAR ファイルの接続ファクトリー・バインディングの設定
<!DOCTYPE dfltbndngs SYSTEM "dfltbndngs.dtd"> <dfltbndngs> <module-bindings> <ejb-jar-binding> <jar-name>yourEjb20.jar</jar-name> <connection-factory> <jndi-name>eis/jdbc/YourData_CMP</jndi-name> <res-auth>Container</res-auth> </connection-factory> </ejb-jar-binding> </module-bindings> </dfltbndngs>
EJB ファイルの接続ファクトリー・バインディングの設定
<?xml version="1.0"> <!DOCTYPE dfltbndngs SYSTEM "dfltbndngs.dtd"> <dfltbndngs> <module-bindings> <ejb-jar-binding> <jar-name>yourEjb20.jar</jar-name> <ejb-bindings> <ejb-binding> <ejb-name>YourCmp20</ejb-name> <connection-factory> <jndi-name>eis/jdbc/YourData_CMP</jndi-name> <res-auth>PerConnFact</res-auth> </connection-factory> </ejb-binding> </ejb-bindings> </ejb-jar-binding> </module-bindings> </dfltbndngs>
特定のエンタープライズ Bean のメッセージ宛先参照 JNDI の設定
特定のエンタープライズ Bean の message-destination-refs を設定するための、 カスタム・ストラテジー・ファイルにおける XML 例の一部。
<?xml version="1.0"> <!DOCTYPE dfltbndngs SYSTEM "dfltbndngs.dtd"> <dfltbndngs> <module-bindings> <ejb-jar-binding> <jar-name>yourEjb21.jar</jar-name> <ejb-bindings> <ejb-binding> <ejb-name>YourSession21</ejb-name> <message-destination-ref-bindings> <message-destination-ref-binding> <message-destination-ref-name>jdbc/MyDataSrc</message-destination-ref-name> <jndi-name>eis/somAO</jndi-name> </message-destination-ref-binding> </message-destination-ref-bindings> </ejb-binding> </ejb-bindings> </ejb-jar-binding> </module-bindings> </dfltbndngs>
WAR、EJB JAR ファイル、 または J2EE クライアント JAR ファイルからのリソース参照バインディングのオーバーライド
WAR ファイルからリソース参照バインディングをオーバーライドするサンプル・コードは次のとおりです。 類似コードを使用して、エンタープライズ Bean (EJB) JAR ファイルまたは J2EE クライアント JAR ファイルからのリソース参照バインディングをオーバーライドします。
<?xml version="1.0"?> <!DOCTYPE dfltbndngs SYSTEM "dfltbndngs.dtd"> <dfltbndngs> <module-bindings> <war-binding> <jar-name>hello.war</jar-name> <resource-ref-bindings> <resource-ref-binding> <resource-ref-name>jdbc/MyDataSrc</resource-ref-name> <jndi-name>war/override/dataSource</jndi-name> </resource-ref-binding> </resource-ref-bindings> </war-binding> </module-bindings> </dfltbndngs>
JCA 1.5 準拠リソースとしてデプロイされたメッセージ駆動型 Bean の JNDI 名のオーバーライド
JCA 1.5 準拠リソースとしてデプロイされた EJB 2.1 または EJB 2.0 メッセージ駆動型 Bean の JMS activationSpec JNDI 名をオーバーライドするための、 カスタム・ストラテジー・ファイルにおける XML 例の一部。
<?xml version="1.0"?> <!DOCTYPE dfltbndngs SYSTEM "dfltbndngs.dtd"> <dfltbndngs> <module-bindings> <ejb-jar-binding> <jar-name>YourEjbJar.jar</jar-name> <ejb-bindings> <ejb-binding> <ejb-name>YourMDB</ejb-name> <activationspec-jndi-name>activationSpecJNDI</activationspec-jndi-name> </ejb-binding> </ejb-bindings> </ejb-jar-binding> </module-bindings> </dfltbndngs>
EJB 2.0 メッセージ駆動型 Bean の JMS リスナー・ポート名のオーバーライド
リスナー・ポートに対してデプロイされた EJB 2.0 メッセージ駆動型 Bean の JMS リスナー・ポート名をオーバーライドするための、 カスタム・ストラテジー・ファイルにおける XML 例の一部。
<?xml version="1.0"?> <!DOCTYPE dfltbndngs SYSTEM "dfltbndngs.dtd"> <dfltbndngs> <module-bindings> <ejb-jar-binding> <jar-name>YourEjbJar.jar</jar-name> <ejb-bindings> <ejb-binding> <ejb-name>YourMDB</ejb-name> <listener-port>yourMdbListPort</listener-port> </ejb-binding> </ejb-bindings> </ejb-jar-binding> </module-bindings> </dfltbndngs>
EJB JAR、WAR ファイル、または EJB ファイルからの EJB 参照バインディングのオーバーライド
以下に、EJB JAR ファイルから EJB 参照バインディングをオーバーライドするためのコードの例を示します。 同様のコードを使用して、WAR ファイルまたは EJB ファイルから EJB 参照バインディングをオーバーライドします。
<?xml version="1.0"?> <!DOCTYPE dfltbndngs SYSTEM "dfltbndngs.dtd"> <dfltbndngs> <module-bindings> <ejb-jar-binding> <jar-name>YourEjbJar.jar</jar-name> <ejb-ref-bindings> <ejb-ref-binding> <ejb-ref-name>YourEjb</ejb-ref-name> <jndi-name>YourEjb/JNDI</jndi-name> </ejb-ref-binding> </ejb-ref-bindings> </ejb-jar-binding> </module-bindings> </dfltbndngs>