WebSphere Application Server には、コマンド行から呼び出すことができる多くのツールが用意されています。
このタスクについて
アプリケーション・サーバーのプロセスとノードの始動、停止、
およびモニターを行うためには、いくつかのコマンド行ツールを使用できます。
これらのツールは、ローカルのサーバーとノードでのみ作動します。
これらは、リモートのサーバーやノードでは作動しません。
リモート・サーバーを管理する場合は、
ターゲットのサーバーまたはノードが構成されるセル用のデプロイメント・マネージャーに接続されている、wsadmin スクリプト・プログラムを使用することができます。
各コマンドに共通する情報は、以下のとおりです。
- 特に指定されていない限り、すべてのアプリケーション・サーバー・コマンドは、
app_server_root/bin ディレクトリーにあります。
- サーバー名、ノード名またはセル名を指定するパラメーター値は、大/小文字を区別します。
例えば、プロファイル・テストのためにアプリケーション・サーバー MyServer を始動したい場合は、startServer
MyServer -profileName test を呼び出します。
サーバー名として myserver を指定した場合は、startServer スクリプトは失敗します。
Microsoft® Windows Vista™ オペレーティング・システムでのコマンド行ツールの実行についての注: Windows Vista オペレーティング・システムでは、
管理者または非管理者のいずれであっても Websphere Application Server をインストールすることができます。
管理者としてインストールする場合、
特定の操作 (Windows サービスに関連したもの) には管理者特権が必要です。
Websphere Application Server コマンド行ツールが必ず十分な特権を持つようにするには、
それらを管理者として実行します。
これらのコマンド行ツールをコマンド・プロンプトから実行する場合は、
以下のアクションを実行することによって起動する、「コマンド プロンプト」ウィンドウから実行します。
以下のステップを使用して、コマンドを実行します。
プロシージャー
- システム・コマンド・プロンプトを開きます。
- プロファイルまたはアプリケーション・サーバー・ルート・ディレクトリーのいずれからスクリプトを実行するかを決定します。
特定の
プロファイルに関連するほとんどのコマンド行ツール機能。
コマンドが -profileName パラメーターを必要とするかどうかを判別するには、そのコマンドの資料を参照してください。
app_server_root/bin ディレクトリーからコマンドを実行する際に -profileName パラメーターを指定しない場合は、
製品のデフォルト・プロファイルが、プロファイル固有の変数を設定します。
異なるプロファイルを指定するには、以下のいずれかのオプションを使用します。
- 該当するコマンドを実行します。
結果
このコマンドは、要求された機能を実行し、その結果を画面に表示します。
追加情報については、コマンドのログ・ファイルを参照してください。コマンドに -trace オプションを使用すると、コマンド・ログ・ファイルに追加のトレース・データが取り込まれます。
ログ・ファイルのディレクトリーのロケーションは、デフォルトのシステム・ログのルート・ディレクトリーの下です。ただし、特定のサーバー・インスタンスに関連するコマンドを除きます。この場合は、そのサーバーの log ディレクトリーが使用されます。コマンドに -logfile オプションを使用して、コマンド・ログ・ファイルのデフォルトのロケーションをオーバーライドすることができます。
次の作業
プロファイル・リストの入手方法を含む、プロファイルの使用について詳しくは、manageprofiles コマンドの項を参照してください。
コマンド行ツールを使用するには、以下のステップを実行します。