これは、あらかじめ設定されたプロパティー値および組み込み済みの Cloudscape データベースを使用して UDDI ノードを作成するタスクです。
このタスクについて
ノードの作成中または作成後に、ノード ID などの必須ノード・プロパティーを変更することはできません。
ノードは UDDI レジストリーの初期計算に基づいており、開発およびテスト目的のためのものです。必須ノード・プロパティーをユーザー側で選択する場合、カスタマイズ済み UDDI ノードのセットアップ
で詳しく説明されるカスタマイズ・ノードのセットアップを行います。
UDDI データベースおよびデータ・ソースは、単一スクリプト (UDDI レジストリー・アプリケーションのデプロイにも使用) を実行することで自動作成されます。データ・ソースにさらに制御を持たせたい場合は、デフォルト UDDI ノードのセットアップ
を参照してください。
プロシージャー
- app_server_root/bin ディレクトリーから wsadmin スクリプト uddiDeploy.jacl を実行して、UDDI ノードを作成します。
コマンドの構文は以下に表示されています。
注: UNIX または Linux のいずれかのオペレーティング・システムを使用している場合は、wsadmin コマンドに .sh サフィックスを追加します。
wsadmin [-conntype none] [-profileName profile_name] -wsadmin_classpath app_server_root/derby/lib
-f uddiDeploy.jacl
node_name
server_name
default
各部の意味は、次のとおりです。
- '-profileName profile_name' はオプションで、UDDI
アプリケーションがデプロイされているプロファイルの名前です。
プロファイルを指定しない場合は、デフォルト・プロファイルが使用されます。
- 「-conntype none」はオプションで、アプリケーション・サーバーが
稼働していない場合にのみ必要です。
- app_server_root は、WebSphere Application Server のインストール・ロケーションのディレクトリー名です。
- node_name は、ターゲット・サーバーが稼働する WebSphere ノードの名前です。
入力するノード名には大/小文字の区別があることに注意してください。
- server_name は、UDDI レジストリーをデプロイするターゲット・サーバーの名前 (server1 など) です。
入力するサーバー名は大/小文字の区別があることに注意してください。
- 「default」によって、コマンドは Cloudscape データベースおよびデータ・ソース内のデフォルト・ポリシーを使用して UDDI ノードを作成します。
これは Cloudscape の場合のみの特殊なケースで、UDDI ノードを実行するために必要なすべてのものを作成します。
Cloudscape データベースがすでに存在する場合、データベースを再作成するかどうかを確認されます。データベースを再作成する場合は、既存のデータベースは削除され、新規データベースが代わりに作成されます。データベースを再作成しない場合は、コマンドは終了し、新規データベースは作成されません。
注: アプリケーション・サーバーがすでに既存の Cloudscape データベースとアクセスしている場合は、uddiDeploy.jacl スクリプトはデータベースを再作成できません。
uddiRemove.jacl スクリプトを使用して、
UDDI レジストリー・ノードの除去
で説明されているようにデータベースを除去し、サーバーを再始動して再度 uddiDeploy.jacl スクリプトを実行します。
例えば、Windows システム上でサーバー「server1」に「MyNode」という名前の UDDI ノードを作成するには、以下を入力します
(ここでは、server1 が始動していることを前提としています)。
wsadmin -wsadmin_classpath C:¥Progra~1¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥derby¥lib -f uddiDeploy.jacl MyNode server1 default
サーバーが開始されていない場合、コマンドは次のようになります。
wsadmin -conntype none -wsadmin_classpath C:¥Progra~1¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥derby¥lib -f uddiDeploy.jacl MyNode server1 default
(これらは、単一行に 1 つのコマンドとして入力する必要があることに注意してください)
DB2 を使用している場合は、サーバーが稼働していれば、停止させます。サーバーを始動する DB2 ユーザーのユーザー・プロファイルを編集します。
ユーザー・プロファイルを変更して、
DB2 ユーザー ID のルート・ディレクトリー (/home/db2inst1/sqllib/db2profile など) にある db2profile スクリプトを実行します。
あるいは、db2profile スクリプトを手動で実行することもできます。
ただし、サーバーを再始動するたびに、
これを実行する必要があります。
次のコマンドを入力します。. /home/db2inst1/sqllib/db2profile
注: 前述のコマンドの例では、
ピリオドの後に 1 文字分のスペース文字があります。
- とクリックして、インストールされたアプリケーションを表示します。
その隣のチェック・ボックスを選択し、「始動」をクリックして、
UDDI レジストリー・アプリケーションを始動します。
あるいは、アプリケーション・サーバーがまだ実行されていない場合は、
アプリケーション・サーバーを始動します。
このアクションにより、UDDI レジストリー・アプリケーションが自動的に始動します。
これで、UDDI ノードはアクティブになります。
注: UDDI アプリケーション、またはアプリケーション・サーバーを再始動すると、
UDDI ノードは、その前に非活動化していても、必ず再活動化します。
- > 「UDDI_node_id」とクリックし、UDDI レジストリー・ノードのプロパティー・ページを表示します。
「生成される discoveryURLs の接頭部」を、構成に対する有効な URL に設定します。
このプロパティーは、UDDI バージョン 2 の HTTP GET サービスによって使用される生成済みディスカバリー URL に適用される URL 接頭部を指定します。