アプリケーション・サーバーを始動すると、現行のサーバー
構成のプロセス定義設定に基づいて、新しいサーバー・プロセスが開始されます。
始める前に
アプリケーション・サーバーを始動する前に、このサーバー上で稼働するアプリケーションが必要とするリソースのすべてが使用可能であることを確認します。
また、すべての前提条件サブシステムを開始する必要があります。
このタスクについて
このサーバー始動手順は、サーバーの再始動にも通常
適用されます。
サーバーに障害が発生したため、リカバリー機能を使用して、それらの処理を完了してからそのサーバーで新規作業を開始する場合は、例外となる場合があります。
この状態では、サーバーをリカバリー・モードで再始動する必要があります。
基本 WebSphere Application Server を使用して新規のアプリケーション・
サーバー定義を作成した場合、元の基本サーバーに関連する管理コンソールを
使用して新規サーバーを始動、停止、または管理することはできません。
新規サーバーでこれらのタスクを実行するには、コマンドを使用する必要が
あります。
アプリケーション・サーバーを始動するには、以下のとおり複数の
方法があります。
プロシージャー
- 管理コンソールを使用することができます。
- 「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」をクリックします。
- 「server1」をクリックし、さらに「開始」をクリックします。 状況と、メッセージまたはログを表示して、アプリケーション・
サーバーが始動していることを確認できます。
Microsoft Windows システムの
「開始」メニューを使用することができます。
例えば、この製品の Express バージョンを使用している場合、
「スタート」>「プログラム」>「IBM
WebSphere」>「Base Vn」>「プロファイル」
>「profile_name」>「サーバーの始動」とクリックします。
startServer.log ファイルにチェック・マークを
付けることによって、サーバーの始動が成功したことを確認できます。
サーバーの始動が成功すると、startServer.log
ファイルの最後の 2 行が以下のように記述されます。Server launched. Waiting for initialization status.
Server server1 open for e-business; process id is 1932.
サーバーをデフォルトの設定でインストールした場合
、startServer.log ファイルは
profile_root¥logs¥server1
ディレクトリーにあります。サーバー名およびプロセス ID は、設定により異なります。
- startServer コマンドを発行できます。
コマンドは、コマンド行から発行できます。
次の例に示すように、
app_server_root/bin
ディレクトリーから startServer コマンドを使用します。
デフォルト以外のプロファイルに関連付けられているサーバーを始動するには、
profile_root/bin
ディレクトリーから startServer コマンドを発行します。
startServer.log ファイルにチェック・マークを
付けることによって、サーバーの始動が成功したことを確認できます。
サーバーの始動が成功すると、startServer.log
ファイルの最後の 2 行が以下のように記述されます。Server launched. Waiting for initialization status.
Server server1 open for e-business; process id is 1932.
startServer.log ファイルは、
profile_root/logs/server1/
ディレクトリーにあります。
結果
指定されたサーバーが始動します。サーバーが始動状態にあることを確認するには、
管理コンソールで、「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」をクリックします。
次の作業
サーバーが始動した後、このサーバーで実行させるアプリケーションをデプロイします。
標準 Java デバッグを使用可能にしてアプリケーション・サーバーを始動する必要がある場合は、
以下のようにします。
- 管理コンソールで「サーバー」>「アプリケーション・サーバー」とクリックし、
トレースおよびデバッグが必要なプロセスを持つアプリケーション・サーバーをクリックします。
- 「サーバー・インフラストラクチャー」の下で、「Java およびプロセス管理」>「プロセス定義」をクリックします。
- 「Java 仮想マシン」を選択します。
- 「Java 仮想マシン」ページで、「デバッグ・モード」オプションを選択して、
標準 Java デバッガーを使用可能にします。
必要な場合は、デバッグ・モードの引数を設定して、「OK」をクリックします。
- 構成ファイルに変更内容を保管します。
- アプリケーション・サーバーを停止します。
- 前述の説明に従って再度アプリケーション・サーバーを始動します。