Fast Response Cache Accelerator (FRCA) により、テキスト・ファイルやイメージ・ファイルなどの静的コンテンツを
サービスする際の IBM HTTP Server のパフォーマンスを向上できます。
FRCA のサポートは、AIX および Windows システムでのみ提供されます。
始める前に
Fast Response Cache Accelerator (FRCA) を Microsoft® Windows Vista™ オペレーティング・システムで使用する際の制限: FRCA は IBM Advanced Fast Path Architecture (AFPA) をベースとしており、Microsoft Windows Vista
オペレーティング・システム上ではサポートされません。
FRCA が構成ファイルで有効になっている場合は、IBM HTTP Server を始動できません。
これは、永続的な制限事項です。
このタスクについて
FRCA を有効にすると、デフォルト構成の設定で、
すべての静的ファイルをキャッシュに入れることができます。キャッシュは、サーバーの運用時に自動的にロードされ、個々のファイルをリストする必要はありません。特定のディレクトリーのキャッシュをオン/オフにするには
AfpaCache ディレクティブを使用します。
FRCA は、ファイルが
変更されるとキャッシュからファイルを除去し、コンテンツの整合性を保ちます。
プロシージャー
- FRCA を使用可能にするには、以下のように、httpd.conf 構成ファイルを編集して、
LoadModule ディレクティブの先頭からコメント文字 (#) を削除します。
#LoadModule ibm_afpa_module modules/mod_afpa_cache.so
これが次のようになります。LoadModule ibm_afpa_module modules/mod_afpa_cache.so
- IBM HTTP Server を動的ページ・キャッシングに対応できるようにします。
WebSphere Application Server とともに FRCA を使用して、動的に生成された特定のサーブレット
および JavaServer Pages (JSP) ファイルをキャッシュに入れることができます。この機能は、Windows バージョンの IBM HTTP Server でのみ使用可能です。
IBM HTTP Server V6.0 以降と互換性のある afpaplugin_20.dll コンポーネントを、WebSphere Application Server によって構成する必要があります。
この機能を使用可能にする方法について詳しくは、WebSphere Application Server 文書の外部キャッシングの説明を参照してください。