このセクションでは、AIX、HP-UX、Linux、および Solaris オペレーティング・システムで
IBM HTTP Server 用に CD-ROM をマウントする方法を説明します。
始める前に
ドライブに CD-ROM を挿入後、一部のオペレーティング・システムでは
ドライブをマウントする必要があります。
このタスクについて
これらの手順を使用して、IBM HTTP Server の製品ディスクをマウントします。
プロシージャー
以下のように、システム管理インターフェース・ツール (SMIT) を使用して、
CD-ROM をマウントします。
- root 権限を持つユーザーとしてログインします。
- ドライブに CD-ROM を挿入します。
- mkdir -p /cdrom コマンドを入力して、CD-ROM マウント・ポイントを作成します。
ここで、cdrom は CD-ROM マウント・ポイント・ディレクトリーを表します。
- smit storage コマンドを入力することによって、SMIT を使用して CD-ROM ファイル・システムを割り振ります。
- SMIT の開始後、「File Systems」>「Add / Change / Show
/ Delete File Systems」>「CDROM File Systems」>「Add CDROM File System」をクリックします。
- 「Add a File System」ウィンドウで、以下のようにします。
- 「DEVICE Name」フィールドで、ご使用の CD-ROM ファイル・システムのデバイス名を入力します。
CD-ROM ファイル・システムのデバイス名は固有でなければなりません。デバイス名が重複する場合は、
先に定義した CD-ROM ファイル・システムを削除するか、またはディレクトリーに他の名前を使用する必要があります。
例では、デバイス名として /dev/cd0 を使用します。
- 「マウント・ポイント」ウィンドウで、CD-ROM マウント・ポイント・ディレクトリーを入力します。
この例では、マウント・ポイント・ディレクトリーは /cdrom です。
- 「Mount AUTOMATICALLY at system restart」フィールドで、「yes」を選択し、
ファイル・システムの自動マウントを使用可能にします。
- 「OK」をクリックしてウィンドウを閉じ、「取り消し」を 3 回クリックして SMIT を終了します。
- 次に、smit mountfs コマンドを入力して、CD-ROM ファイル・システムをマウントします。
- 「Mount a File System」ウィンドウで、以下のようにします。
- 「FILE SYSTEM name」フィールドで、ご使用の CD-ROM ファイル・システムのデバイス名を入力します。
この例では、デバイス名は /dev/cd0 です。
- 「Directory over which to mount」フィールドに CD-ROM マウント・ポイントを入力します。
この例では、マウント・ポイントは /cdrom です。
- 「Type of Filesystem」フィールドに cdrfs を入力します。
マウント可能なその他のタイプのファイル・システムを表示するには、「List」をクリックします。
- 「Mount as READ-ONLY system」フィールドで、「yes」を選択します。
- 残りのデフォルト値を受け入れて、「OK」をクリックし、ウィンドウを閉じます。
ご使用の CD-ROM ファイル・システムがマウントされました。
CD-ROM のコンテンツを表示するには、ドライブにディスクを置き、cd /cdrom コマンドを
入力します。ここで、cdrom は CD-ROM マウント・ポイント・ディレクトリーです。
CD-ROM をマウントします。
WebSphere Application Server には長いファイル名のファイルがいくつかあるため、
マウント・コマンドが失敗する場合があります。
以下のステップを実行すると、WebSphere
Application Server 製品 CD-ROM を正常にマウントできます。
- root 権限を持つユーザーとしてログインします。
- /etc ディレクトリーで、pfs_fstab ファイルに次の行を追加します。
/dev/dsk/c0t2d0 mount_point pfs-rrip ro,hard
ここで、mount_point は、CD-ROM のマウント・ポイントを表します。
- 次のコマンドを入力して、pfs デーモンを始動します (まだ実行していない場合)。
/usr/sbin/pfs_mountd &
/usr/sbin/pfsd 4 &
- CD-ROM をドライブに挿入して、次のコマンドを入力します。
mkdir /cdrom
/usr/sbin/pfs_mount /cdrom
ここで、/cdrom 変数は CD-ROM のマウント・ポイントを表します。
- ログアウトします。
以下のステップを使用して、CD-ROM をマウントします。
- root 権限を持つユーザーとしてログインします。
- CD-ROM をドライブに挿入して、次のコマンドを入力します。
mount -t iso9660 -o ro /dev/cdrom /cdrom
ここで、/cdrom 変数は CD-ROM のマウント・ポイントを表します。
- ログアウトします。
一部のウィンドウ・マネージャーでは、自動的に CD-ROM がマウントされます。
詳しくは、ご使用のシステムの資料を参照してください。
以下のステップを使用して、CD-ROM をマウントします。
- root 権限を持つユーザーとしてログインします。
- CD-ROM をドライブに挿入します。
- ボリューム・マネージャーがご使用のシステムで稼働していない場合は、
以下のコマンドを入力して CD-ROM をマウントします。
mkdir -p /cdrom/unnamed_cdrom
mount -F hsfs -o ro /dev/dsk/c0t6d0s2 /cdrom/unnamed_cdrom
/cdrom/unnamed_cdrom 変数
は CD-ROM マウント・ディレクトリーを表し、/dev/dsk/c0t6d0s2 は CD-ROM ドライブ・デバイスを表します。
NFS を使用してリモート・システムから CD-ROM ドライブをマウントしている場合、
リモート・マシンの CD-ROM ファイル・システムは root アクセスでエクスポートされる必要があります。
また、ローカル・マシンでは root アクセスでファイル・システムをマウントする必要があります。
ボリューム・マネージャー (vold) がご使用のシステムで稼働している
場合、CD-ROM は自動的に次のようにマウントされます。
/cdrom/unnamed_cdrom
- ログアウトします。
次の作業
インストール手順に戻って、作業を続行します。