このトピックには、問題のキャッシングによって発生する可能性があるエラー・メッセージが含まれており、問題のトラブルシューティングに役立つ解決策を提供します。
以下のメッセージは、キャッシングに問題が発生した場合に表示されます。
- メッセージ: SSL0600S: セッション ID キャッシュに接続できません。
- 理由: サーバーがセッション ID キャッシング・デーモンに接続できません。
- 解決方法: デーモンが正常に始動したことを確認してください。
- メッセージ: SSL0601E: セッション ID キャッシュ・デーモン・プロセス <process-id> は、終了コード <exit-code> で終了しました。再始動中です
- 理由: <exit-code> の値が 0 の場合は、セッション ID キャッシュ・デーモン (sidd) は SIGTERM シグナルを受け取ります。
その他の終了コードは予期していません。
sidd が自動的に再始動しました。
- 解決方法: <exit-code> の値が 0 で、IBM
HTTP Server が停止または再始動しなかった場合は、ローカルでインストールされている CGI スクリプト、スケジュールに入れられているオペレーティング・システムのタスク、またはその他モニター・ソフトウェアが SIGTERM を sidd に送信できないことを確認してください。
- メッセージ: SSL0602E: セッション ID キャッシュ・デーモン・プロセス <process-id>
は、強制終了シグナル <signal-number> で終了しました。再始動中です
- 理由: セッション ID キャッシュ・デーモン (sidd) は、セッション ID キャッシュ・デーモン (sidd) が SIGTERM 以外を受信したため、これが原因で終了しました。
sidd が自動的に再始動しました。
- 解決方法: <exit-code> の値が 0 で、IBM
HTTP Server が停止または再始動しなかった場合は、ローカルでインストールされている CGI スクリプト、スケジュールに入れられているオペレーティング・システムのタスク、またはその他モニター・ソフトウェアがシグナルを sidd に送信できないことを確認してください。
- メッセージ: SSL0603E: セッション ID キャッシュ・デーモン・プロセス <process-id> は、終了コード <exit-code> で終了しました。再始動できません。sidd 構成または有効になっている sidd エラー・ログを SSLCacheErrorLog で確認してください。
- 理由: セッション ID キャッシュ・デーモン (sidd) が初期化されませんでした。
以下の終了コードの値が表示される可能性があります。
値 |
理由 |
2 |
ログ・ファイルが開けませんでした。
SSLCacheTraceLog または SSLCacheErrorLog ディレクティブが有効ではありません。
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3 |
AF_UNIX ソケットが初期化されません。
SSLCachePortFilename ディレクティブを使用して、セッション ID キャッシュ・デーモンに対して別のソケットを指定してください。
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4 |
sidd が構成済みのユーザーおよびグループに切り替えられません。
User および Group ディレクティブを確認してください。
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- 解決方法: ディレクティブに有効な値を指定して、IBM HTTP Server を再始動してください。