WebSphere Application Server - Express, Version 6.0.x   
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共用ライブラリーの管理

共用ライブラリーとは、複数のアプリケーションによって使用されるファイルです。 各共用ライブラリーは、Java Native Interface (JNI) ライブラリーを読み込むためのシンボル名、Java クラス・パス、および ネイティブ・パスによって構成されています。 共用ライブラリーを使用して、システム上の重複するライブラリー・ファイルの数を削減できます。

このタスクについて

同じライブラリー・ファイル my_sample.jar を使用する 4 つのアプリケーションがある場合。 4 つのアプリケーションをデプロイした後でシステム上に 4 つの my_sample.jar のコピーを持つ代わりに、 my_sample.jar の共用ライブラリーを定義して、4 つ のデプロイされたアプリケーションに、この 1 つの my_sample.jar ライブラリー・ファイルを使用させることができます。

管理コンソールを使用して、共用ライブラリーを定義できます。

共用ライブラリーは、セル、ノード、またはサーバーの各レベルで定義できます。

アプリケーション・サーバーに関連付けられた共用ライブラリーに対しては、別のクラス・ローダーが使用されます。 このクラス・ローダーはアプリケーション・クラス・ローダーの親で、WebSphere Application Server 拡張クラス・ローダーはその親です。アプリケーションに 関連付けられた共用ライブラリーは、アプリケーション・クラス・ローダーによってロードされます。

これらのレベルのいずれかでライブラリーを定義しても、 ライブラリーがアプリケーション・サーバーのクラス・ローダーに自動的に入れられることはありません。 共用ライブラリーで表わされるクラスを、サーバー全体の、あるいはアプリケーション固有の クラス・ローダーのいずれかにロードする前に、そのライブラリーを該当のアプリケーション またはサーバーに関連付ける必要があります。

管理コンソールを使用して、ライブラリーをアプリケーションまたはサーバーと関連付け、共用ライブラリーによって表わされるクラスを、サーバー全体またはアプリケーション固有の どちらかのクラス・ローダーにロードします。

インストール済みオプション・パッケージを使用すると、アプリケーションの MANIFEST.MF ファイルで依存ライブラリー .jar ファイルを宣言して、共用ライブラリーとアプリケーションを関連付けることができます。 例については、Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) 1.4 仕様、セクション 8.2 を参照してください。

デプロイしたアプリケーションで共用ライブラリー・ファイルを使用する場合は、ライブラリー・ファイルに共用ライブラリーを定義し、そのライブラリーを特定のアプリケーションまたはモジュール、あるいはアプリケーション・サーバーに関連付けます。共用ライブラリー・ファイルをサーバーと関連付けると、ファイルをサーバーのすべてのアプリケーションと関連付けます。 新規の共用ライブラリー・ファイルをシステムに定義したり、既存のライブラリー・ファイルをシステムから除去したりするには、 管理コンソールの「共用ライブラリー」ページを使用します。

プロシージャー




サブトピック
共用ライブラリーの作成
共用ライブラリーとアプリケーションまたはモジュールの関連付け
共用ライブラリーとサーバーの関連付け
インストール済みオプショナル・パッケージ
インストール済みオプション・パッケージの使用
関連概念
クラス・ローダー
関連タスク
共用ライブラリーでのネイティブ・ライブラリーの構成
関連資料
共用ライブラリーの設定
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 11:31:28 PM EST
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