このタスクでは、Java 2 コネクター (J2C) 認証データ・エントリーの作成および削除を行います。
始める前に
Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) コネクター認証データ・エントリーは、リソース・アダプターおよび Java DataBase Connectivity (JDBC) データ・ソースによって使用されます。J2EE コネクター認証データ・エントリーには、次の情報を含む認証データが含まれます。
- 別名
- 認証データ・エントリーを識別する ID。管理者は、リソース・アダプターまたはデータ・ソースを構成する場合、
対応するエイリアスを使用して、選択する認証データを指定することができます。
- ユーザー ID
- 対象となるセキュリティー・ドメインのユーザー ID。
例えば、特定の認証データ・エントリーが DB2 への新規接続の開設に使用される場合、このエントリーには、DB2 のユーザー ID が含まれます。
- パスワード
- ユーザー ID のパスワードは、構成リポジトリーでエンコードされます。
- 説明
- 簡単なテキスト記述。
プロシージャー
- J2C 認証データ・エントリーを削除します。
- 「セキュリティー」>「グローバル・セキュリティー」をクリックします。
- 「認証」の下の、
「JAAS 構成」>「J2C authentication data」とクリックしてください。「J2C Authentication Data Entries」パネルが
表示されます。
- 削除するエントリーのチェック・ボックスを選択して、「削除」をクリックします。
認証データ・エントリーを削除または除去する前に、これがどのリソース・アダプターまたはデータ・ソースでも使用または参照されていないことを確認してください。削除された認証データ・エントリーをリソースで使用または参照すると、
リソース・アダプターまたはデータ・ソースを使用するアプリケーションが、
そのリソースに接続できなくなります。
- 新規の J2C 認証データ・エントリーを作成します。
- 「セキュリティー」>「グローバル・セキュリティー」をクリックします。
- 「認証」の下の、
「JAAS 構成」>「J2C authentication data」とクリックしてください。「J2C Authentication Data Entries」パネルが
表示されます。
- 「新規」をクリックします。
- 固有のエイリアス、有効なユーザー ID、
有効なパスワードと簡略説明 (オプション) を入力します。
重要: 新規の
認証データ項目を作成し、エイリアスを指定する場合は、指定したエイリアス名のプレフィックスとして、
ノード名が自動的に付加されることに注意してください。
例えば、エイリアス
tek_test_Con3 を指定し、ノードが
MyNode である場合、
最終的なエイリアス名は
MyNode/tek_test_Con3 になります。
デプロイメント記述子では、
この完全なエイリアス名が使用されます。
- 「OK」または「適用」をクリックします。 ユーザー ID とパスワードの検証は必要ありません。
- 「保管」をクリックします。
結果
新規の J2C 認証データ・エントリーが作成されるか、古いエントリーが除去されます。
新しく作成されたエントリーは、
データ・ソース定義で使用するアプリケーション・サーバー・プロセスを再始動しなくても可視です。
しかし、エントリーが有効となるのは、サーバーが再始動した後です。
具体的には、
認証データがアプリケーションの始動時にアプリケーション・サーバーによってロードされ、
同じアプリケーション・サーバー内のアプリケーション間で共用されます。
次の作業
このステップでは、リソース・アダプターとデータ・ソースの間で共用できる認証データが定義されます。
リソース・アダプターまたはデータ・ソースで定義された認証データ・エントリーを使用してください。