WebSphere Application Server - Express, Version 6.0.x   
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UDDI レジストリー・ノードの除去

UDDI レジストリー・ノードを完全に除去したり、 UDDI レジストリー・アプリケーションだけを除去したり、 UDDI レジストリー・データベースを除去したり、 あるいは UDDI レジストリーを別のサーバーやプロファイルに移動したりすることができます。

このタスクについて

UDDI レジストリー・ノードを完全に除去するには、 UDDI レジストリー・アプリケーションを除去し、 UDDI レジストリー・データベースを削除する必要があります。 ただし、次のタスクのうち 1 つのみを実行したい場合もあります。
UDDI レジストリー・アプリケーションをアプリケーション・サーバーから削除する。
これは、アプリケーションが破損したため、またはサービスを適用するために、アプリケーションを再インストールする目的で行うことができます。 UDDI レジストリー・アプリケーションの再インストールも参照してください。
UDDI レジストリー・データベースを削除する。
これは、UDDI データのパーシスタンス・ストアとして別のデータベース製品を使用したり、 新しいデータを公開するためにすべての UDDI レジストリー・データを削除したり (テスト・サイクルを完了した場合など)、 新しい UDDI プロパティー設定で UDDI レジストリー・ノードを再初期化したり (デフォルトの UDDI ノードから、 カスタマイズされた UDDI ノードに移行する場合など) する目的で行うことができます。UDDI レジストリー・データベースを削除すると、 その UDDI レジストリー用のすべての UDDI データが失われることに注意してください。
別のサーバーまたはプロファイルへ UDDI レジストリーを移動する。
新規プロファイルを作成した場合や UDDI レジストリーを新規プロファイルに移動したい場合に、これを行うことがあります。
UDDI レジストリー・ノードをアプリケーション・サーバーから完全に除去する。
テストに使用された UDDI レジストリーを除去するのに、この操作を行うことがあります。

実現する事柄に基づいて、以下のステップのいずれか 1 つを完了してください。

プロシージャー

  1. UDDI レジストリー・アプリケーションを除去する

    UDDI アプリケーションをアプリケーション・サーバーから除去するには、app_server_root/bin ディレクトリーから wsadmin スクリプト uddiRemove.jacl を次に示すように実行します。

    コマンドの構文は次のようになります (これは Windows プラットフォームの例です。UNIX または Linux プラットフォームの場合は wsadmin コマンドに .sh suffix を追加します)

    wsadmin [-profileName profile_name] -f uddiRemove.jacl
                   node_name 
                   server_name
                   [default]
    						  
    各部の意味は、次のとおりです。
    • '-profileName profile_name' はオプションで、UDDI アプリケーションがデプロイされているプロファイルの名前です。 プロファイルを指定しない場合は、デフォルト・プロファイルが使用されます。
    • node_name および server_name は、UDDI アプリケーションがデプロイされている WebSphere ノードおよびアプリケーション・サーバーの名前です (これらは、uddiDeploy.jacl を実行して UDDI アプリケーションをインストールしたときに指定した名前です)。
    • 「default」はオプションで、 Cloudscape にのみ適用でき、かつ、 uddiDeploy.jacl スクリプトを実行して UDDI レジストリーをデプロイしたときにデフォルト・オプションを使用した場合にのみ、適用できます。 default を指定すると UDDI Cloudscape データ・ソースは除去されますが、UDDI Cloudscape データベースは除去 されません

    デフォルトでは、出力は画面に表示されます。 ログ・ファイルに出力を送るには、コ マンドの最後に「> removeuddi.log」を追加します (removeuddi.log は選択した任意のログ名にすることができます)。

    例えば、Windows システム上のノード「MyNode」で稼働しているサーバー「server1」から UDDI アプリケーションを除去し、任意のメッセージをファイル removeuddi.log に送信するには、以下のようにします。
    wsadmin -profileName myProfile -f uddiRemove.jacl MyNode server1 > removeuddi.log
    注: 管理コンソールを使用して、通常の方法で UDDI レジストリー・アプリケーションを除去することもできます。 (「エンタープライズ・アプリケーション」ビューでアプリケーションを選択し、「アンインストール」をクリックします)。

    [バージョン 6.0] クラスターから UDDI レジストリーを除去する場合に、この管理コンソール・メソッドを使用します。

  2. UDDI レジストリー・データベースを削除する
    このアクションにより、 UDDI レジストリー内のすべての UDDI データが破棄されることに注意してください。
    1. UDDI レジストリー・アプリケーションをホストしているサーバーを停止します。
    2. データベースを削除します。
      • DB2 の場合、データベース機能を使用して UDDI データベースを削除します。
      • Oracle の場合、スキーマ IBMUDDI、IBMUDI30 および IBMUDS30 を削除します。
  3. 別のサーバーまたはプロファイルへ UDDI レジストリーを移動する。
    1. UDDI データベースがアクセス可能であることを確認します。例えば、リモート・データベースを使用している場合、 新規サーバーがそのデータベースにアクセスできるかどうかを確認します。 ご使用のデータベースがアクセス可能でない場合、またはデータベースが移動後に削除される場合、データベースを新規に、アクセス可能な場所にコピーします。例えば、UDDI レジストリーを新規プロファイルに移動して古いプロファイルを削除したい場合、プロファイル (デフォルトの UDDI ノード作成の一部として作成された Cloudscape データベースなど) に保管されているデータベースもすべて削除されます。
    2. uddiRemove.jacl スクリプトを上記の説明どおりに実行して、UDDI レジストリー・アプリケーションを除去します。
    3. デフォルト・オプションを使用して uddiRemove.jacl スクリプトを実行した場合は、データ・ソースと関連オブジェクトはすでに削除されています。 デフォルト・オプションがお使いの構成で有効ではなかった場合は、以下のオブジェクトを削除します。
      • UDDI レジストリー・データベースを参照する UDDI データ・ソース (これは、UDDI レジストリーをセットアップしたときに作成されたものです)。
      • 作成された UDDI JDBC プロバイダー (既存の JDBC プロバイダーを再使用しなかった場合)。
      • 作成された J2C 認証データ・エントリー。
    4. 新規サーバーで J2C 認証データ項目 (該当する場合)、JDBC プロバイダーおよびデータ・ソースを作成し、既存データベースを参照します (詳しくは、関連するステップ、カスタマイズされた UDDI ノードのセットアップを参照してください)。
    5. UDDI レジストリー・アプリケーションのデプロイで説明されるように、たとえデフォルトの UDDI ノードをセットアップするために、以前にデフォルト・オプションを使用していたとしても、そのオプションを指定してはいけないことに注意しながら UDDI レジストリー・アプリケーションをデプロイします。デフォルト・オプションを使用する場合、デプロイ中にエラーが発生したり、ある状況ではユーザーの既存 UDDI データが上書きされることがあります。
      注: UDDI ノード名は、以前と同様にそのまま残ります。UDDI ノード名に元のサーバーのノード名とサーバー名を含まれる場合、その UDDI ノード名と新規サーバーのノード名とサーバー名は一致しないことがあります。しかし、この名前の不一致は、UDDI レジストリー・ノードの機能に影響しません。
    6. UDDI データがアクセス可能であるか確認します。元の UDDI レジストリー・データベースのコピーを使用している場合は、この時点で、上記の説明のとおりに、元の UDDI レジストリー・データベースを削除することができます。
  4. UDDI レジストリー・ノードを完全に除去する
    UDDI レジストリー・ノードをアプリケーション・サーバーから 完全に除去するには、UDDI レジストリー・アプリケーションと データベース、および UDDI レジストリー・データベースを参照 するために使用したリソースを除去する必要があります。
    1. uddiRemove.jacl スクリプトを上記の説明どおりに実行して、UDDI レジストリー・アプリケーションを除去します。
    2. 上で説明したとおりに UDDI レジストリー・データベースを削除します。
    3. デフォルト・オプションを使用して uddiRemove.jacl スクリプトを実行した場合は、データ・ソースと関連オブジェクトはすでに削除されていますので、それ以上のアクションは必要ありません。 デフォルト・オプションがお使いの構成で有効ではなかった場合は、以下のオブジェクトを削除します。
      • UDDI レジストリー・データベースを参照する UDDI データ・ソース (これは、UDDI レジストリーをセットアップしたときに作成されたものです)。
      • 作成された UDDI JDBC プロバイダー (既存の JDBC プロバイダーを再使用しなかった場合)。
      • 作成された J2C 認証データ・エントリー。



関連タスク
UDDI レジストリーの除去および再インストール
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最終更新: Jan 21, 2008 11:31:28 PM EST
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