データにアクセスするアプリケーションに関連する主要な概念を説明します。異なるエンタープライズ情報システム (EIS) では、
データの保管に異なる方法を使用します。
これらのバックエンド・データ・ストアは、
リレーショナル・データベース、プロシージャー型トランザクション・プログラム、
またはオブジェクト指向データベースである可能性があります。
- コンテナー管理パーシスタンスの部分列更新
- 以前は、コンテナー管理パーシスタンス (CMP) Bean メソッド ejbStore の WebSphere Application Server の
インプリメンテーションは、パーシスタント属性フィールドのサブセットのみが変更された場合でも、
常に CMP Bean のすべてのパーシスタント属性をデータベースに保管していました。この不必要な性能低下は、このリリースの製品では除去されています。
- リソース・アダプター
- リソース・アダプターは、Java アプリケーションがエンタープライズ情報システム (EIS) への接続に使用する、
システム・レベルのソフトウェア・ドライバーです。リソース・アダプターは、アプリケーション・サーバーにプラグインし、
EIS、アプリケーション・サーバー、およびエンタープライズ・アプリケーションとの間の接続を提供します。
- JDBC プロバイダー
- インストール済みアプリケーションは、JDBC プロバイダーを使用して、
リレーショナル・データベースと対話します。
JDBC プロバイダー・オブジェクトは、特定のベンダーのデータベースにアクセスするために、特定の JDBC ドライバーのインプリメンテーション・クラスを提供します。データベースへの接続プールを生成するには、データ・ソースを JDBC プロバイダーに関連付けます。JDBC プロバイダーとデータ・ソース・オブジェクトを一緒に使用すると、非リレーショナル・データベースへのアクセスを提供する J2EE コネクター・アーキテクチャー (JCA) 接続ファクトリーと機能的に同等になります。
- データ・ソース
- インストール済みアプリケーションは、データ・ソースを使用して、リレーショナル・データベースとの接続を取得します。データ・ソースは、他のタイプのエンタープライズ情報システム (EIS) との接続を提供する J2EE Connector Architecture (JCA) 接続ファクトリーに類似しています。
- Data Access Bean
- Data Access Bean には、強固な機能とフィーチャーのセットが用意されながらも、
リレーショナル・データベースへのアクセスに伴う複雑さはほとんど表に出ていません。Data Access Bean は、Enterprise JavaBeans 仕様に従って作成された Java クラスです。
- 接続管理アーキテクチャー
- エンタープライズ情報システム (EIS) に対するリレーショナル・アクセスおよびプロシージャー型アクセスの接続管理アーキテクチャーは、
J2EE コネクター・アーキテクチャー (JCA) 仕様に基づいています。
アプリケーション・サーバー内で接続をプールおよび管理する接続マネージャー (CM) は、
JCA 仕様で定義されているリソース・アダプター (RA) と Java Database Connectivity (JDBC) 2.0 以上の拡張仕様で
定義されているデータ・ソースの両方によって取得される接続を管理できます。
- アプリケーションのパフォーマンスとエンティティー Bean の動作
- WebSphere Application Server では、EJB 仕様で必要な 2 つの動作をオーバーライドすることができます。
これは、アプリケーションが、これらの Bean データ管理を少し異なる方法で処理することにより
利益を得る可能性があるためです。
- リソース参照使用の利点
- WebSphere Application Server の稼働時には、リソース参照を使用して、データ・ソースまたは接続ファクトリーにアクセスする必要があります。
- J2EE コネクター・アーキテクチャー・コネクターによるデータへのアクセス
- WebSphere Application Server で J2EE コネクター・アーキテクチャー (JCA) 準拠のアプリケーションからデータにアクセスするには、リソース・アダプターおよび接続ファクトリーを構成して使用できます。
- Service DataObjects によるデータ・アクセス
- Service DataObjects (SDO) フレームワークは、XML が統合された、データ中心の切断状態でのデータ・アクセス・メカニズムであり、
ソースに依存しない結果セットを提供します。
- データ・アクセスに関する例外
- EJB 2.x 仕様に基づくすべての Enterprise Bean のコンテナー管理パーシスタンス (CMP) Bean は、オペレーションが失敗すると標準の EJB 例外を受け取ります。JDBC アプリケーションは、JDBC オペレーションが失敗すると標準の SQL 例外を受け取ります。
- テスト接続サービス
- WebSphere Application Server には、データベース・アクセス用に構成したデータ・ソースへの接続をテストするためのテスト接続サービスが提供されています。
- JDBC アクセスのためのプラットフォーム固有タスクの実行
- 特定の WebSphere Application Server のバージョン、エディション、および修正パッケージでサポートされる、データベースのブランドおよびバージョンのリストについては、必ず製品資料を参照してください。