WebSphere Application Server で必要な通信を完全にサポートするためには、アプリケーションが安全な通信を確実に行えるよう、セキュアな通信メカニズム が必要です。
詳しくは、安全な通信を参照してください。Secure Sockets Layer (SSL) チャネルは、すべてのユーザーに対してセキュアな通信を提供できるよう、トランスポート・チャネル・サービスの一部として構成します。
SSL チャネルは、Transmission Control Protocol (TCP) チャネルと同じインターフェースを提供するプロトコル・チャネルです。 SSL チャネルでは、 TCP チャネルのインプリメントと同じアプリケーション・インターフェースがインプリメントされているため、 アップストリーム・チャネルは TCP チャネル機能のみを使用するように記述できます。SSL 機能は、 アップストリーム・チャネルを変更することなく、SSL チャネルを使用して提供できます。 SSL チャネルは、TCP チャネル・インターフェースをインプリメントしたダウンストリーム・チャネルを使用して、ネットワークと通信できます。
SSL チャネルは、WebSphere Application Server により構成され、維持されている JSSE レパートリーから構成情報を受け取ります。 そのセキュリティー・レパートリー名に対する SSL チャネル構成属性により、SSL チャネルの初期化に必要な、すべてのセキュリティー属性への参照が提供されます。 セキュリティー・レパートリーが使用不可である場合、チャネル・データはプロパティー名のマップで埋められる場合があります。 レパートリー名に加えてプロパティーが指定された場合は、それにより、レパートリー内のパラメーターがオーバーライドされます。 個々のコンテナー構成の一部として、追加のセキュリティー情報を提供できます。
SSL チャネルについて詳しくは、 トランスポート・チェーン を参照してください。
SSL の一般情報については、Secure Sockets Layer を参照してください。