WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインは、アンインストーラー・プログラムを使用する代わりに、手動でアンインストールすることができます。
始める前に
アンインストーラー・プログラムを使用して、WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインのアンインストールを試行します。この手動手順は、何らかの理由で
アンインストーラーが使用不可である場合に使用します。
このタスクについて
Web サーバー・プラグインを手動でアンインストールするには、
WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインのインストール・ルート・ディレクトリーを削除します。ディレクトリーを削除すると、
バイナリー・プラグインが除去されます。
プロシージャー
- WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインのインストール・ルート・ディレクトリーを削除します。
- アプリケーション・サーバー構成の Web サーバー定義を削除します。
管理コンソールを使用するか、以下の wsadmin コマンドを使用して、Web サーバー定義を削除することができます。
$AdminTask deleteServer { -serverName webserver1 -nodeName WebserverHostName-node_node }
$AdminTask removeUnmanagedNode { -nodeName WebserverHostName-node_node }
$AdminConfig save
- GSKit を手動で削除します。
以下の手順を使用してほかの製品が GSKit に登録されていないことを確認してから、isuninst コマンドを実行します。
- 「開始」 > 「実行」をクリックし、regedit コマンドを実行してレジストリーを編集します。
- ディレクトリーを HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥IBM¥GSKx¥CurrentVersion¥REGAPP に変更します。ここで、x は、GSKit のバージョン (GSK7 など) です。
- GSKit に登録されている他の製品を探します。
デフォルト・エントリー以外のエントリーと、IBM HTTP Server および WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグイン以外の製品を探します。
以下のエントリーのみが存在する場合は、以下のステップに説明されているように
GSKit を削除できます。
- (デフォルト)
- WASPLUGIN60
- IHS60
- 以下のコマンドを実行して GSKit アンインストーラー・プログラムを起動します。
isuninst -f"gskit_root¥gsk7BUI.isu"
このコマンドにより、他のアプリケーションが GSKit を使用するように登録されているかいないかに関係なく、GSKit が除去されます。
- 削除したバイナリー・プラグインを使用するよう構成されていた Web サーバーを再構成します。
Web サーバー構成ファイルの編集
を参照してください。
- 手動アンインストール
で説明されているプラットフォーム固有のステップを使用して、以下のレジストリー・キーを削除します。
オペレーティング・システム |
レジストリー・キー |
AIX、Linux、および Windows |
WSPAA60、WSPAA60DefineglobalconstantsComponent、WSPAA60DefinelocalvariablesComponent、
WSPAA60LicensingComponent、WSPAA60Webserverplugins、WSPAA60WebserverpluginsComponent、
WSPAA60AddBytes、WSPAA60gskit、WSPAA60gskitComponent |
HP-UX |
WSPAA60、WSPAA60DGCC、WSPAA60DLVC、WSPAA60LC、WSPAA60WSPC、
WSPAA60AddBytesHS、WSPAA60gskitHP、WSPAA60gskitHPC、WSPAA60jdkHP |
Solaris |
WSPAA60、WSPAA60AC、WSPAA60BC、WSPAA60CC、WSPAA60DC、
WSPAA60FC、WSPAA60FB、WSPAA60GC、WSPAA60HC |
結果
WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインのインストール・ルート・ディレクトリーを削除すると、バイナリー・プラグインが除去されます。
削除されたバイナリー・モジュールを使用するよう構成されている Web サーバーは、
すべて機能しません。
次の作業
WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインをアンインストールした後で、
そのプラグインを再インストールすることができます。
WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインを再インストールして、Web サーバーを再構成すると、機能が復元されます。
Web サーバー・プラグインの再インストールに関するその他のインストール・シナリオについては、Web サーバー・プラグインのインストール
を参照してください。