Tivoli Performance Viewer (TPV) により、管理者およびプログラマーは、
管理コンソール内で、WebSphere Application Server 全体の正常性をモニターすることができます。
始める前に
バージョン
4.0 では、Tivoli Performance Viewer は Resource Analyzer という名前でした。
バージョン 5.0 では、TPV はスタンドアロンの Java アプリケーションです。
バージョン 6.0.x 以降では、TPV は管理用コンソールに組み込まれています。
TPV から、現行アクティビティーやサマリー・レポートを表示したり、
Performance Monitoring Infrastructure (PMI) パフォーマンス・データをログに記録したりすることができます。
TPV は Performance
Monitoring Infrastructure が収集するパフォーマンス・データ用の簡単なビューアーを提供します。
このタスクについて
管理者は TPV データを表示することにより、パフォーマンスを改善するために変更が必要なアプリケーションのパートおよび構成設定を判断できます。
例えば、アプリケーションのどのパートに注目すべきかを決定するには、サーブレットのサマリー・レポート、エンタープライズ Bean、および Enterprise JavaBeans (EJB) メソッドを表示することができます。
その後、これらの表を並べ替えて、これらのリソースのうち応答時間が最長のものを判別できます。
それにより、応答時間が最長であるアプリケーション・リソースの構成を改善することに焦点を合わせます。
プロシージャー
- オプション: モニターしたいサーバーの Performance Monitoring Infrastructure (PMI) 設定を調節します。
PMI サービスは、基本的なカウンターのセットが使用できる状態で、デフォルトで使用可能になっています。
- 現行サーバー・アクティビティーをモニターします
。 管理コンソールで TPV
を使用して、サーバーの現行パフォーマンス・アクティビティーのリアルタイム・データを表示することができます。
- パフォーマンス・アドバイザーを使用して、
アプリケーションの稼働中にさまざまなデータを検査します。
TPV のパフォーマンス・アドバイザーにより、収集された PMI データを使用した
システム・パフォーマンスの最適化調整に役立つアドバイスが提供されます。
- TPV のユーザー設定およびロギング設定を構成します。これらの設定は、アプリケーション・サーバーのパフォーマンスに影響する可能性があります。
- WebSphere Application Server のサーブレット、
Enterprise JavaBean (EJB) メソッド、接続プールおよびスレッド・プールに関する
要約報告書を表示します。
-
CPU 使用率などのシステム・リソース、
データベース接続プールなどの WebSphere
プールとキュー、およびサーブレット応答時間などのカスタマー・アプリケーション・データ
に関するさまざまなパフォーマンス・データのグラフを提供するパフォーマンス・モジュールを表示します。パフォーマンス・データのビューアーを提供するほか、TPV によって、
カスタム PMI をインプリメントした他の製品やカスタマー・アプリケーションのデータを表示することが可能になります。
- サーバー・パフォーマンス・ログを表示します
。 管理コンソールで、TPV がログに記録したデータを記録および表示することができます。
必ず、TPV のユーザーおよびロギング設定を構成するようにします。
- パフォーマンス・データをログに記録します。
あとで取得および分析するために、リアルタイム・データを記録することができます。