WebSphere Application Server - Express, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows

             目次と検索結果のパーソナライズ化

据え置き enlist

WebSphere Application Server 環境で用いられる用語の据え置き enlist とは、接続が最初に使用されて作業単位 (UOW) スコープに enlist されるまでの待機の手法を示します。

利点

次の据え置き enlist の図を検討してください。 同じシナリオでも、アプリケーション・コンポーネントが 据え置き enlist を使用しない 場合、 コンポーネント・コンテナーは、接続を即時にトランザクションに登録します。 これにより、アプリケーション・サーバーで、 そのトランザクションに関連したすべてのオーバーヘッドの追加のロードが、 無意味に発生します。 XA 接続の場合、このオーバーヘッドには、 リソース・マネージャーに対する 2 フェーズ・コミット (2PC) プロトコルが 含まれます。

据え置き enlist により、取得した接続が UOW のスコープで 使用されない場合のパフォーマンスが向上します。 この手法により、参加が発生する必要がある UOW までの トランザクション参加のコストが節約されます。

使用するリソース・アダプターに この機能があるかどうかを調べる必要がある場合は、 リソース・アダプターのプロバイダーに確認してください。 WebSphere Application Server のリレーショナル・リソース・アダプターは、 自動的に据え置き enlist をサポートします。

ご使用のコードへの据え置き enlist の取り込み

J2EE コネクター・アーキテクチャー (JCA) バージョン 1.5 仕様では、据え置き enlist の手法を遅延トランザクション enlist の最適化 と呼んでいます。 このサポートは、マーカー・インターフェース (LazyEnlistableManagedConnection) および接続マネージャーの新しいメソッド (LazyEnlistableConnectionManager()) により実現されています。
package javax.resource.spi;
import javax.resource.ResourceException;
import javax.transaction.xa.Xid;

interface LazyEnlistableConnectionManager { // application server
    void lazyEnlist(ManagedConnection) throws ResourceException;
}

interface LazyEnlistableManagedConnection { // resource adapter
}



関連概念
トランザクション・タイプおよび接続の振る舞い
接続プール
関連資料
接続および接続プール統計
概念トピック    

ご利用条件 | フィードバック

最終更新: Jan 21, 2008 11:31:28 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.express.doc/info/exp/ae/cdat_laztranen.html