このトピックでは、WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインのインストールおよび除去のトラブルシューティングを説明します。
WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインのログ・ファイル
プラグインをアンインストールするのに、Web サーバー・プラグイン・アンインストーラー・プログラムを使用しない場合は、INSTCONFSUCCESS メッセージでの再インストールは失敗する可能性があります。
Web サーバー・プラグイン・インストーラーは、Install Shield for Multiplatforms (ISMP) ウィザードです。 ウィザードは、vpd.properties ファイルまたはオペレーティング・システム・レジストリーを使用して、プラグインがインストールされているかどうかを判別します。 プラグインのアンインストーラー・プログラムを使用していない場合は、vpd.properties ファイルもオペレーティング・システム・レジストリーも適切に更新されません。 以下の例に類似したコンテンツで plugins_root /logs/install/log.txt が 表示される場合があります。
Plugin.Install, com.installshield.product.service.product. PureJavaProductServiceImpl$InstallProduct, msg1, Did not replace installed object (IBM WebSphere Application Server - Plugins) with object (IBM WebSphere Application Server - Plugins) Plugin.Install, ... msg1, Did not replace installed object (WebServer Plugin Binaries and Configurations) with object (WebServer Plugin Binaries and Configurations) Plugin.Install... Did not replace installed object (GSKit) with object (GSKit) Plugin.Install... Did not replace installed object (LAP Component) with object (LAP Component) Plugin.Install...Did not replace installed object (WebServer Plugin Binaries) with object (WebServer Plugin Binaries) Plugin.Install... Did not replace installed object (Additional Bytes for non-HP) with object (Additional Bytes for non-HP) Plugin.Install... Did not replace installed object (GSKit) with object (GSKit) Plugin.Install... Did not replace installed object (Standalone JDK) with object (Standalone JDK)
plugins_root/_uninstPlugin ディレクトリー内のアンインストーラー・プログラムを使用して、Web サーバー・プラグインをアンインストールします。例えば、 インストーラー・プログラムを最初に実行しないで、plugins_root ディレクトリーを 削除してプラグインをアンインストールしないようにしてください。
この問題が生じた場合は、Web サーバー・プラグインを再インストールする前に、アンインストール手順およびマニュアル・アンインストール手順に従って、ご使用のシステムをクリーンアップします。
詳しくは、WebSphere Application Server 用の Web サーバー・プラグインのアンインストール を参照してください。
ディレクトリーが存在しない場合、 またはディレクトリーが空の場合は、新規インストール・イメージをダウンロードするか、 または作成に関して知識のある人にご使用の製品 CD について相談します。 IBM 製品ディスクは認証されています。
IBM 製品ディスクを使用して再インストールします。
Plugin.Install, com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions. ISMPComponentizedFileRepositoryDeployAction, msg1, Processing component: prereq.jdk Plugin.Install, com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions. ISMPComponentizedFileRepositoryDeployAction, err, Component not found: prereq.jdk Plugin.Install, com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions. ISMPComponentizedFileRepositoryDeployAction, err, ComponentNotFoundException.message
インストール・プログラムは、すでにその環境用に Java 2 SDK が設定されている終端ウィンドウでコマンド・プロンプトから実行されているとき、システム上の別の Java 2 SDK 1.4 を入手することができます。 インストール・プログラムを特定の SDK にポイントする別の方法は、Install Shield for Multiplatforms (ISMP) ウィザードの -is:javahome オプションを使用することです。
どちらの場合も、インストール・イメージ上の JDK ディレクトリーは使用されていません。 インストールが prereq.jdk コンポーネントをインストールしようとするとき、 ウィザードは JDK ディレクトリーを検出できずに plugins_root/logs/install/log.txt ファイルにエラーをスローします。
log.txt ファイル内の CURRENT_WORKING_DIRECTORY 値および JAVA_INSTALL_PATH 値を調べて、エラーの原因を検証します。 作業ディレクトリーの値は、通常は CD_root/plugin ディレクトリーです。 間違っている Java パスは、non_CD_root/java/jre である可能性があります。 正しい Java パスは、CD_root/JDK/repository/prereq.jdk/java/jre ディレクトリーです。
GSKit ディレクトリーが欠落しているときに生じる症状: JDK ディレクトリーはあるが GSKit ディレクトリーがない場合は、 INSTCONFPARTIALSUCCESS インディケーターのログに示されているように、インストールは一部だけ正常に行われます。
plugins_root/logs/install/masterConfigurationLog.txt ログ・ファイルは、99SGSKitInstall.ant スクリプトが実行に失敗したことを表示します。 手動で GSKit をインストールして、フルインストールを完了します。 plugins_root/logs/install/installGSKit.log ファイルは、GSKIT 7 エントリーで手動インストールのために使用されるコマンドを表示します。
表示がない場合は、 プラグインをインストールしたユーザーの一時ディレクトリーで temporaryPluginInstallLog.txt ファイルを探します。
例えば、AIX または Linux などのシステムにおいて、root ユーザーが プラグインをインストールした 場合、/tmp/temporaryPluginInstallLog.txt ファイルが作成されます。
このログは、 サイレント・インストールの後に特に重要です。サイレント・インストール responsefile.txt ファイルに誤ったエントリーがあると仮定します。 インストールは成功できません。問題の原因は、temporaryPluginInstallLog.txt ファイルに記録されます。
responsefile.txt が検証をパスしない場合、障害が INSTCONFFAILED エントリーとしてログに記録されます。インストールは行われません。障害を訂正して、 サイレント・インストールを再度実行してください。
ファイルの適切な編集についての詳細は、responsefile.txt を参照してください。 ファイルのコピーが動作しない場合は、製品ディスク上にあるファイルの新規コピーから開始しなければならない場合があります。
<record> <date>2004-10-08T10:31:43</date> <millis>1097245903200</millis> <sequence>189</sequence> <logger>com.ibm.ws.install.configmanager.ConfigManager</logger> <level>INFO</level> <class>com.ibm.ws.install.configmanager.ConfigManager</class> <method>dumpNonFatalFailedActionsInfoToLogFile</method> <thread>10</thread> <message>This action failed to execute: C:¥Plugins¥properties¥version¥install¥plugin¥6.0.0.0¥ config¥full¥install¥99SGSKitInstall.ant</message> </record>
構成スクリプト・ログ・ファイルおよびリカバリー手順: 以下の構成スクリプトは、サポートされる Web サーバー の構成中に実行されます。
エラーを調べるためのログ・ファイル | リカバリー |
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configureWeb_server_type_webserver.log 例えば、 ファイル名は以下のようになります。 configure_IHS_webserver.log Web サーバー定義の作成をログに記録します。 |
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エラーを調べるためのログ・ファイル | リカバリー |
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installSunOnePlugin.log このログ・ファイルを調べて、
何が失敗したのかを判別します。
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エラーを調べるためのログ・ファイル | リカバリー |
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installDomino6Plugin.log このログ・ファイルを調べて、
何が失敗したのかを判別します。
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エラーを調べるためのログ・ファイル | リカバリー |
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installDomino5Plugin.log このログ・ファイルを調べて、
何が失敗したのかを判別します。
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エラーを調べるためのログ・ファイル | リカバリー |
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installIIS6Plugin.log このログ・ファイルを調べて、
何が失敗したのかを判別します。
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エラーを調べるためのログ・ファイル | リカバリー |
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installIIS5Plugin.log このログ・ファイルを調べて、
何が失敗したのかを判別します。
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エラーを調べるためのログ・ファイル | リカバリー |
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installApachePlugin.log このログ・ファイルを調べて、
何が失敗したのかを判別します。
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エラーを調べるためのログ・ファイル | リカバリー |
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installIHSPlugin.log このログ・ファイルを調べて、
何が失敗したのかを判別します。
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エラーを調べるためのログ・ファイル | リカバリー |
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installGSKit.log このログ・ファイルを調べて、
何が失敗したのかを判別します。
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インストーラー・プログラムを実行することによって、GSKit を手動でインストールします。 installGSKit.log ファイルは、GSKit をインストールするために実行するインストーラー・プログラムを示します。 ![]() ![]() ![]() ![]()
![]()
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エラーを調べるためのログ・ファイル | リカバリー |
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Solaris では、インストールは installGSKit.log ファイルに記録されます。 このログ・ファイルを調べて、
何が失敗したのかを判別します。
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インストーラー・プログラムを実行することによって、GSKit を手動でインストールします。 ![]()
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エラーを調べるためのログ・ファイル | リカバリー |
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このスクリプトには、関連するログ・ファイルがありません。 このスクリプトは、WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインの Windows レジストリー 項目を作成します。 HKEY_LOCAL_MACHINE > Software > IBM > Web server Plug-ins for IBM WebSphere Application Server > 6.0.0.0 |
HKEY_LOCAL_MACHINE > Software > IBM > Web
server Plug-ins for IBM WebSphere Application Server > 6.0.0.0 キーを、インストール・ロケーションの実際の値を使用して
手動で追加します。 このキーの下で、以下のレジストリー値を設定します。
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エラーを調べるためのログ・ファイル | リカバリー |
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このスクリプトには、関連するログ・ファイルがありません。 plugins_root/bin/setupCmdLine.sh スクリプトを 調べて、PLUGIN_HOME 変数が Web サーバー・プラグイン・インストール・ルート・ディレクトリーに設定されていることを確認します。 AIX または Linux などのシステムの場合は、 ファイル・アクセス権が 755 (rwxr-xr-x) であることを確認します。 |
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問題の原因が見つからない場合は、plugins_root/logs/web_server_name ディレクトリーを開きます。 Web サーバーがプラグインをロードし、エラーが発生するまでは、このディレクトリーは空です。 次に、プラグインは http_plugin.log ファイルを作成して、エラーを記録します。 エラーが発生しない場合、ディレクトリーは空です。エラー項目の関連ファイルを調べます。 エラーをすべて修正したら、再インストールしてください。
インストールのトラブルシューティング・ファイルで、 ス ヌープ・サーブレットの開始を参照してください。
エラーが発生する場合は、 原因を見つけるために、plugins_root/logs/web_server_name/http_plugin.log ファイルを参照します。
また、WebSphere Application Server インストール・ログおよび サポートされる Web サーバーのログを調べます。
AIX または Linux などのオペレーティング・システムでは、AIX などの オペレーティング・システムから HP-UX などの別のシステムへ configureWeb_server_definition_name.sh スクリプトをコピーすると、 そのスクリプトのファイル・アクセス権では、 スクリプトの実行が許可されない場合があります。
AIX または Linux などのシステムの場合は、 ファイル・アクセス権が 755 (rwxr-xr-x) であることを確認します。
configureweb_server_name.sh スクリプトは、DHCP の使用中に、Web サーバーのホスト・マシンの名前に対してヌル値を含むことができます。 スクリプトで、最後のいくつかのパラメーターが、ヌルというワ ードを含んでいるかどうかを調べます。 含んでいる場合は、この問題が該当します。
plugins.install ログ・ファイルにも、この問題に関する項目がある場合があります。
(MMM DD, YYYY HH:MM:SS AM|PM), Plugin.Install, com.ibm.ws.install.ni.ismp.actions.ISMPLogFileAction, msg1, WEB_SERVER_HOSTNAME : null
Network Deployment 製品がサーバーのホスト名を解決できない場合、 ノードを追加または管理する事態、もしくはノード・エージェントがアプリケーション・サーバーに 連絡をとるという状態になって、問題が発生する可能性があります。 ホスト名を解決するために、製品はポートを開くか、IP アドレスを照会します。 製品は、その後、オペレーティング・システムが正しい情報を返すのを待ちます。 オペレーティング・システムは複数の場所へ進んで IP アドレスを検索する可能性がありますが、 正しい情報が返される場合には、製品はオペレーティング・システムが検索を行う順序については関知しません。 サーバーのホスト名が解決できない場合、ネットワーク管理の資料を参照し、問題を解決します。 以下の追加情報が、ホスト名を確実に解決する上で役立つ可能性があります。
このホスト・ファイル内で、127.0.0.1 IP アドレスから localhost 以外のホスト名に対する マッピングが存在する場合は、そのマッピングを除去してください。 以下の例は、マッピングを除去しない場合に発生する可能性がある状況を示します。 ノード・エージェントは、デプロイメント・マネージャーと通信する際に、IP アドレスをデプロイメント・マネージャーに送信します。 オペレーティング・システムがホスト・ファイルからのホスト名にマッピングを返す場合、 ノード・エージェントはそのノード・エージェントのホスト名を 127.0.0.1 に解決します。 127.0.0.1 IP アドレスは、デプロイメント・マネージャーのローカル・マシンの IP アドレスでもあるため、 この解決によってデプロイメント・マネージャーはノード・エージェントにメッセージを送信しなくなります。
ホスト・ファイルは /etc/hosts にあります。
ホスト・ファイルは ¥WINDOWS¥system32¥drivers¥etc¥hosts にあります。
hosts=local,bind
ログ・ファイルが存在する場合は、それらを調べてエラーを訂正し、再インストールします。
表示がない場合は、 プラグインをインストールしたユーザーの一時ディレクトリーで temporaryPluginUnInstallLog.txt ファイルを探します。
例えば、AIX または Linux などのシステムに おいて、root ユーザーが プラグインをアンインストールした 場合、/tmp/temporaryPluginUnInstallLog.txt ファイルが作成されます。
<record> <date>2004-10-08T10:31:43</date> <millis>1097245903200</millis> <sequence>189</sequence> <logger>com.ibm.ws.install.configmanager.ConfigManager</logger> <level>INFO</level> <class>com.ibm.ws.install.configmanager.ConfigManager</class> <method>dumpNonFatalFailedActionsInfoToLogFile</method> <thread>10</thread> <message>This action failed to execute: C:¥Plugins¥properties¥version¥install¥plugin¥6.0.0.0¥ config¥full¥uninstall¥99SGSKitUnInstall.ant</message> </record>
構成スクリプト | エラーを調べるためのログ・ファイル |
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99SBootStrapPluginsSunOneUninstalluniqueID.ant 99SBootStrapPluginsDomino6UninstalluniqueID.ant 99SBootStrapPluginsDomino5UninstalluniqueID.ant 99SBootStrapPluginsIIS6UninstalluniqueID.ant 99SBootStrapPluginsIIS5UninstalluniqueID.ant 99SBootStrapPluginsApacheUninstalluniqueID.ant 99SBootStrapPluginsIHSUninstalluniqueID.ant |
uninstallWeb_server_typePlugin.log 例えば、 ファイル名は以下のようになります。 uninstallIHSPlugin.log Web サーバーの Web サーバー構成解除イベントをログに記録します。 |
99SGSKitUnInstall.ant | uninstallGSKit.log Windows でのみ、Web サーバー・ プラグイン GSKit キーが登録抹消されます。GSKit は、他の製品が GSKit を使用するよう登録されていなければ、アンインストールされます。 AIX または Linux などのオペレーティング・システムでは、 他の製品が GSKit を使用していない場合は、 ユーザーが GSKit をアンインストールする必要があります。 |
90SDeleteWinRegPlugin.ant | このスクリプトには、関連するログ・ファイルがありません。 このスクリプトは、WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインの Windows レジストリー 項目を削除します。 HKEY_LOCAL_MACHINE > Software > IBM > Web server Plug-ins for IBM WebSphere Application Server > 6.0.0.0 |
アンインストールが何らかのエラーにより失敗した場合は、 手動のアンインストール・ステップを実行してシステムがクリーンであることを確認し、 必要な場合は Web サーバー・プラグイン・エントリーを除去します。
オプション | 説明 |
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Unable to load mod_was_ap20_http... | このエラーは、以下のアクションが発生したことを意味します。
問題を修正するには、32 ビット・プラットフォームの CD から 32 ビット・プラグインをインストールします。 または、httpd.conf ファイルを変更して Apache Web Server を手動で構成することによって、 正しいプラグインを参照します。ディレクティブの 64bit フォルダー名を 32bit に変更して、参照を修正します。例えば、Linux システム上で、 /opt/IBM/WebSphere/Plugins/bin/64bit/mod_was_ap20_http.so を /opt/IBM/WebSphere/Plugins/bin/32bit/mod_was_ap20_http.so に変更します。 |
SAFE_BROWSER_EXCEPTION_CAUGHT | この SAFE_BROWSER_EXCEPTION_CAUGHT エラーは
以下のことを意味します。
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![]() |
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この手順によって、WebSphere Application Server の Web サーバー・プラグインのインストールまたは除去の トラブルシューティングを行うことができます。