ログ・アナライザーは、1 つ以上の保守ログまたはアクティビティー・ログを取得し、そのすべてのデータを 1 つにマージして、エントリーを表示します。
このツールは、症状データベースに基づいて、ログ項目のイベント状態またはエラー状態を分析および解釈することで、問題を診断に役立ちます。ログ・アナライザーには、IBM Web サイトから最新の症状データベースをダウンロードできるようにする特別な機能があります。
症状データベースの最新の更新内容をダウンロードするには、ログ・アナライザー・インターフェースで、WebSphere Application Server のオプションを、「ファイル」>「Update Database」> 「WebSphere Application Server Symptom Database」の順に使用するか、あるいは、WebSphere Application Server Network Deployment の「WebSphere Application Server Network Deployment Symptom Database」オプションを使用します。
アプリケーション・サーバーは、各種 WebSphere Application Server コンポーネントのアクティビティーから、保守ログ・ファイルまたはアクティビティー・ログ・ファイルを作成します。 保守ログ・ファイルまたはアクティビティー・ログ・ファイルを表示するには、ログ・アナライザーを使用します。 ログ・アナライザーは、保守ログ・ファイルまたはアクティビティー・ログ・ファイルを、1 つのログ・ファイルにマージすることができます。 保守ログまたはアクティビティー・ログ・ファイル activity.log はバイナリー・ファイルで、app_server_root ディレクトリーの logs ディレクトリーにあります。
保守ログまたはアクティビティー・ログは、テキスト・エディターで表示することはできませんが、ログ・アナライザ ー・ツールを使用して表示することができます。
ログ・アナライザー・ツールではリモート・ファイルを表示できません。 WebSphere Application Server を実行しているオペレーティング・システムでグラフィカル・インターフェースの使用がサポートされていない場合は、Java 管理コンソールを実行しているシステムに、 そのファイルをバイナリー・モードで転送します。 そのシステムで、ログ・アナライザー・ツールを使用してください。
保守ログまたはアクティビティー・ログの内容を標準出力に送信するには、showlog activity.log コマンドを使用します。
テキスト・エディターを使用して表示できるテキスト・ファイルに、保守ログまたはアクティビティー・ログを送信するには、showlog activity.log textFileName コマンドを使用します。
ログ・アナライザー・ヘルプ・ファイルへのアクセスには、オペレーティング・システムのデフォルトのインターネット・ブラウザーしか使用できません。
デフォルト以外のインターネット・ブラウザーを使用して、
ヘルプ・ファイルにアクセスすることはできません。
ただし、Windows では、デフォルトのブラウザーとして Netscape Navigator または Internet Explorer のいずれかを選択できます。
HTML ヘルプ・ファイルを表示するためのブラウザーとして、Netscape も Internet Explorer も選択できません。
任意のインターネット・ブラウザーを使用して、ヘルプ・ファイルにアクセスすることができます。
Netscape Navigator などのブラウザーは、実行可能ファイルの場所を「設定」ダイアログ・ツー
ルで設定すれば使用できます。
このオプションにより、使用されていない HTML ヘルプ・ファイルを表示するためのブラウザーとして、Netscape または Internet
Explorer を選択できます。
-P logAnalyzerBean.active="true"
ログ・アナライザー・ツールをインストールするには、 responsefile.txt ファイルにある「パフォーマンスおよび分析ツール」プロパティーを、true に設定する必要があります。 responsefile.txt ファイルのプロパティーは、-P performanceAndAnalysisToolsBean.active="true" です。