WebSphere Application Server - Express, Version 6.0.x   
             オペレーティング・システム: AIX , HP-UX, Linux, Solaris, Windows

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Java Web Start 用アプリケーション・クライアント・ランタイム依存コンポーネントの準備

Java Web Start (JWS) を使用して J2EE アプリケーション・クライアントのアプリケーションおよび/またはシン・アプリケーション・クライアントのアプリケーションを起動するには、 IBM 提供の Java ランタイム環境、WebSphere Application Server のアプリケーション・クライアントにバンドルされる ライブラリー JAR ファイルおよびプロパティー・ファイルが JWS にインストールされている必要があります。 この項目では、アプリケーション・クライアント・インストールからアプリケーション・クライアント・ランタイム依存コンポーネントを作成するステップを記載します。 アプリケーション・サーバーにインストール可能な Web アーカイブ・リソー ス (WAR) ファイルとしてパッケージされています。

始める前に

クライアント・アプリケーションがデプロイするプラットフォームの WebSphere Application Server のアプリケーション・クライアントをインストールします。 複数のプラットフォームにクライアント・アプリケーションをデプロイする必要がある場合、 アプリケーション・クライアント・ランタイム依存コンポーネントは、 クライアント・アプリケーションがサポートする各プラットフォーム用に別々に作成される必要があります。

[Windows] [Linux] 例えば、クライアント・アプリケーションを Windows プラットフォームと Linux プラットフォームの両方にデプロイする場合、このタスクのステップに従い、WebSphere Application Server for Windows のアプリケーション・クライアントがインストールされている Windows プラットフォーム・マシンで Windows のアプリケーション・クライアント・ランタイム依存コンポーネントを作成します。 次に、このタスクのステップを繰り返して、WebSphere Application Server for Linux のアプリケーション・クライアントがインストールされている Linux プラットフォーム・マシンで Linux のアプリケーション・クライアント・ランタイム依存コンポーネントを 作成します。

プロシージャー

  1. クライアント・アプリケーションがサポートするオペレーティング・システムのために WebSphere Application Server のアプリケーション・クライアントをインストールします。

    [Windows] C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppClient ディレクトリーでアプリケーション・クライアントをインストールします。

  2. ディレクトリーをインストール bin ディレクトリーに変更します。
    [Windows] 以下に例を示します。
    CD C:¥Program files¥IBM¥WebSphere¥AppClient¥bin
  3. buildClientRuntime ツールを実行して、一時ディレクトリーにアプリケーション・クライアント・ランタイム JAR ファイルを生成します。これには、Java 2 Runtime Environment、アプリケーション・クライアント・ランタイム・プロパティー、 SSL 鍵ストアおよびトラストストア・ファイル、およびアプリケーション・クライアント・ランタイム・ライブラリー JAR ファイルが含まれます。

    J2EE アプリケーション・クライアントのアプリケーションではなく、 シン・アプリケーション・クライアントのアプリケーションでのみ使用するアプリケーション・クライアント・ランタイム JAR ファイルを作成している場合、アプリケーション・クライアント・ランタイム・ライブラリー JAR ファイルを除くことによって、生成される JAR ファイルのサイズを減らすことができます。 追加のパラメーターが buildClientRuntime ツールに渡されます。

  4. WebSphereClientRuntimeInstaller.jar ファイルを、上記のステップで生成した JAR ファイルと同じロケーションにコピーします。 この JAR ファイルは、WebSphere Application Server クライアント・インストールの JWS ディレクトリーにあります。
    [Windows] 以下に例を示します。
    copy ..¥JWS¥WebSphereClientRuntimeInstaller.jar   C:¥WebApp1¥runtime
  5. Java 2 SDK jarsigner ユーティリティーを使用して、 上記のステップから作成された JAR ファイルに署名します。
    1. また、このステップでは、myKeystore などの鍵ストア・ファイルを作成する必要があります。
    2. また、myKeystore ファイルのための自己署名証明書を作成する必要があります。
      注: HP プラットフォームで JAR 署名ツールを実行する場合、 jarsigner コマンドに -J"-Xmx256m" フラグを追加し、 使用可能なヒープ・サイズを増やして、エラー、OutOfMemoryError を防ぎます。 ヘルプについては、 以下の例を参照してください。
      jarsigner -J"-Xmx256m" -keystore myKeystore -storepass myPassword 
                      WebSphereClientRuntimeInstaller.jar myKeyAliasName
  6. アプリケーション・クライアント・ランタイム・インストーラー JNLP 記述子ファイルまたは JavaServer Pages (JSP) ファイルが以前のステップと同じ一時ディレクトリーに動的に生成されている場合、それを作成します。 このトピックの例のセクションにあるサンプルの JNLP ファイルを参照してください。
  7. 2 つの署名された JAR ファイルおよびアプリケーション・クライアント・ランタイム・インストーラー JNLP 記述子ファイルを WAR ファイルにパッケージします。 この WAR ファイルは、アプリケーション・サーバーにデプロイできる EAR ファイルにパッケージされます。

結果

Web アプリケーションで、アプリケーション・クライアント・ランタイムと JRE 環境を提供する準備ができました。

次の作業

Java Web Start 用アプリケーション・クライアント・ランタイム・ライブラリー・コンポーネントの準備



サブトピック
buildClientRuntime ツール
ClientRuntimeInstaller クラス
関連概念
Web アプリケーション
関連タスク
Java Web Start 用アプリケーション・クライアント・ランタイム・ライブラリー・コンポーネントの準備
タスク・トピック    

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最終更新: Jan 21, 2008 11:31:28 PM EST
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v6r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.express.doc/info/exp/ae/tcli_jrerun.html