TPM をもつ Crystal Reports の使用


概説

タスク

組み込み先

Tivoli Problem Management

概説

TPM レポート

Tivoli Problem Management には、ヘルプ・デスク・マネージャーの必要性に合わせたレポートのセットが入っています。 これらのレポートは Crystal Reports によって実行されますが、ワークステーションに Crystal Reports がないユーザーに 配布できます。コンパイルされたレポートを参照してください。

標準レポートを使用してヘルプ・デスクの効率を分析できます。これらのレポートは、ヘルプ・デスク操作でゴールおよび標準を設定する時にも 役立てることができます。たとえば、標準レポートを使用して、ヘルプ・デスク分析者が問題に費やした平均時間や問題を解決するために要したセッション数を検査できます。あるいは、問題のあったシステム、問題タイプ、 または問題重大度のパターンを捜すことにより、ヘルプ・デスクが扱った問題を分析できます。

コンパイルされたレポート

レポートを構成した後で、 Crystal Reports Professional を使用してそれを印刷できます。あるいは、実行可能バージョンにコンパイルできます。これは Crystal Reports をオープンしなくても、 アイコンをクリックすることでプリント・オンデマンドにできます。他のユーザーが Crystal Reports の使用方法を知らない場合であっても、レポートの実行可能バージョンを共用できます。

コンパイルされたレポートの利点には、次があります。

  • コンパイルされたレポートは Tivoli Problem Management 内部で実行できます。ユーザーのヘルプ・デスク・マネージャーは、ヘルプ・デスク操作を分析したい時にいつでもこれらのコンパイルされたレポートを実行できます。
  • コンパイルされたレポートは、レポートに設定されたレコード選択公式の実行時パラメーターも提供できます。 Tivoli Problem Management 標準レポートは、最小のレコード選択基準で作成されています。コンパイルされたレポートでは、 ユーザーはレコード選択公式を変更して必要性に合わせることができます。
  • ユーザーは、コンパイルされたレポートから出力を表示したり、レポートをファイルに保管したり、あるいはレポートを印刷できます。

Tivoli Problem Management 標準レポートは、コンパイルされた形式では出荷されません。コンパイルされたレポートはデータ・ソースおよびテーブル位置情報を保管するので、ユーザー用にコンパイルできません。 ユーザーのデータベース・プラットフォームに標準レポートを構成した後で、 Crystal Report Distribution Expert を使用して必要性に応じてコンパイルおよび配布できます。

注: Crystal Reports のコンパイルに関する詳細については、 Crystal Reports ユーザーズ・ガイド を参照してください。

TPM レポートを実行するための要件

Tivoli Problem Management を使用するためにパスワードが必要ない場合であっても、ユーザーがレポートを実行する時にデータベースをアクセスするにはパスワードが 必要です。

Tivoli Problem Management 内部からレポートを実行するには、 autoexec.bat ファイルの PATH にある Crystal Reports Professional アプリケーション・ディレクトリーをもつ必要があります。

標準 TPM レポート

Tivoli Problem Management には、 Crystal Reports Professional の標準レポートのセットが添付されています。これらのレポートのソートおよび選択オプションを使用して、 ヘルプ・デスクの必要性に最適であるレポートを作成できます。さらに、これらのレポートを実行可能ファイルにコンパイルして、ヘルプ・デスク分析者、ヘルプ・デスク・マネージャー、診断エイド・アドミニストレーター、 またはその他の Tivoli Problem Management ユーザーによって実行できるようになります。

注: レポートのソートに関する詳細については、 Crystal Reports ユーザーズ・ガイド を参照してください。

Tivoli Problem Management には、次の標準レポートが入っています。

レポート・ファイル 説明
Call.rpt コール・レポートには、選択した時間枠のセッション・カウントが入っています。また、各時間枠のセッション合計数のパーセントも計算します。このレポートを使用して、 セッション・ボリュームを分析できます。

次を検討できます。

  • 曜日によるセッション・カウント (最後の 7 日間)
  • 週によるセッション・カウント (現行年の場合)
  • 月によるセッション・カウント (現行年の場合)
  • 四半期によるセッション・カウント (現行年の場合)
Ccod.rpt コール・コード・レポートには、合計セッション・カウントおよび選択した時間枠のコール・コード (たとえば着信コールおよび着信電子メール) によるセッション・カウントが入っています。

次を検討できます。

  • システムによるコール・コード
  • コンポーネントによるコール・コード
  • 場所によるコール・コード
  • オペレーターによるコール・コード
  • 問題タイプによるコール・コード
  • 重大度によるコール・コード
Dgaid.rpt この診断エイド・レポートは、選択した時間枠の間に各診断エイドにより解決された問題数を表示します。
Dgaidby.rpt この診断エイド・レポートは、選択した時間枠の間に問題を解決するために使用された診断エイドを表示します。

グループ化オプションを使用して、次を検討できます。

  • システムにより診断エイドで解決された問題数
  • コンポーネントにより診断エイドで解決された問題数
  • アイテムにより診断エイドで解決された問題数
  • モジュールにより診断エイドで解決された問題数
  • 場所により診断エイドで解決された問題数
  • オペレーターにより診断エイドで解決された問題数
  • 問題タイプにより診断エイドで解決された問題数
  • 重大度により診断エイドで解決された問題数
Htnod.rpt ハイパーツリー・レポートのソリューション・ノードが、ソリューション・ノードの合計を示します。ハイパーツリー診断エイドには、解決されたノード、未解決のノード、またはすべてのノードを組み込むことができます。

グループ化オプションを使用して、次を検討できます。

  • システムによるハイパーツリーのノード合計数
  • コンポーネントによるハイパーツリーのノード合計数
  • アイテムによるハイパーツリーのノード合計数
  • モジュールによるハイパーツリーのノード合計数
  • 問題タイプによるハイパーツリーのノード合計数
  • システムによるハイパーツリーのソリューション・ノード数
  • コンポーネントによるハイパーツリーのソリューション・ノード数
  • アイテムによるハイパーツリーのソリューション・ノード数
  • モジュールによるハイパーツリーのソリューション・ノード数
  • 問題タイプによるハイパーツリーのソリューション・ノード数
Pcod.rpt 問題コード・レポートは、共通係数 (たとえば場所など) によりグループ化された問題コード (たとえばクローズ、オープン、または転送など) の合計数を表示します。

グループ化オプションを使用して、 次を検討できます。

  • システムによる問題コード
  • コンポーネントによる問題コード
  • 場所による問題コード
  • オペレーターによる問題コード
  • 問題タイプによる問題コード
  • 重大度による問題コード
Pcnt.rpt 問題カウント・レポートは、選択した時間枠の間にオープンした問題、クローズされた問題、またはすべての問題を表示します。

グループ化オプションおよび選択オプションを使用して、次を検討できます。

  • 問題タイプによるクローズされた問題の詳細
  • 重大度によるクローズされた問題の詳細
  • 場所によるクローズされた問題のカウント
  • オペレーターによるクローズされた問題のカウント
  • 重大度による問題のオープンの詳細
  • 場所による問題のオープンのカウント
  • オペレーターによる問題のオープンのカウント
  • 問題タイプによる問題のオープンのカウント
Pdet.rpt 問題詳細レポートは、選択した時間枠の間にレポートされたすべての問題の完全な問題詳細 (記述および現在の状況を含む) を表示します。

グループ化オプションおよび選択オプションを使用して、次を検討できます。

  • 場所によるクローズされた問題の詳細
  • オペレーターによるクローズされた問題の詳細
  • 問題タイプによるクローズされた問題の詳細
  • 重大度によるクローズされた問題の詳細
  • 場所による問題のオープンの詳細
  • オペレーターによる問題のオープンの詳細
  • 問題タイプによる問題のオープンの詳細
  • 重大度による問題のオープンの詳細
Prob.rpt 問題レポートは、選択された時間枠の問題コードによる問題カウントを表示します。

次を検討できます。

  • 曜日による問題カウント (最後の 7 日間)
  • 週による問題カウント (現行年の場合)
  • 月による問題カウント (現行年の場合)
  • 四半期による問題カウント (現行年の場合)
Psum.rpt 問題要約レポートは、選択した時間枠の間にレポートされた問題に関する選択した詳細 (たとえば場所、重大度、問題タイプ、および費やした時間など) を 表示します。

グループ化オプションおよび選択オプションを使用して、次を検討できます。

  • システムによるクローズされた問題の要約
  • コンポーネントによるクローズされた問題の要約
  • アイテムによるクローズされた問題の要約
  • モジュールによるクローズされた問題の要約
  • 場所によるクローズされた問題の要約
  • オペレーターによるクローズされた問題の要約
  • 問題タイプによるクローズされた問題の要約
  • 重大度によるクローズされた問題の要約
  • システムによる問題のオープンの要約
  • コンポーネントによる問題のオープンの要約
  • アイテムによる問題のオープンの要約
  • モジュールによる問題のオープンの要約
  • 場所による問題のオープンの要約
  • オペレーターによる問題のオープンの要約
  • 問題タイプによる問題のオープンの要約
  • 重大度による問題のオープンの要約
  • システムによる問題の要約
  • コンポーネントによる問題の要約
  • アイテムによる問題の要約
  • モジュールによる問題の要約
Ptran.rpt 問題転送要約レポートは、選択した転送日付の範囲の選択した問題の詳細 (転送日および重大度レベルを含む) を表示します。

グループ化オプションを使用して、次を検討できます。

  • システムによる問題転送の要約
  • コンポーネントによる問題転送の要約
  • アイテムによる問題転送の要約
  • モジュールによる問題転送の要約
  • 場所による問題転送の要約
  • オペレーターによる問題転送の要約
  • 問題タイプによる問題転送の要約
  • 重大度による問題転送の要約
Savg.rpt クローズされた問題レポートの問題ごとのセッション平均数は、選択された時間枠における問題の合計数、セッションの合計数、およびセッションの平均数を 表示します。

グループ化オプションを使用して、次を検討できます。

  • 問題タイプによる問題ごとのセッション (コール) の平均数
  • SCIM による問題ごとのセッション (コール) の平均数
  • システムによる問題ごとのセッション (コール) の平均数
Scnt.rpt セッション・カウント・レポートは、選択された時間枠におけるセッションの合計数を表示します。

グループ化オプションを使用して、次を検討できます。

  • 接続 (コール元) によるセッション・カウント
  • 場所によるセッション・カウント
  • オペレーターによるセッション・カウント
  • 問題タイプによるセッション・カウント
  • 重大度によるセッション・カウント
Sdet.rpt セッション明細レポートは、選択された時間枠におけるセッションの詳細 (コール元、コールの説明、および重大度レベルを含む) を表示します。

グループ化オプションを使用して、次を検討できます。

  • 場所によるセッションの詳細
  • 重大度によるセッションの詳細
  • 問題タイプによるセッションの詳細
  • 重大度によるセッションの詳細
Ssum.rpt セッション要約レポートは、選択された時間枠における選択したセッションの詳細 (コールの説明および重大度レベルを含む) を表示します。

グループ化オプションを使用して、次を検討できます。

  • 場所によるセッションの要約
  • オペレーターによるセッションの要約
  • 問題タイプによるセッションの要約
  • 重大度によるセッションの要約
Tspent 問題ごとに費やした時間レポートは、選択された時間枠の間に起きた問題の合計数、合計時間、およびクローズされた問題に費やされた平均時間を表示します。

グループ化オプションを使用して、次を検討できます。

  • システムによる (クローズされた) 問題ごとに費やされた時間
  • コンポーネントによる (クローズされた) 問題ごとに費やされた時間
  • アイテムによる (クローズされた) 問題ごとに費やされた時間
  • モジュールによる (クローズされた) 問題ごとに費やされた時間
  • 場所による (クローズされた) 問題ごとに費やされた時間
  • オペレーターによる (クローズされた) 問題ごとに費やされた時間
  • 問題タイプによる (クローズされた) 問題ごとに費やされた時間
  • 重大度による (クローズされた) 問題ごとに費やされた時間
Tspentop オペレーターによる問題ごとに費やされた時間レポートは、選択された時間枠の間の問題の合計数、合計時間、およびオペレーターごとにクローズされた問題に費やされた平均時間を 表示します。

グループ化オプションを使用して、次を検討できます。

  • オペレーターおよびシステムによる費やされた時間
  • オペレーターおよびコンポーネントによる費やされた時間
  • オペレーターおよびシステムによる (クローズされた) 問題ごとに費やされた時間
  • オペレーターおよびコンポーネントによる (クローズされた) 問題ごとに費やされた時間

タスク

ODBC ドライバーのインストール

レポートを最初に実行する前に、データベース・プラットフォームを処理する ODBC ドライバーをインストールする必要があります。

注: UNIX だけで実行される クライアント・ワークステーションでは ODBC ドライバーをインストールできません。

Crystal Reports の ODBC ドライバーをインストールする前に、 SQL 構成エディターを使用して ODBC ドライバーのインストールの間に必要ないくつかの値を確認します。

Tivoli Problem Management データベースの構成を確認するには、次のようにしてください。

ODBC ドライバーをインストールするには、次のようにしてください。

  1. Windows 95、 Windows 98、および Windows NT 4.0 では、スタート・メニューから Crystal Reports Professional 5.0 をポイントして、次に 32 ビット ODBC アドミニストレーターを選択します。
  2. 「データ・ソース」ダイアログ・ボックスで「追加」を選択します。
  3. 「データ・ソースの追加」ダイアログ・ボックスでインストールされた ODBC ドライバー・リストからデータベース・プラットフォームのドライバーを選択します。
    ヒント: 「SQL 構成エディター」ダイアログ・ボックスで表示するように、ドライバーには DBMS との互換性が必要です。 選択するドライバーを決定するには、データベース・アドミニストレーターに相談し、 Crystal Reports の文書を参照してください。
  4. 「了解」を選択します。
    ヒント: ODBC ドライバーのインストールについては、「SQL 構成エディター」ダイアログ・ボックスで見つかった値を参照してください。
  5. 「ODBC セットアップ」ダイアログ・ボックスの「データ・ソース名」ボックスに ODBC データ・ソース名を入力します。
  6. その他の必要な情報を完了してから「了解」を選択します。
    : 他のパラメーターは、データベース・プラットフォームによって必要な場合があります。詳細については、 ODBC アドミニストレーターのオンライン・ヘルプをアクセスしてください。
  7. 「ODBC セットアップ」ダイアログ・ボックスで「了解」を選択します。
  8. 「データ・ソース」ダイアログ・ボックスで「クローズ」を選択します。

TPM レポートの構成

ユーザーのサイトでデータベース・プラットフォームに対して実行できるようにするには、 Tivoli Problem Management に添付されている標準レポートを構成する必要があります。

Crystal Reports は、 ODBC データ・ソースを介して SQL データベースのデータをアクセスします。デフォルトにより、 Tivoli Problem Management 標準レポートは SAI ORACLE ドライバーを使用して "EXAV" という名前の ODBC データ・ソースを捜します。すでにこのデータ・ソースが設定されている場合には、 Tivoli Problem Management 標準レポートを構成する必要はありません。

次の状況では標準レポートを構成する必要があります。

  • "EXAV" という名前のデータ・ソースがありますが、それが Oracle でないデータベース・プラットフォーム用である場合。 SQL テーブルは異なるプラットフォームでは参照が異なります。
  • レポートのオープン時に "EXAV" という名前のデータ・ソースが見つからず、定義された ODBC データ・ソースのリストから選択するようにプロンプトが出される場合。 ODBC データ・ソースの作成に関する詳細については、 Crystal Reports オンライン・ヘルプを参照してください。

    ヒント: 「SQL 構成エディター」ダイアログ・ボックスで Tivoli Problem Management データベースの構成を検査してください。 ODBC ドライバーのインストールにおけるデータベース構成の検査については、 指示を参照してください。

レポートのテーブル位置を設定するには、次にようにしてくだください。

  1. スタート・メニューから Crystal Reports Professional 5.0 をポイントして、次に 32 ビット Crystal Reports Professional 5.0 を選択します。
    結果: 「Crystal Reports Professional」ウィンドウが現れます。
  2. 次の 1 つを実行してください。
    • Crystal Reports からデータベースをログオンする場合には、ステップ 3 に進んでください。
    • Crystal Reports からデータベースをログオンしない場合には、次のようにしてください。
      • ファイル・メニューから「ログオン・サーバー」を選択します。
      • 「ログオン・サーバー」ダイアログ・ボックスで、「サーバー・タイプ」リストから Tivoli Problem Management データベース・サーバーを選択して「了解」を選択します。
        結果: 「ログオン」ダイアログ・ボックスが表示されます。その外観は、データベース・サーバーのタイプにより異なります。
      • 必要なログオン情報を入力して「了解」を選択します。
        ヒント: Tivoli Problem Management で使用しない場合であっても、 Crystal Reports Professional にパスワードが必要です。
      • メッセージが表示された時に「了解」を選択します。
        結果: Crystal Reports Professional ウィンドウが再表示されます。
  3. 「ファイル」メニューから、「オープン」を選択します。
  4. 「オープン」ダイアログ・ボックスで、 Tivoli Problem Management レポートが入っているフォルダーから構成するレポートを選択して「オープン」を選択します。
    ヒント: Tivoli Problem Management レポートのデフォルト位置は \TIVTSD\TSDRPTS\TPM です。ここで TIVTSD は Tivoli Service Desk をインストールしたディレクトリーです。
  5. データベース・メニューから「場所の設定」を選択します。
    注: レポートが参照するテーブルがデータベース・リストに表示されます。現在選択されているテーブルの位置が「位置の設定」ダイアログ・ボックスの「位置」セクションに表示されます。
  6. 「位置の設定」ダイアログ・ボックスで、「データベース」リストから位置を変更したいテーブルを選択し、「位置の設定」を選択します。
  7. 「SQL データ・ソース」ダイアログ・ボックスで、「データ・ソースの選択」リストから Tivoli Problem Management データ・ソースを選択し、「了解」を選択します。
    「ログオン」ダイアログ・ボックスが表示されます。その外観は、データベース・サーバーのタイプにより異なります。
  8. 必要なログオン情報を入力して「了解」を選択します。
  9. 「SQL テーブルの選択」ダイアログ・ボックスで、「SQL テーブル」リストから正しいテーブル名を選択して「了解」を選択します。
  10. 位置を "EXAV" ではないデータ・ソースに設定する場合には、「位置の伝搬設定」メッセージが表示されます。
    • このテーブルをこのセッションの間にオープンした他のレポートのこの位置に設定するには、「Yes」を選択します。
      注: このレポートの他のテーブルの位置は設定する必要があります。
    • このテーブルの保管された位置設定をオープンする他のレポートで保持するには、「No」を選択します。

    結果: 「位置の設定」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  11. このレポートで他のテーブルの位置を変更しますか?
    • 「Yes」の場合には、レポートにあるすべてのテーブルの位置設定を終えるまで、ステップ 6 〜 10 を繰り返します。
    • 「No」の場合には、「完了」を選択します。
  12. レポートの新規テーブルが Oracle 以外のデータベース・プラットフォームからのものである場合には、「データベースの検査」ダイアログ・ボックスが表示されます。「Yes」を選択します。
    結果: レポートがユーザーのデータベース・プラットフォームと一致するように調整されます。これにより、レポートはデータのアクセスに正しい手法を使用できます。
  13. 変更をこのレポートに保管するには、 Crystal Reports Professional ウィンドウでファイル・メニューから「保管」を選択します。
    結果: 変更はレポートのコンパイルされたバージョンに使用可能です。

レポートの表示

モニターにレポートを表示できます。レポートは印刷またはエクスポートする前に事前表示できます。

レポートをウィンドウにプリントするには,次のステップを実行してください。

  1. Tivoli Service Desk ファイル・メニューから「Crystal Reports の開始」を選択します。
  2. 「レポートの実行」ダイアログ・ボックスで、 Tivoli Problem Management レポートが入っているフォルダーから表示したいレポートのコンパイル済みバージョン (.exe) を選択して「オープン」を選択します。
    ヒント: Tivoli Problem Management レポートのデフォルト位置は \TIVTSD\TSDRPTS\TPM です。ここで TIVTSD は Tivoli Service Desk をインストールしたディレクトリーです。
  3. レポートの名前がラベル付けされたダイアログ・ボックスで、レポート・リストから「レポートのウィンドウへのプリント」を選択します。
  4. 次の 1 つを実行してください。
    • レポートを即時に表示するには、 2 番目のリストから「即時」を選択してステップ 5 に進みます。
    • レポートを後で表示するには、 2 番目のリストから時刻を選択します。
    • レポートを特定の時刻に表示するには、次のようにしてください。
      • Hr ボックスおよび Min ボックスから時刻を選択します。
      • AM または PM を選択します。
      • 月、日、および年のボックスから日付を選択します。
  5. このレポートに入っているレコードの選択基準を変更するには、「選択公式の変更」チェック・ボックスを選択します。
  6. 「印刷」を選択してください。
  7. 「ログオン・パラメーター」ダイアログ・ボックスで、必要なログオン情報を入力して「了解」を選択します。
  8. ステップ 5 で「選択公式の変更」チェック・ボックスを選択した場合には、「レコード選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。「レコード選択」ダイアログ・ボックスでレコード選択基準を入力し、「了解」を選択します。
    注: ステップ 4 で時刻として「即時」を選択しなかった場合には、「Crystal Reports Professional」ウィンドウはこの時に最小化されます。指定された時刻になるとウィンドウが再表示され、このプロシージャーの残りの ステップを続行できます。
  9. 選択したレポートによって、ソート・オプションまたはその他の情報を選択するようにプロンプトが出される場合があります。プロンプトが出された場合には、各タブでソート・オプションまたはその他の情報を選択してから「了解」を選択します。
  10. レポートが表示されると、 Crystal Reports ツールバーを使用して次を実行できます。
    • レポートの印刷
    • レポートのエクスポート
    • ズームインまたはズームアウト
    • レポートのスクロール
    • レポート・ウィンドウのクローズ
  11. レポートの表示を完了する時には、ウィンドウをクローズします。
    注: Crystal Reports の使用に関する詳細については、 Crystal Reports ユーザーズ・ガイド を参照してください。
  12. ステップ 4 で時刻として「即時」を選択した場合には、レポートの名前がラベル付けされたダイアログ・ボックスが再表示されます。レポートを再表示、それを印刷、またはレポート・データをエクスポートできます。
  13. レポートを終了する時には、「完了」を選択します。

レポートのエクスポート

レポート・データをファイルに保管できます。その後でこのデータをスプレッドシートまたはワード・プロセッシング・プログラムにインポートできます。

レポートをエクスポートするには、次のようにしてください。

  1. Tivoli Service Desk ファイル・メニューから「Crystal Reports の開始」を選択します。
  2. 「レポートの実行」ダイアログ・ボックスで、 Tivoli Problem Management レポートが入っているフォルダーからエクスポートしたいレポートのコンパイル済みバージョン (.exe) を選択して「オープン」を選択します。
    ヒント: Tivoli Problem Management レポートのデフォルト位置は \TIVTSD\TSDRPTS\TPM です。ここで TIVTSD は Tivoli Service Desk をインストールしたディレクトリーです。
  3. レポートの名前がラベル付けされたダイアログ・ボックスで、「レポート」リストから「レポートのエクスポート」を選択します。
  4. 「エクスポート・オプション」ボタンが表示された時には、レポートをエクスポートする時を決定してから次のいずれかを実行します。
    • レポートを即時にエクスポートするには、 2 番目のリストから「即時」を選択して次のステップに進みます。
    • レポートを後でエクスポートするには、 2 番目のリストから時刻を選択します。
    • レポートを特定の時刻にエクスポートするには、次のようにしてください。
      • Hr ボックスおよび Min ボックスから時刻を選択します。
      • AM または PM を選択します。
      • 月、日、および年のボックスから日付を選択します。
  5. このレポートに入っているレコードの選択基準を変更するには、「選択公式の変更」チェック・ボックスを選択します。
  6. エクスポートされたデータのフォーマット方法および保管場所を変更しますか?
    • 「No」の場合にはステップ 11 に進みます。
    • 「Yes」の場合にはエクスポート・オプションを選択します。
      • 「エクスポート」ダイアログ・ボックスで、「フォーマット」リストからデータをフォーマットしたい方法を選択します。
        注: ここで行う選択は、エクスポートしたデータの使用方法によって異なります。たとえば、データをスプレッドシートにインポートしたい場合には、ユーザーのスプレッドシート・アプリケーションと互換性のある フォーマットを選択します。このデータを使用したいアプリケーションの資料でフォーマット要件を調べてください。
      • 「宛先」リストからデータの保管場所を選択します。
      • 「了解」を選択します。
  7. 選択したレポートによって、ソート・オプションまたはその他の情報を選択するようにプロンプトが出される場合があります。プロンプトが出された場合には、各タブでソート・オプションまたはその他の情報を選択してから「了解」を選択します。
  8. ステップ 6 で「エクスポート」ダイアログ・ボックスに分離文字値を選択した場合には、「分離文字値」ダイアログ・ボックスが表示されます。該当する値を選択して「了解」を選択します。
  9. 「数および日付の形式」ダイアログ・ボックスで必要な形式を選択してから「了解」を選択します。
  10. 「エクスポート・ファイルの選択」ダイアログ・ボックスの「ファイル名」ボックスで、ファイル名を入力してから「保管」を選択します。
  11. レポートの名前でラベル付けされたダイアログ・ボックスで「印刷」を選択します。
  12. 「ログオン・パラメーター」ダイアログ・ボックスで、必要なログオン情報を入力して「了解」を選択します。
  13. ステップ 5 で「選択公式の変更」チェック・ボックスを選択した場合には、「レコード選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。「レコード選択」ダイアログ・ボックスでレコード選択基準を入力し、「了解」を選択します。
    注: ステップ 4 で印刷時刻として「即時」を選択しなかった場合には、この時に「Crystal Reports Professional」ウィンドウは最小化されます。指定された印刷時刻になるとウィンドウが再表示され、このプロシージャーの 残りのステップを続行できます。
  14. 選択したレポートによって、ソート・オプションまたはその他の情報を選択するようにプロンプトが出される場合があります。プロンプトが出された場合には、各タブでソート・オプションまたはその他の情報を選択してから「了解」を選択します。
    結果: 「レコードのエクスポート」ダイアログ・ボックスが表示されます。レポート・データがファイルにエクスポートされます。
  15. ステップ 4 で時刻に「即時」を選択した場合には、レポートの名前でラベル付けされたダイアログ・ボックスが再表示されます。
  16. レポートを終了する時には、「完了」を選択します。

レポートの印刷

アクセスしているローカル・プリンターまたはネットワーク・プリンターで、レポートのコピーを印刷できます。

レポートを印刷するには、次のようにしてください。

  1. Tivoli Problem Management ファイル・メニューから「Crystal Reports の開始」を選択します。
  2. 「レポートの実行」ダイアログ・ボックスで、 Tivoli Problem Management レポートが入っているフォルダーから印刷したいレポートのコンパイル済みバージョン (.exe) を選択して「オープン」を選択します。
    ヒント: Tivoli Problem Management レポートのデフォルト位置は \TIVTSD\TSDRPTS\TPM です。ここで TIVTSD は Tivoli Service Desk をインストールしたディレクトリーです。
  3. レポートの名前がラベル付けされたダイアログ・ボックスで、「レポート」リストから「レポートをプリンターで印刷」を選択します。
    「プリンター・オプション」ボタンが表示されます。
  4. デフォルト・プリンター・オプションを変更するには、「プリンター・オプション」を選択します。「印刷」ダイアログ・ボックスで必要な変更を行って「了解」を選択します。
  5. レポートを印刷する時を決定してから、次のいずれかを実行します。
    • レポートを即時にエクスポートするには、 2 番目のリストで「即時」を選択して次のステップに進みます。
    • レポートを後でエクスポートするには、 2 番目のリストから時刻を選択します。
    • レポートを特定の時刻にエクスポートするには、次のようにしてください。
      • Hr ボックスおよび Min ボックスから時刻を選択します。
      • AM または PM を選択します。
      • 月、日、および年のボックスから日付を選択します。
  6. このレポートに入っているレコードの選択基準を変更するには、「選択公式の変更」チェック・ボックスを選択します。
  7. 「印刷」を選択してください。
  8. 「ログオン・パラメーター」ダイアログ・ボックスで、必要なログオン情報を入力して「了解」を選択します。
  9. ステップ 6 で「選択公式の変更」チェック・ボックスを選択した場合には、「レコード選択」ダイアログ・ボックスが表示されます。「レコード選択」ダイアログ・ボックスでレコード選択基準を入力し、「了解」を選択します。
    注: ステップ 5 で印刷時刻として「即時」を選択しなかった場合には、この時に「Crystal Reports Professional」ウィンドウは最小化されます。指定された印刷時刻になるとウィンドウが再表示され、このプロシージャーの残りの ステップを続行できます。
  10. 選択したレポートによって、ソート・オプションまたはその他の情報を選択するようにプロンプトが出される場合があります。プロンプトが出された場合には、各タブでソート・オプションまたはその他の情報を選択してから「了解」を選択します。
  11. ステップ 5 で印刷時刻として「即時」を選択した場合には、レポートの印刷を終了するとレポートの名前がラベル付けされたダイアログ・ボックスが再表示されます。レポートを再印刷、表示、またはエクスポートできます。
  12. レポートを終了する時には、「完了」を選択します。