概説 |
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タスク |
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組み込み先 |
Tivoli Service Desk |
階層 |
階層はツリーに似た構造の中のレコードの整列です。
階層はレコード間の順序関係を作成し、特定の情報を探し出すのを容易にします。 たとえば、フォルダーおよびサブディレクトリーで構成されたディスク・ベースのファイリング・システムが階層です。 階層には、1 つまたは複数のルート・ノードおよび分岐が含まれています。 ルート・ノードは階層の基本レベルです。 分岐はルート・ノードまたは他の分岐のサブセットです。 Tivoli Service Desk では階層を使用して、場所、組織、資産カテゴリー、および接続を保守します。 特定のタイプの階層の保守については、次のいずれかを参照してください。 |
標準的な階層保守 |
会社内で行なわれた変更を反映するためには、階層を変更する必要がある場合があります。 どの階層においても、このヘルプ・トピックで説明されている保守機能を実行することができます。 |
階層での資産の保守 |
一部の 階層ウィンドウでは、階層にあるアイテムと関連した資産を保守することができます。階層中の資産の保守を参照してください。 |
「アイテムの検索」ダイアログ・ボックス |
データベース中に存在するが階層には現れないアイテムを探し出すためには、「アイテムの検索」ダイアログ・ボックスを使用します。 この時に、このアイテムを階層中の適切な位置に貼り付けることができます。 詳しくは、階層中のアイテムの検出および貼り付けを参照してください。 |
階層のナビゲート |
特定の情報を探し出すためには、階層をナビゲートします。
ルート・レベルから開始して、必要な情報が見つかるまで階層の分岐を選択します。 特定の情報を探し出すには、次のようにしてください。
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階層中のアイテムの選択 |
階層中のアイテムを選択することは、そのアイテムを探し出してそれをクリックすることを意味します。 アイテムの情報を編集または表示したい場合には、それをダブルクリックしてください。 |
階層中のアイテムの表示 |
階層中の選択済みのアイテムを選択することによって、そのアイテムの詳細情報を表示します。 階層中のアイテムを表示するには、次のようにしてください。
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階層中のアイテムのカット・アンド・ペースト |
アイテムを切り抜きしてそれを別の親アイテムの下、または階層のルート・レベルに貼り付けることによって、階層内でアイテムを移動します。 切り抜きは、アイテムおよびその子を階層から除去します。 貼り付けは、アイテムとその子を階層内の別の場所に復元します。 たとえば、会社の再編成によって、北部地域にあるオフィスが今後は中央本部の管理下になる場合には、階層中の北部地域から該当のオフィスを切り抜きして、それを中央本部の下に貼り付けることによって、この変更を反映することができます。 アイテムをカット・アンド・ペーストするには、次のようにしてください。
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階層中のアイテムのコピー |
アイテムを階層に追加する時に、追加しようとするアイテムが別の親のもとの階層にすでに存在しているアイテムと同一か、非常に類似していることに気付くことがあります。 アイテムをコピーすることによって、選択したアイテムの複製を作成し、それを階層中の別の位置に貼り付けることができます。 アイテムをコピーすると、そのアイテムに関連したすべての値がコピーされます。 そこで、2 つのアイテムの違いを反映させるためには、新規のアイテムの値だけを変更する必要があります。 注: コピーされたアイテムはコピー元のアイテムにはリンクされません。 コピーされたアイテムに対する変更は元のアイテムには影響しません。 リンクされるアイテムを作成するためには、階層中のアイテムのリンクを参照してください。 アイテムをコピーするには、次のようにしてください。
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階層中のアイテムのリンク |
リンクすることによって、複数の親をもつアイテムを作成します。 アイテムをリンクする時には、仮想コピーを作成してそのコピーを別の親またはルート・レベルに貼り付けて、親と親の間のリンクを作成します。 アイテムをリンクすると、アイテムとその子の両方に影響します。 たとえば、ワークステーションおよびサーバー・カテゴリーの両方の子として使用したい「モニター」と呼ばれる資産カテゴリーがあると仮定します。「モニター」をワークステーション・カテゴリーのもとに追加して、「モニター」をサーバー・カテゴリーにリンクすることができます。すると、「モニター」はカテゴリー階層の中のワークステーションおよびサーバーの両方のもとに現れることになります。 注: リンクされたアイテムは階層の中に別々に現れますが、リンクされたアイテムに対して行なった変更は、そのアイテムがリンクされるすべてのアイテムの中に反映されます。 アイテムをリンクするには、次のようにしてください。
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階層中のアイテムの削除 |
アイテムを削除すると、選択されたアイテムとその子がデータベースおよび階層から除去されます。 たとえば、会社が事業所を閉鎖する場合には、場所階層からその事業所を削除することができます。 この事業所に関連した子の場所 (部門など) がある場合には、親の場所を削除するとこれらも削除されます。 注: 参照保全制約により、ユーザーは資産に関連したアイテムを削除することができなくなります。 注意: 削除されたアイテムを再び階層に貼り付けることはできません。 カット・アンド・ペーストについては、階層中のアイテムのカット・アンド・ペーストを参照してください。
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階層中のアイテムの検出および貼り付け |
ユーザーのデータベースの中には、前に階層から切り抜きされたアイテムは入っていますが、データベースから削除されたアイテムは入っていません。また、バッチ更新ユーティリティーまたは CSV ファイル移行ユーティリティーによって追加されたアイテムも入っています。
これらのアイテムは階層中には現れませんが、これらを階層中の適切な位置に貼り付けることはできます。
これらのユーティリティーの詳細については、Tivoli Asset Management ユーティリティー・ガイドを参照してください。 たとえば、バッチ更新ユーティリティーを使用して電話番号リスト、データベース、またはスプレッドシートから組織をインポートする場合には、その組織はデータベース中に存在していますが、「組織」ダイアログ・ボックスの階層の中には現れません。 これらの組織を「組織階層」に貼り付けることができます。 アイテムを検索して階層に貼り付けるには、次のようにしてください。
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階層内のアイテムの検索および表示 |
検索コマンドを使用して、階層中のアイテムを検索するか、あるいは類似した名前のアイテムのリストを表示します。 アイテムが見つかったら、それに関する情報を表示することができます。 階層中のアイテムを検索して表示するには、次のようにしてください。
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階層情報の印刷 |
階層の中の選択した分岐の階層図または詳細を印刷します。 階層情報を印刷するには、次のようにしてください。
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