Tivoli Problem Management ソリューションを除去中


概説

タスク

組み込み先

Tivoli Problem Management

概説

Solution Purge ユーティリティー

ハイパフォーマンスを維持するためには、不必要なデータをデータベース中のラージ・テーブルから定期的に除去しなければなりません。SOLUTIONS テーブルは、 すぐに大きくなります。これには、共通の問題エラー・メッセージホット・ニュース, ハイパーツリー ソリューション・ノード、および ソリューション レコードが入っています。ソリューションは、Solution Purge ユーティリティーが実行されるまでは、データベース中にあります。

注意: 除去されたソリューションは、検索することはできません。

注: Solution Purge ユーティリティーによってアクティブ・ソリューションは削除されません。診断アドミニストレーターは、ソリューションを除去する前に非アクティブとしてそれらを指定しなければなりません。また、ナレッジパックからは、ソリューションは削除されません。ソリューションのアクティブまたは非アクティブとしての指定の詳細については、ソリューション・レコードの編集 を参照してください。

TSD Solution Purge ユーティリティー・ウィンドウ

TSD Solution Purge ユーティリティー・ウィンドウによって、ユーザーは Solution Purge ユーティリティーを構成および実行することができ、またそのユーティリティーにより除去されるソリューションの数を見積もることができます。

Solution Purge ユーティリティー・ウィンドウをアクセスするためには、次のとおり実行してください。

  1. 次の表を使用して、ユーザーの最初のアクションを決定します。

  2. 使用中のオペレーティング・システム... その手順
    Windows 95 または Windows 98 あるいは Windows NT 4.0
    1. タスクバーから「スタート」を選択します。
    2. 「プログラム」を指示し、「Tivoli Service Desk 6.0」を選択し、「Service Desk」を選択してから、「Solution Purge ユーティリティー」を選択します。
    OS/2
    1. Tivoli Service Desk フォルダーを選択します。
    2. Solution Purge ユーティリティー・アイコンを選択します。
    UNIX
    1. プロファイル・エディター・プログラムが存在しているディレクトリーに変更します。
    2. コマンド行から、次のいずれかを実行します。
      • kml solpurge と入力し、Enter キーを押します。
      • solpurge と入力し、Enter キーを押します。


  3. 「TSD ログオン」ダイアログ・ボックスにユーザーのユーザー ID を入力します。
  4. 必要な場合には、パスワード・ボックスにパスワードを入力してください。
    注: ユーザーのデータベースの構成によっては、ユーザー ID とパスワードのボックスには、大文字小文字の区別があります。そのような場合には、ログオン ID およびパスワードは作成した通りに正確に入力しなければなりません。
  5. 「了解」を選択します。
    次の 2 つのいずれかが起こります。
    • 有効なログオン ID とパスワードを入力した場合には、 Solution Purge ユーティリティー・ウィンドウ が表示されます。
    • 有効なユーザー ID とパスワードを入力しなかった場合には、エラー・メッセージが表示されます。「了解」を選択し、ステップ 2 に戻ってください。

「Solution Purge」ダイアログ・ボックス

このダイアログ・ボックスを使用して、Solution Purge ユーティリティー のパラメーターを構成します。 Solution Purge ユーティリティーの構成 を参照してください。

タスク

Solution Purge ユーティリティーの構成

最初に実行する前、あるいは構成パラメーターを変更したい時にはいつも Solution Purge ユーティリティーを構成してください。

Solution Purge ユーティリティーを構成するためには、次のとおり実行してください。

  1. TSD Solution Purge ユーティリティー・ウィンドウ 中の構成メニューから「オプション」を選択してください。
  2. 「Solution Purge」ダイアログ・ボックス 中の「除去する経過日数」リストから、データベースから除去するまでに非アクティブ・ソリューションを残しておく期間を選択します。
  3. 「使用回数のしきい値」ボックスに、非アクティブの ソリューション が使用され、データベースから除去されるまでの時間の最大数を入力します。
    : 頻繁に使用されるソリューションは、削除してはいけません。たとえば、3 回またはそれ未満しか使用していない非アクティブのソリューションを除去する場合には、「使用回数のしきい値」ボックスで 3 を入力します。
  4. 「データベース・コミット・ポイント」ボックスで、 1 回の削除で処理で非アクティブのソリューションの数を入力します。
    注: ログ・レコードは、ソリューション・レコードが削除される度に作成されます。データベース・アドミニストレーターは、ユーザーがシステムで使用可能なログ・スペースにもとづいてこのコミット・ポイントを決定するのを援助しなければなりません。
  5. アダプティブ・ラーニング ソリューションを除去に 組み込み たい場合には、「ADL の無視」チェック・ボックスを選択します。
  6. 「了解」を選択します。
    結果: 「Solution Purge の構成」ダイアログ・ボックスの値は、softart.ini ファイルで書き込まれます。

ソリューションの除去中

ユーザーは、次のプロシージャーを使用して Solution Purge ユーティリティーをいつでも実行することができます。
  1. 開始する前に、TSD Solution Purge ユーティリティー・ウィンドウ 中の構成メニューから「オプション」を選択し、ユーザーの構成オプションをチェックしてください。Solution Purge ユーティリティーの構成 を参照してください
  2. 「Solution Purge の構成」ダイアログ・ボックスで、「見積り」を選択して、現在のパラメーターを使用してデータベースから除去されるソリューションの数を決定します。
  3. 「処理の警告」ダイアログ・ボックスで、次の 1 つを実行してください。
    • 見積りを続行するするには、「Yes」を選択します。
      結果: Solution Purge ユーティリティーが除去されるソリューションの数を見積り、「Solution Purge の構成」ダイアログ・ボックスの「見積り処理」の横の数を表示します。
    • 見積りを取り消すには、「No」を選択します。
  4. 「Solution Purge の構成」ダイアログ・ボックスから、「了解」を選択します。
    結果: 「Solution Purge の構成」ダイアログ・ボックスの値は、softart.ini ファイルで書き込まれます。
  5. TSD Solution Purge ユーティリティー・ウィンドウのファイル・メニューから「ソリューションの除去」を選択します。
    結果: 除去処理が開始され、除去通知メッセージが表示されます。 Solution Purge ユーティリティー・メッセージ を参照してください。

Solution Purge ユーティリティー・メッセージ

Solution Purge ユーティリティーの実行中に、以下と相似したメッセージが表示されます。

除去開始
現在、ソリューションを 49002 から 50001 に除去中。結果 = -100 。
現在、ソリューションを 50002 から 51001 に除去中。結果 = -100 。
現在、ソリューションを 51002 から 52001 に除去中。結果 = -100 。
現在、ソリューションを 52002 から 53001 に除去中。結果 = 1 。
現在、ソリューションを 53002 から 54001 に除去中。結果 = 1 。
除去完了

典型的な結果コードが次の表に示されています。

結果コード 説明
-100 除去パラメーターに一致するソリューションが見つかりませんでした。
1 除去パラメーターに一致するソリューションが見つかりました。

注: 表示された他の負の数はいずれもエラーです。データベース SQL エラー・コードが表示された場合には、詳細については、ユーザーのデータベース資料参照してください。

非在籍の Solution Purge ユーティリティーを実行中

夜に非在籍で Solution Purge ユーティリティーを実行する場合があります。このユーティリティーをバッチ・ファイルから実行することができますが、最初に構成オプションを設定してそれを softart.ini ファイルに保管しなければなりません。

必要ならば、バッチ・ファイルを実行して、 Solution Purge ユーティリティーを実行します。使用可能なシステム・リソースにもとづいて、ユーザーのデータベース・アドミニストレーターは Solution Purge ユーティリティー が必要な時間を決定するしなければなりません。

注: Solution Purge ユーティリティーは、softart ini. ファイルに保管された構成の設定を使用します。1 度これらの設定を記録してコード行をバッチ・ファイルに追加すると、次のプロシージャーを繰り返す必要がありません。

Solution Purge ユーティリティーを非在籍で実行するためには、次のとおり実行してください。

  1. Solution Purge ユーティリティーを構成 します。 Solution Purge ユーティリティーの構成 を参照してください。
  2. バッチ・ファイルに次のコード行を追加します。
    KML solpurge /R: /U:user_ID /P:password
  3. バッチ・ファイルが自動的に実行するよう設定します。
    : バッチ・ファイルは、ユーザーがバックアップ手順を実行するのに使用するのと同じものです。コード行が、Solution Purge 処理を実行します。表示されたパラメーターによって、Solution Purge 処理が非在籍で実行されることが許可されます。Solution Purge ユーティリティー完了後、通知メッセージが TSD Solution Purge ユーティリティー・ウィンドウに表示され、そのウィンドウをクローズするまでそのまま表示されています。