システム・アクションの構成


概説

タスク

組み込み先

Tivoli Service Desk

概要

システム・アクションの機能

システム・アクションは Tivoli Script ルーチンまたは外部アプリケーション (ワード・プロセッシング・プログラムなど) を実行します。保守しやすくし、将来のアップグレードを単純化するために、Tivoli Service Desk で使用されるすべてのカスタム Tivoli Script ルーチンはシステム・アクションを使用して起動する必要があります。

システム・アクションの使用

システム・アクションはユーザー作成のアクション・グループに追加することができます。その後で、これらアクション・グループは プロファイルに割り当てることができます。

: システム・アクションをアクション・グループに追加する場合には、それでシステム・アクションを作動させるには十分でありません。 システム・アクション .kb ファイルの名前をアクション・グループのメイン .kb ファイルの USES チェーンに追加しなければなりません。 これにはコードのカスタマイズが必要です。 アクション・グループの構成 を参照してください。

システム・アクションにはセキュリティー権限を割り当てることができます。システム・アクションはツールバー・ボタンまたはメニュー選択として表示することができます。

デフォルト・システム・アクション

Tivoli Service Desk にはユーザーがインストールするアプリケーションごとに一組のデフォルト・システム・アクションが含まれています。これらのシステム・アクションは、プロファイルを作成し、ツールバーおよびメニューを設計するために使用することができます。

カスタム・システム・アクション

外部アプリケーション (ワード・プロセッシング・プログラムなど) を実行するためにカスタム・システム・アクションを作成することができます。あるいは、 Tivoli Script ルーチンを実行するためにシステム・アクションを作成することができます。

タスク

システム・アクションの追加

Tivoli Service Desk プロファイルに組み込みたいカスタム Tivoli Script ルーチンまたは外部アプリケーションはすべて、最初に システム・アクションとして定義されていなければなりません。システム・アクションを追加する必要があるのは、それが Tivoli Service Desk に含まれている標準システム・アクションの 1 つでない場合だけです。

システム・アクションを追加するには、次のようにしてください。

  1. 「プロファイル構成」ダイアログ・ボックスで、 「システム・アクション」タブを選択します。
  2. 「クリア」を選択します。
  3. 「名前」ボックスに、このシステム・アクションに割り当てたい短い記述的な名前を入力します。
  4. 「アクション」ボックスで、次の例のいずれかを使用して、システム・アクションで実行したいプログラムまたはルーチンの完全な名前を入力します。
    • システム・アクションで外部アプリケーションを開始したい場合には、そのプログラム・ファイル名を適切なファイル名拡張子 (.exe または .bat など) 付きで入力します。必ず、このファイルにはパスを組み込んでください。
      例: c:\sample\do.exe
    • システム・アクションで Tivoli Script ルーチンを実行したい場合には、そのファイル名と関数名を入力しなければなりません。
      例: Myfile:Myfunc()
      注: システム・アクション名は、 File:Routine() という形式になっていなければなりません。ここで、 File はルーチンが入っている .kb ファイルの名前で、Routine はそのルーチンの名前です。
      注意: これがカスタム .kb ファイル中のルーチンである場合には、アクション・グループ .kb ファイル中の USES チェーンにカスタム .kb ファイルの名前を組み込まなければなりません。そうでない場合には、カスタム・ルーチンは Tivoli Service Desk の解析時に組み込まれず、システム・アクションは作動しません。 Tivoli Script ルーチンの詳細については、Tivoli Service Desk Developer's Toolkit Script プログラミングの手引き を参照してください。
  5. 「記述」ボックスに、このシステム・アクションについての追加識別情報があればそれを入力します。
    注: この記述は、このシステム・アクションの機能を思い出すのに十分なだけ詳細にする必要があります。この記述は Tivoli Service Desk の他のどこにも表示されません。
  6. このシステム・アクションに選択済みのセキュリティー権限を必須としたいですか ?
    注: 1 つのシステム・アクションに複数の権限を割り当てることができます。
  7. 「システム・アクション」の下の「追加」を選択します。
システム・アクションのコピー 既存システム・アクションを基にして新規システム・アクションを作成したい場合には、システム・アクションをコピーします。

システム・アクションをコピーするには、次のようにします。

  1. 「プロファイル構成」ダイアログ・ボックスで、 「システム・アクション」タブを選択します。
  2. システム・アクション・リストから、コピーするシステム・アクションを選択します。
  3. 「名前」ボックスに、このシステム・アクションに割り当てたい名前を入力します。
  4. 「システム・アクション」の下の「追加」を選択します。
    結果: アクション、記述、および割り当て済みシステム・アクションが新規システム・アクションの一部として保管されます。このシステム・アクションに対する変更を行うには、システム・アクションの編集を参照してください。

システム・アクションの編集

Tivoli Service Desk に添付して提供されたシステム・アクションとユーザー作成のシステム・アクションは両方とも編集することができます。次のことができます。

システム・アクションを編集するには、次のようにしてください。

  1. 「プロファイル構成」ダイアログ・ボックスで、 「システム・アクション」タブを選択します。
  2. 「システム・アクション」リストから、編集したいシステム・アクションを選択します。
    結果: 現行システム・アクション名、アクション、記述、および権限が「システム・アクション」タブの当該ボックス中に表示されます。
  3. システム・アクションの名前を変更しますか ?
    • 「Yes」の場合には、「名前」ボックスに新規名を入力します。
    • 「No」の場合には、次のステップに進んでください。
  4. システム・アクションで別のプログラムまたは Tivoli Script ルーチンを起動しますか ?
    • 「Yes」の場合には、「アクション」ボックスに、システム・アクションで実行したいプログラムまたはルーチンの完全な名前を入力します。ここに入力できる内容に関するルールについては、システム・アクションの追加を参照してください。
    • 「No」の場合には、次のステップに進んでください。
  5. システム・アクションの記述を変更しますか ?
    • 「Yes」の場合には、「記述」ボックスに、システム・アクションの機能の新規記述を入力します。
    • 「No」の場合には、次のステップに進んでください。
  6. このシステム・アクションにアクセスするために必要な権限を変更しますか ?
    注: 1 つのシステム・アクションに複数の権限を割り当てることができます。
    • 権限を追加するには、次のようにします。
    • 権限を除去するには、「権限」リストから、1 つまたは複数のアクション・グループを選択し、「除去」を選択します。
      注: 複数の権限を選択する際の情報については、 リストからの選択を参照してください。
    • 「No」の場合には、次のステップに進んでください。
  7. 「保管」を選択します。

システム・アクションの削除

システム・アクションは、削除することによって Tivoli Service Desk から除去されます。

注意: アクション・グループに属しているシステム・アクションあるいはツールバー・ボタンまたはメニュー・アイテムと関連付けられているシステム・アクションは削除しないでください。 削除済みのシステム・アクションは、すべてのアクション・グループ、ツールバー・ボタン、またはメニュー・アイテムから即時に除去されます。 ツールバー・ボタンおよびメニュー・アイテムはもはや作動しません。

システム・アクションを削除するには、次のようにしてください。

  1. 「プロファイル構成」ダイアログ・ボックスで、 「システム・アクション」タブを選択します。
  2. 「システム・アクション」リストから、削除したいシステム・アクションを選択します。
  3. 「削除」 を選択します。