マスター・スケジュール・レポートの使用


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Tivoli Change Management 管理

概説

マスター・スケジュール・レポートの使用

事前定義レポートと統計レポートはともに、指定されたスケジュール時刻での処理のために TCM スケジューラー中の項目として追加することができます。

さらに、マスター・スケジュール・レポートを作成して、レポートおよび変更がいつ発生をスケジュールされているかを判別することができます。

マスター・スケジュール・レポートは、変更がどのように進行しているかをモニターするのに役立ちます。たとえば、マスター・スケジュール・レポートは、適用をスケジュールされた変更および実行をスケジュールされたレポートをリストします。

また、組織で Microsoft プロジェクトが使用されている場合には、マスター・スケジュール・レポートのデータを Microsoft プロジェクトにも送ることができます。貴社が変更プロセスをモニターするために使用できるガント・チャートにデータを組み込むこともできます。

マスター・スケジュール・レポートは完全な変更をリストするものであって、変更プロセスの間でスケジュールされたタスクをリストするものではないということを覚えておいてください。


タスク

マスター・スケジュール・レポートの実行

マスター・スケジュール・レポートは、Tivoli Change Management から実行することができます。

マスター・スケジュール・レポートを実行するには、次のようにします。

  1. 「ユーティリティー」メニューから「マスター・スケジューラー・レポート」を選択します。
    結果: 「マスター・スケジュール」ダイアログ・ボックスが現れます。
    「マスター・スケジュール」ダイアログ・ボックスからは、マスター・スケジュール・レポートの 1 つまたは複数の基準のためのデータを選択することができます。
  2. 「カテゴリー」ボックスの横で、「ブラウズ」ボタンを選択して、レポートの変更カテゴリーを選びます。
  3. 「割り当て先」ボックスの横で、「ブラウズ」ボタンを選択して、レポート中の変更に割り当てられた担当者を選びます。
  4. 「コスト・センター」ボックスの横で、「ブラウズ」ボタンを選択して、レポート中の変更を適用する際の会計責任がある組織を選びます。
  5. 「場所」ボックスの横で、「ブラウズ」ボタンを選択して、レポート中の変更に割り当てられた物理的な場所を選びます。
  6. 「エリア」ボックスの横で、「ブラウズ」ボタンを選択して、要求を実行する責任がある組織を選びます。
  7. 「状況」ボックスの横で、「ブラウズ」ボタンを選択して、レポートに使用される変更の状況を選びます。
  8. 「開始日付」および「終了日付」ボックスの横で、「カレンダー」ボタンを選択して、レポートの日付範囲を選びます。
  9. 変更について「要求日付」または「必要日付」のタイプのいずれかを選択します。
  10. 「宛先」を選択します。
    結果: 「宛先」ダイアログ・ボックスが現れます。
  11. レポート出力を送りたい宛先を選びます。
    「ファイル」を選択した場合には、レポートを保管できるファイルの名前および位置を指定しなければなりません。
  12. 次の 1 つを実行してください。
    • レポートを印刷するには、「印刷」を選択します。
    • Tivoli Service Desk ウィンドウに戻るには、「クローズ」を選択します。

マスター・スケジュール・レポートのスケジューリング

TCM スケジューラーを使用して、指定された間隔で自動的に実行されるようにレポートをセットアップすることができます。TCM スケジューラーにレポートを追加して、それを使用可能にすると、レポートはそれ以上の介入なしに指定された間隔で実行を続けます。詳細については、「TCM スケジューラーの使用」を参照してください。

TCM スケジューラーにマスター・スケジュール・レポートを追加するには、次のようにします。

  1. 「ユーティリティー」メニューから「マスター・スケジューラー・レポート」を選択します。
    結果: 「マスター・スケジュール」ダイアログ・ボックスが現れます。
  2. レポートの選択基準を指定します。
  3. 「宛先」を選択します。
    結果: 「宛先」ダイアログ・ボックスが現れます。
  4. レポート出力を送りたい宛先を選びます。
    「ファイル」を選択した場合には、レポートを保管できるファイルの名前および位置を指定します。
  5. 「スケジュール」を選択します。
    結果: レポートが実行され、通知メッセージが現れます。
  6. 「了解」を選択します。
    結果: レポートがスケジュールされます。
  7. TCM スケジューラーでは、レポートを指定された間隔で自動的に実行されるようにします。

Microsoft プロジェクトへの DDE リンクの使用

Tivoli Change Management によって、データをマスター・スケジュール・レポートおよびモデルから Microsoft プロジェクトに転送することができます。

リンクを作成して、レポート・データを Microsoft プロジェクトに転送するには、次のようにします。

  • 「マスター・スケジュール」ダイアログ・ボックスから「MS プロジェクト」を選択します。
  • 結果: Microsoft プロジェクトは TCM_MST.MPP という名前のファイルを作成し、 Tivoli Change Management から新規ファイルにレポート・データを転送します。

Microsoft プロジェクトがまだワークステーションで実行中でない場合には、「Microsoft プロジェクト」ボタンは使用可能でありません。この場合には、「マスター・スケジュール」ダイアログ・ボックスをクローズして、Microsoft プロジェクトを始動し、「レポート」メニューからスケジュールを選びます。

注: 次回に「マスター・スケジュール」ダイアログ・ボックスで「 Microsoft プロジェクト」ボタンを選択した時には、同じファイル名が使用されるので、異なる名前でファイルを保管してください。さもないと、TCM_MST.MPP ファイルのデータが上書きされます。