タスクの指定


概説

タスク

組み込み先

Tivoli Change Management のユーザー

概説

タスクとは

Tivoli Change Management では、タスク は、変更を実施するためにユーザーまたはグループが実行する割り当てです。

「タスク」ダイアログ・ボックス

「タスク」ダイアログ・ボックスを使用して、変更の実施に必要なタスクを定義して追跡します。次の情報を指定することができます。
  • 一般情報
  • リソース
  • 資産
  • オペレーティング・システム・コマンド
  • 関連タスクのタイミング

「タスク」ダイアログ・ボックスには、次のタブが含まれています。

タブ 機能
一般 タスクの名前および説明を指定します。 また、タスクの開始および完了について計画された日時と実際の日時を指定することもできます。 最後に、ファイルを添付することができます。 タスクの指定を参照してください。
リソース タスクの完了に責任をもつユーザーまたはグループを指定します。 また、それぞれのタスクは、そのタスクに予定された時間、および実際に費やした時間とともに追跡することができます。タスクのリソースの追加を参照してください。
資産 資産とタスクを関連付ける方法を定義することができます。 資産とタスクの関連付け を参照してください。
コマンド オペレーティング・システム・コマンドは、タスクを完了する前、または完了時に実行することができます。 オペレーティング・システム・コマンドとタスクの関連付けを参照してください。
関係 あるタスクと、1 つまたは複数の他のタスクとのタイミングを定義することができます。 タスク相互間の関連付け を参照してください。

「タスク」ダイアログ・ボックスにアクセスする場合:


タスク

タスクの指定

タスクについて次の情報を指定することができます。
  • 計画と実際の日時
  • タスクの説明
  • パーセント完了値

さらに、チェックリストなど、そのタスクを明白にする ファイルを添付 することができます。

タスクを指定する場合:

  1. 「変更」ダイアログ・ボックスから、「タスク」タブを選択します。
    結果: 「タスク」タブ が表示されます。
  2. 「追加」を選択します。
    結果: 「タスク」ダイアログ・ボックス が表示されます。
  3. 「名前」ボックスで、そのタスクの名前を入力します。
    注: タスク名が必要であり、これは、この変更のスケジュール内の他のどのタスクとも異なった名前でなければなりません。
  4. 「計画」および「実際」の下で、次のいずれか、またはその両方を実行してください。
    • 判明している場合には、計画された開始日時および計画された終了日時を入力してください。
    • タスクが進行中の場合には、実際の開始日時および終了日時を入力してください。
  5. 「% 完了」 ボックスでは、そのタスクの完了したパーセントを入力します。
  6. 「説明」 ボックスに、そのタスクの説明を入力します。
  7. 次のいずれか、またはその両方を実行してください。

タスクのリソースの追加

リソースは、タスクの完了に責任をもつユーザーまたはグループです。 それぞれのタスクは、そのタスクに予定された時間および実際に費やした時間とともに追跡することができます。 ユーザー、グループ、またはユーザーおよびグループを追加することができます。 ユーザーまたはグループを選択した場合、突き合わせグループまたはグループのユーザーを選択できます。

タスクのリソースを追加する場合:

  1. 「タスク」ダイアログ・ボックスから、「リソース」タブを選択します。
    結果: 「リソース」タブ が表示されます。
  2. 次の 1 つを実行してください。
    条件 結果
    リソースとして追加したいユーザーの名前が判明している場合には、 そのユーザーの名前を「ユーザー」リストの下のボックスに入力してください。
    リソースとして追加したいグループの名前が判明している場合には、 そのグループの名前を「グループ」リストの下のボックスに入力してください。
    リソースとして追加したいユーザーの名前が判明していない場合には、 「ユーザー」リストの横の「ブラウズ」ボタンを選択して、「ユーザー」ダイアログ・ボックスからユーザーを選択してください。
    リソースとして追加したいグループの名前が判明していない場合には、 「グループ」リストの「ブラウズ」ボタンを選択して、「グループ」ダイアログ・ボックスからグループを選択してください。

次のことに注意してください。

  • ユーザーを追加してから、グループを追加し、そのユーザーがそのグループのメンバーでない場合には、メッセージが表示され、「グループ」リストのボックスの消去を選択できます。
  • グループを追加してから、ユーザーを追加し、そのユーザーがそのグループのメンバーでない場合には、メッセージが表示され、「ユーザー」リストのボックスの消去を選択できます。
  1. 「時間数」リストの下のボックスには、このリソースがそのタスクに費やす予定の見積時間数を入力します。
  2. 「実際の時間数」リストの下のボックスには、このリソースが現在までにそのタスクに費やした実際の時間数を入力します。
  3. 「追加」を選択します。
    結果: そのリソースと見積時間数が「リソース」リストに追加されます。

資産とタスクの関連付け

装置および備品などの資産は、タスクと関連づけられることが多々あります。 たとえば、ユーザー部門のコンピューターをアップグレードすることを要求して、その見積りを受け取るタスクを作成した場合には、現行のコンピューター (資産) をそのタスクと関連付けることがあります。 資産情報はそのタスクの一部であり、容易にアクセスできます。

注: 資産情報および 「資産」タブ が使用可能となるのは、Tivoli Asset Management を Tivoli Change Management と一緒に使用している場合だけです。また、資産とタスクとを関連付ける前に、「変更」ダイアログ・ボックス の「資産」タブから「追加」を選択して、 資産の効果 としてその資産を追加する必要もあります。

資産とタスクを関連付ける場合:

  1. 「タスク」ダイアログ・ボックス から、「資産」タブを選択します。
    結果: 「資産」タブ が表示されます。
  2. 「使用可能資産」ボックスから、資産を選択します。
  3. 「追加」を選択します。
    結果: その資産が「選択された資産」ボックスにコピーされます。
  4. ステップ 2 と 3 を必要なだけ繰り返して、その他の資産を関連付けます。

オペレーティング・システム・コマンドとタスクの関連付け

オペレーティング・システム・コマンドは、タスクが 100% 完了とマークされる前または後に実行することができます。 たとえば、新規コンピューターのインストールを含む変更の一部として、ネットワークを経由してそのコンピューターへのソフトウェア配布のためのコマンドをスケジュールすることができます。 あるいは、その変更によって影響を受けるそれぞれの資産に対してバージョン管理コマンドを実行することができます。

注: Tivoli Change Management のすべてのオペレーティング・システム・コマンドは、システム・アドミニストレーターが定義しなければなりません。

オペレーティング・システム・コマンドとタスクを関連付ける場合:

  1. 「タスク」ダイアログ・ボックスから、「コマンド」タブを選択します。
    結果: その「コマンド」タブ が表示されます。
  2. 「置き換え」ボタンの上の「コマンド」リストから、コマンドを選択します。
  3. 「実行」の下で、次の通り実行オプションを選択します。
    オプション 説明
    開始 タスクの開始時点でそのコマンドを実行します。
    終了 タスクの終了時点でそのコマンドを実行します。
  4. 「追加」を選択します。
    結果: そのコマンドおよび実行オプションが「コマンド」表に表示されます。

タスク相互間の関連付け

あるタスクを他のタスクと関連付けるタイミングを定義することができます。 このテーブルでは、ユーザーが作成または編集しているタスクはタスク A です。タスク B はタスク A との関連付けを作成するタスクです。関連のタイプは次の通り 4 つあります。
関連 定義
完了 - 開始 (FS) タスク B は、タスク A が完了するまで開始できません。
開始 - 開始 (SS) タスク B は、タスク A が開始するまで開始できません。
完了 - 完了 (FF) タスク B は、タスク A が完了するまで完了できません。
開始 - 完了 (SF) タスク B は、タスク A が開始するまで完了できません。

タスクの関連を指定する時には、Tivoli Change Management はタスクの計画された日付を使用して、その関連が有効であるかどうかを判別し、次にそれぞれの関連を検査します。

タスクをスケジュールされた他のタスクと関連づける場合:

  1. 「タスク」ダイアログ・ボックスから、「関係」タブを選択します。
    結果: 「関係」タブ が表示されます。
  2. 「使用可能タスク」の下で、タスクを選択します。
  3. 該当する関連ボタンを選択します。
    • S-F>>
    • F-S>>
    • S-S>>
    • F-F>>
      結果: そのタスクが「関連付けるタスク」の下に表示されます。
  4. ステップ 2 と 3 を必要なだけ繰り返して、その他のタスク関連を追加します。