Asset Management のレポートの処理


概説

タスク

組み込み先

Tivoli Asset Management

概説

Tivoli Asset Management レポートについて

Tivoli Asset Management により、オンラインおよび紙レポートをアプリケーションから直接生成することができます。まず、レポートを作成してください。 次に、その内容と報告する列を定義します。
注: Tivoli Asset Management には、ユーザー独自のレポートのテンプレートとして使用できる事前定義レポートがいくつかあります。

「Asset Management レポート」ダイアログ・ボックス

「Asset Management レポート」ダイアログ・ボックスでは、Asset Management レポートの追加、定義、編集、削除、コピー、および実行を行うことができます。

「Asset Management レポート」ダイアログ・ボックスにアクセスするには、次のいずれかを行います。

  • Asset Management アドミニストレーター・プロファイルを使用している場合には、「レポート」メニューから「資産レポート」を選択します。
  • 「ヘルプ」メニューから、「システム・プロファイル」 を選択し、「資産レポート」の下にある指示に従います。

タスク

レポートの追加 レポートを追加する時には、ユーザーがそのレポートを追加したい時に選択する名前とタイトルを作成します。
注: レポートを「レポート名」テーブルに追加した後で、レポートの内容を定義 します。

レポートを追加するには:

  1. 「Asset Management レポート」ダイアログ・ボックスをオープンします。
  2. 「レポート名」ボックスで、レポートの固有の名前を入力します。
  3. 「タイトル」ボックスで、レポートのタイトルを入力します。タイトルは入力した通りにレポートに現れます。
    注: タイトルはレポートのタイトルまたは先頭レコードとして現れます。タイトルの最大長は 254 文字です。
  4. 「追加」を選択します。
    結果: レポート名が「レポート名」リストに現れます。
レポートの定義 レポートを定義するには:
  1. 「レポート名」リストから、定義したいレポートを選択します。
  2. 「定義」を選択します。
    結果: 「レポート定義」ダイアログ・ボックスが現れます。
  3. レポートに現れる資産を定義します。
  4. 「レポート列タイトル」タブを選択します。
    注: レポートの列を少なくとも 1 つ選択してください。
  5. レポートの列として印刷したい各属性をダブルクリックします。
    結果: 選択した各属性の横にアスタリスク (*) が現れます。
    注: 属性をクリアするには、その属性をもう一度ダブルクリックします。アスタリスクが除去されます。
  6. 「了解」を選択します。
レポートの実行 レポートを実行し、その出力を画面、プリンター、ファイル (後から Crystal Reports と一緒に使用する場合)、またはクリップボードに送ることができます。

レポートを実行するには:

  1. 「レポート名」リストから、レポートを選択します。
  2. 「実行」を選択します。
    結果: 「レポートの実行」ダイアログ・ボックスが現れます。
  3. 「宛先」の下で、次の 1 つを選択します。
    • 画面 (出力を画面に送ります)
    • プリンター (出力をワークステーションのデフォルト・プリンターに送ります)
    • ファイル (出力を CSV 形式で、指定するファイルに保管します)
    • クリップボード (内容を CSV 形式で Windows クリップボードに保管し、そのデータを他のアプリケーションに貼り付けられるようにします)
  4. 出力の宛先として「ファイル」を選択した場合には、「ファイル」を選択します。
    結果: 「別名保管」ダイアログ・ボックスが現れます。
  5. レポート・ファイルのファイル・パスおよび名前を指定します。
  6. 「保管」を選択します。
    結果: 「実行」ダイアログ・ボックスが現れます。
  7. 「実行」を選択します。
    結果: Tivoli Asset Management は、定義に従ってデータを収集および抽出し、指定した出力にそれを送ります。
Asset Management スケジューラーへのレポートの追加 指定した間隔を使ってレポートを自動的に実行したい場合には、Asset Management スケジューラーを使用します。レポートを Asset Management スケジューラーに追加してから、「Asset Management スケジューラー」ダイアログ・ボックスを使って、レポートに間隔を設定してください。「レポートの実行」ダイアログ・ボックスまたは「Asset Management スケジューラー」ダイアログ・ボックスで、レポートをスケジューラーに追加することができます。

「レポートの実行」ダイアログ・ボックスからレポートを Asset Management スケジューラーに追加するには:

  1. 「レポート名」テーブルから、レポートを選択します。
  2. 「実行」を選択します。
    結果: 「レポートの実行」ダイアログ・ボックスが現れます。
  3. 「スケジュール」を選択します。
    結果: 「成功」メッセージが現れます。
  4. 「了解」を選択します。
  5. 「Asset Management スケジューラー」ダイアログ・ボックスを使って、レポートに間隔を設定します。
レポートのコピー レポートをコピーするには:
  1. 「レポート名」リストから、レポートを選択します。
  2. 「コピー」を選択します。
    結果: 「レポートのコピー」ダイアログ・ボックスが現れます。
  3. 「新規レポート名」ボックスで、新しいレポートの名前を入力します。
  4. 「了解」を選択します。
    結果: 「Asset Management レポート」ダイアログ・ボックスが現れ、新しいレポート名が「レポート名」リストに表示されます。
  5. 「タイトル」ボックスで、レポートの記述を入力します。
    注: タイトルはレポートのタイトルまたは先頭レコードとして現れます。タイトルの最大長は 254 文字です。
  6. 「置き換え」を選択します。
  7. 望むなら、「定義」を選択してレポート定義を変更します。
    結果: 「レポート定義」ダイアログ・ボックスが現れます。
レポート定義の印刷 レポートの定義を印刷するには:
  1. 「レポート名」リストから、レポートを選択します。
  2. 「印刷」を選択してください。
    結果: 「印刷タイプ」ダイアログ・ボックスが現れます。
  3. 「印刷」の下で、「選択した行の詳細」を選択します。
  4. 「了解」を選択します。
    結果: 「レポート出力属性」ダイアログ・ボックスが現れます。
  5. 「宛先」の下で、次のオプションの中から 1 つを選択します。
    • 画面 (出力を画面に送ります)
    • プリンター (出力をワークステーションのデフォルト・プリンターに送ります)
    • ファイル (出力を CSV 形式で、指定するファイルに保管します)
  6. 出力の宛先として「ファイル」を選択した場合には、「ファイル名」ボックスで、パスおよびファイル名を入力します。
  7. 58 行以外のページ長が必要な場合には、「ページ当り行数」ボックスで、別の値を入力します。
  8. 500 以外の最大レコード数を処理したい場合には、「処理する最大レコード数」ボックスで、別の値を入力します。
  9. 「受諾」を選択します。
    結果: レポート定義が指定した通りに印刷されます。
事前定義レポートの使用

Tivoli Asset Management には、ユーザー独自のレポートを作成する場合に基礎として使用できる 1 組の事前定義レポートがあります。それらのレポートのタイトルは次の通りです。

  • 資産タグ別インベントリー・アイテム
  • 大量移動インベントリー
  • 減価償却済アイテム
  • 保証契約有効期限
  • モニター種別
  • 喪失資産履歴
  • 保証契約
  • 将来移動イベント

事前定義レポートを使用するためには、インポート・ユーティリティーを使って、そのレポートの CSV ファイルを Tivoli Asset Management データベースにインポートしなければなりません。CSV ファイルは \TSDRPTS\TAM ディレクトリーに入っています。

事前定義レポート定義にはカテゴリー、イベント・タイプ、および契約タイプといったデータベースに固有の情報が入っているので、レポートによってはすぐには役に立たないものもあります。ユーザーのデータを組み込むようにレポート定義を変更してください。たとえば、「モニター種別」レポートでは、資産が「モニター」カテゴリーにリストされます。このレポートをデータベースから実行したい場合には、「カテゴリー」階層に「モニター」という名前のカテゴリーがなければなりません。