Tivoli Change Management 自動調整ルールの構成


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タスク

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概説

自動調整ルールとは?

Tivoli Change Management では、自動調整とは、注意を必要とする変更、承認、またはタスクを認識して、関連した当該担当者に通知することです。たとえば、次のものを自動調整するルールを作成することができます。
  • 処理依頼されたが承認されていない変更
  • 承認されたが完了していない変更
  • 受け取られていない個々の承認
  • 開始されていないタスク
  • 開始されたが完了していないタスク

自動調整ルールのタイプの詳細については、Tivoli Change Management 自動調整ルール・タイプの理解 を参照してください。

システム・アドミニストレーターとしては、自動調整ルールの作成と保守に関して責任があります。ユーザーは、自動調整通知を受け取った時だけ、自動調整ルールと関係します。

自動調整ルールを作成して追加すると、そのルールは、そのルールに指定した基準を満たす変更、承認、またはタスクに適用されます。

自動調整ルールが変更に適用されると、通知が送られ、進行が遅すぎる変更、承認、またはタスクと関連した個人に知らされます。作成する各自動調整ルールごとに、通知する次の個人を選択することができます。

  • 承認者
  • 要求者
  • タスク・リソース
  • 実装者
  • 変更アドミニストレーター

「自動調整ルール」ダイアログ・ボックス

「自動調整ルール」ダイアログ・ボックスにアクセスするには、次の 1 つを実行してください。
  • Tivoli Change Management アドミニストレーター・プロファイルを使用している場合には、「構成」メニューから「自動調整」を選択します。
  • Tivoli Service Desk アドミニストレーター・プロファイルを使用している場合には、「Change Management」メニューから「自動調整の構成」を選択します。
  • 「ヘルプ」メニューから「ユーザーのシステム・プロファイル」を選択し、「自動調整の構成」の下にある指示事項に従います。

タスク

自動調整ルールの作成

必要に応じて自動調整ルールを作成することができます。

自動調整ルールを作成するには、次のようにします。

  1. 「構成」メニューから「自動調整」を選択します。
    結果: 「自動調整ルール」ダイアログ・ボックスが現れます。
  2. 「自動調整ポーリング間隔」ボックス内の値は、自動調整する変更、承認、またはタスクがあるかどうかを自動調整モニターが検査する頻度を示します。これはまた、自動調整する必要がある問題およびコールをモニターするために Tivoli Problem Management で使用されるポーリング間隔でもあります。

    自動調整ルールの自動調整ポーリング間隔を変更すると、Tivoli Problem Management 内の自動調整にも同じポーリング間隔値が適用されます。「ルール」の下で、ルール・タイプを選択してください。そのタイプに関する既存のルールがルール・テーブルに現れます。

    : 「自動調整ルール」ダイアログ・ボックスから「了解」や「取消」を選択しても、ルール・テーブルのルールの変更または追加は取り消されたり確認されたりしません。これは、自動調整ポーリング間隔に対して行った変更にのみ適用されます。

  3. 「追加」を選択します。
    結果: 「自動調整の追加」ダイアログ・ボックスが現れます。
  4. 「タイトル」ボックスで、ルールのタイトルを入力します。
  5. 「記述」ボックスにルールの記述を入力します。
  6. 「レベル」ボックスで、このルールを最初に自動調整された通知に対して使用するか、あるいは後続の自動調整に対して使用するかを示す数値を入力します。
    自動調整通知が送られる前に、変更はレベル 1 のルールを満たさなければなりません。変更が任意のレベルの複数のルールを満たすと、そのレベルにおける各ルールのソート順が、その変更に適用されるルールを決定します。変更、承認、またはタスクが複数のルールを満たすと、最低のソート順を持つルールが使用されます。
  7. 「カテゴリー」ボックスの横で、「ブラウズ」ボタンを選択して、ルールの「変更カテゴリー」を選びます。
    そのルールは、同じカテゴリーの変更にのみ適用されます。カテゴリーが選択されないと、そのルールはすべての変更に適用されます。
  8. 「条件」ボックスの横にある「設定」を選択して、そのルールに対する条件を作成します。
    自動調整ルールの条件の作成を参照してください。そうでなければ、ステップ 9 へ進んでください。
  9. 「ソート順」ボックスで、同じレベルの同じ変更と一致する他の自動調整ルールがある場合に、このルールが適用される順番を示す数値を入力します。
    最も特定的なルールにより低いソート順を割り当てると、それらのルールが最初に変更に適用されるようになります。
  10. 次の 1 つを実行してください。
ルール 結果
レベル 1 「自動調整日数」ボックスで、通知を送るために基準が満たされる前または後の日数を入力します。

「方向」の下で、「前」または「後」を選択して、通知がいつ送られるかを指定します。

リスト・ボックスから、該当する句を選択します。リスト内の句は、作成している自動調整ルールのタイプに依存します。

ステップ 11 へ進みます。

レベル 2 以上 「直前の自動調整後の自動調整日数」ボックスで、オブジェクトを自動調整して通知を送る前に待機する日数を指定します。

ステップ 11 へ進みます。

  1. 「通知」の下で、適切な通知ボックスをチェックします。
条件 結果
承認者が CCB の場合 CCB の各担当者が通知を受け取ります。
承認者またはタスク・リソースが組織 組織内の各タイトル・ホルダーが通知を受け取ります。
  1. 「了解」を選択します。
    結果: 自動調整ルールが保管され、「自動調整ルール」ダイアログ・ボックスが現れます。ルールは保管されると、ルール・リストに現れ、ルールの基準を満たす各変更に適用されます。

自動調整ルールの条件の作成

自動調整ルールが適用される変更をさらに限定するために、各ルールに条件を作成することができます。

自動調整ルールの条件を作成するには、次のようにします。

  1. 「構成」メニューから「自動調整」を選択します。
    結果: 「自動調整ルール」ダイアログ・ボックスが現れます。
  2. 「自動調整の追加」または「自動調整の編集」ダイアログ・ボックスから「設定」を選択します。
    結果: 「検索」ダイアログ・ボックスが現れます。
    次のように、自動調整オブジェクトのデータベース・テーブルからのデータが「列」ボックスに取り込まれます。
ルールの適用先 結果
変更 CHANGE テーブルが使用されます。
承認 APPROVAL テーブルが使用されます。
タスク IMPLEMENT_SCHEDULE テーブルが使用されます。
  1. 「Select Rows Where」の下で、列名を選択します。
  2. 演算子リストから演算子を選択します。
  3. 値ボックスで値を入力します。
    値が時間の場合には、24 時間時計に基づいて時間を指定します。
  4. 「適用」を選択します。
    結果: 「適用」ボタンの下のリストに検索基準が追加されます。
  5. 他の文節を照会に追加したい場合には、And または Or ボタンのいずれか適した方を選択してください。
    照会のすべての文節を指定するまで、ステップ 3-6 を必要なだけ繰り返します。
  6. 検索文節を除去する必要がある場合には、それを選択して「除去」を選びます。
  7. 「Order By」の下で、フィールド名を選択し、「昇順」または「降順」のいずれかを選択してレコードのソート順を設定します。
  8. ソート順選択を除去する必要がある場合には、それを選択して「除去」を選びます。
  9. 「了解」を選択します。
    結果: 「自動調整ルールの追加」ダイアログ・ボックスが現れ、新しい条件がルールに追加されます。
自動調整ルールの変更 必要に応じて自動調整ルールを変更し、それが組織の Change Management プロセスをサポートし続けるようにすることができます。

自動調整ルールを変更するには、次のようにしてください。

  1. 「構成」メニューから「自動調整の構成」を選択します。
    結果: 「自動調整ルール」ダイアログ・ボックスが現れます。
  2. 「ルール」の下で、変更したい自動調整ルールのタイプを選択します。
    そのタイプに関する既存のルールがルール・リストに現れます。
  3. 「ルール・リスト」の下で、変更したいルールを選択します。
  4. 「編集」を選択します。
    結果: 「自動調整の編集」ダイアログ・ボックスが現れます。
  5. ルール基準を変更します。
  6. 「了解」を選択します。
    結果: 変更が保管され、「自動調整ルール」ダイアログ・ボックスが現れます。
自動調整ルールの表示 自動調整ルールを表示して、その目的を理解するとともに、それがまだ適切なものであるかどうかを調べることができます。

自動調整ルールを表示するには、次のようにしてください。

  1. 「構成」メニューから「自動調整の構成」を選択します。
    結果: 「自動調整ルール」ダイアログ・ボックスが現れます。
  2. 「ルール」の下で、表示したい自動調整ルールのタイプを選択します。
    結果: そのタイプに関する既存のルールがルール・リストに現れます。
  3. 「ルール・リスト」の下で、表示したいルールを選択します。
  4. 「表示」を選択します。
    「自動調整の表示」ダイアログ・ボックスが現れます。
  5. ルール情報を調べます。
  6. 「了解」を選択します。
    結果: 「自動調整ルール」ダイアログ・ボックスが現れます。
自動調整ルールの削除 もはや必要でない自動調整ルールを削除することができます。

自動調整ルールを削除するには、次のようにしてください。

  1. 「構成」メニューから「自動調整の構成」を選択します。
    結果: 「自動調整ルール」ダイアログ・ボックスが現れます。
  2. 「ルール」の下で、削除したい自動調整ルールのタイプを選択します。
    結果: そのタイプに関する既存のルールがルール・リストに現れます。
  3. 「ルール・リスト」の下で、削除したいルールを選択します。
  4. 「削除」を選択します。
    結果: 警告メッセージが表示されます。
  5. 「Yes」を選択します。
    結果: その自動調整ルールが削除されます。