Tivoli Service Desk 6.0 Developer's Toolkit Interface Designer の手引き

第 2 章: フォームの設計

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概要

概説

本章では、Interface Designer を使用するために必要な基本情報について紹介します。また、この章では、基本フォームを作成するために従う手順についても述べます。

ビルドするフォームの複雑さは、ユーザー・サイトで開発する環境とアプリケーションによって異なります。コントロールの使用、フォーム設計の改善、およびノートブックの作成に関する詳細については、これ以降の章を参照してください。

フォームの処理

新規フォームの作成

フォームを作成する場合は、次の通りです。

  1. Interface Designer をオープンします。
  2. 「フォーム」タブで「フォームの追加」を選択します。
    注: 作成されるフォームはすべて、NEW_FORM1 というデフォルトの名前付きで「フォーム ID」列に表示されます。ノートブック・フォーム名は NEW_NOTEBOOK1 という様式に従います。

既存フォームのオープン

既存フォームをオープンする場合は、次の通りです。

  1. Interface Designer をオープンします。
  2. 「ファイル」メニューから、「オープン」を選択します。
  3. リソース・ファイルを選択し、「了解」を選択します。
    結果: リソース・ファイルがオープンされます。「フォーム」タブがアクティブになり、そのリソース・ファイルに属しているフォームのリストが表示されます。
  4. 使用したいフォームの名前をダブルクリックします。
    注: 一度に複数のフォームをオープンするには、シフト・キーを使用してフォームのブロックを選択するか、あるいは CTRL キーを使用してフォームを任意の順序で選択してから、「更新」を選択します。

フォームのクローズ

フォームをクローズする場合は、次の通りです。

  1. フォームを右クリックします。
  2. 「フォーム」メニューから「クローズ」を選択します。

フォームの削除

注: ノートブックでサブフォームとして使用されているフォームは削除することができません。

フォームを削除する場合は、次の通りです。

  1. 「フォーム」タブで、削除したいフォームを「フォーム ID」列から選択します。
  2. 「編集」メニューから「切り抜き」を選択するか、あるいは「削除」ボタンを使用します。
    結果: 選択したフォームが「フォーム ID」列から削除されます。フォームを削除したくないことを決めた場合には、「貼り付け」を選択してそれを「フォーム」タブに戻すことができます。

フォームのテスト

フォームのテストは、コントロールの外観をプリビューする易しい方法の 1 つです。テキスト・ボックスに入力するか、リストからアイテムを選択する他に、以下を検討することもできます。

フォームはいつでもテストできますが、コントロールが含まれているフォームをテストすることが大切です。そうでないと、空のフォームが表示されます。

フォームをテストする場合は、次の通りです。

  1. Interface Designer をオープンします。
  2. 「ファイル」メニューから、「オープン」を選択します。
  3. リソース・ファイルを選択し、「了解」を選択します。
    結果: リソース・ファイルがオープンされます。「フォーム」タブがアクティブになり、そのリソース・ファイルに属しているフォームのリストが「フォーム ID」列に表示されます。
  4. 「フォーム ID」列から、テストしたいフォームの名前をダブルクリックします。
  5. 右マウス・ボタンをクリックして「テスト」を選択するか、あるいはフォーム・ページの「テスト」ボタンを使用します。
  6. テスト・フォームをクローズするには、「クローズ」メニューをクリックします。

フォーム・プロパティー

フォームごとに、フォームの外観と振る舞いを判別するプロパティーを設定することができます。プロパティーは各フォームに設定され、同一ファイル中の他のフォームと同一にする必要はありません。

基本プロパティー

次の表は、「基本」タブのプロパティーを説明しています。 注: 位置およびサイズの座標はフォームにしか適用されず、サブフォームには適用されません。 また、ノートブック内のサブフォームにも適用されません

プロパティー 説明
フォーム ID 「フォーム ID」列に表示され、Developer's Toolkit がフォームをロードするために使用する分かりやすいフォーム名。
作成するオブジェクトの位置をフォームの絶対上端および左側の位置との相対関係で決定します。このプロパティーは、「上端」コントロールと組み合わせて使用され、「フォーム形状」グループ・ボックスで座標の「指定」が選択された場合にのみアクティブになります。
上端 作成するオブジェクトの位置をフォームの絶対上端および左側の位置との相対関係で決定します。このプロパティーは、「左」コントロールと組み合わせて使用され、「フォーム形状」グループ・ボックスで座標の「指定」が選択された場合にのみアクティブになります。
フォームの幅を決定します。
高さ フォームの高さを決定します。
フォーム形状 フォーム内の形状管理に使用される座標。 このグループ・ボックスで使用可能なオプションは、次の通りです。
  • 指定
  • 自動
  • 中央

注: 位置およびサイズの座標はフォームにしか適用されず、サブフォームには適用されません。 また、ノートブック内のサブフォームにも適用されません

記述 フォーム・リストに表示したいフォームの記述。

ヘルプ・プロパティー

「ヘルプ」タブから、以下のプロパティーを設定することができます。

ヘルプをユーザー・アプリケーションに追加する際の詳細については、「 追加フィーチャーのビルド」を参照してください。

フォーム・プロパティー

次の表は、「フォーム」タブのプロパティーを説明しています。

プロパティー 説明
タイトル ダイアログ・ボックス・フォームのタイトル・バーに表示されるタイトルのテキスト。タイトルを付けることを選択すると、「タイトル」チェック・ボックスも選択されます。
アイコン・ファイル フォームで使用するアイコン・ファイル。
タイトル タイトル・バーをフォームに表示するかどうかを判別します。
サイズ変更 フォームをサイズ変更できるかどうかを判別します。
最小化ボタン フォームに最小化ボタンがあるかどうかを判別します。
最小化最大化ボタン フォームに最小化ボタンと最大化ボタンが両方ともあるかどうかを判別します。
システム・メニュー フォームにシステム・メニュー・アイコンがあるかどうかを判別します。これを選択する場合には、「タイトル」ボタンと「最小化最大化」ボタンも選択してください。
ツールバー ウィンドウでツールバーにスペースを割り振るかどうかを判別します。
メニュー ウィンドウでメニュー・バーにスペースを割り振るかどうかを判別します。メニューにフォームと同一のファイル名がある場合には、そのフォームがロードされると、そのメニューが自動的にロードされます。
タスク・リスト アクティブ・ファイルまたは文書が表示されているタスク・リストにスペースを割り振るように指示します。
ブランク・フィールドで開始 フォームをオープンすると、タブ順序に定義された通り、追加ポイントを最初の空テキスト・ボックスに表示するかどうかを判別します。
フォーム座標の同期 複数のプラットフォームにまたがるフォームのサイズと位置を設定することができます。
コントロール座標の同期 複数のプラットフォームにまたがるフォーム内のコントロールの位置を設定することができます。
ダイアログ枠 ダイアログ・ボックスの枠の太さを調整することができます。

タブ順序プロパティー

「タブ順序」タブから、Tab キーを使用してフォーム・コントロール経由で進行するために使用される順序を設定することができます。「上へ移動」または「下へ移動」を使用してタブ順序を設定します。

フォーム・プロパティーの設定

注: プリファレンスを、新規フォームまたはノートブックの作成時に自動的にプロパティー・シートが表示されるように設定する場合には、ステップ 3 および 4 はスキップすることができます。

フォーム・プロパティーを設定する場合は、次の通りです。

  1. リソース・ファイルをオーブンします。
  2. 「フォーム」タブの「フォーム ID」列から、使用したいフォームをダブルクリックします。
  3. タイトル・バー以外のフォーム内のどこかをダブルクリックまたは右クリックします。
  4. ポップアップ・メニューから、「フォーム」を選択した後に「プロパティー」を選択します。
  5. フォーム・プロパティーを設定します。
  6. フォームに選択したプロパティーで満足したら、「適用」または「了解」を選択します。

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