Tivoli Service Desk 6.0 Developer's Toolkit Script 言語解説書

日時操作

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$Now

説明

現在の時刻を戻すシステム定義の関数。

構文

 FUNCTION $Now: TIME;

   VARIABLES
 t: Time;
  ACTIONS
 t:=$Now;

$Today

説明

現在の日付を戻すシステム定義の関数。

構文

 FUNCTION $Today: DATE;

   VARIABLES
 d: Date;
  ACTIONS
 d:=$Today;

DateAdd

説明

日付に曜日、月、または年を追加します。

構文

 FUNCTION DateAdd (VAL d: DATE, VAL n: INTEGER [,$DAYS|$MONTHS|$YEARS] ): DATE;

引き数の注

引き数名 説明
d n 単位が追加される日付。
n 追加される数。これは次の定義された単位の 1 つでなければなりません。
$DAYS
$MONTHS
$YEARS
$DAYS, $MONTHS, $YEARS n を表すために使用される単位。この引き数を省略すると、デフォルトは $DAYS です。

この関数は、 d 引き数日付からの日数、月数、または年数の n 引き数の日付を戻します。 n 引き数が正数の場合には、その結果は指定の日付より後になります。 n 引き数が負数の場合には、その結果は指定の日付より前になります。

結果は有効な日付になるように調整されます。単位パラメーターが $MONTHS の時には、結果は 28 および 30 日の月になるように調整されます。

単位パラメーターが $YEARS の時には、結果はうるう年に合うように調整されます。 たとえば、基本の日付である January 31, 1999 に 1 月を追加した場合には、結果は February 31, 1999 ではなく March 3, 1999 になります。

dueDate := DateAdd(billingDate, 30);

戻りコード

計算の結果が戻されます。

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DateDif

説明

2 つの日付の差を計算します。

構文

FUNCTION DateDif (VAL day1: DATE,
                  VAL day2: DATE [,$DAYS|$MONTHS|$YEARS]
                  ): INTEGER;

引き数の注

引き数名 説明
day1 日付式。
day2 日付式。
$DAYS$MONTHS、または $YEARS 日付の差を表すために使用される単位。この引き数を省略すると、デフォルトは $DAYS です。

DateDif は day1 引き数から day2 引き数を引いて 2 つの日付の差を計算し、日、月、または年の結果を整数で戻します。

注: day2 引き数が day1 引き数より最近である場合には、負数が戻されます

  VARIABLES
        i: INTEGER;
  ACTIONS
i:= DateDif ($Today,{1,1,1998}:
             DATE,$Days);
(* calculates how many days it is since 1/1/1998 *)

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DateAdd


DateFormat

説明

日付値のデフォルト・テキスト形式を検査または更新します。

構文

FUNCTION DateFormat [ ( VAL format: INTEGER ) ] : INTEGER;

引き数の注

引き数名 説明
format 指定した場合には、この引き数はデフォルトの形式を置換します。

この関数は、日付値がテキスト形式に変換される時にデフォルト形式を検査および更新するために使用されます。引き数を指定せずに呼び出した場合には、 DateFormat は現在のデフォルト日付形式を戻します。

引き数が指定されている場合には、その値が新しいデフォルト日付形式になります。 DateFormat は以前のデフォルト日付形式を戻します。

注: 表示形式定数のリストについては、「DataType 形式フラグ」を参照してください。

  CONSTANTS
oracleDate IS $FmtDateYearMonthDay
 + $FmtDateTruncateCentury
 + $FmtDateDashSeparators
 + $FmtDateNamedMonth
 + $FmtDateShortNames
 + $FmtDateAllCaps
 + $FmtZeroPad;
  VARIABLES
oldFormat: INTEGER;

  ACTIONS
oldFormat := DateFormat
(oracleFormat);

...

DateFormat (oldFormat);
        END;

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TimeAdd

説明

指定した単位の時刻に秒、分、または時間を追加します。

構文

FUNCTION TimeAdd (VAL t: TIME,
                  VAL n: INTEGER [, $SECONDS|$MINUTES|$HOURS]
                  ): TIME;

引き数の注

引き数名 説明
t 元の時刻。
n 追加する時間。選択項目は次の通りです。
  • $SECONDS
  • $MINUTES
  • $HOURS

t+n の合計が戻されるデフォルト単位は $SECONDS です。

戻りコード

TimeAdd は指定した単位で新しい時刻を戻します。


TimeDif

説明

2 つの時刻の差を時、分、または秒で戻します。

構文

FUNCTION TimeDif (VAL t1, t2: TIME
                  [,$SECONDS|$MINUTES|$HOURS]
                  ):INTEGER;

引き数の注

引き数名 説明
t1 時刻式。
t2 時刻式。選択項目は次の通りです。
  • $SECONDS
  • $MINUTES
  • $HOURS

差が戻される単位のデフォルトは $SECONDS です。

TimeDif は 2 つの時刻式の差を計算して、その差を戻します。2 番目の引き数が最初の引き数から減算され (time_2 - time_1)、3 番目の引き数として渡されたシステム定数に応じて時間、分、または秒で表されます。

3 番目の引き数が $MINUTES または $HOURS の時には、結果は切り捨てられます。 このために、 {7,0,0}:TIME と {8,59,59}:TIME の差は 7199 秒か 119 分か 1 時間になります。

  VARIABLES
        i: INTEGER;
  ACTIONS
 i:=TimeDif($Now,{8,30,0}: TIME,$Minutes);
 (* i = number of minutes since 8:30 this morning *)
 i:=TimeDif ($Now, TimeAdd({8,30,0}:TIME, 30, $MINUTES),
$HOURS);
 (* i=number of hours since 8:30 this morning, rounded to *)
 (* the nearest hour *)

戻りコード

戻りコード 説明
任意 時刻の差。

TimeFormat

説明

時刻値のデフォルト・テキスト形式を検査または更新します。

構文

FUNCTION TimeFormat [ ( VAL format: INTEGER ) ] : INTEGER;

引き数の注

引き数名 説明
format 指定すると、この引き数がデフォルトを置き換えます。

TimeFormat は、このタイプの値がテキスト形式に変換されるとデフォルト形式を検査または更新します。

引き数を指定せずに呼び出された場合には、 TimeFormat は既存のデフォルトを戻します。引き数が指定されている場合には、その値が新しいデフォルトになります。 (以前のデフォルトが戻されます。)

  VARIABLES
oldFormat: INTEGER;
  ACTIONS
oldFormat :=
TimeFormat(BitOr($FmtTimeAMPM,
 $FmtTimeWithoutSeconds));

...

TimeFormat(oldFormat);
        END;

次も参照してください

表示形式の説明については、データ・タイプ形式フラグを参照してください。


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