概説 |
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タスク |
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組み込み先 |
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資産の編集について |
資産
を追加した後では、その資産についての情報を変更する必要が出てくる場合もあります。この編集には、資産についての新しい情報の追加、最初に 「資産の追加」ダイアログ・ボックス
に入力された情報の変更などがあります。たとえば、資産に影響するイベントについての情報を追加または変更したり、資産を新規契約に関連付けたりしなければならなくなるかもしれません。 資産情報の編集は、「資産の編集」ダイアログ・ボックスで行います。 このダイアログ・ボックスには、「資産の追加」ダイアログ・ボックスと同じタブおよびツールが含まれていますが、このダイアログ・ボックスでは資産に使用される コンテナーも編集できるようになっています。 以下の説明では、「資産の編集」ダイアログ・ボックスを使用して手操作で資産を編集する方法を示しています。 |
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「資産の編集」ダイアログ・ボックス |
「資産の編集」ダイアログ・ボックスでは、既存の資産についての情報を変更することができます。 このダイアログ・ボックスには、次のタブが含まれています。
「資産の編集」ダイアログ・ボックスにアクセスするには、次の 1 つを実行してください。
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資産の編集 |
資産を編集するには、次のようにします。
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資産タグの変更 |
各 資産は、
特定の資産を識別する固有の 1 組の文字 (文字、数字、句読記号の組み合わせ) である資産タグによって識別されます。資産タグは、手操作で割り当てられるか、資産が
「資産の追加」ダイアログ・ボックスに入力された時に自動的に割り当てられてます。 資産タグを変更するには、次のようにします。
注: 貴社では、基本タグだけではなく、代替タグの使用を採用している場合があります。代替タグによって、資産を識別するのに、2 つの方法を使用できるようになります。代替タグは、 資産がネットワーク・スキャン・リポジトリーから移行される時に第三者 ID としてしばしば使用されます。詳しい指示については、 一般情報の変更を参照してください。 |
コスト・センターの変更 | コスト・センターは
、資産のコストまたは所有権に関連した
組織です。コスト・センターを選択する場合にも、組織を選択する場合にも、組織階層が使用されます。
異なる組織が既存の資産の所有権を獲得している時 (たとえば、資産が別の会社または部門に移動された時) には、新規のコスト・センターを指定する必要がある場合があります。 注: コスト・センターを変更するには、 システム・アドミニストレーターが最初に Tivoli Asset Management で使用するための 1 組の組織を定義しなければなりません。 指定したいコスト・センターの名前が分からない場合には、次のようにします。
指定したいコスト・センターの名前が分かっている場合には、次のようにします。
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場所の変更 | 資産が物理的に移動されると、
常に「場所」ボックスにその新規 場所を指定することができます。 注: 場所は、システム・アドミニストレーターが定義しなければなりません。 指定したい場所の名前が分からない場合には、次のようにします。
指定したい場所の名前がわかっている場合には、次のようにします。
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資産カテゴリーの変更 | Tivoli Asset Management は、 資産を
資産カテゴリーに分類します。
たとえば、貴社では、最初に資産を「ハードウェア」か「ソフトウェア」のいずれかのカテゴリーに割り当てることがあります。ハードウェアのカテゴリーは、プリンター、モニター、モデム、他のタイプのハードウェア資産のサブカテゴリーに分類されます。
同様に、ソフトウェア・カテゴリーは、ソフトウェア資産の特定タイプに細分することができます。 各カテゴリーは、 属性のリストに関連付けることができます。 たとえば、ハードウェア・カテゴリーにデスクトップ・コンピューターが含まれる場合には、一部の資産をプロセッサー・クロック速度、メモリー容量、他の属性などの属性に関連付けることができます。資産のモデルおよび属性値を指定するには、 その前に資産カテゴリーを指定しなければなりません。 たとえば、資産が最初に間違ったカテゴリーに入れられた場合、あるいは貴社で追跡の目的で一部の資産のカテゴリー変更を決めた場合には、既存の資産に別のカテゴリーを指定する必要が生じる場合があります。 注: 資産カテゴリーは、システム・アドミニストレーターが定義しなければなりません。 指定したい資産カテゴリーの名前が分からない場合には、次のようにします。
指定したい資産カテゴリーの名前がわかっている場合には、次のようにします。
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モデルの変更 | モデルは、
資産カテゴリーを細分したものです。たとえば、
資産がレーザー・プリンターのカテゴリーに分類されている場合には、
モデル名は HP4si とすることができます。各資産カテゴリーには 属性
のセットが 1 つしかありませんが、カテゴリー内の各モデルは、各種のデフォルトの属性値をもつことがあります。資産カテゴリーには複数のモデルが含まれることもあれば、モデルがまったく含まれないこともあります。 モデルを指定するには、最初に資産カテゴリーを指定しなければなりません。資産カテゴリー内にモデルを指定した後では、その資産の属性値を追跡することができます。 たとえば、資産の追加時に資産が間違って指定された場合、あるいは資産の追加時にモデル情報が提供されていない場合には、資産に別のモデルを指定する必要がある場合があります。 注: モデルは、システム・アドミニストレーターが定義しなければなりません。 モデルを変更するには、次のようにします。
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一般情報の変更 | 「資産の編集」ダイアログ・ボックスに次のいずれかの情報を指定し、後でこれを利用して、
資産を検索することができます。
貴社では、基本タグに加えて、資産に代替タグが割り当てられることを採用している場合があります。この代替タグによって、資産を識別するのに、2 つの識別手法を使用できるようになります。 シリアル番号、購買 ID、および サービス ID は、特定の資産の位置を正確に示すのに役立つことがあります。こうした ID は、修理または移動のために正確な資産を見つける必要がある時に役立ちます。 一般情報は、いつでも変更する必要がある場合があります。特に資産がコピーされた時に変更が必要になります。コピー処理中、この情報は重複資産に移され、変更が必要になる場合があります。資産のコピーの詳細については、 資産のコピーを参照してください。 資産についての一般情報を変更するには、次のようにします。
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資産のコンテナーの編集 |
「資産の編集」ダイアログ・ボックス中の資産情報を追加または更新するのに加えて、コンテナーを作成および編集することもできます。
コンテナーは、現在の資産内に他の資産が存在することを示す
1 つの手段です。 すべての資産でコンテナーを使用するというわけではありませんが、一部の資産は複雑過ぎてコンテナーとして指定したほうがよい場合があります。たとえば、コンピューターは資産ですが、 ハード・ディスク、モニター、CD-ROM ドライブ、他の個々のコンポーネントなどのコンテナーでもある場合があります。 コンピューターをコンテナーとして指定することは、その構成資産が取り外し可能で、交換可能である場合に特に役立ちます。これらをコンテナー資産に割り当てることによって、いつでもその正しい場所を判別することができます。 コンテナーの編集については、コンテナーの処理を参照してください。 |
別の担当者の指定 | 何人の 担当者でも
資産に関連付けることができます。
一般的に「資産の追加」ダイアログ・ボックスで新規資産が作成されると、その資産は、資産のユーザーとみなされる少なくとも 1 人の担当者に関連付けられます。担当者の名前は、Tivoli Asset Management を 1 セットになった
Tivoli Service Desk の他の製品と統合するために使用されます。たとえば、
Tivoli Problem Management は、この担当者の名前を使用して、
連絡先に関連した資産をリストして、分析者が資産についての詳しい情報を簡単に検討できるようにします。
Tivoli Change Management は、担当者の名前を使用して、
起ころうとしている変更をその影響を受けるユーザーに通知します。 「資産の編集」ダイアログ・ボックスを使用して、新規担当者を資産に関連付けるか、あるいは資産に現在関連付けられている担当者を除去することができます。 1 つの資産に複数の担当者を関連付けることができます。たとえば、共用ネットワーク・プリンターのユーザーとして数人の担当者を指定することができます。 注: 組織によって用いられる担当者は、システム・アドミニストレーターが定義しなければなりません。 指定したい担当者の名前分からない場合には、次のようにします。
指定したい担当者の名前がわかっている場合には、次のようにします。
資産から担当者を除去するには、次のようにします。
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別の接続の指定 | いくつでも 接続を
資産に関連付けることができます。接続を指定する時には、
資産がネットワーク環境の一部であるということを示します。接続名は、Tivoli Asset Management を 1 セットになった Tivoli Service Desk の他の製品と統合するために使用されます。たとえば、
Tivoli Change Management では、ある種の変更が起こった時に、
どの資産が影響を受けるのかを判別するのに接続名が使用されます。 「資産の編集」ダイアログ・ボックスを使用して、1 人または複数の新規担当者を資産に関連付けることができます。各資産につき複数の接続を指定することができます。 たとえば、ネットワーク・サーバーに数個の接続を指定することができます。現在資産に関連しているどの接続でも除去することができます。 注: 接続は、システム・アドミニストレーターが定義しなければなりません。 指定したい接続の名前が分からない場合には、次のようにします。
指定したい接続の名前がわかっている場合には、次のようにします。
資産から接続を除去するには、次のようにします。
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注の追加および編集 | 資産
レコードとともに保管される自由形式のテキスト注を作成することができます。既存の注を編集または削除することもできます。 注を追加または編集するには、次のようにします。
注: 注に新規のテキストを追加するか、あるいは既存の注テキストを編集するのに、必要な回数だけ上記のステップを繰り返すことができます。単一の資産の場合、すべての注が「資産注」ダイアログ・ボックスに一緒に表示されます。 |
属性値の変更 | 資産カテゴリー
についての情報を設定する時には、システム・アドミニストレーターは、各カテゴリーに対して 1 セットの
属性を定義することができます。たとえば、PC ハードウェアのカテゴリーを作成する時には、システム・アドミニストレーターは、プロセッサー速度、ハード・ディスク容量、RAM などの属性を定義することができます。 一般的に新規資産が作成されると、 それが資産カテゴリーに割り当てられます。カテゴリーに 1 つまたは複数の属性が定義されている場合には、新規資産に属性値を設定することもできます 「資産の編集」ダイアログ・ボックスを使用して、資産のいずれの属性値でも変更することができます。たとえば、資産が最初に作成された時に属性値が指定されていない場合、あるいはシステム・アドミニストレーターが資産のカテゴリーに 新しい属性を定義した場合に、これが必要になることがあります。 注: システム・アドミニストレーターは、カテゴリーごとに属性を定義し、そのデフォルト値を設定しなければなりません。 資産の属性値を変更するには、次のようにします。
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関連した契約の変更 | 資産を 1 つまたは複数の
契約に関連付けることができます。
たとえば、資産を購買契約だけでなく、保守契約やシステム・アドミニストレーターによって定義された他のいずれかの種類の契約に関連付けることができます。 「資産の編集」ダイアログ・ボックスを使用して、 1 つまたは複数の新規契約を資産に関連付けることができます。現在資産に関連しているどの契約でも除去することができます。 注: 組織で使用する契約は、システム・アドミニストレーターが定義しなければなりません。 資産に関連した契約を変更するには、次のようにします。
資産から契約を除去するには、次のようにします。
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評価の再計算 | 「資産の編集」ダイアログ・ボックスでは、「取得」タブを使用して、購入したか、あるいは取得した (リースではない)
資産の現在の帳簿価格を計算するために使用される情報を編集することができます。
資産を修理に出すか、それとも取り替えるかを判断する時に、この機能を利用することができます。また「取得」タブでは、保険金請求の目的で資産の保険価額を記録することもできます。Tivoli Asset Management
ではどのような種類の金額でも入力できますし、また保険価額を取得価格に等しくなるように自動的に設定できるようになっています。 最初に資産が作成された時に、この情報が入力されていない場合には、「資産の編集」 ダイアログ・ボックスでこの情報を入力する必要がある場合があります。そうでない場合には、貴社で異なる減価償却方法を使用するように選択した場合、資産の処分日変更を使用するように選択した場合など、 様々な理由でこの情報を変更する必要がある場合があります。 2 つの異なる公式を使用して、資産の評価を計算することができます。
注: 評価計算は、修理の判断を下すためのものに過ぎません。 減価を計算するために使用されるこれらの公式は、減価を記録する行政機関の税法に準拠していません。これらの計算は、税務会計の目的には適していません。 評価を再計算するには、次のようにします。
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リース情報の変更 | 「資産の編集」ダイアログ・ボックスの「リース」タブを使用して、リースの開始日と終了日、リース価格、リースの買い取り価格など、リースされた
資産についての情報を追跡することができます。 「リース」タブを使用して、 リース資産が取得された時点を示すことができます。リース資産を取得すると、リースの終了日が取得日にコピーされ、買い取り価格が「取得」タブの取得価格に移されます。 最初に資産が作成された時に、この情報が入力されていない場合には、「資産の編集」ダイアログ・ボックスでこの情報を入力する必要がある場合があります。そうでない場合には、リースの終了日が変更された場合など、 様々な理由でこの情報を変更する必要がある場合があります。 資産のリース情報を変更するには、次のようにします。
リース資産を取得するには、次のようにします。
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保守費用情報の変更 | 個々の 資産の見積りおよび実際の
保守費用を追跡することができます。システムは、各見積りの差額を自動的に計算し、
見積り額、実際額、および合計見積り額と合計実際額との間の差額の現在合計を記録します。リスト中にすでにある料金を更新することも、料金を削除することもできます。 資産の保守費用を変更するには、次のようにします。
保守費用を更新するには、次のようにします。
保守費用を削除するには、次のようにします。
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イベント情報の変更 | Tivoli Asset Management は、 イベント
を使用して、 資産の履歴を追跡します。「資産の編集」ダイアログ・ボックスで資産の
計画済みイベントおよび 完了イベントを指定できます。計画済みイベントは、スケジュールされてはいるが、
まだ完了マークの付けられていないイベントです。 また、イベントは資産の履歴の追跡に役立つように、自動的に作成されます。 こうしたイベントは、資産の カテゴリー、 組織、 場所、または 接続に対する変更が記録されるか、あるいは Tivoli Change Management での変更の完了時に資産が更新された時点を追跡します。 注: 貴社で追跡したいイベントのタイプは、システム・アドミニストレーターが定義しなければなりません。 イベントと資産の関連付けの詳細については、イベントの処理 を参照してください。 |