アーカイブ・ユーティリティーを正常に解析した後では、アーカイブ・テーブルの作成または変更が可能となります。 実行する必要があるアクションは、異なったいくつかの要素によって異なります。次の ガイド を使用して、アーカイブ・ユーティリティーの使用の前に、次のどの 手順を完了する必要があるかを判別してください。
- データベースをアーカイブするつもりですか ?
- Yes の場合には、ステップ 2 に進んでください。
- No の場合には、これらのどの手順も完了する必要はありません。 ステップ 9 に進みます。
- アーカイブ・ユーティリティーを初めてインストールしているのですか ?
- Yes の場合には、ステップ 3 に進んでください。
- No の場合は、ステップ 6 に進んでください。
- Tivoli Problem Management 中のこれらのテーブルのどれかをカストマイズしましたか ?
- PROBLEMS
- SESION
- CALL
- PROBLEM_HISTORY
- WORK_HISTORY
- Yes の場合には、ステップ 4 に進んでください。
- No の場合には、ステップ 5 に進んでください。
- 手順 1、2、および 4 は完了しなければなりません。
- 手順 2 と 4 は完了しなければなりません。
- Tivoli Problem Management をインストールしますか ?
- Yes の場合には、ステップ 7 に進んでください。
- No の場合には、これらのどの手順も完了する必要はありません。 ステップ 9 に進みます。
- eaartxxx.alt スクリプトを使用して、Tivoli Problem Management での使用のためにアーカイブ・テーブルをすでに変更していますか ?
- Yes の場合には、これらのどの手順も完了する必要はありません。ステップ 9 に進みます。
- No の場合には、ステップ 8 に進んでください。
- 手順 3 と 4 は完了しなければなりません。
- アーカイブ・ユーティリティー・インターフェースを続行します。
プロシージャー
- ビルド・スクリプト
および eaacust.kb ファイルをカストマイズして、どの Tivoli Problem Management のカストマイズも一致させてください。
- アーカイブされたデータの 宛先データベース・テーブルを作成します。
- Tivoli Problem Management で使用するために アーカイブ・データベース・テーブルを変更 します。
- アーカイブ・ユーティリティーを解析します。
次の項では、これらの各手順を完了するための説明を提供します。
手順
1: ビルド・スクリプトと eaacust.kb のカストマイズ
データベースにアーカイブしようとしていて、Tivoli Problem Management データベースのテーブルをカストマイズした場合には、そのアーカイブ・ユーティリティーのビルド・スクリプトをカストマイズして、これらの変更を反映させる必要があります。次のテーブルのいずれかを変更した場合には、これが必要な唯一の処置です。
- PROBLEMS
- SESION
- CALL
- PROBLEM_HISTORY
- WORK_HISTORY
テーブル変更のためのアーカイブ・ユーティリティーのカストマイズには、次の 2 つのプロセスがあります。
- ユーザーの特別な DBMS および Tivoli Problem Management のバージョンと対応するビルド・スクリプトを変更します。スクリプトのリストは、宛先データベース・テーブルの作成で調べることができます。
ビルド・スクリプトの変更の説明については、IBM サポート・センター (ISC) に連絡してください。
- テキスト・エディターを使用して eaacust.kb ファイルを編集して、ビルド・スクリプトで行なった変更と対応する変更を行ないます。 eaacust.kb ファイルの編集の説明については、Tivoli Problem Management
のカストマイズを参照してください。
これらの変更を行なった後、宛先データベース・テーブルの作成 に進むことができます。
手順 2: 宛先データベース・テーブルの作成
アーカイブ・ユーティリティーを初めてインストールして、データベースへのデータのアーカイブを選択した場合には、宛先データベース・テーブルは、そのデータをアーカイブする前に作成しなければなりません。
これは、アーカイブされるすべてのデータを保管する場所であるので、アーカイブ・データベース・テーブルは次の通りでなければなりません。
- アーカイブするテーブルがすべて入っている。
- 生産データベースで実行したすべてのカストマイズを反映している。
アーカイブ・テーブルは Tivoli Problem Management データベースと同じデータベース上に作成しなければなりません。アーカイブ・ユーティリティーでは、別個の宛先データ送信側を選択することはできません。
宛先データベース・テーブルを作成する手順は次の通りです。
- 次の テーブル を使用して、自分の最初のアクションを判別します。
使用中のオペレーティング・システム... |
操作 |
Windows 95、98 または Windows NT 4.0 |
- タスクバーから「スタート」を選択します。
- 「スタート」メニューから「プログラム」をポイントし、「Tivoli Service Desk 6.0」をポイントし、「Tivoli Service Desk」をポイントしてから、「Table Builder」を選択します。
|
Windows NT 3.5.1 |
- 「Tivoli Service Desk Table Builder」プログラム・グループ・アイコンを選択します。
- プログラム・グループから、「TSD Build」アイコンを選択します。
|
OS/2 |
- 「Tivoli Service Desk Table Builder」フォルダーを選択します。
- 「Tivoli Service Desk」フォルダーから、「TSD Build」アイコンを選択します。
|
UNIX |
- Tivoli Service Desk Table Builder プログラムが常駐しているディレクトリーに変更します。
- コマンド行に kml esmbuild と入力します。
|
- 「Tivoli Service Desk Table Builder」ウィンドウでは、「構成」メニューから適切なデータベース・サーバーを選択します。
結果: 「データベース の構成」ダイアログ・ボックスが表示され、選択したデータベースに適切なボックスが示されます。
- すべての情報が正しいことを確認してください。
- 「了解」を選択します。
- 「アクション」メニューから、「スクリプト・ファイルの実行」を選択します。
- 「カスタム・スクリプトのオープン」ダイアログ・ボックスで、そのアーカイブ・ユーティリティーがインストールされているディレクトリーに変更します。
- ファイルのリストから、アーカイブする Tivoli Problem Management のバージョンおよびユーザーの DBMS と関連したビルド・スクリプトを選択します。
注: このテーブルを使用して、選択するファイルを判別してください。
製品名 |
Oracle 7.x |
DB2 |
MS-SQL Server |
Sybase 10.x |
Informix |
Expert Advisor 3.0 |
eaa30or7.tab |
eaa30db2.tab |
eaa30mss.tab |
eaa30syb.tab |
サポートされていません |
Expert Advisor 3.1 |
eaa31or7.tab |
eaa31db2.tab |
eaa31mss.tab |
eaa31syb.tab |
eaa31inf.tab |
Expert Advisor 3.5 |
eaa35or7.tab |
eaa35db2.tab |
eaa35mss.tab |
eaa35syb.tab |
eaa35inf.tab |
Expert Advisor 3.5 DDM 付き |
eaartor7.tab |
eaartdb2.tab |
eaartmss.tab |
eaartsyb.tab |
eaartinf.tab |
Expert Advisor 5.0 |
eaa50or7.tab |
eaa50db2.tab |
eaa50mss.tab |
eaa50syb.tab |
eaa50inf.tab |
Expert Advisor 5.0 DDM 付き |
eaartor7.tab |
eaartdb2.tab |
eaartmss.tab |
eaartsyb.tab |
eaartinf.tab |
Tivoli Problem Managmenent 6.0 |
tpmaora.tab |
tpmadb22.tab DB2 Mainframe の場合: tpmadb2.tab |
tpmamss.tab |
tpmasyb.tab |
tpminf.tab |
- 「オープン」を選択します。
- 「TSD Build データベース・ログイン」ダイアログ・ボックス では、その「ログイン」ボックスに、ユーザーのデータベース・ログオン ID を入力するか、あるいは現行情報のままにして置きます。
- 「パスワード」ボックスでは、必要な場合に、ユーザーのデータベース・パスワードを入力してください。
- 「了解」を選択します。
- 警告メッセージが表示されて、そのデータベース・スクリプトを確認するプロンプトが出された時に、「了解」 を選択してください。
- スクリプト・ファイルが完了すると、「Tivoli Service Desk Table Builder」ウィンドウにメッセージが表示されて、そのアクションが正常に実行されたかどうかが示されます。
スクリプト・ファイルが正常に実行されなかった場合には、そのデータベース構成情報を調べて、ステップ 2〜13 を繰り返えしてください。
そうでない場合には、次のステップに進みます。
- TSD Build ユーティリティーの終了
手順
3: Tivoli Problem Management で使用するためのアーカイブ・テーブルの変更
データベースへのアーカイブを行ない、Tivoli Problem Management で使用するために DDM をインストールする場合には、そのアーカイブ・テーブルが DDM と互換していることを確認する必要があります。
そのガイド を参照して、DDM で使用するためにアーカイブ・テーブルを変更するこのステップを実行する必要があるかどうかを判別してください。すなわち、次が該当する場合にかぎり、この手順を実行する必要があります。
- データベースにアーカイブする。
- アーカイブ・ユーティリティーをインストールした後、および宛先データベース・テーブルを作成した後で Tivoli Problem Management をインストールした。
- Tivoli Problem Management での使用のためにアーカイブ・テーブルを変更するために、eaartxxx.alt スクリプトをまだ実行 していない。
上記のすべてに該当する場合には、Tivoli Problem Management での使用のためにアーカイブ・テーブルを変更する必要があります。アーカイブ・テーブルを変更する手順は次の通りです。
- 次の テーブル を使用して、自分の最初のアクションを判別します。
- 「Tivoli Service Desk Table Builder」ウィンドウでは、「構成」メニューから適切なデータベース・サーバーを選択します。
- 「データベース の構成」ダイアログ・ボックスが表示され、選択したデータベースに適切なボックスが示されます。
- すべての情報が正しいことを確認してください。
- 「了解」を選択します。
- 「アクション」メニューから、「スクリプト・ファイルの実行」を選択します。
結果: 「カスタム・スクリプトのオープン」ダイアログ・ボックス が表示されます。
- アーカイブ・ユーティリティーがインストールされているディレクトリーに変更します。
ファイルのリストから、ユーザーの DBMS と関連したビルド・スクリプトを選択します。
このテーブルを使用して、選択するファイルを判別します。
ユーザーの DBMS |
このスクリプト・ファイルの実行 |
Oracle 7.x |
eaartor7.alt |
DB2 |
eaartdb2.alt |
MS-SQL Server |
eaartmss.alt |
Sybase 10.x |
eaartsyb.alt |
Informix |
eaartinf.alt |
- 「オープン」を選択します。
- 「TSD Build データベース・ログイン」ダイアログ・ボックス では、その「ログイン」ボックスに、ユーザーのデータベース・ログオン ID を入力するか、あるいは現行情報のままにして置きます。
- 「パスワード」ボックスでは、必要な場合に、ユーザーのデータベース・パスワードを入力してください。
- 「了解」を選択します。
- 警告メッセージが表示されて、そのデータベース・スクリプトを確認するプロンプトが出された時に、「了解」 を選択してください。
- スクリプト・ファイルが完了すると、「Tivoli Service Desk Table Builder」ウィンドウにメッセージが表示されて、そのアクションが正常に実行されたかどうかが示されます。
スクリプト・ファイルが正常に実行されなかった場合には、そのデータベース構成情報を調べて、ステップ 2〜13 を繰り返えしてください。
そうでない場合には、次のステップに進みます。
- TSD Build ユーティリティーの終了
手順 4: アーカイブ・ユーティリティーの再解析
ビルド・スクリプトをカスタマイズするか、あるいはアーカイブ・テーブルを作成または変更した後、そのアーカイブ・ユーティリティーは解析し直す必要があります。
この手順の説明については、アーカイブ・ユーティリティー・ファイルの解析 を参照してください。
アーカイブ・ユーティリティーを解析し直した後、アーカイブ・ユーティリティー・インターフェース を続行することができます。 |