プリファレンスの構成


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Tivoli Change Management 管理


概説

プリファレンスとは?

Tivoli Change Management では、プリファレンスとは、以下に示すアプリケーション・オプションの設定または変更に使用されるものです。
  • CCB 名接頭部
    変更コントロール・ボード (CCB) を追加すると、 Tivoli Change Management は、PrefixNumber の形式の CCB 名を自動的に作成します。ここで Prefix は指定する CCB 名接頭部で、Number は次に使用可能な CCB 番号です。デフォルトは CCB です。
  • エクスポート・ファイル接尾部の変更
    Tivoli Change Management では、選択した変更レコードをファイルにエクスポートしておくと、後でその変更をデータベースにインポートして戻すことができます。エクスポート・ファイルの名前とパスを指定すると、Tivoli Change Management はそのファイル名に変更エクスポート・ファイル接尾部を付加します。デフォルトは CHG です。
  • 変更名接頭部
    新しい変更を作成すると、Tivoli Change Management は PrefixNumber の形式の変更名を自動的に作成します。ここで Prefix は指定する変更名接頭部で、 Number は次に使用可能な変更番号です。デフォルトは Change_ です。
  • 毎日の終了時刻
    モデルから変更が作成されると、毎日の終了時刻がタスクの計画終了時刻としてその変更に追加されます。「毎日の終了時刻」設定には、労働日の通常終了時刻を 24 時間時計形式で指定してください。デフォルトは 17:00:00 です。
  • 毎日の開始時刻
    モデルから変更が作成されると、毎日の開始時刻がタスクの計画開始時刻としてその変更に追加されます。「毎日の開始時刻」設定には、労働日の通常開始時刻を 24 時間時計形式で指定してください。デフォルトは 08:00:00 です。
  • DDE 遅延
    2 つのアプリケーション間でデータが DDE で転送される時には、データが失われないようにするために、文と文との間に遅延がなければなりません。DDE 遅延は、DDE 文間における遅延の長さ (秒数) です。デフォルトは 3 で、最大値は 65.535 です。
  • DDE タイマー
    Tivoli Change Management は、DDE を通じて Microsoft プロジェクトとデータを共用します。 Tivoli Change Management で変更データを修正すると、TCM は、「DDE タイマー」設定で指定された間隔 (秒数) を置いて Microsoft プロジェクト内のデータも更新します。デフォルトは 60 で、最大値は 65.535 です。
  • ルールの発行時にメッセージを表示しますか?
    ユーザーが新しい変更または修正された変更を保管するたびに、Tivoli Change Management は適用できる時間独立業務規則を起動します。このプリファレンスは、ルールの起動をユーザーに通知するメッセージを Tivoli Change Management が表示するかどうかを決定するものです。デフォルトは「Yes」です。
  • ファックス・パス
    Tivoli Change Management は、変更プロセスのさまざまな段階で、影響を受けるユーザーに通知メッセージを送信します。通知方法には、電子メール、ファックス、およびディジタル・ページャーがあります。通知に失敗すると (たとえば、担当者にユーザー ID がないとか、割り当てられた通知方法を持っていないとかのために)、Tivoli Change Management はその通知を ASCII 文書に作成し、それを、「ファックス・パス」設定で指定されたパスに保管します。結果の文書は、所要の受信側にファックスで送信することに適しています。デフォルトは c:\fax\ です。
  • ホット・ニュース期間
    Tivoli Change Management を Tivoli Problem Management と一緒に使用すると、 TCM はその影響分析の一部としてホット・ニュース・レコードを自動的に生成することができます。「ホット・ニュース期間」設定は、ホット・ニュース・レコードを保存する日数を指定します。デフォルトは 30 です。
  • ホット・ニュース重大度
    Tivoli Change Management を Tivoli Problem Management と一緒に使用すると、TCM はその影響分析の一部としてホット・ニュース・アイテムを自動的に生成することができます。「ホット・ニュース重大度」設定は、TPM ホット・ニュース・アイテムに割り当てる重大度コードを指定します。これは、 TPM における有効な重大度コードでなければなりません。デフォルトは 3 です。
    注: ユーザーのデータベースでは、3 が有効な重大度コードではないこともあります。
  • 1 労働日当たりの時間数
    スケジュールしたタスクを Tivoli Change Management で変更に追加する時には、そのタスクの開始日付と終了日付を指定します。DDE インターフェースを用いてデータを Microsoft プロジェクトに転送すると、 Microsoft プロジェクトは、入力されたこれらの日付を「1 労働日当たりの時間数」値とともに使用して、そのタスクをスケジュールします。たとえば、4 日間かかるタスクを追加し、「1 労働日当たりの時間数」値が 8 の場合には、Microsoft プロジェクトはそのタスクのために 32 時間をスケジュールします。「1 労働日当たりの時間数」値が 6 の場合には、Microsoft プロジェクトはそのタスクのために 24 時間をスケジュールします。デフォルトは 8.0 です。
  • インポート / エクスポート・ログ・ファイル名
    Tivoli Change Management では、変更、ルール、およびモデルのインポートとエクスポートを行なうことができます。「インポート / エクスポート・ログ・ファイル名」設定は、インポートまたはエクスポート中に発生するエラーの追跡に使用するファイルの名前を指定します。デフォルトは c:\exp_imp.log です。
  • モデル・エクスポート・ファイル接尾部
    Tivoli Change Management では、モデルをファイルにエクスポートしておくと、後日、それらのモデルをデータベースにインポートして戻すことができます。エクスポート・ファイルの名前とパスを指定すると、Tivoli Change Management はそのファイル名にモデル・エクスポート・ファイル接尾部を付加します。 デフォルトは MOD です。
  • モデル名区切り記号
    モデルを追加すると、Tivoli Change Management は、Model-Number の形式のモデル名を自動的に作成します。ここで - は指定するモデル名区切り記号で、Number は次に使用可能な番号です。デフォルトは - です。
  • リソース日の通知
    スケジュールしたタスクをモデルまたは変更に追加する時には、そのタスクのリソースを指定することができます。ここでいうリソースとは、そのタスクの実行に役立つ担当者のことです。タスクが開始される前に、Tivoli Change Management はそのタスクのリソースに通知メッセージを送信します。「リソース日の通知」設定では、前もって通知を送信する日を指定することができます。デフォルトは 0.0 です。
  • モデル・アタッチメントをコピーするパス
    この設定は、添付ファイルをモデルから変更へコピーする際に使用する宛先パスを指定します。このパスは、ネットワーク上の公開フォルダーのように、複数のユーザーがアクセスできるものでなければなりません。ファイルがコピーされる時に、そのファイル名がすでに宛先フォルダー内に存在していると、Tivoli Change Management はそのファイル名の最後の 4 文字を、変更 ID を含むように変えます。デフォルトは c:\ です。
  • 問題状況コード
    ユーザーの会社が Tivoli Change Management を Tivoli Problem Management と一緒に使用している場合には、TPM 問題を TCM 変更に関連付けることができます。これは、問題が変更のソースである時などに役立ちます。変更が完了すると、TCM は、「問題状況コード」設定で指定された問題状況コードを使って問題を更新します。指定する状況コードは TPM における有効な問題状況コードでなければならないので、この設定にはデフォルトがありません。
  • プロジェクト・パス
    「プロジェクト・パス」設定は、変更と関連がある Microsoft プロジェクトのデータ・ファイルを含むドライブおよびフォルダーを指定します。ユーザーはこのフォルダーに対して書き込み許可を持っていなければなりません。複数のユーザーが同じプロジェクト・ファイルにアクセスできるようにしたい場合には、共用あるいは公開フォルダーを使用する必要があります。デフォルトは c:\WINPROJ4\ です。
  • レポート・パス
    Tivoli Change Management には、変更データをモニターするように修正して実行できる 1 組のレポート・ファイルが含まれています。TCM をインストールすると、レポートはデフォルトのレポート・パスにインストールされます。デフォルトのインストール・パスを使用しない場合や、インストール後にレポートを移動する場合には、「レポート・パス」設定を更新してください。デフォルトは c:\tivtsd\tcm\reports\ です。
  • ルール・エクスポート・ファイル接尾部
    Tivoli Change Management では、業務規則をファイルにエクスポートしておくと、後日、それらのルールをデータベースにインポートして戻すことができます。エクスポート・ファイルの名前とパスを指定すると、TCM はそのファイル名にルール・エクスポート・ファイル接尾部を付加します。デフォルトは RUL です。
  • ルール名接頭部
    新しい業務規則を作成すると、Tivoli Change Management は PrefixNumber の形式のルール名を自動的に作成します。ここで Prefix は指定するルール名接頭部で、 Number は次に使用可能なルール番号です。 デフォルトの接頭部は Rule_ です。
  • ルール優先順位デフォルト
    ルールが起動される優先順位を指定することができます。ルールは昇順に起動されます。デフォルトは 1 です。
    注: すべてのカタログに対するルールは特定のカタログに対するルールよりも優先されます。
  • 統計パス
    統計レポートを実行し、ファイルに保管することができます。「統計パス」設定は、そのファイルのパスを指定します。統計レポートを定義する時に、必ずファイル名を指定してください。デフォルトは c:\tsd99\tcm\reports\ です。
  • タスク・コマンド時刻ウィンドウ
    変更とモデルの場合には、オペレーティング・システム・コマンドをタスクに関連付けることができます。 ユーザーがコマンドをタスクに追加する時には、ユーザーは、そのコマンドをタスクの完了前に実行するか、あるいは完了後に実行するかを指定します。「タスク・コマンド時刻ウィンドウ」設定は、コマンドを実行できる、タスクの完了前または完了後の日数を指定します。デフォルトは 1.0 です。
  • タスク・ソート順
    タスクを検索する SQL SELECT 文の中で ORDER BY 文節を定義することによって、タスク・ソート順を指定することができます。したがって、定義の中で参照する列は IMPLEMENT_SCHEDULE テーブルに従う有効なものでなければならず、また構文もユーザーのデータベースに有効なものでなければなりません。そうでないと、データベース・エラーが発生します。
    ソート順を定義しないと、タスクはデフォルト設定、START_DATE、START_TIME の順にソートされます。
  • 作業単位
    Tivoli Change Management で、スケジュールしたタスクにリソースを追加する時には、そのリソースがそのタスクに働きかけることを期待する時間数を割り当てます。DDE インターフェースを用いてデータを Microsoft プロジェクトに転送すると、Microsoft プロジェクトは、この時間数を「作業単位」値とともに使用して、そのリソースをスケジュールします。たとえば、あるリソースがあるタスクに 24 時間割り当てられ、「作業単位」値が 8 の場合には、プロジェクトはそのリソースを 3 日間にスケジュールします。「作業単位」値が 6 の場合には、プロジェクトはそのリソースを 4 日間にスケジュールします。デフォルトは 8.0 です。

タスク

プリファレンスの構成

Tivoli Change Management プリファレンスを設定または変更することができます。

プリファレンス・オプションのどれかと関連した値を変更するには:

  1. 「構成」メニューから「Change Management の構成」を選択します。
    結果: 「リスト保守」ダイアログ・ボックスが現れます。
  2. 「リスト保守」ダイアログ・ボックスから「プリファレンス」タブを選択します。
  3. 変更するプリファレンス・オプションを選択します。
    結果: そのプリファレンスの現行値が「置き換え値」ボックスに現れます。
  4. 「置き換え値」ボックスで、その文字列を変更します。
  5. 次の 1 つを実行してください。
    • 他のタブを選択して、オプションの設定を続ける。
    • 「クローズ」を選択します。
      結果: 「Tivoli Service Desk」ウィンドウが現れます。