モデルの作成


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Tivoli Change Management 管理

概説

モデルの作成

Tivoli Change Management では、モデルとは、しばしば発生する変更または共通データによる変更のためのテンプレートのことをいいます。 変更カテゴリー用のモデルを作成しますが、これは、そのカテゴリーのすべての変更に共通な変更の要素の値を定義します。これにより、カテゴリーに対し変更が要求されると、モデルに定義された要素が自動的に変更に追加されます。これらのフィールドは、以下の場合を除いてユーザーが変更することができません。
  • ユーザーが TCM モデル / ルール値指定変更の機密保護権限をもっている。
  • モデルに関連した変更カテゴリーに対してモデル・バイパス可能が選択されている

業務規則を使用して、モデルから挿入されたデータを指定変更することもできます。

モデルを使用すると、次の利点があります。

  • 変更を構造化できる
  • 変更管理をうまくコントロールできる

1 つのカテゴリーに複数のモデルを使用したり、カテゴリーに複数のモデルがある時に優先順位を割り当てたり、カテゴリーのデフォルトのモデルを定義したり、モデルを適用するか、それとも手操作で変更を完了するかをユーザーが決定できるようにしたりできます。

モデルは、次のいずれかから作成します。

「モデル」ダイアログ・ボックス

モデルは、「モデル」ダイアログ・ボックスから作成することができます。 「モデル」ダイアログ・ボックスには、次のタブが含まれています。
タブ 機能
一般 変更カテゴリー (必須)、状況コードとリスク・コード、コスト、添付ファイルを含めて、一般情報を指定します。 「新規モデルの作成」を参照してください。
承認 承認要件を指定しますが、これは、モデルから作成された変更を承認する責任がある個人または組織を指定します。 「承認者の指定」を参照してください。
影響 影響要件を指定しますが、これは、モデルから作成された変更が要求された時に実行されなければならない影響分析を指定します。 「影響の指定」を参照してください。
タスク タスクを指定しますが、これは、モデルから作成された変更を完結するのに実行しなければならないステップです。 「タスクの指定」を参照してください。
アクティビティー モデルから作成された親変更に対する従属変更であるアクティビティー。「アクティビティーの指定」を参照してください。

: 特定のモデルを作成するには、「モデル」ダイアログ・ボックスを使用します。 編集、表示、または削除するモデルを選択するには、 「モデル」ダイアログ・ボックスを使用します。詳細については、「モデルの保守」を参照してください。

「モデル」ダイアログ・ボックスにアクセスするには、次のようにします。


タスク

新規モデルの作成

「モデル」ダイアログ・ボックスの「一般」タブで一般情報を指定することによって、モデルを作成します。モデルに指定できる一般情報は、次の通りです。
  • 必須情報
    • モデル名
    • 変更カテゴリー
  • 任意指定情報
    • 状況コード
    • リスク・コード
    • 要求データ
    • モード
    • コスト・データ
    • モデル記述
    • デフォルト・モデル
    • 添付ファイル

注: モデルを作成するために指定する情報は、変更を作成するために指定する情報と似ています。詳細については、「変更の作成」を参照してください。

新規モデルを作成するには、次のようにします。

  1. 「構成」メニューから「モデル」を選択します。
    結果: 「モデルの検索」ダイアログ・ボックスが現れます。
  2. 「了解」を選択します。
    結果: 確認メッセージが表示されます。
  3. 「Yes」を選択します。
    結果: 「モデル」ダイアログ・ボックスが現れます。
  4. 「追加」を選択します。
    結果: 「モデル」ダイアログ・ボックスが現れます。
  5. 「モデル名」ボックスで、モデルの固有の名前を入力します。
  6. 「カテゴリー」ボックスの横で、「ブラウズ」ボタンを選択して、モデルの 変更カテゴリーを選びます。
  7. 「モデル優先順位」ボックスで、モデルの優先順位の数値を入力します。
    注: モデルが「モデル」ダイアログ・ボックスに昇順に表示されます。
  8. モデルをデフォルト・モデルにしたい場合には、「デフォルト・モデル」を選択します。
  9. 状況リストから、「保管済み」または「処理依頼済み」を選択します。
  10. 「リスク」リストから、リスク・コードを選択します。
  11. 「優先順位」ボックスの横で、モデルを使用する変更の優先順位を説明する記述を入力します。
  12. 「グループ」ボックスの横で、「ブラウズ」ボタンを選択して、モデルの適用先の変更を実施する責任がある組織を選びます。
  13. 「ユーザー」ボックスの横で、「ブラウズ」ボタンを選択して、モデルの適用先の変更を実施する責任がある担当者を選びます。
    注: ユーザーは、ステップ 12 で選択したグループのメンバーです。
  14. 「モデル記述」ボックスで、モデルの記述を入力します。
  15. 「モード」の下で、「実践」または「テスト」を選択します。
  16. 「コスト・センター」ボックスの横で、「ブラウズ」ボタンを選択して、コスト・センターを選びます。
  17. 通貨リストから適切な通貨コードを選びます。
  18. 「固定」ボックスで、合計見積コストを入力します。
  19. 「労働」ボックスで、合計見積労働コストを入力します。
  20. モデルに承認者を追加したい場合には、「承認」タブを選択します。「承認者の指定」を参照してください。
    結果: 「承認」タブが現れます。
  21. モデルに影響を追加したい場合には、「影響」タブを選択します。 「影響の指定」を参照してください。
    結果: 「影響」タブが現れます。
  22. モデルに影響を追加したい場合には、「タスク」タブを選択します。 「タスクの指定」を参照してください。
    結果: 「タスク」タブが現れます。
  23. モデルにアクティビティーを追加したい場合には、「アクティビティー」タブを選択します。 「アクティビティーの処理」を参照してください。
    結果: 「アクティビティー」タブが現れます。
  24. 「了解」を選択します。
    結果: 「モデル」ダイアログ・ボックスがクローズされ、モデルが保管されます。