アクション・グループの構成


概説

タスク

組み込み先

Tivoli Service Desk

概説

アクション・グループの機能

アクション・グループは、関連した システム・アクション のコレクションです。アクション・グループは、プロファイル に割り当てられた ユーザー および グループ に使用可能なシステム・アクションを定義します。 アクション・グループは、また、実行時にどの .kbファイル が解析およびロードされるかをコントロールします。各アクション・グループのメイン .kb ファイルの中で参照された .kb ファイルだけが解析およびロードされます。各プロファイルには、1 つまたは複数の アクション・グループが入っています。

アクション・グループの使用

任意のプロファイルに任意のアクション・グループを割り当てて、指定のユーザーおよびグループのための特定のシステム・アクションへのアクセスを許可することができます。

システム定義のアクション・グループ

Tivoli Service Desk に組み込まれたアクション・グループは、相互に依存するシステム・アクションのグループから構成されています。この理由、およびアクション・グループへのシステム・アクションの追加にはカスタマイズが必要な場合があるために、システム定義のアクション・グループを変更することはできません。

ヒント: システム定義のアクション・グループからコピーしたアクション・グループを変更することができます。 アクション・グループのコピー を参照してください。

注: システム定義のアクション・グループは、システム・アクション・タブのシステム定義チェック・ボックスによって指示されます。システム定義のアクション・グループを選択した場合には、システム定義チェック・ボックスが自動的に選択されます。

カスタム・アクション・グループ

カスタマイズの場合には、ユーザーの固有のメイン .kb ファイル、およびユーザーのカスタム・ルーチンを含むアクション・グループを作成することが最良の方法です。

タスク

アクション・グループの追加

カスタム・ルーチンを Tivoli Service Desk に追加したい場合には、アクション・グループを作成してください。

アクション・グループを追加するには、次のようにしてください。

  1. 「プロファイル構成」ダイアログ・ボックスで、「アクション・グループ」タブを選択します。
  2. 「クリア」を選択します。
  3. 名前ボックス に、このアクション・グループに割り当てたい名前を入力します。
    これは、それによってアクション・グループが Tivoli Service Desk の中で識別される短い記述名です。
  4. ファイル・ボックス で、次の 1 つを実行し、このアクション・グループのためのメイン .kb ファイルの名前を指示します。
    • .kbファイルの名前を入力します。 .kb の拡張子を含める必要はありません。これは前提とされています。
      例: custapp
    • 「ブラウズ」ボタンを選択して、適切な .kb ファイルを 「アクション・グループ・ファイルの選択」ダイアログ・ボックス から選択します。
      注: このメイン .kb ファイルおよびその USES チェーンで参照されるすべての .kb ファイルが SAIPATH 環境変数内のディレクトリーに保管されていなければなりません。
  5. システム・アクション・リストの下の「追加」を選択します。
    注: 1 つのアクション・グループに複数の システム・アクション を割り当てることができます。
  6. 「システム・アクションの選択」ダイアログ・ボックスで、1 つまたは複数のシステム・アクションを選択し、「選択」を選択します。
    ヒント: 複数のシステム・アクションを選択する際の情報については、リストからの選択を参照してください。
    注: 「システム・アクションの選択」ダイアログ・ボックスに、「プロファイル構成」ダイアログ・ボックスの「システム・アクション」タブで定義されたシステム・アクションがすべてリストされます。必要なシステム・アクションがこのリストにない場合には、そのシステム・アクションをシステム・アクション・タブで追加してください。 詳しくは、システム・アクションの追加を参照してください。
  7. アクション・グループの下の「追加」を選択します。

アクション・グループのコピー

既存のアクション・グループを新規のアクション・グループの基礎としたい場合には、 アクション・グループ をコピーしてください。 システム定義のアクション・グループであっても、任意のアクション・グループをコピーすることができます。

アクション・グループをコピーするには、次のようにしてください。

  1. 「プロファイル構成」ダイアログ・ボックスで、「アクション・グループ」タブを選択します。
  2. アクション・グループ・リストから、コピーするアクション・グループを選択します。
  3. 名前ボックス に、このアクション・グループに割り当てたい名前を入力します。
  4. アクション・グループの下の「追加」を選択します。
    結果: メイン .kb ファイルの名前および割り当てられたシステム・アクションが新規のアクション・グループの一部として保管されます。このアクション・グループを変更するには、 アクション・グループの編集 を参照してください。

アクション・グループの編集

Tivoli Service Desk により提供されるシステム定義のアクション・グループは、いずれも編集することはできません。 ユーザーが作成した アクション・グループ だけを編集することができます。 これらのグループについては、次のことができます。

アクション・グループを編集するには、次のようにしてください。

  1. 「プロファイル構成」ダイアログ・ボックスで、「アクション・グループ」タブを選択します。
  2. アクション・グループ・リストから、編集したいアクション・グループを選択します。
    結果: 現行のアクション・グループ名、メイン .kb ファイル名、および組み込まれたシステム・アクションがアクセス・グループ・タブ内の対応するボックスに表示されます。
  3. 名前およびファイル・ボックスで必要な変更を行います。
  4. 次の 1 つを実行してください。
    • システム・アクション・リスト内の情報が正しい場合には、次のステップに進みます。
    • システム・アクションを追加するには、「システム・アクション」の下の「追加」を選択します。「システム・アクションの選択」ダイアログ・ボックスで、1 つまたは複数のシステム・アクションを選択し、「選択」を選択します。
      注: 1 つのアクション・グループに複数を割り当てることができます。複数のシステム・アクションを選択する際の情報については、 リストからの選択を参照してください。
    • システム・アクションをシステム・アクション・リストから除去するには、システム・アクションを選択して、「除去」を選択してください。
  5. 「保管」を選択します。

アクション・グループの削除

アクション・グループは、それを削除することによって Tivoli Service Desk から除去します。ユーザーが作成したアクション・グループだけを削除することができます。 Tivoli Service Desk により提供されるシステム定義のアクション・グループは、いずれも削除することはできません。

注意: プロファイルに割り当てられたアクション・グループを削除した場合には、そのアクション・グループがただちにプロファイルから除去されます。

アクション・グループを削除するには、次のようにしてください。

  1. 「プロファイル構成」ダイアログ・ボックスで、「アクション・グループ」タブを選択します。
  2. アクション・グループ・リストから、削除したいアクション・グループを選択します。
    結果: アクション・グループ名、メイン .kb ファイル名、および組み込まれたシステム・アクションがアクセス・グループ・タブ内の対応するボックスに表示されます。
  3. 「削除」を選択します。