Tivoli Change Management Crystal Reports の使用


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概説

Tivoli Change Management Crystal Reports の使用

Tivoli Change Management は、使用中の環境で変更をモニターするために使用できる 1 組の事前定義 (デフォルト) レポートを提供します。こうした事前定義レポートは、Crystal Reports によって実行されますが、ワークステーションに Crystal Reports がないユーザーにも配布することができます。

Tivoli Change Management 標準レポートは、どれもコンパイル済みフォームでは出荷されません。こうしたレポートは、Crystal Reports を使用してコンパイルする必要があります。Crystal Reports のコンパイルの詳細については、Crystal Reports ユーザーズ・ガイド を参照してください。

Crystal Reports は、変更がどのように進行しているかをモニターするのに役立ちます。Crystal Reports によって、どの変更が期限切れであるか、すなわち未完了であるかを判別することができます。

Crystal Reports は、ユーザーの部分では最小限の作業しか必要とせず、また基本的な変更処理を扱います。Tivoli Change Management には次のレポートが組み込まれています。

タイトル ファイル 入力 説明
状況による変更のリスト chgst.rpt 必要日付範囲、状況 必要日付範囲内で、ある状況をもつ変更
ソート・オプション:
状況別
状況別、次にカテゴリー別
カテゴリーによる変更のリスト chgcat.rpt 必要日付範囲、カテゴリー 必要日付範囲内で、あるカテゴリーをもつ変更
ソート・オプション:
カテゴリー別
カテゴリー別、次に状況別
期限切れの未完了変更のリスト pstneed.rpt なし 当日より前の必要日付をもち、未完了の変更。
ソート・オプション:
カテゴリー別
状況別
カテゴリー別、次に状況別
未完了タスクのリスト pstschd.rpt 適用されません 当日より前のスケジュール終了日をもち、未完了の変更。
ソート・オプション:
カテゴリー別
状況別
カテゴリー別、次に状況別
要求者による変更のリスト chgreq.rpt 必要日付範囲、状況、要求者 必要日付範囲内で、ある状況をもつ要求者による変更
ソート・オプション:
要求者別、次にカテゴリー別
要求者別、次に状況別
要求者別、次にカテゴリー別、次に状況別
要求者別、状況別、次にカテゴリー別
要求者別、次に必要日付別
割り当てられた担当者による変更のリスト chgasgn.rpt 必要日付範囲、状況、割り当て先 必要日付範囲内で、ある状況をもち、割り当てられている担当者による変更
ソート・オプション:
割り当て個人別、次にカテゴリー別
割り当て個人別、次に状況別
割り当て個人別、次にカテゴリー別、次に状況別
割り当て個人別、次に状況別、次にカテゴリー別
割り当て個人別、次に必要日付別
エリアによる変更のリスト chgorg.rpt 必要日付範囲、エリア、状況 必要日付範囲内で、エリアに属し、ある状況をもつ変更
ソート・オプション:
エリア別、次にカテゴリー別
エリア別、次に状況別
エリア別、次にカテゴリー別、次に状況別
エリア別、次に状況別、次にカテゴリー別
エリア別、次に必要日付別
コスト・センターによる変更のリスト chgcst.rpt 必要日付範囲、コスト・センター、状況 必要日付範囲内で、コスト・センターに属し、ある状況をもつ変更
ソート・オプション:
コスト・センター別、次にカテゴリー別
コスト・センター別、次に状況別
コスト・センター別、次にカテゴリー別、次に状況別
コスト・センター別、次に状況別、次にカテゴリー別
コスト・センター別、次に必要日付別
場所による変更のリスト chgloc.rpt 必要日付範囲、場所、状況 必要日付範囲内で、ある場所において、ある状況をもつ変更
ソート・オプション:
場所別、次にカテゴリー別
場所別、次に状況別
場所別、次にカテゴリー別、次に場所によるカテゴリー別、次に状況別、次に場所によるカテゴリー別、最後に必要日付別
要求日付による日付変更のリスト datereq.rpt 要求日付範囲 要求日付範囲内の変更
ソート・オプション:
要求日付別、次に状況別
要求日付別、次にカテゴリー別
必要日付による変更のリスト datenby.rpt 必要日付範囲 必要日付範囲内の変更。
ソート・オプション:
必要日付別、次に状況別
必要日付別、次にカテゴリー別
スケジュール済み開始日によるタスクのリスト schdates.rpt スケジュール済み開始日の範囲 スケジュール済み開始日範囲内のタスク。
ソート・オプション:
スケジュール済み開始日別、次に状況別
スケジュール済み開始日別、次にカテゴリー別
スケジュール済み終了日によるタスクのリスト schdatee.rpt スケジュール済み終了日の範囲 スケジュール済み終了日範囲内のタスク。
ソート・オプション:
スケジュール済み終了日別、次に状況別
スケジュール済み終了日別、次にカテゴリー別

タスク

Crystal Reports の実行

事前定義レポートは、Tivoli Change Management から実行することができます。

注: Tivoli Change Management から Crystal Reports を実行するには、autoexec.bat ファイルの PATH に Crystal Reports を追加しなければならない場合があります。

事前定義レポートを実行するには、次のようにします。

  1. 「ユーティリティー」メニューから、「Crystal Reports」を選択します。
    結果: 「レポートの実行」ダイアログ・ボックスが現れ、デフォルトのレポート・ディレクトリーが表示されます。
  2. 実行するファイルを選びます。
    レポートがコンパイル済みである場合には、.exe 拡張子をもちます。そうでない場合には、.rpt 拡張子をもちます。
  3. 「オープン」を選択します。
  4. 結果: 「実行 / スケジュール」ダイアログ・ボックスが現れます。
  5. 「即時実行」を選択します。
  6. 「了解」を選択します。
    結果: 「レポート」ダイアログ・ボックスが現れます。
  7. 左側のリストから、レポートの出力に選ぶメソッドを選択します。
    レポートをウィンドウにプリントしたり、レポートをエクスポートしたり、あるいはレポートをプリンターで印刷したりすることができます。
  8. 右側のリストでは、使用可能なオプションを使用してレポートを印刷したい時刻を選択します。リスト・ボックスの下のボックスは、レポートを印刷するために設定した時刻を示します。
  9. 次の 1 つを実行してください。
    • レポートを印刷するには、「印刷」を選択します。
    • 後でファイルを印刷またはエクスポートするには、「完了」を選択します。

Crystal Reports のスケジューリング

TCM スケジューラーを使用して、指定された間隔で自動的に実行されるようにレポートをセットアップすることができます。 TCM スケジューラーにレポートを追加して、それを使用可能にすると、レポートはそれ以上の介入なしに指定された間隔で実行を続けます。詳細については、「TCM スケジューラーの使用」を参照してください。

TCM スケジューラーに Crystal Reports を追加するには、次のようにします。

  1. 「ユーティリティー」メニューから「Crystal Reports」を選択します。
    結果: 「レポートの実行」ダイアログ・ボックスが現れます。
  2. スケジュールしたいコンパイル済みレポートの名前を選択します。
    注: レポートがコンパイル済みである場合には、.exe 拡張子をもちます。そうでない場合には、.rpt 拡張子をもちます。
  3. 「了解」を選択します。
    結果: 「実行 / スケジュール」ダイアログ・ボックスが現れます。
  4. 「実行 / スケジュール」ダイアログ・ボックスから「スケジュール」を選択します。
  5. 「了解」を選択します。
    結果: レポートがスケジュールに追加されたことを確認するためのメッセージ・ボックスが現れます。
  6. 「了解」を選択します。
    結果: 「Tivoli Service Desk」ウィンドウが現れます。
  7. TCM スケジューラーでは、レポートを指定された間隔で自動的に実行されるようにします。