ケースベース推論診断エイドの使用


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タスク

組み込み先

Tivoli Problem Management

概説

ケースベース推論とは?

ケースベース推論により、ハイパーツリーを望みの順に進んで行くことができます。ケースベース推論を使うと、ソリューションを示す特定の適切な質問を素早く見つけることができます。

ケースベース推論モードで質問に答えるたびに、可能なソリューションを絞り込んでいくことになります。うまくいくソリューションを見つけるまで、可能な各ソリューションを試みることができます。

ケースベース推論では、コール元とともに好きな順に (コール元が答える質問にもよりますが) ハイパーツリーを進んで行くことができます。

ソリューションを見つけるには、「診断エイド」ダイアログ・ボックスの「ケースベース推論」タブに表示される質問に答えます。質問に答えて行くにつれて、可能なソリューションのリストが短くなって行きます。最終的には、ほんの数個の可能なソリューションとそれらに伴う質問しか表示されなくなります。ここまで来れば、正しいソリューションを選択して、問題を解決することができます。

「診断エイド」ダイアログ・ボックスの「ケースベース推論」タブへのアクセス

「診断エイド」ダイアログ・ボックスの「ケースベース推論」タブにアクセスするには、次のいずれかを行います。

結果: 十分に指定した SCIM 情報によって可能なソリューションが絞り込まれると、「ケースベース推論」が現れます。指定した SCIM に対して複数の「ケースベース推論」ソリューションがある場合には、「ノードの選択」ダイアログ・ボックスからノードを選択する必要があります。


タスク

ケースベース推論を使ったソリューションの検索

質問に答えると、その応答に基づいて「ケースベース推論」タブ上の可能なソリューションのリストが更新されます。通常は、この更新機能によって、質問およびソリューションのリストは短くなります。

質問に答えるには、以下のステップにしたがってください。

  1. 「ケースベース推論」タブで、「質問」セクションから、答えたい質問を選択します。
  2. 「使用可能な回答」リストから回答を選択し、次いで「回答」を選びます。
  3. 「次のアクションを実行」ボックスでアクションを実行するか、あるいはコール元にアクションを実行してもらいます。
  4. すべての質問に答えるまで、ステップ 1-3 を繰り返します。
  5. 「ソリューション」ボックス内のソリューションは問題を解決しますか?
    • 「Yes」の場合には、ソリューションのアクティブ化を参照してください。
    • 「No」の場合には、「クローズ」または別の「診断エイド」タブを選択してください。

応答のクリア

応答を質問に変更するためには、その応答をまずクリアし、次にその応答に再び答えなければなりません。クリアできる応答は、1 つかまたは全部です。

応答をクリアするには、以下のステップにしたがってください。

  1. 「ケースベース推論」タブで、上のテーブルから、クリアしたい応答と関連した質問を選択します。
  2. 「クリア」を選択します。
    結果: その応答がクリアされます。ソリューションのリストは、この変更を反映するように更新されます。

ソリューションのアクティブ化

ソリューションをアクティブ化するには、次のステップを実行してください。
  1. 「ケースベース推論」タブで、「ソリューション」ボックスからソリューションを選択し、次いで「アクティブ化」を選びます。

    「コール登録」ダイアログ・ボックスから「ケースベース推論」タブにアクセスした場合の結果:

    • 「ケースベース推論」ソリューションが、「コール登録解決」ボックスに自動的にコピーされます。
    • 「ケースベース推論」SCIM、重大度、問題タイプ、およびソリューション (存在する場合) が、「コール登録」ダイアログ・ボックス内の対応するボックスにあるものを上書きします。
    • 「ケースベース推論」記述が「コール登録記述」ボックスに自動的にコピーされます (「コール登録記述」ボックスが空の場合のみ)。
    • Tivoli Problem Management はデフォルトの問題クローズ・コードを問題に割り当てます。

    必須のコール登録情報をすべて完了します。詳細については、コールの登録 を参照してください。

    「問題状況」ダイアログ・ボックスから「ケースベース推論」タブにアクセスした場合の結果:

    • 「ケースベース推論」ソリューションが、「問題状況」ダイアログ・ボックス内の「状況」ボックスにコピーされます。
    • 「ケースベース推論」重大度、SCIM、および問題タイプ情報 (存在する場合) が、「問題状況」ダイアログ・ボックス内の対応するボックスを上書きします。
    • Tivoli Problem Management はデフォルトの問題クローズ・コードを問題に割り当てます。

ハイパーメディア・リンクの使用

ハイパーツリーを処理している途中で、調べているトピックに関する追加情報へのアクセスを可能にするハイパーメディア・リンクに出会うことがあります。

ハイパーメディア・リンクは異なる情報ソースへの接続です。ハイパーメディア・リンクは、その特徴的なカラーによって識別することができます。ハイパーメディア・リンクのカラーはシステム・アドミニストレーターによって決定されます。

ハイパーメディア・リンクを使用するかしないかは、ヘルプ・デスクによる Tivoli Problem Management の構成によって決まります。ハイパーツリー内にハイパーメディア・リンクに関する質問があった場合には、システム・アドミニストレーターに尋ねてください。

ハイパーメディア・リンクを使用するには、次のステップに従ってください。

  • そのハイパーメディア・リンクをダブルクリックします。
    結果: ダイアログ・ボックス、あるいはそのハイパーメディア・リンクが接続されているアプリケーションが現れます。