ルールの例


概説

タスク

組み込み先

Tivoli Change Management 管理

概説

ルールの例

ルールを使用して、次のタイプのアクションを実行することができます。
  • データ・フィールドの更新
  • 承認要件の追加
  • 担当者への通知
  • タスクの追加
  • オペレーティング・システム・レベルでのコマンドのコール

次のセクションには各タイプのルールの例が示されています。


タスク

データ・フィールドの更新例

ルールの基準が満たされた時にフィールドのデータを設定または更新する業務規則を作成することができます。

例 1

アクション フィールドの設定
記述 すべてのタスクが 100% 完了すると、変更状況を「検査」に設定します。
カテゴリー すべて
時間依存性
テーブル IMPLEMENT SCHEDULE
属性 Percent_Complete
演算子 =
100
IMPLEMENT_SCHEDULE:PERCENT_COMPLETE="100"
フィールド Status_ID
Verify
「検査」を状況コードとしてセットアップしなければなりません。

例 2

アクション フィールドの設定
記述 変更の見積りコストが 10000 を超えた場合に、変更リスク・コードを "High" に設定します。
カテゴリー すべて
時間依存性
テーブル CHANGE
属性 Est_Cost
演算子 >
10000
フィールド Risk_Code
"High" をリスク・コードとしてセットアップしなければなりません。

例 3

アクション フィールドの設定
記述 変更に Windows インストールが組み込まれている場合には、サポート・チームを起動しなければならない特殊要件フィールドに注釈を追加します。
カテゴリー すべて
時間依存性
テーブル CHANGE
属性 カテゴリー
演算子 =
Win_Ins
フィールド Special_Requiremen
サポート・チームは、変更で援助しなければなりません。

承認要件の追加例

業務規則を使用して、ルール基準が満たされた時に承認リストに自動的に承認者を追加することができます。

例 1

アクション 承認者の追加
記述 変更のコストまたは見積りコストが 10000 を超えた場合には、変更は、CEO によって承認されなければなりません。
カテゴリー すべて
時間依存性
テーブル CHANGE
属性 コスト
Est_Cost
演算子 >
10000
CHANGE:EST_COST>"10000" OR CHANGE:COST>"10000"
承認名 (CEO の名前)
CEO 名が PEOPLE テーブルに存在しなければなりません。

例 2

アクション 承認者の追加
記述 影響を受ける資産にメインフレームが組み込まれている場合には、メインフレーム・ディレクターが変更を承認しなければなりません。
カテゴリー すべて
時間依存性
テーブル INV_EFFECT
属性 Inv_Description
演算子 =
Mainframe
承認名 (メインフレーム・ディレクターの名前)
メインフレーム・ディレクターの名前が PEOPLE テーブルに存在しなければならず、メインフレームが影響を受ける資産として追加されなければなりません。

担当者への通知例

ルール基準が満たされた時に担当者に通知するための、業務規則を作成することができます。
アクション 通知
記述 変更が承認されなかった場合に、一番早い日付の 2 日前に要求者に通知します。
カテゴリー すべて
時間依存性 一番早い日付の 2.0 日前
テーブル CHANGE
属性 Status_ID
演算子 <>
承認済み
通知名 (通知を受ける担当者の名前)
通知を受ける担当者の名前は、PEOPLE テーブルに存在しなければならず、「承認済み」の状況コードがなければなりません。
タスクの追加例 ルール基準が満たされた時に、タスクを追加するためのルールを作成することができます。

例 1

アクション タスクの追加
記述 変更カテゴリーがファイル・サーバーである場合には、「バックアウト・プラン」と呼ばれるタスク (1 日継続し、6 時間リソースを必要とするもの) を追加します。
カテゴリー すべて
時間依存性
テーブル CHANGE
属性 カテゴリー
演算子 =
File_Server
タスク名 バックアウト・プラン
期間 1
労働時間 6

例 2

アクション タスクの追加
記述 影響カテゴリーが「担当者」である場合には、訓練用に 4 時間の時間枠を用意しなければなりません。
カテゴリー すべて
時間依存性
テーブル IMPACT_ITEM
属性 Imp_Category
演算子 =
担当者
タスク名 担当者訓練
期間 1
労働時間 4
「担当者」と呼ばれる影響カテゴリーが存在しなければなりません。
オペレーティング・システム・コマンドのコール例 オペレーティング・システム・コマンド、バッチ・ファイル、またはオペレーティング・システムのプロンプトから実行できる他のコマンドを呼び出すための業務規則を作成することができます。

例 1

アクション コール
記述 変更カテゴリーが New_Emp であり、変更状況が「完了」である場合には、従業員監査プログラムを実行します。
カテゴリー New_Emp
時間依存性
テーブル CHANGE
属性 Status_ID
演算子 =
完了
コマンド empaudit
Empaudit は、「リスト保守」ダイアログ・ボックス「コマンド」タブで監査プログラムを実行するようにセットアップされたコマンドでなければなりません。

例 2

アクション コール
記述 従業員が会社を退職したり、解雇されたりした場合には、その従業員の機密保護アクセスを除去するためにバッチ・プログラムを実行します。
カテゴリー Term_Emp
時間依存性
テーブル CHANGE
属性 状況
演算子 =
完了
コマンド termemp
「リスト保守」ダイアログ・ボックス「コマンド」タブでバッチ・プログラムを実行するようにセットアップされた termemp と呼ばれるコマンドがなければなりません。