TSD データ・ソースの構成


概説

タスク

組み込み先

Tivoli Service Desk

概説

データ・ソース

データベース管理システム (DBMS) を接続して使用するには、Tivoli Developer's Toolkit (TDT) が DBMS の一定の特性に関して認識していなければなりません。すなわち、それは構成されていなければなりません。

構成の基本単位はデータ・ソースです。ユーザーは複数のデータ・ソースを構成することができます。データ・ソースは、通常は物理 DBMS サーバーに対応する論理的な概念です。

データ・ソース構成ファイル

データ・ソース構成情報はファイルに保管されます。この構成ファイルは、Windows INI ファイルと同じフォーマットの ASCII テキスト・ファイルです。デフォルトにより、TDT は <SAI_ROOT>\CFG ディレクトリーで sai_sql.cfg という名前のファイルを探します。これは、SAISQLCFG と呼ばれる環境変数を所要のファイル名 (パスを含む) に設定することによって指定変更することができます。

データ・ソースの構成法

データ・ソース構成について詳しくは、次を参照してください。

「SQL 構成エディター」ダイアログ・ボックス

「SQL 構成エディター」ダイアログ・ボックスは、 TSD データ・ソースおよびそれと関連したデータベース接続を保守するために使用します。

「SQL 構成エディター」ダイアログ・ボックスには、スクロールできる次の 2 つのリストが含まれます。

  • 「ソース」リストには、現在構成済みのデータ・ソースの名前が入ります。
  • 「オプション」リストには、強調表示されているデータ・ソース用に構成済みのオプションが (ATTRIBUTE=VALUE という形式で) 入ります。

「SQL 構成エディター」ダイアログ・ボックスにアクセスするには、次のいずれかを実行します。

使用中のオペレーティング・システム... 手順...
Windows 95、Windows 98、または Windows NT 4.0
  1. タスクバーから「スタート」を選択します。
  2. 「スタート」メニューから「プログラム」を指示し、「Tivoli Service Desk 6.0」を選択し、「Service Desk」を選択してから、「SQL 構成エディター」を選択します。
OS/2
  1. Tivoli Service Desk フォルダーを選択します。
  2. 「SQL 構成エディター」アイコンを選択します。
UNIX
  1. Tivoli Service Desk プログラムが存在しているディレクトリーに変更します。
  2. コマンド行から、次のいずれかを実行します。
    • kml ce と入力し、Enter キーを押します。
    • sqlcfg と入力し、Enter キーを押します。

結果: 「SQL 構成エディター」ダイアログ・ボックスが現れます。

タスク

新規データ・ソースの追加

新規 データ・ソースを追加するには、次のようにしてください。
  1. 「SQL 構成エディター」ダイアログ・ボックスで「追加」を選択します。
  2. 「ドライバーの選択」ダイアログ・ボックスで、新規データ・ソース用のドライバーを選択します。
    詳しくは、データ・ソース・ドライバーの選択を参照してください。
  3. 「ソース・セットアップ」ダイアログ・ボックスの「ソース」ボックスに、データ・ソース名を入力します。
  4. データ・ソース・オプションを構成します。
    詳しくは、既存 TSD データ・ソースの構成を参照してください。

データ・ソースの削除

データ・ソースを削除するには、次のようにしてください。
  1. 「SQL 構成エディター」ダイアログ・ボックスで、「ソース」リストからデータ・ソースを選択します。
  2. 「削除」 を選択します。
  3. 警告メッセージで「Yes」を選択します。
    結果: 選択済みのデータ・ソースは即時に「SQL 構成エディター」ダイアログ・ボックスの「ソース」リストから除去され、もはや Tivoli Service Desk アプリケーションでは使用できません。

データ・ソースのコピー

データ・ソースをコピーすると、別な名前の新規データ・ソースが作成されます。データ・ソース定義は新規データ・ソースにコピーされます。選択済みのデータ・ソースがデフォルト・ソースである場合には、そのデータ・ソースは (唯一の) デフォルト・データ・ソースのままです。

データ・ソースをコピーするには、次のようにしてください。

  1. 「SQL 構成エディター」ダイアログ・ボックスで、「ソース」リストからデータ・ソースを選択します。
  2. 「コピー」を選択します。
  3. 「ソース入力」ダイアログ・ボックスの「ソース」ボックスに、新規データ・ソースの名前を入力し、「了解」を選択します。
    結果: 新規データ・ソースが「SQL 構成エディター」ダイアログ・ボックスの「ソース」リストに表示されます。
    : データ・ソース名のルールについては、 データ・ソース名の制約 を参照してください。
  4. 必要に応じてデータ・ソース構成を変更します。
    詳しくは、既存 TSD データ・ソースの構成を参照してください。

デフォルト・データ・ソースの指定

デフォルト・ データ・ソースは、データベースへの接続時にデータ・ソース名が指定されていない場合に使用される Tivoli Script の 1 つです。デフォルト・データ・ソースは 1 つしかもつことができません。デフォルト・データ・ソースは、「SQL 構成エディター」ダイアログ・ボックスでデータ・ソース名の前にアスタリスク (*) を付けて示されます。

デフォルト・データ・ソースを指定するには、次のようにしてください。

  1. 「SQL 構成エディター」ダイアログ・ボックスで、「ソース」リストからデータ・ソースを選択します。
  2. 「デフォルトにする」を選択します。
    結果: 選択したデータ・ソースがデフォルト・データ・ソースになります。前のデフォルト・ソースはすべてもはやデフォルトではありません。