Tivoli Problem Management アーカイブ・ユーティリティーの概説


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Tivoli Problem Management

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Tivoli Problem Management アーカイブ・ユーティリティー

Tivoli Problem Management アーカイブ・ユーティリティーは、ディスク・スペースを回復し、Tivoli Problem Management の高水準のパフォーマンスを常時維持します。アーカイブ・ユーティリティーは、次を行います。
  • データを新規位置に移動するかデータを削除することによる Tivoli Problem Management データベースのサイズの削減
  • アクセスおよび管理されるデータ容量を削減することによる Tivoli Problem Management のパフォーマンス全体の向上
  • 参照保全ルールを保守することによるデータ保全性の保護
  • アーカイブ・ユーティリティーが実動データベースから除去するデータを報告の目的に使用できるようにすること

フィーチャーと警告

アーカイブ・ユーティリティーを使用することにより、問題および情報のコールをアーカイブすることができます。情報コールには、それらと関連した問題はありませんが、問題コールと同タイプの開始日付と解決日付はあります。開始日付と解決日付は、どのアイテムをアーカイブするかを判別する場合は重要です。

アーカイブ・ユーティリティーは、非常に柔軟なツールです。しかし、アーカイブ・ユーティリティーでは設計されていなかった機能があります。リストとその他の幾つかの注意は、次の通りです。

注意: ユーザーのサイトでアーカイブ手順を試す前に、次の注意点をお読みください。

  • アーカイブ手順の前にすべてのデータをバックアップします。アーカイブ・ユーティリティーはバックアップ・ユーティリティーではありません!
  • データはアーカイブされてしまうと、Tivoli Problem Management 実動データベースに戻すことはできません。
  • アーカイブされたデータは報告目的にしか使用されません。Tivoli Problem Management はアーカイブされたデータを処理しません。
  • プラットフォーム間アーカイブはサポートされません。たとえば、DB2 データは Oracle データベースにアーカイブされません。
  • アーカイブされたデータは、実動データベースには再適用されません。すなわち、ユーザーはデータを "アンアーカイブ" しようとしてはいけません。
  • Tivoli Problem Management の新規バージョンに移行する前に、アーカイブ手順を実行することをお勧めします。

アーカイブ・ユーティリティーの用途

アーカイブ・ユーティリティーは、実動データベースを代替記憶場所にデータを移動するために使用する必要があるのが普通です。

サイトに使用されるスケジュールは、次を含む要因によって異なります。

  • データベース・サーバーで使用可能ディスク・スペース
  • 実動データベースのサイズ
  • 記録されるコールの数
  • ユーザーの数
  • ユーザー作業スケジュール

一般に、アーカイブ・ユーティリティーは、ピーク時以外の時間帯に実行する必要があります。あるいは、アーカイブ・ユーティリティーは、実動データベースが使用中でないときに実行する必要があります。


タスク

移行前のアーカイブ・ユーティリティーの実行

Tivoli Problem Management データは、Tivoli Problem Management の新規バージョンに移行する前にアーカイブする必要があります。

Tivoli Problem Management の新規バージョンに移行する場合は、次を行う必要があります。

  • Tivoli Problem Management データを実動データベース・サーバーにバックアップします (必要な場合には、ユーザーのサイトの DBMS 文書化を参照してください)
  • アーカイブ・ユーティリティーを使用して Tivoli Problem Management データをアーカイブします

アーカイブ・ユーティリティーをインストールし、構成して、使用するために必要な手順全般の手引きにするには、次のヘルプ・トピックを参照してください。