Tivoli Service Desk 6.0 Developer's Toolkit Interface Designer の手引き
Interface Designer は、ユーザーがビルドする Developer's Toolkit GUI アプリケーション用のフォーム、メニュー、ツールバー、および文字列を作成するために使用するツールです。
次の用語は本書で頻繁に使用されます。
フォームはすべての GUI アプリケーションに統合コンポーネントを提供します。フォームはエンド・ユーザーに情報を提供し、エンド・ユーザーから情報を受け取ります。
フォームは、多くのタイプのコントロールを入れることができる特殊なウィンドウです。コントロールは、エンド・ユーザーが操作できるフォーム上のオブジェクトです。コントロールの例には、オプション・ボタン、テキスト・ボックス、およびチェック・ボックスが含まれます。
フォームをビルドするプロセスは、次のステップに関係しています。
リソース・ファイル (.df ファイルとしても知られている) は、フォーム用定義の作成時に作成される物理テキスト・ファイルです。Interface Designer を用いて、最初にリソース・ファイルをオープンしてから、そのファイルと関連した任意のフォームにアクセスすることができます。
Interface Designer を開始すると自動的に新規リソース・ファイルが作成されます。次の手順で別のリソース・ファイルを作成することができます。
別のリソース・ファイルをオーブンする場合は、次の通りです。
注: 一度にオープンできるリソース・ファイルは 1 つだけです。
リソース・ファイルは、任意のオペレーティング・システムのコマンド・プロンプトから次のように入力することでもアクセスすることができます。
i-design myfile
ここで、myfile はリソース・ファイルの名前です。(.df 拡張子は自動的にファイル名に追加されます。)
既存リソース・ファイルをオーブンする場合は、次の通りです。
Interface Designer を立ち上げる方法はオペレーティング・システムに応じて幾つかあります。Windows、OS/2、または X Motif for UNIX の場合の手順は次の通りです。また、言及したサポートされる任意のオペレーティング・システムのコマンド・プロンプトから I-Designer を開始することもできます。
Interface Designer を開始する場合は、次の通りです。
使用中のオペレーティング・システム... | 手順... |
Windows 95 または NT 4.0 | 「スタート」メニューから「プログラム」を指示し、「Developer's Toolkit」を指示し、さらに「Developer's Toolkit Interface Designer」を選択します。 |
OS/2 | Developer's Toolkit フォルダーで、「Interface Designer」アイコンを選択します。 |
UNIX 上の X-Motif |
|
Interface Designer を終了する場合は、次の通りです。
Interface Designer のすべてのダイアログ・ボックスの大部分で、「了解 」または「適用」ボタンを用いて変更内容を設定することができます。どちらのボタンも即時に変更内容を設定します。相違は、「了解」ボタンは、変更を行ったダイアログ・ボックスのクローズ中に変更内容を設定する点です。「適用」ボタンは、変更を行ったダイアログ・ボックスがオープンされている間に変更内容を設定します。
「適用」ボタンは、ダイアログ・ボックスをクローズしないで変更内容をプリビューしたい場合に使用します。たとえば、コントロールに幾つか異なる優先カラーを試したい場合には、「適用」ボタンを使用すると、各カラーの選択後に「オプション」メニューから「プリファレンス」を選択する手間が省かれます。
Interface Designer の環境は「プリファレンス」を使用してカスタマイズすることができます。「プリファレンス」は、作成されるフォーム上のコントロールの外観の他に、 Interface Designer の機能と外観にも影響を与えます。
一般プリファレンスを設定する場合は、次の通りです。
カラー・プリファレンスは、Interface Designer を使用するときに、選択済みコントロールおよびアクティブ・コントロールの他に、フォームの背景色と前景色も設定するために使用されます。(インターフェースが Developer's Toolkit アプリケーションと統合されていると、これはフォームのカラーには影響を与えません。)
カラー・プリファレンスを設定する場合は、次の通りです。
Interface Designer の次のセッションでユーザーのプリファレンス選択を残しておきたい場合には、その選択を保管しなければなりません。
プリファレンス選択を保管する場合には、次の通りです。
注: プリファレンスを保管するには、「ファイル」メニューから「保管」を選択する必要があります。「了解」または「適用」ボタンを選択し、「保管」を選択しないで「プリファレンス」ウィンドウを終了した場合には、ユーザーのプリファレンスは保管されません。
Tivoli Service Desk 6.0 Developer's Toolkit Interface Designer の手引き