ここには、CPIC コマンドに使用可能な戻りコードが数値順にリストされています。説明に併記されている簡略記号は、TSD Script システム定義の定数ではありません。これらは、ユーザーが定義する任意の定数のモデルとしてここに提供されています。
戻りコード |
説明 |
1 |
CPIC_SUCCESS。この値は、正常に完了しているすべての CPIC コマンドによって戻されます。 |
-1 |
CM_ALLOCATE_FAILURE_NO_RETRY。会話を割り振ろうとして失敗しました。この条件では、ノード・サービス構成を修正するためにユーザー介入が必要と思われます。指定の (LU 名, モード名) ペアの現行 (LU, モード) セッション限度が 0 になっているか、システム定義エラーがあると考えられます。会話のモード名を別のものに変更してみてください。 |
-2 |
CM_ALLOCATE_FAILURE_RETRY。一時的と考えられる条件が原因で、会話を割り振ろうとして失敗しました。通常、これは、会話に関係している LU のいずれかでの一時的なリソース不足が原因になります。アプリケーションは自動的にこのコマンドを再試行します。 |
-3 |
CM_CONVERSATION_TYPE_MISMATCH。パートナーがこの会話の会話タイプをサポートしていないので、パートナー LU は要求を拒否しました。このコードは CPICAllocate 以後の呼び出しで戻されます。 |
-5 |
CM_PIP_NOT_SPECIFIED_CORRECTLY。リモート・アプリケーションに定義済みアプリケーション初期化パラメーター (PIP) 変数が 1 つ以上あるので、パートナー LU は割り振り要求を拒否しました。このタイプの呼び出しは、非 CPIC API に対して行うことが必要になります。 |
-6 |
CM_SECURITY_NOT_VALID。アクセス・セキュリティー情報が無効なので、リモート LU は要求を拒否しました。この情報はローカル・ノード・サービス・システムによって提供されます。通常、これが起こるのは、CPIC サイド情報で必要なセキュリティーを設定したが、まだローカル・ノード・サービスにログオンしていない場合です。あるいは、ユーザーのログオン・パスワードがリモート・マシンで無効です。 |
-7 |
CM_SYNC_LVL_NOT_SUPPORTED_LU。ユーザー・アプリケーションが要求した同期レベルはリモート LU によってサポートされていません。CPIC がサポートする同期レベルは $CPICNone および $CPICConfirm だけです。同期レベル SYNC_POINT はサポートされません。 |
-8 |
CM_SYNC_LVL_NOT_SUPPORTED_PGM。ユーザー・アプリケーションが要求した同期レベルはパートナー・アプリケーションによってサポートされていません。CPIC がサポートする同期レベルは $CPICNone および $CPICConfirm だけで、同期レベル SYNC_POINT はサポートされません。 |
-9 |
CM_TPN_NOT_RECOGNIZED。ローカル・アプリケーションで、リモート LU が認識しない TP 名が指定されたので、リモート LU は要求を拒否しました。 |
-10 |
CM_TP_NOT_AVAILABLE_NO_RETRY。ローカル・アプリケーションで、リモート LU は認識するが開始できない TP が指定されたので、リモート LU は要求を拒否しました。何らかのユーザー介入が必要です。 |
-11 |
CM_TP_NOT_AVAILABLE_RETRY。ローカル・アプリケーションで、リモート LU は認識するが現在開始できない TP が指定されたので、リモート LU は要求を拒否しました。この条件は一時的と考えられます。 |
-17 |
CM_DEALLOCATED_ABEND。リモート・アプリケーションは、異常終了するように設定された割り振り解除タイプを指定して割り振り解除したか、あるいはリモート・アプリケーションが異常終了したのでリモート LU が割り振り解除しました。 |
-18 |
CM_DEALLOCATED_NORMAL。リモート・アプリケーションは通常状態の会話を割り振り解除しました。 |
-19 |
CM_PARAMETER_ERROR。ローカル・アプリケーションは、無効パラメーターが指定されている CPIC コマンドを発行しました。「パラメーター」という用語には会話 ID と関連した特性が含まれることに注意してください。したがって、CPIC サイド情報の値のどれかに問題が存在している可能性があります。 |
-20 |
CM_PRODUCT_SPECIFIC_ERROR。呼び出しアプリケーション (この場合には、Tivoli Service Desk (TSD) Developer's Toolkit) がエラーを検出し、会話を続行できないことを示しています。しばしば、これが OS/2 で起こるのは、CPIC アプリケーションの開始前に、APPCTPN 環境変数が設定されていなかった場合です。 |
-21 |
CM_PROGRAM_ERROR_NO_TRUNC。リモート・アプリケーションは、マップ式会話または基本会話に対して SendError 呼び出しを発行しました。操作中にデータは切り捨てられませんでした。 |
-22 |
CM_PROGRAM_ERROR_PURGING。リモート・アプリケーションは SendError を発行しました。 リモート・アプリケーションが「受信」状態または「確認」状態になっていた場合には、情報が除去されている場合があります。 |
-23 |
CM_PROGRAM_ERROR_TRUNC。リモート・アプリケーションは基本会話に対して SendError を発行し、この呼び出しで論理レコードが切り捨てられました。 |
-24 |
CM_PROGRAM_PARAMETER_CHECK。CPIC アプリケーションは、無効パラメーター情報が指定された CPIC コマンドを発行しました。この戻りコードの最も一般的な出現は、間違った SDN (大文字小文字の間違いなど) またはまだ初期化されていない会話 ID が原因です。これには会話 ID と関連した特性が含まれている可能性があります。この事例では、問題の発生源はローカル・アプリケーションの制御下にあります。 |
-25 |
CM_PROGRAM_STATE_CHECK。ユーザー・アプリケーションは、現在の状態では無効な CPIC コマンドを発行しました。たとえば、このアプリケーションは、アプリケーションが「受信」状態になっているときにデータを送信しようとしました。 |
-26 |
CM_RESOURCE_FAILURE_NO_RETRY。障害が原因で会話は永続的に終了しました。この条件は一時的なものではありません。たとえば、アプリケーションは、外部の介入なしでコマンドをやり直そうとしてはいけません。 |
-27 |
CM_RESOURCE_FAILURE_RETRY。障害が原因で会話は永続的に終了しました。この条件は一時的なものである可能性があります。すなわち、アプリケーションは、外部の介入なしでコマンドをやり直そうとしてかまわないという意味です。 |
-28 |
CM_UNSUCCESSFUL。CPIC コマンドが正常に実行されませんでした。 |
-30 |
CM_DEALLOCATED_ABEND_SVC。リモート・アプリケーションはタイプ ABEND_SVC を指定して基本会話を割り振り解除したと考えられます。 あるいは、リモート・アプリケーションは異常終了し、パートナー LU のノード・サービス・システムが当該リモート・アプリケーションに代わって会話を割り振り解除しました。このタイプの呼び出しは、非 CPIC API に対して行うことが必要になります。 |
-31 |
CM_DEALLOCATED_ABEND_TIMER。リモート・アプリケーションはタイプ ABEND_TIMER を指定して基本会話を割り振り解除しました。 このタイプの呼び出しは、非 CPIC API に対して行うことが必要になります。 |
-32 |
CM_SVC_ERROR_NO_TRUNC。リモート・アプリケーションはタイプ SVC を指定して SendError を発行し、動詞によりデータ・レコードが切り捨てられませんでした。このタイプの呼び出しは、非 CPIC API に対して行うことが必要なことに注意してください。 |
-33 |
CM_SVC_ERROR_PURGING。リモート・アプリケーションはタイプ SVC を指定して SendError を発行し、データ・レコードが切り捨てられていると考えられます。このタイプの呼び出しは、非 CPIC API に対して行うことが必要なことに注意してください。 |
-34 |
CM_SVC_ERROR_TRUNC。リモート・アプリケーションはタイプ SVC を指定して SendError を発行し、データ・レコードは切り捨てられていました。このタイプの呼び出しは、非 CPIC API に対して行うことが必要なことに注意してください。 |
-37 |
CM_OPERATION_NOT_ACCEPTED。指定の会話に対する操作は完了していません。これはマルチスレッド化アプリケーションで起こる可能性があります。 |
-100 |
CM_TAKE_BACKOUT。リモート・アプリケーションは SAA リソース回復 Backout 呼び出しを発行しました。ローカル・アプリケーションでは最後の同期点に対して Backout 呼び出しを発行しなければなりません。 このコードが戻されるのはタイプ SYNC_POINT の会話の場合だけです。 |
-130 |
CM_DEALLOCATED_ABEND_BO。リモート・アプリケーションはタイプ DEALLOCATE_ABEND で割り振り解除し、ローカル・アプリケーションでは最後の同期点に対して Backout 呼び出しを発行しなければなりません。このコードが戻されるのはタイプ SYNC_POINT の会話の場合だけです。 |
-131 |
CM_DEALLOCATED_ABEND_SVC_BO。リモート・アプリケーションはタイプ ABEND_SVC を指定して基本会話を割り振り解除したと考えられます。あるいは、リモート・アプリケーションは異常終了し、パートナー LU のノード・サービス・システムが当該リモート・アプリケーションに代わって会話を割り振り解除しました。このタイプの呼び出しは、一部の非 CPIC API に対して行うことが必要になります。ローカル・アプリケーションでは最後の同期点に対して Backout 呼び出しを発行しなければなりません。 このコードが戻されるのはタイプ SYNC_POINT の会話の場合だけです。 |
-132 |
CM_DEALLOCATED_ABEND_TIMER_BO。リモート・アプリケーションはタイプ ABEND_TIMER を指定して基本会話を割り振り解除しました。このコードが戻されるのはタイプ SYNC_POINT の会話の場合だけです。 このタイプの呼び出しは、非 CPIC API に対して行うことが必要になります。 |
-133 |
CM_RESOURCE_FAIL_NO_RETRY_BO。障害が原因で会話の早すぎる終了が起こりました。この条件は一時的なものではないので、アプリケーションは外部の介入なしでコマンドをやり直してはいけません。ローカル・アプリケーションでは最後の同期点に対して Backout 呼び出しを発行しなければなりません。このコードが戻されるのはタイプ SYNC_POINT の会話の場合だけです。 |
-134 |
CM_RESOURCE_FAILURE_RETRY_BO。障害が原因で会話の早すぎる終了が起こりました。この条件は一時的と考えられます。このコードが戻されるのはタイプ SYNC_POINT の会話の場合だけです。 |
-135 |
CM_DEALLOCATED_NORMAL_BO。リモート・アプリケーションは会話を割り振り解除しました。ローカル・アプリケーションでは、即時に最後の同期点に対して Backout 呼び出しを発行しなければなりません。このコードが戻されるのはタイプ SYNC_POINT の会話の場合だけです。 |
戻りコード |
説明 |
-501 |
CPIC_GET_CONVTYPE_FAILED。CPICAccept の処理中に、TSD Developer's Toolkit は着信会話のタイプ (マップ式または基本) について問い合わせます。この操作が失敗すると、TSD Developer's Toolkit は着信会話をサポートしません。 |
-502 |
CPIC_OUT_OF_MEMORY。CPIC コマンドの処理中に、メモリー割り振りが失敗しました。 |
-503 |
CPIC_SET_FILL_FAILED。着信基本会話のために CPICAccept 処理中に、TSD Developer's Toolkit は充てんタイプを FILL_LL に設定しようとしています。この操作が失敗すると、TSD Developer's Toolkit は着信会話をサポートしません。 |
-504 |
CPIC_TPNAME_CONV_FAILED。SNA サービス TP からサービス TP 形式への変換処理が失敗しました。 |
-505 |
CPIC_TPNAME_TOO_SHORT。CPICSetSideInfo コマンドに指定された TPName は SNA サービス TP 名とするには短すぎます。 |
-506 |
CPIC_DEFAULT_CONVTYPE_FAILED。 CPICInitialize の処理中に、TSD Developer's Toolkit は会話タイプを「マップ式」に設定しようとしています。この戻りコードになるのは、この操作が作動しない場合です。 |
-507 |
CPIC_VARLEN_FOR_BASIC。TSD Developer's Toolkit は、基本会話で DDF 中で VAR フィールドを検出しました。TSD Developer's Toolkit は、基本会話の場合に可変長フィールドをサポートしません。 |
-508 |
CPIC_INVALID_CONVERSATION。CPIC の中に渡された会話 ID は無効です。会話は、割り振る前に初期化されていなければなりません。 |
-509 |
CPIC_INVALID_SDN。CPIC コマンドに指定された SDN は無効です。 |
-510 |
CPIC_INVALID_DDF_NAME。DDF 名として渡されたパラメーターは無効です。 |
-511 |
CPIC_INVALID_TP_NAME。TP 名として渡されたパラメーターは無効です。$Unknown になっていると考えられます。 |
-512 |
CPIC_INVALID_PLU_NAME。TP 名として渡されたパラメーターは無効です。$Unknown になっていると考えられます。 |
-513 |
CPIC_INVALID_PARAMETER。CPIC コマンドに渡された参照パラメーターのいずれかが無効です。$Unknown になっていると考えられます。 |
-514 |
CPIC_INVALID_VALUE。CPIC コマンドに渡された値パラメーターのいずれかが無効です。$Unknown になっていると考えられます。 |
戻りコード |
説明 |
-2501 |
CPIC_DDF_INVALID_TYPE。DDF 中のフィールドに指定されたタイプ名は無効です。 |
-2502 |
CPIC_DDF_INVALID_FIELD_DECIMALS。DDF 中のフィールド 10 進数幅指定は誤っています。 |
-2503 |
CPIC_DDF_INVALID_FIELD_WIDTH。DDF に指定されたフィールド幅は誤っています。 |
-2504 |
CPIC_DDF_NO_FIELD_TYPE。DDF 中のフィールドにタイプが指定されていませんでした。 |
-2505 |
CPIC_DDF_UNKNOWN_PARTNER_ATTRIB。DDF の Partner セクションの属性は未認識です。 |
-2506 |
CPIC_DDF_UNRECOGNIZED_SECTION。DDF 中に未認識セクションがあります。 |
-2507 |
CPIC_DDF_FILE_OPEN_ERROR。DDF をオープンできませんでした。名前が正しくつづられていること、および全 PATH を指定してあるか、あるいは PATH が DPATH 環境変数に含まれていることを確認してください。 |
-2508 |
CPIC_DDF_FILE_READ_ERROR。DDF はオープンされましたが、TSD Developer's Toolkit はファイルを読み取ることができませんでした。そのファイルに対する読み取り権があることを確認してください。 |
-2509 |
CPIC_DDF_FILE_CLOSE_ERROR。DDF からの読み取り後に、 Developer's Toolkit はファイルをクローズできませんでした。 |
-2510 |
CPIC_DDF_NOT_SPECIFIED。コマンドに DDF が指定されていませんでした。これが起こるのは、DDF 中で $SIZEOF コマンドまたは $INCLUDE コマンドを使用したが、そのコマンドに DDF 名を渡さなかった場合です。 |
-2511 |
CPIC_DDF_DUPLICATE_FIELD。DDF 中のフィールドのいずれかが二度定義されています。 |
-2512 |
CPIC_DDF_INVALID_VAR_LEN。DDF 中のフィールドのいずれかが VAR タイプと宣言されているが、まだ DDF 中の最後のフィールドでありません。 |
-2513 |
CPIC_BAD_VAR_LEN_PARAM。DDF 中では VAR タイプとなっている TSD Script レコードが文字列フィールドでありません。 |
CPIC コマンドの一部では、動作の標識として整数パラメーターが使用されます。これらのコマンドを一段と読みやすくするのに役立てるために、TSD Script システム定数 (これらの値には簡略名が提供される) がリストされます。