場所階層の保守


概説

タスク

組み込み先

Tivoli Service Desk

概説

場所

Tivoli Service Desk では、 それぞれの場所について、住所、電話番号、ファクシミリ番号、および時間帯などの 情報を保守します。

Tivoli Problem Management では、 場所は 連絡先と関連付けられます。この場所は、連絡先の所在地を識別します。 TPM 場所は、会社全体、会社内の一部門、または担当者の小グループとすることができます。 連絡先場所の保守も参照してください。

Tivoli Asset Management では、 場所は 資産と関連付けられます。これらの場所は、自社で保守する 物理場所 (主事業所および支所など) を表します。セットアップする場所のタイプは任意ですが、照会、監査、および評価の実行時に自社で必要な場所詳細のレベルを考慮する必要があります。Tivoli Asset Management により、 詳細な正確さで資産の物理場所を追跡することができます。たとえば、壁面のコンセント番号か、あるいは資産が存在している部屋または小区画だけが分っていることが必要な場合があります。

「場所」ウィンドウ

「場所」ウィンドウは場所階層を作成および保守するために使用します。

「場所」ウィンドウにアクセスするには、次のいずれかを実行してください。

  • Asset Management アドミニストレータープロファイル、Problem Management アドミニストレーター・プロファイル、または Tivoli Service Desk アドミニストレーター・プロファイルを使用している場合には、「編集」メニューから「場所の処理」を選択します。
  • 「デモグラフィックス」メニューから Change Management アドミニストレーターを使用している場合には、「場所の処理」を選択します。
  • 「ヘルプ」メニューから、「ユーザーのシステム・プロファイル」を選択し、「場所の処理」の下の指示に従います。

タスク

標準保守タスク

このヘルプ・トピックでは、場所階層に固有の保守タスクについて説明します。任意の階層で実行できるタスクについては、階層の保守を参照してください。

階層での資産の保守

場所資産については、階層での資産の保守を参照してください。

ルート・レベル場所の追加

場所階層をセットアップする場合の最初のステップはルート・レベル場所を設定しています。ルート・レベル場所は、照会を行い、評価を判別し、あるいは監査を行いたい最も広いレベルの場所となるはずです。

Tivoli Asset Management では、会社の場所が別の国にあると、その国をルート・レベル場所にしたい場合があります。会社の事業所が異なる都道府県にあるが、日本国内にしかない場合には、個々の都道府県をルート場所とすることができます。

Tivoli Problem Management では、ヘルプ・デスクがサポートする担当者の組織およびグループのすべての場所を追加することができます。新規カスタマーを獲得したら、新規場所を追加してください。

ヒント: 重複する場所の追加を避けるには、「検索」コマンドを使用して場所がまだ場所階層または場所データベースにないことを確認してください。 階層内のアイテムの検索および表示を参照してください。

ルート・レベルの場所を追加するには、次のようにしてください。

  1. 「場所」ウィンドウで「ルートの追加」を選択します。
    結果: 「場所」ウィンドウの右側のセクションの名前が「ルート場所の追加」に変わります。
  2. 「名前」ボックスに、場所名を入力します。
  3. 「ID」ボックスに、場所の ID 名または番号を入力します。
    : 各場所には固有の ID が必要です。
  4. 「組織」ボックスには、次のいずれかを実行して場所が属する組織を指定します。
  5. : この設定は、Multi-Customer Data Support のもとで保護されている Tivoli Service Desk のインストールでのみ使用されます。

  6. 「住所」、「市区町村」、「都道府県」、および「郵便番号」ボックスに、場所の住所情報を入力します。
  7. 「電話」および「ファクシミリ」ボックスに、この場所の当該電話番号を入力します。
    : Tivoli Problem Management では、「電話番号」はこの場所の 1 次連絡先に属している電話番号です。
  8. 「時間帯」リストから、場所に適用される時間帯を選択します。
  9. 「ルートに貼り付け」を選択します。
    結果: 新規ルート・レベル場所が「場所」ウィンドウに表示されます。

子レベル場所の追加

各ルート場所は、より小さな、より特定の場所に分割することができます。より特定の場所はルート場所のと呼ばれます。しかし、各子場所は他の子場所の親となることもできます。

たとえば、Central Region がルート場所の 1 つである場合には、その子場所は Central Region を構成する都道府県とすることができます。 この都道府県は、順に、さらに特定の場所 (市町村またはビルなど) の親場所とすることができます。

自社で資産の照会を実行し、監査を行い、あるいは評価を判別したい最も特定の場所に達するまで、階層をビルドします。

子レベル場所を追加するには、次のようにしてください。

  1. 「場所」ウィンドウで、追加したい場所の親場所を選択します。
    : 新規場所はユーザー選択の場所の子として追加されます。
  2. 「追加」を選択します。
    結果: 「場所」ウィンドウの右側のセクションの名前が「場所の追加」に変わります。
  3. 「名前」ボックスに、場所名を入力します。
  4. 「ID」ボックスに、場所の ID 名または番号を入力します。
    : 各場所には固有の ID が必要です。
  5. 「組織」ボックスには、次のいずれかを実行して場所が属する組織を指定します。
  6. : この設定は、Multi-Customer Data Support のもとで保護されている Tivoli Service Desk のインストールでのみ使用されます。

  7. 「住所」、「市区町村」、「都道府県」、および「郵便番号」ボックスに、場所の住所情報を入力します。
  8. 「電話」および「ファクシミリ」ボックスに、この場所の当該電話番号を入力します。
    : Tivoli Problem Management では、「電話番号」はこの場所の 1 次連絡先に属している電話番号です。
  9. 「時間帯」リストから、場所に適用される時間帯を選択します。
  10. 「貼り付け」を選択します。
    結果: 新規場所は「場所階層」に選択した場所の子として表示されます。

場所の編集

場所を編集することによって、階層中の任意の場所の住所および電話番号を変更します。

場所を編集するには、次のようにしてください。

  1. 「場所」ウィンドウで、編集したい場所を選択します。
  2. 「編集」 を選択します。
    結果: 「場所」ウィンドウの右側のセクションの名前が「場所の編集」に変わります。選択した場所の詳細は「場所の編集」セクションのボックスに表示されます。
  3. 場所情報に対して必要な変更をすべて行います。
    詳しい説明については、ルート・レベル場所の追加または子レベル場所の追加を参照してください。
  4. 「場所の編集」の下の「保管」を選択します。