変更の処理


概説

タスク

組み込み先

Tivoli Change Management のユーザー

概説

変更の処理

変更は、それをコピーし複写して作業します。また、変更情報を編集するか、あるいはその状況、承認メソッド、および承認での通知を変更するなど、その変更自体の性質を変更することもできます。

タスク

変更の編集

一般に、変更を承認する前に、ユーザーが要求するか、あるいは実施している変更を修正することができます。承認の後で、変更を行なうには、「TCM 変更受け入れ後修正」セキュリティー権限が必要です。

さらに、 次の要素によって、編集できる変更データのタイプを判別して、変更の過程のどれかの段階で編集することができます。

  • 変更の状況
  • アクティビティーの承認メソッド
  • 承認者、要求者、作成者、またはアドミニストレーターとしてのユーザーの役割
  • ユーザーのシステム・アドミニストレーターによってユーザーに割り当てられた追加のセキュリティー権限

変更を編集する場合:

  1. 「変更」メニューから、「変更の検索」を選択します。
    結果: 「変更の検索」ダイアログ・ボックスが表示されます。
  2. そのボックスのいずれかに検索基準を入力します。
    項目のスペルが判からない場合には、最初の何文字かを入力して一致する変更をリストするか、あるいは「ブラウズ」ボタンを選択して、対応するデータ・マネージャーを表示して、ユーザーの基準を選択してください。
    注: すべての変更をリストするには、すべてのボックスを空のままにしてください。「変更のみのオープン」ボックスがデフォルトによって選択されます。
  3. 「了解」を選択します。
    結果: 「変更」ダイアログ・ボックス が表示されて、ユーザーの検索基準と一致する変更が表示されます。
  4. 「変更」の下で、編集したい変更を選択します。
  5. 「編集」 を選択します。
    結果: 「変更」ダイアログ・ボックス「一般」タブ が編集モードで表示されます。
  6. 「変更」を編集します。
  7. 「了解」を選択します。
    結果: その変更が保管されて、「変更」ダイアログ・ボックス がクローズされます。

変更の状況の変更

変更を承認したい時など、変更の状況を次々と変更することができます。

「アクティビティーに依存する」変更の状況を変更し、関連のアクティビティーが Tivoli Change Management では予期しない状況になっている場合には、次が起こります。

変更状況が変更される アクティビティー状況が予測される 予測されたアクティビティー状況が検索されない時の結果となる
保管済み 空白または保管済み 新規の状況を適用したいかどうかのオプションとともに、警告メッセージが表示されます。
処理依頼済み 保管済み
承認済み 処理依頼済み
完了
拒否済み
保留済み
任意の状況 新規の状況はその変更と関連したすべてのアクティビティーに適用されます。

さらに、変更の状況は、他のどんな状況からでも "保管済み" に変更することができます。

  • 「すべてのアクティビティーの承認」変更
    親の変更からのみ状況を変更します。
  • 「アクティビティーに依存する」変更
    親の変更から、あるいはそのアクティビティーのいずれかから状況を変更します。

変更の状況を "保管済み" に変更する場合には、その変更と関連したすべてのタスクおよびアクティビティーも "保管済み" 状況に割り当てられます。

変更の状況を変更する場合:

  1. 「変更」メニューから、「変更の検索」を選択します。
    結果: 「変更の検索」ダイアログ・ボックスが表示されます。
  2. そのボックスのいずれかに検索基準を入力します。
    項目のスペルが判からない場合には、最初の何文字かを入力して一致する変更をリストするか、あるいは「ブラウズ」ボタンを選択して、対応するデータ・マネージャーを表示して、ユーザーの基準を選択してください。
    注: すべての変更をリストするには、すべてのボックスを空のままにしてください。「変更のみのオープン」ボックスがデフォルトによって選択されます。
  3. 「了解」を選択します。
    結果: 「変更」ダイアログ・ボックス が表示されて、ユーザーの検索基準と一致する変更が表示されます。
  4. 「変更」の下で、状況を変更したい変更を選択します。
  5. 「編集」 を選択します。
    結果: 「変更」ダイアログ・ボックス「一般」タブ が編集モードで表示されます。
  6. 「状況」リストから、状況を選択します。
  7. 「了解」を選択します。
    結果: 状況が変更されると、「変更」ダイアログ・ボックスをクローズして、その状況コードと関連した通知が対応する個人または組織に送られます。

承認メソッドの変更

次の条件の場合には、変更の承認メソッドを変更することができます。
  • Tivoli Change Management システム・アドミニストレーター権限がある場合
  • 変更のアクティビティーではなく、親の変更が選択された場合
  • 変更の状況が "保管済み" である場合

承認メソッドがアクティビティーに依存する から すべてのアクティビティーの承認に変わる場合には、アクティビティーの承認要件は、次のものとともに 「変更」ダイアログ・ボックス「承認」タブ に表示されます。

  • 「承認リスト」の「後処理」列に"使用不可"
  • 「承認リスト」の「理由」列に"「ルート変更にすべてのアクティビティー承認の承認メソッドがある」"

さらに、ルート変更の承認メソッドが 「すべてのアクティビティーの承認」 から 「アクティビティーに依存する」 に変わった場合には、 「すべてのアクティビティーの承認」の使用不可の承認メソッドをもつ、それと関連したアクティビティーはすべて、この時点で使用可能となり、承認プロセスの一部となります。

承認メソッドを変更する場合:

  1. 「変更」メニューから、「変更の検索」を選択します。
    結果: 「変更の検索」ダイアログ・ボックスが表示されます。
  2. そのボックスのいずれかに検索基準を入力します。
    項目のスペルが判からない場合には、最初の何文字かを入力して一致する変更をリストするか、あるいは「ブラウズ」ボタンを選択して、対応するデータ・マネージャーを表示して、ユーザーの基準を選択してください。
    注: すべての変更をリストするには、すべてのボックスを空のままにしてください。「変更のみのオープン」ボックスがデフォルトによって選択されます。
  3. 「了解」を選択します。
    結果: 「変更」ダイアログ・ボックス が表示されて、ユーザーの検索基準と一致する変更が表示されます。
  4. 「変更」の下で、承認メソッドを変更したい変更を選択します。
  5. 「編集」 を選択します。
    結果: 「変更」ダイアログ・ボックス「一般」タブ が編集モードで表示されます。
  6. 「承認」タブを選択します。
    結果: 「承認」タブ が表示されます。
  7. 「変更の承認」の下で、該当するメソッドを選択します。
  8. 「了解」を選択します。
    結果: その承認メソッドが変更されて、「変更」ダイアログ・ボックス がクローズされます。
変更の承認での通知の変更 変更の承認での通知は次の通り変更することができます。
  • 「すべてのアクティビティーの承認」変更
    この通知は、親の変更を編集している場合にかぎり変更することができます。
  • 「アクティビティーに依存する」変更
    通知は、親の変更から、あるいはその変更と関連したどれかのアクティビティーから変更することができます。

変更の承認での通知は次の通り変更することができます。

  1. 「変更」メニューから、「変更の検索」を選択します。
    結果: 「変更の検索」ダイアログ・ボックスが表示されます。
  2. そのボックスのいずれかに検索基準を入力します。
    項目のスペルが判からない場合には、最初の何文字かを入力して一致する変更をリストするか、あるいは「ブラウズ」ボタンを選択して、対応するデータ・マネージャーを表示して、ユーザーの基準を選択してください。
    注: すべての変更をリストするには、すべてのボックスを空のままにしてください。「変更のみのオープン」ボックスがデフォルトによって選択されます。
  3. 「了解」を選択します。
    結果: 「変更」ダイアログ・ボックス が表示されて、ユーザーの検索基準と一致する変更が表示されます。
  4. 「変更」の下で、変更の承認での通知を変更したいその変更を選択します。
  5. 「編集」 を選択します。
    結果: 「変更」ダイアログ・ボックス「一般」タブ が編集モードで表示されます。
  6. 「承認」タブを選択します。
    結果: 「承認」タブ が表示されます。
  7. 「完全承認で要求者に通知」ボックスを選択または消去します。
  8. 「了解」を選択します。
    結果: その変更の承認での通知が変更されて、「変更」ダイアログ・ボックス がクローズされます。
変更の複写 変更を複写する時には、「変更 ID」 および場合によっては「変更名」および「変更状況」を除いて、その変更を正確にコピーするようにしてください。既存の変更と類似した新規の変更を初期化したい場合には、 これは有用であり、時間が節約できます。

たとえば、ユーザー部門の新規のソフトウェアを要求して、過去にこれを実行したことがある場合には、前の変更を複写して必要な変更を行なうことによって、時間が節約できます。「変更 ID」は固有なので、 Tivoli Change Management は次に使用可能な番号をその複写変更に自動的に割り当てられています。「複写」ダイアログ・ボックスから、状況および新規名についてのプロンプトが出されます。関連した問題、アクティビティー、タスク、および進行情報も含めて、 その他のすべての情報が新規の変更に組み込まれます。

変更を複写する場合:

  1. 「変更」メニューから、「変更の複写」を選択します。
    結果: 「複写 (変更選択)」ダイアログ・ボックス が表示されます。
  2. 「変更」の下で、コピーしたい変更を選択します。
  3. 「コピー」を選択します。
    結果: 「複写」ダイアログ・ボックス が表示されます。
  4. 「状況」リストから、「保管済み」を選択します。
  5. 「コピー先」ボックスに、変更の新規の名前を入力します。
  6. 「了解」を選択します。
    結果: コピーされた変更が「複写 (変更選択)」ダイアログ・ボックス に表示されます。
  7. 「クローズ」 を選択します。
    結果: 「Tivoli Service Desk」ウィンドウが現れます。 必要に応じてその変更および状況を修正することができます。
変更の削除 変更がユーザーの組織にとってもう古くなっているか、不適切な場合には、それをデータベースから削除することができます。 変更を削除すると、次のことが起こります。
  • 関連しているすべてのアクティビティーが削除されます。
  • その変更と関連しているすべてのデータが削除されます。

変更を削除する時には、通知は送信されません。

変更を削除する場合:

  1. 「変更」メニューから、「変更の検索」を選択します。
    結果: 「変更の検索」ダイアログ・ボックスが表示されます。
  2. そのボックスのいずれかに検索基準を入力します。
    項目のスペルが判からない場合には、最初の何文字かを入力して一致する変更をリストするか、あるいは「ブラウズ」ボタンを選択して、対応するデータ・マネージャーを表示して、ユーザーの基準を選択してください。
    注: すべての変更をリストするには、すべてのボックスを空のままにしてください。「変更のみのオープン」ボックスがデフォルトによって選択されます。
  3. 「了解」を選択します。
    結果: 「変更」ダイアログ・ボックス が表示されて、ユーザーの検索基準と一致する変更が表示されます。
  4. 「変更」の下で、削除したい変更を選択します。
  5. 「削除」 を選択します。
    結果: その変更が削除されて、Tivoli Service Desk ウィンドウが現れます。