Windows サービス構成

Windows システムでは、Enterprise Console Web サービス・アダプターをインストールすると、tecws という名前の Windows サービスの登録も行われます。そのため、ユーザー ID およびパスワードを使用してログオンしなくても、アダプターを始動することができます。

このサービス情報は、ファイル %INSTALL_DIR%\conf\jservice.ini に保管されます。通常、このファイルの設定を変更する必要はありませんが、変更する必要がある場合は、このページの指示に従ってファイルを変更してから、以下のコマンドを実行してください。

%INSTALL_DIR%\bin\jservice -r tecws
%INSTALL_DIR%\bin\jservice -i conf\jservice.ini
net start tecws

キーワード

serviceDisplayName=service display name
表示名は、このサービスのサービス制御パネル内に表示されるストリングです。これは必要な構成パラメーターです。
serviceName=service name
Windows におけるサービスの名前です。この名前はエンド・ユーザーに対しては表示されません。この名前は単純名である必要があります。スペースや英数字以外の文字は避けるのが最適です。これは必要な構成パラメーターです。
startType=service start type
サービスの開始タイプを指定します。以下の値が許可されます。
SERVICE_AUTO_START
システム始動時にサービス制御マネージャーによってサービスが自動的に開始されることを示します。
SERVICE_DEMAND_START
ユーザーまたはプログラムによってサービスを手動で開始しなくてはならないことを示します。
SERVICE_DISABLED
このサービスは開始されないことを示します。
serviceDependencies=dependencies
このサービスが従属するサービスを示します。このサービスは、他のサービスが開始されるまで開始プログラムによって開始されません。この値は、サービス名 (表示名ではない) のコンマ区切りリストとして指定されます。サービス名とコンマの間にスペースがないことを確認してください。デフォルトでは、このエントリーはコメントになっているため、サービスは他のサービスに従属しません。
description=service description
サービスの記述を指定します。サービス制御パネルでは、サービスの説明列に表示されるテキストです。これは簡略説明でなければなりません。これはオプションの構成パラメーターです。デフォルト値の記述はありません。
ijserviceClass=com.ibm.wtci.tec.install.TecWsntService
この値を変更しないでください。
jvmDLL=DLL
JVM をロードするのに使用する JVM dll を指定します。これは通常、jre/bin/classic サブディレクトリーに配置されています。パスが指定されていない場合、LoadLibrary のルールに従ってロードされます。
jvmOptionn=option
これらのエントリーを変更しないでください。
jvmOption1=-Djava.class.path=.;C:\myJavaClasses
jvmOption2=-Djava.compiler=NONE
preinitCommand=command
このエントリーを変更しないでください。


親トピック
Enterprise Console Web サービス・アダプターの管理

関連トピック
アダプターの始動と停止
Enterprise Console 転送構成
共通問題のトラブルシューティング