Enterprise Console 3.9 Feature Option 1 の概要

Enterprise Console Feature Option 1 には、Enterprise Console サーバーが Web サービス呼び出しを使用してイベントを受け取れるようにしたり、WebSphere Application Server 製品の Common Event Infrastructure コンポーネントを使用してアプリケーションからイベントを受け取れるようにするコンポーネント・セットが含まれています。

Enterprise Console Web サービス・アダプター
Web サービス・アダプターは、Web サービス呼び出しを経由してイベントを受け取り、それらのイベントを Enterprise Console イベント・サーバーに転送することができるスタンドアロン・アプリケーションです。このアダプターは、 Enterprise Console サーバーをホストするマシンにインストールすることもできますが、同一マシン上でアダプターとサーバーの両方を実行するのに十分なリソースがない場合には異なるマシンにインストールすることもできます。このアダプターは、Enterprise Console 3.9 イベント・サーバー、フィックスパック 4 以上でサポートされるのと同じオペレーティング・システム上でのみサポートされます。
Common Event Infrastructure Web サービス・レシーバー
Common Event Infrastructure Web サービス・レシーバーは、 WebSphere Application Server インスタンス (個別のサーバーまたはクラスター) にインストール可能なコンポーネントで、 Common Event Infrastructure が Web サービス呼び出し経由でイベントを受け取れるようにします。このレシーバーは、既に Common Event Infrastructure イベント・サーバーがインストールされている WebSphere Application Server インスタンスにインストールする必要があります。
EIF WebSphere JMS プロバイダー
EIF は、Enterprise Console アダプターと Enterprise Console Server の間で使用されるイベント送信プロトコルです。EIF WebSphere JMS プロバイダーを WebSphere Application Server のインスタンスにインストールして、WebSphere ベースの他のアプリケーションが Enterprise Console サーバーに直接イベントを送信できるようにします。このコンポーネントでは、ターゲットの WebSphere Application Server インスタンスに Common Event Infrastructure が存在している必要があります。
EIF Event Definition to BAROC コンバーター
EIF WebSphere JMS プロバイダーは、Common Event Infrastructure サーバーから Enterprise Console サーバーにイベントを転送します。このコンバーターは、Common Event Infrastructure フォーマットのイベント定義を BAROC ファイル・フォーマットを使用して Enterprise Console イベント・クラス定義ファイルに変換し、その後 Enterprise Console ルール・ベースにインポートすることができます。