Enterprise Console Web サービス・アダプターのイベント・ソースの開発

始める前に

このトピックでは、Enterprise Console Web サービス・アダプターにイベントを送信できるイベント・ソースをプログラミングするステップについて説明します。

このタスクを実行する理由とタイミング

Enterprise Web サービス・アダプターのイベント・ソースを開発する必要があるのは、Enterprise Console バージョン 3.9 製品に付属のアダプターが、ご使用の環境の以下の特性に適していない場合です。

  1. モニターする必要があるイベント・フォーマットに適合する Enterprise Console アダプターがない。
  2. イベント・ソースの作成に使用された言語が C または Java プログラミング言語のいずれでもないため、Enterprise Console Event Integration Facility ツールキットを使用して、Enterprise Console イベント・サーバーに直接イベントを送信できない。
  3. イベント・ソースが Enterprise Console と Common Event Infrastructure の両方と相互運用する必要があり、いずれかのイベント・サーバーにイベントを送信する共通インターフェースを使用する必要がある。

このタスクのステップ

  1. マシンに Enterprise Console Feature Option 1 SDK をインストールします。
  2. 最適な Web サービス・ツールキットを使用して、Enterprise Console Web サービス・アダプターの Web サービス・インターフェース定義に準拠した SOAP over HTTP 要求を送信できるアプリケーションを作成します。
  3. イベント・ソースから送信されるメッセージのフォーマットを WS-Notification 1.0 か WS-Notification 1.3 から選択します。Enterprise Console Feature Option 1 SDK の出荷時に、WS-Notification 1.0 は既に完成していましたが、WS-Notification 1.3 は最終検査段階にありました。
  4. イベント・ソースによって作成されるイベントが、Enterprise Console 製品に付属のいずれかのイベント・クラスに直接マップしない場合、Enterprise Console Web サービス・アダプターで使用されるイベント・クラスを表す Enterprise Console BAROC ファイルを Enterprise Console 管理者に提供する必要があります。


関連トピック
Enterprise Console Feature Option 1 SDK のインストール
Web サービス・インターフェース定義
イベント・ソースのサンプル
Enterprise Console サーバーを使用しないイベント・ソースのテスト
イベント・フォーマットの変換


参照
Common Base Event 仕様
WS-Notification 1.0 仕様
WS-Notification 1.3 仕様