診断障害
伝送が成功するには数分かかることもありますが、伝送が失敗してしまったため、処理中のある手順で停止して動かなくなることもあります。伝送が完了せず、報告された最後のメッセージが「hostname/tcpip address でリモート・サポート要求がキューに入れられました」の場合、問題は以下のいずれかになります。
- HMC 上で現在処理されている要求があるか、HMC 上のリモート接続キューが現在保留状態です。
これが問題であるかどうか判別するには、以下のようにします。
- メッセージの hostname/tcpip address の下にリストされた HMC にログオンします。
- 「サービス管理」ノードの「リモート接続の管理」にアクセスします。
- 要求が処理されているかどうか、またはキューが保留状態であるかどうかを判別します。キューが「保留」状態であれば、キューを保留解除します。コール・ホーム伝送に先行する他の要求がキューにある場合、処理は慎重に行ってください。
- リモート接続キューに問題がなければ、HMC とサービス・プロバイダー間の接続問題がある可能性があります。詳細情報については、コール・ホーム・サーバーの診断障害を参照してください。
エラー・メッセージ
失敗した問題伝送には、以下のメッセージを含んでいる場合があります。
テストを開始できません。リモート・サポート要求を処理するために使用可能なコール・ホーム・サーバーはありません。
この HMC は コール・ホーム・サーバーとして構成されておらず、また、現在アクティブで、コール・ホーム要求をこの時点でこの HMC から処理するよう構成された HMC は他にありません。この問題を訂正するには、以下の手順のいずれかを行います。
- コール・ホーム・サーバーになると予測する別の HMC の構成をまだ完了していない場合、これは一時的な状態の可能性があります。
- 別の HMC を手動で構成してコール・ホーム・サーバーにした場合、間違ったアドレスを指定したか、ネットワークで到達できない可能性があります。
- 検出されたコール・ホーム・サーバーの使用を使用不可にした場合、それを再度使用可能にしてください。
サービス service によってイベント許可障害が許可されました
接続は設定されましたが、HMC はサービスを許可されていません。
該当するサービスでマシンに許可を与えてもらえるようサービス担当員に連絡してください。
リモート・サポート要求が失敗しました
障害の理由は、このメッセージの後にリストされます。例:
- リモート・サポート要求が失敗しました、理由: server(hostname/ipaddress) で生成されたリモート・サポート呼び出しがサーバー
server (hostname/ipaddress) で失敗しました。理由: 電話のダイヤル呼び出しが失敗しました。
- リモート・サポート要求が失敗しました、理由: server(hostname/ipaddress) で生成されたリモート・サポート呼び出しがサーバー
server (hostname/ipaddress) で失敗しました。理由: マシンが登録されていません。
最初のエラーは、電話番号が正しくないことを示しています。2 つめのエラーは、マシンがサービス・プロバイダーに登録されていない場合に記録されます。他の報告されたエラーは、エラーを報告するコール・ホーム・サーバーの名前および IP アドレスが記載されています。失敗したサポート要求の診断については、コール・ホーム・サーバーの診断障害を参照してください。
サーバー server での障害後、再駆動が要求されました
識別されたコール・ホーム・サーバーでの最初の要求の伝送が、失敗しました。伝送での別の試行が、別のコール・ホームを使用して行われます。障害が起きたコール・ホーム・サーバーでログを確認し、失敗の原因を判別することをお勧めします。
内部エラー
問題を解決するために、次のレベルのサポートに連絡してください。サポート担当者は、障害サーバーから
/var/log/messages および iqyylog.log ファイルを収集してください。