IBM インストール・マネージャーを使用した Rational Team Concert クライアントのインストール


本バージョンは、28 Jan 2009にビルドされました。

本インストール手順の最新バージョンと役に立つ 計画情報は、http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/rtc/v1r0m1/index.jsp にてオンラインで参照することができます。

目次

IBM Installation Manager の 使用によるクライアントのインストール
Rational Team Concert 1.0.1 または 1.0.1.1 へのアップグレード
Security-Enhanced Linux での Rational Team Concert のインストール

IBM Installation Manager の 使用によるクライアントのインストール

クライアントは、IBM® Installation Manager を使用して、ダウンロード可能なファイルとして配布されます。

このタスクについて

注:
クライアントを既存の Eclipse ワークベンチにインストールするには、IBM Installation Manager を使用します。IBM Installation Manager のインストールでは、拡張するワークベンチを指定するようにプロンプトが出され、将来のワークベンチの更新、ロールバック、および変更の管理が自動的に行われます。
注:
Security-Enhanced Linux® (SELinux) が使用可能な場合は、Rational Team Concert をインストールして実行するには、これを使用不可にするか、テキストの再配置を行えるように Java ランタイム環境 (JRE) のセキュリティー・コンテキストを変更する必要があります。詳しくは、Security-Enhanced Linux での Rational Team Concert のインストールを参照してください。

  1. 次のインストール・パッケージのいずれかをダウンロードします。

    Rational® Team Concert クライアントをインストールする方法は、次の 3 とおりあります。

  2. ランチパッド・プログラムを開始します。

    Installation Manager がまだ実行されていない場合は、以下のステップを実行して開始してください。

    注:
    ランチパッド・プログラムを実行するには、管理者特権が必要です。
    注:
    ランチパッド・プログラムを開始する Linux コマンドは、 Rational Team Concert for Eclipse IDE 専用です。
    ランチパッド・プログラム・ファイルを開始するには、以下の手順を実行します。
  3. 次のクライアントをインストールできます。 「Installation Manager」ウィザードが表示されます。 ウィザードにより、クライアントのインストールについて説明されます。
  4. クライアントを始動するには、インストールによって作成された Rational Team Concert のショートカットをクリックします。
  5. サーバーに接続します。 サーバーに接続する最も簡単な方法は、チームの招待を使用することです。招待がない場合は、手動で接続できます。
    1. 「ファイル」 -> 「チームの招待を受諾」とクリックします。ウィザードでプロセスが説明されます。
      注:
      招待がない場合は、サーバー管理者からの URI または URL が必要です。(サンプル・フォーマットは https://example.com:9443/jazz です)。「チームの招待を受諾」ウィンドウの右下隅に表示される「既存プロジェクト・エリアへの接続 (connecting to an existing project area)」ハイパーリンクをクリックします。
    2. ウィザードの指示に従って、接続をセットアップします。

トラブルシューティング: 以下に、推奨される問題管理の手法を示します。

次のタスク

クライアントを正常にインストールした後で、次のトピックを参照して、Rational Team Concert を開始する必要があります。

Rational Team Concert 1.0.1 または 1.0.1.1 へのアップグレード

Rational Team Concert クライアントおよびサーバーは、 zip を実行するか、Installation Manager によるインス トールによって、アップグレードできます。

注:
Installation Manager を使用して Rational Team Concert 1.0.1.1 を Rational Team Concert が現在インストールされていないコンピューターにインストールする場合、Installation Manager によりインストールする言語を選択するようにプロンプトが出されます。しかし、1.0.1.1 より前のバージョンから更新する場合は、Installation Manager は、ユーザーは現行の言語を使用すると想定し、言語を選択するプロンプトを出しません。 1.0.1.1 より前のバージョンは、英語のみで使用可能です。 追加する言語を選択するには、 1.0.1.1 に更新した後で、Installation Manager のメインスクリーンから「変更」を選択して、オファリングを選択します。次のスクリーンにサポートされる言語のリストが表示されます。 必要な言語を選択します。

1.0 Rational Team Concert Eclipse クライアントのアップグレード

バージョン 1.0 のクライアントをご使用の場合には、1.0.1 または 1.0.1.1 のクライアントを取得して新規の 1.0.1 または 1.0.1.1 サーバーに接続することをお勧めします。 zip ファイルを使用してこれらをインストールすることもできますし、Installation Manager による以前のインストールを更新することもできます。

サーバーのトライアル版またはアーリー・アク セス版から永続版へのアップグレード

Rational Team Concert のアーリー・アクセス版を実行している場合、まず 1.0 のトライアル版にアップグレードするか、または購入済みの 1.0.1 のサーバー製品に直接アップグレードします。 1.0 サーバー・キーでは、アーリー・アクセス版のサーバーを永続版にすることはできません。

1.0 のトライアル版からサーバーを永続版に するには、ご使用のエディションのサーバー・アクテ ィベーション・キット (http://www-306.ibm.com/software/awdtools/rtc/ から入手可能) を購入してインストールします。 アクティベーション・キットは、永続サーバー・キ ーを含む JAR ファイルから構成されます。 インストールは、サーバーの管理 Web インターフェースの「ライセンス・キーの管理」ページを使用して行います。

サーバーの 1.0 からのアップグレード

Rational Team Concert の 1.0.1 または 1.0.1.1 リリースには 1.0 リリースから直接アップグレードできます。 1.0 データベースは再利用可能です。データベースをマイグレーションする必要はありません。

注:
Websphere Application Server のアップグレードを開始する前に、https://servername:9443/jazz/admin#action=com.ibm.team.repository.admin.serverReset にナビゲートし、「サーバーのリセットの要求 (Request Server Reset)」をクリックして、サーバーをリセットします。

以前のマイルストーンまたはベータを実行し ている場合は、1.0 https://jazz.net/downloads/rational-team-concert/releases/ のアップグレード手順に従ってください。 まず、必要なデータベースの マイグレーションを実行します。

zip ファイルから 1.0 リリースをインストールし た場合は、以前のインストールとの共通部分はありません。 1.0.1 または 1.0.1.1 リリースを zip から新規ロケーションにインストールすることもできますし、Installation Manager を使用して 1.0.1 または 1.0.1.1 のインスタンスをインストールすることもできます。

Installation Manager を使用して 1.0 リリースをインストールした場合、1.0.1 または 1.0.1.1 を別のイン スタンスとしてインストールするか、または 1.0 イン スタンスを 1.0.1 または 1.0.1.1 に更新できます。 1.0.1 または 1.0.1.1 リリースを 別のサーバー・インスタンスとしてインスト ールする場合は、 インストール・ウィザードの「パッケージのイン ストール (Install Packages)」ページで「新規のパッケージ・グループの作成 (Create a new package group)」を選択します。

注:
Websphere Application Server をアップグレード するには、1.0 jazz.war ファイルを除去して 1.0.1 jazz.war ファイルをデプロイします。

アップグレード を完了するには、 以前のサーバーのインストール環境から必要な構成ファイルをコピーする および 1.0.1 アクティベーション・キーのインストール を参照してください。

Rational Team Concert のエディション間でのサーバーのアップグレード

Rational Team Concert のエディション間でアップグレードすることができます。 Express-C から Express™ への移行や Express から Standard への移行などが 代表的なア ップグレードです。同じプロセスに従って、逆にダウ ングレードすることもできます。

すべての Rational Team Concert 1.0.1 または 1.0.1.1 エディションで Derby データベースがサポートされるため、Express-C から Express または Standard に移行する場合は、Derby から DB2® または Oracle にマイグレーションする必要はありません。 サーバーのエディションをマイグレーションした後に、既存のデータベースの処理に問題がないかどうかを確認し、必要に応じてデータベースのマイグレーションを実行することをお勧めします。データベースのマイグレーションの実行について詳しくは 、 『Jazz™ Team Server のマイグレーション』を参照してください。

Rational Team Concert 1.0.1 または 1.0.1.1 エディションが既にインストールされている場合に、別のエディションにアップグレードするには、新規エディションをダウンロードして、既存のエディションと共存するようにインストールし、新規エディションの実行に必要な構成ファイルをコピーします。以下のセクションで、必要な構成ファイル について説明します。

以前のエディションを zip ファ イルからインストールした場合は、 以前のインストールとの共通部分はありません。 新規エディションを zip から新規ロケーションにインストールすることもできますし、Installation Manager を使用して新規エディションをインストールすることもできます。今後の更新を適用できるようにするために、 実動サーバーについては、 Installation Manager を使用することをお勧めします。

以前のサーバーのインストールに Installation Manager を使用しており、新規エディションのインストールにも Installation Manager を使用する場合には、Installation Manager での新規インストール時に、以前のエディションをオーバーレイしないでください。インストール・ウィザードの「パッケージのインストール (Install Packages)」ページで「新規のパッケージ・グループの作成 (Create a new package group)」を選択します。

これによって新規のエディションが別のロケーションにインストールされ、新規のパッケージ・グループ名を使用して、プログラム・ショートカットが作成されます。

このタスクを実行しないと、ファイルが衝突し、インストールが失敗します。これが発生した場合、「Installation Failed」というエラー・ダイアログが表示され、以下のようなテキストで詳細が示されます。

Installation failed.
  Error during "install" phase:
    Failed to extract zip standard 1.0.1.I20081018-1820.  File
    D:¥JazzTeamServer¥server¥license-update-site¥site.xml already exists.

これが発生しても、致命的な状態ではありません。インストールを再実行して、新規のパッケージ・グループを正しく作成できます。

以前のサーバーのインストール環境から必要な構成ファイルをコピーする

ソース・サーバーからターゲット・サーバーに、以下のファイルをコピーします。まず、アップグレードするサーバーのインストール環境に存在するオリジナル・ファイルの名前を変更して、バックアップを作成します。Installation Manager を使用して 1.0 から 1.0.1 に更新した場合、1.0 構成ファイルを含むバックアップ・ディレクトリーが、インストール・ロケーションのサーバー・サブディレクトリーに、backup-config-timestamp というような名前で作成されています。

Standard Edition にアップグレードす る予定であり、 Developer Client Activation Kit for Express を購 入済みである場合は、クライアントのライセンスが使 用できるように、Developer Client Activation Kit for Standard Edition を購入 してインストールしてください。 開発者ライセンスの割り当ては 引き続き有効ですが、正しいアクティベーション ・キットがインストールされるまで、開発者ライ センスは非アクティブ化されます。

1.0.1 アクティベーション・キーのインストール

永続のサー バー・アクティベーション・キーおよびクライアント ・アクティベーション・ライセンス・キーを 1.0 サ ーバーのインストール済み環境にインストールした場 合、これらのキーの 1.0.1 バージョンを取得してインストールします。 1.0.1 にアップグレ ードした後に、サーバーはトライアル・ライセンスに戻 ります。 1.0.1 アクティベーション・キーは、 Passport Advantage®から取得してください。 サーバーのエデ ィションごとに適用できるキーの名前を、以下に列挙します。

Express Edition のキー

Standard Edition のキー

Security-Enhanced Linux での Rational Team Concert のインストール

Security-Enhanced Linux (SELinux) が使用可能に設定されている場合、これを使用不可にするか、または Rational Team Concert のインストールおよび実行に使用される Java™ ランタイム環境 (JRE) のセキュリティー・コンテキストを、テキストの再配置が許可されるように変更する必要があります。

このタスクについて

Rational Team Concert を評価することのみを目的にマシンをセットアップしており、 SELinux フィーチャーが重要ではないと判断している場合、操作を続行する一番簡単な方法は、SELinux を使用不可にすることです。

注: