Executor の構成

フィーチャーを構成する際には、多くの場合は Executor 自体を構成するのではなく、Executor を起動するコンポーネントを構成する必要があります。 ただし、社会保障に関する最終付番ファイルの場所は、 Executor 製品オプション・ファイルに構成されています。 社会保障に関する最終付番ファイルは、社会保障番号を検証したりマスクしたりするサービスに使用されます。

Executor 製品オプション・ファイルがある場所

Executor の構成プロパティーを設定する場合は、Executor 製品オプション・ファイルを使用します。 Executor 製品オプション・ファイルは、executor_folder/eclipse.ini にあります。 ここで、executor_folder は Executor がインストールされたフォルダーです。 デフォルトの Executor フォルダーは、 オペレーティング・システムや、Executor をインストールしたユーザーによって異なります。
  • Microsoft Windows コンピューターでのデフォルトの Executor フォルダーは以下のとおりです。
    • 32 ビット: C:¥Program Files¥IBM Optim¥executor¥
    • 64 ビット: C:¥Program Files (x86)¥IBM Optim¥executor¥
  • AIX®、Linux、または Solaris コンピューターでのデフォルトの Executor フォルダーは、以下のとおりです。
    • スーパーユーザーで Executor をインストールした場合: /opt/IBM/Optim/executor/
    • スーパーユーザー以外のユーザーで Executor をインストールした場合: /home/username/IBM/Optim/executor/ (username は Executor をインストールしたユーザーの名前)

社会保障に関する最終付番ファイルがある場所

Executor が 社会保障番号を検証またはマスクするサービスを実行する場合は、Executor はデフォルトで次の最終付番ファイルを使用します。

http://www.socialsecurity.gov/employer/highgroup.txt

Executor が使用する最終付番ファイルの場所を変更するには、executor_folder/eclipse.ini ファイルを開き、optim.datamask.ssn.highgroup.uri プロパティーを指定している行を見つけます。 行の最後に記述されている場所を、使用したい最終付番ファイルの場所に変更します。

例えば、C:¥my file¥highgroup.txt にある最終付番ファイルを使用したい場合を想定します。executor_folder/eclipse.ini ファイルを開き、optim.datamask.ssn.highgroup.uri プロパティーを指定している行を見つけ、 その行を次の行に置き換えます。
-Doptim.datamask.ssn.highgroup.uri=file:///C:¥my file¥highgroup.txt 

Executor でログに UTF-8 エンコードを使用するための構成

2 バイト文字を使用する言語を 使用するように Executor コンピューターが設定されている場合、Executor でログ・ファイルに UTF-8 エンコードを使用するように構成します。 Executor で UTF-8 エンコードを使用するように構成するには、executor_folder/eclipse.ini ファイルの末尾に以下の行を追加します。

-Dfile.encoding=UTF-8

SQL 警告をログに記録するための Executor の構成

SQL 警告 (つまり、エラー・コードがゼロと等しくない SQL メッセージ) を ログに記録するように、Executor を構成することができます。SQL 警告は、 サービスが実行されるときに Proxy コンソールに表示され、Proxy ログに保存されます。 SQL 警告をログに記録するには、次の行を executor_folder/eclipse.ini ファイルの最後に追加します。

-Dcom.ibm.optim.show.sql.warnings=true