ハッシュ・ルックアップ・ポリシー

ハッシュ・ルックアップ・ポリシーでは、ルックアップ表を使用して、ソース属性から派生したハッシュされた値に基づいてデータをマスクします。

ハッシュ・ルックアップ処理では、ソース値をハッシュし、ハッシュされた値をルックアップ表の行の索引として使用することにより、置換値が選択されます。 ハッシュされるソース列は、ルックアップ表の値に置き換えられる列である必要はありません。ソース列およびルックアップ列の最大長は 256 文字です。

オプションを使用して、ハッシュされる前にソース値から切り捨てる文字を指定したり、値を大文字に変換したりすることができます。 また、シード値を入力して、ハッシュ・アルゴリズムで実行される計算を変更することもできます。

ルックアップ表には、途切れることなく連続している番号の値を含むキー列と、置換値を含むその他の列を含める必要があります。キー列は数値データ・タイプである必要があります。通常、ルックアップ表には順に番号が付けられています。関数はソース属性をハッシュして、ルックアップ表のキー列で 1 から最大値までの連続番号を派生させます。ソース属性のハッシュされた値はルックアップ表の連続番号に一致します。また、対応するルックアップ表の行の値は宛先の属性に挿入されます。

ハッシュする値を得るために使用するソース列に特定の値 (NULL、CHAR 列の場合のスペース、ゼロ長 VARCHAR) が含まれている場合、その値はハッシュされず、以下の予約値がルックアップ表へのキーとして使用されます。

ソース値 ルックアップ表へのキー
NULL -1
スペース (CHAR または VARCHAR) -2
ゼロ長 VARCHAR -3
値のすべてが以下の値のうちの 1 つ以上である複数のハッシュ・ルックアップ列: NULL、スペース (CHAR または VARCHAR)、ゼロ長 VARCHAR -4