レジストリーへのサービスとしての Optim 要求の公開

Publisher を使用して、指定された要求からサービスを生成したり、そのサービスをレジストリーに公開したりします。要求がレジストリーに公開された後で、アプリケーション・サーバー上の Manager へアクセスし、Manager を使用して要求を実行できます。 要求は別個に公開することも、要求のリストを含むテキスト・ファイルを使用して複数の要求を 1 度に公開することもできます。

以下の条件に適合するコンピューター上に、Publisher をインストールする必要があります。
  • コンピューターは、Optim™ ワークステーションまたは Optim サーバーのどちらかである必要があります。
  • コンピューターは、公開する要求を含む Optim Directory へアクセスできる必要があります。

サービスを実行するために使用される各 Proxy を構成して、Proxy が要求を含む Optim Directory へアクセスできるようにする必要があります。 サービス実行時、Proxy は Optim Directory の要求を読み取り、要求設定を使用してサービスを実行します。 例えば、Proxy は Optim Directory からローカル・アクセス定義および表マップを使用します。Manager で要求設定を変更することはできません。

複数の要求を 1 度に公開するには、要求のリストを含むテキスト・ファイルを作成します。 このテキスト・ファイルでは、1 行に 1 つの要求を入れる必要があります。 ファイル内のすべての要求は、同じ要求タイプである必要があります。

Optim 要求をサービスとしてレジストリーへ公開するには、コンピューター上で適切な servicePublisher スクリプトを実行します。 servicePublisher スクリプトは、Optim Service Publisher インストール・パッケージで指定した、インストール・ディレクトリーにあります。 以下の図に、servicePublisher スクリプトの構文を示します。
構文図を読む構文図をスキップする
>>-+-servicePublisher.bat-+--+- --reqtype-+-+-archive-+--------->
   '-servicePublisher.sh--'  '- --t-------' +-a-------+   
                                            +-extract-+   
                                            +-e-------+   
                                            +-insert--+   
                                            +-i-------+   
                                            +-load----+   
                                            +-l-------+   
                                            +-restore-+   
                                            +-r-------+   
                                            +-delete--+   
                                            +-d-------+   
                                            +-convert-+   
                                            '-c-------'   

>--+-+- --reqname-+-REQUEST.NAME-------+------------------------>
   | '- --n-------'                    |   
   '-+- --file-+-request_list_file.txt-'   
     '- --f----'                           

>--+- --registry-+-registry_url--------------------------------->
   '- --r--------'                

>--+---------------------------------+-------------------------->
   '-+- --platform-+-+-distributed-+-'   
     '- --p--------' '-d-----------'     

>--+-------------------------------------+---------------------->
   '-+- --server-+---optim_server_name---'   
     '- --s------'                           

>--+-------------------------------------------+---------------><
   '-+- --directory-+---optim_directory_name---'   
     '- --d---------'                              

servicePublisher スクリプトの受け付けるパラメーターは、以下のとおりです。
--reqtype または --r
--reqtype パラメーターは、公開する要求の要求タイプを定義します。 要求リスト・ファイルを使用して要求を公開する場合、ファイル内のすべての要求は同じ要求タイプである必要があります。
必須かどうか
はい
有効値
  • archive または a
  • extract または e
  • insert または i
  • load または l
  • restore または r
  • delete または d
  • convert または c
デフォルト値
なし
大/小文字を区別するか
いいえ
--reqname または --n
--reqname パラメーターは、Optim Directory に存在する要求と同じ名前で要求の名前を定義します。 --reqname パラメーターは、ユーザーがコマンド行から 1 つのサービス要求を公開できるようにします。
必須かどうか
--reqname または --file のどちらかを指定する必要がありますが、両方指定することはできません。
有効値
Optim Directory で定義される、有効な任意の要求 (妥当性検査は実行されません)
OPTDMO.HRDATA
デフォルト値
なし
大/小文字を区別するか
いいえ
--file または --f
--file パラメーターは、Optim Directory に存在する一連の要求名を含むファイルを定義します。要求名は、復帰改行によって区切られます。 --file パラメーターは、ユーザーがコマンド行から同じタイプの複数のサービス要求を公開できるようにします。
必須かどうか
--reqname または --file のどちらかを指定する必要がありますが、両方指定することはできません。
有効値
Optim Directory で定義されている要求が含まれている、有効な任意のファイル (妥当性検査の実行なし)
C:¥requests¥extractRequests.txt
デフォルト値
なし
大/小文字を区別するか
はい
--registry または --r
--registry パラメーターは、サービス要求が公開されるレジストリーの場所を定義します。
必須かどうか
はい
有効値
任意の有効なレジストリーの場所 (妥当性検査は実行されません)
http://mgmtserverhostname:8080/server/registry
デフォルト値
なし
大/小文字を区別するか
いいえ
--platform または --p
--platform パラメーターは、要求のサービス実行コンポーネントを定義します。
必須かどうか
いいえ
有効値
distributed または d
デフォルト値
distributed
大/小文字を区別するか
いいえ
--server または --s
--server パラメーターは、各サービス要求によって使用される Optim サーバーの名前を定義します。 Publisher が要求のためにサービスを作成する際、Publisher はサービス計画内のこの Optim サーバーを使用します。 このパラメーターにおけるサーバーは、サービスを実行するために使用される Proxy 上で有効なサーバーである必要があります。 値が指定されない場合、サービスはサービスが実行される Proxy として、デフォルトの Optim サーバーを使用するよう設定されます。
必須かどうか
いいえ
有効値
任意の有効な Proxy 上のサーバー (妥当性検査は実行されません)
デフォルト値
なし
大/小文字を区別するか
いいえ
--directory または --d
--directory パラメーターは、各サービス要求によって使用される Optim Directory を定義します。 Publisher が要求のためにサービスを作成する際、Publisher はサービス計画内のこの Optim Directory を使用します。 値が指定されない場合、サービスはサービスが実行される Proxy として、デフォルトの Optim Directory を使用するよう設定されます。
必須かどうか
いいえ
有効値
Proxy 上の任意の有効な Optim Directory (妥当性検査は実行されません)
デフォルト値
なし
大/小文字を区別するか
いいえ
Windows コンピューターで単一行に以下のコマンドを入力すると、Publisher は C:¥requests¥extractRequests.txt ファイル内の抽出要求に基づいて、サービスを作成します。 サービスは、レジストリー http://mgmtsserverhostname:8080/server/registry に公開されます。
servicePublisher.bat --p distributed --t extract --r http://mgmtsserverhostname:8080/server/registry 
--f C:¥requests¥extractRequests.txt
Linux コンピューター上で単一行に以下のコマンドを入力すると、Publisher は抽出要求 EXT.MYEXTRACT に基づいてサービスを作成します。サービスは、レジストリー http://mgmtsserverhostname:8080/server/registry に公開されます。
servicePublisher.sh --p distributed --t extract --r http://mgmtserverhostname:8080/server/registry 
--n EXT.MYEXTRACT