米国社会保障番号のマスク

「米国社会保障番号のマスク」ポリシーは、 ソースの地域番号を含んだランダムな社会保障番号 (SSN) を生成します。

SSN は 3 つのサブフィールドから成ります。 最初の 3 桁 (地域) は、その SSN が発行された州によって一般的に定められた地域を表します。 次の 2 桁 (グループ) は、地域番号に対応するグループ番号を定義したものです。 最後の 4 桁 (通し番号) は、順次シリアル番号です。 このポリシーが生成するマスクされた SSN は、地域番号の該当グループ番号を含んでいます。

このポリシーが Executor プラットフォームでデータ管理サービスの一部として実行されると、Executor は、米国社会保障庁の Web サイトにある最終付番ファイル http://www.socialsecurity.gov/employer/highgroup.txt を使用して、グループの値を検証します。 Executor マシンが www.socialsecurity.gov にアクセスできないか、このファイルの場所を変更する場合は、Executor ファイル eclipse.ini を編集する必要があります。

JavaScript ポリシーの構文

このポリシーは、関数 SSNMask.randomSSN() および SSNMask.maskSSN() で次のようにして使用できます。

入力値に基づかずにランダム値を生成するには、次の関数を使用します。 SSNMask.randomSSN()

入力値に基づいて値を生成するには、次の関数を使用します。SSNMask.maskSSN(record.getItem('<arg.inputAttribute>'))

例えば、 入力値に基づいてランダム値を生成するには、以下を使用します。

SSNMask.maskSSN(record.getItem('/DEMO/CUSTOMERS/NATIONAL_ID'))

入力値に基づいて値を生成し、入力値のすべてのインスタンスがマスクされる追加属性をマスクするには、 次の関数を使用します。SSNMask.maskSSN(record.getItem('<arg.inputAttribute>'), '<arg.additionalAttribute>')

例えば、NATIONAL_ID 属性に基づいて値を生成し、 CUST_ID 属性にある入力値の追加インスタンスをマスクするには、以下を使用します。

SSNMask.maskSSN(record.getItem('/DEMO/CUSTOMERS/NATIONAL_ID'), '/DEMO/CUSTOMERS/CUST_ID')

引数 説明
inputAttribute マスクする入力値を含んだ属性。
additionalAttribute 入力値のすべてのインスタンスがマスクされる追加属性。