IBM® Installation Manager を使用して、Manager およびそれに関連付けられたデータベースとデータ・ファイルをアプリケーション・サーバー・コンピューターにインストールできます。
ただし、Manager Web アーカイブ (WAR) ファイルをアプリケーション・サーバーにデプロイするまで、
インストールは完了しません。
このタスクを使用して、Manager WAR ファイルを WebSphere® Application Server にデプロイします。
始める前に、WebSphere Application Server をインストールします。
パス長さの問題を避けるため、WebSphere Application Server を長いパスにインストールすることは避けてください。例えば、WebSphere Application Server を Windows コンピューターにインストールする場合、C:¥WAS70 にすれば、受け入れ可能なインストール場所になります。
WebSphere Application
Server のインストール後に、WebSphere Application
Server と共にインストールされた Apache Derby データベースのインスタンスを始動します。Derby データベースを始動するには以下の手順を実行します。ここで、
was_folder は WebSphere Application
Server のインストール・フォルダーです。
- Windows: バッチ・ファイル was_folder¥derby¥bin¥networkServer¥startNetworkServer.bat を実行します。
- AIX®/Linux/Solaris: スクリプト was_folder/derby/bin/networkServer/startNetworkServer を実行します。
また、WebSphere Application Server を使用して、Manager で使用するユーザーとユーザー・グループを作成する必要もあります。このタスクの実行中、WebSphere Application
Server で、ユーザーとユーザー・グループを Manager で使用可能なユーザー・ロールにマップする必要があります。ユーザーとユーザー・グループの作成方法について詳しくは、
WebSphere Application Server の資料を参照してください。
WebSphere
Application Server の Integrated Solutions Console を使用して、WAR ファイルをデプロイします。
管理コンソールのデフォルトの場所は、http://hostname:9043/ibm/console です。ここで、hostname は WebSphere Application Server が
インストールされたコンピューターのホスト名です。
WebSphere Application Server の
Integrated Solutions Console を使用して、Manager WAR ファイルをデプロイするには、以下のようにします。
- をクリックして、以下のプロパティーを使用してデータ・ソースを作成します。
他のすべてのプロパティーはデフォルトを使用します。
- Step
1: Enter basic data source information
- Data
source name: OptimConsoleDS
- JNDI
name: jdbc/optimconsoleDS
- Step
2: Select JDBC provider
- Select
an existing JDBC provider: Derby Client 40 (XA) を使用する Derby Network Server (Derby Network Server Using Derby Client 40 (XA))
- Step
3: Enter database specific properties for the data source
- Database
name: OptimConsoleDB;create=true
完了したら、「Save」をクリックしてデータ・ソースを保存し、その後「Test connection」をクリックしてデータ・ソースをテストします。
- をクリックし、
以下のプロパティーを使用して WAR ファイルをデプロイします。他のすべてのプロパティーはデフォルトを使用します。
- Preparing
for the application installation
- Manager の WAR ファイルは shared_installation_directory/console/app/optim.war です。ここで、shared_installation_directory は、IBM Optim 共有パッケージ・グループ用に指定したインストール・ディレクトリーです。例えば
Microsoft Windows の場合、Manager WAR ファイルのデフォルトの場所は C:¥Program Files¥IBM Optim¥shared¥console¥app¥optim.war です。必要に応じて、「Browse」をクリックしてファイルを参照することもできます。 「Fast Path」を使用して、アプリケーションをインストールします。
- Step 3: Map
resource references to resources
- 「Browse」をクリックし、「optimConsoleDS」を選択してから、
「Apply」をクリックします。
- Step 5: Map
context roots for Web modules
- Context
Root: /optim
WAR ファイルのデプロイには数分間かかることがあります。 完了したら、「Save」をクリックして、構成を保存します。
- とクリックし、Manager で使用可能なユーザー・ロールを WebSphere Application Server のユーザーまたはユーザー・グループにマップします。
1 つ以上のロールを一連のユーザーまたはユーザー・グループにマップするには次のようにします。
- ユーザーまたはユーザー・グループにマップするロールごとにボックスを選択します。 複数のロールを 1 人のユーザーまたは 1 つのユーザー・グループにマップできます。
- 「Map Users」をクリックしてロールをユーザーに割り当てるか、「Map Groups」をクリックしてロールをユーザー・グループに割り当てます。
- マップする Available のユーザーまたはユーザー・グループを
選択して右矢印ボタンをクリックし、
ユーザーまたはユーザー・グループを「Selected」に移動します。
その後、「OK」をクリックします。
完了したら、「OK」をクリックしてから「Save」をクリックします。
- とクリックし、「Enable application security」を選択してから「OK」をクリックします。その後、「Save」をクリックします。
- とクリックし、「optim_war」の「Select」ボックスを選択してから「Start」をクリックします。 アプリケーションの開始には数分間かかることがあります。
Manager にはブラウザーからアクセスできるようになっています。デフォルトの場所は、
http://hostname:port/optim/console です。hostname は
WebSphere Application Server をインストールしたホストの名前、port は Manager が使用するポート番号です。
WebSphere Application
Server に Manager をデプロイした場合のデフォルトのポート番号は 9080 です。