これらの用語および規則を理解すると、インストール情報および使用する製品を十分に活用する上で役立ちます。
インストールのトピックで使用されている用語は、次のとおりです。
- 管理ユーザー
- 書き込み管理特権を持つユーザー。インストール関連では、書き込み管理特権を持っているということは、デフォルトの共通インストール・ロケーションに書き込めるユーザーであることを意味します。
Linux オペレーティング・システムの場合は、「root」ユーザーか、または「sudo」を使用して Installation Manager を開始するユーザーです。 Microsoft Windows XP オペレーティング・システムの場合は、「Administrators」グループのメンバーになっているユーザーが書き込み管理特権を持つユーザーです。
Microsoft Windows Vista、Windows Server 2008、または Windows 7 オペレーティング・システムの場合は、「管理者として実行」を使用して Installation Manager またはランチ・パッドを開始するユーザーです。
- 拡張機能
- 別の製品パッケージに追加機能を提供するタイプの製品パッケージ。
拡張されるパッケージもインストールしなければそのための拡張機能をインストールすることはできません。
- インストール・ディレクトリー
- パッケージがインストールされた後の製品成果物のロケーション。
- 非管理ユーザー
- 書き込み管理特権を持たないユーザー。インストール関連では、このユーザーはホーム・ディレクトリーにのみインストールできることになります。
- パッケージ
- ソフトウェア製品のインストール可能単位。ソフトウェア製品パッケージは別々にインストールできる単位であり、そのソフトウェア製品の他のパッケージとは独立して動作します。
- パッケージ・グループ
- パッケージ・グループはディレクトリーを意味し、このディレクトリー内の同一グループの製品パッケージ間でリソースが共用されます。
Installation Manager を使用してパッケージをインストールする場合は、
新規パッケージ・グループを作成するか、または複数のパッケージを既存のパッケージ・グループにインストールできます。(パッケージ・グループを共用できないパッケージもあります。その場合は、既存パッケージ・グループを使用するオプションが使用不可になります。) パッケージ・グループの共用は「シェル共用」と呼ばれることもあります。
- リポジトリー
- ダウンロードできるパッケージが収められた永続的ストレージ域。リポジトリーとして、ディスク・メディア、ローカル・ハード・ディスク上のフォルダー、あるいはサーバーまたは Web 上のロケーションがあります。
- 共用リソース・ディレクトリー
- 製品パッケージがリソースを共用できる場合があります。こうしたリソースは、パッケージが共用するディレクトリーに置かれます。