ID プライバシー・ルックアップ・ポリシーは、選択されたソース・エンティティーの値を、対応するルックアップ表列の値に置き換えることでソース値をマスクします。
ID プライバシー・ルックアップ・ポリシーは、 Optim™ サンプル・データの EXTENDED_LOOKUP スキーマのルックアップ表にバインドされます。 ルックアップ・ポリシーを作成する際、ポリシーにバインドされた属性にソース・データの属性をマップします。
ID ルックアップ・プライバシー・ポリシーを作成する前に、Executor プラットフォームのためのルックアップ・データ・ソースを定義する必要があります。 サンプル・データで提供される EXTENDED_LOOKUP スキーマからの表をデータ・ソースに含める必要があります。
ID プライバシー・ルックアップ処理には、ランダム・ルックアップおよびハッシュ・ルックアップという 2 つのオプションがあります。 プライバシー・ポリシーの作成時に、ルックアップ・オプションを選択できます。
ルックアップ表には、連続した順次値を含んだ列が含まれます。 ルックアップ表の順次値と、ランダムまたはハッシュ・オプションを使用して生成された値を突き合わせることで、 ルックアップ表の行が選択されます。
ハッシュ・ルックアップ処理では、ソース値をハッシュし、ハッシュされた値をルックアップ表の行の索引として使用することにより、置換値が選択されます。 ハッシュされるソース列は、ルックアップ表の値に置き換えられる列である必要はありません。ソース列およびルックアップ列の最大長は 256 文字です。ハッシュ関数は大/小文字の区別があります。ソース値がハッシュされる前に大文字に変換することができます。
ハッシュする値を得るために使用するソース列に特定の値 (NULL、CHAR 列の場合のスペース、ゼロ長 VARCHAR) が含まれている場合、その値はハッシュされず、以下の予約値がルックアップ表へのキーとして使用されます。
いくつかのルックアップ・ポリシーでは、 選択した切り替え属性の値に基づきデータをマスクするための切り替え値オプションを使用します。 切り替えオプションは、国名または国別コードに基づいています。 例えば、行の切り替え属性に値「USA」が含まれる場合、 ポリシーは米国に固有のデータを使用して、行のデータをマスクします。
切り替えオプションは、 以下の値を使用します。