IBM InfoSphere Optim Data Masking Solution バージョン 2.2

インストール・ガイド



ご注意

本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、特記事項に記載されている情報をお読みください。

本書は、IBM InfoSphere Optim Data Masking Solution バージョン 2.2、および新しい版で明記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。説明は、Installation Manager バージョン 1.4.1 用に書かれており、Optim Data Masking Solution 2.2 と互換性があります。

Copyright International Business Machines Corporation 2011.

目次

IBM Optim Data Masking Solution のインストール
IBM Optim Data Masking Solution のインストール・ロードマップ
サイレント・インストール・ロードマップ
インストールの概要
インストール用語
インストールのデフォルト値および規則
インストールの計画
Installation Manager の概要
インストール要件
インストールするフィーチャーの計画
インストールの注意点
インストール前のタスク
インストール前のチェックリスト
電子イメージの検査および抽出
Linux または Unix コンピューター上でファイル・ハンドル数を増やす
ドライブのマウント
リポジトリーの指定
ソフトウェアのインストール
Installation Manager のインストール・ウィザードを使用した、IBM Optim Data Masking Solution のインストール
サイレント・インストール
全社的なデプロイおよびインストール
インストール後のタスク
インストール後のチェックリスト
ライセンスの管理
Web ベース・ヘルプの構成
インストール済み製品パッケージの変更
インストール済み製品パッケージの更新
更新から前のバージョンへの復帰
ソフトウェアのアンインストール
製品パッケージのアンインストール
IBM Installation Manager のアンインストール
特記事項
商標

IBM Optim Data Masking Solution のインストール

Optim Data Masking Solution 製品のインストール、更新、およびアンインストールには、Installation Manager 製品を使用します。

Optim™ Manager 環境の構成および使用に関する詳細は、インストール・ディスクの資料を参照してください。

IBM Optim Data Masking Solution のインストール・ロードマップ

本インストール・ロードマップでは、 IBM® Optim Data Masking Solution のインストールに関する手順の概要がリストされています。

このロードマップでは、Installation Manager のインストール・ウィザードを使用した一般的なインストールについて説明します。製品をサイレント・インストールする場合は、サイレント・インストール・ロードマップ を参照してください。

製品パッケージをインストールするためのロードマップ

製品をインストールするには、以下のタスクを実行します。

  1. ご使用のコンピューターおよびユーザー ID が、その製品をインストールするための最小要件を満たしていることを確認します。
  2. 他の計画情報を検討します。
  3. インストール前の必要なタスクを完了します。
  4. Installation Manager のインストール・ウィザードを使用して、製品をインストールします。
  5. 適切な製品ライセンスの構成などのインストール後の必要な作業を行います。

サイレント・インストール・ロードマップ

標準的なサイレント・インストール・パスでは、Installation Manager インストーラーを使用して Installation Manager をインストールし、その後 Installation Manager を使用して応答ファイルを記録してからソフトウェア・パッケージをサイレント・インストールします。必要であれば、Installation Manager インストーラーを使用して Installation Manager とソフトウェア・パッケージを同時にインストールできます。サイレント・モードでインストールする場合、ユーザー・インターフェースは使用できません。この場合は代わりに、ソフトウェア・パッケージのインストールに必要なコマンドが応答ファイルによって入力されます。

サイレント・インストールを実行するには、次の 2 つのメイン・ロードマップがあります。

  1. Installation Manager を使用してソフトウェア・パッケージをサイレント・インストールします。
    1. Installation Manager インストーラーを使用して Installation Manager をインストールします。
    2. Installation Manager を使用して応答ファイルを記録するか、応答ファイルを手動で作成します。
    3. Installation Manager をサイレント・モードで実行して、操作をサイレントに実行します。
  2. Installation Manager インストーラーを使用して、ソフトウェア・パッケージをサイレント・インストールします。
    1. Installation Manager と他のパッケージをインストールするコマンドを含む応答ファイルを手動で作成します。
    2. 応答ファイルを使用して Installation Manager インストーラーを実行します。

インストールの概要

このセクションでは、製品パッケージのインストール、更新、およびアンインストールについて説明します。

インストール用語

これらの用語および規則を理解すると、インストール情報および使用する製品を十分に活用する上で役立ちます。

インストールのトピックで使用されている用語は、次のとおりです。

管理ユーザー
書き込み管理特権を持つユーザー。インストール関連では、書き込み管理特権を持っているということは、デフォルトの共通インストール・ロケーションに書き込めるユーザーであることを意味します。 Linux または Unix オペレーティング・システムの場合は、「root」ユーザーか、または「sudo」を使用して Installation Manager を開始するユーザーです。 Microsoft Windows XP オペレーティング・システムの場合は、「Administrators」グループのメンバーになっているユーザーが書き込み管理特権を持つユーザーです。 Microsoft Windows Vista、Windows Server 2008、または Windows 7 オペレーティング・システムの場合は、「管理者として実行」を使用して Installation Manager またはランチ・パッドを開始するユーザーです。
拡張機能
別の製品パッケージに追加機能を提供するタイプの製品パッケージ。拡張されるパッケージもインストールしなければそのための拡張機能をインストールすることはできません。
インストール・ディレクトリー
パッケージがインストールされた後の製品成果物のロケーション。
非管理ユーザー
書き込み管理特権を持たないユーザー。インストール関連では、このユーザーはホーム・ディレクトリーにのみインストールできることになります。
パッケージ
ソフトウェア製品のインストール可能単位。ソフトウェア製品パッケージは別々にインストールできる単位であり、そのソフトウェア製品の他のパッケージとは独立して動作します。
パッケージ・グループ
パッケージ・グループはディレクトリーを意味し、このディレクトリー内の同一グループの製品パッケージ間でリソースが共用されます。 Installation Manager を使用してパッケージをインストールする場合は、新規パッケージ・グループを作成するか、または複数のパッケージを既存のパッケージ・グループにインストールできます。(パッケージ・グループを共用できないパッケージもあります。その場合は、既存パッケージ・グループを使用するオプションが使用不可になります。) パッケージ・グループの共用は「シェル共用」と呼ばれることもあります。
リポジトリー
ダウンロードできるパッケージが収められた永続的ストレージ域。リポジトリーとして、ディスク・メディア、ローカル・ハード・ディスク上のフォルダー、あるいはサーバーまたは Web 上のロケーションがあります。
共用リソース・ディレクトリー
製品パッケージがリソースを共用できる場合があります。こうしたリソースは、パッケージが共用するディレクトリーに置かれます。

インストールのデフォルト値および規則

インストール文書では、特定のディレクトリー・ロケーションを示す共用リソース・ディレクトリー などの規則を使用します。このトピックでは、この製品で使用されている規則と関連付けられたデフォルト値を記載します。

表 1. インストール文書での規則とデフォルト値
名前 インストール文書での規則 デフォルト値
Installation Manager インストール・ディレクトリー Installation Manager ディレクトリー
  • 管理者インストール:
    • Windows の場合: C:¥Program Files¥IBM¥Installation Manager
    • Linux または Unix システムの場合: /opt/IBM/Installation Manager
  • 非管理者インストール:
    • Windows システムの場合: user.home¥IBM¥Installation Manager
    • Linux または Unix システムの場合: user.home/IBM/Installation Manager
Installation Manager 共用リソース・ディレクトリー 共用リソース・ディレクトリー
  • 管理者インストール:
    • Windows システムの場合: C:¥Program Files¥IBM¥SDPShared
    • Linux または Unix システムの場合: /opt/IBM/SDPShared
  • 非管理者インストール:
    • Windows システムの場合: user.home¥IBM¥SDPShared
    • Linux または Unix システムの場合: user.home/IBM/SDPShared
製品インストール・ディレクトリー 製品ディレクトリー
  • 管理者インストール:
    • Windows システムの場合:
      • Optim Designer および InfoSphere™ Data Architect: C:¥Program Files¥IBM¥IDA7.5.2
      • Optim Manager、Optim Management Server、WASCE、および Optim 共有ライブラリー: C:¥Program Files¥IBM Optim¥shared
      • Optim Proxy: C:¥Program Files¥IBM Optim¥proxy
      • Optim Executor: C:¥Program Files¥IBM Optim¥executor
    • Linux または Unix システムの場合:
      • Optim Designer および InfoSphere Data Architect (Linux のみ): /opt/IBM/IDA7.5.2
      • Optim Manager、Optim Management Server、WASCE、および Optim 共有ライブラリー: /opt/IBM/shared
      • Optim Proxy: /opt/IBM/proxy
      • Optim Executor: /opt/IBM/executor
  • 非管理者インストール:
    • Windows システムの場合:
      • Optim Designer および InfoSphere Data Architect: user.home¥IBM¥IDA7.5.2
      • Optim Manager、Optim Management Server、WASCE、および Optim 共有ライブラリー: C:¥Program Files¥IBM Optim¥shared
      • Optim Proxy: C:¥Program Files¥IBM Optim¥proxy
      • Optim Executor: C:¥Program Files¥IBM Optim¥executor
    • Linux または Unix システムの場合:
      • Optim Designer および InfoSphere Data Architect (Linux のみ): user.home/IBM/IDA7.5.2
      • Optim Manager、Optim Management Server、WASCE、およびOptim 共有ライブラリー: /opt/IBM/optim/shared
      • Optim Proxy: /opt/IBM/optim/proxy
      • Optim Executor: /opt/IBM/optim/executor
製品ワークスペース・ディレクトリー ワークスペース・ディレクトリー
  • Windows システムの場合: user.home¥IBM¥rationalsdp¥workspace
  • Linux または Unix の場合: user.home/IBM/rationalsdp/workspace

インストールの計画

どの製品フィーチャーをインストールまたは更新する場合にも、事前に以下のトピックをすべてご一読ください。効果的なプランニングと、インストール・プロセスの主要な段階を理解することが、インストールの成功につながります。

Installation Manager の概要

IBM Installation Manager は、パッケージをインストール、更新、および変更するためのプログラムです。これによってコンピューターにインストールされる IBM アプリケーションつまりパッケージを管理するのに役立ちます。 Installation Manager はパッケージをインストールするだけではありません。インストールしたものの追跡、インストールできるものの判別、およびインストール・ディレクトリーの編成を支援します。

Installation Manager には、パッケージを最新にしておくためのツールやパッケージを変更するためのツール、パッケージのライセンスを管理するためのツール (必要な場合)、システムからパッケージをアンインストールするためのツールがあります。

Installation Manager のバージョン 1.4.1 が製品に含まれています。www.ibm.com から直接 Installation Manager バージョン 1.4.x をダウンロードすることもできます。このインストール・ガイドの説明すべてにおいて、同梱されている Installation Manager のバージョンを使用していると想定しています。後で Installation Manager の高位バージョンにアップグレードした場合、説明の一部が不正確になる可能性があります。 Installation Manager インフォメーション・センターは、Web 上の次の場所にあります。http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r4/index.jsp

Installation Manager には 6 つのウィザードがあり、それらを使用することで、パッケージのライフ・サイクル全体を通じて保守を簡単に行えるようになります。

IBM Installation Manager のインストール

IBM Installation Manager は、ソフトウェア・パッケージをインストールするために使用するツールです。これは、製品のインストールを開始するときに自動的にインストールされます。

製品 DVD からランチパッドを使用して製品のインストールを開始すると、IBM Installation Manager が自動的に開始されます。Installation Manager がまだインストールされていない場合でも同様です。正しいバージョンの Installation Manager がインストールされていない場合は、製品のインストール・プロセス時に、Installation Manager をコンピューターにインストールします。

パッケージによっては、Installation Manager の最新バージョンが必要となる場合があります。 Installation Manager の「設定」ウィンドウの「リポジトリー」ページ上で「サービス・リポジトリーの更新を検索 (Search service repositories for updates)」チェック・ボックスをクリアしなかった場合、更新情報が検出されます。

注:
Installation Manager は、コンピューター上のユーザー ID ごとに一回だけインストールされます。

IBM Installation Manager の開始

ランチパッドから製品のインストールを開始すると、IBM Installation Manager が自動的に開始されます。Installation Manager がまだインストールされていない場合でも同様です。

Installation Manager が既にインストールされている場合は、手動で開始できます。

インストール要件

インストールには、ハードウェア、オペレーティング・システム、ソフトウェアなどの要素が適切であることが必要です。

IBM Optim Data Masking Solution のハードウェア要件およびソフトウェア要件

ハードウェアとソフトウェアが最小必要要件を満たすかそれを超えていることを検証します。ハードウェアとソフトウェアが最小必要要件を満たしていない場合は、製品のインストールまたは実行ができない可能性があります。

製品をインストールする前に、ご使用のシステムが最小ハードウェア要件を満たしていることを確認してください。

最新の Optim Manager および Optim Management Server システム要件については、 Web 上の技術情報 (http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27019158) を参照してください。

最新の Optim Proxy および Optim Executor のシステム要件については、Web 上の技術情報 (http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27019159) を参照してください。

最新の Optim Designer および Optim Executor のシステム要件については、Web 上の技術情報 (http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27019157) を参照してください。

互換性のあるオペレーティング・システム
リストされたもの以外のオペレーティング・システムに製品をインストールしないでください。 Installation Manager は他のオペレーティング・システム上でも動作する可能性がありますが、製品パッケージのインストールが失敗することがあります。インストールが失敗すると、アンインストールも失敗する場合があります。

Optim Manager および Optim Management Server でサポートされるオペレーティング・システムは、Web ページの製品のシステム要件 (http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27019158) にリストされています。

Optim Proxy でサポートされるオペレーティング・システムは、Web ページの製品のシステム要件 (http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27019159) にリストされています。

Optim Designer でサポートされるオペレーティング・システムは、Web ページの製品のシステム要件 (http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27019157) にリストされています。

ユーザー特権についての要件

製品をインストールするには、特定の要件を満たすユーザー ID が必要です。

ユーザー ID には 2 バイト文字が含まれていてはいけません。

インストールには、管理と非管理の 2 つの方式があります。これらの 2 つのうちどちらを選択すべきかについて詳しくは、次のトピックを参照してください: インストール用語

インストール時に使用するユーザー ID が管理者であるか非管理者であるかの意味

表 2. 以下の表は、インストール時に、異なるアクセス権を持つユーザー ID を使用した場合にどのようになるかを示しています。
ユーザー ID の権限 非管理者としてインストールする場合 管理者としてインストールする場合
非管理者 (現行ユーザー)
  • Installation Manager がまだインストールされていない場合、現行ユーザーのみにインストールされます。
  • Installation Manager のインストール後は、現行ユーザー用のみに製品をインストールできます。
  • Microsoft Windows Vista 以外のオペレーティング・システムの場合: エラー・メッセージが表示されます。
  • Microsoft Windows Vista の場合: 管理者ユーザー ID でログオンするようプロンプトが出されます。
管理者 エラー・メッセージが表示されます。
  • Installation Manager がまだインストールされていない場合、それが All Users 用にインストールされます。
  • この Installation Manager でインストールされたすべての製品は All Users 用になります。

Linux および Unix オペレーティング・システムの場合の追加要件

Linux または Unix オペレーティング・システムを使用する場合、ご使用のコンピューターがこのトピックにリストされている要件を満たしていることを確認する必要があります。

環境変数に Firefox または Mozilla ブラウザーの設定が必要な場合がある

環境変数 MOZILLA_FIVE_HOME を、Firefox または Mozilla インストール済み環境が入っているフォルダーに設定する必要がある場合があります。例えば、setenv MOZILLA_FIVE_HOME /usr/lib/firefox-1.5 です。

Firefox ブラウザーが動的にリンクされる必要がある

SWT ブラウザー・ウィジェットをサポートするには、Firefox ブラウザーが動的にリンクされる必要があります。つまり、これは mozilla.org からダウンロードしたものではなく、ソースからコンパイルしたものでなければなりません。通常、Firefox が配布物の一部として同梱されている場合には、ソースからコンパイルされます (つまり、/usr/lib/firefox などの場所に置かれる)。

このようになっていることを確認する方法の 1 つは、これが /etc/gre.conf で指し示しているブラウザーであるかを確認するという方法です。この gre.conf ファイルの目的は、組み込みブラウザーを指し示すことです。

SUSE Linux が非表示テキストの問題のフィックスを必要とする場合がある

ご使用のオペレーティング・システムが SUSE Linux Enterprise Desktop 10 SP1 または SUSE Linux Enterprise Server 10 SP1 である場合は、一部のエディターで表示されないテキストの問題を解決するために、オペレーティング・システムの更新 (http://support.novell.com/techcenter/psdb/44ab155e3202595389c101e6cf7e20f2.html) が必要な場合があります。

インストールするフィーチャーの計画

インストールするフィーチャーを選択することにより、ソフトウェア製品をカスタマイズできます。

IBM Installation Manager を使用して製品パッケージをインストールするときに、使用可能な製品パッケージに含まれるフィーチャーがインストール・ウィザードに表示されます。このフィーチャー・リストから、インストールするフィーチャーを選択できます。デフォルトの一連のフィーチャーが選択されています (必須フィーチャーはすべて含まれています)。フィーチャー間に依存関係があれば、Installation Manager はそれを強制し、必要なフィーチャーが消去されないようにします。

ヒント:
パッケージのインストールを終了した後も、 Installation Manager で「パッケージの変更」ウィザードを実行して、ソフトウェア製品のフィーチャーを追加または除去することができます。

次の表は、各パッケージにインストール可能な製品のフィーチャーを示しています。インストールするフィーチャーのデフォルト選択は、異なる場合があります。フィーチャーがすでに共用リソース・ディレクトリーに存在している場合は、ディレクトリーでは選択されず、再度インストールされません。

Optim Designer
フィーチャー 説明
コンマ区切り形式の置換データ、サンプル・データ、ユーザー・データ (関連 DDL 付き) このフィーチャーにより、置換データ・ファイル、サンプル・データ・ファイル、および管理コンソール・ユーザー・データ・ファイルがコンマ区切り (CSV) 形式で、データ定義言語 (DDL) ファイルとともにインストールされます。 これらのファイルを使用して、選択したデータベース内に置換データ・テーブル、サンプル・データ・テーブル、および管理コンソール・ユーザー・テーブルを作成します。その結果、Optim Replacement Data Database をインストールして使用する代わりに、これらのテーブルを使用できるようになります。
InfoSphere Data Architect
フィーチャー 説明
コア設計機能 IBM InfoSphere Data Architect のコア機能には、物理、論理、グロッサリー、およびドメインのデータ・モデリングのサポートが含まれます。WebSphere® Federation Server がインストールされている場合、コア機能を使用して、WebSphere Federation Server のフェデレーテッド機能でアクセスした情報を強化および拡張することもできます。
XML の開発 XML アプリケーションの開発に関するツールが提供されます。XML スキーマ文書の作成と登録や XML データの XML 列への挿入に関するウィザード、XML、XSD、および DTD ファイル用エディター、および XML スキーマにシュレッディングのための注釈を付けることを可能にするグラフィカル・マッピング・エディターなどがあります。
SQL ルーチンおよび PL/SQL 開発 ウィザード、エディター、および統合ストアード・プロシージャー・デバッガーなどの SQL ストアード・プロシージャーやユーザー定義関数の開発、テスト、およびデプロイに関するツールが提供されます。
Oracle サポート データベース・オブジェクトおよびストレージ管理のサポート、Oracle データベースのアクセス制御と、SQL スクリプトおよび PL/SQL 開発のサポートを提供します。
SQL サーバー・サポート Microsoft SQL Server データベースへの接続、このデータベースのモデリングおよびリバース・エンジニアリングをサポートします。
Sybase サポート Sybase データベースへの接続、このデータベースのモデリングおよびリバース・エンジニアリングをサポートします。
Teradata サポート Teradata データベースへの接続、このデータベースのモデリングおよびリバース・エンジニアリングをサポートします。
Cloudscape サポート Cloudscape データベースへの接続、このデータベースのモデリングおよびリバース・エンジニアリングをサポートします。
BIRT ビジュアル・レポート・デザイナー Business Intelligence and Reporting Tools (BIRT) 機能を使用して、さまざまなデータ・ソースからレポート、グラフ、およびドキュメントを作成するソリューションを提供します。
Rational® RequisitePro® 統合 データ・モデル・エレメントを要件と関連付ける機能を提供します。 RequisitePro 統合を使用して、プロジェクト要件の作成、管理、追跡を行えます。この機能は、Rational RequisitePro 製品が同じコンピューターにインストールされている場合にのみ使用できます。
Rational ClearCase® SCM Adapter Rational ClearCase SCM Adapter は、Rational ClearCase を使用したデータ・プロジェクトの共用のためのサポートを提供します。インストール後に、「設定」ウィンドウの「機能」ページでこの機能を使用可能にしなければなりません。このフィーチャーを使用するには、ClearCase クライアントと構成済み ClearCase サーバーが必要です。
UML から LDM へのトランスフォーメーション UML から LDM へのトランスフォーメーション機能は、UML モデルを論理データ・モデルに、また論理データ・モデルを UML モデルにトランスフォームする場合に使用します。
LDM から XSD へのトランスフォーメーション LDM から XSD へのトランスフォーメーション機能は、論理データ・モデルを XSD ファイルに、または XSD ファイルを論理データ・モデルにトランスフォームする場合に使用します。
モデルのインポート/エクスポート モデルのインポート/エクスポート・フィーチャーを使用して、IBM InfoSphere Data Architect と ERwin、IBM Rational Rose®、Sybase PowerDesigner などの他のモデリング・ツールとの間でデータ・モデルのインポートおよびエクスポートを行います。この機能を構成して、さらに他のデータ・モデル形式をサポートすることができます。
Information Server 統合 Information Server 統合フィーチャーを使用して、IBM InfoSphere Data Architect と IBM InfoSphere Information Server のメタデータ・リポジトリーとの間でメタデータの転送を行います。IBM InfoSphere Data Architect とメタデータ・リポジトリーとの間で、グロッサリー・モデル・メタデータをやり取りできます。また、IBM InfoSphere Data Architect からメタデータ・リポジトリーに物理データ・モデルのメタデータをエクスポートすることもできます。このフィーチャーを使用するには、Microsoft XML Core Services (MSXML) 4.0 Service Pack 2 に加えて、IBM WebSphere Information Services Director か IBM WebSphere Information Analyzer のいずれかの製品、または IBM WebSphere DataStage® と QualityStage™ Designer の両製品が同じコンピューターにインストールされている必要があります。
モデル化されたプライバシー統合 この機能は、データ・プライバシー・メタデータで注釈を付けられた物理データ・モデルを Optim 交換ファイルにエクスポートする場合に使用します。
Optim Management Server
フィーチャー 説明
Optim Management Server の WAR ファイル Optim Management Server の WAR ファイルには、IBM WebSphere Application Server Community Edition (WAS-CE) などの、推奨アプリケーション・サーバー上で実行するために必要な Optim Management Server のコンポーネントが含まれています。
Optim Replacement Data Database Optim Replacement Data Database は、置換データを含む Apache Derby データベースです。Optim Designer を使用してプライバシー・ポリシー付きのサービスを作成する場合、そのプライバシー・ポリシーが置換データを使用して他のデータベースのデータをマスクするように設定できます。
コンマ区切り形式の置換データ、サンプル・データ、ユーザー・データ (関連 DDL 付き) このフィーチャーにより、コンマ区切り (CSV) 形式の置換データ・ファイル、サンプル・データ・ファイル、およびマネージャー・ユーザー・データ・ファイル (データ定義言語 (DDL) ファイルを含む) がインストールされます。これらのファイルを使用して、選択したデータベース内に置換データ・テーブル、サンプル・データ・テーブル、およびマネージャー・ユーザー・テーブルを作成します。その結果、Optim Replacement Data Database をインストールして使用する代わりに、これらのテーブルを使用できるようになります。
Optim Manager
フィーチャー 説明
Optim Manager の WAR ファイル Optim Manager の WAR ファイルには、IBM WebSphere Application Server Community Edition (WAS-CE) などの推奨アプリケーション・サーバー上で実行するために必要な Optim Manager のコンポーネントが含まれています。
Optim 共有ライブラリー
フィーチャー 説明
外部データ・ストレージのサポート Optim 共有ライブラリーのコンポーネントには、すべての Optim コンポーネント (Optim Designer、Optim Manager、Optim Management Server、および Optim Proxy) が必要とするネイティブ・ライブラリーが含まれています。このコンポーネントは、他のいずれかの Optim コンポーネントがインストールされているマシンごとにインストールされている必要があり、存在していないと、このマシン上で Optim コンポーネントを実行できません。
Optim Designer および Optim Manager 資料 このフィーチャーによって、Optim Designer および Optim Manager 環境の資料もインストールされます。

インストールの注意点

計画の一部として、インストール・ロケーション、他のアプリケーションとの連動、Eclipse の拡張などについて決定する必要があります。この情報は、これらの決定に役立ちます。

インストール・ディレクトリー

IBM Installation Manager は、製品成果物をインストールするときに 2 つのディレクトリーを使用します。

共用リソース・ディレクトリー

共用リソース・ディレクトリーは、複数の製品パッケージ・グループが製品リソースを使用できるようにするためにいくつかの製品リソースがインストールされる場所です。 IBM Installation Manager を初めてインストールするときに、共用リソース・ディレクトリーを定義します。最良の結果を得るため、共用リソース・ディレクトリーには最大のディスク・ドライブを使用してください。 Installation Manager をアンインストールするまで、ディレクトリー・ロケーションを変更することはできません。

パッケージ・グループ

インストールの際に、製品のインストール先の パッケージ・グループ を指定します。

Optim Data Masking Solution パッケージ

Optim Data Masking Solution には複数のインストール・パッケージが含まれています。

以下のインストール・パッケージが利用できます。

Optim Designer
Optim Designer により、データ・プライバシーやテスト・データ管理運用におけるデータ・モデル、データ・ポリシー、 Optim 相互運用性モデル、およびデータ管理サービスの定義が可能になります。データ・モデルを定義して、データ・ソースのサブセットを作成することができます。データのマスクおよび抽出方法を決定するデータ・ポリシーを定義できます。 Optim 相互運用性モデルのプロセスを実行するデータ管理サービスを定義できます。

Optim Designer は、IBM InfoSphere Data Architect のインストールが前提条件です。IBM InfoSphere Data Architect および Optim Designer のインストール・パッケージは、同じパッケージ・グループの一部としてインストールする必要があります。

IBM InfoSphere Data Architect
IBM InfoSphere Data Architect はビジュアルなデータ・モデラーです。新規データ・モデルを作成したり、異種のソースから構成される組織全体の資産をデプロイ可能なモデルに統一したりするのに役立ちます。チーム全体でモデルの共有、印刷、Web 上での公開を行い、またそれらを物理的な実装に変換して、これをテストおよびデプロイすることができます。

Optim Designer は、IBM InfoSphere Data Architect のインストールが前提条件です。IBM InfoSphere Data Architect および Optim Designer のインストール・パッケージは、同じパッケージ・グループの一部としてインストールする必要があります。

InfoSphere Data Architect のライセンス・アクティベーション・キットは、インストール・ディスクの ida_activation_kit ディレクトリーにあります。

IBM WebSphere Application Server Community Edition (WAS-CE)
IBM WebSphere Application Server Community Edition (WAS-CE) は、軽量な J2EE アプリケーション・サーバーです。WAS-CE は The Apache Software Foundation が開発した Apache Geronimo テクノロジーに基づいています。

Optim Management Server および Optim Manager は、それぞれ J2EE アプリケーション・サーバーを必要とします。

WAS-CE を使用すると、Optim Management Server および Optim Manager の 2 つのコンポーネントを同一のマシンにインストールする場合に、これらを同時にホストすることができます。WAS-CE をアプリケーション・サーバーとして使用する計画の場合は、このマシン上に WAS-CE のインスタンスを 1 つだけインストールします。

WAS-CE は、Optim Management Server、 Optim Manager および Optim 共有ライブラリーと同一のパッケージ・グループにインストールできます。

Optim Management Server
Optim Management Server は、1 つ以上の Proxy に対して Optim サービス内のサービスの委譲と Optim Designer におけるセットアップを行います。Management Server はさらに、Proxy の検索に必要な構成を管理し、それらの Proxy にサービスを委譲します。Management Server のみが Proxy と通信を行います。また、Management Server は、Optim Manager をホストします。

Optim Management Server には J2EE アプリケーション・サーバーが必要です。

Optim Management Server をインストールすると、Web アーカイブ・ファイル (WAR) の management-server.war がコンピューターにコピーされます。

Optim Management Server は、WAS-CE、 Optim Manager、および Optim 共有ライブラリーと同一のパッケージ・グループにインストールできます。

Optim Manager
Optim Manager は、Optim データ管理サービスを実行および監視するために使用される Web アプリケーションです。Optim Manager は Optim Management Server に接続された Web ブラウザーに表示されます。

Optim Manager には J2EE アプリケーション・サーバーが必要です。

Optim Manager をインストールすると、 Web アーカイブ・ファイル (WAR) の optim.war がコンピューターにコピーされます。

Optim Manager は、WAS-CE、Optim Management Server および Optim 共有ライブラリーと同一のパッケージ・グループにインストールできます。

Optim Proxy
Optim Proxy は、Optim Management Server の代わりにデータ管理サービスを実行する、分散プロセスです。処理を高速にするには、データ・ソースと同じマシン上、またはデータ・ソースに高速で接続されたコンピューター上に Optim Proxy をインストールします。

Optim Proxy は、他の Optim Data Masking Solution のインストール・パッケージと同一のパッケージ・グループにはインストールできません。

Optim Executor
Optim Executor を Optim Proxy と一緒に使用することによって、実稼働環境でデータ管理サービスを実行することができます。データ管理サービスを実稼働環境で実行するには、 Optim Executor がサービスの処理に使用する Optim Proxy コンピューターにインストールされている必要があります。また Optim Executor を使用すると、データ管理サービスをレジストリーにパブリッシュする前の設計プロセスで、サービスのテストを実行することもできます。 Optim Designer からデータ管理サービスのテストを実行するには、Optim Executor が Optim Designer コンピューターにインストールされている必要があります。このバージョンの Optim Executor は、前のリリースの Optim コンポーネントと互換性がありません。

Optim Executor は、他の Optim Data Masking Solution のインストール・パッケージと同一のパッケージ・グループにはインストールできません。

Optim 共有ライブラリー
Optim 共有ライブラリーのコンポーネントには、すべての Optim コンポーネント (Optim Designer、Optim Manager、Optim Management Server、および Optim Proxy) が必要とするネイティブ・ライブラリーが含まれています。このコンポーネントは、他の Optim コンポーネントがインストールされているコンピューターすべてにインストールする必要があり、このコンポーネントがないコンピューター上では Optim コンポーネントを実行できません。

このパッケージには、Optim Designer および Optim Manager 環境の資料も同梱しています。

Optim 共有ライブラリーは、WAS-CE、Optim Management Server、および Optim Manager と同一のパッケージ・グループにインストールできます。コンピューター上に同じバージョンの Optim 共有ライブラリーが既にインストールされている場合は、再度インストールする必要はありません。

共存に関する考慮事項

共存とは、同じコンピューターにインストールされた複数の製品のことをいいます。

パッケージ・グループ共存に関する考慮事項

複数の互換性のある製品を同一のパッケージ・グループにインストールできます。これは、「シェル共用」と呼ばれることもあります。

パッケージ・グループ内の共存

各製品パッケージをインストールする場合は、その製品パッケージを既存のパッケージ・グループにインストールするのか、あるいは新規パッケージ・グループを作成するのかを選択します。 IBM Installation Manager は、パッケージ・グループを共有しバージョン互換性などの要件を満たすように設計された製品のみを対象にします。一度に複数の製品をインストールする場合は、製品でパッケージ・グループを共用できなければなりません。

適格製品であれば、1 つのパッケージ・グループにいくつでもインストールできます。製品がインストールされると、製品機能はパッケージ・グループ内の他のすべての製品で共用されます。開発製品とテスト製品を 1 つのパッケージ・グループにインストールする場合、製品のいずれか一方を始動すると、開発とテストの両方の機能がユーザー・インターフェースで使用可能になります。製品にモデリング・ツールを追加すると、パッケージ・グループ内のすべての製品で、開発、テストおよびモデリングの機能が使用可能になります。

Optim バージョン 2.1 コンポーネントを Optim バージョン 2.2 コンポーネントと同じシステム上に共存させることはできません。

パッケージ・グループ間の共存

製品パッケージの複数インスタンスを同じコンピューター上に置くことができ、それらは別個のパッケージ・グループに自動的にインストールされます。製品パッケージは、バージョンまたはフィックス・レベルが異なっていても構いません。

1 つの製品パッケージを更新する場合、製品のそのインスタンスのみを更新します。

他の製品との互換性

前のバージョンの製品をお持ちの場合、または複数の製品を同じワークステーション上にインストールすることを計画している場合は、この情報を検討してください。

Installation Manager でインストールされた Eclipse ベースの製品は、Installation Manager でインストールされた他の互換製品とパッケージ・グループを共用できます。

以下の Eclipse 3.4.2 ベースの製品と互換性があり、パッケージ・グループを共用できます。

互換性のある他の製品の詳細については、次の技術情報を参照してください: http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?rs=2042&uid=swg21279139

互換製品の最新リストについては、および互換性に関する既知の問題と回避策の詳細については、技術情報 (http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=3360&uid=swg27014124) を参照してください。

共有インストールには次の制限があります。

他の Eclipse 3.4.2 ベースの製品を、Installation Manager 以外のメカニズムを使用してインストールした場合、Installation Manager の「既存の Eclipse IDE を拡張」オプションを使用して、Optim Designer を同じ Eclipse IDE にインストールすることができます。ただし、Eclipse 環境がこのバージョンの Optim Designer と完全互換でない場合、このタイプのインストールは失敗することに注意してください。

既存の Eclipse IDE の拡張

製品パッケージをインストールするとき、製品パッケージに含まれる機能を追加することにより、コンピューターに既にインストールされている Eclipse 統合開発環境 (IDE) を拡張することを選択できます。

このオプションは Optim Designer には推奨されません。

製品パッケージには、Eclipse IDE またはワークベンチの互換バージョンが含まれています。この組み込みワークベンチが基本プラットフォームとなり、その上に製品の機能が提供されます。ご使用のワークステーションに Eclipse IDE がある場合は、それを拡張する ことができます。つまり、製品で提供される追加機能を現行 Eclipse IDE に追加できます。

Eclipse IDE を拡張すると、新たにインストールされた製品の機能が追加されますが、IDE の設定は維持されます。インストールされていたプラグインもそのまま使用可能です。

Eclipse IDE と JRE のバージョンは、製品が必要とする最小レベル以上でなければなりません。必要バージョンについて詳しくは、製品のシステム要件を参照してください。 Installation Manager は、指定された Eclipse インスタンスがインストール・パッケージの要件を満たしていることを検査します。

Web ベースのヘルプ内容

一部のヘルプ・システムは、ユーザーが Web から内容を動的に取り出せるように、リモート・ヘルプを使用するように構成されています。リモート・ヘルプでは、使用する製品内から常に最新の内容が使用可能になります。一部のヘルプ・システムは、Web 上のヘルプ内容にアクセスするように構成されていません。この場合、ヘルプ内容は、インストール・システムに組み込まれています。

製品がリモート・ヘルプを使用するように構成されている場合、ヘルプを入手できる方法は 3 つあります。ユーザーのニーズおよび状態に応じて、このいずれかのオプションが最適です。

ヘルプ・システムがリモート・ヘルプをサポートする場合、アクセス決定はいつでも変更できます。複数の製品をまとめてインストールする場合は、インストール占有スペース、使用頻度、およびインターネット・ポリシーに応じて、製品ごとのヘルプに異なるロケーションを使用できます。インターネット速度が問題である場合は、長い一回限りのダウンロードとローカル・アクセスが望ましい場合があります。後でのヘルプ更新では、差異のみが組み込まれます。

管理者であって、ユーザーにイントラネット・サーバーにあるヘルプ内容にアクセスさせる場合、サーバーにヘルプ WAR ファイルをする方法の説明については、Installation Manager のインフォメーション・センターを参照してください。

インストール前のタスク

インストールする前に、ご使用のコンピューターを準備または構成しなければならない場合もあります。

インストール前のチェックリスト

次の情報を検討し、必要とされるインストール前のステップが完了したことを確認してください。

__   1.
パスポート・アドバンテージ (IBM Passport Advantage®) からダウンロードした電子イメージからインストールする場合は、必要な要素がすべて揃っていること、およびダウンロード・ファイルを正しく解凍したことを確認します。
__   2.
(Linux または Unix の場合) 物理メディアからインストールする場合は、DVD ドライブをマウントします。
__   3.
(Linux または Unix の場合) root 以外のユーザーに製品を使用させる場合は、製品をインストールする前に umask 変数を 0022 に設定します。この変数を設定するには、root ユーザーとしてログインして端末セッションを開始し、umask 0022 と入力してください。
__   4.
(Linux または Unix の場合) コンピューター上のファイル・ハンドル数を増やします。
__   5.
適切なユーザー ID を使用してコンピューターにログオンしたことを確認します。
__   6.
オプション: イントラネット・サイトからインストールする場合は、リポジトリーを指定します。

電子イメージの検査および抽出

パスポート・アドバンテージ (IBM Passport Advantage) からインストール・ファイルをダウンロードした場合、ソフトウェアをインストールするには、圧縮ファイルから電子イメージを抽出しておく必要があります。

インストール・ファイルのダウンロードに Download Director オプションを選択した場合、Download Director アプレットが処理する各ファイルの完全性を自動的に検証します。

ファイルの抽出

ダウンロードした圧縮ファイルからインストール・ファイルを解凍する場合、以下のことを行います。

Linux または Unix コンピューター上でファイル・ハンドル数を増やす

製品パフォーマンスを最適にするため、ファイル・ハンドル数を、デフォルトの 1024 ハンドルより大きくします。

重要:
製品で作業を行う前に、ファイル・ハンドルの数を増やします。ほとんどの製品は、プロセス当たりのデフォルト限度数である 1024 個よりも多くのファイル・ハンドル使用します。この変更はシステム管理者が行う必要があります。

以下のステップを正しく完了するようにしてください。この手順を正しく完了しなかった場合、コンピューターは始動しません。

Linux または Unix コンピューター上のファイル・ハンドル数を増やすには、以下の手順を完了します。

  1. root としてログインします。root アクセス権限がない場合は、継続する前に取得する必要があります。
  2. etc ディレクトリーに移動します。
    重要: 次のステップでファイル・ハンドルの数を増やす場合は、コンピューター上に空の initscript ファイルを残さない でください。残した場合、次回コンピューターを再始動したときに、始動しなくなります。
  3. etc ディレクトリー内の initscript ファイルを、vi エディターを使用して編集します。このファイルがない場合は、vi initscript と入力して作成してください。
  4. 最初の行に、ulimit -n 4096 と入力します。ここでのポイントは、4096 という数は、ほとんどの Linux または Unix コンピューターでのデフォルトである 1024 よりも十分に大きな数値であるということです。
    重要:
    ハンドル数を大きく設定しすぎるとシステム全体のパフォーマンスに悪い影響がある可能性があるため、大きくしすぎないでください。
  5. 2 行目に eval exec "$4" と入力します。
  6. ステップ 4 と 5 を完了したことを確認した後、ファイルを保存して閉じます。
  7. オプション: etc/security ディレクトリーの limits.conf ファイルを変更することにより、ユーザーまたはグループが使用できるハンドルの数を制限します。 SUSE Linux Enterprise Server (SLES) バージョン 9 と Red Hat Enterprise Linux バージョン 4.0 には、デフォルトでこのファイルがあります。このファイルがない場合は、前の手順のステップ 4 でもっと少ない数 (例えば 2048) を使用することを考慮します。これを行うのは、プロセスごとに許容されるオープン・ファイル数について、ほとんどのユーザーがある程度低い限度を持つようにするためです。ステップ 4 である程度低い数値を使用した場合は、これを行うことはそれほど重要ではありません。ただし、以前のステップ 4 で高い数値を設定し、limits.conf ファイルに限度を設定しなかった場合、コンピューターのパフォーマンスはかなり悪くなります。

    以下のサンプルの limits.conf ファイルは、すべてのユーザーを制限した上で、その後に他の異なる限度を設定します。このサンプルでは、ステップ 4 でハンドルを 8192 に設定したと想定しています。

    *      soft nofile 1024
    *      hard nofile 2048
    root    soft nofile 4096
    root    hard nofile 8192
    user1   soft nofile 2048
    user1 hard nofile 2048

    この例では、* ですべてのユーザーの制限を最初に設定していることに注目してください。これらの限度は、その後の限度よりも低くなっています。root ユーザーが使用できる許容ハンドル数はこれより高くなり、user1 が使用できる数はそれら 2 つの間になります。変更を行う前に、limits.conf ファイルに含まれている文書を必ず読んで理解しておいてください。

ドライブのマウント

Linux または Unix などの一部のオペレーティング・システムでは、製品ディスク上のデータにアクセスする前に、適切なドライブをマウントする必要があります。

重要:
ドライブをマウントする前に、製品ディスクをドライブに挿入します。

Linux または Unix の場合:

  1. root 権限を持つユーザーとしてログインします。
  2. ドライブに DVD を挿入し、コマンドとして mount -t iso9660 -o ro /dev/cdrom /cdrom を入力します。 /cdrom 変数は DVD のマウント・ポイントを表します。
  3. ログアウトします。

DVD ドライブを自動的にマウントできるウィンドウ・マネージャーもあります。詳しくは、コンピューターの資料を参照してください。

リポジトリーの指定

リポジトリーとは、インストールまたは更新用のパッケージ・データを格納するための場所のことをいいます。デフォルトでは、IBM Installation Manager は各製品パッケージに組み込まれた URL を使用することにより、インターネットを介してリポジトリー・サーバーに接続し、使用可能なインストール・パッケージおよび新規フィーチャーを検索します。これらのリポジトリー・ロケーションは、「設定」ウィンドウの「リポジトリー」ページで設定できます。

注:
インストール・プロセスを開始する前に、必ず管理者または IBM からインストール・パッケージのリポジトリー URL を入手してください。

このタスクは、インターネット上または製品メディアのデフォルト・リポジトリー以外のリポジトリーからインストールする場合にのみ、完了する必要があります。例えば、組織では、イントラネット・サイトを使用するにはリポジトリーのリダイレクトを必要とする場合があります。

リポジトリーは、インストール・ディスクの /repo ディレクトリーにあります。

リポジトリーを指定するには、以下のステップを実行します。

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. 「開始」ページで、「ファイル」 > 「設定」をクリックします。
  3. 「設定」ウィンドウで、「リポジトリー」をクリックします。 「リポジトリー」ページが開きます。このページには、使用可能なリポジトリー、そのロケーション、およびそのリポジトリーが接続されているかどうかが表示されます。
  4. 「リポジトリー」ページで、「リポジトリーの追加」をクリックします。
  5. 「リポジトリーの追加」ダイアログ・ボックスで、リポジトリー・ロケーションの URL を入力するか、「参照」を使用してリポジトリーが含まれる .zip または JAR ファイル、diskTag.inf ファイル、または拡張リポジトリーの repository.config ファイルを見つけ、「OK」をクリックします。 新規リポジトリー・ロケーションがリストされます。リポジトリーが接続されていない場合、赤い x が「接続」列に表示されます。
    注:
    パッケージの更新は、例えば IBM サポート・サイトやローカル更新リポジトリーなどのサービス・リポジトリーに保管可能です。こうしたリポジトリーは、前の手順でリストされたリポジトリーにリンクされている場合があります。リンクされたこれらのサービス・リポジトリー内の更新パッケージを検索するには、「インストール時および更新時にサービス・リポジトリーを検索 (Search service repositories during installation and updates)」を選択しておく必要があります。このオプションはデフォルトで選択されています。
  6. 「OK」をクリックして「設定」ウィンドウを閉じます。

ソフトウェアのインストール

製品パッケージをインストールするには、以下のトピックで示す手順と情報に従ってください。

Installation Manager のインストール・ウィザードを使用した、IBM Optim Data Masking Solution のインストール

このトピックでは、Installation Manager のインストール・ウィザードを使用した、Optim Data Masking Solution のインストールの説明を行います。

必要なプリインストール・タスクをすべて完了します。

この資料では、製品パッケージのインストール開始方法について、一般的なインストールの流れに沿って説明します。一般的には、インストール・ランチパッドおよび Installation Manager のインストール・ウィザードを使用して製品パッケージをインストールします。製品パッケージのサイレント・インストールの方法について詳しくは、サイレント・インストール情報を参照してください。

IBM Installation Manager を使用してインストールされる製品の場合、インストール・プロセスを開始すると、まだ Install Manager がインストールされていない場合でも IBM Installation Manager が開始されることになります。その場合は、製品パッケージのインストール・プロセス時に、Installation Manager をコンピューターにインストールします。インストール・ウィザードは、インストール・パッケージを含むリポジトリーのロケーションを使用して既に構成されています。

注:
インストールを開始した時点で Installation Manager の新しいバージョンが検出された場合、続行する前にそのバージョンのインストールを確認するプロンプトが出されます。「OK」をクリックして先へ進みます。Installation Manager は、新規バージョンのインストール、停止、再始動、および再開を自動的に行います。

ランチパッドには、管理または非管理のインストールを実行するオプションが含まれています。

Installation Manager のインストール・ウィザードを使用して IBM InfoSphere Optim Data Masking Solution をインストールするには、以下の手順を実行します。

  1. 製品 DVD を DVD ドライブに挿入します。 Linux および Unix の場合は、DVD ドライブがマウント済みであることを確認します。

    自動実行がコンピューターで使用可能になっている場合は、ランチパッドが自動的に開きます。

    手動でインストールを開始するには、以下の手順に従います。

  2. オプション: 手動でインストールを開始するには、launchpad.exe または launchpad.sh を実行します。これは DVD のルート・ディレクトリーにあります。

    代替手段として、既に Installation Manager が別途インストール済みであれば、以下の手順に従ってインストール・プロセスを開始することもできます。

    1. Installation Manager を開始します。
    2. Installation Manager のリポジトリー設定を構成します。
    3. Installation Manager のインストール・ウィザードを実行して、製品パッケージをインストールします。
  3. オプション: ランチパッドを使用してインストールしている場合は、製品情報を読みます。
  4. オプション: ランチパッドを使用してインストールしている場合は、「製品のインストール」をクリックして、Installation Manager のインストール・ウィザードを開きます。
  5. Installation Manager のインストール・ウィザードの「パッケージのインストール」ページで、インストールするパッケージ を選択します。
  6. 更新が使用可能な場合は、製品基本パッケージのインストールと同時に更新をインストールできます。パッケージの更新情報を検索するには、「他のバージョンおよび拡張機能を確認する (Check for Other Versions and Extensions」をクリックします。 Installation Manager は、製品パッケージの定義済み IBM 更新リポジトリーで更新を検索します。さらに、Installation Manager の「設定」ウィンドウで手動で設定済みのすべてのリポジトリー・ロケーションも検索されます。
  7. インストールできるパッケージに関する詳細を知りたい場合は、パッケージ名をクリックします。「詳細」ペインにパッケージの説明が表示されます。
  8. 「次へ」をクリックします。
  9. 「ライセンス」ページで、選択したパッケージのご使用条件を読みます。 「ライセンス」ページの左側の各パッケージ・バージョンをクリックすると、その使用条件が表示されます。
    1. すべての使用条件の条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意する (I accept the terms of the license agreements)」をクリックします。
    2. 「次へ」をクリックして先に進みます。
  10. Installation Manager をインストールする場合:「ロケーション」ページの「共用リソース・ディレクトリー (Shared Resources Directory)」フィールドに、共用リソース・ディレクトリー のパスを入力するか、デフォルトのパスを受け入れます。 Linux 上にインストールする場合は、ディレクトリー・パスにスペースを含めないようにしてください。共用リソース・ディレクトリーには、1 つ以上のパッケージ・グループが共用できるリソースが含まれています。
    重要:
    共用リソース・ディレクトリーを指定できるのは、Installation Manager をインストールするときのみです。将来のパッケージの共用リソースに十分なスペースを確保するために、これには一番大きいディスクを使用してください。すべてのパッケージをアンインストールするまで、ディレクトリー・ロケーションを変更することはできません。
  11. 「次へ」をクリックして先に進みます。
  12. 「ロケーション」ページで、製品パッケージのインストール先となるパッケージ・グループ を作成するか、パッケージ・グループを選択します。 パッケージ・グループ は、同一グループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。新規パッケージ・グループを作成するには、次のようにします。
    1. 「新規パッケージ・グループの作成 (Create a new package group)」をクリックします。
    2. パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーのパスを入力します。(Linux 上にインストールする場合は、ディレクトリー・パスにスペースを含めないようにしてください。) パッケージ・グループの名前が自動的に作成されます。
    パッケージ・グループを選択した後、「次へ」をクリックします。
  13. 次の「ロケーション」ページで、インストールしているパッケージに含まれる機能を追加することで、システムに既にインストールされている Eclipse IDE を拡張することを選択できます。 このオプションは Optim Designer には推奨されません。 このページは、最終ステップでパッケージ・グループの共用を選択した場合は、使用不可です。
  14. 「フィーチャー (Features)」ページの「言語 (Languages)」項目で、パッケージ・グループの言語を選択します。製品パッケージのユーザー・インターフェースおよびドキュメンテーションについて、対応する各国語訳がインストールされます。 Optim Designer は、InfoSphere Data Architect で選択された言語を継承します。
  15. 「要約 (Summary)」ページで、選択した内容を製品パッケージのインストール前に再確認します。これまでのページで選択した内容を変更する場合は、「戻る (Back)」をクリックし、変更を行います。インストールの選択内容に問題がなければ、「インストール (Install)」をクリックしてパッケージをインストールします。 進行状況表示にインストールの完了パーセンテージが示されます。
  16. インストール・プロセスが完了すると、プロセスの成功を示す確認メッセージが表示されます。
    1. 「ログ・ファイルの表示 (View log file)」をクリックすると、新しいウィンドウに現行セッションのインストール・ログ・ファイルが開きます。続行するには「インストール・ログ (Installation Log)」ウィンドウを閉じる必要があります。
    2. 「パッケージのインストール」ウィザードで、終了時に製品を開始するかどうかを選択します。
    3. 「完了」をクリックすると、選択したパッケージが起動します。「パッケージのインストール」ウィザードが閉じて、Installation Manager の「開始」ページに戻ります。
  17. Installation Manager を閉じます。

必要なインストール後のタスクがある場合は、それらを完了します。

サイレント・インストール

製品パッケージは、Installation Manager をサイレント・インストール・モードで使用するか、Installation Manager インストーラーを使用することにより、サイレント・インストールできます。 Installation Manager をサイレント・モードで実行する場合は、ユーザー・インターフェースは使用できません。代わりに、応答ファイルを使用して、製品パッケージのインストールに必要なコマンドを入力します。

サイレント・インストール・ロードマップ

標準的なサイレント・インストール・パスでは、Installation Manager インストーラーを使用して Installation Manager をインストールし、その後 Installation Manager を使用して応答ファイルを記録してからソフトウェア・パッケージをサイレント・インストールします。必要であれば、Installation Manager インストーラーを使用して Installation Manager とソフトウェア・パッケージを同時にインストールできます。サイレント・モードでインストールする場合、ユーザー・インターフェースは使用できません。この場合は代わりに、ソフトウェア・パッケージのインストールに必要なコマンドが応答ファイルによって入力されます。

サイレント・インストールを実行するには、次の 2 つのメイン・ロードマップがあります。

  1. Installation Manager を使用してソフトウェア・パッケージをサイレント・インストールします。
    1. Installation Manager インストーラーを使用して Installation Manager をインストールします。
    2. Installation Manager を使用して応答ファイルを記録するか、応答ファイルを手動で作成します。
    3. Installation Manager をサイレント・モードで実行して、操作をサイレントに実行します。
  2. Installation Manager インストーラーを使用して、ソフトウェア・パッケージをサイレント・インストールします。
    1. Installation Manager と他のパッケージをインストールするコマンドを含む応答ファイルを手動で作成します。
    2. 応答ファイルを使用して Installation Manager インストーラーを実行します。

Installation Manager インストーラーの使用

Installation Manager インストーラーは、Installation Manager をサイレント・インストールするために使用するツールです。また、パッケージのインストールにも使用されます。

Installation Manager インストーラーは、コマンド行ユーティリティーです。Installation Manager をサイレントにインストールおよびアンインストールするには、Installation Manager インストーラーを実行します。また、Installation Manager インストーラーを使用してソフトウェア・パッケージをインストールすることもできます。

Installation Manager がまだ使用するコンピューターにインストールされていない場合は、Installation Manager インストーラーを使用し、単一コマンドで Installation Manager とパッケージの両方をまとめてサイレント・インストールすることを選択できます。このサンプル応答ファイルには、Installation Manager とソフトウェア・パッケージをインストールするサンプルが用意されています。Installation Manager が既に使用するコンピューターにインストールされている場合は、Installation Manager を使用してパッケージをインストールするだけで可能です。

Installation Manager のサイレント・インストール

Installation Manager をサイレント・インストールするには、Installation Manager インストーラーを使用します。

Installation Manager のインストールには、Installation Manager インストーラーを使用します。Installation Manager は、管理者モードでも非管理者モードでもインストールできます。Installation Manager をインストールするには、以下の例に従ってください。

  1. Installation Manager インストーラーを unzip します。Installation Manager キットが、次のサイトから使用できます: http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/v7/im/。インストールするバージョン番号 (141 など) を選択して、 zips ディレクトリーを選択します。
  2. InstallerImage_platform サブディレクトリーに切り替えます。
  3. 次のいずれかのコマンドを入力します。

Installation Manager をサイレント・インストールすると、Installation Manager または Installation Manager インストーラーを使用してパッケージをサイレント・インストールすることができます。

デフォルトのインストール・ロケーションの変更

install.xml 応答ファイルを変更して、Installation Manager をインストールするデフォルトのロケーションを変更することができます。

Installation Manager インストーラーは、デフォルトの応答ファイルを使用して Installation Manager インストーラーをインストールします。このファイルを変更して、デフォルトのインストール・ロケーションを変更できます。

  1. InstallerImage_platform ディレクトリーに移動します。
  2. 応答ファイル install.xml を見つけます。
  3. プロファイル情報を追加し、data key および value 属性を使用してインストール・ロケーションを指定することによって、Installation Manager をインストールするロケーションを変更します。 インストール・ロケーションは、eclipse という名前のディレクトリーでなければなりません。

インストール・ロケーションを C:¥IBM¥InstallationManager に変更するために、デフォルトの install.xml 応答ファイルに変更が行われました。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<agent-input clean='true' temporary='true'>

<!-- add a profile and specify the installation location using the data value attribute. The location must end in ¥eclipse -->
<profile kind='self' installLocation='C:¥IBM¥InstallationManager¥eclipse' id='IBM Installation Manager'>
<data key='eclipseLocation' value='C:¥IBM¥InstallationManager¥eclipse'/>
</profile>

<server>
<repository location='.'/>
</server>

<!-- add the profile information but do not modify the features, id, and version number -->
<install>
<offering profile='IBM Installation Manager' features='agent_core,agent_jre' id='com.ibm.cic.agent' version='1.2.0.20080624_0100'/>
</install>
</agent-input>

Installation Manager インストーラーを使用したパッケージのサイレント・インストール

Installation Manager インストーラーを使用して Installation Manager と他のソフトウェア・パッケージをインストールできます。

Installation Manager インストーラーを使用してソフトウェア・パッケージをインストールするには、まず応答ファイルを作成する必要があります。

Installation Manager インストーラーを使用すると Installation Manager とソフトウェア・パッケージを同時にサイレント・インストールすることができます。必要に応じて、インストーラーを使用して Installation Manager をインストールし、次に Installation Manager を使用してパッケージをサイレント・インストールすることもできます。

Installation Manager インストーラーを使用してパッケージをサイレント・インストールするには、InstallerImage_platform ディレクトリーから次のコマンドを入力します。

次の表は、サイレント・インストール・コマンドで使用される引数を示しています。

引数 説明
-vm
Java ランチャーを指定します。サイレント・モードでは、Windows の場合は java.exe、他のプラットフォームでは java をそれぞれ必ず使用します。
-nosplash
スプラッシュ画面を表示しないことを指定します。
--launcher.suppressErrors
JVM エラー・ダイアログを表示しないことを指定します。
-silent
Installation Manager インストーラーまたは Installation Manager をサイレント・モードで実行することを指定します。
-input
Installation Manager インストーラーまたは Installation Manager の入力としての XML 応答ファイルを指定します。応答ファイルには、インストーラーまたは Installation Manager が実行するコマンドが収められます。
-log
(オプション) サイレント・インストールの結果を記録するログ・ファイルを指定します。ログ・ファイルは XML ファイルです。

サイレント・インストール・セッションが正常に完了した場合、ログ・ファイルにはルート・エレメントの <result> </result> のみが含まれます。一方、インストール中にエラーが発生した場合、サイレント・インストール・ログ・ファイルにはエラー・エレメントとエラー・メッセージが含まれます。

-updateAll
(オプション) 使用可能な更新をすべてインストールします。
-installAll
(オプション) 使用可能な製品をすべてインストールします。
--launcher.ini silent-install.ini

使用する製品 .ini ファイルのロケーションを指定します。この引数を指定しなかった場合、実行可能ファイルは、ランチャーと同じディレクトリーに名前が同じで拡張子が「.ini」のファイルがないか調べます。例えば、installc.exe の場合は、installc.ini がないか確認します。 installc.exe ファイルと同じディレクトリーに存在する silent-install.ini ファイルには、サイレント・インストールするための初期化パラメーターが含まれていて、常に存在しなければなりません。

--launcher.ini user-silent-install.ini

非管理者インストールで使用する製品 .ini ファイルのロケーションを指定します。この引数を指定しなかった場合、実行可能ファイルは、ランチャーと同じディレクトリーに名前が同じで拡張子が「.ini」のファイルがないか調べます。例えば、install.exe の場合は、install.ini がないか確認します。 install.exe ファイルと同じディレクトリーに存在する silent-install.ini ファイルには、サイレント・インストールに適用できる初期化パラメーターが含まれていて、常に存在しなければなりません。

-accessRights
IM を管理モードで動作させるか非管理モードで動作させるかを定義します。非管理モードの場合、この引数は常に次のように「nonAdmin」パラメーターを指定して使用する必要があります。
-accessRights nonAdmin
管理モードの場合は、次のように admin パラメーターを指定して使用する必要があります。
-accessRights admin

この引数を使用しない場合は、現行ユーザーのアクセス権に基づくデフォルト値が設定されます。

注:

Administrator グループのメンバーである Windows XP ユーザーの場合、デフォルトは常に -accessRights admin です。このユーザーが非管理モードで実行するには、-accessRights nonAdmin 引数を明示的に渡す必要があります。

-showProgress
進行状況表示バーをコンソールに表示します。
-ShowVerboseProgress
進行状況テキストをコンソールに表示します。例えば、リブートが必要な場合には、「インストールを完了するためにマシンをリブートしてください」のテキストが表示されます。

Installation Manager インストーラーには、この表に記載した引数のデフォルト値が含まれている初期化、つまり .ini ファイル silent-install.ini (または、非管理者インストールの場合は user-silent-install.ini) があります。例えば、デフォルトの silent-install.ini ファイルは次のようになっていることがあります。

-accessRights
admin
-vm
C:¥Program Files¥IBM¥Installation Manager¥eclipse¥jre_5.0.2.sr5_20070511¥jre¥bin¥java.exe
-nosplash
--launcher.suppressErrors
-silent
-vmargs
-Xquickstart
-Xgcpolicy:gencon

インストールが成功すると、状況「0」が戻され、操作が成功しない場合はゼロ以外の数値が戻されます。

Installation Manager インストーラーは実行すると、応答ファイルを読み取り、(必要な場合は) 指定されたディレクトリーにログ・ファイルを書き込みます。ログ・ファイルとディレクトリーを指定した場合、操作が正常終了したときには、ログ・ファイルは空です。例:

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<result>
</result>

操作が正常に完了しない場合、ログ・ファイルにはエラー・エレメントが含まれます。

Installation Manager のログ・ファイルも使用可能です。Installation Manager ログ・ファイルのデフォルトのロケーションは、以下のとおりです。

Installation Manager によるサイレント・インストール

パッケージをサイレントにインストール、アンインストール、更新、または変更するには、応答ファイルを使用して Installation Manager をサイレント・モードで起動します。Installation Manager は、パッケージをサイレント・インストールするために通常使用されるツールです。

Installation Manager がまだ使用するコンピューターにインストールされていない場合は、Installation Manager インストーラーを使用し、単一コマンドで Installation Manager とパッケージの両方をまとめてサイレント・インストールすることもできます。

Installation Manager を使用したパッケージのサイレント・インストール

Installation Manager をサイレント・モードで使用してコマンド行から製品パッケージをインストールできます。

Installation Manager をインストールした後、サイレント・モードで使用してパッケージをインストールできます。このファイルでは、Installation Manager を使用してパッケージをインストールする方法について説明します。

Installation Manager をサイレント・モードで実行するには、Installation Manager をインストールしたディレクトリー内の eclipse サブディレクトリーから以下のコマンドを実行します。

次の表は、サイレント・インストール・コマンドで使用される引数を示しています。

引数 説明
-vm
Java ランチャーを指定します。サイレント・モードでは、Windows の場合は java.exe、他のプラットフォームでは java をそれぞれ必ず使用します。
-nosplash
スプラッシュ画面を表示しないことを指定します。
--launcher.suppressErrors
JVM エラー・ダイアログを表示しないことを指定します。
-silent
Installation Manager インストーラーまたは Installation Manager をサイレント・モードで実行することを指定します。
-input
Installation Manager インストーラーまたは Installation Manager の入力としての XML 応答ファイルを指定します。応答ファイルには、インストーラーまたは Installation Manager が実行するコマンドが収められます。
-log
(オプション) サイレント・インストールの結果を記録するログ・ファイルを指定します。ログ・ファイルは XML ファイルです。

サイレント・インストール・セッションが正常に完了した場合、ログ・ファイルにはルート・エレメントの <result> </result> のみが含まれます。一方、インストール中にエラーが発生した場合、サイレント・インストール・ログ・ファイルにはエラー・エレメントとエラー・メッセージが含まれます。

-updateAll
(オプション) 使用可能な更新をすべてインストールすることを指定します。
-installAll
(オプション) 使用可能な製品をすべてインストールすることを指定します。
--launcher.ini silent-install.ini

使用する製品 .ini ファイルのロケーションを指定します。この引数を指定しなかった場合、実行可能ファイルは、ランチャーと同じディレクトリーに名前が同じで拡張子が .ini のファイルがないか調べます。例えば、IBMIM.exe は IBMIM.ini を調べ、install.exe は install.ini を調べます。 IBMIM.exe ファイルと同じディレクトリーに存在する silent-install.ini ファイルには、サイレント・インストールに適用できる初期化パラメーターが含まれていて、常に存在しなければなりません。

--launcher.ini user-silent-install.ini

Windows の非管理者用に使用する製品 .ini ファイルのロケーションを指定します。この引数を指定しなかった場合、実行可能ファイルは、ランチャーと同じディレクトリーに名前が同じで拡張子が「.ini」のファイルがないか調べます。例えば、IBMIM.exe の場合は、IBMIM.ini がないか確認します。 IBMIM.exe ファイルと同じディレクトリーに存在する user-silent-install.ini ファイルには、サイレント・インストールに適用できる初期化パラメーターが含まれていて、常に存在しなければなりません。

-showProgress
進行状況表示バーをコンソールに表示します。
-ShowVerboseProgress
進行状況テキストをコンソールに表示します。例えば、リブートが必要な場合には、「インストールを完了するためにマシンをリブートしてください」のテキストが表示されます。
-accessRights
Installation Manager を管理モードで動作するか非管理モードで動作するかを指定します。非管理モードの場合、この引数は常に次のように「nonAdmin」パラメーターを指定して使用する必要があります。
-accessRights nonAdmin
管理モードの場合、この引数は次のように「admin」パラメーターを指定して使用する必要があります。
-accessRights admin

この引数を使用しない場合は、現行ユーザーのアクセス権に基づくデフォルト値が設定されます。

注:

Administrator グループのメンバーである Windows XP ユーザーの場合、デフォルトは常に -accessRights admin です。このユーザーが非管理モードで実行するには、-accessRights nonAdmin 引数を明示的に渡す必要があります。

Installation Manager 用の初期設定ファイルつまり .ini ファイルである silent-install.ini には、この表に記載した引数のデフォルト値が組み込まれています。例えば、silent-install.ini ファイルは次のようになっています。

-accessRights
admin
-vm
C:¥Program Files¥IBM¥Installation Manager¥eclipse¥jre_5.0.2.sr5_20070511¥jre¥bin¥java.exe
-nosplash
--launcher.suppressErrors
-silent
-vmargs
-Xquickstart
-Xgcpolicy:gencon

インストールが成功すると、状況「0」が戻され、操作が成功しない場合はゼロ以外の数値が戻されます。

Installation Manager インストーラーは実行すると、応答ファイルを読み取り、(必要な場合は) 指定されたディレクトリーにログ・ファイルを書き込みます。ログ・ファイルとディレクトリーを指定した場合、操作が正常終了したときには、ログ・ファイルは空です。例:

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<result>
</result>

操作が正常に完了しない場合、ログ・ファイルにはエラー・エレメントが含まれます。

Installation Manager のログ・ファイルも使用可能です。Installation Manager ログ・ファイルのデフォルトのロケーションは、以下のとおりです。

Installation Manager を使用して使用可能なすべての製品をサイレント・インストールする

Installation Manager を使用して、使用可能なすべての製品を検索し、サイレント・インストールすることができます。

Installation Manager をサイレント・モードで使用して、使用可能なすべての製品を検索してインストールするには、次の手順で行います。

  1. コマンド行で、Installation Manager がインストールされているディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。
  2. 次のコマンドを入力して実行します。

接続されたすべてのリポジトリーが検索され、検出された使用可能なすべての製品がインストールされます。

Installation Manager を使用してインストールされているすべての製品に対する更新をサイレント・インストールする

Installation Manager を使用すると、現在インストールされているすべての製品の更新をサイレント方式で検索してインストールできます。

インストールされている製品の使用可能なすべての更新を検索してインストールするには、次の手順で行います。

  1. コマンド行で、Installation Manager がインストールされているディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。
  2. 次のコマンドを入力して実行します。

Installation Manager が認識した使用可能なすべての製品更新がインストールされます。

Installation Manager を使用して認証済みリポジトリーからサイレント・インストールする

認証済みリポジトリーからサイレント・インストールすることができます。ただし、認証済みリポジトリーにアクセスするには適切な資格情報が必要です。

Installation Manager は、Eclipse インフラストラクチャー (www.eclipse.org) を使用して、資格情報を鍵リング・ファイルというファイルに保存します。鍵リング・ファイルの内容は暗号化されますが、鍵リング・ファイルを開くためのパスワードを指定することで、セキュリティー・レベルを強化できます。鍵リング・ファイルに関する追加情報は、www.eclipse.org から入手できる「Eclipse workbench user's guide」を参照してください。

認証済みリポジトリーにサイレント・モードでアクセスするには、以下のステップを実行します。

  1. Installation Manager をユーザー・インターフェース (UI) モードで開始し、コマンド行パラメーター -keyring <ファイル> [-password <パスワード>] を指定します。例えば、IBMIM -keyring c:¥my_directory¥im.keyring と入力します。
  2. Installation Manager を UI モードで使用して保護リポジトリーにアクセスすると、資格情報を入力できるウィンドウが開きます。正しい資格情報を入力し、保存します。 「パスワードの保存 (Save password)」チェック・ボックスを選択しておく必要があります。 指定した鍵リング・ファイルに資格情報が保存されます。
  3. Installation Manager をサイレント・モードで開始する場合は、-keyring <ファイル> -password <パスワード> コマンド行パラメーターを使用します。サイレント・インストールの過程で、コマンド行で指定した鍵リング・ファイルから保護リポジトリー用の資格情報が取り出されます。例:
    1. Windows の場合: IBMIMc.exe --launcher.ini silent-install -input <入力ファイルのパスと名前> -keyring <鍵リング・ファイルのパスと名前> -password <パスワード>
    2. 他のプラットフォームの場合: IBMIM --launcher.ini silent-install -input <入力ファイルのパスと名前> -keyring <鍵リング・ファイルのパスと名前> -password <パスワード>

Installation Manager のサイレント・アンインストール

アンインストール・スクリプトを使用して Installation Manager をサイレントにアンインストールする

アンインストール・スクリプトは、Installation Manager の uninstall ディレクトリーに保管されています。Installation Manager をサイレント・アンインストールするには、次の手順で行います。

  1. コマンド行で、Installation Manager の uninstall ディレクトリーに変更します。
  2. 次のコマンドを入力します。

応答ファイル

応答ファイルは XML ファイルであり、サイレント・モードでインストール操作を実行するために必要なデータが含まれています。

応答ファイルは、Installation Manager と Installation Manager インストーラーの両方で、インストール操作をサイレントに実行するために使用されます。ユーザー・インターフェース・モードの Installation Manager 内で行った設定およびインストール・アクションを記録することによって応答ファイルを記録したり、応答ファイルのコマンドおよび設定に関する文書化されたリストを使用して応答ファイルを手動で作成したりできます。

応答ファイルは XML ファイルであり、Installation Manager がサイレント・モードで読み取るデータが含まれています。応答ファイルを使用すると、Installation Manager をウィザード・モードで使用して実行できる、ほとんどすべてのアクションを実行できます。例えば、応答ファイルを使用して、パッケージを含むリポジトリーのロケーション、インストールするパッケージ、およびそのパッケージ用にインストールする機能を指定できます。また、応答ファイルを使用して、インストールされたパッケージの変更、更新の適用、およびライセンスの適用を行うこともできます。サンプル応答ファイル: Installation Manager およびパッケージのインストール

Installation Manager を使用して応答ファイルを記録する

アクションを Installation Manager で記録することによって応答ファイルを作成できます。応答ファイルを記録すると、Installation Manager で行ったすべての選択内容が XML ファイルに保管されます。Installation Manager をサイレント・モードで実行すると、Installation Manager は XML 応答ファイル内のデータを使用してインストールを実行します。

応答ファイルを記録する場合は、アクションの実行 (例えば、パッケージのインストール) を選択したり、アクションを実行しないで、応答ファイルの作成を記録するだけを選択したりできます。応答ファイルを記録する場合、リポジトリー設定などの、行った設定は保管されないことに注意してください。応答ファイルを記録するには、次の手順に従ってください。

  1. コマンド行で、Installation Manager がインストールされているディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。例:
  2. コマンド行で、以下のコマンドを入力して Installation Manager を開始します。応答ファイルとログ・ファイル (オプション) のファイル名とロケーションは、実際の値に置き換えてください。
  3. 該当するウィザードのスクリーン内の指示に従ってください。リポジトリーを新規ロケーションにコピーした場合は、「ファイル」 > 「設定」 > 「リポジトリー・ロケーション」ダイアログを使用して、リポジトリーのロケーションを設定できます。
  4. 完了」をクリックし、Installation Manager を閉じます。

XML 応答ファイルが作成され、コマンドで指定したロケーションに保存されます。

応答ファイルを手動で作成する

Installation Manager のサイレント・インストール機能を使用する場合は、Installation Manager が実行しなければならないすべてのコマンドを含む応答ファイルを作成する必要があります。このための推奨方法は、パッケージをインストールしながらその操作を記録することによって応答ファイルを作成することです。ただし、手動で応答ファイルを作成したり編集したりすることもできます。

応答ファイルのコマンドには、次の 2 つのカテゴリーがあります。

応答ファイルのコマンド

この参照表を使用すると、応答ファイルのコマンドについてさらに知ることができます。

応答ファイルのコマンド 説明

プロファイル

<profile 
id="the profile (package group) id" 
installLocation="the install location of
 the profile">
<data key="key1" value="value1"/>
<data key="key2" value="value2"/>

</profile>
プロファイルはインストール・ロケーションです。このコマンドは、パッケージ・グループ (つまりインストール・ロケーション) を作成する場合に使用します。指定したパッケージ・グループが既に存在する場合、このコマンドの効力はありません。現在では、サイレント・インストールではプロファイルの作成時に Eclipse 用とネイティブ用に、2 つのインストール・コンテキストも作成されます。

プロファイルのプロパティーの設定に <data> エレメントを使用できます。

現在サポートされているキーおよび関連する値は、次のとおりです。

  • eclipseLocation キーは、既存の Eclipse ロケーション値を指定します。例えば c:¥myeclipse¥eclipse などです。
  • cic.selector.nl キーは、自然言語 (NL) ロケール選択を指定します。例えば、 zh、ja、en などです。
注:
複数の NL 値はコンマで分離します。

以下に、言語コードを示します。すべての製品ですべての言語がサポートされているわけではありません。

  • 英語 (en)
  • フランス語 (fr)
  • イタリア語 (it)
  • 中国語 (簡体字) (zh)
  • ロシア語 (ru)
  • 中国語 (繁体字) (台湾) (zh_TW)
  • 中国語 (繁体字) (香港) (zh_HK)
  • ドイツ語 (de)
  • 日本語 (ja)
  • ポーランド語 (pl)
  • スペイン語 (es)
  • チェコ語 (cs)
  • ハンガリー語 (hu)
  • 韓国語 (ko)
  • ポルトガル語 (pt_BR)

リポジトリー

<server>
<repository location="http://example/
repository/">
<repository location="file:/C:/
repository/">
<!--add more repositories below-->
<...>
      </server>
このコマンドは、サイレント・インストール時に使用されるリポジトリーを指定する場合に使用します。リモート・リポジトリーを指定するには、URL または UNC パスを使用します。ローカル・リポジトリーを指定するには、ディレクトリー・パスを使用します。

インストール

<install>
<offering profile= "profile id" 
features= "feature ids" 
id= "offering id" version= "offering 
version" selected="true"></offering>

<!--add more offerings below>
<...>

</install>
このコマンドは、インストールするインストール・パッケージを指定する場合に使用します。

プロファイル ID は、既存のプロファイルか、またはプロファイル設定コマンドで作成されたプロファイルと一致しなければなりません。

フィーチャー ID は、例えば「feature1, feature2」など、必要に応じてコンマ区切りリストで指定できます。フィーチャー ID を指定しなかった場合は、指定したオファリングのすべてのデフォルト・フィーチャーがインストールされます。

注:
必須フィーチャーは、コンマ区切りリストで明示的に指定されていなくても、インストールに含められます。

バージョン番号は必須ではありません。バージョンを指定しなかった場合、Installation Manager は指定された ID の最新の製品をインストールします。このとき、使用可能な更新とフィックスが適用されます。

「selected」属性はオプションです。デフォルトでは、「selected」は「true」に設定されています。「selected」を「false」に設定すると、サイレント・インストールではパッケージはインストールされません。ウィザード・モードで実行中にパッケージがパッケージ選択ページに表示されますが、最初はパッケージは選択されていません。

更新 (ウィザード・モード)

<update>
<offering profile= "profile id">
</update>
このコマンドは、更新するプロファイルを指定する場合に使用します。プロファイル ID は既存のプロファイルと一致しなければなりません。
注:
このコマンドは、更新ウィザードを呼び出す目的でウィザード・モードでのみ使用でき、サイレント・モードでは機能しません。

変更 (ウィザード・モード)

<modify>
<offering profile= "profile id">
</modify>
このコマンドは、変更するプロファイルを指定する場合に使用します。プロファイル ID は既存のプロファイルと一致しなければなりません。
注:
このコマンドは、更新ウィザードを呼び出す目的でウィザード・モードでのみ使用でき、サイレント・モードでは機能しません。

変更 <install modify="true"> または <uninstall modify="true"> (オプション属性)

<uninstall modify="true">
<offering profile="profile id"
 id="Id" version="Version" 
features="-"/>
</uninstall>

既存のインストールを変更することを示すには、インストール・コマンドおよびアンインストール・コマンドで <install modify="true"> 属性を使用します。デフォルト値は false です。変更操作の意図が追加の言語パックをインストールすることのみの場合は、新規フィーチャーを追加しないことを示すハイフン「-」をオファリング・フィーチャー ID リストで使用する必要があります。

重要:
例で示すように、modify="true" とハイフン "-" をフィーチャー・リストに指定する必要があります。こうしないと、インストール・コマンドではオファリングのデフォルト・フィーチャーがインストールされ、アンインストール・コマンドではすべてのフィーチャーが除去されます。

アンインストール

<uninstall>
<offering profile= "profile id" 
features= "feature ids" 
id= "offering id" version= "offering 
version"></offering>

<!--add more offerings below>
<...>

</uninstall>
このコマンドは、アンインストールするパッケージを指定する場合に使用します。

プロファイル ID は、既存のプロファイルか、またはプロファイル・コマンドで指定されたプロファイルと一致しなければなりません。また、フィーチャー ID を指定しなかった場合は、指定したオファリングのすべてのフィーチャーがアンインストールされます。オファリング ID を指定しなかった場合は、指定したプロファイルにインストール済みのすべてのオファリングがアンインストールされます。

ロールバック

<rollback>
<offering profile= "profile id"
 id= "offering id" 
version= "offering version">
</offering>

<!--add more offerings below
<...>

</rollback>
このコマンドは、指定したプロファイルに現在インストールされているバージョンから、指定したオファリングにロールバックする場合に使用します。ロールバック・コマンドでフィーチャーを指定することはできません。

すべてインストール

<installALL/>
注:
このコマンドは、次のコマンドを使用した場合と同等です。
-silent -installAll 
.
このコマンドは、使用可能なすべてのパッケージをサイレント方式で検索してインストールする場合に使用します。

すべて更新

<updateALL/>
注:
このコマンドは、次のコマンドを使用した場合と同等です。
-silent -updateAll 
.
このコマンドは、使用可能なすべてのパッケージをサイレント方式で検索して更新する場合に使用します。

ライセンス

<license policyFile="policy file
 location"/>

例:

<license policyFile="c:¥mylicense.opt"/> 
使用する製品パッケージにはライセンスがインストールされている必要がある場合は、このコマンドを使用して、Installation Manager がレコード・モードで開始された後にライセンス・ウィザードを開始することによって、ライセンス・コマンドを含む応答ファイルを生成します。

レコード・モード時に、ライセンス管理ウィザードでフレックス・オプションを設定すると、生成される応答ファイルと同じディレクトリー内の「license.opt」というライセンス・ポリシー・ファイルに、設定したオプションが記録されます。この応答ファイルに、ポリシー・ファイルを参照するライセンス・コマンドが含まれています。

追加の応答ファイル属性

応答ファイル属性 説明

クリーン

<agent-input clean="true">
</agent-input>

デフォルトでは、clean 属性は「false」に設定されています。Installation Manager は、応答ファイルで指定されたリポジトリーなどの設定だけでなく、Installation Manager で設定された既存の設定も使用します。ある設定を応答ファイルと Installation Manager の両方で指定した場合は、応答ファイルで指定した設定が優先されます。

clean 属性を「true」に設定した場合、Installation Manager は応答ファイルで指定されたリポジトリーなどの設定を使用します。Installation Manager で設定された既存の設定は使用されません。

一時

<agent-input clean="true" temporary="false">
</agent-input>

デフォルトでは、temporary 属性は「false」に設定され、応答ファイルでの設定が保持されます。 temporary 属性を「true」に設定すると、応答ファイルでの設定は保持されなくなります。

temporary および clean 属性をまとめて使用することができます。例えば、clean を「true」に設定し、temporary を「false」に設定すると、サイレント・インストールの実行後、応答ファイルで指定したリポジトリーでの設定で、前のセッションの Installation Manager での設定がオーバーライドされます。

使用条件受諾

<agent-input acceptLicense="false">
</agent-input>

デフォルトでは、Installation Manager をサイレント・インストール・モードで使用する場合、インストール・パッケージに付属しているライセンスの受諾に同意しません。インストールするパッケージの使用条件を受け入れる必要がある場合は、サイレント・インストール操作は失敗します。使用条件を受け入れるには、この属性を <agent-input acceptLicense="true"> に設定する必要があります。こうすることにより、応答ファイルで指定したどのパッケージについても、使用条件の受諾に同意することになります。

後でリブート

<agent-input rebootLater="false">
</agent-input>
デフォルトでは、rebootLater は「false」に設定されます。この場合、システムのリブートを必要とするパッケージが応答ファイルで Windows 上にインストールされると、Installation Manager は応答ファイルの実行終了後にシステムをリブートします。

rebootLater を「true」に設定すると、システムはリブートされません。

サイレント・インストール設定コマンド

設定には通常「設定」ウィンドウを使用しますが、サイレント・インストール時に使用される応答ファイルで設定することもできます (キーとして設定)。

注:
応答ファイルでは複数の設定を指定できます。

応答ファイルで設定を定義する場合の XML コードは、次の例のようになります。

<preference
	name = "設定のキー"
	value = "設定する値">
</preference>

サイレント・インストール設定のキーとその関連値を指定する場合は、次の表を使用してください。

キー
com.ibm.cic.common.core.preferences.logLocation Installation Manager ログ・ファイルのロケーションを指定します。
重要:
このキーはオプションです。テストおよびデバッグに使用できます。ログ・ファイルのロケーションを指定しなかった場合、Installation Manager のサイレント・インストールと UI バージョンは同じロケーションを使用します。
com.ibm.cic.license.policy.location リモート・ライセンス・ポリシー・ファイルのあるロケーションを表す URL を指定します。 インストール済みライセンスを必要としない製品には不要です。
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyEnabled True または False ファイアウォールの背後にあるリモート・サーバーへの接続は、Proxy サーバーが可能にします。 False がデフォルト値です。HTTP または SOCKS プロキシーを使用可能にするには、このオプションを使用します。プロキシーを使用可能にすると、すべてのサーバー通信にプロキシーが使用されます。
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyHost ホスト名または IP アドレス
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyPort ポート番号
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyUseSocks True または False ファイアウォールの背後にあるリモート・サーバーへの接続は、Proxy サーバーが可能にします。 False がデフォルト値です。このオプションを有効にすると、SOCKS プロキシー・ホスト・アドレス (必須) および SOCKS プロキシー・ポート番号 (オプション) を指定できます。
com.ibm.cic.common.core.preferences.SOCKS.proxyHost ホスト名または IP アドレス
com.ibm.cic.common.core.preferences.SOCKS.proxyPort ポート番号
com.ibm.cic.common.core.preferences.ftp.proxyEnabled True または False False がデフォルト値です。FTP プロキシーは、アプリケーション・レベルの FTP 用ゲートウェイです。 FTP プロキシーによって、コマンドとデータ・ストリームがクライアントとサーバー間を機密保護されて転送されます。この転送機能は、ファイアウォールおよび FTP マスカレードに役立ちます。FTP プロキシーはまた、FTP サーバーへの接続を固定でき、プロキシー認証を提供することもできます。
com.ibm.cic.common.core.preferences.ftp.proxyHost ホスト名または IP アドレス
com.ibm.cic.common.core.preferences.ftp.proxyPort ポート番号
com.ibm.cic.common.core.preferences.eclipseCache c:¥IBM¥common (Windows)

/opt/IBM/common (Linux)

注:
これらのパスは、この設定のデフォルト値です。通常は、インストール・パッケージがこの設定のその独自の値を提供します。
パッケージが既にインストールされている場合、このロケーションを変更することはできません。
com.ibm.cic.agent.core.pref.offering.service.repositories.areUsed True または False この設定を False に変更すると、使用不可に設定されます。True に設定すると、製品がインストールまたは更新されるときに、リンクされたすべてのリポジトリーが検索されます。
com.ibm.cic.common.core.preferences.preserveDownloadedArtifacts True または False この設定を False に変更すると、使用不可に設定されます。True に設定すると、パッケージを前のバージョンにロールバックするために必要なファイルがシステムに保管されます。 False に設定すると、これらのファイルは保管されません。これらのファイルを保管しない場合、ロールバックするには元のリポジトリーまたはメディアに接続する必要があります。
com.ibm.cic.common.core.preferences.repositoryLocations_EDITABLE True または False 製品がインストールされた後にユーザーがリポジトリーを変更できるかどうかを指定するには、この設定を使用します。
com.ibm.cic.common.core.preferences.directArtifactAccessMode True または False デフォルトは False です。Installation Manager がインストール・プロセスを開始する前に、必要なすべてのインストール・ファイルが共用リポジトリー・ロケーションにダウンロードされます。この設定が True の場合、Installation Manager はインストール・プロセス時に、入力リポジトリーから直接インストール・ファイルにアクセスし、最初にファイルをダウンロードし、検証することは行いません。
com.ibm.cic.common.core.preferences.searchForUpdates True または False デフォルトは False です。True に設定されている場合、Installation Manager は、サイレント・インストールを実行する前にそれ自体の更新がないか検索します。
サンプル応答ファイル

XML ベースの応答ファイルを使用して事前定義情報を指定できます。例えば、サイレント・インストールの設定、リポジトリー・ロケーション、インストール用プロファイルなどを指定できます。応答ファイルは、ソフトウェア・パッケージをサイレント・インストールし、パッケージのロケーションと設定を標準化するチームや会社に効果があります。

応答ファイルを記録してから、ユーザーのニーズに適合するように内容を調整すると役立ちます。応答ファイルの記録の詳細については、Installation Manager を使用して応答ファイルを記録する を参照してください。

サンプル応答ファイルは、インストール・ディスクの scripts ディレクトリーにも含まれています。

サンプル応答ファイル: Installation Manager およびパッケージのインストール

これは、Installation Manager とソフトウェア・パッケージを同時にインストールするためのサンプル応答ファイルです。

Installation Manager とソフトウェア・パッケージをインストールするためのサンプル応答ファイル
<agent-input clean="true" temporary="true">

<!-- add preferences -->
<preference name="com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyEnabled" 
value="false"/>

<!-- create the profile if it doesn't exist yet -->
<profile id="IBM Software Delivery Platform" installLocation="c:/temp/my_profile"></profile>

<server>
<repository location= 
"http://a.site.com/local/products/sample/20090215_1542/repository/"></repository>
</server>

<!-- add the offerings and features to install. You can install Installation Manager and packages in one response file -->
<install>
<offering id="com.ibm.cic.agent" version="1.3.0.20090114_0637" />
<offering features="com.ibm.rad.sdpcore,com.ibm.rad.jre,com.ibm.rad.webtools_core,com.ibm.rad.pde,com.ibm.rad.data_tools" profile="IBMSoftware Delivery Platform" id="com.ibm.rational.application.developer" version="7006_20080320_1728"/>
</install>

</agent-input>
サンプル応答ファイル: パッケージのインストール

これは、ソフトウェア・パッケージをインストールするためのサンプル応答ファイルです。

ソフトウェア・パッケージをインストールするためのサンプル応答ファイル
<agent-input>

<server>
<repository location= 
"http://a.site.com/local/products/sample/20060615_1542/repository/"></repository>
</server>

<!-- use default installation location and choose the latest version of the offering that is available in the repository -->
<install>
	<offering  features= "core" id= "ies">
	</offering>
</install>

</agent-input>
Installation Manager を応答ファイルを使用してウィザード・モードで実行する

応答ファイルを使用して、ウィザード・モードで、ソフトウェア・パッケージを Installation Manager でインストール、更新、変更、またはアンインストールできます。

Installation Manager は、サイレント・モードまたはウィザード・モードで実行できます。Installation Manager をウィザード・モードで開始するには、コマンド行に IBMIM -mode wizard -input <応答> と入力します。<応答> は、応答ファイルのパスと名前です。

応答ファイル内のコマンドに基づいて、Installation Manager はインストール、更新、変更、アンインストールのいずれかのウィザードを開始します。応答ファイルには、1 つの Installation Manager ウィザードに使用されるコマンドのみ含めることができます。例えば、以下のいずれかを応答ファイルに組み込むことができます。

問題分析用のデータのエクスポート

問題分析用のデータが含まれた .zip ファイルを生成できます。このファイルは、問題のトラブルシューティングに役立てるために IBM サポートによって使用されます。

  1. コマンド行で、Installation Manager がインストールされているディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。
  2. 次のコマンドを入力して実行します。

インストール・データを含む .zip ファイルが作成されます。

Installation Manager インストーラーを使用して他の操作を実行する

Installation Manager をインストールできない場合は、Installation Manager インストーラーをオプションで使用して、他のサイレント・インストール操作を実行することができます。

Installation Manager インストーラーを使用して使用可能なすべての製品をインストールする

Installation Manager インストーラーを使用して、使用可能なすべての製品を検索し、サイレント・インストールすることができます。

Installation Manager インストーラーを使用して、使用可能なすべての製品を検索してインストールするには、次の手順で行います。

  1. InstallerImage_platform サブディレクトリーに切り替えます。
  2. 次のコマンドを入力して実行します。

接続されたリポジトリーを検索して検出された使用可能なすべての製品がインストールされます。

Installation Manager インストーラーを使用してすべての製品に対する更新をサイレント・インストールする

Installation Manager インストーラーを使用して、インストールされているすべての製品の更新をサイレント方式で検索してインストールできます。

インストールされている製品の使用可能なすべての更新を検索してインストールするには、次の手順で行います。

  1. InstallerImage_platform サブディレクトリーに切り替えます。
  2. 該当するコマンドを選択し、入力して実行します。

Installation Manager が認識した使用可能な製品更新がすべてインストールされます。

Installation Manager インストーラーを使用して認証済みリポジトリーからサイレント・インストールする

認証済みリポジトリーからサイレント・インストールすることができます。ただし、認証済みリポジトリーにアクセスするには適切な資格情報が必要です。

認証済みリポジトリーからソフトウェア・パッケージをインストールするには、Installation Manager がインストールされている必要があります。

Installation Manager は、Eclipse インフラストラクチャーを使用して、資格情報を鍵リング・ファイルというファイルに保存します。鍵リング・ファイルの内容は暗号化されますが、鍵リング・ファイルを開くためのパスワードを指定することで、セキュリティー・レベルを強化できます。鍵リング・ファイルに関する追加情報は、www.eclipse.org から入手できる「Eclipse workbench user's guide」を参照してください。

認証済みリポジトリーにサイレント・モードでアクセスするには、以下のステップを実行します。

  1. Installation Manager をユーザー・インターフェース・モードで開始し、次のコマンド行パラメーターを指定します: -keyring <file> [-password <password>]。例えば、installc -keyring c:¥my_directory¥im.keyring と入力します。
  2. Installation Manager をウィザード・モードで使用して保護リポジトリーにアクセスすると、資格情報を入力できるウィンドウが開きます。正しい資格情報を入力し、保存します。 「パスワードの保存 (Save password)」チェック・ボックスを選択しておく必要があります。 指定した鍵リング・ファイルに資格情報が保存されます。
  3. Installation Manager をサイレント・モードでインストールしたロケーションの eclipse ディレクトリーから、次のコマンド行パラメーターを指定します: -keyring <file> [-password <パスワード>]。サイレント・インストールの過程で、コマンド行で指定した鍵リング・ファイルから保護リポジトリー用の資格情報が取り出されます。
  4. コマンド行で、適切なコマンドを入力します。

全社的なデプロイおよびインストール

製品を複数のシステムにインストールする必要がある場合、インストール Web サイト上で入手できる記事を参照してください。

Installation Manager インフォメーション・センターには、エンタープライズ環境に製品をインストールするのに役立つ記事があります。 Installation Manager 1.4.1 のインフォメーション・センター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/install/v1r4/index.jsp) にアクセスしてください。

インストール後のタスク

製品パッケージをインストールしたら、必要に応じてインストール後のタスクを実行したり製品パッケージを構成したりします。

インストール後のチェックリスト

製品をインストールした後、インストール済み環境を構成し検証するためのいくつかの作業を行います。

次の情報を検討し、必要とされるインストール後のステップが完了したことを確認してください。

__   1.
インストール済み環境を検証し、製品を開始できることを確認します。Optim コンポーネントの開始に関する詳細は、「Optim ソリューション コンポーネントの構成」の資料を参照してください。
__   2.
ライセンスを構成します。

ライセンスの管理

インストール済みの IBM ソフトウェアおよびカスタマイズ・パッケージのライセンス交付は、IBM Installation Manager の「ライセンスの管理 (Manage Licenses)」ウィザードを使用して管理されます。「ライセンスの管理」ウィザードには、インストール済みの各パッケージのライセンス情報が表示されます。

「ライセンスの管理」ウィザードを使用すると、プロダクト・アクティベーション・キットをインポートすることにより、製品の評価版からライセンス交付版にアップグレードできます。

ライセンス

この製品の購入者として、許可ユーザー・ライセンス、許可ユーザー期限付使用権 (FTL)、およびフローティング・ライセンスの 3 タイプの製品ライセンスの中から選択することができます。どのタイプのライセンスが組織に最適であるかは、製品を使用する人数、アクセス頻度、ソフトウェア購入の方針などによって異なります。

許可ユーザー・ライセンス

許可ユーザー・ライセンスは、1 人の特定の個人に対してソフトウェア製品の使用を許可します。購入者は、製品に何らかの方法でアクセスする個別ユーザーごとに許可ユーザー・ライセンスを取得する必要があります。もともと指定されたユーザーを購入者が長期的または永続的に切り替えない限り、許可ユーザー・ライセンスを再割り当てすることはできません。

例えば、許可ユーザー・ライセンスを 1 ライセンス購入した場合は、そのライセンスを特定の一人に割り当てることができ、そのユーザーがソフトウェア製品を使用できるようになります。許可ユーザー・ライセンスでは、ライセンス交付を受けた個人がその製品を実際に使用していない場合も含めて、製品の使用権はいかなるときも別の人に与えられません。

許可ユーザー固定期間ライセンス

許可ユーザー期限付使用権 (FTL) は、1 人の特定の個人に対して特定期間ソフトウェア製品の使用を許可します。購入者は、製品に何らかの方法でアクセスする個別ユーザーごとに許可ユーザー FTL を取得する必要があります。もともと指定されたユーザーを購入者が長期的または永続的に切り替えない限り、許可ユーザー FTL を再割り当てすることはできません。

注:
パスポート・アドバンテージ・エクスプレス・プログラムで許可ユーザー FTL を購入する場合、ライセンスの有効期限が切れる前に IBM に対して延長しないことを通知しない限り、IBM により現行価格においてライセンス期間が自動的に 1 年間延長されます。初回 FTL 期間の有効期限が切れると、継続の FTL 期間が開始します。継続年用の料金は、現在では初回 FTL 価格の 80 パーセントですが、変更されることがあります。

ライセンス期間を延長しないことを IBM に通知した場合は、ライセンスの有効期限が切れたときに製品の使用を停止する必要があります。

フローティング・ライセンス

フローティング・ライセンスは、複数のチーム・メンバーで共用することができる、単一のソフトウェア製品に対するライセンスです。ただし、同時ユーザーの総数は、購入したフローティング・ライセンスの数を超えてはなりません。例えば、ソフトウェア製品のフローティング・ライセンスを 1 つ購入した場合、組織内の任意のユーザーが任意の時期に製品を使用することができます。製品にアクセスしたい他のユーザーは、現行ユーザーがログオフするまで待たなければなりません。

フローティング・ライセンスを使用するには、フローティング・ライセンス・キーを取得して、Rational License Server にインストールする必要があります。サーバーは、ライセンス・キーへのアクセスを要求するエンド・ユーザー要求に応じます。サーバーは、その組織が購入したライセンス数と同じ数の同時ユーザーにアクセスを許可します。

ライセンス・アクティベーション

評価版のライセンスを使用している場合、インストール後、30 日または 60 日で有効期限が切れます。有効期限の後に製品を使用するには、それをアクティブにする必要があります。

この製品のライセンスは、ライセンス・アクティベーション・キットをインポートすることによりアクティブになります。

アクティベーション・キット

ライセンス・アクティベーション・キットには、ご使用の製品の永続的なライセンス・キーが含まれています。アクティベーション・キットを購入し、ご使用のコンピューターにアクティベーション・キット圧縮ファイルをダウンロードした後、IBM Installation Manager を使用してアクティベーション・キット (.jar ファイル) をインポートし、製品のライセンスをアクティブ化します。

InfoSphere Data Architect のライセンス・アクティベーション・キットは、インストール・ディスクの ida_activation_kit ディレクトリーにあります。

許可ユーザー・ライセンス

許可ユーザー・ライセンスは、1 人の特定の個人に対してソフトウェア製品の使用を許可します。購入者は、製品に何らかの方法でアクセスする個別ユーザーごとに許可ユーザー・ライセンスを取得する必要があります。もともと指定されたユーザーを購入者が長期的または永続的に切り替えない限り、許可ユーザー・ライセンスを再割り当てすることはできません。

例えば、許可ユーザー・ライセンスを 1 つ購入した場合、そのライセンスをある特定の個人に割り当てることができます。割り当てられた個人は、ソフトウェア製品を使用することができます。許可ユーザー・ライセンスでは、ライセンス交付を受けた個人がその製品を実際に使用していない場合も含めて、製品の使用権はいかなるときも別の人に与えられません。

ライセンス・アクティベーション・キットのインポート

永続ライセンス・キーをインストールするには、IBM Installation Manager を使用して、ダウンロード・ロケーションまたは製品メディアからライセンス・アクティベーション・キットをインポートする必要があります。

アクティベーション・キットをまだ購入していない場合、まず購入する必要があります。製品または製品アクティベーション・キットを購入済みの場合は、該当 CD を挿入するか、またはパスポート・アドバンテージ (IBM Passport Advantage) に用意されているアクティベーション・キットをアクセス可能ワークステーションにダウンロードします。アクティベーション・キットは Java アーカイブ (.jar) ファイルとしてパッケージされています。.jar ファイルには永続的なライセンス・キーが含まれ、製品をアクティブ化するためにそれをインポートする必要があります。

アクティベーション・キット .jar ファイルをインポートして新しいライセンス・キーを使用可能にするには、次の手順に従います。

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. メインページで「ライセンスの管理 (Manage Licenses)」をクリックします。
  3. パッケージを選択し、「アクティベーション・キットのインポート (Import Activation Kit)」ボタンをクリックします。
  4. 「次へ」をクリックします。 選択したパッケージの詳細 (現行のライセンスの種類、ライセンスの製品バージョン範囲など) が表示されます。
  5. メディア CD またはダウンロード・ロケーション上のアクティベーション・キットのパスを参照します。次に、該当する Java アーカイブ (JAR) ファイルを選択し、「オープン」をクリックします。
  6. 「次へ」をクリックします。 「要約」ページに、アクティベーション・キットのインストール宛先ディレクトリー、新規ライセンスが適用される製品、およびバージョン情報が表示されます。
  7. 「完了」をクリックします。

パーマネント・ライセンス・キーを含むプロダクト・アクティベーション・キットが製品にインポートされます。「ライセンスの管理」ウィザードに、インポートが正常に行われたかどうかが示されます。

インストール済み製品パッケージのライセンス情報の表示

ライセンス・タイプや有効期限など、インストール済み製品パッケージのライセンス情報を IBM Installation Manager から再確認できます。

ライセンス情報を表示するには、以下のステップを実行します。

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. 「開始」ページで、「ライセンスの管理 (Manage Licenses)」をクリックします。

インストールされている製品パッケージごとに、パッケージのベンダー、現行ライセンス・タイプ、および有効期限が表示されます。

Web ベース・ヘルプの構成

ヘルプ内容のアクセス方法のセットアップまたは変更を必要とする場合があります。

Web ベース・ヘルプのアクセス

製品のヘルプは、インターネット上の製品のインフォメーション・センターで使用できます。このヘルプを、製品内から表示できます。

インストール時に、リモートのインフォメーション・センターにあるヘルプにアクセスするオプションが選択されています。これはデフォルトの選択です。

製品のヘルプ・システムで、製品にインストールされている内容と、インフォメーション・センターを実行しているリモート・サーバーにある内容を検索できます。製品のインフォメーション・センターにあるヘルプ内容は最新であり、リモートのインフォメーション・センターから内容を検索するように製品が構成されていると、インフォメーション・センターの内容は、「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」を選択することによってアクセスし、ヘルプ・システムを開くことができます。

インストール時に、製品は、製品のインフォメーション・センターにあるヘルプにアクセスするように構成されます。

製品のインフォメーション・センターは、次の URL から使用できます: http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/rdahelp/v7r5/index.jsp

次の手順に従って、インフォメーション・センターへの接続を確認します。

  1. 「設定」ダイアログを開きます。
  2. 「ヘルプ」 > 「内容」を選択します。
  3. 「リモート・インフォメーション・センターからヘルプ内容を組み込む」が選択されていることを確認します。
  4. 製品のインフォメーション・センターの URL が、使用可能なインフォメーション・センターのリストに存在していることを確認します。該当するインフォメーション・センターがリストされていない場合は、次の手順を実行します。
    1. 「追加」をクリックします。
    2. 「名前」フィールドに、接続の名前を入力します。
    3. 「ホスト」フィールドに、publib.boulder.ibm.com を入力します。
    4. 「パス」フィールドに、/infocenter/rdahelp/v7r5 を入力します。
    5. 「デフォルト・ポートの使用」 を選択します。
    6. 「OK」をクリックします。
  5. 製品のインフォメーション・センターの項目を選択します。
  6. 「テスト接続」をクリックします。

ローカル・ヘルプ・システム・アップデーター・サイトでのヘルプ・コンテンツのダウンロード

このトピックでは、ローカル・ヘルプ・システム・アップデーター・サイトからヘルプ・コンテンツをダウンロード、除去、および更新する方法を説明します。製品をインストールした時点では、ほとんどのヘルプ・コンテンツはインストールされていません。すべてのヘルプ内容にローカルでアクセスするには、IBM ローカル・ヘルプ・システム・アップデーターの Web サイトからダウンロードする必要があります。

インストール中に、ヘルプのアクセス・オプション、「ヘルプをダウンロードしローカルでコンテンツにアクセスする (Download help and access the content locally)」が選択されています。

製品のヘルプを使用する前に、ヘルプをローカル・システムにダウンロードする必要があります。

ローカル・ヘルプ・システム・アップデーター・サイトからヘルプ・コンテンツをダウンロードするには、以下の手順に従います。

  1. 製品を開いた状態で、「ヘルプ」 > 「ローカル・ヘルプ・アップデーター」をクリックします。 アップデーター・サイトが開きます。
  2. 「x」ペインで、ダウンロードするヘルプの場所を選択します。
  3. 「使用可能なフィーチャー」リストに、ダウンロードできるヘルプのリストが追加されます。ネットワークの接続速度によっては、これに数分かかる場合があります。必要なヘルプ・コンテンツを選択します。
  4. 「インストール」をクリックします。 ヘルプ・コンテンツがダウンロードおよびインストールされます。進行状況表示バーが開き、ダウンロードの状況が追跡されます。
  5. ダウンロードが完了した後、「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」を選択することにより、この製品でヘルプを開きます。

選択したヘルプは、使用するシステムにインストールされています。これらのファイルは、インターネット接続が使用可能になると、自動的に更新されます。

ヘルプ内容の更新

ローカル・ヘルプ・システム・アップデーターを使用して、最新のシステム内容であることを確認します。

ローカル・ヘルプ・システム・アップデーターの Web サイトからヘルプ・フィーチャーをインストールしました。

インターネット接続がされている場合は、製品を開始するたびに更新が自動的にインストールされます。

製品を再始動しないでヘルプを更新するには、次の手順で行います。

  1. 製品のヘルプ・システム・ウィンドウを閉じます。
  2. 「ヘルプ」 > 「ローカル・ヘルプ・アップデーター」を選択して、ローカル・ヘルプ・システム・アップデーターを開きます。 アップデーター・サイトが開きます。
  3. 「インストール済みフィーチャー」タブをクリックします。
  4. 「更新の検索」をクリックします。 インストール済みの内容に対する更新が使用可能の場合は、更新がシステムにインストールされます。進行状況表示バーに、要求の状況が示されます。
  5. 更新が完了したら、「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」を選択して、製品のヘルプを開きます。

ヘルプ内容の除去

ローカル・ヘルプ・システム・アップデーターを使用して、インストール済みヘルプ内容を除去することができます。

ローカル・ヘルプ・システム・アップデーターを使用して、ヘルプ・フィーチャーをダウンロードしました。

インストール済みヘルプ内容を除去するには、次の手順で行います。

  1. 製品のヘルプ・システム・ウィンドウを閉じます。
  2. 「ヘルプ」 > 「ローカル・ヘルプ・アップデーター」をクリックして、ローカル・ヘルプ・システム・アップデーターを開きます。 アップデーター・サイトが開きます。
  3. 「インストール済みフィーチャー」タブをクリックします。
  4. 除去するフィーチャーを選択してから、「除去」をクリックします。 選択したヘルプ・フィーチャーが、システムから除去されます。進行状況表示バーに、要求の状況が示されます。
  5. 除去が完了したら、「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」を選択して、製品のヘルプを開きます。

ヘルプ内容用のイントラネット・サーバーのセットアップ

ファイアウォールの背後にイントラネット・サーバーをセットアップして、ユーザーにヘルプ内容を提供できます。こうすると、ユーザーが自分のコンピューターにヘルプ目次をダウンロードして保存する必要がなくなります。

ファイアウォールの背後のユーザーがアクセスできるサーバーを使用可能にしました。

ヘルプ内容用のイントラネット・サーバーをセットアップする説明については、Installation Manager のインフォメーション・センターを参照してください。

IBM Optim Data Masking Solution のヘルプをイントラネット・サーバー上にセットアップする必要のある WAR ファイルは、製品 DVD の enterprise フォルダーに存在します。

ヘルプ内容のアクセス方法の変更

ヘルプ内容にアクセスする方式を変更できます。

インストール・プロセス中に、ヘルプ・コンテンツのアクセス方式が選択されています。ヘルプ内容にアクセスする方式を変更する前に、ヘルプ・ブラウザーを閉じます。

ヘルプ内容にアクセスする方式を変更するには、次の手順で行います。

  1. 「Windows」 > 「設定」をクリックします。「設定」ウィンドウが表示されます。
  2. 「ヘルプ」項目を展開して、「内容」をクリックします。インフォメーション・センターのリストが表示されます。選択したアクセス方式によって、次のいずれかの手順を完了します。
    1. 内容リスト内のインターネット URL を選択してから「使用不可にする」をクリックして、インターネット・サイトへのリンクを使用不可にします。
    2. 「追加」をクリックします。その後、イントラネット接続の名前を指定し、ヘルプ内容を含むサーバーのイントラネット URL を指定してから「OK」をクリックします。
    3. 「OK」をクリックして、「設定」を閉じます。
    4. 「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」をクリックして、ヘルプを開きます。
    1. 「リモート・インフォメーション・センターからヘルプ内容を組み込む」が選択されていることを確認します。
    2. 内容リスト内の接続を選択してから「使用不可にする」をクリックして、製品のインフォメーション・センターへのリンクを使用不可にします。
    3. 「追加」をクリックします。その後、ローカル・ヘルプ接続の名前を入力します。localhost ホスト IP アドレス 127.0.0.1 とパス /help を指定します。未使用のポート番号を選択して、「OK」をクリックします。
    4. すべての作業を保存し、閉じて、製品を再始動します。
    5. ローカル・ヘルプ・システム・アップデーター・サイトでのヘルプ・コンテンツのダウンロード の指示に従って、ヘルプ内容をダウンロードします。
    1. 「リモート・インフォメーション・センターからヘルプ内容を組み込む」が選択されていることを確認します。
    2. 内容リスト内の localhost 接続を選択してから「使用不可にする」をクリックして、localhost へのリンクを使用不可にします。
    3. 「追加」をクリックします。その後、接続の名前を指定し、ヘルプ内容を含む IBM Web サイトのインターネット URL を指定してから「OK」をクリックします。この URL は、接続のリストで既に使用可能になっている場合があります。リストされている場合は、その接続を選択して、「使用可能にする」をクリックします。
    4. 「OK」をクリックして、「設定」を閉じます。
    5. 「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」をクリックして、ヘルプを開きます。
    1. 「リモート・インフォメーション・センターからヘルプ内容を組み込む」が選択されていることを確認します。
    2. 内容リスト内の localhost 接続を選択してから「使用不可にする」をクリックして、localhost へのリンクを使用不可にします。
    3. 「追加」をクリックします。その後、接続の名前を指定し、ヘルプ内容を含むサーバーのイントラネット URL を指定してから「OK」をクリックします。
    4. 「OK」をクリックして、「設定」を閉じます。
    5. 「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」をクリックして、ヘルプを開きます。
    1. 「リモート・インフォメーション・センターからヘルプ内容を組み込む」が選択されていることを確認します。
    2. 内容リスト内のイントラネット接続を選択してから「使用不可にする」をクリックして、イントラネット・サーバーへのリンクを使用不可にします。
    3. 「追加」をクリックします。その後、ローカル・ヘルプ接続の名前を入力します。localhost ホスト IP アドレス 127.0.0.1 とパス /help を指定します。未使用のポート番号を入力して、「OK」をクリックします。
    4. すべての作業を保存し、閉じて、製品を再始動します。
    5. ローカル・ヘルプ・システム・アップデーター・サイトでのヘルプ・コンテンツのダウンロード の指示に従って、ヘルプ内容をダウンロードします。
    1. 内容リスト内のイントラネット URL を選択してから「使用不可にする」をクリックして、イントラネット・サイトへのリンクを使用不可にします。
    2. 「追加」をクリックします。その後、接続の名前を指定し、ヘルプ内容を含む IBM Web サイトの URL を指定してから「OK」をクリックします。
    3. 「OK」をクリックして、「設定」を閉じます。
    4. 「ヘルプ」 > 「ヘルプ目次」をクリックして、ヘルプを開きます。

インストール済み製品パッケージの変更

IBM Installation Manager の「パッケージの変更」ウィザードで、インストール済み製品パッケージのフィーチャーおよび言語の選択を変更できます。また、「パッケージの変更」ウィザードを使用すると、リフレッシュ・パックなど、パッケージ更新に含まれている可能性がある新規フィーチャーをインストールすることもできます。

デフォルトでは、リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していない限り、インターネットへのアクセスが必要になります。詳しくは、Installation Manager のヘルプを参照してください。

注:
Installation Manager を使用してインストールしたプログラムをすべて閉じてから、変更を開始してください。

インストール済み製品パッケージを変更するには、以下のようにします。

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. 「開始」ページで、「変更 (Modify)」をクリックします。
  3. 「パッケージの変更」ウィザードで製品パッケージ・グループを選択し、「次へ」をクリックします。
  4. 「言語」ページでパッケージ・グループの言語を選択し、「次へ」をクリックします。 パッケージのユーザー・インターフェースおよびドキュメンテーションについて、対応する各国語翻訳がインストールされます。この選択は、このパッケージ・グループにインストールされたすべてのパッケージに適用されることに注意してください。
  5. 「フィーチャー」ページで、インストールまたは除去するフィーチャーを選択します。製品によっては、オプション・フィーチャーのないものもあります。
    1. フィーチャーの内容を知りたい場合は、そのフィーチャーをクリックして、 「詳細」で簡単な説明を確認します。
    2. フィーチャー間の依存関係を表示するには、 「依存関係の表示 (Show Dependencies)」を選択します。フィーチャーをクリックすると、それに依存するフィーチャーとその従属フィーチャーが、「依存関係」ウィンドウに表示されます。パッケージ内のフィーチャーを選択したり除外したりすると、 Installation Manager は、他のフィーチャーとの依存関係を自動的に強制し、ダウンロード・サイズおよびインストールに必要なディスク・スペース所要量を更新して表示します。
    3. 「次へ」をクリックします。
  6. インストール・パッケージを変更する前に「要約」ページで選択内容を確認し、「変更」をクリックします。
  7. オプション: 変更プロセスが完了したら、「ログ・ファイルの表示 (View Log File)」をクリックして全体ログを確認します。
  8. 「完了」をクリックしてウィザードを閉じます。

インストール済み製品パッケージの更新

パッケージ更新では、インストール済み製品パッケージのフィックスおよび更新情報が提供されます。 IBM Installation Manager の「パッケージの更新 (Update Packages)」ウィザードを使用することで、IBM Installation Manager でインストールされた製品パッケージの更新をインストールできます。

リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していない限り、インターネットへのアクセスが必要になります。

インストール済みの各パッケージには、それぞれのデフォルトの IBM 更新リポジトリーのロケーションが組み込まれています。 Installation Manager がインストール済みパッケージの IBM 更新リポジトリーのロケーションを検索するためには、「リポジトリー」設定ページの設定「インストール時および更新時にサービス・リポジトリーを検索 (Search service repositories during installation and updates)」が選択されていなければなりません。この設定はデフォルトで選択されています。

詳しくは、Installation Manager のヘルプを参照してください。

重要:

製品パッケージの更新を検出してインストールするには、以下のようにします。

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. IBM Installation Manager の「開始」ページで、「更新」をクリックします。
  3. オプション: 必要なバージョンの IBM Installation Manager がコンピューター上で検出されなかった場合は、続いて Installation Manager を更新する必要があります。ウィザードの指示に従って、更新を完了します。
  4. 「パッケージの更新」ウィザードで、更新する製品パッケージ・グループを選択するか「すべて更新 (Update All)」チェック・ボックスをクリックし、「次へ」をクリックします。 Installation Manager は、更新情報を、そのリポジトリー内および製品の事前定義した更新サイトで検索します。
  5. 「更新」ページでは、パッケージの更新情報が検出されると、それらが対応するパッケージの下の「更新」リストに表示され、デフォルトでは推奨される更新情報のみが表示されます。以下の手順に従います。
    1. 使用可能なパッケージ用に検出された更新をすべて表示するには、「すべて表示」をクリックします。
    2. 更新情報に関する詳細を知りたい場合は、更新情報をクリックし、「詳細」の下の説明を確認します。更新に関する追加情報が入手できる場合は、説明文の終わりに「詳細情報」リンクが組み込まれます。リンクをクリックすると、ブラウザーに情報が表示されます。更新情報をインストールする前にこの情報を検討してください。
    3. インストールする更新を選択します。デフォルトの選択を復元するには、「推奨されたものを選択 (Select Recommended)」をクリックします。従属関係がある更新情報は、自動的に選択またはクリアされます。
    4. 「次へ」をクリックします。
  6. 「ライセンス」ページで、選択した更新情報のご使用条件を読みます。「ライセンス」ページの左側に、選択した更新情報のライセンスのリストが表示されます。各項目をクリックして、ご使用条件の本文を表示します。ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックし、「次へ」をクリックします。
  7. 「フィーチャー」ページで、更新するフィーチャーを選択し、以下の手順に従います。
    1. フィーチャーの内容を知りたい場合は、そのフィーチャーをクリックして、 「詳細」で簡単な説明を確認します。
    2. フィーチャー間の依存関係を表示するには、 「依存関係の表示 (Show Dependencies)」を選択します。フィーチャーをクリックすると、それに依存するフィーチャーとその従属フィーチャーが、「依存関係」ウィンドウに表示されます。パッケージ内のフィーチャーを選択したり除外したりすると、 Installation Manager は、他のフィーチャーとの依存関係を自動的に強制し、ダウンロード・サイズおよびインストールに必要なディスク・スペース所要量を更新して表示します。
    3. 「次へ」をクリックします。
  8. 更新情報をインストールする前に「要約」ページで選択項目を検討します。
    1. 前のページで行った選択を変更する場合は、「戻る」をクリックして変更を行います。
    2. 問題がなければ、「更新」をクリックして更新のダウンロードとインストールを行います。進行状況表示にインストールの完了パーセンテージが示されます。
  9. オプション: 更新処理が完了すると、ページの上部付近に、処理の成功を知らせるメッセージが表示されます。 「ログ・ファイルの表示」をクリックし、新規ウィンドウで現行セッションのログ・ファイルを開きます。続行するには、「インストール・ログ」ウィンドウを閉じる必要があります。
  10. 「完了」をクリックしてウィザードを閉じます。
  11. オプション: 「更新」ウィザードを使用して更新されるのは、既にインストール済みのフィーチャーだけです。更新情報の中にインストールする新規フィーチャーが含まれている場合には、「変更」ウィザードを実行し、インストールする新規フィーチャーをフィーチャー選択パネルから選択します。

更新から前のバージョンへの復帰

IBM Installation Manager の「パッケージのロールバック (Roll Back Packages)」ウィザードを使用することにより、製品パッケージの更新 (フィックスパックなど) を除去して前のバージョンに戻すことができます。

ロールバック・プロセス中、Installation Manager は、前のバージョンのパッケージからファイルにアクセスする必要があります。デフォルトでは、これらのファイルは、新しいパッケージにアップグレードするときにコンピューターに格納されます。ロールバックのためにローカルに保存されたファイルを削除するか、またはアップグレードのときに「設定」ページの「ロールバック用ファイルを保存する (Save files for rollback)」チェック・ボックス (「ファイル」>「設定」>「ロールバック用ファイル (Files for Rollback)」) をクリアした場合、前のバージョンへのロールバックは、そのバージョンのパッケージをインストールするために使用したメディアまたはリポジトリーがなければできません。

製品パッケージに更新情報を適用し、後でその更新情報を除去して製品の前のバージョンに戻す場合には、ロールバック・フィーチャーを使用します。ロールバック・フィーチャーを使用すると、Installation Manager は更新されたリソースをアンインストールし、前のバージョンのリソースを再インストールします。一回でロールバックできるバージョン・レベルは 1 レベルのみです。

詳しくは、Installation Manager のオンライン・ヘルプまたはインフォメーション・センターを参照してください。

更新情報を前のバージョンに戻すには、以下の手順に従います。

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. 「開始」ページで、「ロールバック (Roll Back)」をクリックします。
  3. 「パッケージのロールバック (Roll Back Packages)」ウィザードの「パッケージ・グループ名 (Package Group Name)」リストで、前のバージョンに戻すパッケージを選択し、「次へ」をクリックします。
  4. ウィザードの指示に従います。

ソフトウェアのアンインストール

IBM Installation Manager の「アンインストール (Uninstall)」オプションを使用することで、Installation Manager でインストールされたソフトウェアをコンピューターからアンインストールできます。

Windows の場合は、「コントロール パネル」を使用して IBM Installation Manager をアンインストールできます。Linux および UNIX の場合は、コンピューターのデスクトップにある「IBM Installation Manager のアンインストール (Uninstall IBM Installation Manager)」アイコンを使用できます。

製品パッケージのアンインストール

IBM Installation Manager の「アンインストール (Uninstall)」オプションを使用して、単一のインストール・ロケーションから製品パッケージをアンインストールできます。また、どのインストール・ロケーションからも、インストール済みのすべてのパッケージをアンインストールすることができます。

製品パッケージをアンインストールするには、製品パッケージをインストールするために使用したものと同じユーザー・アカウントを使用して、システムにログインする必要があります。IBM Installation Manager を使用してインストールしたプログラムを閉じなければなりません。

製品パッケージをアンインストールするには、以下のステップを実行します。

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. 「開始」ページで、「アンインストール (Uninstall)」をクリックします。
  3. 「パッケージのアンインストール」ページで、アンインストールする製品パッケージを「インストール・パッケージ (Installation Packages)」リストから選択し、「次へ」をクリックします。
  4. 「要約」ページでアンインストールするパッケージのリストを確認し、「アンインストール」をクリックします。 パッケージが除去された後、「完了」ページが表示されます。
  5. 「完了」をクリックします。

IBM Installation Manager のアンインストール

この手順で IBM Installation Manager をアンインストールできます。

IBM Installation Manager をアンインストールするには、IBM Installation Manager によってインストールされた製品をはじめ、すべてのパッケージをアンインストールしておく必要があります。Installation Manager のアンインストールを試行する前に、そのプログラムを閉じる必要があります。 Installation Manager をインストールするために使用したものと同じユーザー・アカウントを使用して、コンピューターにログインする必要があります。

Installation Manager をアンインストールするには、以下の手順に従います。

特記事項

本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものです。本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。

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