IBM Rational Tester for SOA Quality バージョン 7.0 Readme

© Copyright International Business Machines Corporation 2000, 2007. All rights reserved.

README ファイル

1.0 本リリースについて
2.0 インストール情報
3.0 既知の制限と問題、および回避
   3.1 インポート/エクスポートでカスタム・コードが処理されない
   3.2 インポート/エクスポートで WSDL ファイルでのインポート (XSD インポートまたは WSDL インポート) が処理されない
   3.3 XML Diff Help の設定の比較
   3.4 デフォルトのエンベロープ生成では処理されない XSD タイプおよび制約がある
   3.5 テスト・ナビゲーターでエラー・マークが表示されない場合がある
   3.6 テストが 2 回インポートされる
   3.7 「スキーマから追加」の制限
   3.8 soapAction を使用しない Web サービスの記録中にエラーが発生する
   3.9 メッセージ呼び出しのデフォルト生成時にヘッダーが処理されない
4.0 IBM Rational ソフトウェア・サポート
5.0 特記事項および商標

1.0 本リリースについて

本 README ファイルに含まれる情報は、IBM Rational Performance Tester Extension for SOA Quality に対しても適用できます。IBM Rational Tester for SOA Quality および IBM Rational Performance Tester Extension for SOA Quality には、SOA テスト機能が組み込まれています。

SOA テスト機能では、Web サービスと SOA アプリケーションの機能テスト、回帰テスト、および Performance Test の作成、実行、および分析が自動化されています。また SOA テスト機能では、HTTP、SSL、SOAP、および Java Messaging Service (JMS) の各プロトコルをサポートしています。

この資料の最新バージョンは、http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/v7/rpt/7001/docs/readme/readme_soa.htmlで入手できます。

Rational Tester for SOA Quality は、Rational Performance Tester によって稼働します。Rational Performance Tester バージョン 7.0 のリリース情報を読んで、製品の新機能と、リリース時に既知の制限または問題について確認してください。Rational Performance Tester バージョン 7.0 のリリース情報は、http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/v7/rpt/70/docs/readme/readme.html で入手できます。

IBM Rational Tester for SOA Quality と IBM Rational Performance Tester Extension for SOA Quality は同じ製品ですが、前者は別個の製品として製造され、仮想ユーザー数が 1 人のみの状態で販売されます。仮想ユーザー数の制限のため、これら 2 種類のバージョンは別の目的で使用します。以下の表に、2 つのバージョンの相違を示します。

タスク IBM Rational Tester for SOA Quality IBM Rational Performance Tester Extension for SOA Quality
全般的な目標 SOA システムの機能的な動作をテストする SOA システムの動作とパフォーマンスをテストする
テストでのワークロードのエミュレート このヘルプ・セクションは製品に適用されない このヘルプ・セクションが製品に適用される
Performance Test の実行 「実行」>「Performance Test の実行」をクリックする 「実行」>「Performance Schedule の実行」をクリックする
Performance Test 結果の評価 主要なレポートは、テスト・ログおよび Web サービス検査ポイント・レポート 主要なレポートは、Web サービス・パフォーマンス・レポートおよび Web サービス検査ポイント・レポート

2.0 インストール情報

一般的なインストール情報については、Web 上で、http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/v7/rpt/70/docs/install_instruction/install.htmlにある Rational Performance Tester のインストール手順を参照してください。

インストール・ランチパッドおよび 1 枚目の製品 CD の documents ディレクトリーで、ご使用の製品のインストール・ガイドを表示することもできます。

Rational Performance Tester Extension for SOA Quality バージョン 7.0 をインストールするには、Rational Performance Tester バージョン 7.0.0.1 以上が必要です。Rational Performance Tester Extension for SOA Quality バージョン 7.0 を、Rational Performance Tester 7.0 のインストール済み環境にインストールしようとすると、Installation Manager に検証エラー・メッセージが表示されます。この振る舞いを回避するには、Rational Performance Tester をバージョン 7.0.0.1 以上にアップグレードしてから、Rational Performance Tester Extension for SOA Quality をインストールします。

Rational Performance Tester 7.0.0.2 が使用可能になるまでは、Rational Performance Tester 以外の Rational ソフトウェア製品と共通のシェルに Rational Tester for SOA Quality をインストールしないでください。複数の Rational ソフトウェア製品を 1 つのシステムにインストールする場合、それらのソフトウェアは 1 つの共通 Eclipse インスタンスを共用できます。これはシェル共用と呼ばれます。Rational Tester for SOA Quality は、Rational Performance Tester によって稼働します。Rational Performance Tester 7.0.0.1 では、Rational Tester for SOA Quality を Rational ソフトウェア製品と一緒に共通シェルにインストールする仕組みをサポートしていません。シェル共用は、Rational Performance Tester 7.0.0.2 でサポートされる予定です。

3.0 既知の制限と問題、および回避

3.1 インポート/エクスポートでカスタム・コードが処理されない

XSD または WSDL のインポート参照を含む WSDL ファイルを使用するテストをインポートする場合、これらの XSD または WSDL ファイルはプロジェクトにリソースとしてインポートされません。これらのファイルは、ワークスペースに手動でインポートする必要があります。

3.2 インポート/エクスポートで WSDL ファイルでのインポート (XSD インポートまたは WSDL インポート) が処理されない

XSD または WSDL インポートを含む WSDL への参照を含むテスト・スイートをインポートする場合、WSDL ファイルに含まれる文書はインポートされません。

3.3 XML Diff Help の設定の比較

「WS プロトコル・データ」ビューでは、設定が変更された場合に、XML Diff Help の更新が自動的には行われません。

「WS プロトコル・データ」ビューを開く前に、設定を変更 (「ウィンドウ」>「設定」>「一般」>「比較/パッチ」) してください。

「WS プロトコル・データ」ビューがすでに開いている場合は、ビューを一度閉じてから再度開いて、新規設定を使用できるようにします。

3.4 デフォルトのエンベロープ生成では処理されない XSD タイプおよび制約がある

新規の Web サービス呼び出しを作成する場合、生成されるデフォルトの SOAP エンベロープでは、すべての XSD タイプと制約が処理されるとは限りません。制約の場合、エンベロープは 0 エレメントまたは 1 エレメントでのみ作成されます。エレメントの数量についての複合の制約はサポートされていません。配列型は未サポートです。同じ制限は、スキーマの属性を使用して作成された XSD 仕様にも適用されます。この振る舞いを回避するには、SOAP エンベロープの編集用ビューを使用してエレメントを手動で挿入します。

3.5 テスト・ナビゲーターでエラー・マークが表示されない場合がある

テストで使用されるポート・バインディングまたは呼び出し定義を WSDL の変更後に検出できない場合は、テスト・ナビゲーター内でリソースにエラー・マークが表示されます。エラー・マークは、テスト・ナビゲーターではなくエラー・ログ・ビューに表示されることもあります。マークが表示された場合、そのマークはエラーが修正されても必ず非表示になるとは限りませんが、エラー・ログは正常に更新されます。

3.6 テストが 2 回インポートされる

テストをインポートしてから WSDL ファイルの名前変更を行うと、そのテストを再インポートした場合でも、その WSDL ファイルがテストにおいて常に参照されます。この振る舞いを回避するには、前にインポートしたテストを再インポートする前に、名前変更した WSDL ファイルを削除します。

3.7 「スキーマから追加」の制限

メニュー項目「スキーマから追加」は、Web サービス呼び出しエレメントの詳細ビューで表示可能です。「スキーマから追加」を選択する場合は、生成されるデフォルトの SOAP エンベロープによってすべての XSD タイプと制約が処理されるとは限りません。制約の場合、エンベロープは 0 エレメントまたは 1 エレメントでのみ作成されます。エレメントの数量についての複合の制約はサポートされていません。配列型は未サポートです。同じ制限は、スキーマの属性を使用して作成された XSD 仕様にも適用されます。この振る舞いを回避するには、SOAP エンベロープの編集用ビューを使用してエレメントを手動で挿入します。

3.8 soapAction を使用しない Web サービスの記録中にエラーが発生する

WSDL ファイル内で soapAction エレメントを宣言しない Web サービスを記録する場合、記録後のテスト・スイートの生成時にエラー・メッセージが表示される可能性があります。このメッセージでは、関連付けられた WSDL のポートへの記録中に出現した URL をツールによってバインドできなかったことを警告します。

この振る舞いを回避するには、次の例 (soapAction="") のようにして、WSDL ファイルで soapAction を明示的に宣言します。

<wsdl:operation name="example">
<soap:operation soapAction=""/>
<wsdl:input name="exampleRequest"> ...

3.9 メッセージ呼び出しのデフォルト生成時にヘッダーが処理されない

テスト・スイートで Web サービス呼び出しを手動で作成する場合、デフォルトの生成プロセスではヘッダー・タグが処理されません。このプロセスでは、メソッド呼び出しで必要とされる入力のみが焦点となります。WSDL ファイルでヘッダーを構成するタイプをすでに定義している場合は、SOAP メッセージの編集で使用されるビューでそれらを手動で作成する必要があります。

4.0 IBM Rational ソフトウェア・サポート

IBM Rational ソフトウェア・サポートでは、技術的な支援を提供します。

サポートを求める際に必要となる連絡先情報、ガイドラインまたは参照資料については、IBM Software Support Handbook を参照してください。

Rational Tester for SOA Quality は、Rational Performance Tester によって稼働します。Rational Performance Tester の製品情報については、製品のホーム・ページ   www.ibm.com/software/awdtools/tester/performance/にアクセスしてください。

FAQ、既知の問題およびフィックスの一覧、およびその他のサポート情報については、製品のサポート・ページ www.ibm.com/software/awdtools/tester/performance/support/index.html にアクセスしてください。

Rational ソフトウェア製品ニュース、イベントなどの情報については、IBM Rational Software Web サイトにアクセスしてください。

IBM Rational ソフトウェア・サポートに連絡する前に、問題を説明するために必要な背景情報を収集してください。IBM ソフトウェア・サポート・スペシャリストに問題を説明する際は、効率的に問題を解決できるよう、できるだけ具体的に、関連する背景情報をすべて説明してください。時間の節約のため、次の質問に対する回答を用意しておいてください。

5.0 特記事項および商標

 © Copyright IBM Corporation 2000, 2007.

本 IBM 製品に組み込まれている XDoclet ドキュメンテーションは、承諾を得て使用されており、以下の著作権帰属表示が適用されます。 Copyright © 2000-2004, XDoclet Team. All rights reserved.



本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものであり、本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、または サービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。

IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について実施権を許諾することを意味するものではありません。実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。

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この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。 本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、 改良または変更を行うことがあります。

本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、 便宜のため記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものでは ありません。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部では ありません。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその他のプログラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、 および (ii) 交換された情報の相互利用を可能にすることを目的として、 本プログラムに関する情報を必要とする方は、下記に連絡してください。

Intellectual Property Dept. for Rational Software
IBM Corporation
20 Maguire Road
Lexington, Massachusetts 02421-3112
U.S.A.


本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用すること ができますが、有償の場合もあります。

本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他の ライセンス資料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。

この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で 決定されたものです。 そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。 一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、 その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。 さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。 実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。

IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、 もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、 他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。

IBM の将来の方向または意向に関する記述については、 予告なしに変更または撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。

本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。 より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。 これらの名称はすべて架空のものであり、 名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。

著作権使用許諾

本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載されています。お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティング・ プラットフォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェースに 準拠したアプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、 いかなる形式においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、 配布することができます。 このサンプル・プログラムは、あらゆる条件下における完全なテストを経ていません。 従って IBM は、これらのサンプル・プログラムについて信頼性、利便性もしくは機能性が あることをほのめかしたり、保証することはできません。

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