IBM Rational Software Analyzer バージョン 7.0.0

インストールガイド

バージョン 7.0
ご注意

本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、特記事項セクションに記載されている情報をお読みください。

お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示されたりする場合があります。

 原 典:
IBM Rational Software Analyzer, Version 7.0.0
Installation Guide
Version 7.0
 発 行:
日本アイ・ビー・エム株式会社
 担 当:
ナショナル・ランゲージ・サポート

第1刷 2008.3

Copyright International Business Machines Corporation 2004, 2008. All rights reserved.

目次

概説
IBM Installation Manager
IBM Rational Software Delivery Platform
インストール要件
ハードウェア要件
ソフトウェア要件
製品をインストールするためのユーザー特権の要件
製品を実行するための Windows Vista ユーザー特権の要件
製品パッケージのインストール計画
インストール・シナリオ
インストール・リポジトリー
Installation Manager のリポジトリー設定
パッケージ・グループおよび共用リソース・ディレクトリー
既存の Eclipse IDE の拡張
共存についての考慮事項
製品の共存についての考慮事項
プリインストール・タスク
インストール作業
CD からのインストール: タスクの概要
ワークステーション上の電子イメージからのインストール: タスクの概要
電子イメージからのインストール
共用ドライブ上の電子イメージからのインストール: タスクの概要
HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからのインストール: タスクの概要
HTTP Web サーバー上への製品パッケージの配置: タスクの概要
電子イメージの確認および解凍
ダウンロードしたファイルの解凍
ランチパッド・プログラムからのインストール
ランチパッド・プログラムに関する Windows Vista の要件
ランチパッド・プログラムの開始
ランチパッド・プログラムからのインストールの開始
Installation Manager GUI を使用した製品パッケージのインストール
Linux ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やす
製品の開始
製品の更新
製品インストールの変更
製品のアンインストール
ライセンスの管理
ライセンス
ライセンスの使用可能化
インストール済みパッケージのライセンス情報の表示
プロダクト・アクティベーション・キットのインポート
ライセンスの購入
IBM Installation Manager の管理の操作
Windows への Installation Manager のインストール
Linux への Installation Manager のインストール
Windows での Installation Manager の開始
Linux での Installation Manager の開始
Windows での Installation Manager のアンインストール
Linux での Installation Manager のアンインストール
Installation Manager のサイレント・インストールとアンインストール
Installation Manager のサイレント・インストール
Windows からの Installation Manager のサイレント・アンインストール
その他のプラットフォームでの Installation Manager のサイレント・アンインストール
IBM Packaging Utility
Packaging Utility のインストール
Packaging Utility を使用した製品パッケージのコピー
サイレント・インストール
Installation Manager による応答ファイルの作成
Installation Manager を使用した応答ファイルの記録
サイレント・モードでの Installation Manager のインストールおよび実行
応答ファイルのコマンド
サイレント・インストール設定コマンド
サイレント・インストール・コマンド
参照: サンプル応答ファイル
サイレント・インストール・ログ・ファイル
特記事項
商標

概説

このインストール・ガイドには、IBM(R) Rational(R) Software Analyzer の Developer Edition と Enterprise Edition のインストール、更新、およびアンインストール方法が記載されています。

この「インストール・ガイド」の最新版は、http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/v7/rsar/70/ /docs/install_instruction/install.html でオンラインで入手可能です。

注:
文書の更新内容やトラブルシューティングの情報については、http://www.ibm.com/software/rational/support/documentation/を参照してください。

IBM Installation Manager

IBM Installation Manager は、コンピューターに Rational Software Analyzer 製品パッケージをインストールするために役立つプログラムです。インストールされているすべてのパッケージの更新、変更、およびアンインストールにも使用できます。パッケージとは、具体的に Installation Manager でインストールできるように設計された製品、コンポーネントのグループ、または単一のコンポーネントです。

IBM Installation Manager は、次のタスクを短時間で実行できる便利なフィーチャーを提供します。

IBM Installation Manager について詳しくは、以下の場所にある Installation Manager のインフォメーション・センターを参照してください。

http://www.ibm.com/software/awdtools/installmanager/support/index.html

IBM Rational Software Delivery Platform

IBM Rational Software Delivery Platform は、複数の製品を共用する開発ワークベンチとその他のソフトウェア・コンポーネントを含む、共通開発環境です。

Delivery Platform には、以下のオファリングが含まれています。

Rational Manual Tester も使用可能ですが、このプラットフォームの一部ではありません。 Rational Manual Tester は、 Rational Functional Tester と一緒に組み込まれていますが、別途購入することも可能です。

Rational Software Analyzer について

IBM Rational Software Analyzer は、単純かつ強力な静的解析ツールです。Developer Edition は、Eclipse をベースとした独立型の製品で、Java および C++ の言語サポートと、コード・レビュー、構造分析、およびソフトウェア・メトリックのための豊富な分析規則セットを備えています。開発者は、単一の共通インターフェースを使用して、任意のタイプの分析の実行、結果の表示、および問題の訂正を行うことができます。

拡張可能なフレームワーク上に構築されているため、この製品には、新規の分析規則とレポートのカスタマイズおよび作成や、サード・パーティーの分析プロバイダーの規則の統合のための、API が組み込まれています。

Enterprise Edition には、管理者のために、品質と整合性を管理するための集中レポート・フィーチャーが用意されており、Rational Build Forge 製品を使用して静的解析コード・スキャンを行うためにビルドを統合できます。

インストール要件

このセクションでは、ソフトウェアを正常にインストールし、実行するために満たす必要がある、ハードウェア、ソフトウェア、およびユーザー特権の要件について説明します。

最新の詳細なシステム要件については、http://www.ibm.com/software/awdtools/analyzer/swanalyzer/sysreq/index.html を参照してください。

ハードウェア要件

製品をインストールする前に、ご使用のシステムが最小ハードウェア要件を満たしていることを確認してください。

ハードウェア 要件
プロセッサー 最小: 3.4 GHz Intel(R) Pentium(R) 4 (最適な結果を得るためにはそれ以上)。推奨: Intel Core 2.0 または類似のプロセッサー。
メモリー 最小: RAM 1 GB。推奨: RAM 2 GB。
ディスク・スペース

最小: 750 MB のディスク・スペースが製品パッケージのインストールに必要です。さらに、開発するリソース用の追加ディスク・スペースが必要になります。

注:
  • この製品をインストールするための製品パッケージをダウンロードする場合は、追加のディスク・スペースが必要になります。
  • Windows の場合。 NTFS の代わりに FAT32 を使用する場合は、追加のディスク・スペースが必要になります。
  • Linux の場合。 追加で 500 MB のディスク・スペースが /tmp ディレクトリーに必要となります。
ディスプレイ 最低でも 256 色を使用する 1024 x 768 解像度 (最適な結果を得るためにはそれ以上)

ソフトウェア要件

製品をインストールする前に、ご使用のシステムがソフトウェア要件を満たしていることを確認してください。

オペレーティング・システム

この製品は、以下のオペレーティング・システムで稼働します。

リストされているオペレーティング・システムでは、Rational Software Analyzer でサポートされるすべての言語がサポートされます。

既存の Eclipse IDE を拡張する場合のソフトウェア要件

このバージョンの IBM Rational Software Analyzer 製品は、Eclipse IDE バージョン 3.3 以降での使用を前提にして開発されました。既存の Eclipse IDE の拡張は、eclipse.org から提供される最新の更新が適用されたバージョン 3.3 でのみ可能です。

既存の Eclipse IDE を拡張するには、以下のいずれかの Java(TM) 開発キットの JRE も必要です。

重要:
管理者特権を持たない Windows Vista ユーザーが Rational Software Analyzer を使用して作業するには、Program Files ディレクトリー (C:¥Program Files¥) に Eclipse をインストールしないでください。

追加のソフトウェア要件

製品をインストールするためのユーザー特権の要件

Rational Software Analyzer をインストールするには、以下の要件を満たすユーザー ID が必要です。

製品を実行するための Windows Vista ユーザー特権の要件

Windows Vista ユーザーには、ユーザー特権と製品インストールの選択に関する追加の考慮事項があります。

管理者権限を持たない ユーザーが Rational Software Analyzer を使用して作業できるようにするには、以下のステップを実行します。

注:
同様に、Windows Vista で既存の Eclipse インストールを拡張している場合は、C:¥Program Files ディレクトリー・パスに Eclipse をインストールしないでください。

C:¥Program Files を使用するパッケージ・グループに製品をインストールする 場合、または C:¥Program Files 内の共用リソース・ディレクトリーを選択する場合は、Windows Vista ユーザーは、管理者として Rational Software Analyzer を実行する必要があります。

後で Windows Vista ユーザーが管理者以外のユーザーとして実行できるようにする場合は、製品を再インストールして、パッケージ・グループと共用リソース・ディレクトリーを新たに選択する必要があります。

製品パッケージのインストール計画

どの製品フィーチャーをインストールまたは更新する場合にも、事前にこのセクションのすべてのトピックをご一読ください。効果的なプランニングと、インストール・プロセスの主要な段階を理解することが、インストールの成功につながります。

インストール・シナリオ

Rational Software Analyzer のインストールまたは更新時には、いくつかのシナリオを使用できます。

以下に、インストール・シナリオを決定する要素を挙げます。

典型的なインストール・シナリオには、以下のものがあります。

注:
サイレント・インストールは、電子イメージ・シナリオでサポートされます。詳しくは、サイレント・インストールを参照してください。

CD からのインストール

このインストール・シナリオでは、お客様は製品パッケージのファイルが含まれている CD を持っており、通常はワークステーション上に Rational Software Analyzer をインストールします。

CD からのインストール: タスクの概要を参照してください。

ワークステーションにダウンロードした電子イメージからのインストール

このシナリオでは、お客様は IBM パスポート・アドバンテージからインストール・ファイルをダウンロードして、ワークステーション上に Rational Software Analyzer をインストールします。

このステップの概要については、ワークステーション上の電子イメージからのインストール: タスクの概要を参照してください。

共用ドライブ上の電子イメージからのインストール

このシナリオでは、お客様は共用ドライブ上に電子イメージを置いて、社内のユーザーが 1 つのロケーションから Rational Software Analyzer のインストール・ファイルにアクセスできるようにします。

共用ドライブ上の電子イメージからのインストール: タスクの概要を参照してください。

HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからのインストール

このシナリオは、ネットワークを通じて製品をインストールする最速の方式です。

HTTP または HTTPS Web サーバー上に Rational Software Analyzer の製品パッケージ・ファイルを置くには、IBM Packaging Utility を使用して、パッケージ・フォーマットのインストール・ファイルをサーバーにコピーする必要があります。製品パッケージが含まれているサーバー上のディレクトリーは、リポジトリーと呼ばれます。IBM Packaging Utility は、Rational Software Analyzer に付属しています。 Packaging Utility は Enterprise Deployment CD にあります。

HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからのインストール: タスクの概要およびHTTP Web サーバー上への製品パッケージの配置: タスクの概要を参照してください。

インストール・リポジトリー

IBM Installation Manager は、指定のリポジトリー・ロケーションから製品パッケージを取得します。

デフォルトでは、IBM Installation Manager は、各 Rational ソフトウェア製品用に提供される組み込みの URL を使用して、インターネットを介してリポジトリー・サーバーに接続します。その後、Installation Manager が製品パッケージ、製品の更新、および新規製品フィーチャーを検索します。

注:
組織によっては、イントラネット・サイトを使用するためにリポジトリーをリダイレクトする必要があります。

ランチパッドによって Installation Manager を開始すると、リポジトリー情報が Installation Manager に渡されます。ユーザーが Installation Manager を開始した場合は、インストールする製品パッケージが格納されたインストール・リポジトリーを指定する必要があります。

「設定」ウィンドウの「リポジトリー」ページでリポジトリーのロケーションを指定します。Installation Manager のリポジトリー設定を参照してください。

Installation Manager のリポジトリー設定

Rational Software Analyzer のインストールをランチパッド・プログラムから開始する場合は、インストールする製品パッケージを含むリポジトリーのロケーションが、IBM Installation Manager に既に定義されています。 Installation Manager を開始する場合は、まず Installation Manager でリポジトリー設定 (つまり、製品パッケージが含まれるディレクトリーの URL) を指定しておかなければ、製品パッケージをインストールできません。

注:
インストール・プロセスを開始する前に、管理者からインストール・パッケージのリポジトリーの URL を取得してください。

Installation Manager でリポジトリー・ロケーションを追加、編集、または除去するには、以下のようにします。

  1. Installation Manager を開始します。
  2. Installation Manager の「始動」ページで、「ファイル」 -> 「設定」をクリックしてから 「リポジトリー」をクリックします。

    「リポジトリー」ページに、使用可能なリポジトリー、そのロケーション、およびアクセス可能かどうかが表示されます。

  3. 「リポジトリー」ページで、「リポジトリーの追加」をクリックします。
  4. 「リポジトリーの追加」ウィンドウで、リポジトリー・ロケーションの URL とファイル・パスを指定します。
  5. 「OK」をクリックします。

    HTTPS または制限付き FTP のリポジトリー・ロケーションを指定した場合は、ユーザー ID とパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。

    新規または変更されたリポジトリー・ロケーションがリストされます。リポジトリーがアクセス不可の場合は、「接続」列に赤い x が表示されます。

  6. 終了するには、「OK」をクリックします。

注:
Installation Manager によって、デフォルトのリポジトリー・ロケーションからインストール済みのパッケージが検索されるようにするには、「設定」ウィンドウの「リポジトリー」ページで、「インストール中および更新中のサービス・リポジトリーの検索」オプションが選択されていることを確認します。

パッケージ・グループおよび共用リソース・ディレクトリー

IBM Installation Manager を使用して Rational Software Analyzer パッケージをインストールする場合は、パッケージ・グループおよび共用リソース・ディレクトリーを選択する必要があります。

パッケージ・グループ

インストール・プロセス中に、Rational Software Analyzer パッケージのパッケージ・グループ を指定する必要があります。パッケージ・グループは、パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。 Installation Manager を使用して製品パッケージをインストールする場合は、新規パッケージ・グループを作成するか、またはパッケージを既存のパッケージ・グループにインストールします。一部のパッケージは、パッケージ・グループを共用できない場合があります。その場合、既存パッケージ・グループを使用するオプションは使用できません。

一度に複数のパッケージをインストールする場合は、すべてのパッケージが同じパッケージ・グループにインストールされます。

パッケージ・グループには自動的に名前が割り当てられます。ただし、パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーは選択できます。

製品パッケージのインストールが成功し、パッケージ・グループが作成された後に、インストール・ディレクトリーを変更することはできません。インストール・ディレクトリーには、パッケージ・グループにインストールされた製品パッケージに固有のファイルおよびリソースが含まれます。他のパッケージ・グループが使用する可能性のある製品パッケージ内のリソースは、共用リソース・ディレクトリーに置かれます。

共用リソース・ディレクトリー

共用リソース・ディレクトリー は、1 つ以上の製品パッケージ・グループで使用できるようにインストール成果物を配置するディレクトリーです。

重要:

既存の Eclipse IDE の拡張

Rational Software Analyzer 製品パッケージをインストールする際に、Rational Software Analyzer パッケージの追加によってコンピューターに既にインストール済みの Eclipse 統合開発環境 (IDE) を拡張できます。

既存の Eclipse IDE を拡張するには、「パッケージのインストール」ウィザードの「ロケーション」ページで、「既存の Eclipse IDE の拡張 (Extend an existing Eclipse IDE)」オプションを選択します。

例えば、Rational Software Analyzer 機能を入手し、かつ、Rational Software Analyzer で作業する場合は現行 IDE の設定を保存する場合に、既存の Eclipse IDE を拡張します。既に Eclipse IDE を拡張しているインストール済みのプラグインを使用して作業してもよいでしょう。

共存についての考慮事項

同じコンピューターに複数の Rational Software Delivery Platform 製品をインストールする計画がある場合は、このセクションの情報を検討してください。

製品の共存についての考慮事項

一部の製品は、同じパッケージ・グループにインストールされた場合、共存し、機能を共用するように設計されています。パッケージ・グループは、1 つ以上のソフトウェア製品またはパッケージをインストールできるロケーションです。各パッケージをインストールする場合は、そのパッケージを既存のパッケージ・グループにインストールするか、または新規にパッケージ・グループを作成するのかを選択します。 IBM Installation Manager は、共用するように設計されていない製品や、バージョンの許容度およびその他の要件を満たさない製品をブロックします。一度に複数の製品をインストールする場合は、製品でパッケージ・グループを共用できなければなりません。

リリース時点で、パッケージ・グループにインストールされた場合に機能を共用する製品は、以下のとおりです。

適格製品であれば、1 つのパッケージ・グループにいくつでもインストールできます。製品がインストールされると、その機能はパッケージ・グループ内の他のすべての製品で共用されます。開発製品とテスト製品を 1 つのパッケージ・グループにインストールする場合、製品のいずれか一方を始動すると、開発とテストの両方の機能がユーザー・インターフェースで使用可能になります。モデリング・ツールを持つ製品を追加すると、パッケージ・グループ内のすべての製品で、開発、テストおよびモデリングの機能が使用可能になります。

開発製品をインストールし、その後で追加の機能を持つ開発製品を購入して、同じパッケージ・グループにその製品を追加すると、両方の製品で追加の機能が使用可能になります。より多くの機能を持つ製品をアンインストールした場合、元の製品はそのまま残ります。これは、Rational Software Delivery Platform グループにおけるバージョン 6 製品のアップグレード動作からの変更点であることに注意してください。

注:
固有のロケーションにインストールされた各製品は、1 つのパッケージ・グループとしか関連付けることができません。複数のパッケージ・グループと関連付けるためには、製品を複数のロケーションにインストールする必要があります。例えば、Rational Functional Tester および Rational Performance Tester の製品パッケージは、1 つのロケーションと 1 つのパッケージ・グループのみにインストールできます。

プリインストール・タスク

製品をインストールする前に、以下のステップを実行しておく必要があります。

  1. ご使用のシステムがインストール要件に記載されている要件を満たしていることを確認します。
  2. ご使用のユーザー ID が製品のインストールに必要なアクセス権を満たしていることを確認します。製品をインストールするためのユーザー特権の要件を参照してください。
  3. 製品パッケージのインストール計画を確認します。

インストール作業

次のセクションでは、インストール・シナリオセクションに記載されているインストール・シナリオの概要を示します。主なステップは、詳細な説明にリンクしています。

CD からのインストール: タスクの概要

このインストール・シナリオでは、お客様はインストール・ファイルが含まれる CD を持っており、通常は、ワークステーション上に Rational Software Analyzer をインストールします。

以下のステップでは、CD から Rational Software Analyzer をインストールする方法について説明します。

  1. プリインストール・タスク にリストされているプリインストールのステップをすべて実行します。
  2. 1 枚目の製品インストール CD を CD ドライブに挿入します。

    Linux  の場合。 CD ドライブをマウントします。

  3. ランチパッドから Rational Software Analyzer のインストールを開始します。 詳しくは、ランチパッド・プログラムからのインストールの開始を参照してください。

    IBM Installation Manager がワークステーション上で検出されると、自動的に始動します。

    IBM Installation Manager がワークステーション上で検出されない場合、先に進むためには Installation Manager をインストールする必要があります。ウィザードの指示に従います。インストールが完了すると、Installation Manager が自動的に始動します。

    詳しくは、Windows への Installation Manager のインストールを参照してください。

  4. パッケージのインストール」をクリックし、「パッケージのインストール」ウィザードの指示に従って、インストールを完了します。

    詳しくは、Installation Manager GUI を使用した製品パッケージのインストールを参照してください。

  5. ライセンスを構成します。デフォルトで、Rational Software Analyzer のトライアル・ライセンスが含まれています。引き続き製品にアクセスできるように、ライセンスを構成する必要があります。

    詳しくは、ライセンスの管理を参照してください。

  6. Linux の場合。 ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やします。

    詳しくは、Linux ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やすを参照してください。

ワークステーション上の電子イメージからのインストール: タスクの概要

以下のステップでは、電子インストール・イメージから Rational Software Analyzer をインストールする方法について説明します。

  1. IBM パスポート・アドバンテージからダウンロードする必要のあるファイルと抽出したインストール・イメージの両方を保管するのに十分なスペースが、ワークステーションにあることを確認してください。ハードウェア要件を参照してください。
  2. IBM パスポート・アドバンテージから、製品イメージの必要な部分を一時ディレクトリーにすべてダウンロードします。
  3. ダウンロードしたファイルからインストール・イメージを抽出し、インストール・イメージが完全であることを確認します。詳しくは、電子イメージの確認および解凍を参照してください。
  4. 続けて、下記の 電子イメージからのインストール のステップを実行します。

電子イメージからのインストール

  1. プリインストール・タスク にリストされているプリインストールのステップをすべて実行します。
  2. ランチパッド・プログラムを開始します。詳しくは、ランチパッド・プログラムの開始を参照してください。
  3. ランチパッドから Rational Software Analyzer のインストールを開始します。 詳しくは、ランチパッド・プログラムからのインストールの開始を参照してください。
  4. インストールを完了するには、「パッケージのインストール」をクリックし、「パッケージのインストール」ウィザードの指示に従います。

    詳しくは、Installation Manager GUI を使用した製品パッケージのインストールを参照してください。

  5. ライセンスを構成します。デフォルトで、Rational Software Analyzer のトライアル・ライセンスが含まれています。引き続き製品にアクセスできるように、ライセンスを構成する必要があります。

    詳しくは、ライセンスの管理を参照してください。

  6. Linux の場合。 ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やします。

    詳しくは、Linux ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やすを参照してください。

共用ドライブ上の電子イメージからのインストール: タスクの概要

このシナリオでは、お客様は共用ドライブ上に電子イメージを置いて、社内のユーザーが 1 つのロケーションから Rational Software Analyzer のインストール・ファイルにアクセスできるようにします。

インストール・イメージを共用ドライブに置くには、以下のステップを実行します。

  1. IBM パスポート・アドバンテージからダウンロードする必要のあるファイルと抽出したインストール・イメージの両方を保管するのに十分なディスク・スペースが、共用ドライブにあることを確認してください。詳しくは、ハードウェア要件を参照してください。
  2. IBM パスポート・アドバンテージから、製品イメージの必要な部分を、共用ドライブの一時ディレクトリーにすべてダウンロードします。
  3. ダウンロードしたファイルから共用ドライブ上のアクセス可能なディレクトリーにインストール・イメージを抽出し、インストール・イメージが完全であることを確認します。詳しくは、電子イメージの確認および解凍を参照してください。

共用ドライブ上のインストール・ファイルから Rational Software Analyzer をインストールするには、以下のようにします。

  1. インストール・イメージが含まれている共用ドライブの disk1 ディレクトリーに移動します。
  2. 電子イメージからのインストールのステップに従います。

HTTP または HTTPS Web サーバー上のリポジトリーからのインストール: タスクの概要

このシナリオでは、IBM Installation Manager は、製品パッケージを HTTP または HTTPS Web サーバーから取り出します。

以下のステップは、Rational Software Analyzer のパッケージを含むリポジトリーが HTTP または HTTPS Web サーバー上に作成されていることを前提としています。

Rational Software Analyzer パッケージを HTTP または HTTPS サーバー上のリポジトリーからインストールするには、以下のようにします。

  1. プリインストール・タスク にリストされているプリインストールのステップをすべて実行します。
  2. IBM Installation Manager をインストールします。IBM Installation Manager の管理の操作を参照してください。 この例では、Installation Manager のインストール・ファイルは共用ドライブから入手できます。
  3. 「Installation Manager」を開始する。詳しくは、Windows での Installation Manager の開始を参照してください。
  4. Installation Manager で、Rational Software Analyzer のパッケージが含まれているリポジトリーの URL をリポジトリーとして設定します。Installation Manager のリポジトリー設定を参照してください。
  5. Installation Manager で「パッケージのインストール」ウィザードを開始し、指示に従って、インストールを完了します。詳しくは、Installation Manager GUI を使用した製品パッケージのインストールを参照してください。
  6. Linux の場合。 ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やします。 詳しくは、Linux ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やすを参照してください。

HTTP Web サーバー上への製品パッケージの配置: タスクの概要

HTTP または HTTPS Web サーバー上にあるリポジトリーから、インストールのために Rational Software Analyzer を準備するには、次のようにします。

  1. HTTP または HTTPS Web サーバーに、製品パッケージを保管するのに十分なディスク・スペースがあることを確認します。 ハードウェア要件を参照してください。
  2. IBM パスポート・アドバンテージからダウンロードする必要のあるファイルと抽出したインストール・イメージの両方を保管するのに十分なディスク・スペースが、ワークステーションにあることを確認してください。ハードウェア要件を参照してください。
  3. IBM パスポート・アドバンテージから、製品イメージの必要な部分を、ワークステーションの一時ディレクトリーにすべてダウンロードします。
  4. ダウンロードしたファイルからインストール・イメージをワークステーション上の別の一時ディレクトリーに抽出し、インストール・イメージが完全であることを確認します。詳しくは、電子イメージの確認および解凍を参照してください。
  5. ご使用のプラットフォームに適した Enterprise Deployment CD (または電子ディスク) から、ワークステーションに IBM Packaging Utility をインストールします。
  6. Packaging Utility を使用して、 Rational Software Analyzer 製品パッケージをコピーします。
  7. Packaging Utility の出力を HTTP または HTTPS Web サーバーにコピーします。
  8. IBM Installation Manager のインストール・ファイルを、Enterprise Deployment CD から共用ドライブにコピーします。
  9. 社内ユーザーに Installation Manager をインストールするよう指示します。
  10. 以前に作成済みの Rational Software Analyzer 製品パッケージが含まれているリポジトリーの URL をユーザーに提供します。

電子イメージの確認および解凍

IBM パスポート・アドバンテージからインストール・ファイルをダウンロードする場合は、Rational Software Analyzer をインストールする前に、圧縮ファイルから電子イメージを解凍する必要があります。

イメージを解凍する前に、ファイルのダウンロードが完全に行われたことを確認するとよいでしょう。

インストール・ファイルをダウンロードするために「Download Director」オプションを選択した場合、Download Director アプレットは処理した各ファイルの完成度を自動的に確認します。

または、公開された MD5 の値とダウンロードしたファイルの検査合計を比較して、ダウンロードしたファイルが破損していないか、または無効であるかどうかを判別できます。

ダウンロードしたファイルの解凍

圧縮ファイルは、それぞれ同じディレクトリーに解凍します。

Linux の場合 ディレクトリー名にスペースを使用しないでください。スペースを使用すると、コマンド行からランチパッドを開始するための launchpad.sh コマンドを実行できなくなります。

ランチパッド・プログラムからのインストール

ランチパッド・プログラムを使用すると、1 つのロケーションでリリース情報の表示およびインストール・プロセスの開始を行うことができます。

以下のいずれかの方法を使用する場合は、ランチパッド・プログラムを使用して Rational Software Analyzer のインストールを開始します。

インストール・プロセスをランチパッド・プログラムから開始することにより、IBM Installation Manager が自動的にインストールされ (まだコンピューターにインストールされていない場合)、Rational Software Analyzer パッケージが含まれているリポジトリーのロケーションで事前に構成された状態で起動します。 Installation Manager を直接インストールして開始する場合は、手動でリポジトリー設定を行う必要があります。

ランチパッドからインストールするには、以下のようにします。

  1. プリインストール・タスクに説明されているプリインストール・タスクを行っていない場合は、このタスクを実行します。
  2. ランチパッド・プログラムを開始します。ランチパッド・プログラムの開始を参照してください。
  3. Rational Software Analyzer のインストールを開始します。 ランチパッド・プログラムからのインストールの開始を参照してください。

インストールを完了するには、「パッケージのインストール」ウィザードの指示に従います。詳しくは、Installation Manager GUI を使用した製品パッケージのインストールを参照してください。

ランチパッド・プログラムに関する Windows Vista の要件

Windows Vista システムでランチパッド・プログラムを開始する前に、以下の要件を確認してください。

ランチパッド・プログラムの開始

プリインストール・タスクに説明されているプリインストール・タスクを行っていない場合は、このタスクを実行します。

CD からインストールする場合、ワークステーション上で自動実行が有効になっているときは、1 枚目のインストール・ディスクを CD ドライブに挿入すると Rational Software Analyzer ランチパッドが自動的に開始します。電子イメージからインストールする場合、もしくはワークステーション上で自動実行が構成されていない場合は、ランチパッド・プログラムを手動で開始する必要があります。

ランチパッド・プログラムを開始するには、以下のようにします。

  1. IBM Rational Software Analyzer CD を CD ドライブに挿入します。

    Linux の場合。 CD ドライブをマウントします。

  2. システムで自動実行が使用可能になっている場合は、IBM Rational Software Analyzer ランチパッド・プログラムが自動的に開きます。システムで自動実行が使用不可の場合は、以下のステップを実行します。

ランチパッド・プログラムからのインストールの開始

  1. ランチパッド・プログラムを開始します。
  2. リリース情報を読んでいない場合は、「リリース・ノート (Release notes)」をクリックしてお読みください。
  3. インストールの開始準備ができたら、「IBM Rational Software Analyzer のインストール」をクリックします。

    IBM Installation Manager がシステム上で検出されない場合、またはより新しいバージョンが使用可能な場合は、最新バージョンをインストールする必要があります。

    IBM Installation Manager のインストールを完了するには、ウィザードの指示に従います。詳しくは、Windows への Installation Manager のインストールを参照してください。

    IBM Installation Manager のインストールが完了したら、「終了」をクリックしてウィザードを閉じます。

Installation Manager GUI を使用した製品パッケージのインストール

以下のステップでは、Installation Manager グラフィカル・ユーザー・インターフェース (GUI) を使用した IBM Rational Software Analyzer パッケージのインストール方法について説明します。オプションで、基本製品パッケージのインストール時に、製品の更新を同時にインストールすることができます。ご使用のインストールに更新を適用しない場合は、このトピックの更新ステップはスキップしてください。

  1. Installation Manager の「スタート」ページで、 「パッケージのインストール」をクリックします。
    注:
    Installation Manager の新しいバージョンが検出された場合は、そのバージョンをインストールすることを確認して、続行します。 Installation Manager は自動的に、新しいバージョンのインストール、停止、再始動、および再開を実行します。
  2. 「パッケージのインストール」ウィザードの「インストール」ページに、 Installation Manager が検索したリポジトリー内で検出されたすべてのパッケージがリストされます。 2 つのバージョンのパッケージが検出された場合は、最新バージョンまたは推奨バージョンのパッケージのみが表示されます。
  3. IBM Rational Software Analyzer パッケージをクリックすると、「詳細」ペインにその説明が表示されます。
  4. IBM Rational Software Analyzer パッケージに対する更新を検索するには、 「その他のバージョンおよび拡張の検査 (Check for Other Versions and Extensions)」をクリックします。

    Installation Manager は、定義済みの IBM 更新リポジトリーでパッケージの更新を検索します。リポジトリー・ロケーションを設定しておけば、そこも検索します。

    注:
    Installation Manager によって、定義済みの IBM 更新リポジトリー・ロケーションからインストール済みのパッケージが検索されるようにするには、「設定」ウィンドウの「リポジトリー」ページで、「インストールと更新を行っている間にリンクされたリポジトリーをサーチします」オプションを選択します。インターネットへのアクセスも必要です。
  5. IBM Rational Software Analyzer パッケージの更新が検出されると、「パッケージのインストール」ページの各製品の下の「インストール・パッケージ」リストにそれらが表示されます。デフォルトでは、推奨される更新のみが表示されます。
  6. インストールする IBM Rational Software Analyzer パッケージおよびそのパッケージに対する更新を選択します。依存関係のある更新は、自動でまとめて選択およびクリアされます。「次へ」をクリックして続けます。
    注:
    一度に複数のパッケージをインストールする場合は、すべてのパッケージが同じパッケージ・グループにインストールされます。
  7. 「ライセンス」ページで、選択したパッケージのご使用条件を読みます。

    複数のパッケージをインストールするよう選択した場合は、パッケージごとにご使用条件があります。「ライセンス」ページの左側で、各パッケージのバージョンをクリックして、ご使用条件を表示してください。選択したパッケージのバージョン (例えば、基本パッケージおよび更新) は、パッケージ名の下にリストされます。

    1. ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックします。
    2. 「次へ」をクリックして続けます。
  8. 「ロケーション」ページで、「共用リソース・ディレクトリー」フィールドに 共用リソース・ディレクトリー のパスを入力するか、デフォルト・パスを受け入れます。(Linux でインストールしている場合、ディレクトリー・パスにスペースを使用していないことを確認してください。) 共用リソース・ディレクトリーには、1 つ以上のパッケージ・グループが共用できるリソースが含まれています。「次へ」をクリックして続けます。

    デフォルト・パスは、以下のとおりです。

    重要:
    共用リソース・ディレクトリーは、パッケージの初回インストール時にのみ指定できます。将来のパッケージの共用リソースのために十分なディスク・スペースが確保されるように、一番大きいディスク・ドライブを使用してください。すべてのパッケージをアンインストールするまで、ディレクトリー・ロケーションを変更することはできません。
  9. 「ロケーション」ページで、IBM Rational Software Analyzer パッケージのパッケージ・グループ を作成します。または、製品を更新する場合は、既存のパッケージ・グループを使用します。パッケージ・グループは、パッケージが同じグループ内の他のパッケージとリソースを共用するディレクトリーを表します。

    新しいパッケージ・グループを作成するには、以下のようにします。

    1. 「新規パッケージ・グループの作成 (Create a new package group)」をクリックします。
    2. パッケージ・グループのインストール・ディレクトリーのパスを入力するか、デフォルト・パスを使用します。パッケージ・グループの名前が自動的に作成されます。(Linux の場合は、ディレクトリー・パスにスペースを使用することはできません。)
      重要:
      Windows Vista の場合は、ユーザーに管理者として Rational Software Analyzer を実行させる場合を除き、デフォルトの C:¥Program Files ディレクトリーを選択しないでください。詳しくは、製品を実行するための Windows Vista ユーザー特権の要件を参照してください。
    3. 「次へ」をクリックして続けます。
  10. 「フィーチャー」ページの「言語」で、パッケージ・グループの言語を選択します。IBM Rational Software Analyzer パッケージのユーザー・インターフェースおよびドキュメンテーションについて、対応する各国語翻訳がインストールされます。
  11. IBM Rational Software Analyzer パッケージをインストールする前に「要約」ページで選択内容を確認します。前のページで行った選択を変更するには、「戻る」をクリックして変更を行います。選択がそのままでよければ、 「インストール」をクリックしてパッケージをインストールします。
  12. インストール・プロセスが完了したら、プロセスが正常に行われたことを確認するメッセージが表示されます。
    1. 「ログ・ファイルの表示」をクリックして、新規ウィンドウで現行セッションのインストール・ログ・ファイルを開きます。続行するには、「インストール・ログ」ウィンドウを閉じる必要があります。
    2. 「パッケージのインストール」ウィザードで、ウィザードの終了時に IBM Rational Software Analyzer を開始するかどうかを選択します。
    3. 選択したパッケージを開くには、「終了」をクリックします。「パッケージのインストール」ウィザードが閉じ、Installation Manager の「始動」ページに戻ります。

Linux ワークステーション上のファイル・ハンドル数を増やす

重要: 最適な結果を得るためには、Rational 製品を使用して作業する前に、Rational Software Analyzer で使用できるファイル・ハンドルの数を増やしてください。この変更は、システム管理者が行う必要がある場合があります。

以下のステップに従って Linux でファイル記述子を増やす場合は注意してください。指示に従わないと、コンピューターが正しく始動しなくなる可能性があります。最適な結果を得るために、システム管理者にこの手順を実行してもらってください。

ファイル記述子を増やすには、以下のようにします。

  1. root としてログインします。root アクセス権限がない場合は、継続する前に獲得する必要があります。
  2. etc ディレクトリーに移動します。
  3. initscript シェル・スクリプトを見つけます。ファイルを開くか、Linux テキスト・エディターを使用してファイルを作成します。

    重要: コンピューター上に空の initscript ファイルを残さないでください。残した場合、次回電源をオンにしたり再始動したりした場合に、コンピューターが始動しなくなります。

  4. 1 行目で、ulimit を、ほとんどの Linux コンピューターでのデフォルトである 1024 よりもかなり大きな数値に設定します。

    ulimit -n 4096

    注意: ulimit をあまりに大きな数値に設定すると、システム全体のパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。

  5. 2 行目に eval exec "$4" と入力する。
  6. シェル・スクリプトを保存して閉じます。

ulimit コマンドについて詳しくは、ulimit のマニュアル・ページを参照してください。

製品の開始

Rational Software Analyzer は、デスクトップ環境またはコマンド行インターフェースから開始できます。

Windows の場合 「スタート」>「プログラム」>「IBM Rational Software Analyzer」>「IBM Rational Software Analyzer Developer Edition」の順にクリックします。

Windows の場合 「スタート」>「プログラム」>「IBM Rational Software Analyzer Enterprise Edition」>「IBM Rational Software Analyzer Enterprise Edition」の順にクリックします。

Rational Software Analyzer Developer Edition をコマンド行から開始するには、次のようにします。

Rational Software Analyzer Enterprise Edition をコマンド行から開始するには、次のようにします。

重要:
Windows Vista ユーザーは、管理者として Rational Software Analyzer を実行しなければならないことがあります。詳しくは、製品を実行するための Windows Vista ユーザー特権の要件を参照してください。

製品の更新

IBM Installation Manager を使用してインストールされたパッケージの更新をインストールできます。パッケージの更新は、インストール済みのフィーチャーに対するフィックスと更新を提供します。また、「パッケージの変更」ウィザードを使用してインストールできる新規フィーチャーが含まれていることもあります。

リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していない限り、インターネットへのアクセスが必要になります。

各インストール済みパッケージは、それぞれのデフォルトの IBM 更新リポジトリーのロケーションを提供します。「設定」ウィンドウの「リポジトリー」ページで、「インストール中および更新中のサービス・リポジトリーの検索」オプションが選択されている場合は、このロケーションによって、Installation Manager が IBM 更新リポジトリーからインストール済みのパッケージを検索できるようになります。

詳しくは、Installation Manager のヘルプを参照してください。

注:
Installation Manager を使用してインストールしたプログラムをすべて閉じてから、製品を更新してください。

製品パッケージの更新を検索してインストールするには、次のようにします。

  1. Installation Manager の「スタート」ページで、 「パッケージの更新」をクリックします。
  2. IBM Installation Manager がシステム上で検出されない場合、またはより新しいバージョンが見つかった場合は、最新リリースのインストールを続行する必要があります。 IBM Installation Manager のインストールを完了するには、ウィザードの指示に従います。
  3. 「パッケージの更新」ウィザードで、更新する Rational Software Analyzer 製品パッケージがインストールされているパッケージ・グループのロケーションを選択するか、「すべて更新」チェック・ボックスを選択して、「次へ」をクリックします。

    Installation Manager は、Installation Manager のリポジトリー内、および Rational Software Analyzer について事前に定義した更新サイトで、更新を検索します。

  4. パッケージの更新が検出されると、「パッケージの更新」ページの各パッケージの下の「更新」リストにそれらが表示されます。デフォルトでは、推奨される更新のみが表示されます。「すべてを表示」をクリックすると、使用可能なパッケージに対して検出されたすべての更新が表示されます。
    1. 更新の詳細を知りたい場合は、「更新」をクリックし、「詳細」の下の説明を参照してください。
    2. 更新に関する追加情報が入手可能な場合は、説明本文の最後に「詳細情報」リンクが表示されます。このリンクをクリックすると、ブラウザーに情報が表示されます。更新をインストールする前に、この情報を確認してください。
  5. インストールする更新を選択するか、「推奨を選択」をクリックしてデフォルトの選択を復元します。依存関係のある更新は、自動でまとめて選択およびクリアされます。
  6. 「次へ」をクリックして続けます。
  7. 「ライセンス」ページで、選択した更新のご使用条件を読みます。「ライセンス」ページの左側に、選択した更新のライセンスのリストが表示されます。各項目をクリックすると、ご使用条件の本文が表示されます。
    1. ご使用条件のすべての条項に同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」をクリックします。
    2. 「次へ」をクリックして続けます。
  8. 更新をインストールする前に「要約」ページで選択内容を確認します。
    1. 前のページで行った選択を変更するには、「戻る」をクリックして変更を行います。
    2. そのままで問題なければ、「更新」をクリックし、更新をダウンロードしてインストールします。進行標識にインストールの完了パーセントが表示されます。
    注:
    更新プロセス中に、Installation Manager が、パッケージの基本バージョンのリポジトリー・ロケーションの入力を求めるプロンプトを表示することがあります。製品を CD またはその他のメディアからインストールした場合は、更新機能を使用するときにそれらのメディアを使用できるようにしておく必要があります。
  9. オプション: 更新プロセスが完了すると、プロセスの成功を確認したというメッセージが、ページの上部に表示されます。新規ウィンドウで現行セッションのログ・ファイルを開くには、「ログ・ファイルの表示」をクリックします。続行するには、「インストール・ログ」ウィンドウを閉じる必要があります。
  10. 「終了」をクリックしてウィザードを閉じます。
  11. オプション: 既にインストールされているフィーチャーのみが、「更新」ウィザードによって更新されます。

    インストールしたい新規フィーチャーが更新に含まれている場合は、「パッケージの変更」ウィザードを実行して、フィーチャー選択パネルからインストールする新規フィーチャーを選択します。

製品インストールの変更

IBM Installation Manager の「パッケージの変更」ウィザードで、インストール済み製品パッケージの言語およびフィーチャーの選択を変更できます。また、「パッケージの変更」ウィザードを使用して、リフレッシュ・パックなどの製品の更新に含まれている可能性がある新規フィーチャーをインストールすることもできます。

リポジトリー設定がローカル更新サイトを指していない限り、インターネットへのアクセスが必要になります。詳細については、Installation Manager のヘルプを参照してください。

注:
Installation Manager を使用してインストールしたプログラムをすべて閉じてから、パッケージを変更してください。

インストール済み製品パッケージを変更するには、以下のようにします。

  1. Installation Manager の「スタート」ページから、「パッケージの変更」アイコンをクリックします。
  2. 「パッケージの変更」ウィザードで、Rational Software Analyzer のインストール・ロケーションを選択し、「次へ」をクリックします。
  3. 「言語」の「変更」ページでパッケージ・グループの言語を選択して、「次へ」をクリックします。

    パッケージのユーザー・インターフェースおよびドキュメンテーションについて、対応する各国語翻訳がインストールされます。この選択は、このパッケージ・グループにインストールされたすべてのパッケージに適用されることに注意してください。

  4. インストール・パッケージを変更する前に「要約」ページで選択内容を確認し、次に「変更」をクリックします。
  5. オプション: 変更プロセスが完了したら、 「ログ・ファイルの表示」をクリックして完了ログを確認します。

製品のアンインストール

Installation Manager の「パッケージのアンインストール」オプションを使用すると、1 つのインストール・ロケーションから複数のパッケージをアンインストールできます。すべてのインストール・ロケーションからインストール済みのすべてのパッケージをアンインストールすることもできます。

パッケージをアンインストールするには、製品パッケージをインストールするために使用したものと同じユーザー・アカウントを使用して、システムにログインする必要があります。

パッケージをアンインストールするには、以下のようにします。

  1. Installation Manager を使用してインストールしたプログラムを閉じます。
  2. 「スタート」ページで「パッケージのアンインストール」 をクリックします。
  3. 「パッケージのアンインストール」ページで、アンインストールする Rational Software Analyzer 製品パッケージを選択し、「次へ」をクリックします。
  4. 「要約」ページでアンインストールするパッケージのリストを確認してから「アンインストール」をクリックします。 パッケージがアンインストールされると、「完了」ページが表示されます。
  5. 「終了」をクリックしてウィザードを終了します。

ライセンスの管理

インストールした IBM ソフトウェアおよびカスタマイズしたパッケージのライセンス交付は、IBM Installation Manager の「ライセンスの管理」ウィザードを使用して管理されます。「ライセンスの管理」ウィザードには、インストール済みの各パッケージのライセンス情報が表示されます。

トライアル・ライセンスは、インストール後 30 日または 90 日で有効期限が切れます。有効期限後に製品を使用するには、製品をアクティブにする必要があります。

「ライセンスの管理」ウィザードを使用して、プロダクト・アクティベーション・キットをインポートすることで、本製品の試用バージョンを、ライセンス交付を受けたバージョンにアップグレードできます。

Rational 製品のライセンスの管理について詳しくは、以下のリソースを参照してください。

ライセンス

Rational ソフトウェア製品を購入すると、許可ユーザー・ライセンス、許可ユーザー期限付使用権 (FTL)、およびフローティング・ライセンスの 3 つのタイプから製品ライセンスを選択できます。ご使用の Rational ソフトウェア製品に必要なライセンス・タイプを判別するには、製品担当員にお問い合わせください。

許可ユーザー・ライセンス

IBM Rational 許可ユーザー・ライセンスは、1 人の特定の個人に対して Rational ソフトウェア製品の使用を許可します。購入者は、製品にアクセスする個々のユーザーごとに、任意の方法で許可ユーザー・ライセンスを入手する必要があります。許可ユーザー・ライセンスの再割り当ては、割り当てた元のユーザーを購入者が長期間または永久に置き換える場合を除いて、許可されません。

例えば、許可ユーザー・ライセンスを 1 つ購入した場合、そのライセンスをある特定の個人に割り当てることができます。割り当てられた個人は、 Rational ソフトウェア製品を使用することができます。許可ユーザー・ライセンスでは、いかなる場合も (ライセンス交付を受けた個人が製品を使用中でない場合でも) その製品を使用する権利を他者に与えることはありません。

許可ユーザー期限付使用権

IBM Rational 許可ユーザー期限付使用権 (FTL) は、1 人の特定の個人に対して特定期間 Rational ソフトウェア製品の使用を許可します。購入者は、製品にアクセスする個々のユーザーごとに、任意の方法で許可ユーザー FTL を入手する必要があります。許可ユーザー FTL の再割り当ては、割り当てた元のユーザーを購入者が長期間または永久に置き換える場合を除いて、許可されません。

注:
パスポート・アドバンテージ・エクスプレス・プログラムで許可ユーザー FTL を購入した場合、ライセンス満了前に購入者が IBM に延長を希望しないことを通知しない限り、IBM は現行価格でライセンス期間をさらに 1 年間自動的に延長します。継続 FTL 期間は、最初の FTL 期間の満了時に開始されます。この継続 FTL の価格は、現在、最初の FTL 価格の 80 パーセントですが、変更される可能性があります。

ライセンス期間を延長する意思がないことを IBM に通知した場合は、ライセンス満了時に製品の使用を中止しなければなりません。

フローティング・ライセンス

IBM Rational フローティング・ライセンスは、複数のチーム・メンバーで共用することができる、単一のソフトウェア製品に対するライセンスです。ただし、同時ユーザーの総数は、購入したフローティング・ライセンスの数を超えてはいけません。例えば、Rational ソフトウェア製品のフローティング・ライセンスを 1 つ購入した場合、組織内の任意のユーザーが任意の時期に製品を使用することができます。製品にアクセスしたいユーザーは、現行ユーザーがログオフするまで待たなければなりません。

フローティング・ライセンスを使用するには、フローティング・ライセンス・キーを入手して、Rational License Server にインストールする必要があります。サーバーは、ライセンス・キーへのアクセスを要求するエンド・ユーザー要求に応答します。サーバーは、その組織が購入したライセンス数と同じ数の同時ユーザーのアクセスを許可します。

注:
IBM では、Rational Software Analyzer のフローティング・ライセンスはサポートしていません。

ライセンスの使用可能化

Rational ソフトウェア製品を初めてインストールする場合、または製品の使用を継続するためにライセンスを延長したい場合に、製品のライセンスを使用可能にするには、以下のオプションがあります。

Rational Software Analyzer 製品オファリングのライセンスは、以下の方法で使用可能にします。

プロダクト・アクティベーション・キットをインポートする方法

注:
トライアル・ライセンスは、インストール後 30 日から 90 日で有効期限が切れます。有効期限後に製品を使用するには、製品をアクティブにする必要があります。アクティベーション・プロセスのフローチャートについては、プロダクト・アクティベーションに関するサポート記事 (http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21250404) を参照してください。

アクティベーション・キット

プロダクト・アクティベーション・キットには、Rational のトライアル製品のパーマネント・ライセンス・キーが含まれています。アクティベーション・キットを購入し、その zip ファイルをローカル・コンピューターにダウンロードしてから、アクティベーション・キット内の適切な .JAR ファイルをインポートして製品のライセンスを使用可能にします。IBM Installation Manager を使用して、製品にアクティベーション・キットをインポートします。

インストール済みパッケージのライセンス情報の表示

IBM Installation Manager からインストール済みパッケージのライセンス情報を確認することができます。ライセンス情報には、ライセンス・タイプおよび有効期限が含まれています。

ライセンス情報を表示するには、以下のようにします。

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. メインページで「ライセンスの管理」をクリックします。

インストールされているパッケージごとに、パッケージのベンダー、現行ライセンス・タイプ、および有効期限が表示されます。

プロダクト・アクティベーション・キットのインポート

パーマネント・ライセンス・キーをインストールするには、IBM Installation Manager を使用して、ダウンロード・ロケーションまたは製品メディアからアクティベーション・キットをインポートする必要があります。

アクティベーション・キットを購入していない場合、まず購入する必要があります。製品またはプロダクト・アクティベーション・キットを購入している場合は、該当する CD を挿入するか、IBM パスポート・アドバンテージからアクセス可能なワークステーションにアクティベーション・キットをダウンロードします。

アクティベーション・キットは、Java アーカイブ (.JAR) ファイルを含む圧縮 .zip ファイルとしてパッケージされています。この .JAR ファイルにはパーマネント・ライセンス・キーが含まれているため、製品をアクティブにするには、インポートする必要があります。

アクティベーション・キットの .JAR ファイルをインポートして、新しいライセンス・キーを使用可能にするには、次のようにします。

  1. IBM Installation Manager を開始します。
  2. メインページで「ライセンスの管理」をクリックします。
  3. パッケージを選択して「アクティベーション・キットのインポート」をクリックします。
  4. 「次へ」をクリックします。 選択したパッケージの詳細 (現行のライセンス・タイプ、ライセンスの対象となる製品バージョンの範囲など) が表示されます。
  5. アクティベーション・キットのメディア CD またはダウンロード・ロケーションのパスを参照して、適切な (.JAR) ファイルを選択し、「開く」をクリックします。
  6. 「次へ」をクリックします。 「要約」ページに、アクティベーション・キットのインストール宛先ディレクトリー、新規ライセンスが適用される製品、およびバージョン情報が表示されます。
  7. 「終了」をクリックします。

パーマネント・ライセンス・キーを含むプロダクト・アクティベーション・キットが製品にインポートされます。「ライセンスの管理」ウィザードに、インポートが正常に行われたかどうかが示されます。

ライセンスの購入

現行の製品ライセンスの有効期限が切れる場合、またはチーム・メンバー用に追加の製品ライセンスが必要な場合は、新規ライセンスをご購入いただけます。

ライセンスを購入して製品を使用可能にするには、次のようにします。

  1. 購入するライセンスのタイプを決定します。
  2. ibm.com(R) にアクセスするか、IBM 営業担当員に連絡を取り、製品ライセンスを購入します。詳しくは、IBM Web ページのソフトウェアのご注文方法をご覧ください。
  3. 購入したライセンス・タイプに応じて、受け取ったライセンス証書を使用し、以下のいずれかを実行して製品を使用可能にします。

    製品の許可ユーザー・ライセンスを購入した場合は、パスポート・アドバンテージにアクセスし、説明に従って、プロダクト・アクティベーション・キットの圧縮済みファイルをダウンロードします。アクティベーション・キットをダウンロードしたら、Installation Manager を使用して、プロダクト・アクティベーションの .JAR ファイルをインポートする必要があります。

製品のアクティベーション・キットをインポートする場合は、IBM Installation Manager の「ライセンスの管理」ウィザードを使用します。

IBM Installation Manager の管理の操作

このセクションでは、IBM Installation Manager の一般的な作業を取り上げます。詳しくは、Installation Manager のオンライン・ヘルプまたは Installation Manager のインフォメーション・センター (http://www.ibm.com/software/awdtools/installmanager/support/index.html) を参照してください。

Windows への Installation Manager のインストール

ランチパッド・プログラムが製品インストールを開始すると、IBM Installation Manager がインストールされていない場合は、自動的にインストールされます。このプロセスについて詳しくは、ランチパッド・プログラムからのインストールを参照してください。Installation Manager がインストールされない場合は、手動でインストールする必要があります。

Installation Manager を手動でインストールするには、次のようにします。

  1. 1 枚目のインストール・ディスクの InstallerImage_win32 フォルダー、または製品インストール・ファイルを解凍したディレクトリーから、install.exe を実行します。
  2. 「パッケージのインストール」ページで「次へ」をクリックします。
  3. 「ご使用条件」ページでご使用条件を確認します。同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」を選択して「次へ」をクリックします。
  4. 必要に応じてインストール・ロケーションを変更するには、「宛先フォルダー」ページで「参照」をクリックし、「次へ」をクリックします。
  5. 「要約」ページで「インストール」をクリックします。インストール・プロセスが完了したら、プロセスが正常に行われたことを確認するメッセージが表示されます。
  6. 「終了」をクリックします。 IBM Installation Manager が開きます。

Linux への Installation Manager のインストール

ランチパッド・プログラムによって、IBM Installation Manager がインストールされます。このプロセスについて詳しくは、ランチパッド・プログラムからのインストールを参照してください。

Installation Manager を手動でインストールするには、以下のようにします。

  1. root ユーザー特権でターミナル・ウィンドウを開きます。
  2. 1 枚目のインストール・ディスクの InstallerImager_linux フォルダー、または製品インストール・ファイルを unzip して解凍したディレクトリーから、install を実行します。
  3. 「パッケージのインストール」画面で「次へ」をクリックします。
  4. 「ご使用条件」ページでご使用条件を確認します。同意する場合は、「使用条件の条項に同意します」を選択して「次へ」をクリックします。
  5. 必要に応じてインストール・ディレクトリー・ロケーションを編集して、「次へ」をクリックします。
  6. 「情報の要約 (information summary)」ページで「インストール」をクリックします。 インストール・プロセスが完了したら、プロセスが正常に行われたことを確認するメッセージが表示されます。
  7. 「終了」をクリックします。 IBM Installation Manager が開きます。

Windows での Installation Manager の開始

ランチパッド・プログラムから IBM Installation Manager を開始する必要があります。こうすると、 Installation Manager が、リポジトリー設定を構成し、Rational Software Analyzer パッケージを選択した状態で起動します。

Installation Manager を直接開始した場合は、リポジトリーの設定と製品パッケージの選択を手動で行う必要があります。詳しくは、製品パッケージのインストール計画 を参照してください。

Installation Manager を手動で開始するには、以下のようにします。

Windows タスクバーで、「スタート」>「すべてのプログラム」>「IBM Installation Manager」>「IBM Installation Manager」の順にクリックします。

Linux での Installation Manager の開始

ランチパッド・プログラムから IBM Installation Manager を開始する必要があります。こうすると、 Installation Manager が、リポジトリー設定を構成し、Rational Software Analyzer パッケージを選択した状態で起動します。 Installation Manager を直接開始した場合は、リポジトリーの設定と製品パッケージの選択を手動で行う必要があります。詳しくは、製品パッケージのインストール計画 を参照してください。

Installation Manager を手動で開始するには、以下のようにします。

  1. root ユーザー特権でターミナル・ウィンドウを開きます。
  2. ディレクトリーを、Installation Manager のインストール・ディレクトリーに変更します。デフォルトでは、これは /opt/IBM/InstallationManager/eclipse です。
  3. IBMIM を実行します。

Windows での Installation Manager のアンインストール

Installation Manager をアンインストールするには、以下のようにします。

  1. Windows タスクバーで、「スタート」>「すべてのプログラム」>「IBM Installation Manager」>「IBM Installation Manager のアンインストール (Uninstall IBM Installation Manager)」の順にクリックします。
  2. 「アンインストール」ページで「次へ」をクリックします。

    アンインストール対象として IBM Installation Manager が選択されます。

  3. 「要約」ページで「アンインストール」をクリックします。

注:
Installation Manager のアンインストールは、「コントロール パネル」を使用して行うこともできます。 「スタート」>「設定」>「コントロール パネル」の順にクリックし、「プログラムの追加と削除」をダブルクリックします。IBM Installation Manager の項目を選択して、「削除」をクリックします。

Linux での Installation Manager のアンインストール

IBM Installation Manager のアンインストールには、Linux バージョンに組み込まれているパッケージ管理ツールを使用する必要があります。

Linux 上で Installation Manager を手動でアンインストールするには、以下の手順を実行します。

  1. root ユーザー特権でターミナル・ウィンドウを開きます。
  2. ディレクトリーを、Installation Manager のアンインストール・ディレクトリーに変更します。デフォルトでは、これは /var/ibm/InstallationManager/uninstall です。
  3. ./uninstall を実行します。

Installation Manager のサイレント・インストールとアンインストール

IBM Installation Manager のサイレント・インストールおよびサイレント・アンインストールを実行することができます。

Installation Manager のサイレント・インストール

Installation Manager のサイレント・インストールを実行するには、インストーラーを抽出し、InstallerImage_platform サブディレクトリーに切り替えて、次のコマンドを使用します。

インストールしたら、Installation Manager または Installation Manager インストーラーを使用してパッケージのサイレント・インストールを実行することができます。

Windows からの Installation Manager のサイレント・アンインストール

Windows で Installation Manager をサイレントでアンインストールする場合は、次の手順に従ってください。

  1. コマンド行から、Installation Manager の uninstall ディレクトリーに移動します。デフォルトでは、これは C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥IBM¥Installation Manager¥uninstall です。
  2. コマンド uninstallc.exe --launcher.ini silent-uninstall.ini を入力します。

その他のプラットフォームでの Installation Manager のサイレント・アンインストール

その他のプラットフォームで Installation Manager をサイレントでアンインストールする場合は、次の手順に従ってください。

  1. 端末ウィンドウから、Installation Manager の uninstall ディレクトリーに移動します。デフォルトでは、これは /var/ibm/InstallationManager/uninstall です。
  2. コマンド uninstall --launcher.ini silent-uninstall.ini を実行します。

IBM Packaging Utility

IBM Packaging Utility ソフトウェアを使用して、Installation Manager のリポジトリーをセットアップして、製品パッケージをリポジトリーにコピーします。製品パッケージのコピー後に、Installation Manager の「設定」ウィンドウでリポジトリーのロケーションを定義します。

Packaging Utility ソフトウェアは、Rational Software Analyzer に同梱されている、各プラットフォーム (Windows および Linux) 用の Enterprise Deployment CD にあります。

Rational Software Analyzer パッケージを含むリポジトリーを共用ドライブに置くには、Packing Utility を使用して、Rational Software Analyzer の製品パッケージをリポジトリーにコピーする必要があります。

Rational Software Analyzer パッケージを含むリポジトリーを HTTP または HTTPS 上で使用可能な Web サーバーに置く場合は、Packaging Utility を使用して、Rational Software Analyzer 製品パッケージをリポジトリーにコピーする必要があります。

このユーティリティーを使用して、以下のタスクを実行します。

Packaging Utility について詳しくは、オンライン・ヘルプまたは Installation Manager のインフォメーション・センター (http://www.ibm.com/software/awdtools/installmanager/support/index.html) を参照してください。

Packaging Utility のインストール

IBMPackaging Utility を使用して Rational Software Analyzer 製品パッケージをコピーするには、事前に Enterprise Deployment CD からこのユーティリティーをインストールしておく必要があります。

IBM Packaging Utility ソフトウェアを Enterprise Deployment CD からインストールするには、次のようにします。

  1. 該当プラットフォームの Enterprise Deployment CD にナビゲートして、CD から圧縮済みファイルを取り出します。
  2. Packaging Utility ディレクトリーに移動し、圧縮ファイル (pu.disk_win32.zip または pu.disk_linux.zip) から Packaging Utility インストール・パッケージを解凍します。
  3. Packaging Utility インストーラーの実行可能ファイルを探します。
  4. 実行可能ファイルを開始し、ウィザードの指示に従って Packaging Utility をインストールします。
  5. (オプション)。IBM Installation Manager がワークステーション上に検出されない場合は、それをインストールするようプロンプトが表示され、インストール・ウィザードが開始します。ウィザードの指示に従って、Installation Manager のインストールを完了します。詳しくは、Windows への Installation Manager のインストールを参照してください。

    Installation Manager のインストールが完了したら Installation Manager が開始し、自動的に「パッケージのインストール」ウィザードが開始します。

  6. Installation Manager がコンピューターにインストールされている場合は、Installation Manager が開始し、自動的に「パッケージのインストール」ウィザードを開始します。
  7. 「パッケージのインストール」ウィザードの説明に従って、インストールを完了します。

Packaging Utility を使用した製品パッケージのコピー

Installation Manager が Rational Software Analyzer をインストールできるリポジトリーを作成するには、Packaging Utility を使用して、製品パッケージをこのリポジトリーにコピーする必要があります。

Packaging Utility を使用して製品パッケージをコピーするには、以下のようにします。

  1. CD イメージからパッケージをコピーする場合は、1 枚目のインストール CD を CD ドライブに挿入します。

    Linux の場合。 CD ドライブをマウントします。

    注:
    システムで自動実行が使用可能になっている場合は、Rational Software Analyzer ランチパッド・プログラムが自動的に開きます。ランチパッド・プログラムを閉じます。
  2. Packaging Utility を開始します。
  3. ユーティリティーのメインページで、「製品パッケージのコピー」をクリックします。
  4. 「前提条件」ページで、以下のいずれかのステップを実行します。
  5. 「次へ」をクリックします。
  6. 「ソース」ページで、製品パッケージを使用できない場合は、製品パッケージが入っているリポジトリーを開きます。
    注:
    リポジトリーは、ファイル・システム内のディレクトリーへのパス、1 枚目の製品 CD が含まれているディスク・ドライブ、またはサーバー上のディレクトリーの URL です。
  7. 「宛先」ページで、製品の保管先として既存のリポジトリー・ディレクトリーを参照して選択するか、新規フォルダーを作成します。
  8. 「OK」をクリックします。定義したファイル・パスが、「宛先」ページの「ディレクトリー」フィールドにリストされます。
  9. 「次へ」をクリックします。
  10. 選択済み製品パッケージを宛先リポジトリーにコピーするには、「要約」ページで「コピー」をクリックします。
  11. コピー・プロセスの終了後に、「完了」ページで、正常にコピーされた製品パッケージを確認します。
  12. Packaging Utility のメインページに戻るには、「終了」をクリックします。

Packaging Utility を使用して Rational Software Analyzer インストール・ファイルをリポジトリーにコピーした後で、IBM Installation Manager の「設定」ページに移動して、このロケーションをリポジトリーとして定義できます。リポジトリーを UNC ドライブ上に置くことも、リポジトリーを Web サーバー上に置いて HTTP を介してディレクトリーとファイルを使用できるようにすることもできます。

サイレント・インストール

Installation Manager をサイレント・インストール・モードで実行することで、Rational Software Analyzer 製品パッケージをサイレント・インストールできます。Installation Manager をサイレント・モードで実行する場合は、ユーザー・インターフェースは使用できません。代わりに、Installation Manager は応答ファイルを使用して、製品パッケージのインストールに必要なコマンドを入力します。

Installation Manager をサイレント・モードで実行すると、バッチ処理でスクリプトを通じて製品パッケージのインストール、更新、変更、およびアンインストールを行えるため便利です。

Rational Software Analyzer をサイレント・インストールする前に、Installation Manager をインストールする必要があります。

サイレント・インストールには、2 つのメインタスクが必要です。

  1. 応答ファイルの作成。
  2. Installation Manager のサイレント・インストール・モードでの実行。

Installation Manager とサイレント・インストールについて詳しくは、Installation Manager のインフォメーション・センター (http://www.ibm.com/software/awdtools/installmanager/support/index.html) を参照してください。

Installation Manager による応答ファイルの作成

Installation Manager を使用して Rational Software Analyzer 製品パッケージをインストールするとき、または Installation Manager インストーラーをインストールするときのアクションを記録して、応答ファイルを作成することができます。応答ファイルを記録すると、Installation Manager の GUI で選択した項目がすべて XML ファイルに保管されます。Installation Manager をサイレント・モードで実行すると、Installation Manager は XML 応答ファイルを使用してインストールを完了します。

インストール (またはアンインストール) 用の応答ファイルを記録するには、以下のようにします。

  1. コマンド行で、Installation Manager をインストールしたディレクトリーの eclipse サブディレクトリーに移動します。例:
  2. コマンド行で次のコマンドを入力して、Installation Manager を開始します。応答ファイルおよび (オプションで) ログ・ファイルのファイル名およびロケーションは、ご使用のものに置換してください。

    IBMIM -record <応答ファイルのパスおよび名前> -log <ログ・ファイルのパスおよび名前>

    注:
    応答ファイルを記録するには、オプションの -skipInstall <agentDataLocation> 引数を追加します。製品をインストールしたりアンインストールしたりする必要はありません。詳しくは、Installation Manager インストーラーによる応答ファイルの記録を参照してください。
    注:
    入力するファイル・パスが存在することを確認してください。Installation Manager では、応答ファイルとログ・ファイル用のディレクトリーは作成されません。
  3. 「パッケージのインストール」ウィザードの指示に従って、インストール・オプションを選択します。詳しくは、Installation Manager GUI を使用した製品パッケージのインストールを参照してください。
  4. 「終了」をクリックして Installation Manager を閉じます。

コマンドで指定したロケーションに XML 応答ファイルが作成されます。

Installation Manager を使用した応答ファイルの記録

Installation Manager または製品をインストールまたはアンインストールするための応答ファイルを、製品をインストールまたはアンインストールせずに作成するには、-skipInstall <agentDataLocation> 引数を使用します。-skipInstall を使用すると、Installation Manager は製品をインストールまたはアンインストールせずに、インストール・データを記録するだけなので、処理が高速です。<agentDataLocation> は書き込み可能ディレクトリーでなければなりません。

後で、製品に対する更新または変更の記録、ライセンス管理の記録、または製品のアンインストールの記録を行う場合は、後続のレコード・セッションで同じ <agentDataLocation> を使用する必要があります。-skipInstall オプションを使用していないときに記録するインストール済みの製品または設定 (リポジトリー設定を含む) は使用できないことに注意してください。

インストーラーの応答ファイルの記録

Installation Manager のインストールに関するインストール・データを記録するには、次のようにします。

  1. Installation Manager を解凍して、InstallerImage_platform ディレクトリーに移動します。
  2. 記録を開始するには、install -record <応答ファイルのパスおよび名前> -skipInstall <agentDataLocation> -vmargs -Dcom.ibm.cic.agent.hidden=false と入力します。

製品インストールの応答ファイルの記録

Installation Manager インストーラーを使って製品インストールのインストール・データを記録するには、次の手順に従ってください。

  1. Installation Manager を解凍した場所にある InstallerImage_platform ディレクトリーに移動します。
  2. -input および @osgi.install.area/install.xml を削除して、install.ini ファイルを開きます。
  3. コマンド IBMIM -record <response file path and name> -skipInstall <agentDataLocation> を入力します。 例えば、IBMIM -record c:¥mylog¥responsefile.xml -skipInstall c:¥temp¥recordData となります。
  4. Installation Manager を開始して、「パッケージのインストール」ウィザードを完了します。

サイレント・モードでの Installation Manager のインストールおよび実行

Installation Manager インストーラーを使用して Installation Manager をインストールした後、Installation Manager を使用して製品パッケージをコマンド行からサイレント・インストールします。

サイレント・モードでの Installation Manager の実行に関する追加の資料については、Installation Manager のインフォメーション・センター (http://www.ibm.com/software/awdtools/installmanager/support/index.html) を参照してください。

次の表は、サイレント・インストール・コマンドで使用される引数を示したものです。

引数 説明
-vm Java ランチャーを指定します。サイレント・モードでは、必ず java.exe (Windows の場合) または java (その他のプラットフォームの場合) を使用します。
-nosplash
スプラッシュ画面を抑制します。
--launcher.suppressErrors
JVM エラーのダイアログ・ボックスを抑制します。
-silent Installation Manager インストーラーを実行するか、または Installation Manager をサイレント・モードで実行する必要があります。
-input
Installation Manager インストーラーまたは Installation Manager への入力として XML 応答ファイルを指定します。応答ファイルには、インストーラーまたは Installation Manager が実行するコマンドが含まれています。
-log
(オプション) サイレント・インストールの結果を記録するログ・ファイルを作成します。ログ・ファイルは XML ファイルです。

Installation Manager インストーラーと Installation Manager の両方に、初期化ファイル、つまり .ini ファイル silent-install.ini が用意されています。このファイルには、引数のデフォルト値が表形式で収められています。

Installation Manager インストーラーによって Installation Manager がインストールされます。

インストーラーを取り出して、eclipse サブディレクトリーに切り替えてから、以下のコマンドを使用します。

Installation Manager がインストールされたら、Installation Manager を使用してその他の製品をインストールすることができます。

Installation Manager をサイレント・モードで実行するには、eclipse サブディレクトリーから次のコマンドを実行します。

Installation Manager インストーラーまたは Installation Manager は、サイレント・インストール・モードで実行された場合は、応答ファイルを読み取り、指定したディレクトリーにログ・ファイルを書き込みます。応答ファイルは必須で、ログ・ファイルはオプションです。この実行の結果、成功時の状況は 0、失敗時はゼロ以外の数値になります。

応答ファイルのコマンド

Installation Manager のサイレント・インストール機能を使用するには、Installation Manager で実行する必要のあるすべてのコマンドを含む応答ファイルを作成する必要があります。これには、IBM Rational Software Analyzer パッケージのインストール時のアクションを記録することによって、応答ファイルを作成します。ただし、応答ファイルは手動で作成したり編集したりすることもできます。

応答ファイルには、次の 2 つのカテゴリーのコマンドがあります。

サイレント・インストール設定コマンド

通常、設定は「設定」ウィンドウで指定しますが、サイレント・インストール中に使用するために、応答ファイルに設定 (キーとして識別されます) を指定することもできます。

注:
応答ファイルには、複数の設定を指定できます。

応答ファイルに設定を定義する場合、XML コードは次の例のようになります。

<preference
	name = "the key of the preference"
	value = "the value of the preference to be set">
</preference>

次の表を使用して、サイレント・インストール設定用のキーとそれに関連した値を識別します。

キー コメント
com.ibm.cic.common.core.preferences.logLocation Installation Manager のログ・ファイルのロケーションを指定します。
重要:
このキーはオプションで、テストとデバッグ用に設計されています。ログ・ファイルのロケーションが未指定である場合、Installation Manager のサイレント・インストールと UI バージョンでは両方とも同じロケーションが使用されます。
com.ibm.cic.license.policy.location リモート・ライセンス・ポリシー・ファイルを置く場所を定義する URL を指定します。
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyEnabled True または False 「False」がデフォルト値です。
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyHost ホスト名または IP アドレス
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyPort ポート番号
com.ibm.cic.common.core.preferences.http.proxyUseSocks True または False 「False」がデフォルト値です。
com.ibm.cic.common.core.preferences.SOCKS.proxyHost ホスト名または IP アドレス
com.ibm.cic.common.core.preferences.SOCKS.proxyPort ポート番号
com.ibm.cic.common.core.preferences.ftp.proxyEnabled True または False 「False」がデフォルト値です。
com.ibm.cic.common.core.preferences.ftp.proxyHost ホスト名または IP アドレス
com.ibm.cic.common.core.preferences.ftp.proxyPort ポート番号
com.ibm.cic.common.core.preferences.eclipseCache c:¥IBM¥common (Windows)

/opt/IBM/common (Linux)

注:
上記のパスは、この設定のデフォルト値です。一般に、インストール・パッケージにはこの設定に対し独自の値が用意されています。
この場所は、すでにパッケージをインストール済みの場合は変更できません。
com.ibm.cic.agent.core.pref.offering.service.repositories. areUsed True または False 使用不可にするには、この設定を「False」に変更します。値が「True」の場合は、製品をインストールまたは更新するときに、リンクされているすべてのリポジトリーが検索されます。
com.ibm.cic.common.core.preferences. preserveDownloadedArtifacts True または False 使用不可にするには、この設定を「False」に変更します。値が「True」の場合は、パッケージを前のバージョンにロールバックする必要があるファイルがシステムに格納されます。値が「False」の場合は、これらのファイルは格納されません。これらのファイルを格納しないと、オリジナルのリポジトリーまたはメディアに接続しなければ、バージョンをロールバックできません。

サイレント・インストール・コマンド

次の表に、サイレント・インストールの応答ファイルのコマンドをリストします。

応答ファイルのコマンド 説明

プロファイル

<profile
id="プロファイル
(パッケージ・グループ) ID"
installLocation="the install location of
 the profile">
<data key="キー 1" value="値 1"/>
<data key="キー 2" value="値 2"/>

</profile>
このコマンドは、パッケージ・グループ (またはインストール・ロケーション) を作成する場合に使用します。指定したパッケージ・グループが既に存在する場合は、このコマンドの効果はありません。現時点では、プロファイルを作成すると、サイレント・インストールでは 2 つのインストール・コンテキストも作成されます。1 つは Eclipse で、もう 1 つは native です。プロファイルは、インストール・ロケーションです。

プロファイルのプロパティーを設定するには、<data> 要素を使用します。

現在サポートされているキーおよび関連する値は次のリストのとおりです。

  • eclipseLocation キーは、c:¥myeclipse¥eclipse など、既存の Eclipse ロケーションを指定します。
  • cic.selector.nl キーは、en、fr、および es など、自然言語 (NL) のロケール選択を指定します。
注:
NL 値が複数ある場合はコンマで区切ります。

現在サポートされている言語コードは次のリストのとおりです。

  • 英語 (en)
  • フランス語 (fr)
  • イタリア語 (it)
  • 中国語 (簡体字) (zh_CN)
  • ロシア語 (ru)
  • 中国語 (繁体字) - (zh_HK)
  • ドイツ語 (de)
  • 日本語 (ja)
  • ポーランド語 (pl)
  • スペイン語 (es)
  • チェコ語 (cs)
  • ハンガリー語 (hu)
  • 韓国語 (ko)
  • ポルトガル語 (pt_BR)

リポジトリー

<server>
<repository location="http://example/
repository/">
<repository location="file:/C:/
repository/">
<!--add more repositories below-->
<...>
      </server>
このコマンドは、サイレント・インストール中に使用するリポジトリーを指定する場合に使用します。リモート・リポジトリーを指定する場合は URL または UNC パスを使用し、ローカル・リポジトリーを指定する場合はディレクトリー・パスを使用します。

インストール

<install>
<offering profile= "プロファイル ID"
features= "フィーチャー ID"
id= "offering id" version= "offering 
version"></offering>

<!--add more offerings below>
<...>

</install>
このコマンドは、インストールするインストール・パッケージを指定する場合に使用します。

プロファイル ID は、既存のプロファイル、またはプロファイル設定コマンドで作成されたプロファイルと一致している必要があります。

フィーチャー ID は、コンマ区切りのリスト (「feature1, feature2」など) によって、オプションで指定できます。フィーチャー ID が指定されていない場合は、指定の製品のすべてのデフォルト・フィーチャーがインストールされます。

バージョン番号は必須ではありません。バージョンを指定しない場合、Installation Manager は、指定された ID を持つ最新の製品と、使用可能なすべての更新およびフィックスをインストールします。

注:
必須のフィーチャーは、コンマ区切りのリストで明示的に指定されていない場合であっても、インストール用に含まれます。

<install modify="true"> または <uninstall modify="true"> (オプション属性)

<uninstall modify="true">
<offering profile="プロファイル ID"
 id="ID"
version="バージョン"
features="-"/>
</uninstall>

既存のインストールの変更を指示する場合は、install コマンドおよび uninstall コマンドの <install modify="true"> 属性を使用します。

この属性が true に設定されていない場合、値はデフォルトで false に設定されます。変更操作を、追加の言語パックをインストールすることだけを目的に行う場合、製品フィーチャー ID リストでハイフン「-」を使用して、新しいフィーチャーを追加しないことを指示します。

重要:
例で指定しているように、"modify=true" とハイフン "-" から成るフィーチャー・リストを指定してください。そうしないと、install コマンドでは製品のデフォルト・フィーチャーがインストールされ、uninstall コマンドではすべてのフィーチャーが除去されます。

アンインストール

<uninstall>
<offering profile= "プロファイル ID"
features= "フィーチャー ID"
id= "offering id" version= "offering 
version"></offering>

<!--add more offerings below>
<...>

</uninstall>
このコマンドは、アンインストールするパッケージを指定する場合に使用します。

プロファイル ID は、既存のプロファイル、またはプロファイル・コマンドで指定されたプロファイルに一致している必要があります。フィーチャー ID が指定されていない場合は、指定の製品のすべてのフィーチャーがアンインストールされます。製品 ID が指定されていない場合は、指定のプロファイル内のすべてのインストール済み製品がアンインストールされます。

ロールバック

<rollback>
<offering profile= "プロファイル ID"
 id= "製品 ID"
version= "製品バージョン">
</offering>

<!--add more offerings below
<...>

</rollback>
このコマンドは、指定したオファリングを、指定したプロファイルに現在インストールされているバージョンからロールバックする場合に使用します。 rollback コマンドでフィーチャーを指定することはできません。

すべてインストール

<installALL/>
注:
このコマンドは、次のコマンドを使用した場合と同等です。
-silent -installAll 
.
このコマンドは、すべての使用可能なパッケージをサイレントで検索し、インストールする場合に使用します。

すべて更新

<updateALL/>
注:
このコマンドは、次のコマンドを使用した場合と同等です。
-silent -updateAll 
.
このコマンドは、すべての使用可能なパッケージをサイレントで検索し、更新する場合に使用します。

ライセンス

<license policyFile="policy file
 location"/>

例:

<license policyFile="c:¥mylicense.opt"/> 
このコマンドは、レコード・モードで Installation Manager を始動してからライセンス・ウィザードを開始することで、license コマンドを入れる応答ファイルを生成する場合に使用します。

レコード・モード時に、ライセンス管理ウィザードでフレックス・オプションを設定すると、設定されたオプションは、生成された応答ファイルと同じディレクトリーにある「license.opt」という名前のライセンス・ポリシー・ファイルに記録されます。応答ファイルには、そのポリシー・ファイルを参照する license コマンドが入ります。

ウィザード

<launcher -mode wizard -input
< response file >
このコマンドは、UI モードで Installation Manager を始動する場合に使用します。UI モードでは、インストール・ウィザードまたはアンインストール・ウィザードのいずれかで、Installation Manager を始動します。ただし、この場合、応答ファイルには preference コマンドと install コマンド、または preference コマンドと uninstall コマンドしか入れることができません。 Installation Manager を UI モードで実行する場合は、同じ応答ファイルに install コマンドと uninstall コマンドを一緒に入れることはできません。

参照: サンプル応答ファイル

XML ベースの応答ファイルを使用すると、サイレント・インストール設定、リポジトリーのロケーション、インストール用プロファイルなどの事前定義情報を指定できます。応答ファイルは、インストール・パッケージを介入なしでインストールし、インストール・パッケージのロケーションと設定を標準化したい、チームや会社に役に立ちます。

サンプル応答ファイル
<agent-input >

<!-- add preferences -->
<preference name="com.ibm.cic.common.core.preferences. http.proxyEnabled" 
value="c:/temp"/>

<!-- create the profile if it doesn't exist yet -->
<profile id="my_profile" installLocation="c:/temp/my_profile"></profile>

<server>
<repository location= 
"http://a.site.com/local/products/sample/20060615_1542/repository/"></repository>
</server>
<install>
	<offering profile= "my_profile" features= "core" id= "ies" 
version= "3.2.0.20060615">
	</offering>
</install>
</agent-input>

サイレント・インストール・ログ・ファイル

サイレント・インストール・ログ・ファイルを使用すると、サイレント・インストール・セッションの結果を検査できます。

サイレント・インストール機能によって、XML ベースのログ・ファイルが作成されます。このログ・ファイルには、サイレント・インストールを実行した結果が記録されます (これは、-log <ログ・ファイル・パス>.xml を使用して、ログ・ファイル・パスが指定されている場合に限られます)。サイレント・インストール・セッションが正常に行われた場合、ログ・ファイルには、<result> </result> のルート要素のみが含まれます。しかし、インストール中にエラーが発生した場合は、以下のようなメッセージのエラー要素がサイレント・インストール・ログ・ファイルに記録されます。

<result>
	<error> Cannot find profile: profile id</error>
	<error> some other errors</error>
</result>

詳細な分析については、Installation Manager データ域に生成されるログ・ファイルを参照してください。設定コマンドを使用することにより、オプションで、希望のロケーションにデータ域を設定できます。

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