IBM Rational Software Architect バージョン 7.0 リリース情報
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目次
1.0 このリリースについて
1.1 このリリースの新機能
2.0 インストール情報
2.1 ハードウェア要件
2.2 ソフトウェア要件
3.0 既知の制限、問題、および回避方法
4.0 IBM Rational ソフトウェア・サポート
5.0 特記事項および商標
1.0 このリリースについて
IBM® Rational® Software Architect
は、エンタープライズ・ソリューションおよびエンタープライズ・サービスの理解、設計、管理、および発展をサポートする統合的な分析、設計、開発のツール・セットです。このツール・セットには、サービス指向アーキテクチャー (SOA)、C/C++、J2SE、J2EE、およびポータル・アプリケーションを作成するソフトウェア開発者およびデベロッパーのためのモデル駆動型の設計、分析、開発機能が含まれています。
この資料の最新の英語版バージョンは、
http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/v7/rsa/70/docs/readme/readme.html で入手できます。
各種制限や問題についてのその他の更新情報は、
http://www.ibm.com/software/rational/support/ のサポート知識ベースに、個々の技術情報の形で提供されています。問題が検出され、解決されると、IBM Rational ソフトウェア・サポート・チームは知識ベースを更新します。知識ベースを検索することにより、問題に対する解決法や回避方法を素早く見つけることができます。
1.1 このリリースの新機能
Rational Software Architect のこのリリースには、以下のバージョン 6.0 リリースの機能拡張および新規フィーチャーが含まれています。
- Rational のインストールをより簡単化: オープンな選択メニューにより、チームの環境を簡単に構成することができ、インストールの占有スペースを縮小することができます。
- 新規 UML モデリング・フィーチャーおよび機能拡張
- UML 2.1.1 のサポート: Rational Unified Modeling Language (UML) モデリング製品および拡張性 API では、Object Management Group (OMG) による UML 2.1.1 仕様に基づく、UML 2 メタモデルをサポートするようになりました。
UML モデルを作成する場合にユーザーが気付くいくつかの変更点を挙げます。
- UML オブジェクト図がサポートされるようになりました。
- 状態マシン図で、トリガーがイベントから切り離されました。呼び出しトリガーなど、さまざまな具体的なトリガーが、呼び出しイベントなどの対応するイベント・タイプにより置き換わります。
- 適用されたステレオタイプが今度はモデルのルート要素になります。
- アクティビティー内のアクションが不透明なアクションで置き換えられます。
- 関連で、所有権が方向の暗黙指定に使用されなくなりました。
- シーケンス図中のメッセージ端および停止ノードが変更されました。
- UML オブジェクト図を使用したインスタンス・モデリング: オブジェクト図によってユーザーはインスタンス・モデリングを実行できます。このとき、モデル内のクラスのインスタンスはシステムの振る舞いを説明します。インスタンス化したクラス間の関係は、任意の時点で表されます。オブジェクト図を使用して、振る舞いのシナリオを検討したり、クラス図をテストしてクラス間の関係の妥当性検査を行うことができます。
- UML 状態マシン図の改善: コンポジット状態に対応したサブダイアグラムのサポートにより、コンポジット状態や新規図内のコンポジット状態領域の内容を表示することができます。また、状態への内部遷移を追加し、それらを遷移コンパートメントに表示することもできます。トランザクションにトリガーを追加すると、イベントと属性だけでなく、トリガーの名前も表示することができます。
- UML アクティビティー図の改善: アクティビティー図へのいくつかの改善により、パーティションの作成と管理、構造化アクティビティーのコンテンツの表示、およびアクションとその対応するピンのレイアウト管理が容易になりました。
新しいパーティション・ツールにより、アクティビティー図へのパーティションの追加が簡単になりました。
また、パーティションの位置と位置合わせの管理がしやすくなり、図中のアクション上にパーティションの表記を表示するかどうかを選択できるようになりました。
構造化アクティビティー・ノードに対する新規サブダイアグラムのサポートにより、ユーザーは構造化アクティビティー・ノード自体、または新規ダイアグラム内のコンテンツを表示できるようになりました。
アクティビティー図のピン間にオブジェクト・フローを作成する際に、ピンの振る舞いと外観をより柔軟に変更できるようになりました。
- UML 配置図の改善: ノード、ノード・インスタンス、および成果物にグラフィカル・コンパートメントが利用できるようになりました。
いくつかのレベルのノードをネストし、これらのノードをインスタンス化してネストされたノードのグラフィカル・コンパートメントにこれらを表示することができます。配置成果物およびその依存関係は配置のグラフィック区画で表示されるので、パーツおよびコラボレーションで構成されるノードの内部構造を、構造区画で表示させることができます。
配置図でタグ値をサポートできるようになりました。これは、モデル要素に任意の情報を添付することにより、UML を拡張します。ユーザーは図の各要素を、事前設定した値を持つステレオタイプ化した要素として作成することができます。適用されるステレオタイプのこれらのプロパティーの値はタグ値です。このタグ値は「プロパティー」ビューで変更できます。
- UML クラス図の改善: Eclipse Modeling Framework (EMF) および
Windows® Metafile (WMF) のフォーマットがステレオタイプ・プロファイルでサポートされるようになりました。
テンプレート・パラメーターのサポートが向上し、これにより、「プロパティー」ビューを使用したテンプレート・パラメーター、テンプレート・シグニチャー、バインディング、およびパラメーター置換の作成と更新が容易になりました。
UML データ型を使用してクラス図のデータ値を定義し、クラスの親の名前を図に表示する方法を選択することができます。
- UML シーケンス図の改善: メッセージのオペレーション・シグニチャーをシーケンス図で表示できるようになりました。
- UML コンポジット構造図の改善: 構造コンパートメントがコンポジット構造図のパーツに使用できるようになりました。これにより、内部構造を表示できます。アセンブリー・コネクターをボールと受け口の記法で表示できるようになりました。
- UML パッケージ図の改善: パッケージへの改善により、そのコンテンツをより簡単に表示および管理できるようになりました。
新しい形状のコンパートメントにより、各パッケージに含まれる要素を表示できるようになりました。
また、パッケージ内でパッケージをネストできるようになりました。
- 論理モデルおよびモデル・フラグメント: モデリング・プロジェクトのコンテンツは、「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで論理フォルダーの 3 つのタイプ、図、モデル、およびプロファイルに整理されます。この構造は UML モデル要素の論理包含を、その要素が論理的に保管されている場所に関わらず、表示します。また、「可能なカスタマイズ」ダイアログ・ボックスの対応するフィルターを使用不可にすることにより、「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで論理 UML モデル・ファイルおよび UML プロファイル・ファイルの名前を表示することもできます。この構造は特に、モデリング成果物が複数のチーム内、およびチームを超えて共有されるような状況で有用です。
モデルの各パーツを物理サブユニットに抽出することにより、論理モデルをフラグメントに分割することができるようになりました。
これらのモデル要素の物理ロケーションは透過的ですが、フラグメントはオリジナル・モデルの論理パーツとして残り、必要な場合にのみロードされます。
- 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューを使用したナビゲートと管理: 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューは、モデル・コンテンツ内をナビゲートする第 1 手段として「モデル・エクスプローラー」ビューを置き換えます。また、モデルのライフ・サイクルを管理する手段として「モデル・エディター」ビューを置き換えます。ユーザーは「モデル・エディター」ビューを開かずにモデル、図、およびプロファイルを開き、保管し、閉じることができます。
さらに、「プロジェクト・エクスプローラー」ビューによってモデル要素のシグニチャーの検討が容易になります。「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで要素を選択すると、ステータス・バーにフル・シグニチャーが表示されます。つまり、選択した要素でフル・シグニチャーを表示するために編集モードにする必要はありません。
- 「モデル・エディター」ビューの改善: 「モデル・エディター」ビューを開始することによりモデルを開くことができますが、ビューを終了してもモデルは閉じません。
また、バックグラウンドでクロス参照モデルやプロファイルが開いている場合には、「モデル・エディター」ビューは開きません。
ユーザーが関連した図およびモデルを開き、プロファイル、モデル・ライブラリーおよびフラグメントを追加できる新規セクションが追加されたことにより、モデル編集機能が向上しました。
- モデル検索機能の向上: モデル検索機能が Eclipse 検索ダイアログ・ボックスに統合されました。特定の UML タイプを検索し、アスタリスク (*) および疑問符 (?) 構文を使用して検索文字列パターンを指定し、検索の有効範囲を選択できます。また、モデル内のコメント、図の説明、注、制約本文、およびその他のテキスト・ストリング内で単純なテキストの一致を含めたり除外したりすることもできます。
検索結果は検索ビューに表示され、異なる基準に基づいて保管することができます。一致のタイプによっては、「プロジェクト・エクスプローラー」ビューで要素に移動し、図や、「プロパティー」ビューで表示することができます。
- 全体的な使用可能度の向上: ダイアグラム・エディターで作業をすると、全体的な使用可能度の一部が向上していることが分かります。
- ダイアグラム要素の複写サポート (切り取り/コピー/貼り付け)
- ズーム・ツールおよびアニメーション作成ズームのサポート
- レイアウト・アルゴリズムの機能拡張
- ダイアグラム要素に対するグラジエントのサポート
- グローバル、および図ごとの印刷設定、向上したローカライズ・サポート、および改ページ・サポートを含む、図のプレビューおよび印刷機能拡張。
- 図へのイメージ挿入のサポート
- 図の要素、注、および幾何学図形に対するコネクター・ハンドルおよびアンカーの機能拡張
- 新規 UML モデリング統合フィーチャーおよび機能拡張:
- トレース関係のモデルの分析: モデル要素、仕様、およびインプリメンテーション間の壊れたトレース性を検出するためのモデル分析が、統合された静的分析ユーザー・インターフェースの一部になりました。
このアップグレードされた UI を使用することにより、モデル要素の分析を含む分析構成を、コード要素の分析と関連して定義することができます。
- 原型ベースの新しい変換オーサリング機能:
希望する変換出力の例をとり、それを使って変換の実装の基礎とすることができます。
- 発展に沿って各モデルをコードにより調整: 新しい後方変換機能とモデル比較機能により、仕様からのずれを検出し、設計状態アーキテクチャーとビルド状態アーキテクチャー間の差異の視覚化を支援します。
- モデル変換:
- 新規構成エディターおよびウィザード: 変換構成を作成および編集するためのユーザー・インターフェースが向上しました。
変換構成を作成および編集するためのエディターが、製品の v6.0 リリースでは「変換の構成」ダイアログ・ボックスから置き換えられます。新しいエディターには似たようなタブが含まれており、また、次の 2 つの新しいタブが導入されました。
- メイン: 変換についての記述情報が含まれています。
- ソース & ターゲット: ターゲット・タブから置き換えられ、変換のソースおよびターゲットの選択の制御を提供します。
変換のソースを保管できるようになりました。また、変換構成は .tc というファイル名の拡張子を付けてワークスペースに保管できるので、ソース管理の下に構成を置くことができます。
Eclipse ワークスペース、以前にエクスポートした変換構成を含むファイル、または
Rational Software Architect あるいは Rational Systems Developer の任意のバージョン 6.0 リリースから変換をインポートできます。
- UML からの WSDL 成果物の生成: Web サービスの UML モデルを作成し、UML から WSDL への変換を使用して Web Services
Description Language (WSDL) 文書を生成できるようになりました。UML から WSDL への変換は次の WSDL 1.1 バインディングをサポートしています。
- SOAP DOCUMENT LITERAL
- SOAP RPC LITERAL
- SOAP RPC ENCODED
- HTTP GET
- HTTP POST
WSDL 成果物を生成するために UML から WSDL への変換が使用するように、既存のバインディングをカスタマイズするか、新規バインディングを作成することができます。
- 3GL コードからの UML の生成: ソース・コード・ベースから UML モデルを作成するために、変換を使用できるようになりました。
各変換について、固有の Java™-UML 変換構成または C++-UML 変換構成を作成できます。
UML-Java、UML-C++、Java-UML、または C++-UML 変換を構成する場合に、「後方」変換も使用可能にすることができます。
変換構成は、変換の「ソース」となる UML モデル (コード・ファイルを変換の「ターゲット」とする) と通常は一緒に配置される、バージョン管理対象の成果物になりました。
このファイルには「.tc」という拡張子が付きます。構造をリカバリーする場合、拡張マージ・インターフェースはモデラーへの支援を提供し、コードとモデル構造を手動で位置合わせしてから「融合」できます。完全同期ステップは必ず実行しますが、コード構造のリカバリーをまず行い、その後でモデル変換を再適用します。この順番によりコードのリファクタリングが保存され、誤ったロケーションで余分のコード・リソースが作成されるリスクが低減されます。
- モデル内のサブユニットのサポート: モデルを別々のファイルにパーティションで区切ることができます。これにより、構成管理システムを通じてチーム・メンバーとのモデルのきめ細かな共用が可能です。
- 新しいモデル比較とマージ機能: 共通上位を共有しないモデルの比較とマージを行うことができます。これにより、それぞれ独立してシステムのモデル化を開始する 2 人のチーム・メンバーが、片方のモデルのどの部分が他方のモデルの同じ部分に対応するか示すことによって、それらのモデルを結合できるようになりました。比較/マージ機能がこのような部分をうまく結合します。
- 異種モデルの結合: 独立して作成されたモデルのように、共通上位で関連していないモデルを結合できるようになりました。
例えば、モデラーがプロジェクト開始時に非公式に作成した複数のモデルをアセンブルして、バージョン管理により管理できるモデルの正式なセットにする場合などが考えられます。
Java または C++ コードから概念モデルを更新するために、このフィーチャーを使用して変換を適用することもできます。
- CVS 自動マージ: Concurrent Versions System (CVS) が競合フラグを立てている場合、2 つのコントリビューターからの競合していないすべての変更を、1 回のボタン・クリックで受け入れることができます。これにより、CVS マージをより高速に実行できます。
- セッションを元に戻す: マージの処理方法を習得中にマージをそれ以上進めることができず、結局そのやり方が誤っていることがわかり、もう一度やり直さなければならない場合があります。特に、ClearCase® 操作の途中では、これが非常に不便な場合があります。これは、ClearCase ではすべての成果物を順番にマージするので、フローを中断し、再開始するのが面倒なためです。新しい「セッションを元に戻す」機能により、ユーザーはマージ・アプリケーションを終了させずにマージを再開始することができます。
- パッケージ・コンポジット・デルタ: モデル、図、およびフラグメント・ビューにより、図のデルタ・グループが追加できるようになりました。これらは UML パッケージで階層的にさらにグループ化されます。これによって、ユーザーは階層の任意のパッケージ・レベルで変更を受け入れたり拒否したりすることができます。
- ClearCase チェックイン前のモデルの検証: 多くの変更された成果物を配信している場合など、長時間 ClearCase を稼働している間に、マージの完了後、かつ、ClearCase への更新のコミット前に、各モデルのマージを検証できるようになりました。
長時間の配信操作後にどのモデルの検証が必要かを覚えておく必要はありません。代わりに、マージの直後に、まだすべての決定が記憶に新しいうちに検証を実行することができます。
- フィールド・レベルのマージ: Java スクリプトまたはスニペットが組み込まれている複数行テキスト・フィールドの場合、これらのフィールドをマージすることによって、競合する変更を解決することができるようになりました。
マージの片方から作業を廃棄する必要がなくなりました。
- フル・コンテキスト・マージ: Rational モデリング製品における CVS 統合は、ユーザーが論理モデル・モードでワークスペースをリポジトリーに同期するようにできる新規 CVS フィーチャーをサポートしています。このフィーチャーは、フラグメント・レベルの代わりにモデル・レベルで競合を報告します。したがって、個々の成果物をマージする代わりにモデル全体をマージします。これにより、より強力なマージ機能が提供されます。各デルタおよび競合は、モデルの全コンテキストの知識で生成され、これにより一般的な破損の原因が排除されるためです。反対コントリビューターに対して、関連の競合が解決されます。
- 自動化プロファイルのアップグレード: モデルをマージする際に、コントリビューターがプロファイルの新規バージョンを使用していることが検出され、そのプロファイルはマージを実行しているコンピューター上で使用可能である場合、メモリー内ですべてのコントリビューターの最新プロファイル・バージョンへのアップグレードが自動的に実行されます。
- ドメイン・モデリングおよび開発のための新規フィーチャーおよび機能拡張:
- 静的分析: 静的分析のパフォーマンスおよび使用可能度が大幅に向上しました。
アーキテクト上のディスカバリー、モデル分析、および Java コード・レビューを含む静的分析のユーザー・インターフェースが統合されました。
この統合は、1 つのインターフェースからモデル、アプリケーション・アーキテクチャー、およびコードの静的分析を実行することができ、その分析構成には複数の分析タイプの要素を含むことができます。例えば、Java コード・レビューを実行して壊れたコーディング・ルールおよびアーキテクチャー上のディスカバリーを検出し、同じ分析中にアンチパターンを検出できるようになりました。
- Java コンポーネントのドメイン・モデリング:
- Java ドメイン・モデリング機能が J2SE 5.0 言語フィーチャー (注釈、総称、列挙、静的インポートなどを含む) をサポートするようになりました。
- デベロッパー中心のツールの統合が、ダイアグラム・エディターのポップアップ・メニューにより改善されました。
- 外部 JAR ファイルのクラスを視覚的に表し、外部パッケージの関連要素を表示できるようになりました。
- ダイアグラム・エディターから、フィールドおよびメソッドの直接インライン編集を実行できます。
- 「プロパティー」ビューが拡張されました。このビューからパッケージ、クラス、インターフェース、フィールド、およびメソッドのプロパティーを表示および編集できます。
- import ステートメントまたは完全修飾名を使用してフィールド・タイプを作成することができるようになりました。
- コレクション・タイプのサポートが向上しました。
- DoDAF 製品のドメイン・モデリング: 米国国防総省アーキテクチャー・フレームワーク (DoDAF) は、複雑なシステム・アーキテクチャーを説明する標準です。統合 UML モデリング・ツールを使用して、この標準に準拠するモデルを作成することができます。
DoDAF では、動作環境およびそのコンポーネントを、ビジュアル・フォーマット、テキスト・フォーマット、および表フォーマットで説明するベースとして UML を使用します。
- WSDL および XSD 要素のドメイン・モデリング: UML クラス図を使用して既存の WSDL バージョン 1.1 要素を視覚的に表し、新規要素を作成できます。
新規 WSDL サービス、ポート・タイプ、およびメッセージを視覚的に作成できます。WSDL サービスにポートを追加し、ポート・タイプに操作を追加し、メッセージにパーツを追加し、ポートとポート・タイプ間にバインディングを設定し、操作とメッセージ間に入力オブジェクト、出力オブジェクト、またはフォールト・オブジェクトを作成することができます。
ダイアグラム・エディターまたは「プロパティー」ビューで、既存の WSDL 要素を編集できます。ダイアグラム・エディターから Web サービスを使用し、実装することもできます。
WSDL 要素のビジュアル表示で、要素と属性、および XML 文書のデータ型などの構造を定義する、既存の XML スキーマ定義 (XSD) オブジェクトを表示することもできます。ダイアグラム・エディターから XSD タイプと要素を設定できます。
- 拡張された C/C++ ドメイン・モデリングのサポート:
- 多くの重要な機能拡張を持つ CDT 3.1.1 をサポートします。
- C/C++ ドメイン・モデリング・サポートおよび UML-C++ 変換サポートが強化されました。
- C/C++ のビジュアル表示およびコード生成用に列挙型を作成できるようになりました。
- ダイアグラム・エディターから、フィールドおよびメソッドの直接インライン編集を実行できます。
- ファイル成果物の可視化と作成: ファイル成果物を UML ダイアグラムに統合できます。ファイル成果物は、実行可能ファイル、ライブラリー、ソフトウェア・コンポーネント、文書、およびデータベースなど、物理的な実装単位を表すことができます。
- JavaServer Faces、Site Designer、および Page Designer
- JavaServer Faces フレームワークでの新たな AJAX サポート: 各種の新規ツールによって、Faces フレームワークでの Ajax アプリケーションの開発がより簡単になります。新たな Ajax コンポーネントには以下のものがあります。
- inputTypeAhead
- ajaxRefreshRequest
- ajaxSubmitRequest
- ajaxExternalRequest
- 標準 JSF モードのみのサポート: 標準の JavaServer Faces タグおよびフィーチャーのみを使用するページを設計できるようになりました。標準 JSF モードでは、IBM コンポーネントは使用されません。
- 新規 JSF コンポーネント: 以下のコンポーネントをはじめとする、多くの新規 JSF コンポーネントを使用できるようになりました。
- requestLink
- requestRowAction
- selectOneColor
- progressBar
- panelFormBox
- inputMiniCalendat
- panelSection
- panelMenu
- dataIterator
- panelDialog
- JSP におけるサード・パーティー製 JSF タグのサポート: サード・パーティー製 JSF タグが「プロパティー」ビューおよび JSF バリデーターにより認識されるようになりました。これらのツールは実行時に外観のレンダリングを行おうとします。
- 動的ページ・テンプレート: サーバー上で、動的に適用されたテンプレートを持つページを作成できるようになりました。
ウィザードを使用してテンプレート・ページとインスタンス・ページを作成し、エディターでコンテンツ領域を編集します。
- Struts ツール:
- 新規 Web Diagram Editor を操作するための、アップデートされた Struts ツール。
- Struts バージョン 1.1 のサポート。
- パフォーマンスおよびメモリー・フットプリントの向上。
- 向上した Web セキュリティー・ツール: J2EE セキュリティー用の重要なツールにより、アプリケーションのセキュリティー条件の作成、割り当て、統合、およびテストが容易になりました。
- 向上した Web ダイアグラム・エディター: Web ページとその関連リンク、および自動化フロー・ロジックをダイアグラミングすることにより、素早く Web アプリケーションを作成できます。ドラッグ・アンド・ドロップで、リレーショナル・データと Web サービスを Web ページに統合できます。
Web ページの作成や名前変更、および関連した構成ファイルの更新など、成果物を直接操作できます。また、このツールはリンクやページ・コマンドを基にしてページ・コンテンツを自動生成するので、プロトタイプ用のアプリケーションをすぐに作成できます。
- 新規ルック・アンド・フィール:
- より直感的および便利なユーザー・インターフェース
- より一貫性のある GMF ベースのルック・アンド・フィール
- 使用可能度の向上
- 向上した自動レイアウトおよび接続ルーティング
- 基本成果物の直接操作: Web ダイアグラム・エディターで作業をする際に、エディターが Web アプリケーションの成果物 (Web ページ、構成ファイルなど) を Web ダイアグラムと同期させておくことができるようになりました。
- ノードの情報量の増加: Web ダイアグラム・エディターで、ノードの重要な内部構造のいくつかを表示できるようになりました。
例えば、Web ページは、ページに含まれるリンクおよびページがアクセスするデータを表示するようになりました。
- データの統合
- Web ダイアグラム・エディターから、データ・オブジェクトおよびデータ・リストを照会し、操作する Web アプリケーションを作成できるようになりました。
- 各ページを明示的に編集する必要なく、UI コンポーネントを Web ページに追加して、データ・オブジェクトとデータ・リストを照会および操作できます。
- Web ダイアグラム・エディターは、各 Web ページがアクセスするデータ・オブジェクトとデータ・リストを表示します。
- WebSphere による単体テスト® Application Server バージョン 6.1: 完全に統合された WebSphere Application
Server バージョン 6.1 環境が製品に組み込まれています。
- ポータルとポートレットの開発: 新規フィーチャーおよび機能拡張には JSR 168 標準、連携ポートレット、およびウィザードの機能拡張へのサポートが含まれています。
- WebSphere Application Server
6.1 に対する JSR 168 ポートレットのサポート: ポートレット・ツールが、JSR 168 仕様に基づくポートレットの開発、テスト、デバッグをサポートするようになりました。また、「空の」ポートレットおよび「Faces」ポートレットがサポートされます。
- ビジネス・プロセス・ポートレット: 業務処理がサポートされているので、2 つの主なポートレット・タイプ、開始ポートレットとタスク・ポートレットを使用してプロセスを作成し、プロセス・フローを処理できます。
- 連携ポートレットの機能拡張: 新規ウィザードは、ポートレットの連携を利用するポートレットの開発を支援します。このウィザードは、ウィザードでのユーザーの選択に合わせた完全なガイドを HTML フォーマットで生成します。このガイドは、ポートレットが連携できるようにするためのベスト・プラクティスとコード・サンプルを提供します。コード・サンプルをカット・アンド・ペーストするか、ガイドの各ステップを実行することができます。連携アクションおよびデータ型の情報は、プロジェクト・エクスプローラーで表示できます。
- ポータル 6 のサポート:
- 「デフォルトの編集」ポートレット・モードがサポートされています。
- WebSphere Portal 6.0 ターゲット・ランタイムが提供されています。
- IBM ポートレットから JSR 168 ポートレット (構成ファイルのみ) へのマイグレーションがサポートされています。
- ポートレット・プロジェクト作成のための向上したウィザード: 単一ウィザードを使用して、ポートレットおよび API を選択することができます。ウィザードは、選択するターゲット・ランタイムに基づき、サポートする API およびタイプを判別します。また、ウィザードは選択したランタイム、API、およびタイプに基づきサポートするポートレット・モードも指定します。
- Java および XML の Web サービス・ツールの機能拡張
- ボトムアップおよびトップダウンの Web サービスを簡単に作成できるシンプルなウィザードにより、サービスおよびクライアントの開発、アセンブル、デプロイ、インストール、実行、およびテストをシンプルに、かつ整然と管理できるようになりました。
- 向上した XML スキーマ・エディターがそのグラフィカルな視覚化を強化し、XML スキーマの「タイプ指向」ビューを提供します。タイプは、ボックス状の形で表示されます。タイプに要素および属性が含まれる場合、これらはボックス内のフィールドとしてリストされます。
- Web サービスとクライアントの生成を簡素化しながら、管理を強化できます。必ずしもサーバーを構成し、開始しなくても、クライアントとサービスを生成できます。
- WebSphere Application Server v6.1 で、拡張設定を使用して Web サービス開発を最適化できます。
- WSDL の検証が、Web サービス (トップダウン) ウィザードおよびクライアント・ウィザードに統合されました。
- JAX-RPC Java クラス・アナライザーが、Apache Axis および WebSphere の Web サービス用の Web サービス
(ボトムアップ) ウィザードに統合されました。
- 既存のコードをスケルトンに保存するために、Web サービス・ウィザードにより作成された新規スケルトンの、以前の任意のスケルトンとのマージをサポートします。
- WebSphere Web サービスおよびクライアント用 JAX-RPC/JSR-109 ハンドラー構成ウィザードが拡張されて、希望する場合には複数の Web サービスまたはクライアントに対してハンドラーを構成できるようになりました。
- 保全性、機密性、および認証を簡単に使用可能にできるウィザードを使用して、Web サービスを保護することができるようになりました。
- ある Web サービスから別の Web サービスにセキュリティー構成をコピーすることができます。
- 新規の拡張可能な Ant タスク「wsgen.xml」および関連するバッチ/シェル・スクリプトが提供され、ユーザーはヘッドレスで Apache Axis および WebSphere Web サービス (トップダウンまたはボトムアップ) および Web サービス・クライアントを生成できるようになりました。
- XML 属性のサポート。各属性に対して、それぞれの (単純) タイプに基づき、基本的に単純タイプ要素の場合と同じ方法で、フォーム・フラグメントがレンダリングされます。
- Nil 可能要素のサポート (属性 xsd:nillable="true" を持つ XML スキーマで要素を宣言)。Nil 可能要素のフォーム・フラグメントは、「Nil?」チェック・ボックスが表示される特徴があります。このチェック・ボックスを選択すると、WSE は「xsi:nil」属性を持つ、対応する要素をシリアライズします。
- Web Services Explorer および IBM WebSphere UDDI Private Registry 構成ウィザードが拡張され、ユーザーが専用レジストリーに接続していることを Web Services Explorer に認識させる必要がなくなりました。専用レジストリー、そのレジストリーの公開 URL およびディスカバリー URL、さらにすべてのカスタム分類法はすべて、Web Services Explorer に自動的にロードされます。
- 向上した XML スキーマ・エディター
- XML スキーマ・エディターにおける複数ビュー・モードのサポート:
ビュー・モードのドロップダウン・ボックスが XML スキーマ・エディターの右上に表示されるので、ユーザーはシンプルなビューと詳細ビューとを切り替えることができます。シンプルなビューは複雑な XML スキーマ構文の多くを非表示にするので、ユーザーはベスト・プラクティスのオーサリング・パターンに従った XML データ構造を作成できます。詳細ビューでは XML スキーマ構文のすべてのセットを表示するので、ユーザーは任意のオーサリング・パターンを使用して XML データ構造を作成できます。
- 名前変更 - リファクタリングのサポート: 既存の「イントラ・ファイル」リファクタリングに加えて「インター・ファイル」リファクタリングのサポートがあります。つまり、複合型を名前変更する場合に、現行プロジェクトまたはワークスペースにおけるその型に対する別のスキーマからのすべての参照が更新されます。
- コンポーネント参照の検索: XML スキーマにより、名前付きコンポーネント (要素およびタイプなど) を参照できるようになりました。検索ビューで、コンポーネントが参照されるワークスペース内のロケーションが表示されます。
- タイプおよび要素のブラウズ: ブラウズ・アクションを選択して新規の「タイプの設定」ダイアログを呼び出し、そこで現行スキーマまたは現行プロジェクトまたはワークスペースの任意のスキーマからタイプを選択できます。タイプを選択し、そのタイプが外部スキーマに所属する場合は、インポートが自動的に追加されます。同様に、要素参照を編集する場合は、要素をブラウズすることができます。
- プロパティー・シートの機能拡張: 組み込み単純型値を制限し、列挙型およびパターン・ファセットを追加し、拡張タブを介してスキーマに特別の拡張情報を追加することができます。
- XML スキーマ・バリデーターのサポート: デフォルトの Eclipse
XSD ベースの XML スキーマ・バリデーターは Eclipse XSD モデルに基づいています。採用製品では自由に独自の代替バリデーターを入れることができます。
- ナビゲーション機能拡張: ドリルダウンにより、複数の型参照間を移動します。ワークベンチのナビゲーション・フレームワークを使用して、コンテキスト間を交互に切り替えます。設計ビューが拡張され、さまざまなズーム・モードでの表示をサポートします。
- ドラッグ・アンド・ドロップ機能拡張: 設計ビューで、あるモデル・グループから同じ複合型の別のモデル・グループへ、または別の複合型へ、要素をドラッグすることができます。
- 新規 XML マッピング・プロセス: マッピングは、ソース文書からターゲット文書へ、単純なドラッグ・アンド・ドロップ操作を使用して要素をグラフィックに接続することにより、実行されます。
XSL コードが自動的に作成され、マッピング情報に基づいて、希望する文書変換を作成します。便利な一連の組み込み変換機能が使用でき、カスタム XPath 式および XSLT テンプレートにより拡張できます。
- 新規インライン・マップ: 複合文書を、帰納的に小さな断片に分解することにより、変換します。
- 新規サブマップ: スキーマ型の変換が必要なたびに参照できる再使用可能なサブマップを作成します。
- カスタム・ノードのサポート: 外部 XSLT テンプレート・ファイルを使用して、組み込み変換機能を拡張できます。また、カスタム XPath 式を使用して、パラメーター値がテンプレートに渡される前にこれらを変更することもできます。
- SIP アプリケーションの新規サポート: Session Initiation
Protocol (SIP) ツール・フィーチャーは、SIP ベースの新規サービス作成の開発環境を提供します。このフィーチャーは、SIP サーブレットを作成するためのウィザードなどの、
JSR 116 SIP サーブレットを開発し、エクスポートするためのツールを提供します。
- データ・ツールにより提供されるデータ固有の新規プロジェクト
- データ固有の新規プロジェクト: これらの新規プロジェクト・タイプはデータ・プロジェクト・エクスプローラーに表示され、以下を共用するための SCM サポートを含んでいます。
- ルーチンおよび SQL ステートメントなどのデータベース・オブジェクトを作成および保管するためのデータ開発プロジェクト
- データ・モデリング用データ設計プロジェクト
- 新規の物理データ・モデリング機能:
- データ設計プロジェクトに物理データ・モデルを保管します
- モデルを分析します
- データ・ダイアグラム、「プロパティー」ビュー、データ・プロジェクト・エクスプローラーによる編集
- データベース変更を管理するための新規フィーチャー
- 比較エディターとの比較と同期 (データ・オブジェクト用にカスタマイズ済み)
- 影響分析
- 新規データ管理フィーチャー:
- XML サポート (DB2® LUW V9 用):
- XML スキーマの登録
- XML 文書の検証
- AXSD (注釈付き XSD) エディター
- XML データ・タイプのサポート
- サポートされる新規データベース:
- DB2/LUW V9
- SQL Server 2005
- Informix/IDS V10
- Sybase V15
- Derby V10.1
- ルーチンのデプロイメントのための機能拡張:
- ストアード・プロシージャー・デバッグ機能拡張:
Java ストアード・プロシージャーのデバッグをサポートします。
- J2EE コネクター (J2C) ツールおよびサポート: CICS® および IMS™ システムの J2C クライアント・アプリケーションの作成を支援する、一連の堅固なツールを提供します。データ・バインディング・ウィザードを使用して、COBOL、PL/I、および C 言語の Java マーシャリング・コードを作成します。
- 新規 PL/I サポート: J2C では、COBOL および C に加え、PL/I 言語をサポートするようになり、CICS または IMS システムに接続するエンタープライズ・アプリケーションを作成できるようになりました。Windows プラットフォームでのみ使用可能な、PL/I データ構造をマーシャルする Java データ・バインディング Bean を作成できるようになりました。
- J2C セッション・レコード: J2C ウィザードを使用して Java Bean およびデータ・バインディングを作成する場合に、設定を Ant ファイルに保管できるようになりました。
後でワークベンチ内またはコマンド行から Ant スクリプトを呼び出して、J2C Java Bean およびデータ・バインディングを生成できます。
- 公開済み相互作用および接続仕様プロパティーのサポート: interactionSpec および connectionSpec プロパティーの公開は、「メソッドの追加」ウィザードおよび「メソッドの編集」ウィザードに新規ページを追加したため現在では非常に簡単になった、一般的なタスクです。ユーザーは、どのフィールドを外部化するかを対話式に選択し、メソッドで使用する入力引数名を変更することができます。
- Faces JSP サポート: Page Designer での J2C Java Bean パレット・エントリーの追加により、J2C Java Bean を Page Designer のパレットから Faces JSP に追加できるようになりました。J2C
Java Bean を Faces JSP ページに単にドラッグ・アンド・ドロップし、制御を作成したいメソッドおよびデータ要素を選択するだけで追加が完了します。
- デバッグ・ツール
- WebSphere Jython スクリプト用新規デバッガー: Jython で作成された、Websphere 管理スクリプト用のフル機能のデバッガーです。ブレークポイント、ステップ実行、変数の検査、監視式などの標準的なデバッガー機能が使用できます。
- DB2 V9 のサポート: DB2 V9.1 Linux®/Unix/Windows、DB2 V9 z/OS および DB2 iSeries® V5R4 で、ストアード・プロシージャーのデバッグがサポートされています。
SQL ストアード・プロシージャーに加え、Java ストアード・プロシージャーがサポートされるようになりました。
- 新規「実行中のスレッドの表示」フィルター: WebSphere アプリケーションをデバッグする場合、通常は数十の実行中のスレッドがあります。そのほとんどは問題の判別に関係ないか、役に立ちません。
中断しているスレッドだけを表示するには、デバッグ・ターゲットを右クリックして「実行中のスレッドの表示」フィルターを切り替えます。
- JVM クラスへステップインする機能: java.* および javax.* 用ステップ・フィルターが、ステップ・フィルター設定で表示されるようになりました。
注: ステップ・フィルターは、ステップ実行中にデバッガーが無視するクラスを判別します。このフィーチャーによってユーザーは WebSphere ランタイムまたは他のシステム・クラスに入ることなく、アプリケーション・コードをステップインできます。以前のリリースでは、java.* および javax.* クラスは常にフィルターが掛けられ、構成できませんでした。
- 無効な XSL ブレークポイント・ロケーションの新規確認: XSL ファイルには、ブレークポイントが影響しないいくつかの場所があります。次の XSL ファイルのロケーションでブレークポイントを設定しようとすると、「無効なブレークポイント・ロケーション」のメッセージが表示されるようになりました。
- ブランク行
- コメント行
- xsl:stylesheet 行
- xsl:output 行
- "?xml version="1.0" などの XML 宣言
注: 上記要素と同じ行に、他の有効なタグがある場合は、ブレークポイントが許可されます。
- 変数ビューでの列のサポート: 変数ビューで、変数情報の構造化表示の列レイアウトが提供されるようになりました。
ステップ実行中に、値を変更する変数は強調表示され、別のアイコンが付いて表示されます。
注: 列レイアウトを切り替えるには、「変数」ビューのプルダウン・メニューの「レイアウト」>「列の表示」を使用します。
- 新規ユーザー支援フィーチャー:
- コンテキスト・ヘルプとダイナミック・ヘルプ: Eclipse ではダイナミック・ヘルプ・ビューを提供するようになりました。このビューでは、開発環境の任意のアクティブ領域についてコンテキスト・ヘルプおよび関連トピックを検索できます。ダイアログ・ボックスまたはウィザード内の疑問符アイコンをクリックするか、任意のコンテキストでプラットフォーム固有のトリガー・キーをキーボードで押すことにより、ヘルプ・ビューを開くことができます。
この新しいビューによって、モーダル・ダイアログ・ボックスやウィザード内でも、付属しているフライアウト・ペインのヘルプ・ビューを表示して、ヘルプ・トピックを移動し、検索する方法がユーザーに提供されます。現行タスクを完了しながらすべてのヘルプ・トピックを読み込むほかに、コンテキスト・ヘルプと関連トピックのリンクも表示することができます。
製品の以前の各バージョンでサポートされていた黄色の InfoPop はまだ使用できますが、検索と索引オプションと一緒にコンテキストで情報を表示することで、必要とするときに必要な情報に、より効率的にアクセスできます。
- 動的検索: 製品内の実質的にすべてのユーザー支援を検索し、いつでも必要とする情報のタイプを見つけることのできる、高速かつ簡単な手段が用意されました。
「ヘルプ」>「検索」をクリックするか、ヘルプ・ビューの下部にある検索アイコンをクリックして、ヘルプ・ビューの検索ペインを開きます。ここから、ヘルプ・トピック、「ようこそ」ページ、チュートリアル、およびサンプル・ギャラリーの集中型検索を実行し、製品フィーチャーの理解と使用を助けるための概念的な情報、詳細ヘルプ・トピック、またはチュートリアルとサンプルを見つけることができます。
eclipse.org や developerWorks® などのサイトから Web のヒットを戻すための動的検索を設定できます。
- 索引付きヘルプ: 製品のヘルプ・トピックに索引が付きました。ヘルプ・ウィンドウで新しい「インデックス」タブを開き、スクロールしてトピックを見つけるか、上のフィールドに入力を始めると索引が自動的に目的の用語を探します。同様に、ヘルプ・ビューでビューの下部にある「インデックス」アイコンをクリックするとインデックス・ペインが開きます。
- 向上したツアーおよびチュートリアルへのアクセス: 以前のリリースの「ビデオ学習」チュートリアルおよび「実践」チュートリアルに加え、チュートリアル・ギャラリーにある IBM developerWorks のチュートリアルを検索できるようになりました。
チュートリアル・ギャラリーの他、さらに「ツアー」セクションも検索でき、ここには幅広い概念的ツアーが含まれています。
- サンプルへのアクセスの向上: ユーザーがこれまで慣れ親しんできた技術サンプルおよびアプリケーション・サンプルに加え、IBM developerWorks からサンプル・ギャラリーまでのサンプルを入手できるようになりました。ギャラリー目次の
developerWorks サンプルのセクションを探してみてください。
- 「ようこそ」の新規 RSS: Really Simple Syndication (RSS) は、IBM developerWorks にある最新製品および最新技術のホワイト・ペーパーおよびその他の新規投稿への動的リンクを提供します。「ようこそ」の「Web リソース」ページにある RSS フィードを確認してください。
主要フィーチャーと機能の概要 (新規フィーチャーおよび機能拡張の説明、チュートリアルとサンプルへのリンク、入門へのリンクを含む) については、「ようこそ」にアクセスしてください (「ヘルプ」>「ようこそ」)。
2.0 インストール情報
Rational Software Architect のインストール、インストールの前提条件、コマンド行からのインストール、および HTTP サーバーでのローカル・リポジトリーの使用について詳しくは、「インストール・ガイド」の最新英語版バージョン (
http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/v7/rsa/70/docs/install_instruction/install.html) を参照してください。
製品の「インストール・ガイド」は、インストール・ランチパッドから、1 枚目の製品 CD の資料ディレクトリーで、または製品のインストール・ディレクトリーの文書サブディレクトリーで参照することができます。
サイレント・モードで Installation Manager を実行するためのコマンドに関する最新の文書については、Installation Manager のオンライン・ヘルプを参照してください。
次の変更と修正は、「インストール・ガイド」の翻訳バージョンでは入手できないかもしれないので気をつけてください。
- Packaging Utility を抽出するための説明は、「インストール・ガイド」の翻訳バージョンでは正しくありません。正しい説明は、Packaging Utility の制約、既知の問題、および回避方法のファイルで入手できます。
- IBM Installation Manager のサイレント・インストールの説明は、「インストール・ガイド」の翻訳バージョンでは入手できません。正しい説明は、Installation Manager の制約、既知の問題、および回避方法のファイルで入手できます。
- Linux で Crystal Reports Server をインストールするには、root 以外のユーザー ID でなければなりません。
- インストール・ガイドには、デフォルトの共用リソース・ディレクトリーおよびデフォルトのパッケージのグループ・ディレクトリーへの誤ったパスがリストされています。正しいデフォルト・ディレクトリーは次のとおりです。
- 共用リソース・ディレクトリーの場合、デフォルトのロケーションは、Windows の場合が C:¥Program
Files¥IBM¥SDP70Shared、Linux の場合は /opt/IBM/SDP70Shared です。
- 新規パッケージ・グループの場合、デフォルト・ロケーションは、Windows の場合が C:¥Program Files¥IBM¥SDP70、Linux の場合が /opt/IBM/SDP70 です。
- 電子画像から Linux に WebSphere Portal バージョン 5.1.0.x テスト環境のインストールを開始する場合は、「 :誤ったインタープリター : そのファイルまたはディレクトリーはありません」エラーが表示されることがあります。インストールを正常に開始するには、セットアップ・ディスク画像のディレクトリーを変更してから次のコマンドを実行します。dos2unix install.sh -W dependency.useValidation=false
2.1 ハードウェア要件
Rational Software Architect をインストールするためのハードウェア要件に関する情報については、「インストール・ガイド」を参照してください。
2.2 ソフトウェア要件
Rational Software Architect をインストールするためのソフトウェアおよびブラウザーの要件に関する情報については、「インストール・ガイド」を参照してください。
次の更新情報は翻訳バージョンでは表示されないことがあるので気をつけてください。
- 既存の Eclipse 統合開発環境 (IDE) を拡張するには、eclipse.org からの最新アップデートの付いた Eclipse バージョン 3.2.1 が必要です。
- SUSE Linux Enterprise Server (SLES) バージョン 9 を使用している場合は、既存の Eclipse IDE を拡張する前に IBM JRE 1.5 (SR3) がインストールされている必要があります。
- ランチパッドは Mozilla 1.6 をサポートしていません。ご使用のブラウザーが Mozilla である場合は、ランチパッドを実行するためにバージョン 1.7 以上が必要です。
3.0 既知の制限、問題、および回避方法
以下のリリース情報には、製品資料の完成後に判明した問題や制限などのリリース固有の情報が含まれます。
4.0 IBM Rational ソフトウェア・サポート
IBM Rational ソフトウェア・サポートは、技術支援を提供します。
サポートが必要な場合の連絡先、およびガイドラインや参照資料については、「IBM Software Support Handbook」を参照してください。
よくある質問、既知の問題とフィックスのリスト、およびその他のサポート情報については、Rational Software
Architect の製品サポート・ページを参照してください。
製品のニュース、イベント、およびその他の情報については、Rational Software
Architect の製品ホーム・ページを参照してください。
IBM Rational ソフトウェア・サポートに連絡する前に、問題の説明に必要な背景情報を収集してください。
IBM ソフトウェア・サポート・スペシャリストに問題を説明するときは、
できる限り具体的に、かつ、関連するすべての背景情報も含めれば、
サポート・スペシャリストから、問題を効率よく解決するための支援を受けることができます。時間を節約するために、以下の質問の答えを用意してください。
- 問題が発生したとき実行していたソフトウェアのバージョンは何ですか。
- 問題に関連するログ、トレース、およびメッセージがありますか。
- 問題を再現できますか。再現できる場合、それを再現するためにどんなステップを実行しますか。
- その問題の回避方法はありますか。ある場合は、その回避方法の説明を用意してください。
5.0 特記事項および商標
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本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものです。本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。
本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの
評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。
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プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に基づいて、
IBM より提供されます。
この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で決定されたものです。そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、
その測定値が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。
さらに、一部の測定値が、推定値である可能性があります。実際の結果は、異なる可能性があります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要があります。
IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、
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IBM の将来の方向または意向に関する記述については、
予告なしに変更または撤回される場合があり、単に目標を示しているものです。
商標
以下は、IBM Corporation の商標です。
- IBM
- DB2
- CICS
- ClearCase
- Cloudscape
- developerWorks
- IMS
- iSeries
- Rational
- Rational Rose
- RequisitePro
- WebSphere
- XDE
- z/OS
- zSeries
Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
Windows および Windows NT は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。
UNIX は、The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。
Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。