IBM Rational Performance Tester 7.0 - リリース情報

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README ファイル

1.0 本リリースについて
2.0 インストール情報
3.0 既知の制限と問題、および回避
   3.1 HTTP テストでホスト名/ポートを非標準ポートに変更できない
   3.2 テスト・プロジェクトのフォルダーにコピー/貼り付けされたスケジュールが、テストを見つけられない
   3.3 Mozilla および Firefox の一部のバージョンで、プロトコル・データ・ビューを使用できない
   3.4 Citrix クライアント上で実行すると、レポートが読めない
   3.5 Microsoft セキュリティー更新をインストールした後、Windows 2003 および Windows XP 64 で 1 GB を超える Java ヒープを割り振れない
   3.6 Java がシステム・パスにない場合、コマンド行の実行が失敗する
   3.7 Agent Controller ヒープ・メモリー割り振りの自動最適化が、AIX、Windows 2000、z/OS エージェントで機能しない
   3.8 オンライン・ヘルプを検索すると HTTP エラーが戻される
   3.9 IBM Tivoli Monitoring データ・ソースからのインポート
   3.10 Windows 2003 Server での DaemonConnectException
   3.11 リソースに負の値が報告される
   3.12 ホスト名が既知のホストではないか、Windows ホストではない
   3.13 Citrix Presentation Server の RPT 拡張機能: wfica32.exe が終了しない
   3.14 パフォーマンス・テストに対するファイアウォールの影響
   3.15 Check Point ファイアウォールが再生エラーを引き起こすことがある
   3.16 Citrix Presentation Server の RPT 拡張機能: 公開済みアプリケーションを参照すると、サーバー IP アドレスが誤っていても、使用可能なアプリケーションのリストが表示されることがある
   3.17 記録時に Internet Explorer のオプションを設定してはならない
   3.18 レポートの HTML へのエクスポート
   3.19 大容量データのテスト・ログを表示する場合の問題
   3.20 IKlog インターフェースを含んだテスト実行サービス・カスタム・コードの使用
   3.21 Rational Performance Tester ワークベンチ・メモリーの最適化
   3.22 テスト・アセットのエクスポートとインポート
   3.23 Citrix Presentation Server の RPT 拡張機能: ユーロ通貨記号が Citrix テキストに含まれる場合、正しく再生されない
   3.24 Citrix Presentation Server の RPT 拡張機能: Windows 2000 SP4 がサポートされない
   3.25 Linux シェル・スクリプトに実行許可がない
   3.26 Red Hat Enterprise Linux 4 上でのインストール時に「サポートしていないプラットフォーム (Not supported platform)」と表示される
   3.27 IP 別名割り当てロケーションの編集中に使用するネットワーク・インターフェース
   3.28 TMP は既存のディレクトリーを指す必要がある
   3.29 アンインストール中のインストール済みコンテンツの除去
4.0 追加情報
5.0 IBM Rational ソフトウェア・サポート
6.0 特記事項および商標

1.0 本リリースについて

この資料の最新バージョンは、http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/v7/rpt/70/docs/readme/readme.html で入手できます。制限と問題に関する追加更新は、サポート知識ベース (http://www.ibm.com/software/rational/support/) 内の個別の技術情報の形式で参照できます。IBM Rational サポート・チームは、検出および解決された問題を反映するために、知識ベースを更新します。知識ベースを検索すると、問題の解決方法または予備手段を素早く参照できます。すべての IBM Rational 製品のリリース情報にアクセスするには、Rational Support Documentation Web ページにアクセスして、「Release notes」列で、該当する「Search」リンクをクリックします。

IBM® Rational® Performance Tester V7.0 のこのリリースには、以下の新機能が含まれます。

Citrix プロトコル・テスト: Citrix Presentation Server の拡張機能により、Citrix Metaframe Presentation Servers で実行する Windows アプリケーションをロード・テストすることができます。詳しくは、『Citrix Performance Test の概要』のヘルプ・トピックを参照してください。

リソース・モニター: リソース・モニターでは、テスト実行中に CPU またはメモリー使用量などのデータを収集することができます。この機能により、問題の切り分けに役立つ、より詳細なシステム・ビューが提供されます。IBM Tivoli Monitoring エージェント、Windows パフォーマンス・モニター、または UNIX Rstatd モニターを使用して、テスト中のシステムまたはエージェントをモニターできます。詳しくは、『リソース・データのモニター』のヘルプ・トピックを参照してください。

応答時間明細: 応答時間明細では、任意の HTTP ページ・エレメントの応答時間統計にドリルダウンすることができます。統計には、テスト中のシステムの各部分で経過した時間が示されます。応答時間明細を使用して、コードの問題を識別できます。どのサーバー上のどのアプリケーションがパフォーマンスのボトルネックであるかを調べてから、さらにドリルダウンして問題の原因となっているパッケージ、クラス、またはメソッドを正確に判別することができます。詳しくは、『応答時間明細のモニター』のヘルプ・トピックを参照してください。

問題分析ツール: 問題分析ツール (以前は別個に入手可能な IBM Performance Optimization Toolkit でした) は現在、Rational Performance Tester と共にインストールされています。これらのツールを使用すると、分散アプリケーションにおけるパフォーマンス上の問題を検出して修正することができます。詳しくは、『分散アプリケーションのパフォーマンスの問題の分析』のヘルプ・トピックを参照してください。

IP 別名割り当て: IP 別名割り当てにより、HTTP テストの実行中、ロードが別の IP アドレスから発生しているものとして表示されるように、エージェントを構成することができます。詳しくは、『複数のホストのネットワーク・トラフィックのエミュレート』のヘルプ・トピックを参照してください。

デジタル証明書: デジタル証明書を使用すると、ユーザーの認証にクライアント側のデジタル証明書が必要なアプリケーションのために、SSL over HTTP を使用して、サーバーに対するテストを記録し実行できます。デジタル証明書を作成してデータ・プールに配置し、それらのデータ・プールをテストに関連付けることができます。詳しくは、『デジタル証明書の概要』のヘルプ・トピックを参照してください。

レポート

スケジュール

自動 Firefox/Mozilla サポート: Firefox または Mozilla ブラウザーを使用して HTTP アプリケーションを記録する場合、ブラウザーを構成する必要がなくなりました。

SAP プロトコル・テスト:

追加の新機能は、以下のとおりです。

 

2.0 インストール情報

IBM Rational Performance Tester のインストール、インストール前提条件、コマンド行からのインストール、および HTTP サーバーでのローカル・リポジトリーの使用については、http://download.boulder.ibm.com/ibmdl/pub/software/rationalsdp/v7/rpt/70/docs/install_instruction/install.html のインストール手順を参照してください。

Rational Performance Tester をインストールするためのハードウェア要件およびソフトウェア要件については、インストール手順を参照してください。

インストール・ランチパッドおよび 1 枚目の製品 CD の documents ディレクトリーで、ご使用の製品のインストール・ガイドを表示することもできます。

3.0 既知の制限と問題、および回避

3.1 HTTP テストでホスト名/ポートを非標準ポートに変更できない

要求が記録されたのとは異なるホスト/ポートに要求をリダイレクトさせるには、以下のフィールドを変更して一貫性を持たせる必要があります。

これらのフィールドは、「テスト検索」機能を使用して変更できます。以下の手順を実行します。

  1. サーバー接続のホスト・フィールドを選択します。検索する文字列フィールドに記録されたホスト名を、置換フィールドに新しいホスト名を入力します。
  2. 「すべて置換」をクリックします。これにより、サーバー接続のホスト・フィールドのホスト名がすべて変更されます。
  3. 「テスト検索」ウィンドウで、サーバー接続のポート・フィールドのみを選択します。
  4. 検索する文字列フィールドに古いポートを、置換フィールドに新しいポートを入力し、「すべて置換」をクリックします。これにより、すべてのポート値が新しい値に変更されます。
  5. 「テスト検索」ウィンドウで、要求ヘッダーのみを選択します。デフォルト・ポート 80 に対して記録した場合は、検索する文字列フィールドに記録されたホスト名のみを入力します。非デフォルト・ポートに対して記録した場合は、記録された情報を host:port 形式で入力します。
  6. 「すべて置換」をクリックします。
  7. テストを再実行します。
  8. 結果を検査し、予定されていたホストおよびポートに対して再生されたことを確認します。

3.2 テスト・プロジェクトのフォルダーにコピー/貼り付けされたスケジュールが、テストを見つけられない

パフォーマンス・スケジュールをコピーしてテスト・プロジェクト内のフォルダーに貼り付けると、このスケジュールはテストを見つけることができません。スケジュール・エディターで貼り付けられたスケジュールを開き、スケジュールのテストのいずれかをクリックすると、テストが見つからないというメッセージがエディターに表示されます。スケジュールを実行しようとしても、何も発生しません。

予備手段として、貼り付けられたスケジュールをスケジュール・エディターで開き、テストをそれぞれクリックし、エラー・メッセージの横の「参照」ボタンを使用して各テストを手動で検索します。

3.3 Mozilla および Firefox の一部のバージョンで、プロトコル・データ・ビューを使用できない

SuSE Linux 10 を実行するコンピューターでプロトコル・データ・ビューを開くには、そのコンピューター上の Mozilla または Firefox のバージョンが GTK 2.0 でビルドされている必要があります。これ以前のバージョンの GTK を使用して Mozilla または Firefox をビルドした場合は、ユーザーがプロトコル・データ・ビューを開くと Performance Tester はシャットダウンしようとします。この問題を回避するには、GTK 2.0 でビルドされた Mozilla または Firefox のバージョンをインストールします。次に、環境変数 MOZILLA_FIVE_HOME を、Mozilla または Firefox をインストールしたディレクトリーに設定します。さらに、環境変数 LD_LIBRARY_PATH を編集して、Mozilla または Firefox をインストールしたディレクトリーを追加します。 

3.4 Citrix クライアント上で実行すると、レポートが読めない

ワークベンチを Citrix クライアントで実行する場合、ディスプレイのカラー階調が 16 ビット以上に設定されていないと、レポートが正しく表示されません。この問題を回避するには、Citrix Program Neighborhood のデスクトップ・アイコンをダブルクリックします。ICA コネクションを選択して「設定」ツールバー・ボタンをクリックします。「カスタム ICA コネクション (Custom ICA Connections)」ウィンドウで、「デフォルト・オプション (Default Options)」タブをクリックします。「ウィンドウ・カラー (Windows Colors)」リストで「ハイ・カラー (16 ビット) (High Color (16 bit))」を選択します。「OK」をクリックします。

3.5 Microsoft セキュリティー更新をインストールした後、Windows 2003 および Windows XP 64 で 1 GB を超える Java ヒープを割り振れない

Microsoft のセキュリティー更新 921833 が原因で、プログラムは大容量の連続したメモリーを割り振ることができません。この問題は、x64 ベース・バージョンの Microsoft Windows Server 2003 および Microsoft Windows XP Professional x64 Edition に当てはまります。この問題により、1 GB 以上のヒープ・サイズを持つ JVM をロードできないことがあります。Microsoft からホット・フィックスを入手できます。Microsoft Web サイトについての詳細は、http://support.microsoft.com/?id=924054
を参照してください。

3.6 Java がシステム・パスにない場合、コマンド行の実行が失敗する

コマンド行の実行が失敗する場合、コンピューター上の PATH 変数に、サポートされる Java 実行可能ファイル (IBM JRE 1.5 SR3) へのパスが組み込まれていることを確認してください。サポートされる JRE は、Rational Performance Tester とともに提供されます。UNIX オペレーティング・システムでは .../jdk/bin/java に、Windows オペレーティング・システムでは ...\jdk\bin\java.exe にあります。

3.7 Agent Controller ヒープ・メモリー割り振りの自動最適化が、AIX、Windows 2000、z/OS エージェントで機能しない

AIX、Windows 2000、および z/OS エージェントのデフォルトの最大ヒープ・メモリー割り振りは 256 メガバイトです。この値はエージェントごとに増やすことができます。これを行うには、エージェントを示すロケーション・オブジェクトに RPT_VMARGS プロパティーを追加します。例: 

RPT_VMARGS=-Xmx1500m 

この例では、最大ヒープ・メモリー割り振りは 1500 メガバイトになりました。

3.8 オンライン・ヘルプを検索すると HTTP エラーが戻される

オンライン・ヘルプでいくつかの用語を検索すると、エラー・メッセージ「HTTP Status 500 The server encountered an internal error () that prevented it from fulfilling this request.」が生成されます。このエラーが発生する場合、ヘルプ・システムではなく、ダイナミック・ヘルプ・ビューで検索を試行してください。 

3.9 IBM Tivoli Monitoring データ・ソースからのインポート

テストまたはスケジュールを実行した後、応答時間明細データを IBM Tivoli Monitoring for Transaction Performance、IBM Tivoli Composite Application Manager for Response Time Tracking、または IBM Tivoli Composite Application Manager for WebSphere からインポートできます。パフォーマンス・テスト結果と相関させるトランザクション・データをインポートする場合は、インスタンス・レベル・データをインポートする必要があります。インスタンス・レベル・データは、トランザクションの正確な URI に相関されます。集約された統計は、特定のページ・エレメントに相関されません。応答時間明細インポート・ウィザードの「トランザクション」ページには、使用可能なトランザクションがすべてリスト表示されます。「トランザクション・パターン」列には、記録された正確なトランザクションが表示されます。正規表現を含むトランザクションは、ページ・エレメントと相関させることはできません。Tivoli システム管理者に連絡し、パフォーマンス・テストで使用する正確な URI のインスタンス・レベル・データが収集されていることを確認してください。 

3.10 Windows 2003 Server での DaemonConnectException

serviceconfig.xml ファイルに無効な SYS_TEMP_DIR ディレクトリーが指定されているため、Windows 2003 Server で実行されているエージェント・コントローラーに接続を試みると必ず、DaemonConnectException がスローされます。例えば、serviceconfig.xml ファイルに以下の行が含まれます。

<Variable name="SYS_TEMP_DIR" position="replace" value="C:\DOCUME~1\ADMINI~1\LOCALS~1\Temp\2" />

この場合、ディレクトリー C:\DOCUME~1\ADMINI~1\LOCALS~1\Temp\2 が存在しないため、エラーが発生します。

この問題を回避するには、serviceconfig.xml を編集して、存在するディレクトリーを SYS_TEMP_DIR に設定します。例:

<Variable name="SYS_TEMP_DIR" position="replace" value="C:\DOCUME~1\ADMINI~1\LOCALS~1\Temp" />

その後、エージェント・コントローラーを再始動します。

3.11 リソースに負の値が報告される

IBM Tivoli Monitoring ソースからリソース・モニター・データを収集すると、availbtmem (使用可能なバイト) 属性が負のメモリー使用量を報告することがあります。これは、availbtmem 値が 2 GB の制限をオーバーフローする場合に発生することがあります。availbtmem 属性がオーバーフローする場合は、availkb (使用可能な KB) 属性を使用してメモリー使用量を決定してください。一般に、IBM Tivoli Monitoring ソースが負の値を報告する場合は、実際の値はそのカウンターに許可される範囲より大きくなります。 

3.12 ホスト名が既知のホストではないか、Windows ホストではない

Windows パフォーマンス・モニターからリソース・モニター・データを収集する場合、Windows オペレーティング・システムが稼働するコンピューター上でファイルおよびプリンターの共有を使用可能にする必要があります。(通常は、リモート・コンピューター上のネットワーク・ドライブをローカル・コンピューターからマップできる場合は、リモート・コンピューター上の Windows パフォーマンス・モニターからリソース・モニター・データを収集するための十分な接続性があります。) ファイルおよびプリンター共有が使用不可の場合にパフォーマンス・スケジュールのリソース・モニターをセットアップしようとすると、以下のメッセージが表示されます。

IWAY0241E ホスト名 <IP アドレス> は既知のホストではないか、Windows ホストではありません。(The host name <IP address> is either not a known host or is not a Windows host.)

Windows ファイルおよびプリンターの共有を使用可能にするには、以下の手順を実行します。

  1. 「スタート」>「コントロール パネル」をクリックして「ネットワーク接続」を開きます。
  2. 「ローカル エリア接続」(または現在アクティブなネットワーク・アダプター) を右クリックします。
  3. ポップアップ・メニューで、「プロパティ」をクリックします。 
  4. 「この接続は次の項目を使用します」の下の「Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有」を選択します。
  5. 「OK」をクリックします。

3.13Citrix Presentation Server の RPT 拡張機能: wfica32.exe が終了しない

仮想ユーザーを実行しているとき (各仮想ユーザーは Citrix サーバーに接続している実ユーザーをシミュレート)、クライアントを切断して処理した後、接続により spawn された wfica32.exe プロセスが停止しないことがあります。この動作によってメモリーおよびシステムのハンドルが消費され、最終的にリソース不足状態になることがあります。現在、この問題の回避策はありません。

3.14 パフォーマンス・テストに対するファイアウォールの影響

IBM Rational Performance Tester は、各コンポーネントとの間のデータの受け渡しをネットワーク・ポートを使用して行います。ネットワーク・ファイアウォールにより、この操作が実行中に妨害され、エラーが発生することがあります。実行が完了した後に統計データまたはテスト・ログを参照できない場合、これはファイアウォールの問題を示す可能性があります。
多重化オプションを使用して、コンポーネント間通信でトラステッド接続を使用させることができます。 多重化オプションにより、ワークベンチとエージェント・コントローラー間のデータ伝送速度は遅くなりますが、実行を続けることができます。 多重化オプションの使用可能化についての説明は、以下のとおりです。
Windows の場合:
  1. コンピューター上で実行している Agent Controller に接続する、IBM Rational Performance Tester ワークベンチを閉じます。
  2. IBM Rational Agent Controller サービスを停止します (「スタート」->「コントロール パネル」->「管理ツール」->「サービス」)。
  3. Agent Controller の serviceconfig.xml ファイルを開きます (RPT_INSTALL_PATH\IBM\SDP70\AgentController\config\serviceconfig.xml)。
  4. テキスト「<IsDataMultiplexed>false</IsDataMultiplexed>」を検索し、「false」を「true」に変更します。
  5. serviceconfig.xml ファイルを保管して閉じます。
  6. IBM Rational Agent Controller サービスを開始します。
Linux の場合:
  1. コンピューター上で実行している Agent Controller に接続する、IBM Rational Performance Tester ワークベンチを閉じます。
  2. IBM Rational Agent Controller を停止します (RPT_INSTALL_PATH/IBM/SDP70/AgentController/bin/RAStop.sh)。
  3. Agent Controller の serviceconfig.xml ファイルを開きます (RPT_INSTALL_PATH/IBM/SDP70/AgentController/config/serviceconfig.xml)。
  4. テキスト「isDataMultiplexed="false"」を検索し、「false」を「true」に変更します。
  5. serviceconfig.xml ファイルを保管して閉じます。
  6. Agent Controller を開始します (RPT_install_path/IBM/SDP70/AgentController/bin/RAStart.sh)。

3.15 Check Point ファイアウォールが再生エラーを引き起こすことがある

大容量の再生の間、Check Point のファイアウォールを実行していると、テストの失敗が発生することがあります。この失敗は実行ヒストリー内に HTTP 応答を構文解析中のエラーとして示されます。この動作は、Check Point および ZoneLabs ファイアウォールの各種バージョンで見られます。この動作を回避するには、ワークベンチを含め、再生時に使用されるすべてのロケーションで Check Point ファイアウォールをシャットダウンします。

3.16 Citrix Presentation Server の RPT 拡張機能: 公開済みアプリケーションを参照すると、サーバー IP アドレスが誤っていても、使用可能なアプリケーションのリストが表示されることがある

Citrix テスト・プロジェクトを作成してテスト・スイートを作成し、誤った Citrix サーバー IP アドレスを指定しても、公開済みアプリケーション名の参照機能により (ワークベンチ・マシンの同一のネットワーク・セグメントにある Citrix サーバーの IP アドレスに基づいて) アプリケーションのリストが戻されます。このリストからアプリケーションを選択して記録を開始すると、IP アドレスが誤っているため、ワークベンチは Citrix サーバーに接続することができません。

この動作を回避するには、Citrix レコーダー・コントロールの「記録の停止」ボタンをクリックし、失敗した現在の記録を停止します。また、この記録に対応する java.exe プロセスが残っていないことを確認します。

その後、Citrix 作成ウィザードを再度起動します。「Citrix 接続設定」ページで、正しい Citrix サーバー IP アドレスを指定します。

3.17 記録時に Internet Explorer のオプションを設定してはならない

 パフォーマンス・テストの記録時は、以下を行う必要があります。


このボックスの場所を探索するには、Internet Explorer を開き、「ツール」>「インターネット オプション」 >「接続」>「LAN の設定」をクリックします。

3.18 レポートの HTML へのエクスポート

レポートを HTML にエクスポートすると、ブラウザーからそのレポートを印刷することができます。ただし、Explorer 6.x では、レポートが適切に印刷されないことがあります。印刷出力の右側が表示されない場合があります。(Firefox 1.x および Internet Explorer 7.x では、この問題は発生しません。) この問題を訂正するための市販および無料のソリューションとアドオンがあります。 詳細については、Web で「Internet Explorer の適切な幅での印刷」について検索してください。 

3.19 大容量データのテスト・ログを表示する場合の問題

IBM Rational Performance Tester を使用すると、ユーザーはテスト・ログ内のユーザー・インスタンス・データを収集できます。収集されるデータ容量が、ワークベンチに割り振られている使用可能な JVM ヒープの量を超えている可能性があります。これが起こると、ワークベンチは破損します。結果として生成されるデータを処理するには、IBM お客様サポートに、データの表示を可能にするユーティリティーを要求できます。テスト・ログ・ビューアーに同一のデータを表示しなくてはならない場合は、データは階層組織表示されず、フラット・フォーマットで表示されます。 

3.20 IKlog インターフェースを含んだテスト実行サービス・カスタム・コードの使用

Rational Performance Tester バージョン 6.1.2 では、IKlog インターフェースは ITestExecutionServices インターフェースに置き換えられました。IKlog インターフェースが含まれている既存のカスタム・コードを使用するには、カスタム・コード内の IKlog 引数を ITestExecutionServices インターフェースに型キャストしてください。

3.21 Rational Performance Tester ワークベンチ・メモリーの最適化

Performance Tester は、物理メモリーが 768 未満のシステムでは使用しないでください。このようなシステムで使用すると、ローパフォーマンスや、メモリー不足によるアプリケーションの異常終了、あるいはこの両方が起こる恐れがあるため、このような構成はサポートされないことに注意してください。

Performance Tester の JVM ヒープ・サイズは、使用可能な物理メモリーに基づいて決定されます。

この処置でも十分でない場合は、構成ファイルを編集して JVM のヒープ・サイズを再設定してください。 この eclipse.ini ファイルは、製品のインストール・ディレクトリーにあります (例: Windows の場合は C:\IBM\SDP70、Linux の場合は /opt/IBM/SDP70)。テキスト・エディター (メモ帳など) でファイルを開いて、VMArgs=-Xmx で始まり、数字、「m」の順に続く行を探します。数字は「設定」ページで「Java 仮想マシンのヒープ・サイズ」フィールドに入力した数字である必要があります。構成ファイルからこの行を除去すると、Performance Tester を始動することができます。

JVM のヒープ・サイズを設定した後、次の起動時に Performance Tester を始動できないことがあります。これは、メモリー不足またはメモリーの極度のフラグメント化の状態が原因で起こります。いくつかのアクティブ・プログラムを終了したり、一部のサービスを停止すると、Performance Tester を始動するための十分なメモリーを解放することができます。

3.22 テスト・アセットのエクスポートとインポート

テスト・アセットをプロジェクトからアーカイブ・ファイルにエクスポートして、別のプロジェクトにインポートする場合、両方のプロジェクト名は同一である必要があります。 異なる場合、テスト・アセットを見つけることができない可能性があります。 

3.23 Citrix Presentation Server の RPT 拡張機能: ユーロ通貨記号が Citrix テキストに含まれる場合、正しく再生されない

ユーロ通貨記号 (€) を含む Citrix テキスト入力アクションが正しく再生されません。 これは、Windows の文字の内部処理方法が原因で起こります。

Citrix Performance Test での € 文字の入力に対する対策は、テキスト入力アクションではなく、キーボード入力アクションを使用することです。

3.24 Citrix Presentation Server の RPT 拡張機能: Windows 2000 SP4 がサポートされない

Windows 2000 SP4 を実行中のワークベンチ上での Citrix Performance Test はサポートされません。現在、この問題の回避策はありません。 

3.25 Linux シェル・スクリプトに実行許可がない

Linux 上でコマンド行から Performance Tester を実行するために使用されるシェル・スクリプトである cmdline.sh に、必要な実行許可がありません。実行許可が正しく設定されていないと、シェル・スクリプトは実行されません。このスクリプトは、プラグイン (RPT_INSTALL_DIR/SDPShared70/plugins/com.ibm.rational.test.lt.cmdlineexecute_7.0.0vnnnnnnnnnnnn) 内に格納されています。
ここで、nnnnnnnnnnnn はプラグイン・バージョン番号です。この問題を回避するには、コマンド・プロンプトを開き、cmdline.sh ファイルが格納されているディレクトリーに切り替え、以下のコマンドを発行します。

chmod a+x cmdline.sh

3.26 Red Hat Enterprise Linux 4 上でのインストール時に「サポートしていないプラットフォーム (Not supported platform)」と表示される

Red Hat Enterprise Linux 4 上でのインストール時に、「インストールを実行中のオペレーティング・システムは、製品のこのリリースが正式にサポートしているプラットフォームではありません。(The operating system under which the install is running is not an officially supported platform for this release of the product.)」というエラー・メッセージが表示されることがあります。これは、Performance Tester のサブコンポーネントでの既知の問題です。エラー・メッセージを無視して、インストールを正常に完了させます。 

3.27 IP 別名割り当てロケーションの編集中に使用するネットワーク・インターフェース

IP 別名割り当てロケーションの編集中に、「次のネットワーク・インターフェースの IP アドレスのみを使用」を選択できます。この機能を使用する場合は、eth0, eth1 の形式でネットワーク・インターフェースを指定します。この形式を使用してネットワーク・インターフェースを指定しなかった場合は、接続試行が失敗します。

3.28 TMP は既存のディレクトリーを指す必要がある

Windows システム上で環境変数 TMP を設定する場合、TMP は既存のディレクトリーを指す必要があります。環境変数 TMP が指すディレクトリーが存在しない場合、テストの記録の試行は失敗します。この問題を回避するには、環境変数 TMP が既存のディレクトリーを指すようにします。 

3.29 アンインストール中のインストール済みコンテンツの除去

パッケージのアンインストール時に、パッケージの通常の使用中に生成された成果物の一部がアンインストールされないことがあります。  アンインストールされないファイルはパッケージによって異なりますが、このようなファイルは手動で削除する必要があります。削除する必要があるのは、共用インストール・ディレクトリー内のファイルではなく、パッケージ・グループ・インストール・ディレクトリー内に格納されているファイルのみです。パッケージ・グループ・ディレクトリーから最後のパッケージがアンインストールされると、残りのファイルはすべて除去されます。 

4.0 追加情報

5.0 IBM Rational ソフトウェア・サポート

IBM Rational ソフトウェア・サポートでは、技術的な支援を提供します。

サポートを求める際に必要となる連絡先情報、ガイドラインまたは参照資料については、IBM Software Support Handbook を参照してください。

Rational Performance Tester の製品情報については、製品のホーム・ページ www.ibm.com/software/awdtools/tester/performance/ にアクセスしてください。

FAQ、既知の問題およびフィックスの一覧、およびその他のサポート情報については、製品のサポート・ページ www.ibm.com/software/awdtools/tester/performance/support/index.html にアクセスしてください。

Rational ソフトウェア製品ニュース、イベントなどの情報については、IBM Rational Software Web サイトにアクセスしてください。

IBM Rational ソフトウェア・サポートに連絡する前に、問題を説明するために必要な背景情報を収集してください。IBM ソフトウェア・サポート・スペシャリストに問題を説明する際は、効率的に問題を解決できるよう、できるだけ具体的に、関連する背景情報をすべて説明してください。時間の節約のため、次の質問に対する回答を用意しておいてください。

 

6.0 特記事項および商標

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著作権使用許諾

本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載されています。お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティング・ プラットフォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェースに 準拠したアプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、 いかなる形式においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、 配布することができます。 このサンプル・プログラムは、あらゆる条件下における完全なテストを経ていません。 従って IBM は、これらのサンプル・プログラムについて信頼性、利便性もしくは機能性が あることをほのめかしたり、保証することはできません。

それぞれの複製物、サンプル・プログラムのいかなる部分、またはすべての派生的創作物にも、次の ように、著作権表示を入れていただく必要があります。

© (お客様の会社名) (西暦年). このコードの一部は、IBM Corp. のサンプル・プログラムから取られています。 © Copyright IBM Corp. 2000, 2007.

商標

以下は、IBM Corporation の商標です。

AIX
CICS
ClearCase
developerWorks
IBM
IMS
OS/400
Rational
Tivoli
Tivoli Enterprise
WebSphere
z/OS

Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

Microsoft および Windows は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。

UNIX は、The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。

Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。

他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。