サーバー・ランタイム環境設定の定義

「設定」ページを使用して、アプリケーションのコンパイル、テスト、または実行に、アプリケーション・サーバーの 特定のランタイム環境を使用するようにワークベンチに指示することができます。

このタスクについて

サーバー・ランタイム環境 は、以下の定義で構成されます。
  • サーバー・ランタイム環境を特定する名前
  • サーバーのベンダーおよびバージョン・レベルを指定するサーバーのタイプ
  • サーバーのローカル・インストールへのディレクトリー・パス
  • 場合によっては、Java ランタイム環境への参照も含む
サーバー・ランタイム環境が、サーバーのスタブ・ディレクトリーを参照する場合、そのスタブ・サーバーに対してのみアプリケーションをコンパイルできます。 ただし、サーバーのフルインストールを参照する場合は、サーバーのインストール済み環境 に対して、ご使用のアプリケーションをコンパイル、テスト、および実行することができます。
サーバー・ランタイム環境を定義するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. 「ウィンドウ」メニューから、「設定」を選択します。
  2. 「設定」ウィンドウで「サーバー」フォルダーを展開し、 「ランタイム環境」を選択します。 「設定」ダイアログの 「サーバー・ランタイム環境」セクションが表示されます。
  3. オプション: オプション: 「検索」ボタンをクリックします。 これにより、サーバー・ランタイム環境のローカル・ディレクトリーが検索されます。 リモート・ホストの検索はサポートされていません。
    1. 「ランタイム環境の検索」ダイアログ・ボックスが開きます。 「フォルダー」 フィールドで、ワークベンチにサーバー・ランタイム環境についての検索を開始させるディレクトリーを参照して選択するか、入力します。 「OK」をクリックします。
    2. インストール済み環境のリストが表示されたら、必要なターゲット・サーバーを選択し、 表示されたダイアログで「OK」をクリックします。次に「設定」ダイアログで 「OK」をクリックします。どのアプリケーション・サーバーのインストール済み環境も検出されないときは、 このタスクのステップの実行を続けてください。
  4. 「追加」をクリックします。 「新規サーバー・ランタイム環境」ウィザードが開きます。
    1. 「ランタイム環境のタイプを選択」リストで、ターゲット・サーバー・ランタイム環境としてサーバーおよびバージョン・レベルを選択します。
      ヒント: 「ランタイム環境のタイプを選択」ラベルのテキスト・フィールドで、テキスト 「フィルター入力」を、使用可能なアプリケーション・サーバーのリストをフィルタリングするキーワードで置き換えることができます。 以下は、フィルタリングに使用するキーワードの例です。
      Apache
      ベンダーが Apache である使用可能なサーバーのリストをフィルタリングします。
      WebSphere
      名前が WebSphere である使用可能なサーバーのリストをフィルタリングします。
      ejb
      EJB モジュールをサポートする使用可能なサーバーのリストをフィルタリングします。
      web
      Web モジュールをサポートする使用可能なサーバーのリストをフィルタリングします。
      5.0
      バージョンが 5.0 である使用可能なサーバー、または JEE 5 仕様レベルをサポートする使用可能なサーバーのリストをフィルタリングします。
      1.2
      J2EE 1.2 仕様レベルをサポートする使用可能なサーバーのリスト、またはバージョン・レベル 1.2 である可能性のある任意のサーバーのリストをフィルタリングします。
    2. サーバー・ランタイム環境を追加する際、デフォルトで「サーバー」ビューにサーバーが作成されてエントリーとして追加されます。 サーバー・ランタイム環境の追加のみを行い、「サーバー」ビューにサーバーを作成しない場合は、「新規ローカル・サーバーの作成」チェック・ボックスをクリアします。
    3. 「次へ」をクリックします。サーバーのパネルが表示されます。
    4. 「インストール・ディレクトリー」または「ロケーション」フィールドに、ターゲット・サーバーのロケーションを入力するか、 または参照を使用して選択します。
      ヒント: ターゲット・サーバーの誤ったロケーションを 指定した場合、ワークベンチを使用してモジュールをアセンブルし、次にアプリケーション・サーバーを使用して モジュールをデプロイしてください。
      ターゲット・サーバーに、「J2EE ランタイム・ライブラリー」(汎用 J2EE コンテナー) を選択した場合は、.jar ファイルを含むディレクトリー (例えば、Java™ Developer Kit (JDK) インストール用の ¥bin¥lib ディレクトリーなど) を指定してください。
    5. 「終了」をクリックします。 「サーバー・ランタイム環境」 セクションの表に、ターゲット・サーバー名とタイプが追加されます。
    6. 「設定」ダイアログで、「OK」をクリックします。

次のタスク

使用可能なターゲット・サーバーのリストを変更するには、「ウィンドウ」>「設定」>「サーバー」>「ランタイム環境」をクリックして、「設定」ダイアログの「サーバー・ランタイム環境」セクションに進みます。 必要なときにターゲット・サーバーのリストを変更する場合、「追加」、 「編集」、「削除」、または「検索」のオプションを使用してください。

モジュールのターゲット・サーバーを変更するには、次のようにします。
  1. 「プロジェクト・エクスプローラー」ビューでそのモジュールを右クリックし、「プロパティー」>「プロジェクト・ファセット」をクリックします。 「プロジェクト・ファセット」ページが開きます。
  2. 「ランタイム」タブを選択します。
  3. ランタイム」テーブルの下でモジュールのターゲット・サーバーを選択します。