EJB 3.1 アプリケーションの開発

ワークベンチを使用して、Sun Microsystems 社の Enterprise JavaBeans (EJB) 3.10 仕様で定義された分散コンポーネント・アーキテクチャーに準拠するエンタープライズ Bean の開発およびテストを行うことができます。

この仕様を使用すれば、2.1 標準で行うよりも簡単に Bean を開発できます。 Java ソース・コードに注釈を付けて、これまでは XML デプロイメント記述子に含まれていた情報を提供することができます。 Java™ 注釈を使用することによって、「Plain Old Java Object (POJO)」から EJB および Java Persistence Architecture (JPA) Bean を素早く簡単に作成できるようになります。EJB の場合は、エンタープライズ Bean インターフェースを実装せずに Bean を作成できます。

この製品は、Enterprise JavaBeans 2.1 および 3.0 仕様レベルをサポートします。 製品内のすべての EJB ツールは、ワークベンチの Java EE パースペクティブからアクセスできます。注釈を定義するコンポーネントを POJO に指定するだけで、セッション Bean (ステートフルまたはステートレス) またはメッセージ駆動型 Bean を作成できます。 Java クラスに追加の注釈を指定することにより、ご使用の Bean に構成を追加できます。Java エディターは、EJB 3.0 注釈の検証、コンテンツ・アシスト、およびクイック・フィックスのほか、Bean のリファクタリングに対するサポートも備えています。EJB 3.0 注釈による支援をより充実させるため、「注釈」ビューを使用して、注釈の追加または削除、および注釈の属性値の変更を行うことができるようになりました。 EJB 3.0 モジュールのデプロイメント記述子はオプションですが、追加構成用に作成することができます。

EJB 3.1 (JSR 318) の新機能

Java EE 5 では、以下のように EJB 開発が簡略化されました。

EJB 3.0 に関するさらに詳しい追加情報については、公式の仕様書である、JSR 220: Enterprise JavaBeans™ 3.0 を参照してください。