履修コース登録システム

C2 反復評価

 

バージョン 1.0

 


 

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バージョン

説明

作成者

1999 年 3 月 27 日

1.0

初期バージョン - 第 2 反復 C2 の評価

リック・ベル

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

目次

1.       はじめに         

1.1     目的     

1.2     範囲     

1.3     定義、頭字語、 略語     

1.4     参考資料     

1.5     概要

2.       反復での到達目標          

3.       計画の遵守

4.       実装されたユースケースとシナリオ  

5.       評価基準に対する結果

6.       テスト結果

7.       発生した外的変更       

8.       必要な修正          


反復評価

1.                  はじめに

1.1               目的

反復評価の目的は、評価結果、評価基準を満たしている度合い、得られる教訓、 行うべき変更を把握することです。

1.2               範囲

この反復評価は、C2 反復に適用されます。 C2 反復では、C- 登録システムの R1.0 リリースのソフトウェア・ベースラインを開発しました。

C2 反復の成功度は、「C2 反復計画書」(参考資料 [7]) に概要を示した評価基準に対して 測定されます。

1.3               定義、頭字語、略語

「用語集」(参考資料 [3]) を参照してください。

1.4               参考資料

該当する参考資料は次のとおりです。

    1. 「履修コース登録システム 開発構想書 WyIT387、バージョン 1.0」 Wylie College IT
    2. 「履修コース登録システム 利害関係者の要望書 WyIT389、バージョン 1.0」 1998 年、Wylie College IT
    3. 「履修コース登録システム 用語集 WyIT406、バージョン 1.0」 1998 年、Wylie College IT
    4. 「履修コース登録システム 作成フェーズのスケジュール、バージョン 1.0」 1999 年、Wylie College IT
    5. 「履修コース登録システム プロジェクト計画 WyIT418、バージョン 2.0」 1999 年、Wylie College IT
    6. 「履修コース登録システム テスト計画 WyIT501、バージョン 1.0」 1999 年、Wylie College IT
    7. 「履修コース登録システム C2 反復計画書 WyIT500、バージョン 1.0」 1999 年、Wylie College IT
    8. 「履修コース登録システム C2 統合ビルド計画書 WyIT502、バージョン 1.0」 1999 年、Wylie College IT
    9. 「履修コース登録システム テスト評価のまとめ WyIT503、バージョン 1.0」 1999 年、Wylie College IT

 

1.5               概要

本書では、達成した目標、および反復がどの程度計画に従って実行されたかをまとめ、 反復を評価します。 実装するユースケースとシナリオを示します。

結果は、反復計画に設定された基準に従って評価されます。 テスト結果が参考にされます。

最後に本書では、要求の変更など反復に影響を与えた外的な変更と、 今後改訂が必要な問題領域を示します。

2.                  反復での到達目標

C2 反復では、 R1.0 のソフトウェア・ベースラインを開発しました。 この反復は、その目標をおおむね達成しました。しかし、(「テスト評価のレポート」 (参考資料 [9]) に概要を示したように) 性能の問題を解決できなかったため、 反復を 1 つ追加してコース・カタログ・システムとのインターフェースを設計し直すという決定がなされました。

上級管理チームと Wylie カレッジの担当者は、 R1.0 のリリースを承認せず、反復を追加してコース・カタログ・システムとのインターフェースを設計し直す ことを提案しました。

3.                  計画の遵守

反復は計画に従って実行され、スケジュールどおりに完了しました。

C2 反復の元の予算は $116,600 でしたが、性能の問題を処理するために投入された 追加作業により、$10,000 超過しました。

4.                  実装されたユースケースとシナリオ

C2 反復で新しく開発されたユースケースおよびシナリオはありません。 ベータ・リリースで識別された障害は解決しました。 メニューと画面のレイアウトは、ベータ・リリースのユーザー・フィードバックに従って再設計されました。

5.                  評価基準に対する結果

次の表は、(「C2 反復計画書」 (参考資料 [7]) で概要を示した) 反復評価基準と、 成功基準にどの程度合致したかについてのコメントを示しています。

負荷テストで性能要求を満たせなかった結果、 R1.0 リリースの前にもう 1 つ反復を追加する決定がなされました。

評価基準

反復の結果

ベータ・リリースで (C1 反復から) 発見された重大、高、中のレベルのすべての障害が解決されること。

ベータ・リリースで識別されたすべての障害 (中、高、重大のレベル) は、性能関係の障害を除いてすべて解決した。

ベータ・リリースからのすべてのユーザー・フィードバックが評価されること。"主要" と分類されたすべてのフィードバックが解決されること。

リリース 1 の対象としていたすべてのユースケースと要求が実装され、テストされること。

ベータ・リリースからのユーザー・フィードバックは評価された。"主要" と分類されたフィードバック・コメントは解決された。

リリース 1 の対象としていたすべてのユースケースと要求は実装された。

「補足仕様書」で指定されたタイミング、性能、品質に関するすべての要求が満たされること。

コース・カタログ・システムへのアクセスに関する負荷要求と性能要求は、R1 テストで満たされなかった。

「テスト計画」 (参考資料 [6]) で定義されたテストが実行されること。

「テスト計画」 (参考資料 [6]) で定義されたすべてのテストとテスト・セットは実行された。システム・テストに続いて負荷シミュレーターによる 10 のテスト・ケースが独立して実行され、合格した。

すべてのテスト結果がレビューされること。

テスト管理者はすべてのテスト結果をレビューした。

上級管理チームと Wylie カレッジの担当者が R1.0 ソフトウェア・ベースラインのリリースを承認すること。

上級管理チームと Wylie カレッジの担当者は、R1.0 ソフトウェアのリリースを承認しなかった。コース・カタログ・システム・インターフェースを設計し直して性能の問題を解決するために、 もう 1 つ反復を追加することが計画されている。

 

6.                  テスト結果

テスト結果は、構成管理ライブラリーにファイルされています。 テスト結果の概要とテスト測定の評価については、 「C2 テスト評価レポート」 (参考資料 [9]) を参照してください。

7.                  発生した外的変更

C2 反復では、ベータ・リリースからのユーザー・フィードバックに対応しました。 メニューと画面のレイアウトは、ユーザー・インターフェースの不評な点を解消するために、すべて再設計されました。 新しい設計は選択されたユーザーのグループによってプレビューされ、承認されました。 このエンジニアリング変更は "範囲内" とみなされ、注文変更は必要ありませんでした。

8.                  必要な修正

セクション 4 でまとめたように、追加の反復がスケジュールに追加されました。 この反復では、インターフェース・コンポーネントを設計し直し、さまざまな負荷条件下でシステムの反応を徹底的にテストします。

コース・カタログ・システムからレコードを取り出したり、保存したりする応答時間は、 次の種類の条件の下で測定されます。