履修コース登録システム
バージョン 1.0 改訂履歴
目次
補足仕様書 1.1 目的 この文書の目的は、Wylie 履修コース登録 (C- 登録) システムの 要求を定義することです。この補足仕様書では、ユースケース・モデルのユースケースでは十分に把握できない要求を示します。 補足仕様書とユースケース・モデルの両者によって、 システムに関する要求を余すところなく把握できます。 1.2 範囲 この補足仕様書は、Wylie カレッジの情報システム (IT) 部門が 開発する Wylie 履修コース登録システムに適用されます。 このクライアント/サーバー・システムは、 既存のコース・カタログ・データベースに接続できるような形で開発されます。 C- 登録システムにより学生はオンラインで履修の登録ができるようになります。 教授は、自分の教授する講座の選択と学生の成績の管理ができるようになります。 この仕様書では、信頼性、使いやすさ、性能、サポートのしやすさなど機能以外のシステムの要求と、 多数のユースケースに共通の機能要求を定義します。 (機能要求は、ユースケース仕様書で定義します。) 1.3 参考資料
このセクションでは、複数のユースケースに共通の機能要求を示します。 2.1 システム・エラー・ログ すべてのシステム・エラーは記録されること。 致命的なシステム・エラーが発生した場合、 通常と同じ方法でシステムがシャットダウンされること。 システム・エラー・メッセージには、エラーのテキスト説明、 オペレーティング・システムのエラー・コード (該当する場合)、 エラー状態を検出したモジュール、日付スタンプ、タイム・スタンプを含めること。 すべてのシステム・エラーは、エラー・ログ・データベースに保存されること。 2.2 リモート・アクセス3. 使いやすさ このセクションでは、システムの使いやすさに関係するか、影響を与えるすべての要求を示します。 3.1 Windows 準拠 デスクトップのユーザー・インターフェースは、Windows 95/98 に準拠すること。 3.2 使いやすさを目指した設計 C- 登録システムのユーザー・インターフェースは、使いやすく、通常のコンピューター操作ができるユーザーがシステムに関して追加のトレーニングをしないで使用できるよう設計されていること。 3.3 オンライン・ヘルプ
このセクションでは、すべての信頼性要求を示します。 4.1 可用性 C- 登録システムは、1 日 24 時間、週 7 日間使用可能であること。 ダウン時間が 4% を超えないこと。 4.2 平均故障間隔 平均故障間隔が 300 時間を超えること。 システムの性能特性について、このセクションで概要を示します。 5.1 同時使用ユーザー システムは、中央データベースではいつでも最大 2000 名のユーザーまで同時に対応でき、ローカル・サーバーでは最大 500 名のユーザーまで同時に対応できるものとします。 5.2 データベース・アクセスの応答時間 10 秒以内の待ち時間で従来のコース・カタログ・データベースへアクセスできるものとします。 5.3 トランザクション応答時間 システムは、すべてのトランザクションの 80% を 2 分以内に完了できること。 このセクションでは、構築中のシステムのサポートのしやすさや保守のしやすさを向上させる要求を定義します。 6.1 新しいリリースのダウンロードのしやすさ
このセクションでは、構築中のシステムの設計要求を示します。 7.1 コース・カタログ・レガシー・システム システムは、カレッジの DEC VAX メインフレームで稼働する既存のレガシー・システム (コース・カタログ・データベース) と統合されること。 7.2 請求システム C- 登録システムは、カレッジの DEC VAX メインフレームで稼働する既存のコース費用請求システムとのインターフェースを取ること。 7.3 プラットフォーム要求 C- 登録システムのクライアント部分は、486 以上のプロセッサーを持つどのパーソナル・コンピューターでも稼働すること。クライアント部分に必要なディスク容量は 20 MB 未満、RAM は 32 MB 未満であること。 C- 登録システムのサーバー部分は、Wylie カレッジの UNIX サーバーで稼働すること。 7.4 インターネット・ブラウザー C- 登録システムの Web ベースのインターフェースは、Netscape 4.0.4 と Internet Explorer 4.0 のブラウザーで稼働すること。 7.5 Java との互換性
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