IBM Rational Method Composer リリース・ノート

バージョン 7.2

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はじめに

これは IBM® Rational® Method Composer (RMC) の新規リリースです。 このリリースの新機能と拡張された機能については、下部に記載しています。

このリリースは、これまでのソフトウェアの更新と修正をすべて含んでいます。 詳しくは、このリリースで修正された問題点を参照してください。

IBM Publications Center (http://www.ibm.com/shop/publications/order) で、最新バージョンのリリース・ノートを入手できます。 国を選択し、「マニュアル検索」を選択して、資料番号 GC88-4293-02 を検索してください。

Rational Method Composer のインストール、ライブラリーのアップグレード、 および製品のアンインストールの手順については、「IBM Rational Method Composer インストール・ガイド」を参照してください。 このインストール・ガイド (install.html) は、[INSTALLDIR]/rmc/readme にあります。 最新バージョンを入手するには、IBM Publications Center で資料番号 GI11-8260-02 を検索してください。

システム要件

ハードウェア要件

ソフトウェア要件

IBM Rational Method Composer をインストールするには、以下のソフトウェアがあらかじめインストールされている必要があります。

公開された Rational Unified Process 構成の表示

ソフトウェアのインストール済み環境には、Rational Method Composer 7.2 を使用して公開された 2 つの Rational Unified Process (RUP) 構成が含まれています。 これらは、「スタート」>「プログラム」>「IBM Rational」>「IBM Rational Unified Process」と進んで選択することができます。

大規模プロジェクト用 RUP の Web サイトを表示するには、Java™ 2 Runtime Environment, Standard Edition v 1.4.2 (J2RE) または J2SE™ Runtime Environment 5.0 (JRE 5.0) が必要です。 JRE 1.4.2 は、http://java.sun.com/j2se/1.4.2/download.html からダウンロードできます。 JRE 5.0 は、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/download.html からダウンロードできます。

新しい機能

Rational Method Composer 7.2 の新機能には以下のものがあります。

新機能および重要な改良点

ローカリゼーション

本リリースの Rational Method Composer ツールは、以下の言語にローカライズされています。

オンライン・ヘルプの一部については、すべての言語で翻訳されているわけではありません。

Rational Unified Process (RUP) コンテンツも、デンマーク語を除く上記の言語に翻訳されています。 翻訳の範囲は言語によって異なります。 完全には翻訳されていない言語の場合、その言語のローカライズ済み公開 Web サイトのメソッド・ライブラリーでは、ローカル言語と英語が混ざって表示されることがあります。

以下の言語では、以下に特に示されていない限り、コンテンツはホワイト・ペーパーを除いて 完全にローカライズされています。

以下のプラグインは、中国語 (繁体字) の翻訳では提供されなくなりました。

ローカライズされた索引および用語集

Rational Method Composer は、公開時に公開サイトの索引および用語集を自動的に生成します。 ただし、一部の国では、これらのコンポーネントは完全に適切ではないことがあります。 例えば、キーワード索引に誤った文字が使用されていたり、索引または用語集の項目が、地域の標準に従った正しいアルファベット順 (五十音順) になっていなかったりすることがあります。

効果的な次善策として、ロケールに合わせてカスタマイズされた索引と 用語集を代わりに使用してください。 イタリア以外のすべての国では、カスタマイズされた索引と用語集が提供されています。 ユーザーの公開サイトでカスタマイズされた索引と用語集を使用するには、次の手順に従います。

インストールおよびアップグレードに関する問題およびガイドライン

Rational Method Composer 7.2 へのライブラリーのアップグレード

Rational Method Composer 7.2 を実行して、旧リリースの Rational Method Composer で作成したライブラリーを開くと、 ライブラリーをアップグレードするかどうかをアップグレード・ツールから尋ねられます。 ライブラリーが Rational ClearCase や CVS などの構成管理の制御下にある場合、アップグレードはサポートされません。 これを解決するには、ライブラリーをチェックアウトした後、それをある場所にコピーし、 すべてのファイルを書き込み可能にしてから、構成管理システムに関連するすべてのシステム・ファイルを除去します。 そしてその後に、ライブラリーを開いてアップグレードに関する質問を承諾し、最後に 7.2 ライブラリーを構成管理システムにチェックインして戻します。

詳しくは、バージョン 7.2 の「IBM Rational Method Composer インストール・ガイド」を参照してください。

Rational Method Composer 7.2 にアップグレードする前のローカル・ライブラリーのバックアップ

Rational Method Composer 7.2 に アップグレードする際の更新データに RUP ライブラリーが含まれている場合、 既存のインストール環境にある RUP ライブラリーは上書きされます。 これを回避するには、アップグレードを実行する前に、インストール・ディレクトリーにあるローカル・ライブラリーをバックアップします。

Rational Method Composer 7.2 をアンインストールする前のライブラリーのバックアップ

重要: Rational Method Composer 7.2 をアンインストールする際、 インストール・ルートにあるバンドル・ライブラリー library.72 は、自動的に削除されます。 このライブラリーをカスタマイズしてあって、そのコピーを保存しておきたい場合は、Rational Method Composer をアンインストールする前に、必ず library.72 ファイルをバックアップするようにしてください。

LINUX システムおよび Vista システムにインストールした際のコピー・ダイアログの使用

LINUX システムおよび Vista システムでは、バンドルされた RUP ライブラリーが読み取り専用ディレクトリーの下にインストールされます。 最初に Rational Method Composer 7.2 を開始する際に、その読み取り専用ライブラリーを別の場所にコピーするか尋ねられます。 これを尋ねられるのは、開こうとしているライブラリーが、そのデフォルトのライブラリーである場合のみです。 つまり、最初にクリーンなワークスペースを使用して Rational Method Composer を開始する際に、この質問を受けることになります。

リリース 7.2 へのライブラリーのアップグレード

このリリースで使用するライブラリーをアップグレードする方法はいくつかあります。それぞれの方法について、 このセクションで説明します。

RMC 7.1.1 に付属のプラグインを使用する場合:

: Rational Method Composer に付属のプラグインはすべて名前変更されました。 そのため、「同じ場所で」ライブラリーをアップグレードするのではなく、構成管理システム内に 新規ライブラリーを作成することをお勧めします。

以下のステップに従ってください。

  1. RMC 7.1.1 を使用して、ライブラリーで作成したすべてのプラグインをエクスポートします。 必要なすべての構成がエクスポートされたことを確認してください。足りないものがある場合は、 個別にエクスポートします。
  2. Rational Method Composer 7.2 に付属の library.72 のコピーを作成します。
  3. .project ファイルが存在する場合は、削除します。
  4. ライブラリーのディレクトリー名を library.72 以外の名前にしたい場合は、名前変更します。
  5. この新規ライブラリーを Rational Method Composer 7.2 で開きます。
  6. エクスポートしたプラグインおよび構成をインポートします。
  7. 新規の命名形式に準拠させるために、この時点でプラグインの名前変更を検討することができます。 固有の「最初の部分」(名前の最初の「点」の前にある部分) を選択すると、すべてのプラグインがライブラリー・ビューで 一緒にリストされます。(リソースを指すプラグイン内のディレクトリー・パスが必ず訂正されるようにするために、プラグインの名前変更後に必要になる可能性があるアクションについては、プラグインの名前変更を参照してください。)
  8. 必要な追加の変更を行います。(実行が必要な追加のタスクについては、次のセクションを参照してください。)
  9. ライブラリーが正しく公開されていることを確認します。
  10. 構成管理システム内の新規ライブラリーを確認します。

独自のライブラリーを作成していて、Rational Method Composer 7.1.1 に付属のプラグインを使用しない場合:

方法 1 (推奨):

  1. 新規ライブラリーを作成します。
  2. 既存の 7.1.1 ライブラリーのコピーを作成します (ただし、.project ファイルはコピーしません)。
  3. 構成管理システムのハード・ディスク上のライブラリーに余分なファイルが含まれている場合は、 必ずコピーからこれらのファイルを除去します (例えば、CCRC により追加された .copyarea.db ファイルを削除する必要があります)。
  4. ライブラリーのコピー内のすべてのファイルを書き込み可能にします。
  5. ライブラリーのコピーを保持するディレクトリーの名前を、新規の 7.2 ライブラリーに付けたい名前と同じになるように更新します。
  6. Rational Method Composer 7.2 で 7.1.1 ライブラリーのこのコピーを開き、Rational Method Composer が ライブラリーをアップグレードできるようにします (実行が必要な追加のタスクについては、次のセクションを参照してください)。
  7. この新規ライブラリーを構成管理システムにチェックインします。

方法 2: 同じ場所でのアップグレード

  1. (Rational Method Composer ではなく) 構成管理システム用のクライアント・ソフトウェアを使用して、 ライブラリー内のすべての *.xmi ファイルをチェックアウトします (あるいは、ライブラリー内のすべてのファイルを チェックアウトします。ただし、チェックインして戻すときに、多くのファイルが変更されないことに注意してください)。
  2. Rational Method Composer 7.2 でライブラリーを開き、Rational Method Composer がライブラリーを アップグレードできるようにします (実行が必要な追加のタスクについては、以下を参照してください)。
  3. 変更したすべてのファイルをチェックインして戻します。
  4. 新規ファイルをすべて検索して、これらのファイルをライブラリーにチェックインします。 (例えば、プロセスの一部に関する diagram.xmi ファイルが見つかることがあります。)

Rational Method Composer 7.2 へのアップグレード後にライブラリーに対して行わなければならない 可能性がある変更は、以下のとおりです。

プラグインの名前変更

旧バージョンの Rational Method Composer で作成したプラグインを名前変更する際には、いくつかのパス名も手動で名前変更する必要があります。

旧バージョンの Rational Method Composer を使用して作成したライブラリーの中にあるメソッド・プラグインを名前変更する際、 それらのプラグインの内容の中のいくつかのパス名に、古いプラグインの名前 (ノード・アイコンや形状アイコンなど) が含まれていることがあります。 新規のプラグイン名を使用するようにこれらのパス名が自動的に訂正されることはありません。 これらは手動で修正しなければなりません。

この問題は、Rational Method Composer 7.2 で作成したライブラリーの場合には起こりません。

UML 2.0 アクティビティー図

Rational Method Composer 7.2 は、UML 2.0 アクティビティー図のみを作成するようになりました。 旧バージョンでは、図は同期バーまたはデシジョン・ノードからの複数の入力と複数の出力 (矢印) を表すことができました。 Rational Method Composer では、引き続きそのような図を公開できますが、これらの図は実際には正しいものではなくなりました。 UML 2.0 で有効になるように図を修正する必要があります。そのような図は、同期バーまたはデシジョン・ノードからの 複数の入力または複数の出力のいずれかを表示することができますが、入力と出力の両方を表示することはできません。

アクセシビリティー

Rational Method Composer 7.2 は Eclipse を基にしているため、Eclipse 開発プラットフォームの一部である 複数のアクセシビリティー機能を備えています。 Rational Method Composer 7.2 は、障害を持つユーザーがソフトウェア製品を快適に使用できるように、CI162 ソフトウェアおよび Web アクセシビリティーを提供します。

Window Eyes (スクリーン・リーダー (読み上げソフトウェア)) の実行時に、検索機能が組み込まれた Rational Method Composer 公開サイトのテキスト・フィールドに新しい文字を入力することはできません。 これは、Web ブラウザーの制限であり、Rational Method Composer に関係するものではありません。

Rational Method Composer のガイドラインおよび改良点

IIS 6 サーバーから公開したサイトへのアクセス

Windows Server 2003 用のインターネット・インフォメーション・サービス (IIS) 6.0 にデプロイされた 公開サイトをブラウズすると、「ツリーのロード・エラー。(error loading tree.)」という警告メッセージが出されます。 この場合、IIS が公開ファイルにサービスを提供できないため、コンテンツ・ビューの表示はブランクになります。 この問題を訂正するには、以下のステップに従ってください。

  1. 「管理ツール」->「IIS マネージャ」と選択してサイト名を右クリックし、そのプロパティー・ダイアログを表示します。
  2. 「HTTP ヘッダー (HTTP Headers)」タブを選択して、「MIME の種類 (MIME Types)」を選択します。
  3. 次のステップとして、以下の拡張/MIME 型のペアを使用して、5 つの新しい MIME 型を作成します。

    それぞれの値セットごとに「新規... (New...)」をクリックして「MIME の種類 (MIME Type)」ウィンドウを開き、新規の型を作成します。

  4. 各「MIME の種類 (MIME Type)」ウィンドウを閉じて、変更を適用します。
  5. IIS サーバーを再始動します。
  6. すべてのブラウザーを閉じてから新たにブラウザーを開き、公開サイトをロードします。

Internet Explorer 7 による公開構成のブラウズ

Internet Explorer 7 または Tomcat や IIS などの Web アプリケーション・サーバーを使用して公開構成を ブラウズする場合は、IE7 のセキュリティー要求を満たすために、このサイトを「信頼済みサイト」として追加しなければなりません。 そうしないと、ナビゲーション・ビューおよびコンテンツ・ビューが正しく表示されません。

ライブラリーの整合性の検査

Rational Method Composer 7.1.1 では、「ウィンドウ」|「設定…」|「メソッド・オーサリング」|「検査のデバッグ (check Debug)」を使用し、 次に「ヘルプ」|「診断 (Diagnosis)」と進んで修復ツールを使用することによって、Rational Method Composer ライブラリーの 整合性を検査します。 Rational Method Composer 7.2 では、プラグインを右クリックして「妥当性検査 (Validate)」を選択すると、実行結果として問題が問題ビューに表示されます。 検証は、可能性があるすべてのエラーを見つけるために最善を尽くすように設計されていますが、 すべてのエラーが見つかることは保証されません。

メソッド・プラグインの削除

メソッド・プラグインを削除する際に、そのメソッド・プラグインに対応する基本ファイル・システム・フォルダーを現行ディレクトリーまたはその親ディレクトリーとしているアプリケーションがあると、そのシステム・フォルダーが削除されないことがあります。 後から同じ名前のメソッド・プラグインを作成したくなった場合には、それらのフォルダーを手動で削除する必要があります。

Rational ClearCase の制御下でメソッド・ライブラリーを実行している場合、そのメソッド・ライブラリー内のプラグインを名前変更する前に、すべてのファイルをチェックインします。

ファイルを Rational ClearCase からチェックアウトされているときにプラグインを名前変更すると、 ライブラリーが破損することがあります。この動作が発生するのは、ユーザーが LAN の中にいない場合、または低速の接続を使用している場合のみです。 これは、フォルダー内のチェックアウト済みファイルの名前変更と、Rational ClearCase リモート・クライアント・ビューにおけるこれらのファイルのパス情報の不一致が、同時に起きた場合に発生します。名前変更操作を実行する前に、プラグイン・フォルダー内のすべてのファイルをチェックインしてください。

単一プロセスの公開方法。

特定のプロセスを選択した場合、Rational Method Composer はプロセス・タブにあるプロセスのみを公開しますが、構成内の他のビューも公開されます。 この主な理由は、Rational Method Composer が、ユーザーが参照する HTML サイトを公開することを目的として作成されているために、 すべてのサイトを全体で 1 つのサイトにするために引き続き他のタブも必要になるが、組み込むのは選択したプロセスのみであるという想定がなされることにあります。

予備手段としては、構成をコピーして新しい構成を作成し、不要なタブをすべて削除してから、 希望するプロセスを選択して公開することができます。 次に、新しいカスタム・カテゴリーを作成し、希望するプロセスのみをそのカスタム・カテゴリーに割り当てます。 そして、そのカスタム・カテゴリーを唯一の公開対象ビューとして設定します。

インポート機能の新規オプション

「メソッド・プラグインのインポート」ウィザードの「インポート・ディレクトリーの指定」ページ、 および「XML のインポート」ウィザードの「インポート・ファイルの指定」ページには、 「未解決の参照の無視と削除」という新規オプションがあります。 このオプションを選択すると、必要なベース・プラグインが存在するかどうかを検査せずにインポートが進められます。 欠落している必須ベース・プラグインへの参照は、インポート後に除去されます。

Dojo ベースの公開サイトに関する、RTE での <div> タグの使用

RTE コンテンツで <div> タグを使用すると、Dojo ベースの公開サイトで競合が発生することがあります。 RTE コンテンツ内の <div style="FLOAT> タグが、Rational Method Composer 7.2 の Dojo ベースの 新規公開 web サイトと競合している可能性があります。解決策としては、以下の例に示すように、 このタグをもう 1 組の <div> タグで囲みます。

<div>
    <div style="float: left">
    asdf
    </div>
    <div style="float left">
     asdf
   </div>
</div>

ワーク・プロダクトを複数のドメインに割り当てることができる

Rational Method Composer 7.2 では、ワーク・プロダクトとドメイン間の to-one 関係が強制されなくなりました。 1 つのワーク・プロダクトを複数のドメインに割り当てることができるようになりました。

RUP コンテンツの変更およびガイドライン

プラグイン名の変更

読みやすさと組織構造を改善するために、このリリースでは一部のプラグイン名が変更されています。

従来の名前 新しい名前
base_concepts core.base_concepts
formal_resources extend.formal_resources
informal_resources core.informal_resources
rup core.base_rup

rup_asq_test

tech.asq_test

rup_bm

extend.bus_model

rup_cots_package_delivery

extend.cots

rup_for_asset_based_development

extend.rup_abd

rup_j2ee_plug_in

tech.j2ee

rup_legacy_evol_plugin

modernize.legacy_evol

rup_rad_plugin

tech.rad

rup_rsa_plugin

tech.rsa

rup_se systems.rup_se

rup_soa_plugin

soa.rup_soma

rup_ux_modeling_plugin extend.ux_model

このリリースで新規

extend_special_pub_views

以下の表で、プラグイン・パッケージ名で使用される用語を説明します。

用語 定義
core RUP ソフトウェア開発プロセスにとって中核的なプラグインの場合に使用されます。 ほとんどの RUP 構成にはコア・プラグインがあります。 
modernize 企業の近代化
extend 他のパッケージに入らない一般 RUP ソフトウェア開発プロセスに対する拡張
SOA サービス指向アーキテクチャー
sytems システム・エンジニアリング
tech テクノロジーおよびツールに固有の拡張

必要な可能性があるアクション: Rational Method Composer はリンクされている 要素をその固有の ID を使用して検出するため、ほとんどの要素に対するリンクには影響がありません。 しかし、サード・パーティー製プラグインの RUP プラグイン・リソース・ファイル (主にイメージとテンプレート) に対するリンクの場合には、 その要素に固有の ID がないため、新しいプラグイン名を使用するようにリンクを訂正する必要があります。 

RUP 構成の公開

公開時に使用する RUP バナーは、core.base_rup¥guidances¥supportingmaterials¥resources¥rup_banner.jpg の RUP ライブラリーにあります。

RUP 構成の公開時には、以下のオプションが使用されます。

フィールド名
フィードバック URL (英語)

mailto:rupfeed@us.ibm.com?subject="Feedback: <Configuration name> in RMC 7.2"

<Configuration name> は、「Classic RUP for SOMA」または「RUP for Small Projects」のいずれかです。

フィードバック URL (ローカライズ済みバージョン)

mailto:rupfeed@us.ibm.com?subject="Feedback: <Configuration name> in RMC 7.2 - <language abbreviation>"

<Configuration name> は、「Classic RUP for SOMA」または「RUP for Small Projects」のいずれかです。

用語集 はい
索引 はい
バナー・イメージ はい。core.base_rup¥guidances¥supportingmaterials¥resources¥rup_banner.jpg のライブラリー内にあります。
外部ハイパーリンクの検査 いいえ
リンク切れしているハイパーリンクをプレーン・テキストに変換

いいえ
手動で作成されていないアクティビティー詳細図の公開 はい
変更されていないアクティビティー拡張のアクティビティー図の公開 はい
関係サブフォルダーをナビゲーション・ツリーに表示 いいえ
タスク記述子をナビゲーション・ツリーに表示 はい
記述子ページにメソッド・コンテンツを含める はい
ロール、タスク、およびワーク・プロダクトのページに関連記述子へのリンクを含める はい

レポートを公開するための新規プラグインおよび構成

新規プラグイン extend.special_pub_views が追加されました。 このプラグインは、公開のための特殊な代替ビュー用のものです。 これには、新規構成「Classic RUP for SOMA - PDF または Word への公開用 (Classic RUP for SOMA - for PDF or Word publishing)」(Adobe PDF または Microsoft Word に公開する場合に推奨される構成) で使用されるビューが含まれています。

ツール固有の構成における構成エラー

以下の構成には構成エラーがあることが 予想されることに注意してください。 これらの構成は、特定のツールに関連しているプロセスの側面のみに焦点を合わせた部分的な RUP 構成であって、 完全な RUP 構成ではありません。

コンテンツおよび公開されているサイトの既知の問題

  1. Linux システム上でビューのカスタマイズが正常に機能しません。 次善策としては、「ビューのカスタマイズをサポート」オプションを指定せずに メソッド構成を公開します。

  2. 一部の索引項目の欠落。これは、将来のリリースで訂正されます。

  3. 「プロセスで表示 (view in process)」ボタンを使用してツリー・ブラウザーで 特定の要素ノードを検索すると、ノードがツリーで深くネストされている場合は 最長で 3 分かかることがあります。 この間、ブラウザーは応答不能です。

ローカライズされたコンテンツの既知の問題

  1. 「Classic RUP」公開 Web サイトでは、ライブラリーのプラグインを必ずしもすべて翻訳しないように選択しているロケールについて、一部のテキストが英語になることがあります。 このような状況では、翻訳されていないプラグインから提供された英語のテキストが、 翻訳されたプラグインからのローカライズ済みテキストと混在することになります。

  2. ドイツ語、日本語、イタリア語では、ロール関係図のノードの下のテキストで、 末尾が切り捨てられていることがあります。

  3. Informal Resources プラグインのリスク・リスト・テンプレートは翻訳されていません。

  4. Asset-based Development プラグインの資産アーキテクチャー・テンプレートは翻訳されていません。

  5. 一部のチュートリアルのグラフィックスには、翻訳されていないものがあります。 これは、将来のリリースで訂正されます。

  6. 英語以外の言語の索引および用語集は、生成されるのではなく、直接翻訳されます。 小規模プロジェクト用 RUP は Classic RUP for SOMA と同じ索引を使用するため、 より小さい構成には存在しないコンテンツに対する、中断リンクがいくつか存在します。

Rational Method Composer の既知の問題

  1. Rational ClearCase の動的ビューの下でライブラリー内に 1 つ以上のメソッド要素を作成した後に、 Rational ClearCase プラグインで提供される「チェックアウトの検索 (Find Checkouts)」機能を使用して、 チェックアウトされているすべてのファイルに対してチェックイン操作を実行しても、 ナビゲーター・ビューにおけるこれらの要素のソース管理状態は自動的には更新されません。 次に新規要素を作成しようとしたときに、エラー・メッセージが表示されるとともに、「チーム」->「更新」操作を 実行するよう促すプロンプトが出されます。

    この状態を回避するには、チェックインした後、および新しい要素を作成する前に、 ナビゲーター・ビューで「チーム」->「更新」の操作を行って 正常なソース管理状態にします。

  2. デフォルトでは、RedHat および SUSE Linux 上の Firefox で、ブラウザーのステータス・バーの更新は無効になっています。 これらのプラットフォームでリッチ・テキスト・エディターを正しく機能させるには、 このデフォルト設定を変更する必要があります。 デフォルトの設定値を変更するには、以下の操作を行います。
    1. 管理 (root) 権限でログインする。
    2. コマンド find / -name firefox.js を実行して、firefox.js ファイルを 見つける。
    3. firefox.js ファイルが入ったディレクトリーにナビゲートする。
    4. firefox.js ファイルを書き込み可能にする。
    5. テキスト・エディターで firefox.js ファイルを編集して、 設定「dom.disable_window_status_change preference」を「true」から 「false」に変更する。 例えば、pref("dom.disable_windows_status_change", false); のように変更します。
    6. 保管して終了する。

  3. Firefox がデフォルト・ブラウザーとして構成されている RedHat および SUSE Linux システムでは、Rational Method Composer リッチ・テキスト・エディターをダブルクリックしないと、文字を入力できません。

  4. リッチ・テキスト・エディター (RTE) フィールドに JavaScript を 組み込むには、JavaScript を HTML <script> タグの中に 入れる必要があり、また、<script> タグの前にその他の HTML コードを 配置する必要があります。そうしないと、JavaScript は除去されます。 <p>...</p><div>...</div> などのブロックに <script> タグを入れてもかまいません。

  5. Windows には、システム・ハンドルの総数に限界があります。 システムのシステム・ハンドル数を使い尽くすと、Rational Method Composer は正常に機能しなくなります。 例えば、メソッド要素をダブルクリックしてもエディターが開きません。 Rational Method Composer や他のアプリケーションを閉じて、使用可能なシステム・ハンドル数を適度な水準に下げてから、 再び Rational Method Composer を開始する必要があります。

  6. Windows システムで多数のサイトを公開する場合は、Rational Method Composer の再始動が必要になることがあります。 サイトを公開するたびに、少数のリソース・ハンドルおよび一部のメモリーが消費されます。 繰り返し Web サイトを公開すると、Windows オペレーティング・システムでリソースが不足する可能性があります。 この場合は、Rational Method Composer ツールを再開する必要があります。

  7. HTML のインポート機能を使用する場合は、すべての HTML ファイルが UTF-8 で エンコードされている必要があります。

  8. Rational Method Composer をアンインストールまたはアップグレードするには、まずそれを閉じなければなりません。

  9. 一度に多数のエディターを開いた場合、長いエディター名は切り捨てられます。 切り捨てが行われたことが「...」文字で示されることはありません。

  10. PDF または Microsoft Word 文書に公開する際、RTE 内のイメージが 1 ページよりも大きいと、 そのイメージは切り捨てられます。

  11. すべてのレポート・テンプレートが、サポートされるすべての言語にローカライズされているわけではありません。

  12. BIRT 2.2.0 の制限により、以下の動作が発生します。
  13. 設計上、PDF または Microsoft Word 形式の公開文書は、内部ハイパーリンク (要素リンク) をサポートしていません。

  14. ソース管理に要素を追加する際に「チェックアウト状態を保持 (Keep checked out)」を選択した場合、Rational ClearCase でファイルの変更時刻が変更されることがあります。 変更時刻が変更された場合は、Rational Method Composer がファイルを更新するようにプロンプトを出します。 これは予期される動作です。 「はい」と応答して、ファイルを更新します。

  15. Rational Method Composer 7.2 は、2 つのタイプの公開 Web サイト (7.1.1 のメソッドを使用したサイトと、 本リリースで導入された Dojo ベースのメソッドを使用したサイト) をサポートしています。 それぞれのメソッドごとに、異なる about.htm ファイルが必要です。 独自の about.htm ファイルを作成する場合には、インストール・ディレクトリー内のサブディレクトリーにある テンプレートを使用してください。 71.1 の場合は、サブディレクトリーは「org.eclipse.epf.publishing/docroot/」です。 Dojo の場合は、サブディレクトリーは「com.ibm.rmc.publisher/docroot/」です。 about.htm ファイルは公開ダイアログで使用されます。

    Dojo ベースの公開サイトを使用する場合は、以下のように about.htm ファイルをカスタマイズしてください。

    1. about.htm テンプレート・ファイルをコピーします。
    2. デフォルトの about.htm ファイルをテキスト・エディターで開きます。
    3. 名前、著作権などを変更します。
    4. ccs ファイル、リンク、またはその他の情報を追加しないでください。

  16. アクティビティー図には、以下の制限があります。

  17. 新規拡張セマンティクス: 「ウィンドウ」->「設定…」->「メソッド」-->「オーサリング」メニューには、「新規拡張セマンティクスを使用」というオプションがあります。

    このオプションは、オンライン・ヘルプでは文書化されていません。 このオプションを選択しない場合は、可変性の拡張は、オンライン・ヘルプで説明されているとおりに 機能します (「Rational Method Composer」>「再利用可能なメソッド・コンテンツの作成」>「メソッド・コンテンツの可変性」を参照してください)。 このオプションを選択すると、OMG の最終 SPEM 2.0 仕様書 (Software and Systems Process Engineering Meta-Model) (詳細については、http://www.omg.org/issues/spem2-ftf.open.html#Issue11284 および http://www.omg.org/cgi-bin/doc?ptc/2007-08-07 を参照) で指定されているように、 拡張のための新規セマンティクス・ルールを使用できます。

    新規拡張セマンティクスは、to-many 関係での 効果を除き、古い拡張とほとんど同じように機能します。これらの基本要素の発信 to-many 関係は、 拡張要素が独自の関係を定義していない場合は、拡張要素のみに継承されます。 古いセマンティクスでは、常に継承が行われ、継承されたリストに独自の関係を追加することができました。 新規拡張セマンティクスでは、拡張は、独自の関係の定義時に、継承された関係を常にオーバーライドします。 新規拡張セマンティクスの通常の拡張セマンティクスとの相違点は、次の点にあります。 ロールから担当するワーク・プロダクトへの関連のような 1 対多の関連において、通常の拡張では継承が行われ、 ユーザーは項目の追加のみを行うことができます。 新規拡張セマンティクスは、その他対 1 および属性を適用したような形になります。 独自の情報を追加するとすぐに、継承された部分がオーバーライドされます。

  18. メソッド要素のロード」の新規オプション: 「ウィンドウ」->「設定…」->「メソッド」->「調整」->「メソッド要素のロード」メニューに、 「プロセスのロード時に参照されるすべてのメソッド要素をロード」というオプションがあります。

    このオプションは、「使用可能な要素」ビューの「使用可能な要素にメソッド要素またはプロセスを追加」 コンテキスト・メニューを使用して追加のプロセスを既存の「調整セッション」にロードするときに、 「調整」パースペクティブの動作に影響を与えます。 このオプションを選択すると (これが推奨される デフォルトです)、Rational Method Composer によって、追加されたプロセスが分析され、 このプロセスで参照されるすべてのメソッド・コンテンツ要素で「使用可能な要素」が更新されます。 このオプションを選択しない場合は、この作業は行われません。 また、「使用可能な要素」ビューにない要素を参照するプロセス要素はプロセス・エディターに表示されないため、 プロセスは完全な形では表示されません。

  19. 可変性と「記述子ページにメソッド・コンテンツを含める」公開オプションとの間の 既知の不整合の問題。

    記述子ページにメソッド・コンテンツを含める」オプションは、「メソッド構成の公開」ウィザード内 および「ブラウズ」パースペクティブの「メソッド」->「公開/ブラウズ」設定ページ内にあります。 このオプションを使用して、記述子のテキスト・コンテンツと、記述子の基となっているメソッド・コンテンツ要素の コンテンツとを結合するプロセスで、記述子要素の HTML ページを公開することができます。 このコンテンツの組み合わせは、次のように機能します。 まず、名前、要旨、他の記述子との関係、またはタスク記述子のステップの選択など、 記述子のプロパティー・エディターで変更可能なすべてのコンテンツを取得します。 次に、基本メソッド要素から取得した追加のコンテンツでページの内容を増やします。

    基本メソッド・コンテンツ要素が、記述子の作成後に多様性 (つまり、寄与者または置換) を使用して、 公開に使用されるメソッド構成内で操作された場合、記述子とコンテンツ要素が同期されていない可能性があります。これは、記述子が設計上、ある時点のスナップショットを表しているためであり、手動で同期する必要があります。 その結果、記述子から取得された公開ページのコンテンツが、多様性によって操作されたコンテンツ要素の コンテンツと矛盾することがあります。 予備手段としては、ページを公開する前に、記述子を、多様性要素を含むメソッド構成と同期させます (「カスタム同期… (Custom Synchronization…」を右クリックして、 ウィザードで構成を選択します)。

  20. Dojo を使用して公開されたサイトを Firefox ブラウザーを使用して表示している場合に 「戻る」ボタンを押すと、予期しない動作が発生することがあります。

    あるページから別のページに移動する際に「戻る」ボタンをクリックすると、前ページに戻りはしますが、そのページの直前のスクロール位置には戻りません。 これは、前ページに戻る方法が 2 とおりあるために発生します。 1 つはキャッシュ内のページを取り出す方法で、もう 1 つはページを再ロードする方法です。 デフォルト時の Rational Method Composer 7.2 ではブックマーク機能が有効になっており、ページが再ロードされます。 この動作は、themes/appSetting.js ファイルの app 設定で変更できます。

    1. themes/appSetting.js ファイルをエディターで開きます。
    2. theApp.settings.enableBookmark=true という行を見つけます。
    3. 値を false に変更して、ページ・キャッシングを有効にします。

  21. 「調整」パースペクティブ: ツール・ボタン「選択した要素の抑制を解除する (Unsuppress Selected Element)」は 切り替わりません。
  22. 選択した要素の抑制を解除する (Unsuppress Selected Element)」は設計どおりに機能します。 要素の抑制は、調整プロセス・エディターの「ツールバーを抑制する (Suppress tool bar)」ボタン、 および「使用可能な要素」ビューの「セッション中の抑制」ビュー・バー・アイコンを使用して実行できます。

  23. XML におけるメソッド構成のエクスポート/インポートで、RTE コンテンツにリソースとして HTML ファイルへの リンクがあり、リンクされた HTML リソース・ファイルに独自の関連リソースがある場合、 エクスポート/インポートのプロセス中にそれらの妥当性が検査されません。 その結果、関連リソースが、エクスポート/インポート中にターゲット・ロケーションにコピーされないことがあります。 関連リソースが正しいロケーションにコピーされたことを別途確認して、必要に応じて手動でコピーする必要があります。

  24. (ナビゲーターを使用して) ワークスペースから構成プロジェクトを削除しても、「ライブラリー」ビューが最新表示されません。 これは、一部のケースにおいてライブラリーに未解決の参照が含まれている場合にのみ発生します。

    予備手段: 「ライブラリー」ビューの「更新」を右クリックするか、 ワークスペース・ライブラリーを再ロードします。 より効率的な方法としては、Rational Method Composer のライブラリー・ビューからメソッド要素を削除し、 その後 Eclipse のナビゲーター・ビューに移動して、それらに対応する Eclipse プロジェクトを削除する方法があります。

  25. 「検索のヘルプ」操作の結果として XML タグが表示されることがあります。 これは、Eclipse のヘルプ・インフラストラクチャーに関する既知の問題です。

  26. ケーパビリティー・パターン、デリバリー・プロセス、および調整プロセスの「文書」ページに 2 つのプロパティーしか表示されません。 これは設計どおりの機能です。

    トップレベルのケーパビリティー・パターン、デリバリー・プロセス、および調整プロセスでは、 その他のすべての文書フィールドはプロセスの説明タブにも表示されます。 変更を行う場合には、そのタブを使用しなければなりません。


  27. あるアクティビティーが兄弟アクティビティーに寄与された後、ケーパビリティー・パターンが構成ビューに表示されません。 これは設計どおりの機能です。

    なんらかの寄与アクティビティーを含むケーパビリティー・パターンは、他のケーパビリティー・パターンの構成要素として 使用することが目的とされているため、ブラウズすることはできません。

  28. PDF または Microsoft Word に公開すると、メモリーの問題が発生することがあります。

    メソッド構成を PDF 形式で公開する場合、または Microsoft Word に公開する場合、Rational Method Composer 7.2 でメモリー不足のエラーが発生することがあります。 このエラーが発生した場合には、Rational Method Composer 7.2 を終了し、次の方法で問題を解決してください。

    1. メモリー・リソースを増やします。 Rational Method Composer 7.2 のインストール・ディレクトリーに移動して、rmc.ini ファイルを 編集し、-Xmx768m と書かれた行を探します。
    2. この数字を 768 から 1024 または 1536、あるいはそれ以上に変更します (ただし、マシン上の 物理メモリー搭載量を超えないようにしてください)。 また、マシンに十分な仮想メモリー (通常は物理メモリーの 1.5 倍) が構成されているようにしてください。 実行手順については、IT スタッフに確認してください。

    3. メソッド構成を、より小さな複数の構成に分割することができます。 例えば、元のメソッド構成に 4 つのビュー・タブが定義されている場合には、 そのメソッド構成を複製して 4 つの小さな構成を作成し、それぞれが 1 つのタブを持つようにして、 それら 4 つの小さなメソッド構成を一度に公開します。 別の例としては、目的別に限定したメソッド構成を作成する方法があります。 つまり、1 つの大きなプロセスまたは小さなプロセスの 1 グループを唯一のコンテンツとしてメソッド構成に含め、その構成を PDF または MS Word に公開します。

    注: 上記の 1 と 2 の両方の方法を組み合わせることもできます。

  29. BIRT 2.2.0 の NL ヘルプ・ファイルはローカライズされていません。

  30. 「オーサリング」パースペクティブで調整セッション・データを操作することはできません。 これは設計どおりの機能です。

  31. 「公開」パースペクティブ: 特定のシナリオにおいて、ツリー・ノードを選択しても コンテンツ・ビューが同期されません。 ツリー・ノードが既に選択されている場合、Dojo は選択されたイベントを送信しません。

    予備手段: 選択対象ノードをダブルクリックして選択した後、クリックして選択します。

  32. アプレットが組み込まれた公開 Web サイトをブラウザーで表示した後に、同じディレクトリーに対して公開を 行うことはできません。

    予備手段: すべてのブラウザー・インスタンスを閉じ、RTE のある すべての Rational Method Composer エディターを閉じます。

  33. アクティビティー図で、コンテキスト・メニューの「すべて調整 (Arrange All)」機能が、 読み取り専用の接続を正しく再調整しないことがあります。

  34. 継承された「タスク記述子」ページには制限があります。

    「タスク記述子」ページに、タスク記述子によって参照される、継承されて抑制された記述子が表示されます。 つまり、関連するすべてのロール記述子またはワーク・プロダクト記述子が抑制されている場合は、 これらのロール記述子またはワーク・プロダクト記述子は抑制された状態になっているため、 親アクティビティー・ページには表示されませんが、「タスク記述子」ページでは誤って表示されます。

    この制限は、抑制された継承済み記述子のみに適用されます。 それらの記述子は、記述ページに含まれるべきでない場合にも、記述ページに含まれます。 この制限は、他の非継承要素には適用されません。 基本アクティビティーから継承されていない記述子は、どのページにも含まれません。

  35. Eclipse の「ウィンドウ」|「設定…」ウィンドウでは、 画面の左側にあるツリーのノード (Ant、接続、Java、およびプラグイン開発 (これらは Eclipse プラグインを表します)) は、Rational Method Composer 機能に対して影響を与えません。

  36. zh_TW ライブラリー (および公開前のサイト) を選択すると、中国語 (繁体字) のみが選択されている場合でも、zh_TW と zh_CN の両方がインストールされます。 これは、製品インストーラーの制限によるものです。 

  37. Rational Method Composer 7.2 では、 NL ロケールで Web サイトを公開する場合は、 サイト・ホストとブラウザーで同じロケールを使用するようにしてください。 そうしないと、検索機能が機能しません。

  38. Rational ClearCase SCM アダプターで Rational Method Composer を使用する場合は、Rational ClearCase のプロパティー「大/小文字の保存 (Case Preserving)」が 有効になっていることを確認してください。このプロパティーを使用可能にするには、「スタート」>「コントロール パネル」>「ClearCase」を クリックします。「ClearCase プロパティー (ClearCase Properties)」メニューで、「MVFS」タブを選択し、 「大/小文字の保存 (Case Preserving)」オプションを選択します。 

  39. この予備手段は、Rational ClearCase の制御下にあるワークスペース・ベースのライブラリーに使用してください。 ワークスペース・ベースの Rational Method Composer ライブラリーを使用する場合、ライブラリーの メソッド・プラグインが Rational ClearCase の制御下にあると、これらのメソッド・プラグインの 名前変更は、Eclipse 3.3 の制限により失敗します。 この問題の予備手段としては、以下の手順を使用してください。

Rational ClearCase と Rational Method Composer の使用

Rational Method Composer を IBM® Rational ClearCase と統合し、 すべてのリソースを 1 つのメソッド・ライブラリーでバージョン管理できるようになりました。 この統合については、オンライン・ヘルプの「バージョン管理の使用」で説明しています。

Rational Method Composer には ClearCase のプラグインを追加することができ、以下の環境で使用できます。

ご使用の環境に適したプラグインと構成については、 ローカルの ClearCase 管理者にご確認ください。 これらのプラグインのインストールおよび構成の手順については、オンライン・ヘルプを参照してください。

修正された障害

本リリースで修正された問題

以下の表に、本リリースで対処された問題のうち、重要なものをリストします。

APAR ID 説明
PK50100 CP の作成後または削除後に「プロキシー 'uma://....' を解決できません (Could not resolve proxy 'uma://....')」というメッセージが表示される
PK48864 可変性が競合している複数の被参照タスク
PK47502 ワーク・プロダクト記述子で納入物パーツの公開に失敗する
PK46841 TD のクリック後にメソッド要素へのパスが変更される
PK46020 アクティビティー図で日本語フォントが破損する
PK45300 1 つの DP で同じプレゼンテーション名を使用できない
PK43455 DP のイメージが拡張されない
PK42749 DP への拡張時に WBS が表示されない
PK42333 CP の「チームの割り振り」タブが空になる
PK41528 CP のフィールドが更新されていないように見える
PK41091 サポート資料のガイダンスが表示されない
PK40478 「公開開発コンポーネント (Published Develop Components)」アクティビティー図が誤って表示される。 しかし、同じ図が Rational Method Composer では正常に表示される。
PK39283 XML のインポートで、「ヌル」エラー・メッセージが生成される
PK38662 「カスタム同期 (Custom Synchronization)」メニューから「基本実行者」のチェック・マークを外すと、「アクティビティー詳細図を開く」がぼかし表示になる
PK38258 オーサリング: 抑制した成果物が引き続き ADD に表示される
PK38243 ケーパビリティー・パターンの名前が日本語である場合に、ディレクトリー未検出のエラーが発生する
PK38242 URL に日本語文字を使用すると、URL が破損する
PK38163 index.jar ファイルのダウンロード時に検索機能がハングする
PK37972 検索機能 (すべての語)
PK35998 公開 Web サイトの特定のリンクをブラウズした際に、公開 Web サイトがフリーズする
PK35885 RMC: Word 文書からコピーしたテキストを使用した target="_blank" を使用できない
PK35822 RMC: 公開サイトの作業分野にタスクが表示されない
PK35772 RMC の検索機能に関する問題
PK34837 RMC: プレビュー・タブから詳細を拡大印刷できない
PK34703 「ワーク・プロダクトの使用状況」タブ内の不整合
PK34670 RMC: コンテンツが 256 文字の長さ制限を超えることができる
PK33543 ウムラウト記号 ((Ä、Ö、Ü)) のある語がリストの最後に表示される
PK33110 RMC: 形状アイコンをすでにプレビュー・フィールドにあるイメージに合わせて設定できない
PK26349 RMC RUP コンテンツのエラー

リリース 7.1.1 で修正された問題

以下の表に、リリース 7.1.1 で対処された問題のうち、重要なものをリストします。

APAR ID 説明
PK36477 Microsoft Project にエクスポートしたときに、プロセス中のワーク・ブレークダウン・エレメント間における先行タスクの関係が正しく保存されていなかった。
PK34942 タスクと基本実行者のロールの関係が、正しく実現されずに公開される場合があった。
PK35284 Rational Method Composer 7.0.1 で保管されたアクティビティー詳細ダイアグラムのタスクが、7.1 へのマイグレーション後に誤ってリオーダーされていた。
PK35654 公開された Web サイトに、ローカライズされた外国語文字を含むプロセスまたは収容アクティビティーのアクティビティー図が表示されていなかった。

特記事項

IBM Rational Method Composer の特記事項は、インストール・ディレクトリーのファイル notices.html にあります。 関連する特記事項については、このファイルを参照してください。

フィードバック

IBM 担当員に連絡するか、rupfeed@us.ibm.com 宛てに E メールを送信してください。

 


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