バージョン 7.2
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これは IBM® Rational® Method Composer (RMC) の新規リリースです。 このリリースの新機能と拡張された機能については、下部に記載しています。
このリリースは、これまでのソフトウェアの更新と修正をすべて含んでいます。 詳しくは、このリリースで修正された問題点を参照してください。
IBM Publications Center (http://www.ibm.com/shop/publications/order) で、最新バージョンのリリース・ノートを入手できます。 国を選択し、「マニュアル検索」を選択して、資料番号 GC88-4293-02 を検索してください。
Rational Method Composer のインストール、ライブラリーのアップグレード、
および製品のアンインストールの手順については、「IBM Rational Method Composer インストール・ガイド」を参照してください。
このインストール・ガイド (install.html
) は、[INSTALLDIR]/rmc/readme
にあります。
最新バージョンを入手するには、IBM Publications Center で資料番号 GI11-8260-02 を検索してください。
IBM Rational Method Composer をインストールするには、以下のソフトウェアがあらかじめインストールされている必要があります。
ソフトウェアのインストール済み環境には、Rational Method Composer 7.2 を使用して公開された 2 つの Rational Unified Process (RUP) 構成が含まれています。 これらは、「スタート」>「プログラム」>「IBM Rational」>「IBM Rational Unified Process」と進んで選択することができます。
大規模プロジェクト用 RUP の Web サイトを表示するには、Java™ 2 Runtime Environment, Standard Edition v 1.4.2 (J2RE) または J2SE™ Runtime Environment 5.0 (JRE 5.0) が必要です。 JRE 1.4.2 は、http://java.sun.com/j2se/1.4.2/download.html からダウンロードできます。 JRE 5.0 は、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/download.html からダウンロードできます。
Rational Method Composer 7.2 の新機能には以下のものがあります。
本リリースの Rational Method Composer ツールは、以下の言語にローカライズされています。
オンライン・ヘルプの一部については、すべての言語で翻訳されているわけではありません。
Rational Unified Process (RUP) コンテンツも、デンマーク語を除く上記の言語に翻訳されています。 翻訳の範囲は言語によって異なります。 完全には翻訳されていない言語の場合、その言語のローカライズ済み公開 Web サイトのメソッド・ライブラリーでは、ローカル言語と英語が混ざって表示されることがあります。
以下の言語では、以下に特に示されていない限り、コンテンツはホワイト・ペーパーを除いて 完全にローカライズされています。
以下のプラグインは、中国語 (繁体字) の翻訳では提供されなくなりました。
Rational Method Composer は、公開時に公開サイトの索引および用語集を自動的に生成します。 ただし、一部の国では、これらのコンポーネントは完全に適切ではないことがあります。 例えば、キーワード索引に誤った文字が使用されていたり、索引または用語集の項目が、地域の標準に従った正しいアルファベット順 (五十音順) になっていなかったりすることがあります。
効果的な次善策として、ロケールに合わせてカスタマイズされた索引と 用語集を代わりに使用してください。 イタリア以外のすべての国では、カスタマイズされた索引と用語集が提供されています。 ユーザーの公開サイトでカスタマイズされた索引と用語集を使用するには、次の手順に従います。
[INSTALLDIR]¥rmc¥RUP.[language]¥LargeProjects¥index¥navig.htm
[INSTALLDIR]¥rmc¥RUP.[language]¥LargeProjects¥index¥contents.htm
[INSTALLDIR]¥rmc¥RUP.[language]¥LargeProjects¥process¥glossary.htm
[INSTALLDIR]¥rmc¥RUP.[language]¥LargeProjects¥process¥glossary¥navig.htm
Rational Method Composer 7.2 を実行して、旧リリースの Rational Method Composer で作成したライブラリーを開くと、 ライブラリーをアップグレードするかどうかをアップグレード・ツールから尋ねられます。 ライブラリーが Rational ClearCase や CVS などの構成管理の制御下にある場合、アップグレードはサポートされません。 これを解決するには、ライブラリーをチェックアウトした後、それをある場所にコピーし、 すべてのファイルを書き込み可能にしてから、構成管理システムに関連するすべてのシステム・ファイルを除去します。 そしてその後に、ライブラリーを開いてアップグレードに関する質問を承諾し、最後に 7.2 ライブラリーを構成管理システムにチェックインして戻します。
詳しくは、バージョン 7.2 の「IBM Rational Method Composer インストール・ガイド」を参照してください。
Rational Method Composer 7.2 に アップグレードする際の更新データに RUP ライブラリーが含まれている場合、 既存のインストール環境にある RUP ライブラリーは上書きされます。 これを回避するには、アップグレードを実行する前に、インストール・ディレクトリーにあるローカル・ライブラリーをバックアップします。
重要: Rational Method Composer 7.2 をアンインストールする際、 インストール・ルートにあるバンドル・ライブラリー library.72 は、自動的に削除されます。 このライブラリーをカスタマイズしてあって、そのコピーを保存しておきたい場合は、Rational Method Composer をアンインストールする前に、必ず library.72 ファイルをバックアップするようにしてください。
LINUX システムおよび Vista システムでは、バンドルされた RUP ライブラリーが読み取り専用ディレクトリーの下にインストールされます。 最初に Rational Method Composer 7.2 を開始する際に、その読み取り専用ライブラリーを別の場所にコピーするか尋ねられます。 これを尋ねられるのは、開こうとしているライブラリーが、そのデフォルトのライブラリーである場合のみです。 つまり、最初にクリーンなワークスペースを使用して Rational Method Composer を開始する際に、この質問を受けることになります。
このリリースで使用するライブラリーをアップグレードする方法はいくつかあります。それぞれの方法について、 このセクションで説明します。
RMC 7.1.1 に付属のプラグインを使用する場合:
注: Rational Method Composer に付属のプラグインはすべて名前変更されました。 そのため、「同じ場所で」ライブラリーをアップグレードするのではなく、構成管理システム内に 新規ライブラリーを作成することをお勧めします。
以下のステップに従ってください。
独自のライブラリーを作成していて、Rational Method Composer 7.1.1 に付属のプラグインを使用しない場合:
方法 1 (推奨):
方法 2: 同じ場所でのアップグレード
Rational Method Composer 7.2 へのアップグレード後にライブラリーに対して行わなければならない 可能性がある変更は、以下のとおりです。
旧バージョンの Rational Method Composer で作成したプラグインを名前変更する際には、いくつかのパス名も手動で名前変更する必要があります。
旧バージョンの Rational Method Composer を使用して作成したライブラリーの中にあるメソッド・プラグインを名前変更する際、 それらのプラグインの内容の中のいくつかのパス名に、古いプラグインの名前 (ノード・アイコンや形状アイコンなど) が含まれていることがあります。 新規のプラグイン名を使用するようにこれらのパス名が自動的に訂正されることはありません。 これらは手動で修正しなければなりません。
この問題は、Rational Method Composer 7.2 で作成したライブラリーの場合には起こりません。
Rational Method Composer 7.2 は、UML 2.0 アクティビティー図のみを作成するようになりました。 旧バージョンでは、図は同期バーまたはデシジョン・ノードからの複数の入力と複数の出力 (矢印) を表すことができました。 Rational Method Composer では、引き続きそのような図を公開できますが、これらの図は実際には正しいものではなくなりました。 UML 2.0 で有効になるように図を修正する必要があります。そのような図は、同期バーまたはデシジョン・ノードからの 複数の入力または複数の出力のいずれかを表示することができますが、入力と出力の両方を表示することはできません。
Rational Method Composer 7.2 は Eclipse を基にしているため、Eclipse 開発プラットフォームの一部である 複数のアクセシビリティー機能を備えています。 Rational Method Composer 7.2 は、障害を持つユーザーがソフトウェア製品を快適に使用できるように、CI162 ソフトウェアおよび Web アクセシビリティーを提供します。
Window Eyes (スクリーン・リーダー (読み上げソフトウェア)) の実行時に、検索機能が組み込まれた
Rational Method Composer 公開サイトのテキスト・フィールドに新しい文字を入力することはできません。
これは、Web ブラウザーの制限であり、Rational Method Composer に関係するものではありません。
Windows Server 2003 用のインターネット・インフォメーション・サービス (IIS) 6.0 にデプロイされた 公開サイトをブラウズすると、「ツリーのロード・エラー。(error loading tree.)」という警告メッセージが出されます。 この場合、IIS が公開ファイルにサービスを提供できないため、コンテンツ・ビューの表示はブランクになります。 この問題を訂正するには、以下のステップに従ってください。
それぞれの値セットごとに「新規... (New...)」をクリックして「MIME の種類 (MIME Type)」ウィンドウを開き、新規の型を作成します。
Internet Explorer 7 または Tomcat や IIS などの Web アプリケーション・サーバーを使用して公開構成を ブラウズする場合は、IE7 のセキュリティー要求を満たすために、このサイトを「信頼済みサイト」として追加しなければなりません。 そうしないと、ナビゲーション・ビューおよびコンテンツ・ビューが正しく表示されません。
Rational Method Composer 7.1.1 では、「ウィンドウ」|「設定…」|「メソッド・オーサリング」|「検査のデバッグ (check Debug)」を使用し、 次に「ヘルプ」|「診断 (Diagnosis)」と進んで修復ツールを使用することによって、Rational Method Composer ライブラリーの 整合性を検査します。 Rational Method Composer 7.2 では、プラグインを右クリックして「妥当性検査 (Validate)」を選択すると、実行結果として問題が問題ビューに表示されます。 検証は、可能性があるすべてのエラーを見つけるために最善を尽くすように設計されていますが、 すべてのエラーが見つかることは保証されません。
メソッド・プラグインを削除する際に、そのメソッド・プラグインに対応する基本ファイル・システム・フォルダーを現行ディレクトリーまたはその親ディレクトリーとしているアプリケーションがあると、そのシステム・フォルダーが削除されないことがあります。 後から同じ名前のメソッド・プラグインを作成したくなった場合には、それらのフォルダーを手動で削除する必要があります。
ファイルを Rational ClearCase からチェックアウトされているときにプラグインを名前変更すると、 ライブラリーが破損することがあります。この動作が発生するのは、ユーザーが LAN の中にいない場合、または低速の接続を使用している場合のみです。 これは、フォルダー内のチェックアウト済みファイルの名前変更と、Rational ClearCase リモート・クライアント・ビューにおけるこれらのファイルのパス情報の不一致が、同時に起きた場合に発生します。名前変更操作を実行する前に、プラグイン・フォルダー内のすべてのファイルをチェックインしてください。
特定のプロセスを選択した場合、Rational Method Composer はプロセス・タブにあるプロセスのみを公開しますが、構成内の他のビューも公開されます。 この主な理由は、Rational Method Composer が、ユーザーが参照する HTML サイトを公開することを目的として作成されているために、 すべてのサイトを全体で 1 つのサイトにするために引き続き他のタブも必要になるが、組み込むのは選択したプロセスのみであるという想定がなされることにあります。
予備手段としては、構成をコピーして新しい構成を作成し、不要なタブをすべて削除してから、 希望するプロセスを選択して公開することができます。 次に、新しいカスタム・カテゴリーを作成し、希望するプロセスのみをそのカスタム・カテゴリーに割り当てます。 そして、そのカスタム・カテゴリーを唯一の公開対象ビューとして設定します。
「メソッド・プラグインのインポート」ウィザードの「インポート・ディレクトリーの指定」ページ、 および「XML のインポート」ウィザードの「インポート・ファイルの指定」ページには、 「未解決の参照の無視と削除」という新規オプションがあります。 このオプションを選択すると、必要なベース・プラグインが存在するかどうかを検査せずにインポートが進められます。 欠落している必須ベース・プラグインへの参照は、インポート後に除去されます。
RTE コンテンツで <div> タグを使用すると、Dojo ベースの公開サイトで競合が発生することがあります。 RTE コンテンツ内の <div style="FLOAT> タグが、Rational Method Composer 7.2 の Dojo ベースの 新規公開 web サイトと競合している可能性があります。解決策としては、以下の例に示すように、 このタグをもう 1 組の <div> タグで囲みます。
<div>
<div style="float:
left">
asdf
</div>
<div style="float
left">
asdf
</div>
</div>
Rational Method Composer 7.2 では、ワーク・プロダクトとドメイン間の to-one 関係が強制されなくなりました。 1 つのワーク・プロダクトを複数のドメインに割り当てることができるようになりました。
読みやすさと組織構造を改善するために、このリリースでは一部のプラグイン名が変更されています。
従来の名前 | 新しい名前 |
---|---|
base_concepts | core.base_concepts |
formal_resources | extend.formal_resources |
informal_resources | core.informal_resources |
rup | core.base_rup |
rup_asq_test |
tech.asq_test |
rup_bm |
extend.bus_model |
rup_cots_package_delivery |
extend.cots |
rup_for_asset_based_development |
extend.rup_abd |
rup_j2ee_plug_in |
tech.j2ee |
rup_legacy_evol_plugin |
modernize.legacy_evol |
rup_rad_plugin |
tech.rad |
rup_rsa_plugin |
tech.rsa |
rup_se | systems.rup_se |
rup_soa_plugin |
soa.rup_soma |
rup_ux_modeling_plugin | extend.ux_model |
このリリースで新規 |
extend_special_pub_views |
以下の表で、プラグイン・パッケージ名で使用される用語を説明します。
用語 | 定義 |
---|---|
core | RUP ソフトウェア開発プロセスにとって中核的なプラグインの場合に使用されます。 ほとんどの RUP 構成にはコア・プラグインがあります。 |
modernize | 企業の近代化 |
extend | 他のパッケージに入らない一般 RUP ソフトウェア開発プロセスに対する拡張 |
SOA | サービス指向アーキテクチャー |
sytems | システム・エンジニアリング |
tech | テクノロジーおよびツールに固有の拡張 |
必要な可能性があるアクション: Rational Method Composer はリンクされている 要素をその固有の ID を使用して検出するため、ほとんどの要素に対するリンクには影響がありません。 しかし、サード・パーティー製プラグインの RUP プラグイン・リソース・ファイル (主にイメージとテンプレート) に対するリンクの場合には、 その要素に固有の ID がないため、新しいプラグイン名を使用するようにリンクを訂正する必要があります。
公開時に使用する RUP バナーは、core.base_rup¥guidances¥supportingmaterials¥resources¥rup_banner.jpg の RUP ライブラリーにあります。
RUP 構成の公開時には、以下のオプションが使用されます。
フィールド名 | 値 |
---|---|
フィードバック URL (英語) | mailto:rupfeed@us.ibm.com?subject="Feedback: <Configuration name> in RMC 7.2" <Configuration name> は、「Classic RUP for SOMA」または「RUP for Small Projects」のいずれかです。 |
フィードバック URL (ローカライズ済みバージョン) | mailto:rupfeed@us.ibm.com?subject="Feedback: <Configuration name> in RMC 7.2 - <language abbreviation>" <Configuration name> は、「Classic RUP for SOMA」または「RUP for Small Projects」のいずれかです。 |
用語集 | はい |
索引 | はい |
バナー・イメージ | はい。core.base_rup¥guidances¥supportingmaterials¥resources¥rup_banner.jpg のライブラリー内にあります。 |
外部ハイパーリンクの検査 | いいえ |
リンク切れしているハイパーリンクをプレーン・テキストに変換 |
いいえ |
手動で作成されていないアクティビティー詳細図の公開 | はい |
変更されていないアクティビティー拡張のアクティビティー図の公開 | はい |
関係サブフォルダーをナビゲーション・ツリーに表示 | いいえ |
タスク記述子をナビゲーション・ツリーに表示 | はい |
記述子ページにメソッド・コンテンツを含める | はい |
ロール、タスク、およびワーク・プロダクトのページに関連記述子へのリンクを含める | はい |
新規プラグイン extend.special_pub_views が追加されました。 このプラグインは、公開のための特殊な代替ビュー用のものです。 これには、新規構成「Classic RUP for SOMA - PDF または Word への公開用 (Classic RUP for SOMA - for PDF or Word publishing)」(Adobe PDF または Microsoft Word に公開する場合に推奨される構成) で使用されるビューが含まれています。
以下の構成には構成エラーがあることが
予想されることに注意してください。
これらの構成は、特定のツールに関連しているプロセスの側面のみに焦点を合わせた部分的な RUP 構成であって、
完全な RUP 構成ではありません。
この状態を回避するには、チェックインした後、および新しい要素を作成する前に、 ナビゲーター・ビューで「チーム」->「更新」の操作を行って 正常なソース管理状態にします。
find / -name firefox.js
を実行して、firefox.js
ファイルを
見つける。firefox.js
ファイルが入ったディレクトリーにナビゲートする。firefox.js
ファイルを書き込み可能にする。firefox.js
ファイルを編集して、
設定「dom.disable_window_status_change preference」を「true」から
「false」に変更する。
例えば、pref("dom.disable_windows_status_change", false);
のように変更します。<script>
タグの中に
入れる必要があり、また、<script>
タグの前にその他の HTML コードを
配置する必要があります。そうしないと、JavaScript は除去されます。
<p>
...</p>
や <div>
...</div>
などのブロックに <script>
タグを入れてもかまいません。
Rational Method Composer 7.2 は、2 つのタイプの公開 Web サイト (7.1.1 のメソッドを使用したサイトと、 本リリースで導入された Dojo ベースのメソッドを使用したサイト) をサポートしています。 それぞれのメソッドごとに、異なる about.htm ファイルが必要です。 独自の about.htm ファイルを作成する場合には、インストール・ディレクトリー内のサブディレクトリーにある テンプレートを使用してください。 71.1 の場合は、サブディレクトリーは「org.eclipse.epf.publishing/docroot/」です。 Dojo の場合は、サブディレクトリーは「com.ibm.rmc.publisher/docroot/」です。 about.htm ファイルは公開ダイアログで使用されます。
Dojo ベースの公開サイトを使用する場合は、以下のように about.htm ファイルをカスタマイズしてください。
このオプションは、オンライン・ヘルプでは文書化されていません。 このオプションを選択しない場合は、可変性の拡張は、オンライン・ヘルプで説明されているとおりに 機能します (「Rational Method Composer」>「再利用可能なメソッド・コンテンツの作成」>「メソッド・コンテンツの可変性」を参照してください)。 このオプションを選択すると、OMG の最終 SPEM 2.0 仕様書 (Software and Systems Process Engineering Meta-Model) (詳細については、http://www.omg.org/issues/spem2-ftf.open.html#Issue11284 および http://www.omg.org/cgi-bin/doc?ptc/2007-08-07 を参照) で指定されているように、 拡張のための新規セマンティクス・ルールを使用できます。
新規拡張セマンティクスは、to-many 関係での 効果を除き、古い拡張とほとんど同じように機能します。これらの基本要素の発信 to-many 関係は、 拡張要素が独自の関係を定義していない場合は、拡張要素のみに継承されます。 古いセマンティクスでは、常に継承が行われ、継承されたリストに独自の関係を追加することができました。 新規拡張セマンティクスでは、拡張は、独自の関係の定義時に、継承された関係を常にオーバーライドします。 新規拡張セマンティクスの通常の拡張セマンティクスとの相違点は、次の点にあります。 ロールから担当するワーク・プロダクトへの関連のような 1 対多の関連において、通常の拡張では継承が行われ、 ユーザーは項目の追加のみを行うことができます。 新規拡張セマンティクスは、その他対 1 および属性を適用したような形になります。 独自の情報を追加するとすぐに、継承された部分がオーバーライドされます。
このオプションは、「使用可能な要素」ビューの「使用可能な要素にメソッド要素またはプロセスを追加」 コンテキスト・メニューを使用して追加のプロセスを既存の「調整セッション」にロードするときに、 「調整」パースペクティブの動作に影響を与えます。 このオプションを選択すると (これが推奨される デフォルトです)、Rational Method Composer によって、追加されたプロセスが分析され、 このプロセスで参照されるすべてのメソッド・コンテンツ要素で「使用可能な要素」が更新されます。 このオプションを選択しない場合は、この作業は行われません。 また、「使用可能な要素」ビューにない要素を参照するプロセス要素はプロセス・エディターに表示されないため、 プロセスは完全な形では表示されません。
可変性と「記述子ページにメソッド・コンテンツを含める」公開オプションとの間の 既知の不整合の問題。
「記述子ページにメソッド・コンテンツを含める」オプションは、「メソッド構成の公開」ウィザード内 および「ブラウズ」パースペクティブの「メソッド」->「公開/ブラウズ」設定ページ内にあります。 このオプションを使用して、記述子のテキスト・コンテンツと、記述子の基となっているメソッド・コンテンツ要素の コンテンツとを結合するプロセスで、記述子要素の HTML ページを公開することができます。 このコンテンツの組み合わせは、次のように機能します。 まず、名前、要旨、他の記述子との関係、またはタスク記述子のステップの選択など、 記述子のプロパティー・エディターで変更可能なすべてのコンテンツを取得します。 次に、基本メソッド要素から取得した追加のコンテンツでページの内容を増やします。
基本メソッド・コンテンツ要素が、記述子の作成後に多様性 (つまり、寄与者または置換) を使用して、 公開に使用されるメソッド構成内で操作された場合、記述子とコンテンツ要素が同期されていない可能性があります。これは、記述子が設計上、ある時点のスナップショットを表しているためであり、手動で同期する必要があります。 その結果、記述子から取得された公開ページのコンテンツが、多様性によって操作されたコンテンツ要素の コンテンツと矛盾することがあります。 予備手段としては、ページを公開する前に、記述子を、多様性要素を含むメソッド構成と同期させます (「カスタム同期… (Custom Synchronization…」を右クリックして、 ウィザードで構成を選択します)。
あるページから別のページに移動する際に「戻る」ボタンをクリックすると、前ページに戻りはしますが、そのページの直前のスクロール位置には戻りません。 これは、前ページに戻る方法が 2 とおりあるために発生します。 1 つはキャッシュ内のページを取り出す方法で、もう 1 つはページを再ロードする方法です。 デフォルト時の Rational Method Composer 7.2 ではブックマーク機能が有効になっており、ページが再ロードされます。 この動作は、themes/appSetting.js ファイルの app 設定で変更できます。
「選択した要素の抑制を解除する (Unsuppress Selected Element)」は設計どおりに機能します。 要素の抑制は、調整プロセス・エディターの「ツールバーを抑制する (Suppress tool bar)」ボタン、 および「使用可能な要素」ビューの「セッション中の抑制」ビュー・バー・アイコンを使用して実行できます。
予備手段: 「ライブラリー」ビューの「更新」を右クリックするか、 ワークスペース・ライブラリーを再ロードします。 より効率的な方法としては、Rational Method Composer のライブラリー・ビューからメソッド要素を削除し、 その後 Eclipse のナビゲーター・ビューに移動して、それらに対応する Eclipse プロジェクトを削除する方法があります。
トップレベルのケーパビリティー・パターン、デリバリー・プロセス、および調整プロセスでは、 その他のすべての文書フィールドはプロセスの説明タブにも表示されます。 変更を行う場合には、そのタブを使用しなければなりません。
なんらかの寄与アクティビティーを含むケーパビリティー・パターンは、他のケーパビリティー・パターンの構成要素として 使用することが目的とされているため、ブラウズすることはできません。
メソッド構成を PDF 形式で公開する場合、または Microsoft Word に公開する場合、Rational Method Composer 7.2 でメモリー不足のエラーが発生することがあります。 このエラーが発生した場合には、Rational Method Composer 7.2 を終了し、次の方法で問題を解決してください。
この数字を 768 から 1024 または 1536、あるいはそれ以上に変更します (ただし、マシン上の 物理メモリー搭載量を超えないようにしてください)。 また、マシンに十分な仮想メモリー (通常は物理メモリーの 1.5 倍) が構成されているようにしてください。 実行手順については、IT スタッフに確認してください。
注: 上記の 1 と 2 の両方の方法を組み合わせることもできます。
予備手段: 選択対象ノードをダブルクリックして選択した後、クリックして選択します。
予備手段: すべてのブラウザー・インスタンスを閉じ、RTE のある すべての Rational Method Composer エディターを閉じます。
「タスク記述子」ページに、タスク記述子によって参照される、継承されて抑制された記述子が表示されます。 つまり、関連するすべてのロール記述子またはワーク・プロダクト記述子が抑制されている場合は、 これらのロール記述子またはワーク・プロダクト記述子は抑制された状態になっているため、 親アクティビティー・ページには表示されませんが、「タスク記述子」ページでは誤って表示されます。
この制限は、抑制された継承済み記述子のみに適用されます。 それらの記述子は、記述ページに含まれるべきでない場合にも、記述ページに含まれます。 この制限は、他の非継承要素には適用されません。 基本アクティビティーから継承されていない記述子は、どのページにも含まれません。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <projectDescription> <name>new_name</name> <comment></comment> <projects> </projects> <buildSpec> </buildSpec> <natures> <nature>com.ibm.rmc.library.persistence.distributed.project.MethodPluginProjectNature</nature> </natures> </projectDescription>
Rational Method Composer を IBM® Rational ClearCase と統合し、 すべてのリソースを 1 つのメソッド・ライブラリーでバージョン管理できるようになりました。 この統合については、オンライン・ヘルプの「バージョン管理の使用」で説明しています。
Rational Method Composer には ClearCase のプラグインを追加することができ、以下の環境で使用できます。
ご使用の環境に適したプラグインと構成については、 ローカルの ClearCase 管理者にご確認ください。 これらのプラグインのインストールおよび構成の手順については、オンライン・ヘルプを参照してください。
以下の表に、本リリースで対処された問題のうち、重要なものをリストします。
APAR ID | 説明 |
---|---|
PK50100 | CP の作成後または削除後に「プロキシー 'uma://....' を解決できません (Could not resolve proxy 'uma://....')」というメッセージが表示される |
PK48864 | 可変性が競合している複数の被参照タスク |
PK47502 | ワーク・プロダクト記述子で納入物パーツの公開に失敗する |
PK46841 | TD のクリック後にメソッド要素へのパスが変更される |
PK46020 | アクティビティー図で日本語フォントが破損する |
PK45300 | 1 つの DP で同じプレゼンテーション名を使用できない |
PK43455 | DP のイメージが拡張されない |
PK42749 | DP への拡張時に WBS が表示されない |
PK42333 | CP の「チームの割り振り」タブが空になる |
PK41528 | CP のフィールドが更新されていないように見える |
PK41091 | サポート資料のガイダンスが表示されない |
PK40478 | 「公開開発コンポーネント (Published Develop Components)」アクティビティー図が誤って表示される。 しかし、同じ図が Rational Method Composer では正常に表示される。 |
PK39283 | XML のインポートで、「ヌル」エラー・メッセージが生成される |
PK38662 | 「カスタム同期 (Custom Synchronization)」メニューから「基本実行者」のチェック・マークを外すと、「アクティビティー詳細図を開く」がぼかし表示になる |
PK38258 | オーサリング: 抑制した成果物が引き続き ADD に表示される |
PK38243 | ケーパビリティー・パターンの名前が日本語である場合に、ディレクトリー未検出のエラーが発生する |
PK38242 | URL に日本語文字を使用すると、URL が破損する |
PK38163 | index.jar ファイルのダウンロード時に検索機能がハングする |
PK37972 | 検索機能 (すべての語) |
PK35998 | 公開 Web サイトの特定のリンクをブラウズした際に、公開 Web サイトがフリーズする |
PK35885 | RMC: Word 文書からコピーしたテキストを使用した target="_blank" を使用できない |
PK35822 | RMC: 公開サイトの作業分野にタスクが表示されない |
PK35772 | RMC の検索機能に関する問題 |
PK34837 | RMC: プレビュー・タブから詳細を拡大印刷できない |
PK34703 | 「ワーク・プロダクトの使用状況」タブ内の不整合 |
PK34670 | RMC: コンテンツが 256 文字の長さ制限を超えることができる |
PK33543 | ウムラウト記号 ((Ä、Ö、Ü)) のある語がリストの最後に表示される |
PK33110 | RMC: 形状アイコンをすでにプレビュー・フィールドにあるイメージに合わせて設定できない |
PK26349 | RMC RUP コンテンツのエラー |
以下の表に、リリース 7.1.1 で対処された問題のうち、重要なものをリストします。
APAR ID | 説明 |
---|---|
PK36477 | Microsoft Project にエクスポートしたときに、プロセス中のワーク・ブレークダウン・エレメント間における先行タスクの関係が正しく保存されていなかった。 |
PK34942 | タスクと基本実行者のロールの関係が、正しく実現されずに公開される場合があった。 |
PK35284 | Rational Method Composer 7.0.1 で保管されたアクティビティー詳細ダイアグラムのタスクが、7.1 へのマイグレーション後に誤ってリオーダーされていた。 |
PK35654 | 公開された Web サイトに、ローカライズされた外国語文字を含むプロセスまたは収容アクティビティーのアクティビティー図が表示されていなかった。 |
IBM Rational Method Composer の特記事項は、インストール・ディレクトリーのファイル notices.html
にあります。
関連する特記事項については、このファイルを参照してください。
IBM 担当員に連絡するか、rupfeed@us.ibm.com
宛てに E メールを送信してください。
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