履修コース登録システム

アーキテクチャー・プロトタイプ

統合ビルド計画書

 

バージョン 1.0

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作成者

1999 年 3 月 7 日 1.0 初期リリース - プロトタイプ・ビルド計画 P. ジョンソン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

目次

1. はじめに

2. サブシステム

3. ビルド

3.1 統合ビルド 1

3.2 統合ビルド 2

  1. はじめに
    1. 目的

      本書では、実行可能プログラムかつ実証可能なプロトタイプに C- 登録システムの最初のソフトウェア・コンポーネントの統合する計画について説明します。

    2. 範囲
    3. 「E1 反復計画書」 (参考資料 [14]) に規定されているように、 統合ビルドは C- 登録システムのプロトタイプに適用され、C- 登録システムのリリース 1 に向けて計画された主な内容が統合ビルドに反映されます。出来上がったアーキテクチャー・プロトタイプにより、 リリース 1.0 が要求する主要なアーキテクチャー・コンポーネントが統合されます。

      本書は、プロトタイプの統合計画の立て方を説明します。本書はプロトタイプの「テスト計画書」 (参考資料 [16]) の情報として使用できます。

    4. 定義、頭字語、略語
    5. 「用語集」 (参考資料 [4]) を参照してください。

    6. 参考資料

    該当する参考資料は次のとおりです。

      1. 「Course Billing Interface Specification, WC93332」 1985 年、Wylie College Press
      2. 「コース・カタログ・データベース仕様書、WC93422」 1985 年、Wylie College Press
      3. 「履修コース登録システム 開発構想書 WyIT387、バージョン 1.0」 1998 年、Wylie College IT
      4. 「履修コース登録システム 用語集 WyIT406、バージョン 2.0」 1999 年、Wylie College IT
      5. 「履修コース登録システム ユースケース仕様書 - 登録の終了、WyIT403、バージョン 2.0」 1999 年、Wylie College IT
      6. 「履修コース登録システム ユースケース仕様書 - ログイン、WyIT401、バージョン 2.0」 1999 年、Wylie College IT
      7. 「履修コース登録システム ユースケース仕様書 - 教授情報の管理、WyIT407、バージョン 2.0」 1999 年、Wylie College IT
      8. 「履修コース登録システム ユースケース仕様書 - コース登録、WyIT402、バージョン 2.0」 1999 年、Wylie College IT
      9. 「履修コース登録システム ユースケース仕様書 - 担当講座の選択、WyIT405、バージョン 2.0」 1999 年、Wylie College IT
      10. 「履修コース登録システム ユースケース仕様書 - 学生情報の管理、WyIT408、バージョン 2.0」 1999 年、Wylie College IT
      11. 「履修コース登録システム ユースケース仕様書 - 成績表の提出、WyIT409、バージョン 2.0」 1999 年、Wylie College IT
      12. 「履修コース登録システム ユースケース仕様書 - 成績表の表示、WyIT410、バージョン 2.0」 1999 年、Wylie College IT
      13. 「履修コース登録システム ソフトウェア開発計画書 WyIT418、バージョン 1.0」 1999 年、Wylie College IT
      14. 「履修コース登録システム 反復計画書、推敲反復 #E1 WyIT420、バージョン 1.0」 1999 年、Wylie College IT
      15. 「履修コース登録システム ソフトウェア・アーキテクチャー説明書 WyIT431、バージョン 1.0」 1999 年、Wylie College IT
      16. 「履修コース登録システム アーキテクチャー・プロトタイプのテスト計画書 WyIT432、バージョン 1.0 1999 年」 1999 年、Wylie College IT
  2. サブシステム

  3. 推敲フェーズはアーキテクチャー・プロトタイプによって、 リリース 1.0 のためのアーキテクチャーの実現可能性と性能を検証します。これは、履修登録サブシステムを構築することを含み、 または財務システムやコース・カタログといった外部サブシステムとのインターフェースを実装することも含まれます。

    学生とのやりとりをしたり、学生からの登録依頼を処理したりする主要なプロセスを実装します。学生によるログオンのようなセキュリティー機能を実装します。外部の財務システムとのやりとりを開始するため、登録の終了プロセスを実装します。

    以上に述べたサブシステム (とプロセス) のうち、選択したコンポーネントのみがアーキテクチャー・プロトタイプに実装されます。この目的は、 インターフェースと通信のメカニズムを実装することです。

    次の表は、アーキテクチャー・プロトタイプに実装されるサブシステムとプロセスを示したものです。

    サブシステム プロセス コンポーネント
    履修コース登録 StudentApplication

    CourseRegistrationProcess

    CourseCatalogSystemAccess

    FinanceSystemAccess

    CloseRegistrationProcess

    TBD (未定)
    財務システム FinanceSystem TBD (未定)
    コース・カタログ CourseCatalog TBD (未定)

     

  4. ビルド

(反復における) 統合は、いくつかのインクリメントに分けられます。各インクリメントは結果的にビルドになり、 そのビルドに対して統合テストが行われます。プロトタイプの統合は、次のセクションで述べるように 2 つの統合ビルドで構成されます。

ビルド統合には、次のステップがあります。

    • 指定されたコンポーネントをビルド・ディレクトリーに組み立てます。
    • コンパイル・ファイルとリンク・コマンド・ファイルを作成します。
    • コンポーネントを実行可能プログラムにコンパイルしてリンクします。
    • データベースを初期化します。
    • 実行可能プログラム、データ、テスト・ドライバーを対象コンピューターに転送します。
    • 統合テストを実行します。
3.1    統合ビルド 1

最初の統合ビルドによって、次の基本機能が使用可能になります。

  • ログイン・ユースケース: リモート・ログオンまたはローカル・ログオンの実行
  • コース登録ユースケース: コース・カタログ・データベースに照会し、コース登録を行います。

統合ビルド 1 には、次のサブシステムとコンポーネントが含まれます。

サブシステム コンポーネント
履修コース登録 x-yuu

a-abc

x-sam

x-big

y-mam

コース・カタログ cc-interface

main_catalog

        

            3.2    統合ビルド 2

2 つ目の統合ビルドによって、次の基本機能が使用可能になります。

  • 登録の終了ユースケース: 登録期間を締め切り、請求を開始します。

統合ビルド 2 には、次のサブシステムとコンポーネントが含まれます。

サブシステム コンポーネント
履修コース登録 x-bab

x-ymm

c-raa

x-yuu

a-abc

x-sam

x-big

y-mam

財務システム Main_finance

DB_finance



 

 
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