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Linux の場合、IBM JRE 1.5 (JAVA5.0) は、AWT アプリケーションに対して新しいウィンドウ操作ツールキットを使用します。その結果、AWT ベースのテスト対象アプリケーション (AUT) は、IBM JRE1.5 上で実行すると異常終了します。これにより、TargetGone 例外が発生します。
対処法:
- コマンド行インターフェースで、以下のコマンドを入力します。
java -Dawt.toolkit=sun.awt.motif.MToolkit
- あるいは、Functional Tester で「構成」->「テスト用の環境を使用可能にする」を選択し、「Java 環境」タブの「実行オプション」フィールドに Dawt.toolkit=sun.awt.motif.MToolkit を追加します。
注: この問題は、Sun JRE 1.5 でも発生します。しかし、Sun JRE 1.5 の場合、上記の対処法は有効ではありません。
これは、IBM JRE 1.5 の障害が原因で起こります。
対処法: HTML に対して再生を行うには、Sun JRE 1.5、IBM JRE 1.4.2 SR6、または IBM JRE 5.0 SR3 を使用してください。
あるプロセスの 2 つのスレッドが X 要求を同時に実行依頼する場合、X ライブラリーはスレッド・セーフではないため要求を処理できません。 これは非同期エラーとなり、「Unexpected asynchronous reply」または「Event lost」のようなメッセージが出されます。 RFT スクリプトで複数のスレッドを使用している場合にもこのことが発生する場合があります。
対処法: <RFT installation directory>/ivory.properties ファイルで、rational.test.ft.script.playback.mouse.allow_multiple_threads オプションを "true" に設定します。
Linux では、互換性のないエンコード形式が原因で、Functional Tester はインポート中のファイルの認識または読み取りをしない場合があります。
Functional Tester では、デフォルトのエンコード形式は UTF-8 に設定されています。 しかし UTF-8 は、Cp1252 のようないくつかのエンコード形式を処理できません。
対処法: Linux では、ファイルのエンコード形式を ISO-8859-1 に設定します。
- 「Functional Test プロジェクト」ペインで、インポート済みプロジェクトまたはファイルのインポート先プロジェクトを選択します。
- 「プロジェクト」>「プロパティー」をクリックします。
- 「プロパティー」ウィンドウで、リストから「情報 (Info)」を選択します。
- 「テキスト・ファイルのエンコード方式 (Text file encoding)」フィールドで、「その他」 をクリックします。
- ドロップダウン・リストから「ISO-8859-1」を選択します。
- 「OK」をクリックします。
Functional Test パースペクティブを開く際に例外が発生する場合があります。 これは、以下のシナリオで発生する可能性があります。
- <Functional Tester installation directory>\eclipse ファイルを直接実行して Eclipse IDE を開く。
- Eclipse IDE が、Functional Tester と同じ Eclipse シェルを使用する別の製品を対象として開かれた。
対処法:
- 起動メニューまたは ft_starter コマンドを使用して Functional Tester を開きます。
- Eclipse IDE を起動する前に Functional Tester 環境変数を設定します。例えば、source <Functional Tester installation directory>/FunctionalTester/bin/rtsetup などです。
オブジェクトがスクリプト・エクスプローラーで強調表示されているとき、それらが背景で表示され、見えない場合があります。
対処法: イネーブラー・ツールの「Java 環境」タブの「実行オプション」に以下の行を追加します。
-Dawt.toolkit=sun.awt.motif.MToolkit